JP2017010410A - 情報処理端末発行システム - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性に優れた情報処理端末発行システムを提供する。【解決手段】案内表示器発行システムは、来院者PTに貸与される複数の案内表示器10と、自動発行機20と、管理サーバ40と、停止制御部と、を備えている。案内表示器10は、無線通信機能を有する。自動発行機20は、案内表示器10を発行する表示器発行部を含む。管理サーバ40は、無線通信によって信号を送信するサーバ第1通信部を含む。管理サーバ40は、サーバ第1通信部を介して案内表示器10に対して、案内情報等の伝送信号を送る。停止制御部は、案内表示器10の回収時に、案内表示器10の無線通信機能を停止させる。【選択図】図13
Description
本発明は、情報処理端末発行システムに関する。
従来、情報処理端末を貸与するサービスにおいて、無線通信機能を有する情報処理端末を発行する情報処理端末発行システムが知られている。例えば、特許文献1(特開平7−325959号公報)には、貸出用の情報処理端末(携帯電話)を被貸与者に対して自動発行するように構成された情報処理端末発行システムが開示されている。
昨今、係る情報処理端末発行システムは、病院や店舗等の施設において、患者や来客等の被貸与者に対し順番や行き先等の案内情報を提示する情報処理端末、を発行するシステムとして利用されている。
しかし、上述のような情報処理端末発行システムにおいて、発行する情報処理端末にIPアドレス等の通信アドレスを割り振る場合、発行する情報処理端末の数によっては、通信ネットワークが輻輳し、システムが正常に機能しないことも考えられる。
そこで、本発明の課題は、信頼性に優れた情報処理端末発行システムを提供することである。
本発明の第1観点に係る情報処理端末発行システムは、複数の情報処理端末と、端末発行装置と、情報管理装置と、通信機能停止手段と、を備える。情報処理端末は、無線通信機能を有する。情報処理端末は、被貸与者に貸与される。端末発行装置は、端末発行部を含む。端末発行部は、情報処理端末を発行する。情報管理装置は、通信部を含む。通信部は、無線通信によって信号を送信する。情報管理装置は、通信部を介して情報処理端末に対して伝送信号を送る。通信機能停止手段は、情報処理端末の発行期間中、回収時、及び回収から発行までの待機時、のいずれかのタイミングで、情報処理端末の無線通信機能を停止させる。なお、ここでの「発行期間中」は、情報処理端末の発行から回収までの期間を指す。
本発明の第1観点に係る情報処理端末発行システムでは、通信機能停止手段が、情報処理端末の発行期間中、回収時、及び回収から発行までの待機時、のいずれかのタイミングで、情報処理端末の無線通信機能を停止させる。これにより、無線通信機能を有する複数の情報処理端末が発行される情報処理端末発行システムにおいて、情報処理端末は、発行期間中、回収時及び待機時のいずれかのタイミングで、通信機能を自動的に停止される。すなわち、無線通信機能を起動させる必要がない情報処理端末については無線通信機能を停止し、必要な場合に限って情報処理端末の無線通信機能を起動状態とすることが、自動的に可能となる。その結果、各情報処理端末にIPアドレス等の通信アドレスを割り振る場合であっても、全ての情報処理端末が同時に無線通信機能を発揮することが抑制され、不要な通信アドレスの使用が抑制される。よって、通信ネットワークが輻輳することが抑制され、不要な電波干渉が抑制される。したがって、システムの信頼性が向上する。
本発明の第2観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点に係る情報処理端末発行システムであって、端末発行装置は、端末回収部を含む。端末回収部は、発行された情報処理端末を回収する。通信機能停止手段は、端末発行装置内に配置される。
これにより、発行後に、端末発行装置に回収された情報処理端末の無線通信機能を、自動的に停止することが可能となる。よって、利便性が向上する。
本発明の第3観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点又は第2観点に係る情報処理端末発行システムであって、通信機能停止手段は、情報管理装置から送信された所定の信号を受信した場合に、無線通信機能を停止させる。
これにより、簡単な構成にして無線通信機能を自動的に停止させることが可能となる。
本発明の第4観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る情報処理端末発行システムであって、情報処理端末は、通信機能停止スイッチを含む。通信機能停止スイッチは、無線通信機能を停止させるためのスイッチである。通信機能停止手段は、通信機能停止スイッチの状態を切り換えることにより、無線通信機能を停止させる。
これにより、簡単な構成にして無線通信機能を自動的に停止させることが可能となる。
本発明の第5観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る情報処理端末発行システムであって、端末発行装置から発行される情報処理端末は、通信アドレスを割り振られる。通信アドレスは、無線通信において使用される。通信機能停止手段は、情報処理端末に割り振られた通信アドレスを回収することで、情報処理端末の無線通信機能を停止させる。
これにより、簡単な構成にして無線通信機能を自動的に停止させることが可能となる。
本発明の第6観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点から第5観点のいずれかに係る情報処理端末発行システムであって、充電手段をさらに備える。情報処理端末は、蓄電部を含む。蓄電部は、駆動電源を蓄電する。充電手段は、蓄電部の充電を行う。通信機能停止手段は、充電手段が充電を行う場合に、無線通信機能を停止させる。
これにより、無線通信機能を停止させても支障がないことが明確な情報処理端末の、通信機能を停止させることが容易に可能となる。
本発明の第7観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る情報処理端末発行システムであって、通信機能起動手段をさらに備える。通信機能起動手段は、無線通信機能を起動させる。通信機能起動手段は、端末発行装置が情報処理端末を発行する場合に、無線通信機能を起動させる。
これにより、端末発行装置から発行される情報処理端末は、無線通信機能を起動される。その結果、無線通信機能を起動させる必要がある情報処理端末に限定して、無線通信機能を起動させることが、自動的に可能となる。よって、信頼性がさらに向上するとともに、利便性がさらに向上する。
本発明の第8観点に係る情報処理端末発行システムは、第1観点から第7観点のいずれかに係る情報処理端末発行システムであって、端末状態判定手段と、端末発行判断手段と、をさらに備える。端末状態判定手段は、各情報処理端末の発行期間中、回収時、及び回収から発行までの待機時、のいずれかのタイミングで、各情報処理端末が正常に動作する状態にあるか否かを判定する。端末発行判断手段は、端末状態判定手段の判定結果に基づき、各情報処理端末の発行を許可するか否かを判断する。端末発行判断手段は、端末状態判定手段の判定結果に基づき、正常に動作しないと想定される情報処理端末については発行を禁止する。端末発行装置は、端末発行判断手段が発行を禁止した情報処理端末、の発行を停止する。
これにより、正常に動作しないと想定される情報処理端末については発行を停止され、被貸与者に貸与されない。その結果、信頼性がさらに向上する。
本発明に係る情報処理端末発行システムでは、無線通信機能を有する複数の情報処理端末が発行される情報処理端末発行システムにおいて、情報処理端末は、発行期間中、回収時及び待機時のいずれかのタイミングで、通信機能を自動的に停止される。すなわち、無線通信機能を起動させる必要がない情報処理端末については無線通信機能を停止し、必要な場合に限って情報処理端末の無線通信機能を起動状態とすることが、自動的に可能となる。その結果、各情報処理端末にIPアドレス等の通信アドレスを割り振る場合であっても、全ての情報処理端末が同時に無線通信機能を発揮することが抑制され、不要な通信アドレスの使用が抑制される。よって、通信ネットワークが輻輳することが抑制され、不要な電波干渉が抑制される。したがって、システムの信頼性が向上する。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る案内表示器発行システム100(情報処理端末発行システム)について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
(1)案内表示器発行システム100の概略構成
図1は、本発明の一実施形態に係る案内表示器発行システム100の概略構成図である。図2は、自動発行機20から案内表示器10が発行される様子を示した模式図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る案内表示器発行システム100の概略構成図である。図2は、自動発行機20から案内表示器10が発行される様子を示した模式図である。
本実施形態において、案内表示器発行システム100は、病院や健診センター等の医療施設に適用されている。案内表示器発行システム100は、主として、複数の案内表示器10(情報処理端末)と、複数の自動発行機20(端末発行装置)と、管理サーバ40(情報管理装置)と、を有している。案内表示器発行システム100は、患者や被診察者等(以下、「来院者PT」と称する)に対して、行き先(診断又は処置を受ける部屋の位置等)や予約時刻等の案内情報を表示する案内表示器10を、自動発行機20から個別に発行して貸し出すシステムである。
総合病院や大学病院等の大規模な医療施設においては、来院者PTは、所定の工程毎に複数の建物を行き来することを強いられる場合があるが、案内表示器10は、係る環境においても来院者PT(被貸与者)をガイドする役割を果たす。
各自動発行機20には、多数(例えば128個)の案内表示器10が収容されている。自動発行機20は、来院者PTが保有する診察カードcd1を診察カード投入口(開口20b)に投入され、これを契機として1台の案内表示器10を案内表示器発行口(開口20c)から発行する(図2参照)。また、自動発行機20は、来院者PTが退出する際に、案内表示器回収口(開口20d)へ案内表示器10を投入されることで案内表示器10を回収する。診察カードcd1には、固有の診察カード番号を記憶した記憶媒体が埋め込まれている。
案内表示器発行システム100が適用される医療施設(以下、「対象医療施設1」と称する)には、複数の通信ネットワーク(具体的には、第1ネットワークNW1、第2ネットワークNW2及び第3ネットワークNW3)が構築されている。第1ネットワークNW1は、無線ルータ等を用いて構成されるいわゆる無線LAN(Local Area Network)であり、案内表示器10と、管理サーバ40と、の間で送受信される信号の伝送路として機能する。第2ネットワークNW2は、通信ケーブル等を用いて構成されたいわゆる有線LANであり、自動発行機20と、管理サーバ40と、の間で送受信される信号の伝送路として機能する。第3ネットワークNW3は、管理サーバ40と、第1ネットワークNW1と、を電気的に接続する通信ネットワークであり、通信ケーブル等を用いて構成されている。
案内表示器10は、管理サーバ40から送信された案内情報を、第1ネットワークNW1を介して受信して表示する。来院者PTは、案内表示器10に表示される案内情報により、自己が向かうべき診察室や処置室等の位置情報や、入室時刻等の時刻情報を得られる。
(2)案内表示器発行システム100の詳細な構成
(2−1)案内表示器10
図3は、案内表示器10の正面外観図である。図4は、案内表示器10の背面外観図である。図5は、案内表示器10の概略構成を示したブロック図である。
(2−1)案内表示器10
図3は、案内表示器10の正面外観図である。図4は、案内表示器10の背面外観図である。図5は、案内表示器10の概略構成を示したブロック図である。
案内表示器10は、外郭を構成する表示器ケーシング11を有している。案内表示器10は、表示器ケーシング11内に、案内情報表示部12と、案内音声出力部13と、確認入力キー14と、蓄電部15と、表示器電源制御部16と、表示器第1通信部17と、表示器制御部18と、を有している。
(2−1−1)表示器ケーシング11
表示器ケーシング11は、薄型の略直方体状の筐体である。表示器ケーシング11の正面(一方主面)には、複数の開口が形成されており、当該開口を介して、案内情報表示部12、案内音声出力部13、及び確認入力キー14(より詳細にはこれらのカバー部分)が外部に露出している。表示器ケーシング11の背面(他方主面)には、投入姿勢検出用バーコード11aが貼り付けられている。
表示器ケーシング11は、薄型の略直方体状の筐体である。表示器ケーシング11の正面(一方主面)には、複数の開口が形成されており、当該開口を介して、案内情報表示部12、案内音声出力部13、及び確認入力キー14(より詳細にはこれらのカバー部分)が外部に露出している。表示器ケーシング11の背面(他方主面)には、投入姿勢検出用バーコード11aが貼り付けられている。
ここで、案内表示器発行システム100では、自動発行機20において行われる処理と関連して、案内表示器10を自動発行機20に返却(投入)される際の、案内表示器10の投入姿勢(向き及び方向)が予め規定されている。具体的には、案内表示器10は、自動発行機20に返却(投入)される際には、正面側が上を向いた姿勢で二点鎖線矢印d1(図3)方向へ投入されるように規定されている。
(2−1−2)案内情報表示部12
案内情報表示部12は、マイクロカプセル方式、電子粉流体方式、液晶方式、エレクトロウェッティング方式、又は電気泳動方式等の電子ペーパを有している(図示省略)。案内情報表示部12は、表示器制御部18と電気的に接続されており、表示器制御部18によって電子ペーパの動作を制御される。案内情報表示部12は、表示器制御部18から所定の駆動電圧を供給されることで、管理サーバ40から送信された案内表示情報(具体的には来院者PTの氏名及び診察カード番号を示す来院者情報、及び来院者PTが次に向かうべき場所及び時刻を示す行先案内情報を示すテキスト)を表示する。図3においては、案内情報表示部12に、来院者情報として来院者PTの氏名を示すテキスト「○○ ××」と診察カード番号を示す数字「150430」とが表示され、行先案内情報として来院者PTが次に向かうべき場所を示すテキスト「消化器内科第2診察室(本館3F)へお入りください。」と向かうべき時刻を示すテキスト「入室時刻10:30」とが表示された状態が示されている。
案内情報表示部12は、マイクロカプセル方式、電子粉流体方式、液晶方式、エレクトロウェッティング方式、又は電気泳動方式等の電子ペーパを有している(図示省略)。案内情報表示部12は、表示器制御部18と電気的に接続されており、表示器制御部18によって電子ペーパの動作を制御される。案内情報表示部12は、表示器制御部18から所定の駆動電圧を供給されることで、管理サーバ40から送信された案内表示情報(具体的には来院者PTの氏名及び診察カード番号を示す来院者情報、及び来院者PTが次に向かうべき場所及び時刻を示す行先案内情報を示すテキスト)を表示する。図3においては、案内情報表示部12に、来院者情報として来院者PTの氏名を示すテキスト「○○ ××」と診察カード番号を示す数字「150430」とが表示され、行先案内情報として来院者PTが次に向かうべき場所を示すテキスト「消化器内科第2診察室(本館3F)へお入りください。」と向かうべき時刻を示すテキスト「入室時刻10:30」とが表示された状態が示されている。
(2−1−3)案内音声出力部13
案内音声出力部13は、音声を出力可能な小型のスピーカを含んでいる。案内音声出力部13は、表示器制御部18と電気的に接続されており、表示器制御部18によって出力を制御される。案内音声出力部13は、表示器制御部18から所定の駆動電圧を供給されることで、管理サーバ40から送信された案内音声情報(例えば入室時刻の5分前になったことを来院者PTに通知するアラーム音等)を出力する。
案内音声出力部13は、音声を出力可能な小型のスピーカを含んでいる。案内音声出力部13は、表示器制御部18と電気的に接続されており、表示器制御部18によって出力を制御される。案内音声出力部13は、表示器制御部18から所定の駆動電圧を供給されることで、管理サーバ40から送信された案内音声情報(例えば入室時刻の5分前になったことを来院者PTに通知するアラーム音等)を出力する。
(2−1−4)確認入力キー14
確認入力キー14は、来院者PTが案内情報を確認したことを入力するためのキーである。確認入力キー14は、表示器制御部18と電気的に接続されており、確認入力キー14が押下されると表示器制御部18に信号が入力されるようになっている。
確認入力キー14は、来院者PTが案内情報を確認したことを入力するためのキーである。確認入力キー14は、表示器制御部18と電気的に接続されており、確認入力キー14が押下されると表示器制御部18に信号が入力されるようになっている。
(2−1−5)蓄電部15
蓄電部15は、案内表示器10の駆動電源を蓄電するためのユニットである。蓄電部15は、リチウムイオン電池等の充電可能な電池(二次電池)を含んでいる(図示省略)。また、蓄電部15は、金属製の充電用接続端子151を有しており、充電用接続端子151を介して電力を供給されることで充電される。
蓄電部15は、案内表示器10の駆動電源を蓄電するためのユニットである。蓄電部15は、リチウムイオン電池等の充電可能な電池(二次電池)を含んでいる(図示省略)。また、蓄電部15は、金属製の充電用接続端子151を有しており、充電用接続端子151を介して電力を供給されることで充電される。
(2−1−6)表示器電源制御部16
表示器電源制御部16は、蓄電部15から表示器制御部18への駆動電源の供給及び遮断を切り換えるための機能部である。表示器電源制御部16は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータ(図示省略)と、蓄電部15と表示器制御部18とを結ぶ電源供給ライン上に配置された半導体スイッチ或いはリレー等の切換部161と、を含んでいる。表示器電源制御部16は、表示器第1通信部17と電気的に接続されており、表示器第1通信部17を介して自動発行機20から送信された所定の信号(「起動信号」又は「停止信号」)を受信すると、切換部161の閉状態(導通状態)と開状態(遮断状態)とを切り換える。
表示器電源制御部16は、蓄電部15から表示器制御部18への駆動電源の供給及び遮断を切り換えるための機能部である。表示器電源制御部16は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータ(図示省略)と、蓄電部15と表示器制御部18とを結ぶ電源供給ライン上に配置された半導体スイッチ或いはリレー等の切換部161と、を含んでいる。表示器電源制御部16は、表示器第1通信部17と電気的に接続されており、表示器第1通信部17を介して自動発行機20から送信された所定の信号(「起動信号」又は「停止信号」)を受信すると、切換部161の閉状態(導通状態)と開状態(遮断状態)とを切り換える。
具体的に、表示器電源制御部16は、起動信号を受信すると、切換部161を閉状態に切り換える。その結果、蓄電部15から表示器制御部18への駆動電源が供給され、案内表示器10は起動状態となる。また、表示器電源制御部16は、停止信号を受信すると、切換部161を開状態に切り換える。その結果、蓄電部15から表示器制御部18への駆動電源の供給が遮断され、案内表示器10は停止状態となる。
なお、切換部161が開状態に制御されると、表示器制御部18の表示器第2通信部180が動作しなくなる(すなわち、案内表示器10の無線通信機能が停止する)ことから、切換部161は、案内表示器10の無線通信機能を停止するための「通信機能停止スイッチ」に相当する。
また、表示器電源制御部16は、表示器第1通信部17を介して、自動発行機20(発行機制御部26)から送信された所定のコマンド(「蓄電量通知要求」)を受信すると、蓄電部15に蓄電されている電力量を、リアルタイムに自動発行機20に対して送信する。
なお、表示器電源制御部16は、固有の通信アドレス(例えばMACアドレス等)を保持しており、当該通信アドレスを用いて自動発行機20と通信を行う。
(2−1−7)表示器第1通信部17
表示器第1通信部17は、自動発行機20(後述する近距離無線通信部242)と近距離無線通信(NFC, Near Field Communication)を行うためのアンテナ及びモジュールを含んでいる(図示省略)。表示器第1通信部17は、表示器電源制御部16及び表示器制御部18と電気的に接続されている。
表示器第1通信部17は、自動発行機20(後述する近距離無線通信部242)と近距離無線通信(NFC, Near Field Communication)を行うためのアンテナ及びモジュールを含んでいる(図示省略)。表示器第1通信部17は、表示器電源制御部16及び表示器制御部18と電気的に接続されている。
(2−1−8)表示器制御部18
表示器制御部18は、案内情報表示部12及び案内音声出力部13の動作を制御する機能部である。表示器制御部18は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータを有している。表示器制御部18は、主として、表示器第2通信部180と、表示器記憶部181と、案内表示制御部182と、案内音声制御部183と、信号入力部184と、通知部185と、を含んでいる。
表示器制御部18は、案内情報表示部12及び案内音声出力部13の動作を制御する機能部である。表示器制御部18は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータを有している。表示器制御部18は、主として、表示器第2通信部180と、表示器記憶部181と、案内表示制御部182と、案内音声制御部183と、信号入力部184と、通知部185と、を含んでいる。
表示器第2通信部180は、管理サーバ40と無線通信を行うためのアンテナ、無線通信回路、及びベースバンドLSIを含んでいる(図示省略)。すなわち、表示器第2通信部180は、案内表示器10において、管理サーバ40との無線通信を行うための無線通信機能を担っている。
表示器記憶部181は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。表示器記憶部181にはプログラム記憶領域M1が含まれ、プログラム記憶領域M1には表示器制御部18の処理や、他の機器との通信に使用される通信プロトコル等が定義された制御プログラムが格納されている。また、表示器記憶部181にはアドレス記憶領域M2が含まれ、アドレス記憶領域M2には、所定のタイミングで管理サーバ40によって案内表示器10に割り振られる通信アドレスが、設定される度に記憶される。アドレス記憶領域M2は、揮発性のメモリで構成され、電源を遮断されると保持していた通信アドレスを失う(消去される)。また、表示器記憶部181には入力情報記憶領域M3が含まれ、入力情報記憶領域M3には、表示器第2通信部180を介して受信した情報(具体的には管理サーバ40から送信された案内表示情報や案内音声情報)が記憶される。また、表示器記憶部181は、確認入力キー14が押下されたことを判別するための信号入力フラグM4を含んでいる。
案内表示制御部182は、制御プログラムに沿って案内情報表示部12の動作を制御する。案内表示制御部182は、入力情報記憶領域M3に記憶されている、管理サーバ40から送信された案内表示情報を取得する。案内表示制御部182は、取得した案内表示情報が案内情報表示部12において表示されるように、案内情報表示部12に対して所定の電圧を供給する。
案内音声制御部183は、入力情報記憶領域M3に記憶されている案内音声情報を取得する。案内音声制御部183は、取得した案内音声情報が案内音声出力部13において出力されるように、案内音声出力部13に対して所定の電圧を供給する。案内音声制御部183は、信号入力フラグM4が立てられると、電圧の供給を停止する(すなわち、案内音声出力部13における案内音声情報の出力を停止させる)とともに、信号入力フラグM4を解除(クリア)する。
信号入力部184は、確認入力キー14が入力(押下)された場合に、信号入力フラグM4を立てる。
通知部185は、案内表示器10が起動した場合に、停止状態から起動状態に遷移したことを通知するための信号(起動通知信号)を、自動発行機20に対して送信する。また、通知部185は、自動発行機20から送信された停止信号を受信した場合に、起動状態から停止状態に遷移することを通知するための信号(停止通知信号)を、管理サーバ40に対して送信する。また、通知部185は、管理サーバ40から所定の信号(生存確認信号)を送信されると、これに応答する信号(応答信号)を管理サーバ40へ送信する。なお、通知部185は、メモリ不良、電池不良、及び表示不良等に関する案内表示器10の状態を自己診断する機能(例えば、表示器記憶部181の空き容量が基準値を満たすか否か、表示器記憶部181の各記憶領域に正常に書き込みが可能か、蓄電部15が所定量以上充電可能な状態にあるか否か、案内情報表示部12及び案内音声出力部13が正常に動作するか否か、等を判定する機能)を有している。通知部185は、係る診断結果に関する情報(自己診断情報)を、起動通知信号又は応答信号に含めて送信する。
(2−2)自動発行機20
図6は、自動発行機20の斜視図である。図7は、自動発行機20の概略構成を示したブロック図である。
図6は、自動発行機20の斜視図である。図7は、自動発行機20の概略構成を示したブロック図である。
自動発行機20は、外郭を構成する発行機ケーシング201を有している。自動発行機20は、発行機ケーシング201内に、発行機表示部21と、診察カード処理部22と、表示器発行回収部23と、表示器保管部24と、発行機通信部25と、発行機制御部26と、を有している。
(2−2−1)発行機ケーシング201
発行機ケーシング201は、縦長の直方体状の筐体である。発行機ケーシング201には、複数の開口(20a、20b、20c及び20d)が形成されている。開口20aを介して発行機表示部21の一部(カバー部分)が外部に露出している。また、開口20bを介して診察カード処理部22の一部(診察カード受付部221)が外部に露出しており、開口20bは診察カードcd1の投入口(診察カード投入口)として機能する。また、開口20cを介して表示器発行回収部23の一部(表示器発行部231)が外部に露出しており、開口20cは案内表示器10の発行口(案内表示器発行口)として機能する。また、開口20dを介して表示器発行回収部23の一部(表示器回収部232)が外部に露出しており、開口20dは案内表示器10の回収口(案内表示器回収口)として機能する。
発行機ケーシング201は、縦長の直方体状の筐体である。発行機ケーシング201には、複数の開口(20a、20b、20c及び20d)が形成されている。開口20aを介して発行機表示部21の一部(カバー部分)が外部に露出している。また、開口20bを介して診察カード処理部22の一部(診察カード受付部221)が外部に露出しており、開口20bは診察カードcd1の投入口(診察カード投入口)として機能する。また、開口20cを介して表示器発行回収部23の一部(表示器発行部231)が外部に露出しており、開口20cは案内表示器10の発行口(案内表示器発行口)として機能する。また、開口20dを介して表示器発行回収部23の一部(表示器回収部232)が外部に露出しており、開口20dは案内表示器10の回収口(案内表示器回収口)として機能する。
(2−2−2)発行機表示部21
発行機表示部21は、液晶及び液晶駆動電極部を含むフルドットマトリクス液晶部と、LEDバックライトと、を有している(図示省略)。発行機表示部21は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって液晶の動作及びバックライトの点灯を制御される。発行機表示部21は、発行機制御部26から所定の駆動電圧を供給されることで、所定の情報(例えば案内表示器10の発行手順や回収手順等の情報)を表示する。
発行機表示部21は、液晶及び液晶駆動電極部を含むフルドットマトリクス液晶部と、LEDバックライトと、を有している(図示省略)。発行機表示部21は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって液晶の動作及びバックライトの点灯を制御される。発行機表示部21は、発行機制御部26から所定の駆動電圧を供給されることで、所定の情報(例えば案内表示器10の発行手順や回収手順等の情報)を表示する。
(2−2−3)診察カード処理部22
診察カード処理部22は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって動作を制御される。診察カード処理部22は、主として、診察カード受付部221と、診察カード読取部222と、を有している。
診察カード処理部22は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって動作を制御される。診察カード処理部22は、主として、診察カード受付部221と、診察カード読取部222と、を有している。
診察カード受付部221は、診察カードcd1が投入されたことを検知する診察カード検知センサと、診察カードを運搬する診察カード運搬機構と、を含んでいる(図示省略)。診察カード検知センサは、診察カードcd1が投入されたことを検知すると発行機制御部26へ所定の信号(以下、「診察カード投入信号」と称する)を出力する。診察カード運搬機構は、発行機制御部26から所定の駆動電圧を供給されることで、図示しない駆動部が駆動し、診察カードcd1を運搬する。具体的に、診察カード運搬機構は、診察カード検知センサが、診察カードcd1が投入されたことを検知した場合、投入された診察カードcd1を診察カード読取部222へ運搬する。また、診察カード運搬機構は、診察カード読取部222によって診察カードcd1の読取りが完了した場合、診察カードcd1を、開口20b(診察カード投入口)に向けて運搬し、返却する(その一部を開口20bから露出させる)。
診察カード読取部222は、診察カード運搬機構によって運搬されてきた診察カードcd1の診察カード番号を読み取る。診察カード読取部222は、光学センサ又は磁気センサ等の読取センサを有しており(図示省略)、診察カードcd1に埋め込まれた記憶媒体から診察カード番号を読み取る。診察カード読取部222は、診察カード番号を読み取ると、読み取った診察カード番号を通知するための信号(以下、「診察カード番号通知信号」と称する)を発行機制御部26へ出力する。
(2−2−4)表示器発行回収部23
表示器発行回収部23は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって動作を制御される。表示器発行回収部23は、主として、表示器発行部231(端末発行部)と、表示器回収部232(端末回収部)と、表示器運搬部233と、を有している。
表示器発行回収部23は、発行機制御部26と電気的に接続されており、発行機制御部26によって動作を制御される。表示器発行回収部23は、主として、表示器発行部231(端末発行部)と、表示器回収部232(端末回収部)と、表示器運搬部233と、を有している。
表示器発行部231は、開口20cに隣接して配置されており、その一部が開口20cから外部に露出している。表示器発行部231は、表示器運搬部233と機械的に接続され、表示器運搬部233によって運搬されてきた案内表示器10を移動させる発行部駆動機構(図示省略)を有している。発行部駆動機構は、所定の駆動電圧を供給されることで駆動し、案内表示器10を、その一部が開口20c(案内表示器発行口)から露出する程度に移動させる。
表示器発行部231は、開口20cにおいて、発行されている案内表示器10を検知する発行表示器検知センサ23a、を有している。発行表示器検知センサ23aは、案内表示器発行口から発行されている状態にある場合(すなわち、案内表示器10が、開口20cから一部露出した状態にある場合)に、当該状態を検知し、発行機制御部26へ所定の信号(以下、「表示器発行信号」と称する)を出力する。
表示器回収部232は、開口20dに隣接して配置されており、その一部が開口20dから外部に露出している。表示器回収部232は、開口20dに案内表示器10が投入されたことを検知する回収表示器検知センサ23bを有している。回収表示器検知センサ23bは、案内表示器10が投入されたことを検知すると、発行機制御部26へ所定の信号(以下、「表示器返却信号」と称する)を出力する。
また、表示器回収部232は、開口20dに案内表示器10が投入された際に、規定される投入姿勢に沿って投入されているか否かを検知する投入姿勢検知センサ23cを有している。具体的に投入姿勢検知センサ23cは、案内表示器10に貼り付けられた投入姿勢検出用バーコード11aを読み込むバーコードリーダを含んでいる(図示省略)。投入姿勢検知センサ23cは、投入姿勢検出用バーコード11aを読み込んだ場合には、発行機制御部26へ所定の信号(以下、「表示器正常投入信号」と称する)を出力する。
表示器回収部232は、表示器運搬部233と機械的に接続され、投入された案内表示器10を表示器運搬部233まで移動させる回収部駆動機構(図示省略)有している。回収部駆動機構は、所定の駆動電圧を供給されることで駆動し、案内表示器10を表示器運搬部233へ移動させる。
表示器運搬部233は、表示器保管部24、表示器発行部231及び表示器回収部232と、個別に機械的に接続されている。表示器運搬部233は、表示器保管部24及び表示器発行部231間で案内表示器10を運搬する第1運搬機構と、表示器保管部24及び表示器回収部232間で案内表示器10を運搬する第2運搬機構と、を有している(図示省略)。第1運搬機構及び第2運搬機構は、所定の駆動電圧を供給されることで駆動し、案内表示器10を運搬する。
(2−2−5)表示器保管部24
表示器保管部24には、所定の空間容量を占める区画が多数(例えば128個)形成されており、それぞれの区画に、1台の案内表示器10を収容する表示器収容部240を含んでいる。すなわち、表示器保管部24は、複数の表示器収容部240を含んでおり、それぞれの表示器収容部240において案内表示器10を収容している。
表示器保管部24には、所定の空間容量を占める区画が多数(例えば128個)形成されており、それぞれの区画に、1台の案内表示器10を収容する表示器収容部240を含んでいる。すなわち、表示器保管部24は、複数の表示器収容部240を含んでおり、それぞれの表示器収容部240において案内表示器10を収容している。
各表示器収容部240は、表示器運搬部233と機械的に接続されており、表示器運搬部233の第1運搬機構によって、収容している案内表示器10を表示器発行部231へと運搬される。また、各表示器収容部240は、表示器運搬部233の第2運搬機構によって、表示器回収部232から案内表示器10を運搬される。各表示器収容部240は、表示器保管センサ241と、近距離無線通信部242と、表示器充電部243(充電手段)と、を有している。
表示器保管センサ241は、表示器収容部240内に存在する(収容されている)案内表示器10を検知する。表示器保管センサ241は、発行機制御部26と電気的に接続されており、表示器収容部240内に案内表示器10が存在する場合(収容されている場合)に、所定の信号(以下、「表示器保管信号」と称する)を発行機制御部26へ出力する。
近距離無線通信部242は、案内表示器10(表示器第1通信部17)と近距離無線通信(NFC)を行うためのアンテナ及びモジュールを含んでいる(図示省略)。
表示器充電部243は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10(蓄電部15)の充電を行う機能部である。表示器充電部243は、金属製の給電用接続端子244を含んでいる。給電用接続端子244は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10の充電用接続端子151と、電気的に接続される。表示器充電部243は、給電用接続端子244を介して蓄電部15に電力を供給することで蓄電部15の充電を行う。
(2−2−6)発行機通信部25
発行機通信部25は、管理サーバ40と通信(有線通信)を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。発行機通信部25は、管理サーバ40と第2ネットワークNW2で接続されている。また、発行機通信部25は、発行機制御部26と電気的に接続されている。
発行機通信部25は、管理サーバ40と通信(有線通信)を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。発行機通信部25は、管理サーバ40と第2ネットワークNW2で接続されている。また、発行機通信部25は、発行機制御部26と電気的に接続されている。
(2−2−7)発行機制御部26
図8は、発行機制御部26の概略構成図である。発行機制御部26は、発行機表示部21、診察カード処理部22、表示器発行回収部23、及び表示器保管部24の動作を制御する機能部である。発行機制御部26は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータを有している。発行機制御部26は、主として、発行機記憶部31と、発行機表示制御部32と、診察カード処理制御部33と、表示器状態制御部34と、を含んでいる。
図8は、発行機制御部26の概略構成図である。発行機制御部26は、発行機表示部21、診察カード処理部22、表示器発行回収部23、及び表示器保管部24の動作を制御する機能部である。発行機制御部26は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータを有している。発行機制御部26は、主として、発行機記憶部31と、発行機表示制御部32と、診察カード処理制御部33と、表示器状態制御部34と、を含んでいる。
(2−2−7−1)発行機記憶部31
発行機記憶部31は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、発行機記憶部31には、プログラム記憶領域M10と、診察カード投入フラグM11と、表示器発行フラグM12と、発行表示器特定フラグM13と、発行状態判別フラグM14と、表示器取り忘れフラグM15と、回収表示器特定フラグM16と、表示器投入フラグM17と、正常投入フラグM18と、収容状態判別フラグM19と、充電状態判別フラグM20と、表示器状態判別フラグM21と、回収表示器アドレス記憶領域M22と、が含まれている。
発行機記憶部31は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、発行機記憶部31には、プログラム記憶領域M10と、診察カード投入フラグM11と、表示器発行フラグM12と、発行表示器特定フラグM13と、発行状態判別フラグM14と、表示器取り忘れフラグM15と、回収表示器特定フラグM16と、表示器投入フラグM17と、正常投入フラグM18と、収容状態判別フラグM19と、充電状態判別フラグM20と、表示器状態判別フラグM21と、回収表示器アドレス記憶領域M22と、が含まれている。
プログラム記憶領域M10には発行機制御部26の処理や、他の機器との通信に使用される通信プロトコル等が定義された制御プログラムが格納されている。
診察カード投入フラグM11は、診察カード投入口(開口20b)に診察カードcd1が投入されているか否かを判別するためのフラグである。診察カード投入フラグM11は、診察カード投入口に診察カードcd1が投入されている場合に立てられる。
表示器発行フラグM12は、案内表示器10を発行すべき状態にあること、を示すためのフラグである。表示器発行フラグM12は、投入された診察カード番号の読取りが完了した場合に立てられる。
発行表示器特定フラグM13は、発行を行う案内表示器10、を判別するためのフラグである。発行表示器特定フラグM13は、表示器収容部240と同数(例えば128)のビット数を有しており、各ビットが各表示器収容部240と1対1で対応づけられている。発行表示器特定フラグM13は、表示器収容部240から案内表示器10が発行される場合に、対応するビットを立てられることで、発行される案内表示器10、及び当該案内表示器10が収容されている表示器収容部240を示す。
発行状態判別フラグM14は、案内表示器発行口(開口20c)から案内表示器10が発行されているか否か、を判別するためのフラグである。発行状態判別フラグM14は、案内表示器10が発行されている(案内表示器発行口から一部露出している)状態にある場合に立てられる。
表示器取り忘れフラグM15は、案内表示器発行口(開口20c)において案内表示器10の取り忘れが生じているか否か、を判別するためのフラグである。表示器取り忘れフラグM15は、案内表示器10が発行されている(案内表示器発行口から一部露出している)状態が所定時間t1以上継続した場合(すなわち、来院者PTによる発行案内表示器10の取り忘れが生じていると想定される場合)に立てられる。
回収表示器特定フラグM16は、回収を行う案内表示器10、を判別するためのフラグである。回収表示器特定フラグM16は、表示器収容部240と同数のビット数を有しており、各ビットが各表示器収容部240と1対1で対応づけられている。回収表示器特定フラグM16は、案内表示器10が表示器収容部240へ回収される場合に、対応するビットを立てられることで、回収される案内表示器10及び当該案内表示器10が収容される表示器収容部240を示す。
表示器投入フラグM17は、案内表示器投入口(開口20d)に案内表示器10が投入されているか否かを判別するためのフラグである。表示器投入フラグM17は、案内表示器投入口に案内表示器10が投入された場合に立てられる。
正常投入フラグM18は、案内表示器投入口(開口20d)に、案内表示器10が規定される投入姿勢に沿って正しく投入されているか否か、を判別するためのフラグである。正常投入フラグM18は、案内表示器投入口において案内表示器10が規定される投入姿勢に沿って正しく投入されている場合に、立てられる。
収容状態判別フラグM19は、各表示器収容部240に案内表示器10が存在する(収容されている)か否か、を判別するためのフラグである。収容状態判別フラグM19は、表示器収容部240と同数のビット数を有しており、各ビットが各表示器収容部240と1対1で対応づけられている。収容状態判別フラグM19は、表示器収容部240に案内表示器10が存在する場合に、対応するビットを立てられることで、各表示器収容部240に案内表示器10が存在するか否かを示す。
充電状態判別フラグM20は、各表示器収容部240に収容されている案内表示器10の蓄電部15が、所定量蓄電されているか否かを判別するためのフラグである。充電状態判別フラグM20は、表示器収容部240と同数のビット数を有しており、各ビットが各表示器収容部240と1対1で対応づけられている。充電状態判別フラグM20は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10の蓄電量が所定量に達した場合に、対応するビットを立てられることで、各表示器収容部240に収容されている案内表示器10の充電状態が満たされていることを示す。また、充電状態判別フラグM20は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10の蓄電量が所定量に満たない場合に、対応するビットを解除されることで、当該案内表示器10の充電状態が満たされていないを示す。
表示器状態判別フラグM21は、各表示器収容部240に収容されている案内表示器10が正常に動作する(故障等の異常がない)か否か、を判別するためのフラグである。表示器状態判別フラグM21は、表示器収容部240と同数のビット数を有しており、各ビットが各表示器収容部240と1対1で対応づけられている。表示器状態判別フラグM21は、表示器収容部240に収容されている案内表示器10に異常がある(正常に動作しない)と想定される場合に、対応するビットを立てられることで、各表示器収容部240に収容されている案内表示器10に故障等の異常があることを示す。
回収表示器アドレス記憶領域M22は、来院者PTによって返却された案内表示器10(すなわち、案内表示器投入口に投入された案内表示器10)の通信アドレス(プライベートIPアドレス)を格納するための記憶領域である。
(2−2−7−2)発行機表示制御部32
発行機表示制御部32は、制御プログラムに沿って発行機表示部21の動作を制御する。発行機表示制御部32は、所定の表示情報が発行機表示部21において表示されるように、発行機表示部21に対して所定の電圧を供給する。
発行機表示制御部32は、制御プログラムに沿って発行機表示部21の動作を制御する。発行機表示制御部32は、所定の表示情報が発行機表示部21において表示されるように、発行機表示部21に対して所定の電圧を供給する。
(2−2−7−3)診察カード処理制御部33
診察カード処理制御部33は、診察カードcd1が診察カード投入口(開口20b)へ投入された場合に処理を行う機能部である。診察カード処理制御部33は、主として、受付信号入力部331と、診察カード受付制御部332と、診察カード読取制御部333と、を含んでいる。
診察カード処理制御部33は、診察カードcd1が診察カード投入口(開口20b)へ投入された場合に処理を行う機能部である。診察カード処理制御部33は、主として、受付信号入力部331と、診察カード受付制御部332と、診察カード読取制御部333と、を含んでいる。
受付信号入力部331は、診察カード受付部221(診察カード検知センサ)から診察カード投入信号を入力されると、診察カード投入フラグM11を立てる。
診察カード受付制御部332は、診察カード投入フラグM11が立てられると、診察カード受付部221(診察カード運搬機構)に駆動電圧を供給し、診察カードcd1を診察カード読取部222へと運搬させる。
診察カード読取制御部333は、診察カード読取部222から診察カード番号通知信号を入力されると、当該信号を、発行機通信部25を介して管理サーバ40へと送信する。そして、診察カード読取制御部333は、診察カード受付部221(診察カード運搬機構)に駆動電圧を供給し、診察カードcd1を診察カード読取部222から診察カード投入口へと運搬させる(すなわち、診察カードcd1を来院者PTへ返却させる)。その後、診察カード読取制御部333は、診察カード投入フラグM11を解除するとともに表示器発行フラグM12を立てる。
なお、診察カード読取制御部333は、時間を計測可能なタイマー機能を有しており、診察カード投入フラグM11が立てられた状態で所定時間が経過しても、診察カード読取部222から診察カード番号通知信号の入力がない場合には、診察カード受付部221(診察カード運搬機構)に駆動電圧を供給し、診察カードcd1を診察カード読取部222から診察カード投入口へと運搬させる(すなわち、診察カードcd1を来院者PTへ返却させる)。その後、診察カード読取制御部333は、診察カード投入フラグM11を解除する。
(2−2−7−4)表示器状態制御部34
表示器状態制御部34は、案内表示器10が案内表示器投入口(開口20d)へ投入された場合に処理を行う機能部である。表示器状態制御部34は、主として、発行信号入力部34aと、返却信号入力部34bと、正常投入信号入力部34cと、発行制御部36と、収容制御部37と、を含んでいる。
表示器状態制御部34は、案内表示器10が案内表示器投入口(開口20d)へ投入された場合に処理を行う機能部である。表示器状態制御部34は、主として、発行信号入力部34aと、返却信号入力部34bと、正常投入信号入力部34cと、発行制御部36と、収容制御部37と、を含んでいる。
(2−2−7−4−1)発行信号入力部34a、返却信号入力部34b、正常投入信号入力部34c
発行信号入力部34aは、表示器発行回収部23(発行表示器検知センサ23a)から表示器発行信号を入力されると、発行状態判別フラグM14を立てる。
発行信号入力部34aは、表示器発行回収部23(発行表示器検知センサ23a)から表示器発行信号を入力されると、発行状態判別フラグM14を立てる。
返却信号入力部34bは、表示器発行回収部23(回収表示器検知センサ23b)から表示器返却信号を入力されると、表示器投入フラグM17を立てる。
正常投入信号入力部34cは、表示器発行回収部23(投入姿勢検知センサ23c)から表示器正常投入信号を入力されると、正常投入フラグM18を立てる。
(2−2−7−4−2)発行制御部36
発行制御部36は、案内表示器10を発行する際の処理を行う機能部である。発行制御部36は、主として、起動制御部361と、運搬制御部362と、を含む。
発行制御部36は、案内表示器10を発行する際の処理を行う機能部である。発行制御部36は、主として、起動制御部361と、運搬制御部362と、を含む。
起動制御部361は、表示器発行フラグM12が立てられると、収容状態判別フラグM19、充電状態判別フラグM20及び表示器状態判別フラグM21を参照し、充電が完了し且つ正常に動作する(すなわち、故障等の異常がない)案内表示器10、が収容されている表示器収容部240を検出する。そして、起動制御部361は、検出した表示器収容部240の中から、1の表示器収容部240(以下、「発行表示器収容部240」と称する)を選択する。
その後、発行表示器収容部240に収容されている案内表示器10(以下、「発行案内表示器10」と称する)に対し、近距離無線通信部242を介して、起動信号を送信して、発行案内表示器10を起動させる。
次に、起動制御部361は、発行案内表示器10から起動通知信号を受信しない場合、又は起動通知信号に含まれる自己診断情報によって案内表示器10が正常に動作しないと判断した場合には、当該発行案内表示器10が正常に動作しない(何らかの異常が生じている)ものとして、表示器状態判別フラグM21の対応するビットを立てるとともに当該発行案内表示器10に対し停止信号を送信する。その後、起動制御部361は、再び収容状態判別フラグM19、充電状態判別フラグM20及び表示器状態判別フラグM21を参照し、充電が完了し且つ正常に動作する(すなわち、故障等の異常がない)案内表示器10、が収容されている表示器収容部240を検出し、発行表示器収容部240を新たに選択する。
一方、起動制御部361は、発行案内表示器10から起動信号に対する起動通知信号を受信した場合には、発行機通信部25を介して管理サーバ40へ所定のコマンド(アドレス設定要求)を送信する。発行制御部36は、アドレス設定要求を送信後、管理サーバ40から所定の情報(アドレス情報)を受信すると、受信したアドレス情報に基づき、発行案内表示器10に対し、近距離無線通信部242を介して通信アドレス(プライベートIPアドレス)を設定する。
その後、起動制御部361は、発行機通信部25を介して管理サーバ40へ所定のコマンド(アドレス設定確認要求)を送信する。発行制御部36は、アドレス設定確認要求を送信後、管理サーバ40から所定の信号(アドレス設定確認信号)を受信すると、案内表示器10における通信アドレスの設定が正常に完了したと判断し、表示器発行フラグM12を解除するとともに発行表示器特定フラグM13の発行表示器収容部240に対応するビットを立てる。
一方、起動制御部361は、アドレス設定確認要求を送信後、管理サーバ40から所定の信号(アドレス設定異常信号)を受信すると、案内表示器10における通信アドレスの設定が不能と判断し、停止信号を送信して発行案内表示器10を停止させる。そして、起動制御部361は、再び収容状態判別フラグM19、充電状態判別フラグM20及び表示器状態判別フラグM21を参照し、充電が完了し且つ正常に動作する(すなわち、故障等の異常がない)案内表示器10、が収容されている表示器収容部240を検出して、発行表示器収容部240及び発行案内表示器10を新たに選択する。そして、起動制御部361は、選択した発行案内表示器10に対し、管理サーバ40から受信したアドレス情報に基づき、近距離無線通信部242を介して通信アドレスを設定し、アドレス設定確認要求を再度送信する。
なお、起動制御部361が案内表示器10に対し起動信号を送信するとともに通信アドレスの設定を行うことで、案内表示器10においては、無線通信機能(すなわち、管理サーバ40との通信機能)が起動する。すなわち、起動制御部361は、案内表示器10の無線通信機能を起動させる「通信機能起動手段」に相当する。また、起動制御部361によって無線通信機能を起動された案内表示器10は、表示器運搬部233によって運搬されて案内表示器発行口(開口20c)から発行される。このため、起動制御部361は、自動発行機20が案内表示器10を発行する場合に、案内表示器10の無線通信機能を起動している、といえる。
運搬制御部362は、発行表示器特定フラグM13が立てられると、表示器運搬部233へ駆動電圧を供給し、発行案内表示器10を表示器発行部231へ運搬させる。また、これとともに、運搬制御部362は、収容状態判別フラグM19の、発行表示器収容部240に対応するビットを解除する。
次に、運搬制御部362は、表示器発行部231へ駆動電圧を供給し、発行案内表示器10を案内表示器発行口(開口20c)に移動させて発行(すなわち一部露出)させる。その後、来院者PTによって案内表示器発行口から案内表示器10が抜き取られると、運搬制御部362は、発行信号入力部34aによって立てられた発行状態判別フラグM14を解除するとともに、発行表示器特定フラグM13の、発行案内表示器10に対応するビットを解除する。これとともに、運搬制御部362は、診察カード処理制御部33に依頼して、投入されている診察カードcd1を返却させる。
また、運搬制御部362は、時間を計測可能なタイマー機能を有しており、発行状態判別フラグM14が立てられた状態が所定時間t1以上継続したと判断すると、表示器取り忘れフラグM15を立てるとともに、発行状態判別フラグM14を解除する。なお、所定時間t1は、適宜適当な数値が設定され、例えば30secに設定される。
(2−2−7−4−3)収容制御部37
収容制御部37は、案内表示器10を収容する際の処理を行う機能部である。収容制御部37は、主として、回収制御部371と、停止制御部372と、充電制御部373と、を含んでいる。
収容制御部37は、案内表示器10を収容する際の処理を行う機能部である。収容制御部37は、主として、回収制御部371と、停止制御部372と、充電制御部373と、を含んでいる。
回収制御部371は、表示器取り忘れフラグM15が立てられると、収容状態判別フラグM19を参照し、案内表示器10が収容されていない表示器収容部240を検出する。それから、回収制御部371は、検出した表示器収容部240の中から、案内表示器発行口において所定時間t1以上留まっている(すなわち、来院者PTによって取り忘れられたと想定される)発行案内表示器10(以下、「取り忘れ案内表示器10」と称する)を収容する表示器収容部240(以下、「回収表示器収容部240」と称する)を選択する。
次に、回収制御部371は、表示器発行部231(発行部駆動機構)に駆動電圧を供給し、取り忘れ案内表示器10を表示器運搬部233へと移動させる。そして、表示器運搬部233へ駆動電圧を供給して当該案内表示器10を選択した表示器収容部240へと運搬させる。その後、回収制御部371は、表示器取り忘れフラグM15を解除するとともに、回収表示器特定フラグM16の、回収表示器収容部240に対応するビットを立てる。
また、回収制御部371は、表示器投入フラグM17が立てられると、正常投入フラグM18を参照する。そして、正常投入フラグM18が立てられていない場合には、回収制御部371は、表示器回収部232(回収部駆動機構)に駆動電圧を供給し、投入された案内表示器10を、案内表示器回収口(開口20d)へと移動させ、返却(一部露出)させる。これにより、案内表示器10が規定される投入姿勢に沿って正しく投入されない場合には、案内表示器10が来院者PTに返却され、来院者PTは案内表示器10の投入のやり直しを促される。
一方、回収制御部371は、表示器投入フラグM17が立てられ、且つ正常投入フラグM18が立てられている場合には、正常投入フラグM18を解除するとともに収容状態判別フラグM19を参照し、案内表示器10が収容されていない表示器収容部240を検出する。それから、回収制御部371は、検出した表示器収容部240の中から、投入された案内表示器10(以下、「回収案内表示器10」と称する)を収容する表示器収容部240(以下、「回収表示器収容部240」と称する)を選択する。
次に、回収制御部371は、表示器回収部232(回収部駆動機構)に駆動電圧を供給し、投入された案内表示器10を表示器運搬部233へと移動させる。そして、表示器運搬部233へ駆動電圧を供給し、選択した表示器収容部240へ当該案内表示器10を運搬させる。その後、回収制御部371は、表示器投入フラグM17を解除するとともに、回収表示器特定フラグM16の、回収表示器収容部240に対応するビットを立てる。
停止制御部372は、回収表示器特定フラグM16が立てられると、近距離無線通信部242を介して、回収案内表示器10に対し通信アドレス(プライベートIPアドレス)の通知を要求する。係る要求に対する応答として、回収案内表示器10から通信アドレスを通知された場合、発行機通信部25を介して、管理サーバ40へ所定のコマンド(状態判定要求)を送信する。係る状態判定要求は、管理サーバ40に対し、回収案内表示器10の通信アドレスを通知するとともに回収案内表示器10へ所定の信号(生存確認信号)を送信させるコマンドである。
停止制御部372は、状態判定要求を送信後、管理サーバ40から送信された所定の信号(正常確認信号又は異常確認信号)を受信すると、近距離無線通信部242を介して、回収案内表示器10(表示器電源制御部16)に対し停止信号を送信して、回収案内表示器10を停止状態に遷移させる。また、これとともに停止制御部372は、回収表示器特定フラグM16の、回収表示器収容部240に対応するビットを解除する。
係る場合において、管理サーバ40から送信された情報が正常確認信号である場合には、発行案内表示器10は、回収案内表示器10が正常に動作する状態にある(すなわち、故障等の異常がない状態にある)ものと判定する。一方、管理サーバ40から送信された情報が異常確認信号である場合には、停止制御部372は、回収案内表示器10が正常に動作しない状態にある(すなわち、故障等の異常状態にある)ものと判定して、表示器状態判別フラグM21の対応するビットを立てる。なお、表示器状態判別フラグM21は、システム管理者やサービスマンによって修理や点検が行われる際に解除される。
ここで、停止制御部372によって送信された停止信号を受信することで案内表示器10が停止状態に遷移すると、案内表示器10において、切換部161(通信機能停止スイッチ)の状態が開状態に切り換えられ、無線通信機能(管理サーバ40との通信機能)が停止される。このため、停止制御部372は、「無線通信機能停止手段」に相当する。また、停止制御部372は、案内表示器10の回収時において、管理サーバ40から所定の信号(正常確認信号又は異常確認信号)を受信することを契機として、切換部161(通信機能停止スイッチ)の状態を切換えることで案内表示器10の無線通信機能を停止させている、ともいえる。
また、停止制御部372は、管理サーバ40へ状態判定要求を送信し、その後、管理サーバ40から送信された情報が正常確認信号であるか異常確認信号であるかに応じて、回収案内表示器10が正常に動作するか否かを判定している。すなわち、停止制御部372は、案内表示器10の回収時に、案内表示器10が正常に動作するか否かを判定する「端末状態判定手段」にも相当する。
また、停止制御部372は、管理サーバ40から送信された異常確認信号を受信した場合、回収案内表示器10が正常に動作しない状態にある(すなわち、故障等の異常状態にある)ものと判定して、表示器状態判別フラグM21の対応するビットを立てる。その結果、当該回収案内表示器10は、表示器状態判別フラグM21の対応するビットが解除されるまで、自動発行機20から発行されない。すなわち、停止制御部372は、正常に動作しないと想定される案内表示器10の発行を禁止する「端末発行判断手段」にも相当する。
充電制御部373は、回収表示器特定フラグM16が立てられると、表示器充電部243に駆動電圧を供給し、回収案内表示器10の充電を行わせる。但し、表示器状態判別フラグM21の回収案内表示器10に対応するビットが立てられている場合には、充電制御部373は、表示器充電部243に駆動電圧を供給せず充電を行わせない。また、充電制御部373は、充電状態判別フラグM20の回収案内表示器10に対応するビットが立てられた場合には、表示器充電部243に対する駆動電圧の供給を停止し、充電を停止させる。
(2−3)管理サーバ40
図9は、管理サーバ40の概略構成を示したブロック図である。管理サーバ40は、案内表示器発行システム100の動作を統括的に制御するコンピュータである。管理サーバ40は、主として、入出力部41と、サーバ第1通信部42と、サーバ第2通信部43と、サーバ制御部44と、を有している。
図9は、管理サーバ40の概略構成を示したブロック図である。管理サーバ40は、案内表示器発行システム100の動作を統括的に制御するコンピュータである。管理サーバ40は、主として、入出力部41と、サーバ第1通信部42と、サーバ第2通信部43と、サーバ制御部44と、を有している。
(2−3−1)入出力部41
入出力部41は、システム管理者からの指示を入力され、また、システム管理者に対して情報を表示するインターフェースとしての役割を果たす。入出力部41は、入力部としてのキーボードと、出力部としての液晶ディスプレイと、を含む。
入出力部41は、システム管理者からの指示を入力され、また、システム管理者に対して情報を表示するインターフェースとしての役割を果たす。入出力部41は、入力部としてのキーボードと、出力部としての液晶ディスプレイと、を含む。
(2−3−2)サーバ第1通信部42
サーバ第1通信部42は、第1ネットワークNW1を介して案内表示器10(表示器第2通信部180)と通信を行うための通信回路、及びベースバンドLSIを含んでいる(図示省略)。サーバ第1通信部42は、サーバ制御部44と電気的に接続されている。
サーバ第1通信部42は、第1ネットワークNW1を介して案内表示器10(表示器第2通信部180)と通信を行うための通信回路、及びベースバンドLSIを含んでいる(図示省略)。サーバ第1通信部42は、サーバ制御部44と電気的に接続されている。
(2−3−3)サーバ第2通信部43
サーバ第2通信部43は、自動発行機20と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。サーバ第2通信部43は、自動発行機20(発行機通信部25)と第2ネットワークNW2で接続されている。また、サーバ第2通信部43は、サーバ制御部44と電気的に接続されている。
サーバ第2通信部43は、自動発行機20と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。サーバ第2通信部43は、自動発行機20(発行機通信部25)と第2ネットワークNW2で接続されている。また、サーバ第2通信部43は、サーバ制御部44と電気的に接続されている。
(2−3−4)サーバ制御部44
サーバ制御部44は、CPU及びメモリ等で構成される。サーバ制御部44は、主として、サーバ記憶部45と、出力制御部46と、来院者情報管理部47と、案内情報出力制御部48と、通信アドレス管理部49と、接続判定部50と、を含んでいる。
サーバ制御部44は、CPU及びメモリ等で構成される。サーバ制御部44は、主として、サーバ記憶部45と、出力制御部46と、来院者情報管理部47と、案内情報出力制御部48と、通信アドレス管理部49と、接続判定部50と、を含んでいる。
(2−3−4−1)サーバ記憶部45
サーバ記憶部45は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、サーバ記憶部45には、プログラム記憶領域M30と、来院者情報記憶領域M31と、案内情報記憶領域M32と、割当アドレス記憶領域M33と、アドレス対応情報記憶領域M34と、が含まれている。
サーバ記憶部45は、RAM、ROM及びフラッシュメモリ等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、サーバ記憶部45には、プログラム記憶領域M30と、来院者情報記憶領域M31と、案内情報記憶領域M32と、割当アドレス記憶領域M33と、アドレス対応情報記憶領域M34と、が含まれている。
プログラム記憶領域M30には、サーバ制御部44の処理や、他の機器との通信に使用される通信プロトコル等が定義された制御プログラムが格納されている。
来院者情報記憶領域M31には、診察カードcd1の保有者に関する情報(氏名、住所、所有している診察カードcd1のカード番号、カルテに関する情報、来院状況等)が記述された来院者情報テーブルが格納されている(図示省略)。来院者情報テーブルは、システム管理者によって入出力部41を介して適宜更新される。
案内情報記憶領域M32には、案内表示器10に送信すべき案内情報が記述された案内情報テーブルが格納されている(図示省略)。案内情報テーブルには、特定の来院者PT(以下、「対象来院者PT」と称する)に表示すべき案内情報と、対象来院者PTが保有する診察カードcd1のカード番号(以下、「対象来院者カード番号」と称する)と、が関連づけられて記述される。案内情報テーブルは、システム管理者によって入出力部41を介して適宜更新される。
割当アドレス記憶領域M33には、案内表示器10に割当て可能な通信アドレス(プライベートIPアドレス)に関する情報が記述されたアドレステーブルが格納されている(図示省略)。
アドレス対応情報記憶領域M34には、案内表示器10を発行された来院者PTが保有する診察カードcd1のカード番号と、当該案内表示器10に割り振った通信アドレス(プライベートIPアドレス)と、の対応関係が記述されたアドレス対応情報テーブルが格納されている(図示省略)。
(2−3−4−2)出力制御部46
出力制御部46は、入出力部41(液晶ディスプレイ)において出力(表示)させるデータを生成し、駆動電圧を出力する。
出力制御部46は、入出力部41(液晶ディスプレイ)において出力(表示)させるデータを生成し、駆動電圧を出力する。
(2−3−4−3)来院者情報管理部47
来院者情報管理部47は、自動発行機20(診察カード読取部222)から診察カード番号通知信号を送信されると、サーバ第2通信部43を介してこれを受信し、当該信号を解読して診察カード番号を取得する。来院者情報管理部47は、来院者情報記憶領域M31において格納される来院者情報テーブルにおいて、取得した診察カード番号から特定される診察カードcd1の保有者が来院中であることを記述して、更新を行う。
来院者情報管理部47は、自動発行機20(診察カード読取部222)から診察カード番号通知信号を送信されると、サーバ第2通信部43を介してこれを受信し、当該信号を解読して診察カード番号を取得する。来院者情報管理部47は、来院者情報記憶領域M31において格納される来院者情報テーブルにおいて、取得した診察カード番号から特定される診察カードcd1の保有者が来院中であることを記述して、更新を行う。
(2−3−4−4)案内情報出力制御部48
案内情報出力制御部48は、案内情報記憶領域M32に格納される案内情報テーブルが更新されると、更新内容に該当する(すなわち、新たに記述された)案内情報及び対象来院者カード番号を取得する。次に、案内情報出力制御部48は、アドレス対応情報記憶領域M34に格納されるアドレス対応情報テーブルを参照し、対象来院者カード番号と、これに対応する通信アドレスと、を取得する。
案内情報出力制御部48は、案内情報記憶領域M32に格納される案内情報テーブルが更新されると、更新内容に該当する(すなわち、新たに記述された)案内情報及び対象来院者カード番号を取得する。次に、案内情報出力制御部48は、アドレス対応情報記憶領域M34に格納されるアドレス対応情報テーブルを参照し、対象来院者カード番号と、これに対応する通信アドレスと、を取得する。
それから、案内情報出力制御部48は、取得した案内情報を、サーバ第1通信部42を介して、取得した通信アドレスに宛てて送信する。その結果、案内情報が、対象来院者PTに貸し出されている案内表示器10対して送信される。その後、案内情報出力制御部48は、案内情報テーブルにおいて、送信した案内情報と、対象来院者カード番号と、を削除して更新を行う。
(2−3−4−5)通信アドレス管理部49
通信アドレス管理部49は、自動発行機20(起動制御部361)からアドレス設定要求を送信されると、サーバ第2通信部43を介してこれを受信し、割当アドレス記憶領域M33からアドレステーブルを取得し、割当可能な通信アドレスを特定する。次に、通信アドレス管理部49は、特定した通信アドレスを示すアドレス情報を、サーバ第2通信部43を介して自動発行機20に対し送信する。その後、通信アドレス管理部49は、アドレステーブルを更新し、割当アドレス記憶領域M33に格納する。また、通信アドレス管理部49は、特定した通信アドレスと、診察カード番号通知信号から取得した診察カード番号と、の対応関係を定義したアドレス対応情報、をアドレス対応情報記憶領域M34に格納する。
通信アドレス管理部49は、自動発行機20(起動制御部361)からアドレス設定要求を送信されると、サーバ第2通信部43を介してこれを受信し、割当アドレス記憶領域M33からアドレステーブルを取得し、割当可能な通信アドレスを特定する。次に、通信アドレス管理部49は、特定した通信アドレスを示すアドレス情報を、サーバ第2通信部43を介して自動発行機20に対し送信する。その後、通信アドレス管理部49は、アドレステーブルを更新し、割当アドレス記憶領域M33に格納する。また、通信アドレス管理部49は、特定した通信アドレスと、診察カード番号通知信号から取得した診察カード番号と、の対応関係を定義したアドレス対応情報、をアドレス対応情報記憶領域M34に格納する。
また、通信アドレス管理部49は、案内表示器10(通知部185)によって送信された停止通知信号を受信した場合には、送信元の案内表示器10に割り振られていた通信アドレス(すなわち使用されなくなり新たに割当可能となった通信アドレス)をアドレステーブルに記述することで、アドレステーブルの更新を行う。そして、通信アドレス管理部49は、アドレス対応情報記憶領域M34において、該当するアドレス対応情報を削除する。
(2−3−4−6)接続判定部50
接続判定部50は、自動発行機20から所定のコマンド(アドレス設定確認要求又は状態判定要求)を送信されると、当該要求から特定される案内表示器10に対し、サーバ第1通信部42を介して、所定の信号(生存確認信号)を送信する。
接続判定部50は、自動発行機20から所定のコマンド(アドレス設定確認要求又は状態判定要求)を送信されると、当該要求から特定される案内表示器10に対し、サーバ第1通信部42を介して、所定の信号(生存確認信号)を送信する。
接続判定部50は、アドレス設定確認要求を受信した場合において、生存確認信号を送信した後、送信先の案内表示器10からの応答信号を受信すると、自動発行機20(起動制御部361)に対してアドレス設定確認信号を送信する。一方で、接続判定部50は、アドレス設定確認要求を受信した場合において、生存確認信号を送信した後、所定時間を経過しても送信先の案内表示器10からの応答信号を受信しない場合には、自動発行機20(起動制御部361)に対してアドレス設定異常信号を送信する。また、接続判定部50は、応答信号に含まれる所定のパラメータ(後述する自己診断情報)から、当該応答信号の送信元の案内表示器10が、正常に動作しない状態(故障等の異常が生じている状態)にあると想定される場合には、自動発行機20に対して異常確認信号を送信する。
また、接続判定部50は、状態判定要求を受信した場合において、生存確認信号を送信した後、送信先の案内表示器10からの応答信号を受信すると、自動発行機20(起動制御部361)に対して正常確認信号を送信する。一方、接続判定部50は、状態判定要求を受信した場合において、生存確認信号に対する応答信号を受信しない場合には、自動発行機20(起動制御部361)に対して異常確認信号を送信し、アドレステーブルの更新を行う。
(3)各部の処理の流れ
(3−1)案内表示器10の処理の流れ
図10は、案内表示器10の処理の流れの一例を示したフローチャートである。案内表示器10は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
(3−1)案内表示器10の処理の流れ
図10は、案内表示器10の処理の流れの一例を示したフローチャートである。案内表示器10は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
ステップS101において、案内表示器10は、起動信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、起動信号を受信していない場合)、当該判定を繰り返す。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、起動信号を受信した場合)、ステップS102へ進む。
ステップS102において、案内表示器10は、蓄電部15からの駆動電源の供給により起動状態に遷移する。また、案内表示器10は、停止状態から起動状態に遷移した場合には、起動通知信号を自動発行機20に対して送信する。ここで、案内表示器10は、メモリ不良、電池不良、及び表示不良等に関する案内表示器10の状態を、自己診断する機能を有しており、係る診断結果に関する情報(自己診断情報)を含めて起動通知信号を送信する。なお、案内表示器10は、既に起動状態にある場合には、当該状態を継続する。その後、ステップS103へ進む。
ステップS103において、案内表示器10は、停止信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、停止信号を受信していない場合)、ステップS106へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、停止信号を受信した場合)、ステップS104へ進む。
ステップS104において、案内表示器10は、停止通知信号を管理サーバ40へ送信する。その後、ステップS105へ進む。
ステップS105において、案内表示器10は、切換部161が開状態となり蓄電部15からの駆動電源の供給が遮断されることで停止状態に遷移する。なお、案内表示器10は、既に停止状態にある場合には、当該状態を継続する。その後、S101に戻る。
ステップS106において、案内表示器10は、通信アドレス(プライベートIPアドレス)の設定が行われたか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、通信アドレスの設定が行われていない場合)、ステップS108へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、通信アドレスの設定が行われた場合)、ステップS107へ進む。
ステップS107において、案内表示器10は、設定された通信アドレスを、表示器記憶部181(アドレス記憶領域M2)に記憶する。その後、ステップS108へ進む。
ステップS108において、案内表示器10は、生存確認信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、生存確認信号を受信していない場合)、ステップS110へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、生存確認信号を受信した場合)、ステップS109へ進む。
ステップS109において、案内表示器10は、応答信号を、管理サーバ40へ送信する。ここで、案内表示器10は、メモリ不良、電池不良、及び表示不良等に関する案内表示器10の状態を、自己診断する機能を有しており、係る診断結果に関する情報(自己診断情報)を含めて応答信号を送信する。その後、ステップS110へ進む。
ステップS110において、案内表示器10は、案内情報を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、案内情報を受信していない場合)、ステップS112へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、案内情報を受信した場合)、ステップS111へ進む。
ステップS111において、案内表示器10は、受信した案内情報を出力する(案内情報表示部12において表示、又は案内音声出力部13において出力する)。その後、ステップS112へ進む。
ステップS112において、案内表示器10は、確認入力キー14を入力されたか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、確認入力キー14の入力がない場合)、ステップS114へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、確認入力キー14を入力された場合)、ステップS113へ進む。
ステップS113において、案内表示器10は、案内音声出力部13において案内音声情報の出力を停止する。その後、ステップS114へ進む。
ステップS114において、案内表示器10は、アドレス通知要求を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、アドレス通知要求を受信していない場合)、ステップS101に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、アドレス通知要求を受信した場合)、ステップS115へ進む。
ステップS115において、案内表示器10は、自動発行機20に対して、割り振られている通信アドレスを通知する(アドレス記憶領域M2に記憶している通信アドレスを送信する)。その後、ステップS101に戻る。
(3−2)自動発行機20の処理の流れ
図11は、自動発行機20の処理の流れの一例を示したフローチャートである。自動発行機20は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
図11は、自動発行機20の処理の流れの一例を示したフローチャートである。自動発行機20は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
ステップS201において、自動発行機20は、診察カードcd1を投入されたか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、診察カードcd1を投入されていない場合)、ステップS214へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、診察カードcd1を投入された場合)、ステップS202へ進む。
ステップS202において、自動発行機20は、投入された診察カードcd1のカード番号を読み取り、カード番号が読取り可能な場合にはステップS203へ進む。一方、カード番号が読取り不能な場合にはステップS213へ進む。
ステップS203において、自動発行機20は、読み取ったカード番号を、管理サーバ40へ通知する。その後、ステップS204へ進む。
ステップS204において、自動発行機20は、発行案内表示器10(発行表示器収容部240)を選択する。その後、ステップS205へ進む。なお、図示は省略するが、ステップS204において、選択可能な案内表示器10が自動発行機20内に存在しない場合には、ステップS213へ進む。
ステップS205において、自動発行機20は、選択した発行案内表示器10へ起動信号を送信する。これにより、発行案内表示器10が起動状態に遷移する。その後、ステップS206へ進む。
ステップS206において、自動発行機20は、起動信号の送信先である発行案内表示器10から起動通知信号を受信したか否か(又は起動通知信号に含まれる自己診断情報によって、案内表示器10が正常に動作するか否か)を判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、起動通知信号を受信しない場合(又は起動通知信号に含まれる自己診断情報から案内表示器10が正常に動作しないと判断した場合))、発行案内表示器10に対して停止信号を送信した後、ステップS204に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、起動通知信号を受信した場合(又は起動通知信号に含まれる自己診断情報から案内表示器10が正常に動作すると判断した場合))、ステップS207へ進む。
ステップS207において、自動発行機20は、管理サーバ40へアドレス設定要求を送信する。その後、ステップS208へ進む。
ステップS208において、自動発行機20は、アドレス情報を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、所定時間を経過してもアドレス情報を受信しない場合)、ステップS213へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、アドレス情報を受信した場合)、ステップS209へ進む。
ステップS209において、自動発行機20は、受信したアドレス情報に基づき、発行案内表示器10に対し通信アドレスを設定する。そして、自動発行機20は、アドレス設定確認要求を送信する。その後、ステップS210へ進む。
ステップS210において、自動発行機20は、アドレス設定確認信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、アドレス設定異常信号を受信した場合、又はアドレス設定確認信号及びアドレス設定異常信号の双方を受信しない場合)、ステップS204に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、アドレス設定確認信号を受信した場合)、ステップS211へ進む。
ステップS211において、自動発行機20は、発行案内表示器10を案内表示器発行口(開口20c)へ運搬して発行する(案内表示器発行口から一部を露出させる)。また、自動発行機20は、投入されている診察カードcd1を返却する。その後、ステップS212へ進む。
ステップS212において、自動発行機20は、発行案内表示器10を案内表示器発行口から発行した後に表示器発行信号を受信した状態が所定時間t1継続したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち表示器発行信号を受信してから所定時間t1が経過する前に表示器発行信号を受信しなくなった場合)、ステップS201に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち表示器発行信号を受信した状態が所定時間t1継続した場合)、来院者PTによる発行案内表示器10の取り忘れが生じた(すなわち、来院者PTが発行案内表示器10を受け取らずに立ち去った)ものとして、ステップS217へ進む。
ステップS213において、自動発行機20は、投入されている診察カードcd1を返却する。また、図示は省略するが、自動発行機20は、発行案内表示器10が起動状態にある場合には、発行案内表示器10に対して停止信号を送信して停止させる。また、自動発行機20は、来院者PTに対して所定の情報(エラーが生じたことを示す情報)を表示する。その後、ステップS201に戻る。
ステップS214において、自動発行機20は、案内表示器10を投入されたか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、案内表示器10を投入されていない場合)、ステップS201に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、案内表示器10を投入された場合)、ステップS215へ進む。
ステップS215において、自動発行機20は、案内表示器10が規定される投入姿勢に沿って投入されているか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、案内表示器10が規定される投入姿勢に沿って投入されていない場合)、ステップS216へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、案内表示器10が規定される投入姿勢に沿って投入されている場合)、ステップS217へ進む。
ステップS216において、自動発行機20は、投入された案内表示器10を、来院者PTに返却する(すなわち、投入された案内表示器10を、案内表示器回収口から露出させる)。これにより、来院者PTは、案内表示器10の投入のやり直しを促される。その後、ステップS214に戻る。
ステップS217において、自動発行機20は、回収表示器収容部240を選択し、選択した回収表示器収容部240に案内表示器10を運搬して収容する。その後、ステップS218へ進む。
ステップS218において、自動発行機20は、案内表示器10に対してアドレス通知要求を送信する。その後、ステップS219へ進む。
ステップS219において、自動発行機20は、通信アドレスを通知されたか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、通信アドレスを通知されていない場合)、当該判定を繰り返す。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、通信アドレスを通知された場合)、ステップS220へ進む。
ステップS220において、自動発行機20は、管理サーバ40に対し、状態判定要求を送信する。その後、ステップS221へ進む。
ステップS221において、自動発行機20は、正常確認信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、正常確認信号を受信していない場合)、ステップS224へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、正常確認信号を受信した場合)、ステップS222へ進む。
ステップS222において、自動発行機20は、案内表示器10の充電を行う。その後、ステップS223へ進む。
ステップS223において、自動発行機20は、案内表示器10に対して停止信号を送信する。これにより、案内表示器10が停止状態に遷移する。その後、ステップS201に戻る。なお、前述のステップS222においては、案内表示器10の充電が行われる。すなわち、自動発行機20は、案内表示器10の充電を行う場合に案内表示器10の無線通信機能を停止させる、といえる。
ステップS224において、自動発行機20は、異常確認信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、異常確認信号を受信していない場合)、ステップS221に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、異常確認信号を受信した場合)、ステップS225へ進む。なお、図示は省略するが、自動発行機20は、いずれのタイミングにおいても案内表示器10から異常確認信号を受信すると、当該異常確認信号に係る案内表示器10については、以後の発行を停止する。
ステップS225において、自動発行機20は、案内表示器10に対して停止信号を送信する。これにより、案内表示器10が停止状態に遷移する。その後、ステップS201に戻る。
(3−3)管理サーバ40の処理の流れ
図12は、管理サーバ40の処理の流れの一例を示したフローチャートである。管理サーバ40は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
図12は、管理サーバ40の処理の流れの一例を示したフローチャートである。管理サーバ40は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
ステップS301において、管理サーバ40は、入出力部41において出力すべき情報があるか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、入出力部41において出力すべき情報がない場合)、ステップS303へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、入出力部41において出力すべき情報がある場合)、ステップS302へ進む。
ステップS302において、管理サーバ40は、入出力部41において出力すべき情報を出力する。その後、ステップS303へ進む。
ステップS303において、管理サーバ40は、入出力部41において入力された情報があるか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、入出力部41において入力された情報がない場合)、ステップS305へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、入出力部41において入力された情報がある場合)、ステップS304へ進む。
ステップS304において、管理サーバ40は、入力された情報に応じて、サーバ記憶部45において、所定のテーブルを作成、更新、又は消去する。その後、ステップS305へ進む。
ステップS305において、管理サーバ40は、診察カード番号通知信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、診察カード番号通知信号を受信しない場合)、ステップS307へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、診察カード番号通知信号を受信した場合)、ステップS306へ進む。
ステップS306において、管理サーバ40は、サーバ記憶部45(来院者情報記憶領域M31)において、来院者情報テーブルを更新する。その後、ステップS307へ進む。
ステップS307において、管理サーバ40は、アドレス設定要求を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、アドレス設定要求を受信しない場合)、ステップS313へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、アドレス設定要求を受信した場合)、ステップS308へ進む。
ステップS308において、管理サーバ40は、自動発行機20に対し、アドレス情報を送信する。また、これに伴い、管理サーバ40は、サーバ記憶部45(割当アドレス記憶領域M33)において、アドレステーブルを更新(送信したアドレス情報を削除)する。その後、ステップS309へ進む。
ステップS309において、管理サーバ40は、アドレス設定確認要求を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、アドレス設定確認要求を受信しない場合)、ステップS308に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、アドレス設定確認要求を受信した場合)、ステップS310へ進む。
ステップS310において、管理サーバ40は、発行案内表示器10に対して生存確認信号を送信する。その後、ステップS311へ進む。
ステップS311において、管理サーバ40は、生存確認信号に対する応答信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、所定時間が経過しても応答信号を受信しない場合)、ステップS319へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、応答信号を受信した場合)、ステップS312へ進む。
ステップS312において、管理サーバ40は、自動発行機20に対し、アドレス設定確認信号を送信する。その後、ステップS313へ進む。なお、図示は省略するが、管理サーバ40は、応答信号に含まれる自己診断情報によって、案内表示器10が正常に動作しないと判断した場合には、該当する案内表示器10がエラー状態(正常に動作しない状態)にあることを自動発行機20へ通知するべく、ステップS319へ進み異常確認信号を自動発行機20へ送信する。その結果、異常確認信号を受けた自動発行機20では、表示器状態制御部34によって、当該異常確認信号に係る案内表示器10の発行が禁止され、新たに発行案内表示器10の選定が行われる。
ステップS313において、管理サーバ40は、サーバ記憶部45(案内情報記憶領域M32)において、案内情報テーブルの更新(新たな案内情報の追加)があるか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、案内情報テーブルの更新がない場合)、ステップS315へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、案内情報テーブルの更新がある場合)、ステップS314へ進む。
ステップS314において、管理サーバ40は、特定の案内表示器10に対し、案内情報を送信する。その後、ステップS315へ進む。
ステップS315において、管理サーバ40は、状態判定要求を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、状態判定要求を受信しない場合)、ステップS320へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、状態判定要求を受信した場合)、ステップS316へ進む。
ステップS316において、管理サーバ40は、案内表示器10に対して生存確認信号を送信する。その後、ステップS317へ進む。
ステップS317において、管理サーバ40は、生存確認信号に対する応答信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、応答信号を受信しない場合)、ステップS319へ進む。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、応答信号を受信した場合)、ステップS318へ進む。なお、図示は省略するが、管理サーバ40は、応答信号を受信した場合においても、応答信号に含まれる自己診断情報によって案内表示器10が正常に動作しないと判断した場合には、該当する案内表示器10がエラー状態(正常に動作しない状態)にあることを自動発行機20に通知するべく、ステップS319へ進む。
ステップS318において、管理サーバ40は、自動発行機20に対して、正常確認信号を送信する。その後、ステップS320へ進む。
ステップS319において、管理サーバ40は、自動発行機20に対して、異常確認信号を送信する。その後、ステップS320へ進む。
ステップS320において、管理サーバ40は、停止通知信号を受信したか否かを判定する。当該判定において、判定結果がNOの場合(すなわち、停止通知信号を受信しない場合)、ステップS301に戻る。一方、判定結果がYESの場合(すなわち、停止通知信号を受信した場合)、ステップS321へ進む。
ステップS321において、管理サーバ40は、サーバ記憶部45(割当アドレス記憶領域M33)において、アドレステーブルを更新(回収した通信アドレスを追記)する。
そして、管理サーバ40は、アドレス対応情報記憶領域M34において、該当するアドレス対応情報を削除する。その後、ステップS301に戻る。
そして、管理サーバ40は、アドレス対応情報記憶領域M34において、該当するアドレス対応情報を削除する。その後、ステップS301に戻る。
(4)案内表示器発行システム100の処理
図13は、案内表示器発行システム100において、案内表示器10、自動発行機20及び管理サーバ40間で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図である。
図13は、案内表示器発行システム100において、案内表示器10、自動発行機20及び管理サーバ40間で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図である。
(4−1)期間S1
図13の期間S1に示すように、案内表示器発行システム100では、来院者PTによって自動発行機20に診察カードcd1を投入されると、自動発行機20が診察カードcd1の診察カード番号を読み取る。そして、自動発行機20は、管理サーバ40に対して、診察カード番号通知信号を送信することで、読み取った診察カード番号を通知する。管理サーバ40は、これを受けて来院者PTが来院したことを把握し、来院者情報テーブルを更新する。
図13の期間S1に示すように、案内表示器発行システム100では、来院者PTによって自動発行機20に診察カードcd1を投入されると、自動発行機20が診察カードcd1の診察カード番号を読み取る。そして、自動発行機20は、管理サーバ40に対して、診察カード番号通知信号を送信することで、読み取った診察カード番号を通知する。管理サーバ40は、これを受けて来院者PTが来院したことを把握し、来院者情報テーブルを更新する。
次に、自動発行機20は、特定の案内表示器10(発行案内表示器10)に対し、起動信号を送信する。起動信号を受けた案内表示器10は、起動状態に遷移するとともに、自動発行機20に対して起動通知信号を送信する。起動通知信号を受信した自動発行機20は、管理サーバ40に対し、アドレス設定要求を送信する。アドレス設定要求を受けた管理サーバ40は、自動発行機20に対し、アドレス情報を送信することで、案内表示器10に対して割り振る通信アドレス(プライベートIPアドレス)を通知する。アドレス情報を受信した自動発行機20は、アドレス情報に基づき、案内表示器10に対して通信アドレスを設定する。通信アドレスを設定された案内表示器10は、設定された通信アドレスを記憶する。
次に、自動発行機20は、管理サーバ40に対し、アドレス設定確認要求を送信する。これを受けた管理サーバ40は、案内表示器10に対し、生存確認信号を送信する。生存確認信号を受信した案内表示器10は、管理サーバ40に対し、応答信号を送信する。応答信号を受信した管理サーバ40は、自動発行機20に対し、アドレス設定確認信号を送信する。アドレス設定確認信号を受信した自動発行機20は、案内表示器10を案内表示器発行口(開口20c)から発行するとともに、診察カードcd1を診察カード投入口(開口20b)から返却する。
なお、図示は省略するが、管理サーバ40は、案内表示器10からの応答信号を受信しない場合には、自動発行機20に対してアドレス設定異常信号を送信する。また、管理サーバ40は、応答信号に含まれる自己診断情報から、当該応答信号の送信元の案内表示器10が正常に動作しない状態(故障等の異常が生じている状態)にあると想定される場合には、自動発行機20に対して異常確認信号を送信する。そして、アドレス設定異常信号又は異常確認信号を受けた自動発行機20は、当該信号に係る案内表示器10の発行を停止するとともに、他の発行案内表示器10を新たに選択して通信アドレスを設定し、アドレス設定確認要求を再度送信する。
次に、システム管理者によって、管理サーバ40において案内情報テーブルが更新(案内情報が追記)されると、管理サーバ40は、更新内容に基づく案内情報を、特定の案内表示器10に対して送信する。案内情報を受信した案内表示器10は、受信内容に基づいて案内情報を表示、又は案内音声を出力する。
(4−2)期間S2
図13の期間S2に示すように、案内表示器発行システム100では、来院者PTによって自動発行機20に案内表示器10を投入されると、自動発行機20が、適宜選択した表示器収容部240に案内表示器10(回収案内表示器10)を運搬し収容する。
図13の期間S2に示すように、案内表示器発行システム100では、来院者PTによって自動発行機20に案内表示器10を投入されると、自動発行機20が、適宜選択した表示器収容部240に案内表示器10(回収案内表示器10)を運搬し収容する。
次に、自動発行機20は、案内表示器10に対して、アドレス通知要求を送信する。アドレス通知要求を受信した案内表示器10は、自動発行機20に対し、設定されている(割り振られている)通信アドレスを通知する。通信アドレスの通知を受けた自動発行機20は、管理サーバ40に対し、状態判定要求を送信する。
状態判定要求を受信した管理サーバ40は、案内表示器10に対し、生存確認信号を送信する。生存確認信号を受信した案内表示器10は、管理サーバ40に対し、応答信号を送信する。応答信号を受信した管理サーバ40は、自動発行機20に対し、正常確認信号を送信する。正常確認信号を受信した自動発行機20は、案内表示器10の充電を行う。
次に、自動発行機20は、案内表示器10に対し、停止信号を送信する。停止信号を受信した案内表示器10は、管理サーバ40に対し、停止通知信号を送信した後、停止状態に遷移する。停止通知信号を受信した管理サーバ40は、送信元の案内表示器10に割り振っていた通信アドレスをアドレステーブルに追記することでアドレステーブルを更新する。
(4−3)期間S3
図13の期間S3おいて、状態判定要求を受信した管理サーバ40が案内表示器10に対し生存確認信号を送信するまでの流れは、期間S2と同一である。但し、期間S3では、管理サーバ40から生存確認信号を送信された案内表示器10が、正常に動作しない状態に陥っており(故障等の異常を生じており)、生存確認信号に対する応答信号を送信していない。
図13の期間S3おいて、状態判定要求を受信した管理サーバ40が案内表示器10に対し生存確認信号を送信するまでの流れは、期間S2と同一である。但し、期間S3では、管理サーバ40から生存確認信号を送信された案内表示器10が、正常に動作しない状態に陥っており(故障等の異常を生じており)、生存確認信号に対する応答信号を送信していない。
その結果、管理サーバ40は、送信した生存確認信号に対する応答信号を受信しないことを受けて、自動発行機20に対し異常確認信号を送信する。なお、図示は省略するが、管理サーバ40は、案内表示器10からの応答信号を受信した場合であっても、応答信号に含まれる自己診断情報から、当該応答信号の送信元の案内表示器10が正常に動作しない状態(故障等の異常が生じている状態)にあると想定される場合には、自動発行機20に対して異常確認信号を送信する。異常確認信号を受信した自動発行機20は、案内表示器10に対して停止信号を送信する。停止信号を受信した案内表示器10は、停止状態に遷移する。
次に、管理サーバ40は、生存確認信号の送信先の案内表示器10に割り振っていた通信アドレスをアドレステーブルに追記することでアドレステーブルを更新する。
(5)案内表示器発行システム100の特徴
(5−1)
案内表示器発行システム100では、停止制御部372が、案内表示器10の回収時に、案内表示器10の無線通信機能を停止させている。これにより、システムの信頼性に優れている。
(5−1)
案内表示器発行システム100では、停止制御部372が、案内表示器10の回収時に、案内表示器10の無線通信機能を停止させている。これにより、システムの信頼性に優れている。
すなわち、貸出用の情報処理端末(案内表示器10)を被貸与者に対して自動発行するように構成されたシステムにおいて、発行する情報処理端末に対しIPアドレス等の通信アドレスを割り振る場合、発行する情報処理端末の数によっては、通信ネットワークが輻輳し、システムが正常に機能しないことも考えられる。
この点、案内表示器発行システム100では、無線通信機能を有する複数の情報処理端末(案内表示器10)が発行されるシステムにおいて、停止制御部372(通信機能停止手段)が、案内表示器10の回収時に案内表示器10の無線通信機能を停止させている。このため、案内表示器10は、回収時に通信機能を自動的に停止されるようになっている。すなわち、来院者PT(被貸与者)に対して貸与されていない案内表示器10は、自動的に無線通信機能を停止状態とされ、案内表示器10は必要な場合に限って無線通信機能を起動状態とされるようになっている。
その結果、各案内表示器10にIPアドレス等の通信アドレスを割り振る場合であっても、全ての案内表示器10が同時に無線通信機能を起動する状態となることが抑制され、不要な通信アドレスの使用が抑制されている。よって、対象医療施設1内において構築されている無線通信ネットワーク(ここでは第1ネットワークNW1)が輻輳することが抑制され、不要な電波干渉が抑制されている。
したがって、システムの信頼性が向上している。
(5−2)
案内表示器発行システム100では、自動発行機20(端末発行装置)は、発行された案内表示器10を回収する表示器回収部232(端末回収部)を含み、停止制御部372は自動発行機20内に配置されている。これにより、発行後、自動発行機20に回収された案内表示器10の無線通信機能が、自動的に停止されるようになっている。よって、利便性に優れている。
案内表示器発行システム100では、自動発行機20(端末発行装置)は、発行された案内表示器10を回収する表示器回収部232(端末回収部)を含み、停止制御部372は自動発行機20内に配置されている。これにより、発行後、自動発行機20に回収された案内表示器10の無線通信機能が、自動的に停止されるようになっている。よって、利便性に優れている。
(5−3)
案内表示器発行システム100では、停止制御部372は、管理サーバ40(情報管理装置)から送信された所定の信号(正常確認信号又は異常確認信号)を受信した場合に、無線通信機能を停止させている。これにより、簡単なシステム構成にして案内表示器10の無線通信機能を自動的に停止できるようになっている。
案内表示器発行システム100では、停止制御部372は、管理サーバ40(情報管理装置)から送信された所定の信号(正常確認信号又は異常確認信号)を受信した場合に、無線通信機能を停止させている。これにより、簡単なシステム構成にして案内表示器10の無線通信機能を自動的に停止できるようになっている。
(5−4)
案内表示器発行システム100では、案内表示器10は、無線通信機能を停止させるための切換部161(通信機能停止スイッチ)を含み、停止制御部372は、切換部161の状態を切り換えることで案内表示器10の無線通信機能を停止させている。これにより、簡単なシステム構成にして案内表示器10の無線通信機能を自動的に停止できるようになっている。
案内表示器発行システム100では、案内表示器10は、無線通信機能を停止させるための切換部161(通信機能停止スイッチ)を含み、停止制御部372は、切換部161の状態を切り換えることで案内表示器10の無線通信機能を停止させている。これにより、簡単なシステム構成にして案内表示器10の無線通信機能を自動的に停止できるようになっている。
(5−5)
案内表示器発行システム100では、停止制御部372は、表示器充電部243(充電手段)によって案内表示器10(蓄電部15)の充電を行う場合に、案内表示器10の無線通信機能を停止させている。これにより、無線通信機能を停止させても支障がないことが明確な案内表示器10の、通信機能を停止させることが容易となっている。
案内表示器発行システム100では、停止制御部372は、表示器充電部243(充電手段)によって案内表示器10(蓄電部15)の充電を行う場合に、案内表示器10の無線通信機能を停止させている。これにより、無線通信機能を停止させても支障がないことが明確な案内表示器10の、通信機能を停止させることが容易となっている。
(5−6)
案内表示器発行システム100では、起動制御部361(通信機能起動手段)が、自動発行機20が案内表示器10を発行する場合に、案内表示器10の無線通信機能を起動させている。これにより、自動的に、無線通信機能を起動させる必要がある案内表示器10に限定して無線通信機能を起動させられるようになっている。よって、信頼性に優れるとともに、利便性に優れている。
案内表示器発行システム100では、起動制御部361(通信機能起動手段)が、自動発行機20が案内表示器10を発行する場合に、案内表示器10の無線通信機能を起動させている。これにより、自動的に、無線通信機能を起動させる必要がある案内表示器10に限定して無線通信機能を起動させられるようになっている。よって、信頼性に優れるとともに、利便性に優れている。
(5−7)
案内表示器発行システム100では、端末状態判定手段及び端末発行判断手段としての停止制御部372が各案内表示器10の回収時に、案内表示器10が正常に動作する状態にあるか否かを判定し、判定結果に基づき案内表示器10の発行を許可するか否かを判断している(すなわち、正常に動作しないと想定される案内表示器10については発行を禁止している)。また、自動発行機20は、停止制御部372が発行を禁止した案内表示器10については発行を行わない(発行対象から除外している)。その結果、正常に動作しないと想定される案内表示器10については発行が停止され、来院者PTに対して貸与されないようになっている。よって、信頼性に優れている。
案内表示器発行システム100では、端末状態判定手段及び端末発行判断手段としての停止制御部372が各案内表示器10の回収時に、案内表示器10が正常に動作する状態にあるか否かを判定し、判定結果に基づき案内表示器10の発行を許可するか否かを判断している(すなわち、正常に動作しないと想定される案内表示器10については発行を禁止している)。また、自動発行機20は、停止制御部372が発行を禁止した案内表示器10については発行を行わない(発行対象から除外している)。その結果、正常に動作しないと想定される案内表示器10については発行が停止され、来院者PTに対して貸与されないようになっている。よって、信頼性に優れている。
(5−8)
案内表示器発行システム100では、自動発行機20は、案内表示器発行口(開口20c)から発行案内表示器10を発行した場合において、案内表示器発行口に発行案内表示器10が所定時間t1以上留まっている時には、発行案内表示器10を回収するように構成されている。これにより、来院者PTによる発行案内表示器10の取り忘れが生じた場合(すなわち、来院者PTが発行案内表示器10を受け取らずに立ち去った場合)であっても、自動発行機20の処理が停止することなく、次の来院者PTに対する案内表示器10の発行処理を行うことが可能となっている。
案内表示器発行システム100では、自動発行機20は、案内表示器発行口(開口20c)から発行案内表示器10を発行した場合において、案内表示器発行口に発行案内表示器10が所定時間t1以上留まっている時には、発行案内表示器10を回収するように構成されている。これにより、来院者PTによる発行案内表示器10の取り忘れが生じた場合(すなわち、来院者PTが発行案内表示器10を受け取らずに立ち去った場合)であっても、自動発行機20の処理が停止することなく、次の来院者PTに対する案内表示器10の発行処理を行うことが可能となっている。
すなわち、発行案内表示器10の取り忘れが生じた場合に、警告音や案内表示等によってシステム管理者に通知するのみでは、スタッフが駆けつけるまでの間システムが停止することは避けられない。しかし、案内表示器発行システム100では、発行案内表示器10の取り忘れが生じた場合、取り忘れられた発行案内表示器10が自動的に回収されるように構成されているので、システム停止時間が必要最低限に抑制されるようになっている。よって、信頼性に優れている。
(5−9)
案内表示器発行システム100では、自動発行機20は、案内表示器回収口(開口20d)に案内表示器10を投入された際、規定される投入姿勢(向き及び方向)で正しく投入されているか否かを判定し、規定される投入姿勢で投入されていない場合には、案内表示器10を、来院者PTに返却するように構成されている。これにより、来院者PTは、案内表示器10の投入のやり直しを促されるようになっている。
案内表示器発行システム100では、自動発行機20は、案内表示器回収口(開口20d)に案内表示器10を投入された際、規定される投入姿勢(向き及び方向)で正しく投入されているか否かを判定し、規定される投入姿勢で投入されていない場合には、案内表示器10を、来院者PTに返却するように構成されている。これにより、来院者PTは、案内表示器10の投入のやり直しを促されるようになっている。
ここで、案内表示器発行システム100では、自動発行機20における処理と関連して、案内表示器10を自動発行機20に返却(投入)される際の投入姿勢が、予め規定されている。しかし、自動発行機20において、案内表示器10を、規定される投入姿勢で正しく投入させるために、案内表示器10の表示器ケーシング11の形状を、誤挿入を防止する特殊形状に成形する場合には、金型生産等に要するコストがかかる。
この点、案内表示器発行システム100では、案内表示器10に投入姿勢検出用バーコード11aを貼り付け、自動発行機20に投入姿勢検知センサ23c(バーコードリーダ)を配置したことによって、金型生産等に要するコストを抑えつつ簡単な構成にしてシステムを運用することが可能となっている。
(6)変形例
上記実施形態の案内表示器発行システム100は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
上記実施形態の案内表示器発行システム100は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、案内表示器発行システム100は、病院や医療センター等の医療施設(対象医療施設1)に適用されていた。しかし、案内表示器発行システム100が適用される環境は、必ずしも医療施設に限定されず、来客に対してサービスを提供するあらゆる施設に適用可能である。例えば、案内表示器発行システム100は、例えば、飲食店、物品を販売する店舗、各種サービスを提供する店舗、又は図書館や役所等の公共施設等にも適用可能である。
上記実施形態では、案内表示器発行システム100は、病院や医療センター等の医療施設(対象医療施設1)に適用されていた。しかし、案内表示器発行システム100が適用される環境は、必ずしも医療施設に限定されず、来客に対してサービスを提供するあらゆる施設に適用可能である。例えば、案内表示器発行システム100は、例えば、飲食店、物品を販売する店舗、各種サービスを提供する店舗、又は図書館や役所等の公共施設等にも適用可能である。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、自動発行機20には、複数(128個)の案内表示器10が収容されていた。しかし、自動発行機20内に収容される案内表示器10の数は、特に限定されず、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、自動発行機20には、複数(128個)の案内表示器10が収容されていた。しかし、自動発行機20内に収容される案内表示器10の数は、特に限定されず、適宜変更が可能である。
また、対象医療施設1において設置される自動発行機20の台数は、必ずしも複数台である必要はなく、1台であってもよい。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、案内表示器10の無線通信機能を停止させる「通信機能停止手段」として機能する停止制御部372は、自動発行機20内に配置されていた。しかし、停止制御部372は、必ずしも自動発行機20内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば管理サーバ40)内に配置されてもよいし、独立に配置されてもよい。
上記実施形態では、案内表示器10の無線通信機能を停止させる「通信機能停止手段」として機能する停止制御部372は、自動発行機20内に配置されていた。しかし、停止制御部372は、必ずしも自動発行機20内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば管理サーバ40)内に配置されてもよいし、独立に配置されてもよい。
また、これと同様に、発行機制御部26内の停止制御部372以外のユニットのいずれか/全部についても、必ずしも自動発行機20内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば管理サーバ40)内に配置されてもよいし、独立に配置されてもよい。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、停止制御部372は、案内表示器10の無線通信機能を、回収時(より詳細には充電を行う場合)に停止させるとともに、案内表示器10が正常に動作するか否かを判定して発行を許可するか否かを判断していた。しかし、停止制御部372が案内表示器10の無線通信機能を停止させるタイミング、及び/又は案内表示器10が正常に動作するか否かを判定して発行を許可するか否かを判断するタイミングについては、必ずしも案内表示器10の回収時には限定されず適宜変更が可能である。
上記実施形態では、停止制御部372は、案内表示器10の無線通信機能を、回収時(より詳細には充電を行う場合)に停止させるとともに、案内表示器10が正常に動作するか否かを判定して発行を許可するか否かを判断していた。しかし、停止制御部372が案内表示器10の無線通信機能を停止させるタイミング、及び/又は案内表示器10が正常に動作するか否かを判定して発行を許可するか否かを判断するタイミングについては、必ずしも案内表示器10の回収時には限定されず適宜変更が可能である。
例えば、停止制御部372は、回収時から所定時間経過するのを待って、これらの処理(すなわち、案内表示器10の無線通信機能を停止させる処理、及び案内表示器10が正常に動作するか否かを判定して発行を許可するか否かを判断する処理)の一方又は双方を行うように構成してもよい。また、停止制御部372は、充電が完了するのを待って、これらの処理の一方又は双方を行うように構成してもよい。すなわち、案内表示器10の回収から発行までの期間(すなわち待機時)において、停止制御部372がこれらの処理を実行するタイミングを、適宜変更することが可能である。
また、案内表示器10の発行期間中(すなわち、発行から回収までの期間)においても、案内表示を行う必要がないことが確定したタイミングにおいて、停止制御部372が案内表示器10の無線通信機能を停止させる処理を実行するように変更してもよい。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、停止制御部372が、案内表示器10の無線通信機能を停止させる「通信機能停止手段」として機能する一方で、案内表示器10が正常に動作する状態にあるか否かを判定する「端末判定手段」、及び正常に動作しないと想定される案内表示器10の発行を禁止する「端末発行判断手段」として機能していた。しかし、これに限定されず、停止制御部372の「端末判定手段」及び/又は「端末発行判断手段」についての機能については、適宜省略が可能である。係る場合、「端末判定手段」及び/又は「端末発行判断手段」の役割については、他のユニットに担わせてもよい。
上記実施形態では、停止制御部372が、案内表示器10の無線通信機能を停止させる「通信機能停止手段」として機能する一方で、案内表示器10が正常に動作する状態にあるか否かを判定する「端末判定手段」、及び正常に動作しないと想定される案内表示器10の発行を禁止する「端末発行判断手段」として機能していた。しかし、これに限定されず、停止制御部372の「端末判定手段」及び/又は「端末発行判断手段」についての機能については、適宜省略が可能である。係る場合、「端末判定手段」及び/又は「端末発行判断手段」の役割については、他のユニットに担わせてもよい。
(6−6)変形例F
上記実施形態では、起動制御部361は、発行時に、案内表示器10の無線通信機能を起動させていた。しかし、起動制御部361が案内表示器10の無線通信機能を起動させるタイミングについては、必ずしも回収時には限定されず適宜変更が可能である。すなわち、案内表示器10の回収時から発行時までの期間(すなわち待機時)において、起動制御部361が案内表示器10の無線通信機能を起動させるタイミングを、適宜変更することが可能である。また、案内表示器10の発行期間中(すなわち、発行から回収までの期間)においても、案内表示を行う必要があることが確定したタイミングにおいて、起動制御部361が案内表示器10の無線通信機能を起動させるように構成してもよい。
上記実施形態では、起動制御部361は、発行時に、案内表示器10の無線通信機能を起動させていた。しかし、起動制御部361が案内表示器10の無線通信機能を起動させるタイミングについては、必ずしも回収時には限定されず適宜変更が可能である。すなわち、案内表示器10の回収時から発行時までの期間(すなわち待機時)において、起動制御部361が案内表示器10の無線通信機能を起動させるタイミングを、適宜変更することが可能である。また、案内表示器10の発行期間中(すなわち、発行から回収までの期間)においても、案内表示を行う必要があることが確定したタイミングにおいて、起動制御部361が案内表示器10の無線通信機能を起動させるように構成してもよい。
(6−7)変形例G
上記実施形態では、案内表示器10の無線通信機能を停止させる通信機能停止スイッチとして表示器電源制御部16に切換部161が配置され、切換部161の状態を切換えることで、案内表示器10の無線通信機能を停止させていた。しかし、案内表示器10の無線通信機能を停止させる方法については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、案内表示器10の無線通信機能を停止させる通信機能停止スイッチとして表示器電源制御部16に切換部161が配置され、切換部161の状態を切換えることで、案内表示器10の無線通信機能を停止させていた。しかし、案内表示器10の無線通信機能を停止させる方法については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。
例えば、図14に示すような態様で、案内表示器10の無線通信機能を停止させてもよい。図14では、図13における期間S2及び期間S3における処理の流れを変更した期間S2´及び期間S3´が示されている。
期間S2´及び期間S3´においては、自動発行機20から案内表示器10において停止信号が省略されている。これに伴い、回収案内表示器10が停止状態に遷移していない。
また、期間S2´及び期間S3´においては、生存確認信号を送信した管理サーバ40は、(応答信号を受信するか否かに関わらず)、正常確認信号又は異常確認信号を自動発行機20に送信するとともに、生存確認信号の送信先である案内表示器10に設定されていた通信アドレスを回収(無効化)している。通信アドレスを回収された案内表示器10は、管理サーバ40と通信を行うことができず、無線通信機能が停止する。
すなわち、期間S2´及び期間S3´では、案内表示器10を停止状態に遷移させることにより無線通信機能が停止させるのではなく、案内表示器10に割り振られていた通信アドレスを回収することによって無線通信機能を停止している。係る方法によっても、簡単な構成にして案内表示器10の無線通信機能を自動的に停止することが可能である。
なお、係る場合には、管理サーバ40においてアドレステーブルを更新する通信アドレス管理部49が、案内表示器10の無線通信機能を停止する「通信機能停止手段」に相当する。
(6−8)変形例H
上記実施形態では、表示器充電部243は、案内表示器10の充電用接続端子151と電気的に接続される給電用接続端子244を含み、給電用接続端子244を介して蓄電部15に電力を供給することで蓄電部15の充電を行っていた。しかし、表示器充電部243が蓄電部15の充電を行う方式としては、このように給電用接続端子244と充電用接続端子151とを電気的に接続する(すなわち物理的に接触する)方法に、必ずしも限定されない。例えば、充電用接続端子151及び給電用接続端子244を省略し、表示器充電部243が、電磁界共鳴方式又は電波方式等による、蓄電部15の非接触充電(ワイアレス充電)を行うように構成してもよい。
上記実施形態では、表示器充電部243は、案内表示器10の充電用接続端子151と電気的に接続される給電用接続端子244を含み、給電用接続端子244を介して蓄電部15に電力を供給することで蓄電部15の充電を行っていた。しかし、表示器充電部243が蓄電部15の充電を行う方式としては、このように給電用接続端子244と充電用接続端子151とを電気的に接続する(すなわち物理的に接触する)方法に、必ずしも限定されない。例えば、充電用接続端子151及び給電用接続端子244を省略し、表示器充電部243が、電磁界共鳴方式又は電波方式等による、蓄電部15の非接触充電(ワイアレス充電)を行うように構成してもよい。
(6−9)変形例I
上記実施形態では、案内表示器10及び自動発行機20間において通信(近距離無線通信)が可能なように、案内表示器10に表示器第2通信部180が配置されるとともに、自動発行機20に近距離無線通信部242が配置されていた。しかし、案内表示器発行システム100においては、案内表示器10及び自動発行機20間の通信は必ずしも必要ではなく、表示器第2通信部180及び近距離無線通信部242については適宜省略が可能である。
上記実施形態では、案内表示器10及び自動発行機20間において通信(近距離無線通信)が可能なように、案内表示器10に表示器第2通信部180が配置されるとともに、自動発行機20に近距離無線通信部242が配置されていた。しかし、案内表示器発行システム100においては、案内表示器10及び自動発行機20間の通信は必ずしも必要ではなく、表示器第2通信部180及び近距離無線通信部242については適宜省略が可能である。
なお、上記実施形態では案内表示器10が自動発行機20から送信された起動信号又は停止信号を受信することで起動状態又は停止状態に遷移していたが、案内表示器10及び自動発行機20間の通信が行われない場合には、他の方法により案内表示器10の起動状態及び停止状態を遷移させるようにすればよい。
例えば、案内表示器10が表示器収容部240に収容されて充電用接続端子151と給電用接続端子244とが電気的に接続されたこと(或いは充電用接続端子151から給電が開始されたこと)及び電気的接続が解除されたことを検出する検出部を、案内表示器10(例えば表示器電源制御部16内)に新たに追加し、当該検出部の検出結果に応じて案内表示器10が起動状態又は停止状態に遷移するように構成してもよい。
係る場合、例えば、検出部が充電用接続端子151と給電用接続端子244とが電気的に接続されたこと(又は充電用接続端子151から給電が開始されたこと)を検出した場合に、切換部161が開状態に切換えられ、案内表示器10が停止状態に遷移するように構成すればよい。また、検出部が充電用接続端子151と給電用接続端子244とが電気的接続が解除されたことを検出した場合に、切換部161が閉状態に切換えられ、案内表示器10が起動状態に遷移するように構成すればよい。
また、例えば、検出部を配置するのではなく、切換部161として機械的な接点スイッチを採用するように構成してもよい。係る場合、案内表示器10が表示器収容部240に収容され充電用接続端子151と給電用接続端子244とが電気的に接続された時に、切換部161が開状態になるように構成すればよい。また、案内表示器10が表示器収容部240から発行されて充電用接続端子151と給電用接続端子244とが電気的接続が解除された時に、切換部161が閉状態となるように構成してもよい。
これらの構成による場合でも、案内表示器10は、自動発行機20に回収される場合(又は充電が行われる場合)に無線通信機能を自動的に停止され、自動発行機20から発行される場合に無線通信機能を自動的に起動される。その結果、各案内表示器10にIPアドレス等の通信アドレスを割り振る場合であっても、全ての案内表示器10が同時に無線通信機能を起動された状態となることが抑制され、不要な通信アドレスの使用が抑制される。よって、無線通信ネットワーク(ここでは第1ネットワークNW1)が輻輳することが抑制され、不要な電波干渉が抑制される。
(6−10)変形例J
上記実施形態では、自動発行機20は、管理サーバ40から送信された正常確認信号又は異常確認信号を受信することで、回収した案内表示器10が正常に動作するか否かを判定していた。しかし、案内表示器10が正常に動作するか否かを判定する方法については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、自動発行機20から案内表示器10に対し、所定の信号を送信し、当該信号に対する反応の有無に応じて案内表示器10が正常に動作するか否かを判定するように構成してもよい。
上記実施形態では、自動発行機20は、管理サーバ40から送信された正常確認信号又は異常確認信号を受信することで、回収した案内表示器10が正常に動作するか否かを判定していた。しかし、案内表示器10が正常に動作するか否かを判定する方法については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、自動発行機20から案内表示器10に対し、所定の信号を送信し、当該信号に対する反応の有無に応じて案内表示器10が正常に動作するか否かを判定するように構成してもよい。
(6−11)変形例K
上記実施形態において、管理サーバ40に含まれるユニット(41〜50)のいずれかについては、必ずしも管理サーバ40内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば自動発行機20)内に配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。
上記実施形態において、管理サーバ40に含まれるユニット(41〜50)のいずれかについては、必ずしも管理サーバ40内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば自動発行機20)内に配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。
(6−12)変形例L
上記実施形態では、案内表示器10と管理サーバ40との間で行われる通信においては、通信アドレスとしてプライベートIPアドレスが使用されていた。しかし、案内表示器10と管理サーバ40との間で行われる通信において使用する通信アドレスは、必ずしもプライベートIPアドレスに限定されず、グローバルIPアドレスやMACアドレス等の他の通信アドレスであってもよい。
上記実施形態では、案内表示器10と管理サーバ40との間で行われる通信においては、通信アドレスとしてプライベートIPアドレスが使用されていた。しかし、案内表示器10と管理サーバ40との間で行われる通信において使用する通信アドレスは、必ずしもプライベートIPアドレスに限定されず、グローバルIPアドレスやMACアドレス等の他の通信アドレスであってもよい。
(6−13)変形例M
上記実施形態では、案内表示器10と自動発行機20との間で行われる通信においては、近距離無線通信(NFC)が採用されていた。しかし、案内表示器10と自動発行機20との間で行われる通信は、必ずしも近距離無線通信である必要はなく、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の他の通信方式が採用されてもよい。
上記実施形態では、案内表示器10と自動発行機20との間で行われる通信においては、近距離無線通信(NFC)が採用されていた。しかし、案内表示器10と自動発行機20との間で行われる通信は、必ずしも近距離無線通信である必要はなく、赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の他の通信方式が採用されてもよい。
また、案内表示器10と自動発行機20との間で行われる通信は、必ずしも無線通信である必要はない。例えば、案内表示器10に通信用の接続端子を設けるとともに、これに対応する接続端子を案内表示器10の各表示器収容部240に設け、案内表示器10が表示器収容部240に収容される際に、係る接続端子同士の接続が確立されるように構成することで、案内表示器10及び自動発行機20間における伝送路を構築してもよい。係る構成による場合、上記実施形態と比較して、近距離無線通信部242が省略可能となり、コストを抑制しうる。
(6−14)変形例N
上記実施形態では、案内表示器回収口(開口20d)に案内表示器10を投入された際、規定される投入姿勢で正しく投入されているか否かを判定するべく、案内表示器10に投入姿勢検出用バーコード11aが貼り付けられるとともに、自動発行機20に投入姿勢検知センサ23c(バーコードリーダ)を配置されていた。
上記実施形態では、案内表示器回収口(開口20d)に案内表示器10を投入された際、規定される投入姿勢で正しく投入されているか否かを判定するべく、案内表示器10に投入姿勢検出用バーコード11aが貼り付けられるとともに、自動発行機20に投入姿勢検知センサ23c(バーコードリーダ)を配置されていた。
しかし、投入姿勢検出用バーコード11aに代えて、QRコード(登録商標)等を案内表示器10に貼り付け、投入姿勢検知センサ23cがこれを読み取るように構成してもよい。
また、案内表示器10において、投入姿勢検出用バーコード11aを貼り付けるのに代えてRFタグを配置するとともに、投入姿勢検知センサ23cにリーダを配置し、RFID(radio frequency identifier)によって案内表示器10の投入姿勢を検出するように構成してもよい。
(6−15)変形例O
上記実施形態では、表示器保管部24は、自動発行機20内に配置された。しかし、表示器保管部24は、必ずしも自動発行機20内に配置される必要はなく、自動発行機20とは独立に配置されてもよい。係る場合、自動発行機20と表示器保管部24とを接続する運搬ラインを設けて、当該運搬ラインを用いて案内表示器10を自動発行機20に供給するように構成してもよい。
上記実施形態では、表示器保管部24は、自動発行機20内に配置された。しかし、表示器保管部24は、必ずしも自動発行機20内に配置される必要はなく、自動発行機20とは独立に配置されてもよい。係る場合、自動発行機20と表示器保管部24とを接続する運搬ラインを設けて、当該運搬ラインを用いて案内表示器10を自動発行機20に供給するように構成してもよい。
(6−16)変形例P
上記実施形態では、自動発行機20は、案内表示器10の発行口(案内表示器発行口)と、回収口(案内表示器回収口)と、が個別に形成されていた。しかし、自動発行機20において、案内表示器発行口と、案内表示器回収口と、は必ずしも個別に形成される必要はなく、共通に形成されてもよい。すなわち、自動発行機20において、案内表示器10が同一の開口から発行され、回収されるように構成してもよい。
上記実施形態では、自動発行機20は、案内表示器10の発行口(案内表示器発行口)と、回収口(案内表示器回収口)と、が個別に形成されていた。しかし、自動発行機20において、案内表示器発行口と、案内表示器回収口と、は必ずしも個別に形成される必要はなく、共通に形成されてもよい。すなわち、自動発行機20において、案内表示器10が同一の開口から発行され、回収されるように構成してもよい。
(6−17)変形例Q
上記実施形態では、自動発行機20が起動信号又は停止信号を案内表示器10に対して送信することによって、案内表示器10が起動状態又は停止状態に遷移していた。しかし、案内表示器10に送信される起動信号又は停止信号については、必ずしも自動発行機20が送信する必要はなく、他のユニット(例えば管理サーバ40や、他の独立したユニット)が送信するようにしてもよい。
上記実施形態では、自動発行機20が起動信号又は停止信号を案内表示器10に対して送信することによって、案内表示器10が起動状態又は停止状態に遷移していた。しかし、案内表示器10に送信される起動信号又は停止信号については、必ずしも自動発行機20が送信する必要はなく、他のユニット(例えば管理サーバ40や、他の独立したユニット)が送信するようにしてもよい。
(6−18)変形例R
上記実施形態では、案内情報表示部12は、表示部として電子ペーパを有しており、表示器制御部18によって電子ペーパの動作を制御されていた。しかし、案内情報表示部12は、表示部として必ずしも電子ペーパを有している必要はない。例えば、案内情報表示部12が、表示部として液晶及び液晶駆動電極部を含むフルドットマトリクス液晶部と、LEDバックライトと、を有し、表示器制御部18によって液晶の動作及びバックライトの点灯を制御されるように構成してもよい。
上記実施形態では、案内情報表示部12は、表示部として電子ペーパを有しており、表示器制御部18によって電子ペーパの動作を制御されていた。しかし、案内情報表示部12は、表示部として必ずしも電子ペーパを有している必要はない。例えば、案内情報表示部12が、表示部として液晶及び液晶駆動電極部を含むフルドットマトリクス液晶部と、LEDバックライトと、を有し、表示器制御部18によって液晶の動作及びバックライトの点灯を制御されるように構成してもよい。
(6−19)変形例S
上記実施形態では、自動発行機20における、案内表示器10の発行時の処理又は回収時の処理において、正常に動作しない(故障等の異常が生じている)と想定される案内表示器10については、表示器状態判別フラグM21が立てられることで判別され、以後の発行が禁止されるように構成されていた。この点、自動発行機20において、正常に動作しないと想定される案内表示器10を排出する機構及び排出口を設けて、案内表示器10が正常に動作しない(故障等の異常が生じている)と想定されたタイミングで、当該案内表示器10を自動発行機20から排出するように構成してもよい。係る場合には、表示器状態判別フラグM21については適宜省略が可能である。
上記実施形態では、自動発行機20における、案内表示器10の発行時の処理又は回収時の処理において、正常に動作しない(故障等の異常が生じている)と想定される案内表示器10については、表示器状態判別フラグM21が立てられることで判別され、以後の発行が禁止されるように構成されていた。この点、自動発行機20において、正常に動作しないと想定される案内表示器10を排出する機構及び排出口を設けて、案内表示器10が正常に動作しない(故障等の異常が生じている)と想定されたタイミングで、当該案内表示器10を自動発行機20から排出するように構成してもよい。係る場合には、表示器状態判別フラグM21については適宜省略が可能である。
本発明は、情報処理端末発行システムに利用可能である。
10 :案内表示器(情報処理端末)
11 :表示器ケーシング
11a :投入姿勢検出用バーコード
12 :案内情報表示部
13 :案内音声出力部
14 :確認入力キー
15 :蓄電部
16 :表示器電源制御部
17 :表示器第1通信部
18 :表示器制御部
20 :自動発行機
20a−20d:開口
21 :発行機表示部
23a :発行表示器検知センサ
23b :回収表示器検知センサ
23c :投入姿勢検知センサ
24 :表示器保管部
25 :発行機通信部
26 :発行機制御部
36 :発行制御部
37 :収容制御部
40 :管理サーバ(情報管理装置)
42 :サーバ第1通信部(通信部)
43 :サーバ第2通信部
44 :サーバ制御部
47 :来院者情報管理部
48 :案内情報出力制御部
49 :通信アドレス管理部
50 :接続判定部
100 :案内表示器発行システム(情報処理端末発行システム)
151 :充電用接続端子
161 :切換部(通信機能停止スイッチ)
180 :表示器第2通信部
182 :案内表示制御部
183 :案内音声制御部
201 :発行機ケーシング
231 :表示器発行部(端末発行部)
232 :表示器回収部(端末回収部)
233 :表示器運搬部
240 :表示器収容部
241 :表示器保管センサ
242 :近距離無線通信部
243 :表示器充電部(充電手段)
244 :給電用接続端子
361 :起動制御部(通信機能起動手段)
362 :運搬制御部
371 :回収制御部
372 :停止制御部(通信機能停止手段、端末状態判定手段、端末発行判断)
373 :充電制御部
NW1 :第1ネットワーク
NW2 :第2ネットワーク
NW3 :第3ネットワーク
PT :来院者
cd1 :診察カード
11 :表示器ケーシング
11a :投入姿勢検出用バーコード
12 :案内情報表示部
13 :案内音声出力部
14 :確認入力キー
15 :蓄電部
16 :表示器電源制御部
17 :表示器第1通信部
18 :表示器制御部
20 :自動発行機
20a−20d:開口
21 :発行機表示部
23a :発行表示器検知センサ
23b :回収表示器検知センサ
23c :投入姿勢検知センサ
24 :表示器保管部
25 :発行機通信部
26 :発行機制御部
36 :発行制御部
37 :収容制御部
40 :管理サーバ(情報管理装置)
42 :サーバ第1通信部(通信部)
43 :サーバ第2通信部
44 :サーバ制御部
47 :来院者情報管理部
48 :案内情報出力制御部
49 :通信アドレス管理部
50 :接続判定部
100 :案内表示器発行システム(情報処理端末発行システム)
151 :充電用接続端子
161 :切換部(通信機能停止スイッチ)
180 :表示器第2通信部
182 :案内表示制御部
183 :案内音声制御部
201 :発行機ケーシング
231 :表示器発行部(端末発行部)
232 :表示器回収部(端末回収部)
233 :表示器運搬部
240 :表示器収容部
241 :表示器保管センサ
242 :近距離無線通信部
243 :表示器充電部(充電手段)
244 :給電用接続端子
361 :起動制御部(通信機能起動手段)
362 :運搬制御部
371 :回収制御部
372 :停止制御部(通信機能停止手段、端末状態判定手段、端末発行判断)
373 :充電制御部
NW1 :第1ネットワーク
NW2 :第2ネットワーク
NW3 :第3ネットワーク
PT :来院者
cd1 :診察カード
Claims (8)
- 無線通信機能を有し、被貸与者に貸与される複数の情報処理端末と、
前記情報処理端末を発行する端末発行部を含む端末発行装置と、
無線通信によって信号を送信する通信部を含み、前記通信部を介して前記情報処理端末に対して伝送信号を送る情報管理装置と、
前記情報処理端末の発行期間中、回収時、及び回収から発行までの待機時、のいずれかのタイミングで、前記情報処理端末の前記無線通信機能を停止させる通信機能停止手段と、
を備える、
情報処理端末発行システム。 - 前記端末発行装置は、発行された前記情報処理端末を回収する端末回収部を含み、
前記通信機能停止手段は、前記端末発行装置内に配置される、
請求項1に記載の情報処理端末発行システム。 - 前記通信機能停止手段は、前記情報管理装置から送信された所定の信号を受信した場合に、前記無線通信機能を停止させる、
請求項1又は2に記載の情報処理端末発行システム。 - 前記情報処理端末は、前記無線通信機能を停止させるための通信機能停止スイッチを含み、
前記通信機能停止手段は、前記通信機能停止スイッチの状態を切り換えることにより、前記無線通信機能を停止させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理端末発行システム。 - 前記端末発行装置から発行される前記情報処理端末は、前記無線通信において使用される通信アドレスを割り振られ、
前記通信機能停止手段は、前記情報処理端末に割り振られた通信アドレスを回収することで前記無線通信機能を停止させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理端末発行システム。 - 前記情報処理端末は、駆動電源を蓄電する蓄電部を含み、
前記蓄電部の充電を行う充電手段をさらに備え、
前記通信機能停止手段は、前記充電手段が前記充電を行う場合に、前記無線通信機能を停止させる、
請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理端末発行システム。 - 前記無線通信機能を起動させる通信機能起動手段をさらに備え、
前記通信機能起動手段は、前記端末発行装置が前記情報処理端末を発行する場合に、前記無線通信機能を起動させる、
請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理端末発行システム。 - 各前記情報処理端末の発行期間中、回収時、及び回収から発行までの待機時、のいずれかのタイミングで、各前記情報処理端末が正常に動作する状態にあるか否かを判定する端末状態判定手段と、
前記端末状態判定手段の判定結果に基づき、各前記情報処理端末の発行を許可するか否かを判断する端末発行判断手段と、
をさらに備え、
前記端末発行判断手段は、前記端末状態判定手段の判定結果に基づき、正常に動作しないと想定される前記情報処理端末については発行を禁止し、
前記端末発行装置は、前記端末発行判断手段が発行を禁止した前記情報処理端末の発行を停止する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理端末発行システム。
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JP2015127058A JP2017010410A (ja) | 2015-06-24 | 2015-06-24 | 情報処理端末発行システム |
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Citations (10)
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