JPH08252374A - カード残金統合装置 - Google Patents

カード残金統合装置

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JPH08252374A
JPH08252374A JP8452295A JP8452295A JPH08252374A JP H08252374 A JPH08252374 A JP H08252374A JP 8452295 A JP8452295 A JP 8452295A JP 8452295 A JP8452295 A JP 8452295A JP H08252374 A JPH08252374 A JP H08252374A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリペイドカードの残高の端数金額を有効に
利用する。 【構成】 カード残金統合装置1は、プリペイドカード
12のセキュリティ情報を判別する第1セキュリティ情
報判別手段と、プリペイドカード12の有価価値情報の
残高を判別する第1有価価値情報判別手段と、記憶媒体
10のセキュリティ情報を判別する第2セキュリティ情
報判別手段と、記憶媒体10の有価価値情報を判別する
第2有価価値情報判別手段と、第1有価価値情報判別手
段における判別に基づいて残高を記憶媒体に移動して記
憶する有価価値情報移動手段と、プリペイドカード12
の残高が全て記憶媒体に移動された場合にプリペイドカ
ード12の残高を消去して回収するカード回収手段41
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有価価値情報を記憶し
たプリペイドカードを使用した後、当該プリペイドカー
ドに記憶した有価価値情報に残高がある場合に、この有
価価値情報の残高を一つに統合するためのカード残金統
合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有価価値情報を記憶したプリペイ
ドカードを購入し、このプリペイドカードに記憶した有
価価値情報の範囲内で、遊技機における遊技を行った
り、公衆電話機を使用したり、電車等の交通機間を利用
したりできる、プリペイドカードの運用方法が普及して
きている。
【0003】例えば、プリペイドカードを遊技機に使用
する場合には、先ず、遊技者にプリペイドカードを販売
し、遊技者は、購入したプリペイドカードを遊技媒体貸
出装置に挿入して球等の遊技媒体を借り出し、この遊技
媒体を遊技機に投入して遊技を行っている。
【0004】このような遊技店におけるプリペイドカー
ドの運用において、プリペイドカードの汎用性を高め
て、遊技者に対するサービスを向上させるため、プリペ
イドカードを遊技機における遊技のみならず、他のサー
ビス、例えば、遊技店に並設した飲食店における飲食
や、アミューズメントパークに設置されたゲーム機での
遊技等にも使用できるような試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プリペイドカ
ードの汎用性を高めて、異なるサービスでプリペイドカ
ードを使用できるようにした場合には、各サービスにお
ける使用金額の単位が異なるため、プリペイドカードの
残高に端数が生じることがある。
【0006】例えば、遊技機における遊技では、遊技球
を貸し出せる最小単位が100円単位なので、飲食店に
おける飲食にプリペイドカードを使用すると、遊技媒体
の貸出最小単位である100円に満たない端数金額が生
じてしまい、この端数金額は、遊技機における遊技には
使用することができずに、無駄になってしまうおそれが
ある。このため、プリペイドカードの利用価値が低下し
てしまうという問題があった。
【0007】本発明は、上記した従来の技術の有する問
題点に鑑み、プリペイドカードに記憶した有価価値情報
に端数金額である残高が発生した場合に、この端数金額
を有効に利用することができるカード残金統合装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、少なくとも有
価価値情報とセキュリティ情報とを記憶して発行された
プリペイドカードにおける有価価値情報の残高を、少な
くとも有価価値情報とセキュリティ情報とを記憶可能
で、かつ携帯可能な記憶媒体に移動して記憶するカード
残金統合装置であって、前記プリペイドカードに記憶し
たセキュリティ情報を判別する第1セキュリティ情報判
別手段と、前記プリペイドカードに記憶した有価価値情
報の残高を判別する第1有価価値情報判別手段と、前記
記憶媒体に記憶したセキュリティ情報を判別する第2セ
キュリティ情報判別手段と、前記記憶媒体に記憶した有
価価値情報を判別する第2有価価値情報判別手段と、前
記第1有価価値情報判別手段における判別に基づいて、
有価価値情報の残高を前記記憶媒体に移動して記憶する
有価価値情報移動手段と、前記有価価値情報移動手段に
より、前記プリペイドカードに記憶した有価価値情報の
残高が全て前記記憶媒体に移動された場合に、前記プリ
ペイドカードに記憶した有価価値情報の残高を消去して
回収するカード回収手段と、を備えてカード残金統合装
置を構成したことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記した請
求項1記載の構成に加えて、前記第2有価価値情報判別
手段により判別された有価価値情報と、前記第1有価価
値情報判別手段により判別された有価価値情報との加算
値が、予め定めた所定値を超えているか否かを判別する
有価価値情報加算値判別手段と、前記有価価値情報加算
値判別手段により、加算値が所定値を超えていると判別
された場合に、当該所定値の範囲内で、前記第1有価価
値情報判別手段で判別された有価価値情報の残高を前記
記憶媒体に移動する有価価値情報所定値移動手段と、前
記有価価値情報所定値移動手段により前記記憶媒体に移
動された有価価値情報を、前記第1有価価値情報判別手
段で判別した有価価値情報の残高から差し引いて有価価
値情報余剰分を算出し、当該有価価値情報余剰分を新た
な有価価値情報の残高として、当該プリペイドカードに
更新記憶する有価価値情報更新手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の発明は、上記した請
求項1または請求項2記載の構成に加えて、前記有価価
値情報移動手段により、前記記憶媒体に移動された有価
価値情報の残高を、外部に送出する有価価値情報送出手
段を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の発明は、上記した請
求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成に加え
て、前記有価価値情報移動手段により、前記記憶媒体に
有価価値情報が移動された後の前記記憶媒体の総有価価
値情報及び前記記憶媒体の認識情報を、外部に送出する
記憶媒体情報送出手段を備たことを特徴とする。
【0012】また、請求項5記載の発明は、上記した請
求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成に加え
て、前記第1有価価値情報判別手段により、有価価値情
報が既に帰零いしていると判断された場合に、当該プリ
ペイドカードを回収するか返却するかを、当該プリペイ
ドカード所有者に選択させる帰零カード回収選択手段
と、前記帰零カード回収選択手段において回収が選択さ
れた場合に、当該帰零したプリペイドカードを回収する
帰零カード回収手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項6記載の発明は、上記した請
求項5記載の構成に加えて、前記帰零カード回収手段に
より、帰零したプリペイドカードが回収された場合に、
当該プリペイドカードの回収情報を、外部に送出する帰
零カード回収情報送出手段を備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項7記載の発明は、上記した請
求項1から請求項6のいずれか1項に記載の構成に加え
て、前記第2有価価値情報判別手段は、前記記憶媒体に
記憶されている有価価値情報が予め定めた所定値に達し
ている場合に、当該記憶媒体への有価価値情報の移動を
禁止する有価価値情報移動禁止手段と、前記記憶媒体に
対する有価価値情報移動禁止状態を報知する有価価値情
報移動禁止報知手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項8記載の発明は、上記した請
求項1から請求項6のいずれか1項に記載の構成に加え
て、前記有価価値情報移動手段は、前記プリペイドカー
ドに記憶された有価価値情報が予め定めた所定値以上の
残高を有している場合に、当該残高を前記記憶媒体に移
動するか否かを、当該プリペイドカード所有者に選択さ
せる有価価値情報移動選択手段を備えていることを特徴
とする。
【0016】また、請求項9記載の発明は、上記した請
求項1から請求項8のいずれか1項に記載の構成に加え
て、前記カード回収手段は、前記有価価値情報移動手段
により、前記プリペイドカードに記憶した有価価値情報
の残高が全て前記記憶媒体に移動されて、当該有価価値
情報の残高が消去されたプリペイドカードを返却するか
回収するかを、当該プリペイドカード所有者に選択させ
る選択手段を備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、上記し
た請求項1から請求項9のいずれかに記載の構成に加え
て、前記第1有価価値情報判別手段は、前記プリペイド
カードに記憶されている有価価値情報を報知する第1有
価価値情報報知手段を備えていることを特徴とする。ま
た、請求項11記載の発明は、上記した請求項1から請
求項10のいずれか1項に記載の構成に加えて、前記第
2有価価値情報判別手段は、前記記憶媒体に記憶されて
いる有価価値情報を報知する第2有価価値情報報知手段
を備えていることを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明では、カード残金統合装置
において、少なくとも有価価値情報とセキュリティ情報
とを記憶して発行されたプリペイドカードにおける有価
価値情報の残高を、少なくとも有価価値情報とセキュリ
ティ情報とを記憶可能で、かつ携帯可能な記憶媒体に移
動して記憶する。このカード残金統合装置における有価
価値情報の残金の統合において、第1セキュリティ情報
判別手段により、プリペイドカードに記憶したセキュリ
ティ情報を判別し、第1有価価値情報判別手段により、
プリペイドカードに記憶した有価価値情報の残高を判別
する。
【0019】また、第2セキュリティ情報判別手段によ
り、記憶媒体に記憶したセキュリティ情報を判別し、第
2有価価値情報判別手段により前記記憶媒体に記憶した
有価価値情報を判別する。そして、有価価値情報移動手
段により、第1有価価値情報判別手段における判別に基
づいて、有価価値情報の残高を前記記憶媒体に移動して
記憶する。
【0020】次に、有価価値情報移動手段によって、プ
リペイドカードに記憶した有価価値情報の残高が全て記
憶媒体に移動されると、カード回収手段では、プリペイ
ドカードに記憶した有価価値情報の残高を消去した後、
当該プリペイドカードを回収する。
【0021】したがって、プリペイドカードに記憶した
有価価値情報に端数金額等の残高が生じた場合に、この
端数金額等の残高を統合して再び使用することができ
る。このため、プリペイドカードの汎用性を高めて、端
数金額が生じた場合であっても、プリペイドカードを有
効に使用することができ、プリペイドカードの利用価値
を低下させることがない。さらに、残高を統合した後の
帰零したプリペイドカードを回収しているので、帰零カ
ードが捨て去られることがなく、帰零カードを回収する
手間を省くことができる。
【0022】また、請求項2記載の発明では、有価価値
情報加算値判別手段により、第2有価価値情報判別手段
により判別された有価価値情報と、第1有価価値情報判
別手段により判別された有価価値情報との加算値が、予
め定めた所定値を超えているか否かを判別している。す
なわち、記憶媒体に統合して記憶できる有価価値情報の
上限値を予め設定し、統合しようとする有価価値情報
が、この上限値を超えているかどうかを判別するのであ
る。
【0023】そして、有価価値情報所定値移動手段で
は、有価価値情報加算値判別手段により、加算値が所定
値を超えていると判別された場合に、当該所定値の範囲
内で、第1有価価値情報判別手段で判別された有価価値
情報の残高を前記記憶媒体に移動する。すなわち、記憶
媒体に統合して記憶できる有価価値情報の上限値を、例
えば、1000円と設定した場合には、1000円を限
度として、プリペイドカードに記憶した有価価値情報の
残高を記憶媒体に移動して記憶するのである。
【0024】次に、有価価値情報更新手段により、有価
価値情報所定値移動手段により記憶媒体に移動された有
価価値情報を、第1有価価値情報判別手段で判別した有
価価値情報の残高から差し引いて有価価値情報余剰分を
算出し、当該有価価値情報余剰分を新たな有価価値情報
の残高として、当該プリペイドカードに更新記憶する。
すなわち、記憶媒体に移動して記憶できなかった有価価
値情報の残高は、プリペイドカードに有価価値情報の残
高として再記憶されるのである。
【0025】したがって、記憶媒体に記憶できる有価価
値情報の上限値が決まっているので、記憶媒体に高額の
有価価値情報が記憶されることがなく、記憶媒体の安全
性を高めることができる。これに付随して、記憶媒体に
対するセキュリティを厳重なものとする必要がなく、記
憶媒体の安全管理に対するコストを低減させることがで
きる。
【0026】また、請求項3記載の発明では、有価価値
情報送出手段を用いて、記憶媒体に移動された有価価値
情報の残高を外部に送出する。したがって、このデータ
を管理装置等に送信して、カード残金統合装置の使用頻
度や、有価価値情報の残高をどの程度統合したのか等の
データを集計して分析することが可能となる。このた
め、プリペイドカードの発行額と、プリペイドカードの
使用額及び記憶媒体への統合額とを比較することによ
り、プリペイドカードを偽造して記憶媒体への有価価値
情報の統合を行う等の不正行為を発見することができ
る。また、記憶媒体への統合状況を観察することによ
り、不正行為者の予想を行うこともできる。
【0027】また、請求項4記載の発明では、記憶媒体
情報送出手段を用いて、記憶媒体に有価価値情報が移動
された後の記憶媒体の総有価価値情報及び記憶媒体の認
識情報を外部に送出する。
【0028】したがって、記憶媒体を管理する管理会社
等において、記憶媒体毎に付された認識番号等の認識情
報に対応させて、当該記憶媒体に記憶した総有価価値情
報を管理することが可能となる。このため、記憶媒体の
管理を強化することができ、カード残金統合装置を利用
したプリペイドカードの運用方法の安全性を向上するこ
とができる。
【0029】また、請求項5記載の発明では、帰零カー
ド回収選択手段により、有価価値情報が既に帰零してい
ると判断されたプリペイドカードを回収するか返却する
かを、当該プリペイドカード所有者に選択させる。
【0030】そして、帰零カード回収手段により、回収
が選択されたプリペイドカードを回収する。
【0031】したがって、帰零カードの回収が選択され
た場合には、帰零カードが捨て去られることがなく、帰
零カードを回収する手間を省くことができる。さらに、
プリペイドカードの返却を希望する者には、帰零カード
を返却することができるので、プリペイドカードを収集
している者に対してのサービスを向上することができ
る。
【0032】また、請求項6記載の発明では、帰零カー
ド回収情報送出手段により、回収されたプリペイドカー
ドに関する回収情報を外部に送出する。
【0033】したがって、このデータを管理装置等に送
信して、帰零カードの回収枚数等を把握することができ
る。このため、帰零カードを回収するための装置、例え
ば、カード回収装置内からの帰零カードの回収を効率よ
く行うことができるとともに、カード回収装置が満杯に
なって帰零カードが回収できなくなってしまう等の不都
合を回避することができる。
【0034】また、請求項7記載の発明では、第2有価
価値情報判別手段は、有価価値情報移動禁止手段と、有
価価値情報移動禁止報知手段とを備えている。そして、
有価価値情報移動禁止手段では、記憶媒体に記憶されて
いる有価価値情報が予め定めた所定値に達している場合
に、当該記憶媒体への有価価値情報の移動を禁止する。
すなわち、記憶媒体に統合して記憶できる有価価値情報
の上限値を、例えば、1000円と設定した場合には、
既に記憶媒体に1000円の有価価値情報が記憶されて
いる場合には、当該記憶媒体に対する有価価値情報の移
動が禁止されるのである。
【0035】また、有価価値情報移動禁止報知手段で
は、記憶媒体に対する有価価値情報移動禁止状態を報知
する。
【0036】したがって、記憶媒体に記憶できる有価価
値情報の上限値が決まっているので、記憶媒体に高額の
有価価値情報が記憶されることがなく、記憶媒体の安全
性を高めることができる。これに付随して、記憶媒体に
対するセキュリティを厳重なものとする必要がなく、記
憶媒体の安全管理に対するコストを低減させることがで
きる。
【0037】また、記憶媒体に対する有価価値の移動禁
止状態を報知することができるので、カード残金統合装
置の誤操作等を防止することができる。
【0038】また、請求項8記載の発明では、有価価値
情報移動手段に備えた有価価値情報移動選択手段によ
り、プリペイドカードに記憶された有価価値情報が予め
定めた所定値以上の残高を有している場合に、当該残高
を記憶媒体に移動するか否かを、当該プリペイドカード
所有者に選択させる。
【0039】したがって、プリペイドカードに記憶した
有価価値情報の残高が、使用不能な端数金額となってい
ない場合に、この残高を記憶媒体に統合するかどうかを
選択することができるので、誤って残高の統合を行って
しまう等の不都合を回避することができ、プリペイドカ
ード所有者に対するサービスを向上することができる。
【0040】また、請求項9記載の発明では、カード回
収手段に備えた選択手段により、プリペイドカードに記
憶した有価価値情報の残高が全て前記記憶媒体に移動さ
れて、当該有価価値情報の残高が消去されたプリペイド
カードを返却するか回収するかを、当該プリペイドカー
ド所有者に選択させる。
【0041】したがって、プリペイドカードの回収が選
択された場合には、無効となったプリペイドカードが捨
て去られることがなく、無効カードを回収する手間を省
くことができる。さらに、プリペイドカードの返却を希
望する者には、無効となったプリペイドカードを返却す
ることができるので、プリペイドカードを収集している
者に対してのサービスを向上することができる。
【0042】また、請求項10に記載の発明では、第1
有価価値情報判別手段に備えた第1有価価値情報報知手
段により、プリペイドカードに記憶されている有価価値
情報の残高を報知する。
【0043】したがって、現在所有しているプリペイド
カードの残高を確認することができ、プリペイドカード
所有者に対するサービスを向上することができる。
【0044】また、請求項11記載の発明では、第2有
価価値情報判別手段に備えた第2有価価値情報報知手段
より、記憶媒体に記憶されている有価価値情報の残高を
報知する。
【0045】したがって、現在所有している記憶媒体に
対する有価価値情報の記憶状況を確認することができる
ので、記憶媒体所有者に対するサービスを向上すること
ができる。
【0046】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明に係るカード残金統合装置(端
数金統合装置)を、飲食店及びゲーム店を並設した遊技
店に設置した場合の、遊技店と飲食店とゲーム店との関
係の概略を説明したブロック図である。
【0047】本発明に係るカード残金統合装置である端
数金統合装置1は、代表的な遊技店であるパチンコ遊技
店2(図1中、遊技店)内に設置されている。また、こ
のパチンコ遊技店2は、飲食店3とゲーム店4ととも
に、複合遊技施設5を構成している。
【0048】このパチンコ遊技店2内には、上記した端
数金統合装置1のほかに、代表的な遊技機であるパチン
コ機6(図1中、遊技機)、遊技者が獲得した賞球を計
数するための玉計数機7、獲得した賞球を景品に交換す
るための景品POS8、パチンコ機6に並設されて、遊
技媒体であるパチンコ球を貸し出すためのカード式台間
玉貸機9、記憶媒体である統合カード10を発行するた
めの統合カード登録・発行装置11、現金を投入したり
統合カード10を挿入することによりプリペイドカード
12を発行するための統合カード使用機能付カード発行
機13、これらの機器を管理するための管理装置14、
プリペイドカード12及び統合カード10の管理情報
を、プリペイドカード12の発行及び精算を管理するカ
ード会社15と、飲食店3と、ゲーム店4との間で送受
信するためのカードデータ転送装置16等が設置されて
いる。
【0049】また、上記したパチンコ機6、玉計数機
7、景品POS8は、管理装置14と電気的に連絡し、
端数金統合装置1、カード式台間玉貸機9、統合カード
使用機能付カード発行機13は、中継器17と赤外線通
信により電気的に連絡し、中継器17は、カードデータ
転送装置16と電気的に連絡し、カードデータ転送装置
16は、管理装置14及び統合カード登録・発行装置1
1と電気的に連絡している。
【0050】上記した統合カード使用機能付カード発行
機13で発行されるプリペイドカード12は、詳細には
図示しないが、合成樹脂製、あるいは紙製のカードから
なり、その表面あるいは裏面に、セキュリティ情報及び
有価価値情報が、磁気的手段、光学的手段等により記憶
されている。また、このプリペイドカード12は、カー
ド会社15により、その発行及び精算が管理されてい
る。
【0051】そして、遊技店2に設置したカードデータ
転送装置16とカード会社15(カード会社15内に設
置した管理装置)とは、電話回線等により電気的に連絡
していて、遊技店2におけるプリペイドカード12の発
行状況及び使用状況等のデータが、遊技店2とカード会
社15との間で送受信されている。
【0052】上記した統合カード10は、詳細には図示
しないが、例えば、会員制のクレジットカードからな
り、合成樹脂等からなるカードの表面あるいは裏面に、
セキュリティ情報及び有価価値情報を、磁気的手段、光
学的手段等により記憶できるようになっている。また、
この統合カード10を発行する際には、入会手続きをと
る必要があり、入会手続きでは、会員の入会資格等をチ
ェックして、統合カード10の信頼性及び安全性を高め
ている。
【0053】尚、本実施例における統合カード10は、
その管理を容易なものとするために、遊技店2と飲食店
3とゲーム店4とからなる複合遊技施設5内においての
み有効なものとしてあるが、統合カード10の有効範囲
は、姉妹店の範囲、あるいは同一県内等の地域的範囲、
さらには全国的な範囲としてもよい。
【0054】また、統合カード10を発行するクレジッ
ト会社(クレジット会社に設置した管理装置)と、遊技
店2に設置したカードデータ転送装置16とを、電話回
線等により電気的に連絡して、複合遊技施設5における
統合カード10への有価価値情報の統合状況や、統合カ
ード10の使用状況に関するデータを、クレジット会社
と遊技店2との間で授受するように構成してもよい。
【0055】複合遊技施設5内に設けられた飲食店3内
には、統合カード10を使用して精算を行うための統合
カード使用機能付カード精算装置18が設置されてい
る。したがって、統合カード10の所有者は、統合カー
ド10に記憶した有価価値情報の範囲内で、飲食の精算
を行うことができる。
【0056】また、複合遊技施設5内に設けられたゲー
ム店4内には、種々のゲーム機19が設置されていると
ともに、統合カード10を使用してコイン等の遊技媒体
を貸し出すための統合カード使用機能付遊技媒体変換装
置20が設置されている。したがって、統合カード10
の所有者は、統合カード10に記憶した有価価値情報の
範囲内で、ゲームに使用するコイン等の遊技媒体を借り
出すことができる。
【0057】そして、遊技店2に設置したカードデータ
転送装置16と、統合カード使用機能付カード精算装置
18及び統合カード使用機能付遊技媒体変換装置20と
は、電気的に連絡しており、遊技店2における統合カー
ド10への有価価値情報の記憶状況、あるいは飲食店
3、ゲーム店4における統合カード10の使用状況等の
データが、遊技店2と、飲食店3あるいはゲーム店4と
の間で送受信されている。
【0058】次に、図2、図3に基づき、カード残金統
合装置である端数金統合装置1について説明する。図2
は、端数金統合装置1の正面図であり、図3は、端数金
統合装置1の概略構成を示すブロック図である。
【0059】この端数金統合装置1は、箱体の正面に開
閉可能な扉部材30を設けてある。そして、この扉部材
30の表面の上部左側には、プリペイドカード12ある
いは統合カード10の残金を表示したり、各種の案内表
示を行ったりする液晶表示装置等からなる表示装置31
が設けてあり、表示装置31の右側には、端数金統合装
置1の操作に関して、取り消しを行うための取消スイッ
チ32、有価価値情報の移動を行うかどうかの確認を行
うための確認スイッチ33、複数枚数のプリペイドカー
ド12を取り込むかどうかの選択を行うための選択スイ
ッチ34、プリペイドカード12を取り込む場合に最後
のプリペイドカード12の取り込みである旨を指示する
終了スイッチ35、プリペイドカード12の回収を指示
するための回収スイッチ36が並設してあり、表示装置
31の下方には、プリペイドカード挿入口37が設けて
あり、プリペイドカード挿入口37の右側には、統合カ
ード挿入口38が設けてある。
【0060】また、箱体の内部には、扉部材30を閉じ
た場合に、プリペイドカード挿入口37に連通する位置
に、プリペイドカード12に記憶したセキュリティ情報
を読み取ったり、有価価値情報の読み取り及び更新記憶
を行うための第1カードリーダライタ39が配設してあ
り、統合カード挿入口38に連通する位置に、統合カー
ド10に記憶したセキュリティ情報を読み取ったり、有
価価値情報の読み取り及び統合記憶を行うための第2カ
ードリーダライタ40が配設してあり、第1カードリー
ダライタ39の下方には、帰零したプリペイドカード1
2を回収するためのカード回収装置41が配設してあ
り、第2カードリーダライタ40の下方には、警報音や
案内音声を発生するためのスピーカ42が配設してあ
り、スピーカ42の下方には、端数金統合装置1を電気
的に制御するための電気的制御装置43が配設してあ
る。
【0061】上記した電気的制御装置43は、図3に示
すように、演算処理を行うためのマイクロプロセッサ5
0を備えており、このマイクロプロセッサ50には、プ
ログラムを記憶したプログラムメモリ領域51と、デー
タを記憶するデータメモリ領域52を有するメモリ53
が電気的に連絡している。
【0062】このマイクロプロセッサ50は、I/Oイ
ンターフェイス54を介して、表示装置31、カード回
収装置41、第1カードリーダライタ39、第2カード
リーダライタ40と電気的に連絡してデータの授受を行
うとともに、I/Oインターフェイス54を介して取消
スイッチ32、確認スイッチ33、選択スイッチ34、
終了スイッチ35、回収スイッチ36と電気的に連絡し
て、これらのスイッチからの指示信号を受信している。
【0063】また、マイクロプロセッサ50は、I/O
インターフェイス54を介して、電気的信号と光信号と
の変換を行う信号変換装置55と電気的に連絡し、この
信号変換装置55は、赤外線を利用した赤外線通信を行
う中継器17を介して、カードデータ転送装置16と電
気的に連絡して、端数金の統合に関するデータを授受し
ている。
【0064】さらに、マイクロプロセッサ50は、I/
Oインターフェイス54を介して、警報音や案内音声を
生成するためのサウンドジェネレータ56と電気的に連
絡して、警報音等の発生を電気的に制御している。そし
て、このサウンドジェネレータ56は、アンプ57を介
してスピーカ42と電気的に連絡して、生成した警報音
等をスピーカ42から発生させている。
【0065】上記した第1カードリーダライタ39及び
電気的制御装置43が、第1セキュリティ情報判別手
段、第1有価価値情報判別手段、有価価値情報更新手段
の構成要素として機能し、上記した第2カードリーダラ
イタ40及び電気的制御装置43が、第2セキュリティ
情報判別手段、第2有価価値情報判別手段、有価価値情
報移動手段、有価価値情報所定値移動手段の構成要素と
して機能し、第1カードリーダライタ39及びカード回
収装置41が、カード回収手段の構成要素として機能
し、上記したカード回収装置41が、帰零カード回収手
段の構成要素として機能し、上記した信号変換装置55
が、有価価値移動情報送出手段、記憶媒体情報送出手
段、帰零カード回収情報送出手段の構成要素として機能
し、上記した回収スイッチ36が、帰零カード回収選択
手段、選択手段の構成要素として機能し、上記した取消
スイッチ32及び確認スイッチ33が、有価価値情報移
動選択手段の構成要素として機能し、上記した表示装置
31が、有価価値情報移動禁止報知手段、第1有価価値
情報報知手段、第2有価価値情報報知手段の構成要素と
して機能し、上記した電気的制御装置43が、有価価値
情報加算値判別手段、有価価値情報移動禁止手段の構成
要素として機能する。
【0066】次に、図4から図11に基づき、上記した
端数金統合装置1における端数金統合処理の手順を説明
する。端数金統合装置1の端数金統合処理では、まず、
統合カード10が第2カードリーダライタ40内に挿入
されたかどうかを判断して(S1)、統合カード10が
第2カードリーダライタ40内に挿入されるのを待つ。
【0067】そして、統合カード10が第2カードリー
ダライタ40内に挿入されると、管理装置14に設けた
監視装置に対して監視信号を送信する(S2)。管理装
置14では、この監視信号に基づき、監視カメラを遊技
者に向ける等の措置を行い、不正行為が行われないかど
うかを監視したりする。
【0068】次に、第2カードリーダライタ40によ
り、統合カード10に記憶したセキュリティ情報を読み
込み、セキュリティ情報に矛盾がなく、当該統合カード
10が正規なものであるかどうかを判断する(S3)。
ここで、セキュリティ情報に矛盾があり、当該統合カー
ド10が正規なものでないと判断した場合には、統合カ
ード10を返却して(S4)、統合カード10の挿入判
断処理(S1)に戻る。
【0069】一方、挿入された統合カード10が正規な
ものであると判断した場合には、第2カードリーダライ
タ40により、統合カード10に記憶した有価価値情報
等を読み込む(S5)。
【0070】そして、統合カード10に統合した有価価
値情報が、予め定めた上限値、例えば1000円に達し
ているかどうかを判断し(S6)、統合した有価価値情
報が既に上限値に達している場合には、表示装置31に
より、統合ができない旨の表示を行うとともに(S
7)、統合カード10を返却する(S8)。
【0071】一方、統合カード10に統合した有価価値
情報が、未だ上限値に達していない場合には、表示装置
31により、統合カード10に記憶した有価価値情報等
を表示し(S9)、この有価価値情報等からなる統合情
報をメモリ53内の統合情報記憶領域へ記憶する(S1
0)。
【0072】次に、選択スイッチ34が操作されて、プ
リペイドカード12を複数枚取り込む旨の指示がされた
かどうかを判断し(S11)、取り込むプリペイドカー
ド12が複数枚の場合には、終了スイッチ35が操作さ
れて最後のプリペイドカード12である旨の指示がなさ
れたかどうかを判断する(S12)。
【0073】ここで、複数枚のプリペイドカード12の
取り込みが指示されるとともに、さらにプリペイドカー
ド12を取り込むと判断した場合には、第1カードリー
ダライタ39により、プリペイドカード12に記憶した
セキュリティ情報及び有価価値情報を読み込む(S1
3)。
【0074】そして、セキュリティ情報に矛盾がなく、
当該プリペイドカード12が正規なものであるかどうか
を判断する(S14)。ここで、セキュリティ情報に矛
盾があり、当該プリペイドカード12が正規なものでな
いと判断した場合には、プリペイドカード12を返却し
て(S15)、プリペイドカード12の取込終了判断処
理(S12)に戻る。
【0075】一方、挿入されたプリペイドカード12が
正規なものであると判断した場合には、当該プリペイド
カード12に記憶した有価価値情報が帰零しているかど
うかを判断する(S16)。
【0076】そして、当該プリペイドカード12に記憶
した有価価値情報が帰零している場合には、帰零処理
(S17)を行う。一方、当該プリペイドカード12に
記憶した有価価値情報に残高がある場合には、当該残高
が、予め定めた所定金額以上であるかどうか、すなわ
ち、玉貸基準額未満の端数金、例えば球貸し最小金額で
ある100円未満であるかどうかを判断する(S1
8)。ここで、プリペイドカード12に記憶した有価価
値情報の残高が、予め定めた所定金額以上である場合に
は、残金処理(S19)を行い、予め定めた所定金額未
満である場合には、端数金処理(S20)を行う。
【0077】また、上記したプリペイドカード12の取
込枚数判断処理(S11)において、取り込むプリペイ
ドカード12が1枚のみであると判断した場合には、第
1カードリーダライタ39により、プリペイドカード1
2に記憶したセキュリティ情報及び有価価値情報を読み
込む(S21)。
【0078】そして、セキュリティ情報に矛盾がなく、
当該プリペイドカード12が正規なものであるかどうか
を判断する(S22)。ここで、セキュリティ情報に矛
盾があり、当該プリペイドカード12が正規なものでな
いと判断した場合には、プリペイドカード12を返却し
て(S23)、後に詳述する統合情報の読込処理(S2
6)以降の処理を行う。
【0079】一方、挿入されたプリペイドカード12が
正規なものであると判断した場合には、当該プリペイド
カード12に記憶した有価価値情報が帰零しているかど
うかを判断する(S24)。
【0080】そして、当該プリペイドカード12に記憶
した有価価値情報が帰零している場合には、帰零処理
(S17)を行う。一方、当該プリペイドカード12に
記憶した有価価値情報に残高がある場合には、当該残高
が、予め定めた所定金額以上であるかどうか、すなわ
ち、玉貸基準額未満の端数金、例えば100円未満であ
るかどうかを判断する(S25)。ここで、プリペイド
カード12に記憶した有価価値情報の残高が、予め定め
た所定金額以上である場合には、残金処理(S19)を
行い、予め定めた所定金額未満である場合には、端数金
処理(S20)を行う。
【0081】そして、上記したプリペイドカード12の
取込終了判断処理(S12)において、最後のプリペイ
ドカード12の取込であると判断した場合、及び上記し
た単数プリペイドカード12の取込時に行うセキュリテ
ィ判断処理(S22)において、プリペイドカード12
が正規なものではないと判断して、プリペイドカード1
2を返却した後に、プリペイドカード12から読み取っ
てメモリ53内の統合記憶領域に記憶した統合情報を読
み込み(S26)、読み込んだ統合情報を、第2カード
リーダライタ40により統合カード10へ書き込み(S
27)、書き込んだ統合情報及び統合カード10の識別
情報を管理装置14に送信し(S28)、統合カード1
0を第2カードリーダライタ40内から排出する(S2
9)。次に、排出された統合カード10が、統合カード
挿入口38から抜き取られたかどうかを判断し(S3
0)、統合カード10が抜き取られた場合には、統合カ
ード10の挿入判断処理(S1)に戻る。
【0082】一方、未だ統合カード10が抜き取られて
いない場合には、スピーカ42から警報音を発生した
り、表示装置31によりその旨を表示したりして、統合
カード10の抜き取りを促す報知処理(S31)を行
う。このように、報知処理(S31)を行うことによ
り、統合カード10の取り忘れを防止することができ
る。
【0083】次に、図8に基づき、上記した帰零処理
(S17)の手順を説明する。帰零処理(S17)で
は、まず、表示装置31により、プリペイドカード12
に記憶した有価価値情報が帰零している旨の表示を行い
(S40)、当該帰零したプリペイドカード12を回収
するかどうかを判断する(S41)。
【0084】ここで、回収スイッチ36が操作され、帰
零したプリペイドカード12の回収が指示された場合に
は、管理装置14に対して、帰零したプリペイドカード
12を回収する旨の情報を送信し(S42)、カード回
収装置41により、帰零したプリペイドカード12を回
収する(S43)。
【0085】そして、プリペイドカード12の取り込み
が複数枚数であるかどうかを判断し(S44)、複数枚
の処理であると判断した場合には、上記したプリペイド
カード12の取込終了判断処理(S12)へ戻る。一
方、1枚のみのプリペイドカード12の取り込みである
と判断した場合には、上記した統合情報の読込処理(S
26)以降の処理を行う。
【0086】また、プリペイドカード12の回収判断処
理(S41)において、所定時間内に回収スイッチ36
が操作されなかった場合には、第1カードリーダライタ
39内からプリペイドカード36を排出して返却する。
【0087】次に、図9に基づき、上記した残金処理
(S19)の手順を説明する。残金処理(S19)で
は、まず、表示装置31により、プリペイドカード12
に記憶した有価価値情報の残高を表示する(S50)。
【0088】そして、残金を統合してよいかどうかを確
認し(S51)、確認スイッチ33が操作されて、残金
の統合が指示された場合には、プリペイドカード12か
ら読み取ってメモリ53内の統合記憶領域に記憶した統
合情報を読み込み(S52)、プリペイドカード12の
残金情報に読み込んだ統合情報を加算して、新たな統合
情報を計算する(S53)。
【0089】次に、残金情報を加算した統合情報が、予
め定めた上限値、例えば1000円を超えているかどう
かを判断する(S54)。ここで、残金情報を加算した
統合情報が、予め定めた上限値に達していない場合に
は、管理装置14に対して、残金情報を送信し(S5
5)、統合処理(S56)を行い、プリペイドカード1
2の取り込みが複数枚数であるかどうかを判断する(S
57)。そして、複数枚の処理であると判断した場合に
は、上記したプリペイドカード12の取込終了判断処理
(S12)へ戻る。一方、1枚のみのプリペイドカード
12の取り込みであると判断した場合には、上記した統
合情報の読込処理(S26)以降の処理を行う。
【0090】また、上記した統合最大値判断処理(S5
4)において、残金情報を加算した統合情報が、予め定
めた上限値に達しいている場合には、残金情報を加算し
た統合情報から上限値(最大値)を減算して、上限値
(最大値)を超えている金額である更新残金情報を計算
する(S58)。例えば、上限値(最大値)が1000
円であり、統合カード10に記憶した有価情報の残高が
900円であり、プリペイドカード12の残金が500
円である場合には、 (900円+500円)−1000円=400円 が、上限値(最大値)を超えている金額である更新残金
情報となる。
【0091】次に、残金情報から更新残金情報を減算し
て、プリペイドカード12から統合カード10へ統合可
能な金額である統合残金情報を計算する(S59)。例
えば、上記した例では、プリペイドカード12の残金が
500円であり、更新残金情報が400円であるから、 500円−400円=100円 が、プリペイドカード12から統合カード10へ統合可
能な金額である統合残金情報となる。
【0092】次に、このようにして計算した統合残金情
報を、管理装置14に対して送信し(S60)、第1カ
ードリーダライタ39により、プリペイドカード12に
対して更新残金情報を書き込み(S61)、第1カード
リーダライタ39内からプリペイドカード12を排出し
(S62)、統合残金情報と更新前の統合情報を加算し
て求めた最終的な統合情報を、メモリ53内の統合情報
記憶領域に記憶して(S63)、上記した統合情報の読
込処理(S26)以降の処理を行う。例えば、上記した
例では、最終的に統合情報記憶領域に記憶する統合情報
は、 100円+900円=1000円 である。
【0093】また、上記した統合確認処理(S51)に
おいて、取消スイッチ32が操作されて、残金の統合が
取り消された場合には、第1カードリーダライタ39内
からプリペイドカード12を排出して返却し、プリペイ
ドカード12の処理枚数判断処理(S57)へスキップ
する。
【0094】次に、図10の基づき、上記した端数金処
理(S20)の手順を説明する。端数金処理(S20)
では、まず、表示装置31により、プリペイドカード1
2に記憶した有価価値情報の残高(端数金)を表示する
(S70)。
【0095】そして、プリペイドカード12から読み取
ってメモリ53内の統合記憶領域に記憶した統合情報を
読み込み(S71)、プリペイドカード12の端数金情
報に読み込んだ統合情報を加算して、新たな統合情報を
計算する(S72)。
【0096】次に、端数金情報を加算した統合情報が、
予め定めた上限値、例えば1000円を超えているかど
うかを判断する(S73)。ここで、端数金情報を加算
した統合情報が、予め定めた上限値に達していない場合
には、管理装置14に対して、端数金情報を送信し(S
74)、統合処理(S56)を行い、プリペイドカード
12の取り込みが複数枚数であるかどうかを判断する
(S75)。そして、複数枚の処理であると判断した場
合には、上記したプリペイドカード12の取込終了判断
処理(S12)へ戻る。一方、1枚のみのプリペイドカ
ード12の取り込みであると判断した場合には、上記し
た統合情報の読込処理(S26)以降の処理を行う。
【0097】また、上記した統合最大値判断処理(S7
3)において、端数金情報を加算した統合情報が、予め
定めた上限値に達しいている場合には、端数金情報を加
算した統合情報から上限値(最大値)を減算して、上限
値(最大値)を超えている金額である更新端数金情報を
計算する(S76)。例えば、上限値(最大値)が10
00円であり、統合カード10に記憶した有価情報の残
高が950円であり、プリペイドカード12の残金(端
数金)が90円である場合には、 (950円+90円)−1000円=40円 が、上限値(最大値)を超えている金額である更新端数
金情報となる。
【0098】次に、端数金情報から更新端数金情報を減
算して、プリペイドカード12から統合カード10へ統
合可能な金額である統合端数金情報を計算する(S7
7)。例えば、上記した例では、プリペイドカード12
の残金(端数金)が90円であり、更新端数金情報が4
0円であるから、 90円−40円=50円 が、プリペイドカード12から統合カード10へ統合可
能な金額である統合端数金情報となる。
【0099】次に、このようにして計算した統合端数金
情報を、管理装置14に対して送信し(S78)、第1
カードリーダライタ39により、プリペイドカード12
に対して更新端数金情報を書き込み(S79)、プリペ
イドカード挿入口37からプリペイドカード12を排出
し(S80)、統合端数金情報と更新前の統合情報を加
算して求めた最終的な統合情報を、メモリ53内の統合
情報記憶領域に記憶して(S81)、上記した統合情報
の読込処理(S26)以降の処理を行う。例えば、上記
した例では、最終的に統合情報記憶領域に記憶する統合
情報は、 50円+950円=1000円 である。
【0100】次に、図11に基づき、上記した統合処理
(S56)の手順を説明する。統合処理(S56)で
は、まず、プリペイドカード12から読み取った有価価
値情報である残金情報を、統合情報としてメモリ53内
の統合情報記憶領域に記憶する(S90)。
【0101】そして、プリペイドカード12に記憶した
有価価値情報を消去し(S91)、回収スイッチ36が
操作されて、プリペイドカード12の回収が指示されて
いるかどうかを判断する(S92)。
【0102】ここで、回収スイッチ36が操作されて、
プリペイドカード12の回収が指示されている場合に
は、カード回収装置41により、プリペイドカード12
を回収し(S93)、処理を復帰する。一方、所定時間
内に回収スイッチ41が操作されない場合には、第1カ
ードリーダライタ39内からプリペイドカード12を排
出して返却し(S94)、処理を復帰する。
【0103】
【発明の効果】本発明は、上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。請求
項1記載の発明では、カード残金統合装置において、セ
キュリティをチェックしたプリペイドカードに記憶した
有価価値情報の残高を、セキュリティをチャックした携
帯可能な記憶媒体に移動して記憶することができる。
【0104】また、有価価値情報の残高を全て記憶媒体
に移動してしまったプリペイドカードは、有価価値情報
の残高を消去した後、回収される。
【0105】したがって、プリペイドカードに記憶した
有価価値情報に端数金額である残高が生じた場合に、こ
の端数金額を記憶媒体に統合することができる。そし
て、この端数金額を統合した記憶媒体を使用して、再び
プリペイドカードを購入したり、飲食店等で飲食したり
することができる。このため、プリペイドカードの汎用
性を高めたことにより、遊技に使用できない端数金額が
生じた場合であっても、プリペイドカードを有効に使用
することができ、プリペイドカードの利用価値を低下さ
せることがない。
【0106】さらに、残高を統合した後の帰零したプリ
ペイドカードを回収しているので、帰零カードが捨て去
られることがなく、帰零カードが遊技店内等に散乱する
ことを防止できるとともに、帰零カードを回収する手間
を省くことができる。
【0107】また、請求項2記載の発明では、記憶媒体
に統合して記憶できる有価価値情報の上限値を予め設定
し、統合しようとする有価価値情報が、この上限値を超
えない範囲で、プリペイドカードの残高を記憶媒体に移
動することができる。そして、記憶媒体に移動できなか
った残余の有価価値情報は、プリペイドカードに更新記
憶される。
【0108】ところで、記憶媒体に記憶できる有価価値
情報に上限値を設けない場合には、記憶媒体の安全性を
低下させないため、セキュリティを厳重なものとする必
要がある。このため、記憶媒体自体に有価価値情報を記
憶するのではなく、記憶媒体を管理する管理装置等によ
り、各記憶媒体に記憶した有価価値情報を管理しなけれ
ばならない。このため、記憶媒体に有価価値情報を記憶
したり、記憶媒体に記憶した有価価値情報を使用する場
合には、その都度、各記憶媒体に付した認識情報に基づ
いて管理装置にアクセスしなければならず、システムが
大がかりなものとなって、設備費用が嵩むとともに、管
理装置へのアクセスに時間を要するため、記憶媒体所有
者に対するサービスが低減してしまうという不都合があ
る。
【0109】したがって、請求項2記載の発明のよう
に、記憶媒体に記憶できる有価価値情報の上限値を予め
設定しておくと、記憶媒体に高額の有価価値情報が記憶
されることがなく、記憶媒体の安全性を高めることがで
きる。これに付随して、記憶媒体に対するセキュリティ
を厳重なものとする必要がなく、記憶媒体の安全管理に
対するコストを低減させることができる。
【0110】また、請求項3記載の発明では、有価価値
情報送出手段を用いて、記憶媒体に移動された有価価値
情報の残高を、外部に送出することができる。したがっ
て、このデータを管理装置等に送信して、カード残金統
合装置の使用頻度や、有価価値情報の残高をどの程度統
合したのか等のデータを集計して分析することが可能と
なる。このため、プリペイドカード及び記憶媒体の運用
管理が狭い範囲で閉じている場合、例えば、特定の遊技
店及びこれに付随する総合施設のみで有効なプリペイド
カード及び記憶媒体を使用している場合には、プリペイ
ドカードの発行額と、プリペイドカードの使用額及び記
憶媒体への統合額とを比較することにより、プリペイド
カードを偽造して記憶媒体への有価価値情報の統合を行
う等の不正行為を発見することができる。
【0111】また、記憶媒体への統合状況を観察するこ
とにより、不正行為者の予想を行うこともできる。例え
ば、記憶媒体に記憶した有価価値情報が常に多い状態
で、記憶媒体に対する有価価値情報の統合を行っている
者は、プリペイドカードを偽造して有価価値情報を統合
している可能性が高い等のように、不正行為者を予測す
ることができる。
【0112】また、請求項4記載の発明では、記憶媒体
情報送出手段を用いて、記憶媒体に有価価値情報が移動
された後の記憶媒体の総有価価値情報及び記憶媒体の認
識情報を、外部に送出することができる。したがって、
記憶媒体を管理する管理会社等において、記憶媒体毎に
付された認識番号等の認識情報に対応させて、当該記憶
媒体に記憶した総有価価値情報を管理することが可能と
なる。このため、記憶媒体の管理を強化することがで
き、カード残金統合装置を利用したプリペイドカードの
運用方法の安全性を向上することができる。
【0113】さらに、記憶媒体の使用頻度等に基づく付
随サービス、例えば、記憶媒体に対する有価価値情報の
統合が多い者に対して、特典を付与する等のサービスを
行うことができ、プリペイドカード使用者に対するサー
ビスを向上することができる。
【0114】また、請求項5記載の発明では、有価価値
情報が既に帰零しているプリペイドカードを回収するか
返却するかを、当該プリペイドカード所有者に選択させ
ることができ、回収が選択されたプリペイドカードは回
収される。したがって、帰零カードの回収が選択された
場合には、帰零カードが捨て去られることがなく、帰零
カードが遊技店内等に散乱することを防止できるととも
に、帰零カードを回収する手間を省くことができる。
【0115】さらに、プリペイドカードの返却を希望す
る者、例えば、プリペイドカードの収集を趣味にしてい
る者や、プリペイドカードの使用状況を集計している者
に対して、帰零カードを返却することができるので、こ
れらの者に対してのサービスを向上することができる。
【0116】また、請求項6記載の発明では、回収され
たプリペイドカードに関する回収情報を、外部に送出す
ることができる。したがって、このデータを管理装置等
に送信すれば、帰零カードの回収枚数等を把握すること
ができる。このため、帰零カードを回収するための装
置、例えば、カード回収装置内からの帰零カードの回収
を効率よく行うことができるとともに、カード回収装置
が満杯になって帰零カードが回収できなくなってしまう
等の不都合を回避することができる。
【0117】また、請求項7記載の発明では、記憶媒体
に統合して記憶できる有価価値情報の上限値を予め定
め、既に記憶媒体に記憶されている有価価値情報が上限
値に達している場合には、当該記憶媒体に対する有価価
値情報移動が禁止している。また、この記憶媒体に対す
る有価価値情報移動禁止状態を報知することができる。
したがって、記憶媒体に記憶できる有価価値情報の上限
値が決まっているので、記憶媒体に高額の有価価値情報
が記憶されることがなく、記憶媒体の安全性を高めるこ
とができる。これに付随して、記憶媒体に対するセキュ
リティを厳重なものとする必要がなく、記憶媒体の安全
管理に対するコストを低減させることができる。
【0118】また、記憶媒体に対する有価価値の移動禁
止状態を報知することができるので、カード残金統合装
置の誤操作等を防止することができる。
【0119】また、請求項8記載の発明では、プリペイ
ドカードに記憶された有価価値情報が予め定めた所定値
以上の残高を有している場合に、当該残高を前記記憶媒
体に移動するか否かを、当該プリペイドカード所有者に
選択させることができる。したがって、プリペイドカー
ドに記憶した有価価値情報の残高が、使用不能な端数金
額となっていない場合に、この残高を記憶媒体に統合す
るかどうかを選択することができるので、誤って残高の
統合を行ってしまう等の不都合を回避することができ、
プリペイドカード所有者に対するサービスを向上するこ
とができる。
【0120】また、請求項9記載の発明では、プリペイ
ドカードに記憶した有価価値情報の残高が全て前記記憶
媒体に移動されて、当該有価価値情報の残高が消去され
たプリペイドカードを、返却するか回収するかを、当該
プリペイドカード所有者に選択させることができる。し
たがって、プリペイドカードの回収が選択された場合に
は、無効となったプリペイドカードが捨て去られること
がなく、無効となったプリペイドカードが遊技店内等に
散乱することを防止できるとともに、無効となったプリ
ペイドカード2を回収する手間を省くことができる。
【0121】さらに、プリペイドカードの返却を希望す
る者、例えば、プリペイドカードの収集を趣味にしてい
る者や、プリペイドカードの使用状況を集計している者
に対して、無効となったプリペイドカードを返却するこ
とができるので、これらの者に対してのサービスを向上
することができる。
【0122】また、請求項10に記載の発明では、プリ
ペイドカードに記憶されている有価価値情報を報知する
ことができる。したがって、現在所有しているプリペイ
ドカードの残高を確認することができ、プリペイドカー
ド所有者に対するサービスを向上することができる。す
なわち、プリペイドカード所有者は、所有しているプリ
ペイドカードの残高を確認して、端数金額を記憶媒体に
統合するかどうかを判断したり、あるいは帰零したプリ
ペイドカードを回収させるかどうかを判断することがで
きる。
【0123】また、請求項11記載の発明では、記憶媒
体に記憶されている有価価値情報を報知することができ
る。したがって、現在所有している記憶媒体に対する有
価価値情報の記憶状況を確認することができるので、記
憶媒体所有者に対するサービスを向上することができ
る。すなわち、記憶媒体所有者は、所有している記憶媒
体に記憶した有価価値情報の残高を確認して、プリペイ
ドカードが購入できるかどうかを判断したり、あるいは
飲食店において飲食が行えるかどうかを判断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端数金統合装置を、飲食店及びゲ
ーム店を並設した遊技店に設置した場合の、遊技店と飲
食店とゲーム店との関係の概略を説明したブロック図で
ある。
【図2】本発明に係る端数金統合装置の正面図である。
【図3】本発明に係る端数金統合装置の概略構成を示し
たブロック図である。
【図4】本発明に係る端数金統合装置における処理の手
順を示したフローチャートである。
【図5】本発明に係る端数金統合装置における処理の手
順を示したフローチャートである。
【図6】本発明に係る端数金統合装置における処理の手
順を示したフローチャートである。
【図7】本発明に係る端数金統合装置における処理の手
順を示したフローチャートである。
【図8】図5,図6に示した帰零処理の手順を示したフ
ローチャートである。
【図9】図5,図6に示した残金処理の手順を示したフ
ローチャートである。
【図10】図5,図6に示した端数金処理の手順を示し
たフローチャートである。
【図11】図9,図10に示した統合処理の手順を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
1 端数金統合装置 2 パチンコ店(遊技店) 3 飲食店 4 ゲーム店 5 統合遊技施設 6 パチンコ機(遊技機) 7 玉計数機 8 景品POS 9 カード式台間玉貸機 10 統合カード 11 統合カード登録・発行装置 12 プリペイドカード 13 統合カード使用機能付カード発行機 14 管理装置 15 カード会社 16 カードデータ転送装置 17 中継器 18 統合カード使用機能付カード精算装置 19 ゲーム機 20 統合カード使用機能付遊技媒体変換装置 30 扉部材 31 表示装置 32 取消スイッチ 33 確認スイッチ 34 選択スイッチ 35 終了スイッチ 36 回収スイッチ 37 プリペイドカード挿入口 38 統合カード挿入口 39 第1カードリーダライタ 40 第2カードリーダライタ 41 カード回収装置 42 スピーカ 43 電気的制御装置 50 マイクロプロセッサ 51 プログラムメモリ領域 52 データメモリ領域 53 メモリ 54 I/Oインターフェイス 55 信号変換装置 56 サウンドジェネレータ 57 アンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも有価価値情報とセキュリティ
    情報とを記憶して発行されたプリペイドカードにおける
    有価価値情報の残高を、少なくとも有価価値情報とセキ
    ュリティ情報とを記憶可能で、かつ携帯可能な記憶媒体
    に移動して記憶するカード残金統合装置であって、 前記プリペイドカードに記憶したセキュリティ情報を判
    別する第1セキュリティ情報判別手段と、 前記プリペイドカードに記憶した有価価値情報の残高を
    判別する第1有価価値情報判別手段と、 前記記憶媒体に記憶したセキュリティ情報を判別する第
    2セキュリティ情報判別手段と、 前記記憶媒体に記憶した有価価値情報を判別する第2有
    価価値情報判別手段と、 前記第1有価価値情報判別手段における判別に基づい
    て、有価価値情報の残高を前記記憶媒体に移動して記憶
    する有価価値情報移動手段と、 前記有価価値情報移動手段により、前記プリペイドカー
    ドに記憶した有価価値情報の残高が全て前記記憶媒体に
    移動された場合に、前記プリペイドカードに記憶した有
    価価値情報の残高を消去して回収するカード回収手段
    と、 を備えたことを特徴とするカード残金統合装置。
  2. 【請求項2】 前記第2有価価値情報判別手段により判
    別された有価価値情報と、前記第1有価価値情報判別手
    段により判別された有価価値情報との加算値が、予め定
    めた所定値を超えているか否かを判別する有価価値情報
    加算値判別手段と、 前記有価価値情報加算値判別手段により、加算値が所定
    値を超えていると判別された場合に、当該所定値の範囲
    内で、前記第1有価価値情報判別手段で判別された有価
    価値情報の残高を前記記憶媒体に移動する有価価値情報
    所定値移動手段と、 前記有価価値情報所定値移動手段により前記記憶媒体に
    移動された有価価値情報を、前記第1有価価値情報判別
    手段で判別した有価価値情報の残高から差し引いて有価
    価値情報余剰分を算出し、当該有価価値情報余剰分を新
    たな有価価値情報の残高として、当該プリペイドカード
    に更新記憶する有価価値情報更新手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカード残金
    統合装置。
  3. 【請求項3】 前記有価価値情報移動手段により前記記
    憶媒体に移動された有価価値情報の残高を外部に送出す
    る有価価値情報送出手段を備えたことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のカード残金統合装置。
  4. 【請求項4】 前記有価価値情報移動手段により前記記
    憶媒体に有価価値情報が移動された後の前記記憶媒体の
    総有価価値情報及び前記記憶媒体の認識情報を外部に送
    出する記憶媒体情報送出手段を備えたことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のカード残金統
    合装置。
  5. 【請求項5】 前記第1有価価値情報判別手段により、
    有価価値情報が既に帰零いしていると判断された場合
    に、当該プリペイドカードを回収するか返却するかを、
    当該プリペイドカード所有者に選択させる帰零カード回
    収選択手段と、 前記帰零カード回収選択手段において回収が選択された
    場合に、当該帰零したプリペイドカードを回収する帰零
    カード回収手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載のカード残金統合装置。
  6. 【請求項6】 前記帰零カード回収手段により帰零した
    プリペイドカードが回収された場合に、当該プリペイド
    カードの回収情報を、外部に送出する帰零カード回収情
    報送出手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の
    カード残金統合装置。
  7. 【請求項7】 前記第2有価価値情報判別手段は、 前記記憶媒体に記憶されている有価価値情報が予め定め
    た所定値に達している場合に、当該記憶媒体への有価価
    値情報の移動を禁止する有価価値情報移動禁止手段と、 前記記憶媒体に対する有価価値情報移動禁止状態を報知
    する有価価値情報移動禁止報知手段と、 を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6の
    いずれか1項に記載のカード残金統合装置。
  8. 【請求項8】 前記有価価値情報移動手段は、 前記プリペイドカードに記憶された有価価値情報が予め
    定めた所定値以上の残高を有している場合に、当該残高
    を前記記憶媒体に移動するか否かを、当該プリペイドカ
    ード所有者に選択させる有価価値情報移動選択手段を備
    えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいず
    れかに記載のカード残金統合装置。
  9. 【請求項9】 前記カード回収手段は、 前記有価価値情報移動手段により、前記プリペイドカー
    ドに記憶した有価価値情報の残高が全て前記記憶媒体に
    移動されて、当該有価価値情報の残高が消去されたプリ
    ペイドカードを返却するか回収するかを、当該プリペイ
    ドカード所有者に選択させる選択手段を備えたことを特
    徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のカー
    ド残金統合装置。
  10. 【請求項10】 前記第1有価価値情報判別手段は、 前記プリペイドカードに記憶されている有価価値情報を
    報知する第1有価価値情報報知手段を備えていることを
    特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のカ
    ード残金統合装置。
  11. 【請求項11】 前記第2有価価値情報判別手段は、 前記記憶媒体に記憶されている有価価値情報を報知する
    第2有価価値情報報知手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1から請求項10のいずれかに記載のカード残
    金統合装置。
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