JP3045647B2 - レンタル用携帯電話 - Google Patents

レンタル用携帯電話

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JP3045647B2
JP3045647B2 JP28984894A JP28984894A JP3045647B2 JP 3045647 B2 JP3045647 B2 JP 3045647B2 JP 28984894 A JP28984894 A JP 28984894A JP 28984894 A JP28984894 A JP 28984894A JP 3045647 B2 JP3045647 B2 JP 3045647B2
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千之 加納
双馬 小松
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株式会社日本ティーエムアイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンタル用携帯電話に関
するものである。さらに詳しくは、本発明は、複数の貸
出店の間において自由に貸出および返却を行う携帯電話
の貸出方法に使用するのに適したレンタル用携帯電話に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、簡易型携帯電話(PH
S)等(本明細書においてはこれらを総称して「携帯電
話」と呼ぶものとする。)が広範に利用されるようにな
ってきている。また、それに伴って、携帯電話の貸出
(レンタル)サービスも行われるようになっている。
【0003】現在利用することのできる携帯電話のレン
タルサービスは、ビデオカセットテープ、CD等のレン
タルシステムと同様な形態である。すなわち、貸出店に
出向き、身分証明を行い、保証金を払って携帯電話を貸
し出してもらう。そして、返却時には、携帯電話に内蔵
されている積算手段によって積算された利用度数に応じ
た利用代金を支払うと共に、保証金を返却してもらう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話は仕事上での出張にような移動中に使用することが多
いので、一般の貸出方法と同様に、同一の場所で借り
て、同一の場所に返却するシステムでは不便である。
【0005】また、携帯電話が貸し出される店と、利用
後にそれが返却される店が異なる場合には、その携帯電
話の利用に伴う売上は、貸し出される店の売上として計
上することが普通である。しかし、返却される店が異な
ると、このような売上の処理が煩雑になってしまう。例
えば、貸し出される携帯電話の保証料は、貸し出される
店で支払われ、その返却は、携帯電話が返却される別の
店で行われるので、各貸出店の間での利用代金の清算は
煩雑になってしまう。
【0006】本発明の課題は、このような問題点に鑑み
て、複数の貸出店の間において自由に貸出および返却を
行うことのできる携帯電話の貸出方法に用いるのに適し
たレンタル用携帯電話を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のレンタル用携帯電話は、携帯電話の貸出
および返却を受け付ける複数の貸出店と、これらの貸出
店のそれぞれに通信回線で接続されている管理センタと
を有し、一つの前記貸出店で貸し出された後に、当該貸
出店を含む貸出店で返却を受け付るために適したもので
あり、利用度数の積算手段と、当該レンタル用携帯電話
に付与された電話識別コードを記憶した電話識別コード
記憶部と、当該レンタル用携帯電話が貸し出された貸出
店に予め付与されている貸出店識別コードを書換え可能
に記憶した貸出店識別コード記憶部と、前記電話識別コ
ードを読み取るための電話識別コード読み取り用端子
と、前記貸出店識別コードの読み出しおよび書き込みを
行うための貸出店識別コード読み取り・書き込み用端子
とを有する構成を採用している。
【0008】前記電話識別コード読み取り用端子および
前記貸出店識別コード読み取り・書き込み用端子は、当
該携帯電話底面に配置されている充電用差し込み端子の
隣接位置に配置しておくと便利である。すなわち、返却
された携帯電話を充電器によって充電を行う際に、その
記憶内容の読み出し・書換え動作を合わせて行うことが
可能になるからである。なお、これらの端子は、共用の
1つの端子とすることができる。この場合には、キー入
力操作等によって携帯電話の動作モードを切り換えるよ
うに構成すればよい。
【0009】次に、レンタル用携帯電話の利用者は、携
帯電話の所有者とは異なり、その電話番号を覚えていな
い場合が通常である。したがって、通話相手等に使用し
ている電話の番号を知らせる場合に都合の良いように、
レンタル用携帯電話の電話番号を、表示部に視覚表示で
きるようにすることが好ましい。あるいは、スピーカー
を介して音声表示できるようにすることが好ましい。
【0010】さらに、レンタル用携帯電話においても、
一般の携帯電話と同様に短縮ダイヤルのメモリ機能等の
各種の機能を搭載しておくことが便利である。しかし、
利用者が替わると、記憶されている内容は邪魔になる。
したがって、前の利用者によって記憶、あるいは登録さ
れた情報を次の利用者が一括でクリアーできるような機
能を付加しておくことが好ましい。
【0011】
【作用】本発明のレンタル用携帯電話の貸出は次のよう
に行なうことができる。すなわち、複数の貸出店の間で
のレンタル用携帯電話の貸出、返却動作を、通信回線を
介して管理センタで管理すると共に、レンタル用携帯電
話に付与されているその電話識別コードと、積算手段に
よって積算される利用度数と、各貸出店からの貸出時に
レンタル用携帯電話に付与された貸出店識別コードとに
基づき、複数の貸出店の間のでレンタル用携帯電話の貸
出、返却を簡単に行うようにすると共に、各貸出店での
売上の集計等の処理も効率良く行うことができる。
【0012】さらに詳しく説明すると、第1の貸出店で
貸し出したレンタル用携帯電話が、これとは異なる第2
の貸出店で返却される時には、そこに書き込まれている
レンタル用携帯電話の電話識別コードおよび第1の貸出
店の貸出店識別コードが読み出されて、管理センタに送
信される。同時に、レンタル用携帯電話の利用度数も読
み取られて、同じく管理センタに送信される。管理セン
タでは、これらの返却情報に基づき、レンタル用携帯電
話の各貸出店の間での移動を把握でき、その利用代金を
第1の貸出店の売上として計上処理でき、また、各貸出
店において貸出可能なレンタル用携帯電話の本数、貸出
中となっているレンタル用携帯電話の本数を把握するこ
とができる。よって、本発明のレンタル用携帯電話を利
用すれば、複数の貸出店の間での貸出、返却を効率良く
行うことができる。
【0013】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0014】図1には、本例のレンタル用携帯電話の外
観を示してある。レンタル用携帯電話5は、縦長の本体
ケース5aの表面5bに、液晶表示パネル5c、テンキ
ー等が配列されたキー操作面5dが配置されている。本
体ケース5aの先端面5eの片隅からはアンテナ5fが
伸縮可能に取付けられている。本体ケース5aの底面5
gには、内蔵の二次電池を充電するために使用する充電
用差し込み端子5hが配置されている。また、本例で
は、この端子5hの隣りに、後述する各種情報の読み出
しおよび書き込みを行うために使用する端子5iが配置
されている。
【0015】図2は、本例のレンタル用携帯電話5の制
御系の概略ブロック図である。この図において、101
は送受信用の信号処理回路であり、マイクロフォン10
2からの音声入力が、ここを介して処理されて、アンテ
ナ5fから送信される。また、アンテナ5fを介して受
信された信号は信号処理回路101を介して音声化され
て、スピーカー103から出力される。104は制御回
路であり、入力キー群(キー操作面)5dからのキー入
力に応じて、送受信動作を制御する。
【0016】制御回路104は、ROM105内に格納
されている制御プログラムに従って、各部を駆動制御す
る。106は書換え可能なRAMであり、ここには、後
述する貸出情報を記憶する貸出情報記憶部107と、電
話IDコード5(ID)を記憶している電話IDコード
記憶部108を有している。さらには、利用者によって
設定される短縮ダイアル等の各種の情報を記憶可能なユ
ーザーズメモリ領域109も配置されている。
【0017】110は積算回路であり、送話時間を度数
として積算する回路である。積算結果は、RAM106
内に記憶される。また、キー操作面5dの表示キー50
1からのキー入力に応じて、表示部5cに表示可能とな
っている。5iは前述した端子であり、ここを介してR
AM106の各領域に記憶されている内容を外部に読み
だすことが可能である。また、この端子を介して、RA
M106の内容を書き換えることが可能となっている。
このような読み出し、書換え動作は、キー操作面5dか
らのキー入力により設定される動作モードに応じて、制
御回路104の制御のもとに実行される。読み出しモー
ド、書換えモードの動作モードプログラムは予めROM
105内に格納されている。
【0018】ここで、本例のキー操作面5dに配列され
ているキー群には、クリアーキー502が含まれてい
る。このクリアーキー502からキー入力があると、制
御回路104の制御の下に、ユーザーズメモリ領域10
9を一括してクリアーすることが9能となっている。
【0019】次に、上記構成のレンタル用携帯電話5を
用いた携帯電話貸出システムを説明する。まず図3に
は、本例の貸出システムの全体のネットワークを示して
ある。
【0020】この図において、1は、中央管理センタで
あり、複数の地方管理センタ2(2−1、2−2、・・
・2−N)に一般通信回線3を介して接続されており、
これらの管理を行う。
【0021】一方、図4には、各地方管理センタ2を中
心としたネットワークを示してある。各地方管理センタ
2によって、それぞれ複数の貸出店4(4−1、4−2
・・・4−N)が管理される。地方管理センタ2と貸出
店4も、同様に一般通信回線3で結ばれており、各種の
データの送受が行われる。このように、本例では、2階
層構造のネットワークが組まれている。
【0022】まず、図3を参照して説明すると、中央管
理センタ1は、各地方管理センタ2のIDコード2(I
D)(2−1(ID),2−2(ID)・・・2−N
(ID))を記憶した記憶領域11を有している。ま
た、貸し出されてる多数本のそれぞれの携帯電話5(5
−1、5−2・・・5−N)のそれぞれに予め付与され
ている携帯電話のIDコード5(ID)(5−1(I
D),5−2(ID)・・・5−N(ID))を記憶し
た記憶領域12、およびこれらの各電話の所有者を記憶
した記憶領域13も有している。さらに、本例では、各
地方管理センタ2毎の携帯電話の利用代金の売上状態を
記憶するための記憶領域14、および電話機別の売上状
態を記憶するための記憶領域15を有している。また、
一般通信回線3を介して各地方管理センタ2との間でデ
ータの送受を行うための送受信部を備えている。中央管
理センタ1での各部分の駆動制御、データ処理等はマイ
クロコンピュータを中心として構成される制御系によっ
て行われる。
【0023】図4に示すように、各地方管理センタ2に
は、それぞれにIDコード2(ID)が付与されている
と共に、それぞれが管轄している貸出店4に付与された
貸出店のIDコード4(ID)を記憶した記憶部21を
有している。また、管轄地域において各貸出店4での貸
出可能な携帯電話5のIDコードを記憶した記憶部2
2、貸出中にある携帯電話5に関する情報を記憶した貸
出情報記憶部23、各貸出店別の売上状況を記憶した売
上状況記憶部24、および携帯電話別の売上状況を記憶
した売上状況記憶部25を有している。また、中央管理
センタ1、各貸出店4との間で通信を行うための送受信
部を備えている。各地方管理センタ2での各部の駆動制
御、各種データ処理等も、マイクロコンピュータを中心
として構成した制御系によって行われる。
【0024】各貸出店4は、それぞれ貸出店コード4
(ID)が付与されている。また、それを管轄している
地方管理センタ2のIDコード2(ID)の記憶部4
1、現在貸出可能な携帯電話をIDコードを記憶した記
憶部42を有している。さらに、貸出店4は、貸し出さ
れる携帯電話5のIDコード5(ID)等の情報を読み
取るための読み取り部44、貸し出される携帯電話5の
利用度数を読み取る利用度数読み取り部45を有してい
る。さらに、本例では、利用代金の清算をクレジッドカ
ードによって行うことができるように、利用者から提示
されたクレジットカードを読み取るためのカードリーダ
46も備えている。これに加えて、返却された携帯電話
5の記憶部に書き込まれているデータの書き換え、例え
ば、貸出店のIDコードを、返却された貸出店のIDコ
ードに書き換えるためのデータ書換え部47も備えてい
る。なお、各貸出店4は、一般通信回線を利用して情報
の送受信を行うための送受信部48を備えている。
【0025】次に、本例における携帯電話5は、図5に
示すように、そのRAM106内に、そのIDコード5
(ID)、利用度数52、利用者のクレジットカード番
号53、貸出日時54、管轄地方管理センタのIDコー
ド4(ID)を記憶する記憶領域107を有している。
また、市販の携帯電話と同様に、利用度数を積算するた
めの積算回路110を備えている。さらに、記憶領域1
07に記憶されている内容を読み出すと共に、その内容
を更新するために利用する読み出し・書き込み用端子5
iを備えている。
【0026】このように構成した本例の携帯電話の貸出
システムにおける携帯電話5の貸出、および返却時の動
作を説明する。
【0027】まず、同一の地方管理センタ2の管轄内に
属する貸出店4の間における携帯電話の貸出、返却の動
作を説明する。図6(a)を参照して、利用客が貸出店
4−1で携帯電話5(5−1、5−2・・・)を借りる
場合を説明する。まず、利用客が提示したクレジットカ
ードを、カードリーダ46によって読み取る(ステップ
ST1)。そして、貸し出し対象の携帯電話5から、読
み取り部44、45を用いて、そのIDコード5(I
D)および利用度数52を読み取る(ステップST
2)。読み取られたクレジットカードの番号53、携帯
電話のIDコード5(ID)、その利用度数52を、貸
出店IDコード4−1(ID)および貸出日時54と共
に、管轄の地方管理センタ2に送信する(ステップST
3)。この送信情報が、貸出情報10である。
【0028】貸し出された携帯電話機のIDコード5
(ID)は、貸出可能な携帯電話機のIDコードが記憶
されている記憶部42から削除される。また、書換え部
47を用いて、携帯電話5の記憶領域107を更新し
て、地方管理センタ2に送信した貸出情報を書き込むと
共に、地方管理センタ2のIDコード2(ID)も記憶
領域109に書き込む(ステップST5)。そして、貸
出店4−1において、携帯電話5が利用者に貸し出され
る(ステップST6)。この結果、貸し出された携帯電
話5の記憶領域107には、図4(b)に示す情報が記
憶された状態が形成される。
【0029】地方管理センタ2の側では、受け取った貸
出情報を、記憶部23に記憶すると共に、地域内の貸出
可能電話IDコードを記憶している記憶部22から貸し
出された携帯電話機のIDコードを削除する。そして、
貸出店4−1に向けて貸出情報を受け付けた旨の信号を
返信し、これが貸出店4−1の側で受信される(ステッ
プST4)。
【0030】次に、図6(b)を参照して、携帯電話の
返却について説明する。携帯電話の利用者は、借りた携
帯電話を利用した後に異なる貸出店、例えば貸出店4−
2で返却するものとする。この場合、貸出店4−2で
は、返却された携帯電話5の端子5iを介して、その記
憶領域107に書き込まれている貸出情報10と、積算
回路110による利用度数の積算値を読みだす(ステッ
プST11)。読み取られた貸出情報10と、読み取ら
れた返却時の利用度数52Aと、返却の日時54Aと、
返却を受け付けた貸出店4−2のIDコード4−2(I
D)は、送受信部48から一般通信回線3を経て、地方
管理センタ2に送られる(ステップST12)。
【0031】地方管理センタ2では、受け取った返却情
報に基づき次の処理を行う。まず、地方管理センタのI
Dコードが自己のIDコードであるか否かを判別する。
この場合には同一であるので、貸出店IDコードおよび
携帯電話IDコードに基づき、当該携帯電話の貸出時に
受け取って記憶されている貸出情報を検索して呼出し
て、返却情報との照合を行う。この処理によって、貸出
時の利用度数52と返却時の利用度数52Aとに基づき
利用者の実際の利用度数を求め、それに基づき利用料金
を算出する。また、貸出可能な電話IDコードの記憶部
22を書き換えて、返却された携帯電話IDコードを加
える。そして、貸出店別売上状況記憶部24に記憶され
ている情報を更新して、算出された利用度数、あるいは
利用代金を加算する。同様に、電話機別売上状況記憶部
25に記憶されている情報を更新する。
【0032】この後は、返却情報を受け付けた旨の信
号、および、利用度数、あるいは利用代金に関する情報
を、送受信部から一般通信回線3を介して、貸出店4−
2に返信し、これが貸出店4−2の側で受信される(ス
テップST13)。
【0033】なお、利用度数、代金等の算出は、貸出情
報に基づき、携帯電話が返却された先の貸出店において
も処理することができる。この場合には、算出結果を、
地方管理センタの側に送信するようにすればよい。
【0034】貸出店4−2では、受け取った利用度数あ
るいは利用代金に関する情報に基づき、携帯電話の利用
代金の清算を行う(ステップST14)。また、データ
書換え部47を用いて、返却された携帯電話の端子5i
を介して、その記憶領域107の内容を書き換える。す
なわち、記憶領域107に記憶されている貸出店IDコ
ード4−1(ID)を、貸出店4−2のIDコード4−
2(ID)に書き換える。また、返却された携帯電話の
IDコードを、貸出可能な電話IDコード表42に加え
る。
【0035】このようにして、異なる貸出店4−1、4
−2の間での携帯電話の貸出、返却の処理が行われる。
各携帯電話の貸出店の間の移動は、そこに書き込まれて
いる電話IDコードおよび貸出店IDコードに基づき、
地方管理センタで常に把握される。また、各貸出店での
売上も、地方管理センタで集計される。地方管理センタ
に記憶されたこれらの情報は、例えば、1日に1回の割
合で、送受信部から一般通信回線を介して中央管理セン
タ1の側に送られ、中央管理センタ1の側で記憶保持さ
れる。
【0036】なお、上記の例では、クレジットカードを
用いて、利用代金の清算、利用者の身元証明を行ってい
る。この代わりに、現金清算を行うこともできる。ま
た、身元証明を、運転免許証等で行うこともできる。さ
らには、一般のレンタルシステムと同様に会員制を導入
して、会員登録をして発行した会員カードを用いて身元
証明を行うようにしてもよい。
【0037】また、貸出情報は、地方管理センタ2に保
持されるので、携帯電話の記憶部51に保持させる必要
はない。少なくとも、携帯電話には、そのIDコードお
よび、貸出店IDコードを保持させておけば、返却時の
携帯電話の特定、利用者の特定、利用代金の清算を効率
良く処理することができる。
【0038】次に、一つの地方管理センタ内の貸出店で
貸し出された携帯用電話が、管轄の異なる地方管理セン
タ内の貸出店で返却される場合には、携帯電話に記憶さ
れている地方管理センタのIDコード2(ID)に基づ
き、この携帯電話の貸出情報が保管されている地方管理
センタを特定することができる。したがって、携帯電話
5が返却された貸出店4から通信を受けたその管轄地方
管理センタでは、貸出情報が保管されている地方管理セ
ンタに問い合わせて、その貸出情報を受け取れば、利用
代金の清算、返却処理を行うことができる。これ以外の
動作は、同一の管轄地方管理センタ内の貸出店の間での
携帯電話の貸出、返却の動作と同一に行うことができ
る。
【0039】なお、以上の説明においては、携帯用通信
機器として携帯電話を例に挙げて説明した。これ以外の
携帯用通信機器についても本発明を同様に適用できるこ
とは勿論である。
【0040】一方、本例のレンタル用携帯電話5におい
ては、内蔵のRAM等からの情報の読み出し、その書換
え用の端子として1個の端子5iを用いている。これ
を、複数個にして、読み出し専用端子、書き込み専用端
子を別々に設けてもよい。
【0041】また、本例では、電話番号の表示を、キー
操作部5dに配置した電話番号表示キー501を押す
と、液晶表示部5cに表示されるように構成されてい
る。このような視覚表示の代わりに、音声メモリを搭載
しておき、ここに、電話番号を録音しておき、特定のキ
ー操作に応じて、スピーカー103を介して電話番号を
音声表示するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンタル
用携帯電話を用いれば、複数の異なる貸出店の間での携
帯電話の貸出、返却を行う貸出システムを簡単に構築す
ることが可能となり、また、各貸出店の間での携帯電話
の移動状況の把握、各貸出店での貸出可能な携帯電話の
台数の把握、各貸出店での売上の集計等を、簡単にしか
も効率良く行うことができる。
【0043】また、本発明では、電話識別コード読み取
り用端子および貸出店識別コード読み取り・書き込み用
端子を、携帯電話底面に配置されている充電用差し込み
端子の隣接位置に配置した構成を採用しているので、返
却された携帯電話を充電器によって充電中に、その記憶
内容の読み出し・書換え動作を合わせて行うことが可能
になるので便利である。
【0044】更に、本発明のレンタル用携帯電話は、電
話識別コード、貸出店識別コード、および貸出時におけ
る利用度数を含む貸出情報を書換え可能に記憶している
貸出情報記憶部を内蔵しているので、この記憶部の内容
に基づき、貸し出された携帯電話の返却処理を簡単に行
うことができる。
【0045】さらにまた、レンタル用携帯電話の電話番
号を表示するための手段を配置してあるので、利用者に
とって非常に便利となる。
【0046】また、本発明では、前の利用者が登録した
短縮ダイヤル等の内容を、一括してクリアーできる機能
を搭載してあるので、利用者にとって非常に便利とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレンタル用携帯電話を示す
斜視図である。
【図2】図1の携帯電話の制御系の概略ブロック図であ
る。
【図3】本発明の方法の一実施例を示す携帯用通信機器
の貸出システムの全体構成図である。
【図4】図3の貸出システムの各地方管理センタ内での
ネットワークを示す構成図である。
【図5】携帯電話の記憶情報を示す説明図である。
【図6】図3の貸出システムにおける動作を示す概略フ
ローチャートであり、(a)はその貸出動作の概略フロ
ーチャート、(b)はその返却動作の概略フローチャー
トである。
【符号の説明】
1・・・中央管理センタ 2・・・地方管理センタ 2(ID)・・・地方管理センタのIDコード 3・・・一般通信回線 4・・・貸出店 4(ID)・・・貸出店のIDコード 5・・・携帯電話 5(ID)・・・携帯電話のIDコード 5c・・・表示部 5i・・・読み出し・書き込み用端子 52・・・貸出時の利用度数 52A・・・返却時の利用度数 53・・・クレジットカード番号 54・・・貸出時の日時 54A・・・返却時の日時 10・・・貸出情報 20・・・返却情報 104・・・制御回路 106・・・RAM 107・・・貸出情報の記憶領域 108・・・電話IDコードの記憶領域 109・・・ユーザーズメモリ領域 110・・・積算回路 501・・・表示キー 502・・・クリアキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−16359(JP,A) 特開 平7−240810(JP,A) 特開 平4−342354(JP,A) 特開 平5−176088(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26 102

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話の貸出および返却を受け付ける
    複数の貸出店と、これらの貸出店のそれぞれに通信回線
    で接続されている管理センタとを有し、一つの前記貸出
    店で貸し出された後に、当該貸出店を含む貸出店で返却
    を受け付るようになっている携帯電話の貸出方法におい
    て使用されるレンタル用携帯電話であって、当該レンタ
    ル用携帯電話は、 利用度数の積算手段と、当該レンタル用携帯電話に付与
    された電話識別コードを記憶した電話識別コード記憶部
    と、当該レンタル用携帯電話が貸し出された貸出店に予
    め付与されている貸出店識別コードを書換え可能に記憶
    した貸出店識別コード記憶部と、前記電話識別コードを
    読み取るための電話識別コード読み取り用端子と、前記
    貸出店識別コードの読み出しおよび書き込みを行うため
    の貸出店識別コード読み取り・書き込み用端子とを有す
    ることを特徴とするレンタル用携帯電話。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記電話識別コード
    読み取り用端子および前記貸出店識別コード読み取り・
    書き込み用端子は、当該携帯電話底面に配置されている
    充電用差し込み端子の隣接位置に配置されていることを
    特徴とするレンタル用携帯電話。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記電話識別コード
    読み取り用端子および前記貸出店識別コード読み取り・
    書き込み用端子は、共用の端子であることを特徴とする
    レンタル用携帯電話。
  4. 【請求項4】 請求項1において、当該レンタル用携帯
    電話の電話番号を表示するための電話番号表示手段を有
    していることを特徴とするレンタル用携帯電話。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記電話番号表示手
    段は、電話番号を視覚表示する表示手段であることを特
    徴とするレンタル用携帯電話。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記電話番号表示手
    段は、音声メモリを備え、電話番号を再生可能な音声表
    示手段であることを特徴とするレンタル用携帯電話。
  7. 【請求項7】 請求項1において、利用者により短縮番
    号等を任意に設定するためのユーザーズメモリと、この
    ユーザーズメモリを一括でクリアするためのクリアキー
    とを有していることを特徴とするレンタル用携帯電話。
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