JP4101495B2 - 遊技媒体貸出装置及び貸出媒体発行機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ玉、メダル等の遊技媒体の貸出、精算の機能を有する遊技媒体貸出装置及び貸出媒体発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パチンコ等の業界においては第三者管理のもとプリペイドカードを用いることによって各遊技場の会計の透明性を実現するプリペイドカード貸出システムが導入されている。このシステムにおいては、各遊技場の発券金額、利用金額、精算金額等のプリペイドカード利用データが通信回線によりカード管理会社に送られ管理されている。遊技者にあっては、一旦プリペイドカードを購入し、遊技機間に設置されている貸出機の挿入口にプリペイドカードを挿入し、パチンコ玉、メダル等の遊技媒体の貸出を受けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このプリペイドカード貸出システムにおいては、カードの偽造、変造、不正使用およびカード情報の不正改竄等により、不正な遊技行為が行われることがあった。これに対処するために特開平9-288758号公報にあるような仮想プリペイドカード貸出システムも開発されている。
【0004】
この仮想プリペイドカード貸出システムは、実際にプリペイドカードは発行せず、仮想プリペイドカードを表示することによって遊技媒体の貸出を行うものである。これによると、実際上はプリペイドカードが存在しないため、カードの不正改竄等を防止することができるが、仮想プリペイドカード利用データを記憶しても、その記憶されたデータが改竄される場合があり、各遊技場の会計情報について十分に信頼性を有するものとは言えなかった。
【0005】
また、現金により直接遊技媒体を貸し出す現金機等の直接貸出システムにおいても、遊技場の会計の正確な情報を知る必要があるが、記憶された会計情報がデータ改竄される恐れがあった。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、プリペイドカードの不正改竄等による不正な遊技行為を防止しつつ、記憶された会計情報の改竄を防止することにより、遊技場の会計について高い信頼性を確保することのできるパチンコ玉、メダル等の遊技媒体の貸出、精算の機能を有する遊技媒体貸出装置および遊技媒体貸出管理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る遊技媒体貸出装置は、遊技者が所有する有価物を投入するための有価物投入口と、該有価物投入口から投入された有価物が有する価値の範囲内で遊技媒体を貸し出す貸出部とを具備する遊技媒体貸出装置であって、前記有価物の投入または前記遊技媒体の貸し出しに関連する所定の履歴情報を記憶するための追記型記憶部と、前記履歴情報を前記追記型記憶部へ伝送するとともに、遊技媒体貸出装置外の所定の管理装置に伝送可能にするための一時記憶部とを具備してなり、前記追記型記憶部は、前記履歴情報を順次時系列記憶させる上書き不能な追記型記憶媒体が交換可能に構成されるとともに、格納されている追記型記憶媒体が第三者に取り出されるのを防止するために施錠可能とされ、しかも、格納された追記型記憶媒体が取り出される前に、該追記型記憶媒体が取り出される旨の取り出し信号、及び、当該遊技媒体貸出装置の認証IDを該追記型記憶媒体に記憶するように構成されていることを特徴とする。ここで、有価物とは、現金、クレジットカード、会員カード等を意味する。
【0014】
本発明に係る遊技媒体貸出装置によれば、有価物投入口に有価物が投入されるとその投入された有価物が有する価値の範囲内で貸出部の命令により遊技媒体が払い出される。そして、有価物の投入に関連する履歴情報として、当該有価物の投入金額、投入時刻等と、遊技媒体の貸し出しに関連する履歴情報として、遊技媒体の払出し時刻等とをそれぞれ順次時系列記憶させる。この履歴情報は、順次書き込み可能で変更が不可能である追記型記憶部に記憶される。
【0015】
このように、現金等を投入することにより直接遊技媒体を貸し出すような直接貸出システムにおいて、実際の貸出媒体を用いないことにより不正改竄を防止しつつ、遊技媒体貸出装置ごとの履歴情報を順次時系列に追記型記憶させることにより、記憶された遊技媒体貸出装置の利用データの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。また、前記一時記憶部(RAM(Random Access Memory)等)を具備することにより、所定の履歴情報を追記型記憶部に記憶させるとともに、遊技媒体貸出装置外の所定の管理装置に所定の履歴情報を伝送する構成とするため、複数の遊技媒体貸出装置における所定の履歴情報を一括管理することができる。
【0016】
第2の発明に係る貸出媒体発行機は、遊技者が所有する有価物を投入するための有価物投入口と、該有価物投入口から投入された有価物が有する価値の範囲内で遊技媒体を貸し出すための貸出媒体を発行する貸出媒体発行部とを具備する貸出媒体発行機であって、前記有価物の投入または前記貸出媒体発行に関連する所定の履歴情報を記憶するための追記型記憶部と、前記履歴情報を前記追記型記憶部へ伝送するとともに、貸出媒体発行機外の所定の管理装置に伝送可能にするための一時記憶部とを具備してなり、前記追記型記憶部は、前記履歴情報を順次時系列記憶させる上書き不能な追記型記憶媒体が交換可能に構成されるとともに、格納されている追記型記憶媒体が第三者に取り出されるのを防止するために施錠可能とされ、しかも、格納された追記型記憶媒体が取り出される前に、該追記型記憶媒体が取り出される旨の取り出し信号、及び、当該貸出媒体発行機の認証IDを該追記型記憶媒体に記憶するように構成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る貸出媒体発行機によれば、有価物投入口に有価物が投入されるとその投入された有価物が有する価値の範囲内で貸出媒体発行部から貸出媒体が発行される。そして、有価物の投入に関連する履歴情報として、当該有価物の投入金額、投入時刻等と、貸出媒体の発行に関連する履歴情報として、貸出媒体の発行時刻、度数等とをそれぞれ順次時系列記憶させる。この履歴情報は、順次書き込み可能で変更が不可能である追記型記憶部に記憶される。
【0018】
ここで、有価物とは、現金、クレジットカード、会員カード等を意味し、貸出媒体とは、プリペイドカード等のカード状、コイン状、その他の形状の記憶媒体を意味し、例えば、磁気カード、ICカード、ICコイン等が挙げられる。そして、貸出媒体の発行とは、現金等の有価物を該有価物と等価値を有するプリペイドカードやICコイン等の貸出媒体に変換して提供することを意味するものであり、提供には、実際に貸出媒体を渡すだけでなく、発行部から単に貸出媒体を遊技者に確認させる態様も含まれるものとする。
【0019】
このように、貸出媒体発券機における履歴情報を順次時系列に追記型記憶させることにより、貸出媒体の発行に関する情報を参照することができるため、貸出媒体の不正改竄の発見に供されるとともに、記憶された貸出媒体利用データの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。また、前記一時記憶部(RAM(Random Access Memory)等)を具備することにより、所定の履歴情報を追記型記憶部に記憶させるとともに、貸出媒体発行機外の所定の管理装置に所定の履歴情報を伝送する構成とするため、複数の遊技媒体貸出装置における所定の履歴情報を一括管理することができる。
【0020】
ここで、貸出媒体に関して貸出媒体の認証ID番号、キャンセル時刻等を追記型記憶部に記憶させる構成とすることも可能である。
【0021】
第3の発明に係る遊技媒体貸出装置は、遊技者が所有する貸出媒体を挿入する貸出媒体挿入口と、該貸出媒体挿入口から前記貸出媒体が挿入された場合に該貸出媒体が有する価値の範囲内で遊技媒体を貸し出す貸出部とを具備する遊技媒体貸出装置であって、前記貸出媒体の挿入または前記遊技媒体の貸し出しに関連する所定の履歴情報を記憶するための追記型記憶部と、前記履歴情報を前記追記型記憶部へ伝送するとともに、遊技媒体貸出装置外の所定の管理装置に伝送可能にするための一時記憶部とを具備してなり、前記追記型記憶部は、前記履歴情報を順次時系列記憶させる上書き不能な追記型記憶媒体が交換可能に構成されるとともに、格納されている追記型記憶媒体が第三者に取り出されるのを防止するために施錠可能とされ、しかも、格納された追記型記憶媒体が取り出される前に、該追記型記憶媒体が取り出される旨の取り出し信号、及び、当該遊技媒体貸出装置の認証IDを該追記型記憶媒体に記憶するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る遊技媒体貸出装置によれば、貸出媒体が貸出媒体挿入口に挿入されると貸出部の命令により貸出媒体が有する価値の範囲内で遊技媒体が払い出される。そして、貸出媒体の挿入に関連する履歴情報として、当該貸出媒体の残度数、投入時刻等と、遊技媒体の貸し出しに関連する履歴情報として、遊技媒体の払出し時刻、残度数等とをそれぞれ順次時系列記憶させる。この履歴情報は、順次書き込み可能で変更が不可能である追記型記憶部に記憶される。
【0023】
このように、貸出媒体貸出システムにおいて遊技媒体貸出装置ごとの履歴情報を順次時系列に追記型記憶させることにより、貸出媒体に関する情報を参照することができるため、貸出媒体の不正改竄の発見に供されるとともに、記憶された貸出媒体利用データの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。また、前記一時記憶部(RAM(Random Access Memory)等)を具備することにより、所定の履歴情報を追記型記憶部に記憶させるとともに、遊技媒体貸出装置外の所定の管理装置に所定の履歴情報を伝送する構成とするため、複数の遊技媒体貸出装置における所定の履歴情報を一括管理することができる。
【0024】
ここで、貸出媒体に関して貸出媒体の認証ID番号、発行時刻、キャンセル時刻等を追記型記憶部に記憶させる構成とすることも可能である。さらに、貸出媒体に所定の情報を記憶させ、貸出媒体に記憶されている情報を追記型記憶部に記憶させる構成とすることも可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
【0036】
まず、第1の実施の形態として所定の現金等の有価物を投入すると仮想プリペイドカード(以下、仮想カードと称する)が表示され、その後所定量のパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出す仮想プリペイドカード貸出システムの場合をもとに説明する。図1は第1の実施の形態における遊技機および遊技媒体貸出装置を示す正面図である。図2は第1の実施の形態における遊技場の遊技媒体貸出管理システムの構成を示す図である。
【0037】
図2に示すように、遊技場A内には、複数の遊技機島aが備えられている。さらに、遊技機島aは、複数配置された各遊技機2および電気的に接続された遊技媒体貸出装置3により構成されている。遊技媒体貸出装置3は、隣り合う遊技機2の間に台間機として設置されている。各遊技機島aの複数の遊技媒体貸出装置2は、遊技機島aごとに存する中継装置Xを介して管理装置1に通信可能に接続されている。
【0038】
これにより、各遊技媒体貸出装置3における投入金額、仮想カード利用額、およびそれらの処理を行った時刻等の情報を当該使用された遊技媒体貸出装置3の認証ID(IDentification)番号とともに会計情報として管理装置1に送信し、一括管理することができる。さらに、管理装置1は、カード管理会社のホストコンピュータBに通信可能に接続されており、遊技場の会計情報を第三者管理することができる。図1においては、遊技機2としてパチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機を想定しているが、メダルを遊技媒体とするスロット機等にも適用できる。また、遊技機を利用するための有価物は、クレジットカード、会員カード等様々な態様が考えられるが、以下では現金を利用する態様について説明する。
【0039】
前述の通り、遊技機2と遊技媒体貸出装置3とは電気的に接続されており、遊技媒体貸出装置3は、現金が投入された場合に仮想カードを表示した後、所定量の遊技媒体を遊技者に貸し出すことを遊技機2に指示する。遊技媒体貸出装置3は、現金が投入可能か否かを確認するための現金投入可能表示ランプ31、現金を投入するための現金投入口32、所定の現金が投入されたときに仮想カードを表示させる仮想カード表示器33、遊技媒体貸出装置3における種々の履歴情報を記憶させるためのCD−R(Compact Disk-Recordable)等の追記型記憶媒体を格納する追記型記憶部34、追記型記憶部34に格納された追記型記憶媒体を勝手に持ち出されないようにするために追記型記憶部34を施錠するための鍵穴35および追記型記憶部34に格納された追記型記憶媒体が取出し可能であるときにそれを警告表示させるための報知ランプ36を具備している。
【0040】
また、遊技機2は、仮想カードの払い戻しを行うためのキャンセルボタン21、遊技媒体が貸出可能であるか否かを確認するための貸出可能表示ランプ22、遊技媒体を貸し出すための貸出ボタン23、仮想カードの残り度数を表示させるための残度数表示部24、遊技媒体を受けて貯めておくための上皿25a、同様の下皿25b、遊技を表示するための遊技表示部20および遊技の操作を行うハンドル26を具備している。
【0041】
以下に、本実施の形態に係る遊技媒体貸出装置3における遊技媒体の貸出方法を説明する。遊技者は、まず、遊技を行いたい遊技機2に接続されている遊技媒体貸出装置3の現金投入可能表示ランプ31が点灯していることを確認した後、現金投入口32に現金を投入する。所定の現金が投入されると、現金投入可能表示ランプ31が消灯し、仮想カード表示器33に仮想カードが表示される。これと同時に、遊技機2の貸出可能表示ランプ22が点灯し、残度数表示部24に購入した仮想カードの最大度数が表示される。このとき、この仮想カードには認証ID番号が与えられ追記型記憶部34に記憶される。この状態において、遊技者が他の遊技機2に移りたい等の理由によって払い戻しを行いたい場合には、キャンセルボタン21を押すことにより遊技媒体貸出装置3の現金投入口32から投入した現金が払い戻される。
【0042】
遊技を行いたい場合は、遊技機2の貸出可能表示ランプ22が点灯しているときに、遊技媒体貸出ボタン23を押すことにより遊技媒体が一度数分の所定量、上皿25a上に貸し出される。これと同時に、残度数表示部24には、一度数だけ引かれた度数が残度数として表示される。遊技媒体貸出ボタン23の一度の押下につき、所定回数実行される。遊技者はハンドル26を操作し、貸し出された遊技媒体を使って遊技を行うことができる。
【0043】
遊技媒体が残り少なくなったり、全く無くなってしまった場合には、さらに遊技媒体貸出ボタン23を押すことにより仮想カードの残度数が0になるまで遊技媒体の貸出を受けることができる。残度数表示部24に表示される残度数が0になると、貸出可能表示ランプ22が消灯し、遊技媒体の貸出を受けることができなくなるとともに、遊技媒体貸出装置3の現金投入可能表示ランプ31が点灯する。これにより、現金投入口32に再び現金を投入することが可能となる。
【0044】
追記型記憶部34には、種々の履歴データを順次時系列記憶するためのCD−R等の追記型記憶媒体が格納されている。CD−Rを用いる場合は、1トラックに複数回の書き込みが可能で一度書き込まれたデータが上書きされることのないパケットライト方式等の順次書き込み可能で変更が不可能である追記型記憶方式を用いることにより、履歴データの改竄を防ぎ、第三者に対する会計データの透明性を保持することができる。本実施の形態においては、CD−Rを用いたが追記型記憶方式を採用することができる記憶媒体であればヒューズメモリ、アンチヒューズメモリ等でもよい。
【0045】
追記型記憶装置34は、格納されている追記型記憶媒体が第三者によって容易に取り出されないために施錠することが可能であり、そのための鍵穴35が遊技媒体貸出装置3に設けられている。また、追記型記憶装置34の格納部が開いているときには報知ランプ36が点灯し、万が一第三者がその格納部を開けたときにおいてもその発見を容易にして追記型記憶媒体が抜き取られたり、差し替えられたりすることを未然に防止することができる。
【0046】
このとき、追記型記憶装置34の格納部が開いている旨の信号が管理装置1に送信され、管理装置1で追記型記憶装置34の格納部が開いている台間機がいずれの台間機であるかを確認し得る構成とすることも可能である。
【0047】
なお、トラブルやディスク交換のために追記型記憶部34のCD−Rが取り出される場合、または、第三者が許可なく格納部を開いた場合に、予めCD−RにCD−Rの取り出しを示す信号とその時刻とが書き込まれた後、CD−Rが取り出されるように構成することも可能である。取り出されたCD−Rは、記憶容量に空きがある場合、再挿入して追記することが可能であるが、追記型記憶部には常に新しいCD−Rを挿入することが好ましい。これにより、取り出し信号が記憶された後のデータは不正であるとすることができ、CD−Rに別の装置で不正にデータ追記された場合、取り出し信号が記憶されていることを頼りにしてその不正を容易に発見することができる。
【0048】
ここで、第1の実施の形態における遊技機2および遊技媒体貸出装置3の種々のデータのやり取りについて説明する。図3は図1における種々のデータのやり取りを説明するためのブロック図である。
【0049】
遊技媒体貸出装置3は、一時記憶部および貸出部として遊技媒体貸出装置3の各処理を行い遊技機2に命令を伝送するCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)を有するとともに管理装置1に会計情報を伝送するRAM(Random Access Memory)等の一時記憶手段を有する貸出装置制御部37、現金投入口32に現金が投入されたことを確認し、必要によっては返却する現金投入部38、仮想カードを表示させるための仮想カード表示部39および前述した追記型記憶部34を構成するCD−Rドライブ40ならびにCD−R41を具備している。また、遊技機2は、キャンセルボタン21等からの遊技媒体貸出に関する命令を中継して遊技媒体貸出装置3へ命令を伝送する中継部27、遊技媒体貸出装置3からの命令により遊技媒体を払い出す処理を行うための払出制御部28、実際に遊技媒体を払い出す払出装置29および遊技の制御を行う主制御部30を具備している。
【0050】
遊技媒体貸出装置3の現金投入口32に現金が投入されたとき、現金投入部38においては、現金投入可能表示ランプ31が点灯していることを確認し、消灯時であれば現金を払出し、点灯時であれば現金の金額を確認し所定の金額が投入されているかを確認する。所定の金額が投入されると現金投入部38は、現金投入可能表示ランプ31を消灯させるとともに現金が投入されたことを貸出装置制御部37に伝達する。貸出装置制御部37は、現金が投入された時刻およびその投入金額を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、予め遊技媒体貸出装置3の認証ID番号が記憶されたCD−R41に追記型記憶させる。遊技媒体貸出装置3の認証ID番号を予め記憶させることにより、このCD−R41を追記型記憶装置34から取り出したとしてもいずれの遊技媒体貸出装置3で使用されたものかを容易に知ることができる。なお、遊技媒体貸出装置3の認証ID番号を記憶させる代わりに、CD−R等の追記型記憶媒体独自の認証ID番号を追記型記憶媒体に予め記憶しておき、これと遊技媒体貸出装置3の認証ID番号との対応関係を明確化しておくことによっても同様の効果が得られる。
【0051】
その後、貸出装置制御部37は、仮想カードのための認証ID番号を決定し、仮想カードを表示させることを仮想カード表示部39に命令する。命令を受けた仮想カード表示部39は、仮想カード表示器33に仮想カードを表示させる。これと同時に貸出装置制御部37は、当該仮想カードの認証ID番号を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。
【0052】
さらに、貸出装置制御部37は、仮想カード表示器33に仮想カードが表示されたことを確認した後、遊技機2の貸出可能表示ランプ22を点灯させる旨の命令を遊技機2の中継部27に伝達する。中継部27で伝達された命令により貸出可能表示ランプ22が点灯されるとともに、残度数表示部24に当該仮想カードの最大度数が表示される。
【0053】
この場合においてキャンセルボタン21が押下されると、その旨が遊技媒体貸出装置2の貸出装置制御部37に伝達される。このとき、貸出装置制御部37は、現金投入部38に現金を払い戻す旨の命令を出す。現金投入部38は、現金投入口32から現金を払い戻させ、現金投入可能表示ランプ31を点灯させる。払い戻しが終了すると貸出装置制御部37は、払い戻した時刻を仮想カードのID認証番号とともに一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。また、払い戻しが終了したの受けて遊技機2の中継部27を経由して残度数表示24を0にするとともに貸出可能表示ランプ22を消灯させる。
【0054】
貸出可能表示ランプ22が点灯している場合において、遊技媒体貸出ボタン23が押下された場合、その旨は、中継部27を経由して遊技媒体貸出装置3の貸出装置制御部37に伝送される。このとき、貸出装置制御部37は、遊技機2の払出制御部28に遊技媒体を払い出す旨の命令を伝送する。命令を受けた払出制御部28は、払出装置29に一度数分の遊技媒体を払い出させた後、再びその旨を遊技媒体貸出装置3の貸出装置制御部37に伝送する。遊技媒体の払い出しを確認した貸出装置制御部37は、払い出した時刻を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。
【0055】
また、貸出装置制御部37は、遊技機2の残度数表示部24にもともと表示されていた度数から一度数を差し引いた度数を表示させる旨の命令を中継部27に伝送し、残度数表示部24の表示を変更させる。遊技媒体貸出ボタン23の一度の押下につき、所定回数実行される。
【0056】
こうして遊技者に遊技媒体が貸し出され、遊技者は、遊技を行うことができる。遊技自体の制御は主制御部30が行い、必要に応じて払出制御部28に遊技媒体を払い出す旨の命令を伝送する。
【0057】
遊技媒体貸出ボタン23を押下することにより、残度数表示部に表示された度数が0となった場合、遊技媒体貸出装置3の貸出装置制御部37が遊技機2の貸出可能表示ランプ22を消灯させる。この後、貸出装置制御部37は、現金投入部38に現金の投入を受け入れる旨の命令を出すとともに、当該利用されている仮想カードの認証ID番号、0度数である旨およびその時刻をCD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。また、貸出装置制御部37は、現金投入可能表示ランプ31を点灯させる。
【0058】
以上のように、種々の履歴情報をCD−Rのような追記型記憶媒体に逐次時系列記憶させることによってプリペイドカードの不正改竄等による不正な遊技行為を防止しつつ、記憶されたデータの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。
【0059】
ところで、遊技媒体貸出装置3の貸出装置制御部37は、一時記憶された種々の情報を会計情報として逐次もしくは所定時間ごとに管理装置1に伝送する。これにより、遊技場の会計を一元管理することができ、さらに、この会計情報をカード管理会社のホストコンピュータBに伝送することにより、システム管理会社が遊技場に対し遊技媒体貸出管理システムの利用料請求を行う等の会計の第三者管理を行うことができる。なお、管理装置1に伝送する情報は、CD−R41等の追記型記憶媒体に追記型記憶された情報を貸出装置制御部37で読み出した後、伝送される構成としてもよい。
【0060】
次に、第2の実施の形態として所定の現金を投入すると直接パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出す現金機等の直接貸出システムの場合をもとに説明する。図4は第2の実施の形態における遊技機および遊技媒体貸出装置を示す正面図である。図4の遊技機4および遊技媒体貸出装置5において、図1の遊技機2および遊技媒体貸出装置3と同様の態様の部位については同じ符号を付している。また、遊技場の遊技媒体貸出管理システムの構成については図2と同様であり、図4における種々のデータのやり取りについても図3と同様である。
【0061】
図4の遊技機4および遊技媒体貸出装置5においては、遊技機4と遊技媒体貸出装置5とは電気的に接続されており、遊技媒体貸出装置5は、現金が投入された場合に所定量の遊技媒体を遊技者に貸し出すことを遊技機4に指示する。遊技媒体貸出装置5は、現金が投入可能か否かを確認するための現金投入可能表示ランプ31、現金を投入するための現金投入口32、遊技媒体貸出装置5における種々の履歴情報を記憶させるためのCD−R等の追記型記憶媒体を格納する追記型記憶部34、追記型記憶部34に格納された追記型記憶媒体を勝手に持ち出されないようにするために追記型記憶部34を施錠するための鍵穴35および追記型記憶部34に格納された追記型記憶媒体が取出し可能であるときにそれを警告表示させるための報知ランプ36を具備している。
【0062】
以下に、本実施の形態に係る遊技媒体貸出装置5における遊技媒体の貸出方法を説明する。図4においては、遊技媒体貸出装置5の現金投入可能表示ランプ31が点灯しているときに、現金挿入口32に所定の現金が投入されると遊技機4の上皿25aに遊技媒体が貸し出される。この場合、遊技機4と遊技媒体貸出装置5とは、電気的に接続されているが、単に遊技媒体貸出装置5に備蓄されている遊技媒体を遊技媒体貸出装置5からノズル等(図示せず)によって遊技機4の上皿25aへ供給することによって貸し出してもよい。また、遊技機4としてパチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機を想定しているが、メダルを遊技媒体とするスロット機等にも適用できる。
【0063】
本実施の形態においても、遊技媒体貸出装置5は、投入された金額、現金が投入された時刻、遊技媒体を払い出した時刻を遊技媒体貸出装置5内の貸出装置制御部に一時記憶した後、追記型記憶部34に伝送し、予め認証ID番号が記憶されたCD−R等に追記型記憶させる。このように、種々の履歴情報をCD−Rのような追記型記憶媒体に逐次時系列記憶させることによって不正な遊技行為を防止しつつ、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。
【0064】
さらに、遊技媒体貸出装置5内の貸出装置制御部に一時記憶された種々の情報を会計情報として逐次もしくは所定時間ごとに管理装置1に伝送する。これにより、遊技場の会計を一元管理することができ、さらに、この会計情報をカード管理会社のホストコンピュータBに伝送することにより、システム管理会社が遊技場に対し遊技媒体貸出管理システムの利用料請求を行う等の会計の第三者管理を行うことができる。
【0065】
なお、本実施の形態においても、追記型記憶部34の記憶媒体としてCD−Rを用いたが追記型記憶方式を採用することができる記憶媒体であればヒューズメモリ、アンチヒューズメモリ等でもよい。
【0066】
追記型記憶装置34は、格納されている追記型記憶媒体を第三者に容易に取り出されないために施錠することが可能であり、そのための鍵穴35が遊技媒体貸出装置3に設けられている。また追記型記憶装置34の格納部が開いているときには報知ランプ36が点灯し、万が一第三者がその格納部を開けたときにおいてもその発見を容易にして追記型記憶媒体が抜き取られたり、差し替えられたりすることを未然に防止することができる。
【0067】
このとき、追記型記憶装置34の格納部が開いている旨の信号が管理装置1に送信され、管理装置1で追記型記憶装置34の格納部が開いている台間機がいずれの台間機であるかを確認し得る構成とすることも可能である。
【0068】
なお、トラブルやディスク交換のために追記型記憶部34のCD−Rが取り出される場合、または、第三者が許可なく格納部を開いた場合に、予めCD−RにCD−Rの取り出しを示す信号とその時刻とが書き込まれた後、CD−Rが取り出されるように構成することも可能である。取り出されたCD−Rは、記憶容量に空きがある場合、再挿入して追記することが可能であるが、追記型記憶部には常に新しいCD−Rを挿入することが好ましい。これにより、取り出し信号が記憶された後のデータは不正であるとすることができ、CD−Rに別の装置で不正にデータ追記された場合、取り出し信号が記憶されていることを頼りにしてその不正を容易に発見することができる。
【0069】
続いて、第3の実施の形態として所定の現金を投入するとプリペイドカード(以下、カードと称する)が発行され、その後そのカードを挿入することにより所定量のパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出すプリペイドカード貸出システムの場合をもとに説明する。図5は第3の実施の形態における遊技機および遊技媒体貸出装置を示す正面図である。図5における遊技機2は、第1の実施の形態における遊技機2と同様である。また、遊技場の遊技媒体貸出管理システムの構成は、図2と同様である。
【0070】
本実施の形態においては、遊技機2と遊技媒体貸出装置6とは電気的に接続されており、遊技媒体貸出装置6は、現金が投入された場合にカードを発券した後、さらにそのカードが挿入された場合に、所定量の遊技媒体を遊技者に貸し出すことを遊技機2に指示する。遊技媒体貸出装置6は、現金が投入可能か否かを確認するための現金投入可能表示ランプ31、カードが挿入可能か否かを確認するためのカード挿入可能表示ランプ61、現金を投入するための現金投入口32、カード発行部およびカード挿入口として、所定の現金が投入されたときにカードを発券させるとともにカードを挿入することによって遊技媒体を貸し出すカード挿排口62、度数が0でないカードが挿入されていることを示すカード挿入中表示ランプ63、遊技媒体貸出装置6における種々の履歴情報を記憶させるためのCD−R等の追記型記憶媒体を格納する追記型記憶部34、追記型記憶部34に格納された追記型記憶媒体を勝手に持ち出されないようにするために追記型記憶部34を施錠するための鍵穴35および追記型記憶部34に格納された追記型記憶媒体が取出し可能であるときにそれを警告表示させるための報知ランプ36を具備している。また、遊技機2は、第1の実施の形態における遊技機2と同様の構成を有している。
【0071】
以下に、本実施の形態に係る遊技媒体貸出装置6における遊技媒体の貸出方法を説明する。カードを持っていない遊技者は、まず、遊技を行いたい遊技機2に接続されている遊技媒体貸出装置6の現金投入可能表示ランプ31が点灯していることを確認した後、現金投入口32に現金を投入する。このとき、カード挿入可能表示ランプ61が点灯しており、カード挿入中表示ランプ63は消灯しているが、カード挿排口62内のカード待機部(図示せず)に0度数である空のカードが挿入されている。
【0072】
所定の現金が投入されると、現金投入可能表示ランプ31が消灯し、カード挿排口62内のカード待機部の空のカードに所定の度数が書き込まれたカードが発券される。このとき、このカードに発券時刻とともに認証ID番号が登録される。
【0073】
カードを購入した遊技者は、そのままカードをカード挿排口62に挿入すると遊技媒体を借り入れることができる。なお、排出されたカードがそのまま自動的に再度挿入されたり、ボタンを押下することによってカードが挿入される構成とすることもできる。カードがカード挿排口62に挿入されると、カード挿入可能表示ランプ61が消灯するとともにカード挿入中表示ランプ63が点灯する。
【0074】
また、同時に遊技機2の貸出可能表示ランプ22が点灯し、残度数表示部24に購入したカードの最大度数が表示される。このとき、発券されたカードに記憶されている認証ID番号が追記型記憶部34に記憶される。この状態において、遊技者が他の遊技機2に移りたい等の場合には、キャンセルボタン21を押すことにより遊技媒体貸出装置6のカード挿排口62から挿入したカードが排出される。
【0075】
遊技を行いたい場合は、遊技機2の貸出可能表示ランプ22が点灯しているときに、遊技媒体貸出ボタン23を押すことにより遊技媒体が一度数分の所定量、上皿25a上に貸し出される。これと同時に、残度数表示部24には、一度数だけ引かれた度数が残度数として表示される。遊技媒体貸出ボタン23の一度の押下につき、所定回数実行される。遊技者はハンドル26を操作し、貸し出された遊技媒体を使って遊技を行うことができる。
【0076】
遊技媒体が残り少なくなったり、全く無くなってしまった場合には、さらに遊技媒体貸出ボタン23を押すことによりカードの残度数が0になるまで遊技媒体の貸出を受けることができる。残度数表示部24に表示される残度数が0になると、貸出可能表示ランプ22が消灯し、遊技媒体の貸出を受けることができなくなるとともに、遊技媒体貸出装置6の現金投入可能表示ランプ31およびカード挿入可能表示ランプ61が点灯する。このとき、残度数の無くなったカードは空のカードとしてカード挿排口62内のカード待機部で待機状態となり排出されないが、カード挿入中表示ランプ63は消灯する。これにより、現金投入口32に再び現金を投入すること、またはカード挿排口62にカードを挿入することが可能となる。
【0077】
一方、予めカードを持っている遊技者は、まず、遊技を行いたい遊技機2に接続されている遊技媒体貸出装置6のカード挿入可能表示ランプ61が点灯していることを確認した後、カード挿排口62にカードを挿入する。この場合、現金投入可能表示ランプ31が消灯している遊技媒体貸出装置6においても遊技を行うことができる。このとき、カード挿入中表示ランプ63は消灯しているが、現金投入可能表示ランプ31が点灯している遊技媒体貸出装置6においては、0度数である空のカードがカード挿排口62内のカード待機部にすでに挿入されているが、現金投入可能表示ランプ31が消灯している遊技媒体貸出装置6においては、空のカードが挿入されていないことを示している。
【0078】
カードがカード挿排口62に挿入されると、カード挿入可能表示ランプ61が消灯するとともにカード挿入中表示ランプ63が点灯する。また、同時に遊技機2の貸出可能表示ランプ22が点灯し、残度数表示部24に挿入したカードの残度数が表示される。このとき、カードに記憶されている認証ID番号が追記型記憶部34に記憶される。この状態において、遊技者が他の遊技機2に移りたい等の場合には、キャンセルボタン21を押すことにより遊技媒体貸出装置6のカード挿排口62から挿入したカードが排出される。
【0079】
以下同様にして、遊技を行うことができる。そして、残度数表示部24に表示される残度数が0になると、貸出可能表示ランプ22が消灯し、遊技媒体の貸出を受けることができなくなるとともに、遊技媒体貸出装置6の現金投入可能表示ランプ31およびカード挿入可能表示ランプ61が点灯する。カード挿入当初に現金投入可能表示ランプ31が消灯していた場合は、残度数の無くなったカードは空のカードとしてカード挿排口62内のカード待機部で待機状態となり排出されないが、カード挿入中表示ランプ63は消灯する。一方、カード挿入当初に現金投入可能表示ランプ31が点灯していた場合は、残度数の無くなったカードは排出され、カード挿入中表示ランプ63が消灯する。このときも、もともとカードが挿入されているため、カード挿排口62内のカード待機部には空のカードが存在する。これにより、現金投入口32に再び現金を投入すること、またはカード挿排口62にカードを挿入することが可能である。
【0080】
追記型記憶部34には、種々の履歴データを順次時系列記憶するためのCD−R等の追記型記憶媒体が格納されている。CD−Rを用いる場合は、1トラックに複数回の書き込みが可能で一度書き込まれたデータが上書きされることのないパケットライト方式等の順次書き込み可能で変更が不可能である追記型記憶方式を用いることにより、履歴データの改竄を防ぎ、第三者に対する会計データの高い信頼性を保持することができる。本実施の形態においては、CD−Rを用いたが追記型記憶方式を採用することができる記憶媒体であればヒューズメモリ、アンチヒューズメモリ等でもよい。
【0081】
追記型記憶装置34は、格納されている追記型記憶媒体を第三者に容易に取り出されないために施錠することが可能であり、そのための鍵穴35が遊技媒体貸出装置6に設けられている。また追記型記憶装置34の格納部が開いているときには報知ランプ36が点灯し、万が一第三者がその格納部を開けたときにおいてもその発見を容易にして追記型記憶媒体が抜き取られたり、差し替えられたりすることを未然に防止することができる。
【0082】
このとき、追記型記憶装置34の格納部が開いている旨の信号が管理装置1に送信され、管理装置1で追記型記憶装置34の格納部が開いている台間機がいずれの台間機であるかを確認し得る構成とすることも可能である。
【0083】
なお、トラブルやディスク交換のために追記型記憶部34のCD−Rが取り出される場合、または、第三者が許可なく格納部を開いた場合に、予めCD−RにCD−Rの取り出しを示す信号とその時刻とが書き込まれた後、CD−Rが取り出されるように構成することも可能である。取り出されたCD−Rは、記憶容量に空きがある場合、再挿入して追記することが可能であるが、追記型記憶部には常に新しいCD−Rを挿入することが好ましい。これにより、取り出し信号が記憶された後のデータは不正であるとすることができ、CD−Rに別の装置で不正にデータ追記された場合、取り出し信号が記憶されていることを頼りにしてその不正を容易に発見することができる。
【0084】
ここで、第3の実施の形態における遊技機2および遊技媒体貸出装置6の種々のデータのやり取りについて説明する。図6は図5における種々のデータのやり取りを説明するためのブロック図である。
【0085】
遊技媒体貸出装置6は、一時記憶部および貸出部として遊技媒体貸出装置6の各処理を行い遊技機2に命令を伝送するCPUおよびROMを有するとともに管理装置1に会計情報を伝送する一時記憶手段を有する貸出装置制御部37、現金投入口32に現金が投入されたことを確認し、必要によっては返却する現金投入部38、カードを発券および排出させるためのカード挿排部64および前述した追記型記憶部34を構成するCD−Rドライブ40ならびにCD−R41を具備している。また、遊技機2は、キャンセルボタン21等からの遊技媒体貸出に関する命令を中継して遊技媒体貸出装置6へ命令を伝送する中継部27、遊技媒体貸出装置6からの命令により遊技媒体を払い出す処理を行うための払出制御部28、実際に遊技媒体を払い出す払出装置29および遊技の制御を行う主制御部30を具備している。
【0086】
遊技媒体貸出装置6の現金投入口32に現金が投入されたとき、現金投入部38においては、現金投入可能表示ランプ31が点灯していることを確認し、消灯時であれば現金を返却し、点灯時であれば現金の金額を確認し所定の金額が投入されているかを確認する。このときカード挿入中表示ランプ63は消灯している。所定の金額が投入されると現金投入部38は、現金投入可能表示ランプ31を消灯させるとともに現金が投入されたことを貸出装置制御部37に伝達する。貸出装置制御部37は、現金が投入された時刻を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、予め認証ID番号が記憶されたCD−R41に追記型記憶させる。遊技媒体貸出装置6の認証ID番号を記憶させることにより、このCD−R41を追記型記憶装置34から取り出したとしてもいずれの遊技媒体貸出装置6で使用されたものかを容易に知ることができる。なお、遊技媒体貸出装置3の認証ID番号を記憶させる代わりに、CD−R等の追記型記憶媒体独自の認証ID番号を追記型記憶媒体に予め記憶しておき、これと遊技媒体貸出装置3の認証ID番号との対応関係を明確化しておくことによっても同様の効果が得られる。
【0087】
その後、貸出装置制御部37は、カードの認証ID番号を決定し、カードを発券させることをカード挿排部74に命令する。命令を受けたカード挿排部74は、予め挿入されている0度数のカードに決定された認証ID番号を登録し、カード挿排口62から排出させる。これと同時に貸出装置制御部37は、当該カードの認証ID番号を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。
【0088】
残度数が0でないカードが挿入された場合、貸出装置制御部37は、カード挿入中表示ランプ63を点灯させるとともに、遊技機2の貸出可能表示ランプ22を点灯させる旨の命令を遊技機2の中継部27に伝達する。中継部27で伝達された命令により貸出可能表示ランプ22が点灯されるとともに、残度数表示部24に当カードの最大度数が表示される。
【0089】
このときに、キャンセルボタン21が押下された場合、その旨を遊技媒体貸出装置6の貸出装置制御部37へ伝達する。これにより、貸出装置制御部37は、カード挿排部64にカードを払い戻す旨の命令を出す。カード挿排部64は、カード挿排口62からカードを排出させ、カード挿入可能表示ランプ61を点灯させるとともにカード挿入中表示ランプ63を消灯させる。カード排出が終了すると貸出装置制御部37は、カードを排出した時刻を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。また、カード排出が終了すると遊技機2の中継部27を経由して残度数表示24を0にするとともに貸出可能表示ランプ22を消灯させる。
【0090】
貸出可能表示ランプ22が点灯している場合において、遊技媒体貸出ボタン23が押下された場合、中継部27を経由してその旨を遊技媒体貸出装置6の貸出装置制御部37に伝送する。このとき、貸出装置制御部37は、遊技機2の払出し制御部26に遊技媒体を払い出す旨の命令を伝送する。命令を受けた払出制御部28は、払出装置29に一度数分の遊技媒体を払い出させた後、再びその旨を遊技媒体貸出装置6の貸出装置制御部37に伝送する。遊技媒体の払い出しを確認した貸出装置制御部37は、払い出した時刻を一時記憶した後、CD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。
【0091】
また、貸出装置制御部37は、遊技機2の中継部27を経由して遊技媒体が払い出された旨を残度数表示部24に伝達し、残度数表示部24にもともと表示されていた度数から一度数を差し引いた度数を表示させる。遊技媒体貸出ボタン23の一度の押下につき、所定回数実行される。
【0092】
こうして遊技者に遊技媒体が貸し出され、遊技者は、遊技を行うことができる。遊技自体の制御は主制御部30が行い、必要に応じて払出制御部28に遊技媒体を払い出す旨の命令を伝送する。
【0093】
遊技媒体貸出ボタン23を押下することにより、残度数表示部に表示された度数が0となった場合、遊技媒体貸出装置6の貸出装置制御部37が遊技機2の貸出可能表示ランプ22を消灯させる。この後、貸出装置制御部37は、現金投入部38およびカード挿排部64に現金およびカードの投入を受け入れる旨の命令を出すとともに、当該利用されているカードの認証ID番号、0度数である旨およびその時刻をCD−Rドライブ40に伝送し、CD−R41に追記型記憶させる。貸出装置制御部37は、現金投入可能表示ランプ31を点灯させ、カード挿排部64は、カード挿入可能表示ランプ61を点灯させる。
【0094】
以上のように、種々の履歴情報をCD−Rのような追記型記憶媒体に逐次時系列記憶させることによってプリペイドカードの不正改竄等による不正な遊技行為を防止しつつ、記憶されたデータの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。
【0095】
ところで、遊技媒体貸出装置6の貸出装置制御部37も、一時記憶された種々の情報を会計情報として逐次もしくは所定時間ごとに管理装置1に伝送する。これにより、遊技場の会計を一元管理することができ、さらに、この会計情報をカード管理会社のホストコンピュータBに伝送することにより、システム管理会社が遊技場に対し遊技媒体貸出管理システムの利用料請求を行う等の会計の第三者管理を行うことができる。なお、管理装置1に伝送する情報は、CD−R41等の追記型記憶媒体に追記型記憶された情報を貸出装置制御部37で読み出した後、伝送される構成としてもよい。
【0096】
上記第3の実施の形態におけるプリペイドカード貸出システムにおいては、台間機である遊技媒体貸出装置6にカード発券機能が具備されており、図2と同様の構成を有するが、カード発券機を台間機とは独立して設けることも可能である。図7は第3の実施の形態においてカード発券機を別に設けた場合の遊技場の遊技媒体貸出管理システムの構成を示す図である。
【0097】
図7に示すように、遊技場A内の各遊技機2、カードにより遊技媒体を貸し出す各遊技媒体貸出装置7、カードを購入するためのカード発券機8およびカードの残度数を確認し精算するためのカード精算機9が、管理装置1に通信可能に接続されている。ここで、遊技媒体貸出装置7は、図5の遊技媒体貸出装置6の構成の内、カード挿入可能表示ランプ61、カード挿排口62、カード挿入中表示ランプ63、追記型記憶部34、鍵穴35および報知ランプ36により構成されるものである。また、カード発券機8は、現金投入口およびカード排出口により構成されるものである。
【0098】
これにより、カード発券機8における金銭投入額、発券されたカードの認証ID番号、遊技媒体貸出装置7またはカード精算機9におけるカード利用額、およびそれらの処理を行った時刻等の情報を当該使用された遊技媒体貸出装置7、カード発券機8またはカード精算機9の認証ID番号とともに会計情報として管理装置1に送信し、一括管理することができる。さらに、管理装置1は、カード管理会社のホストコンピュータBに通信可能に接続されており、遊技場の会計情報を第三者管理することができる。
【0099】
【発明の効果】
本発明に係る遊技媒体貸出装置によれば、仮想プリペイドカード貸出システムおよび現金貸出システムにおいて実際上のプリペイドカードを用いないことによりプリペイドカードの不正改竄を防止しつつ、遊技媒体貸出装置ごとの履歴情報を順次時系列に追記型記憶させることにより記憶されたデータの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。
【0100】
また、プリペイドカード貸出システムにおいても、種々の履歴情報をCD−Rのような追記型記憶媒体に逐次時系列記憶させることによってプリペイドカードの不正改竄等による不正な遊技行為を防止しつつ、記憶されたデータの改竄を防止することができるため、遊技場の会計について高い信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における遊技機および遊技媒体貸出装置を示す正面図である。
【図2】第1の実施の形態における遊技場の遊技媒体貸出管理システムの構成を示す図である。
【図3】図1における種々のデータのやり取りを説明するためのブロック図である。
【図4】第2の実施の形態における遊技機および遊技媒体貸出装置を示す正面図である。
【図5】第3の実施の形態における遊技機および遊技媒体貸出装置を示す正面図である。
【図6】図5における種々のデータのやり取りを説明するためのブロック図である。
【図7】第3の実施の形態においてカード発券機を別に設けた場合の遊技場の遊技媒体貸出管理システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…管理装置
2,4…遊技機
3,5,6,7…遊技媒体貸出装置
8…カード発券機
32…現金投入口
34…追記型記憶部
37…貸出装置制御部(一時記憶部、貸出部)
41…CD−R
62…カード挿排口(カード発行部、カード挿入口)
Claims (3)
- 遊技者が所有する有価物を投入するための有価物投入口と、該有価物投入口から投入された有価物が有する価値の範囲内で遊技媒体を貸し出す貸出部とを具備する遊技媒体貸出装置であって、前記有価物の投入または前記遊技媒体の貸し出しに関連する所定の履歴情報を記憶するための追記型記憶部と、前記履歴情報を前記追記型記憶部へ伝送するとともに、遊技媒体貸出装置外の所定の管理装置に伝送可能にするための一時記憶部とを具備してなり、前記追記型記憶部は、前記履歴情報を順次時系列記憶させる上書き不能な追記型記憶媒体が交換可能に構成されるとともに、格納されている追記型記憶媒体が第三者に取り出されるのを防止するために施錠可能とされ、しかも、格納された追記型記憶媒体が取り出される前に、該追記型記憶媒体が取り出される旨の取り出し信号、及び、当該遊技媒体貸出装置の認証IDを該追記型記憶媒体に記憶するように構成されていることを特徴とする遊技媒体貸出装置。
- 遊技者が所有する有価物を投入するための有価物投入口と、該有価物投入口から投入された有価物が有する価値の範囲内で遊技媒体を貸し出すための貸出媒体を発行する貸出媒体発行部とを具備する貸出媒体発行機であって、前記有価物の投入または前記貸出媒体発行に関連する所定の履歴情報を記憶するための追記型記憶部と、前記履歴情報を前記追記型記憶部へ伝送するとともに、貸出媒体発行機外の所定の管理装置に伝送可能にするための一時記憶部とを具備してなり、前記追記型記憶部は、前記履歴情報を順次時系列記憶させる上書き不能な追記型記憶媒体が交換可能に構成されるとともに、格納されている追記型記憶媒体が第三者に取り出されるのを防止するために施錠可能とされ、しかも、格納された追記型記憶媒体が取り出される前に、該追記型記憶媒体が取り出される旨の取り出し信号、及び、当該貸出媒体発行機の認証IDを該追記型記憶媒体に記憶するように構成されていることを特徴とする貸出媒体発行機。
- 遊技者が所有する貸出媒体を挿入する貸出媒体挿入口と、該貸出媒体挿入口から前記貸出媒体が挿入された場合に該貸出媒体が有する価値の範囲内で遊技媒体を貸し出す貸出部とを具備する遊技媒体貸出装置であって、前記貸出媒体の挿入または前記遊技媒体の貸し出しに関連する所定の履歴情報を記憶するための追記型記憶部と、前記履歴情報を前記追記型記憶部へ伝送するとともに、遊技媒体貸出装置外の所定の管理装置に伝送可能にするための一時記憶部とを具備してなり、前記追記型記憶部は、前記履歴情報を順次時系列記憶させる上書き不能な追記型記憶媒体が交換可能に構成されるとともに、格納されている追記型記憶媒体が第三者に取り出されるのを防止するために施錠可能とされ、しかも、格納された追記型記憶媒体が取り出される前に、該追記型記憶媒体が取り出される旨の取り出し信号、及び、当該遊技媒体貸出装置の認証IDを該追記型記憶媒体に記憶するように構成されていることを特徴とする遊技媒体貸出装置。
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