JP2910185B2 - 無線型料金支払いシステム - Google Patents

無線型料金支払いシステム

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JP2910185B2 JP21848090A JP21848090A JP2910185B2 JP 2910185 B2 JP2910185 B2 JP 2910185B2 JP 21848090 A JP21848090 A JP 21848090A JP 21848090 A JP21848090 A JP 21848090A JP 2910185 B2 JP2910185 B2 JP 2910185B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は料金の無線型の自動支払い装置に関し、さら
に詳しくは、支払いのキャッシュレス化、クレジットカ
ードなどの統合化に関するものである。
<従来の技術> 近年、料金支払いのキャッシュレス化が進み、現金に
代わる様々なカードが多くの人に利用されている。これ
らのカードは大きく分けて3通りに分類される。
一つには、銀行の口座に預金したり口座から引き出し
を行う際に使用するいわゆるキャッシュカードがある。
この銀行のキャッシュカードは各銀行にそれぞれ別個の
ものが作られているが、最近はほとんどの銀行がオンラ
インでつながっていて、どの銀行でも利用できるように
なっている。
二つ目には、支払い時に所持金がないときにカードで
支払い、指定日に指定銀行から自動で無利子で引き落と
されるクレジットカード、現金が必要なときにカードで
銀行などから借金をして、指定日に有利子で引き落とさ
れるローンカード、海外旅行などで契約店であればどこ
でも支払い時に利用できるマスターカードなどのいわゆ
る後払い用のカードもある。この後支払いカードの最大
の特徴は、現金をもっていなくても指定の口座をもって
いれば買い物などが行える点である。
三つ目は、公衆電話専門のテレフォンカード、電車の
自動切符売り場で切符を買う際に利用するカード、社員
食堂などでレジでの精算時に利用するカードなど、特定
の用途に応じて利用料金を前払いしておき、その前払い
した料金に相当する度数を使い切るまで連続的に使用で
きるいわゆるプリペイドカードである。このプリペイド
カードの最大の利点は、現金、特に小銭の出し入れをせ
ずに支払い、利用ができる点である。
<発明が解決しようとする課題> このようなカードの出現により我々の生活は大変便利
になっているが、余りにも夥しい数のカードが氾濫して
いるために、人によってはカードだけでも数十枚に達し
管理するだけでも大変になり、またそれをいつも携帯し
なくてはならないためにそれらのカードを収納するカー
ドケースを常に持ち歩かなければならない問題がある。
また、それらのカードを紛失することで、多大な被害を
被ったり犯罪に利用されたりする可能性がある。
本発明はこのような問題を解決するために為されたも
ので、人間が唯一身に付ける電子機器である腕時計に着
眼し、この腕時計にこれらのカードシステムの機能を全
て集約し、持ち歩きの不便さを解消し、常に携帯可能に
し、時代のニーズであるキャッシュレス化、クレジット
カードの統合化に答えるような無線型料金支払いシステ
ムを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成する請求項1記載の無線型料金支払い
システムは、クレジット方式の引き落としと度数使用の
即時払い方式の引き落としのいずれか一方を選択するモ
ード切換えスイッチと、 支払い用センサからの無線信号を受け取る受信器と、 この受信器が受けた信号を解読する解読手段と、 利用者のIDコード及び利用可能残高が記憶されたメモ
リと、 前記解読手段の制御信号に基づきメモリ内から、クレ
ジット方式の引き落としが選択された場合はIDコード
を、度数使用の即時払い方式の引き落としが選択された
場合はIDコードと利用可能残高を読み出す読みだし手段
と、 この読みだし手段により読み出されたIDコードと前記
支払い用センサから送られたIDコードを比戦する比較手
段と、 前記読みだし手段により読み出された利用可能残高か
ら利用料金を差し引いた新たな利用可能残高を前記メモ
リに書き込む書き込み手段と、 クレジット方式の引き落としが選択された場合は、前
記比較手段の比較結果によるIDコードまたは不受理信号
を送信し、度数使用の即時払い方式の引き落としが選択
された場合は、前記比較手段の比較結果によるOK信号ま
たは不受理信号、前記支払い用センサの読みだし要求に
よる利用可能残高、及び前記書き込み手段でメモリに書
き込みを終了したことを前記支払い用センサに知らせる
書き込み終了信号を送信する送信器と、 を具備したことを特徴とする無線型料金支払いシステ
ム。
<作用> 上記構成要件の各発明は、クレジット方式で自動に引
き落とす自動引き落とし装置、または予め指定銀行から
引き出しておき利用するごとに度数がカウントダウンし
ていく度数使用の即時払い方式の自動引き落とし装置を
もちいて、支払い用センサと自動引き落とし装置との間
で無線通信を行い利用料金を支払う。
クレジット方式においては、IDコードにより利用者が
正当権原を有するか支払い用センサに接統される銀行側
のコンピュータで判断し、正当権原を有していれば利用
可能残高の更新が行われる。度数使用の即時払い方式で
支払うときは、予め銀行から一定金額を無線で腕時計内
に引き出しておき、利用するごとにメモリ内の度数をカ
ウンドダウンしていく。
<実施例> 以下図面を用いて、本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る無線型料金支払いシステムの一
実施例を示すシステム構成図である。この図は、路線バ
スのバス代を無線で後払いのクレジット方式で支払う図
である。図において、1は無線通信を行う料金支払い用
腕時計、2はバス6に乗る際に通過するゲート、21はゲ
ート2内に設けられた支払い用センサで、無線信号の送
受信を行う部分である。ゲートは、支払い用センサ21と
腕時計1が無線通信することにより開閉してバス6への
乗車を許可するものである。尚、ゲート2は人が通るご
とに開閉するのではなく乗車不許可のときのみ閉じる構
造になっている。3はゲート2に接続された上位コンピ
ュータで、ゲート2の動作を制御し、所定の演算を行う
ものである。4は上位コンピュータ3とオンラインで接
続されたバス会社のホストコンピュータで、利用者数、
売上などを管理するものである。5はこのバス会社が提
携している指定銀行で、バス会社のホストコンピュータ
4とオンラインで接続され個人の口座を管理するもの
で、この場合、利用者の口座からバスの運賃を引き落と
すものである。
第2図は第1図の腕時計内の機能ブロック図である。
図において、点線で囲まれた10は支払い用センサ21を媒
介として指定した銀行から利用料金をクレジット方式で
自動的に引き落とす自動引き落とし装置で、以下11〜16
の要素で構成されている。11は支払い用センサ21からの
無線信号を受信する受信器、12は受信器11が受けた信号
を解読する解読手段、13は銀行の口座コードなどのIDコ
ードが格納されたメモリ、14は解読手段12の制御信号に
基づきメモリ13からIDコードを読み出す読みし手段、15
は支払い用センサ21から送信されるコードとメモリ13内
のIDコードを比較する比較手段である。この比較手段15
は、バス会社がこの利用者が登録している銀行に携帯し
ているか、つまりこのバス会社が利用者の指定銀行にオ
ンラインでつながれているかどうかを調べるものであ
る。16は比較手段15からの比較結果に基づき、支払い成
立を示す際はメモリ13内のIDコード、また支払い不成立
を示す際は不受理信号を支払い用センサ21に送信する送
信器である。211は支払い用センサ21内の無線信号を送
信する送信部、212は無線信号を受信する受信部であ
る。
次に第1図〜第3図を用いてこの実施例の動作を説明
する。第3図は第2図の動作を示すフローチャートであ
る。
まず、バス6に乗るために利用者がゲート2に入場す
る。この際、ゲート2に設けられた支払い用センサ21が
人の入場を検知するともに指定銀行コードなどのコード
信号を無線で送信する。ここで、自動引き落とし装置10
内の受信器11はこのコード信号を受信する(ステップA
C)。
ここで、この受信したコード信号を解読手段12で解読
し、解読が終了すると読みだし手段14に制御信号を与
え、メモリ13内のデータ読み出しを行わせる。このと
き、メモリ13内からは氏名、銀行のコード、口座番号な
どを表すIDコードを読みだす。この後、読み出したIDコ
ードと受信されたコードを比較手段15で比較する(ステ
ップD)。ここでいう比較とは、読み出された情報全て
を比較するのではなく、IDコード内の指定銀行が受信さ
れたコードの銀行と一致しているか、または提携銀行で
あるかどうか調べるものである。
もし、IDコード内の指定銀行と受信したコードの銀行
が一致していれば、比較手段15から送信器16にIDコード
を送り、送信器16はこのIDコードを無線で支払い用セン
サ21に送信する。支払い用センサ21の受信部212はこの
信号を受信し、上位コンピュータ3に送信する。ここ
で、上位コンピュータはゲート2を開き、バスへの乗車
を許可する(ステップEH)。
この後、上位コンピュータ3はバス会社のホストコン
ピュータ4に必要なIDコードを送り、このホストコンピ
ュータ4は利用者数、売上を管理するとともにIDコード
から指定される銀行5にバスの利用料金信号を送り利用
者の口座より利用料金を引き落とす(ステップIK)。
もし、IDコード内の指定銀行と受信したコードの銀行
が提携していなければ、比較手段15から送信器16に不受
理信号を送り、送信器16はこの不受理信号を無線で支払
い用センサ21に送信する。支払い用センサ21の受信部21
2はこの信号を受信して、上位コンピュータ3にこの不
受理信号を送信する。ここで、上位コンピュータ3はゲ
ート2を閉じて、バスへの乗車を禁止する。バスへの乗
車を禁止された利用者はゲート2から退場する(ステッ
プLO)。
尚、第3図の点線内のステップKにおいて、指定日に
引き落としとなっているものは、バス会社に一時的に借
金をする形となり、その指定日に銀行から引き落とされ
る。
また、ゲートは開閉式のものではなく第4図のような
トライポット型のターンバー方式のものでもよい。第4
図において、7はターンバー方式のゲート、71は入場が
許可されるごとに120゜づつ(1/3回転)回転するトライ
ポット型のターンバー、72は支払い用センサで、第2図
の支払い用センサ21と同様の働きをするものである。こ
のターンバー方式ゲート7では、利用者は図のA方向か
らB方向に入場し、その度にターンバー71が図の矢印C
方向に120゜ずつ回転していくようになっている。
第5図は本発明に係る無線型料金支払いシステムの他
の実施例を示すシステム構成図である。ここで、予め指
定銀行から現金に相当する度数を引き出しておいて、利
用するごとに度数がカウントダウンしていく方式を度数
使用の即時払い方式と定義する。この即時払い方式を行
うためには予め引き出しておく必要があるので、この実
施例では指定銀行から腕時計への預金の引き出しシステ
ムについて説明する。図において、1は無線通信可能な
腕時計、5は指定銀行、51は指定銀行に設置された引き
出し用の無線型キャッシュディスペンサーである。第6
図はこの実施例における腕時計内の機能ブロック内であ
る。図において、51は指定銀行5のキャッシュディスペ
ンサー51に設けられていて、暗証番号照合のためのコー
ド信号、読みだしの要求信号、及び引き出した金額を現
在の利用可能残高に加算した金額分の信号を送信する送
信部、512は腕時計側からのIDコード、受理信号、及び
書き込み終了信号を受ける受信部である。8は無線型腕
時計、80は予め指定銀行から引き出しておいて利用する
ごとに度数がカウントダウンしていく度数使用の即時払
い方式の自動引き落とし装置で、以下の81〜87の要素か
ら構成されている。ただしここでは、指定銀行からの預
金の引きだしのシステムだけを説明する。81はキャッシ
ュディスペンサー51の送信部511からの暗証番号照合の
ためのコード信号、利用可能残高の読みだし要求信号、
及び引き出した金額を現在の利用可能残高に加算した金
額分の信号を受信する受信器、82は受信器81が受けた信
号を解読する解読手段、83は暗証番号、指定口座番号な
どのIDコード、及び利用可能残高が格納されたメモリで
ある。84は解読手段82からの制御信号に基づきメモリ83
内の暗証番号、口座番号などのIDコード、及び利用可能
残高を読み出す読みだし手段、85は解読手段82からの制
御信号に基づき、新たな利用可能残高をメモリ83に書き
込む書き込み手段、86は暗証番号、口座番号及び銀行コ
ードなどを照合する比較手段、87は暗証番号が一致した
際の受理信号、メモリ83内の利用可能残高、及び書き込
み終了信号を無線で送信する送信器である。
次に第6図、第7図を用いてこの実施例の動作をす
る。第7図は第6図の動作を示すフローチャートであ
る。また、ここではキャッシュディスペンサー51の内部
のブロック図は省く。
まず、キャッシュディスペンサー51の図示されていな
い入力キーなどから暗証番号を入力する。この暗証番号
とは、腕時計8を紛失したときに他人に利用されること
がないように、通常銀行などで利用する暗証番号と同様
の、例えば4桁の番号である。この後、キャッシュディ
スサー51側の送信部511からこの暗証番号と銀行コード
が送信される。自動引き落とし装置80の受信器81はこの
暗証番号と銀行コードを受信し、解読手段82で解読す
る。解読手段82は解読後、読みだし手段84に制御信号を
与えメモリ83内の暗証番号とIDコードを読み出させる。
この後、受信された暗証番号及び銀行コードを、メモリ
83内から読み出された暗証番号及びIDコードと比較手段
86で比較、照合する(ステップad)。
もし、暗証暗号または銀行コードが一致していなけれ
ば、比較手段86から送信器87に不受理信号を送り、送信
器87よりキャッシュディスペンサー51に無線で不受理信
号を送信する。ここでキャッシュディスペンサー51の受
信部512はこの不受理信号を受けて図示されていない表
示画面などに利用不可を示す表示を行う(ステップet
v)。
もし、暗証番号及び銀行コードが一致していれば、比
較手段86は送信器87にIDコードを送り、送信器87はキャ
ッシュディスペンサー51にIDコードを送信する。この
後、キャッシュディスペンサー51の受信部512は、このI
Dコードを受信し、利用者の口座にアクセスする(ステ
ップeg)。
このとき、キャッシュディスペンサー51は引き出し金
額の入力待ち状態となっていて、利用者は入力キーより
引き出し金額を入力する。キャッシュディスペンサー51
は引き出し金額が入力された後、送信部511より読みだ
し要求信号を腕時計8に送信する。自動引き落とし装置
80の受信器81はこの読みだし要求信号を受けて、解読手
段82で解釈した後、読みだし手段はメモリ83内の利用可
能残高を読み出す。この読み出された利用可能残高は送
信器87に送られ、送信器87からキャッシュディスペンサ
ー51に送信される(ステップhl)。
キャッシュディスペンサー51はこの利用可能残高を受
信して、指定された口座から利用者が入力した引き出し
金額を引き出し、利用可能残高と引き出し金額を加算す
る。この加算されたものが新たな利用可能残高となる。
この後、キャッシュディスペンサー51の送信部511から
新たな利用可能残高を送信し、腕時計8の受信器81で受
けとる。この新たな利用可能残高を解読手段82で解読し
た後、書き込み手段85で新たな利用可能残高をメモリ83
に書き込む。書き込み手段85は書き込みを終了すると同
時に送信器87に終了信号を送る。この終了信号を送信器
87から送信し、キャッシュディスペンサー51の受信部51
2が受信して引き出しの操作は終了する(ステップm
s)。
このようにキャッシュディスペンサーと腕時計の間で
無線通信が3往復し、腕時計を用いて非接触で簡単に利
用者の口座から引き出しを行うことができる。この実施
例においては引き出しのみを説明したが、預入れができ
る構成にすることも可能である。
第8図は本発明に係る無線型料金支払いシステムの他
の実施例を示す機能ブロック図である。このブロック図
は第1図のバス乗車の際の支払いシステムにおいて、腕
時計にクレジット方式の自動引き落とし装置と度数使用
の即時払い方式の自動引き落とし装置の両方を備えたも
のである。尚、ゲートより上位のものについては第2図
と同一番号を付し、説明を省略する。また、この実施例
においては暗証番号を乗車時に照合する場合を説明す
る。図において、9は無線型腕時計、90はクレジット方
式の自動引き落し装置または度数使用の即時払い方式の
自動引き落とし装置で、支払い方法を選択することによ
っていずれかの装置が動作するものである。91はクレジ
ット方式の引き落としが選択された場合は支払い用セン
サ21からの銀行コードなどのコード信号及び暗証番号を
受信し、度数使用の即時払い方式の引き落としが選択さ
れた場合は銀行コードなどのコード信号、暗証番号、支
払い用センサ21からの読みだし要求信号、及び新規の利
用可能残高を受信する受信器、92は受信器91が受信した
信号を解読する解読手段で、読みだし、書き込みの制
御、データの転送を行うものである。93は指定銀行のコ
ードなどのIDコード、暗証番号、及び利用可能残高が格
納されたメモリ、94は解読手段の制御信号に基づいてメ
モリ93内のデータを読み出す読みだし手段、95は解読手
段92の制御信号に基づいて転送されたデータ、この場合
新たな利用可能残高をメモリ93に書き込む書き込み手段
である。96は受信されたコード信号及び暗証番号と読み
出されたIDコード及び暗証番号が一致しているかどうか
調べる比較手段である。97はクレジット方式の引き落と
しが選択された場合は、比較手段96の比較結果による口
座番号などのIDコードまたは不受理信号を送信し、度数
使用の即時払い方式の引き落としが選択された場合は、
比較手段96の比較結果によるOK信号または不受理信号、
支払い用センサ21の読みだし要求による利用可能残高、
及び書き込み手段95でメモリ93に書き込みを終了したこ
とを支払い用センサ21に知らせる書き込み終了信号を送
信する送信器である。ここで、解読手段92、メモリ93、
読みだし手段94、書き込み手段95及び比較手段96とで信
号処理部98を構成している。99はモード切換えスイッチ
で、支払い方法を銀行引き落としの後払いのクレジット
方式にするか、予め銀行から引き出しておいたものを利
用するごとにカウントダウンしていく度数使用の即時払
い方式にするかを選択するスイッチである。このモード
切換えスイッチ99は信号処理部98を制御し、切換えによ
って自動引き落とし装置にどちらの方法で引き落としを
させるかを決定するものである。
次に、第1図、第8図及び第9図を用いて本発明の動
作を説明する。第9図は第8図の動作を示すフローチャ
ートである。尚、この実施例においては、予め腕時計の
メモリ内に現金に代わる度数を引きしてあるものとす
る。
まずはじめに、銀行引き落としの後払いのクレジット
方式で支払うか、予めメモリ内に引き出しておいて利用
するごとにカウントダウンしていく度数使用の即時払い
方式で支払うかをモード切換えスイッチ99で選択してお
く。第1図のバス6に乗車するためにゲート2に入場
し、ゲート2の図示されていないキーから暗証番号を入
力する。支払い用センサ21の送信部211はこの暗証番号
と、上位コンピュータ3から送られたこのバス会社の登
録銀行などを示すコード信号を腕時計9に無線で送信す
る(ステップア〜ウ)。
自動引き落とし装置90の受信器91でこのコード信号と
暗証番号を受信して解読手段92で解読する。その後、解
読手段92の制御信号に基づいて読みだし手段94にメモリ
93内のIDコードと暗証番号を読み出させる。読みだし後
比較手段96で受信されたコード信号及び暗証番号と、メ
モリ96から読み出したIDコード及び暗証番号とを一致し
ているかどうか比較する(ステップエ〜オ)。
このとき、暗証番号または指定銀行のコードが一致し
ていなければこの腕時計9で支払いができないようにな
っている。これは、腕時計9を紛失した際に悪用されな
いためである。ここでもし、暗証番号または指定銀行の
コードが一致しなければ、送信器97から不受理信号を支
払い用センサ21に送信する。支払い用センサ21の受信部
212はこの信号を受信して上位コンピュータ3に乗車の
不許可信号を送る。上位コンピュータ3はこの信号を受
けてゲート2内のモータを駆動させ、ゲート2を閉じ
る。このゲート2が閉じられることにより利用者の乗車
は不許可となる(ステップカ、セ〜チ)。
もし、指定銀行のコード及び暗証番号が一致している
ときは、モード切換えスイッチ99によって決定されるモ
ードによって次の2通りの動作を行う。
もし、銀行引き落としの後払いのクレジット方式で支
払いをする場合は、口座番号などのIDコードを送信器97
から支払い用センサ21に送信する。支払い用センサ21の
受信部212はこの信号を受けて、上位コンピュータ3に
乗車の許可信号及びIDコードを送る。上位コンピュータ
3はこの許可信号を受けてゲート2を開き入場を許可す
る。さらに、上位コンピュータ3からバス会社のホスト
コンピュータ4にIDコードが送られ、バス会社から指定
銀行に利用料金と口座番号などのIDコードが送られるこ
とによって、指定銀行の利用者の口座から利用料金が引
き落とされる。この引き落とされた分の料金はバス会社
の口座に預け入れられる。尚、第2図の実施例でも述べ
たが、通常料金引き落としは月一度の指定日に行われる
(ステップカ〜ス)、 もし、予め指定銀行から引き出しておいてそこからカ
ウントダウンしていく度数使用の即時払い方式で支払う
場合は、暗証番号及び指定銀行のコードが一致した後に
送信器97から利用可能を示すOK信号を送信する。支払い
用センサ21の受信部212はのOK信号を受けて上位コンピ
ュータ3にこの信号を送る。その後、上位コンピュータ
3からの制御に基づき、支払い用センサ21の送信部211
から読みだし要求信号を送信する(ステップカ〜キ、ツ
〜ト)。
この読みだし要求信号を自動引き落とし装置90の受信
器91で受信し、解読手段92で解読する。この解読手段92
の制御信号に基づき、読みだし手段94でメモリ93内の利
用可能残高を読み出す。読みだし後送信器97から支払い
用センサ21に利用可能残高を送信する(ステップナ〜
ヌ)。
この後、腕時計9側から送信された利用可能残高を支
払い用センサ21の受信部212で受信し、上位コンピュー
タ3にこの利用可能残高を送る。利用者の利用可能残高
が送られると上位コンピュータ3は、ホストコンピュー
タ4から送られた利用料金と利用者の利用可能残高を比
較する(ステップネ〜ノ)。
もし、利用可能残高が利用料金つまりバス代より少な
ければ、上位コンピュータ3は残高不足としてゲート2
を閉じて利用者の乗車を不許可とする(ステップハ、ミ
〜ム)。
もし、利用可能残高が利用料金つまりバス代より多け
れば、利用可能残高から利用料金を差し引いた新たな利
用可能残高を上位コンピュータ3の制御に基づき、支払
い用センサ21の送信部211より送信する。このとき、差
し引いた利用料金はホストコンピュータ4に送られバス
会社の売り上げとなる。自動引き落とし装置90の受信器
91は新たな利用可能残高を受信し、解読手段92で解読す
る。解読手段92の制御信号に基づき書き込み手段95でメ
モリ93に新たな利用可能残高を書き込む。書き込み終了
後に書き込み手段95から送信器97に終了信号を送り、送
信器97は支払い用センサ321にその終了信号を送信す
る。この終了信号を支払い用センサ21の受信部212で受
信し、上位コンピュータ3に終了信号が送られ、ゲート
2が開き乗車が許可される(ステップハ〜マ)。
以上のような動作で腕時計9内の自動引き落とし装置
90によって料金の支払いが行われる。第10図は第9図の
動作における信号の流れを示す図である。図では、腕時
計側とセンサ側の信号のやり取りのみを示したものであ
る。図の(a)はクレジット方式の引き落としを選択し
た場合の信号の流れを示す図、(b)は度数使用の即時
払い方式の引き落としを選択した場合の信号の流れを示
す図である。クレジット方式では信号は1往復、度数使
用の即時払い方式では3往復するようになっている。従
ってクレジット方式のほうが処理速度が速いことが分か
る。
以上第2図、第6図、及び第8図に示した実施例から
分かるように料金の支払いを腕時計を用いて非感触であ
る無線で行うことができる。
尚、実施例としてバス乗車時の料金の支払いと銀行で
の引き出しを説明したが、例えば電車運賃の支払い、遊
園地での入園料の支払い、スキー場のリフト乗車料金の
支払い、そのほか買い物をした際の支払いなど、様々な
場において利用することができる。また、支払いを終了
した際に腕時計から終了を知らせる音を出すような構造
にしてもよい。さらにまた、腕時計に利用可能残高を表
示できるようにしてもよい。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、本発明においては、支払
いは無線通信で行われるので、瞬時に支払いを済ませる
ことが可能になり、支払い所の無人化をはかることがで
きると共に、支払い時に暗証番号を照合するようにした
ために、紛失時の犯罪を肪止することができる。また、
実施例のように、自動引き落とし装置を腕時計に搭載す
ると、料金の支払いのクレジットカード、及び現金に相
当する度数自体の収受機能を搭載できるので、今までの
様々カードや現金を持ち歩く必要がなくなり、いつも簡
単に携帯することができると共に、クレジットカードの
統合化に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る無線型料金支払いシステムの一実
施例を示すシステム構成図、第2図は第1図の腕時計内
の機能ブロック図、第3図は第2図の動作を示すフロー
チャート、第4図はトライポット型のターンバー方式の
ゲートを示す構成図、第5図は本発明に係る無線型料金
支払いシステムの他の実施例を示すシステム構成図、第
6図は第5図の腕時計の機能ブロック図、第7図は第6
図の動作を示すフローチャート、第8図は本発明に係る
無線型料金支払いシステムの他の実施例を示す機能ブロ
ック図、第9図は第8図の動作を示すフローチャート、
第10図は第9図の動作における信号の流れを示す図であ
る。 1、8、9……腕時計 10、80、90……自動引き落とし装置 11、81、91……受信器 12、82、92……解読手段 13、83、93……メモリ 14、84、94……読みだし手段 15、86、96……比較手段 16、87、97……送信器 85、95……書き込み手段 98……信号処理部 99……モード切換えスイッチ 2……ゲート 21、72……支払い用センサ 211、511……送信部 212、512……受信部 3……上位コンピュータ 4……ホストコンピュータ 5……指定銀行 51……キャッシュディスペンサー 6……バス 7……ターンバー方式ゲート 71……ターンバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレジット方式の引き落としと、度数使用
    の即時払い方式の引き落としのいずれか一方を選択する
    モード切換えスイッチと、 支払い用センサからの無線信号を受け取る受信器と、 この受信器が受けた信号を解読する解読手段と、 利用者のIDコード及び利用可能残高が記憶されたメモリ
    と、 前記解読手段の制御信号に基づきメモリ内から、クレジ
    ット方式の引き落としが選択された場合はIDコードを、
    度数使用の即時払い方式の引き落としが選択された場合
    はIDコードと利用可能残高を読み出す読みだし手段と、 この読みだし手段により読み出されたIDコードと前記支
    払い用センサから送られたIDコードを比戦する比較手段
    と、 前記読みだし手段により読み出された利用可能残高から
    利用料金を差し引いた新たな利用可能残高を前記メモリ
    に書き込む書き込み手段と、 クレジット方式の引き落としが選択された場合は、前記
    比較手段の比較結果によるIDコードまたは不受理信号を
    送信し、度数使用の即時払い方式の引き落としが選択さ
    れた場合は、前記比較手段の比較結果によるOK信号また
    は不受理信号、前記支払い用センサの読みだし要求によ
    る利用可能残高、及び前記書き込み手段でメモリに書き
    込みを終了したことを前記支払い用センサに知らせる書
    き込み終了信号を送信する送信器と、 を具備したことを特徴とする無線型料金支払いシステ
    ム。
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