JP4469487B2 - 駅務システムにおける認証システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブルートゥース(近距離無線通信)機能を内蔵した携帯端末を利用し自動券売機で乗車券を購入した場合の代金、または自動改札機で直接通過利用での乗車運賃を鉄道会社のサーバから認証センタシステムを介し認証確定後、認証センタシステムから利用者本人の契約金融機関に対しデータを渡し、金融機関からは利用者の口座から鉄道会社へ支払いを行う駅務システムにおける認証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ブルートゥース(近距離無線通信)機能を内蔵した携帯端末を利用し自動券売機で乗車券を購入した場合の代金、または自動改札機で直接通過利用での乗車運賃を鉄道会社のサーバから認証センタシステムを介し認証確定後、認証センタシステムから利用者本人の契約金融機関に対しデータを渡し、金融機関からは利用者の口座から鉄道会社(事業者)へ支払いを行う駅務システムにおける認証システムが提案されている。
【0003】
しかし、上記のような認証システムでは、もし利用者が複数の事業者から同様なサービスを利用使用とした際に、通信方法は汎用的であるにもかかわわらず、認証方法が事業者毎に統一がとれていないため、利用者は事業者が異なるとサービスを受けるたびに異なった認証方法で認証を受ける必要があるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ブルートゥース機器システムに存在しなかった共通の認証を個人が簡単に使用できる携帯電話、PHS等の携帯端末に持たせることができ、それぞれの携帯端末各一台に対してユーザ共通で使用可能な個人認証の付与が行える駅務システムにおける認証システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する駅務端末と、上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、上記駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムとからなる駅務システムにおける認証システムにおいて、認証の申込み時に、上記携帯端末からのID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段により送信された上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第2の送信手段と、上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、上記代金請求システムにより、上記実行手段により上記携帯端末ごとに生じた代金を上記携帯端末のID番号と上記第2の送信手段による認証番号に対応して集計する集計手段と、上記代金請求システムにより、上記集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応して記憶されている認証番号を上記認証処理システムに送信する第3の送信手段と、上記認証処理システムにより、上記第3の送信手段により送信された認証番号に対応する決済情報を記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段と、上記代金請求システムにより、上記集計手段による集計データを第4の送信手段により送信された決済情報に基づいて徴収する徴収手段とからなる。
【0006】
この発明は、近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムとからなる駅務システムにおける認証システムにおいて、認証の申込み時に、上記携帯端末からのID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段により送信された上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号と上記近距離無線通信機能の基本プログラムを上記携帯端末へ送信する第2の送信手段と、上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、上記対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、上記代金請求システムにより、上記実行手段により上記携帯端末ごとに生じた代金を上記携帯端末のID番号と上記認証番号に対応して集計する集計手段と、上記代金請求システムにより、上記集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応して記憶されている認証番号を上記認証処理システムに送信する第3の送信手段と、上記認証処理システムにより、上記第3の送信手段により送信された認証番号に対応する決済情報を記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段と、上記代金請求システムにより、上記集計手段による集計データを第4の送信手段により送信された決済情報に基づいて徴収する徴収手段とからなる。
【0007】
この発明は、近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行うとともに、近距離無線通信機能の基本プログラムが記憶されている認証処理システムと、同一業態の別々の事業者ごとに複数設けられ、上記携帯端末及び認証処理システムのそれぞれと携帯電話機能により接続され、上記携帯端末からの使用許可の申込みに対して上記認証処理システムに認証の問合せを行い、この問合せに応答して認証が得られた際に上記駅務機器の使用許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを上記携帯端末へ送信する同一業態の別々の事業者ごとの使用許可システムと、別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムとからなる駅務システムにおける認証システムにおいて、認証の申込み時に、上記携帯端末からのID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段により送信された上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号と上記近距離無線通信機能の基本プログラムを上記携帯端末へ送信する第2の送信手段と、この第2の送信手段により送信された認証番号と上記携帯端末のID番号と上記駅務機器の使用許可の申請とを、上記携帯端末から上記使用許可システムの1つへ送信する第3の送信手段と、この駅務機器の使用許可の申請時に、上記携帯端末からのID番号と認証番号を上記使用許可システムから上記認証処理システムに送信する第4の送信手段と、上記認証処理システムにより、上記第4の送信手段により送信されたID番号に対する認証番号と上記認証処理システムに上記携帯端末のID番号に対応して上記記憶手段に記憶されている認証番号とが一致するか否かにより、上記駅務機器の使用を許可するか否かを判断する判断手段と、この判断手段により上記駅務機器の使用の許可を判断した際、上記認証処理システムから使用許可システムに上記駅務機器の使用の許可を送信する第5の送信手段と、この第5の送信手段により上記駅務機器の使用の許可が送信された際に、上記使用許可システムから上記携帯端末に上記駅務機器の使用の許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを送信する第6の送信手段と、上記使用許可システムにより、上記駅務機器の使用の許可に伴う料金を、上記認証処理システムの記憶手段に上記携帯端末のID番号に対応して記憶されている決済情報に基づいて徴収する第1の徴収手段と、上記第6の送信手段により送信された使用の許可と上記第2の送信手段により送信された近距離無線通信機能の基本プログラムと上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムとに基づいて、上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、上記代金請求システムにより、上記実行手段により上記携帯端末ごとに生じた代金を上記携帯端末のID番号と上記認証番号に対応して集計する集計手段と、上記代金請求システムにより、上記集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応して記憶されている認証番号を上記認証処理システムに送信する第7の送信手段と、上記認証処理システムにより、上記第7の送信手段により送信された認証番号に対応する決済情報を記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第8の送信手段と、上記代金請求システムにより、上記集計手段による集計データを第8の送信手段により送信された決済情報に基づいて徴収する第2の徴収手段とからなる。
【0008】
この発明は、近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する駅務端末と、上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、上記駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムとからなる駅務システムにおける認証システムにおいて、上記携帯端末が、認証の申込み時に、ID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される認証番号を受取る受取手段と、上記近距離無線通信機能により作動することにより、上記駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、この実行手段により駅務処理の実行時に、上記受取手段により受取った認証番号を上記駅務端末へ送信する第2の送信手段とからなり、上記認証処理システムが、上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、この発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末から供給される決済情報に対応して記憶する記憶手段と、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第3の送信手段と、上記代金請求システムから供給される認証番号に対応する決済情報を上記記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段とからなり、上記代金請求システムが、上記駅務端末から供給される上記携帯端末ごとの駅務処理により生じた代金をこの駅務処理に伴って上記携帯端末から供給される認証番号に対応して集計する集計手段と、この集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応している認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、この第5の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される決済情報に基づいて、上記集計手段により集計した代金を徴収する徴収手段とからなる。
【0009】
この発明は、近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する上記駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムとからなる駅務システムにおける認証システムにおいて、上記携帯端末が、認証の申込み時に、ID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される認証番号を受取る受取手段と、上記近距離無線通信機能により作動することにより、対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、この実行手段により駅務処理の実行時に、上記受取手段により受取った認証番号を上記駅務端末へ送信する第2の送信手段とからなり、上記認証処理システムが、上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、この発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末から供給される決済情報に対応して記憶する記憶手段と、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第3の送信手段と、上記代金請求システムから供給される認証番号に対応する決済情報を上記記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段とからなり、上記代金請求システムが、上記対応する事業者の駅務端末から供給される上記携帯端末ごとの駅務処理により生じた代金をこの駅務処理に伴って上記携帯端末から供給される認証番号に対応して集計する集計手段と、この集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応している認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、この第5の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される決済情報に基づいて、上記集計手段により集計した代金を徴収する徴収手段とからなる。
【0010】
この発明は、近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行うとともに、近距離無線通信機能の基本プログラムが記憶されている認証処理システムと、同一業態の別々の事業者ごとに複数設けられ、上記携帯端末及び認証処理システムのそれぞれと携帯電話機能により接続され、上記携帯端末からの使用許可の申込みに対して上記認証処理システムに認証の問合せを行い、この問合せに応答して認証が得られた際に上記駅務機器の使用許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを上記携帯端末へ送信する同一業態の別々の事業者ごとの使用許可システムと、別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、上記携帯端末が、認証の申込み時に、ID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから得られる認証番号と上記ID番号と上記駅務機器の使用許可の申請とを、上記使用許可システムの1つへ送信する第2の送信手段と、この第2の送信手段の送信に応答して上記使用許可システムから得られた上記駅務機器の使用許可と上記認証処理システムからの近距離無線通信機能の基本プログラムと上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムとに基づいて、上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、この実行手段により駅務処理の実行時に、上記受取手段により受取った認証番号を上記駅務端末へ送信する第2の送信手段とからなり、上記認証処理システムが、上記携帯端末から送信された上記ID番号に対して、認証番号を発生する発生手段と、この発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第3の送信手段と、この第3の送信手段により送信されたID番号に対する認証番号と上記認証処理システムに上記携帯端末のID番号に対応して記憶されている認証番号とが一致するか否かにより、上記使用許可システムから供給されるID番号に対応する認証番号とこのID番号に対応して上記記憶手段に記憶されている認証番号とが一致するか否かにより、上記駅務機器の使用を許可するか否かを判断する判断手段と、この判断手段により上記駅務機器の使用の許可を判断した際に、上記使用許可システムに上記駅務機器の使用の許可を送信する第4の送信手段とからなり、上記代金請求システムが、上記対応する事業者の駅務端末から供給される上記携帯端末ごとの駅務処理により生じた代金をこの駅務処理に伴って上記携帯端末から供給される認証番号に対応して集計する集計手段と、この集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応している認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、この第5の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される決済情報に基づいて、上記集計手段により集計した代金を徴収する徴収手段とからなり、上記使用許可システムが、上記駅務機器の使用許可の申請時に、上記携帯端末からのID番号と認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、この第5の送信手段の送信に応答して得られる上記認証処理システムから上記駅務機器の使用の許可が送信された際に、上記携帯端末に上記駅務機器の使用の許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを送信する第6の送信手段と、上記駅務機器の使用の許可に伴う料金を、上記認証処理システムの記憶手段に上記携帯端末のID番号に対応して記憶されている決済情報に基づいて徴収する徴収手段とからなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1は、無線の規格ブルートゥース(BlueTooth:近距離無線通信)を内蔵した携帯端末(携帯電話、PHS)を利用した認証システムを説明するための図である。
【0013】
すなわち、図1に示すように、認証マスタを持ち認証を与える権限を持つ認証センタシステム1、この認証センタシステム1と電話回線で接続されることによりブルートゥース内蔵の携帯端末M、各電鉄ユーザ内にある自動改札機3、自動券売機4等の駅務機器及びそれらに連動した電鉄ユーザ代金請求システム5、…、電鉄ユーザオンライン販売システム2、…等で構成される。電鉄ユーザ代金請求システム5、…、電鉄ユーザオンライン販売システム2、…は、各事業者としての電鉄ごとに設けられている。
上記認証センタシステム1は、認証マスタを元に唯一個人認証を付与できる機能と(携帯端末Mへの認証付与)、機器に応じたブルートゥースプログラムのダウンロードDLL、(対応プロファイル等の選別)及び各ユーザ内の電鉄ユーザ代金請求システム5、…や電鉄ユーザオンライン販売システム2、…等からの認証問い合わせに対して、認証を解凍し、問い合わせの認証が正しい認証か否かを判断し、必要に応じて各ユーザ内のシステムに詳細内容を通知する機能を持つものである。
【0014】
電鉄ユーザ代金請求システム5、…は、自動改札機3や自動券売機4等の駅務機器が携帯端末Mにて処理を行った際にその代金を集計して処理するシステムで、そのキーとして認証センタシステム1が発行する個人認証を使用するようにしている。たとえば、電鉄ユーザ代金請求システム5、…は、自動改札機3、自動券売機4等の駅務端末による認証コードとデバイス固有ナンバーとに基づく集計データをメモリ5aに記憶するものである。
電鉄ユーザオンライン販売システム2、…は大きく2つの機能を持ち、
1.その1つは、携帯端末Mを駅務機器に使用させる際の携帯端末Mへの使用許可を与える。条件として認証センタシステム1ヘ認証内容を問い合わせ、その結果正しい認証の場合に携帯端末Mに使用許可を与える。申し込みの内容により自動改札機3に対する定期情報、SF情報等も付与する。
【0015】
2.2つめは販売機能。認証を付与された携帯端末Mを使用することで、定期券、SFカード、特急券等の予約発売を行う。条件は1.項と同じである。
【0016】
携帯端末Mのブルートゥースと駅務機器3、4のブルートゥースで定められたI/Fで携帯端末Mと駅務端末3、4間で相互認識を行い、予め定められた使用条件の範囲内で処理を行う。たとえば自動改札機3の場合で、携帯端末MがSF機能をもっていた場合は自動改札機3と携帯端末Mで相互認識がとれた後、入場時は最低区間分引き去り、出場時は残額引き去りを行い、処理終了後即相互関係を切り離す。
【0017】
上記携帯端末Mは、図2、図3に示すように、本体11と送受信用のアンテナ部12により形成されている。
【0018】
本体11の前面には、上から順に、スピーカ孔13、表示部14、操作部15、マイク孔16により構成されている。スピーカ孔13に対向する本体11内には、後述する受話部としてのスピーカ(図示しない)が設けられている。マイク孔16に対向する本体11内には、後述する送話部としてのマイク(図示しない)が設けられている。表示部14は、種々の操作案内が行われるものである。操作部15は、携帯電話として用いる際の種々の設定を行ったり、電話番号の入力を行ったり、携帯端末として用いる場合の設定を行ったり、モード設定の変更を指示するものである。
【0019】
本体11内には、図3に示すように、全体を制御する制御回路20、携帯電話用の制御プログラム、ブルートゥース(近距離無線通信機能)用の制御プログラム、デバイス固有番号(ID番号、認識番号、機体番号)、認証コード等の各種情報を記憶するメモリ21、変調復調回路(送受信回路回路)としてのモデム22、23、送話部24、受話部25、電源発生回路26、電池部27により構成されている。
【0020】
上記メモリ21には、セキュリティデータが記録されるセキュリティデータエリア21a、サービスデータが記録されるサービスデータエリア21bを有している。
【0021】
セキュリティデータエリア21aには、図4に示すように、セキュリティデータとして「認証コード」「デバイス固有ナンバー」が記録されている。
【0022】
サービスデータエリア21bには、図5に示すように、事業者コードに対応して定期券の購入情報(有効開始日、有効終了日、発駅、着駅)、SFカードの購入情報(残額、乗車駅)、指定券の購入情報(乗車日、列車名、号車、番、発駅、着駅)が記録されている。
上記モデム22、23は、アンテナ部12に接続され、アンテナ部12にて受信したリーダライタ42からの受信データを復調して制御回路20、電源発生回路26へ出力したり、制御回路20からのリーダライタ42に対する送信データをアンテナ部12を用いて送信するものである。モデム22、23は、携帯端末として用いられる際と、入場システムの端末機器として用いられる際の、信号周波数の違い等に対処して別々に設けられているものである。また、携帯端末として用いられる際と、入場システムの端末機器として用いられる際とは、メモリ21に登録されている別々のアプリケーションにより制御されるようになっている。
【0023】
送話部24は、マイク等により構成され、携帯端末として用いる際に利用者により発せられた言葉を音声データに変換して出力するものである。
【0024】
受話部25は、スピーカ等により構成され、他の機器から供給された受信した音声データを再生してスピーカから出力するものである。
【0025】
電源発生回路26は、モデム22からの受信データ(電波)に基づいて電源電圧を生成し、制御回路20、モデム22、23、送話部24、受話部25、操作部15、表示部14に供給するものである。
【0026】
電池部27は、電源発生回路26が作動していない際に、各部に電源電圧を供給するものである。
【0027】
上記したブルートゥース(近距離無線通信)機能を内蔵する携帯端末Mを用いた個人認証システムにおける基本ルールについて説明する。
【0028】
1.ブルートゥースのサービスを受けるためには、認証を受け認証コードを付与される必要がある。
【0029】
2.認証コードを発行する機関は1つであり、認証コードは一元管理される。
【0030】
3.ブルートゥースのサービスを提供する事業者は複数であり、利用者はサービスを受ける事業者毎に申し込みが必要である。
【0031】
4.ただし、認証の申し込みは初回の1回のみでよい。
【0032】
5.どの事業者も利用代金を請求する場合には、認証コード発行機関としての認証センタシステム1に問い合わせて、認証を受け利用者に代金請求を行う。
【0033】
上記認証センタシステム1の構成を、図6を用いて説明する。すなわち、この認証センタシステム1は、全体の制御する制御部31、制御プログラム、各種情報を記憶するメモリ32、種々のデータを記憶するデータベース33、上記携帯端末M、電鉄ユーザ代金請求システム5、…、電鉄ユーザオンライン販売システム2、…と電話等により接続される通信インターフェース34により構成されている。
データベース33には、図8に示すような、セキュリテイデータとして「認証コード」「電話番号」「デバイス固有ナンバー」「有効開始日」「有効終了日」を記録するセキュリテイデータエリア33a、図9に示すような、個人データとして「認証コード」「シメイ」「氏名」「性別」「住所」を記録する個人データエリア33b、図10に示すような、決済データとして「認証コード」「決済種別」「決済先」を記録する決済データエリア33cが設けられている。この決済データとしてはさらに暗証番号、口座番号等も登録しておいても良い。
【0034】
上記電鉄ユーザオンライン販売システム2、…の構成を、図7を用いて説明する
すなわち、この電鉄ユーザオンライン販売システム2は、全体の制御する制御部41、制御プログラム、各種情報を記憶するメモリ42、種々のデータを記憶するデータベース43、上記携帯端末M、認証センタシステム1と電話等により接続される通信インターフェース44により構成されている。
データベース43には、図11に示すような、サービスデータとして事業者コードに対応して定期券の購入情報(有効開始日、有効終了日、発駅、着駅)、SFカードの購入情報(残額、乗車駅)、指定券の購入情報(乗車日、列車名、号車、番、発駅、着駅)が記録されている。
上記自動改札機3の制御系統の構成を、図12を用いて説明する。すなわち、この制御系統は、自動改札機3の全体の制御する主制御部51、リーダライタ52、ブルートゥース機能により携帯端末Mとの間でID番号などを送受信するためのアンテナ部53、通行者の通行を制御する開閉動作可能なドア(図示しない)を駆動するドア機構部54、上記電鉄ユーザ代金請求システム5との間で情報の伝送を行うインターフェース55、通行者や駅員などに対して案内を行う表示部56などから構成されている。主制御部51には、携帯端末Mから供給されている認証コードとデバイス固有ナンバーを記憶する内部メモリ51aを有している。
リーダライタ52は、ブルートゥース機能により、主制御部51からの信号をアンテナ部53を介して携帯端末Mに送信したり、携帯端末Mからアンテナ部53を介して受信した信号を主制御部51へ出力するものである。
【0035】
リーダライタ52は、全体を制御する制御回路57、制御プログラム、各種情報を記憶するメモリ58、送受信回路としてのモデム59により構成されている。
【0036】
上記自動券売機4は、上記携帯端末Mの認証コードとデバイス固有番号とにより乗車券が購入できるものである。
【0037】
上記自動券売機4の制御系統の構成を、図13を用いて説明する。すなわち、この制御系統は、自動券売機4の全体の制御する主制御部61、リーダライタ62、ブルートゥース機能により携帯端末Mとの間でデバイス固有番号などを送受信するためのアンテナ部63、発行する券を指定する表示操作部66、指定された券を発行する発行部64、上記電鉄ユーザ代金請求システム5との間で情報の伝送を行うインターフェース65などから構成されている。
【0038】
主制御部61には、携帯端末Mから供給されている認証コードとデバイス固有ナンバーを記憶する内部メモリ61aを有している。
リーダライタ62は、ブルートゥース機能により、主制御部61からの信号をアンテナ部63を介して携帯端末Mに送信したり、携帯端末Mからアンテナ部63を介して受信した信号を主制御部61へ出力するものである。
【0039】
リーダライタ62は、全体を制御する制御回路67、制御プログラム、各種情報を記憶するメモリ68、送受信回路としてのモデム69により構成されている。
【0040】
次に、携帯端末Mを所持する利用者が、所望の電鉄会社におけるブルートゥースによるサービスを受ける際の、認証発行の申込み処理について、図14に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0041】
すなわち、携帯端末Mの利用者は、まず、ブルートゥース機能を使えるようにするために認証センタシステム1に携帯端末MのWeb機能などを使って、認証センタシステム1のホームページにアクセスする。これにより、利用者は、携帯端末Mの操作部15と表示部14により、認証の申し込みを開始する(ST1)。
【0042】
また、利用者は、携帯端末Mの操作部15と表示部14の画面により、個人データや決済データ(決済種別、決済先)などを入力し、認証センタシステム1に送信する。このとき、携帯端末Mは、メモリ21に登録してある携帯電話番号とデバイス固有ナンバー(ID番号:1103)も合わせて認証センタシステム1に送信する。
【0043】
ついで、ホームページ経由で認証センタシステム1にて情報を受信すると、認証センタシステム1はキーとしての携帯電話番号とデバイス固有ナンバーが供給されている際(ST2)、認証コードを採番し(ST3)、認証コードとともに電話番号・デバイス固有ナンバー・個人データ・決済データをデータベース33に記録する。このとき、有効開始日(当日)と有効終了日(5年後)も記録する。
【0044】
たとえば、図8に示すように、セキュリテイデータとして「認証コード」「電話番号」「デバイス固有ナンバー」「有効開始日」「有効終了日」がセキュリテイデータエリア33aに記録し、図9に示すように、個人データとして「認証コード」「シメイ」「氏名」「性別」「住所」が個人データエリア33bに記録し、図10に示すように、決済データとして「認証コード」「決済種別」「決済先」が決済データエリア33cに記録する。
【0045】
ついで、認証センタシステム1から利用者の携帯端末Mに対して、認証コードとブルートゥース機能が動作するための基本ソフトウェアをダウンロードする(ST4)。
【0046】
これにより、携帯端末Mは認証センタシステム1からの認証コードを上記デバイス固有ナンバーに対応してメモリ21に記憶し、上記基本ソフトウェアもメモリ21に格納する。
【0047】
上記認証センタシステム1は携帯電話番号とデバイス固有ナンバーのいずれかが供給されていない際(ST2)、利用者の携帯端末Mに対して異常を送信する。
【0048】
これにより、携帯端末Mは上記認証センタシステム1からの異常を受信した際、表示部14にて異常を案内する(ST6)。
【0049】
次に、携帯端末Mによる販売あるいは使用許可(各電鉄ユーザへの使用申し込み)に対する認証処理について、図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0050】
すなわち、携帯端末Mの利用者はサービスの提供(ユーザ内での駅務機器の使用許可)を受けたい電鉄ユーザオンライン販売システム2に電話のWeb機能などを使って電鉄会社のホームページにアクセスする。
【0051】
これにより、利用者は、携帯端末Mの操作部15と表示部14の画面により、サービス開始(ユーザ内での駅務機器の使用許可、希望のサービスのデータを入力)の申し込み操作を行う(ST11)。また、携帯端末Mは電鉄ユーザオンライン販売システム2に認証の問合せを送信する(ST12)。このとき、携帯端末Mは希望のサービスのデータとともに、メモリ21のセキュリティデータエリア21aに記憶されている認証コードとデバイス固有ナンバーを合わせて電鉄ユーザオンライン販売システム2に送信する。
【0052】
すなわち、上記ホームページ経由で電鉄ユーザオンライン販売システム2に送信され、電鉄ユーザオンライン販売システム2にて認証コード、デバイス固有ナンバーがメモリ42に記憶され、図11に示すような、サービスデータ(事業者コードに対応してカードの購入情報、指定券の購入情報)がデータベース43に記憶される。
【0053】
これにより、電鉄ユーザオンライン販売システム2は、認証コードとデバイス固有ナンバーとに基づく、代金請求のための認証問合せを電話回線等により認証センタシステム1に送信する(ST12)。
【0054】
この問合せの送信に応じて、認証センタシステム1は、供給された認証コードに対応するセキュリティデータエリア33aに記憶されているデバイス固有ナンバーを読出し、この読出したデバイス固有ナンバーと供給されたデバイス固有ナンバーとが一致するか否かにより、認証がOKかNGかを判断する。
【0055】
この結果、認証がOKの場合、認証センタシステム1は、決済データエリア33cから上記認証コードに対応して記憶されている決済データを読出し、この読出した決済データ(認証回答結果)を上記問合せのあった電鉄ユーザオンライン販売システム2に返送(通知)する(ST13)。
【0056】
また、認証がNGの場合、認証センタシステム1は、その旨を上記問合せのあった電鉄ユーザオンライン販売システム2に返送する。
【0057】
これにより、電鉄ユーザオンライン販売システム2は、認証センタシステム1からの認証OKを示すデータ(認証回答結果)の受信により、認証OKと判断し(ST14)、使用許可とデータベース43に記憶されている使用情報をダウンロードする(ST15)。
【0058】
たとえば、電鉄ユーザオンライン販売システム2から利用者の携帯端末Mに対して、電鉄会社のサービスが受けられるように画面表示用ソフトウェア(プログラム)、図11に示すような、サービスデータ等をダウンロードする。
【0059】
これにより、携帯端末Mは電鉄ユーザオンライン販売システム2からの使用情報をメモリ21に格納する。たとえば、図11に示すような、サービスデータがダウンロードされている際、上記携帯端末Mによるブルートゥース機能による自動改札機3とのデータのやり取りにより改札処理が行われたり、上記携帯端末Mによるブルートゥース機能による自動券売機4とのデータのやり取りにより券売処理が行われたり、指定券に基づく利用が可能となっている。携帯端末Mは、上記電鉄会社でのサービスデータに基づく利用が可能となっている。
【0060】
また、上記電鉄ユーザオンライン販売システム2は、上記サービスデータを上記携帯端末Mにダウンロードした際、その費用を上記認証センタシステム1からの決済データに基づく請求先から引き落とす。
【0061】
また、上記電鉄ユーザオンライン販売システム2により請求を行う代りに、認証センタシステム1において、認証コードに基づき個人認証(デバイス固有番号)との整合性をチェックし合致した場合に、利用者本人の契約金融機関に対し利用情報(口座番号、利用金額)を渡し、その口座から利用金額(上記サービスデータの金額)を鉄道会社(電鉄ユーザオンライン販売システム2)に入金するようにしても良い。
【0062】
上記電鉄ユーザオンライン販売システム2は、認証センタシステム1からの認証NGを示すデータの受信により、認証NGと判断し(ST14)、利用者の携帯端末Mに対して異常を送信する。
【0063】
これにより、携帯端末Mは上記電鉄ユーザオンライン販売システム2からの異常を受信した際、表示部14にて上記電鉄に対する使用申し込みに対する異常を案内する(ST16)。
【0064】
上記携帯端末Mからの使用申込みの代わりに、購入申込みが行われた場合も、電鉄ユーザオンライン販売システム2は同様の処理を行い、認証OKの場合は使用情報の代わりに、該当する媒体(定期券、SFカード、指定券等)を発行、保存する。
【0065】
この購入申込みの処理について、図16に示すフローチャートと図17から図22に示す表示部14における表示例を参照しつつ説明する。
【0066】
すなわち、携帯端末Mの利用者は携帯端末Mの操作部15のファンクションキー(図示しない)を操作することによって(ST20)、表示部14により電鉄会社のサービスメニュー選択画面を表示する(ST21)。つまり、図17に示すような、定期券発売、SFカード発売、指定券予約の選択画面が表示される。
【0067】
この選択画面が表示されている状態において、携帯端末Mの利用者により、定期券発売業務が選択されることにより(ST22)、表示部14により定期券発売画面が表示される(ST27)。この後、携帯端末Mの利用者により、有効期限の入力、乗車経路の入力が順次なされた後(ST27)、表示部14により決済方法の選択画面が表示される(ST25)。
【0068】
この際、携帯端末Mの利用者により、決済方法が選択されることにより、表示部14により利用確認画面が表示される(ST26)。
【0069】
また、上記ステップ21のサービスメニュー選択画面を表示している状態において、携帯端末Mの利用者により、指定券発売業務が選択されることにより(ST23)、表示部14により指定券発売画面が表示される(ST28)。この後、携帯端末Mの利用者により、乗車日の入力、列車情報の入力が順次なされた後(ST28)、表示部14により決済方法の選択画面が表示される(ST25)。
【0070】
この際、携帯端末Mの利用者により、決済方法が選択されることにより、表示部14により利用確認画面が表示される(ST26)。
【0071】
また、上記ステップ21のサービスメニュー選択画面を表示している状態において、携帯端末Mの利用者により、SFカード発売業務が選択されることにより(ST22、23)、表示部14により図18に示す、SFカード発売の金額選択画面が表示される(ST24)。この後、携帯端末Mの利用者により、カード金額の入力がなされた後、表示部14により図19に示す、SFカード発売の確認画面が表示される(ST24)。
【0072】
この確認よりSFカードの発売が指示されることにより、表示部14により図20に示す、決済方法の選択画面が表示される(ST25)。
【0073】
この際、携帯端末Mの利用者により、決済方法が選択されることにより、表示部14により図21に示す、利用確認画面としての暗証入力画面が表示される(ST26)。
【0074】
この表示に基づき携帯端末Mの利用者により入力された暗証を上記メモリ42に登録されている認証コード、デバイス固有ナンバーに対応して登録する。
【0075】
また、表示部14により、図22に示す、利用確認画面が表示される(ST26)。
【0076】
上記携帯端末Mに、サービスデータとしてA電鉄の3000円分の金額がSFカード利用料金として設定されている。
【0077】
次に、サービスデータとしてA電鉄の3000円分の金額がSFカード利用料金として設定されている携帯端末Mによる入場用の自動改札機3を通過する際の改札処理について説明する。
【0078】
まず、携帯端末Mの利用者は、操作部15と表示部14を利用して、モード設定によるSFモードを選択する。
【0079】
この後、自動改札機3と携帯端末Mとがブルートゥース機能により接続され、ブルートゥース機能による相互の認識処理(たとえばIDのチェック)を行う。
【0080】
この結果、認識が行えた際、携帯端末Mはメモリ21のサービスデータエリア21bのSFカードの残額を読出し、表示部14で表示するとともに、自動改札機3に送信する。
【0081】
上記自動改札機3と携帯端末Mとのデータのやり取りにより、携帯端末Mのセキュリティデータエリア21aに登録されている認証コードとデバイス固有ナンバーとが自動改札機3に送信され、主制御部51の内部メモリ51aに記憶される。
【0082】
この自動改札機3では、このSFカードの残額がこの駅からの最低区間運賃以上の金額か否かにより、入場可能か否かが判断される。
【0083】
この結果、自動改札機3が入場不可を判断した際、ゲート(図示しない)を閉じ、上記携帯端末Mを所持する利用者の通過を禁止する。
【0084】
また、自動改札機3による通過検知機能により上記携帯端末Mを所持する利用者の通過が検知された際、自動改札機3は上記携帯端末MからのSFカードの残額から最低区間料金を引去った更新残高と入場駅コードとを携帯端末Mに送信する。これにより、携帯端末Mはサービスデータエリア21bのSFカードの残額と乗車駅とを更新記憶する。
【0085】
この更新記憶された残額等は、必要に応じて操作部15からの指示により携帯端末Mの表示部14により表示される。
【0086】
この自動改札機3による処理内容は集計データとして、電鉄ユーザ代金請求システム5に集計される。この際、上記集計データに主制御部51の内部メモリ51aに記憶されている認証コードとデバイス固有ナンバー(携帯端末Mから供給されている)とを電鉄ユーザ代金請求システム5に送信し、電鉄ユーザ代金請求システム5のメモリ5aに上記集計データとともに記憶する。
【0087】
次に、後払いを前提として携帯端末Mにより入場用の自動改札機3を通過する際の改札処理について、図23に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0088】
まず、携帯端末Mの利用者は、操作部15と表示部14を利用して、モード設定による後払いモードを選択する(ST31)。
【0089】
この後、自動改札機3と携帯端末Mとがブルートゥース機能により接続され、ブルートゥース機能による相互の認識処理(たとえばIDのチェック)を行う(ST32)。
【0090】
この結果、認識が行えた際、上記自動改札機3と携帯端末Mとのデータのやり取りにより、携帯端末Mのセキュリティデータエリア21aに登録されている認証コードとデバイス固有ナンバーとが自動改札機3に送信され、主制御部51の内部メモリ51aに記憶される。
【0091】
この自動改札機3では、この認証コードとデバイス固有ナンバーのチェックにより、入場可能か否かが判断される。
【0092】
この結果、自動改札機3が入場不可を判断した際、異常を案内するとともに(ST36)、ゲート(図示しない)を閉じ、上記携帯端末Mを所持する利用者の通過を禁止する。
【0093】
また、自動改札機3による通過検知機能により上記携帯端末Mを所持する利用者の通過が検知された際(ST33、34)、自動改札機3は入場駅コードを携帯端末Mに送信する。これにより、携帯端末Mはサービスデータエリア21bの乗車駅とを更新記憶する。
【0094】
この自動改札機3による処理内容としての乗車駅からの初乗り運賃が集計データとして、電鉄ユーザ代金請求システム5に集計される(ST35)。この際、上記集計データに主制御部51の内部メモリ51aに記憶されている認証コードとデバイス固有ナンバー(携帯端末Mから供給されている)とを電鉄ユーザ代金請求システム5に送信し、電鉄ユーザ代金請求システム5のメモリ5aに上記集計データとともに記憶する(ST37)。
【0095】
上記例では、携帯端末Mを所持する利用者の改札内への入場時について説明したが、携帯端末Mを所持する利用者の改札外への出場時も上記同様に実施できる。ただし、この場合、更新残額が実際の交通運賃から入場時にあらかじめ差引かれている最低区間運賃を差引いた金額とするものである。
【0096】
次に、後払いを前提として携帯端末Mにより自動券売機4による乗車券の購入処理について、図24に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0097】
まず、携帯端末Mの利用者は、操作部15と表示部14を利用して、モード設定による後払いモードを選択する(ST41)。
【0098】
この後、自動券売機4と携帯端末Mとがブルートゥース機能により接続され、ブルートゥース機能による相互の認識処理(たとえばIDのチェック)を行う(ST42)。
【0099】
この結果、認識が行えた際、上記自動券売機4と携帯端末Mとのデータのやり取りにより、携帯端末Mのセキュリティデータエリア21aに登録されている認証コードとデバイス固有ナンバーとが自動券売機4に送信され、主制御部61の内部メモリ61aに記憶される。
【0100】
この自動券売機4では、この認証コードとデバイス固有ナンバーのチェックにより、券購入可能か否かが判断される。
【0101】
この結果、自動券売機4の表示操作部66による口座ボタンが表示される。この表示に基づいて、所定金額の口座ボタンが押されることにより、対応する金額の乗車券が券売部64により発行される(ST43)。
【0102】
自動券売機4は乗車券の発行内容を携帯端末Mに送信する。これにより、携帯端末Mはサービスデータエリア21bに記憶する。
【0103】
この自動券売機4による乗車券の発行内容が集計データとして、電鉄ユーザ代金請求システム5に集計される(ST44)。この際、上記集計データに主制御部61の内部メモリ61aに記憶されている認証コードとデバイス固有ナンバー(携帯端末Mから供給されている)とを電鉄ユーザ代金請求システム5に送信し、電鉄ユーザ代金請求システム5のメモリ5aに上記集計データとともに記憶する(ST44)。
【0104】
次に、電鉄ユーザ代金請求システム5による請求処理について説明する。
【0105】
すなわち、自動券売機4と電鉄ユーザ代金請求システム5とが接続されており、利用者が携帯端末Mを利用して乗車券を購入した場合(上記図24参照)、電鉄ユーザ代金請求システム5に利用者の情報(認証コード、代金など)を蓄積し、その電鉄ユーザ代金請求システム5から認証センタシステム1に送信する。
【0106】
認証センタシステム1では認証コードに基づき個人認証(デバイス固有番号)との整合性をチェックし、合致した場合は利用者本人の契約金融機関(図10の決済データ参照)に対し利用情報(口座番号、利用金額)を渡してその口座から利用金額を鉄道会社(電鉄ユーザ代金請求システム5)に入金する。
【0107】
同様に自動改札機3と電鉄ユーザ代金請求システム5とが接続されており、旅客が携帯端末Mを利用して自動改札機3を直接利用した場合にも、電鉄ユーザ代金請求システム5に利用者の情報(認証コード、代金など)を蓄積し、その電鉄ユーザ代金請求システム5から認証センタシステム1に送信する。
【0108】
認証センタシステム1では認証コードに基づき個人認証(デバイス固有番号)との整合性をチェックし合致した場合は利用者本人の契約金融機関に対し利用情報(口座番号、利用金額)を渡してその口座から利用金額を鉄道会社(電鉄ユーザ代金請求システム5)に入金する。
【0109】
上記電鉄ユーザ代金請求システム5による請求処理について、図25に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0110】
すなわち、一定期間の駅務機器(自動改札機3、自動券売機4)からの携帯端末Mによるデータを入手し、認証コードとデバイス固有ナンバーを基準に集計データを収集する(ST51)。
ついで,一定期間経過後に、集計データ内の認証コードとデバイス固有ナンバーとを元に認証センタシステム1に認証正当性を問い合わせる(ST52)。
【0111】
この問合せに基づいて、認証センタシステム1は、供給された認証コードとデバイス固有ナンバーに基づいて、セキュリテイデータエリア33aのセキュリティデータをチェックすることにより認証の正当性を判断する。たとえば、一致するものが記録されている場合に正当なものと判断される。
【0112】
この結果、認証センタシステム1は、一致するものがセキュリテイデータエリア33aに記録されている場合、正当(OK)と判断し、認証コードに基づいて決済データエリア33cから読み出された決済先(金融機関名、口座番号)と個人データエリア33bから読み出された個人データとを解凍結果として電鉄ユーザ代金請求システム5へ通知する(ST53)。
【0113】
また、認証センタシステム1は、一致するものがセキュリテイデータエリア33aに記録されていない場合、正当(NG)と判断し、認証NGを電鉄ユーザ代金請求システム5へ通知する(ST53)。
【0114】
認証OKの場合は、電鉄ユーザ代金請求システム5が正常決済処理を行う(ST54、55)。
【0115】
すなわち、利用者本人の契約金融機関に対し利用情報(口座番号、利用金額)を渡してその口座から利用金額を鉄道会社(電鉄ユーザ代金請求システム5)に入金する。
【0116】
認証NGの場合は、電鉄ユーザ代金請求システム5が異常決済処理を行う(ST54、56)。
【0117】
なお、上記携帯端末Mによる駅務機器(自動改札機3、自動券売機4)に対する処理が,あらかじめ設定されているSFカードの残額に基づいた引去り処理を行っている際には、電鉄ユーザ代金請求システムの代りに電鉄ユーザ後方処理システムが設けられ、携帯端末Mによる認証コードと認証センタシステムの認証コードとにより、正当な処理が行われているか否かを確認することができる。
上記したように、認証マスタを持ち認証を与える権限を持つ認証センタシステムとブルートゥース搭載の携帯電話及びPHS等の携帯端末とを組み合わせることで、
1.駅務機器システムに存在しなかった共通の認証を個人が簡単に使用できる携帯電話、PHSに持たせることができ、携帯端末の各一台に対してユーザ共通で使用可能の個人認証の付与を行える。(統一個人認証を付与できる)。
2.駅務システムの中で認証センタは1つのみとすることにより、セキュリティの管理が行いやすい、携帯端末の使用開始時及び代金請求時に各電鉄システムは認証センタシステムに認証を問合せ、また認証センタシステムは各電鉄システムに対して結果の判定及び解凍を行うことで統一したセキュリティを確保できる。
【0118】
3.各ユーザがブルートゥースの使用許可を出すことにより、ユーザ毎に使用許可が可能となる。
【0119】
4.携帯端末から簡単に認証の申し込みができ、また駅務機器の使用に関しても簡単に申し込みができ、その後は携帯端末が駅務機器にも比較的ハンドフリーで対応できるため、利用者にとっても利便性が大きい。
【0120】
また、利用客は携帯端末に初期設定を行うことで、携帯端末の電源の入/切に関わらず、使用許可の下りている駅務機器に対してほぼハンドフリーで使用することができる。
【0121】
5.携帯端末の各一台に対してブルートゥースプログラムをダウンロードし、ブルートゥースシステムを自動改札機、自動券売機に適用できる。
【0122】
また、サービスを提供する事業者が複数であっても、認証の管理は一元化する。
【0123】
認証の申込み、サービスの申込みは携帯電話を使用して行うことが可能である。
【0124】
認証申込み後、ブルートゥース内蔵の携帯端末に対して認証コードと基本ソフトウェアをダウンロードすることにより、ブルートゥース機能が使用可能となる。
【0125】
サービスの申込み後、ブルートゥース内蔵の携帯端末に対して画面ソフトウェアをダウンロードすることにより、各事業者が提供するブルートゥースを使ったサービスが使用可能となる。
【0126】
上記したように、駅務システムという1つの業態における種々の事業者が存在するものにおいて、電話機能とブルートゥース機能とを有する携帯端末Mとを用意し、上記業種に対して1つの認証システム1を用意し、携帯端末Mからのデバイス固有ナンバーに基づいて認証システム1で認証コードを生成し、デバイス固有ナンバーと認証コードとにより、上記駅務システムでの携帯端末Mの利用を確認できるようにしたものである。
【0127】
これにより、共通の認証を個人が簡単に使用できる携帯端末Mに持たせることができ、携帯端末Mの各一台に対して複数のユーザ共通で使用可能な個人認証の付与が行え、統一個人認証を付与できる。
【0128】
すなわち、事業者が異なっても認証の申し込みは同じ方法でかつ、1度申し込めば複数の事業者のサービスを受ける際に、再度認証を受ける必要がなくなる。
【0129】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、共通の認証を個人が簡単に使用できる携帯端末に持たせることができ、携帯端末の各一台に対して複数のユーザ共通で使用可能な個人認証の付与が行え、統一個人認証を付与できる駅務システムにおける認証システムを提供できる。
【0130】
また、認証申込み後、ブルートゥース内蔵の携帯端末に対して認証コードと基本ソフトウェアをダウンロードすることにより、ブルートゥース機能が使用可能となる。
【0131】
さらに、サービスの申込み後、ブルートゥース内蔵の携帯端末に対して画面ソフトウェアをダウンロードすることにより、各事業者が提供するブルートゥースを使ったサービスが使用可能となる。
【0132】
また、事業者が異なっても認証の申し込みは同じ方法でかつ、1度申し込めば複数の事業者のサービスを受ける際に、再度認証を受ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を説明するための無線の規格ブルートゥースを内蔵した携帯端末を利用した認証システムの概略構成を示す図。
【図2】携帯端末の外観構成を概略的に示す図。
【図3】携帯端末の概略構成を示すブロック図。
【図4】携帯端末におけるセキュリティデータの記録例を示す図。
【図5】携帯端末におけるサービスデータの記録例を示す図。
【図6】認証センタシステムの概略構成を示すブロック図。
【図7】電鉄ユーザオンライン販売システムの概略構成を示すブロック図。
【図8】認証センタシステムにおけるセキュリティデータの記録例を示す図。
【図9】認証センタシステムにおける個人データの記録例を示す図。
【図10】認証センタシステムにおける決済データの記録例を示す図。
【図11】電鉄ユーザオンライン販売システムにおけるサービスデータの記録例を示す図。
【図12】自動改札機の制御系統の概略構成を示すブロック図。
【図13】自動券売機の制御系統の概略構成を示すブロック図。
【図14】認証処理を説明するためのフローチャート。
【図15】各電鉄ユーザへの使用申込み処理を説明するためのフローチャート。
【図16】サービスメニューの選択処理を説明するためのフローチャート。
【図17】サービスメニュー選択画面の表示例を示す図。
【図18】SFカード発売画面の表示例を示す図。
【図19】SFカード発売画面の表示例を示す図。
【図20】決済方法選択画面の表示例を示す図。
【図21】暗証入力画面の表示例を示す図。
【図22】利用確認画面の表示例を示す図。
【図23】自動改札機でSF機能使用時の処理を説明するためのフローチャート。
【図24】自動券売機でSF機能使用時の処理を説明するためのフローチャート。
【図25】代金請求システムにおける代金請求処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…認証センタシステム
M…携帯端末
2…電鉄ユーザオンライン販売システム
3…自動改札機
4…自動券売機
5…電鉄ユーザ代金請求システム
Claims (6)
- 近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、
この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する駅務端末と、
上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、
上記駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、
からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、
認証の申込み時に、上記携帯端末からのID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、
この第1の送信手段により送信された上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、
上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、
上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第2の送信手段と、
上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、
上記代金請求システムにより、上記実行手段により上記携帯端末ごとに生じた代金を上記携帯端末のID番号と上記第2の送信手段による認証番号に対応して集計する集計手段と、
上記代金請求システムにより、上記集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応して記憶されている認証番号を上記認証処理システムに送信する第3の送信手段と、
上記認証処理システムにより、上記第3の送信手段により送信された認証番号に対応する決済情報を記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段と、
上記代金請求システムにより、上記集計手段による集計データを第4の送信手段により送信された決済情報に基づいて徴収する徴収手段と、
を備えたことを特徴とする駅務システムにおける認証システム。 - 近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、
この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、
上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、
別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、
からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、
認証の申込み時に、上記携帯端末からのID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、
この第1の送信手段により送信された上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、
上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、
上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号と上記近距離無線通信機能の基本プログラムを上記携帯端末へ送信する第2の送信手段と、
上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、上記対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、
上記代金請求システムにより、上記実行手段により上記携帯端末ごとに生じた代金を上記携帯端末のID番号と上記認証番号に対応して集計する集計手段と、
上記代金請求システムにより、上記集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応して記憶されている認証番号を上記認証処理システムに送信する第3の送信手段と、
上記認証処理システムにより、上記第3の送信手段により送信された認証番号に対応する決済情報を記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段と、
上記代金請求システムにより、上記集計手段による集計データを第4の送信手段により送信された決済情報に基づいて徴収する徴収手段と、
を備えたことを特徴とする駅務システムにおける認証システム。 - 近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、
この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、
上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行うとともに、近距離無線通信機能の基本プログラムが記憶されている認証処理システムと、
同一業態の別々の事業者ごとに複数設けられ、上記携帯端末及び認証処理システムのそれぞれと携帯電話機能により接続され、上記携帯端末からの使用許可の申込みに対して上記認証処理システムに認証の問合せを行い、この問合せに応答して認証が得られた際に上記駅務機器の使用許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを上記携帯端末へ送信する同一業態の別々の事業者ごとの使用許可システムと、
別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、
からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、
認証の申込み時に、上記携帯端末からのID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、
この第1の送信手段により送信された上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、
上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、
上記認証処理システムにより、上記発生手段により発生した認証番号と上記近距離無線通信機能の基本プログラムを上記携帯端末へ送信する第2の送信手段と、
この第2の送信手段により送信された認証番号と上記携帯端末のID番号と上記駅務機器の使用許可の申請とを、上記携帯端末から上記使用許可システムの1つへ送信する第3の送信手段と、
この駅務機器の使用許可の申請時に、上記携帯端末からのID番号と認証番号を上記使用許可システムから上記認証処理システムに送信する第4の送信手段と、
上記認証処理システムにより、上記第4の送信手段により送信されたID番号に対する認証番号と上記認証処理システムに上記携帯端末のID番号に対応して上記記憶手段に記憶されている認証番号とが一致するか否かにより、上記駅務機器の使用を許可するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により上記駅務機器の使用の許可を判断した際、上記認証処理システムから使用許可システムに上記駅務機器の使用の許可を送信する第5の送信手段と、
この第5の送信手段により上記駅務機器の使用の許可が送信された際に、上記使用許可システムから上記携帯端末に上記駅務機器の使用の許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを送信する第6の送信手段と、
上記使用許可システムにより、上記駅務機器の使用の許可に伴う料金を、上記認証処理システムの記憶手段に上記携帯端末のID番号に対応して記憶されている決済情報に基づいて徴収する第1の徴収手段と、
上記第6の送信手段により送信された使用の許可と上記第2の送信手段により送信された近距離無線通信機能の基本プログラムと上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムとに基づいて、上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、
上記代金請求システムにより、上記実行手段により上記携帯端末ごとに生じた代金を上記携帯端末のID番号と上記認証番号に対応して集計する集計手段と、
上記代金請求システムにより、上記集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応して記憶されている認証番号を上記認証処理システムに送信する第7の送信手段と、
上記認証処理システムにより、上記第7の送信手段により送信された認証番号に対応する決済情報を記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第8の送信手段と、
上記代金請求システムにより、上記集計手段による集計データを第8の送信手段により送信された決済情報に基づいて徴収する第2の徴収手段と、
を備えたことを特徴とする駅務システムにおける認証システム。 - 近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、
この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する駅務端末と、
上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、
上記駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、
からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、
上記携帯端末が、
認証の申込み時に、ID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、
この第1の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される認証番号を受取る受取手段と、
上記近距離無線通信機能により作動することにより、上記駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、
この実行手段により駅務処理の実行時に、上記受取手段により受取った認証番号を上記駅務端末へ送信する第2の送信手段とからなり、
上記認証処理システムが、
上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、
この発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末から供給される決済情報に対応して記憶する記憶手段と、
上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第3の送信手段と、
上記代金請求システムから供給される認証番号に対応する決済情報を上記記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段とからなり、
上記代金請求システムが、
上記駅務端末から供給される上記携帯端末ごとの駅務処理により生じた代金をこの駅務処理に伴って上記携帯端末から供給される認証番号に対応して集計する集計手段と、
この集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応している認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、
この第5の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される決済情報に基づいて、上記集計手段により集計した代金を徴収する徴収手段とからなる、
ことを特徴とする駅務システムにおける認証システム。 - 近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、
この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、
上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行う認証処理システムと、
別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する上記駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、
からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、
上記携帯端末が、
認証の申込み時に、ID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、
この第1の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される認証番号を受取る受取手段と、
上記近距離無線通信機能により作動することにより、対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、
この実行手段により駅務処理の実行時に、上記受取手段により受取った認証番号を上記駅務端末へ送信する第2の送信手段とからなり、
上記認証処理システムが、
上記携帯端末からのID番号に対して、上記認証処理システムにより認証番号を発生する発生手段と、
この発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末から供給される決済情報に対応して記憶する記憶手段と、
上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第3の送信手段と、
上記代金請求システムから供給される認証番号に対応する決済情報を上記記憶手段から読出し上記代金請求システムに送信する第4の送信手段とからなり、
上記代金請求システムが、
上記対応する事業者の駅務端末から供給される上記携帯端末ごとの駅務処理により生じた代金をこの駅務処理に伴って上記携帯端末から供給される認証番号に対応して集計する集計手段と、
この集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応している認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、
この第5の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される決済情報に基づいて、上記集計手段により集計した代金を徴収する徴収手段とからなる、
ことを特徴とする駅務システムにおける認証システム。 - 近距離無線通信機能と携帯電話機能を備え、あらかじめID番号が記憶されている携帯端末と、
この携帯端末との近距離無線通信により上記携帯端末による駅務処理を実行する別々の事業者ごとの駅務端末と、
上記携帯端末との携帯電話機能により接続され、上記携帯端末に対する認証番号の付与を行うとともに、近距離無線通信機能の基本プログラムが記憶されている認証処理システムと、
同一業態の別々の事業者ごとに複数設けられ、上記携帯端末及び認証処理システムのそれぞれと携帯電話機能により接続され、上記携帯端末からの使用許可の申込みに対して上記認証処理システムに認証の問合せを行い、この問合せに応答して認証が得られた際に上記駅務機器の使用許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを上記携帯端末へ送信する同一業態の別々の事業者ごとの使用許可システムと、
別々の事業者ごとに複数設けられ、対応する駅務端末と回線により接続され、上記携帯端末ごとの利用代金を請求する代金請求システムと、
からなる駅務システムにおける認証システムにおいて、
上記携帯端末が、
認証の申込み時に、ID番号と決済情報とを上記認証処理システムへ送信する第1の送信手段と、
この第1の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから得られる認証番号と上記ID番号と上記駅務機器の使用許可の申請とを、上記使用許可システムの1つへ送信する第2の送信手段と、
この第2の送信手段の送信に応答して上記使用許可システムから得られた上記駅務機器の使用許可と上記認証処理システムからの近距離無線通信機能の基本プログラムと上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムとに基づいて、上記携帯端末が近距離無線通信機能により作動することにより、対応する事業者の駅務端末との駅務処理を実行する実行手段と、
この実行手段により駅務処理の実行時に、上記受取手段により受取った認証番号を上記駅務端末へ送信する第2の送信手段とからなり、
上記認証処理システムが、
上記携帯端末から送信された上記ID番号に対して、認証番号を発生する発生手段と、
この発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末のID番号と決済情報とに対応して記憶する記憶手段と、
上記発生手段により発生した認証番号を上記携帯端末へ送信する第3の送信手段と、
この第3の送信手段により送信されたID番号に対する認証番号と上記認証処理システムに上記携帯端末のID番号に対応して記憶されている認証番号とが一致するか否かにより、上記使用許可システムから供給されるID番号に対応する認証番号とこのID番号に対応して上記記憶手段に記憶されている認証番号とが一致するか否かにより、上記駅務機器の使用を許可するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により上記駅務機器の使用の許可を判断した際に、上記使用許可システムに上記駅務機器の使用の許可を送信する第4の送信手段とからなり、
上記代金請求システムが、
上記対応する事業者の駅務端末から供給される上記携帯端末ごとの駅務処理により生じた代金をこの駅務処理に伴って上記携帯端末から供給される認証番号に対応して集計する集計手段と、
この集計手段により集計した代金を請求する際、代金に対応している認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、
この第5の送信手段の送信に応答して上記認証処理システムから供給される決済情報に基づいて、上記集計手段により集計した代金を徴収する徴収手段とからなり、
上記使用許可システムが、
上記駅務機器の使用許可の申請時に、上記携帯端末からのID番号と認証番号を上記認証処理システムに送信する第5の送信手段と、
この第5の送信手段の送信に応答して得られる上記認証処理システムから上記駅務機器の使用の許可が送信された際に、上記携帯端末に上記駅務機器の使用の許可と上記事業者ごとに異なる画面表示プログラムを送信する第6の送信手段と、
上記駅務機器の使用の許可に伴う料金を、上記認証処理システムの記憶手段に上記携帯端末のID番号に対応して記憶されている決済情報に基づいて徴収する徴収手段とからなる、
ことを特徴とする駅務システムにおける認証システム。
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