JP2004126998A - 情報処理システム - Google Patents

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Teruhiko Fujisawa
藤沢 照彦
Michiko Mizuno
水野 美知子
Satoshi Kinoshita
木下 悟志
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Abstract

【課題】各種特典制度の利用に際して利用者の負担を軽減し得る情報処理システムを提供する。
【解決手段】複数種類の特典情報(管理用データD:ポイントデータDpおよびクーポンデータDc)を書換え可能に記憶する不揮発性の記憶部を有する携帯可能なICカード10に対する特典情報の書込みおよびICカード10に書き込まれている特典情報の読出しを実行可能に構成された複数のPOS端末21やレジスター25を備えて情報処理システム1を構成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポイントカード制度やクーポン券制度などの特典制度の利用に関する情報を処理する情報処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、販売促進(顧客獲得)や地域振興を目的として、ポイントカード制度やクーポン券制度などの各種特典制度を導入する店舗や団体等が増えている。このうちのポイントカード制度は、例えば対価の支払額や来店回数に応じて付与された得点(ポイント)の累積点数に応じて商品等の割引や景品交換などの特典が提供される制度であって、支払い時等にポイントカードを提示することにより、そのポイントカードに得点が付与される。この制度において使用されるポイントカードとしては、付与された得点分だけ捺印またはシールの貼付が可能なペーパーカードや、累積点数に関する得点情報を書き込み可能に構成された磁気カードの他に、そのポイントカードの所有者を特定するための情報が記録されたバーコードカードやICカードなどが存在する。この場合、バーコードカードやICカードを用いたポイントカード制度では、まず、ポイントカード毎に付与されたカードIDと、そのポイントカードの所有者を特定する情報(顧客情報)とを関連付けて管理装置に記憶させる。また、得点付与時には、ポイントカードからカードIDを読み取ると共に、付与した得点を加算した累積点数に関する得点情報をそのカードIDに関連付けて管理装置に記憶させる。これにより、ペーパーカードや磁気カードと同様にして、各ポイントカード毎に別個に得点を付与して管理することが可能となっている。
【0003】
これらの各種ポイントカードのうちのいずれを使用するかについては、ポイントカード制度を導入する店舗等が決定する。また、一部の共通ポイントカードを除き、一般的には、同じタイプのポイントカードであったとしても店舗毎に別個のポイントカードが発行される。したがって、ポイントカードの利用者は、店舗毎に発行される数多くのポイントカードを携帯して、その中から利用店舗によって発行されたポイントカードを提示する。これにより、そのポイントカードに付与されている得点の累積点数に応じた特典を享受することができる。
【0004】
また、クーポン券制度は、クーポン券を持参した者に対して、所定の商品(またはサービス)に対する割引や特価商品の優先販売等の特典が提供される制度であって、店舗内や街頭で配布されたり、折込み広告やダイレクトメール等に印刷されて配布されたりする。この場合、クーポン券制度では、一般的には、利用者によって持参されたクーポン券が使用可能か否か(対応店舗か、有効期限内かなど)が確認できればよく、利用者についての情報をクーポン券に表示しておく必要はない。したがって、前述したポイントカードとは異なり、クーポン券制度で使用されるクーポン券は、特典が提供される店舗名、提供される特典の内容、および特典提供の有効期限などの情報が印刷された様々な大きさ、形状の紙片で構成されている。この場合、クーポン券制度で使用されるクーポン券は、一般的には、配布する店舗側によって製作(印刷)されるが、今日のインターネット接続環境の拡大に伴い、利用者がクーポン券印刷用の画像データ等を所定のウェブサーバからダウンロードして自宅のプリンタで印刷するものも存在する。一方、これら各種クーポン券の利用に際しては、複数のクーポン券の中から利用店舗で利用可能なクーポン券を店員に差し出すことにより、そのクーポン券に印刷されている内容に従って特典を享受することができる。
【0005】
一方、特開2001−84293号公報には、商品名(対価支払の対象名)や値段(支払額)などを含む商品購入情報(13)を記録可能に構成された精算カード(1)に対して商品購入情報を記録する商品管理装置(3)と、精算カードに記録された商品購入情報を読み取ると共に読み取った商品購入情報に基づいて家計簿集計データ(43)を生成する家計簿作成装置(4)とを備えた商品購入情報管理システム(以下、「管理システム」ともいう)が開示されている。この場合、精算カードは、一例としてICカード、磁気カードまたはバーコードカードで構成されて家計簿作成装置の所有者(管理者)である消費者(2)によって携帯される。また、商品管理装置は、精算カードに対する商品購入情報の記録が可能なカードライタ(32)およびバーコードリーダ(31)が接続されたレジスター(30)を備え、商品提供者サイド(A1。販売店等)に設置されている。このレジスターには、商品についての商品名や価格などに関する商品データ(12)を記録した商品データベース(33)が登録されている。さらに、家計簿作成装置は、精算カードから商品購入情報を読み取り可能なカードリーダ(41)と、カードリーダを介して読み取った商品購入情報に基づいて家計簿集計データを生成する家計簿データ処理部(42)と、家計簿集計データに基づいて各種情報を表示する家計簿集計データ表示部(44)とを備え、消費者サイド(A2。消費者宅等)に設置されている。
【0006】
この管理システムでは、商品(10)の購入に際して、消費者がレジ担当者に購入する商品と精算カードとを手渡す。次に、レジ担当者は、商品に貼付されているバーコードをバーコードリーダによって読み取る。この際に、レジスターは、読み取ったバーコードから商品コード(11)を検出(特定)し、この商品コードに対応する商品についての商品データを商品データベースから読み出す。次に、レジスターは、商品データベースから読み出した商品データに基づいて商品購入情報を生成し、生成した商品購入情報をカードライタに対して精算カードに記録させる。これにより、精算カードには、購入した商品に関する商品購入情報が記録される。この後、消費者は、商品購入情報が記録された精算カードと、精算が完了した商品とを受け取って帰宅する。一方、精算カードに記録されている商品購入情報に基づいて家計簿集計データを生成する際には、まず、精算カードを家計簿作成装置のカードリーダに挿入することにより、カードリーダに対して精算カードから商品購入情報を読み取らせる。この際に、家計簿データ処理部は、家計簿作成処理を実行することにより、商品購入情報内の支出データに基づいて家計簿集計データを生成する。これにより、精算カードに記録された商品購入情報に基づいて、家計簿集計データが家計簿作成装置内に記録される。この後、消費者は、家計簿集計データに基づく各種情報を家計簿集計データ表示部に表示させて情報管理を行う。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−84293号公報(第3−4頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の特典制度(ポイントカード制度およびクーポン券制度)には、以下の問題点がある。すなわち、従来の特典制度では、複数のポイントカードや複数のクーポン券の中から利用店舗によって発行されたポイントカード、または利用店舗で利用可能なクーポン券を提示することによって特典を享受することができる。この場合、前述したように、様々なタイプのポイントカードが存在し、しかも、店舗毎に別個のポイントカードが発行されている現状では、利用者が、各種特典を有効に利用できるためには、数多くのポイントカードを携帯しなければならない。したがって、これらの数多くのポイントカードの携帯が煩雑であり、しかも、利用の際に数多くのポイントカードから所望のポイントカードを見付けるのが困難であるという問題点が存在する。同様にして、クーポン券についても、その特典内容や有効期限等が異なる数多くのクーポン券の携帯が煩雑であると共に、利用の際に所望のクーポン券を見付けるのが困難であるという問題点が存在する。また、数多くのポイントカードの携帯に起因して、その店舗で既に発行されているポイントカードの存在を忘れて再び発行を依頼することもある。かかる場合には、携帯するポイントカードがさらに数多くなる。
【0009】
さらに、従来の特典制度のうち、ポイントカードに得点情報を記録しておくペーパーカードや磁気カードを用いたポイントカード制度では、そのポイントカードに対して付与された特典がポイントカードのみに記録されている。このため、ポイントカードを紛失または汚損したときには、それ以前に付与された得点が失われて特典の享受が困難となるおそれがある。また、ペーパーカードや磁気カードでは、利用者によって得点情報が改ざんされたとしても、店舗側では、その改ざんの事実を認識するのが事実上不可能となっている。このため、改ざんされた特典情報に基づいて特典が提供されることにより、ポイントカード制度の本来の目的である販売促進や地域振興が妨げられるという問題点もある。この場合、管理装置側に得点情報を記録しておくバーコードカードやICカードでは、利用者による得点情報の改ざんを回避することができるものの、利用者自らが管理装置に自由に接続できないため、自らが既に獲得している得点やクーポン券の内容等を自由に確認できないという問題点がある。
【0010】
一方、上記のポイントカードやクーポン券と同様にして利用者の財布を膨らます要因として、対価の支払い時に発行されるレシート紙(領収証)や、各種プリペイドカードおよび電子マネーカード(前受金電子決済カード)などが存在する。この場合、レシート紙については、対価の支払い1回毎に1枚のレシート紙が発行されるため、例えばデパートメントストア等で異なる階の売り場で物品を購入した際には、同じ店舗内での買い物であるにも拘わらず、何枚ものレシート紙が発行される。また、プリペイドカードや電子マネーカードについては、その決済方法や使用可能条件等がカード毎または店舗毎に異なるため、一部の共通カードを除き、用途に合致する複数種のカードを携帯する必要がある。このように、上記したポイントカードやクーポン券のみならず、レシート紙、プリペイドカードおよび電子マネーカードを数多く携帯するのが利用者の負担となっており、これを改善する必要がある。
【0011】
この場合、特開2001−84293号公報に開示されている管理システムでは、商品の購入に際して精算カードに商品購入情報を記録させている。これにより、商品購入の都度レシート紙が発行されないため、何枚ものレシート紙の携帯が不要になっている。しかし、この管理システムでは、精算済みの商品に関する商品名や値段などを精算カードに記録されている商品購入情報に基づいて特定することが可能であるものの、商品購入時に付与された特典に関する特典情報が精算カードに記録されない。このため、精算カードとは別個に数多くのポイントカードやクーポン券を携帯しなくてはならなず、依然として、利用者の負担が大きいという問題点がある。
【0012】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、各種特典制度の利用に際して利用者の負担を軽減し得る情報処理システムを提供することを主目的とする。また、紛失または汚損時における再発行を可能としつつ、特典情報の改ざんを回避し得る情報処理システムを提供することを他の目的とする。さらに、獲得している特典情報を利用者自らが確認し得る情報処理システムを提供することをさらに他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る情報処理システムは、複数種類の特典情報を書換え可能に記憶する不揮発性の記憶部を有する携帯可能な外部記憶装置に対する当該特典情報の書込みおよび当該外部記憶装置に書き込まれている当該特典情報の読出しを実行可能に構成された複数の第1情報処理装置を備えて構成されている。この場合、本発明における「複数種類の特典情報」には、特典権利を付与する付与者、特典権利に対応する特典を提供する提供者、特典の内容、および特典権利の有効期限のいずれかが互いに異なる少なくとも2種類の特典情報が含まれる。
【0014】
また、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記外部記憶装置は、非接触方式での前記特典情報の読み書きが可能に構成され、前記第1情報処理装置は、前記外部記憶装置に対して前記特典情報を前記非接触方式で読み書きする。
【0015】
さらに、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記第1情報処理装置に直接または他の装置を介して接続されると共に前記外部記憶装置に書き込まれている前記特典情報を再現可能な管理情報を記憶する第1管理装置を備え、前記第1情報処理装置は、前記外部記憶装置に前記特典情報を書き込んだときに、その外部記憶装置を特定可能なカード特定情報と、書き込んだ前記特典情報とを関連付けた報知情報を前記第1管理装置に出力し、当該第1管理装置は、前記第1情報処理装置によって出力された前記報知情報に基づいてその外部記憶装置についての前記管理情報を生成して記憶する。
【0016】
また、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、所定条件が満たされたときに所定の前記外部記憶装置に対する特典権利の付与を許容する第2管理装置と、当該第2管理装置に接続可能に構成されて当該第2管理装置によって前記特典権利の付与が許容されたときに前記所定の外部記憶装置に当該許容された特典権利についての前記特典情報を書き込む第2情報処理装置とを備えている。
【0017】
さらに、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記第2管理装置は、インターネット上のウェブサーバで構成されている。
【0018】
また、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記第2情報処理装置は、前記外部記憶装置に書き込まれている前記特典情報を読み出して当該読み出した特典情報に対応する前記特典権利の内容を印刷または表示可能に構成されている。
【0019】
さらに、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記外部記憶装置は、対価支払の対象名、支払日時および支払額を含む支払情報を書き込み可能に構成され、前記第1情報処理装置は、前記対価支払に関する精算の完了時点で当該対価支払についての前記支払情報を前記外部記憶装置に書込み可能に構成されている。
【0020】
また、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記外部記憶装置から前記支払情報を読出し可能に構成されると共に当該読み出した支払情報に基づいて前記対価支払の対象名、前記支払日時および前記支払額を印刷または表示可能に構成された支払情報管理装置を備えている。
【0021】
さらに、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記外部記憶装置から前記支払情報を読出し可能に構成されると共に当該読み出した支払情報に基づいて所定の経理処理を実行可能に構成された支払情報管理装置を備えている。
【0022】
また、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記外部記憶装置は、前受金額についての前受金情報を書き込み可能に構成され、前記外部記憶装置に対して前記前受金情報を書込み可能に構成された前受金処理装置を備え、前記第1情報処理装置は、前記外部記憶装置から読み出した前記前受金情報によって特定される金額の範囲内で対価支払に関する精算を許容し、当該精算の完了時点でその精算額分だけ減じた新たな前記前受金情報をその外部記憶装置に書込み可能に構成されている。
【0023】
さらに、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムにおいて、前記外部記憶装置はカード型記憶媒体で構成されている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報処理システムの好適な実施の形態について説明する。
【0025】
最初に、情報処理システム1の構成について、図1〜5を参照して説明する。
【0026】
情報処理システム1は、本発明における外部記憶装置としてのカード型記憶媒体に相当するICカード10を使用して各種情報処理を実行可能に構成され、図1に示すように、商取引の現場である販売店A〜C(特典権利の付与者および特典の供給者)に設置された販売店用設備2a〜2c(以下、区別しないときには「販売店用設備2」ともいう)と、ポイントカード制度の管理会社に設置されて各販売店用設備2を統括管理する管理会社用設備3と、利用者宅に設置された利用者宅用設備4と、例えば販売店Aによって運営されているホームページについてのディジタルコンテンツが登録されたウェブサーバ5とを備えている。なお、同図では、本発明についての理解を容易とするために、3つの販売店用設備2および2つの利用者宅用設備4のみを図示しているが、実際には、さらに多数の販売店用設備2および利用者宅用設備4が存在する。
【0027】
この場合、ICカード10は、利用者毎に1枚ずつ発行される携帯可能な非接触型の情報記憶用カードであって、図2に示すように、アンテナ11、送受信回路12、データ記憶部13および制御部14を備えている。送受信回路12は、後述するカードリーダライタRWとの間でアンテナ11を介してレシートデータDr、ポイントデータDp、クーポンデータDcおよび電子マネーデータDm(以下、総称して「管理用データD」ともいう)やIDデータDiなどを送受信する。この場合、ICカード10は、例えば、外部装置(カードリーダライタRW)から送信されたポーリング信号に応じて返信信号(例えばIDデータDi)を送信する。また、ICカード10とカードリーダライタRW等との間では、ICカード10に対する不正なアクセスを防止するために、各種データを暗号化して送受信している。データ記憶部13は、本発明における不揮発性の記憶部に相当し、EEPROMやFERAMなどの不揮発性メモリで構成されている。このデータ記憶部13は、図3に示すように、複数のレシートデータDr,Dr・・が書き込まれるレシートデータブロックB1と、電子マネーデータDmが書き込まれる電子マネーデータブロックB2と、ポイントデータDp,Dp・・が書き込まれるポイントデータブロックB3と、クーポンデータDc,Dc・・が書き込まれるクーポンデータブロックB4と、IDデータDiなどの各種情報が書き込まれているシステムデータブロックB5とを含む5つのデータブロックBを備えて構成されている。
【0028】
この場合、レシートデータDrは、本発明における支払情報に相当し、レシート番号データ、商品名(対価支払の対象名)、品目コード、その金額(支払額)、支払形態データ(現金/電子マネー/クレジットカード)、店舗コード(電話番号を含む)、売り場コード、レジ番号、担当者コードおよび日時データ(支払日時)などからなるデータレコードで構成されている。電子マネーデータDmは、本発明における前受金情報に相当し、利用者によって前払いされた(前受けした)前受金額の残高に関する残高データと、使用額データおよび日時データからなる複数の使用履歴データレコードとが記録されて構成されている。ポイントデータDpは、本発明における特典情報に相当し、そのポイント(得点)を利用可能な対象店舗コードと、付与されたポイントの累積点数に関するポイント数データと、最終更新日時についての最終更新日時データとからなるデータレコードで構成されている。この場合、このICカード10のポイントデータブロックB3には、ICカード10に対して付与される複数種類のポイント(付与者、供給者および特典の内容などが互いに異なるポイント)の種類数だけポイントデータDp,Dp・・が書き込まれる。
【0029】
クーポンデータDcは、本発明における特典情報に相当し、そのクーポン(特典)を利用可能な対象店舗コードと、提供される特典の内容(例えば「○○商品を10%割引する」等)毎に付与された対象商品コードと、そのクーポンの有効期限についての有効期限データとからなるデータレコードで構成されている。この場合、クーポンデータブロックB4には、複数種類のクーポン(割引対象品目および利用可能店舗や、有効期限などが異なるクーポン)の種類数だけのクーポンデータDc,Dc・・が書き込まれる。IDデータDiは、本発明におけるカード特定情報に相当し、ICカード10の発行時に書き込まれた互いに異なるID番号で構成されている。この場合、各ICカード10毎に付与されたIDと、そのICカード10の所有者との関連付けについては、利用者が、ICカード10の利用を開始する際に、所定の手続き方法に従って管理会社に登録を依頼する。
【0030】
制御部14は、送受信回路12に対する管理用データDおよびIDデータDi等の送受信を制御すると共に、データ記憶部13に対する管理用データDおよびIDデータDi等の書込みおよび読出しを制御する。また、このICカード10は、図示しない電源回路を備え、例えば電磁誘導方式によって供給される電源によって各部を動作させる。なお、このICカード10は、一例として、後述する家計簿プログラムPの同梱品としてソフトメーカ(ソフトウェア製作会社)によって発行される。また、この情報処理システム1では、ポイントカード制度の管理会社とソフトメーカとが共同して情報処理システム1を管理することで、このICカード10を中心とする各種のサービスが展開される。
【0031】
販売店用設備2aは、多数の売り場を有する比較的大きな店舗向けの設備であって、図1に示すように、各売り場に設置された複数のPOS端末(端末機形電子式金銭登録機)21,21・・、利用者用端末22および制御装置23を備え、これらがLANによって相互に接続されている。この場合、各POS端末21,21・・には、ICカード10に対して管理用データDなどを送受信(読み書き)するためのカードリーダライタRWがそれぞれ接続されている。また、POS端末21は、カードリーダライタRWおよび制御装置23と相俟って本発明における第1情報処理装置を構成し、現金およびクレジットカードによる対価支払の精算処理、ICカード10を用いた対価支払の前受金精算処理(電子マネーデータDmに関するデータ処理)、領収証の発行処理(レシートデータDrの出力)、ポイントの付与処理(ポイントデータDpの出力)、クーポンの付与処理(クーポンデータDcの出力)、およびポイントやクーポンの利用時における各種処理などを実行する。また、POS端末21は、ポイントの付与時およびポイントの使用時には、付与したポイントまたは使用されたポイントについての情報を対象のICカード10に関連付けて制御装置23に報知する。
【0032】
カードリーダライタRWは、ICカード10に対して非接触で管理用データDおよびIDデータDiなどを送受信(読み書き)するためのものであって、図4に示すように、アンテナ31、送受信回路32および制御部33を備えている。送受信回路32は、アンテナ31を介してICカード10との間で管理用データDやIDデータDiなどを送受信する。制御部33は、送受信回路32に対する管理用データDおよびIDデータDi等の送受信を制御する。また、このカードリーダライタRWは、図示しない電源供給回路を備えており、ICカード10に対して非接触で電源を供給する。このカードリーダライタRWは、POS端末21および利用者用端末22や、後述するパーソナルコンピュータ45のUSBポートまたはシリアルポートに接続されて、管理用データDやIDデータDiなどを送受信する。この場合、このカードリーダライタRWでは、一例として125kHzまたは13.56MHzの搬送波を使用して、アンテナ31を中心とする10cm程度の範囲内に存在するICカード10に対して管理用データD等の送受信を行うことができる。
【0033】
利用者用端末22は、本発明における前受金処理装置および支払情報管理装置に相当し、後述するように、ICカード10に書き込まれているレシートデータDr等に基づいて商品名やその価格等を表示または印刷可能に構成されている。これにより、精算間違いや、値引き品等の間違いを販売店A内で確認することができる。具体的には、利用者用端末22は、図5に示すように、カードリーダライタRW、現金計数部35、プリンタ36、表示部37、操作部38および制御部39を備えている。現金計数部35は、利用者によって現金投入口(図示せず)に投入された紙幣18を計数して、その金額を制御部39に報知する。プリンタ36は、制御部39の制御下で、前受金についての入金明細書(レシート紙19。図6参照)や、ICカード10に書き込まれているレシートデータDrに基づく領収証(レシート紙19)などを印刷する。表示部37は、前受金についての金額、およびICカード10に書き込まれているレシートデータDrに基づく支払い明細、およびポイントデータDpやクーポンデータDcに基づくポイント数やクーポンの内容などを表示する。操作部38は、この利用者用端末22を操作するための各種操作ボタンを備えている。制御部39は、カードリーダライタRWに対する管理用データDおよびIDデータDi等の送受信制御、現金計数部35に対する計数制御、プリンタ36および表示部37に対する印刷制御および表示制御、並びに各種処理内容の制御装置23に対する報知などを実行する。
【0034】
制御装置23は、各POS端末21,21・・および利用者用端末22を店舗内(この場合、販売店A内)で統括制御する装置であって、各POS端末21,21・・によって精算処理時に使用される商取引用データを記憶する。また、図1に示すように、この制御装置23は、POS端末21によって報知された情報に基づいて、所定のICカード10に書き込んだポイントデータDpと、そのICカード10のIDデータDiとを関連付けた報知データDaを管理会社用設備3に公衆回線網N1を介して直接出力する。なお、制御装置23と管理会社用設備3との間に、例えば本支店会計用集計サーバ(本発明における「他の装置」の一例)を介在させ、制御装置23が外部装置を介して管理会社用設備3に報知データDaを出力するように構成することもできる。
【0035】
販売店用設備2b,2cは、図1に示すように、カードリーダライタRWが接続されたレジスター25を備えている。この販売店用設備2b,2cは、売り場が1つの比較的小さな店舗向け設備であって、レジスター25が販売店用設備2aにおけるPOS端末21および制御装置23の両機能を有している。具体的には、レジスター25は、精算処理時に使用される商取引用データを記憶すると共に、POS端末21と同様にして各種支払い形態による精算処理、領収証の発行処理(レシートデータDrの出力)、ポイントの付与(ポイントデータDpの出力)およびクーポンの付与(クーポンデータDcの出力)などを実行する。また、レジスター25は、ポイントの付与時およびポイントの使用時には、付与したポイントまたは使用されたポイントについての情報を対象のICカード10に関連付けた報知データDaを管理会社用設備3に公衆回線網N1を介して出力する。
【0036】
管理会社用設備3は、管理会社に設置された中央管理装置41を備えて構成されている。この中央管理装置41は、本発明における第1管理装置に相当し、販売店用設備2a〜2cや利用者宅用設備4によって出力された報知データDaに基づいて、各ICカード10,10・・に書き込まれているポイントデータDp,Dp・・を各ICカード10,10・・に関連付けてそれぞれ記憶する。また、中央管理装置41は、販売店用設備2a〜2cや利用者宅用設備4によって所定のICカード10についてのポイント累積点数に関する問い合わせ(ポイントデータDpの出力依頼)があったときに、そのICカード10についてのIDデータDiおよびポイントデータDpを関連付けて出力する。
【0037】
利用者宅用設備4は、ICカード10を利用する利用者(ICカード10の所有者)宅などに設置される設備であって、カードリーダライタRWおよびプリンタ46が接続されたパーソナルコンピュータ45を備えている。この場合、パーソナルコンピュータ45は、本発明における第2情報処理装置に相当し、情報通信網N2を介してインターネット上のウェブサーバ5に接続可能に構成されている。このパーソナルコンピュータ45は、ウェブサーバ5によって所定のポイントの付与または所定のクーポンの付与が許容されたときに、許容されたポイントまたはクーポンに関するポイントデータDp、クーポンデータDcをICカード10にカードリーダライタRWを介して書き込む。また、パーソナルコンピュータ45は、カードリーダライタRWを介してICカード10から読み出したポイントデータDpおよびクーポンデータDcに基づいて、そのICカード10に付与されているポイントやクーポンの内容等をプリンタ46に印刷させたり、モニタ(図示せず)に表示させたりする。
【0038】
さらに、このパーソナルコンピュータ45は、インストールされた家計簿プログラムPに従い、本発明における支払情報管理装置として所定の経理処理等を実行する。具体的には、パーソナルコンピュータ45は、家計簿プログラムPのプログラミング内容に従ってICカード10からレシートデータDrなどを読み出すと共に、読み出したレシートデータDrに基づいて、レシート番号、精算済みの商品名(対価支払の対象名)、その金額(支払額)、支払形態(現金/電子マネー/クレジットカード)、店舗コード(電話番号を含む)、売り場コード、レジ番号、担当者コードおよび日時(支払日時)などを印刷または表示すると共に、予め規定された項目毎に分類して集計する。なお、利用者宅用設備4の設置場所は、利用者の自宅に限定されず、利用者のオフィス(つまりオフィス機器の使用)などであってもよい。
【0039】
ウェブサーバ5は、本発明における第2管理装置を構成し、このウェブサーバ5には、例えば、販売店Aによって運営されているホームページについてのディジタルコンテンツが登録されている。この場合、上記のホームページは、販売店Aが販売促進の目的で運営するものであって、取扱品目に関する広告コンテンツや、所在地および休店日等に関する案内コンテンツの他に、そのホームページにアクセスした者に対してボーナスポイントを付与するポイント付与コンテンツや、例えば日替わりで各種のクーポンを付与するクーポン付与コンテンツなどで構成されている。また、このホームページ上には、管理会社用設備3の中央管理装置41にアクセスするコンテンツが用意されており、例えばICカード10を紛失または汚損したときなど、このホームページ上からICカード10の再発行を依頼することが可能となっている。
【0040】
次に、情報処理システム1における管理用データD等の処理方法について、図面を参照して説明する。
【0041】
利用者が例えば販売店Aで買い物をする際には、現金またはクレジットカードとICカード10とを携帯する。この際に、ICカード10に対して電子マネーデータDmの登録が完了しているときには、ICカード10のみを携帯するだけで買い物をすることもできる。なお、電子マネーの登録、およびその使用方法については後述する。次に、利用者は、販売店A内において、購入する物品と支払い用の現金等とを店員に差し出すと共に、POS端末21に接続されているカードリーダライタRWにICカード10を近付ける(一例として、カードリーダライタRWの上に載置する)。この際には、POS端末21によって図7に示すデータ書込み処理50が実行される。このデータ書込み処理50では、まず、図8に示すカード認証処理60が開始される。このカード認証処理60では、POS端末21は、カードリーダライタRWに対してポーリング信号を送信させる(ステップ61)。これに応じて、ICカード10では、送受信回路12がアンテナ11を介してポーリング信号を受信したときに、その旨を制御部14に報知する。この際には、制御部14が、データ記憶部13のシステムデータブロックB5からIDデータDiを読み出すと共に、読み出したIDデータDiを送受信回路12に対して送信させる。
【0042】
一方、POS端末21では、ポーリング信号の送信後、ICカード10によってIDデータDiが送信されたか否かを監視し(ステップ62)、IDデータDiの送信を確認するまでカードリーダライタRWに対してポーリング信号を送信させる(ステップ61)。また、ICカード10によってIDデータDiが送信されたときには、POS端末21は、受信したIDデータDiに基づいて、そのICカード10が使用可能か否か(情報処理システム1に対応しているカードか否か、および使用制限されているICカード10か否か等)を判別する(ステップ63)。この際に、IDデータDiを送信したICカード10が使用不能と判別したときには、POS端末21は、警告音の放音と共に、そのICカード10が使用不能である旨を表示してカード認証処理60をエラー終了する。一方、そのICカード10が使用可能と判別したときには、POS端末21は、カードリーダライタRWに対してシステムIDデータを送信させる(ステップ64)。これに応じて、ICカード10では、制御部14が、送受信回路12によって受信されたシステムIDデータに基づき、その出力元端末(この場合、POS端末21)がICカード10の対応端末であるか否かを判別し、対応端末と判別したときには、送受信回路12に対して、処理続行を要求する要求信号を送信させる。この際に、POS端末21では、ICカード10によって要求信号が送信されたか否かを監視し(ステップ65)、要求信号が送信されたときには、認証完了音の放音と共に、そのICカード10が使用可能である旨を表示してカード認証処理60を正常終了する。これにより、POS端末21およびICカード10間における相互認証処理が完了する。
【0043】
次に、POS端末21は、カード認証処理60を正常終了したときに、精算済み物品についてのレシートデータDrを生成してカードリーダライタRWに送信させる(ステップ51)。また、ICカード10では、制御部14が、送受信回路12によって受信されたレシートデータDrをデータ記憶部13のレシートデータブロックB1に書き込む。この際に、制御部14は、データ記憶部13のレシートデータブロックB1に新たなレシートデータDrを書き込む領域(記憶可能領域)が存在しないときには、送受信回路12に対して、その旨を報知するための信号を送信させる。これに応じて、POS端末21は、精算済み物品についてのレシート情報や「カードの記憶可能領域が不足しています」とのメッセージが印刷されたレシート紙19を発行した後にステップ53に進む。このレシート紙19を受け取った利用者は、後述するようにICカード10からパーソナルコンピュータ45にレシートデータDrを回収させて(データ回収処理100。図11参照)、レシートデータブロックB1の記憶可能領域を確保する。
【0044】
一方、データ記憶部13のレシートデータブロックB1に十分な記憶可能領域が存在してレシートデータDrの書込みが完了した際には、制御部14は、レシートデータDrの書込みが完了した時点で、送受信回路12に対して書込み完了信号を送信させる。一方、POS端末21では、レシートデータDrの送信完了の後、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視し(ステップ52)、送信されたときには、ICカード10に対してポイントを付与するか否かを判別する(ステップ53)。この際に、例えばポイントを付与するだけの精算金額に達していないときには、POS端末21は、ICカード10に対するポイントの付与を不要として、後述するように、ICカード10に対してクーポンを付与するか否かを判別する(ステップ57)。一方、精算金額が所定の条件を満たして、ポイントを付与する必要があると判別したときには、POS端末21は、まず、ICカード10からポイントデータDpを読み出し、読み出したポイントデータDpに基づいて特定した累積点数と、今回付与するポイントとを合算した新たな累積点数に関するポイントデータDpを生成する。この際に、POS端末21によって、新たな累積点数が所定の点数に達したと判別されたときに、後述するデータ書込み処理70(図9参照)を自動的に開始させて、購入する物品についての値引きや景品交換などの特典を提供することもできる。また、POS端末21は、生成したポイントデータDpをカードリーダライタRWに対して送信させる(ステップ54)。なお、ポイントを付与する条件等についてのデータは制御装置23に記憶されており、POS端末21は、制御装置23の制御下でポイント付与の可否を判別する。
【0045】
この際に、ICカード10では、制御部14が、送受信回路12によって受信されたポイントデータDpをデータ記憶部13のポイントデータブロックB3に書き込む。次に、制御部14は、データ記憶部13に対するポイントデータDpの書込みが完了した時点で、送受信回路12に対して書込み完了信号を送信させる。一方、POS端末21は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視し(ステップ55)、送信されたときには、そのICカード10に新たに書き込んだポイントデータDpと、そのICカード10のIDデータDiとを関連付けて制御装置23に出力する(ステップ56)。この際に、制御装置23は、POS端末21によって出力されたポイントデータDpおよびIDデータDiに基づいて報知データDaを生成し、生成した報知データDaを管理会社用設備3の中央管理装置41に公衆回線網N1を介して送信する。これに応じて、中央管理装置41は、送信された報知データDaに基づいて、そのICカード10に付与された新たな累積点数を特定可能にポイントデータDpおよびIDデータDi(この場合、ポイントデータDpおよびIDデータDiが本発明における管理情報に相当する)を生成して両データを関連付けて記憶する。なお、制御装置23から中央管理装置41に対する報知データDaの送信は、POS端末21によってポイントデータDpおよびIDデータDiが出力される都度行うのに限定されず、各POS端末21,21・・によって出力された複数のデータを一括して(複数の報知データDa,Da・・を一括して)所定時間おきに送信することもできる。
【0046】
次いで、POS端末21は、ステップ53においてICカード10に対するポイントの付与を不要と判別したとき、およびステップ56におけるポイントデータDp等の出力を完了したときには、ICカード10に対していずれかのクーポンの付与が可能か否かを判別する(ステップ57)。この場合、どのような条件でいずれの種類のクーポンをICカード10に付与するかについてのデータは制御装置23に記憶されており、POS端末21は、制御装置23の制御下でクーポン付与の可否を判別する。この際に、そのICカード10に付与すべきクーポンが存在しないと判別したときには、POS端末21は、このデータ書込み処理50を終了する。一方、例えば次回来店時に使用可能なクーポン(一例として、特定商品の割引を受けられるクーポン)を付与するときには、POS端末21は、付与するクーポンについてのクーポンデータDcを制御装置23から受信すると共に、カードリーダライタRWに対して、受信したクーポンデータDcを送信させる(ステップ58)。この際に、ICカード10では、制御部14が、送受信回路12によって受信されたクーポンデータDcをデータ記憶部13のクーポンデータブロックB4に書き込む。次に、制御部14は、データ記憶部13に対するクーポンデータDcの書込みが完了した時点で、送受信回路12に対して書込み完了信号を送信させる。この後、POS端末21は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視し(ステップ59)、送信されたときには、このデータ書込み処理50を終了する。これにより、ICカード10に対するレシートデータDr、ポイントデータDpおよびクーポンデータDc(管理用データD)の書込みが完了する。
【0047】
なお、上記の例では、販売店Aにおける買い物に際して、販売店用設備2aのPOS端末21によって管理用データDをICカード10に書き込んでいるが、販売店B,Cにおける買い物時には、販売店用設備2b,2cのレジスター25が、POS端末21に代わってICカード10に対する管理用データDの書込みを制御すると共に制御装置23に代わって報知データDaを送信する。したがって、各販売店A〜C等で買い物をする都度、ICカード10を提示することにより、ICカード10のデータ記憶部13には、各買い物毎のレシートデータDr,Dr・・、各販売店毎のポイントデータDp,Dp・・、各販売店毎のクーポンデータDc,Dc・・が書き込まれる。また、ICカード10にレシートデータDr等を書き込むこの情報処理システム1では、原則として、商取引時においてレシート紙(領収証)が発行されない。したがって、レシート紙を必要とする際には、精算時に店員に申し出ることにより、POS端末21またはレジスター25のプリンタによってレシート紙が印刷される。さらに、ICカード10に書き込まれているレシートデータDrに基づいて、販売店用設備2aの利用者用端末22や、利用者宅用設備4のパーソナルコンピュータ45(プリンタ46)によってレシート紙19(図6参照)を印刷することもできる。
【0048】
次に、例えば販売店Aにおいて、ICカード10に対して付与されているポイントまたはクーポンを利用する(特典を享受する)際には、利用者は、前述した精算時と同様にして、POS端末21に接続されているカードリーダライタRWにICカード10を近付ける。この際には、図9に示すデータ書込み処理70がPOS端末21によって開始される。このデータ書込み処理70では、まず、カード認証処理60が開始される。次いで、このカード認証処理60を正常終了したときに、POS端末21は、ポイントを使用する旨の指示(POS端末21における図示しない操作部による指示操作)があるか否かを判別する(ステップ71)。この際に、例えばポイントは使用せずにクーポンのみを使用する旨を指示されたときには、POS端末21は、ステップ77の処理を実行する。一方、ポイントを使用する旨の指示があるときには、POS端末21は、まず、カードリーダライタRWに対して、ICカード10にポイントデータDpを送信させる旨の制御信号を送信させることにより、ICカード10からポイントデータDpを読み出す。同時に、POS端末21は、制御装置23を介してそのICカード10についてのポイントデータDpを中央管理装置41から受信する(ステップ72)。
【0049】
この際に、ICカード10では、制御信号の受信に伴い、制御部14が、データ記憶部13からポイントデータDpを読み出すと共に、読み出したポイントデータDpを送受信回路12に送信させる。また、制御装置23は、POS端末21による要求に従い、中央管理装置41からポイントデータDpを受信すると共に、受信したポイントデータDpをPOS端末21に送信する。次に、POS端末21は、ICカード10から読み出したポイントデータDpと制御装置23を介して受信したポイントデータDpとを比較することにより、両ポイントデータDp,Dpが一致するか否かを判別する(ステップ73)。この際に、例えばICカード10内のポイントデータDpが改ざんされていたときには、両ポイントデータDp,Dpが一致しないため、POS端末21は、ICカード10に書き込まれているポイントデータDpを無効として、その旨を表示すると共に、ポイントの使用を制限して、ステップ77の処理を実行する。また、両ポイントデータDp,Dpが一致したときには、POS端末21は、ICカード10に書き込まれているポイントデータDpを有効としてその旨を表示すると共に、使用されるポイントを減じた新たなポイントデータDpを生成した後に、カードリーダライタRWに対して生成したポイントデータDpを送信させる(ステップ74)。これにより、ポイント使用後の新たなポイントデータDpがICカード10のデータ記憶部13に書き込まれる。
【0050】
次に、POS端末21は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視すると共に(ステップ75)、送信されたときには、ICカード10に書き込まれた新たなポイントデータDpと、そのICカード10についてのIDデータDiとを制御装置23に出力する(ステップ76)。この際には、制御装置23が、POS端末21によって出力されたポイントデータDpおよびIDデータDiに基づいて報知データDaを生成して、公衆回線網N1を介して管理会社用設備3の中央管理装置41に送信する。これに応じて、中央管理装置41は、送信された報知データDaに基づいて、そのICカード10に書き込まれた新たな累積点数を特定可能にポイントデータDpをIDデータDiに関連付けて記憶する。
【0051】
次いで、POS端末21は、ステップ71でポイントを使用しないと判別したとき、ステップ73で両ポイントデータDp,Dpが一致しないと判別したとき、およびステップ76におけるポイントデータDp等の出力処理を完了したときに、クーポンを使用する旨の指示があるか否かを判別する(ステップ77)。この際に、クーポンを使用しない旨が指示されているときには、POS端末21は、このデータ書込み処理70を終了する。一方、クーポンを使用する旨が指示されているときには、POS端末21は、まず、カードリーダライタRWに対して、ICカード10にクーポンデータDcを送信させる旨の制御信号を送信させることにより、ICカード10からクーポンデータDcを読み出す(ステップ78)。次に、POS端末21は、読み出したクーポンデータDcに基づいて、そのクーポンが使用可能であるか(販売店Aが対応店舗か否か、有効期限内である否か等)を判別する(ステップ79)。この際に、そのクーポンが使用不能と判別したときには、POS端末21は、その旨を表示すると共に、このデータ書込み処理70を終了する。また、クーポンが使用可能と判別したときには、POS端末21は、そのクーポンが使用可能である旨を表示すると共に、指示されたクーポン(使用されたクーポン)についてのクーポンデータDcを消去する旨の制御信号をカードリーダライタRWに対して送信させる(ステップ80)。これにより、使用されたクーポンに関するクーポンデータDcがICカード10から消去される。この後、POS端末21は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視すると共に(ステップ81)、送信されたときには、このデータ書込み処理70を終了する。
【0052】
なお、上記の例では、販売店Aにおいてポイントおよびクーポンを使用する際に、販売店用設備2aのPOS端末21によってデータ書込み処理70が実行されているが、販売店B,Cにおいてポイントおよびクーポンを使用するときには、販売店用設備2b,2cのレジスター25が、POS端末21に代わってデータ書込み処理70を実行する。したがって、ICカード10内に書き込まれている各ポイントデータDp,Dp・・および各クーポンデータDc,Dc・・に基づいて、各販売店A〜Cのうちの対応する販売店において、ポイントやクーポン等の特典を確実に享受することができる。
【0053】
一方、この情報処理システム1では、利用者が自宅において各種のポイントやクーポンの付与を享受することができる。例えば販売店Aが運営しているホームページでは、前述したように、そのホームページにアクセスした者に対してボーナスポイントを付与するポイント付与コンテンツや、日替わりで各種のクーポンを付与するクーポン付与コンテンツなどが用意されている。このホームページからポイントやクーポンの付与を受けるときには、利用者は、まず、パーソナルコンピュータ45上でブラウザソフトを起動した後に、情報通信網N2を介して販売店Aのホームページにアクセスする。次に、パーソナルコンピュータ45に接続されているカードリーダライタRWにICカード10を近付ける。次いで、ホームページ上の指示に従い、マウスやキーボード(図示せず)を操作してポイントまたはクーポンの付与を受けるためのボタン(ホームページ上に用意された仮想ボタン)を操作する。この際には、パーソナルコンピュータ45によって図10に示すデータ書込み処理90が実行される。
【0054】
このデータ書込み処理90では、まず、カード認証処理60が実行され、カード認証処理60を正常終了したときに、パーソナルコンピュータ45は、ウェブサーバ5によってポイントの付与が許容されたか否かを判別する(ステップ91)。この際に、上記のホームページに関するディジタルコンテンツが登録されたウェブサーバ5によってポイントの付与を許容する旨の制御データが出力されているときには、パーソナルコンピュータ45は、カードリーダライタRWを介してICカード10からポイントデータDpを読み出すと共に、許容されたポイントに関するポイントデータDpをウェブサーバ5から受信(ダウンロード)する(ステップ92)。次に、パーソナルコンピュータ45は、ICカード10から読み出したポイントデータDpとウェブサーバ5から受信したポイントデータDpとに基づいて、ボーナスポイント加算後のポイントデータDpを生成すると共に、カードリーダライタRWに対して、生成したポイントデータDpを送信させる(ステップ93)。これにより、ICカード10におけるデータ記憶部13のポイントデータブロックB3に新たなポイントデータDpが書き込まれる。次いで、パーソナルコンピュータ45は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視する(ステップ94)。次いで、書込み完了信号が送信されたときには、パーソナルコンピュータ45は、ICカード10に書き込んだ新たなポイントデータDpと、そのICカード10についてのIDデータDiとを関連付けた報知データDaをウェブサーバ5に送信する(ステップ95)。この際に、ウェブサーバ5は、受信した報知データDaを管理会社用設備3の中央管理装置41に送信する。これに応じて、中央管理装置41は、送信された報知データDaに基づいて、そのICカード10に書き込まれた新たな累積点数を特定可能にポイントデータDpをIDデータDiに関連付けて記憶する。
【0055】
次いで、パーソナルコンピュータ45は、ステップ91でポイントの付与が許容されていないと判別したとき、およびステップ95における報知データDaの送信が完了したときに、ウェブサーバ5によってクーポンの付与が許容されているか否かを判別する(ステップ96)。この際に、ウェブサーバ5によってクーポンの付与を許容する旨の制御データが出力されているときには、パーソナルコンピュータ45は、許容されたクーポンに関するクーポンデータDcをウェブサーバ5から受信(ダウンロード)する(ステップ97)。次に、パーソナルコンピュータ45は、カードリーダライタRWに対して、受信したクーポンデータDcを送信させる(ステップ98)。これにより、ICカード10におけるデータ記憶部13のクーポンデータブロックB4に、ホームページからダウンロードしたクーポンデータDcが書き込まれる。次いで、パーソナルコンピュータ45は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視し(ステップ99)、送信されたときには、このデータ書込み処理90を終了する。これにより販売店等で付与された特典と同様にして、ウェブサーバ5(ホームページ)からダウンロードしたポイントデータDpおよびクーポンデータDcに基づく特典を利用可能となる。
【0056】
一方、このパーソナルコンピュータ45には、前述したように、ICカード10に書き込まれているレシートデータDrに基づいて各種経理処理を実行するための家計簿プログラムPがインストールされている。この家計簿プログラムPによって経理処理(家計簿記帳)を行う場合、利用者は、家計簿プログラムPを起動させると共に、カードリーダライタRWにICカード10を近付ける。この際には、図11に示すデータ回収処理100がパーソナルコンピュータ45によって開始される。
【0057】
このデータ回収処理100では、まず、カード認証処理60が実行される。次に、カード認証処理60を正常終了したときに、パーソナルコンピュータ45は、カードリーダライタRWに対して、ICカード10にレシートデータDrを送信させる旨の制御信号を送信させることにより、ICカード10からレシートデータDrを読み出す(ステップ101)。次に、パーソナルコンピュータ45は、このデータ回収処理100の開始以前に既に読み出しされて(回収されて)内蔵ハードディスクに記録されているレシートデータDrと、ステップ101でICカード10から読み出したレシートデータDrとを比較することにより、読み出したレシートデータDr中に未回収のレシートデータDrが存在するか否かを判別する(ステップ102)。この際に、未回収のレシートデータDrが存在しないときには、パーソナルコンピュータ45は、このデータ回収処理100を終了する。一方、未回収のレシートデータDrが存在すると判別したときには、そのレシートデータDr(内蔵ハードディスクに記録されていないレシートデータDr)を内蔵ハードディスクに記録する(ステップ103)。この際には、家計簿プログラムPの記述に従い、支払い発生順(レシートデータDr中の日時データに基づく順序)にレシートデータDr,Dr・・を並べ替えて記録させる。
【0058】
次に、パーソナルコンピュータ45は、ステップ101で読み出したレシートデータDrをICカード10から消去する指示の有無を判別し(ステップ104)、レシートデータDrを消去しない旨が指示されているときには、このデータ回収処理100を終了する。また、利用者によってレシートデータDrを消去する旨が指示されているときには、パーソナルコンピュータ45は、そのレシートデータDr中の日時データと、内部時計の現在日時とに基づいて、消去指示されたレシートデータDrが、支払い完了後、例えば8日以上経過しているか否かを判別する(ステップ105)。この際に、指示されたレシートデータDrが支払い完了から8日未満のレシートデータDrであるときには、パーソナルコンピュータ45は、そのレシートデータDrの消去を行わずにデータ回収処理100を終了する。これにより、ICカード10に書き込まれているレシートデータDrに基づく商品等の返品や再精算(クーリングオフ制度の利用)が可能となる。また、指示されたレシートデータDrが支払い完了から8日以上経過したレシートデータDrであるときには、パーソナルコンピュータ45は、カードリーダライタRWに対して、そのレシートデータDrの消去を指示する制御信号を送信させることにより、対応するレシートデータDrをICカード10から消去させる(ステップ106)。なお、レシートデータDrの消去を実行するか否かを判別する経過日数(上記の例における「8日」)については、利用者が任意に変更してパーソナルコンピュータ45に登録しておくことができる。
【0059】
次に、パーソナルコンピュータ45は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視し(ステップ107)、送信されたときには、データ回収処理100を終了する。これにより、ICカード10に書き込まれていたレシートデータDrのパーソナルコンピュータ45への回収が完了する。この後、パーソナルコンピュータ45は、家計簿プログラムPに従い、回収したレシートデータDr,Dr・・に基づいて経理処理(家計簿記帳)を行う。具体的には、パーソナルコンピュータ45は、利用者が予め規定した項目毎に支払額に関する情報を整理して記録させることにより、パーソナルコンピュータ45内に仮想的な家計簿が生成される。また、この家計簿については、パーソナルコンピュータ45のモニタに表示させたり、プリンタ46によって印刷させたりすることができる。
【0060】
一方、この情報処理システム1では、前述したように、現金を前払いしてその金額についての電子マネーデータDmをICカード10に書き込んでおくことにより、電子マネー(本発明における前受金)によるキャッシュレスショッピングを行うことができる。具体的には、利用者は、買い物に先立ち、例えば販売店用設備2aの利用者用端末22によってICカード10に対する電子マネーの登録を行う。この際には、図12に示す入金処理110が利用者用端末22の制御部39によって実行される。この入金処理110では、まず、カード認証処理60が実行され、カード認証処理60を正常終了したときに、制御部39は、現金投入口を開放させると共に、現金投入口に投入された紙幣18を現金計数部35に計数させて、その計数額を表示部37に表示させる(ステップ111)。この際に、現金投入口に投入された紙幣18の数と、表示部37に表示された計数額とが一致しないときには、利用者によって取消しボタンが操作され、一致するときには、確認ボタンが操作される。次に、制御部39は、利用者によって確認ボタンが操作されたときに(ステップ112)、ICカード10から電子マネーデータDmを読み出すと共に、読み出した電子マネーデータDm中の残高データと、現金計数部35によって計数された金額とに基づいて新たな電子マネーデータDmを生成してICカード10に送信する(ステップ113)。この際に、このICカード10に対する電子マネーの登録が初めてのときには、ICカード10には残高0円の電子マネーデータDmが書き込まれているため、制御部39は、現金計数部35によって計数された金額に応じて電子マネーデータDmを生成する。
【0061】
次に、制御部39は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視すると共に(ステップ114)、送信されたときには、書込み完了メッセージ(電子マネーの登録が完了した旨のメッセージ)を表示部37に表示させる(ステップ115)。次いで、制御部39は、入金明細書についての印刷要求の有無を判別する(ステップ116)。この際に、制御部39は、印刷要求があったときには、プリンタ36によってレシート紙19(入金明細書)を印刷させ(ステップ117)、この印刷が完了したとき、およびステップ116で印刷不要と指示されたときには、現金投入口内の紙幣18を回収する(ステップ118)。これにより、ICカード10に対する電子マネーデータDmの書込み(電子マネーの登録)が完了する。
【0062】
一方、電子マネーの登録が完了したICカード10を用いて、例えば販売店用設備2bで買い物をする際には、利用者は、購入する物品を店員に差し出すと共に、レジスター25に接続されているカードリーダライタRWにICカード10を近付ける。この際には、図13に示す精算処理120がレジスター25によって実行される。この精算処理120では、まず、カード認証処理60が実行され、カード認証処理60を正常終了したときには、レジスター25がカードリーダライタRWを介してICカード10から電子マネーデータDmを読み出す(ステップ121)。次に、レジスター25は、読み出した電子マネーデータDmに基づく電子マネーが使用可能か否か(使用可能な電子マネーか、残高が十分か等)を判別する(ステップ122)。この際に、例えば支払い可能な残高が存在しないときなどは、レジスター25は、その旨を表示して精算処理120を終了して、現金による精算処理を実行する。この際に、ICカード10に記録されている電子マネーデータDmに基づく電子マネーの残高を使い切ると共に(残高0円の電子マネーデータDmの生成)、不足分を現金によって精算するように構成することもできる。一方、その電子マネーが使用可能と判別したときには、レジスター25は、読み出した電子マネーデータDmに基づいて、そのICカード10に登録されている電子マネーの残高(使用可能残高)を図示しない表示部に表示させる(ステップ123)。
【0063】
次に、レジスター25は、電子マネーによる精算を実行する旨の指示があったときに(ステップ124)、対価支払に要する金額分だけ減額して新たな電子マネーデータDmを生成し、カードリーダライタRWに対して、生成した電子マネーデータDmを送信させる(ステップ125)。これにより、残高分に応じた電子マネーデータDmがICカード10におけるデータ記憶部13の電子マネーデータブロックB2に書き込まれる。次に、レジスター25は、ICカード10によって書込み完了信号が送信されたか否かを監視すると共に(ステップ126)、送信されたときには、精算後の残高を表示させて(ステップ127)、この精算処理120を終了する。次いで、レジスター25は、前述したデータ書込み処理50を開始し、電子マネーによる精算が完了している商取引についてのレシートデータDrや、その精算額に応じたポイントの付与などを実行する。なお、この際には、レジスター25は、データ書込み処理50におけるカード認証処理60を実行せずに直ちにレシートデータDrの生成および送信を行う(ステップ51)。
【0064】
このように、この情報処理システム1によれば、複数のポイントデータDp,Dp・・およびクーポンデータDc,Dc・・を書込み可能に構成されたICカード10に対してPOS端末21およびレジスター25が販売店毎に付与されるポイントデータDpやクーポンデータDcを読み書きすることにより、一枚のICカード10を携帯するだけで、各販売店毎に付与されるポイントやクーポン(特典)に関する情報を書き込むことができると共にその特典を利用することができる。このため、利用者の負担(ポイントカード等を携帯する負担)を軽減することができる。また、各販売店毎に付与されるポイントやクーポンについての各ポイントデータDp,Dp・・や各クーポンデータDc,Dc・・を1枚のICカード10内に書き込むことにより、数多くのポイントカードやクーポン券の中から所望のポイントカードまたはクーポン券を探し出す必要がなくなるため、このICカード10を提示するだけで各種の特典を享受することができる。さらに、利用者が所定の販売店において既にポイントを付与されていることを忘れて新規にポイントの付与を希望する際には、このICカード10を提示することとなる。このため、このような状況であったとしても、既に獲得しているポイントを失うことなく今回付与されるポイントとを合計した累積ポイントを書き込むことができると共にポイントカード等の再発行を回避することができる。
【0065】
また、この情報処理システム1によれば、POS端末21およびレジスター25が、カードリーダライタRWを介してICカード10に非接触方式で管理用データDを読み書きすることにより、例えばカードリーダライタRW上にICカード10を載置するだけでICカード10に対する管理用データDの読み書きを行うことができるため、接触方式のICカードに対して接触子を接触させて管理用データDを読み書きする方式と比較して、POS端末21およびレジスター25を操作する者の手間を省くことができると共に、電極等の摩耗による接続不良に起因する管理用データDの読み書きエラーの発生を回避することができる。さらに、この情報処理システム1によれば、POS端末21およびレジスター25がICカード10にポイントデータDpを書き込んだときに、そのICカード10のIDデータDiとポイントデータDpとを関連付けた報知データDaを中央管理装置41に出力し、中央管理装置41がそのICカード10に書き込まれているポイントデータDpを記憶することにより、ポイントの使用に際して、ICカード10に書き込まれているポイントデータDpと中央管理装置41に記憶されているポイントデータDpとを比較することができ、その際に、ICカード10に書き込まれているポイントデータDpが改ざんされているか否かを判別することができる。また、中央管理装置41にポイントデータDpを記憶させておくことにより、例えばICカード10を紛失または汚損したとしても、中央管理装置41内のポイントデータDpに基づいて、それまで付与されたポイントを維持しつつ新たなICカード10を再発行することができる。
【0066】
また、この情報処理システム1によれば、パーソナルコンピュータ45がウェブサーバ5によって付与が許容されたポイントまたはクーポンについてのポイントデータDpまたはクーポンデータDcをICカード10に書き込むことにより、例えばホームページにアクセスした者に対してポイントやクーポンの付与を許容することでホームページへのアクセス者数を増加させることができるため、ホームページによる各種案内を多数の者に閲覧させることができると共に、ポイントやクーポンの利用を目的としてICカード10を持参する来店者数を増加させて販売促進や地域振興を図ることができる。この場合、パーソナルコンピュータ45がICカード10に書き込まれているポイントデータDpやクーポンデータDcに基づいて特典の内容を印刷または表示することにより、どの販売店についてのポイントが何ポイント累積されているかの情報や、どの販売店で何の商品(またはサービスの提供)についてどの程度の割引を得られるか(クーポン)等の情報を利用者が確実に確認することができる。
【0067】
さらに、この情報処理システム1によれば、POS端末21またはレジスター25が対価支払の精算を完了したときにICカード10にレシートデータDrを書き込むことにより、レシートデータDrに基づく各種経理処理を可能としつつ、ポイントカードやクーポン券と共に利用者の財布を膨らます要因となっているレシート紙を不要とすることができる。また、この情報処理システム1によれば、ICカード10からレシートデータDrを読出し可能に構成されると共に読み出したレシートデータDrに基づいて対価支払の対象名、支払日時および支払額を印刷または表示可能に構成されたパーソナルコンピュータ45(家計簿プログラムP)を備えたことにより、販売店等でレシート紙が発行されなかったときであっても、パーソナルコンピュータ45や利用者用端末22によってレシートデータDrの内容を印刷または表示させて精算間違いや、値引き品等の間違いを確実かつ容易に確認することができる。また、パーソナルコンピュータ45が家計簿プログラムPの記述に従って所定の経理処理を実行することにより、例えばレシート紙に印刷された情報に基づいて家計簿を記帳(経理処理)する方式と比較して、短時間で、しかも確実に記帳することができる。
【0068】
さらに、この情報処理システム1によれば、利用者用端末22が前受けした金額についての電子マネーデータDmをICカード10に書き込み、POS端末21およびレジスター25がICカード10に書き込まれている電子マネーデータDmによって特定される金額の範囲内で対価支払に関する精算を許容すると共に精算額分だけ減じた金額の電子マネーデータDmをICカード10に書き込むことにより、現金やクレジットカードを携帯することなく、このICカード10を携帯するだけで物品の購入やサービスの提供を受けることができる(キャッシュレスシッピング)。このため、利用者の利便性を飛躍的に向上させることができる。また、キャッシュレス化が図られることにより、対価支払に関する精算処理のスピードアップを図ることができるため、快適な商取引環境を提供することができる。また、この情報処理システム1によれば、本発明における外部記憶装置としてのカード型記憶媒体(ICカード10)に対するポイントデータDp,Dp・・およびクーポンデータDc,Dc・・の読み書きを実行することにより、データ記憶専用の大規模な記憶装置と比較して薄形のICカード10の携帯が容易のため、利用者の負担を十分に軽減することができる。
【0069】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、カード型記憶媒体としてのICカード10を使用した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、棒状および箱状などに形成された各種リムーバブルストレージデバイスや、ポイントデータDp等を記憶可能に構成された携帯電話およびPDA(Personal Digital Assistants )などの各種電子機器を本発明における外部記憶装置として使用可能に構成することもできる。また、本発明の実施の形態では、非接触方式のICカード10を使用した例について説明したが、本発明における外部記憶装置の構成はこれに限定されず、接続用電極を有する接触方式の外部記憶装置を採用することもできる。また、本発明の実施の形態では、ICカード10のデータ記憶部13に対して、レシートデータDr、電子マネーデータDm、ポイントデータDpおよびクーポンデータDcを書き込む例について説明したが、本発明はこれに限定されず、レシートデータDrや電子マネーデータDmを書き込まずに、ポイントデータDpおよびクーポンデータDcのいずれか一方または双方を書き込む構成を採用することもできる。
【0070】
さらに、本発明の実施の形態では、販売店等においてICカード10に対してポイントを付与した際に、そのポイントについてのポイントデータDp(報知データDa)を制御装置23やレジスター25が中央管理装置41に送信する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、ICカード10に対して付与したポイントについてのポイントデータDpを販売店等の外部に送信せずに制御装置23やレジスター25が内蔵の記録装置等に記録する構成を採用することもできる。また、ICカード10に付与したポイントについてのポイントデータDpを他の装置に記録することなく、ICカード10のデータ記憶部13にのみ書き込んでおく構成を採用することもできる。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る情報処理システムによれば、複数種類の特典情報を書込み可能に構成された携帯可能な外部記憶装置に対して第1情報処理装置が販売店毎に付与された特典に関する特典情報を読み書きすることにより、一つの外部記憶装置を携帯するだけで、各販売店毎に付与されるポイントやクーポン(特典権利)に関する特典情報を書き込むことができると共にその特典を利用することができる。このため、利用者の負担(ポイントカード等を携帯する負担)を軽減することができる。また、各販売店毎に付与されるポイントやクーポンについて複数の特典情報を1つの外部記憶装置内に書き込むことにより、数多くのポイントカードやクーポン券の中から所望のポイントカードまたはクーポン券を探し出す必要がなくなるため、この外部記憶装置を提示するだけで各種の特典を享受することができる。さらに、利用者が所定の販売店において既にポイント(特典権利)を付与されていることを忘れて新規にポイントを付与して貰おうとしたときには、その際に、この外部記憶装置を提示することとなる。このため、このような状況であったとしても、既に獲得しているポイントを失うことなく今回付与されるポイントとを合計した累積ポイントを書き込むことができると共にポイントカード等の再発行を回避することができる。
【0072】
また、本発明に係る情報処理システムによれば、第1情報処理装置が外部記憶装置に非接触方式で特典情報を読み書きすることにより、例えば第1情報処理装置のカードリーダライタ上に外部記憶装置を載置するだけで外部記憶装置に対する特典情報の読み書きを行うことができるため、接触方式の外部記憶装置に対して接触子を接触させて特典情報を読み書きする方式と比較して、第1情報処理装置を操作する者の手間を省くことができると共に、電極等の摩耗による接続不良に起因する特典情報の読み書きエラーの発生を回避することができる。さらに、本発明に係る情報処理システムによれば、第1情報処理装置が外部記憶装置に特典情報を書き込んだときに、その外部記憶装置についてのカード特定情報と書き込んだ特典情報とを関連付けた報知情報を第1管理装置に出力し、第1管理装置がその外部記憶装置に書き込まれている特典情報を記憶することにより、ポイントの使用に際して、外部記憶装置に書き込まれている特典情報と第1管理装置に記憶されている特典情報とを比較することができ、その際に、外部記憶装置に書き込まれている特典情報が改ざんされているか否かを判別することができる。また、第1管理装置に特典情報を記憶させておくことにより、例えば外部記憶装置を紛失または汚損したとしても、第1管理装置内の特典情報に基づいて、それまで付与された特典権利(ポイント)を維持しつつ新たな外部記憶装置を再発行することができる。
【0073】
また、本発明に係る情報処理システムによれば、第2情報処理装置が第2管理装置(ウェブサーバ)によって付与が許容された特典権利についての特典情報を外部記憶装置に書き込むことにより、例えばホームページにアクセスした者に対してポイントやクーポン等の特典権利の付与を許容することでホームページへのアクセス者数を増加させることができるため、ホームページによる各種案内を多数の者に閲覧させることができると共に、ポイントやクーポンの利用を目的として外部記憶装置を持参する来店者数を増加させて販売促進や地域振興を図ることができる。この場合、第2情報処理装置が外部記憶装置に書き込まれている特典情報に基づいて特典権利の内容を印刷または表示することにより、どの販売店についてのポイントが何ポイント累積されているかの情報や、どの販売店で何の商品(またはサービスの提供)についてどの程度の割引を得られるか(クーポン)等の情報を利用者が確実に確認することができる。
【0074】
さらに、本発明に係る情報処理システムによれば、第1情報処理装置が対価支払の精算を完了したときに外部記憶装置に支払情報を書き込むことにより、支払情報に基づく各種経理処理を可能としつつ、ポイントカードやクーポン券と共に利用者の財布を膨らます要因となっているレシート紙を不要とすることができる。また、本発明に係る情報処理システムによれば、外部記憶装置から支払情報を読出し可能に構成されると共に読み出した支払情報に基づいて対価支払の対象名、支払日時および支払額を印刷または表示可能に構成された支払情報管理装置を備えたことにより、販売店等でレシート紙が発行されなかったときであっても、支払情報管理装置によって支払情報の内容を印刷または表示させて精算間違いや、値引き品等の間違いを確実かつ容易に確認することができる。また、支払情報管理装置が読み出した支払情報に基づいて所定の経理処理を実行することにより、例えばレシート紙に印刷された情報に基づいて家計簿等を記帳(経理処理)する方式と比較して、短時間で、しかも確実に支払内容を記帳することができる。
【0075】
さらに、本発明に係る情報処理システムによれば、前受金処理装置が前受金についての前受金情報を外部記憶装置に書き込み、第1情報処理装置が外部記憶装置に書き込まれている前受金情報によって特定される金額の範囲内で対価支払に関する精算を許容すると共に精算額分だけ減じた金額の前受金情報を外部記憶装置に書き込むことにより、現金やクレジットカードを携帯することなく、この外部記憶装置を携帯するだけで物品の購入やサービスの提供を受けることができる(キャッシュレスシッピング)。このため、利用者の利便性を飛躍的に向上させることができる。また、キャッシュレス化が図られることにより、対価支払に関する精算処理のスピードアップを図ることができるため、快適な商取引環境を提供することができる。また、本発明に係る情報処理システムによれば、外部記憶装置としてのカード型記憶媒体に対する特典情報の読み書きを実行することにより、データ記憶専用の大規模な記憶装置と比較して薄形のカード型記憶媒体の携帯が容易のため、利用者の負担を十分に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。
【図2】情報処理システム1におけるICカード10の構成を示すブロック図である。
【図3】ICカード10におけるデータ記憶部13内の各データブロックを概念的に示したデータブロック図である。
【図4】情報処理システム1におけるカードリーダライタRWの構成を示すブロック図である。
【図5】販売店用設備2aにおける利用者用端末22の構成を示すブロック図である。
【図6】利用者用端末22やパーソナルコンピュータ45によって印刷されたレシート紙19のイメージ図である。
【図7】販売店用設備2aのPOS端末21および販売店用設備2b,2cのレジスター25によって実行されるデータ書込み処理50のフローチャートである。
【図8】POS端末21、利用者用端末22、レジスター25およびパーソナルコンピュータ45によって実行されるカード認証処理60のフローチャートである。
【図9】販売店用設備2aのPOS端末21および販売店用設備2b,2cのレジスター25によって実行されるデータ書込み処理70のフローチャートである。
【図10】利用者宅用設備4のパーソナルコンピュータ45によって実行されるデータ書込み処理90のフローチャートである。
【図11】利用者宅用設備4のパーソナルコンピュータ45によって実行されるデータ回収処理100のフローチャートである。
【図12】販売店用設備2aの利用者用端末22によって実行される入金処理110のフローチャートである。
【図13】販売店用設備2aのPOS端末21および販売店用設備2b,2cのレジスター25によって実行される精算処理120のフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理システム
2a〜2c 販売店用設備
3 管理会社用設備
4 利用者宅用設備
5 ウェブサーバ
10 ICカード
13 データ記憶部
18 紙幣
19 レシート紙
21 POS端末
22 利用者用端末
23 制御装置
25 レジスター
35 現金計数部
36 プリンタ
37 表示部
39 制御部
41 中央管理装置
45 パーソナルコンピュータ
46 プリンタ
50,70,90 データ書込み処理
60 カード認証処理
100 データ回収処理
110 入金処理
120 精算処理
D 管理用データ
Da 報知データ
Dc クーポンデータ
Di IDデータ
Dm 電子マネーデータ
Dp ポイントデータ
Dr レシートデータ
RW カードリーダライタ

Claims (11)

  1. 複数種類の特典情報を書換え可能に記憶する不揮発性の記憶部を有する携帯可能な外部記憶装置に対する当該特典情報の書込みおよび当該外部記憶装置に書き込まれている当該特典情報の読出しを実行可能に構成された複数の第1情報処理装置を備えて構成されている情報処理システム。
  2. 前記外部記憶装置は、非接触方式での前記特典情報の読み書きが可能に構成され、前記第1情報処理装置は、前記外部記憶装置に対して前記特典情報を前記非接触方式で読み書きする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記第1情報処理装置に直接または他の装置を介して接続されると共に前記外部記憶装置に書き込まれている前記特典情報を再現可能な管理情報を記憶する第1管理装置を備え、前記第1情報処理装置は、前記外部記憶装置に前記特典情報を書き込んだときに、その外部記憶装置を特定可能なカード特定情報と、書き込んだ前記特典情報とを関連付けた報知情報を前記第1管理装置に出力し、当該第1管理装置は、前記第1情報処理装置によって出力された前記報知情報に基づいてその外部記憶装置についての前記管理情報を生成して記憶する請求項1または2記載の情報処理システム。
  4. 所定条件が満たされたときに所定の前記外部記憶装置に対する特典権利の付与を許容する第2管理装置と、当該第2管理装置に接続可能に構成されて当該第2管理装置によって前記特典権利の付与が許容されたときに前記所定の外部記憶装置に当該許容された特典権利についての前記特典情報を書き込む第2情報処理装置とを備えている請求項1から3のいずれかに記載の情報処理システム。
  5. 前記第2管理装置は、インターネット上のウェブサーバで構成されている請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記第2情報処理装置は、前記外部記憶装置に書き込まれている前記特典情報を読み出して当該読み出した特典情報に対応する前記特典権利の内容を印刷または表示可能に構成されている請求項4または5記載の情報処理システム。
  7. 前記外部記憶装置は、対価支払の対象名、支払日時および支払額を含む支払情報を書き込み可能に構成され、前記第1情報処理装置は、前記対価支払に関する精算の完了時点で当該対価支払についての前記支払情報を前記外部記憶装置に書込み可能に構成されている請求項1から6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記外部記憶装置から前記支払情報を読出し可能に構成されると共に当該読み出した支払情報に基づいて前記対価支払の対象名、前記支払日時および前記支払額を印刷または表示可能に構成された支払情報管理装置を備えている請求項7記載の情報処理システム。
  9. 前記外部記憶装置から前記支払情報を読出し可能に構成されると共に当該読み出した支払情報に基づいて所定の経理処理を実行可能に構成された支払情報管理装置を備えている請求項7記載の情報処理システム。
  10. 前記外部記憶装置は、前受金額についての前受金情報を書き込み可能に構成され、
    前記外部記憶装置に対して前記前受金情報を書込み可能に構成された前受金処理装置を備え、
    前記第1情報処理装置は、前記外部記憶装置から読み出した前記前受金情報によって特定される金額の範囲内で対価支払に関する精算を許容し、当該精算の完了時点でその精算額分だけ減じた新たな前記前受金情報をその外部記憶装置に書込み可能に構成されている請求項1から9のいずれかに記載の情報処理システム。
  11. 前記外部記憶装置はカード型記憶媒体である請求項1から10のいずれかに記載の情報処理システム。
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