JP2017058974A - 情報処理端末管理システム - Google Patents

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洋一郎 安部
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Abstract

【課題】コスト増大を抑制しつつ利便性に優れる情報処理端末管理システムを提供する。【解決手段】案内表示器管理システムは、無線通信によって受信した案内情報を被貸与者PSに対して出力する複数の案内表示器10と、管理サーバ40と、管理サーバ40及び案内表示器10間で送受信される信号を中継するアクセスポイント60とを備える。管理サーバ40は、所定のタイミングで案内表示器10に対して生存確認信号を送信する。案内表示器10は、管理サーバ40から送信された生存確認信号を受信し、受信した生存確認信号に対する応答信号を管理サーバ40に対して送信する。管理サーバ40は、受信する応答信号に基づき、送信した生存確認信号の中継を行ったアクセスポイント60に係る通信アドレスを特定し、特定した通信アドレスに基づき応答信号を送信した案内表示器10の所在位置を特定する。【選択図】図16

Description

本発明は、情報処理端末管理システムに関する。
従来、病院や店舗等の施設で患者や来客等に貸与される情報処理端末において、所定のタイミングで被貸与者に対し順番や行き先等の案内情報を出力させる案内情報通知システムが知られている。例えば、特許文献1(特開平8−263563号公報)に開示される案内情報通知システムでは、病院において患者に情報処理端末を貸与し、診察時刻が近づいた時に情報処理端末に呼出音を出力させることで患者に通知を行うように構成されている。
昨今、係る案内情報通知システムでは、運用上、システム管理者側において被貸与者又は貸与した情報処理端末又は被貸与者の所在位置を把握したいというニーズがある。例えば、被貸与者に対して案内情報の通知を行った際において、被貸与者が情報処理端末から出力される案内情報に気付かない場合や目的地への経路を把握できない場合があり、係る場合にはスタッフによって被貸与者を直接サポートする必要がある。また、情報処理端末が紛失された場合には、情報処理端末を捜索して回収する必要がある。これらの場合において、被貸与者又は情報処理端末の所在位置が把握されていれば、作業が容易となり利便性に優れる。
しかし、例えばGPS(Global Positioning System)等の位置確認用モジュールを端末に組み込む等、位置検索に特化した設備を導入する場合には、コストが増大する。
そこで、本発明の課題は、コスト増大を抑制しつつ利便性に優れる情報処理端末管理システムを提供することである。
本発明の第1観点に係る情報処理端末管理システムは、複数の情報処理端末と、管理サーバと、中継装置と、を備える。情報処理端末は、被貸与者に貸与される。情報処理端末は、無線通信によって受信した案内情報を、被貸与者に対して出力する。管理サーバは、所定のタイミングで、情報処理端末に対して伝送信号を送信する。中継装置は、管理サーバ及び情報処理端末間で送受信される信号を中継する。情報処理端末は、管理サーバから送信された伝送信号を受信する。情報処理端末は、受信した伝送信号に対する応答信号を、管理サーバに対して送信する。管理サーバは、受信する応答信号に基づき、送信した伝送信号又は受信した応答信号の中継を行った中継装置に係る識別情報を特定する。管理サーバは、特定した識別情報に基づき、応答信号を送信した情報処理端末の所在位置を特定する。
本発明の第1観点に係る情報処理端末管理システムでは、管理サーバは、受信する応答信号に基づき、送信した伝送信号又は受信した応答信号の中継を行った中継装置に係る識別情報を特定し、特定した識別情報に基づき、応答信号を送信した情報処理端末の所在位置を特定する。これにより、案内情報通知システムを構成する既存の設備を用いて、貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。よって、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。よって、コスト増大が抑制されつつ利便性に優れる。
本発明の第2観点に係る情報処理端末管理システムは、第1観点に係る情報処理端末管理システムであって、情報処理端末は、受信する伝送信号に基づき、受信した伝送信号の中継を行った中継装置に係る識別情報を抽出する。情報処理端末は、抽出した識別情報を含めて応答信号を送信する。
これにより、案内情報通知システムにおいて、既存の設備を用いて、貸与した情報処理端末の所在位置が特定される。よって、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置が特定される。
本発明の第3観点に係る情報処理端末管理システムは、第1観点に係る情報処理端末管理システムであって、管理サーバは、受信する応答信号に基づき、受信した応答信号の中継を行った中継装置に係る識別情報を抽出する。管理サーバは、抽出した識別情報に基づき、情報処理端末の所在位置を特定する。
これにより、案内情報通知システムにおいて、既存の設備を用いて、貸与した情報処理端末の所在位置が特定される。よって、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置が特定される。
本発明の第4観点に係る情報処理端末管理システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る情報処理端末管理システムであって、管理サーバは、情報処理端末に対して定期的に伝送信号を送信する。
これにより、案内情報通知システムにおいて、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を定期的に特定することが可能となる。また、案内情報通知システムでは、一般的に、管理サーバから貸与されている情報処理端末に対して、通信可能であるか否かを確認するための信号(生存確認信号)が定期的に送信されるところ、係る生存確認信号を「伝送信号」として利用することが可能となる。すなわち、管理サーバから情報処理端末に対し送信される生存確認信号を用いて、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。よって、簡単な構成にして、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。
本発明の第5観点に係る情報処理端末管理システムは、第4観点に係る情報処理端末管理システムであって、管理サーバは、1秒以上1分以下の周期で伝送信号を送信する。
これにより、案内情報通知システムにおいて、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を精度よく特定することが可能となる。
また、1秒未満の周期で相受信される信号を利用して被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を特定する場合には、情報処理端末及び管理サーバで処理すべき負荷が増大する。その結果、情報処理端末の消費電力の増大が懸念され、貸出中の情報処理端末の駆動電力(蓄電量)が欠乏することも考えられる。また、情報処理端末及び管理サーバ間のネットワークにおいてトラフィック量が増大し、ネットワークが輻輳することも懸念される。すなわち、信頼性の低下が懸念される。
この点、伝送信号が、1秒以上の周期で送信されることにより、情報処理端末及び管理サーバで処理すべき負荷の増大が抑制されるとともに、情報処理端末及び管理サーバ間のネットワークにおいてトラフィック量が増大することも抑制される。よって、信頼性の低下が抑制される。
本発明の第6観点に係る情報処理端末管理システムは、第1観点から第5観点のいずれかに係る情報処理端末管理システムであって、管理サーバは、記憶部を有する。記憶部は、中継装置位置情報を保持する。中継装置位置情報は、各中継装置の識別情報と各中継装置の設置位置との対応関係を定義された情報である。管理サーバは、応答信号を受信した時に、記憶部に記憶された中継装置位置情報を参照することで、情報処理端末の所在位置を特定する。
これにより、簡単な構成にして、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。
本発明に係る情報処理端末管理システムでは、案内情報通知システムを構成する既存の設備を用いて、貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。よって、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者又は貸与した情報処理端末の所在位置を特定することが可能となる。よって、コスト増大が抑制されつつ利便性に優れる。
本発明の一実施形態に係る案内表示器管理システムの概略構成図。 自動発行機から案内表示器が発行される様子を示した模式図。 案内表示器の正面外観図。 案内表示器の概略構成を示したブロック図。 自動発行機の斜視図。 自動発行機の概略構成を示したブロック図。 管理サーバの概略構成を示したブロック図。 被貸与者情報テーブルの模式図。 受信応答情報テーブルの模式図。 AP設置位置情報テーブルの模式図。 所在位置特定テーブルの模式図。 アクセスポイントの概略構成を概念的に示したブロック図。 案内表示器の処理の流れの一例を示したフローチャート。 管理サーバの処理の流れの一例を示したフローチャート。 アクセスポイントの処理の流れの一例を示したフローチャート。 案内表示器管理システムにおいて、案内表示器、管理サーバ及びアクセスポイント間で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図。 変形例Aに係る、案内表示器、管理サーバ及びアクセスポイント間で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る案内表示器管理システム100(情報処理端末管理システム)について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
(1)案内表示器管理システム100の概略構成
図1は、本発明の一実施形態に係る案内表示器管理システム100の概略構成図である。図2は、自動発行機20から案内表示器10が発行される様子を示した模式図である。
本実施形態において、案内表示器管理システム100は、病院や健診センター等の医療施設に適用されている。案内表示器管理システム100は、主として、複数の案内表示器10(情報処理端末)と、複数の自動発行機20(端末発行装置)と、管理サーバ40(管理装置)と、複数のアクセスポイント60(中継装置)と、を有している。
案内表示器管理システム100は、患者や被診察者等(以下、「被貸与者PS」と称する)に対して、自動発行機20から案内表示器10を個別に発行して貸し出し、貸し出した案内表示器10を通じて行き先(診断又は処置を受ける部屋の位置等)や予約時刻等の案内情報を適宜通知するシステムである。被貸与者PSは、案内表示器10を介して通知される案内情報により、自己が向かうべき診察室や処置室等の位置情報や、入室時刻等の時刻情報を得られる。
総合病院や大学病院等の大規模な医療施設においては、被貸与者PSは、所定の工程毎に複数の建物を行き来することを強いられる場合があるが、案内表示器10は、係る環境においても被貸与者PS(被貸与者)をガイドする役割を果たす。
各自動発行機20には、多数(例えば128個)の案内表示器10が収容されている。自動発行機20は、被貸与者PSが保有する診察カードcd1を診察カード投入口(開口20b)に投入され、これを契機として1台の案内表示器10を案内表示器発行口(開口20c)から発行する(図2参照)。また、自動発行機20は、被貸与者PSが退出する際に、案内表示器回収口(開口20d)へ案内表示器10を投入されることで案内表示器10を回収する。診察カードcd1には、固有の診察カード番号を記憶した記憶媒体が埋め込まれている。
案内表示器管理システム100が適用される医療施設(以下、「対象医療施設1」と称する)には、複数の通信ネットワーク(具体的には、第1ネットワークNW1、第2ネットワークNW2、及び第3ネットワークNW3)が構築されている。第1ネットワークNW1は、複数のアクセスポイント60を用いて構成されるいわゆる無線LAN(Local Area Network)であり、案内表示器10とアクセスポイント60との間で送受信される信号の伝送路として機能する。第2ネットワークNW2は、管理サーバ40と、各アクセスポイント60と、を電気的に接続する通信ネットワークであり、通信ケーブル等を用いて構成されている。第3ネットワークNW3は、通信ケーブル等を用いて構成されたいわゆる有線LANであり、自動発行機20と、管理サーバ40と、の間で送受信される信号の伝送路として機能する。
案内表示器管理システム100では、案内表示器10において表示される案内情報は、管理サーバ40において生成され、第2ネットワークNW2を介して特定の案内表示器10へ宛てて各アクセスポイント60に対し送信された後、アクセスポイント60によって第1ネットワークNW1を介して宛先の案内表示器10へ送信される。なお、本実施形態において、案内表示器10の通信アドレスには装置IDが用いられ、アクセスポイント60の通信アドレスにはMACアドレスが用いられる。
案内表示器管理システム100では、管理サーバ40において、貸与している案内表示器10の対象医療施設1内における所在位置を特定可能であり、案内表示器10の所在位置を特定することで被貸与者PSの所在位置を特定可能である。
(2)案内表示器管理システム100の詳細な構成
(2−1)案内表示器10
図3は、案内表示器10の正面外観図である。図4は、案内表示器10の概略構成を示したブロック図である。
案内表示器10は、外郭を構成する表示器ケーシング11を有している。案内表示器10は、表示器ケーシング11内に、案内情報表示部12と、案内音声出力部13と、確認入力キー14と、蓄電部15と、表示器通信部16と、表示器制御部17と、を有している。
(2−1−1)表示器ケーシング11
表示器ケーシング11は、薄型の略直方体状の筐体である。表示器ケーシング11の正面(一方主面)には、複数の開口が形成されており、当該開口を介して、案内情報表示部12、案内音声出力部13、及び確認入力キー14(より詳細にはこれらのカバー部分)が外部に露出している。
(2−1−2)案内情報表示部12
案内情報表示部12は、マイクロカプセル方式、電子粉流体方式、液晶方式、エレクトロウェッティング方式、又は電気泳動方式等の電子ペーパを有している(図示省略)。案内情報表示部12は、表示器制御部17と電気的に接続されており、表示器制御部17によって電子ペーパの動作を制御される。案内情報表示部12は、表示器制御部17から所定の駆動電圧を供給されることで、管理サーバ40から送信された案内情報(具体的には被貸与者PSの氏名及び診察カード番号を示す来院者情報、及び被貸与者PSが次に向かうべき場所及び時刻を示す行先案内情報を示すテキスト)を表示する。
図3においては、案内情報表示部12に、来院者情報として被貸与者PSの氏名を示すテキスト「鈴木 ** 様」と診察カード番号を示す数字「150426」とが表示され、行先案内情報として被貸与者PSが次に向かうべき場所を示すテキスト「消化器内科第2診察室(本館3F)へお越しください。」と向かうべき時刻を示すテキスト「入室時刻10:30」とが表示された状態が示されている。
(2−1−3)案内音声出力部13
案内音声出力部13は、音声を出力可能な小型のスピーカを含んでいる。案内音声出力部13は、表示器制御部17と電気的に接続されており、表示器制御部17によって出力を制御される。案内音声出力部13は、表示器制御部17から所定の駆動電圧を供給されることで、管理サーバ40から送信された案内音声情報(例えば入室時刻の5分前になったことを被貸与者PSに通知するアラーム音等)を出力する。
(2−1−4)確認入力キー14
確認入力キー14は、被貸与者PSが案内情報を確認したことを入力するための入力キーである。確認入力キー14は、表示器制御部17と電気的に接続されており、確認入力キー14が押下されると表示器制御部17に信号が入力されるようになっている。
(2−1−5)蓄電部15
蓄電部15は、案内表示器10の駆動電源を蓄電するためのユニットである。蓄電部15は、リチウムイオン電池等の充電可能な電池(二次電池)を含んでいる(図示省略)。また、蓄電部15は、金属製の充電用接続端子151を有しており、充電用接続端子151を介して電力を供給されることで充電される。
(2−1−6)表示器通信部16
表示器通信部16は、アクセスポイント60と無線通信を行うためのアンテナ、無線通信回路、及びベースバンドLSIを含んでいる(図示省略)。
(2−1−7)表示器制御部17
表示器制御部17は、案内情報表示部12及び案内音声出力部13の動作を制御する機能部である。表示器制御部17は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータを有している。表示器制御部17は、主として、表示器記憶部181と、案内表示制御部182と、案内音声制御部183と、信号入力部184と、識別情報抽出部185と、信号生成部186と、信号出力部187と、を含んでいる。
表示器記憶部181は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、表示器記憶部181は、プログラム記憶領域M1、装置ID記憶領域M2、入力情報記憶領域M3、AP情報記憶領域M4、信号入力フラグM5、及び信号記憶領域M6を含んでいる。
プログラム記憶領域M1には、表示器制御部17における各部の処理や、他の機器との通信に使用される通信プロトコル等が定義された制御プログラムが格納されている。装置ID記憶領域M2には、案内表示器10の装置ID(通信アドレス)が記憶されている。入力情報記憶領域M3には、表示器通信部16を介して受信した情報(具体的には管理サーバ40(又はアクセスポイント60)から送信された案内情報、案内音声情報、又は生存確認信号等)が記憶される。AP情報記憶領域M4には、識別情報抽出部185によって抽出されたアクセスポイント60の通信アドレス(識別情報)が格納される。信号入力フラグM5は、確認入力キー14が押下されたことを判別するためのフラグである。信号記憶領域M6には、信号生成部186によって生成された応答信号が記憶される。
案内表示制御部182は、制御プログラムに沿って案内情報表示部12の動作を制御する。案内表示制御部182は、入力情報記憶領域M3に記憶されている、管理サーバ40から送信された案内情報を取得する。案内表示制御部182は、取得した案内情報が案内情報表示部12において表示されるように、案内情報表示部12に対して所定の電圧を供給する。
案内音声制御部183は、入力情報記憶領域M3に記憶されている案内音声情報を取得する。案内音声制御部183は、取得した案内音声情報が案内音声出力部13において出力されるように、案内音声出力部13に対して所定の電圧を供給する。案内音声制御部183は、信号入力フラグM5が立てられると、電圧の供給を停止する(すなわち、案内音声出力部13における案内音声情報の出力を停止させる)とともに、信号入力フラグM5を解除(クリア)する。
信号入力部184は、確認入力キー14が入力(押下)された場合に、信号入力フラグM5を立てる。
識別情報抽出部185は、入力情報記憶領域M3に新たな生存確認信号が格納されると、当該生存確認信号を取得し、取得した生存確認信号を解読して中継装置(すなわちアクセスポイント60)の通信アドレスを抽出する。識別情報抽出部185は、抽出したアクセスポイント60の通信アドレスを、AP情報記憶領域M4に格納する。
信号生成部186は、管理サーバ40から所定の信号を送信されると、これに応答する信号を生成する。具体的に、信号生成部186は、管理サーバ40から接続確認信号(後述)を送信されると、これに応答する信号(接続通知信号)を生成する。また、信号生成部186は、管理サーバ40から生存確認信号(後述)を送信されると、これに応答する信号(応答信号)を生成する。信号生成部186は、応答信号を生成する際、装置ID記憶領域M2に格納されている案内表示器10の装置ID(通信アドレス)、及びAP情報記憶領域M4に格納されているアクセスポイント60の通信アドレスを含めて応答信号を生成する。信号生成部186は、生成した応答信号又は接続通知信号を信号記憶領域M6に格納する。
信号出力部187は、信号記憶領域M6に新たな応答信号又は接続通知信号が格納されると、これを取得し管理サーバ40へ宛ててアクセスポイント60に対して送信する。
(2−2)自動発行機20
図5は、自動発行機20の斜視図である。図6は、自動発行機20の概略構成を示したブロック図である。
自動発行機20は、外郭を構成する発行機ケーシング201を有している。自動発行機20は、発行機ケーシング201内に、発行機表示部21と、診察カード処理部22と、表示器発行回収部23と、表示器保管部24と、発行機通信部25と、発行機制御部26と、を有している。
(2−2−1)発行機ケーシング201
発行機ケーシング201は、縦長の直方体状の筐体である。発行機ケーシング201には、複数の開口(20a、20b、20c及び20d)が形成されている。開口20aを介して発行機表示部21の一部(カバー部分)が外部に露出している。また、開口20bを介して診察カード処理部22の一部(診察カード受付部221)が外部に露出しており、開口20bは診察カードcd1の投入口(診察カード投入口)として機能する。また、開口20cを介して表示器発行回収部23の一部(表示器発行部231)が外部に露出しており、開口20cは案内表示器10の発行口(案内表示器発行口)として機能する。また、開口20dを介して表示器発行回収部23の一部(表示器回収部232)が外部に露出しており、開口20dは案内表示器10の回収口(案内表示器回収口)として機能する。
(2−2−2)発行機表示部21
発行機表示部21は、液晶及び液晶駆動電極部を含むフルドットマトリクス液晶部と、LEDバックライトと、を有している(図示省略)。発行機表示部21は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって液晶の動作及びバックライトの点灯を制御される。発行機表示部21は、発行機制御部26から所定の駆動電圧を供給されることで、所定の情報(例えば案内表示器10の発行手順や回収手順等の情報)を表示する。
(2−2−3)診察カード処理部22
診察カード処理部22は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって動作を制御される。診察カード処理部22は、主として、診察カード受付部221と、診察カード読取部222と、を有している。
診察カード受付部221は、診察カードcd1が投入されたことを検知する診察カード検知センサと、診察カードを運搬する診察カード運搬機構と、を含んでいる(図示省略)。診察カード検知センサは、診察カードcd1が投入されたことを検知すると発行機制御部26へ所定の信号(以下、「診察カード投入信号」と称する)を出力する。診察カード運搬機構は、発行機制御部26から所定の駆動電圧を供給されることで、図示しない駆動部が駆動し、診察カードcd1を運搬する。
診察カード読取部222は、診察カード運搬機構によって運搬されてきた診察カードcd1の診察カード番号を読み取る。診察カード読取部222は、光学センサ又は磁気センサ等の読取センサを有しており(図示省略)、診察カードcd1に埋め込まれた記憶媒体から診察カード番号を読み取る。診察カード読取部222は、診察カード番号を読み取ると、読み取った診察カード番号を通知するための信号(以下、「診察カード番号通知信号」と称する)を発行機制御部26へ出力する。
(2−2−4)表示器発行回収部23
表示器発行回収部23は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって動作を制御される。表示器発行回収部23は、主として、表示器発行部231と、表示器回収部232と、表示器運搬部233と、を有している。
表示器発行部231は、開口20cに隣接して配置されており、その一部が開口20cから外部に露出している。表示器発行部231は、表示器運搬部233と機械的に接続され、表示器運搬部233によって運搬されてきた案内表示器10を移動させる発行部駆動機構(図示省略)を有している。発行部駆動機構は、所定の駆動電圧を供給されることで駆動し、案内表示器10を、その一部が開口20c(案内表示器発行口)から露出する程度に移動させる。
表示器回収部232は、開口20dに隣接して配置されており、その一部が開口20dから外部に露出している。表示器回収部232は、開口20dに案内表示器10が投入されたことを検知する回収表示器検知センサ23bを有している。回収表示器検知センサ23bは、案内表示器10が投入されたことを検知すると、発行機制御部26へ所定の信号(以下、「表示器投入信号」と称する)を出力する。
表示器回収部232は、表示器運搬部233と機械的に接続され、投入された案内表示器10を表示器運搬部233まで移動させる回収部駆動機構(図示省略)有している。回収部駆動機構は、所定の駆動電圧を供給されることで駆動し、案内表示器10を表示器運搬部233へ移動させる。
表示器運搬部233は、表示器保管部24、表示器発行部231及び表示器回収部232と、個別に機械的に接続されている。表示器運搬部233は、表示器保管部24及び表示器発行部231間で案内表示器10を運搬する第1運搬機構と、表示器保管部24及び表示器回収部232間で案内表示器10を運搬する第2運搬機構と、を有している(図示省略)。第1運搬機構及び第2運搬機構は、所定の駆動電圧を供給されることで駆動し、案内表示器10を運搬する。
(2−2−5)表示器保管部24
表示器保管部24には、所定の空間容量を占める区画が多数(例えば128個)形成されており、それぞれの区画に、1台の案内表示器10を収容する表示器収容部240を含んでいる。すなわち、表示器保管部24は、複数の表示器収容部240を含んでおり、それぞれの表示器収容部240において案内表示器10を収容している。
各表示器収容部240は、表示器運搬部233と機械的に接続されており、表示器運搬部233の第1運搬機構によって、収容している案内表示器10を表示器発行部231へと運搬される。また、各表示器収容部240は、表示器運搬部233の第2運搬機構によって、表示器回収部232から案内表示器10を運搬される。各表示器収容部240は、表示器保管センサ241と、表示器充電部243と、を有している。
表示器保管センサ241は、表示器収容部240内に存在する(収容されている)案内表示器10を検知する。表示器保管センサ241は、発行機制御部26と電気的に接続されており、表示器収容部240内に案内表示器10が存在する場合(収容されている場合)に、所定の信号(表示器保管信号)を発行機制御部26へ出力する。
表示器充電部243は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10(蓄電部15)の充電を行う機能部である。表示器充電部243は、金属製の給電用接続端子244を含んでいる。給電用接続端子244は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10の充電用接続端子151と、電気的に接続される。表示器充電部243は、給電用接続端子244を介して蓄電部15に電力を供給することで蓄電部15の充電を行う。
(2−2−6)発行機通信部25
発行機通信部25は、管理サーバ40と通信(有線通信)を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。発行機通信部25は、管理サーバ40と第3ネットワークNW3を介して接続されている。また、発行機通信部25は、発行機制御部26と電気的に接続されている。
(2−2−7)発行機制御部26
発行機制御部26は、制御プログラムに沿って発行機表示部21、診察カード処理部22、表示器発行回収部23、及び表示器保管部24の動作を制御する機能部である。発行機制御部26は、CPU、及びROMやRAM等のメモリを含む。
発行機制御部26は、所定の表示情報が発行機表示部21において表示されるように、発行機表示部21に対して所定の電圧を供給する。
発行機制御部26は、診察カード受付部221(診察カード検知センサ)から診察カード投入信号を入力された場合(すなわち、診察カードcd1が診察カード投入口へ投入された場合)、診察カード受付部221(診察カード運搬機構)に駆動電圧を供給し、診察カードcd1を診察カード読取部222へと運搬させる。
発行機制御部26は、診察カード読取部222から診察カード番号通知信号を入力されると、当該信号を、発行機通信部25を介して管理サーバ40へと送信する。そして、発行機制御部26は、診察カード受付部221(診察カード運搬機構)に駆動電圧を供給し、診察カードcd1を診察カード読取部222から診察カード投入口へと運搬させる(すなわち、診察カードcd1を被貸与者PSへ返却させる)。
発行機制御部26は、管理サーバ40から送信される端末発行指示信号(後述)を受信した場合、表示器運搬部233へ駆動電圧を供給し、当該信号において指定される表示器収容部240に収容されている案内表示器10(以下、「発行案内表示器10」と称する)を表示器発行部231へ運搬させる。そして、発行機制御部26は、表示器発行部231へ駆動電圧を供給し、発行案内表示器10を案内表示器発行口(開口20c)に移動させて発行(すなわち一部露出)させる。
発行機制御部26は、表示器投入信号を入力された場合(すなわち、案内表示器10が案内表示器投入口へ投入された場合)、発行機制御部26は、表示器回収部232に駆動電圧を供給し、投入された案内表示器10(以下、「回収案内表示器10」と称する)を表示器運搬部233へと移動させる。また、発行機制御部26は、管理サーバ40に対して案内表示器10の回収を開始することを通知する信号(端末回収開始信号)を送信する。そして、管理サーバ40から送信された端末回収指示信号(後述)を受信すると、表示器運搬部233へ駆動電圧を供給し、当該信号において指定される表示器収容部240(以下、「回収表示器収容部240」と称する)へ回収案内表示器10を運搬させる。選択した回収表示器収容部240へ回収案内表示器10を運搬させる。
なお、発行機制御部26は、案内表示器10が案内表示器投入口へ投入された時に、診察カード投入口への診察カードcd1の投入を促すメッセージを発行機表示部21に表示させる。これにより、案内表示器10の回収時には、返却を行う被貸与者PSの診察カードcd1が自動発行機20に挿入されることとなる。そして、発行機制御部26は、端末回収開始信号に診察カード番号通知信号を関連付けて送信する。
発行機制御部26は、表示器保管信号が入力された場合(すなわち、回収表示器収容部240への回収案内表示器10の収容が完了した場合)、表示器充電部243に駆動電圧を供給し、回収案内表示器10の充電を行わせる。
(2−3)管理サーバ40
図7は、管理サーバ40の概略構成を示したブロック図である。管理サーバ40は、案内表示器管理システム100の動作を統括的に制御するコンピュータである。管理サーバ40は、主として、サーバ入出力部41と、サーバ第1通信部42と、サーバ第2通信部43と、サーバ制御部44と、を有している。
(2−3−1)サーバ入出力部41
サーバ入出力部41は、システム管理者からの指示を入力され、また、システム管理者に対して情報を表示するインターフェースとしての役割を果たす。サーバ入出力部41は、入力部としてのキーボードと、出力部としての液晶ディスプレイと、を含む。
(2−3−2)サーバ第1通信部42
サーバ第1通信部42は、第2ネットワークNW2を介してアクセスポイント60と通信を行うための通信回路、及びベースバンドLSIを含んでいる(図示省略)。サーバ第1通信部42は、アクセスポイント60と第2ネットワークNW2で接続されている。また、サーバ第1通信部42は、サーバ制御部44と電気的に接続されている。
(2−3−3)サーバ第2通信部43
サーバ第2通信部43は、自動発行機20と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。サーバ第2通信部43は、自動発行機20と第3ネットワークNW3で接続されている。また、サーバ第2通信部43は、サーバ制御部44と電気的に接続されている。
(2−3−4)サーバ制御部44
サーバ制御部44は、CPU及びメモリ等で構成される。サーバ制御部44は、主として、サーバ記憶部45と、サーバ出力制御部46と、端末貸出管理部47と、案内情報出力制御部48と、接続判定部49と、所在位置特定部50と、を含んでいる。
(2−3−4−1)サーバ記憶部45(記憶部)
サーバ記憶部45は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、サーバ記憶部45には、プログラム記憶領域M30と、端末管理情報記憶領域M31と、被貸与者情報記憶領域M32と、受信信号記憶領域M33と、AP設置位置記憶領域M34と、所在位置情報記憶領域M35と、が含まれている。
プログラム記憶領域M30には、サーバ制御部44の処理や、他の機器との通信に使用される通信プロトコル等が定義された制御プログラムが格納されている。
端末管理情報記憶領域M31には、自動発行機20に収容されている(すなわち、貸し出されていない)案内表示器10の通信アドレス(装置ID)、及び各案内表示器10が保管されている表示器保管部24を特定する情報が関連付けられて定義された端末管理情報テーブル(図示省略)が記憶されている。
被貸与者情報記憶領域M32には、被貸与者PSに係る情報が定義される被貸与者情報テーブルTB1が格納されている。図8は、被貸与者情報テーブルTB1の模式図である。
被貸与者情報テーブルTB1には、被貸与者PS毎に、被貸与者PSの氏名、被貸与者PSが保有する診察カードcd1の診察カード番号、貸与した案内表示器10の通信アドレス、及び通知する案内情報(案内表示情報及び案内音声情報)が関連づけて定義されている。
図8に示す被貸与者情報テーブルTB1においては、各行がいずれかの被貸与者PSに対応している。例えば、図8に示す被貸与者情報テーブルTB1の2行目には、被貸与者PSの氏名を示す情報「鈴木 **」が記載され、当該被貸与者PSの診察カード番号を示す情報「150426」が記載され、当該被貸与者PSに貸与している案内表示器10の通信アドレスを示す情報「F25121」が記載され、当該被貸与者PSに通知するメッセージ及び音声に係る情報が記載されている。
被貸与者情報テーブルTB1は、自動発行機20において案内表示器10が貸与される際に、端末貸出管理部47によって適宜更新される。また、被貸与者情報テーブルTB1は、システム管理者によってサーバ入出力部41を介して適宜更新される。また、案内情報出力制御部48によって送信が完了した案内情報については、被貸与者情報テーブルTB1から適宜削除される。
受信信号記憶領域M33には、貸与中の各案内表示器10から受信した応答信号に係る情報が定義される受信応答情報テーブルTB2が格納されている。図9は、受信応答情報テーブルTB2の模式図である。具体的に、受信応答情報テーブルTB2においては、管理サーバ40が受信する応答信号毎に、応答信号の送信元の案内表示器10の送信アドレスと、応答信号に含まれるアクセスポイント60の通信アドレスと、応答信号の受信日時と、が関連付けられて定義される。
図9に示す受信応答情報テーブルTB2においては、各行がいずれかの応答信号に対応している。例えば、図9に示す受信応答情報テーブルTB2の2行目には、応答信号の送信元の案内表示器10の送信アドレスを示す情報「F25121」が記載され、当該応答信号に含まれるアクセスポイント60の通信アドレスを示す情報「11-99-**-BB-**-E2」が記載され、当該応答信号の受信日時を示す情報「2015/09/12/11:07:35」が記載されている。
AP設置位置記憶領域M34には、各アクセスポイント60の装置ID、通信アドレス、及び設置位置との対応関係を定義されたAP設置位置情報テーブルTB3(中継装置位置情報)が格納されている。図10は、AP設置位置情報テーブルTB3の模式図である。具体的に、AP設置位置情報テーブルTB3においては、対象医療施設1に設置されているアクセスポイント60毎に、装置IDと、通信アドレス(MACアドレス)と、設置位置に関する情報と、が関連付けられて定義されている。
図10に示すAP設置位置情報テーブルTB3においては、各行がいずれかのアクセスポイント60に対応している。例えば、図10に示すAP設置位置情報テーブルTB3の2行目には、アクセスポイント60の装置IDを示す情報「A2580」が記載され、当該アクセスポイント60の通信アドレスを示す情報「00-99-**-AA-**-J1」が記載され、当該アクセスポイント60の設置位置を示す情報「本館1Fロビー」が記載されている。
所在位置情報記憶領域M35には、被貸与者PS又は貸出中の案内表示器10のある時刻における所在位置に係る情報が定義された所在位置特定テーブルTB4が格納されている。図11は、所在位置特定テーブルTB4の模式図である。具体的に、所在位置特定テーブルTB4においては、被貸与者PS又は貸出中の案内表示器10を示す情報と、所在位置を示す情報と、所在位置の特定時刻を示す情報と、が関連付けられて定義されている。
図11に示す所在位置特定テーブルTB4においては、各行が被貸与者PS又は当該被貸与者PSに貸与されている案内表示器10に対応している。例えば、図11に示す所在位置特定テーブルTB4の2行目には、被貸与者PSの氏名を示す情報「鈴木 **」が記載され、当該被貸与者PSに貸与している案内表示器10の通信アドレスを示す情報「F25121」が記載され、当該被貸与者PS又は案内表示器10の特定した所在位置を示す情報「本館3F待合室」が記載され、また当該所在位置を特定した時刻を示す情報「2015/09/12/11:07:35」が記載されている。
(2−3−4−2)サーバ出力制御部46
サーバ出力制御部46は、サーバ入出力部41(液晶ディスプレイ)において出力(表示)させるデータを生成し、駆動電圧を出力する。
(2−3−4−3)端末貸出管理部47
端末貸出管理部47は、自動発行機20からの診察カード番号通知信号を受信すると、サーバ第2通信部43を介してこれを受信し、当該信号を解読して診察カード番号を取得する。端末貸出管理部47は、被貸与者情報記憶領域M32において格納される被貸与者情報テーブルTB1において、取得した診察カード番号と、当該診察カード番号から特定される診察カードcd1の保有者(被貸与者PS)の氏名と、を登録して更新を行う。
また、端末貸出管理部47は、端末管理情報記憶領域M31に格納されている端末管理情報テーブルを参照して、自動発行機20において発行させる案内表示器(発行案内表示器)10を選択する。そして、端末貸出管理部47は、選択した発行案内表示器10と通信が可能である否かを判断すべく、当該発行案内表示器10の通信アドレスに宛てて信号(接続確認信号)を送信する。
端末貸出管理部47は、送信した接続確認信号に対する応答として接続通知信号を受信しない場合には、再度、端末管理情報テーブルを参照して、自動発行機20において発行させる他の発行案内表示器10を選択する。そして、端末貸出管理部47は、当該発行案内表示器10と通信が可能である否かを判断すべく、当該発行案内表示器10の通信アドレスに宛てて接続確認信号を送信する。
端末貸出管理部47は、送信した接続確認信号に対する応答として接続通知信号を受信した場合には、当該発行案内表示器10を自動発行機20から発行させるべく、自動発行機20に対して信号(端末発行指示信号)を送信する。この際、端末貸出管理部47は、当該発行案内表示器10が保管されている表示器保管部24を特定する情報を含めて、端末発行指示信号を送信する。その後、端末貸出管理部47は、端末管理情報記憶領域M31に格納されている端末管理情報テーブル、及び被貸与者情報記憶領域M32に格納されている被貸与者情報テーブルTB1を更新する。
一方、端末貸出管理部47は、自動発行機20からの端末回収開始信号を受信すると、当該信号から特定される診察カード番号の保持者(被貸与者PS)によって案内表示器10(回収案内表示器10)が返却されたことを把握し、被貸与者情報テーブルTB1において、当該被貸与者PSに係る情報(被貸与者PSの氏名、診察カード番号、回収案内表示器10の通信アドレス等に係る情報)を被貸与者情報テーブルTB1から削除して更新する。
そして、端末貸出管理部47は、端末管理情報記憶領域M31に格納されている端末管理情報テーブルを参照して、自動発行機20において回収案内表示器10を収容する表示器収容部(回収表示器収容部)240を選択する。それから、端末貸出管理部47は、自動発行機20に対して信号(端末回収指示信号)を送信する。この際、端末貸出管理部47は、選択した回収表示器収容部240を特定する情報を含めて、端末回収指示信号を送信する。その後、端末貸出管理部47は、端末管理情報記憶領域M31に格納されている端末管理情報テーブル、及び被貸与者情報記憶領域M32に格納されている被貸与者情報テーブルTB1を更新する。
(2−3−4−4)案内情報出力制御部48
案内情報出力制御部48は、被貸与者情報記憶領域M32に格納されている被貸与者情報テーブルTB1において、案内情報(案内表示情報又は案内音声情報)が追記されて更新されると、図示しないフラグによってこれを検出する。そして、案内情報出力制御部48は、被貸与者情報テーブルTB1を参照し、被貸与者情報テーブルTB1において新たに記載された案内情報を、当該案内情報と関連付けられて定義されている案内表示器10の通信アドレスに宛てて送信する。案内情報出力制御部48は、被貸与者情報テーブルTB1において、送信した案内情報を削除して更新を行う。
(2−3−4−5)接続判定部49
接続判定部49は、貸出中の案内表示器10と通信が可能であるかを確認するために、通信が可能か否かを確認するための信号(生存確認信号)を、貸出中の案内表示器10へ定期的に送信する。より詳細には、接続判定部49は、所定時間t1が経過する毎に、被貸与者情報記憶領域M32に格納されている被貸与者情報テーブルTB1を参照し、被貸与者情報テーブルTB1に記載されている案内表示器10(すなわち貸出中の案内表示器10)の通信アドレスに宛てて、生存確認信号を第2ネットワークNW2(アクセスポイント60)に対して送信する。
また、接続判定部49は、案内表示器10から応答信号を受信すると、受信信号記憶領域M33に格納されている受信応答情報テーブルTB2の更新を行う。
一方で、接続判定部49は、受信応答情報テーブルTB2に基づき、所定時間t2を経過しても生存確認信号に対する応答信号を受信していない案内表示器10がある場合には、当該案内表示器10と通信が行えない状態にあることをシステム管理者に報知すべく、所定の表示情報を生成しサーバ出力制御部46に依頼してサーバ入出力部41において出力させる。
なお、本実施形態において所定時間t1は30秒に設定されている。また、所定時間t2は、10分に設定されている。また、接続判定部49は、カウンタを含み、時間を計測可能に構成されている。
(2−3−4−6)所在位置特定部50
所在位置特定部50は、被貸与者PS及び貸出中の案内表示器10の、対象医療施設1内における所在位置を特定する機能部である。具体的に、所在位置特定部50は、定期的に、サーバ記憶部45に格納されている被貸与者情報テーブルTB1、受信応答情報テーブルTB2、及びAP設置位置情報テーブルTB3を参照することで、所定時刻における被貸与者PS及び貸出中の案内表示器10の所在位置を特定する。所在位置特定部50は、特定した所在位置に基づき、所在位置情報記憶領域M35に格納されている所在位置特定テーブルTB4を更新する。なお、本実施形態では、所在位置特定部50は、受信応答情報テーブルTB2が更新された場合に、係る所在位置の特定を行う。
所在位置特定部50は、サーバ入出力部41を介して、システム管理者によって被貸与者PSの所在位置の問い合わせに係るコマンドが入力された時に、所在位置特定テーブルTB4に基づき、指定される被貸与者PS又は貸出中の案内表示器10の所在位置を、サーバ出力制御部46によってサーバ入出力部41に表示させる。
(2−4)アクセスポイント60
アクセスポイント60は、各案内表示器10と管理サーバ40との間で送受信される各種信号を中継する中継装置としての役割を担っている。アクセスポイント60は、所定のプロトコルを用いて管理サーバ40及び案内表示器10と通信を行う。各アクセスポイント60は、対象医療施設1の天井や側壁等に、他のアクセスポイント60と間隔を空けて設置されている。
アクセスポイント60は、管理サーバ40から送られた案内情報及び生存確認信号等の信号を受信し、当該信号において宛先として指定されている案内表示器10に対して送信(転送)する。この際、アクセスポイント60は、転送する信号に自己の通信アドレスを付加して送信する。
図12は、アクセスポイント60の概略構成を概念的に示したブロック図である。アクセスポイント60は、主として、AP第1通信部61と、AP第2通信部62と、AP制御部63と、を有している。
(2−4−1)AP第1通信部61
AP第1通信部61は、第1ネットワークNW1を介した通信(すなわち、案内表示器10との通信)を実現するための通信モジュールであり、信号送信回路及び信号受信回路を含む(図示省略)。
(2−4−2)AP第2通信部62
AP第2通信部62は、第2ネットワークNW2を介した通信(すなわち、管理サーバ40との通信)を実現するための通信モジュールであり、信号送信回路及び信号受信回路を含む(図示省略)。
(2−4−3)AP制御部63
AP制御部63は、CPUや、RAM、ROM又はフラッシュメモリ等のメモリを含む。AP制御部63は、AP第1通信部61及びAP第2通信部62と電気的に接続されている。AP制御部63は、中継装置として要求される処理を実現するための機能部として、主に、AP記憶部64と、AP第1通信制御部65と、AP第2通信制御部66と、を有している。
(2−4−3−1)AP記憶部64
AP記憶部64は、所定の記憶容量を有する複数の記憶領域(例えばAPプログラム記憶領域641、AP第1データ記憶領域642、及びAP第2データ記憶領域643等)を有している。
APプログラム記憶領域641は、AP制御部63における各部の処理を定義した制御プログラムを記憶している。AP第1データ記憶領域642は、第1ネットワークNW1を介して受信した信号(応答信号等)を一時的に記憶する。AP第2データ記憶領域643は、第2ネットワークNW2を介して受信したデータ(案内情報及び生存確認信号等)を一時的に記憶する。
(2−4−3−2)AP第1通信制御部65
AP第1通信制御部65は、AP第1通信部61による信号の送受信(すなわち、第1ネットワークNW1を介した案内表示器10との通信)を制御する機能部である。
AP第1通信制御部65は、AP第2データ記憶領域643に新たなデータ(案内情報又は生存確認信号等)が格納されると、当該データを、宛先として指定されている案内表示器10へ向けて送信する。この際、AP第1通信制御部65は、送信データに中継装置としてのアクセスポイント60の通信アドレス(識別情報)を付加して送信する。
AP第1通信制御部65は、AP第1通信部61を介してデータ(応答信号等)を受信すると、受信したデータをAP第1データ記憶領域642に格納する。
AP第1通信制御部65は、定期的にビーコンを生成して、対象医療施設1内において発信している。ビーコンは、アクセスポイント60と案内表示器10とが無線通信を行うための接続(すなわち第1ネットワークNW1)を確立するための信号である。本実施形態において、AP第1通信制御部65は、所定時間t3が経過する毎にビーコンを生成して発信している。なお、所定時間t3については1秒未満(例えば1.5ミリ秒)に設定されている。
なお、信号を送受信する際の通信プロトコル等、AP第1通信制御部65の各種処理や処理に必要な各種情報については制御プログラムに定義されている。
(2−4−3−3)AP第2通信制御部66
AP第2通信制御部66は、AP第2通信部62による信号の送受信(すなわち、第2ネットワークNW2を介した管理サーバ40との通信)を制御する機能部である。
AP第2通信制御部66は、AP第2通信部62を介してデータ(案内情報)を受信すると、受信したデータをAP第2データ記憶領域643に格納する。
また、AP第2通信制御部66は、AP第1データ記憶領域642に新たなデータ(応答信号等)が格納されると、当該データを、AP第2通信部62を介して管理サーバ40へ向けて送信する。
なお、信号を送受信する際の通信プロトコル、管理サーバ40の送信アドレス、又は管理サーバ40へのルーティング処理、アクセスポイント60の通信アドレス等、AP第2通信制御部66の各種処理や処理に必要な各種情報については制御プログラムに定義されている。
(3)各部の処理の流れ
(3−1)案内表示器10の処理の流れ
図13は、案内表示器10の処理の流れの一例を示したフローチャートである。案内表示器10は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
ステップS101において、案内表示器10は、接続確認信号を受信しない場合には、ステップS103へ進む。一方、接続確認信号を受信した場合には、ステップS102へ進む。
ステップS102において、案内表示器10は、受信した接続確認信号に対する応答としての接続通知信号を、管理サーバ40へ宛てて送信する。その後、ステップS103へ進む。
ステップS103において、案内表示器10は、生存確認信号を受信しない場合には、ステップS106へ進む。一方、生存確認信号を受信した場合には、ステップS104へ進む。
ステップS104において、案内表示器10は、受信した生存確認信号を解読して当該生存確認信号に含まれるアクセスポイント60の通信アドレスを抽出する。その後、ステップS105へ進む。
ステップS105において、案内表示器10は、抽出したアクセスポイント60の通信アドレスを含めて、生存確認信号に対する応答としての応答信号を送信する。その後、ステップS106へ進む。
ステップS106において、案内表示器10は、案内情報を受信しない場合には、ステップS108へ進む。一方、案内情報を受信した場合には、ステップS107へ進む。
ステップS107において、案内表示器10は、受信した案内情報に基づき、案内表示情報を表示し、案内音声情報を出力する。その後、ステップS108へ進む。
ステップS108において、案内表示器10は、確認入力キー14が入力されていない場合には、ステップS101に戻る。一方、確認入力キー14が入力された場合には、ステップS109へ進む。
ステップS109において、案内表示器10は、確認入力キー14が入力されたことを受けて、案内音声情報の出力を停止する。その後、ステップS101に戻る。
(3−2)管理サーバ40の処理の流れ
図14は、管理サーバ40の処理の流れの一例を示したフローチャートである。管理サーバ40は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
ステップS201において、管理サーバ40は、サーバ入出力部41において出力すべき情報がない場合には、ステップS203へ進む。一方、サーバ入出力部41において出力すべき情報がある場合には、ステップS202へ進む。
ステップS202において、管理サーバ40は、サーバ入出力部41において出力すべき情報を出力する。その後、ステップS203へ進む。
ステップS203において、管理サーバ40は、診察カード番号通知信号を受信しない場合には、ステップS209へ進む。一方、診察カード番号通知信号を受信した場合には、ステップS204へ進む。
ステップS204において、管理サーバ40は、被貸与者情報テーブルTB1を更新する。その後、ステップS205へ進む。
ステップS205において、管理サーバ40は、端末管理情報記憶領域M31に格納されている端末管理情報テーブルを参照して、自動発行機20において発行させる発行案内表示器10を選択する。そして、管理サーバ40は、選択した発行案内表示器10と通信が可能である否かを判断すべく、当該発行案内表示器10の通信アドレスに宛てて接続確認信号を送信する。その後、ステップS206へ進む。
ステップS206において、管理サーバ40は、接続確認信号に対する応答としての接続通知信号を受信しない場合には、ステップS205に戻る。一方、接続通知信号を受信した場合には、ステップS207へ進む。
ステップS207において、管理サーバ40は、受信した接続通知信号の送信元の案内表示器10を発行させるべく自動発行機20に対して端末発行指示信号を送信する。その後、ステップS208へ進む。
ステップS208において、管理サーバ40は、被貸与者情報テーブルTB1を更新する。その後、ステップS209へ進む。
ステップS209において、管理サーバ40は、システム管理者によって、被貸与者情報テーブルTB1において、案内情報が更新(追記)されていない場合には、ステップS211へ進む。一方、案内情報が更新(追記)された場合には、ステップS210へ進む。
ステップS210において、管理サーバ40は、更新された案内情報を、通知対象である被貸与者PSに通知すべく、当該被貸与者PSに貸与している案内表示器10に宛てて送信する。管理サーバ40は、案内情報を送信後、被貸与者情報テーブルTB1において送信した案内情報を削除して更新する。その後、ステップS211へ進む。
ステップS211において、管理サーバ40は、端末回収開始信号を受信しない場合には、ステップS214へ進む。一方、端末回収開始信号を受信した場合には、ステップS212へ進む。
ステップS212において、管理サーバ40は、受信した端末回収開始信号から特定される診察カード番号の保持者(被貸与者PS)によって案内表示器10(回収案内表示器10)が返却されたことを把握し、被貸与者情報テーブルTB1において、当該被貸与者PSに係る情報を被貸与者情報テーブルTB1から削除して更新する。その後、ステップS213へ進む。
ステップS213において、管理サーバ40は、端末管理情報テーブルを参照して、自動発行機20において回収案内表示器10を収容する表示器収容部(回収表示器収容部)240を選択する。それから、管理サーバ40は、自動発行機20に対して端末回収指示信号を送信する。また、管理サーバ40は、端末管理情報テーブル及び被貸与者情報テーブルTB1を更新する。その後、ステップS214へ進む。
ステップS214において、管理サーバ40は、被貸与者情報テーブルTB1に記載されている貸出中の案内表示器10のうち、生存確認信号の送信先として、最後の生存確認信号を送信してから所定時間t1を経過する案内表示器10があるか否かの判定を行う。そして、係る案内表示器10がない場合には、ステップS216へ進む。一方、係る案内表示器10がある場合には、ステップS215へ進む。
ステップS215において、管理サーバ40は、最後の生存確認信号を送信してから所定時間t1が経過する貸出中の案内表示器10に対して、生存確認信号を送信する。その後、ステップS216へ進む。
ステップS216において、管理サーバ40は、送信した生存確認信号に対する応答信号を受信しない場合には、ステップS218へ進む。一方、応答信号を受信した場合には、ステップS217へ進む。
ステップS217において、管理サーバ40は、受信した応答信号に基づき、受信応答情報テーブルTB2を更新する。また、管理サーバ40は、更新後の受信応答情報テーブルTB2及びAP設置位置情報テーブルTB3に基づき、所定時刻における被貸与者PS及び貸出中の案内表示器10の所在位置を特定し、所在位置特定テーブルTB4を更新して特定内容を反映させる。その後、ステップS201に戻る。
ステップS218において、管理サーバ40は、送信した生存確認信号に対する応答信号を、所定時間t2を越えて受信しない貸出中の案内表示器10がある場合には、係る案内表示器10の識別情報(装置ID)、及び係る案内表示器10の被貸与者PSに係る情報(氏名、診察カード番号等)をサーバ入出力部41に表示させることで、システム管理者に報知する。その後、ステップS201に戻る。
(3−3)アクセスポイント60の処理の流れ
図15は、アクセスポイント60の処理の流れの一例を示したフローチャートである。アクセスポイント60は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
ステップS301において、アクセスポイント60は、最後に発信したビーコンから所定時間t3が経過していない場合にはステップS303へ進み、所定時間t3が経過する場合にはステップS302へ進む。
ステップS302において、アクセスポイント60は、ビーコンを発信する。その後、ステップS303へ進む。
ステップS303において、アクセスポイント60は、管理サーバ40から送信された信号(例えば、案内情報、生存確認信号、又は接続確認信号等)を受信しない場合には、ステップS305へ進む。一方、管理サーバ40から送信された信号を受信した場合には、ステップS304へ進む。
ステップS304において、アクセスポイント60は、受信した管理サーバ40からの信号を、宛先となっている案内表示器10へ送信(転送)する。なお、アクセスポイント60は、受信した生存確認信号を送信する際には、自己の通信アドレスを付加して生存確認信号を送信する。その後、ステップS305へ進む。
ステップS305において、アクセスポイント60は、案内表示器10から送信された信号(例えば、応答情報又は接続通知信号等)を受信しない場合には、ステップS301に戻る。一方、案内表示器10から送信された信号を受信した場合には、ステップS306へ進む。
ステップS306において、アクセスポイント60は、受信した案内表示器10からの信号を管理サーバ40へ送信(転送)する。その後、ステップS301に戻る。
(4)案内表示器管理システム100の処理
図16は、案内表示器管理システム100において、案内表示器10、管理サーバ40及びアクセスポイント60間で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図である。なお、図16では、説明を簡略化するために、案内表示器10については複数ある案内表示器10のうちの1台のみを表わし、アクセスポイント60については複数あるアクセスポイント60のうちの1台のみを表わしている。
図16の期間S1に示すように、案内表示器管理システム100では、被貸与者PSによって自動発行機20に診察カードcd1を投入されると、自動発行機20が診察カードcd1の診察カード番号を読み取る。そして、自動発行機20は、管理サーバ40に対して、診察カード番号通知信号を送信することで、読み取った診察カード番号を通知する。管理サーバ40は、これを受けて、被貸与者情報テーブルTB1において、取得した診察カード番号と、当該診察カード番号から特定される診察カードcd1の被貸与者PSの氏名と、を関連付けて登録して更新を行う。
次に、管理サーバ40は、端末管理情報テーブルに基づき発行案内表示器10を選択し、当該発行案内表示器10と通信が可能である否かを判断すべく、当該発行案内表示器10の通信アドレスに宛てて接続確認信号をアクセスポイント60に対して送信する。当該接続確認信号を受信したアクセスポイント60は、当該接続確認信号を宛先として指定されている案内表示器10に対して送信する。
当該接続確認信号を受信した案内表示器10は、応答としての接続通知信号を管理サーバ40に宛ててアクセスポイント60に対して送信する。当該接続通知信号を受信したアクセスポイント60は、当該接続通知信号を管理サーバ40へ送信する。
当該接続通知信号を受信した管理サーバ40は、当該接続通知信号の送信元の案内表示器10を発行させるべく、端末発行指示信号を自動発行機20に対して送信するとともに、被貸与者情報テーブルTB1において当該案内表示器10と被貸与者PSの情報を関連づけて登録して更新する。端末発行指示信号を受信した自動発行機20は、当該案内表示器10を発行する。
また、図16の期間S2及びS4に示すように、管理サーバ40は、当該発行案内表示器10と通信が可能である否かを判断すべく、生存確認信号を当該発行案内表示器10の通信アドレスに宛ててアクセスポイント60に対して送信する。当該生存確認信号を受信したアクセスポイント60は、当該生存確認信号を宛先として指定されている案内表示器10に対して送信する。この際、アクセスポイント60は、自己の通信アドレスに係る情報を付加して生存確認信号を送信する。
当該生存確認信号を受信した案内表示器10は、生存確認信号に含まれるアクセスポイント60の通信アドレスを抽出する。そして、案内表示器10は、生存確認信号に対する応答としての応答信号を管理サーバ40に宛ててアクセスポイント60に対して送信する。この際、案内表示器10は、抽出したアクセスポイント60の通信アドレスに係る情報を含めて応答信号を送信する。当該応答信号を受信したアクセスポイント60は、当該応答信号を管理サーバ40へ送信する。
当該応答信号を受信した管理サーバ40は、受信した応答信号に基づき、受信応答情報テーブルTB2を更新する。また、管理サーバ40は、被貸与者情報テーブルTB1、更新後の受信応答情報テーブルTB2、及びAP設置位置情報テーブルTB3に基づき、応答信号の受信時刻における被貸与者PS及び貸出中の案内表示器10の所在位置を特定し、所在位置特定テーブルTB4において特定内容を登録して更新する。
なお、期間S2において管理サーバ40から送信される生存確認信号と、期間S4において管理サーバ40から送信される生存確認信号と、の間においては所定時間t1の間隔が空いている。
また、図16の期間S3に示すように、システム管理者によって、被貸与者情報テーブルTB1において案内情報が更新(追記)されると、管理サーバ40は、更新内容に基づく案内情報を、特定の案内表示器10に宛ててアクセスポイント60に対して送信する。そして、管理サーバ40は、被貸与者情報テーブルTB1において、送信した案内情報を削除して更新する。案内情報を受信したアクセスポイント60は、当該案内情報を宛先の案内表示器10へ送信する。案内情報を受信した案内表示器10は、受信内容に基づいて案内表示情報を表示、又は案内音声情報を出力する。
(5)案内表示器管理システム100の特徴
(5−1)
上記実施形態に係る案内表示器管理システム100では、コスト増大が抑制されつつ利便性に優れている。
すなわち、従来、病院や店舗等の施設で患者や来客等に貸与される情報処理端末において、所定のタイミングで被貸与者に対し順番や行き先等の案内情報を出力させる案内情報通知システムでは、運用上、システム管理者側において被貸与者又は貸与した情報処理端末又は被貸与者の所在位置を把握したいというニーズがあった。例えば、被貸与者に対して案内情報の通知を行った際において、被貸与者が情報処理端末から出力される案内情報に気付かない場合や目的地への経路を把握できない場合があり、係る場合にはスタッフによって被貸与者を直接サポートする必要がある。また、情報処理端末が紛失された場合には、情報処理端末を捜索して回収する必要がある。これらの場合において、被貸与者又は情報処理端末の所在位置が把握されていれば、作業が容易となり利便性に優れる。
しかし、例えばGPS(Global Positioning System)等の位置確認用モジュールを情報処理端末に組み込む等、位置検索に特化した設備を導入する場合には、コストが増大する。
この点、案内表示器管理システム100では、管理サーバ40は、所定のタイミングで案内表示器10に対して生存確認信号を送信し、案内表示器10は、受信した生存確認信号に対する応答信号を管理サーバ40に対して送信している。また、管理サーバ40は、受信する応答信号に基づき、送信した生存確認信号の中継を行ったアクセスポイント60に係る通信アドレスを特定し、特定した通信アドレスに基づき応答信号を送信した案内表示器10の所在位置を特定している。その結果、案内表示器管理システム100を構成する既存の設備を用いて、貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能となっている。すなわち、案内表示器管理システム100では、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能となっている。よって、コスト増大が抑制されつつ利便性に優れている。
(5−2)
上記実施形態に係る案内表示器管理システム100では、案内表示器10は、受信する生存確認信号に基づき、受信した生存確認信号の中継を行ったアクセスポイント60に係る通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを含めて応答信号を送信している。これにより、案内情報通知システムにおいて、既存の設備を用いて、貸与した案内表示器10の所在位置が特定されるようになっている。よって、案内表示器管理システム100では、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置が特定されるように構成されている。
(5−3)
上記実施形態に係る案内表示器管理システム100では、管理サーバ40は、案内表示器10に対して定期的に生存確認信号を送信している。これにより、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を定期的に特定することが可能となっている。
また、案内情報通知システムでは、一般的に、管理サーバから貸与されている案内表示器に対して、通信可能であるか否かを確認するための信号(生存確認信号)が定期的に送信されるところ、案内表示器管理システム100では、係る生存確認信号を利用して被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能となっている。よって、簡単な構成にして、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能となっている。
(5−4)
上記実施形態に係る案内表示器管理システム100では、管理サーバ40は、所定時間t1が経過する毎に生存確認信号を送信しており、所定時間t1は30秒に設定されている。すなわち、管理サーバ40は、30秒(1秒以上1分以下)の周期で生存確認信号を送信している。これにより、案内情報通知システムにおいて、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の位置を精度よく特定することが可能となっている。
また、1秒未満の周期で相受信される信号を利用して被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定する場合には、案内表示器10、及び管理サーバ40で処理すべき負荷が増大する。その結果、案内表示器10の消費電力の増大が懸念され、貸出中に案内表示器10の駆動電力(蓄電量)が欠乏することも考えられる。また、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2におけるトラフィック量が増大し、ネットワークが輻輳することも懸念される。案内表示器管理システム100では、係る事態が抑制されている。
(5−5)
上記実施形態に係る案内表示器管理システム100では、管理サーバ40は、応答信号を受信した時に、サーバ記憶部45に記憶された、各アクセスポイント60の通信アドレスと各アクセスポイント60の設置位置との対応関係を定義されたAP設置位置情報テーブルTB3を参照することで、案内表示器10の所在位置を特定している。これにより、簡単な構成にして、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能となっている。
(6)変形例
上記実施形態の案内表示器管理システム100は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、案内表示器10が、受信する生存確認信号に基づきアクセスポイント60の通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを含めて応答信号を送信しており、管理サーバ40が、受信した応答信号に基づき被貸与者PS及び貸与した案内表示器10等の所在位置を特定していた。しかし、管理サーバ40において、被貸与者PS及び貸与した案内表示器10等の所在位置を特定する方法については、必ずしも係る態様には限定されず、適宜変更が可能である。
例えば、管理サーバ40が、受信する応答信号に基づき、受信した応答信号の中継を行ったアクセスポイント60に係る通信アドレスを抽出することによって、案内表示器10の所在位置を特定するように構成してもよい。係る構成による場合、アクセスポイント60は、応答信号を中継する際(すなわち、案内表示器10から送信された応答信号を、管理サーバ40に転送する際)に、自己の通信アドレスに係る情報を含めて管理サーバ40に送信するようにすればよい。
係る構成による場合、図16における案内表示器10、管理サーバ40及びアクセスポイント60間で行われる処理は、図17のように変更される。図16と図17とは、期間S2及びS4が期間S2´及びS4´に置き換わる点で異なっている。
具体的に、図17の期間S2´及びS4´においては、管理サーバ40は、当該発行案内表示器10と通信が可能である否かを判断すべく、生存確認信号を当該発行案内表示器10の通信アドレスに宛ててアクセスポイント60に対して送信する。当該生存確認信号を受信したアクセスポイント60は、当該生存確認信号を宛先として指定されている案内表示器10に対して送信する。
当該生存確認信号を受信した案内表示器10は、当該生存確認信号に対する応答としての応答信号を管理サーバ40に宛ててアクセスポイント60に対して送信する。当該応答信号を受信したアクセスポイント60は、当該応答信号を管理サーバ40へ送信する。この際、アクセスポイント60は、自己の通信アドレスに係る情報を付加して応答信号を送信する。
応答信号を受信した管理サーバ40は、当該応答信号に基づき、受信応答情報テーブルTB2を更新する。この際、管理サーバ40は、受信した応答信号に含まれるアクセスポイント60の通信アドレスを抽出し、受信応答情報テーブルTB2において抽出した通信アドレスを記載して更新する。そして、管理サーバ40は、被貸与者情報テーブルTB1、更新後の受信応答情報テーブルTB2、及びAP設置位置情報テーブルTB3に基づき、所定時刻における被貸与者PS及び貸出中の案内表示器10の所在位置を特定し、所在位置特定テーブルTB4を更新する。
図17の期間S2´及びS4´においては、アクセスポイント60が自己の通信アドレスに係る情報を含めて応答信号を送信(転送)し、管理サーバ40が応答信号に含まれるアクセスポイント60の通信アドレスを抽出する、という点において、図16の期間S2及びS4と異なっている。
係る構成による場合にも、案内情報通知システムにおいて、既存の設備を用いて、貸与した案内表示器10の所在位置が特定される。すなわち、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能であり、コスト増大が抑制されつつ利便性に優れる。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、管理サーバ40は、通信が可能か否かを確認するための生存確認信号を案内表示器10に対して定期的に送信し、案内表示器10において受信する生存確認信号に基づきアクセスポイント60の通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを含めて応答信号を送信していた。すなわち、生存確認信号は、特許請求の範囲記載の「伝送信号」として機能していた。しかし、これに限定されず、管理サーバ40は、生存確認信号以外の特定の信号を案内表示器10に対し送信し、案内表示器10が、受信する当該特定の信号に基づきアクセスポイント60の通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを含めて当該特定の信号に対する応答としての信号を送信するように変更してもよい。係る場合には、管理サーバ40からの送信される特定の信号が、特許請求の範囲記載の「伝送信号」として機能する。
係る構成による場合にも、案内情報通知システムにおいて、既存の設備を用いて、貸与した案内表示器10の所在位置が特定される。すなわち、位置検索に特化した設備を導入することなく、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能であり、コスト増大が抑制されつつ利便性に優れる。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、案内表示器10において、生存確認信号を受信する度に、アクセスポイント60の通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを含めて応答信号を送信していた。しかし、案内表示器10は、必ずしも係る処理を実行する必要はない。例えば、案内表示器10は、管理サーバ40(システム管理者)からの所定の要求を受けた場合にのみ、生存確認信号からアクセスポイント60の通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを含めて応答信号を送信するように構成してもよい。係る構成による場合、システム管理者が任意のタイミングで、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の所在位置を特定することが可能である。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、アクセスポイント60が、生存確認信号を中継する際、自己の通信アドレスに係る情報を付加して生存確認信号を送信し、案内表示器10が、受信する生存確認信号に基づきアクセスポイント60の通信アドレスを抽出していた。すなわち、アクセスポイント60の通信アドレスが、特許請求の範囲記載の「識別情報」として機能していた。しかし、係る「識別情報」は、必ずしも通信アドレスには限定されない。
例えばアクセスポイント60は生存確認信号を中継する際、自己の装置IDに係る情報を付加して生存確認信号を送信し、案内表示器10において、受信する生存確認信号に基づきアクセスポイント60の装置IDを抽出するように変更してもよい。係る場合、装置IDが特許請求の範囲記載の「識別情報」として機能することとなるが、上記実施形態と同様の効果を実現可能である。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2における通信において、アクセスポイント60の通信アドレスとしてはMACアドレスが用いられていた。しかし、アクセスポイント60の通信アドレスは、必ずしもMACアドレスに限定されない。例えば、アクセスポイント60の装置IDを通信アドレスとして利用してもよい。また、固定的又は変動的に割り当てられるIPアドレス等をアクセスポイント60の通信アドレスとして利用してもよい。また、第1ネットワークNW1で用いるアクセスポイント60の通信アドレスと、第2ネットワークNW2で用いるアクセスポイント60の通信アドレスと、が異なるように構成してもよい。
(6−6)変形例F
上記実施形態では、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2における通信において、案内表示器10の通信アドレスとしては装置IDが用いられていた。しかし、案内表示器10の通信アドレスは、必ずしも装置IDに限定されない。例えば、案内表示器10のMACアドレスを通信アドレスとして利用してもよい。また、案内表示器10の発行(貸出)が行われる毎に案内表示器10にIPアドレス(例えばプライベートIPアドレス等)を割り振るように構成してもよい。また、第1ネットワークNW1で用いる案内表示器10の通信アドレスと、第2ネットワークNW2で用いる案内表示器10の通信アドレスと、が異なるように構成してもよい。
(6−7)変形例G
上記実施形態では、所定時間t1は30秒に設定されていた。しかし、所定時間t1は、設計仕様や設置環境に応じて適宜変更が可能である。例えば、所定時間t1は、1秒に設定されてもよいし、1分に設定されてもよい。なお、被貸与者PS又は貸与した案内表示器10の位置を精度よく特定するという観点から、所定時間t1は、1分以下の値に設定されることが好ましい。
また、案内表示器10で処理すべき負荷の増大に起因する案内表示器10の消費電力の増大を抑制するとともに、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2におけるトラフィック量の増大を抑制するという観点から、所定時間t1は、1秒以上の値に設定されることが好ましい。
(6−8)変形例H
上記実施形態では、案内表示器管理システム100は、病院や医療センター等の医療施設(対象医療施設1)に適用されていた。しかし、案内表示器管理システム100が適用される環境は、必ずしも医療施設に限定されず、来客に対してサービスを提供するあらゆる施設に適用可能である。例えば、案内表示器管理システム100は、例えば、飲食店、物品を販売する店舗、各種サービスを提供する店舗、又は図書館や役所等の公共施設等にも適用可能である。
(6−9)変形例I
上記実施形態において、管理サーバ40のサーバ制御部44に含まれるユニット(45〜49)のいずれかについては、必ずしも管理サーバ40内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば自動発行機20)内に配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。また、管理サーバ40のサーバ制御部44に含まれるユニット(40〜49)のいずれかについては、通信可能な態様で配置される限り、対象医療施設1から離れた遠隔地に配置されてもよい。
(6−10)変形例J
上記実施形態では、案内表示器10は、自動発行機20に保管され、被貸与者PSが診察カードcd1を投入することを契機として案内表示器10を発行し、被貸与者PSが案内表示器10を投入することを契機として案内表示器10を回収していた。しかし、案内表示器10は、必ずしも自動発行機20において保管される必要はなく、自動発行機20とは別に設けられた保管庫等に保管されてもよい。また、案内表示器10は、必ずしも自動発行機20において発行又は回収される必要はなく、例えば対象医療施設1におけるスタッフ等により被貸与者PSに対し直接提供されることで発行されてもよいし、被貸与者PSから当該スタッフ等に直接返却されることで回収されてもよい。
(6−11)変形例K
上記実施形態では、案内情報表示部12は、表示部として電子ペーパを有しており、表示器制御部17によって電子ペーパの動作を制御されていた。しかし、案内情報表示部12は、表示部として必ずしも電子ペーパを有している必要はない。例えば、案内情報表示部12が、表示部として液晶及び液晶駆動電極部を含むフルドットマトリクス液晶部と、LEDバックライトと、を有し、表示器制御部17によって液晶の動作及びバックライトの点灯を制御されるように構成してもよい。
(6−12)変形例L
上記実施形態では、自動発行機20には、複数(128個)の案内表示器10が収容されていた。しかし、自動発行機20内に収容される案内表示器10の数は、特に限定されず、適宜変更が可能である。
また、対象医療施設1において設置される自動発行機20の台数は、必ずしも複数台である必要はなく、1台であってもよい。
本発明は、情報処理端末管理システムに利用可能である。
1 :対象医療施設
10 :案内表示器(情報処理端末)
11 :表示器ケーシング
12 :案内情報表示部
13 :案内音声出力部
14 :確認入力キー
20 :自動発行機
40 :管理サーバ
44 :サーバ制御部
45 :サーバ記憶部(記憶部)
47 :端末貸出管理部
48 :案内情報出力制御部
49 :接続判定部
50 :所在位置特定部
60 :アクセスポイント(中継装置)
100 :案内表示器管理システム
185 :識別情報抽出部
186 :信号生成部
187 :信号出力部
NW1 :第1ネットワーク
NW2 :第2ネットワーク
NW3 :第3ネットワーク
PS :被貸与者
TB1 :被貸与者情報テーブル
TB2 :受信応答情報テーブル
TB3 :AP設置位置情報テーブル(中継装置位置情報)
TB4 :所在位置特定テーブル
cd1 :診察カード
t1 :所定時間
特開平8−263563号公報

Claims (6)

  1. 被貸与者に貸与され、無線通信によって受信した案内情報を被貸与者に対して出力する複数の情報処理端末と、
    所定のタイミングで前記情報処理端末に対して伝送信号を送信する管理サーバと、
    前記管理サーバ及び前記情報処理端末間で送受信される信号を中継する中継装置と、
    を備え、
    前記情報処理端末は、前記伝送信号を受信し、受信した前記伝送信号に対する応答信号を前記管理サーバに対して送信し、
    前記管理サーバは、受信する前記応答信号に基づき、送信した前記伝送信号又は受信した前記応答信号の中継を行った前記中継装置に係る識別情報を特定し、特定した前記識別情報に基づき前記応答信号を送信した前記情報処理端末の所在位置を特定する、
    情報処理端末管理システム。
  2. 前記情報処理端末は、受信する前記伝送信号に基づき、受信した前記伝送信号の中継を行った前記中継装置に係る前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報を含めて前記応答信号を送信する、
    請求項1に記載の情報処理端末管理システム。
  3. 前記管理サーバは、受信する前記応答信号に基づき、受信した前記応答信号の中継を行った前記中継装置に係る前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報に基づき前記情報処理端末の所在位置を特定する、
    請求項1に記載の情報処理端末管理システム。
  4. 前記管理サーバは、定期的に前記伝送信号を送信する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理端末管理システム。
  5. 前記管理サーバは、1秒以上1分以下の周期で前記伝送信号を送信する、
    請求項4に記載の情報処理端末管理システム。
  6. 前記管理サーバは、
    各前記中継装置の前記識別情報と各前記中継装置の設置位置との対応関係を定義された中継装置位置情報を保持する記憶部を有し、
    前記応答信号を受信した時に、前記記憶部に記憶された前記中継装置位置情報を参照することで前記情報処理端末の所在位置を特定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理端末管理システム。
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