JP2009080676A - 患者呼び出しシステム及び患者呼び出し方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】病院において、患者の呼び出しを効率よく行い、患者に対するサービスの向上を図る。
【解決手段】患者呼び出しシステム1は、患者が所持するタグ2のIDを、病院における各箇所に設置されたタグリーダライタ3により逐次検出し、副基地局5、主基地局6及びネットワーク8を介して、箇所に固有の位置ID及びタグIDを受信する管理サーバ7が、当該タグ2(患者)が各箇所を通過した履歴から当該患者の診察状態を把握し、当該患者を次に行くべき箇所に誘導するものである。患者の誘導に際しては、当該患者のタグ2に備え付けられたLED(Light Emitting Diode)を発光させたり、振動器を振動させたりして患者に呼び出しの意図を伝達する。また、当該タグリーダライタ3の付近に設置された誘導通知手段4(スピーカ、表示装置等)によって患者に誘導先を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院において診察患者の呼び出しを行う患者呼び出しシステムに関する。
従来、病院において診察時に患者を呼び出すにあたっては、事前に受診予定時刻(呼び出し予定時刻)を受付窓口等に表示することによって、患者に通知しているところがある。しかし、実際の受診時刻は緊急患者の処置等により受診予定時刻から誤差が生じることが多く、また、実際に呼び出したときに患者が当該受診科の近くにいないこともあり、迅速な受診対応ができない等の問題があった。
この問題を解決する手法として、特許文献1には、診察券カードが挿入されると、受診の順番を印刷した受付票を発行するとともに、受診予定時刻を表示する自動診察受付システムが開示されている。また、特許文献2には、各部署(受付、診察室、会計等)の端末が呼び出し信号を送信し、携帯端末が呼び出し信号を受信し、その呼び出し信号に対応するメッセージを表示し、当該携帯端末の所持者に通知する病院情報通知システムが開示されている。
特開平7−319958号公報 特開平9−312865号公報
しかしながら、特許文献1の自動診察受付システムでは、受け付けを済ませた患者が、自らの受診予定時刻を確認することはできるが、そのまま待合室で呼び出しを待たなければならない。また、特許文献2の病院情報通知システムでは、呼び出しを行った時点における患者の所在を把握しないため、患者が受診科から離れた所にいる場合や病院の外にいる場合の対応が遅れてしまう。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、病院において、患者の呼び出しを効率よく行い、患者に対するサービスの向上を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、病院の出入り口を含む各箇所に設置されるとともに、当該箇所にいる患者が所持するタグから当該タグに固有のタグIDを受信するタグリーダと、前記タグリーダから、当該タグリーダが設置された箇所に固有の位置ID及び前記タグIDを受信するサーバと、を備え、前記サーバが、前記タグIDごとに前記位置IDを履歴データとして記憶するとともに、患者の診察状態と当該患者が次に行くべき箇所との対応関係を記憶する記憶部と、前記位置IDの履歴データから、前記タグIDのタグを所持する患者の診察状態を推定し、当該診察状態を前記記憶部に前記タグIDごとに記憶させ、前記対応関係を参照して、前記診察状態から当該患者が次に行くべき箇所を特定し、特定した前記箇所を当該患者に通知する処理部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、所定の対応関係に従って、病院における患者の診察状態から次に行くべき箇所を特定するので、適切な行き先を患者に通知することができ、効率よく患者を呼び出すことができる。また、病院における患者の現在位置(最寄の箇所)及び病院の外に出たか否かを把握できるので、呼び出しがあるまで自由に過ごせる等、患者にとっての病院の利便性が向上する。これによれば、病院の業務である、患者の受付から会計・離院までの時間を短縮することができる。
本発明は、患者呼び出しシステムであって、前記記憶部が、前記タグIDごとに各患者を受け付けた受付順序をさらに記憶し、前記処理部が、患者が次に行くべき箇所を特定した後、前記記憶部に記憶された前記診察状態及び前記受付順序を参照し、前記診察状態が同じであって、前記受付順序が当該タグIDより先である他のタグIDがない場合に、特定した前記箇所を当該患者に通知することを特徴とする。
この構成によれば、患者が次に行くべき箇所を通知する場合に、各患者の受付順序に従って順番に通知するので、公平に呼び出しを行うことができ、患者間のトラブルを回避することができる。
また、本発明は、患者呼び出しシステムであって、前記病院の各箇所に設置され、前記サーバと通信可能なスピーカ又は表示装置をさらに備え、前記処理部が、前記タグIDを受信したタグリーダが設置されている箇所の前記スピーカ又は前記表示装置を介して、特定した前記箇所を当該患者に通知することを特徴とする。
この構成によれば、患者の最寄のスピーカ又は掲示板を介して、次に行くべき箇所を通知するので、空振りなく呼び出しを行うことができる。また、該当しないスピーカ又は掲示板を用いないので、省電力につながる。
また、本発明は、患者呼び出しシステムであって、前記処理部が、前記タグIDを受信したタグリーダの位置IDが、当該患者が次に行くべき箇所を示す場合に、前記箇所の通知を終了することを特徴とする。
この構成によれば、当該患者が次に行くべき箇所に着いた場合に、当該箇所の通知を終了するので、無駄なく呼び出しを行うことができる。また、不要な通知を行わないので、省電力につながる。
なお、本発明は、患者呼び出し方法を含む。その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、病院において、患者の呼び出しを効率よく行い、患者に対するサービスの向上を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る患者呼び出しシステムは、患者が所持するタグのIDを、病院における各箇所に設置されたタグリーダライタにより逐次検出し、管理サーバが、当該タグ(患者)が各箇所を通過した履歴から当該患者の診察状態を把握し、当該患者を次に行くべき箇所に誘導するものである。患者の誘導に際しては、当該患者のタグに備え付けられたLED(Light Emitting Diode)を発光させたり、振動器を振動させたりして患者に呼び出しの意図を伝達し、当該タグリーダライタの付近に設置された誘導通知手段(スピーカ、表示装置等)によって患者に誘導先を通知する。
≪システムの構成と概要≫
図1は、患者呼び出しシステムの構成を示す図である。患者呼び出しシステム1は、タグ2、タグリーダライタ3、誘導通知手段4、副基地局5、主基地局6、管理サーバ7及びネットワーク8を備える。
タグ2は、患者が初診の際に病院の受付で受け取り、病院内にいる間(出入り口を入ってから出るまで)所持することで有効に動作するものであり、当該タグ2に固有のタグIDを記憶していて、当該タグIDをタグリーダライタ3に送信するアクティブタグ(電池内蔵、数十mの交信可能)である。また、タグ2は、タグリーダライタ3から呼び出しのメッセージを受けて、その呼び出しの意図を患者に伝達するために作動するLEDや振動器を備える。なお、患者がタグ2を所持するために、タグ2は首にぶら下げられるようなネックレス型であってもよい。
タグリーダライタ3、誘導通知手段4及び副基地局5は、病院内の部署である受付、中待合、診察室や、病院内の施設である出入り口、洗面所等に設置される。タグリーダライタ3は、自らが設置されている部署や施設(箇所)に固有の位置IDを記憶し、当該部署や施設の区画内に位置するタグ2からタグIDを受信し、当該位置ID及びタグIDを副基地局5に送信する。また、タグリーダライタ3は、副基地局5から呼び出しのメッセージを受信し、タグ2に送信する。一方、誘導通知手段4は、当該部署や施設の区画内に位置するタグ2を所持している患者に対して、副基地局5から受信した誘導先を通知するものであり、スピーカ又は掲示板、モニタ等の表示装置によって実現される。
副基地局5は、各箇所のタグリーダライタ3、誘導通知手段4及び主基地局6と通信可能であり、主基地局6から受信した呼び出しのメッセージをタグリーダライタ3に送信したり、主基地局6から受信した誘導先を誘導通知手段4に送信したりするとともに、タグリーダライタ3から位置ID及びタグIDを受信し、主基地局6に送信する。なお、タグリーダライタ3と、副基地局5とは、一体化されていてもよい。
主基地局6は、各箇所の副基地局5及びネットワーク8と通信可能であり、各箇所の副基地局5と、ネットワーク8との間におけるデータ通信を中継するものである。主基地局6は、各箇所の副基地局5と通信可能に接続されている。管理サーバ7は、患者呼び出しシステム1全体の管理を行うものであり、特に、患者の予約順序管理、位置管理及び診察状態管理を行うことによって、患者を効率よく所定の部署に誘導するものである。そのために、ネットワーク8及び主基地局6を介して、タグID及び位置IDの組合せを受信したり、所定の部署の副基地局5に呼び出しのメッセージや誘導先を送信したりする。管理サーバ7は、例えば、病院の受付がある事務局等に設置される。ネットワーク8は、主基地局6及び管理サーバ7の間を通信可能にする通信網である。
図2は、管理サーバのハードウェア構成を示す図である。管理サーバ7は、通信部71、表示部72、入力部73、処理部74及び記憶部75を備える。通信部71は、ネットワーク8に接続され、主基地局6及びネットワーク8を介したタグ2乃至副基地局5との間のデータ通信機能を担うものであり、NIC(Network Interface Card)等の通信機器によって実現される。表示部72は、処理部74からのデータ(例えば、各患者の診察状態等)を表示する機能を有するものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって実現される。入力部73は、外部からデータを入力し、そのデータを処理部74に受け渡す機能を有するものであり、キーボードやマウス等によって実現される。
処理部74は、管理サーバ7を構成する各部の中心にあって、各部間におけるデータの受け渡しを行うとともに、記憶部75内の各テーブルを参照、更新しながら、管理サーバ7さらには患者呼び出しシステム1全体の制御、管理を行う。具体的には、患者の予約順序管理、位置管理、診察状態管理や、各種データの表示等を行う。処理部74は、所定のメモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。
なお、予約順序管理としては、初診か再診かを考慮しながら患者の受付順序を管理する。位置管理としては、記憶部75内のタグID検出テーブルにタグ検出情報(位置ID及びタグID)を随時登録する。診察状態管理としては、記憶部75内の診察通知テーブルにタグの通過履歴や患者の診察状態を随時登録し、それに基づいて患者の呼び出し管理を行う。
記憶部75は、処理部74からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりする機能を有する。記憶部75は、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。
≪データの構成≫
図3は、管理サーバ7の記憶部75に格納されるデータの構成を示す図である。記憶部75は、タグID管理テーブル75A、位置ID管理テーブル75B、科別中待合枠テーブル75C、タグID検出テーブル75D、診察通知テーブル75E及び受付順序テーブル75Fを含んで記憶する。タグID管理テーブル75Aは、タグ2に固有のタグIDと、患者名との対応関係を管理するテーブルであり、病院の受付で新たな患者を受け付けた場合に、その患者にタグ2を渡すにあたって、管理サーバ7の入力部73から患者名が入力され、その患者名及びタグ2に付与されたタグIDを含む新たなレコードが追加入力される。位置ID管理テーブル75Bは、位置IDと、病院内の箇所との対応関係を管理するテーブルであり、新たにタグリーダライタ3を設置する場合やその設置箇所を変更する場合に、管理サーバ7の入力部73から箇所の名称が入力され、その箇所及び箇所に付与された位置IDを含む新たなレコードが追加入力される。
科別中待合枠テーブル75Cは、受診科別に中待合の枠数及び現在の待ち人数を管理するテーブルである。現在の待ち人数は、中待合に入る患者の人数及び中待合から出る患者の人数によって変動する。タグID検出テーブル75Dは、位置IDと、その位置IDに対応する各部署や施設に設置されたタグリーダライタ3が現在時刻から所定の時間内に検出したタグIDとの関係を示すテーブルである。タグ2を所持する患者は、必ずしも一箇所に留まるとは限らず、移動する可能性があるので、各位置IDに対応するタグIDは、時々刻々変化しうるとともに、当該タグIDの個数も変動しうる。タグリーダライタ3が記憶している位置ID及び随時検出したタグIDを所定の時間ごとに管理サーバ7に送信し、管理サーバ7が位置ID及びタグIDを受信し、位置IDに対応するタグIDを更新することによって、タグID検出テーブル75Dは、最新の状態に保持される。
診察通知テーブル75Eは、タグIDごとに、当該タグが位置する箇所の位置ID及び箇所の通過履歴を記録するとともに、その通過履歴から特定される、当該タグを所持する患者の診察状態を示すテーブルである。通過履歴が更新されるのに伴って、診察状態も随時更新される。受付順序テーブル75Fは、患者の受付順序ごとに、タグID及び当該タグを所持する患者の診察状態を示すとともに、その時点における残り受診枠数及び残り中待合枠数を示すテーブルである。
図4(a)は、タグID管理テーブルの構成を示す図である。タグID管理テーブル75Aは、タグID75A1及び患者名75A2を含むレコードからなる。タグID75A1は、タグに付与された固有のIDである。患者名75A2は、当該タグを所持する患者の氏名である。
図4(b)は、位置ID管理テーブルの構成を示す図である。位置ID管理テーブル75Bは、位置ID75B1及び箇所75B2を含むレコードからなる。位置ID75B1は、病院内の各部署や各施設に付与された固有のIDであり、タグリーダライタ3に記憶される。箇所75B2は、当該部署又は施設の名称を示す。
図5(a)は、科別中待合枠テーブルの構成を示す図である。科別中待合枠テーブル75Cは、受診科75C1、中待合枠数75C2及び待ち人数75C3を含むレコードからなる。受診科75C1は、患者が受診する診察科を示すものであり、図5(a)では、内科、放射線科及び整形外科が示されている。中待合枠数75C2は、各受診科の中待合における待機すべき人数を示す。これは、受診科により、例えば、中待合のスペースや医師の人数によって待機すべき最大人数が異なるためである。中待合枠数75C2は、日ごと又は午前、午後等の時間帯ごとに対応して適切に初期設定されるものとする。待ち人数75C3は、実際に診察を待っている患者の人数であり、中待合枠数75C2を越えない数になる。
図5(b)は、タグID検出テーブルの構成を示す図である。タグID検出テーブル75Dは、位置ID75D1及び検出タグID75D2を含むレコードからなる。位置ID75D1は、当該区画に存在するタグ2からタグIDを検出したタグリーダライタ3の位置IDを示す。検出タグID75D2は、当該タグリーダライタ3が検出したタグIDを示す。1の位置ID75D1に対して、複数の検出タグID75D2が対応することがある。これは、タグリーダライタ3が設置された箇所の区画内に2以上のタグ2が存在することがあるからである。
図6(a)は、診察通知テーブルの構成を示す図である。診察通知テーブル75Eは、タグID75E1、位置ID75E2、通過履歴75E3、診察状態75E4、誘導先75E5及び通知状態75E6を含むレコードからなる。タグID75E1は、患者が所持するタグ2に固有のIDであり、診察通知テーブル75Eの各レコードのキーになる。また、タグID管理テーブル75Aに基づいてタグID75E1から患者名が特定される。従って、診察通知テーブル75Eの各レコードは、各患者に対応するものであると言える。位置ID75E2は、最近タグID75E1を検出したタグリーダライタ3の位置IDを示すものであり、タグID検出テーブル75Dの更新内容が逐次反映される。
通過履歴75E3は、タグID75E1のタグが通過した部署や施設の履歴を示すものであり、位置ID75E2の更新履歴であるとも言える。タグ2を所持する患者が病院内にいる限り、通過履歴75E3のうち、最新の箇所は、位置ID75E2と一致する。診察状態75E4は、現時点における患者の診察状態を示すものであり、「診察待ち」、「診察待ち(中待合)」、「診察中」、「会計待ち」、「離院」等がある。診察状態75E4は、通過履歴75E3に基づいて判断され、特定される。例えば、通過履歴75E3に「受付」があって「診察室」がなければ、診察状態75E4は「診察待ち」になる。また、通過履歴75E3のうち、最新の箇所が「診察室」であれば、診察状態75E4は「診察中」になる。さらに、通過履歴75E3に「診察室」があった後に最新の箇所が「中待合」であれば、診察状態75E4は「会計待ち」になる。このような判断は、プログラムによって通過履歴75E3のデータを逐次判定する処理で行ってもよいし、所定のパターン又はルールと通過履歴75E3のデータとを照合することで行ってもよい。
誘導先75E5は、患者が当該診察状態75E4である場合に、その患者を誘導すべき箇所を示すものである。図6(a)に示すように、診察状態75E4が「診察待ち」であれば、誘導先75E5は「中待合」になる。診察状態75E4が「会計待ち」であれば、誘導先75E5は「会計」になる。なお、診察状態75E4は通過履歴75E3に基づいて特定されるので、誘導先75E5も通過履歴75E3に基づいて特定するようにしてもよい。例えば、通過履歴75E3に「受付」があって「中待合」がなければ、誘導先75E5は「中待合」になる。また、通過履歴75E3に「診察室」があった後に最新の箇所が「中待合」であれば、誘導先75E5は「会計」になる。通知状態75E6は、患者に対する誘導先75E5の通知状態を示すものであり、「通知待ち」及び「通知中」がある。なお、位置ID75E2と、誘導先75E5とが一致すれば、患者が行くべき誘導先に着いたことになるので、当該誘導先75E5の通知を終了する。
なお、図6(a)に示す診察通知テーブル75Eは、患者が1の科を受診する場合に対応したテーブルの例であり、1の病院で複数の科を受診する場合には、テーブルの内容が異なる。まず、位置ID75E2及び通過履歴75E3には、図4(b)に示すような科ごとの中待合及び診察室が設定される。また、通過履歴75E3に「診察室」があった後に最新の箇所が「中待合」であっても、当該患者の受診すべき科が残っていれば、誘導先75E5は「会計」ではなく、他の「中待合」になる。そして、通過履歴75E3のうち、最新の箇所が「中待合」であって、当該患者の受診すべき科が残っていなければ、誘導先75E5は「会計」になる。
図6(b)は、受付順序テーブルの構成を示す図である。受付順序テーブル75Fは、受付順序75F1、タグID75F2、診察検出フラグ75F3、診察状態75F4、残り受診枠数75F5及び残り中待合枠数75F6を含むレコードからなる。受付順序75F1は、病院の受付において受け付けた患者の順番であるが、事前の予約によって実際に受け付けた順番より繰り上がったり、他の患者の予約によって逆に繰り下がったりする場合もある。受付順序75F1は、管理サーバ7の処理部74が誘導先を通知する際の、患者の優先順位になる。タグID75F2は、患者が所持するタグに固有のIDであり、タグID管理テーブル75Aに基づいてタグID75F2から患者名が特定される。診察検出フラグ75F3は、当該タグID75F2のタグを所持する患者が診察中又は診察済であればオンとし、当該患者の診察が未だであればオフとする。診察状態75F4は、当該患者の診察状態を示すものであり、括弧内は、同じ診察状態にある患者の人数(当該患者を含む)を示す。
残り受診枠数75F5は、その時点で新たに受診可能な患者の人数であり、例えば、当該受診科で診察を担当する医師の人数によると考えられる。図6(b)の場合、当該受診科の医師は1人であり、残り受診枠数75F5は、0又は1の値をとることになる。残り中待合枠数75F6は、その時点で新たに中待合に入ることが可能な患者の人数であり、例えば、当該中待合の広さや担当医師の人数によると考えられる。図6(b)の場合、当該中待合の収容人数は2人までであり、残り中待合枠数75F6は、0、1又は2の値をとることになる。
なお、図6(b)に示す受付順序テーブル75Fは、複数の患者が1の科を受診する場合に対応したテーブルの例であり、1の病院で複数の科を受診する場合には、その科ごとのテーブルの内容が図6(b)に示すものとは異なる。具体的には、診察状態75F4には、「離院」及び「会計待ち」がなくなる。「離院」及び「会計待ち」は、科ごとの概念ではなく、科をまとめた総合的な概念になるからである。そして、診察状態75F4には、「受付」が追加される。「受付」は、各科に必要な手続きだからである。
≪システムの処理≫
図7は、患者呼び出しシステムの処理を示すフローチャートである。本処理は、管理サーバ7の処理部74において、病院の受付で患者を受け付けたときに生成され、患者が離院したときに消滅するタスクにより実行される。複数の患者を受け付けている場合には、患者ごとにそれぞれタスクが生成され、各タスクの処理がマルチタスク制御によって同時並行に実行される。本処理は、中待合枠が固定される時間帯、例えば、1日、午前、午後等の連続した診察時間内に行われる。科別中待合枠テーブル75Cの初期設定された状態が、本処理を行う前提になるからである。なお、患者を誘導する場合には、患者ごとのタスクであっても、当該患者に限られたデータだけではなく、受付順序テーブル75Fの受付順序75F1等、各患者間の関係に係るデータを参照した処理が存在する。また、患者ごとのタスク以外に、それらとは独立した処理として、タグリーダライタ3から受信したデータ(位置ID及びタグID)に従ってタグID検出テーブル75Dを更新するタスクが存在する。
最初に、管理サーバ7は、総合受付に伴う設定を行う(S701)。これは、受付担当の事務員が、病院を訪れた患者からその日に受診する予定の科を聞いて患者の登録等を行うのに際して、管理サーバ7が各テーブルを設定するものである。具体的には、まず、患者の登録及びタグの付与にあたって、タグID管理テーブル75AにタグID75A1及び患者名75A2のレコードを追加する。次に、当該患者を受け付けた旨の設定として、診察通知テーブル75EにタグID75E1、位置ID75E2、通過履歴75E3及び診察状態75E4を含むレコードを追加する。このとき、位置ID75E2、通過履歴75E3及び診察状態75E4には、「受付」を設定する。そして、患者に受付順序を付与するために、受診する科ごとの受付順序テーブル75Fにレコードを追加する。このとき、診察検出フラグ75F3にはオフを設定し、診察状態75F4には「受付」を設定する。また、残り受診枠数75F5及び残り中待合枠数75F6を適宜設定する。
S702乃至S708の処理は、次に当該患者が行くべき科を特定し、その科の中待合に当該患者を誘導するものである。まず、管理サーバ7は、当該患者が診察待ちになっている2以上の受診科があるか否かを判定する(S702)。この場合、科ごとの受付順序テーブル75Fを参照し、当該患者のタグID75F2及び「診察待ち」の診察状態75F4を含むレコードが存在するテーブルの数をカウントする。そのようなテーブルの数が、当該患者が診察待ちになっている受診科の数に相当する。
2以上の受診科があれば(S702のY)、管理サーバ7は、対象となる受診科のうち、中待合の待ち人数が(枠数−1)以下のものを検索し、抽出する(S703)。「中待合の待ち人数が(枠数−1)以下」というのは、中待合に1人以上の空きがあることを意味する。具体的には、科別中待合枠テーブル75Cのうち、対象となる受診科75C1の中待合枠数75C2及び待ち人数75C3を参照して、抽出する。そして、抽出された受診科のうち、待ち人数が最小の中待合を誘導先とする(S704)。これは、待ち人数が少ない方が診察待ち時間が少ないと考えられるからである。この場合、検索した結果、中待合に1人以上の空きが複数科あって、待ち人数が最小の中待合が複数ある場合には、その複数の中待合のうち、位置IDから判断して最寄の受診科に誘導する。
一方、残りの受診科が1つであれば(S702のN)、管理サーバ7は、科別中待合枠テーブル75Cを参照して、当該受診科の中待合の待ち人数が(枠数−1)以下であるか否かを判定する(S705)。待ち人数が(枠数−1)以下でなければ(S705のN)、同じ判定を繰り返す。待ち人数が(枠数−1)以下になれば(S705のY)、中待合に1人以上の空きができたことになるので、当該中待合を誘導先とする(S706)。
当該患者の誘導先を特定した後、管理サーバ7は、診察状態を「受付」から「診察待ち」に更新する(S707)。この場合、診察状態とは、診察通知テーブル75Eの診察状態75E4及び受付順序テーブル75Fの診察状態75F4を指す。そして、当該患者を、S704又はS706で誘導先とした中待合に誘導する通知を行う(S708)。誘導通知を行っている間は、診察通知テーブル75Eの通知状態75E6に「通知中」を設定する。ただし、この誘導通知を行うのは、受付順序テーブル75Fを参照し、診察状態75F4が同じであって、受付順序75F1が当該タグIDより先である他のタグIDがない場合に限る。上記に該当する他のタグIDがある場合には、別のタスクの処理により他の診察状態75F4が進行することで上記に該当しなくなるまで当該タスクは待機する。待機している間は、診察通知テーブル75Eの通知状態75E6に「通知待ち」を設定する。
誘導通知の具体的な処理として、管理サーバ7は、タグID検出テーブル75Dを参照して、当該患者が所持するタグのタグIDから位置IDを特定し、当該位置IDに対応するタグリーダライタ3及び誘導通知手段4に誘導先を送信する。これに対して、タグリーダライタ3は、呼び出しの意図を通知するメッセージをタグ2に送信する。このとき、タグ2は、LEDを発光させたり、振動器を振動させたりして、患者に呼び出しの意図を伝達する。これは、患者が次に行くべき箇所を予め認識している場合に有効である。一方、誘導通知手段4は、患者が誘導先を把握できるように、スピーカとして誘導先を含む音声を発したり、表示装置として誘導先を示す文字を表示したりする。これは、患者が次に行くべき箇所を予め認識していない場合に有効である。特に、誘導通知手段4には、患者のいる箇所のものが用いられるので、空振りなく誘導通知を行うことができる。また、誘導通知を行った後、タグIDを検出するタグリーダライタ3の位置IDが変化しなければ、患者が移動していないということであり、同じ誘導通知手段4を用いて再度の誘導通知又は警告を発することができる。
その後、管理サーバ7は、診察状態を「診察待ち」から「診察待ち(中待合)」に更新する(S709)。この場合、診察状態とは、診察通知テーブル75Eの診察状態75E4及び受付順序テーブル75Fの診察状態75F4を指す。また、診察状態以外に、中待合枠数に関するデータを更新する。具体的には、科別中待合枠テーブル75Cの当該受信科75C1に対する待ち人数75C3に1を加算し、受付順序テーブル75Fの当該タグID75F2に対する残り中待合枠数75F6から1を減算する。診察状態及び中待合枠数に関するデータの更新は、患者が実際に中待合に来ていなくても、呼び出しを実施したときに行われる。
続いて、管理サーバ7は、診察室におけるタグIDの照会を行う(S710)。具体的には、タグID検出テーブル75Dを参照して、当該診察室に設置されているタグリーダライタ3の位置ID75D1に対する検出タグID75D2に、当該患者が所持するタグのタグIDが含まれているか否かを判定し、含まれるようになるまで、当該判定を繰り返す。なお、タグID検出テーブル75Dは、患者ごとのタスクとは独立したタスクにより逐次更新される。そして、診察状態を「診察待ち(中待合)」から「診察中」に更新する(S711)。この場合、診察状態とは、診察通知テーブル75Eの診察状態75E4及び受付順序テーブル75Fの診察状態75F4を指す。
次に、管理サーバ7は、当該患者の診察が終了したか否かを判定する(S712)。具体的には、タグID検出テーブル75Dを参照し、当該患者が所持するタグ2のタグIDが、中待合の位置IDのレコードに含まれているか否かをチェックする。診察が終了していなければ(S712のN)、同じ判定を繰り返す。診察が終了していれば(S712のY)、当該患者が他の科を受信する予定であるか否かを判定する(S713)。具体的には、科ごとの受付順序テーブル75Fを参照して、当該患者のタグID75F2及び「診察待ち」の診察状態75F4を含むレコードが存在するテーブルがあるか否かを判定する。なお、1人の患者の診察が終了すれば、診察室の医師が、中待合にいる次の順番の患者に対して診察室に入るように連絡することになる。
他の科を受信予定であれば(S713のY)、管理サーバ7は、診察状態を「診察中」から「受付」に更新する(S714)。この場合、診察状態とは、診察通知テーブル75Eの診察状態75E4を指す。なお、受付順序テーブル75Fの診察状態75F4については、「診察中」を「診察終了」に更新する。そして、S702に戻って、次に当該患者が行くべき科を特定し、その科の中待合に当該患者を誘導する。
一方、他の科を受信する予定がなければ(S713のN)、管理サーバ7は、診察状態を「診察中」から「会計待ち」に更新する(S715)。この場合、診察状態とは、診察通知テーブル75Eの診察状態75E4を指す。なお、受付順序テーブル75Fの診察状態75F4については、「診察中」を「診察終了」に更新する。そして、当該患者を受付(会計)に誘導する通知を行う(S716)。その具体的な方法は、S708と同様である。さらに、診察状態を「会計待ち」から「離院」に更新する(S717)。この場合、診察状態とは、診察通知テーブル75Eの診察状態75E4を指す。これによって、当該患者の受け付けにより生成されたタスクは、用済みとなり、消滅する。
図8は、対象箇所におけるタグIDの照会を行う処理の例を示すフローチャートである。これは、S710で説明した処理とは異なる例を示すものである。まず、管理サーバ7は、所定時間ごとに、タグID検出テーブル75Dを参照し、照会すべきタグID(検出タグID75D2)を検索する(S801)。次に、タグIDを検出した位置ID75D1を特定する(S802)。そして、位置ID75D1が対象箇所であるか否かを判定する(S803)。対象箇所でなければ(S803のN)、再度タグIDの検索を行う。対象箇所であれば(S803のY)、対象箇所にタグIDのタグがあることを意味する。
図9は、患者を対象箇所に誘導する通知を行う処理を示すフローチャートである。これは、S708で説明した処理とは異なる例を示すものである。まず、管理サーバ7は、所定時間ごとに、タグID検出テーブル75Dを参照し、照会すべきタグID(検出タグID75D2)を検索する(S901)。次に、タグIDを検出した位置ID75D1を特定する(S902)。そして、位置ID75D1が対象箇所であるか否かを判定する(S903)。対象箇所でなければ(S903のN)、位置ID75D1の箇所(タグリーダライタ3及び誘導通知手段4)から誘導先を通知する(S904)。そして、S901に戻る。対象箇所であれば(S903のY)、当該患者が誘導先にいるということなので、誘導通知処理を終了する。
以上本発明の実施の形態について説明したが、図2に示す管理サーバ7内の各部を機能させるために、処理部74で実行されるプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、その記録したプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行させることにより、本発明の実施の形態に係る患者呼び出しシステム1が実現されるものとする。なお、プログラムをインターネット等のネットワーク経由でコンピュータに提供してもよいし、プログラムが書き込まれた半導体チップ等をコンピュータに組み込んでもよい。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、所定の対応関係に従って、病院における患者の診察状態から次に行くべき箇所を特定するので、適切な行き先を患者に通知することができ、効率よく患者を呼び出すことができる。また、病院における患者の現在位置(最寄の箇所)及び病院の外に出たか否かを把握できるので、呼び出しがあるまで自由に過ごせる等、患者にとっての病院の利便性が向上する。これによれば、病院の業務である、患者の受付から会計・離院までの時間を短縮することができる。
また、患者が次に行くべき箇所を通知する場合に、各患者の受付順序に従って順番に通知するので、公平に呼び出しを行うことができ、患者間のトラブルを回避することができる。そして、患者の最寄のスピーカ又は表示装置を介して、次に行くべき箇所を通知するので、空振りなく呼び出しを行うことができる。また、該当しないスピーカ又は表示装置を用いないので、省電力につながる。さらに、当該患者が次に行くべき箇所に着いた場合に、当該箇所の通知を終了するので、無駄なく呼び出しを行うことができる。また、不要な通知を行わないので、省電力につながる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、上記実施の形態では、患者は会計後の離院を除いて病院内に留まっているように記載したが、実際の患者は、診察待ち等の間に病院の建物から外に出てしまうことがある。このように院外に出てしまった患者への対処方法としては、運用ルールによる対応及び携帯無線による対応が考えられる。運用ルールを「呼び出し時に院内にいない方は、順番が繰り下がります。」と規定することによって、患者に対して院外に出た場合には不利益を被ることを予め認識させることができる。一方、患者の所持するタグが病院の出入り口を通過して、院外に出たことを検出した場合には、タグによる通信から携帯無線による通信に切り替える方法がある。この場合、患者は、タグチップ及び携帯無線チップを組み合わせた構成の携帯機器を所持する。
患者呼び出しシステムの構成を示す図である。 管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 管理サーバの記憶部に格納されるデータの構成を示す図である。 (a)はタグID管理テーブルの構成を示す図であり、(b)は位置ID管理テーブルの構成を示す図である。 (a)は科別中待合枠テーブルの構成を示す図であり、(b)はタグID検出テーブルの構成を示す図である。 (a)は診察通知テーブルの構成を示す図であり、(b)は受付順序テーブルの構成を示す図である。 患者呼び出しシステムの処理を示すフローチャートである。 対象箇所におけるタグIDの照会を行う処理の例を示すフローチャートである。 患者を対象箇所に誘導する通知を行う処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 患者呼び出しシステム
2 タグ
3 タグリーダライタ(タグリーダ)
4 誘導通知手段(スピーカ、表示装置)
5 副基地局
6 主基地局
7 管理サーバ(サーバ)
74 処理部
75 記憶部
75E 診察通知テーブル
75E1 タグID
75E2 位置ID
75E3 通過履歴
75E4 診察状態
75E5 誘導先(次に行くべき箇所)
75F 受付順序テーブル
75F1 受付順序
75F2 タグID
75F4 診察状態
8 ネットワーク

Claims (8)

  1. 病院の出入り口を含む各箇所に設置されるとともに、当該箇所にいる患者が所持するタグから当該タグに固有のタグIDを受信するタグリーダと、
    前記タグリーダから、当該タグリーダが設置された箇所に固有の位置ID及び前記タグIDを受信するサーバと、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記タグIDごとに前記位置IDを履歴データとして記憶するとともに、患者の診察状態と当該患者が次に行くべき箇所との対応関係を記憶する記憶部と、
    前記位置IDの履歴データから、前記タグIDのタグを所持する患者の診察状態を推定し、当該診察状態を前記記憶部に前記タグIDごとに記憶させ、前記対応関係を参照して、前記診察状態から当該患者が次に行くべき箇所を特定し、特定した前記箇所を当該患者に通知する処理部と、
    を備える
    ことを特徴とする患者呼び出しシステム。
  2. 請求項1に記載の患者呼び出しシステムであって、
    前記記憶部は、前記タグIDごとに各患者を受け付けた受付順序をさらに記憶し、
    前記処理部は、患者が次に行くべき箇所を特定した後、前記記憶部に記憶された前記診察状態及び前記受付順序を参照し、前記診察状態が同じであって、前記受付順序が当該タグIDより先である他のタグIDがない場合に、特定した前記箇所を当該患者に通知する
    ことを特徴とする患者呼び出しシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の患者呼び出しシステムであって、
    前記病院の各箇所に設置され、前記サーバと通信可能なスピーカ又は表示装置をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記タグIDを受信したタグリーダが設置されている箇所の前記スピーカ又は前記表示装置を介して、特定した前記箇所を当該患者に通知する
    ことを特徴とする患者呼び出しシステム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の患者呼び出しシステムであって、
    前記処理部は、
    前記タグIDを受信したタグリーダの位置IDが、当該患者が次に行くべき箇所を示す場合に、前記箇所の通知を終了する
    ことを特徴とする患者呼び出しシステム。
  5. 病院の出入り口を含む各箇所に設置されるとともに、当該箇所にいる患者が所持するタグから当該タグに固有のタグIDを受信するタグリーダから、当該タグリーダが設置された箇所に固有の位置ID及び前記タグIDを受信するコンピュータが患者を呼び出す方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記タグIDごとに前記位置IDを履歴データとして記憶するとともに、患者の診察状態と当該患者が次に行くべき箇所との対応関係を記憶するステップと、
    前記位置IDの履歴データから、前記タグIDのタグを所持する患者の診察状態を推定し、当該診察状態を前記タグIDごとに記憶するステップと、
    前記対応関係を参照して、前記診察状態から当該患者が次に行くべき箇所を特定するステップと、
    特定した前記箇所を当該患者に通知するステップと、
    を実行することを特徴とする患者呼び出し方法。
  6. 請求項5に記載の患者呼び出し方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記タグIDごとに各患者を受け付けた受付順序を記憶し、
    患者が次に行くべき箇所を特定した後、前記記憶部に記憶された前記診察状態及び前記受付順序を参照し、前記診察状態が同じであって、前記受付順序が当該タグIDより先である他のタグIDがない場合に、特定した前記箇所を当該患者に通知する
    ことを特徴とする患者呼び出し方法。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の患者呼び出し方法であって、
    前記病院の各箇所に前記コンピュータと通信可能なスピーカ又は表示装置が設置され、
    前記コンピュータは、
    前記タグIDを受信したタグリーダが設置されている箇所の前記スピーカ又は前記表示装置を介して、特定した前記箇所を当該患者に通知する
    ことを特徴とする患者呼び出し方法。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の患者呼び出し方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記タグIDを受信したタグリーダの位置IDが、当該患者が次に行くべき箇所を示す場合に、前記箇所の通知を終了する
    ことを特徴とする患者呼び出し方法。
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