JP2019063114A - 眼科用端末装置 - Google Patents
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一方、眼科を受診する患者等の被検者は、複数の眼科装置を用いた検査をする必要がある。また、これらの眼科装置は、装置によっては1つの部屋に複数の眼科装置が配置される場合もあるが、一方、暗室や半暗室で行うことが必要となる場合は、すべての眼科装置を同じ部屋に配置せずに、複数の部屋に分けて配置することもある。
したがって、被検者が複数の眼科装置の検査を受けるときは、同じ部屋内の眼科装置を順番に巡る必要や順番に異なる部屋を巡る必要がある。
また、眼科検査の操作等を担当する検査者等の検者も検査のために来ている被検者が検査対象として正しいか否かにつき確認作業を行う必要があり、この確認に時間や手間等がかかるという問題があった。
前記被検者眼科用端末装置と前記検者眼科用端末装置は、表示部を有し、当該被検者の識別情報及び当該被検者が受ける予定の前記眼科装置の検査情報を有すると共に、前記表示部に当該被検者が受ける予定の前記眼科装置への案内情報を表示可能な構成となっていることを特徴とする眼科用端末装置により達成される。
また、当該被検者が受ける予定の眼科装置への案内情報を表示部に表示するので、当該被検者は眼科装置の検査等を受け易い構成となっている。
一方、検者眼科用端末装置も当該被検者の識別情報(例えば、ID)を有するので、検者は、被検者を容易に特定することができる。
また、検者眼科用端末装置も当該被検者が受ける予定の眼科装置への案内情報を表示部に表示するので、検者は、効率良く被検者の検査を行わせることできる。
さらに、これらにより、眼科の分野における診察効率を著しく向上させることができる。
また、検者眼科用端末装置は、その保有する案内情報を変更することができる構成となっているので、検者は、検査待ちで混雑等している眼科装置等を考慮して、眼科装置の訪問順等を変更し、担当する被検者の検査効率等を向上させることができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
ここで、被検者用タブレット100aは、眼科病院等で眼科装置の検査を受ける被検者が所持する端末である。一方、検査用タブレット200a等は、眼科装置を操作する検査者(以下「検者」という。)が所持する端末である。
具体的には、図では、検者用タブレット200aが付き添い担当の検者の端末であり、検者用タブレット200b乃至200gが、眼科装置の側に所在の検者の端末である。
図1に示すように、眼科システム1は、眼科病院の複数の部屋、例えば、「他覚測定室(1)」、「自覚検査室(2)」、「撮影検査室(3)」、「暗室検査・特殊検査室(4)」、「視野検査室(5)」及び「診察室1〜4」に配置される眼科装置を有している。
また、「自覚検査室(2)」には、眼科装置である例えば、「視力検査装置13」、「フォロプター14」、「検眼システム15」が配置されている。
また、「撮影検査室(3)」には、眼科装置である例えば、「眼底カメラ16」及び「OCT装置17」が配置されている。
また、「暗室検査・特殊検査室(4)」には、眼科装置である例えば、「視機能検査装置18」が配置されている。
また、「視野検査室(5)」には、眼科装置である例えば、「マイクロペリメータ19」及び「視野計20」が配置されている。
また、「診察室1〜4」には、眼科装置である例えば、「スリップランプ21a〜21d」が配置されている。
図2に示すように、各室には眼科装置が配置されている。本配置図については後述する。
したがって、「他覚測定室(1)」等の眼圧計11等は、管理サーバ40と相互に通信可能に配置されている。
被検者用タブレット100は、図1に示すように、その表面に表示部である例えば、「タブレット側ディスプレイ101」を有し、この「タブレット側ディスプレイ101」には各種情報が表示される構成となっている。
また、被検者用タブレット100は、通信機能を有している。具体的には、到達距離の短い無線通信、通信エリアは、数センチからおよそ1メートル程度の極短距離であり「非接触通信」とも呼ばれるBluetooth(登録商標)や赤外線通信等の「近距離無線通信」が可能な構成となっている。
したがって、後述するように、被験者が「被検者用タブレット100」を例えば、図1の「他覚測定室(1)」に入室し、「眼圧計11」に近づけることで、「眼圧計11」との間で通信が可能な構成となっている。
そして、当該「被検者用タブレット100」の位置情報を取得し、タブレット側ディスプレイ101に表示する。
この「高精度位置情報提供」装置は、指向性の高いビーコン、高精度自律航法(PDR:Pedestrian Dead Reckoning)及び「高精度マップマッチング(PMM:Pedestrian Map Matching)」の3つの技術を組み合わせることで、高精度な位置情報(例えば、位置誤差3m以下)を取得するものである。
ここで、「ビーコン」は、無線局等から発射される電波(または赤外線のような高周波の電磁波)及びこのような電波を発射する設備等を意味する。
次いで、上述の眼科病院に配置される眼科装置である「レフラクトメータ、ケラトメータ10」等の主な装置について、説明する。
・「レフラクトメータ、ケラトメータ10」(以下「レフラクトメータ等10」とする。)は、眼球の屈折特性を測定する眼屈折検査装置である。
非接触式眼圧計の場合、眼圧測定部は、たとえば、被検眼の前眼部を撮影するための光学系と、この光学系と同軸に設けられたノズルから被検眼の角膜に気流を吹き付ける気流吹付部と、被検眼に固視標を提示する固視光学系とが含まれる。
更に、眼圧測定部は気流が吹き付けられている状態の角膜の変形状態に基づいて被検眼の眼圧値を求めるプロセッサが含まれる。
一方、接触式の眼圧計の場合、眼圧測定部は、たとえば、被検眼の前眼部を観察するための光学系と、被検眼の角膜に一定面積の平面を有する部材を押し付けるための圧平部とが含まれる。
更に、眼圧測定部は、角膜の当該一定面積を圧平するのに必要な圧力を検出して被検眼の眼圧値を求めるプロセッサが含まれる。
なお、「他覚測定室(1)」に配置される装置は、自動化されているものもある。
・「視力検査装置13」は、提示された視標に対する応答に基づき視力を測定する装置である。この視力検査には時間がかかる傾向がある。
・「眼底カメラ16」は、眼底を写真撮影するためのカメラである。
具体的には、眼底カメラ16は、眼底撮影部を有し、眼底撮影部は、眼底カメラとしての機能を備える。この眼底撮影部は、例えば、被検眼の眼底に照明光を照射するための照明光学系と、照明光の眼底からの戻り光をイメージセンサ(エリアセンサ)に導く撮影光学系と、被検眼に固視標を提示する固視光学系とが含まれる。
具体的には、OCTが例えば、低コヒーレンス光源と分光器が搭載された、いわゆるスペクトラルドメイン(Spectral Domain)タイプのOCTを用いた光干渉断層計やスペクトラルドメイン以外のタイプ、たとえば、スウェプトソース(Swept Source)タイプのOCTの手法を用いた光干渉断層計である。
スウェプトソースOCTとは、被写体に照射される光の波長を走査(波長掃引)し、各波長の光の反射光と参照光とを重ね合わせて得られる干渉光を順次に検出して、スペクトル強度分布を取得し、それに対して、フーリエ変換を施すことにより被写体を画像化する手法である。
・「視機能検査装置18」は、視機能検査装置等のみならず、視力測定用の視標(ランドルト環等)を呈示する視標呈示装置を含む。被検眼の視力測定を行うための機能を備える。
・「マイクロペリメータ19」や「視野計20」は、視野障害を検出するための装置である。
・診察室1〜4には、それぞれ、「スリットランプ21a〜21d」が配置されると共に、医師が在室し、各医師は「検者用タブレット200g」を有している。
「スリットランプ21a〜21d」は、細隙灯とも呼ばれ、両方の目で見る検眼用の顕微鏡である。
図3は、図1の被検者用タブレット100(検者用タブレット200a等)の主な構成を示す概略ブロック図である。
検者用タブレット200a等の構成は、被検者用タブレット100の構成と同様であるため、以下、被検者用タブレット100の構成のみ説明する。
そして、タブレット制御部103は、タブレット側通信装置104等を制御する構成となっている。
図4は、図1に示す管理サーバ40の主な構成を示す概略ブロック図である。
図4に示すように、管理サーバ40は「サーバ制御部41」、他の機器と通信するための「サーバ側通信装置42」、各種情報を表示する「サーバ側ディスプレイ43」、各種情報を入力するキーボード等の「サーバ側各種情報入力部44」を有する。
図4のサーバ制御部41は、図4に示すサーバ側通信装置42等と接続され、これらを制御する構成となっている。
図5乃至図7は、本実施の形態に係る被検者用タブレット100を有する眼科システム1の主な動作例等を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、被検者である患者Xが眼科病院を訪れ、初診として受診するが、その際に、付き添い担当の検者が同行し、付き添い担当の検者と共に、各種の眼科装置等を用いて検査を受ける場合を例に以下、説明する。
ST1では、受付担当者が、来院する患者が院内で所持する「被検者用タブレット100」を有しているので、このタブレット100に、患者XのID情報、「患者が初診である」情報、訪問先が「診察室1」及び「付き添い検者情報」である情報を「被検者用タブレット100」に入力し、患者Xに貸与する。
次いで、ST3へ進む。ST3では、管理サーバ40が、図4の「患者X情報記憶部45」と「検者用タブレットID情報記憶部46」を参照し、患者Xの付き添い検者の「検者用タブレット200a」に、付き添うべき被検者である患者Xの被検者ID情報を送信する。
このとき、検者が、「アイコン」をクリックすると、患者Xの前回データ、今回データやその比較等、また、患者Xのカルテ等が表示される。
したがって、検者は、付き添うべき被検者の詳細な情報を迅速に取得することができる。
この病院配置図は、図4に示すように管理サーバ40の「病院配置図情報記憶部49」に記憶され、患者Xに貸与される前に、受付等で、被検者用タブレット100が、管理サーバ40からこの病院配置図を受信する構成となっている。
さらに、「被検者用タブレット100」のスピーカ107から音声で「診察室1に行ってください」という音声が出力される。
したがって、この「病院配置図」「丸印P」「診察室1」へ行くこと等の情報が「当該被検者が受ける予定の眼科装置の検査情報」の一例となっている。
このため、診察室1の医師は、患者Xの診察準備を予め行うことができ、診察効率を向上させることができる。
したがって、付き添い担当の検者は、自己の「検者用タブレット200a」に患者Xの位置が表示される。
したがって、患者Xの「被検者用タブレット100」に付き添い担当の検者の位置が表意される。
なお、本実施の形態では説明の便宜上、ST5、ST6としたが、これらが同時に実行されても構わない。
また、同情報は、「スリットランプ21a」から「管理サーバ40」へ送信され、患者XのID情報と関連付けられ「管理サーバ40」の図4の「患者X情報記憶部45」に記憶される。
この「病院配置図情報」は、例えば、図2に示すような眼科病院の検査室、診察室及び待合室等の配置状態を示す図である。
したがって、患者Xと付き添い担当の検者は、患者Xの効率的な「訪問順情報」を共有することができる。
ところで、本発明は、距離的に最短で訪問可能な「訪問順情報」に限らず、各検査室の混雑状況を鑑みて、混雑を回避し、時間的に最短の訪問順情報を生成し、患者Xの「被検者用タブレット100」及び患者Xの付き添い担当の「検者用タブレット200a」に送信する構成としても構わない。
また、この「他覚測定室(1)」等が「眼科装置が所在する場所情報」の一例で、「訪問順情報」が「優先訪問情報」の一例である。
また、併せて、付き添い担当の検者の「検者用タブレット200a」の位置も表示される。
この各検査室の「待ち時間情報」に基づき、検者が「検者用タブレット200a」で「「訪問順情報」を変更できるが、この工程については、後述する。
この現在位置と「他覚測定室(1)」等との位置関係及び道順の矢印等」が「眼科装置への案内情報」の一例である。
管理サーバ40は、「管理サーバ40」の図4の「患者X情報記憶部45」のID情報を参照し、患者XのID情報を確認し、同一性を確認する。
なお、患者Xが目的の場所に到達していないことが判明した場合は、情報をわかりやすく変更して「被検者用タブレット100」の「タブレット側ディスプレイ101」に表示させたり、スタッフに声をかけるように「タブレット側ディスプレイ101」に表示させたりする構成ともなっている。
また、自動的に監視装置(図示せず)から、あるいは気づいた検者から「被検者用タブレット100」に呼び出しを行う構成としてもよい。
この確認結果を当該「レフラクトメータ等10」の操作者の「検者用タブレット200b」(図1)が近距離無線通信で受信することで、本人確認をすることができる。
また、このとき、検査順の確認も行うので、患者Xが訪問順(検査順)を間違えた場合、その事実を迅速に患者Xや「被検者用タブレット100」の操作者の「検者用タブレット200a」に知らせることができる。
この確認は、付き添い担当の検者の「検者用タブレット200a」で実行してもよい。
そして、ST11の「レフラクトメータ等10」と同様に、「眼圧計11」を介して、「管理サーバ40」の「患者X情報記憶部45」のID情報を参照し、患者XのID情報を確認し、同一性を確認する。
このときの検査は例えば、次の手順で進められる。
そして、「視力検査装置13」を介して、「管理サーバ40」と通信し、「患者X情報記憶部45」のID情報を参照し、患者XのID情報を確認し、同一性を確認する。
そして、患者Xは、ST15と同様に、「OCT装置17」及び「眼底カメラ16」と自己の「被検者用タブレット100」との間で近距離無線通信の通信を開始する。
そして、この「OCT装置17」と「眼底カメラ16」を介して、「管理サーバ40」の「患者X情報記憶部45」のID情報を参照し、患者XのID情報を確認し、同一性を確認する。
そして、患者Xは、ST17と同様に、「視野計20」と自己の「被検者用タブレット100」との間で近距離無線通信の通信を開始する。
そして、この「視野計20」を介して、「管理サーバ40」の「患者X情報記憶部45」のID情報を参照し、患者XのID情報を確認し、同一性を確認する。
また、複数の検査室(「他覚測定室(1)」等)や診察室等を巡る患者Xに対して、その巡る訪問順を視覚的に示し、聴覚的に報知するので、患者Xは迷うことなく迅速に移動することができる。また、付き添い担当の検者も支援する。
したがって、眼科病院における診察効率を著しく向上させることができる。
上述のST10で、自己の「検者用タブレット200a」に表示された各検査室の「待ち時間情報」を視認した付き添い担当の検者は、管理サーバ40が選択した「訪問順情報」では、訪問効率が悪いと判断したとき、その「訪問順情報」をより効率的な順番に変更することができる。
図8は、検者用タブレット200aで「訪問順情報」を変更する工程を示す概略プロ−チャートである。
先ず、図8のST31では、検者が、「タブレット側ディスプレイ101」に表示された「被検者の現在位置(アイコンで表示)」、「各室との位置関係」「各室への訪問順」「各室への道順の矢印等」及び「各室の「待ち時間情報」」のうち、「アイコン」を「ドラッグ&ドロップ」で変更する。
これにより、容易に「訪問順」は変更でき、図4の「訪問順情報記憶部48」に変更記憶する。
次いで、ST32へ進む。ST32で、患者Xの「被検者用タブレット100」へ変更後の「訪問順情報」を記憶させる。
図9は、被検者用タブレットから支援要請をする工程等を示す概略フローチャートである。
図1に示す「視野計20」は、検査に時間がかかるため、視野計20の操作をする検査者は、検査中に離れることが多い。
このとき、被検者の患者Xが、疲労し、或いは、わからなくなり、再度、検者に説明を求めることがある。
このようなときに、患者Xが自己の「被検者用タブレット100」から図1の検者の「検者用タブレット200e」に支援を請求する工程を図9のフローチャートを用いて以下、説明する。
先ず、図9のST41で、患者Xが「視野計11」で検査中に、「被検者用タブレット100」から「支援希望」情報を出力する。そして、この情報は、近距離無線通信で「視野計11」へ送信される。
この「支援希望情報」が、「眼科装置の操作の操作要求情報」の一例となっている。
次いで、ST43へ進む。ST43では、「管理サーバ40」は「視野計11」を担当している検者の図2「検者用タブレット200f」又は付き添い担当の検者の「検者用タブレット200a」、若しくは対応可能な検者に再説明の指示を送信する。
したがって、患者Xが視野計11の検査に問題があったときは、迅速に問題を解決することができる。
図10は、眼科装置の動作中にエラー等の異常が発生した場合の処理工程を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、例えば、患者Xが視野計20の検査中に、「視野計20」の動作に異常が発生した例で以下、説明する。
次いで、ST52で、「視野計20」は「管理サーバ40」へ「動作異常」情報を送信する。
したがって、「マニュアル操作」を受信した「視野計20」の担当の検者又は付き添い担当の検者は、直ちに、「視野計20」の元に駆けつけ、視野計20を自動からマニュアル操作にすることで、患者Xの検査を続行させることができる。
また、例えば、「撮像検査室(3)」の「眼底カメラ16」のキセノンランプが発光しないエラーが発生し、動作異常となる場合も含まれる。
図11は、当該被検者が当該検査等に関し禁忌等に該当する場合の工程を示す概略フローチャートである。
本実施の形態では、患者Xが、光干渉断層計(OCT装置17)の検査を受ける予定で、OCT装置17の検査を始める際に、患者Xが、同検査の禁忌に該当することが判明した例で以下、説明する。
すると、OCT装置17が管理サーバ40と通信し、管理サーバ40は、患者XがOCT検査をすることを把握する。
さらに、OCT装置17の「検者用タブレット200c」及び/又は付き添い担当の検者の「検者用タブレット200a」には、検査の「訪問順」の変更等を指示する。
したがって、「検査中止指示情報」等が「検査停止情報」の一例となっている。
付き添い担当の検者と患者Xが「撮像検査室(3)」に入室し、「眼底カメラ16」の検査のために造影剤を静脈注射したところ、その注射中に、患者Xが嘔吐した例で以下、説明する。
先ず、図12のST71で、付き添い担当の検者の「検者用タブレット200a」の「タブレット側ディスプレイ101」に「緊急医のアイコン」を表示させる。
次いで、ST72へ進む。ST72では、検者が「緊急医のアイコン」をダブルクリックして、緊急医の「検者用タブレット」に連絡する。
上述のように、本実施の形態では、患者Xが眼科病院に「初診」で受け付けた例で、説明したが、「再診」の場合、初診とは主に以下の点で相違する。
再診の場合は、既に検査項目が決まっているので、その情報に基づき、「管理サーバ40」の「訪問順情報生成処理部(プログラム)46」が動作する。
すなわち、「管理サーバ40」の「病院配置図情報記憶部47」の「病院配置図情報」と、「患者X情報記憶部45」の患者Xの「診断結果情報」を取得し、例えば、最短の「訪問順情報」(又は、混雑回避の訪問順情報)を生成し、患者Xの「被検者用タブレット100」に送信する。
本実施の形態では、眼科病院の検査室等を例に説明したが、本発明は、これに限らず、他の施設、例えば、さまざまな手続きを行う窓口の会計、入院事務、院内調剤等にも適用される。
Claims (6)
- 眼科の分野で使用する眼科装置の検査を受ける被検者が所持する眼科用端末装置である被検者眼科用端末装置と、
前記眼科装置を操作する検査者が所持する眼科用端末装置である検者眼科用端末装置と、を含む眼科用端末装置であって、
前記被検者眼科用端末装置と前記検者眼科用端末装置は、表示部を有し、当該被検者の識別情報及び当該被検者が受ける予定の前記眼科装置の検査情報を有すると共に、前記表示部に当該被検者が受ける予定の前記眼科装置への案内情報を表示可能な構成となっていることを特徴とする眼科用端末装置。 - 前記被検者眼科用端末装置と前記検者眼科用端末装置が有する前記案内情報には、前記眼科装置が所在する場所情報と複数の前記眼科装置についての優先訪問情報を含み、前記検者が所持する眼科用端末装置は、前記案内情報を変更することができる構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の眼科用端末装置。
- 前記優先訪問情報は、前記眼科装置に関する混雑状況情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項2に記載の眼科用端末装置。
- 前記被検者眼科用端末装置と前記検者眼科用端末装置が、前記眼科装置と通信可能であると共に、前記眼科装置を介して他の装置とも通信可能な構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の眼科用端末装置。
- 前記被検者眼科用端末装置が、前記検者眼科用端末装置に対して、当該眼科装置の操作の操作要求情報を送信することができることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の眼科用端末装置。
- 被検者が受ける予定の前記眼科装置について、当該被検者に検査を回避すべき回避情報が存在するときは、前記被検者眼科用端末装置及び前記検者眼科用端末装置が、検査停止情報を受信する構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の眼科用端末装置。
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