JP4044520B2 - 決済システム - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、複数の施設における決済を行う決済システム及び決済方法に関する。例えば、本発明は、ラスベガス等に見られるようなホテル、カジノ、ショッピングモール等の複合型総合レジャー地域若しくは複合型総合レジャー施設における決済を行う決済システム及び決済方法に関する。
背景技術
現在のラスベガスは、家族全員が楽しめる観光スポットとして発展していった結果、ホテル、カジノ、ショッピングモール、遊園地等の複数の施設が密集・集約された複合型総合レジャー地域に変貌している。このような複合型総合レジャー地域では、顧客は、ホテルを基点として種々の所望する施設に行き、各施設で自分の好みのサービスの提供を受けることや所望する物品を購入することができる。
また、ホテル自体が、複合型総合レジャー施設となっていて、顧客は、ホテルから一歩も出ることなく、ホテル内の所望する各施設で、サービス提供を受けられ、また、所望する物品を購入することができるようにもなっている。
顧客は、このような各施設でのサービス提供や物品購入の対価の決済を、現金で行う場合もあれば、クレジットカードやデビットカード等を利用して行う場合もある。
しかしながら、従来の複合型総合レジャー地域又は複合型総合レジャー施設では、基本的に、施設毎に決済を行う必要があるため、顧客は、その都度、現金決済や、クレジットカード決済の手続等を行わなければならないという問題点があった。
特に、クレジットカード決済の手続は、各施設における決済毎にカード認証や署名などが必要であるという煩雑さを有している。また、クレジットカード決済の場合、家族の各人が別個の施設のサービスをほぼ同時に受けるためには、家族の各人がクレジットカードを所持していなければならないが、実際上、このような家族は稀である。
また、遊技場などの施設においては、未成年者がサービスの提供を受けるためには、未成年者自身が現金を持っていかなければサービスの提供を受けることができないこともある。さもなければ、決済能力のある者が同伴しなければならず、その場合、かかる同伴者は、退屈な思いをしなければならない。
さらに、施設毎で決済するために、各人がいくら使うか把握することができず、つい予算オーバーしてしまうことにもあった。
以上、家族旅行のような場合での課題を挙げたが、個人旅行においても、予算オーバーし易い、クレジットカード決済の手続の煩雑さなどの課題は同様に存在する。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、旅行などで、短時間に多くの施設のサービスの提供などを享受する際に、顧客にとって、手続が簡易であり、予算のオーバーを防止できるなどの各種のメリットを有する決済システム及び決済方法を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明の第1の特徴は、複数の施設に設けられた複数の施設端末と、前記複数の施設端末と通信可能に構成されている管理装置とを具備する決済システムであって、前記管理装置が、顧客に対して携帯識別媒体を発行する携帯識別媒体発行部と、前記顧客の識別情報と該顧客によって予納されている金額を示す予納残高と前記携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶する記憶部と、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、該携帯識別媒体の識別情報に関連付けられている前記予納残高と前記決済金額とを比較することによって該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定する判定部と、前記判定結果を含む決済応答を前記施設端末に送信する決済応答送信部と、前記決済を行うことができると判定した場合、前記記憶部に記憶されている前記予納残高を更新する更新部と、前記決済を行うことができると判定した場合、前記決済金額について前記施設端末との間で清算する清算部とを具備し、前記施設端末が、前記携帯識別媒体から該携帯識別媒体の識別情報を読み取り、読み取った該携帯識別媒体の識別情報及び前記決済金額を含む前記決済要求を前記管理装置に送信する決済要求送信部と、前記管理装置から受信した前記決済応答に応じて前記決済を行うことができるか否かを表示する表示部とを具備することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記記憶部が、前記携帯識別媒体の識別情報と、前記施設端末で決済可能な金額を示す第1の施設利用可能残高とを関連付けて記憶しており、前記判定部が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記第1の施設利用可能残高と前記決済金額とを比較することによって該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記記憶部が、前記携帯識別媒体の識別情報と、前記複数の施設端末で決済可能な金額をそれぞれ示す第2の施設利用可能残高とを関連付けて記憶しており、前記判定部が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記第2の施設利用可能残高と前記決済金額とを比較することによって該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記記憶部が、前記携帯識別媒体の識別情報と、該携帯識別媒体によって決済を行うことが不可能である前記施設端末を示す不適用施設端末の識別情報とを関連付けて記憶しており、前記判定部が、前記不適用施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができないと判定することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記携帯識別媒体発行部が、前記顧客に対して複数の携帯識別媒体を発行し、前記記憶部が、前記顧客の識別情報と、前記複数の携帯識別媒体の識別情報とをそれぞれ関連付けて記憶することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記記憶部が、前記顧客の識別情報と、ルームナンバーとを関連付けて記憶しており、前記携帯識別媒体が、前記ルームナンバーによって特定される部屋のドアを開閉することができることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記記憶部が、前記施設端末の識別情報と清算日とを関連付けて記憶しており、前記清算部が、前記施設端末の識別情報に関連付けられている前記清算日に、該施設端末との間で前記決済金額について清算することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記記憶部が、前記施設端末の識別情報と利用条件とを関連付けて記憶しており、前記判定部が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記施設端末の識別情報に関連付けられている前記利用条件に基づいて該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記携帯識別媒体が、非接触ICカードであることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記携帯識別媒体が、光通信型携帯端末であることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、複数の施設に設けられた複数の施設端末と、前記複数の施設端末と通信可能に構成されている管理装置との間で行われる決済方法であって、前記管理装置において、顧客に対して携帯識別媒体を発行する工程Aと、前記管理装置において、前記顧客の識別情報と、該顧客によって予納されている金額を示す予納残高と、前記携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶する工程Bと、前記施設端末において、前記携帯識別媒体から該携帯識別媒体の識別情報を読み取り、読み取った該携帯識別媒体の識別情報及び前記決済金額を含む前記決済要求を前記管理装置に送信する工程Cと、前記管理装置において、前記施設端末から前記決済要求を受信した場合、該携帯識別媒体の識別情報に関連付けられている前記予納残高と前記決済金額とを比較することによって、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定する工程Dと、前記管理装置において、前記判定結果を含む決済応答を前記施設端末に送信する工程Eと、前記管理装置において、前記決済を行うことができると判定した場合、前記予納残高を更新する工程Fと、前記施設端末において、前記管理装置から受信した前記決済応答に応じて、前記決済を行うことができるか否かを表示する工程Gと、前記管理装置において、前記決済を行うことができると判定した場合、前記決済金額について前記施設端末との間で清算する工程Hとを有することを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記管理装置が、前記携帯識別媒体の識別情報と、前記施設端末で決済可能な金額を示す第1の施設利用可能残高とを関連付けて記憶しており、前記工程Dにおいて、前記管理装置が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記第1の施設利用可能残高と前記決済金額とを比較することによって該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記管理装置が、前記携帯識別媒体の識別情報と、前記複数の施設端末で決済可能な金額をそれぞれ示す第2の施設利用可能残高とを関連付けて記憶しており、前記工程Dにおいて、前記管理装置が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記第2の施設利用可能残高と前記決済金額とを比較することによって、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記管理装置が、前記携帯識別媒体の識別情報と、該携帯識別媒体によって決済を行うことが不可能である前記施設端末を示す不適用施設端末の識別情報とを関連付けて記憶しており、前記工程Dにおいて、前記管理装置が、前記不適用施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができないと判定することを要旨とする。
本発明の第15の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記工程Aにおいて、前記管理装置が、前記顧客に対して複数の携帯識別媒体を発行し、前記工程Bにおいて、前記管理装置が、前記顧客の識別情報と、前記複数の携帯識別媒体の識別情報とをそれぞれ関連付けて記憶することを要旨とする。
本発明の第16の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記管理装置が、前記顧客の識別情報と、ルームナンバーとを関連付けて記憶しており、前記携帯識別媒体が、前記ルームナンバーによって特定される部屋のドアを開閉することができることを要旨とする。
本発明の第17の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記管理装置が、前記施設端末の識別情報と、清算日とを関連付けて記憶しており、前記工程Hにおいて、前記管理装置が、前記施設端末の識別情報に関連付けられている前記清算日に、該施設端末との間で前記決済金額について清算することを要旨とする。
本発明の第18の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記管理装置が、前記施設端末の識別情報と利用条件とを関連付けて記憶しており、前記工程Dにおいて、前記管理装置が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記施設端末の識別情報に関連付けられている前記利用条件に基づいて、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第19の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記携帯識別媒体が、非接触ICカードであることを要旨とする。
本発明の第20の特徴は、本発明の第11の特徴において、前記携帯識別媒体が、光通信型携帯端末であることを要旨とする。
発明を実施するための最良の形態
(本発明の一実施形態)
以下、本実施形態に係る多施設決済システムについて、図面を参照しながら詳述する。
本実施形態に係る多施設決済システムは、例えば、ラスベガスに見られるようなホテル、カジノ、ショッピングモール等の複合型総合レジャー地域若しくは複合型総合レジャー施設で使用される決済システムである。
図1を用いて、本実施形態に係る多施設決済システムを用いた決済方法の全体的な流れを説明する。
ステップ101において、顧客1は、金融機関(店舗又はATM)2で、キャッシュカードによる引き落としや、クレジットカード等によるキャッシングによって、所定額の金銭を取得する。
ステップ102において、顧客1は、例えば、ホテル3のチェックインの際に、用意した所定額の金銭を、当該ホテル3に予納(デポジット)する。ここで、顧客1は、ホテル3において、クレジットカードやデビットカードを利用して、直接、所定額の金銭を予納してもよい。
ステップ103において、ホテル3は、各施設4A乃至4Dで使用可能な多施設共通携帯識別媒体(ルームキー若しくはホテル3独自のホテルカード等)60を発行する。
また、ステップ103において、ホテル3は、顧客1のクレジットカードやデビットカードを、各施設4A乃至4Dで統一決済可能にしてもよい。かかる場合、顧客のクレジットカード又はデビットカードが、上述の多施設共通携帯識別媒体60に該当する。
ステップ104において、顧客1は、ホテル3内の各施設4A乃至4D、又はホテル3と提携関係にあるカジノ、ショッピングモール、遊技施設、免税店等の各施設4A乃至4Dにおいて、サービス提供の対価や物品購入の代金を支払う際に、多施設共通携帯識別媒体60を提示する。
ステップ105において、各施設4A乃至4Dは、当該多施設共通携帯識別媒体の識別情報に基づいて、ホテル3に予納されている予納金の範囲で、当該施設4A乃至4Dにおける使用金額を決済する。
ステップ106において、顧客1は、例えば、ホテル3のチェックアウトの際に、予納金の決済残金を受ける(残金を受領する)。
(本実施形態に係る決済システムの構成)
図2は、本実施形態に係る多施設決済システム10の全体構成図である。本実施形態に係る多施設決済システム10は、図2に示すように、ホテルコンピュータ20と施設端末40A乃至40Dとを具備している。
ホテルコンピュータ20と施設端末40A乃至40Dとは、第1のネットワークN1を介して接続されている。また、ホテルコンピュータ20は、第2のネットワークN2を介して金融機関サーバ50に接続されている。
なお、第1のネットワークN1は、バス状、メッシュ状、リング状などのいずれの形式のものでも良い。また、第2のネットワークN2は、クレジットカードやデビットカード等の使用時の通信に利用される周知のネットワークである。
ホテルコンピュータ20は、例えば、ホテル3のカウンタやカウンタの裏側等に設置されている。ホテルコンピュータ20は、複数の施設に設けられた複数の施設端末と通信可能に構成されている管理装置を構成する。ホテルコンピュータ20は、本実施形態に係る多施設決済システム10の決済処理を中心的に行う装置である。
具体的には、ホテルコンピュータ20は、各施設端末40A乃至40Dからの決済要求を受け、決済応答の返信する機能を主たる機能としている。ホテルコンピュータ20は、1台の構成であっても良く、複数台の分散処理構成であっても良く、機能的には、後述する図3に示すような構成を有する。
ホテルコンピュータ20は、図3に示すように、制御部21と、入力部22と、表示部23と、印刷部24と、データベース25と、対施設通信部26と、対金融機関通信部27と、ホテルカードリーダライタ28と、金融機関カードリーダ29とを具備している。
本実施形態において、ホテルカードリーダライタ28が、顧客1に対して携帯識別媒体60を発行する携帯識別媒体発行部を構成する。また、データベース25が、顧客の識別情報と、顧客1によって予納(デポジット)されている金額を示す予納残高と、携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶する記憶部を構成する。また、制御部21が、施設端末40から携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、携帯識別媒体の識別情報に関連付けられている予納残高と決済金額とを比較することによって携帯識別媒体60を用いて決済を行うことができるか否かを判定する判定部を構成する。また、対施設通信部26が、判定結果を含む決済応答を施設端末40に送信する決済応答送信部を構成する。また、制御部21が、上述の決済を行うことができると判定した場合、データベース25に記憶されている予納残高を更新する更新部を構成する。また、対施設通信部26が、上述の決済を行うことができると判定した場合、決済金額について施設端末40との間で清算する清算部を構成する。
制御部21は、入力部22と表示部23と印刷部24とデータベース25と対施設通信部26と対金融機関通信部27とホテルカードリーダライタ28と金融機関カードリーダ29とに接続されており、ホテルコンピュータ2全体の制御を司るものであって、例えば、CPU、ROM、RAM等で構成されている。
入力部22は、ホテル3における顧客1のチェックインやチェックアウト等に必要な所定情報の入力に用いられるものである。入力部22は、例えば、キーボードやマウス等によって構成されている。
表示部23は、情報入力用の画面表示やガイダンスメッセージの表示に供するものである。表示部23は、例えば、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等によって構成されている。
印刷部24は、ホテル3における顧客1のチェックアウト時などにおける所定情報の印刷に供するものである。印刷部24は、一般的なプリンタによって構成されている。
データベース25は、ホテル3の顧客(言い換えると、多施設4A乃至4Dでの共通顧客)1に関する顧客データベース部25(図4参照)や、各施設に関する施設データベース部25(図5参照)等を有する。データベース25は、例えば、HDD等の大容量の外部記憶装置によって構成されている。
図4に、顧客データベース部25が格納する1顧客当たり(家族の場合には1家族当たり)のレコードの例を示す。
具体的には、顧客データベース部25は、図4に示すように、顧客特定情報25a1と、ルームナンバー25a2と、予納金情報25a3と、宿泊費25a4と、施設利用可能残高25a5と、ホテルカード発行枚数25a6と、ホテルカード識別情報25a7と、ホテルカード有効期間25a8と、不適用施設25a9と、施設利用総額25a10と、施設利用履歴25a11とを関連付けるレコードを記憶している。
顧客特定情報25a1の情報フィールドには、顧客(家族などの複数人宿泊の場合には代表者)1の氏名、住所、電話番号などの顧客に関する特定情報(顧客の識別情報)が格納される。また、顧客特定情報25a1の情報フィールドには、年齢、性別などの情報や、家族の氏名などの情報が含まれていても良い。
ルームナンバー25a2の情報フィールドには、顧客1が宿泊しているホテル3の部屋を示すルームナンバーが格納される。また、ルームナンバー25a2の情報フィールドに、複数のルームナンバーが格納されていても良い。
予納金情報25a3の情報フィールドには、ホテル3において予納(デポジット)された金額や、現金による予納やクレジットカード利用による予納やデビットカード利用による予納などの予納を行った方法などの情報が格納される。
宿泊費25a4の情報フィールドには、宿泊費用の情報が格納される。宿泊費25a4の情報フィールドには、ホテル3におけるチェックイン時に、予定の宿泊日数から算出した宿泊費用を格納しても良く、宿泊が1日増える毎に更新して格納するようにしても良い。
施設利用可能残高25a5の情報フィールドには、そのときどきの、多施設決済システム10に含まれる施設4A乃至4Dで利用可能な金額の情報(第1の施設利用可能残高)が格納されている。
また、データベース25は、施設4A乃至4Dごとに利用可能な金額(第2の施設利用可能残高)を記憶していても良い。
ホテルカード発行枚数25a6の情報フィールドには、その顧客(家族など)1に発行したホテルカード(多施設共通携帯識別媒体)60の枚数の情報が格納される。ホテルカード60の発行枚数が、2枚以上の場合には、以下の情報フィールド25a7〜25a11の情報は、ホテルカード60の発行枚数分だけ繰り返して格納される。
ホテルカード識別情報25a7の情報フィールドには、発行したホテルカード60の識別情報(固有情報)が格納される。このホテルカード60の識別情報には、ホテル3の特定情報が含まれていても良い。また、ホテル3の特定情報は、ホテルカード60の識別情報と別個のものであっても良い。
ホテルカード有効期間25a8の情報フィールドには、発行されたホテルカード60を利用して、各施設4A乃至4Dで、サービスの提供を受けることができる期間情報、又は、物品の購入ができる期間情報が格納される。例えば、ホテルカード有効期間25a8の情報フィールドには、チェックアウト予定日時が格納される。ここでは、ホテルカード有効期間25a8の情報フィールドは、各顧客1に複数枚のホテルカード60を発行する場合において、ホテルカード60毎に異なる設定を可能としたが、全てのホテルカード60に共通に設定するようにしても良い。
不適用施設25a9の情報フィールドには、多施設決済システム10の構成要素となっている施設4A乃至4Dではあるが、発行されたホテルカード60では、サービスの提供や物品の購入などが禁止されている施設4A乃至4Dの情報が格納される。例えば、ホテルカード60が発行された顧客1が未成年である場合、不適用施設25a9の情報フィールドには、成人専用施設が設定される。不適用施設25a9の情報フィールドの設定は、施設4A乃至4Dにおける全てのサービスや物品に対するものであっても良く、施設4A乃至4Dにおける特定サービスのみに対するものであっても良い。
施設利用総額25a10の情報フィールドには、発行されたホテルカード60を利用して各施設4A乃至4Dで提供を受けたサービスのサービス料や購買した物品の金額の総額が格納される。
施設利用履歴25a11の情報フィールドには、発行されたホテルカード60による施設4A乃至4Dの利用履歴の情報が格納される。
図5に、施設データベース部25が格納する1施設当たりのレコードの例を示す。
具体的には、施設データベース部25は、図5に示すように、施設識別情報25b1と、利用条件25b2と、清算日25b3と、清算方法25b4と、利用者数25b5と、利用総額25b6とを関連付けるレコードを記憶している。
施設識別情報25b1の情報フィールドには、施設4A乃至4Dの識別情報が格納されている。
利用条件25b2の情報フィールドには、施設4A乃至4Dを利用できる顧客1の条件などが格納されている。例えば、利用条件25b2の情報フィールドには、所定の施設4A乃至4Dについて、成人だけが利用可能であるという利用条件や、女性だけが利用可能であるという利用条件等が格納されている。
ここで、利用条件25b2の情報フィールドに、施設4A乃至4Dが提供可能な複数のサービス毎に利用条件を設定しても良いし、物品種類の一部に対しての利用条件を設定しても良い。なお、上述した不適用施設25a9の情報フィールドは、利用条件25b2の情報フィールドに設定されている利用条件等が参照されて設定される。
清算日25b3の情報フィールドには、施設4A乃至4Dとホテル3との間で、施設4A乃至4Dの利用金額(利用総額)を清算する日又は日時の情報が格納されている。例えば、清算日25b3の情報フィールドに、施設4A乃至4Dの利用金額(利用総額)を清算する日として「毎月末」と設定することができる。
すなわち、上述したように、各施設4A乃至4Dでの利用料金は、ホテル3が収集しているので、ホテル3から施設4A乃至4Dへの支払い(清算)が必要であり、清算日25b3の情報フィールドには、その清算日の情報が格納されている。
清算方法25b4の情報フィールドには、施設4A乃至4Dとホテル3との間で行う利用金額(利用総額)の清算方法が格納されている。例えば、清算方法25b4の情報フィールドに、現金収受、口座振替による方法(口座の特定情報などを含む)を設定することができる。
利用者数25b5の情報フィールドには、前回の清算以降の施設4A乃至4Dに対するホテルカード60を用いて決済した利用者数(顧客数)の情報が格納されている。この利用者数の情報は、各施設4A乃至4Dなどでの統計処理に供するように、サービス単位や販売物品の種類単位など、細分化された情報であっても良い。
利用総額25b6の情報フィールドには、前回の清算以降のその施設に対するホテルカード60を用いた決済の決済額の総額が格納されている。なお、この決済額の総額は、各施設4A乃至4Dなどでの統計処理に供するように、サービス単位や販売物品の種類単位など、細分化された情報及びその合計の情報であっても良い。
対施設通信部26は、第1のネットワークN1を介して、いずれかの施設端末40A乃至40Dと通信を行うものである。なお、当該ホテルコンピュータ20と施設端末40A乃至40Dとの間の通信プロトコル等は、任意なものであって良い。
対金融機関通信部27は、第2のネットワークN2を介して、金融機関サーバ50との通信を行うものである。
ホテルカードリーダライタ28は、ホテル3内施設4A乃至4Dやホテル3と提携関係にある施設4A乃至4Dなどで共通に利用できるホテルカード60を発行したり、回収したり、ホテルカード60に各種情報を書き込んだり、ホテルカード60に記憶されている情報を読み出したりするものである。
金融機関カードリーダ29は、金融機関2が発行したクレジットカードやデビットカード等に記憶されている情報の読み取りを行うものである。
以上のような各機能部からなるホテルコンピュータ20は、多施設決済システム10用の専用のものであっても良く、また、顧客1の予約管理や宿泊客管理などに用いられている既存のホテル3内のコンピュータと兼用されるものであっても良い。
また、本実施形態では、「多施設共通携帯識別媒体」として、ホテル3で発行されるホテルカード60が用いられている。顧客1に渡された直後のホテルカード60は、少なくともホテル3の識別情報及びホテルカード60自体の識別情報を含んでいる。
各施設端末40A乃至40Dは、それぞれ、ホテル3内施設4A乃至4Dや、ホテル3と提携関係にある施設4A乃至4Dに設けられている。
各施設端末40A乃至40Dは、施設4A乃至4Dに係る決済要求をホテルコンピュータ20に送信し、ホテルコンピュータ20から返信された決済応答に応じて、施設4A乃至4Dでのサービスの提供の可、不可や、物品販売の可、不可などを判定するものである。
ここで、ホテル3内施設4A乃至4Dには、遊技施設やレストランやみやげ店などだけでなく、宿泊ルーム内の有料テレビ等が含まれていても良い。
各施設端末40A乃至40Dは、図6に示すように、制御部41と、入力部42と、表示部43と、対ホテル通信部44と、ホテルカードリーダライタ45とを具備している。
本実施形態において、対ホテル通信部44とホテルカードリーダライタ45とが、携帯識別媒体60から携帯識別媒体の識別情報を読み取り、読み取った携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を管理装置に送信する決済要求送信部を構成する。また、表示部43が、管理装置(ホテルコンピュータ20)から受信した決済応答に応じて決済を行うことができるか否かを表示する表示部を構成する。
制御部41は、入力部42と表示部43と対ホテル通信部44とホテルカードリーダライタ45とに接続されており、施設端末4A乃至4D全体の制御を司るものであって、例えば、CPU、ROM、RAM等で構成されている。
入力部42は、提供サービスや販売物品の決済要求や決済額などの入力に供するものである。入力部42は、例えば、キーボードやマウス等で構成されている。ここで、提供サービスが1種類であって、サービス提供料が1種類の場合であれば、ホテルカードリーダライタ45によるホテルカード60からの情報の読取りをトリガとして、決済要求を行っても良く、この場合には、入力部42を省略するようにしても良い。
表示部43は、情報入力用の画面表示やガイダンスメッセージや決済要求に対する決済応答の表示などに供するものである。表示部43は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等で構成されている。
対ホテル通信部44は、第1のネットワークN1を介して、ホテルコンピュータ20と通信を行うものである。
ホテルカードリーダライタ45は、上述したホテルカード60に情報を書き込んだり、ホテルカード60に記憶されている情報を読み出したりするものである。
なお、図6では省略しているが、各施設端末40A乃至40Dに、データベースを持たせ、各施設4A乃至4Dにおける利用履歴情報を格納させるようにしても良い。
金融機関サーバ50は、金融機関2又はその関連施設に設置されており、クレジットカード決済要求に対する処理やデビットカード決済要求に対する処理を行う既知のものであり、その内部構成の説明は省略する。
(本実施形態に係る決済システムの動作)
以上の構成を有する実施形態の多施設決済システム10の全体動作は、上述した概要説明から理解できるので、以下では、その部分的動作を詳述する。
第1に、顧客1のホテル3へのチェックイン時のホテルコンピュータ2の動作、及びその際のホテル3のフロント係の動作を、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
予納を利用する顧客1は、ホテル3のフロント係にその旨を通知し、当該フロント係が、ホテルコンピュータ20の入力部22を操作して、ホテルコンピュータ20に対し、図7の処理プログラム(フローチャート)を開始させる。
ステップ701において、ホテル3のフロント係は、顧客1についての予納金の入金処理を行う。
具体的には、顧客1による予納金の入金が現金により行われる場合であれば、フロント係は、入力部22を操作して予納金情報(予納金額を含む)を入力する。
また、顧客1による予納金の入金がクレジットカード決済を利用して行われる場合であれば、フロント係は、顧客1が有するクレジットカードを金融機関カードリーダ29に読み取らせると共に、予納金額を入力部22から入力して、金融機関サーバ50にクレジットカード決済させる。
さらに、顧客1による予納金の入金がデビットカード決済を利用して行われる場合であれば、フロント係は、顧客1が有するデビットカードを金融機関カードリーダ29に読み取らせると共に、予納金額を入力部22から入力して、金融機関サーバ50にデビットカード決済させる。
なお、図3では、1つの金融機関カードリーダ29を記載しているが、対応できるクレジットカードやデビットカードの種類などに応じて、複数の金融機関カードリーダ29を備えていても良い。また、金融機関サーバ50も、対象となっている金融機関2や金融機関2群毎に複数存在してもよい。
ステップ702において、ホテルコンピュータ20は、フロント係による入力情報などに応じて、顧客データベース25に、当該顧客1に関する情報のうち、当該顧客1に発行する全てのホテルカード60に共通な情報を設定する。
すなわち、ホテルコンピュータ20は、図4に示した顧客特定情報14a1の情報フィールドからホテルカード発行枚数14a6の情報フィールドまでの情報を設定する。
なお、この際、図示しない予約管理用のデータベースからの情報を流用するようにしても良い。
また、施設利用可能残高14a5の情報フィールドについては、予納金情報14a3の情報フィールド及び宿泊費14a4の情報フィールドに設定されている情報から自動演算で設定させるようにしても良い。
ステップ703において、ホテルコンピュータ20は、ホテルカードリーダライタ28を介して1枚のホテルカード60を発行する。
ステップ704において、ホテルコンピュータ20は、フロント係による入力情報等に応じて、顧客データベース25に、ステップ703で発行したホテルカード60の各々に特有な情報を設定する。
すなわち、ホテルコンピュータ20は、図4に示したホテルカード識別情報14a7の情報フィールドから施設利用履歴14a11の情報フィールドまでの情報を設定する。
ここで、フロント係は、顧客1に問い合わせた結果の応じて、入力部22を操作して、不適用施設14a9の情報フィールドを設定する。また、施設利用総額14a10の情報フィールドや施設利用履歴14a11の情報フィールド等は初期状態で設定される。
ステップ705において、ホテルコンピュータ20は、顧客1が希望する必要枚数のホテルカード60の発行が終了したか否かを確認する。
全てのホテルカード60の発行が終了していなければ、ステップ702に戻って、ホテルコンピュータ20は、次のホテルカード60の発行を行う。
一方、全てのホテルカード60の発行が終了していれば、多施設決済システム10に関連するチェックイン時の処理を終了する。
第2に、顧客1が施設4A乃至4Dにおいてサービス提供や物品購入のための対価の支払いを行う場合のホテルコンピュータ20及び施設端末40A乃至40Dの動作を、図8のシーケンス図を参照しながら説明する。
ステップ801において、施設4のレジ係が、顧客1が所持しているホテルカード60を施設端末40のホテルカードリーダライタ45に読み取らせる。
ここで、施設4においてサービス提供料金や物品料金などが一律である場合には、施設端末40は、制御部41に記憶されている料金額を決済金額として利用できる。一方、施設4においてサービス提供料金や物品料金などが異なる場合には、レジ係が、入力部42を操作して決済金額を入力する必要がある。
ステップ802において、施設端末40は、ホテルカード60から読み取ったホテル3の識別情報やホテルカード20の識別情報と、制御部41で内部管理している施設4の識別情報と、決済金額の情報とを含む決済要求を形成して、ホテルコンピュータ20に送信する。
ステップ803において、このような決済要求を受信したホテルコンピュータ20は、ホテルカード60に係る、顧客データベース25に記憶されているレコードに基づいて、当該決済要求に係る決済が可能か否かを判別する。
ここで、当該決済が「不可」であると判断するのは、例えば、以下の通りである。
第1に、顧客データベース25における施設利用可能残高14a5が、今回求められている決済金額より小さい場合である。第2に、決済要求に係るホテルカード60が、顧客データベース25におけるホテルカード有効期限25a8を越えているものである場合である。第3に、決済要求を送信した施設4が、顧客データベース25における不適用施設25a9に該当する場合である。第4に、決済要求に係るホテルカード60が、顧客データベース25に設定されていない場合(すなわち、決済要求に係るホテルカード60を識別するホテルカード識別情報25a7が顧客データベース25内に存在しない場合)等である。
以上のような決済が「不可」であるという条件に該当せず、決済を実行できる場合には、ステップ804において、ホテルコンピュータ20は、当該決済要求に係る決済内容に応じて、顧客データベース25の内容を更新し、ステップ805において、施設データベース25の内容を更新し、ステップ806において、施設端末40に向けて、当該決済要求に対する許可を示す決済応答を返信する。
ステップ804での顧客データベース25の更新では、施設利用可能残高14a5を今回の決済金額だけ減少させたり、ホテルカード60別の施設利用総額14a10を今回の決済金額だけ増大させたり、施設利用履歴14a11に今回の決済に係る履歴内容を追加したりする。
また、ステップ805での施設データベース25の更新では、利用者数14b5を1だけ増大させると共に、利用総額14b6を今回の決済金額だけ増大させる。
ステップ807において、許可を示す決済応答が返信された施設端末40は、上述の決済が許可された旨を、例えば、表示部43によって報知し、ステップ808において、ホテルカード60に今回の履歴を書き込んでホテルカード60を排出する。
決済が許可された旨の報知を認識したレジ係は、顧客1に対する館内の立ち入りを認めたり、購入希望物品の引き渡しを行ったりなどする。また、排出されたホテルカード60を顧客1に返却する。
一方、上述した決済が「不可」であるという条件に該当した場合には、ホテルコンピュータ20は、ステップ809において、顧客データベース25の内容を更新し、ステップ810において、施設端末40に向けて、不許可を示す決済応答を返信する。
ここで、顧客データベース25の更新内容は、例えば、施設利用履歴14a11に今回の不許可決済に係る履歴内容を追加することである。
不許可を示す決済応答が返信された施設端末40は、ステップ811において、上述の決済が不許可である旨を、例えば、表示部43によって報知し、ステップ812において、ホテルカード60に今回の履歴を書き込んでホテルカード60を排出する。
決済が不許可となった旨の報知を認識したレジ係は、顧客1に対して館内の立ち入りを拒否したり、購入希望物品の引き渡しを拒否したりなどする。また、排出されたホテルカード60を顧客1に返却する。
第3に、顧客1のホテル3におけるチェックアウト時のホテルコンピュータ20の動作、及びその際のホテル3のフロント係の動作を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
顧客1からチェックアウトを告げられたフロント係は、ホテルコンピュータ20の入力部22を操作して、ホテルコンピュータ20に対し、図9の処理プログラム(フローチャート)を開始させる。
ステップ901において、ホテルコンピュータ20のホテルカードリーダライタ28に、顧客1が所持していたホテルカード60の読み取りを実行させる。
ステップ902において、ホテルコンピュータ20は、ホテルカード60に記憶されていた施設利用履歴と、顧客データベース25における施設利用履歴25a11との照合を行う。
ステップ903において、ホテルコンピュータ20は、両施設利用履歴が不一致の場合には、表示部23にその旨を表示させる。この結果、フロント係は、施設4A乃至4Dとの連絡や、施設端末40A乃至40Dとの通信などによる利用状況の確認の動作を行うことができる。
一方、ステップ904において、ホテルコンピュータ20は、両施設利用履歴が一致していると、ホテルカード60を回収する。
ステップ905において、ホテルコンピュータ20は、当該顧客(家族、顧客群)1に発行した全てのホテルカード60に対する上述した処理が終了したか否かを判定し、終了していなければ、上述したステップ901に戻る。
以上のようにして発行したホテルカード60の全てについて、両施設利用履歴との一致が確認されると、ステップ906において、ホテルコンピュータ20は、印刷部24によって、施設利用明細を印刷させる。ステップ907において、フロント係は、施設可能利用残高(予納残高)が残っていれば、その返金処理を行って、図9に示す一連の処理を終了する。
施設利用明細の印刷は、発行したホテルカード60毎の利用明細を印刷することが好ましい。また、当初の予納がクレジットカードやデビットカードによって行われた場合であっても、現金による返金処理を認めるようにしても良い。その他、振り込みによる返金処理などを適用するようにしても良い。
次に、ホテルコンピュータ20が実行する対施設4A乃至4Dへの清算動作を、図10のフローチャートを参照しながら説明する。
ホテルコンピュータ20は、例えば、所定日時(例えば、毎日9時)に自動的に、又は、オペレータの起動入力により、図10に示す処理プログラム(フローチャート)を開始する。
ステップ1001において、ホテルコンピュータ20は、施設データベース25から1個の施設の清算日25b3を取り出す。ステップ1002において、ホテルコンピュータ20は、本日が清算日になっているか否かを判別する。
施設4A乃至4Dとの清算日が本日であれば、ステップ1003において、ホテルコンピュータ20は、施設データベース25の内容に基づいた清算明細を印刷部24によって印刷させる。ステップ1004において、施設データベース25における清算方法25b4に従って、利用総額25b6の清算処理を行う。
例えば、清算方法25b4が振込み送金を指示していれば、ホテルコンピュータ20は、対金融機関通信部27を介して、金融機関サーバ50への振込送金処理を行う。また、清算方法25b4が現金授受(持参又は集金を問わない)を指示していれば、ホテルコンピュータ20は、現金管理装置(図3では省略)などから、利用総額分の金銭を排出させる。なお、清算対象施設がホテル3内施設4A乃至4Dであれば、清算方法25b4は、ホテル3の経理コンピュータ(図示せず)への金額情報の移動という清算方法等を指示しても良い。
ステップ1005において、ホテルコンピュータ20は、全施設4A乃至4Dに対する清算処理が終了したかを確認する。全ての清算処理が終了していなければ、本動作は、ステップ1001に戻り、全ての清算処理が終了したときには、図10の一連の処理を終了する。
(本実施形態に係る決済システムの効果)
本実施形態の多施設決済システム10によれば、以下のような各種の効果を奏することができる。
本実施形態の多施設決済システム10によれば、制御部21が、施設端末40から携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、携帯識別媒体の識別情報に関連付けられている予納残高と決済金額とを比較することによって携帯識別媒体(ホテルカード)60を用いて決済を行うことができるか否かを判定するため、顧客は、クレジットカードやデビットカード等を用いた場合とは異なり、各施設40A乃至40Dにおいて個人認証を用いた決済手続をすることなく、1枚のホテルカード60を用いて施設40A乃至40Dの提供サービスや販売物品を享受することができる。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、施設40A乃至40Dの提供サービスや販売物品を享受することができる上限が予納残高に抑えられているので、旅行などの予算をオーバーすることも防止し得る。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、顧客1が、現金を持ち歩くことなく、各施設4A乃至4Dを利用できるので、安全性を向上することが出来る。仮に、ホテルカードが盗難等にあったとしても、盗難した者に予納残高を超えた使用を防止することができる。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、ホテルカード60の使用もホテル3と提携した施設4A乃至4D等に限定されるので、損害を最小限に抑えることができる。また、盗難した者がホテルカード60を使用しようとしても、ホテルカード60を使用することができるのがホテル3と提携した施設4A乃至4D等に限定されるので、発見され易いものとなっている。また、ホテルカード60使用禁止も、ホテルコンピュータ30への入力で容易に行うことができる。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、ホテルカードリーダライタ28が、顧客1に対して複数の携帯識別媒体(ホテルカード)60を発行し、データベース25が、顧客の識別情報と複数の携帯識別媒体の識別情報とをそれぞれ関連付けて記憶するため、同一の予納金を利用することを可能とする複数のホテルカード60を発行することができ、家族旅行などの少人数旅行に有効である。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、データベース25が、携帯識別媒体の識別情報と不適用施設端末の識別情報とを関連付けて記憶しており、制御部21が、不適用施設端末から携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、携帯識別媒体(ホテルカード)60を用いて該不適用施設端末において決済を行うことができないと判定するため、ホテルカード60毎に、利用可能な施設やサービス種別などを自由に設定することができる。
例えば、本実施形態の多施設決済システム10によれば、カジノへの出入りを禁止されている未成年者のホテルカード60には、カジノを使用できないように設定することができる。また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、例えば、ホテル3のビデオサービスにおいても、未成年者にはX指定のビデオサービスを受けられないように設定することができる。
なお、このような不適用施設の情報は、ホテルカード60に記憶させておき、施設端末40でホテルコンピュータ20に問い合わせることなく、決済を行うことができるか否かについて判定できるようにしても良い。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、データベース25が、携帯識別媒体の識別情報と第2の施設利用可能残高とを関連付けて記憶しており、制御部21が、施設端末40から携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、第2の施設利用可能残高と決済金額とを比較することによって携帯識別媒体60を用いて決済を行うことができるか否かを判定するため、顧客1によって予納された金額の残高を各ホテルカード60に配分し、各ホテルカード60で利用可能な金額の上限を設定することができる。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、ホテルカード60をルームキーとして機能させることができるので、ホテル3にとっては、ホテルカード20の発行管理が容易になり、顧客1にとっては、外出時の携帯物品を抑えることができ、共にメリットが大きい。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、ホテル3や施設4側から見れば、顧客1の買い物情報やサービスの提供情報などのデータベース25を作成することができ、今後の運営、営業などに反映することができる。上述した図5以上に、統計データを含めた施設データベースを構築した場合には、上記効果は非常に有効である。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、ホテル3が、預かっている金銭(予納金)を用いて、買い物やサービスの享受のための決済を行うので、各施設4A乃至4Dでは、手続を簡素化でき、POS端末等のホテルカード60を用いた処理を可能とする端末を共通化することができる。
また、本実施形態の多施設決済システム10によれば、各種のクレジットカードやデビットカードに対応する場合であっても、各施設4A乃至4Dが用意しなければならない端末の数やコストを削減することができる。
(他の実施形態に係る決済システム)
本発明に係る決済システムに対して、上記実施形態の説明においても、種々変形した実施形態を挙げたが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上述の実施形態では、ホテルカード60として、例えば、ICカードや磁気カードなどの読み書きできるものを想定しているが、情報の読取りだけができるものであっても良く(例えば、エンボスカード)、さらには、単に文字が印刷されたものであっても良い。
また、ホテルカード60は、カード状のものだけでなく、棒状など他の形状のものであっても良い。
また、ホテルカード60は、光通信型携帯端末であっても良い。かかる場合、ホテルコンピュータ20が、顧客1の有する光通信型携帯端末との間でLED等の光通信を介して、当該光通信型携帯端末にホテルカード60の機能を具備させるため、ホテルカード60を発行する必要がなくなり、ホテルカード発行費用を削減することができる。ホテル3において、当該光通信型携帯端末を貸し出しても良い。
また、ホテルカード60は、ホテル3の部屋の鍵として利用可能なルームキー機能を具備するものであっても良い。
また、ホテルカード60は、ホテル3に予め予納(デポジット)されている金額の範囲で利用可能なデポジットカードであっても良い。かかるホテルカード60は、クレジットカードと比べて、盗難による被害が、予納金額に限定されるというメリットがある。また、かかるホテルカード60によりホテル3におけるデポジット量が増えると、ホテル3として信頼が増すため、ホテルカード60が普及しやすくなる。
また、ホテルカード60は、カジノのスロットマシン等のギャンブルを行う際に使用する遊戯用カード(ギャンブル用カード)であっても良い。
また、ホテルカード60は、イントラネットやインターネットを介してカジノゲームを行うために用いるイントラネット又はインターネットカジノカード機能を具備していても良い。
また、ホテルカード60は、ICタグ等を用いた非接触ICカードであっても良い。かかる場合、ホテルカード60は、無線通信によってデータのやり取りを行うことが可能となるため、自販機やレジ等における支払いや、部屋のドアの開閉操作等に用いることができる。
また、ホテルカード60は、グループ化された複数のホテルで使用可能となるように構成しても良い。このように構成することで、ラスベガスのようなカジノホテル街では、1つのホテルカード60を街全体で使用することができる。すなわち、顧客1は、上述のカジノホテル街の1つのホテル3でホテルカード60を用いて予納(デポジット)しておけば、当該カジノホテル街の他のホテル3でも当該ホテルカード60を使用することができる。
また、ホテルカード60に、当該ホテルカード60を所持する顧客1の顔画像データや指紋データやパスワードなどの個人認証情報を含めておき、ホテルコンピュータ20又は施設端末40が、ホテルコンピュータ20が管理している登録されている個人認証情報とホテルカード60に記憶されている個人認証情報との照合を行うようにしても良い。
また、施設端末40A乃至40Dは、顧客1により提出されたホテルカード60に記憶されている顔画像データに基づいて、顔画像を表示するように構成されていても良い。
また、ホテルコンピュータ20は、施設利用可能残高(予納金残高)が0又は所定額以下になったときに、表示部23などに報知し、フロント係が、戻ってきた顧客1に通知できるようにしても良い。
本実施形態に係る多施設決済システム10は、1顧客(顧客群、家族)に1枚のホテルカード60を発行するシステムであっても良い。この場合、ホテルカード60自体が、施設利用可能残高(予納金残高)を記憶しておき、施設端末40が、施設利用可能残高が十分であることを確認した後に、ホテルコンピュータ20に決済要求を送信するようにしても良い。
ホテル3と施設4A乃至4Dとの間の清算処理は、ホテル3によって決済要求が送信され、施設4A乃至4Dによって許可を示す決済応答が返信された直後に行うようにしても良い(例えば、振込処理などによる)。すなわち、ホテル3と施設4A乃至4Dとの間の清算処理は、任意のタイミングで行うことができる。
ホテルカード60は、ICカードや磁気カードなどの書き込みが可能なものだけでなく、読み取り専用のものであっても良く、決済に係る顧客1を識別できるものであれば任意である。例えば、クレジットカードやデビットカードをホテルカード60として利用できる。この場合、ホテルコンピュータ20側では、クレジットカードやデビットカードの識別情報を顧客管理に利用する。クレジットカードやデビットカードは、ホテル3が発行するものではないが、個人認証などを行うことが可能であり、ホテルカード60と同様に扱える状態にすることを、特許請求の範囲では「発行」と呼んでいる。
なお、上記説明では、予納金の追加処理などについては言及しなかったが、本実施形態にかかる多施設決済システム10は、予納金の追加処理を可能とするように構成しても良いことは勿論である。この場合、多施設決済システム10は、ホテルカード60の読み取り処理や、追加金額の入力処理などを行い、入力された追加金額の分だけ施設利用残高を増大させれば良い。
上記実施形態では、予納金を管理する施設がホテル3である場合を示したが、他の施設が予納金の管理を行っても良く、さらには、サービス提供や物品販売を行っていない第3者機関が予納金の管理を行っても良い。
第3者機関が予納金の管理を行う場合、第3者機関の提携施設である宿泊ホテル以外のホテル3内の施設においても、ホテルカード60を利用することができるため、ホテルカード60の使用範囲を格段に広くすることができる。
また、ホテル3側では、予納金の管理に係るデータ管理や認証等の手続を行う必要がなくなるため、上述したホテルコンピュータ20に相当する管理コンピュータを、より多くの施設4A乃至4Dで共有化を図ることができ、多施設決済システム10の運営コストを削減することができる。したがって、比較的資力の無い中小規模のホテルであっても、第3者機関と提携することによって、当該多施設決済システム10を運営することができる。
また、カジノゲームを提供する施設端末40A乃至40Dは、カジノゲームに用いられるメダルやチップの流れをリアルタイムに監視するように構成されても良い。
かかる場合、例えば、施設端末40A乃至40Dには、図11に示すようなカジノ台127が設けられている。カジノ台127には、カード配布領域128と、賭け領域129と、カード配布領域130と、チップ回収領域116とが設けられている。チップ回収領域116のICタグ監視機131や賭け領域129のICタグ監視機114によって、カジノゲームに用いられるメダルやチップの流れをリアルタイムに監視することができる。ここで用いられるチップ121の一例を図12に示す。チップ121は、図12に示すように、アンテナ112とICタグ123を具備している。
なお、現在、カジノゲームを提供する施設では「プレイヤトラッキング」という方式で、顧客管理及びサービス管理を行っている。かかる方式を実現するための「プレイヤトラッキング端末」は、カジノ台に設けられている(図示せず)。
さらに、上記実施形態では、複合型総合レジャー地域若しくは複合型総合レジャー施設を対象とした多施設決済システム10について説明したが、本発明の技術的思想は、商店街などに対しても適用することができる。
産業上の利用可能性
以上説明したように本発明によれば、旅行などで短期間に多くの施設のサービスの提供などを享受する際に、顧客にとって、手続が簡易であり、予算のオーバーを防止できるなどの各種のメリットを有する決済システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施形態に係る決済システムを用いた決済方法の全体的な流れを説明するための図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る決済システムの全体構成図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る決済システムのホテルコンピュータの機能ブロック図である。
図4は、本発明の一実施形態に係る決済システムの顧客データベース部が格納するレコードの一例を示す図である。
図5は、本発明の一実施形態に係る決済システムの施設データベース部が格納するレコードの一例を示す図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る決済システムの施設端末の機能ブロック図である。
図7は、本発明の一実施形態に係るホテルコンピュータのチェックイン時の動作を示すフローチャートである。
図8は、本発明の一実施形態に係るホテルコンピュータ及び施設端末が、施設におけるサービス提供や物品購入のための対価の支払い時に行う動作を示すフローチャートである。
図9は、本発明の一実施形態に係るホテルコンピュータのチェックアウト時の動作を示すフローチャートである。
図10は、本発明の一実施形態に係るホテルコンピュータが各施設に対する清算処理を行う動作を示すフローチャートである。
図11は、カジノゲームを提供する施設の一例を示す図である。
図12は、カジノゲームで用いられるチップの一例を示す図である。

Claims (12)

  1. 複数の施設に設けられた複数の施設端末と、前記複数の施設端末と通信可能に構成されている管理装置とを具備する決済システムであって、
    前記管理装置は、
    顧客に対して携帯識別媒体を発行する携帯識別媒体発行部と、
    前記顧客の識別情報と、該顧客によって予納されている金額を示す予納残高と、前記複数の施設それぞれでの利用可能な金額を示す施設利用可能残高と、有効期限と、不適用施設と、前記携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記各施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記記憶部よりの該携帯識別媒体の識別情報に関連付けられている前記顧客の識別情報と、前記予納残高と、前記施設利用可能残高と、前記有効期限と、前記不適用施設とに基づき、前記予納残高および前記施設利用可能残高と前記決済金額とを比較し、
    前記施設利用可能残高が、今回求められている決済金額より小さい場合、前記携帯識別媒体が、前記有効期限を越えているものである場合、決済要求を送信した施設が、前記不適用施設に該当する場合、該携帯識別媒体が、前記記憶部に設定されていない場合、の4つの条件の少なくとも1つに該当する場合に、該携帯識別媒体を用いての前記決済が不可と判定する判定部と、
    前記判定結果を含む決済応答を前記施設端末に送信する決済応答送信部と、
    前記決済を行うことができると判定した場合、前記記憶部に記憶されている前記予納残高を更新する更新部と、を具備し、
    前記施設端末は、
    前記携帯識別媒体から該携帯識別媒体の識別情報を読み取り、読み取った該携帯識別媒体の識別情報及び前記決済金額を含む前記決済要求を前記管理装置に送信する決済要求送信部と、
    前記管理装置から受信した前記決済応答に応じて、前記決済を行うことができるか否かを表示する表示部とを具備する決済システム。
  2. 前記携帯識別媒体発行部が、一人の顧客に対して複数の携帯識別媒体を発行し、前記記憶部が、前記顧客の識別情報と、該顧客によって予納されている金額を示す予納残高と、前記複数の携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶し、前記複数の携帯識別媒体により前記顧客によって予納されている同一の予納金を利用可能とすることを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  3. 前記記憶部は、前記顧客の識別情報と、ルームナンバーとを関連付けて記憶しており、
    前記携帯識別媒体は、前記ルームナンバーによって特定される部屋のドアを開閉することができることを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  4. 前記記憶部は、前記施設端末の識別情報と、利用条件とを関連付けて記憶しており、
    前記判定部は、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記施設端末の識別情報に関連付けられている前記利用条件に基づいて、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  5. 前記携帯識別媒体は、非接触ICカードであることを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  6. 前記携帯識別媒体は、光通信型携帯端末であることを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  7. 複数の施設に設けられた複数の施設端末と、前記複数の施設端末と通信可能に構成されている管理装置との間で行われる決済方法であって、
    前記管理装置において、顧客に対して携帯識別媒体を発行する工程Aと、
    前記管理装置において、前記顧客の識別情報と、該顧客によって予納されている金額を示す予納残高と、前記複数の施設それぞれでの利用可能な金額を示す施設利用可能残高と、有効期限と、不適用施設と、前記携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶する工程Bと、
    前記施設端末において、前記携帯識別媒体から該携帯識別媒体の識別情報を読み取り、読み取った該携帯識別媒体の識別情報及び前記決済金額を含む前記決済要求を前記管理装置に送信する工程Cと、
    前記管理装置において、前記施設端末から前記決済要求を受信した場合、前記記憶部よりの該携帯識別媒体の識別情報に関連付けられている前記顧客の識別情報と、前記予納残高と、前記施設利用可能残高と、前記有効期限と、前記不適用施設とに基づき、前記予納残高および前記施設利用可能残高と前記決済金額とを比較し、
    前記施設利用可能残高が、今回求められている決済金額より小さい場合、前記携帯識別媒体が、前記有効期限を越えているものである場合、決済要求を送信した施設が、前記不適用施設に該当する場合、該携帯識別媒体が、前記記憶部に設定されていない場合、の4つの条件の少なくとも1つに該当する場合に、該携帯識別媒体を用いての前記決済が不可と判定する工程Dと、
    前記管理装置において、前記判定結果を含む決済応答を前記施設端末に送信する工程Eと、
    前記管理装置において、前記決済を行うことができると判定した場合、前記予納残高を更新する工程Fと、
    前記施設端末において、前記管理装置から受信した前記決済応答に応じて、前記決済を行うことができるか否かを表示する工程Gと、を有することを特徴とする決済方法。
  8. 前記携帯識別媒体発行部が、一人の顧客に対して複数の携帯識別媒体を発行し、前記記憶部が、前記顧客の識別情報と、該顧客によって予納されている金額を示す予納残高と、前記複数の携帯識別媒体の識別情報とを関連付けて記憶し、前記複数の携帯識別媒体により前記顧客によって予納されている同一の予納金を利用可能とすることを特徴とする請求項記載の決済方法。
  9. 前記管理装置は、前記顧客の識別情報と、ルームナンバーとを関連付けて記憶しており、
    前記携帯識別媒体は、前記ルームナンバーによって特定される部屋のドアを開閉することができることを特徴とする請求項記載の決済方法。
  10. 前記管理装置は、前記施設端末の識別情報と、利用条件とを関連付けて記憶しており、
    前記工程Dにおいて、前記管理装置が、前記施設端末から前記携帯識別媒体の識別情報及び決済金額を含む決済要求を受信した場合、前記施設端末の識別情報に関連付けられている前記利用条件に基づいて、該携帯識別媒体を用いて前記決済を行うことができるか否かを判定することを特徴とする請求項記載の決済方法。
  11. 前記携帯識別媒体は、非接触ICカードであることを特徴とする請求項記載の決済方法。
  12. 前記携帯識別媒体は、光通信型携帯端末であることを特徴とする請求項記載の決済方法。
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