JPH07325959A - 携帯電話機の貸出方法および貸出機 - Google Patents

携帯電話機の貸出方法および貸出機

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JPH07325959A
JPH07325959A JP14236594A JP14236594A JPH07325959A JP H07325959 A JPH07325959 A JP H07325959A JP 14236594 A JP14236594 A JP 14236594A JP 14236594 A JP14236594 A JP 14236594A JP H07325959 A JPH07325959 A JP H07325959A
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JP
Japan
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mobile phone
lending
identification code
station
unit
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Application number
JP14236594A
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English (en)
Inventor
Chiyuki Kano
千之 加納
Souma Komatsu
双馬 小松
Masanori Ito
昌典 伊藤
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NIPPON T M I KK
Nippon TMI Co Ltd
Original Assignee
NIPPON T M I KK
Nippon TMI Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話機を、その利用形態に則した形式で
貸し出すことの可能な自動貸出機システムを提案するこ
と。 【構成】 携帯電話機自動貸出システム1は、複数の携
帯電話機6が収納された複数の貸出ステーション4と、
貸出ステーションを利用可能なカード8と、各貸出ステ
ーションの貸出・返却動作を遠隔制御するための本部機
2とを有している。各貸出ステーション4および電話機
6には識別コード4A、6Aが割り当てられており、携
帯電話機6をどの貸出ステーションでも返却できる。携
帯電話機に内蔵の利用度数の積算値6Cに基づき、貸し
出された携帯電話機の利用代金が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話機の貸し出しを
行うための携帯電話機の貸出方法に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は、複数の貸出ステーションを
備え、これらのうちの一つから貸し出された携帯電話機
を別の貸出ステーションに返却することを可能にした携
帯電話機の貸出方法に関するものである。
【0002】また、本発明はこの貸出方法に使用するの
に適した携帯電話機の貸出ステーション、および携帯電
話機自動貸出機に関するものである。
【0003】
【従来の技術】近年、携帯電話機を利用する人が増加し
ている。特に、企業においては、出張等の多い人が利用
している。
【0004】携帯電話機は、例えば、仕事上において或
る場所から次の場所への移動中等にように、固定した場
所での連絡が取れない場合に便利である。例えば、電車
で移動中等のような場合に便利である。また、遊園地、
行楽地等において、離れた場所にいる各人がお互いに連
絡を取り合う場合などに便利である。
【0005】このように、携帯電話機は、移動中等のよ
うに特定の場合に用いると便利である。したがって、こ
のような必要な生じた場合に手軽に携帯電話機を使用で
きれば便利である。
【0006】現在利用することのできる携帯電話機の貸
出サービスは、ビデオカセットテープ、CD等のレンタ
ルシステムと同様なシステムとなっている。すなわち、
レンタル店に行き、身分証明を行い、携帯電話機を貸し
出してもらう。返却時には、携帯電話機に内蔵されてい
る利用度数に基づき利用代金を清算する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、携帯電話機は出張等のように移動中に使用する
ことが多いので、一般のレンタル品と同様に、同一の場
所で借りて、同一の場所に返却するシステムを採用する
と不便である。
【0008】本発明の課題は、この点に着目して、複数
の場所に設置した貸出ステーションにおいて携帯電話機
の貸出、返却を行うことの可能な携帯電話機の貸出方法
を提案することにある。また、本発明は、このような方
法において使用するので適した貸出ステーション、およ
びそれを構成する携帯電話機自動貸出機を提案すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、複数の携帯電話機の貸出ステーション
を備え、携帯電話機をそれが貸し出された貸出ステーシ
ョンとは異なる貸出ステーションに返却することが可能
である携帯電話機の貸出方法であって、次のようにして
携帯電話機の貸出、返却動作を行うようにしている。
【0010】まず、貸し出される携帯電話機に対して、
予め、それを特定するための電話機識別コード、および
その利用状態を積算するための計数手段を付与してお
く。また、携帯電話機の貸出および返却を受け付ける貸
出ステーションに対しては、予めその場所を特定するた
めのステーション識別コードを付与しておく。さらに、
携帯電話機の利用者に対しても、クレジットカード等の
形態で、予め身元識別コードを付与しておく。
【0011】そして、異なる場所に、複数の貸出ステー
ションを設置して、これらの各貸出ステーションでの携
帯電話機の貸出、返却動作を管理するために、本部機を
設置する。
【0012】携帯電話機の貸出時には、各貸出ステーシ
ョンにおいて、利用者の身元識別コード、貸し出される
携帯電話機の電話機識別コード、計数手段による計数結
果を読み取り、利用者の身元識別コードに基づき携帯電
話機の貸出の可否を判別して、許可判定が出た場合には
携帯電話機の貸し出しを行い、読み取り情報、判定結果
および貸し出しの日時を本部機に送信する。本部機では
各貸出ステーションから供給される貸し出し時の情報を
逐次受信して記憶する。
【0013】一方、携帯電話機の返却時には、各貸出ス
テーションにおいて、返却される携帯電話機の電話機識
別コード、その計数手段による計数結果、および利用者
の識別コードを読み取り、これらの情報を本部機の側の
送信する。そして、本部機の側から携帯電話機の貸出時
の計数結果を受け取る。この後に、携帯電話機の返却の
受け付けの可否を判別して、許可判定がでた場合には携
帯電話機の返却を受け付け、計数結果に基づき利用代金
の算出を行い、読み取り情報、判定結果、利用代金およ
び返却の日時を本部機に送信する。本部機では各貸出ス
テーションから供給される返却時の情報を逐次記憶す
る。
【0014】そして、本部機においては、記憶情報に基
づき、各ステーションでの貸出、返却情報などを監視す
るようにしている。
【0015】本発明の方法においては、利用者の身元識
別コードを本部局に送信して、利用者の身元の照合を行
い、登録されている利用者であるか否か、利用代金等を
滞納している所謂ブラックリストに乗った利用者である
か否か等をチェックして、貸出の可否を判別する。
【0016】本発明の方法では、携帯電話機は各貸出ス
テーションの間で移動するので、各貸出ステーション毎
の売上等の清算は、本部機の側において、各携帯電話機
毎に利用代金の集計を行うことで対応することが好まし
い。
【0017】また、常に充電状態にある携帯電話機の貸
出を行うために、携帯電話機の貸出の可否判定は、携帯
電話機の充電状態も考慮して行うようにすることが好ま
しい。さらには、各貸出ステーションにおいて携帯電話
機の充電を行うようにすればよい。
【0018】本発明の方法で使用する携帯電話機の貸出
ステーションは、次の構成を備えたものを採用すること
ができる。すなわち、
【0019】携帯電話機を収納するための収納部と、携
帯電話機の識別コードを読み取るための読み取り部と、
携帯電話機の計数手段による計数結果を読み取り、利用
代金を算出するための利用代金算出部と、利用者の身元
識別コードを読み取り、携帯電話機の貸出の可否、およ
び携帯電話機の返却受け付けの可否を判定するための判
定部と、読み取られた携帯電話機の識別コード、利用者
の身元識別コード、判定部による判定結果、および算出
された利用代金を、予め付与されているステーション識
別コードと共に本部局に送信し、本部局の側からの指令
信号を受信するための通信部を備えた構成を採用するこ
とができる。
【0020】ここで、このような貸出ステーションを、
携帯電話機自動貸出機として構成することもできる。こ
の場合には、携帯電話機自動貸出機は次の構成を備えた
ものを採用することができる。すなわち、
【0021】(a)携帯電話機を収納するための少なく
とも一つの収納部 (b)収納部から携帯電話機の貸し出しを行うと共に、
および使用後の携帯電話機の返却を受け付けて収納部に
戻すための貸出・返却部 (c)携帯電話機の電話機識別コードおよび計数手段の
計数結果を読み取る読み取り部 (d)携帯電話機自動貸出機自体に予め付与された貸出
機識別コード (e)携帯電話機の利用者の身元識別コードの読み取り
部 (f)身元識別コード、読み取った携帯電話機の識別コ
ードおよび計数結果、、携帯電話機自動貸出機自体の識
別コードを送信すると共に、貸出・返却動作についての
指令信号を受信するための通信部 (g)貸出、返却受け付けの可否の判定、計数結果の基
づく利用代金の算出、携帯電話機の貸し出しおよび返却
動作を行わせる制御部 を備えた構成を採用できる。
【0022】なお、携帯電話機の識別コードとしては、
通信機能のために予め内蔵されているメモリ(ROM)
を利用して、そこに記憶するようにすればよい。このよ
うにすれば、電話機の表面にバーコード等を貼付する場
合のように、識別コードが剥がれる等の弊害を回避でき
る。また、このように内蔵メモリ内に記憶した場合に
は、そこから識別コードを読みだすための出力端子部を
電話機に取り付けておけばよい。また、利用度数の積算
も、同様に、市販されている携帯電話機に内蔵されてい
る利用度数の積算計を利用すればよい。この読み取りを
行うためには、これを読み出すための端子部分を携帯電
話機に付設しておけばよい。
【0023】ここで、返却される携帯電話機が故障等し
ている場合には、その識別コードを読み取ることが出来
ない。この場合には、携帯電話機を再度貸し出すことは
出来ない。よって、このような携帯電話機を収納してお
くための予備収納部を配置することが好ましい。また、
収納部および予備収納部が満杯の場合には、携帯電話機
の返却の受付を不可の状態にする必要がある。
【0024】上記の携帯電話機の貸出・返却部として
は、利用者に対して携帯電話機の貸出および返却受付を
行うための貸出・返却口と、この貸出・返却口および前
記の各収納部との間で、携帯電話機の搬送を行う搬送機
構とを備えたものを採用することができる。
【0025】
【作用】本発明の携帯電話機の貸出方法において、携帯
電話機の貸し出しは次のように行われる。まず、利用者
は、携帯用記録媒体(IDカード)等の身元識別コード
が付与されたものを持参して、一つの貸出ステーション
に出向く。貸出ステーションにおいては、身元識別コー
ドを読み取り、これを通信部を介して本部機の側に送信
し、本部機では、それを照合して、携帯電話機の貸し出
しを許可すべきか否か等の判別を行い、指令信号を貸出
ステーションの側に送信する。貸出ステーションの側で
は、指令信号を受けて、貸し出しが許可された場合に
は、携帯電話機の貸し出しを行う。この時に、貸し出さ
れた携帯電話機の識別コード、その利用度数の計数結果
(積算値)を読み取り、貸出日時等と共に本部機の側に
送信する。
【0026】利用者が、貸し出された携帯電話機を用い
て送信すると、内蔵の計数手段によってその利用度数が
積算される。
【0027】利用者は、使用後の携帯電話機を元の貸出
ステーションに返却してもよいし、別の場所に設置され
ている貸出ステーションに返却してもよい。例えば、別
の場所にある貸出ステーションに返却する場合の動作を
説明する。利用者の身元識別コードを読み取り、返却受
け付けの可否を判別する。また、コードを本部機の側に
送信して、返却受け付けの可否の指令を待つ。返却を受
け付ける場合には、携帯電話機の識別コードおよびその
利用度数の積算値を読み取る。この積算値に基づき利用
代金を算出する。これらの情報は、通信部を介して本部
機の側に送信される。本部機の側では、受け取った情報
を逐次記憶する。
【0028】充電判別部を備えている場合には、この判
別結果も各携帯電話機の貸出の可否を判定するために利
用される。また、予備収納部を備えている場合には、故
障等した携帯電話機は、正常な電話機とは区別されて、
予備収納部に収納される。なお、収納部が一杯の場合に
は、利用者は、別の貸出ステーションにおいて、携帯電
話機を返却するように指示される。
【0029】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0030】(全体のシステム)
【0031】図1には、本発明を適用した携帯電話機自
動貸出システムの全体構成を示してある。この図を参照
して説明すると、本例のシステム1は、システム全体の
中心となる本部機2と、これに対して、一般回線等を介
して接続された複数の貸出ステーション4(4−1、4
−2・・・)と、各貸出ステーション4に装備されてい
る複数台の携帯電話機6と、携帯電話機の利用者に発行
されるIDカード(身元確認カード)8と、このカード
の発行および管理等を行うカード発行・管理システム9
と、携帯電話機の一般通話回線網(例えばNTT電話回
線網)10から基本的に構成される。
【0032】各貸出ステーション4には、それらを特定
するための識別コード4Aが付与されている。また、ス
テーション4のうちの一部は、店員が常駐しているステ
ーション(4−3、4−4・・)であり、残りは自動貸
出機の形態のステーション(4−1、4−2)であり、
これらのステーションは、それぞれ本部機2に対して離
れた場所に設定される。携帯電話機の利用者は、予めカ
ード発行・管理システム9を利用して、利用者自身の登
録を行い、IDカード8を発行してもらう。このIDカ
ードを用いて、各ステーション4において携帯電話機6
を借りて利用することができる。使用後の携帯電話機6
は、元の貸出ステーション4に返却できることは勿論で
あるが、別の貸出ステーション4に返却することもでき
るようになっている。
【0033】貸し出された携帯電話機6の利用度数は、
利用者情報と共に、本部機2において記録され、利用代
金等の清算が行われる。例えば、携帯電話機6は各貸出
ステーション4の間で移動するので、各自動貸出機での
売上の集計は、予め各貸出ステーションのそれぞれに属
している携帯電話機の利用代金を集計することにより行
われる。利用代金等の情報は、例えば、定期的にカード
発行・管理システム9の側に送られる。このカード発行
・管理システム9の側においては、各利用者宛に、利用
代金等の請求、利用明細等の送付を行うようになってい
る。
【0034】(携帯電話機)
【0035】各携帯電話機6には、それを識別あるいは
同定するための識別コード6Aが付与されている。この
識別コード6Aは、バーコード等の形態で携帯電話機6
のケースに貼り付けておくこともできる。しかし、本例
では、携帯電話機6の内蔵メモリ(ROM)に着目し、
このメモリ内の領域に、識別コード6Aを書き込んであ
る。このようにすると、バーコードを利用する場合のよ
うに、それが剥がれて貸出動作等ができなくなるといっ
た弊害を回避できる。このように、ROM内に識別コー
ド6Aを記録してあるので、本例の携帯電話機6には、
このコードの読み出し用の出力端子部6Bが取付けられ
ている。また、本例で使用する携帯電話機6は、予め、
その利用度数を積算するための積算回路が内蔵されたも
のである。そして、この積算回路の積算値6Cを出力す
るための出力端子部6Dが取付けられている。後述のよ
うに、各貸出ステーション4には、これらの端子部に接
続可能な端子部を備えたリーダが備わっている。
【0036】(利用者のIDカード)
【0037】本例のIDカード8は、利用者自身を特定
するための利用者識別コードを記録した記録領域と、携
帯電話機の利用経過、利用状況等を記録するための記録
領域とを有している。IDカード8を、プリペイドカー
ドの形式とすることも可能であり、この場合には、プリ
ペイドされた金額、携帯電話機利用後の残高額等を記録
するための記録領域を形成すればよい。また、クレジッ
トカードを利用するようにしてもよい。
【0038】(貸出ステーション)
【0039】図2には、貸出ステーションのうち自動貸
出機の形態によるものを示してある。この貸出機4は、
携帯電話機を収納するための多数の収納部が形成されて
いる。これらの収納部内に収納されている携帯電話機
は、搬送機構、例えば3軸搬送機構によって、貸出機前
面の一方の側に形成された携帯電話機貸出・返却口41
から利用者に貸し出される。また、返却も、この貸出・
返却口41を介して行われる。この貸出・返却口41に
は開閉扉41aが取付けられている。この開閉扉41a
が開いた状態においては、その上面には、電話機装着部
42が設置されたトレイ43が露出するように構成され
ている。この電話装着部42には、携帯電話機6に取り
付けた電話機識別コードの出力端子部に差し込み可能な
読み出し用端子部42aが配置されており、ここを介し
て、貸し出され、あるいは返却される携帯電話機6の識
別コードが読み取られる。
【0040】この貸出・返却口41の上方には操作盤4
6が取付けられており、ここには、携帯電話機の貸出を
指定するための貸出キー46a、その返却を指定するた
めの返却キー46bが配列されている。また、充電器等
の携帯電話機の附属機器の貸出を指定するためのキー4
6c、その返却を指定するためのキー46d、利用者が
自己の暗証番号を入力するためのテンキー4e等も配列
されている。
【0041】さらには、レシート発行口44、利用者の
IDカードの挿入口45が形成されている。また、利用
者に対して音声により操作手順などを指示するためのス
ピーカー47、各種の情報を表示するための表示パネル
48等も配置されている。
【0042】図3は自動貸出機4の制御系の概略ブロッ
ク図である。図において、401は、各部分の制御を司
るための貸出・返却コントローラであり、マイクロコン
ピュータから構成することができる。このコントローラ
401は、メモリ402内に予め格納されている制御プ
ログラムに従って、後述のように、各部分を制御して、
携帯電話機の貸出・返却受け付けの動作を行う。本例で
は、メモリ402内には、自動貸出機自体の識別コード
4Aが予め記憶された機械識別コードの記録領域403
を備えている。404はタイマであり、制御のためのタ
イミング信号を生成すると共に、携帯電話機の貸出日
時、返却日時等の記録のための計時機構として利用され
る。405は、本部機2の側との通信を行うためのモデ
ムであり、ここを介して、各種の情報が、本部機2との
間で交信される。
【0043】携帯電話機6が収納される複数の収納室4
9を備えた収納棚50と、貸出・返却口41との間で、
携帯電話機6を搬送するための搬送機構51は、貸出・
返却コントローラ401によって駆動制御される。搬送
機構51によって、収納棚50から貸出・返却口41に
搬送された携帯電話機6は、そこに設置されているトレ
イ43上の装着部42に装着される。上述のように、こ
の装着部42には、携帯電話機6の内蔵メモリから識別
コード6A、積算値6Cを読みだすための端子部42a
が設置されており、この端子部42aは、コード・リー
ダ407に接続されている。コード・リーダ407によ
って読みだされた電話機識別コード6Aおよび積算値6
Cは、貸出・返却コントローラ401に送られる。な
お、貸出・返却口41の開閉扉41aはドアロック機構
52によって通常は封鎖されており、ドアロックコント
ローラ408によって、その制御が行われる。
【0044】次に、カード挿入口45から挿入されるI
Dカード8は、カード・リーダ/ライタ409によっ
て、その記録内容が読み取られると共に、そこに記録さ
れている情報の更新が行われる。また、本例ではレシー
トプリンタ410を備えており、ここから、レシート発
行口44を介して、携帯電話機の利用代金のレシート9
aが発行される。
【0045】ここで、本例の自動貸出機6は、更に、各
収納室49内に、それぞれ充電器53を備えている。こ
れらの充電器53による携帯電話機の充電状態は、貸出
・返却コントローラ401によってモニターされるよう
になっている。そして、この結果は、モデム405を介
して本部機2の側に送信される。
【0046】また、本例においては、自動貸出機のそれ
ぞれは、更に、携帯電話機を収納するための予備収納棚
54を備えており、この予備収納棚54には複数の収納
部55が区画形成されている。識別コードの読み取りが
出来ない携帯電話機が返却された場合等には、この予備
収棚の収納部55に、このような電話機を収納できるよ
うになっている。
【0047】なお、店員が常駐する形態の貸出ステーシ
ョンにおいては、IDカードのリーダ/ライタ、利用代
金の清算機、レシートプリンタ、本部機との通信機を備
えており、貸出ステーションを特定するための識別コー
ドも付与されている。
【0048】(本部機)
【0049】図3に示すように、本部機2は、自動貸出
機の管理コンピュータ21を備えている。この管理コン
ピュータ21は、携帯電話機6の貸出時に、自動貸出機
4から送信された情報に基づき、携帯電話機の貸出の可
否を判別し、判別結果に基づき貸出指令信号を自動貸出
機に送信する貸出制御機能を備えている。
【0050】また、自動貸出機から貸し出された携帯電
話機の利用状況を、利用者情報、自動貸出機の識別コー
ド、電話機の識別コードと共に記憶するためのメモリ2
2を備えている。このメモリ22には、利用者識別コー
ド表22aと、自動貸出機識別コード表22bと、携帯
電話機識別コード表22cが格納されている。また、貸
し出された携帯電話機の識別コードを、利用者識別コー
ド、利用度数等の情報に対応付けて記憶するための記憶
領域22dを備えている。
【0051】管理コンピュー21は、携帯電話機の返却
時に、自動貸出機から送信された情報、およびメモリ2
2に記憶されている返却対象の携帯電話機の利用度数に
基づき、自動貸出機に返却指令信号を送信して、携帯電
話機の返却の受付制御を行う返却制御機能も備えてい
る。
【0052】また、各自動貸出機4と交信するための通
信用のモデム24を備えており、ここを介して、各自動
貸出機に対して指定信号を送り、各自動貸出機の側から
は、利用者情報等の情報を受ける。
【0053】(システムの動作)
【0054】次に、図4、図5および図6のフローチャ
ートに従って、自動貸出機を用いた動作の概要を説明す
る。
【0055】貸し出し動作
【0056】利用者が自己のIDカード(クレジットカ
ード)8を、自動貸出機4−1の挿入口45に挿入する
(図4のステップST1)。挿入されたカード8の記録
情報を、リーダ・ライタ409によって読み取る(ステ
ップST2)。自動貸出機4−1のスピーカー46ある
いは表示パネル48を介して、利用者に対して暗証番号
の入力を指示して、利用者による暗証番号の入力を受け
付ける(ステップST3)。この後は、スピーカーある
いは表示パネルを介して、貸出、返却のいずれであるの
かを利用者が指定するように指示を出す。利用者はこれ
に応じて、貸出キー46aを押すと(ステップST
4)、貸出モードが設定される(ステップST5)。
【0057】貸出モードにおいては、まず、各収納室4
9に収納されている携帯電話機6の充電状態を検出し
て、充電済になっている携帯電話機の一つを、搬送機構
51によって取り出して、貸出・返却口41のトレイ4
2上の装着部43に装着して、貸出待機状態とすると共
に、貸し出そうとする携帯電話機6の識別コード6A、
利用度数の積算値6Cを、リーダ407によって読み取
る(ステップST11)。次に、本部機2に向けて、読
み取った利用者識別コード等の情報および、貸出対象の
携帯電話機6の識別コード6A、積算値6Cを送信する
(ステップST12a)。
【0058】本部機2の側においては、受け取った利用
者識別コード等の情報に基づき、メモリ22内の記憶情
報を参照して、貸し出しを許可してよいか否かを判別す
る。貸し出しが可能である場合には、その旨を示す指令
信号を貸出機4の側に送信する。そうでない場合には、
貸し出し不可を示す指令信号を送信する。
【0059】貸出機4は、本部機2の側から指令信号を
受信し(ステップST12b)、この受け取った指令信
号に基づき、携帯電話機6の貸し出しの可否を判断して
(ステップST13)、貸し出しが可能である場合に
は、貸出・返却口の扉42を開き、利用者が、待機させ
てある携帯電話機6を取り出し可能な状態にする(ステ
ップST14)。次に、表示パネル等を介して、利用者
に対して、扉を開いて携帯電話機6を取り出すよう指示
を与える(ステップST15)。
【0060】装着部43から携帯電話機6が取り外され
たことを検知すると(図5のステップST16)、扉を
再びロックする(ステップST17)。この後は、ID
カードおよびレシートを受け取るように、利用者に対し
て指示を出す(ステップST18)。そして、IDカー
ドの排出およびレシート9aのプリントアウトを行う
(ステップST19)。
【0061】なお、貸出が不可である場合には、ステッ
プST13からステップST14aに制御が移り、貸出
できない旨の表示を行い、ステップST18に移行す
る。
【0062】返却動作
【0063】使用後に携帯電話機6を返却するには、図
4のフローチャートに示すように、IDカードおよび暗
証番号を入力した後に、返却キー46bを押して、返却
モードを設定する(ステップST20)。この返却モー
ドのフローチャートを図6に示してある。まず、収納棚
50において空き収納室49が有るか否かを判別する
(ステップST21)。空き収納室が無い場合には、返
却が出来ない旨の表示を利用者に与えて(ステップST
22)、図5のステップST18に移行して、処理を終
了する。
【0064】空き収納室が有る場合には、貸出・返却口
41の扉41aを開き(ステップST23)、携帯電話
機を装着部43に返却するように利用者に指示する(ス
テップST24)。携帯電話機が装着部43に装着され
たことを確認すると(ステップST27)、携帯電話機
の識別コード6A、利用度数の積算値6Cを読み出し、
上記のステップにおいて読み込んだ利用者の識別情報、
暗証番号等と共に、本部機2の側に送信する(ステップ
ST28)。また、貸出機自体の識別コードも合わせて
送信する。
【0065】なお、識別コードを読み取ることのできな
い電話機が返却された場合には、返却できない旨を表示
して一定の時間待つ。一定の時間が経過しても、電話機
が排除されない場合には、扉を閉めて、その電話機を予
備収納棚54の予備収納室55に収納するようになって
いる。
【0066】本部機2の側においては、受け取った情報
に基づき、メモリ22内における利用データを検索す
る。該当する利用データが検索された場合、すなわち、
利用者の識別コードと、返却対象の携帯電話機の識別コ
ードとが一致し、それに対応する利用データが検索され
た場合には、返却受け付けを許可できると判断する。そ
して、この許可を示す指令信号と共に、利用代金等の清
算結果を表す信号を貸出機の側に送信する。上記のよう
な照合が取れない場合には、返却不可の指令信号を送信
する。
【0067】貸出機の側においては、指令信号を受け取
り(ステップST29)、返却が許可されたか否かを判
断して(ステップST30)、許可されない場合には、
ステップST31、32を実行して、携帯電話機を受け
付けられない旨を表示して、それが取り出されると、扉
を閉めて、初期状態に復帰する。
【0068】ここで、返却不可の携帯電話機がそのま
ま、装着部43に装着されたまま放置されると、扉は開
いたままとなってしまう。そこで、本例においては、こ
の場合においても、一定の時間に渡ってこの状態が継続
すると、扉を閉めて、返却不可の携帯電話機を予備収納
棚54の予備収納室55に収納するようにしている。
【0069】返却が許可された場合には、扉を閉めて、
返却された携帯電話機を空き収納室49に収納する(ス
テップST35)。次に、本部機2に向けて、返却が終
了した旨の通信を行う(ステップST36)。本部機2
の側では、返却された携帯電話機の識別コードを、その
電話機が収納された貸出機と対応付けて記憶する。した
がって、本部機2の側においては、常に、どの貸出機に
どの携帯電話機が収納されているのかを管理できる。
【0070】この後は、図5のステップST18に移行
して、利用時間、利用代金等を表示したレシートを発行
する。なお、本部機2の側においては、送信された利用
度数の積算値を、貸出時に記憶されている積算値から減
算して、利用者の利用度数を算出し、この算出結果に基
づき利用代金を算出し、この結果を利用者毎に集計し
て、例えば定期的にカード発行・管理システム9の側に
送る。このシステム9の側においては、例えば、定期的
に利用者に対して利用代金の請求等を行う。
【0071】次に、図7乃至図9を参照して、店員が常
駐している貸出ステーション4における携帯電話機の貸
出、返却動作の一例を説明する。
【0072】まず、貸出動作を説明する。利用者がID
カード(クレジットカード)8を差し出すと(ステップ
ST41)、店員はそれを受け取り、備え付けのリーダ
を用いてそれを読み取る(ステップST42)。このリ
ーダによって、カードが有効期限以内のものであるか、
正規に登録されたカードであるか否かを判別する(ステ
ップST43)。次に、リーダに接続された備え付けの
通信機ターミナルを介して、カード管理会社(クレジッ
ト会社)の側に読み取り情報を送信して、カードが所謂
ブラックリストに乗っているものであるか否かを照会す
る(ステップST44)。ブラックリスト等に乗ってい
るカードである場合には、ステップST45からステッ
プST46に移行して取扱い不可の判断をして、カード
を返却して携帯電話機の貸出は行わない(ステップST
47)。
【0073】カードの受け付けが許可された場合には、
ステップST45からステップST48に移行して、貸
し出し対象の携帯電話機を備え付けのリーダに接続し
て、その識別コード6A、利用度数の積算値6C等を読
み取る。次に、通信機ターミナルを介して本部機の側に
貸出情報を送信する(ステップST49)。そして、携
帯電話機を貸し出すと共に、カードを返却する(ステッ
プST50)。
【0074】上記の貸出情報の送信(ステップST4
9)に際しては、図9(A)に示すような貸出データが
送信される。
【0075】次に、返却動作を説明する。返却する利用
者が提出したカードを先ずリーダで読み取る(図7のス
テップST51、52)。この場合、同一の貸出ターミ
ナルに携帯電話機を返却する場合には、そのターミナル
自体に、そのカードを用いた貸出情報が記憶されている
ので、本部機の側に貸出情報の提供を求めることなく、
携帯電話機の返却を受け付ける(ステップST53、5
6)。これに対して、別の貸出ステーションで貸し出し
た携帯電話機の返却を受け付ける場合には、読み取った
カードに対応する貸出情報が保持されていないので、本
部機の側に対して、返却対象の携帯電話機に関する貸出
情報の提供を求める(ステップST54)。ここで、本
部機の側にも、カードに対応する貸出情報が保持されて
いない場合には(ステップST55)、返却が不可であ
ると判断して、ステップST46、47を経て、返却の
受け付けを行わずにカードを利用者に戻す。
【0076】本部機の側に貸出情報が保持されている場
合には、その情報を受け取る。これと同時に、携帯電話
機を受け取り、備付けのリーダを用いて、その識別コー
ド6Aおよび利用度数の積算値6Cを読み取る(ステッ
プST56、57)。次に、通信機ターミナルを介して
本部機の側に返却情報を送信する(ステップST5
8)。本部機の側では、受け取った返却情報に基づき、
メモリを更新して、利用完了データを作成する。このデ
ータの一覧表を、図9(B)に示してある。本部機で
は、作成した利用完了データに基づき、利用代金の算出
を行う。あるいは、貸出ターミナルの側に利用代金の算
出機能が付与されている場合には、貸出時における利用
度数の積算値等を貸出ターミナルの側に送信して、貸出
ターミナルにおいて利用代金の算出ができるようにす
る。この後は、カードを利用者に返却して処理を終了す
る(ステップST59)。
【0077】なお、本部機の側のメモリには、例えば図
9(C)に示すような各種情報のマスター登録データが
格納されている。そして、図8(A)に示すように、そ
の管理コンピュータにおいては、通常の運行モードにお
いて、各貸出ターミナルからの回線接続を待ち、回線が
接続されると、貸出情報処理、返却情報処理、貸出情報
の提供処理等を行う。また、サービスモードにおいて
は、図8(B)に示すように、時間設定、貸出ターミナ
ルの識別コードのマスター登録等の初期設定動作を行う
ようになっている。
【0078】また、利用代金の清算は、図9(B)に示
す利用完了データを、カード管理会社に送付し、これに
基づき各利用者に対して定期的に行うことができる。
【0079】(実施例の効果)
【0080】以上説明したように、本例のシステムにお
いては、携帯電話機をある場所に設置されている貸出ス
テーションで借りて利用した後は、別の貸出ステーショ
ンにおいてそれを返却することができる。よって、携帯
電話機の利用に則した貸出・返却が可能となる。
【0081】また、本例では、携帯電話機の内蔵メモリ
を利用して、その識別コードを記憶させてある。したが
って、バーコード等を利用する場合にくらべて、識別コ
ードが剥がれてしまう、識別コードに改変される等とい
った弊害を回避できるので好ましい。
【0082】さらに、携帯電話機に内蔵の利用度数の積
算値を利用して、利用者による携帯電話機の利用代金を
簡単に算出することができる。
【0083】一方、本例における携帯電話機の自動貸出
機を貸出ステーションとして利用した場合には、店員な
どを常駐させる必要がなくなる。よって、利用者は必要
な時間に携帯電話機を借りることができるので、便利で
ある。この場合、充電器により返却された携帯電話機を
充電すると共に、充電状態をモニターするようにすれ
ば、充電不足の携帯電話機が貸し出されてしまうことが
ない。また、収納棚として、予備収納棚を配置して、識
別コードの読み取れないために照合できないような電話
機等を、この予備収納棚に収納するようにすると、返却
不可の状態のままで、貸出機が止まってしまうことを防
止できる。さらに、予備収納棚に収納させる場合とし
て、正常な電話機が返却されたにも係わらず、利用者が
操作を途中で止めて去っていった場合も含むと都合がよ
い。このような場合には、貸出機は、返却途中の動作状
態にあり、返却対象の携帯電話機も、開いている貸出・
返却口に放置された状態となる。これでは、放置された
携帯電話機が盗難にあうおそれがある。また、貸出機も
それ以後の貸出、返却動作ができない状態となってしま
う。このような事態を回避できるので好ましい。
【0084】なお、本例においては、携帯電話機のみの
貸出・返却を行うシステムについて説明した。しかし、
これ以外に、携帯電話機の付属品、例えば、充電器等も
合わせて貸し出すように構成してもよい。
【0085】この場合には、例えば、図4のフローにけ
るステップST5の貸出モードにおいて、まず、ステッ
プST6において携帯電話機のみの貸出なのか、アクセ
サリーキットの貸出なのかを選択させ、アクセサリーキ
ットの場合には、その貸出動作を行うようにシステムを
構成すればよい。また、キットの返却の場合にも、図6
のステップST24に続いて、携帯電話機のみか、ある
いはキットの返却なのかを選択するステップを挟み、キ
ットの返却動作を行うようにシステムを構成すればよ
い。
【0086】また、本例では、利用代金の算出を、本部
機の側で行っているが、この算出機能を各貸出ステーシ
ョンの側で行うようにしてもよい。
【0087】(その他の実施形態)
【0088】なお、本例においては、携帯電話機の利用
度数の積算値に基づき、貸し出した携帯電話機の利用代
金を算出している。この代わりに、例えば、貸し出され
た携帯電話機を用いた送信を、必ず、本部機を介して行
うように構成しておけば、各携帯電話機による送信記録
を本部機の側で管理することができる。これによれば、
利用代金の算出は、本部機の側において送信記録に基づ
き算出することが可能になる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯電話
機の貸出方法においては、各貸出ステーションに識別コ
ードを割り当てると共に、各貸出ステーションから貸し
出される携帯電話機にも識別コードを割り当て、携帯電
話機の利用状況、貸出・返却場所等を、本部機の側で管
理するようにしている。したがって、本発明によれば、
借りた携帯電話機を使用後に別の貸出ステーションに返
却することができるという利点がある。
【0090】また、携帯電話機の識別コードを内蔵のメ
モリを利用して記憶するようにすれば、この識別コード
の割り当てのための別個の構成が不要であり、しかも、
表面に貼付するバーコード等に比べて、それが剥がれ
る、改ざんされ易いなどの弊害も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話自動貸出システムの構成を示
す概略構成図である。
【図2】図1のシステムにおける貸出ステーションを構
成している自動貸出機の外観を示す斜視図である。
【図3】図2の自動貸出機を制御系を中心にして示すブ
ロック図である。
【図4】図1のシステムにおける自動貸出機を用いた動
作を示すためのフローチャートである。
【図5】図1のシステムにおける自動貸出機を用いた動
作を示すためのフローチャートである。
【図6】図1のシステムにおける自動貸出機を用いた動
作を示すためのフローチャートである。
【図7】図1のシステムにおける貸出ステーションでの
貸出動作を示すフローチャートである。
【図8】(A)は、図1のシステムにおける本部機の側
での動作を示すフローチャート、(B)はそのサービス
モードにおける処理内容を示す一覧表である。
【図9】(A)は各携帯電話機に割り当てられる貸出デ
ータの一覧表、(B)は一回の利用が終了した携帯電話
機に割り当てられる利用完了データの一覧表、(C)は
本部機の側に保持されているマスター登録データの一覧
表である。
【符号の説明】
1・・・携帯電話機自動貸出システム 2・・・本部機 21・・・管理コンピュータ 22・・・メモリ 24・・・モデム 4・・・貸出ステーション 4A・・・貸出ステーションに付与された識別コード 41・・・貸出・返却口 43・・・装着部 401・・・貸出・返却コントローラ 403・・・貸出機の識別コードの記憶部 405・・・モデム 407・・・電話機の識別コードのリーダ 409・・・IDカードのリード・ライタ 6・・・携帯電話機 6A・・・電話機の識別コード 6C・・・電話機の利用度数の積算値 8・・・IDカード 10・・・一般電話回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 17/00 A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の携帯電話機の貸出ステーションを
    備え、携帯電話機をそれが貸し出された貸出ステーショ
    ンとは異なる貸出ステーションに返却することが可能で
    ある携帯電話機の貸出方法であって、 貸し出される携帯電話機に対して、予め、それを特定す
    るための電話機識別コード、およびその利用状態を積算
    するための計数手段を付与し、 携帯電話機の貸出および返却を受け付ける貸出ステーシ
    ョンに対して予めその場所を特定するためのステーショ
    ン識別コードを付与し、 携帯電話機の利用者に対して予め身元識別コードを付与
    し、 前記の各貸出ステーションでの携帯電話機の貸出、返却
    動作を管理するための本部機を設置し、 各貸出ステーションにおいて、利用者の身元識別コー
    ド、貸し出される携帯電話機の電話機識別コード、計数
    手段による計数結果を読み取り、利用者の身元識別コー
    ドに基づき携帯電話機の貸出の可否を判別して、許可判
    定が出た場合には携帯電話機の貸し出しを行い、読み取
    り情報、判定結果および貸し出しの日時を本部機に送信
    し、 本部機では各貸出ステーションから供給される貸し出し
    時の情報を逐次受信して記憶し、 各貸出ステーションにおいて、返却される携帯電話機の
    電話機識別コード、その計数手段による計数結果、およ
    び利用者の識別コードを読み取り、これらの情報を本部
    機の側に送信し、 本部機は受け取った情報に対応する携帯電話機の貸出時
    の計数手段による計数結果等の情報を貸出ステーション
    に送信し、 貸出ステーションでは、携帯電話機の返却の受け付けの
    可否を判別して、許可判定がでた場合には携帯電話機の
    返却を受け付け、返却の日時等を本部機に送信し、 本部機では各貸出ステーションから供給される返却時の
    情報を逐次記憶し、 本部機においては、記憶情報に基づき、各ステーション
    での貸出、返却情報などを監視するようになっているこ
    とを特徴とする携帯電話機の貸出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、本部機では身元識別
    コードに基づき貸出の可否の判定を行い、この判定結果
    を貸出ステーションに送信するようになっており、貸出
    ステーションの側においては、供給された判定結果に基
    づき貸出の許可判定を行うようになっていることを特徴
    とする携帯電話機の貸出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、本部機の側
    においては、各携帯電話機毎に利用代金の集計を行うよ
    うになっていることを特徴とする携帯電話機の貸出方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちの何れかの項に
    おいて、携帯電話機の貸出の可否判定は、携帯電話機の
    充電状態も考慮して行われることを特徴とする携帯電話
    機の貸出方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、各貸出ステーション
    においては、携帯電話機の充電を行うようになっている
    ことを特徴とする携帯電話機の貸出方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法における携帯電話
    機の貸出ステーションであって、 携帯電話機を収納するための収納部 携帯電話機の識別コードを読み取るための読み取り部 携帯電話機の計数手段による計数結果を読み取り、利用
    代金を算出するための利用代金算出部 利用者の身元識別コードを読み取り、携帯電話機の貸出
    の可否、および携帯電話機の返却受け付けの可否を判定
    するための判定部 読み取られた携帯電話機の識別コード、利用者の身元識
    別コード、判定部による判定結果、および算出された利
    用代金を、予め付与されているステーション識別コード
    と共に本部局に送信し、本部局の側からの指令信号を受
    信するための通信部 を有していることを特徴とする貸出ステーション。
  7. 【請求項7】 請求項1の記載の方法における携帯電話
    機の貸出ステーションは、携帯電話機を自動的に貸し出
    して、使用後はその返却を自動的に受け付けるために以
    下の構成を備えた携帯電話機自動貸出機である。 (a)携帯電話機を収納するための少なくとも一つの収
    納部 (b)収納部から携帯電話機の貸し出しを行うと共に、
    および使用後の携帯電話機の返却を受け付けて収納部に
    戻すための貸出・返却部 (c)携帯電話機の電話機識別コードおよび計数手段の
    計数結果を読み取る読み取り部 (d)携帯電話機自動貸出機自体に予め付与された貸出
    機識別コード (e)携帯電話機の利用者の身元識別コードの読み取り
    部 (f)身元識別コード、読み取った携帯電話機の識別コ
    ードおよび計数結果、、携帯電話機自動貸出機自体の識
    別コードを送信すると共に、貸出・返却動作についての
    指令信号を受信するための通信部 (g)貸出、返却受け付けの可否の判定、計数結果の基
    づく利用代金の算出、携帯電話機の貸し出しおよび返却
    動作を行わせる制御部
  8. 【請求項8】 請求項7において、携帯電話機識別コー
    ドは、内蔵メモリ内に記憶された前記電話機識別コード
    であり、携帯電話機は、この識別コードの読み出し用の
    出力端子部と、計数手段による計数結果を読み出すため
    の出力端子部とを備えており、前記の電話機識別コード
    および計数結果の読み取り部は、出力端子部を介してこ
    れらを読み取ることを特徴とする携帯電話機自動貸出
    機。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、前記利用者
    の身元識別コードの読み取り部は、身元識別コードが記
    録された記録媒体を受け付けて、その情報を読み取るよ
    うに構成されていることを特徴とする携帯電話機自動貸
    出機。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のうちのいずれかの
    項において、更に、収納部に収納されている携帯電話機
    の充電状態を判別する充電判別手段を備えていることを
    特徴とする携帯電話機自動貸出機。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のうちの何れかの
    項において、更に、携帯電話機を充電するための充電部
    を備えていることを特徴とする携帯電話機自動貸出機。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし11のうちのいずれか
    の項において、携帯電話機を収納するための少なくとも
    一つの予備収納部を備えており、この予備収納部には、
    少なくとも、前記収納部へ返却できない携帯電話機を収
    納するようになっていることを特徴とする携帯電話機自
    動貸出機。
  13. 【請求項13】 請求項7ないし12のうちの何れかの
    項において、前記制御部は、空き収納部が無い場合に
    は、携帯電話機の返却の受付を不可の状態にすることを
    特徴とする携帯電話機自動貸出機。
  14. 【請求項14】 請求項7ないし13のうちの何れかの
    項において、前記貸出・返却部は、利用者に対して携帯
    電話機の貸出および返却受付を行うための貸出・返却口
    と、この貸出・返却口および前記の各収納部との間で、
    携帯電話機の搬送を行う搬送機構とを備えていることを
    特徴とする携帯電話機自動貸出機。
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