JP2000293740A - Icカード処理装置、自動販売装置、および販売方法 - Google Patents

Icカード処理装置、自動販売装置、および販売方法

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JP2000293740A
JP2000293740A JP2000018001A JP2000018001A JP2000293740A JP 2000293740 A JP2000293740 A JP 2000293740A JP 2000018001 A JP2000018001 A JP 2000018001A JP 2000018001 A JP2000018001 A JP 2000018001A JP 2000293740 A JP2000293740 A JP 2000293740A
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Tetsuji Inamitsu
哲治 稲光
Masayuki Inoue
雅之 井上
Koichi Yoneda
幸一 米田
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Minoru Takami
高見  穣
Kenji Matsumoto
健司 松本
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Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無人販売を行う自動販売機等において、販売時
に、購入者毎に、購入者のそれまでの購入数に応じた割
引サービスを実施する。 【解決手段】マイコン2は、各購入者がICカード読み
取り装置1に挿入する商品購入者用ICカード8から商
品販売者用ICカード7に、購入した商品の料金分の電
子マネーを徴収する。また、この際に、記憶部3の購入
回数リストに、商品購入者用ICカード8に記憶された
個人IDに対応づけて購入回数を記憶し、購入回数が記
憶部3に記憶した購入基準回数を超えたならば記憶部3
の個人IDリストに個人IDを登録する。マイコン2
は、個人IDリストに登録された個人IDの商品購入者
用ICカード8から電子マネーを徴収する場合には、購
入した商品の料金として割引料金を適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを用い
た料金徴収を行うICカード処理装置に関し、特に、無
人販売を行う自動販売装置において、販売時に購入者毎
に購入者に応じた付加サービスを提供することを可能と
するICカード処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】対人販売では、販売時に、所定期間内の
商品またはサービスの購入数又は量によって徴収金額を
割り引きしたり、購入者の誕生日には徴収金額を割り引
きするなどの付加的なサービスが、購入者毎に、購入者
に応じて提供されることがある。
【0003】たとえば、ケーキ屋で商品の購入ごとにサ
ービスシールやポイントを購入者に与え、一定数のサー
ビスシールやポイントと引き替えに購入者に割引や景品
の提供を行ったり、飲食店で身分証明書によって誕生日
であることを提示した購入者には割引やデザートの無償
提供を行ったりすることが行われていた。
【0004】一方、無人販売を行う自動販売装置におい
て、販売時に提供される付加的なサービスは、従来、全
ての購入者に対して平等もしくは平等の確率で提供され
るものに限られていた。たとえば、清涼飲料の自動販売
機では、一本購入毎に、くじを行い、くじに当たった購
入者には、もう一本無償提供するなどのように、付加サ
ービスが全ての購入者に対して平等の確率で提供される
ものに限られていた。最近ではICカードを使用した新
しい決済方法が、さかんに提案、実験されている。その
一つが、クレジットカードを、ICカード化したもので
あり、もう一つが、ICカードを使用した電子マネーで
ある。例えば、日本国特開平10−188093号公報
にも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子マネーは、ICカ
ード内のメモリに電子マネーを格納し、取引時には、現
金の代わりに、ICカード間で電子マネーをやりとりし
ようとするものである。いずれの場合も、このようなI
Cカードを用いた料金の徴収などの決済は、ICカード
の読み/書きを行う機能を備えたICカード処理装置に
よって、ICカードの情報を読み書きすることにより行
われる。
【0006】上記のように平等の確率でのくじによるサ
ービス等は、多数の自動販売装置において画一的なサー
ビスが行なわれるため、個々の自動販売装置の差別化を
図ることは困難である。しかし、無人販売を行う個々の
自動販売装置においても、前述した対人販売と同様に、
販売時に購入者毎に購入者に応じた付加サービスを提供
できれば、他の自動販売装置と差別化を図り、その自動
販売装置の集客率を高めることができる。そして、この
ような販売時の付加サービスの提供による自動販装置の
集客競争が可能となることにより、自動販装置を用いる
販売者間に対人販売と同等の市場原理が適用され、これ
により市場の活性化がもたらされることになり、その恩
恵を消費者も受けることになる。
【0007】一方、各自動販売装置毎にポイントサービ
スを行なうにはポイントサービス専用のカード等を発行
してポイントを管理したり、また、ICカード内にはそ
れ専用の新たなアプリケーションを追加したり、メモリ
領域を設けてポイントを記憶することが考えられる。
【0008】しかし、これらの方法は、例えば自動販売
機などの小額で、不特定多数の人が利用する決済などで
は、ポイントサービス専用のカード発行のコストがかか
ったり、ICカードにおいては、アプリケーション追加
の手数やメモリ領域の確保が負担となる。
【0009】例えば、個々の自動販売装置を利用するた
びにそれぞれの自動販売装置についてのポイントサービ
スを行なうための記憶領域をICカード内に設けるとす
る。現在用いられるICカードのメモリの容量は約8k
バイトであり、ICカードを管理OSや電子マネーのア
プリケーションを搭載した場合、残りメモリの容量は1
kバイト以下である。これに、不特定多数の自動販売機
を特定するデータおよびポイントのデータをICカード
のメモリに格納することは、ユーザが以前と違う自動販
売機を使用するたびに使用した自動販売機のデータを格
納する領域を確保する必要がある。これは、ICカード
内のメモリの使用量が増大し、今後新たに、ICカード
にアプリケーションを搭載する時にも支障が出る。ま
た、一度、ICカードにデータを記憶させた後にそのデ
ータを消去することは、記憶時の記憶形式に基づいて行
なわなければならないため、困難な場合もあり、ICカ
ード内の記憶領域の整理にも支障をきたす。
【0010】そこで、本発明は無人販売を行う個々の自
動販売装置において、上記のICカードの負担を軽減し
つつ、販売時に購入者毎に購入者に応じた付加サービス
を提供することにより、個々の自動販売装置の集客力を
向上させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、ICカードもしくはICカードの
所有者を識別可能な識別情報を記憶したICカードから
電子的に料金を徴収するICカード処理装置であって、
料金支払い者のICカードから電子的に料金を徴収する
料金徴収手段と、料金を徴収した各ICカードに記憶さ
れた識別情報に対応づけて、各ICカードから料金を徴
収した度合いを記憶する利用度合い管理手段と、料金支
払い者のICカードに記憶された識別情報に対応づけて
記憶されている前記度合いが、所定の基準値を超える場
合に、当該料金支払い者のICカードから前記料金徴収
手段が電子的に徴収する料金を割り引く割引手段とを有
することを特徴とするICカード処理装置を提供する。
【0012】また、料金の支払が可能な金額情報と、I
CカードまたはICカードの所有者もしくは使用者を識
別可能な識別情報とを格納したICカードが用いられ、
商品またはサービスを自動販売する自動販売装置であっ
て、販売する商品またはサービスの料金を徴収する処理
をする料金徴収手段と、前記ICカードに格納された前
記識別情報に対応して、前記ICカードを用いた商取引
の利用度合いに関する情報を記憶する利用度合い記憶手
段と、前記利用度合いが所定の条件を満足する場合、付
加的なサービスを提供するように制御する制御手段と、
を備えてなる構成とする。
【0013】また、料金の支払が可能な金額情報と、I
CカードまたはICカードの所有者もしくは使用者を識
別可能な識別情報とを格納したICカードが用いられ、
商品またはサービスを自動販売する自動販売装置と接続
されるICカード処理装置であって、前記自動販売装置
と接続される接続部と、販売する商品またはサービスの
料金を徴収する処理をする料金徴収手段と、前記ICカ
ードに格納された前記識別情報に対応して、前記ICカ
ードを用いた商取引の利用度合いに関する情報を記憶す
る利用度合い記憶手段と、前記利用度合いが所定の条件
を満足する場合、付加的なサービスを提供するように制
御する制御手段と、を備えてなる構成とする。
【0014】また、料金の支払が可能な金額情報と、I
CカードまたはICカードの所有者もしくは使用者を識
別可能な識別情報とを格納したICカードを装着可能
で、商品またはサービスを自動販売する自動販売装置を
用いた販売方法であって、販売する商品またはサービス
の料金を徴収する処理をし、前記ICカードに格納され
た前記識別情報に対応して、前記ICカードを用いた商
取引の利用度合いに関する情報を記憶し、前記利用度合
いが所定の条件を満足する場合、付加的なサービスを提
供する方法とする。
【0015】また、前記金額情報は、電子的に決済が可
能な電子マネー情報であることを特徴とする。
【0016】また、前記金額情報は、電子的に課金処理
が可能なクレジット情報であることを特徴とする。
【0017】前記識別情報は、前記金額情報に関連する
情報であることを特徴とする。
【0018】前記利用度合いは、前記ICカードから料
金を徴収した回数、または料金を徴収した商品もしくは
サービスの数量もしくは種類、または徴収した料金の額
に応じた大きさをとる値であることを特徴とする。
【0019】また、所定の期間を定める期間情報を記憶
し、前記利用度合いは、前記期間情報により定まる期間
中のICカードを用いた商取引の情報に基づくことを特
徴とする。
【0020】また、前記付加的なサービスは、前記料金
徴収手段が電子的に徴収する料金の割引であることを特
徴とする。
【0021】また、前記付加的なサービスは、販売され
る商品またはサービスの料金を無料にすることであるこ
とを特徴とする。
【0022】また、商品もしくはサービスの種類に対応
づけて割引率を記憶し、前記料金の割引は、前記割引率
による割引であることを特徴とする。
【0023】また、前記識別情報はICカードの所有者
の個人的な情報である個人情報であり、前記個人情報が
所定の条件を満足する場合、付加的なサービスを提供す
るように制御することを特徴とする。
【0024】また、前記個人情報はICカード所有者の
誕生日を含むことを特徴とする。
【0025】このようなICカード処理装置によれば、
本ICカード処理装置を、自動販売装置の料金徴収に適
用することにより、販売時に購入者毎に、購入者の当該
自動販売装置の利用の度合い、すなわち、購入者のIC
カードから料金を徴収した度合いに応じた割引サービス
を提供することが可能となる。
【0026】また、前記課題達成のために、本発明は、
たとえば、ICカードの所有者の個人的な情報である個
人情報を記憶したICカードから電子的に料金を徴収す
るICカード処理装置であって、料金支払い者のICカ
ードから電子的に料金を徴収する料金徴収手段と、料金
支払い者のICカードに記憶された個人情報が所定の条
件に合致する場合に、当該料金支払い者のICカードか
ら前記料金徴収手段が電子的に徴収する料金を割り引く
割引手段とを有することを特徴とするICカード処理装
置を提供する。
【0027】このようなICカード処理装置によれば、
本ICカード処理装置を、自動販売装置の料金徴収に適
用することにより、販売時に購入者毎に、購入者の個人
的な情報に応じて料金を割り引くことが可能となる。し
たがって、たとえば、購入者の誕生日には、料金を割り
引くなどのサービスを実現することが可能となる。
【0028】なお、前掲した各請求項記載の発明は、ク
レジットカードのようなICカードに対して課金するI
Cカード処理装置にも同様に適用することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0030】まず、第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る自動販売システムの構成を示
す。
【0031】図中、9は商品を格納し、商品を購入者に
提供する自動販売機であり、1は自動販売機が提供する
商品の代金を購入者より徴収するICカード読み書き装
置である。
【0032】ICカード読み書き装置は、2枚のICカ
ード間の電子マネーの転送を行うものであり、商品代金
徴収のための商品販売者用ICカード7と、商品代金精
算のための商品購入者用ICカード8が装着される。こ
こで、商品販売者用ICカード7は、ICカード読み書
き装置1のカード装着部5に予め装着されている。商品
購入者用ICカード8は、購入者が商品を購入する際
に、ICカード読み書き装置1のカード装着部6に、購
入者によって装着される。また、商品販売者用ICカー
ド7と商品購入者用ICカード8は、共に、電子マネー
を記憶するICカードである。
【0033】さて、ICカード読み書き装置1は、外部
インタフェース部4を介して自動販売機9と制御線で接
続している。そして、ICカード読み書き装置1のマイ
クロコンピュータ(以下、「マイコン」と称す)2は、
カード装着部6に商品購入者用のICカード8が挿入さ
れることにより装着されると、商品購入者用ICカード
8から商品販売者用ICカード7へ自動販売機9で購入
者が選択した商品の代金分の電子マネーの転送を行う。
ここで、マイコン2は、インターフェース部4を介して
自動販売機9の動作を制御することも可能である。
【0034】ICカード読み書き装置1を、一般に自動
販売機の料金徴収手段として装着されている紙幣・硬貨
の識別装置と同形状にすれば、ICカードの読み書き機
能を持たない自動販売機において、紙幣・硬貨の識別装
置を取り外し、ICカード読み書き装置1を装着するこ
とにより、ICカード読み書き装置1が使用できる。
【0035】あるいは、ICカード読み書き装置1の機
能をすべて自動販売装置に内蔵してもよい。
【0036】また、ICカード読み書き装置1は、記憶
部3を有し、記憶部3に、付加サービスを受けられる個
人IDを記憶する個人IDリストと、個人ID毎に設け
られた今まで商品を購入した回数を記憶した購入回数リ
ストと、商品の通常料金と、商品の割引料金と、通常料
金と割引き料金のどちらを適用するかの基準となる購入
基準回数を記憶している。なお、以下の実施形態では、
一例として商品の通常料金が、全商品について同じであ
る場合について説明する。
【0037】一方、商品購入者用ICカード8のメモリ
には、個人を識別するための個人IDも格納されてい
る。例えば、個人IDとしては、年金番号等を使用する
ことができる。
【0038】以下、本実施形態に係る自動販売システム
の動作について説明する。
【0039】図2、3に動作の流れを示す。
【0040】図2に示すように、まず、商品購入者用I
Cカード8がカード装着部6に挿入されると(S2−
1)と、挿入された商品購入者用ICカード8が、IC
カード読み書き装置1で使用可能かをマイコン2が判別
する(S2−2)。使用可能かの判別は、商品購入者用
ICカード8よりリセットの応答として送られるATR
(Answer To Request)等を利用する。
【0041】次に、使用可能な商品購入者用ICカード
8の場合には、商品購入者用ICカード8のメモリの中
に記憶されている個人IDの取得をマイコン2が行う
(S2−3)。次に、取得した個人IDが記憶部3の中
に記憶されている個人IDリストに登録されているかを
マイコン2が判別する(S2−4)。
【0042】そして、登録されている場合には、引き落
とし金額をICカード読み書き装置1の記憶部3に記憶
されている割引料金に設定する(S2−5)。一方、登
録されていない場合には、引き落とし金額をICカード
読み書き装置1の記憶部3に記憶されている通常料金に
設定する(S2−6)。
【0043】その後、商品選択ボタンが購入者によって
押された自動販売機9から、購入者の購入数が通知され
ると、商品購入者ICカード8から商品販売者ICカー
ド7へ、(S2−5)あるいは(S2−6)で設定した
金額×購入数分の電子マネーを転送する処理をマイコン
2が行う(S2−7)。
【0044】次に、図3に進み、転送処理が正常に終了
したかの判別をマイコン2が行う(S2−8)。そし
て、転送処理が正常終了した場合には、自動販売機9に
購入者が商品選択ボタンによって選択した商品の排出を
要求する。自動販売機9は、この要求に従って商品を排
出する。
【0045】そして、電子マネーの転送が通常料金と割
引料金のどちらかで行われたかの判別を行い(S2−
9)、割引料金で金額の転送が行われていた場合には、
取得した個人IDについて購入回数リストを、購入回数
が今回の購入数分増加するように更新し(S2−1
6)、S2−1に戻る。
【0046】一方、通常料金で転送が行われていた場合
には、商品を購入した商品購入者ICカード8が自動販
売機9で初めて使用されたかの判別を購入回数リストを
参照して行い(S2−10)、初めての使用の場合に
は、記憶部3に、取得した個人IDの、購入回数を今回
の購入数とした購入回数リストを登録する(S2−1
1)。そして、S2−1に戻る。
【0047】一方、自動販売機9で初めて使用されたも
のでなければ、取得した個人IDについて購入回数リス
トを、購入回数が今回の購入数分増加するように更新し
(S2−12)、その購入回数リストから購入回数を取
得し(S2−12)。取得した購入回数が記憶部3に記
憶されている購入基準回数以上かをマイコン2が判別す
る(S2−13)。
【0048】そして、購入回数が基準回数以上になった
場合には、記憶部3の中に格納されている個人IDリス
トに取得した個人IDを追加登録し(S2−14)、S
2−1に戻る。一方、購入回数が基準回数以上でない場
合は、そのままS2−1に戻る。
【0049】なお、カード装着部6に挿入された商品購
入者ICカード8がICカード読み書き装置1で、使用
可能と判断されなかった場合、(S2−8)の判別で金
額情報の転送が正常に終了しなかった場合には、購入者
に挿入したカードが使用できない旨を通知し(S2−1
5)、S2−1に戻る。
【0050】以上、本発明の第1の実施形態について説
明した。
【0051】本第1実施形態によれば、購入者毎に、購
入者の今までの購入回数に応じて、自動販売機内の商品
の割り引きを行うことができるようになる。
【0052】なお、取得する個人情報は、個人IDだけ
でなく、商品購入者ICカードに記憶されている他の個
人情報(たとえば、氏名)などを利用しても同様の効果
が得られる。また個人IDに代えて、商品購入者カード
IDなどを用いてもよい。更に、個人単位ではなく、商
品購入者ICカードに記憶されている情報より特定でき
るカードを発行した会社等、同一のグループなどを単位
に、購入回数を管理し、割引料金を適用するかどうかを
決定するようにしてもよいまた、ICカード読み取り装
置においては、決済手段である電子マネーやクレジット
に関連する個人IDを読み取ってもよい。例えば、通常
電子マネーシステムはICカードにインストールされて
いるアプリケーションとして考えられる。
【0053】図16は、電子マネーシステムがインスト
ールされているICカードの詳細を表わす。ICカード
はICカード読み書き装置と接続される接続部と、アプ
リケーションの処理を行うCPU2、メモリ2内の電子
マネーアプリケーション、ID記憶部、金額情報記憶部
で構成される。
【0054】最初にICカード読み書き装置がICカー
ドに電源を入れ、ATR(Answer ToReset)と読み出
す。ATRの読み出しが正常に行われた場合は、ICカ
ード読み書き装置は起動したい電子マネーアプリケーシ
ョンのアプリケーションIDを送信する。ICカード内
のCPU2は受け取ったアプリケーションIDに対応し
た商品購入者用ICカード8内の電子マネーアプリケー
ションを起動する。商品購入者用ICカード8内のCP
U2を経由して、商品購入者用ICカード8のメモリ2
内の金額情報記憶部より金額情報を確認すると同時に、
ID記憶部よりユーザIDの読み出しを行い、ICカー
ド読み書き装置1内のメモリ1に記憶する。このユーザ
IDによって、利用者の判別を行うことができる。その
後、自動販売機9より引き落とし金額を受信したICカ
ード読み書き装置1は、商品購入者ICカード8に対し
て引き落とし金額を送信する。電子マネーの引き落とす
ための処理は、商品購入者用ICカード8のCPU2が
金額情報、引き落とし情報を暗号化し、ICカードを読
み書き装置1を経由して、そのまま商品販売者用ICカ
ード7のCPU2に送信される。暗号データを受け取っ
たCPU2は暗号データを複合化して転送処理を実行
し、その結果をまた、暗号化し、暗号化データをICカ
ード読み書き装置1を経由して商品購入者用ICカード
8のCPU2に送信する。受け取った暗号データをCP
U2が複合化して結果を判別して、金額引き落とし処理
を終了する。このように、2枚のICカードのCPU2
の暗号データの送受信で金額情報の転送処理が行われる
ため、高いセキュリティが維持される。
【0055】従って、高いセキュリティを持つICカー
ドにおいては、決済手段に用いられる電子マネー等の処
理を行なうとともにそれに関連する個人IDを読み取る
ことは、決済に関連しない他のIDを読み取ることより
も、ICカード読み取り装置においては簡単である場合
が多い。
【0056】また、複数の決済手段を持つICカードを
利用する場合は、ICカード読み書き装置側が記憶部3
に記憶された個人IDに対応する個人IDを持つ決済手
段を選択して決済を行なうことにより、ICカード所有
者は、常に同じ個人IDによる購入回数の累積が可能と
なる。また、ICカード読み取り装置内により使用可能
な決済手段の優先順位をつけることで、ICカード読み
取り装置が決済手段を選択してもよい。また、ICカー
ドの利用者が決済手段を選択できるように、ICカード
読み取り装置に指示部を設けてもよい。
【0057】更に、ICカード読み書き装置1に表示装
置を接続し、商品購入時に、個人の利用回数や、割り引
き料金が適用されたことや、あと何回利用すると割り引
きが利用可能になるかなどを、購入者に提示するように
してもよい。また、音声で示したり、情報をプリントア
ウトすることも可能である。また、個人の利用履歴等を
確認したい利用者のために、過去の利用履歴等を表示装
置に表示させるように制御してもよい。
【0058】また、割引料金を適用するかわりに、無償
の商品を提供する、景品を提供する、サービスの質を上
げる、景品が当たる抽選の権利を得られる、キャッシュ
バック、サービスの利用時間を延長する、サービス券を
発行するなど、他の付加サービスを提供するようにして
もよい。
【0059】以下、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0060】本第2実施形態は、前記第1実施形態に係
る自動販売システムにおいて、一定期間内の購入回数の
みをカウントし、これに応じて割り引き料金を適用する
かどうかを決定するようにしたものである。
【0061】図4に、本実施形態に係る自動販売システ
ムの構成を示す。
【0062】図示するように、本実施形態に係る自動販
売システムは、図1に示した自動販売システムの構成に
おいて、ICカード読み書き装置1に現在の日付を管理
するカレンダ10を設け、さらに、記憶部3に、購入回
数のカウントを行う期間を示す設定期間を記憶するよう
にしたものである。また、個人ID毎に設けられる購入
回数リストに、各回の購入毎に購入数と購入日付を登録
するようにしたものである。
【0063】以下、本実施形態に係る自動販売システム
の動作について説明する。
【0064】図5に、動作の流れを示す。
【0065】図5に示すように、マイコン2はイベント
待ちの状態(S4−1)において、商品購入者ICカー
ド8の挿入を検出すると、前記第1実施形態において説
明した図2のS2−2から図3のS2−16の処理を行
い、イベント待ちの状態(S4−1)に戻る。ただし、
購入回数リストの登録や購入回数リストの更新を行うS
2−11、S2−12、S2−16では、商品購入者I
Cカード8より取得した個人IDの購入回数リストに今
回の購入数とカレンダ10を参照して得られる購入日付
の組を登録するようにする。また、個人IDリストへの
登録を行うかどうかを判定するS2−13では、購入回
数リストに登録された購入数の総和を購入回数として、
購入回数が基準回数以上になった場合に個人IDリスト
に取得した個人IDを追加登録するかどうかを判定する
ようにする。
【0066】一方、マイコン2はイベント待ちの状態
(S4−1)において、カレンダ10の日付の変更を検
出すると、ICカード読み書き装置1の記憶部3に記憶
されている個人の購入回数リストをマイコン2が取得す
る(S4−2)。そして、各個人IDの購入回数リスト
について(S4−3)、購入回数リストに登録されてい
る購入数と購入日付との各組の購入日付と、カレンダ1
0を参照して得られる今日の日付から記憶部3に記憶さ
れている設定期間を引いて得られる基準日付を比較し
(S4−4)、購入日付が基準日付より前の組を、購入
回数リストより削除する(S4−5)。
【0067】そして、全ての購入回数リストについて処
理を終了したならば、登録された購入数の総和を購入回
数として、購入回数が基準回数以上になる購入回数リス
トの個人IDのみが登録されるように、個人IDリスト
を更新する(S4−6)。
【0068】以上、本発明の第2実施形態について説明
した。
【0069】以上のように、本第2実施形態によれば、
購入回数をカウントする期間を設けて、商品購入者の一
定期間中の購入回数によって付加サービスを提供するこ
とができるようになる。
【0070】なお、このように購入日付を管理すること
により、所定期間中のみ商品の購入数を2倍にして、購
入回数リストに登録することにより、所定期間中の購入
であれば、少ない購入数で割引を受けられるなどの付加
サービスも提供可能となる。
【0071】また、以上の説明では、現日付以前の一定
期間内の購入のみを購入回数としてカウントし、これに
応じて割り引きサービスを提供するようにしたが、これ
は、設定期間に直接カウントする期間を記述したり、カ
ウントする期間の始期や終期を記述し、これに従った期
間中の購入のみをカウントし、これに応じて割り引きサ
ービスを提供するようにしてもよい。また、最後の購入
が現日付以前の一定期間内以前のものである場合に、そ
の個人IDの購入者リストを削除したりすることによ
り、その購入者の購入回数を初期化したりするようにし
てもよい。また、購入回数リストに登録された購入数の
うちの、購入日付が、設定期間もしくは設定期間と現日
付によって定める所望の期間中のもののみの総和を購入
回数としてカウントし、これに応じて割り引きサービス
を提供するようにしてもよい。
【0072】以下、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0073】本第3実施形態は、前記第1実施形態にお
いて、商品の購入者の誕生日であった場合に、更に商品
の金額を割引するようにしたものである。
【0074】本第3実施形態に係る自動販売システムの
構成を図6に示す。
【0075】図示するように、本第3実施形態に係る自
動販売システムは図1に示した自動販売システムの構成
において、ICカード読み書き装置1に現在の日付を管
理するカレンダ10を設け、さらに、記憶部3に、誕生
日用割引料金を記憶したものである。また、商品購入者
用ICカード8のメモリには、所有者の誕生日も格納さ
れているものとする。
【0076】以下、本実施形態に係る自動販売システム
の動作を説明する。
【0077】図7、8に、動作の流れを示す。
【0078】図示するように、本実施形態は、図2、図
3に示した第1実施形態に係る動作において、S2−4
で、S2−3で取得した個人IDが個人IDリストに登
録されていると判定された場合に、さらに、マイコン2
がカレンダ10より現在の日付の取得と、商品購入者用
ICカード8から商品購入者の誕生日の取得を行い(S
6−1)、取得した現在の日付と商品購入者の誕生日を
比較し(S6−2)、一致する場合には、引き落とし金
額として記憶部3に記憶されているより高い割引率の誕
生日用割引料金を設定し(S6−3)、一致しない場合
には、前記第1実施形態と同様に記憶部3に記憶されて
いる通常の割引率の割引料金を設定する(S2−5)よ
うにしたものである。
【0079】以上、本発明の第3実施形態について説明
した。
【0080】本第3実施形態によれば、購入者の今まで
の購入回数と、誕生日などの個人の特定の情報に応じて
割引などの付加サービスを提供することができるように
なる。
【0081】以下、本発明の第4実施形態について説明
する。
【0082】本第4実施形態は、前記第1実施形態に係
る自動販売システムにおいて、商品毎に異なる割り引き
料金を適用するようにしたものである。
【0083】図9に、本実施形態に係る自動販売システ
ムの構成を示す。
【0084】図示するように、本実施形態に係る自動販
売システムは、図1に示した自動販売システムの構成に
おいて、ICカード読み書き装置1の記憶部に各商品毎
の割引料金を記憶するようにしたものである。
【0085】記憶部3に記憶する各商品毎の割引料金
は、例えば、図10に示すように、自動販売機9が販売
する商品の種類毎に割引率を記述したものである。
【0086】以下、本実施形態に係る自動販売システム
の動作について説明する。
【0087】図11、12に、動作の流れを示す。
【0088】図示するように、本実施形態は、マイコン
2が自動販売機9から購入商品の通知を受けるように
し、図2、図3に示した第1実施形態に係る動作におい
て、マイコン2が、割引料金もしくは通常料金を設定
(S2−5、S2−6)した後に、前記第1実施形態の
ように、購入数にS2−5またはS2−6で設定した割
引料金または通常料金を乗じた金額分の電子マネーをS
2−7で、商品購入者ICカード8から商品販売者IC
カード7へ転送する代わりに以下の処理を行うようにし
たものである。
【0089】すなわち、本第4実施形態では、図2、図
3に示した第1実施形態に係る動作において、マイコン
2が、割引料金もしくは通常料金を設定(S2−5、S
2−6)した後に、記憶部3に記憶した各商品毎の割引
料金を参照して購入商品種類毎に割引率を得(S11−
1)、購入商品種類毎に購入数と割引率とをS2−5ま
たはS2−6で設定した割引料金または通常料金とに乗
じて得られる値の、各購入商品種類の総和を、引き落と
し金額として算出し(S11−2)、算出した引き落と
し金額分の電子マネーをS2−7で、商品購入者ICカ
ード8から商品販売者ICカード7へ転送するようにし
たものである。
【0090】以上、本発明の第4の実施形態について説
明した。
【0091】以上、本第4実施形態によれば、商品購入
者の今までの購入回数と購入商品の種類に応じて割り引
きなどの付加サービスを提供することができる。そし
て、これにより、販売者は、商品毎に割り引き率を適当
に設定することにより、売りたい商品を安く多く販売す
る事が可能になる。
【0092】以下、本発明の第5の実施形態について説
明する。
【0093】図13に、本第5実施形態に係る自動販売
システムの構成を示す。
【0094】図中、9は商品を格納し、商品を購入者に
提供する自動販売機であり、1は自動販売機が提供する
商品の代金を購入者より徴収するICカード読み書き装
置である。
【0095】ICカード読み書き装置は、2枚のICカ
ードの電子マネーの転送を行うものであり、商品代金徴
収のための商品販売者用ICカード7と、商品代金精算
のための商品購入者用ICカード8が装着される。ここ
で、商品販売者用ICカード7は、ICカード読み書き
装置1のカード装着部5に予め装着されている。商品購
入者用ICカード8は、購入者が商品を購入する際に、
ICカード読み書き装置1のカード装着部6に、購入者
によって装着される。また、商品販売者用ICカード7
は複数種類の電子マネーを記憶するICカードであり、
単一のICカードであっても電子マネーの種類毎の複数
のICカードであってもよい。また、商品購入者用IC
カード8は、電子マネーを記憶するICカードであり、
1種類の電子マネーを記憶するICカードであっても、
複数種類の電子マネーを記憶するICカードであっても
よい。
【0096】さて、ICカード読み書き装置1は、外部
インタフェース部4を介して自動販売機9と制御線で接
続している。そして、ICカード読み書き装置1のマイ
コン2は、カード装着部6に商品購入者用のICカード
8が挿入されることにより装着されると、商品購入者用
ICカード8から商品販売者用ICカード7へ自動販売
機9で購入者が選択した商品の代金分の電子マネーの転
送を行う。
【0097】また、ICカード読み書き装置1は、記憶
部3を有し、記憶部3に、商品の通常料金と、割引リス
トを記憶している。
【0098】ここで、記憶部3に記憶される割引率リス
トは、図14に示すように、電子マネーの種類毎に割引
率を記述したものである。なお、ここでは、電子マネー
の種類とは、電子マネーを発行する機関に依存して定ま
る種類を指すものとする。
【0099】以下、本実施形態に係る自動販売システム
の動作について説明する。
【0100】図15に動作の流れを示す。
【0101】図示するように、まず、商品購入者用IC
カード8がカード装着部6に挿入されると(S8−1)
と、挿入された商品購入者用ICカード8が、ICカー
ド読み書き装置1で使用可能かをマイコン2が判別する
(S8−2)。
【0102】次に、使用可能な商品購入者用ICカード
8の場合には、商品購入者用ICカード8のメモリの中
に記憶されている電子マネーの情報、すなわち、使用可
能な電子マネーの種類の取得をマイコン2が行う(S8
−3)。次に、記憶部3に記憶されている割引率リスト
をマイコン2が取得する(S8−4)。
【0103】その後、取得した割引率リストにS8−3
で取得した1または複数の電子マネーの種類の割引率が
登録されているかどうかの判別をマイコン2が行う(S
8−5)。そして、一つも登録されていない場合には、
商品の金額を記憶部3に記憶されている通常料金に設定
する(S8−8)。また、一つ登録されている場合に
は、その割引率を抽出し通常料金に乗じて割り引き料金
を算出する(S8−6、S8−9)。また、登録されて
いるものが複数ある場合には、割引率リストの中で、一
番高い割引率を選択し(S8−7)、その割引率を通常
料金に乗じて割り引き料金を算出する(S8−9)。
【0104】その後、商品選択ボタンが購入者によって
押された自動販売機9から、購入者の購入数が通知され
ると、商品購入者ICカード8から商品販売者ICカー
ド7へ、(S8−9)あるいは(S8−8)で設定した
金額×購入数分の電子マネーを転送する処理をマイコン
2が行う(S8−10)。ここで、(S8−9)で割引
料金を設定した場合には、選択した割引率に対応する種
類の電子マネーを転送する。一方、(S8−8)で通常
料金を設定した場合には、S8−3で取得した電子マネ
ーの種類のうちの任意の一つの種類の電子マネーを転送
する。
【0105】次に、金額転送処理が正常に終了したかの
判別をマイコン2が行う(S8−11)。そして、転送
処理が正常終了した場合には、自動販売機9に購入者が
商品選択ボタンによって選択した商品の排出を要求し、
S8−1に戻る。
【0106】また、S8−2でカード装着部6に挿入さ
れた商品購入者ICカード8がICカード読み書き装置
1で、使用可能と判断されなかった場合、S8−11で
金額情報の転送が正常に終了しなかった場合には、購入
者に挿入したカードが使用できない旨を通知し(S8−
12)、S8−1に戻る。
【0107】以上、本発明の第5の実施形態について説
明した。以上のように、本実施形態によれば、自動販売
機において、商品購入者が支払可能な電子マネーの種類
の中から、一番割安に商品を提供できる電子マネーの種
類を選択して商品を販売することができるようになる。
【0108】なお、以上の第1実施形態から第5実施形
態は、適宜組み合わせて実施するようにしてもかまわな
い。また、以上では、自動販売装置で販売する商品の通
常料金が全て同じ場合を例にとり説明したが、商品の種
類毎に通常料金が異なる場合であっても、商品の種類毎
に以上で説明した通常料金や割引率を管理するようにす
ることにより以上の実施形態を適用することができ、同
様の効果を得ることができる。
【0109】次に、これらの自動販売装置を用いること
ができる具体的な場合について紹介する。
【0110】飲料水、たばこ等の自動販売機に適用する
ことができる。利用者の利用度数や利用金額等が所定の
条件を満たせば、販売金額を割り引いて販売したり、無
料で商品を提供する等のサービスができる。さらに、所
定の条件を満たしたことを自動販売装置を所有する販売
者に通知し、販売者から、利用者に景品等を提供するよ
うなサービスも可能である。
【0111】また、駐車場における料金徴収においても
適用できる。利用者の利用度数や利用金額、利用時間等
が所定の条件を満たせば、駐車料金を割り引いたり、1
時間分の駐車を無料にする等のサービスができる。
【0112】また、コインロッカーの料金徴収において
も適用できる。利用者の利用度数や利用金額、利用時間
等が所定の条件を満たせば、料金を割り引いたり、1日
分の利用を無料にする等のサービスができる。
【0113】また、カフェテリアにおいて食券を販売す
る食券販売機においても適用できる。利用者の利用度数
や利用金額が所定の条件を満たせば、金額を割り引いて
販売したり、無料で食券を提供する等のサービスができ
る。
【0114】また、セルフサービスのガソリンスタン
ド、セルフサービスの洗車場、コインランドリなどの施
設においても同様に上記自動販売装置を利用することが
できる。
【0115】また、無人で自動販売を行うコンビニエン
スストア等では、店ごとに利用度数を記憶し、利用者に
サービスを提供できる。利用度数としては、購入金額や
購入回数等が用いられ、利用度数が所定の条件を満たせ
ば、割引料金での商品の販売や、金品の贈呈などのサー
ビスを利用者に提供できる。
【0116】個々の自動販売装置ごとの集客力を向上さ
せるためには、購入回数等の情報は、個々の自動販売装
置ごとに持たせることが有効である。特に、一台の自動
販売装置のみに閉じたオフラインのシステムにすればよ
い。
【0117】また、商品購入者用ICカード8からの商
品の料金分の電子マネーの転送を商品販売者用ICカー
ド7に行ったが、商品販売者用ICカード7に代えて、
電子マネーを取り扱える適当な装置をICカード読み取
り装置1に設け、この装置に商品購入者用ICカード8
からの商品の料金分の電子マネーを転送するようにして
もよい。
【0118】また、以上の第1から第4実施形態で用い
た購入回数としては、商品・サービスの購入数の他、各
ICカードから料金を徴収した回数や料金の総額に応じ
た値をとる数値や商品・サービスにより異なる数値、抽
選により異なる数値などを用いてもかまわない。
【0119】また、以上の各実施形態は、購入者が電子
マネーを記憶したICカードを用いて料金の支払いをす
る場合について説明したが、購入者がICカードによる
クレジットカードを用いて料金の支払いをする場合につ
いても、電子マネーの転送の代わりにクレジットによる
課金処理をICカード読み取り装置が行うようにするこ
とにより、以上の各実施形態は同様に適用することがで
きる。
【0120】また、本発明のICカード読み書き装置を
付加することによって、販売者は容易にこのシステムを
採用でき、特に、他の設備は必要がない。
【0121】また、ICカードのメモリを使用すること
がないため利用者のICカードに負担がかからず、利用
者は無制限にこのシステムを利用できる。
【0122】商品またはサービスをICカードで購入す
るとき、ICカードを挿入して購入の指示をする一回の
みの操作が行われるだけで、決済およびポイントサービ
スを提供でき、販売者、システム、利用者にとって、他
の手順を必要とせず簡潔で低コストであり、金額情報と
個人を特定する情報を併せ持つICカードを利用する効
果は大きい。
【0123】
【発明の効果】以上、本発明によれば、無人販売を行う
個々の自動販売装置において、販売時に購入者毎に購入
者に応じた付加サービスを提供することができる。これ
により、個々の自動販売装置において集客力の向上を図
ることができる。また、かかるサービスの提供に際し、
ICカードの負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動販売システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自動販売システム
の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態に係る自動販売システム
の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る自動販売システム
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る自動販売システム
の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態に係る自動販売システム
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る自動販売システム
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態に係る自動販売システム
の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4実施形態に係る自動販売システム
の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る自動販売システ
ムが記憶する商品毎の割引率を示す図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る自動販売システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4実施形態に係る自動販売システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第5実施形態に係る自動販売システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第4実施形態に係る自動販売システ
ムが記憶する電子マネー種類毎の割引率を示す図であ
る。
【図15】本発明の第5実施形態に係る自動販売システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明で用いられるICカードの決済システ
ムを示す図である。
【符号の説明】
1 ICカード読み書き装置 2 マイコン 3 記憶部 4 外部インターフェース部 5 カード装着部 6 カード装着部 7 商品販売者用ICカード 8 商品購入者用ICカード 9 自動販売機 10 カレンダ 11 金額情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 W (72)発明者 井上 雅之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 米田 幸一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 高見 穣 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 松本 健司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】料金の支払が可能な金額情報と、ICカー
    ドまたはICカードの所有者もしくは使用者を識別可能
    な識別情報とを格納したICカードが用いられ、商品ま
    たはサービスを自動販売する自動販売装置であって、 販売する商品またはサービスの料金を徴収する処理をす
    る料金徴収手段と、 前記ICカードに格納された前記識別情報に対応して、
    前記ICカードを用いた商取引の利用度合いに関する情
    報を記憶する利用度合い記憶手段とを備え、 前記利用度合いが所定の条件を満足する情報は、電子的
    に課金処理が可能なクレジット情報であることを特徴と
    する自動販売装置。
  2. 【請求項2】前記金額情報は、電子的に決済が可能な電
    子マネー情報であることを特徴とする請求項1に記載の
    自動販売装置。
  3. 【請求項3】前記金額情報は、電子的に課金処理が可能
    なクレジット情報であることを特徴とする請求項1に記
    載の自動販売装置。
  4. 【請求項4】前記識別情報は、前記金額情報に関連する
    情報であることを特徴とする請求項1に記載の自動販売
    装置。
  5. 【請求項5】前記利用度合いは、前記ICカードから料
    金を徴収した回数、または料金を徴収した商品もしくは
    サービスの数量もしくは種類、または徴収した料金の額
    のいずれかに応じた大きさをとる値であることを特徴と
    する請求項1に記載の自動販売装置。
  6. 【請求項6】所定の期間を定める期間情報を記憶する期
    間情報記憶手段をさらに備え、 前記利用度合いは、前記期間情報記憶手段に記憶された
    期間情報により定まる期間中のICカードを用いた商取
    引の情報に基づくことを特徴とする請求項1に記載の自
    動販売装置。
  7. 【請求項7】前記付加的なサービスは、前記料金徴収手
    段が電子的に徴収する料金の割引であることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動販売装置。
  8. 【請求項8】前記付加的なサービスは、販売される商品
    またはサービスの料金を無料にすることであることを特
    徴とする請求項1に記載の自動販売装置。
  9. 【請求項9】商品もしくはサービスの種類に対応づけて
    割引率を記憶する割引率記憶手段をさらに備え、 前記料金の割引は、前記割引率記憶手段に記憶された割
    引率による割引であることを特徴とする請求項7に記載
    の自動販売装置。
  10. 【請求項10】前記識別情報はICカードの所有者の個
    人的な情報である個人情報であり、 前記個人情報が所定の条件を満足する場合、付加的なサ
    ービスを提供するように制御することを特徴とする請求
    項1に記載の自動販売装置。
  11. 【請求項11】前記個人情報はICカード所有者の誕生
    日を含むことを特徴とする請求項10に記載の自動販売
    装置。
  12. 【請求項12】料金の支払が可能な金額情報と、ICカ
    ードまたはICカードの所有者もしくは使用者を識別可
    能な識別情報とを格納したICカードが用いられ、商品
    またはサービスを自動販売する自動販売装置と接続され
    るICカード処理装置であって、 前記自動販売装置と接続される接続部と、 販売する商品またはサービスの料金を徴収する処理をす
    る料金徴収手段と、 前記ICカードに格納された前記識別情報に対応して、
    前記ICカードを用いた商取引の利用度合いに関する情
    報を記憶する利用度合い記憶手段と、 前記利用度合いが所定の条件を満足する場合、付加的な
    サービスを提供するように制御する制御手段と、を備え
    てなることを特徴とするICカード処理装置。
  13. 【請求項13】前記金額情報は、電子的に決済が可能な
    電子マネー情報であることを特徴とする請求項12に記
    載のICカード処理装置。
  14. 【請求項14】前記金額情報は、電子的に課金処理が可
    能なクレジット情報であることを特徴とする請求項12
    に記載のICカード処理装置。
  15. 【請求項15】前記識別情報は、前記金額情報に関連す
    る情報であることを特徴とする請求項12に記載のIC
    カード処理装置。
  16. 【請求項16】前記利用度合いは、前記ICカードから
    料金を徴収した回数、または料金を徴収した商品もしく
    はサービスの数量もしくは種類、または徴収した料金の
    額のいずれかに応じた大きさをとる値であることを特徴
    とする請求項12に記載のICカード処理装置。
  17. 【請求項17】所定の期間を定める期間情報を記憶する
    期間情報記憶手段をさらに備え、 前記利用度合いは、前記期間情報記憶手段に記憶された
    期間情報により定まる期間中のICカードを用いた商取
    引の情報に基づくことを特徴とする請求項12に記載の
    ICカード処理装置。
  18. 【請求項18】前記付加的なサービスは、前記料金徴収
    手段が電子的に徴収する料金の割引であることを特徴と
    する請求項12に記載のICカード処理装置。
  19. 【請求項19】前記付加的なサービスは、販売される商
    品またはサービスの料金を無料にすることであることを
    特徴とする請求項12に記載のICカード処理装置。
  20. 【請求項20】商品もしくはサービスの種類に対応づけ
    て割引率を記憶する割引率記憶手段をさらに備え、 前記料金の割引は、前記割引率記憶手段に記憶された割
    引率による割引であることを特徴とする請求項18に記
    載のICカード処理装置。
  21. 【請求項21】前記識別情報はICカードの所有者の個
    人的な情報である個人情報であり、 前記個人情報が所定の条件を満足する場合、付加的なサ
    ービスを提供するように制御することを特徴とする請求
    項12に記載のICカード処理装置。
  22. 【請求項22】前記個人情報はICカード所有者の誕生
    日を含むことを特徴とする請求項21に記載のICカー
    ド処理装置。
  23. 【請求項23】前記制御手段は、前記接続部を介して前
    記自動販売装置を制御することを特徴とする請求項12
    に記載のICカード処理装置。
  24. 【請求項24】前記ICカード処理装置は、紙幣または
    硬貨を徴収する金銭徴収装置と略同形状をなし、前記自
    動販売装置に、前記金銭徴収装置と選択的に装着される
    ことを特徴とする請求項12に記載のICカード処理装
    置。
  25. 【請求項25】料金の支払が可能な金額情報と、ICカ
    ードまたはICカードの所有者もしくは使用者を識別可
    能な識別情報とを格納したICカードを装着可能で、商
    品またはサービスを自動販売する自動販売装置を用いた
    販売方法であって、 販売する商品またはサービスの料金を徴収する処理を
    し、 前記ICカードに格納された前記識別情報に対応して、
    前記ICカードを用いた商取引の利用度合いに関する情
    報を記憶し、 前記利用度合いが所定の条件を満足する場合、付加的な
    サービスを提供することを特徴とする販売方法。
  26. 【請求項26】前記金額情報は、電子的に決済が可能な
    電子マネー情報であることを特徴とする請求項25に記
    載の販売方法。
  27. 【請求項27】前記金額情報は、電子的に課金処理が可
    能なクレジット情報であることを特徴とする請求項25
    に記載の販売方法。
  28. 【請求項28】前記識別情報は、前記金額情報に関連す
    る情報であることを特徴とする請求項25に記載の販売
    方法。
  29. 【請求項29】前記利用度合いは、前記ICカードから
    料金を徴収した回数、または料金を徴収した商品もしく
    はサービスの数量もしくは種類、または徴収した料金の
    額に応じた大きさをとる値であることを特徴とする請求
    項25に記載の販売方法。
  30. 【請求項30】請求項25に記載の販売方法であって、 所定の期間を定める期間情報を記憶し、 前記利用度合いは、前記期間情報により定まる期間中の
    ICカードを用いた商取引の情報に基づくことを特徴と
    する販売方法。
  31. 【請求項31】前記付加的なサービスは、前記料金徴収
    手段が電子的に徴収する料金の割引であることを特徴と
    する請求項25に記載の販売方法。
  32. 【請求項32】前記付加的なサービスは、販売される商
    品またはサービスの料金を無料にすることであることを
    特徴とする請求項25に記載の販売方法。
  33. 【請求項33】請求項31に記載の販売方法あって、 商品もしくはサービスの種類に対応づけて割引率を記憶
    し、 前記料金の割引は、前記割引率による割引であることを
    特徴とする販売方法。
  34. 【請求項34】前記識別情報はICカードの所有者の個
    人的な情報である個人情報であり、 前記個人情報が所定の条件を満足する場合、付加的なサ
    ービスを提供するように制御することを特徴とする請求
    項25に記載の販売方法。
  35. 【請求項35】前記個人情報はICカード所有者の誕生
    日を含むことを特徴とする請求項34に記載の販売方
    法。
  36. 【請求項36】請求項25に記載の販売方法であって、 前記販売する商品またはサービスは、駐車場の利用であ
    り、 前記利用度合いは、前記駐車場の利用回数、利用金額、
    または、利用時間であり、 前記利用度合いが所定の条件を満足する場合、前記付加
    的なサービスとして、割引料金または無料で駐車場を利
    用できるサービスを提供する販売方法。
  37. 【請求項37】請求項25に記載の販売方法であって、 前記販売する商品またはサービスは、無人のコンビニエ
    ンスストアにて自動販売される商品またはサービスであ
    り、 前記利用度合いは、購入金額または利用回数であり、 前記利用度合いが所定の条件を満足する場合、前記付加
    的なサービスとして、割引料金で商品が購入できるサー
    ビスまたは、金品を贈呈するサービスを提供する販売方
    法。
  38. 【請求項38】ICカードもしくはICカードの所有者
    を識別可能な識別情報を記憶したICカードから電子的
    に料金を徴収するICカード処理装置であって、 料金支払い者のICカードから電子的に料金を徴収する
    料金徴収手段と、 料金を徴収した各ICカードに記憶された識別情報に対
    応づけて、各ICカードから料金を徴収した度合いを記
    憶する利用度合い管理手段と、 料金支払い者のICカードに記憶された識別情報に対応
    づけて記憶されている前記度合いが、所定の基準値を超
    える場合に、当該料金支払い者のICカードから前記料
    金徴収手段が電子的に徴収する料金を割り引く割引手段
    とを有することを特徴とするICカード処理装置。
  39. 【請求項39】ICカードもしくはICカードの所有者
    を識別可能な識別情報を記憶したICカードから電子的
    に料金を徴収するICカード処理装置であって、 料金支払い者が購入した商品もしくはサービスの種類を
    示す情報を受け付け、料金支払い者のICカードから、
    受け付けた商品もしくはサービスの料金を電子的に徴収
    する料金徴収手段と、 料金を徴収した各ICカードに記憶された識別情報に対
    応づけて、各ICカードから料金を徴収した度合いを記
    憶する利用度合い管理手段と、 商品もしくはサービスの各種類に対応づけて割引率を記
    憶した割引率記憶手段と、 料金支払い者のICカードに記憶された識別情報に対応
    づけて記憶されている前記度合いが、所定の基準値を超
    える場合に、当該料金支払い者のICカードから前記料
    金徴収手段が電子的に徴収する料金を、当該料金支払い
    者が購入した商品もしくはサービスの種類に対応して前
    記割引率記憶手段に記憶されている割引率で割り引く割
    引手段とを有することを特徴とするICカード処理装
    置。
  40. 【請求項40】請求項38または39記載のICカード
    処理装置であって、 特定の期間を定める期間情報を記憶する期間情報記憶手
    段をさらに備え、 前記利用度合い管理手段は、料金を徴収した各ICカー
    ドに記憶された識別情報に対応づけて、前記期間情報記
    憶手段に記憶された期間情報より定まる期間中に各IC
    カードから料金を徴収した度合いを記憶することを特徴
    とするICカード処理装置。
  41. 【請求項41】ICカードの所有者の個人的な情報であ
    る個人情報を記憶したICカードから電子的に料金を徴
    収するICカード処理装置であって、 料金支払い者のICカードから電子的に料金を徴収する
    料金徴収手段と、 料金支払い者のICカードに記憶された個人情報が所定
    の条件に合致する場合に、当該料金支払い者のICカー
    ドから前記料金徴収手段が電子的に徴収する料金を割り
    引く割引手段とを有することを特徴とするICカード処
    理装置。
  42. 【請求項42】請求項41記載のICカード処理装置で
    あって、 前記個人情報は、ICカードの所有者の誕生日を含み、 前記割引手段は、料金支払い者のICカードに記憶され
    た個人情報に含まれる誕生日と、現在月日が一致する場
    合に、当該料金支払い者のICカードから前記料金徴収
    手段が電子的に徴収する料金を割り引くことを特徴とす
    るICカード処理装置。
  43. 【請求項43】ICカードもしくはICカードの所有者
    を識別可能な識別情報を記憶したICカードから、複数
    の形態で電子的に料金を徴収することのできるICカー
    ド処理装置であって、 料金支払い者のICカードから電子的に料金を徴収する
    料金徴収手段と、 料金を徴収する各形態に対応づけて、割引率を記憶した
    割引率記憶手段と、料金支払い者のICカードから前記
    料金徴収手段が電子的に料金を徴収する形態を、当該料
    金支払い者のICカードから電子的に料金を徴収するこ
    とのできる形態のうち、当該形態に対応づけられて前記
    割引率記憶手段に記憶されている割引率が最も大きい形
    態とすると共に、料金支払い者のICカードから前記料
    金徴収手段が電子的に徴収する料金を、料金を徴収する
    形態に対応づけられて前記割引率記憶手段に記憶されて
    いる割引率で割り引く割引手段とを有することを特徴と
    するICカード処理装置。
  44. 【請求項44】請求項43記載のICカード処理装置で
    あって、 前記複数の形態とは、それぞれ、相互に異なる種類の電
    子マネーを徴収する形態であって、 前記料金徴収手段は、料金支払い者のICカードから電
    子マネーを徴収することにより、電子的に料金を徴収
    し、 前記割引率記憶手段は、料金を徴収する各形態で徴収す
    る電子マネーの種類に対応づけて、割引率を記憶し、 前記割引手段は、料金支払い者のICカードから前記料
    金徴収手段が徴収する電子マネーの種類を、当該料金支
    払い者のICカードから徴収することのできる電子マネ
    ーの種類のうち、当該電子マネーの種類に対応づけられ
    て前記割引率記憶手段に記憶されている割引率が最も大
    きい電子マネーの種類とすると共に、料金支払い者のI
    Cカードから前記料金徴収手段が電子的に徴収する料金
    を、徴収する電子マネーの種類に対応づけられて前記割
    引率記憶手段に記憶されている割引率で割り引くことを
    特徴とするICカード処理装置。
  45. 【請求項45】請求項38、39、40、41、42、
    43または44記載のICカード処理装置であって、
    前記料金徴収手段は、料金支払い者のICカードから、
    料金徴収者のICカードに電子マネーを徴収することを
    特徴とするICカード処理装置。
  46. 【請求項46】商品もしくはサービスを自動販売する自
    動販売装置であって、 ICカードもしくはICカードの所有者を識別可能な識
    別情報を記憶した、商品もしくはサービス購入者のIC
    カードから、販売する商品もしくはサービスの料金を電
    子的に徴収する料金徴収手段と、 料金を徴収した各ICカードに記憶された識別情報に対
    応づけて、各ICカードから料金を徴収した回数、また
    は、料金を徴収した商品もしくはサービスの個数、また
    は、料金の総額の大きさ応じた大きさをとる値を、利用
    度合いとして記憶する利用度合い管理手段と、 商品もしくはサービス購入者のICカードに記憶された
    識別情報に対応づけて記憶されている前記利用度合い
    が、所定の基準値を超える場合に、当該商品もしくはサ
    ービス購入者に付加的なサービスを提供する付加サービ
    ス提供手段とを有することを特徴とする自動販売装置。
  47. 【請求項47】商品もしくはサービスを自動販売する自
    動販売装置であって、 ICカードの所有者の個人的な情報である個人情報を記
    憶した、商品もしくはサービス購入者のICカードか
    ら、販売する商品もしくはサービスの料金を電子的に徴
    収する料金徴収手段と、 商品もしくはサービス購入者のICカードに記憶された
    個人情報が所定の条件に合致する場合に、当該商品もし
    くはサービス購入者に付加的なサービスを提供する付加
    サービス提供手段とを有することを特徴とする自動販売
    装置。
  48. 【請求項48】請求項46または47記載の自動販売装
    置であって、 前記付加サービス提供手段が提供する付加的なサービス
    は、前記料金徴収手段が電子的に徴収する料金の割引で
    あることを特徴とする自動販売装置。
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