JP2003150875A - 情報利用決済システム、携帯情報端末およびサーバ装置 - Google Patents

情報利用決済システム、携帯情報端末およびサーバ装置

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JP2003150875A
JP2003150875A JP2001350969A JP2001350969A JP2003150875A JP 2003150875 A JP2003150875 A JP 2003150875A JP 2001350969 A JP2001350969 A JP 2001350969A JP 2001350969 A JP2001350969 A JP 2001350969A JP 2003150875 A JP2003150875 A JP 2003150875A
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JP2001350969A
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Hiroyuki Nagai
広行 永井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰もが手軽に利用可能であり、かつ、サービ
スの提供者側とサービスの利用者側との双方にとって、
合理的な決済が可能な情報利用決済システム、このシス
テムで用いられる携帯情報端末およびサーバ装置を提供
する。 【解決手段】 携帯電話端末をガイダンスモードにし
(ステップS101)、データ受信キーを押下操作する
ことによって(ステップS201)、サーバ装置から音
声ファイル、画像ファイル、管理ファイルの提供を受け
(ステップS102)、料金を支払う。音声ファイルの
利用、画像ファイルの購入を行なう毎に管理ファイルを
更新し(ステップS104、ステップS106)、精算
キーが押下操作された場合には(ステップS204)、
管理ファイルの情報に基づいて、未使用音声ファイルと
未購入画像ファイル分の返金を行なう(ステップS10
7、ステップS108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、所定の
施設内に設けられている対象物についての有料関連情報
を利用できるようにする情報利用決済システム、携帯情
報端末およびサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、日本国内の美術館でもガイドフォ
ンのレンタルサービスが行なわれるようになってきてい
る。例えば、美術館で利用されるガイドフォンシステム
は、ガイドフォン(音声再生装置)を入館者に貸し出し
て、展示されている作品に関する作者、歴史的背景、エ
ピソードなどを詳細に説明する音声を使用者からの指示
に応じて当該ガイドフォンから放音(出力)するように
するものである。
【0003】目的とする作品の説明を聴取するために
は、使用者は、予め作品個々に割り当てられ、例えば、
作品の近傍に掲げられている作品番号をガイドフォンに
設けられている数字キーを用いて当該ガイドフォンに入
力することにより、ガイドフォンは、指示された作品の
説明を再生して放音し、使用者に提供するようにする。
【0004】このようなガイドフォンを利用したい場
合、通常は、入館時において、入館料とは別に数百円程
度のガイドフォンの利用料を支払うことによってガイド
フォンを借り受けるようにする。そして、借り受けたガ
イドフォンは、退館時に所定の返却窓口に返却するよう
にするのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガイドフォ
ンの貸し出しを行なっている美術館などによっては、ガ
イドフォンの紛失・盗難防止のため、ガイドフォンの貸
し出し時において、貸出先である入館者のパスポートや
運転免許証などの貴重品を一時的に預かるようにした
り、あるいは、クレジットカードのナンバーを控えるよ
うにしたりするなどの対策を講じている場合がある。も
ちろん、預けた貴重品は、退館時に返却され、メモは破
棄されるのだが、これらの大切な品々を預けることは、
ガイドフォンの利用者にとっては不安が残る。
【0006】また、美術館などで貸し出されるガイドフ
ォンは、誰が使用しても破損しないようにするために、
どうしても堅牢な外観になってしまい、結局、大きくて
重くて持ちにくいものになってしまう場合があり、誰も
が手軽に利用することが可能なものとなっていない場合
があると考えられる。
【0007】また、現状のガイドフォンの場合、前述し
たように、ガイドフォン自体の利用料を支払う仕組みに
なっている。このため、すべての作品についての説明を
再生して聴取した場合であっても、また、2つか3つの
作品の説明を再生して聴取した場合であっても、ガイド
フォンシステムの利用料は同じであり不公平感が生じる
場合がある。つまり、合理的な決済が行なわれていない
場合があると考えられる。
【0008】これらのことは、ガイドフォンの場合に限
るものではなく、例えば、イベント会場やアミューズメ
ントパークなどにおいて、多数のアトラクションがある
場合であって、これらを利用する場合にも同様のことが
言える。すなわち、各アトラクションを利用する度に、
いちいち利用チケットを購入したり、あるいは、余って
しまうことも覚悟してアトラクションを利用するための
回数券を購入したりすることが行なわれているのであ
る。しかし、これでは不便であり、また、利用者の立場
にたった合理的な決済が行なわれているとは言えない。
【0009】以上のことにかんがみ、この発明は、誰も
が手軽に利用可能であり、かつ、サービスの提供者側と
サービスの利用者側との双方にとって、合理的な決済が
可能な情報利用決済システム、このシステムで用いられ
る携帯情報端末およびサーバ装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報利用決済システムは、
所定の施設内に設けられている1つ以上の所定の対象物
についての有料関連情報を提供するサーバ装置と、前記
サーバ装置からの前記有料関連情報の提供を受けて、こ
の有料関連情報を主に前記所定の施設内において利用す
るようにする携帯情報端末とからなる情報利用決済シス
テムであって、前記サーバ装置は、前記有料関連情報を
記憶保持する記憶手段と、前記記憶手段に記憶保持され
ている前記有料関連情報を前記携帯情報端末に送信する
送信手段とを備え、前記携帯情報端末は、前記サーバ装
置からの前記有料関連情報を受信する受信手段と、前記
受信手段により受信された前記有料関連情報の利用指示
入力を受け付ける指示入力受付手段と、前記指示入力受
付手段を通じて受け付けた前記利用指示入力に応じた前
記有料関連情報を利用するようにする情報利用手段と、
前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
を区別して管理する管理手段と、前記所定の施設内から
退場するときに、前記管理手段により管理されている未
利用の前記有料関連情報に応じた金額を表示する表示手
段と、前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情
報を消去する消去手段とを備えることを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の情報利用決済システ
ムによれば、サーバ装置は、1つ以上の対象物について
の有料関連情報を記憶手段に記憶保持しており、これが
送信手段を通じて携帯情報端末に送信される。携帯情報
端末においては、受信手段によりサーバ装置からの有料
関連情報が受信され、この有料関連情報のうち、指示入
力受付手段を通じて受け付けた利用指示入力に応じた有
料関連情報が再生されるなどして利用される。
【0012】利用された有料関連情報と、まだ利用され
ていない有料関連情報とは、管理手段により管理され、
まだ利用されていない有料関連情報分に応じた金額が表
示手段に表示されて返金を受けることができるようにさ
れる。また、サーバ装置から提供を受けた有料関連情報
は消去手段により消去するようにされる。
【0013】これにより、携帯情報端末は例えば自己の
携帯電話端末を使用するなど使いなれたものを使うこと
ができるともに、予め提供を受けた有料関連情報のうち
の未使用分に対応する料金のみの支払になるので、使用
しなかった有料関連情報分の使用料を払うこともなく利
用した情報のみについて合理的な決済が可能となる。
【0014】また、請求項2に記載の発明の情報利用決
済システムは、所定の施設内に設けられている1つ以上
の所定の対象物についての有料関連情報を提供するサー
バ装置と、前記サーバ装置からの前記有料関連情報の提
供を受けて、この有料関連情報を主に前記所定の施設内
において利用するようにする携帯情報端末とからなる情
報利用決済システムであって、前記サーバ装置は、前記
有料関連情報を記憶保持する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶保持されている前記有料関連情報を前記携帯情報
端末に送信する送信手段と、前記有料関連情報の提供に
かかる入金を受け付ける入金受付手段と、前記携帯情報
端末から送信される返金要求を受信する返金要求受信手
段と、前記返金要求受信手段により受信した前記返金要
求に応じた返金を行なう返金手段とを備え、前記携帯情
報端末は、前記サーバ装置からの前記有料関連情報を受
信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記
有料関連情報の利用指示入力を受け付ける指示入力受付
手段と、前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記
利用指示入力に応じた前記有料関連情報を利用するよう
にする情報利用手段と、前記情報利用手段により利用す
るようにされた前記有料関連情報と、まだ利用されてい
ない前記有料関連情報とを区別して管理する管理手段
と、前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手
段により管理されている未利用の前記有料関連情報に応
じた金額の返金を要求する返金要求を前記サーバ装置に
送信する返金要求送信手段と、前記サーバ装置から供給
を受けた前記有料関連情報を消去する消去手段とを備え
ることを特徴とする。
【0015】この請求項2に記載の情報利用決済システ
ムによれば、有料関連情報の提供に係る入金は、サーバ
装置の入金受付手段に対して行なわれ、未使用有料関連
情報に対する返金は、携帯情報端末からの返金要求に応
じて、サーバ装置の返金手段を通じて行なわれるように
される。
【0016】これにより、現金の受け渡しをサーバ装置
側の係員などの手を介すことなく行なうことができるよ
うにされ、現金の受け渡しを確実に行なうことができる
とともに、その管理をも確実に行なうことが可能な情報
利用決済システムを構築することができる。
【0017】また、請求項3に記載の発明の情報利用決
済システムは、所定の施設内に設けられている1つ以上
の所定の対象物についての有料関連情報を提供するサー
バ装置と、前記サーバ装置からの前記有料関連情報の提
供を受けて、この有料関連情報を主に前記所定の施設内
において利用するようにする携帯情報端末とからなる情
報利用決済システムであって、前記サーバ装置は、前記
有料関連情報を記憶保持する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶保持されている前記有料関連情報を前記携帯情報
端末に送信する送信手段と、前記有料関連情報の提供に
係る支払要求を送信する支払要求送信手段とを備え、前
記携帯情報端末は、前記サーバ装置からの前記有料関連
情報を受信する受信手段と、前記サーバ装置からの前記
支払要求を受信する支払要求受信手段と、前記支払要求
受信手段により受信した前記支払要求に応じて、自己が
保持する決済可能金額情報から前記支払要求に応じた金
額を減算する支払実行手段と、前記受信手段により受信
された前記有料関連情報の利用指示入力を受け付ける指
示入力受付手段と、前記指示入力受付手段を通じて受け
付けた前記利用指示入力に応じた前記有料関連情報を利
用するようにする情報利用手段と、前記情報利用手段に
より利用するようにされた前記有料関連情報と、まだ利
用されていない前記有料関連情報とを区別して管理する
管理手段と、前記サーバ装置から供給を受けた前記有料
関連情報を消去する消去手段とを備えることを特徴とす
る。
【0018】この請求項3に記載の情報利用決済システ
ムによれば、サーバ装置は、1つ以上の対象物について
の有料関連情報を記憶手段に記憶保持しており、これが
送信手段を通じて携帯情報端末に送信される。この場合
にサーバ装置からは、有料関連情報の提供に係る支払要
求が携帯情報端末に送信される。
【0019】携帯情報端末においては、受信手段により
サーバ装置からの有料関連情報が受信される。また、支
払要求受信手段によりサーバ装置からの支払要求金額を
含む支払要求が受信され、支払要求に応じた金額が支払
実行手段により決済可能金額から減算される。決済可能
金額は、予め購入するようにされる例えば電子マネーで
ある。
【0020】そして、携帯情報端末においては、サーバ
装置からの有料関連情報のうち、指示入力受付手段を通
じて受け付けた利用指示入力に応じた有料関連情報が再
生されるなどして利用される。また、利用された有料関
連情報と、まだ利用されていない有料関連情報とは、管
理手段により管理される。また、所定の施設から退場し
た場合などの所定のタイミングでサーバ装置から提供を
受けた有料関連情報は消去するようにされる。
【0021】これにより、携帯情報端末は例えば自己の
携帯電話端末を使用するなど使いなれたものを使うこと
ができるともに、有料関連情報の提供に係る支払を使用
者等の手を煩わせることなく携帯情報端末側からサーバ
装置に対して行なうことができるようにされる。
【0022】また、請求項4に記載の発明の情報利用決
済システムは、請求項3に記載の情報利用決済システム
であって、前記サーバ装置は、前記携帯情報端末からの
利用しなかった前記有料関連情報に対応する返金要求を
受信する返金要求受信手段と、前記返金要求受信手段に
より受信された前記返金要求に応じた金額を前記支払応
答受信手段により受信された前記支払応答の金額から返
金要求の金額を減算する返金処理手段と、前記返金要求
受信手段により受信された前記返金要求に応じた返金応
答を送信する返金応答送信手段とを備え、前記携帯情報
端末は、前記所定の施設内から退場するときに、前記管
理手段により管理されている未利用の前記有料関連情報
に応じた金額の返金を要求する返金要求を前記サーバ装
置に送信する返金要求送信手段と、前記サーバ装置から
の返金応答を受信する返金応答受信手段と、前記返金応
答受信手段により受信した前記返金応答に応じて、自己
が保持する決済可能金額に前記返金応答に応じた金額を
加算する返金実行手段とを備えることを特徴とする。
【0023】この請求項4に記載の発明の情報利用決済
システムによれば、携帯情報端末の返金要求送信手段を
通じて送信された未使用の有料関連情報分の返金要求
は、サーバ装置の返金要求受信手段により受信され、既
に受信している支払応答の示す支払金額から返金要求に
示される返金金額が減算されるとともに、返金金額を含
む返金応答が形成され返金応答送信手段を通じて携帯情
報端末に送信される。
【0024】携帯情報端末においては、返金応答受信手
段を通じてサーバ装置からの返金応答を受信し、この返
金応答に応じた返金金額が、自己の決済可能金額に加算
される。
【0025】これにより、予め提供を受けた有料関連情
報のうちの未使用分に対応する料金のみの支払になるの
で、使用しなかった有料関連情報分の使用料を払うこと
もなく利用した情報のみについて合理的な決済を行なう
ようにすることができる。しかも、返金処理について
も、人手を介すことなく、携帯情報端末とサーバ装置と
の間の電子決済により行なうことができるようにされ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による情報利用決済システム、携帯情報端末およびサー
バ装置の一実施の形態について説明する。
【0027】[第1の実施の形態]まず、第1の実施の
形態として、この発明による情報利用決済システムを美
術館において用いられるガイドフォンシステムに適用し
た場合を例にして説明する。以下に説明するガイドフォ
ンシステムは、美術館の入館者であって、ガイドフォン
を利用しようとする入館者の携帯電話端末と、当該美術
館側に用意されているサーバ装置とにより構成されるも
のである。
【0028】すなわち、この第1の実施の形態におい
て、入館者の携帯電話端末がこの発明による携帯情報端
末であり、美術館側のサーバ装置がこの発明による携帯
電話端末のサーバ装置である。そして、入館者は自己の
携帯電話端末を通じて作品についてのガイドを受けるこ
とができるようにしている。
【0029】[ガイドフォンシステムの概要]図1は、
この第1の実施の形態のガイドフォンシステムの概要を
説明するための図であり、この第1の実施の形態のガイ
ドフォンシステムが用いられる美術館の見取り図であ
る。
【0030】図1に示すように、美術館の入口付近には
ガイドフォンサービス受付STが設けられているととも
に、出口付近にはガイドフォンサービス精算所EDが設
けられている。ガイドフォンサービス受付STには、こ
の第1の実施の形態のガイドフォンシステムのサーバ装
置が設置される。
【0031】このサーバ装置は、詳しくは後述もするよ
うに、ガイドフォンサービスを実現するための音声ファ
イル、画像ファイル、管理ファイルを記憶保持している
ものである。なお、図1は1フロアの美術館の見取り図
を示している。しかし、美術館の中には、複数フロアに
渡る大規模なものもあるが、大規模な美術館にも以下に
説明するこの実施の形態のガイドフォンシステムをその
まま適用することができる。
【0032】そして、当該美術館の入館者は、入館後に
おいて、ガイドフォンサービスを利用したい場合には、
ガイドフォンサービス受付STに設置されているサーバ
装置から自己の携帯電話端末へと、例えば、BlurT
oothなどの所定の通信規格に応じた近距離無線通信
を介して、ガイドフォンサービスを受けるために必要と
なるファイルをダウンロードする。ダウンロードするフ
ァイルには、前述もしたように、音声ファイル、画像フ
ァイル、管理ファイルが含まれる。
【0033】これと同時に携帯電話端末の所有者である
入館者は、ダウンロードしたファイルに係る料金を支払
う。例えば、当該美術館が、50個の作品を展示してお
り、それら50個の作品の音声ファイルと、画像ファイ
ルとをダウンロードするようにされている場合には、1
作品についての音声ファイル、画像ファイルがそれぞれ
10円であるとすると、(10円+10円)×50個=
1000円の料金を支払うことになる。
【0034】なお、作品についての解説を行なうための
音声ファイルは、例えば、日本語、英語、仏語など各国
の言語で用意されており、入館者は任意に選択すること
ができるようにしている。
【0035】この後、入館者は美術館の奥へと進み、作
品を鑑賞していくことになる。そして、鑑賞中に任意の
作品について詳細な説明を受けたい場合には、その作品
の近傍に表示されている作品番号を自機の携帯電話端末
に入力することにより、ガイドフォンサービス受付ST
においてダウンロードするようにした音声ファイルを再
生する。
【0036】また、この第1の実施の形態のガイドフォ
ンシステムにおいては、気に入った作品がある場合に、
携帯電話端末に対して所定の操作を行なうことにより、
その作品の画像ファイルを購入することができる。画像
ファイルは、美術館側が良好な撮影環境下において予め
撮影し、画像データ化して、前述したようにガイドフォ
ンサービス受付STのサーバ装置から入館者の携帯電話
端末にダウンロードするようにされているものである。
【0037】音声ファイルの再生や、画像ファイルの購
入を行なった場合には、携帯電話端末において、管理フ
ァイルが更新され、再生された音声ファイルと未再生の
音声ファイルとが明確に区別されるとともに、購入され
た画像ファイルと未購入の画像ファイルとが明確に区別
するようにされる。
【0038】そして、全ての作品について鑑賞が終了す
ると、入館者は、出口付近に設けられているガイドフォ
ンサービス精算所EDにおいて精算を行なう。精算は後
述もするように、まず、入館者の携帯電話端末におい
て、管理ファイルをチェックし、未使用音声ファイル
分、未購入画像ファイル分の金額を算出し、その金額分
の返金をガイドフォンサービス精算所EDにおいて受け
るようにする。
【0039】例えば、40個の作品について音声ファイ
ルを再生することにより説明を受け、20個の作品の画
像ファイルを購入した場合には、未使用音声ファイルは
10個であり、未購入画像ファイルは30個であるの
で、(10円×10個)+(10円×30個)=400
円が返金金額となる。
【0040】この返金金額を入館者の携帯電話端末のL
CD(Liquid Crystal Displa
y)に表示するようにし、この表示をガイドフォンサー
ビス清算所の担当者に見せることにより、400円の返
金を受けるようにする。なお、精算と同時にガイドフォ
ンサービス受付STにおいて受信した音声ファイル、画
像ファイル、管理ファイルは、購入するようにした画像
ファイルを除き携帯電話端末から消去するようにしてい
る。
【0041】このようにして、美術館におけるガイドフ
ォンシステムが実現する。そして、この第1の実施の形
態のガイドフォンシステムにおいては、入館者が所有す
る携帯電話端末であって、入館者が使い慣れた携帯電話
端末を通じて作品についてのガイドを受け、また、必要
な作品の画像データを購入することができる。しかも、
再生しなかった音声ファイル、購入しなかった画像デー
タについては、返金を受けることができるので、利用者
にとって割安感のあるガイドフォンシステムを構築する
ことができる。
【0042】[サーバ装置について]次に、この第1の
実施の形態のガイドフォンシステムを構成するサーバ装
置と携帯電話端末とについて詳細に説明する。まず、サ
ーバ装置について説明する。
【0043】図2は、この実施の形態のガイドフォンシ
ステムのサーバ装置100を説明するための図である。
図2に示すように、この実施の形態のサーバ装置100
は、LCD101、キーインターフェース(以下、キー
I/Fという。)102、キー操作部103、近距離無
線通信部104、近距離無線通信用アンテナ105、制
御部110、音声ファイル121、音声ファイル12
2、…、画像ファイル131を備えたものである。
【0044】音声ファイル121、音声ファイル12
2、…、画像ファイル131のそれぞれは、例えば磁気
ディスクに記録されているものである。そして、この実
施の形態の場合には、音声ファイル121は、日本語に
よる説明を行なうためのものであり、音声ファイル12
2は、英語による説明を行なうためのものである。その
他、図示しないが、仏語、独語、ハングル語などの種々
の言語による説明を行なうための音声ファイルを記憶保
持する各音声ディスクも設けられている。
【0045】また、画像ファイル131は、前述もした
ように、美術館側において、予め良好な撮影環境で撮影
した作品の画像データが記憶保持しているものである。
そして、この第1の実施の形態において、各音声ファイ
ル121、122、…には、作品毎の説明のための音声
データを1ファイルとして全作品分の音声ファイルが記
憶保持するようにされており、同様に、画像ファイル1
31には、作品毎の画像データを1ファイルとして全作
品分の画像ファイルが記憶保持されするようにされてい
る。
【0046】制御部110は、この第1の実施の形態の
サーバ装置100の各部を制御するものであり、図2に
示すように、CPU(Central Process
ing Unit)111、ROM(Read Onl
y Memory)112、RAM(Random A
ccess Memory)113がCPUバス114
を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータで
ある。
【0047】ROM112は、このサーバ装置100に
おいて実行するプログラムやフォントデータ、その他、
各処理において必要になるデータを記憶保持するもので
ある。RAM113は、各処理の中間段階の結果を一時
記憶するなど主に作業領域として用いられるものであ
る。
【0048】LCD101は、利用者に対して提供する
ようにする使用時のガイダンスメッセージや警告メッセ
ージなどを表示するものである。また、キーI/F10
2およびキー操作部103は、操作者からの指示や命令
を受け付けるものである。また、近距離無線通信部10
4およびアンテナ105は、入館者の携帯電話端末との
間で近距離無線通信を行なう部分である。
【0049】そして、アンテナ105、近距離無線通信
部104を通じて携帯電話端末からデータの送信要求を
受信し、また、例えば、キー操作部103、キーI/F
102を通じて言語の選択入力を受け付けると、サーバ
装置100の制御部110は、選択された言語の音声フ
ァイルを該当する磁気ディスクから読み出し、これを近
距離無線通信部104、アンテナ105を通じて要求元
の携帯電話端末に送信する。
【0050】同様に、制御部110は、画像ファイル1
31から画像ファイルを読み出し、これを近距離無線通
信部104、105を通じて要求元の携帯電話端末に送
信する。また、作品毎の音声ファイルの使用/未使用、
および、作品毎の画像ファイルの購入/未購入を管理す
るための管理ファイルもこのサーバ装置100から要求
元の携帯電話端末に送信される。
【0051】なお、管理ファイルは、別の磁気ディスク
装置に形成するようにしてもよいし、必ず提供する画像
ファイルと同じ磁気ディスクに記憶保持するようにして
おいてもよい。
【0052】このように、この第1の実施の形態のサー
バ装置100は、当該美術館の展示されている全ての作
品のそれぞれついての音声ガイダンス用の音声ファイル
と、当該美術館の展示されている全ての作品のそれぞれ
ついての販売用の画像ファイルと、各音声ファイル、各
画像ファイルを携帯電話端末において管理するための管
理ファイルを備え、入館者の携帯電話端末からの要求に
応じて、要求された言語の音声ファイルと、画像ファイ
ルと、管理ファイルとを要求元の携帯電話端末に提供す
ることができるものである。
【0053】[携帯情報端末について]次に、この第1
の実施の形態のガイドフォンシステムを構成する携帯情
報端末としての携帯電話端末について説明する。
【0054】図3は、この第1の実施の形態の携帯電話
端末200説明するためのブロック図である。まず、図
3に示す携帯電話端末200において、携帯電話機能を
実現する部分について簡単に説明する。図3において、
送受信アンテナ201、RF入出力部202、デジタル
信号処理部203、音声出力部204、受話器として用
いられるスピーカ205、送話器として用いられるマイ
クロホン206、音声入力部207が主に携帯電話機能
を実現するための部分である。
【0055】また、この第1の実施の形態の携帯電話端
末200は、制御部210を備えている。制御部210
は、当該携帯電話端末200の各部を制御するものであ
り、CPU211、ROM212、RAM213、内部
メモリ214を備えたマイクロコンピュータの構成とさ
れたものである。
【0056】図3に示すように、制御部210には、キ
ーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)
221を通じてキー操作部222が接続されているとと
もに、外部メモリインターフェース(以下、外部メモリ
I/Fと略称する。)223を通じて外部メモリ230
を接続することができるようにされている。さらに、制
御部210には、画像処理用DSP(Digital
Signal Processer)224、近距離無
線通信部225、アンテナ226、カメラ部227、L
CD228が接続されている。
【0057】ここで、LCD228は、比較的に大きな
表示画面を有するものであり、制御部210の制御に応
じて各種の情報を表示するものである。キー操作部22
2は、後述もするように、数字キー、記号キー、幾つか
のファンクションキーが設けられたものであり、これら
の各操作キーを通じて、使用者からの操作入力を受け付
け、受け付けた情報を制御部210に通知する。これに
より携帯電話端末200は、使用者からの指示に応じて
動作することができるようにされている。
【0058】また、外部メモリI/F223は、外部メ
モリの装着端部を備え、制御部210の制御により、外
部メモリI/F223に接続された外部メモリからのデ
ータの読み出しや、外部メモリへのデータの書き込みを
行なうリーダ/ライタとしての機能をも有するものであ
る。
【0059】画像処理用DSP124は、前述したよう
にこの携帯電話端末200にダウンロードされた画像フ
ァイルであって、指示された作品の画像ファイルの画像
データを処理し、その画像データによる画像をLCD2
28に表示するなどの場合に用いられるものである。ま
た、近距離無線通信部225および近距離無線通信用の
アンテナ226は、サーバ装置100との間で無線通信
を行なう部分である。
【0060】さらに、この第1の実施の形態の携帯電話
端末200は、カメラ部227を備えているが、このカ
メラ部227は、CCD(Charge Couple
dDevice)を撮像素子として用いて画像を撮影
し、撮影した画像を画像データとして内部メモリや自機
に接続された外部メモリに格納し、利用することができ
るようにしている。
【0061】また、図3には図示しないが、この第1の
実施の形態の携帯電話端末200は、着信音や警告音を
発生させるリンガや着信を振動により通知するためのバ
イブレータなどをも備えたものである。
【0062】このような構成を有するこの第1の実施の
形態の携帯電話端末200の動作について説明する。ま
ず、携帯電話機能を実現する部分のうちの受信系の動作
について説明する。送信されてくる信号は、送受信アン
テナ201により受信され、RF入出力部202に供給
される。
【0063】RF入出力部202は、アンテナ共用器、
受信回路、送信回路、局発部などを備えたものである。
RF入出力部202は、アンテナ201からの信号を必
要なレベルにまで増幅するなどするとともに、復調処理
を行ない、復調後の信号をデジタル信号処理部203に
供給する。
【0064】デジタル信号処理部203は、RF入出力
部202からの信号をA/D変換し、フェージングなど
の影響除去や、受信した信号の種別判別、デ・インター
リーブ、エラー訂正を行ない、適切な復号処理を行っ
て、音声データとその他の通信データとを分離する。
【0065】そして、デジタル信号処理部203におい
て分離された音声データは、音声出力部204に供給さ
れ、その他の通信データである、例えば、各種の制御情
報や文字データなどは、制御部210に供給される。音
声出力部204は、デジタル信号処理部203からの音
声データをD/A変換してアナログ音声信号を形成し、
これをスピーカ205に供給する。スピーカ205は、
音声出力部204からのアナログ音声信号により駆動さ
れ、受信した信号に応じた音声を放音する。
【0066】一方、デジタル信号処理部203から制御
部210に供給された通信データは、この携帯電話端末
200用の制御データや文字データなどのデータである
場合には、制御部210は自己のメモリに一時記憶する
ようにし、この携帯電話端末200において使用するよ
うにする。また、それ以外の通信データは、例えば、図
示しない外部I/F部を通じて当該携帯電話端末200
に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部の電子
機器(外部装置)に供給することもできるようにされてい
る。
【0067】次に、携帯電話機能を実現する部分の内の
送信系の動作について説明する。マイクロホン206
は、収音した音声をアナログ音声信号に変換し、これを
音声入力部207に供給する。音声入力部207は、マ
イクロホン206からのアナログ音声信号をA/D変換
して、デジタル音声信号を形成し、これをデジタル信号
処理部203に供給する。
【0068】デジタル信号処理部203は、音声入力部
207からのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符
号化して圧縮し、所定のブロックにまとめる。またデジ
タル信号処理部203は、外部装置からこの携帯電話端
末に供給されたデジタルデータを所定のブロックにまと
める。デジタル信号処理部203は、圧縮されたデジタ
ル音声信号や外部装置からのデジタルデータをまとめ、
RF入出力部202に供給する。
【0069】RF入出力部202は、デジタル信号処理
部203からのデジタルデータから変調信号を形成し、
この変調信号を所定の送信周波数に変換して送信用変調
信号を形成する。この送信用変調信号は所定のレベルに
まで増幅され、アンテナ201から送信(放射)され
る。
【0070】このような受信系および送信系を備えたこ
の第1の実施の形態の携帯電話端末200においては、
待ち受け受信時においては、制御部210は、デジタル
信号処理部203からの受信信号を監視することによ
り、自機への着信を検出する。そして、制御部210
は、自機への着信を検出した場合には、図示しないリン
ガを制御して、呼び出し音(リンガ音)を放音するよう
にして、自機への着信を携帯電話端末の使用者に通知す
る。
【0071】そして、携帯電話端末200の使用者が、
キー操作部222に設けられている通話開始キーを押下
するなどのオフフック操作を行なうことにより、着信に
応答した場合には、制御部210は、送信系を通じて、
接続応答を送出するなどして通信回線を接続し、前述し
たように、受信系、送信系の動作によって通話が可能と
なる。
【0072】また、この第1の実施の形態の携帯電話端
末から発呼する場合には、キー操作部222の通話開始
キーを押下するなどのオフフック操作を行った後、キー
操作部222の数字キー(ダイヤルキー)を通じて、ま
た、予め登録された電話番号リストから相手先の電話番
号を選択することにより、ダイヤル動作を行なうように
する。
【0073】これにより、制御部210は、発呼要求を
形成し、送信系を通じて送信することにより、目的とす
る相手先の電話端末との間に通信回線を接続するように
する。そして、相手先からの着信応答が返信されてき
て、通信回線の接続を確認すると、前述したように、受
信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0074】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
インターネットに接続が可能なものであり、電話会社が
提供するプロバイダ機能を通じて、電子メールの送受信
を行ったり、URL(Uniform Resourc
e Locators)を入力して送信することによ
り、Webページなどの情報を得て、この情報を表示部
228に表示したりすることができるようにしている。
【0075】そして、この第1の実施の形態の携帯電話
端末200は、前述もしたように、ガイドフォンとして
も用いることができるようにされたものであり、キー操
作部222に対して所定の操作を行なうことによりガイ
ダンスモードとなり、ガイドフォンサービス受付STに
設置されているサーバ装置100から近距離無線通信に
より音声ファイル、画像ファイル、管理ファイルなどの
有料関連情報の提供を受け、これを内部メモリ214に
記憶して用いることができるようにしている。
【0076】図4は、この第1の実施の形態の携帯電話
端末のキー操作部222に設けられる操作キーについて
説明するための図である。この第1の実施の形態のキー
操作部222には、通常の携帯電話端末のキー操作部に
設けられている、発信キー(オフフックキー)301、
終了キー(オンフックキー)302、0から9までの数
字キーおよび*キー、#キーからなるテンキー群303
の他に5つのファンクションキーが設けられている。
【0077】すなわち、図4に示すように、シャッター
キー304、モード切替キー305、データ受信キー3
06、説明開始キー307、精算キー308とが設けら
れたものである。シャッターキー304は、カメラ部2
27を通じて画像を撮影する場合に用いるものである。
モード切替キー305は、この第1の実施の形態の携帯
電話端末200が有する複数のモードを切り替える場合
に用いるものである。
【0078】図6は、この第1の実施の形態の携帯電話
端末200が有するモードを説明するための図である。
図6に示すように、この第1の実施の形態の携帯電話端
末200は、M1からM6までの6つのモードを有して
いる。すなわち、通話モードM1と、E−Mailモー
ドM2と、スケジュールモードM3と、メモモードM4
と、撮影モードM5と、ガイダンスモードM6の6つの
モードである。
【0079】通話モードM1は、通常の携帯電話機能を
用いる場合のモードであり、E−mailモードM2
は、E−mail(電子メール)を作成したり、送信し
たり、受信したりする場合のモードである。スケジュー
ルモードM3は、スケジュール管理機能を利用する場合
のモードであり、スケジュール情報を入力したり、入力
したスケジュール情報を確認したりする場合に用いるモ
ードである。
【0080】また、メモモードM4は、メモ情報を当該
携帯電話端末200のメモリに記憶させたり、記憶させ
たメモ情報を表示して見たり、あるいは、削除したりす
る場合などに用いるモードであり、撮影モードM5は、
カメラ部227を通じて画像を撮影する場合に用いるモ
ードである。そして、ガイダンスモードM6が、この第
1の実施の形態においては、美術館においてガイドフォ
ンサービスを受けるようにする場合に用いるモードであ
る。
【0081】そして、図6に示すように、キー操作部2
22のモード切替キー305を押下する毎に制御部21
0は実行するモードを切り替える。そして、ガイダンス
モードM6が選択された場合に、図4に示したデータ受
信キー306、説明開始キー307、精算キー308が
有効となる。
【0082】なお、以下に説明するように、データ受信
キー306は、サーバ装置100からのデータを提供を
受ける場合に用いるものであり、説明開始キー307
は、作品についての説明を受ける場合に用いるものであ
る。そして、精算キー308は、退館時において、精算
を行なう場合に用いるものである。
【0083】ガイダンスモードに切り替えられた後、デ
ータ受信キー306が押下されると、制御部210はデ
ータの送信要求を形成し、これを近距離無線通信部22
5、アンテナ226を通じてサーバ装置100に送信す
る。これに応じて、サーバ装置100は、携帯電話端末
200に対して、この第1の実施の形態の美術館に展示
されている作品の音声説明を行なうための音声ファイル
と、当該美術館に展示されている作品の画像ファイル
と、これらを管理するための管理ファイルとを送信して
くる。
【0084】携帯電話端末200は、サーバ装置100
からの音声ファイル、画像ファイル、管理ファイルを受
信し、これを自機の内部ファイル214に格納する。そ
して、内部ファイル214に格納した音声ファイル、画
像ファイルの利用を可能にするとともに、その利用状態
を管理ファイルにおいて管理する。
【0085】図7は、ガイダンスモード時において、携
帯電話端末200側に形成されるフォルダおよびファイ
ルの構造を説明するための図である。図7に示し、ま
た、図3にも示したように、この第1の実施の形態の携
帯電話端末200には、内部メモリ214が設けられて
いるとともに、着脱可能な外部メモリ230が外部メモ
リI/F223に接続可能とされている。この第1の実
施の形態においては、外部メモリI/F223には、外
部メモリ230が接続されているものとする。
【0086】この場合、携帯電話端末200の内部メモ
リ214には、ガイダンスフォルダ214Gが作成さ
れ、このガイダンスフォルダ214G内には、システム
フォルダ214Sと、サウンドフォルダ214Snd
と、ピクチャフォルダ214Picとが形成され、外部
メモリ230には、マイピクチャフォルダ230Mが形
成される。
【0087】そして、システムフォルダ214Sには、
サーバ装置100からの管理ファイル(manger.
tbl)が格納され、サウンドフォルダ214Sndに
は、サーバ装置100からの50個の作品のそれぞれに
ついての音声ファイル(work01.snd〜wor
k50.snd)が格納される。
【0088】さらに、ピクチャフォルダ214Picに
は、サーバ装置100からの50個の作品のそれぞれに
ついての画像ファイル(work01.jpg〜wor
k50.jpg)が格納される。なお、外部メモリ23
0のマイピクチャフォルダ230Mには、後述もするよ
うに、購入するようにした画像データが格納されること
になる。
【0089】そして、携帯電話端末200の使用者は、
美術館内の作品の鑑賞中において、目的とする作品の作
品番号をテンキー群303を通じて入力して説明開始キ
ー307を押下すると、制御部210は、指示された作
品番号の作品の音声ファイルを内部メモリ214のサウ
ンドフォルダ214Sndから読み出し、これをデコー
ドし、デジタル信号処理部203、音声出力部204を
通じてスピーカ205に供給し、目的とする作品の音声
による説明をスピーカ205から放音させるようにす
る。これにより、携帯電話端末200の使用者は、目的
とする作品の説明音声を自己の携帯電話端末200のス
ピーカ205を通じて聴取することができる。
【0090】また、気に入った作品があり、その作品の
画像データを購入する場合には、携帯電話端末200の
使用者は、テンキー群303を通じて目的とする作品の
作品番号を入力し、シャッターキー304を押下操作す
ると、制御部210は、指示された画像データを、内部
メモリ214のピクチャフォルダ214Picから外部
メモリ230のマイピクチャフォルダに移動させる。す
なわち、内部メモリ214のピクチャフォルダ214P
icの目的とする画像ファイルを外部メモリ230に書
き込み、その画像ファイルを内部メモリ214のピクチ
ャフォルダ214Picからは削除する。
【0091】なお、作品番号を入力した時点において、
その作品番号によって特定される画像ファイルの画像を
LCD228に表示させるようにしておくことによっ
て、購入する画像ファイルを確認することができるし、
また、説明を再生する場合にも、どの作品の説明かを確
認することができる。
【0092】このように、サーバ装置100からダウン
ロードするようにした音声ファイルを用いて、ガイドフ
ォンサービスが受けられるとともに、気に入った作品の
画像データをも購入するようにすることができるように
されている。
【0093】なお、ここでは図7に示したように、購入
した画像ファイルを格納するマイピクチャフォルダ23
0M以外の各フォルダ、各ファイルは、内部メモリ21
4に形成するものとして説明したが、これに限るもので
はない。例えば、図8に示すように、ガイドフォンサー
ビスを受けるために、ガイダンスモード時において携帯
電話端末側に作成すべきフォルダやファイルの全部を外
部メモリ230に作成するようにしてももちろんよい。
このようにすることによって、携帯電話端末200の制
御部210および内部メモリ214にかかる負荷を軽減
することが可能となる。
【0094】また、この第1の実施の形態においては、
内部メモリ214に作成されるファイルと、外部メモリ
230に作成されるファイルとは、例えば、DOS F
AT方式で管理するようにされている。
【0095】そして、上述したように、サーバ装置10
0からの音声ファイル、画像ファイルを利用した場合に
は、制御部210は、利用された音声ファイルと利用さ
れていない音声ファイルを明確に区別することができる
ようにするとともに、購入された画像ファイルと購入さ
れていない画像ファイルとを明確に区別するために、管
理ファイルを用いて音声ファイルの使用/未使用、画像
ファイルの購入/未購入の管理を行なうようにしてい
る。
【0096】図9は、この第1の実施の形態の管理ファ
イルを説明するための図である。この第1の実施の形態
の管理ファイル(manger.tbl)は、この第1
の実施の形態の美術館に展示された各作品に予め割り当
てられている作品番号と、音声ファイルの使用/未使用
フラグ(図9のSound欄のフラグ)と、画像ファイ
ルの購入/未購入フラグ(図10のPicture欄の
フラグ)と、詳しくは後述する作品番号の画像認識用の
しきい値情報とからなるものである。
【0097】図9において作品番号は、この第1の実施
の形態の美術館に展示されている作品の1つ1つに予め
付与された作品毎に固有の番号である。この第1の実施
の形態において、作品番号は、例えば、No.1〜N
o.50までの番号である。また、図9において、So
und欄の音声ファイルの使用/未使用フラグは、初め
は全て「0(オフ)」がセットされているが、再生され
て使用された音声ファイルの使用/未使用フラグは「1
(オン)」となるようにされる。
【0098】また、図9において、Picture欄の
画像ファイルの購入/未購入フラグは、初めは全て「0
(オフ)」がセットされているが、購入するようにされ
た画像ファイルの購入/未購入フラグは「1(オン)」
となるようにされる。また、画像認識用しきい値は、詳
しくは後述するように、作品の近傍に表示されている作
品番号をカメラ部227を通じて携帯電話端末200に
取り込んで画像認識する場合のしきい値である。
【0099】そして、前述したように、入館者である携
帯電話端末200の使用者によって、作品番号が入力さ
れ、説明開始キー307が押下操作され、作品番号によ
って特定される音声ファイルが再生された場合には、制
御部210は、Sound欄の作品番号によって特定さ
れる使用/未使用フラグを「1(オン)」にする。
【0100】同様に、入館者である携帯電話端末200
の使用者によって、作品番号が入力され、シャッターキ
ー304が押下操作され、作品番号によって特定される
画像ファイルが購入するようにされた場合には、制御部
210は、Pictureの作品番号によって特定され
る使用/未使用フラグを「1(オン)」にする。
【0101】このようにすることによって、この図9に
示すSound欄の音声ファイルの使用/未使用フラグ
と、Picture欄の画像ファイルの購入/未購入フ
ラグとにより、各作品についての音声ファイルが使用さ
れているか否か、画像ファイルが購入されているか否か
を確実に判別することができるようにしている。
【0102】なお、作品の近傍に表示される作品番号
は、例えば、図10に示すように、作品500の右横近
傍501などに表示されているものである。もちろん、
作品番号を作品の左横、上側、下側などの所定の方向の
近傍に表示するようにしてもよい。要は、各作品番号
が、どの作品に対するものであるかを明確に対応付けら
れる位置に表示するようにしておけばよい。
【0103】そして、適宜、音声ファイルを再生し説明
を聴取するようにするとともに、気に入った作品の画像
ファイルを購入するようにしながら全ての作品の鑑賞を
終了した場合であって、入館者が図1に示したガイドフ
ォンサービス精算所EDの近傍に位置することとなった
時には、入館者である携帯電話端末200の使用者は、
携帯電話端末200の精算キー308を押下操作する。
【0104】精算キー308が押下されると、制御部2
10は、図9に示した管理ファイル(manger.t
bl)の音声ファイルの使用/未使用フラグ(Soun
d欄)と、画像ファイルの購入/未購入フラグ(Pic
ture欄)とを参照し、未再生音声ファイルの個数
と、未購入画像ファイルの個数とを求める。
【0105】さらに、制御部210は、未再生音声ファ
イルの個数に単価(金額)を掛けて求めた未再生音声フ
ァイルの返金金額と、未購入画像ファイルの個数に単価
(金額)を掛けて求めた返金金額との合計金額を求める
ことにより、最終的な返金金額を求めて、これをLCD
228に表示する。
【0106】図11は、この第1の実施の形態におい
て、精算時にLCD228に表示される画像の例を説明
するための図である。図11に示すように、この例の精
算画面は、当該画面が精算画面であることを示す「精
算」という文字と、未使用音声ファイルの個数と、未購
入画像ファイルの個数と、返金金額(総返金金額)とが
表示するようにされている。
【0107】図11の例の場合には、未再生音声ファイ
ルは10個であり、未購入画像ファイルは30個である
ことが表示されている。そして、この第1の実施の形態
においては、音声ファイル、画像ファイルともその単価
は10円である。したがって、(10個+30個)×1
0円=400円が総返金金額となり、これが表示され
る。
【0108】同時に、制御部210は、外部メモリ23
0に購入した画像ファイル以外の音声ファイル、画像フ
ァイル、管理ファイルを携帯電話端末200から削除す
る。そして、図11に示したように、携帯電話端末20
0のLCD228に表示された返金金額をガイドフォン
サービス清算所の担当者に見せることにより、返金を受
ける。この後、再度、精算キー308が押下されると、
制御部210は、ガイダンスモードを終了し、他のモー
ドへの切り替えを可能にする。
【0109】このように、この第1の実施の形態のガイ
ドフォンシステムにおいては、入館者は、自己の携帯電
話端末を用いて作品の説明を聴取することができる。ま
た、展示品の全てについて、説明用の音声ファイルが用
意してあり、その全部を利用した場合に係る金額を前払
いしてあっても、説明を聴取しなかった音声ファイル分
については返金を受けることができるので、このガイド
フォンシステムの使用者が不利益を被ることもない。
【0110】また、例えば美術館に展示されている多数
の絵画や工芸品などの作品のうち、気に入ったものを撮
影し、その画像を利用したい場合がある。しかし、建物
の内部は作品保護のため照明が弱い。また、ストロボ使
用が禁止されていたり、撮影行為そのものが禁止されて
いたりする美術館も多い。つまり、良好な撮影を行なう
環境下にない場合がほとんどである。
【0111】このため、前述のように、美術館側が予め
良好な環境化で撮影した展示されている絵画や工芸品な
どの作品の画像データを用意し、これを購入できるよう
にしておくことにより、ガイドフォンシステムの使用者
は、目的とする作品の画像データを気軽に購入し、これ
を利用することができる。
【0112】なお、この第1の実施の形態において、携
帯電話端末200のキー操作部222には、モード切替
キー305、データ受信キー306、説明開始キー30
7、清算キー308などのファンクションキーを設ける
ものとして説明したが、これに限るものではない。
【0113】例えば、図5に示すように、左矢印キー4
01、押下操作と回動操作が可能なジョグダイヤルキー
402、右矢印キー403、通話キー(オフフックキ
ー)404、終話キー(オンフックキー)405、テン
キー群406を備えた従来の携帯電話端末の場合に、左
矢印キー401、ジョグダイヤルキー402、右矢印キ
ー403などに、モード切替キー、データ受信キー、説
明開始キー、清算キーなどの機能を割り当てるようにし
てもよい。
【0114】例えば、ジョグダイヤルキー402にモー
ド切替キーとしての機能を割り当て、このジョグダイヤ
ルキー402を回動操作することにより、モードを選択
することができ、押下操作したときに選択したモードを
実行するようにしておく。さらに、ガイダンスモードが
選択され実行された後においては、ジョグダイヤルキー
402の押下操作にデータ受信キーとして機能を割り当
てておく。
【0115】また、ガイダンスモード時においては、左
矢印キー401には説明開始キーとしての機能を割り当
て、右矢印キー403には、精算キーとしての機能を割
り当てておく。このようにすることによって、特別のフ
ァクションキーをハードキーとして設けることなく、ガ
イドフォンサービスを受けることが可能な携帯電話端末
を構成することができる。
【0116】なお、シャッターキーは、撮影モード時に
おいても用いられ、他の操作キーとは用途が異なるの
で、これをハードキーとして別途設けるようにする。も
ちろん、操作に問題が生じないようにすることができれ
ば、シャッターキーとしての機能を他の操作キーに割り
当てるようにしてもよい。
【0117】また、上述の例に限ることなく、従来から
ある種々の操作キーにガイダンスモードに用いるファン
クションキーとしての機能を割り当てるようにしてもよ
いし、また、図4に示した例の場合に限ることなく、携
帯電話端末の任意の位置にガイダンスモード時に用いる
ハードキーを設けるようにしてもよい。
【0118】[作品番号の画像認識入力について]とこ
ろで、ガイダンスモード時において、目的とする作品の
説明を聴取するために音声ファイルを再生する場合や、
目的とする作品の画像データを購入するようにする場合
の作品番号の入力は、操作キー部222のテンキー群3
03を通じて入力するようにした。しかし、これに限る
ものではない。
【0119】この第1の実施の形態の携帯電話端末20
0は、カメラ部227を備えているので、図10に示し
たように、作品の近傍に表示される作品番号をカメラ部
227を通じて撮影し、撮影した作品番号の画像認識を
行なうことにより、撮影された作品番号を認識し、これ
を使用者が指示した作品番号として用いるようにするこ
ともできる。
【0120】すなわち、携帯電話端末200がガイダン
スモード時において、現在鑑賞中の作品の説明を再生し
て聴取したい場合には、入館者である携帯電話端末20
0の使用者は、携帯電話端末200のカメラ部227の
レンズを作品の近傍に表示されている作品番号の方に向
け、説明開始キー307を押下操作する。
【0121】テンキー群303の数字キーが押下操作さ
れずに、説明開始キー307が押下操作された場合に
は、制御部210はカメラ部227を制御して、作品番
号の表示を撮影する。そして、制御部210は、画像処
理用DSP224を制御し、撮影した画像の画像認識を
行ない、作品番号である数字データを抽出する。制御部
210は、画像認識されて抽出された作品番号により特
定される音声ファイルを内部メモリ214から読み出
し、これを再生し、管理ファイルの当該作品番号に対応
する使用/未使用フラグを更新する。
【0122】また、携帯電話端末200がガイダンスモ
ード時において、現在鑑賞中の作品の画像データを購入
したい場合には、入館者である携帯電話端末200の使
用者は、携帯電話端末200のカメラ部227のレンズ
を作品の近傍に表示されている作品番号の方に向け、シ
ャッターキー304を押下操作する。
【0123】テンキー群303の数字キーが押下操作さ
れずに、シャッターキー304が押下操作された場合に
は、制御部210はカメラ部227を制御して、作品番
号の表示を撮影する。そして、制御部210は、画像処
理用DSP224を制御し、撮影した画像の画像認識を
行ない、作品番号である数字データを抽出する。制御部
210は、画像認識されて抽出された作品番号により特
定される画像ファイルを内部メモリ214から外部メモ
リ230に移動し、管理ファイルの当該作品番号に対応
する購入/未購入フラグを更新する。
【0124】ここで画像処理用DSP224において行
なう画像認識の方法の一例について説明する。ここで
は、図10に示したように、作品番号が12の作品の作
品番号を撮影して認識する場合を例にして説明する。
【0125】図12は画像認識の方法の一例を説明する
ための図である。図12Aおいて、撮影された画像は画
素の集合体である。そして、撮影された画像(図12
A)をエッジ分析し、図12Bに示すように作品番号部
分のみを抽出する。そして、作品番号部分の画像を縦方
向にm個、横方向にn個のブロックに分割する。図12
Bにおいて、左上端部などに示した小さいな四角形部分
が、分割したブロックの1つ分に相当する。
【0126】そして、図12Bにおいて、左上端部に示
した小さいな四角形部分をBlock0とし、Bloc
k0を構成する画素による画像を3原色信号、すなわ
ち、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号に分解
する。そして、Block0の画像を分解することによ
り得たR信号、G信号、B信号のそれぞれの平均値を求
める。そして、R信号の平均値をR_Ave0、G信号
の平均値をG_Ave0、B信号の平均値をB_Ave
0とする。
【0127】図9の管理ファイル(manger.tb
l)に示したように、音声ファイルや画像ファイルとと
もに、サーバ装置100から携帯電話端末200に提供
される管理ファイルには、対応する作品番号について、
予め撮影され、上述のように縦方向にm個、横方向にn
個のブロックに分解され、各ブロック毎のR信号、G信
号、B信号の上限値と下限値とが画像認識用しきい値デ
ータとして用意されている。
【0128】すなわち、図9に示したように、各作品番
号に対応する画像認識用しきい値データは、R_Ave
0_Top(Block0のR信号の平均値の上限)、
R_Ave0_Bottom(Block0のR信号の
平均値の下限)、G_Ave0_Top(Block0
のG信号の平均値の上限)、G_Ave0_Botto
m(Block0のG信号の平均値の下限)、B_Av
e0_Top(Block0のB信号の平均値の上
限)、B_Ave0_Bottom(Block0のB
信号の平均値の下限)、R_Ave1_Top(Blo
ck1のR信号の平均値の上限)、R_Ave1_Bo
ttom(Block1のR信号の平均値の下限)、…
というように、各ブロックの3原色信号のそれぞれにつ
いての平均値の上限値と下限値とを有するものである。
【0129】そして、前述のように求めた、今回、携帯
電話端末200において撮影した作品番号部分のBlo
ck0のR信号の平均値(R_Ave0)、G信号の平
均値(G_Ave0)、B信号の平均値(B_Ave
0)が、管理ファイルの画像認識用しきい値の範囲内に
ある作品番号を候補として残しておく。
【0130】範囲内にあるか否かを判断するための各条
件式をBlock0について示すと、以下の(1)式から
(3)式のようになる。つまり、 R_Ave0_Bottom≦R_Ave0≦R_Ave0_Top…(1) G_Ave0_Bottom≦G_Ave0≦G_Ave0_Top…(2) B_Ave0_Bottom≦B_Ave0≦B_Ave0_Top…(3) となる。
【0131】そして、Blocl0と同様に、Bloc
k1、Block2、…、Block(m×n−1)の
比較を行なうことにより、作品番号を絞り込み、全ての
ブロックにおいて、R信号、G信号、B信号の平均値が
しきい値の範囲内にある作品番号を撮影した作品番号で
あると認識する。このようにして、画像認識により目的
とする作品番号を特定する。
【0132】このように、作品番号を撮影するだけで、
音声ファイルの再生や、画像データの購入を行なうこと
ができる。すなわち、テンキー群303の数値キーを操
作しなくても、簡単に目的とする作品の作品番号を取り
込み、その作品番号によって特定される作品の音声ファ
イルを再生したり、その作品の画像を購入するようにし
たりすることができる。
【0133】このように、この第1の実施の形態の携帯
電話端末200においては、作品番号の入力方法とし
て、テンキー群を通じての手入力と、カメラ部227を
通じての入力との2つの方法を備えており、携帯電話端
末200の使用者は、いずれの方法をも用いることがで
きるようにされている。もちろん、これらの方法を混在
させて用いることもできる。
【0134】[携帯電話端末の動作について]次に、図
13を参照しながら、上述したこの第1の実施の形態の
ガイドフォンシステムの入館から退館までの流れについ
て、携帯電話端末200の動作を中心にして説明する。
なお、図13において、2重線で囲んだ部分は、携帯電
話端末200に対する使用者の操作を意味している。
【0135】まず、入館者は、ガイドフォンサービス受
付STのサーバ装置100の近傍において、ガイドフォ
ンサービスの利用を申し込むようにする。具体的には、
モード切替キー305を操作することにより、携帯電話
端末200の制御部210は、自機をガイダンスモード
に切り替える(ステップS101)。
【0136】次に、携帯電話端末200の使用者は、デ
ータ受信キー306を押下することにより、ガイドフォ
ンサービスを実現するための音声ファイル、画像ファイ
ル、管理ファイルの送信を近距離無線通信部225、ア
ンテナ226を通じて要求する(ステップS201)。
【0137】この送信要求をサーバ装置100がアンテ
ナ105、近距離無線通信部104を通じて受信する
と、サーバ装置100は要求元の携帯電話端末200に
対して、音声ファイル、画像ファイル、管理ファイルを
近距離無線通信部104、アンテナ105を通じて送信
してくるので、これを携帯電話端末200は、アンテナ
226、近距離無線通信部225を通じて受信し、内部
メモリ214に格納する(ステップS102)。このス
テップS102の処理において、図7または図8に示し
たように、受信ファイルを格納するためのフォルダが生
成され、図7、図8を用いて説明したように受信ファイ
ルが対応するフォルダに格納される。
【0138】なお、この第1の実施の形態において、携
帯電話端末200は、ガイダンスモードにてファイルの
受信を行なった場合には、後に精算が終了するまでは、
他のモードに切り替えたり、内部メモリ214、外部メ
モリ230が記憶するファイルにはアクセスできないよ
うにしたりされる。また、ガイダンスモード時は、着
信、発信、電子メールの送受信もできないようにされ
る。
【0139】そして、ステップS102の処理の後、携
帯電話端末200の使用者は、ガイドフォンサービス受
付STの係員に対して、音声ファイルと画像ファイルを
携帯電話端末200にダウンロードに係る料金を支払
う。なお、この第1の実施の形態においては、音声ファ
イル、画像ファイルとも50ファイルあり、1ファイル
当たり10円として、合計で1000円の料金をガイド
フォンサービス受付の係員に支払うことになる。
【0140】そして、美術館の内部へと進み、作品の鑑
賞を行なって行くことになる。そして、鑑賞していた作
品の説明を聴取する場合には、携帯電話端末200の使
用者は、テンキー群303を通じて作品番号を入力した
後、説明開始キー307を押下操作するか、あるいは、
作品番号を入力することなく、カメラ部227を作品番
号に向け、説明開始キー307を押下操作する(ステッ
プS202)。
【0141】このようにして作品番号の入力と説明開始
キー307の押下操作が行なわれた場合には、携帯電話
端末200の制御部210は、指示された作品番号の音
声ファイルを読み出し、これを再生する(ステップS1
03)。そして、制御部210は、再生するようにした
音声ファイルの管理ファイルにおける使用/未使用フラ
グをオンにするように管理ファイルを更新する(ステッ
プS104)。
【0142】また、鑑賞していた作品の画像ファイルを
購入する場合には、携帯電話端末200の使用者は、テ
ンキー群303を通じて作品番号を入力した後、シャッ
ターキー(図13においてはSキーと記載。)304を
押下操作するか、あるいは、作品番号を入力することな
く、カメラ部227を作品番号に向け、シャッターキー
304を押下操作する(ステップS203)。
【0143】このようにして作品番号の入力とシャッタ
ーキー304の押下操作が行なわれた場合には、携帯電
話端末200の制御部210は、指示された作品番号の
画像ファイルを、内部メモリ214から外部メモリ23
9のMyPictureフォルダに移動させる(ステッ
プS105)。そして、制御部210は、移動させた画
像ファイルの管理ファイルにおける購入/未購入フラグ
をオンにするように管理ファイルを更新する(ステップ
S106)。
【0144】なお、シャッターキー304は、本来、レ
ンズやCCDからなるカメラ部227とともに、デジタ
ル画像を撮影するためのものであるが、ガイダンスモー
ド時は、別の機能が割り当てられ、画像ファイルの購入
指示入力手段としての機能を有するようにされている。
【0145】図13において、ステップS202、20
3の使用者の操作も含め、ステップS103からステッ
プS106までの処理は、説明を聞きたい作品があった
場合、また、画像ファイルを購入したい作品があった場
合に、適宜、繰り返し行なわれる処理である。また、説
明の聴取と画像ファイルの購入とのうち、いずれか一方
だけでも行なうことができるということはいうまでもな
い。
【0146】そして、作品の鑑賞が終了し、ガイドフォ
ンサービス精算所の近傍まで来ると、携帯電話端末20
0の使用者は、精算キー308を押下操作する(ステッ
プS204)。精算キー308が押下操作されると、携
帯電話端末200の制御部210は、管理ファイルのデ
ータを確認して返金金額を計算し(ステップS10
7)、返金金額をLCD228に表示する(ステップS
108)。
【0147】これと同時に、制御部210は、内部メモ
リ214内のGuidanceフォルダ以下の音声ファ
イル、画像ファイル、管理ファイルを全て消去する(ス
テップS109)。つまり、画像ファイルの購入により
外部メモリ230のMyPictureフォルダに移動
された画像ファイルのみが携帯電話端末200の手元に
残ることになる。
【0148】携帯電話端末200の使用者は、図11に
示したように返金金額が表示された携帯電話端末200
のLCD228の表示画面をガイドフォンサービス精算
所の係員に見せることにより表示された返金金額に応じ
た返金を受ける。そして、再度、精算キー308が押下
操作された場合には(ステップS205)、携帯電話端
末200の制御部210はガイダンスモードの終了が指
示されたものと判断し、ガイダンスモードを終了して
(ステップS110)、他のモードに切り替えることが
できるようにされる。
【0149】なお、ガイドフォンサービスを利用するよ
うにした入館者が、精算を行なわずに退館してしまう場
合もあると考えられる。そこで、精算が行なわれなくて
も、音声ファイルなどを受信した時点からの時間を管理
し、所定時間経過後、例えば、数時間から24時間程度
経過後において、内部メモリ214、外部メモリ230
に記憶されているGuidanceフォルダ以下の音声
ファイル、画像ファイル、管理ファイルを自動的に消去
するようにするなどの処置を講じることができる。
【0150】また、音声ファイル、画像ファイルともダ
ウンロードするようにした分の料金は、入館直後に徴収
済みであるので、画像ファイルはそのまま購入された画
像ファイルとして扱い、音声ファイルと管理ファイルと
を削除するようにしてもよい。もちろん、料金を徴収済
みであることを考慮し、音声ファイル、画像ファイルと
も、消去せずに、両方とも利用可能にしておくようにす
ることも可能である。
【0151】[第1の実施の形態の変形例]前述した第
1の実施の形態においては、携帯電話端末200に音声
ファイル、画像ファイル、管理ファイルをダウンロード
後において、支払を行なうようにしたが、これに限るも
のではない。まず、支払を行なって、サーバ装置100
側において、入金を確認した後にサーバ装置100から
携帯電話端末200に音声ファイル、画像ファイル、管
理ファイルを送信するようにしてもよい。
【0152】また、実際のお金の出し入れをも含めて、
美術館側のサーバ装置に行なわせるようにすることが考
えられる。この第1の実施の形態の変形例は、美術館側
のサーバ装置が、お金の出し入れを含めた入金管理およ
び精算管理を行なうようにしたものである。
【0153】図14は、この例のサーバ装置600を説
明するためのブロック図である。サーバ装置600は、
図2に示したサーバ装置100と同様に、美術館側に設
けられ、ガイドフォンシステムを構成するものである。
このため、図14に示すサーバ装置600において、図
2に示したサーバ装置100と同様に構成される部分に
は、図2のサーバ装置100の場合と同じ参照符号を付
し、その詳細な説明については省略する。
【0154】なお、この例において、ガイドフォンシス
テムを構成する携帯電話端末は、図3に示した携帯電話
端末200と同様に構成されるものである。したがっ
て、この例においても、入館者であってガイドフォンサ
ービスを利用しようとするものが所有する携帯電話端末
は、図3に示した構成を有する携帯電話端末200であ
るものとして説明する。
【0155】そして、この例のサーバ装置600の場合
には、入金装置部601と、精算側LCD602と、精
算側無線通信部603と、近距離無線通信用アンテナ6
04と、精算側返金装置605とが新たに設けられるよ
うにされたものである。すなわち、この例のサーバ装置
600の場合、LCD101、キー操作部103、近距
離無線通信部104、アンテナ105、入金装置部60
1は、図1に示したガイドフォンサービス受付STに設
置するようにされ、LCD602、近距離無線通信部6
03、アンテナ604、精算装置部605は、図1に示
したガイドフォンサービス精算所に設置するようにされ
るものである。
【0156】そして、この例の場合、ガイドフォンサー
ビスを利用しようとする携帯電話端末200の使用者
は、自己の携帯電話端末200をガイダンスモードに切
り替えるとともに、ガイドフォンサービス受付STにお
いて、携帯電話端末200をサーバ装置600のアンテ
ナ105、近距離無線通信部104を通じて通信を行な
うことが可能な位置に近づける。例えば、適正にサーバ
装置600との間で通信を行なう位置に設けられた設置
台の上に携帯電話端末200を乗せる。
【0157】そして、携帯電話端末200のデータ受信
キー306を押下操作すると、データの提供要求が携帯
電話端末200の近距離無線通信部225、アンテナ2
26を通じてサーバ装置600側に送信されるので、こ
れがサーバ装置600のアンテナ105、近距離無線通
信部104を通じて受信され、制御部110に供給され
る。
【0158】サーバ装置600の制御部110は、携帯
電話端末200のデータの提供要求を受け付けると、ガ
イドフォンサービスを提供するための音声ファイル、画
像ファイル、管理ファイルの提供に係る課金金額をLC
D101に表示し、携帯電話端末200の使用者に通知
するとともに、入金装置部601を制御して、携帯電話
端末200の使用者からの入金を受け付けるようにす
る。
【0159】入金装置部601は、現金の投入口を備
え、投入された現金の金額を認識して、これを制御部1
10に通知することができるものである。そして、携帯
電話端末200の使用者により、入金装置部601に現
金が投入されると、上述のように入金装置部601は、
制御部110に対して入金金額を通知する。
【0160】制御部110は、入金装置部601からの
入金金額に過不足がないかを判別し、不足である場合に
は、これをLCD101に表示して不足分の入金を促
す。また、過剰である場合には、制御部110は入金装
置部601を制御して過剰分を返却するようにし、この
後、近距離無線通信部104、アンテナ105を通じ
て、音声ファイル、画像ファイル、管理ファイルを携帯
電話端末200に送信する。また、適正に入金された場
合には、制御部110は、近距離無線通信部104、ア
ンテナ105を通じて、音声ファイル、画像ファイル、
管理ファイルを携帯電話端末200に送信する。
【0161】このように、この例の場合、サーバ装置6
00は、適正な入金を確認した後、携帯電話端末200
に対して音声ファイル、画像ファイル、管理ファイルを
送信する。そして、携帯電話端末200は、サーバ装置
600からの各ファイルをアンテナ226、近距離無線
通信部225を通じて受信し、自己のメモリに格納し
て、これを利用することができるようにされる。
【0162】携帯電話端末200における音声ファイ
ル、画像ファイルの利用は、前述したように、作品番号
の入力と説明開始キーの押下操作、作品番号の入力とシ
ャッターキーの押下操作によって行なうことができる。
【0163】そして、作品の鑑賞終了後、携帯電話端末
200の使用者は、ガイドフォンサービス精算所EDに
おいて、携帯電話端末200をサーバ装置600のアン
テナ604、近距離無線通信部603との間で通信を行
なうことが可能な位置に近づける。例えば、適正にサー
バ装置600との間で通信を行なう位置に設けられた設
置台の上に携帯電話端末200を乗せる。
【0164】そして、精算キーを押下操作すると、携帯
電話端末200は、管理ファイルを近距離無線通信部2
25、アンテナ226を通じてサーバ装置600に送信
する。サーバ装置600は、アンテナ604、近距離無
線通信部603を通じて受信する。そして、サーバ装置
600の制御部110は、携帯電話端末200からの管
理ファイルの情報から未使用音声ファイルの個数と、未
購入画像データの個数を得て、これに課金単価を掛け合
わせることにより、返金金額を算出し、これをLCD6
02に表示する。
【0165】この後、制御部110は、返金装置部60
5を制御し、算出して表示した返金金額に応じた現金を
携帯電話端末200の使用者に返金する。すなわち、返
金装置部605は、現金の戻し口(返金口)を備え、制
御部110において算出された返金金額に応じた現金を
返金することができるようにされたものである。
【0166】そして、管理ファイルの送信後において、
携帯電話端末200の制御部210は、内部メモリ21
4、あるいは、外部メモリ230に記憶している音声フ
ァイル、未購入画像ファイル、管理ファイルを削除する
ようにし、再度、精算キーが押下された場合には、ガイ
ダンスモードを終了し、他のモードに切り替えることが
できるようにされる。
【0167】このように、入金および返金を美術館側の
サーバ装置600により行なうようにすることによっ
て、美術館側にガイドフォンサービスのための入金や返
金を行なう係員を配置することなくガイドフォンサービ
スを行なうようにすることができる。しかも、入金およ
び返金をサーバ装置600により管理することができる
ので、ガイドフォンシステムによる収入を正確かつ迅速
に管理することが可能となる。
【0168】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態として、この発明による情報利用決済システムを遊
園地において用いられる自動決済システムに適用した場
合を例にして説明する。以下に説明する自動決済システ
ムは、遊園地の入場者の携帯電話端末と、当該遊園地側
に用意されるサーバ装置とにより構成されるものであ
る。
【0169】そして、この第2の実施の形態において、
遊園地側に設けられるサーバ装置は、図14に示したサ
ーバ装置600と同様に構成され、また、入場者の携帯
電話端末は、図3に示した携帯電話端末200と同様に
構成されたものとし、必要に応じて図14および図3を
も参照して説明する。
【0170】[自動決済システムの概要]図15は、こ
の第2の実施の形態の遊園地における自動決済システム
の概要を説明するための図である。図15において、ア
トラクション1アトラクション9は、例えば、メリーゴ
ーランド、観覧車、ジェットコースターなどといったい
わゆるアトラクションであり、これら多数のアトラクシ
ョンが遊園地内には設けられている。
【0171】そして、遊園地の入口近傍には入場受付S
T1が設けられ、出口近傍には精算所ED1が設けられ
ている。そして、この第2の実施の形態においても、遊
園地には図14に示した構成のサーバ装置600が設け
られる。そして、サーバ装置600のLCD101、キ
ー操作部103、入金装置部601、近距離無線通信部
104、アンテナ105は、入場受付ST1に設けら
れ、LCD602、近距離無線通信部603、アンテナ
604、返金装置部605は精算所ED1に設けられる
ようにされる。
【0172】そして、図15に示す遊園地に入場しよう
とする者は、入場受付ST1において、入場料を支払う
ことになるが、入場者が自己の携帯電話端末を用いた自
動決済システムを利用しようとするときには、前金でチ
ケットデータを購入するようにし、退場時において、未
使用チケットの払い戻しを受けるようにする。この第2
の実施の形態においては、サーバ装置600から携帯電
話端末200にダウンロードするデータが、音声ファイ
ルや画像ファイルではなく、チケットデータなどである
ことが前述の第1の実施の形態の場合とは異なってい
る。
【0173】そして、図15に示す遊園地に入場し、自
己の携帯電話端末を用いた自動決済システムを利用しよ
うとする場合には、入場受付ST1において、入場料を
支払う。そして、自己の携帯電話端末200を自動決済
モードに切り替えるとともに、入場受付ST1におい
て、携帯電話端末200をサーバ装置600のアンテナ
105、近距離無線通信部104を通じて通信を行なう
ことが可能な位置に近づける。例えば、適正にサーバ装
置600との間で通信を行なう位置に設けられた設置台
の上に携帯電話端末200を乗せる。
【0174】なお、自動決済モードは、ガイダンスモー
ドと同様に、遊園地などで自動決済を行なうために予め
携帯電話端末200に設けられているモードである。そ
して、 携帯電話端末200のデータ受信キー306を
押下操作すると、データの提供要求が携帯電話端末20
0の近距離無線通信部225、アンテナ226を通じて
サーバ装置600側に送信されるので、これがサーバ装
置600のアンテナ105、近距離無線通信部104を
通じて受信され、制御部110に供給される。
【0175】サーバ装置600の制御部110は、携帯
電話端末200のデータの提供要求を受け付けると、自
動決済を行なえるようにするためのデータの提供にかか
る課金金額をLCD101に表示し、携帯電話端末20
0の使用者に通知するとともに、入金装置部601を制
御して、携帯電話端末200の使用者からの入金を受け
付けるようにする。同時に制御部110は、近距離無線
通信部104、アンテナ105を通じて、利用条件デー
タおよびチケットデータを携帯電話端末200に送信す
る。
【0176】そして、携帯電話端末200の使用者は、
データの提供にかかる課金金額に応じた現金をサーバ装
置600に入金するようにし、この後、携帯電話端末2
00を用いての遊園地内における自動決済ができるよう
にされる。
【0177】図16は、この第2の実施の形態におい
て、サーバ装置600から携帯電話端末200に送信さ
れる利用条件データを説明するための図であり、図17
は、サーバ装置600から携帯電話端末200に送信さ
れるチケットデータを説明するための図である。
【0178】図16に示すように、利用条件データは、
各アトラクション毎に、そのアトラクションを利用する
場合に必要になるチケット数を大人、子供、高齢者など
の年齢条件に応じて通知するようにするためのデータで
ある。すなわち、図16に示した例の場合、アトラクシ
ョン1を利用する場合には、大人(16歳以上)は、チ
ケットが2枚必要であり、子供(4歳以上16歳未満)
は、チケット1枚が必要であり、65歳以上の高齢者の
場合も、チケット1枚が必要であることが示される。
【0179】また、図17に示すように、チケットデー
タは、前述したように、支払に応じたチケットデータで
あり、利用済FLG、チケット情報、利用アトラクショ
ン情報、利用開始時刻などからなる情報であり、ダウン
ロード直後の未使用状態においては、利用済FLG、利
用アトラクション情報、利用開始時刻は、イニシャライ
ズされ、例えば、「0」とされている。なお、この第2
の実施の形態において、チケットデータのチケット情報
は、1枚100円のチケットが50枚分(5000円
分)あるものとして、1枚1枚の利用および更新が可能
なようにデータ化されたものである。
【0180】これら利用条件データ、チケットデータが
携帯電話端末200にダウンロードされた後に、携帯電
話端末200を用いてのアトラクションの利用および自
動決済が可能となり、携帯電話端末200のLCD22
8には、図18に示すような、アトラクションNo(ア
トラクション番号)の入力領域701を有するアトラク
ション情報の入力画面が表示される。
【0181】そして、入力領域701に、利用しようと
するアトラクションの入口付近に表示されているアトラ
クションNoを入力する。アトラクションNoの入力を
受け付けると、携帯電話端末200の制御部210は、
サーバ装置600から提供を受け自己のメモリに記憶し
ている図16に示した利用条件データを参照し、入力さ
れたアトラクションNoに対応するアトラクションを利
用する場合に必要となるチケットの情報を表示するとと
もに、利用者は、大人、子供、高齢者のそれぞれが何人
であるかの入力を受け付けるようにする。
【0182】目的とするアトラクションの利用者の入力
は、図18に示す表示画面の入力領域702、703、
704に、大人、子供、高齢者がそれぞれ何人でアトラ
クションを利用するかを入力することになる。
【0183】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末200においては、例えば、第1の実施の形態の携
帯電話端末200の場合に、説明開始キーとして用いら
れていた操作キーが確定キーとして用いられ、確定キー
が押下操作された場合には、制御部210は、サーバ装
置600から提供され自己のメモリに記憶しているチケ
ットデータの利用済FLG、利用アトラクション情報、
利用開始時刻のそれぞれを更新する。
【0184】すなわち、アトラクション1を大人1人で
利用する旨の情報入力および確定操作が行なわれた場合
には、制御部210は、図17に示したように、チケッ
ト01とチケット02の利用済FLGを「1(オン)」
にするとともに、利用アトラクション情報にアトラクシ
ョンNoを、また、利用開始時刻に携帯電話端末200
に内蔵された時計回路(図示せず)から取得した現在時
刻を書き込む(更新する)ようにする。
【0185】このようにして、順次、アトラクションを
利用するようにするたびに、アトラクションNoと、利
用人員を年齢別に入力し、確定操作を行なうことによ
り、携帯電話端末200のメモリにダウンロードされた
チケットデータが更新され、未使用のチケットデータが
利用済みのチケットデータとなるようにされていく。
【0186】そして、当該遊園地を出ようとする場合に
は、携帯電話端末200の使用者は、精算所ED1にお
いて、携帯電話端末200をサーバ装置600のアンテ
ナ604、近距離無線通信部603との間で通信を行な
うことが可能な位置に近づける。例えば、適正にサーバ
装置600との間で通信を行なう位置に設けられた設置
台の上に携帯電話端末200を乗せる。
【0187】そして、精算キーを押下操作すると、携帯
電話端末200は、チケットデータを近距離無線通信部
225、アンテナ226を通じてサーバ装置600に送
信する。このチケットデータを、サーバ装置600は、
アンテナ604、近距離無線通信部603を通じて受信
する。そして、サーバ装置600の制御部110は、携
帯電話端末200からのチケットデータの情報から未使
用チケットの枚数を得て、これに課金単価を掛け合わせ
ることにより、返金金額を算出し、これをLCD602
に表示する。
【0188】図19は、サーバ装置600の精算所側に
設けられるLCD602に表示される返金情報の一例を
説明するための図である。図19に示すように、例え
ば、未使用チケットが20枚あり、単価が100円の場
合には、未使用チケット(残チケット)は、20枚ある
ので、20枚×100円=2000円が返金されること
が表示され、2000円が返金装置部605を通じて返
金するようにされる。すなわち、返金装置部605は、
現金の戻し口(返金口)を備え、制御部110において
算出された返金金額に応じた現金を返金する。
【0189】そして、チケットデータの送信後におい
て、携帯電話端末200の制御部210は、内部メモリ
214、あるいは、外部メモリ230に記憶している図
16に示した利用条件データ音声ファイル、図17に示
したチケットデータを削除するようにし、再度、精算キ
ーが押下された場合には、自動精算モードを終了し、他
のモードに切り替えることができるようにされる。
【0190】このように、予めチケットデータを購入し
ておくことで、遊園地内においては、チケットをいちい
ち買い求めたり、また、余ってしまうことを覚悟して、
回数券を購入したりしておくなどの必要がなくなる。そ
して、未使用のチケットデータについては、遊園地の出
口近傍に設けられた精算所で払い戻し(返金)を受ける
ことができるので、入場者が不利益を被ることなく、合
理的な決済を実現することができる。
【0191】次に、図20のシーケンス図を参照しなが
ら、この第2の実施の形態の携帯電話端末200と、サ
ーバ装置600との動作を説明する。図20は、この第
2の実施の形態の携帯電話端末200とサーバ装置10
0との動作を説明するものである。
【0192】携帯電話端末200をサーバ装置600と
の間で通信が可能な所定の位置にセットすると、携帯電
話端末200とサーバ装置600とは制御情報の送受信
を行なって、お互いを認識して通信路を接続するように
する(ステップS301)。そして、携帯電話端末20
0の制御部210は、前述もしたように、データ受信キ
ーを押下操作することにより、自動決済システム利用の
ためデータの送信要求を送信する(ステップS30
2)。
【0193】このデータ送信要求に応じて、サーバ装置
600の制御部210は、近距離無線通信部104、ア
ンテナ105を通じて、利用条件データ、チケットデー
タを送信する(ステップS303)。携帯電話端末20
0は、サーバ装置600からの全データを受信したか否
かを判断し(ステップS304)、受信できなかった場
合には、サーバ装置600からのデータを正常に受信で
きなかった旨を携帯電話端末200の使用者に通知する
などのエラー処理を行なって(ステップS305)、こ
の処理を終了する。
【0194】また、サーバ装置600からの全データを
受信できたと判断した時には、サーバ装置600の入金
装置部601にチケットデータ分の現金を投入する(ス
テップS306)。サーバ装置600は、適正に入金さ
れたか否かを判断し、不足である場合には追加を要求
し、過剰である場合には過剰分を返金する。なお、不足
であるにもかかわらず、入金がされなかった場合には、
サーバ装置600は、係員に通報したり、送信したチケ
ットデータを無効にしたりするための処理を行なうこと
ができるようにされている。
【0195】そして、正常に入金処理が終了した場合に
は、携帯電話端末200とサーバ装置600との間で接
続した通信路を解放する処理を行ない(ステップS30
7)、アトラクションの利用時に用いることができるよ
うにされる(ステップS308)。そして、実際のアト
ラクションの利用に際しては、前述したように、アトラ
クションNoや利用人数を入力して利用することになる
が、適正に情報を入力したか否かが、例えば、各アトラ
クション入口に設けられたチェック装置との間でデータ
を送受することによりチェックすることができるように
される(ステップS309)。
【0196】ここで、各アトラクション入口に設けられ
たチェック装置は、例えば、携帯情報端末200からの
利用人数を示す情報の提供を受け、入力された利用人数
分だけ、入場ゲートをオープンさせるようにしたり、ま
た、携帯情報端末200からの利用人数を示す情報の提
供を受け、これを係員に通知してアトラクションの利用
人数を係員が確認したりするなどのことができるように
するものである。
【0197】このようにして、目的とするアトラクショ
ン全部の利用が終了した場合には、出口近くの精算所E
D1に出向き、携帯電話端末200をサーバ装置600
のアンテナ604、近距離無線通信部603を通じて通
信が可能な位置にセットする。そして、携帯電話端末2
00とサーバ装置600との間に通信路を接続する(ス
テップS310)。
【0198】そして、携帯電話端末200の精算キーが
押下操作されると、携帯電話端末200の制御部210
は、近距離無線通信部204、アンテナ205を通じ
て、チケットデータをサーバ装置600に送信する(ス
テップS311)。サーバ装置600は、携帯電話端末
200からのチケット情報をアンテナ604、近距離無
線通信部603を通じて受信し、未使用チケット分の返
金金額を計算し、これをLCD602に表示するととも
に(ステップS313)、返金装置部605を制御し、
返金金額に応じた現金を携帯電話端末200の使用者に
返金する(ステップS314)。
【0199】この後、再度、精算キーが押下操作するこ
とにより、携帯電話端末200の利用条件データ、チケ
ットデータを消去し、携帯電話端末200とサーバ装置
600との間の通信路を解放して、自動決済モードを終
了し、他のモードへ切り替えることができるようにされ
る。
【0200】なお、入金はサーバ装置600の入金装置
部601に対して行ない、返金はサーバ装置600の返
金装置部605を通じて受け取るものとして説明したが
これに限るものではない。前述した第1の実施の形態の
場合と同様に、遊園地の係員を通じて現金の受け渡しを
行なうようにしてももちろんよい。
【0201】[第2の実施の形態の変形例]上述の第2
の実施の形態においては、入金および返金は現金により
行なうようにしたが、近年は、いわゆる電子マネーの利
用も可能になってきている。電子マネーは種々のものが
あるが、例えば、銀行などに現金を支払うことにより、
その支払った現金分の電子マネー(電子データ)をメモ
リカードや携帯電話端末などに記録するようにしてお
き、この電子マネーを支払に用いることが可能なもので
ある。
【0202】上述の第2の実施の形態においても、携帯
電話端末200を用いるようにしており、携帯電話端末
200に電子マネーを登録しておくことにより、現金に
よらず、電子マネーによる決済が可能である。この第2
の実施の形態の変形例は、現金を用いず、電子マネーに
より決済するようにしたものである。
【0203】そして、この変形例の場合、携帯電話端末
200の例えば外部メモリに電子マネーを登録するよう
にしておくことにより、サーバ装置600、携帯電話端
末200の構成には全く変更を要さず、携帯電話端末2
00、サーバ装置600で実行するプログラムの変更に
よって、電子マネー決済を行なうようにすることができ
る。
【0204】以下においては、携帯電話端末200に装
着されている外部メモリ230に所定金額分、例えば、
1万円分の電子マネーが登録されている場合として、こ
の第2の実施の形態の変形例の携帯電話端末200と、
サーバ装置600との動作を図21に示すシーケンス図
を用いて説明する。
【0205】携帯電話端末200をサーバ装置600と
の間で通信が可能な所定の位置にセットすると、携帯電
話端末200とサーバ装置600とは制御情報の送受信
を行なって、お互いを認識して通信路を接続するように
する(ステップS401)。そして、携帯電話端末20
0の制御部210は、前述もしたように、データ受信キ
ーを押下操作することにより、自動決済システム利用の
ためデータの送信要求を送信する(ステップS40
2)。
【0206】このデータ送信要求に応じて、サーバ装置
600の制御部210は、近距離無線通信部104、ア
ンテナ105を通じて、利用条件データ、チケットデー
タ、および入金要求を送信する(ステップS403)。
携帯電話端末200は、サーバ装置600からの全デー
タを受信したか否かを判断し(ステップS404)、受
信できなかった場合には、サーバ装置600からのデー
タを正常に受信できなかった旨を携帯電話端末200の
使用者に通知するなどのエラー処理を行なって(ステッ
プS405)、この処理を終了する。
【0207】また、サーバ装置600からの全データを
受信できたと判断した時には、携帯電話端末200の制
御部210は、外部メモリ230に記憶されている電子
マネー残高から利用条件データ、チケットデータの提供
にかかる支払要求に応じた金額を減算し、サーバ装置6
00に送信する支払金額と自己の識別情報を含む支払応
答情報を形成する支払処理を実行する(ステップS40
6)。
【0208】そして、携帯電話端末200の制御部21
0は、ステップS406において形成した支払応答を近
距離無線通信部225、アンテナ226を通じてサーバ
装置600に送信する(ステップS407)。図17に
示した第2の実施の形態のチケットデータの例の場合に
は、単価100円のチケット50枚分がサーバから送信
されるので、支払金額は5000円なる。
【0209】サーバ装置600は、適正な支払応答が返
信されてきたか否かを判断し、所定時間内に支払応答が
返信されてこなかった場合などにおいては、サーバ装置
600は、係員に通報したり、送信したチケットデータ
を無効にしたりするための処理を行なうことができるよ
うにされている。
【0210】そして、正常に支払応答が返信されてきた
ときには、携帯電話端末200とサーバ装置600との
間で接続した通信路を解放する処理を行ない(ステップ
S408)、アトラクションの利用時に用いることがで
きるようにされる(ステップ409)。そして、実際の
アトラクションの利用に際しては、前述したように、ア
トラクションNoや利用人数を入力して利用することに
なるが、適正に情報を入力したか否かが、例えば、各ア
トラクション入口に設けられたチェック装置との間でデ
ータを送受することによりチェックすることができるよ
うにされる(ステップS410)。
【0211】このようにして、目的とするアトラクショ
ン全部の利用が終了した場合には、出口近くの精算所E
D1に出向き、携帯電話端末200をサーバ装置600
のアンテナ604、近距離無線通信部603を通じて通
信が可能な位置にセットする。そして、携帯電話端末2
00とサーバ装置600との間に通信路を接続する(ス
テップS411)。
【0212】そして、携帯電話端末200の精算キーが
押下操作されると、携帯電話端末200の制御部210
は、近距離無線通信部204、アンテナ205を通じ
て、自己の識別情報とチケットデータをサーバ装置60
0に送信する(ステップS412)。
【0213】サーバ装置600は、携帯電話端末200
からの識別情報とチケット情報をアンテナ604、近距
離無線通信部603を通じて受信し、未使用チケット分
の返金金額を計算して返金応答を形成するとともに、当
該携帯電話端末200から入場受付ST1において受信
した支払応答の支払金額から返金を減算した支払確定デ
ータを形成する(ステップS413)。この支払確定デ
ータの支払確定金額が、後日、携帯電話端末200の使
用者が電子マネーを購入するようにした銀行などに支払
を請求する場合の請求金額になる。
【0214】そして、サーバ装置600の制御部110
は、ステップS413において形成した返金応答を近距
離無線通信部603、アンテナ604を通じて携帯電話
端末200に送信する(ステップS414)。例えば、
単価100円のチケットを30枚分使用した場合には、
残数は20枚分であるので、2000円を返金する返金
応答が形成され、サーバ装置600から携帯電話端末2
00に送信されることになる。
【0215】携帯電話端末200の制御部210は、ア
ンテナ226、近距離無線通信部225を通じて正常に
返金応答を受信したときには、サーバ装置600との間
で制御データの送受を行なって、通信路を解放し(ステ
ップS415)、サーバ装置600からの返金応答に含
まれる返金金額を外部メモリ230の電子マネー残高に
加算する残高更新を行ない(ステップS416)、再
度、精算キーが押下された場合には、自動決済モードを
終了し、他のモードに切り替えることができるようにさ
れる。すなわち、この図21に示す一連の処理を終了す
る。
【0216】なお、図21においては、通信路を解放し
た後、携帯電話端末200において電子マネーの残高の
更新をするようにしたが、これに限るものではない。通
信路の解放前に電子マネーの残高更新を行なってから通
信路を解放するようにしてもよい。
【0217】また、電子マネーは、外部メモリ230に
格納される場合に限るものではなく、直接に携帯電話端
末200の内部メモリに格納するようにする場合にも、
この発明を適用することができる。
【0218】このように、この第2の実施の形態の変形
例の場合には、電子マネーによって支払が可能であるの
で、現金のやり取りを行なうことがないので、自動支払
処理を簡単にすることができる。
【0219】なお、前述した第1の実施の形態において
は、美術館のガイドフォンシステムに適用した場合を例
にし、また第2の実施の形態においては、遊園地の自動
決済システムに適用した場合を例にして説明したが、こ
れに限るものではない。この発明による情報利用決済シ
ステムは、博物館、動物園、工芸館など種々の展示物を
展示し入場者が観覧できるようにしている施設内で用い
られる案内システムに適用することができる。
【0220】また、この発明による情報利用決済システ
ムは、遊園地、イベント会場などの利用可能なアトラク
ションが複数設けられている種々の施設内で用いられる
自動決済システムに適用することができる。この他、シ
ョッピングセンターやショッピングモー、デパートなど
種々の販売店舗が混在するような施設内のおいての自動
決済システムにも適用することができる。
【0221】要は、料金を支払うことにより利用可能と
されるデータの提供を受け、所定の施設内、あるいは、
所定の範囲内において提供を受けたデータを利用するよ
うにする種々の場合にこの発明を適用することができ
る。
【0222】また、前述の実施の形態においては、入館
時、あるいは、入場時において、データの提供を受けた
場合に料金を前払いするようにしたが、これに限るもの
ではない。所定の施設内、あるいは、範囲内から出る場
合に必ず精算所を通過しなければならないようにしてお
くことにより、退場時において利用したデータ分の支払
を行なうようにすることもできる。
【0223】また、前述の第1、第2の実施の形態にお
いて、サーバ装置と携帯電話端末とは、BlueToo
th方式などの近距離無線通信によりデータの送受を行
なうものとして説明したが、これに限るものではない。
サーバ装置と携帯電話端末とは、光通信によりデータの
送受を行なったり、また、ケーブルを接続して有線によ
りデータの送受を行なったりするようにすることもでき
る。
【0224】また、前述した実施の形態においては、携
帯電話端末にこの発明による携帯情報端末を適用した場
合を例にして説明したが、携帯情報端末は携帯電話端末
に限るものではない。例えば、PDA(Parsona
l Digital Assistant)と呼ばれる
個人向け携帯情報端末や決済専用の携帯情報端末、ある
いは、ノートパソコンなどにこの発明による携帯情報端
末を適用することが可能である。
【0225】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、使い慣れた自己の携帯情報端末を用いて、ガイドフ
ォンシステムや自動決済システムを構築することができ
るとともに、このシステムにより提供されるサービスの
利用者と当該サービスの提供者との双方にとって、合理
的な決済を行なうようにすることができる。すなわち、
サービスの利用者は、利用分以上に支払を行なうことが
ないし、また、サービスの提供者は、過剰に料金を徴収
することもないので、利用者に割高感や不公平感を与え
ることがないようにすることができる。
【0226】また、使用者にシステム利用のための携帯
情報端末を貸し出すこともないので、貴重品や保証料な
どを徴収するなどの面倒な手間がない。また、有料関連
情報が、画像データや音声データの場合には、これを有
料にて使用者が持ち帰ることができるようにされるな
ど、新たなサービスの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報利用決済システムの一実施
の形態が適用されて構築されたガイドフォンシステムが
用いられる美術館について説明するための図である。
【図2】この発明によるサーバ装置の一実施の形態を説
明するためのブロック図である。
【図3】この発明による携帯情報端末の一実施の形態が
適用された携帯電話端末を説明するためのブロック図で
ある。
【図4】図3に示した携帯電話端末のキー操作部の操作
キーの配置例とその利用例を説明するための図である。
【図5】図3に示した携帯電話端末のキー操作部の操作
キーの他の配置例と他の利用例を説明するための図であ
る。
【図6】図3に示した携帯電話端末に設けられたモード
と、そのモードの切り替えについて説明するための図で
ある。
【図7】図3に示した携帯電話端末にサーバ装置からダ
ウンロードされるファイル構造について説明するための
図である。
【図8】図3に示した携帯電話端末にサーバ装置からダ
ウンロードされるファイル構造の他の例について説明す
るための図である。
【図9】図3に示した携帯電話端末にサーバ装置からダ
ウンロードされる管理ファイルの詳細について説明する
ための図である。
【図10】展示物(作品)と作品番号とについて説明す
るための図である。
【図11】精算時において、携帯電話端末のLCDに表
示例を説明するための図である。
【図12】図3に示した携帯電話端末において行なわれ
る作品番号の画像認識について説明するための図であ
る。
【図13】図2に示したサーバ装置と図3に示した携帯
電話端末とにより構成されるガイドフォンシステムの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図14】この発明によるサーバ装置の他の例を説明す
るためのブロック図である。
【図15】この発明による情報利用決済システムの一実
施の形態が適用されて構築された自動決済システムが用
いられる遊園地について説明するための図である。
【図16】図15に示した遊園地の自動決済システムを
構成する携帯電話端末にダウンロードされる利用条件デ
ータを説明するための図である。
【図17】図15に示した遊園地の自動決済システムを
構成する携帯電話端末にダウンロードされるチケットデ
ータを説明するための図である。
【図18】チケットデータの利用時においての携帯電話
端末のLCDの表示例を説明するための図である。
【図19】精算時においての携帯電話端末のLCDの表
示例を説明するための図である。
【図20】図15に示した遊園地で用いられる自動決済
システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
【図21】図15に示した遊園地で用いられる自動決済
システムの他の例の動作を説明するためのシーケンス図
である。
【符号の説明】
100…サーバ装置、101…LCD、102…キーI
/F、103…キー操作部、104…近距離無線通信
部、105…近距離無線通信用アンテナ、110…制御
部、111…CPU、112…ROM、113…RA
M、114…CPUバス、121…音声ファイル(日本
語)、122…音声ファイル(英語)、131…画像ファ
イル、200…携帯電話端末、201…送受信アンテ
ナ、202…RF入出力部、203…デジタル信号処理
部、204…音声出力部、205…スピーカ(受話
器)、206…マイクロホン(送話器)、207…音声
入力部、210…制御部、211…CPU、212…R
OM、213…RAM、214…内部メモリ、215…
CPUバス、221…キーI/F、222…キー操作
部、223…外部メモリI/F、224…画像処理用D
SP、225…近距離無線通信部、226…近距離無線
通信用アンテナ、227…カメラ部、228…LCD、
600…サーバ装置、601…入金装置部、602…L
CD(精算側)、603…近距離無線通信部(精算
側)、604…近距離無線通信用アンテナ(精算側)、
605…返金装置部(精算側)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 ZEC ZEC

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の施設内に設けられている1つ以上の
    所定の対象物についての有料関連情報を提供するサーバ
    装置と、前記サーバ装置からの前記有料関連情報の提供
    を受けて、この有料関連情報を主に前記所定の施設内に
    おいて利用するようにする携帯情報端末とからなる情報
    利用決済システムであって、 前記サーバ装置は、 前記有料関連情報を記憶保持する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶保持されている前記有料関連情報を
    前記携帯情報端末に送信する送信手段とを備え、 前記携帯情報端末は、 前記サーバ装置からの前記有料関連情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信された前記有料関連情報の利用
    指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記利用指示
    入力に応じた前記有料関連情報を利用するようにする情
    報利用手段と、 前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
    関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
    を区別して管理する管理手段と、 前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手段に
    より管理されている未利用の前記有料関連情報に応じた
    金額を表示する表示手段と、 前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情報を消
    去する消去手段とを備えることを特徴とする情報利用決
    済システム。
  2. 【請求項2】所定の施設内に設けられている1つ以上の
    所定の対象物についての有料関連情報を提供するサーバ
    装置と、前記サーバ装置からの前記有料関連情報の提供
    を受けて、この有料関連情報を主に前記所定の施設内に
    おいて利用するようにする携帯情報端末とからなる情報
    利用決済システムであって、 前記サーバ装置は、 前記有料関連情報を記憶保持する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶保持されている前記有料関連情報を
    前記携帯情報端末に送信する送信手段と、 前記有料関連情報の提供にかかる入金を受け付ける入金
    受付手段と、 前記携帯情報端末から送信される返金要求を受信する返
    金要求受信手段と、 前記返金要求受信手段により受信した前記返金要求に応
    じた返金を行なう返金手段とを備え、 前記携帯情報端末は、 前記サーバ装置からの前記有料関連情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信された前記有料関連情報の利用
    指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記利用指示
    入力に応じた前記有料関連情報を利用するようにする情
    報利用手段と、 前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
    関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
    を区別して管理する管理手段と、 前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手段に
    より管理されている未利用の前記有料関連情報に応じた
    金額の返金を要求する返金要求を前記サーバ装置に送信
    する返金要求送信手段と、 前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情報を消
    去する消去手段とを備えることを特徴とする情報利用決
    済システム。
  3. 【請求項3】所定の施設内に設けられている1つ以上の
    所定の対象物についての有料関連情報を提供するサーバ
    装置と、前記サーバ装置からの前記有料関連情報の提供
    を受けて、この有料関連情報を主に前記所定の施設内に
    おいて利用するようにする携帯情報端末とからなる情報
    利用決済システムであって、 前記サーバ装置は、 前記有料関連情報を記憶保持する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶保持されている前記有料関連情報を
    前記携帯情報端末に送信する送信手段と、 前記有料関連情報の提供に係る支払要求を送信する支払
    要求送信手段とを備え、 前記携帯情報端末は、 前記サーバ装置からの前記有料関連情報を受信する受信
    手段と、 前記サーバ装置からの前記支払要求を受信する支払要求
    受信手段と、 前記支払要求受信手段により受信した前記支払要求に応
    じて、自己が保持する決済可能金額情報から前記支払要
    求に応じた金額を減算する支払実行手段と、 前記受信手段により受信された前記有料関連情報の利用
    指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記利用指示
    入力に応じた前記有料関連情報を利用するようにする情
    報利用手段と、 前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
    関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
    を区別して管理する管理手段と、 前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情報を消
    去する消去手段とを備えることを特徴とする情報利用決
    済システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の情報利用決済システムで
    あって、 前記サーバ装置は、 前記携帯情報端末からの利用しなかった前記有料関連情
    報に対応する返金要求を受信する返金要求受信手段と、 前記返金要求受信手段により受信された前記返金要求に
    応じた金額を前記支払応答受信手段により受信された前
    記支払応答の金額から返金要求の金額を減算する返金処
    理手段と、 前記返金要求受信手段により受信された前記返金要求に
    応じた返金応答を送信する返金応答送信手段とを備え、 前記携帯情報端末は、 前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手段に
    より管理されている未利用の前記有料関連情報に応じた
    金額の返金を要求する返金要求を前記サーバ装置に送信
    する返金要求送信手段と、 前記サーバ装置からの返金応答を受信する返金応答受信
    手段と、 前記返金応答受信手段により受信した前記返金応答に応
    じて、自己が保持する決済可能金額に前記返金応答に応
    じた金額を加算する返金実行手段とを備えることを特徴
    とする情報利用決済システム。
  5. 【請求項5】所定の施設内に設けられている1つ以上の
    所定の対象物についての有料関連情報を提供するサーバ
    装置から前記有料関連情報の提供を受けて、この有料関
    連情報を主に前記所定の施設内において利用するように
    する携帯情報端末であって、 前記サーバ装置からの前記有料関連情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信された前記有料関連情報の利用
    指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記利用指示
    入力に応じた前記有料関連情報を利用するようにする情
    報利用手段と、 前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
    関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
    を区別して管理する管理手段と、 前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手段に
    より管理されている未利用の前記有料関連情報に応じた
    金額を表示する表示手段と、 前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情報を消
    去する消去手段とを備えることを特徴とする携帯情報端
    末。
  6. 【請求項6】所定の施設内に設けられている1つ以上の
    所定の対象物についての有料関連情報を提供するサーバ
    装置から前記有料関連情報の提供を受けて、この有料関
    連情報を主に前記所定の施設内において利用するように
    する携帯情報端末であって、前記サーバ装置からの前記
    有料関連情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記有料関連情報の利用
    指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記利用指示
    入力に応じた前記有料関連情報を利用するようにする情
    報利用手段と、 前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
    関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
    を区別して管理する管理手段と、 前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手段に
    より管理されている未利用の前記有料関連情報に応じた
    金額の返金を要求する返金要求を前記サーバ装置に送信
    する返金要求送信手段と、 前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情報を消
    去する消去手段とを備えることを特徴とする携帯情報端
    末。
  7. 【請求項7】所定の施設内に設けられている1つ以上の
    所定の対象物についての有料関連情報を提供するサーバ
    装置から前記有料関連情報の提供を受けて、この有料関
    連情報を主に前記所定の施設内において利用するように
    する携帯情報端末であって、 前記サーバ装置からの前記有料関連情報を受信する受信
    手段と、 前記サーバ装置からの前記支払要求を受信する支払要求
    受信手段と、 前記支払要求受信手段により受信した前記支払要求に応
    じて、自己が保持する決済可能金額情報から前記支払要
    求に応じた金額を減算する支払実行手段と、 前記受信手段により受信された前記有料関連情報の利用
    指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段を通じて受け付けた前記利用指示
    入力に応じた前記有料関連情報を利用するようにする情
    報利用手段と、 前記情報利用手段により利用するようにされた前記有料
    関連情報と、まだ利用されていない前記有料関連情報と
    を区別して管理する管理手段と、 前記サーバ装置から供給を受けた前記有料関連情報を消
    去する消去手段とを備えることを特徴とする携帯情報端
    末。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の携帯情報端末であって、 前記所定の施設内から退場するときに、前記管理手段に
    より管理されている未利用の前記有料関連情報に応じた
    金額の返金を要求する返金要求を前記サーバ装置に送信
    する返金要求送信手段と、 前記サーバ装置からの返金応答を受信する返金応答受信
    手段と、 前記返金応答受信手段により受信した前記返金応答に応
    じて、自己が保持する決済可能金額に前記返金応答に応
    じた金額を加算する返金実行手段とを備えることを特徴
    とする携帯情報端末。
  9. 【請求項9】請求項6、請求項7または請求項8に記載
    の携帯情報端末であって、 前記有料関連情報は、前記対象物についての音声データ
    と画像データとの一方あるいは両方を含むものであるこ
    とを特徴とする携帯情報端末。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の携帯情報端末であっ
    て、 前記有料関連情報は、前記音声データあるいは前記画像
    データの利用状況と購入状況の一方あるいは両方を管理
    する管理ファイルを含むものであることを特徴とする携
    帯情報端末。
  11. 【請求項11】請求項6、請求項7または請求項8に記
    載の携帯情報端末であって、 前記有料関連情報は、前記対象物を利用するためのチケ
    ット情報を含むものであることを特徴とする携帯情報端
    末。
  12. 【請求項12】請求項6、請求項7または請求項8に記
    載の携帯情報端末であって、 前記指示入力受付手段は、 目的とする対象物に対応して設けられる対象物識別情報
    を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された前記対象物識別情報の画
    像の画像認識を行なって前記対象物識別情報に対応する
    前記対象物を特定する特定手段とからなり、 前記情報利用手段は、前記特定手段により特定された前
    記対象物に応じて、前記有料関連情報を利用するように
    することを特徴とする携帯情報端末。
  13. 【請求項13】所定の施設内に設けられている1つ以上
    の所定の対象物についての有料関連情報を記憶保持する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶保持されている前記有料関連情報を
    主に当該所定の施設内において利用するようにするため
    に使用者が所有する携帯情報端末に対して送信する送信
    手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載のサーバ装置であっ
    て、 前記有料関連情報の提供にかかる入金を受け付ける入金
    受付手段と、 前記携帯情報端末から送信される返金要求を受信する返
    金要求受信手段と、 前記返金要求受信手段により受信した前記返金要求に応
    じた返金を行なう返金手段とを備えることを特徴とする
    サーバ装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載のサーバ装置であっ
    て、 前記有料関連情報の提供に係る支払要求を送信する支払
    要求送信手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載のサーバ装置であっ
    て、 前記携帯情報端末からの利用しなかった前記有料関連情
    報に応じた返金を要求する返金要求を受信する返金要求
    受信手段と、 前記返金要求受信手段により受信した前記返金要求に応
    じた金額を前記支払応答受信手段により受信された前記
    支払応答の金額から返金要求の金額を減算する返金処理
    手段と、 前記返金処理手段においての処理の後、前記返金要求受
    信手段により受信された前記返金要求に応じた返金応答
    を送信する返金応答送信手段とを備えることを特徴とす
    るサーバ装置。
  17. 【請求項17】請求項13、請求項14、請求項15ま
    たは請求項16に記載のサーバ装置であって、 前記有料関連情報は、前記対象物についての音声データ
    と画像データとの一方あるいは両方を含むものであるこ
    とを特徴とするサーバ装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載のサーバ装置であっ
    て、 前記有料関連情報は、前記音声データあるいは前記画像
    データの利用状況と購入状況の一方あるいは両方を管理
    する管理ファイルを含むものであることを特徴とするサ
    ーバ装置。
  19. 【請求項19】請求項13、請求項14、請求項15ま
    たは請求項16に記載のサーバ装置であって、 前記有料関連情報は、前記対象物を利用するためのチケ
    ット情報を含むものであることを特徴とするサーバ装
    置。
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