JPH07334737A - 携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム - Google Patents

携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム

Info

Publication number
JPH07334737A
JPH07334737A JP15168394A JP15168394A JPH07334737A JP H07334737 A JPH07334737 A JP H07334737A JP 15168394 A JP15168394 A JP 15168394A JP 15168394 A JP15168394 A JP 15168394A JP H07334737 A JPH07334737 A JP H07334737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
lending
unit
identification code
lending machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15168394A
Other languages
English (en)
Inventor
Suguru Shikiba
英 式場
Chiyuki Kano
千之 加納
Souma Komatsu
双馬 小松
Masanori Ito
昌典 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON T M I KK
Nippon TMI Co Ltd
Original Assignee
NIPPON T M I KK
Nippon TMI Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON T M I KK, Nippon TMI Co Ltd filed Critical NIPPON T M I KK
Priority to JP15168394A priority Critical patent/JPH07334737A/ja
Publication of JPH07334737A publication Critical patent/JPH07334737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話機を、その利用形態に則した形式で
貸し出すことの可能な自動貸出機システムを提案するこ
と。 【構成】 携帯電話機自動貸出システム1は、複数の携
帯電話機6が収納された複数の自動貸出機4と、自動貸
出機を利用する利用者に携帯させるためのIDカード8
と、自動貸出機における貸出・返却動作を遠隔制御する
ための本部機2とを有している。貸し出された携帯電話
機の送信が本部機2において管理され、利用代金の算出
は、本部機における送信管理記録に基づき行われる。ま
た、各貸出機4および電話機6には識別コードが割り当
てられており、携帯電話機6をどの貸出機でも返却でき
るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話機の貸し出しを
行うための携帯電話機自動貸出機に関するものである。
また、本発明は、この携帯電話機自動貸出機を用いて貸
し出した携帯電話機を利用するための携帯電話機自動貸
出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機を利用する人が増加し
ている。特に、企業においては、出張等の多い人が利用
している。
【0003】携帯電話機は、例えば、仕事上において或
る場所から次の場所への移動中等にように、固定した場
所での連絡が取れない場合に便利である。例えば、電車
で移動中等のような場合に便利である。また、遊園地、
行楽地等において、離れた場所にいる各人がお互いに連
絡を取り合う場合などに便利である。
【0004】このように、携帯電話機は、移動中等のよ
うに特定の場合に用いると便利である。したがって、こ
のような必要な生じた場合に手軽に携帯電話機を使用で
きれば便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このためには、例え
ば、携帯電話機を短期間だけ貸し出すようにすればよ
い。しかし、このような装置あるいはシステムは何ら提
案されていない。
【0006】本発明の課題は、携帯電話機を自動的に貸
し出すための携帯電話機自動貸出機を提案することにあ
る。
【0007】また、本発明の課題は、各地に配置した複
数の携帯電話機自動貸出機を利用して、携帯電話機の貸
出、返却を、利用者が利用し易い形態で行うことの可能
な携帯電話機自動貸出システムを提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の携帯電話機自動貸出機は、次の(a)か
ら(h)までの構成を備えたことを特徴としている。
【0009】(a)携帯電話機を収納するための少なく
とも一つの収納部 (b)収納部から携帯電話機の貸し出しを行うと共に、
使用後の携帯電話機の返却を受け付けて収納部に戻すた
めの貸出・返却部 (c)貸し出される携帯電話機に予め付与された電話機
識別コード (d)電話機識別コードを読み取る読み取り部 (e)携帯電話機自動貸出機自体に予め付与された貸出
機識別コード (f)携帯電話機の利用者情報の入力部 (g)利用者情報、貸し出しあるいは返却される携帯電
話機の識別コード、携帯電話機自動貸出機自体の識別コ
ードを送信すると共に、貸出・返却動作についての指令
信号を受信するための通信部 (h)通信部を介して受信された指令信号に基づき、貸
出・返却部を制御して携帯電話機の貸し出しおよび返却
動作を行わせる制御部
【0010】ここで、貸し出される携帯電話機を特定す
るための識別コードは、それ自体の通信機能のために予
め内蔵されているメモリ(ROM)を利用して、そこに
記憶するようにすればよい。このようにすれば、電話機
の表面にバーコード等を貼付する場合のように、識別コ
ードが剥がれる等の弊害を回避できる。また、このよう
に内蔵メモリ内に記憶した場合には、そこから識別コー
ドを読みだすための出力端子部を電話機に取り付けてお
けばよい。
【0011】また、携帯電話機を貸し出すためには、そ
れが充電されている必要がある。このため、携帯電話機
の充電状態を判別するための充電判別手段を備え、この
判別結果も通信部を介して送信するように構成すること
が好ましい。さらに、返却された携帯電話機を充電して
再度貸し出すことができるように、充電部を備えている
ことが好ましい。
【0012】ここで、返却される携帯電話機が故障等し
ている場合には、その識別コードを読み取ることが出来
ない。この場合には、携帯電話機を再度貸し出すことは
出来ない。よって、このような携帯電話機を収納してお
くための予備収納部を配置することが好ましい。また、
収納部および予備収納部が満杯の場合には、携帯電話機
の返却の受付を不可の状態にする必要がある。
【0013】上記の携帯電話機の貸出・返却部として
は、利用者に対して携帯電話機の貸出および返却受付を
行うための貸出・返却口と、この貸出・返却口および前
記の各収納部との間で、携帯電話機の搬送を行う搬送機
構とを備えたものを採用することができる。
【0014】次に、本発明における携帯電話機自動貸出
システムは、上記の構成の携帯電話自動貸出機を各地に
設置しておき、これらを、一か所の本部機において集中
的に管理することを特徴としている。本部機によって、
各自動貸出機における貸出・返却動作が遠隔制御され
る。すなわち、本発明のシステムは次の(A)ないし
(D)の構成を備え、貸し出された携帯電話機の送受信
のうちの少なくとも送信が本部機を中継して行われ、各
携帯電話機の利用状況を管理できるようになっている。
【0015】(A)複数の携帯電話機 (B)自動貸出機を利用する利用者に携帯させるための
複数の携帯用記録媒体 (C)携帯電話機を自動的に貸し出して、使用後はその
返却を自動的に受け付けるための複数の自動貸出機 (D)これらの自動貸出機における貸出・返却動作を遠
隔制御する本部機
【0016】上記の携帯電話機は、(A−1)内蔵メモ
リに記憶された携帯電話機識別コードと、(A−2)こ
の識別コードを読みだすための出力端子部とを備えてい
る。
【0017】また、携帯用記録媒体は、(B−1)利用
者を特定するための利用者識別コードの記録領域と、
(B−2)携帯電話機の利用経過の記録領域とを備えて
いる。
【0018】さらに、自動貸出機は、(C−1)携帯電
話機を収納するための少なくとも一つの収納部と、(C
−2)収納部から携帯電話機の貸し出しを行うと共に、
および使用後の携帯電話機の返却を受け付けて収納部に
戻すための貸出・返却部と、(C−3)電話機識別コー
ドを読み取る読み取り部と、(C−4)携帯電話機自動
貸出機自体に予め付与された貸出機識別コードと、(C
−5)前記携帯用記録媒体を受け付けて、その記録内容
を読み取ると共に、その利用経過情報の更新を行うため
の読み取り・書き込み部と、(C−6)利用者情報、貸
し出しあるいは返却される携帯電話機の識別コード、携
帯電話機自動貸出機自体の識別コードを前記本部機に向
けて送信すると共に、貸出・返却動作についての指令信
号を前記本部機の側から受信するための通信部と、(C
−7)通信部を介して受信された指令信号に基づき、貸
出・返却部を制御して携帯電話機の貸し出しおよび返却
動作を行わせる制御部とを備えている。
【0019】さらに、本部機は、(D−1)携帯電話機
の貸出時に、自動貸出機から送信された情報に基づき、
携帯電話機の貸出の可否を判別し、判別結果に基づき貸
出指令信号を自動貸出機に送信する貸出制御部と、(D
−2)自動貸出機から貸し出された携帯電話機の利用状
況を、利用者情報、自動貸出機の識別コード、電話機の
識別コードと共に記憶する記憶部と、(D−3)携帯電
話機の返却時に、自動貸出機から送信された情報、およ
び前記記憶部に記憶されている返却対象の携帯電話機の
利用状況に基づき、前記自動貸出機に返却指令信号を送
信して、携帯電話機の返却の受付制御を行う返却制御部
とを備えている。
【0020】なお、携帯電話機の貸出を行うための自動
貸出機の代わりに、人が介在して携帯電話機の貸出、返
却受け付けを行うようにしてもよい。この場合には、携
帯電話機貸出機は、次の構成を備えたものとすればよ
い。
【0021】(a)携帯電話機を収納するための少なく
とも一つの収納部 (b)貸し出される携帯電話機に予め付与された電話機
識別コード (c)電話機識別コードを読み取る読み取り部 (d)携帯電話機貸出機自体に予め付与された貸出機識
別コード (e)携帯電話機の利用者情報の入力部 (f)利用者情報、貸し出しあるいは返却される携帯電
話機の識別コード、携帯電話機自動貸出機自体の識別コ
ードを送信すると共に、貸出・返却動作についての指令
信号を受信するための通信部
【0022】
【作用】本発明の携帯電話機自動貸出機を用いたシステ
ムにおける携帯電話機の貸し出しは次のように行われ
る。まず、利用者は、一つの自動貸出機に携帯用記録媒
体(IDカード)を挿入して、利用者自身の情報を入力
する。この情報は、通信部を介して本部機の側に送信さ
れる。本部機では、利用者情報等に基づき、携帯電話機
の貸し出しを許可すべきか否か等の判別を行い、指令信
号を自動貸出機の側に送信する。自動貸出機では指令信
号を受けて、貸し出しが許可された場合には、携帯電話
機の貸し出し動作を行う。すなわち、貸出・返却部が駆
動されて、収納部から携帯電話機が取り出されて利用者
に貸し出される。この時に、貸し出された携帯電話機の
識別コードが読み出されて、貸出日時等と共に本部機の
側に送信される。
【0023】利用者が、貸し出された携帯電話機を用い
て送信する場合には、一般通話回線と共に本部機を経由
してそれが行われる。よって、本部機においては、携帯
電話機の使用日時および使用時間が、その電話機の識別
コード、利用者情報と共に記憶される。
【0024】利用者は、使用後の携帯電話機を元の自動
貸出機に返却してもよいし、別の場所に設置されている
自動貸出機に返却してもよい。例えば、別の場所にある
自動貸出機に返却する場合には、まず、携帯用記録媒体
を挿入して、携帯電話機を返却する。この時に、携帯電
話機の識別コードも読み取られる。これらの情報は、通
信部を介して本部機の側の送信される。本部機の側で
は、利用者情報と、識別コードと、記憶されている利用
情報を照合して、返却受付の可否、利用代金の清算等を
行い、指令信号を自動貸出機の側に送信する。返却を受
け付ける場合には、自動貸出機は、貸出・返却部を駆動
して、携帯電話機を空いている収納部に収納する。
【0025】充電判別部を備えている場合には、この判
別結果も本部機の側に送信されて、各携帯電話機の貸出
の可否を判定するために利用される。また、予備収納部
を備えている場合には、故障等した携帯電話機は、正常
な電話機とは区別されて、予備収納部に収納される。な
お、収納部が一杯の場合には、利用者は、別の携帯電話
機自動貸出機において、携帯電話機を返却するように指
示される。また、利用代金の清算は、本部機の記憶部に
記憶されている利用者の利用経過に応じて、例えば定期
的に行われる。
【0026】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0027】(全体のシステム)図1には、本発明を適
用した携帯電話機自動貸出システムの全体構成を示して
ある。この図を参照して説明すると、本例のシステム1
は、システム全体の中心となる本部機2と、これに対し
て、専用回線等を介して接続された複数台の携帯電話機
自動貸出機4(4−1、4−2・・・)と、各貸出機4
に収納されている複数台の携帯電話機6と、携帯電話機
の利用者に発行されるIDカード(身元確認カード)8
と、このカードの発行および管理等を行うカード発行・
管理システム9と、携帯電話機の一般通話回線網(例え
ばNTT電話回線網)10から基本的に構成される。
【0028】各貸出機4はそれぞれ本部機2に対して離
れた場所に設定される。携帯電話機の利用者は、予めカ
ード発行・管理システム9を利用して、利用者自身の登
録を行い、IDカード8を発行してもらう。このIDカ
ードを用いて、各貸出機4において携帯電話機6を借り
て利用することができる。使用後の携帯電話機6は、元
の貸出機4に返却できることは勿論であるが、別の貸出
機4に返却することもできるようになっている。
【0029】貸し出された携帯電話機6を利用した通話
は、一般通話回線網を介して、通常の携帯電話機と同様
に行われる。しかし、送信の場合には、各中継基地局1
01から一般交換機102を介して、必ず本システムの
本部機2を中継して行われる。このように本部機2を中
継することにより、各携帯電話機6の使用日時および使
用時間が、本部機2において記録される。携帯電話機6
での受信は、本部機2を中継せずに、一般の電話回線網
と同一の経路で行われる。ここで、通話形態としては、
貸し出された携帯電話機6同志の通話と、貸し出された
携帯電話機6と一般の携帯電話機103あるいは通常の
電話機104との間の通話の2つの形態がある。いずれ
の通話形態においても、貸し出された携帯電話機6から
の送信は、本部機2を中継して行われる。
【0030】貸し出された携帯電話機6の利用状況は、
利用者情報と共に、本部機2において記録され、利用代
金等の清算が行われる。利用代金等の情報は、例えば、
定期的にカード発行・管理システム9の側に送られる。
このカード発行・管理システム9の側においては、各利
用者宛に、利用代金等の請求、利用明細等の送付を行う
ようになっている。
【0031】(携帯電話機)各携帯電話機6には、それ
を識別あるいは同定するための識別コード6Aが付与さ
れている。この識別コード6Aは、バーコード等の形態
で携帯電話機6のケースに貼り付けておくこともでき
る。しかし、本例では、携帯電話機6の内蔵メモリ(R
OM)に着目し、このメモリ内の領域に、識別コード6
Aを書き込んである。このようにすると、バーコードを
利用する場合のように、それが剥がれて貸出動作等がで
きなくなるといった弊害を回避できる。このように、R
OM内に識別コード6Aを記録してあるので、本例の携
帯電話機6には、このコードの読み出し用の出力端子部
6Bが取付けられている。後述のように、自動貸出機4
には、この端子部に接続可能な端子部を備えた識別コー
ド・リーダが備わっている。
【0032】(利用者のIDカード)本例のIDカード
8は、利用者自身を特定するための利用者識別コードを
記録した記録領域と、携帯電話機の利用経過、利用状況
等を記録するための記録領域とを有している。IDカー
ド8を、プリペイドカードの形式とすることも可能であ
り、この場合には、プリペイドされた金額、携帯電話機
利用後の残高額等を記録するための記録領域を形成すれ
ばよい。
【0033】(自動貸出機)図2には、自動貸出機4の
外観を示してある。本例の貸出機4は、携帯電話機を収
納するための多数の収納部が形成されている。これらの
収納部内に収納されている携帯電話機は、搬送機構、例
えば3軸搬送機構によって、貸出機前面の一方の側に形
成された携帯電話機貸出・返却口41から利用者に貸し
出される。また、返却も、この貸出・返却口41を介し
て行われる。この貸出・返却口41には開閉扉41aが
取付けられている。この開閉扉41aが開いた状態にお
いては、その上面には、電話機装着部42が設置された
トレイ43が露出するように構成されている。この電話
装着部42には、携帯電話機6に取り付けた電話機識別
コードの出力端子部に差し込み可能な読み出し用端子部
42aが配置されており、ここを介して、貸し出され、
あるいは返却される携帯電話機6の識別コードが読み取
られる。
【0034】この貸出・返却口41の上方には操作盤4
6が取付けられており、ここには、携帯電話機の貸出を
指定するための貸出キー46a、その返却を指定するた
めの返却キー46bが配列されている。また、充電器等
の携帯電話機の附属機器の貸出を指定するためのキー4
6c、その返却を指定するためのキー46d、利用者が
自己の暗証番号を入力するためのテンキー4e等も配列
されている。
【0035】さらには、レシート発行口44、利用者の
IDカードの挿入口45が形成されている。また、利用
者に対して音声により操作手順などを指示するためのス
ピーカー47、各種の情報を表示するための表示パネル
48等も配置されている。
【0036】図3は自動貸出機4の制御系の概略ブロッ
ク図である。図において、401は、各部分の制御を司
るための貸出・返却コントローラであり、マイクロコン
ピュータから構成することができる。このコントローラ
401は、メモリ402内に予め格納されている制御プ
ログラムに従って、後述のように、各部分を制御して、
携帯電話機の貸出・返却受け付けの動作を行う。本例で
は、メモリ402内には、自動貸出機自体の識別コード
4Aが予め記憶された機械識別コードの記録領域403
を備えている。404はタイマであり、制御のためのタ
イミング信号を生成すると共に、携帯電話機の貸出日
時、返却日時等の記録のための計時機構として利用され
る。405は、本部機2の側との通信を行うためのモデ
ムであり、ここを介して、各種の情報が、本部機2との
間で交信される。
【0037】携帯電話機6が収納される複数の収納室4
9を備えた収納棚50と、貸出・返却口41との間で、
携帯電話機6を搬送するための搬送機構51は、貸出・
返却コントローラ401によって駆動制御される。搬送
機構51によって、収納棚50から貸出・返却口41に
搬送された携帯電話機6は、そこに設置されているトレ
イ43上の装着部42に装着される。上述のように、こ
の装着部42には、携帯電話機6の内蔵メモリから識別
コード6Aを読みだすための端子部42aが設置されて
おり、この端子部42aは、コード・リーダ407に接
続されている。コード・リーダ407によって読みださ
れた電話機識別コード6Aは、貸出・返却コントローラ
401に送られる。なお、貸出・返却口41の開閉扉4
1aはドアロック機構52によって通常は封鎖されてお
り、ドアロックコントローラ408によって、その制御
が行われる。
【0038】次に、カード挿入口45から挿入されるI
Dカード8は、カード・リーダ/ライタ409によっ
て、その記録内容が読み取られると共に、そこに記録さ
れている情報の更新が行われる。また、本例ではレシー
トプリンタ410を備えており、ここから、レシート発
行口44を介して、携帯電話機の利用代金のレシート9
aが発行される。
【0039】ここで、本例の自動貸出機6は、更に、各
収納室49内に、それぞれ充電器53を備えている。こ
れらの充電器53による携帯電話機の充電状態は、貸出
・返却コントローラ401によってモニターされるよう
になっている。そして、この結果は、モデム405を介
して本部機2の側に送信される。
【0040】また、本例においては、自動貸出機のそれ
ぞれは、更に、携帯電話機を収納するための予備収納棚
54を備えており、この予備収納棚54には複数の収納
部55が区画形成されている。識別コードの読み取りが
出来ない携帯電話機が返却された場合等には、この予備
収棚の収納部55に、このような電話機を収納できるよ
うになっている。
【0041】(本部機)図3に示すように、本部機2
は、自動貸出機の管理コンピュータ21を備えている。
この管理コンピュータ21は、携帯電話機6の貸出時
に、自動貸出機4から送信された情報に基づき、携帯電
話機の貸出の可否を判別し、判別結果に基づき貸出指令
信号を自動貸出機に送信する貸出制御機能を備えてい
る。
【0042】また、自動貸出機から貸し出された携帯電
話機の利用状況を、利用者情報、自動貸出機の識別コー
ド、電話機の識別コードと共に記憶するためのメモリ2
2を備えている。このメモリ22には、利用者識別コー
ド表22aと、自動貸出機識別コード表22bと、携帯
電話機識別コード表22cが格納されている。また、貸
し出された携帯電話機の識別コードを、利用者識別コー
ド、利用時間等の情報に対応付けて記憶するための記憶
領域22dを備えている。
【0043】管理コンピュー21は、携帯電話機の返却
時に、自動貸出機から送信された情報、およびメモリ2
2に記憶されている返却対象の携帯電話機の利用状況に
基づき、自動貸出機に返却指令信号を送信して、携帯電
話機の返却の受付制御を行う返却制御機能も備えてい
る。
【0044】一方、本部機2は、回線管理コントローラ
23を備えており、これによって、貸し出された携帯電
話機の利用状況をモニターして、利用代金の算出等のた
めに必要な情報が収集されて、管理コンピュータ21の
側に送られる。
【0045】また、各自動貸出機4と交信するための通
信用のモデム24を備えており、ここを介して、各自動
貸出機に対して指定信号を送り、各自動貸出機の側から
は、利用者情報等の情報を受ける。
【0046】(システムの動作)次に、図4、図5およ
び図6のフローチャートに従って、上記構成のシステム
の動作の概要を説明する。
【0047】貸し出し動作 利用者が自己のIDカード8を、自動貸出機4−1の挿
入口45に挿入する(図4のステップST1)。挿入さ
れたカード8の記録情報を、リーダ・ライタ409によ
って読み取る(ステップST2)。自動貸出機4−1の
スピーカー46あるいは表示パネル48を介して、利用
者に対して暗証番号の入力を指示して、利用者による暗
証番号の入力を受け付ける(ステップST3)。この後
は、スピーカーあるいは表示パネルを介して、貸出、返
却のいずれであるのかを利用者が指定するように指示を
出す。利用者はこれに応じて、貸出キー46aを押すと
(ステップST4)、貸出モードが設定される(ステッ
プST5)。
【0048】貸出モードにおいては、まず、各収納室4
9に収納されている携帯電話機6の充電状態を検出し
て、充電済になっている携帯電話機の一つを、搬送機構
51によって取り出して、貸出・返却口41のトレイ4
2上の装着部43に装着して、貸出待機状態とすると共
に、貸し出そうとする携帯電話機6の識別コード6A
を、リーダ407によって読み取る(ステップST1
1)。次に、本部機2に向けて、読み取った利用者識別
コード等の情報および、貸出対象の携帯電話機6の識別
コード6Aを送信する(ステップST12a)。
【0049】本部機2の側においては、受け取った利用
者識別コード等の情報に基づき、メモリ22内の記憶情
報を参照して、貸し出しを許可してよいな否かを判別す
る。貸し出しが可能である場合には、その旨を示す指令
信号を貸出機4の側に送信する。そうでない場合には、
貸し出し不可を示す指令信号を送信する。
【0050】貸出機4は、本部機2の側から指令信号を
受信し(ステップST12b)、この受け取った指令信
号に基づき、携帯電話機6の貸し出しの可否を判断して
(ステップST13)、貸し出しが可能である場合に
は、貸出・返却口の扉42を開き、利用者が、待機させ
てある携帯電話機6を取り出し可能な状態にする(ステ
ップST14)。次に、表示パネル等を介して、利用者
に対して、扉を開いて携帯電話機6を取り出すよう指示
を与える(ステップST15)。
【0051】装着部43から携帯電話機6が取り外され
たことを検知すると(図5のステップST16)、扉を
再びロックする(ステップST17)。この後は、ID
カードおよびレシートを受け取るように、利用者に対し
て指示を出す(ステップST18)。そして、IDカー
ドの排出およびレシート9aのプリントアウトを行う
(ステップST19)。
【0052】なお、貸出が不可である場合には、ステッ
プST13からステップST14aに制御が移り、貸出
できない旨の表示を行い、ステップST18に移行す
る。以上のようにして、携帯電話機の貸出動作が完了す
る。貸し出された携帯電話機6は、前述したように、そ
の利用状況(利用日時、利用時間)が、本部機2の側の
回線管理コントローラ23において管理される。この情
報は、利用者の識別コードと、携帯電話機の識別コード
のそれぞれと対応付けさせた形態で、メモリ22内の記
憶領域22dに逐次記憶される。
【0053】返却動作 使用後に携帯電話機6を返却するには、図4のフローチ
ャートに示すように、IDカードおよび暗証番号を入力
した後に、返却キー46bを押して、返却モードを設定
する(ステップST20)。この返却モードのフローチ
ャートを図6に示してある。まず、収納棚50において
空き収納室49が有るか否かを判別する(ステップST
21)。空き収納室が無い場合には、返却が出来まい旨
の表示を利用者に与えて(ステップST22)、図5の
ステップST18に移行して、処理を終了する。
【0054】空き収納室が有る場合には、貸出・返却口
41の扉41aを開き(ステップST23)、携帯電話
機を装着部43に返却するように利用者に指示する(ス
テップST24)。携帯電話機が装着部43に装着され
たことを確認すると(ステップST27)、携帯電話機
の識別コード6Aを読み出し、上記のステップにおいて
読み込んだ利用者の識別情報、暗証番号等と共に、本部
機2の側に送信する(ステップST28)。また、貸出
機自体の識別コードも合わせて送信する。
【0055】なお、識別コードを読み取ることのできな
い電話機が返却された場合には、返却できない旨を表示
して一定の時間待つ。一定の時間が経過しても、電話機
が排除されない場合には、扉を閉めて、その電話機を予
備収納棚54の予備収納室55に収納するようになって
いる。
【0056】本部機2の側においては、受け取った情報
に基づき、メモリ22内における利用データを検索す
る。該当する利用データが検索された場合、すなわち、
利用者の識別コードと、返却対象の携帯電話機の識別コ
ードとが一致し、それに対応する利用データが検索され
た場合には、返却受け付けを許可できると判断する。そ
して、この許可を示す指令信号と共に、利用代金等の清
算結果を表す信号を貸出機の側に送信する。上記のよう
な照合が取れない場合には、返却不可の指令信号を送信
する。
【0057】貸出機の側においては、指令信号を受け取
り(ステップST29)、返却が許可されたか否かを判
断して(ステップST30)、許可されない場合には、
ステップST31、32を実行して、携帯電話機を受け
付けられない旨を表示して、それが取り出されると、扉
を閉めて、初期状態に復帰する。
【0058】ここで、返却不可の携帯電話機がそのま
ま、装着部43に装着されたまま放置されると、扉は開
いたままとなってしまう。そこで、本例においては、こ
の場合においても、一定の時間に渡ってこの状態が継続
すると、扉を閉めて、返却不可の携帯電話機を予備収納
棚54の予備収納室55に収納するようにしている。
【0059】返却が許可された場合には、扉を閉めて、
返却された携帯電話機を空き収納室49に収納する(ス
テップST35)。次に、本部機2に向けて、返却が終
了した旨の通信を行う(ステップST36)。本部機2
の側では、返却された携帯電話機の識別コードを、その
電話機が収納された貸出機と対応付けて記憶する。した
がって、本部機2の側においては、常に、どの貸出機に
どの携帯電話機が収納されているのかを管理できる。
【0060】この後は、図5のステップST18に移行
して、利用時間、利用代金等を表示したレシートを発行
する。なお、本部機2の側においては、各利用者の利用
時間等に基づき、利用代金の清算を行い、この結果を集
計して、例えば定期的にカード発行・管理システム9の
側に送る。このシステム9の側においては、例えば、定
期的に利用者に対して利用代金の請求等を行う。
【0061】(実施例の効果)以上説明したように、本
例のシステムにおいては、携帯電話機をある場所に設置
されている貸出機で借りて利用した後は、別の貸出機に
おいてそれを返却することができる。よって、携帯電話
機の利用に則した貸出・返却が可能となる。
【0062】また、本例では、携帯電話機の内蔵メモリ
を利用して、その識別コードを記憶させてある。したが
って、バーコード等を利用する場合にくらべて、識別コ
ードが剥がれてしまう、識別コードに改変される等とい
った弊害を回避できるので好ましい。
【0063】さらに、充電器により返却された携帯電話
機を充電すると共に、充電状態をモニターするようにし
ている。そして、このモニター結果に基づき、充電が済
んでいる携帯電話機を貸し出すようにしているので、充
電不足の携帯電話機が貸し出されてしまうことがない。
【0064】さらにまた、収納棚として、予備収納棚を
配置して、識別コードの読み取れないために照合できな
いような電話機等を、この予備収納棚に収納するように
している。このようにすると、返却不可の状態のまま
で、貸出機が止まってしまうことを防止できる。また、
予備収納棚に収納させる場合として、正常な電話機が返
却されたにも係わらず、利用者が操作を途中で止めて去
っていった場合も含むと都合がよい。このような場合に
は、貸出機は、返却途中の動作状態にあり、返却対象の
携帯電話機も、開いている貸出・返却口に放置された状
態となる。これでは、放置された携帯電話機が盗難にあ
うおそれがある。また、貸出機もそれ以後の貸出、返却
動作ができない状態となってしまう。このような事態を
回避できるので好ましい。
【0065】なお、本例においては、携帯電話機のみの
貸出・返却を行うシステムについて説明した。しかし、
これ以外に、携帯電話機の付属品、例えば、充電器等も
合わせて貸し出すように構成してもよい。
【0066】この場合には、例えば、図4のフローにけ
るステップST5の貸出モードにおいて、まず、ステッ
プST6において携帯電話機のみの貸出なのか、アクセ
サリーキットの貸出なのかを選択させ、アクセサリーキ
ットの場合には、その貸出動作を行うようにシステムを
構成すればよい。また、キットの返却の場合にも、図6
のステップST24に続いて、携帯電話機のみか、ある
いはキットの返却なのかを選択するステップを挟み、キ
ットの返却動作を行うようにシステムを構成すればよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯電話
機自動貸出システムにおいては、各自動貸出機に識別コ
ードを割り当てると共に、各貸出機から貸し出される携
帯電話機にも識別コードを割り当て、携帯電話機の利用
状況、貸出・返却場所等を、本部機の側で管理するよう
にしている。したがって、本発明によれば、借りた携帯
電話機を使用後に別の貸出機に返却することができると
いう利点がある。
【0068】また、携帯電話機の識別コードを内蔵のメ
モリを利用して記憶するようにすれば、この識別コード
の割り当てのための別個の構成が不要であり、しかも、
表面に貼付するバーコード等に比べて、それが剥がれ
る、改ざんされ易いなどの弊害も解消できる。
【0069】さらに、貸出機に充電器を備え、貸し出さ
れる携帯電話機の充電状態をモニターする構成を採用し
た場合には、常に充電がされた状態にある携帯電話機を
貸し出すことができるという利点がある。
【0070】さらにまた、貸出機に予備収納部を配置し
た構成を採用した場合には、故障した携帯電話機、返却
されるべきでない別の種類の電話機等を回収できるの
で、このような事態が発生しても、貸出機の動作を中断
する必要がなくなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話自動貸出システムの構成を示
す概略構成図である。
【図2】図1のシステムにおける貸出機の外観を示す斜
視図である。
【図3】図1のシステムにおける制御系の概要を示すブ
ロック図である。
【図4】図1のシステムにおける動作を示すためのフロ
ーチャートである。
【図5】図1のシステムにおける動作を示すためのフロ
ーチャートである。
【図6】図1のシステムにおける動作を示すためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1・・・携帯電話機自動貸出システム 2・・・本部機 21・・・管理コンピュータ 22・・・メモリ 23・・・回線コントローラ 24・・・モデム 4・・・自動貸出機 41・・・貸出・返却口 43・・・装着部 401・・・貸出・返却コントローラ 403・・・貸出機の識別コードの記憶部 405・・・モデム 407・・・電話機の識別コードのリーダ 409・・・IDカードのリード・ライタ 6・・・携帯電話機 6A・・・電話機の識別コード 8・・・IDカード 10・・・一般電話回線網
フロントページの続き (72)発明者 小松 双馬 長野県松本市寿白瀬淵488−5 株式会社 日本ティーエムアイ内 (72)発明者 伊藤 昌典 長野県松本市寿白瀬淵488−5 株式会社 日本ティーエムアイ内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機を自動的に貸し出して、使用
    後はその返却を自動的に受け付けるために以下の構成を
    備えていることを特徴とする携帯電話機自動貸出機。 (a)携帯電話機を収納するための少なくとも一つの収
    納部 (b)収納部から携帯電話機の貸し出しを行うと共に、
    使用後の携帯電話機の返却を受け付けて収納部に戻すた
    めの貸出・返却部 (c)貸し出される携帯電話機に予め付与された電話機
    識別コード (d)電話機識別コードを読み取る読み取り部 (e)携帯電話機自動貸出機自体に予め付与された貸出
    機識別コード (f)携帯電話機の利用者情報の入力部 (g)利用者情報、貸し出しあるいは返却される携帯電
    話機の識別コード、携帯電話機自動貸出機自体の識別コ
    ードを送信すると共に、貸出・返却動作についての指令
    信号を受信するための通信部 (h)通信部を介して受信された指令信号に基づき、貸
    出・返却部を制御して携帯電話機の貸し出しおよび返却
    動作を行わせる制御部
  2. 【請求項2】 請求項1において、携帯電話機は、内蔵
    メモリ内に記憶された前記電話機識別コードと、この識
    別コードの読み出し用の出力端子部とを備えており、前
    記読み取り部は、出力端子部を介して電話機識別コード
    を読み取るようになっていることを特徴とする携帯電話
    機自動貸出機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記利用者
    情報の入力部は、利用者情報が記録された記録媒体を受
    け付けて、その情報を読み取るように構成されているこ
    とを特徴とする携帯電話機自動貸出機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記記録媒体は、利
    用者を特定するための記録領域と、携帯電話機の利用経
    過を記録するための記録領域を備えていることを特徴と
    する携帯電話機自動貸出機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちのいずれかの項
    において、更に、収納部に収納されている携帯電話機の
    充電状態を判別する充電判別手段を備えていることを特
    徴とする携帯電話機自動貸出機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちの何れかの項に
    おいて、更に、携帯電話機を充電するための充電部を備
    えていることを特徴とする携帯電話機自動貸出機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のうちのいずれかの項
    において、携帯電話機を収納するための少なくとも一つ
    の予備収納部を備えており、この予備収納部には、少な
    くとも、前記収納部へ返却できない携帯電話機を収納す
    るようになっていることを特徴とする携帯電話機自動貸
    出機。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のうちの何れかの項に
    おいて、前記制御部は、空き収納部が無い場合には、携
    帯電話機の返却の受付を不可の状態にすることを特徴と
    する携帯電話機自動貸出機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のうちの何れかの項に
    おいて、前記貸出・返却部は、利用者に対して携帯電話
    機の貸出および返却受付を行うための貸出・返却口と、
    この貸出・返却口および前記の各収納部との間で、携帯
    電話機の搬送を行う搬送機構とを備えていることを特徴
    とする携帯電話機自動貸出機。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のうちの何れかの項
    において、更に、携帯電話機の貸出料を演算するための
    演算手段を備えていることを特徴とする携帯電話機自動
    貸出機。
  11. 【請求項11】 携帯電話機の自動貸出を行うための携
    帯電話機自動貸出システムであって、 (A)複数の携帯電話機と、 (B)自動貸出機を利用する利用者に携帯させるための
    複数の携帯用記録媒体と、 (C)携帯電話機を自動的に貸し出して、使用後はその
    返却を自動的に受け付けるための複数の自動貸出機と、 (D)これらの自動貸出機における貸出・返却動作を遠
    隔制御するための本部機とを有し、貸し出された携帯電
    話機による送受信のうちの少なくとも送信が本部機を中
    継して行われ、本部機において各携帯電話機の利用状況
    を管理するようになっており、 携帯電話機は、(A−1)内蔵メモリに記憶された携帯
    電話機識別コードと、(A−2)この識別コードを読み
    だすための出力端子部とを備えており、 携帯用記録媒体は、(B−1)利用者を特定するための
    利用者識別コードの記録領域と、(B−2)携帯電話機
    の利用経過の記録領域とのうち少なくとも利用者を特定
    するための利用者識別コードの記録領域を備えており、 自動貸出機は、(C−1)携帯電話機を収納するための
    少なくとも一つの収納部と、(C−2)収納部から携帯
    電話機の貸し出しを行うと共に、および使用後の携帯電
    話機の返却を受け付けて収納部に戻すための貸出・返却
    部と、(C−3)電話機識別コードを読み取る読み取り
    部と、(C−4)携帯電話機自動貸出機自体に予め付与
    された貸出機識別コードと、(C−5)前記携帯用記録
    媒体を受け付けて、その記録内容を読み取ると共に、そ
    の利用経過情報の更新を行うための読み取り・書き込み
    部と、(C−6)利用者情報、貸し出しあるいは返却さ
    れる携帯電話機の識別コード、携帯電話機自動貸出機自
    体の識別コードを前記本部機に向けて送信すると共に、
    貸出・返却動作についての指令信号を前記本部機の側か
    ら受信するための通信部と、(C−7)通信部を介して
    受信された指令信号に基づき、貸出・返却部を制御して
    携帯電話機の貸し出しおよび返却動作を行わせる制御部
    とを備えており、 本部機は、(D−1)携帯電話機の貸出時に、自動貸出
    機から送信された情報に基づき、携帯電話機の貸出の可
    否を判別し、判別結果に基づき貸出指令信号を自動貸出
    機に送信する貸出制御部と、(D−2)自動貸出機から
    貸し出された携帯電話機の利用状況を、利用者情報、自
    動貸出機の識別コード、電話機の識別コードと共に記憶
    する記憶部と、(D−3)携帯電話機の返却時に、自動
    貸出機から送信された情報、および前記記憶部に記憶さ
    れている返却対象の携帯電話機の利用状況に基づき、前
    記自動貸出機に返却指令信号を送信して、携帯電話機の
    返却の受付制御を行う返却制御部とを備えていることを
    特徴とする携帯電話機自動貸出システム。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 自動貸出機は、更に、収納部に収納されている携帯電話
    機の充電状態を判別するための充電状態判別部を備え、
    この判別結果も前記通信部を介して本部機に送信される
    ようになっており、 前記本部機は、自動貸出機から受け取った携帯電話機の
    識別コード、利用者情報および充電状態の判別結果に基
    づき、携帯電話機の貸出の許否を判別して、対象の自動
    貸出機に指令信号として送信するようになっていること
    を特徴とする携帯電話機自動貸出システム。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、各自
    動貸出機は、更に、携帯電話機を充電するための充電部
    を備えていることを特徴とする携帯電話機自動貸出シス
    テム。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13のうちの何れか
    の項において、自動貸出機のそれぞれは、更に、携帯電
    話機を収納するための少なくとも一つの予備収納部を備
    えており、この予備収納部には、前記収納部に返却でき
    ない携帯電話機を収納するようになっていることを特徴
    とする携帯電話機自動貸出システム。
  15. 【請求項15】 請求項11なしい14のうちの何れか
    の項において、各自動貸出機において、前記制御部は、
    空き収納部が無い場合には、携帯電話機の返却の受付を
    不可の状態にすることを特徴とする携帯電話機自動貸出
    システム。
  16. 【請求項16】 携帯電話機の貸出を行うために以下の
    構成を備えていることを特徴とする携帯電話機貸出機。 (a)携帯電話機を収納するための少なくとも一つの収
    納部 (b)貸し出される携帯電話機に予め付与された電話機
    識別コード (c)電話機識別コードを読み取る読み取り部 (d)携帯電話機貸出機自体に予め付与された貸出機識
    別コード (e)携帯電話機の利用者情報の入力部 (f)利用者情報、貸し出しあるいは返却される携帯電
    話機の識別コード、携帯電話機自動貸出機自体の識別コ
    ードを送信すると共に、貸出・返却動作についての指令
    信号を受信するための通信部
  17. 【請求項17】 請求項16において、携帯電話機は、
    内蔵メモリ内に記憶された前記電話機識別コードと、こ
    の識別コードの読み出し用の出力端子部とを備えてお
    り、前記読み取り部は、出力端子部を介して電話機識別
    コードを読み取るようになっていることを特徴とする携
    帯電話機貸出機。
  18. 【請求項18】 請求項16または17において、前記
    利用者情報の入力部は、利用者情報が記録された記録媒
    体を受け付けて、その情報を読み取るように構成されて
    いることを特徴とする携帯電話機貸出機。
  19. 【請求項19】 請求項18において、前記記録媒体
    は、利用者を特定するための記録領域と、携帯電話機の
    利用経過を記録するための記録領域を備えていることを
    特徴とする携帯電話機貸出機。
  20. 【請求項20】 請求項16ないし19のうちのいずれ
    かの項において、更に、収納部に収納されている携帯電
    話機の充電状態を判別する充電判別手段を備えているこ
    とを特徴とする携帯電話機貸出機。
  21. 【請求項21】 請求項16ないし20のうちの何れか
    の項において、更に、携帯電話機を充電するための充電
    部を備えていることを特徴とする携帯電話機貸出機。
JP15168394A 1994-06-08 1994-06-08 携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム Pending JPH07334737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15168394A JPH07334737A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15168394A JPH07334737A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07334737A true JPH07334737A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15523978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15168394A Pending JPH07334737A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07334737A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020200A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 携帯端末管理システム
CN105957264A (zh) * 2016-03-30 2016-09-21 杭州金通公共自行车科技股份有限公司 一种车辆转租系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020200A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 携帯端末管理システム
JP4578162B2 (ja) * 2004-07-05 2010-11-10 中国電力株式会社 携帯端末管理システム
CN105957264A (zh) * 2016-03-30 2016-09-21 杭州金通公共自行车科技股份有限公司 一种车辆转租系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0203683B1 (en) Transaction card
US5812641A (en) Method of renting portable-type communicating devices
US6109524A (en) Automatic commodity handling apparatus utilizing IC card
US7213755B2 (en) System for rapidly dispensing and adding value to fare cards
JPH1173530A (ja) 無線型料金支払いシステム
EP0352177B1 (en) Public telephon set
NO171879B (no) Betalingstjenestesystem og betalingstelefonapparat
JP2003512686A (ja) 運賃カードに値を迅速に分配し付加するためのシステム
JPH08153248A (ja) 自動販売機システム
JP2002304559A (ja) 電子ロック式コインロッカー、これの予約システムおよびこれを用いた荷物の受け渡しシステム
JPH07325959A (ja) 携帯電話機の貸出方法および貸出機
JPH07334737A (ja) 携帯電話機自動貸出機およびこの貸出機を利用した携帯電話機自動貸出システム
CA2511461C (en) Urban parking system
JP2002083087A (ja) 入口規制システム
JPH096864A (ja) 当日会員制電話投票システム
JPH11328451A (ja) 旅費関連情報提供システム,このシステムに用いる乗車券カード及びこのシステムに用いる改札装置
JP2001509296A (ja) クレジットカード等の情報記憶カードの多目的データ通信システム
JP2005190450A (ja) 携帯情報端未機等の管理装置
JPH10201929A (ja) 遊技媒体処理システム
JPH10113449A (ja) 遊技媒体処理システム
JPS59105171A (ja) ホテルの無人化システム
JP3758772B2 (ja) 遊技システム
JPH1033800A (ja) 遊技場における景品発注システム
JP4090733B2 (ja) 遊技場管理システム
JP2005058389A (ja) 遊技媒体貸出装置遠隔操作システム、遊技媒体貸出装置、遠隔操作端末装置、コンピュータプログラム及び記録媒体