JP2003263661A - 駐車場管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予約時に通知される予約番号、暗証番号や予
約票、駐車場で発券される駐車券を携えることなく、駐
車場への入場、駐車料金の清算、提携店舗の購入金額に
応じた料金の割引等を受けることを可能とすること。 【解決手段】 予約端末１、駐車場の入場機３、駐車料
金の自動清算機４、店舗端末５に、クレジットカード、
デビットカード等の利用者を判別する一意情報を記録し
た記録媒体を読み取る機構を設け、この一意情報を駐車
場の管理サーバ２に送信し、管理サーバ２は、この一意
情報に基づき駐車場の予約、駐車場への入場、駐車料金
の清算等を一元的に管理する。また、駐車場の利用者が
提携先の店舗で買い物等をした場合、利用者の購入金額
を上記一意情報とともに上記店舗端末５から管理サーバ
２に送信し、当該利用者が駐車料金の清算を行う際、上
記購入金額を清算機４に送信し、購入金額に応じた駐車
料金の割引処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が駐車場の
予約を、対話形式で、クレジットカード等の利用者を判
別する一意情報を記録した記録媒体を用いて行うことが
でき、また、駐車場と提携している店を利用した際、上
記記録媒体により駐車料金の清算を自動的に行うことが
できる駐車場管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、利用者が駐車場の予約を行う際
は、駐車場予約装置を使用して、目的地に近い駐車場を
探して予約を行い、その際、駐車場予約装置から通知さ
れる予約番号または暗証番号を控えるか、または、駐車
場予約装置からプリントアウトされる予約番号または暗
証番号が記載された予約票を携え、目的の駐車場へ向か
い、入庫時、予約番号または暗証番号を入場機のテンキ
ーで入力して、予約確認を行い、駐車場に入場してい
た。また、利用者が駐車料金の精算を行う際は、入庫時
に入場機から発券される入場日時の記録された駐車券を
受け取り、出庫時に自動清算機に駐車券を挿入し、自動
清算機は取り込んだ駐車券の入場日時のデータをもとに
駐車料金を計算し、その金額を表示し、利用者は表示さ
れた料金を入金することにより精算が完了する。さら
に、駐車場と提携している店での購入金額に応じて駐車
料金が割引または無料になる場合があるが、従来におい
ては、利用者が店のサービスカウンタ等において駐車場
で発券された駐車券とレシートを提示して購入金額に応
じて割引券等を受け、出庫時、駐車場にて、割引券をも
とに利用金額を駐車場の管理者が手計算で算出し、清算
していた。あるいは、駐車場で発券された駐車券に店で
の購入金額を書き込む機能を持たせ、出庫時に駐車券に
書き込まれた利用金額を元に、自動清算機が購入金額に
応じて割引金額を決定し駐車場の利用金額を算出し、そ
の金額を表示し、利用者は表示された料金を入金するこ
とにより精算処理をするものもあった。さらに、暗証番
号等を利用者に付与し、該暗証番号により駐車場の予
約、駐車場の利用、清算等を管理するものも知られてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の駐車場予約シス
テムでは、予約完了時に駐車場予約装置から通知される
予約番号または暗証番号を控えるか、または、駐車場予
約装置からプリントアウトされる予約番号または暗証番
号が記載された予約票を携える必要があるため煩わしさ
があった。特に、予約番号または暗証番号を控えた紙、
または駐車場予約装置からプリントアウトされる予約番
号または暗証番号が記載された予約票をなくした場合
は、再度、予約確認を行い、予約番号または暗証番号を
確認する必要があった。また、入庫時、予約番号または
暗証番号を入場機のテンキーで入力して、予約確認を行
い、駐車場に入場する必要があり、入庫時のテンキー入
力のためスムーズに入庫できなかった。さらに、駐車場
の利用料金の精算時、駐車場と提携している店での購入
金額に応じて駐車料金が割引または無料になる場合、利
用者は店のサービスカウンタ等において駐車場で発券さ
れた駐車券とレシートを提示して購入金額に応じて割引
券等を受ける必要があり、利用者は常に駐車場で発券さ
れた駐車券とレシートを携えなければならず、煩わしさ
があった。また、駐車場で発券された駐車券に店での購
入金額を書き込む機能を持たせ、出庫時に駐車券に書き
込まれた利用金額を元に、自動清算機が購入金額に応じ
て割引金額を決定し駐車場の利用金額を算出し、その金
額を表示し、利用者は表示された料金を入金することに
より精算する場合においても、利用者は常に駐車場で発
券された駐車券を携えなければならず、煩わしさがあっ
た。本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、本
発明の目的は、予約時に通知される予約番号、暗証番号
や予約票、駐車場で発券される駐車券を携えることな
く、クレジットカード等の利用者を判別する一意情報を
記録した記録媒体を用いて、駐車場の予約から駐車場の
利用、駐車料金の清算を行うことができ、さらに、駐車
場と提携している店での購入金額に応じた駐車料金の割
引等を受けることができる駐車場管理システムを提供す
ることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、図１に示すよ
うに、予約端末１、駐車場の入場機３、駐車料金の自動
清算機４、及び店舗内の端末５に、クレジットカード、
デビットカード等の利用者を判別する一意情報を記録し
た記録媒体を読み取る機構を設け、この一意情報を駐車
場の管理サーバ２に送信し、管理サーバ２は、上記一意
情報に基づき駐車場の予約、駐車場への入場、駐車料金
の清算等を一元的に管理する。また、駐車場の利用者が
駐車場の提携先の店舗で買い物等をした場合、利用者の
購入金額を上記一意情報とともに上記店舗端末５から管
理サーバ２に送信し、管理サーバ２は当該利用者が駐車
料金の清算を行う際、上記購入金額を清算機４に送信
し、清算機３において上記購入金額に基づき駐車料金の
割引処理を行う。本発明は上記構成としたので、利用者
は、利用者の一意情報を記録した記録媒体のみを携帯す
るだけで、駐車場の予約、駐車場の入場、駐車料金の精
算を行うことができる。特に、利用者は、予約時に出力
される予約票等を携帯したり、入場機のテンキーを操作
することなく、利用者の一意情報を記録した記録媒体の
みで駐車場への入場が可能となるので、従来のような煩
わしさがない。また、利用者が駐車場の提携店舗で買い
物する際、上記一意情報を記録した記録媒体を携帯する
だけで、清算時に購入金額に応じた駐車料金の割引サー
ビスを受けることができ、従来のように駐車場で発券さ
れた駐車券とレシートを携える必要がない。さらに、店
舗端末において、提携駐車場の利用者が買い物等をした
とき、管理サーバから通知される利用者の駐車場への入
庫時間と、該入庫時間からの経過時間をレシートに印字
したりディスプレイに表示することにより、利用者は、
現時点までの駐車時間を知ることができ、利用者へのサ
ービス向上を図ることができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１は本発明の実施例のシステム
の全体構成を示す図である。図１において、１は駐車場
の予約を行うための予約端末であり、クレジットカー
ド、デビットカード等の利用者を判別する一意情報を記
録した記録媒体（以下クレジットカードとして説明す
る）を読み取る機構を備え、利用者の駐車情報の利用予
約を受け付け、利用者のクレジットカード番号、入庫予
定時等の情報を駐車場の管理サーバに送信する。２は駐
車場の管理サーバであり、利用者のクレジットカード番
号、入庫予定時刻、駐車番号等を管理する利用者情報管
理テーブルと、入庫済、予約済等の駐車場内の駐車スペ
ースに割り当てられる駐車番号を管理する駐車番号テー
ブルを備え、予約端末１からの予約を受け付けるととも
に、駐車場の提携先の店舗から送られてくる当該駐車場
の利用者の当該店舗における購入金額を受信し、入庫、
出庫時に入場機３に入場許可を通知したり、自動清算機
４に入庫時間、当該利用者の提携店舗におけ購入金額等
を通知する。３は入場機であり、利用者のクレジットカ
ードを読み取る機構を備え、クレジットカードから読み
取った情報に基づき利用者を判別して、駐車場への入場
を許可する。４は清算機であり、利用者のクレジットカ
ードを読み取る機構を備え、クレジットカードから読み
取った情報に基づき利用者を判別して、利用者の駐車場
利用料金を算出し、料金の清算を行う。５は店舗内に設
置される端末であり、利用者のクレジットカードを読み
取る機構を備え、クレジットカードから読み取った情報
に基づき利用者を判別して、提携先の駐車場の利用者の
購入金額を上記駐車場の管理サーバに通知する。

【０００６】予約端末１は、図２に示すように利用者か
らの照会に応じて、画面に駐車場の空き情報を表示する
ための表示部１ａと、利用者が目的地に近い駐車場を選
択したり、入庫予定時刻を入力するための選択指示部１
ｂと、クレジットカードのＭＳ（磁気ストライプ）情報
を読み込みためのカードリーダ部１ｃと、駐車場の管理
サーバ２との間で通信を行うための通信制御部１ｄと、
上記予約に必要な処理を行うＣＰＵ１ｅと、プログラム
やデータを格納するメモリ１ｆとを備える。利用者が予
約を行う際は、予約端末１のカードリーダ部１ｃにクレ
ジットカードを読み込ませ、選択指示部１ｂにより駐車
場を選択し、さらに、入庫予定時刻を入力する。予約端
末１は、選択された駐車場の管理サーバ２に予約可能か
問い合わせ、予約可能の場合は、入庫予定時刻及びクレ
ジットカード番号を駐車場の管理サーバに送信する。

【０００７】駐車場の管理サーバ２は、ＣＰＵ、メモ
リ、外部記憶装置や上記予約端末１や後述する入場機
３、清算機４、店舗端末５と通信するための通信制御部
等を備えた処理装置であり、利用者の利用情報を管理す
る利用者情報管理テーブルと、駐車場内の駐車場所を管
理する駐車番号テーブルを持つ。上記利用者情報管理テ
ーブルは、予約端末１から送信されたクレジット番号等
の一意情報を元に利用者の一意情報単位に作成され、図
３に示すように、クレジットカード番号、入庫予定時
刻、駐車番号、入庫時間、提携先店舗における利用者の
購入金額を管理する。また、予約時には、予約情報とし
て、上記クレジット番号、入庫予定時刻、駐車番号を設
定する。なお、駐車番号は、駐車場内の各駐車スペース
に割り当てられる番号である。駐車番号テーブルは、上
記駐車番号により駐車場内の各駐車スペースを管理し、
駐車番号が割り当てられた駐車スペースが入庫済か、予
約済か、出庫済か等の空き状態を管理する。上記管理サ
ーバは、予約、入庫、出庫時に上記駐車番号テーブルを
更新し、予約端末からの問い合わせがあると、上記駐車
場番号テーブルにより、空いている駐車番号を検索す
る。そして、空きがある場合は、予約可能として予約端
末１に予約許可を与える。予約破棄時は、例えば、予約
破棄が入庫予定時刻前なら、上記駐車番号テーブルから
予約情報を消去し、駐車場料金の請求を行わないように
し、予約破棄が入庫予定時刻以降ならば、入庫予定時刻
から予約破棄までの時間を算出し、時間に応じた料金を
請求し、同時に上記駐車番号テーブルから予約情報を消
去する。また、入庫予定時間から一定時間が経過したな
ら、上記駐車番号テーブルからから予約情報を消去し、
かつ、入庫予定時刻から予約破棄までの時間を算出し、
時間に応じた料金を請求する。

【０００８】入場機３は、図４に示すように駐車場の入
口に設けられた入場ゲートを制御する入場ゲート制御部
３ａと、駐車場の利用者に駐車番号を知らせる駐車番号
表示部３ｂと、クレジットカードのＭＳ情報を読み込む
カードリーダ部３ｃと、管理サーバ２と通信を行うため
の通信制御部３ｄと、入場機３を制御するＣＰＵ３ｅ
と、プログラムやデータを格納するメモリ３ｆとを備え
る。入庫時、利用者がクレジットカードを入場機のカー
ドリーダ部３ｃに挿入すると、入場機３はクレジットカ
ードのＭＳ情報からクレジットカード番号を読み取り、
駐車場の管理サーバ２に上記利用者が予約者であるかを
確認する。駐車場の管理サーバ２は入場機３から問い合
わせがあると、上記クレジットカードのＭＳ情報をキー
に前記利用者情報管理テーブルの予約情報を検索し、予
約者か否かを判定する。予約者の場合は、入場許可通知
と、あらかじめ確保していた駐車番号を入場機３に通知
し、入場機３は前記入場ゲート制御部３ａにより駐車場
の入口に設けられたゲートを上げ、利用者の入場を許可
する。また、管理サーバ２にて予約者でないと判定され
た場合は、駐車番号テーブルを参照して駐車スペースに
余裕があるかを判定し、余裕があれば入場許可と駐車可
能な駐車番号を入場機３に通知する。同時に、駐車番号
テ−ブルに駐車番号を書き込み、ＭＳ情報と入場時間を
利用者情報管理テーブルに書き込む。

【０００９】店舗端末５は、駐車場と提携している店舗
内に設置されるＰＯＳ端末であり、前記クレジットカー
ドのＭＳ情報を読み込むカードリーダ部と、駐車場の管
理サーバ２と通信するための通信制御部を備える。駐車
場と提携している店で利用者が買い物をした場合、上記
店舗端末のカードリーダ部で、クレジットカードを読み
込ませ、店舗端末５から、提携先の駐車場の管理サーバ
２に該当するクレジット番号が存在するか問い合わせ
る。そして、管理サーバ２は利用者情報管理テーブルに
利用者のクレジット番号が存在する場合は、店舗端末５
から、クレジットカード番号と購入金額データを駐車場
の管理サーバ２に送信する。駐車場の管理サーバ２は、
管理サーバ内の利用者情報管理テーブルから該当するク
レジット番号を検索し、該当するクレジット番号の管理
テーブルの購入金額に今回の購入金額と前回の購入金額
を足したものを書き込む。また、上記利用者の入庫時間
を店舗端末５に送信する。店舗端末５では、上記入庫時
間から現時点までの経過時間を求める。そして、図５
（ａ）に示すように利用者の購入品、購入金額と上記入
庫時間と経過時間を印字したレシートを発行する。ま
た、店舗端末のディスプレイに利用駐車場、入庫時間、
利用時間等を表示する。利用者は、上記レシートに印字
された入庫時間と経過時間から、現時点までの駐車時間
を知ることができる。

【００１０】自動清算機４は、図６に示すように、駐車
場の出口に設けられた出場ゲートを制御する出場ゲート
制御部４ａと、駐車料金を表示する料金表示部４ｂと、
現金投入部４ｃと、投入された現金を数える現金計数部
４ｄと、クレジットカードのＭＳ情報を読み込むカード
リーダ部４ｅと、時計機構４ｆと、管理サーバ２と通信
を行うための通信制御部４ｇと、自動清算機４を制御す
るＣＰＵ４ｈと、プログラムやデータを格納するメモリ
４ｉとを備える。出庫時、利用者がクレジットカードを
自動清算機４に挿入すると、自動清算機４はクレジット
カードのＭＳ情報からクレジットカード番号を読み取
り、駐車場内の管理サーバ２に該当クレジットカード番
号の購入金額の問い合わせを行う。駐車場内の管理サー
バ２は、サーバ内の利用者情報管理テーブルから該当す
るクレジット番号を検索し、該当するクレジット番号の
利用者情報管理テーブルに記録された提携店舗における
利用者の購入金額を自動清算機４に通知する。自動清算
機４は通知された購入金額から割引料金を決定し、駐車
場利用料金の算出を行い、料金表示部４ｂに利用料金を
表示する。利用者が表示された料金を現金投入部４ｄか
ら入金すると、出場ゲート制御部４ａにより出場ゲート
を上げて、出車を許可する。なお、自動清算機４に、現
金による支払い、またはクレジットカードによる支払い
を選択ができる手段を設け、現金が選択された場合は、
現金を入金することで清算が可能となり、クレジットカ
ードが選択された場合は、クレジットカード会社に料金
を自動的に請求する仕組みを持ってもよい。

【００１１】図７は、上記駐車場予約時の処理フローで
ある。同図において、利用者が予約申し込み操作をし、
クレジットカードを挿入すると（ステップＳ１）、予約
端末はクレジットカード番号を読み取り、選択画面を表
示する（ステップＳ２，Ｓ３）。利用者が選択画面上
で、駐車場の選択操作をすると、予約端末は、該当する
駐車場の管理サーバ２に予約が可であるかを問い合わせ
る（ステップＳ４，Ｓ５）。予約可でない場合には、駐
車場の再選択指示を表示し（ステップＳ６）、ステップ
Ｓ３に戻り、利用者は上記駐車場の選択操作を繰り返
す。予約可の場合、予約端末は上記クレジットカード番
号を駐車場の管理サーバ２に送信し（ステップＳ７→ス
テップＳ８）、予約完了表示をする（ステップＳ９）。
図８は、駐車場入場時における処理フローである。利用
者が駐車場の入口で入場機にクレジットカードを挿入す
ると（ステップＳ１）、入場機はカード番号を駐車場の
管理サーバに照会する（ステップＳ２）。駐車場の管理
サーバは、利用者情報管理テーブルを検索し、照会のあ
った利用者が予約者であるかを調べる（ステップＳ３，
Ｓ４）。予約者の場合には、予約者名と駐車番号を入場
機に通知し（ステップＳ８）、利用者情報管理テーブル
に入庫時間をセットする（ステップＳ７）。また、予約
者でない場合には、駐車番号テーブルを検索し（ステッ
プＳ５）、空きがあるかを調べる。空きがない場合に
は、空きがないことを入場機に通知して処理を終了す
る。空きがある場合には、入場機に空き有りを通知し、
駐車番号テーブルを更新する。さらに、駐車番号を入場
機に通知し、利用者情報管理テーブルを更新し、利用者
情報管理テーブルに入庫時間をセットする（ステップＳ
９，Ｓ７）。入場機は、上記駐車場の管理サーバからの
通知を受信し、利用者が予約者であるか、予約者ではな
いが駐車場に空きがある場合には、駐車番号を表示し
て、入場許可ゲートを上げる（ステップＳ１０，Ｓ１
１）。また、予約者でなく、かつ、駐車場に空きがなけ
れば、入場不許可表示をする（ステップＳ１２）。

【００１２】図９は駐車場の利用者が提携店舗で買い物
をしたときの処理フローである。利用者が提携店舗で買
い物をしてレジに行き、クレジットカードを提示する
と、店舗端末にクレジットカードを挿入して、クレジッ
ト番号を読み取り（ステップＳ１）、提携駐車場の管理
サーバに該当者がいるかを問い合わせる（ステップＳ
２）。駐車場の管理サーバでは、クレジット番号が送ら
れてくると、利用者情報管理テーブルを検索し（ステッ
プＳ３）、該当利用者の存在の有無、および、該当利用
者が存在する場合には、該当利用者の入庫時間を店舗端
末に通知する（ステップＳ４）。店舗端末では、管理サ
ーバから該当者が存在しないという通知があると、ステ
ップＳ２に戻り、他の提携駐車場に問い合わせを行う。
また、該当者が存在する場合には、利用者のクレジット
番号および購入金額を駐車場の管理サーバに通知する
（ステップＳ５→ステップＳ６）。そして、前記したよ
うに、レシートに該当利用者の入庫時間および経過時間
を印字する。駐車場の管理サーバは、クレジット番号と
購入金額が通知されると、利用者情報管理テーブルを検
索し、該当する利用者の購入金額を検索する（ステップ
Ｓ７）。そして、利用者情報管理テーブルの購入金額
を、前回の購入金額に今回の購入金額を加算した金額と
する（ステップＳ８）。図１０は駐車料金清算時の処理
フローを示す図である。利用者が清算機にクレジットカ
ードを挿入すると、清算機はクレジット番号を読み取
り、クレジット番号を駐車場の管理サーバに送信する。
駐車場の管理サーバは、該当利用者の購入金額と、入庫
時間を利用者情報管理テーブルから検索し（ステップＳ
３）、購入金額と入庫時間を清算機に通知する（ステッ
プＳ４）。清算機では、駐車場の管理サーバから購入金
額と入庫時間が通知されると、入庫時間、出庫時間をも
とに駐車料金を計算する（ステップＳ５）。そして、上
記購入金額から割引料金を決定し（ステップＳ６）、駐
車料金から割引料金を引いた駐車料金を計算する（ステ
ップＳ７）。さらに、駐車料金を表示し（ステップＳ
８）利用者が入金をすると、入金された現金を計数し
（ステップＳ９）、入金を確認した後、出場ゲートを上
げる（ステップＳ１０）。なお、上記説明では、清算機
が駐車料金を算出しているが、駐車場の管理サーバで割
引料金等を決定して駐車料金を算出し、清算機に送信す
るようにしてもよい。

【００１３】（付記１）利用者を判別する一意情報を記
録した記録媒体の情報を読み込む手段を備え、該手段に
より読み取られた一意情報と、利用者の駐車予約情報と
を送信し、予約可能かを問い合わせをする予約端末と、
上記予約端末からの問い合わせに対して、予約可能なと
き、上記予約端末に許可通知を行うとともに、入場機か
ら利用者の一意情報が通知されたとき、当該利用者が予
約者であるか否かを判別し、入場機へ入場許可を通知す
る手段と、自動清算機から利用者の一意情報が通知され
たとき、当該利用者の入庫時間を自動清算機に通知する
手段とを備えた駐車場管理サーバと、利用者を判別する
一意情報を記録した記録媒体の情報を読み込む手段を備
え、該手段により読み取られた一意情報を上記管理サー
バに通知して、該管理サーバからの通知に応じて、利用
者に入場許可をする入場機と、利用者を判別する一意情
報を記録した記録媒体の情報を読み込む手段を備え、該
一意情報を上記管理サーバに送信し、管理サーバから送
られる入庫時間を受信し、該入庫時間と、出庫時間とか
ら駐車場利用料金を算出して表示する自動清算機とを備
えたことを特徴とする駐車場管理システム。 （付記２）予約端末から送られる利用者からの駐車予約
と、該利用者を判別する一意情報を管理する利用者情報
管理テーブルと、上記予約端末からの問い合わせに対し
て、空きがあるとき、予約可能として予約端末に許可通
知を行うとともに、利用者からの駐車予約情報と、該利
用者の上記一意情報を、上記利用者情報管理テーブルに
登録する手段と、入場機から利用者の一意情報が通知さ
れたとき、上記利用者情報管理テーブルを参照して当該
利用者が予約者であるか否かを判別し、入場機への入場
許可を通知する手段と、店舗端末から通知される利用者
の一意情報に基づき、上記利用者情報管理テーブルを検
索し、上記利用者情報管理テーブルに登録された利用者
であることを該店舗端末に通知するとともに、店舗端末
から送信される利用者の購入金額を上記利用者情報管理
テーブルに書き込む手段と、自動清算機から利用者の一
意情報が通知されたとき、当該利用者の入庫時間と、購
入金額を自動清算機に通知する手段とを備えたことを特
徴とする駐車場管理サーバ。 （付記３）利用者を判別する一意情報を、当該店舗の提
携先の駐車場を管理する管理サーバに送信し、当該店舗
の提携先の駐車場を当該利用者が利用しているかを問い
合わせる手段と、上記管理サーバから、上記駐車場を利
用していることを通知されたとき、当該利用者の当該店
舗における購入金額を上記管理サーバに送信する手段
と、利用者の入庫時間を上記管理サーバに問い合わせ、
管理サーバから通知される入庫時間からの経過時間を計
算して、入庫時間および経過時間を表示および／または
印字する手段を備えたことを特徴とする駐車場管理サー
バに連携した店舗端末。 （付記４） 利用者を判別する一意情報を記録した記録
媒体を読み込む手段と、該読み込まれた一意情報を駐車
場を管理する管理サーバに送信し、該管理サーバに、該
当する利用者の入庫時間、および当該利用者の提携先の
店舗での購入金額の問い合わせを行う手段と、上記管理
サーバから通知される購入金額に基づき割引料金を決定
し、上記入庫時間および出庫時間から駐車場利用料金を
算出する手段と、上記駐車場利用料金を表示し、駐車場
料金の清算処理を行う手段とを備えたことを特徴とする
駐車料金の清算機。 （付記５） 駐車場を管理するためのプログラムであっ
て、上記プログラムは、上記予約端末からの問い合わせ
に対して、空きがあるとき、予約可能として予約端末に
許可通知を行うとともに、利用者からの駐車予約情報
と、該利用者の上記一意情報を、利用者情報管理テーブ
ルに登録する処理と、入場機から利用者の一意情報が通
知されたとき、上記利用者情報管理テーブルを参照して
当該利用者が予約者であるか否かを判別し、入場機への
入場許可を通知する処理と、店舗端末から通知される利
用者の一意情報に基づき、上記利用者情報管理テーブル
を検索し、上記利用者情報管理テーブルに登録された利
用者であることを該店舗端末に通知するとともに、店舗
端末から送信される利用者の購入金額を上記利用者情報
管理テーブルに書き込む処理と、自動清算機から利用者
の一意情報が通知されたとき、当該利用者の入庫時間
と、購入金額を自動清算機に通知する処理をコンピュー
タに実行させることを特徴とする駐車場管理プログラ
ム。 （付記６） 駐車場に連携した店舗端末において、提携
先の駐車場へ利用者の購入金額を通知するプログラムで
あって、上記プログラムは、利用者を判別する一意情報
を、当該店舗の提携先の駐車場を管理する管理サーバに
送信し、当該店舗の提携先の駐車場を当該利用者が利用
しているかを問い合わせる処理と、上記管理サーバか
ら、上記駐車場を利用していることを通知されたとき、
当該利用者の当該店舗における購入金額を上記管理サー
バに送信する処理と、利用者の入庫時間を上記管理サー
バに問い合わせ、管理サーバから通知される入庫時間か
らの経過時間を計算して、入庫時間および経過時間を表
示および／または印字する処理をコンピュータに実行さ
せることを特徴とする駐車場に連携した店舗端末のプロ
グラム。 （付記７） 駐車料金の清算処理プログラムであって、
上記プログラムは、利用者を判別する一意情報を記録し
た記録媒体を読み込む処理と、該読み込まれた一意情報
を駐車場を管理する管理サーバに送信し、該管理サーバ
に、該当する利用者の入庫時間、および当該利用者の提
携先の店舗での購入金額の問い合わせを行う処理と、上
記管理サーバから通知される購入金額に基づき割引料金
を決定し、上記入庫時間および出庫時間から駐車場利用
料金を算出する処理と、上記駐車場利用料金を表示し、
駐車場料金の清算処理をコンピュータに実行させること
を特徴とする駐車料金の清算処理プログラム。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、以下の効果を得ることができる。 （１）利用者は、クレジットカード等の利用者の一意情
報を記録した記録媒体のみを携帯するだけで、駐車場の
予約、駐車場の入場、駐車料金の精算を行うことがで
き、従来のように、予約完了時に駐車場予約装置から通
知される予約番号または暗証番号を控えたり、駐車場予
約装置からプリントアウトされる予約番号または暗証番
号が記載された予約票を携える必要がなくなる。また、
利用者は、入庫時、予約番号または暗証番号を入場機の
テンキーで入力して、予約確認を行い、駐車場に入場す
る必要がなく、上記一意情報を記録した記録媒体を入場
機に挿入するだけで済む。さらに、利用者は駐車場で発
券された駐車券を常に携帯する必要がなく、上記一意情
報を記録した記録媒体を入場機及び自動清算機に挿入す
るだけで、駐車場の清算が可能となる。 （２）利用者が駐車場の提携店舗で買い物する際、上記
一意情報を記録した記録媒体を携帯するだけで、清算時
に購入金額に応じた駐車料金の割引サービスを受けるこ
とができる。このため、従来のように、利用者が店のサ
ービスカウンタ等において駐車場で発券された駐車券と
レシートを提示して購入金額に応じて割引券等を受ける
必要がない。 （３）店舗端末において、提携駐車場の利用者が買い物
等をしたとき、管理サーバから通知される利用者の駐車
場への入庫時間と、該入庫時間からの経過時間をレシー
トに印字したりディスプレイに表示することにより、利
用者は、現時点までの駐車時間を知ることができ、利用
者へのサービス向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の駐車場管理システムの全体構
成を示す図である。

【図２】予約端末のハードウエア構成を示す図である。

【図３】利用者情報管理テーブルの一例を示す図であ
る。

【図４】入場機のハードウエア構成を示す図である。

【図５】店舗端末のディスプレイの表示例およびレシー
トの印字例を示す図である。

【図６】自動清算機のハードウエア構成を示す図であ
る。

【図７】駐車場予約時の処理フローを示す図である。

【図８】駐車場入場時における処理フローを示す図であ
る。

【図９】駐車場の利用者が提携店舗で買い物をしたとき
の処理フローを示す図である。

【図１０】駐車料金清算時の処理フローを示す図であ
る。

【符号の説明】

１ 予約端末 ２ 管理サーバ ３ 入場機 ４ 清算機 ５ 店舗内に設置される端末

フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E027 EA03 EB01 EB05 EC05 EC08 3E042 CB03 CB07 CC02 CD04 CE07 5H180 AA01 BB05 BB12 EE10 KK01 KK06 KK07

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 利用者を判別する一意情報を記録した記
   録媒体の情報を読み込む手段を備え、該手段により読み
   取られた一意情報と、利用者の駐車予約情報とを送信
   し、予約可能かを問い合わせをする予約端末と、 上記予約端末からの問い合わせに対して、予約可能なと
   き、上記予約端末に許可通知を行うとともに、入場機か
   ら利用者の一意情報が通知されたとき、当該利用者が予
   約者であるか否かを判別し、入場機へ入場許可を通知す
   る手段と、自動清算機から利用者の一意情報が通知され
   たとき、当該利用者の入庫時間を自動清算機に通知する
   手段とを備えた駐車場管理サーバと、 利用者を判別する一意情報を記録した記録媒体の情報を
   読み込む手段を備え、該手段により読み取られた一意情
   報を上記管理サーバに通知して、該管理サーバからの通
   知に応じて、利用者に入場許可をする入場機と、 利用者を判別する一意情報を記録した記録媒体の情報を
   読み込む手段を備え、該一意情報を上記管理サーバに送
   信し、管理サーバから送られる入庫時間を受信し、該入
   庫時間と、出庫時間とから駐車場利用料金を算出して表
   示する自動清算機とを備えたことを特徴とする駐車場管
   理システム。
2. 【請求項２】 予約端末から送られる利用者からの駐車
   予約と、該利用者を判別する一意情報を管理する利用者
   情報管理テーブルと、 上記予約端末からの問い合わせに対して、空きがあると
   き、予約可能として予約端末に許可通知を行うととも
   に、利用者からの駐車予約情報と、該利用者の上記一意
   情報を、上記利用者情報管理テーブルに登録する手段
   と、 入場機から利用者の一意情報が通知されたとき、上記利
   用者情報管理テーブルを参照して当該利用者が予約者で
   あるか否かを判別し、入場機への入場許可を通知する手
   段と、 店舗端末から通知される利用者の一意情報に基づき、上
   記利用者情報管理テーブルを検索し、上記利用者情報管
   理テーブルに登録された利用者であることを該店舗端末
   に通知するとともに、店舗端末から送信される利用者の
   購入金額を上記利用者情報管理テーブルに書き込む手段
   と、 自動清算機から利用者の一意情報が通知されたとき、当
   該利用者の入庫時間と、購入金額を自動清算機に通知す
   る手段とを備えたことを特徴とする駐車場管理サーバ。
3. 【請求項３】 利用者を判別する一意情報を、当該店舗
   の提携先の駐車場を管理する管理サーバに送信し、当該
   店舗の提携先の駐車場を当該利用者が利用しているかを
   問い合わせる手段と、 上記管理サーバから、上記駐車場を利用していることを
   通知されたとき、当該利用者の当該店舗における購入金
   額を上記管理サーバに送信する手段と、 利用者の入庫時間を上記管理サーバに問い合わせ、管理
   サーバから通知される入庫時間からの経過時間を計算し
   て、入庫時間および経過時間を表示および／または印字
   する手段を備えたことを特徴とする駐車場管理サーバに
   連携した店舗端末。