JP2001265862A - 輸送手段と連携する予約システムおよび予約方法 - Google Patents

輸送手段と連携する予約システムおよび予約方法

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JP2001265862A
JP2001265862A JP2001007067A JP2001007067A JP2001265862A JP 2001265862 A JP2001265862 A JP 2001265862A JP 2001007067 A JP2001007067 A JP 2001007067A JP 2001007067 A JP2001007067 A JP 2001007067A JP 2001265862 A JP2001265862 A JP 2001265862A
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medical
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JP2001007067A
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Hiroto Kokubo
広人 小窪
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動的に目的施設の利用を予約することができ
る輸送手段と連携する予約システムを提供する。 【解決手段】バス5の予約と連携して利用者側から医療
機関Mの利用を通信ネットワーク2を通じて予約可能な
バス5と連携する予約システム。利用者が利用できる通
信機器1から送信された、医療機関Mの利用日時を含む
医療機関利用情報とバス5の利用位置を含むバス利用情
報とを受信して医療機利用情報の受付処理を行なう診療
予約システム3のコンピュータ11の受付処理と、受付
処理された医療機関利用情報を予約確定情報として通信
ネットワーク2を通じて通信機器1へ送信するコンピュ
ータ11の送信処理と、受付処理後の医療機関利用情報
およびバス利用情報を通信ネットワーク2を通じて送信
するコンピュータ11の送信処理と、通信ネットワーク
2を通じて送信されてきた医療機関利用情報における医
療機関利用日の利用時間に基づいて、バス5の利用位置
から医療機関Mへのバス5の走行を予約するバス予約シ
ステム4のコンピュータ16の予約処理とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関等の各種
施設での各種サービスを予約可能な予約システムおよび
予約方法に係わり、特に、バスを含む公共交通等の輸送
手段と連携することにより、目的施設へ移動する際の利
用者の利便性をさらに向上させた輸送手段と連携する予
約システムおよび予約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般電話回線やISDN等の通信ネット
ワークを介して病院等の医療機関での診療予約、百貨店
・小売店での商品購入予約等、各種施設での各種サービ
スを予約できるシステムが考え出されている。
【0003】例えば、医療機関の診療予約を行なうシス
テムにおいては、利用者(患者)は、例えば自宅内の電
話を利用して病院へ電話をして診療内容(診療科名等)
や診療日時を予約し、医療機関側は、診療日時および診
療内容をデータベース等に登録する。
【0004】この結果、患者は、上記診療予約日時に間
に合うように医療機関に出向けばよく、医療機関内の待
ち時間が解消され、また、医療機関においては、予め患
者のカルテを用意すること等の上記診療に対する事前準
備を行なうことができ、経営を効率化することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、各種
施設での各種サービスを事前に予約できるシステムは、
利用者側および目的施設側の双方にとって利便性が得ら
れるシステムである。
【0006】しかしながら、上記予約システムにおいて
は、利用者の各種施設までの交通手段に対しては、何ら
考慮しているわけではないため、例えば、自宅から各種
施設まで徒歩で向かうことが困難な高齢者や障害者にと
って利便性の高いシステムとは言い難く、さらなる利便
性の向上が求められていた。
【0007】さらに、上記予約を行なう利用者が目的施
設までの輸送手段(交通手段)として、バス等の公共交
通を利用する場合においては、利用者は、通常、自らが
利用する停留所に公共交通が停車する時刻に関係なく予
約を行なうため、停留所における公共交通待ち時間が増
大する恐れがある。また、公共交通の停留所到着時刻を
知らない場合には、上記予約時刻に間に合う公共交通に
乗り遅れる恐れも生じている。
【0008】この結果、折角、目的施設での待ち時間を
無くすために予約システムを用いたにも係わらず、公共
交通利用の際に待ち時間が生じたり、予約時刻に間に合
わない可能性があるため、そのような不都合が発生する
危険性を回避して予約システムをさらに利用者にとって
利便性の高いものにする必要が生じている。
【0009】一方、上述した目的施設の利用予約を行な
うことなく、公共交通を含む輸送手段(バス、タクシ
ー、自家用車等)を利用して医療機関等の施設へ向かう
場合には、上述したように、目的施設での待ち時間が発
生したり、目的施設での事前準備が不可になることか
ら、利用者側および目的施設側の利便性を高める要求が
強まっていた。
【0010】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、高齢者、障害者等を含む利用者の利便性をさらに
向上させ、目的施設での待ち時間に加えて、輸送手段の
待ち時間をも解消することができる輸送手段と連携する
予約システムを提供することをその目的とする。
【0011】また、本発明は上述した事情に鑑みてなさ
れたもので、公共交通等の輸送手段に乗っている際に、
自動的に目的施設の利用を予約することができる輸送手
段と連携する予約システムを提供することを他の目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための請求項1記載の発明によれば、送迎用バス等の輸
送手段と連携して利用者側から目的施設の利用をネット
ワークを通じて予約可能な輸送手段と連携する予約シス
テムであって、前記利用者が利用できる通信端末から前
記ネットワークを介して送信されてきた当該利用者の前
記目的施設の予約日時を含む目的施設予約リクエスト受
信して当該目的施設予約リクエストの受付処理を前記目
的施設側で行なう受付処理手段と、受付処理された前記
目的施設予約リクエストに基づく予約確定情報を前記利
用者の通信端末へ返信する予約確定情報返信手段と、前
記予約確定情報にあわせて前記予約日時に対応する交通
情報を前記ネットワークを通じて前記利用者へ提供する
交通情報提供手段とを備えている。
【0013】請求項2の発明では、前記交通情報は、前
記予約日の予約時間よりも前に前記目的施設付近を走行
可能な複数の輸送手段を含んでいるとともに、前記交通
情報提供手段により提供された前記複数の輸送手段の内
の何れか1つを前記利用者側から選択して前記ネットワ
ークを通じて送信する選択送信手段を備えている。
【0014】請求項3の発明では、送迎用バス等の輸送
手段と連携して利用者側から目的施設の利用をネットワ
ークを通じて予約可能な輸送手段と連携する予約システ
ムであって、前記利用者が利用できる通信端末から前記
ネットワークを通じて送信されてきた少なくとも当該利
用者の前記目的施設の予約日時を含む目的施設予約リク
エストを受信して当該目的施設予約リクエストの受付処
理を行なう受付処理手段と、受付処理された前記目的施
設予約リクエストに基づく予約確定情報を前記ネットワ
ークを通じて前記利用者の通信端末へ返信する予約確定
情報返信手段と、前記利用者の前記輸送手段の利用位置
を含む輸送手段利用情報および前記目的施設予約リクエ
ストにおける前記目的施設予約日の予約時間に基づい
て、前記輸送手段の利用位置から前記目的施設への前記
輸送手段の走行を予約する予約手段とを備えている。
【0015】請求項4の発明では、前記利用者の前記輸
送手段の利用位置を含む輸送手段利用情報は前記目的施
設予約リクエストと共に前記通信端末から送信されてお
り、前記予約手段は、前記利用者を当該予約時間よりも
前に前記目的施設へ到着させることが可能な輸送手段の
利用位置到着時刻を算出する算出手段と、前記目的施設
利用日における算出された到着時刻に前記輸送手段利用
位置へ前記輸送手段を到着させて前記目的施設へ走行さ
せるための運行予約情報を作成する運行予約情報作成手
段と、作成された運行予約情報を前記ネットワークを通
じて前記利用者の通信端末へ送信する運行予約情報送信
手段とを備えている。
【0016】請求項5記載の発明では、前記通信端末
は、前記予約確定情報返信手段から前記ネットワークを
通じて送信された予約確定情報および前記運行予約情報
送信手段から前記ネットワークを通じて送信された運行
予約情報を受信して前記利用者に認識可能な形態で出力
する出力手段を備えている。
【0017】請求項6の発明によれば、前記利用者に
は、予め当該利用者の識別情報を含む個人情報および前
記輸送手段における前記利用者の最寄の停留所を表す情
報が記憶された記憶媒体が発行されており、前記通信端
末は、前記目的施設に設置されており、前記目的施設の
予約日時を含む目的施設予約リクエストを入力可能かつ
前記記憶媒体の記憶情報を読出し可能な予約機を含み、
この予約機は、前記利用者の記憶媒体から読み出した前
記最寄の停留所を表す情報を前記輸送手段利用情報とし
て、前記利用者から入力された当該利用者の前記目的施
設の予約日時を含む目的施設予約リクエストとともに前
記通信ネットワークを介して送信する手段を備えてい
る。
【0018】請求項7の発明によれば、前記利用者に
は、予め当該利用者の識別情報を含む個人情報および前
記輸送手段における前記利用者の最寄の停留所を表す情
報が記憶された記憶媒体が発行されており、前記利用者
の最寄の停留所を表す情報を前記輸送手段利用情報とし
て前記利用者の個人情報と共に前記識別情報毎に記憶す
る個人情報記憶手段を備えるとともに、前記通信端末
は、前記目的施設の予約日時を含む目的施設予約リクエ
ストを入力可能なプッシュホン電話を含み、このプッシ
ュホン電話は、前記利用者の操作により当該利用者の前
記目的施設の予約日時を含む目的施設予約リクエストを
前記通信ネットワークを介して送信する手段を備えてい
る。
【0019】請求項8記載の発明では、前記記憶媒体に
記憶された個人情報は、前記利用者の指定金融機関の口
座番号を含んでおり、前記指定金融機関は、各利用者の
口座番号を当該各利用者の識別情報とともに管理してい
る一方、前記利用者の所定期間内の前記予約システムを
利用した予約に基づく前記目的施設の利用および前記輸
送手段の利用情報に基づいて、前記利用者の目的施設利
用料金および前記輸送手段利用料金請求データを前記利
用者の識別情報に加えて前記金融機関に送信する手段を
備え、前記金融機関は、送信されてきた利用者識別情報
に対応する口座から前記請求データに対応する目的施設
利用料金および前記輸送手段利用料金を自動的に引き落
とす手段を備えている。
【0020】請求項9の発明においては、送迎用バス等
の複数の輸送手段それぞれの交通ルート情報および各交
通ルート上の停止位置の時刻情報を管理する管理手段を
有し、前記輸送手段と連携して利用者側から目的施設の
利用をネットワークを通じて予約可能な輸送手段と連携
する予約システムであって、前記利用者の通信端末から
前記ネットワークを介して送信されてきた、少なくとも
当該利用者の前記目的施設の予約日時を含む目的施設予
約リクエストおよび前記目的施設への出発位置情報を受
信して当該目的施設予約リクエストの受付処理を行なう
受付処理手段と、受付処理された目的施設予約リクエス
トに基づく予約確定情報を前記ネットワークを通じて前
記利用者の通信端末へ返信する予約確定情報返信手段
と、前記目的施設予約リクエストおよび出発位置情報に
基づいて、前記利用者を当該予約時間よりも前に前記目
的施設へ到着させることが可能な時刻に前記目的施設出
発位置付近に停止する輸送手段を、前記管理部に管理さ
れた各輸送手段の交通ルート情報および各停止位置時刻
情報に基づいて抽出する抽出手段と、抽出された輸送手
段の識別情報、前記目的施設出発位置付近の停止位置識
別情報およびその停止位置での抽出輸送手段の停止時刻
を含む輸送手段運行情報を作成する運行情報作成手段
と、作成された輸送手段運行情報を前記ネットワークを
通じて前記利用者の通信端末へ送信する輸送手段運行情
報送信手段とを備えている。
【0021】請求項10の発明においては、前記通信端
末は、前記予約確定情報返信手段から前記ネットワーク
を通じて送信された予約確定情報および前記輸送手段運
行情報送信手段から前記ネットワークを通じて送信され
た輸送手段運行情報を受信して前記利用者に認識可能な
形態で出力する出力手段を備えている。
【0022】請求項11の発明においては、目的施設利
用証明用として少なくとも利用者の識別情報および目的
施設の識別情報が予め記憶された媒体を所持する利用者
側から、バス等の輸送手段と連携して目的施設の利用を
ネットワークを通じて予約可能な輸送手段と連携する予
約システムであって、前記輸送手段に搭載され自輸送手
段の走行位置を求めて前記ネットワークを通じて送信す
る走行位置送信手段と、前記輸送手段に搭載され当該輸
送手段に乗った利用者の媒体に記憶された前記利用者の
識別情報および前記目的施設の識別情報を読み出して前
記ネットワークを通じて送信する読み出し手段と、前記
目的施設に設置され前記ネットワークを通じて送信され
てきた走行位置、利用者識別情報および利用施設識別情
報に基づいて、前記利用施設識別情報に対応する目的施
設に到着する前記輸送手段の到着時刻を予測し、予測さ
れた輸送手段到着時刻に基づいて、前記利用者識別情報
に対応する利用者の前記目的施設利用の予約を行なう目
的施設予約手段とを備えている。
【0023】請求項12の発明においては、前記目的施
設予約手段により予約された前記利用者の前記目的施設
利用予約情報を前記ネットワークを通じて送信する利用
予約情報送信手段と、この利用予約情報送信手段から前
記ネットワークを通じて送信された目的施設利用予約情
報を前記媒体に外部から認識可能に書き込む書き込み手
段とを備えている。
【0024】請求項13の発明においては、前記媒体に
は前記利用者の前記輸送手段利用可能金額が予め記憶さ
れているとともに、前記輸送手段に搭載されており、前
記走行位置送信手段により求められた自輸送手段の走行
位置に基づいて前記利用者の前記輸送手段に対する乗り
込み位置および前記目的施設間の料金情報を求める手段
と、前記輸送手段に搭載されており、求められた料金情
報を前記媒体から差し引いて料金清算を行なう料金精算
手段とを備えている。
【0025】請求項14の発明においては、送迎用バス
等の輸送手段と連携して利用者側から目的施設の利用を
ネットワークを通じて予約可能な輸送手段と連携する予
約方法であって、前記利用者から前記ネットワークを通
じて送信されてきた前記目的施設の予約日時を含む目的
施設予約情報を受信して当該目的施設予約情報の受付処
理を前記目的施設側で行なうステップと、受付処理され
た前記目的施設予約情報に基づく予約確定情報を前記利
用者へ返信するステップと、前記輸送手段に関連し且つ
前記予約日時に対応する交通情報を前記ネットワークを
通じて前記利用者へ提供するステップとを備えている。
【0026】請求項15の発明においては、目的施設利
用証明用として少なくとも利用者の識別情報および目的
施設の識別情報が予め記憶された媒体を所持する利用者
側から、バス等の輸送手段と連携して目的施設の利用を
ネットワークを通じて予約可能な輸送手段と連携する予
約方法であって、前記輸送手段の走行位置を求めて前記
ネットワークを通じて送信するステップと、前記輸送手
段に乗った利用者の媒体に記憶された前記利用者の識別
情報および前記目的施設の識別情報を読み出して前記ネ
ットワークを通じて送信するステップと、前記ネットワ
ークを通じて送信されてきた走行位置、利用者識別情報
および利用施設識別情報に基づいて、前記利用施設識別
情報に対応する目的施設に到着する前記輸送手段の到着
時刻を予測し、予測された輸送手段到着時刻に基づい
て、前記利用者識別情報に対応する利用者の前記目的施
設利用の予約を行なうステップとを備えている。
【0027】請求項16の発明においては、前記予約を
行なうステップは、前記目的施設利用の予約が完了後、
前記利用者識別情報に基づいて所定の料金を課金決済す
るステップを備えている。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の輸送手段と連携する予約
システム(以下、連携予約システムと呼ぶ)の実施の形
態を添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態で
は、本発明に係わる連携予約システムの具体例として、
病院等の医療機関に対して診療を予約するシステムであ
り、医療機関へ向かう輸送手段としてバスを用いる場合
について説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
連携予約システムの概略構成を示すブロック図である。
【0030】図1によれば、連携予約システムは、携帯
電話を含む電話1a、ファックス1b、パーソナルコン
ピュータ等の端末1c、携帯型パーソナルコンピュータ
等の携帯情報端末1d等、電話回線、ISDN、インタ
ーネット等を単独あるいは複数個組み合わせて構成され
た通信回線(通信ネットワーク)2を介して、利用者で
ある患者の自宅あるいは歩行中等、医療機関Mと通信可
能なエリア内から情報通信するための通信機器1と、医
療機関Mに設置され通信ネットワーク2を介して情報通
信可能な診療予約処理用の診療予約システム3と、バス
運行事業を行なうバス事業者の事業所に設置され、通信
ネットワーク2を介して情報通信可能であり、例えば送
迎用バス等の複数のバス5の予約およびその管理を行な
うバス予約システム4と、複数のバス5にそれぞれ搭載
され、通信ネットワーク2を介して情報通信可能な車載
処理ユニット6とを備えている。
【0031】患者は、通信機器1として電話1aを用い
た場合、この電話1aを介して診療予約システム3側の
オペレータとの対話、あるいは予約システム3側の例え
ばCTI機能に基づく自動音声ガイダンスに沿って通話
することにより、診療予約日時、診療科名(実際の診察
科名、診察科目コード等)等を含む診療予約情報に加え
て、医療機関Mに対する交通手段としてバスを予約する
ことを表す情報、すなわち、上記診療予約日時に医療機
関Mへの交通手段としてバスを利用することを表す情報
(バス利用情報)およびバス利用位置情報(例えば、自
宅の住所や、最寄りのバス停の名前等)を含むバス予約
情報を通信ネットワーク2を介して診療予約システム3
に対して送信するようになっている。
【0032】また、通信機器1としてファックス1bを
用いた場合、患者は、診療予約日時、診療科名等の診療
予約情報と、バス利用情報およびバス利用位置情報とが
書き込める所定フォーマットの欄が印刷された用紙、あ
るいは任意の用紙に上記診療予約情報およびバス予約情
報を書き込み、その用紙をファックス1bに入力するこ
とにより、上記診療予約情報およびバス予約情報を通信
ネットワーク2を介して診療予約システム3に送信する
ようになっている。
【0033】さらに、通信機器として端末1cあるいは
携帯情報端末1dを用いた場合、その患者の個人認証確
定後、図2に示すように、診療予約システム3の処理に
より、端末1cあるいは1dのモニタには、予め診療予
約日時入力エリアA1、診療科名入力エリアA2、バス
利用情報入力エリアA3を含む診療予約用画面Iが表示
されており、患者は、端末1cあるいは携帯情報端末1
d(端末のポインティングデバイスやキーボード)を操
作して、上記診療予約日時入力エリアA1に対して診療
予約日時および診療科名入力エリアA2に対して診療科
名をそれぞれ入力し、かつバス利用情報入力エリアA3
において“バス利用有”PB1および“バス利用無”P
B2の何れかをクリックして選択する。
【0034】このとき、“バス利用有”PB1がクリッ
クされた場合には、端末1cあるいは1dのGUI機能
により、図3に示すバス利用位置情報入力エリアA4が
例えば診療予約用画面Iに重畳表示され、患者は、その
バス利用位置情報入力エリアA4内にバス利用位置情報
を入力する。
【0035】そして、患者は、診療予約日時入力エリア
A1、診療科名入力エリアA2に対して入力された診療
予約情報およびバス入力エリアA3に対して入力された
バス利用情報(“バス利用有”の場合には、バス利用位
置情報入力エリアA4に対して入力されたバス利用位置
情報も含む)を確認して送信PB3をクリックすること
により、上記診療予約内容・バス予約内容を確定するよ
うになっており、端末1cあるいは1dは、上記送信P
B3クリックに応じて、入力・確定された診療予約情報
(診療予約日時情報、診療科名情報)およびバス予約情
報(バス利用情報、バス利用位置情報)を通信ネットワ
ーク2を介して診療予約システム3に送信するようにな
っている。なお、一度入力した予約内容を取り消す場合
には、取り消しPB4をクリックすればよい。
【0036】一方、診療予約システム3は、医療機関M
に設置されており、その医療機関Mの全ての診療科の診
療予約を行ない、その診療予約情報を一括して管理する
ものである。すなわち、診療予約システム3は、図1に
示すように、自診療予約システム3と通信ネットワーク
2との間の情報通信が支障なく行なわれるためのインタ
フェース処理を行なう通信部10と、CTI機能等を含
む診療予約処理用のメモリ内蔵型コンピュータ11と、
各診療科の診療予約情報の受付、記憶および一括管理用
のデータベース12とを備えており、これら各構成要素
10〜12は、バス等のイントラネットワーク(以下、
バスとする)13により通信可能に相互接続されてい
る。
【0037】診療予約システム3のコンピュータ11
は、上述した患者の通信機器1として電話1aを用いた
アクセスに応じて動作するCTI機能により自動音声ガ
イダンスを通信部10を介して当該電話1aに対して返
送する処理、および予め患者の端末1cあるいは1dに
対して通信部10および通信ネットワーク2を介して診
療予約用画面Iを配信する処理をそれぞれ行なうように
なっている。
【0038】さらに、コンピュータ11は、通信機器
1、すなわち、電話1a、ファックス1b、端末1c、
携帯情報端末1dの何れかから通信ネットワーク2およ
び通信部10を介して送信されてきた診療予約情報およ
びバス予約情報を受信して、後述する図4に示す診療予
約受付処理、および診療予約日時情報およびバス予約情
報送信処理を行なうようになっている。
【0039】バス予約システム4は、図1に示すよう
に、自予約システム4と通信ネットワーク2との間の情
報通信が支障なく行なわれるためのインタフェース処理
を行なう通信部15と、バス5の運行予約処理用のメモ
リ内蔵型コンピュータ16と、バス運行予約情報記憶用
のデータベース17とを備えており、これら各構成要素
15〜17は、バス等のイントラネットワーク(以下、
バスとする)18により通信可能に相互接続されてい
る。
【0040】一方、各バス5の車載処理ユニット6は、
図1に示すように、自車載処理ユニット6と通信ネット
ワーク2との間の情報通信が支障なく行なわれるための
インタフェース処理を行なう通信部20と、3つのGP
S衛星Sから送信されたGPS信号を受信して自バス5
の走行位置を求めるGPS受信部21と、音声情報およ
び画像・文字情報の内の少なくとも1つを出力可能な情
報出力部22と、車載ユニット6全体を統括制御するた
めのコントローラ23とを備えている。
【0041】バス予約システム4のコンピュータ16
は、利用者の例えば上記通信機器1を用いて通信ネット
ワーク2を経由して送られてきたバス予約情報(予約日
時、バス乗車位置およびバス降車位置を含む)に応じ
て、上記予約日時におけるバス乗車位置に所定のバス5
を配車させ、上記バス降車位置まで運行させるためのバ
ス運行予約情報を作成してデータベース17に更新可能
に記憶するようになっている。
【0042】そして、バス予約システム4のコンピュー
タ16は、車載処理ユニット6のGPS受信部21によ
り受信されコントローラ23の送信処理により通信ネッ
トワーク2を介して送信された各バス5の現在位置情報
に基づいて各バス5の現在位置を管理しており、データ
ベース17に記憶された各バス5のバス運行予約情報に
基づいて、対応するバス5を運行予約日時に予約乗車位
置へ移動させるための指令、すなわち、予約日時および
予約乗車位置を含む移動指令を送信するようになってお
り、バス5のドライバは、通信部20を介して受信され
コントローラ23の処理により情報出力部22を介して
出力された移動指令に応じて、自バス5を対応する予約
日時および予約乗車位置まで走行させるようになってい
る。
【0043】すなわち、バス予約システム4は、バス利
用者の予約要求、すなわち“デマンド”に応じてバス5
を予約運行させることが可能になっている。
【0044】そして、本実施形態のバス予約システム4
のコンピュータ16は、診療予約システム3から通信ネ
ットワーク2および通信部10を介して送信されてきた
診療予約日時情報およびバス予約情報を受信して、後述
する図5に示すバス予約運行処理を行なうようになって
いる。
【0045】次に、本実施形態に係わる連携予約システ
ムの具体的な動作・処理について、図4および図5を用
いて詳細に説明する。
【0046】例えば、所定の日時にバスにより医療機関
Mに移動して所定の診療科で診療を受けたい患者は、例
えば自宅に設置された電話1a、ファックス1bおよび
端末1c等の通信機器1を操作して、音声ガイダンスや
診療用予約画面I等を介して、診療予約日時・診療科名
を含む診療予約情報およびバス利用情報・バス利用位置
情報(例えば、自宅)を含むバス予約情報を通信ネット
ワーク2を介して診療予約システム3に送信する(ステ
ップS1)。
【0047】診療予約システム3のコンピュータ11
は、通信機器1から送信された診療予約情報およびバス
予約情報を通信部10を介して受信し、受信した診療予
約情報に基づいてデータベース12に記憶された診療予
約確定情報(後述するステップS4参照)を参照して上
記診療予約情報に基づく予約が可能か否か判断する(ス
テップS2)。
【0048】このステップS2の判断の結果診療予約情
報に基づく予約が不可能な場合には(ステップS2→N
O)、コンピュータ11は、予約不可で再予約を促す情
報を通信部10および通信ネットワーク2を介して通信
機器1に送信する(ステップS3)。
【0049】例えば、診療予約情報が入力された通信機
器1が電話1aであれば、予約不可であり、再予約を促
す音声ガイダンスを出力し、通信機器1がファックス1
bであれば、予約不可で再予約を促す内容を上記ファッ
クス1bで印字出力させるための情報を出力する。ま
た、通信機器1が端末1cあるいは1dであれば、コン
ピュータ11は、“予約不可メッセージ”を端末1cあ
るいは1dのモニタに表示させるための情報を出力し、
次いで診療予約用画面Iを再送信する。
【0050】患者は、通信機器1を介してコンピュータ
11から送信された上述した予約不可を表す情報に基づ
いて、ステップS1の診療予約情報およびバス予約情報
を再度入力・送信するようになっている。
【0051】このようにして、患者の1回あるいは複数
回の診療予約情報およびバス予約情報入力・送信処理に
より、コンピュータ11のステップS2の判断がYE
S、すなわち、上記診療予約情報に基づいて予約可能と
判断された際に、コンピュータ11は、上記診療予約情
報に基づいて診療時間を考慮した診療予約確定情報、す
なわち、診療科名に対応する診療科における診療予約時
間から診療時間を含む時間範囲を診療予約時間範囲とし
て確定する情報を作成してデータベース12に記憶する
(ステップS4)。
【0052】続いて、コンピュータ11は、確定された
診療予約情報に対応するバス予約情報が“バス利用有”
か否か判断し(ステップS5)、バス利用有”の場合に
は(ステップS5→YES)、コンピュータ11は、診
療予約情報における診療予約日時情報およびバス予約情
報を通信部10および通信ネットワーク2を介してバス
予約システム4に送信する(ステップS6)。
【0053】バス予約システム4のコンピュータ16
は、診療予約システム3から通信ネットワーク2を介し
て送信された診療予約日時情報およびバス予約情報を通
信部15を介して受信し(ステップS20)、受信した
診療予約日時情報に対応する診療予約日の診療予約時間
に基づいて、その診療予約時間から所定時間前(例えば
5分程度)にバス5を医療機関Mへ到達させるために
は、バス5を上記バス予約情報に基づくバス利用位置に
何時何分頃に到着させればよいか、すなわち、患者を診
療予約日の診療予約時間に対して所定時間前に医療機関
Mに到着させるために必要なバス5のバス利用位置到着
時刻を、そのバス利用位置と医療機関Mとの距離および
バス5の平均走行速度等に基づいて算出する(ステップ
S21)。
【0054】次いで、データベース17に記憶された各
バス5の診療予約日における運行予約情報(後述するス
テップS24、S26等参照)を参照して、全てのバス
5の中で、算出されたバス利用位置到着時刻においてバ
ス利用位置に到着可能なバス5をピックアップし(ステ
ップS22)、ピックアップしたバス5aが単独の場合
には(ステップS23→NO)、そのピックアップした
バス5aの診療予約日における運行予約情報を、上記バ
ス5aがバス利用位置到着時刻においてバス利用位置に
到着し医療機関Mまで走行するように更新して(ステッ
プS24)、後述するステップS27の処理に移行し、
また、ピックアップしたバスが複数の場合には(ステッ
プS23→YES)、ピックアップした複数のバス5そ
れぞれの運行予約情報に影響を与える度合いが最も低い
バス5aを抽出し(ステップS25)、抽出したバス5
aの診療予約日における運行予約情報を、上記バス5a
がバス利用位置到着時刻においてバス利用位置に到着し
医療機関Mまで走行するように更新する(ステップS2
6)。
【0055】続いて、バス予約システム4のコンピュー
タ16は、上記診療予約日時においてバス利用位置から
医療機関Mまでのバス5aの運行予約が完了したことを
表すバス利用位置、その利用位置におけるバス到着時刻
およびバス予約のお礼等を含むバス予約完了情報(通信
機器1が電話1a→音声情報、ファックス1b→印字用
情報、端末1cあるいは1d→画像情報)を通信部15
および通信ネットワーク2を介して診療予約システム3
へ送信する(ステップS27)。
【0056】このとき、診療予約システム3のコンピュ
ータ11は、通信ネットワーク2を介して送信され通信
部10を介して受信されたバス予約完了情報に応じて、
上述した診療予約確定情報に対応する診療予約日、診療
予約時間範囲、診療科名およびそのお礼等を含む診療予
約完了情報(通信機器1が電話1a→音声情報、ファッ
クス1b→印字用情報、端末1cあるいは1d→画像情
報)を、バス予約完了情報と一体化して同通信部10お
よび通信ネットワーク2を介して通信機器1に送信する
(ステップS7)。
【0057】一方、ステップS5により“バス利用無”
と判断された場合には(ステップS5→NO)、コンピ
ュータ11は、単に診療予約完了情報を通信部10およ
び通信ネットワーク2を介して通信機器1に送信し(ス
テップS8)、処理を終了する。
【0058】この結果、患者は、通信機器1を介して音
声出力、印字出力あるいは画像表示出力された診療予約
完了情報およびバス予約完了情報(バス予約を行なう場
合)を受け取ることにより、診療予約日時における診療
予約内容、およびバス利用位置におけるバス到着時刻を
含むバス予約内容を確認することができる。
【0059】例えば、通信機器1として、端末1cある
いは1dを用いた場合に、その端末1cあるいは1dの
モニタに表示された診療予約完了情報およびバス予約完
了情報の一例を図6に示す。なお、図6においては、診
療予約日時を、1月11日(火)、診療予約時間(時間
範囲)を、9:00〜10:00、診療科名を内科、バ
ス利用位置を自宅、その利用位置におけるバス到着時刻
を8:30分としている。
【0060】一方、バス予約システム4のデータベース
17には、診療予約日におけるバス利用位置、そのバス
利用位置の到着時刻および走行目的位置(医療機関M)
が記憶されており、この診療予約日におけるバス利用位
置、その到着時刻および走行目的位置(医療機関M)
は、予めオフライン、あるいはバス予約システム4のコ
ンピュータ16の処理によりオンラインでバス5aのド
ライバに通知される。
【0061】すなわち、例えば診療予約日が当日の場合
等でオンライン通知が必須の場合には、バス予約システ
ム4のコンピュータ16は、対応するバス5aに対し
て、診療予約日におけるバス利用位置、その到着時刻お
よび走行目的位置(医療機関M)に基づく移動指令を通
信部15および通信ネットワーク2を介してバス5aの
車載処理ユニット6に通知し、バス5aの車載処理ユニ
ット6のコントローラ23は、通信部20を介して受信
された移動指令に基づいて、上記診療予約日、バス利用
位置およびその到着時刻を表す音声情報および画像・文
字情報の内の少なくとも一方を情報出力部22を介して
出力する。
【0062】バス5aのドライバは、音声情報および画
像・文字情報の内の少なくとも一方の形態で出力された
診療予約日、バス利用位置、その到着時刻および走行目
的位置(医療機関M)に基づいて自バス5aを走行させ
て、その診療予約日におけるバス利用位置到着時刻まで
に自バス5aをバス利用位置に到着させる。
【0063】この結果、患者は、例えば自宅等、自ら希
望したバス利用位置において待機することにより、バス
到着時刻に到着したバス5aに乗車することができ、自
らが予約した診療時間に間に合うように医療機関Mに到
着することができる。
【0064】以上述べたように、本実施形態によれば、
患者は、医療機関Mに出向くことなく、自らが希望する
位置、例えば自宅等で医療機関Mの診療予約を行なうこ
とができるとともに、医療機関Mへの交通手段としてバ
スを用いる場合には、そのバスを停留所等でバスを待つ
ことなく、自らが希望する位置(例えば自宅)に居るこ
とにより、医療機関Mでの診療予約時刻に間に合う時刻
にバスに乗りこむことができる。
【0065】したがって、自宅から各種施設まで徒歩で
向かうことが困難な高齢者や障害者等の患者は、自宅か
ら自ら希望する診療予約日および診療予約時刻を含む診
療予約情報を通信機器1を介して送信する処理のみを行
なうことにより、自動的にバスの乗車予約を行なうこと
ができ、自宅から医療機関Mで徒歩等で出向くことな
く、上記診療予約時刻に間に合うように自宅に到着した
バスに乗りこむことができる。
【0066】すなわち、本実施形態では、患者は、医療
機関Mに対する予約処理のみを行なうことにより、医療
機関Mに対するバス5の予約という新たなサービスを自
動的に受けることができるという、いわゆるワンストッ
プサービスを実現することができるため、上記高齢者や
障害者等患者に対する診療予約システム3の利便性を非
常に向上させることができる。
【0067】また、本実施形態によれば、停留所や自宅
前等のバス利用位置においてバスを待つことなくバスに
乗車して医療機関Mまで移動することができ、医療機関
内での待ち時間に加えて、バスの待ち時間を短縮あるい
は解消することができる。したがって、自宅等のバス利
用位置から医療機関までのトータルな通院時間を短縮さ
せることができ、診療予約システム3における事前予約
の利便性を最大限に発揮させることができる。
【0068】さらに、本実施形態によれば、患者のバス
に対する乗り遅れを防止することができ、診療予約シス
テム3における診療予約の利便性をさらに向上させるこ
とができる。
【0069】なお、本実施形態においては、診療予約シ
ステムから送られた診療予約情報およびバス利用情報を
含むバス予約情報に基づいて、実際に患者のバス利用位
置から医療機関までのバスの運行予約を行なうバス予約
システム4を用いたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、予め定められた交通路(ルート)を走行する
各路線バス(病院巡回バス、福祉バスおよび民間のバス
を含む)の各停留所における停車時刻情報を管理する運
行管理システムを用いることもできる。
【0070】この変形例に基づく連携予約システムの運
行管理システム30は、図7に示すように、自運行管理
システム30と通信ネットワーク2との間の情報通信が
支障なく行なわれるためのインタフェース処理を行なう
通信部31と、各バス5の各交通ルート情報(各バスが
停車する停留所情報)および各交通ルートにおける停車
時刻情報を管理するためのメモリ内蔵型コンピュータ3
2と、各バス5の各交通ルート情報および各停留所にお
ける停車時刻情報を記憶するデータベース33とを備え
ており、これら各構成要素31〜33は、バス34によ
り通信可能に相互接続されている。
【0071】なお、運行管理システム30および通信ネ
ットワーク2以外の構成要素については、図1と同様で
あるため、図示を省略している。なお、各バス5には、
車載ユニット6を搭載しなくともよい。
【0072】すなわち、コンピュータ32は、前掲図5
のステップS20と同様に、診療予約日時情報およびバ
ス予約情報を受信した後、図8に示すように、受信した
診療予約日時情報に対応する診療予約日の診療予約時間
に基づいて、各バス5の各交通ルート情報および各停留
所到着時刻情報を参照して、患者の医療機関Mへの出発
位置(通院開始位置;第1実施形態のバス利用位置に対
応する)付近の停留所に停車し、かつ診療予約時間から
所定時間前に医療機関M周辺の停留所に停車可能なバス
5bをピックアップし(ステップS30)、患者の通信
開始位置付近の停留所名、ピックアップしたバス5bの
行き先名およびその停留所における停車時刻を含むバス
運行情報を通信部31および通信ネットワーク2を介し
て診療予約システム3へ送信する(ステップS31)。
【0073】このとき、診療予約システム3のコンピュ
ータ11は、ステップS7の処理と同様に、送信されて
きたバス運行情報と診療予約情報とを一体化して同通信
部10および通信ネットワーク2を介して通信機器1に
送信する。
【0074】この結果、患者は、通信機器1を介して音
声出力、印字出力あるいは画像表示出力された診療予約
完了情報およびバス運行情報を受け取ることにより、診
療予約日時における診療予約内容に加えて、診療予約時
間に間に合うために最適な通院開始位置付近の停留所
名、その停留所に停車するバス5bの行き先名および停
車時刻を確認することができる。
【0075】したがって、患者は、確認した停留所にバ
ス5b停車時刻までに到着すれば、バス5bに乗車する
ことができ、自らが予約した診療時間に間に合うように
医療機関Mに到着することができる。
【0076】すなわち、本変形例においても、患者は、
停留所においてバスを待つことなくバスに乗車して医療
機関Mまで移動することができ、医療機関内での待ち時
間に加えて、停留所におけるバスの待ち時間を短縮ある
いは解消することができる。したがって、自宅等のバス
利用位置から医療機関までのトータルな通院時間を短縮
させることができ、診療予約システム3における事前予
約の利便性を最大限に発揮させることができる。
【0077】また、上記第1実施形態およびその変形例
においては、患者の要求(デマンド)に応じてバス(以
下、デマンドバスと呼ぶ)の運行予約を行なうバス予約
システム4および路線バスの運行情報を管理する運行管
理システム30のどちらか一方のバスと連携した連携予
約システムについて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、医療機関Mの診療予約に加えて上記
デマンドバスや路線バスの運行情報や他の輸送手段(タ
クシー等)の運行情報、および医療機関M周辺の道路交
通情報等の輸送手段に関連する情報を利用者に提供する
ことができる連携システムも実現可能である。
【0078】図9は、上述した輸送手段関連情報提供用
の連携システムの概略構成を示すブロック図である。
【0079】図9において、運行管理システム40は、
図1に示す利用者のデマンドに応じたバス運行予約機能
および図7に示す路線バス交通ルート情報・停車時刻情
報管理機能を有している。
【0080】すなわち、運行管理システム40は、自運
行管理システム40と通信ネットワーク2との間の情報
通信が支障なく行なわれるためのインタフェース処理を
行なう通信部41と、デマンドバス5Aの運行予約処理
用および路線バス5Bの各交通ルート情報(各バスが停
車する停留所情報)・各交通ルートにおける停車時刻情
報管理用のメモリ内蔵型コンピュータ42と、デマンド
バス5Aのバス運行予約情報記憶用および路線バス5B
の各交通ルート情報・各停留所の停車時刻情報記憶用の
データベース43とを備えており、これら各構成要素4
1〜43は、バス44により通信可能に相互接続されて
いる。
【0081】また、連携予約システムは、図9に示すよ
うに、医療機関M周辺を含む道路交通情報管理用および
デマンドバス5A・路線バス5B以外の他の輸送手段5
C(タクシー、自家用車等)の運行情報管理用の管制セ
ンタ45を備えている。
【0082】すなわち、本変形例において、患者は、ス
テップS1と同様に、通信機器1を介して診療予約情報
のみを通信ネットワーク2を介して診療予約システム3
に送信する(ステップS40)。
【0083】このとき、診療予約システム3のコンピュ
ータ11は、ステップS2〜S3、ステップS8の処理
を行なうことにより、診療予約を完了して診療予約完了
情報を通信機器1に送信するとともに、診療予約日時情
報を通信部10および通信ネットワーク2を介して管制
センタ45に送信する(ステップS41)。
【0084】管制センタ45は、診療予約日時情報を受
信し、運行管理システム40のデータベース43に記憶
されたデマンドバス5aの運行予約情報および路線バス
5bの運行情報を参照して、診療予約日の診療予約時間
から所定時間前に医療機関M周辺を走行する予定の全て
のデマンドバス5aおよび路線バス5bをピックアップ
し(ステップS42)、ピックアップしたデマンドバス
5a、路線バス5bそれぞれの行き先名、自宅あるいは
その周辺到着位置・時刻、医療機関M周辺停留位置およ
び停留時刻等を含むバス運行情報を各バス毎に作成する
(ステップS43)。
【0085】次いで、管制センタ45は、医療機関M周
辺から患者の自宅までの道路交通情報およびその道路交
通情報に基づいて上記診療予約日の診療予約時間から所
定時間前に医療機関Mに到着可能な他の輸送手段(タク
シー、自家用車等)の自宅あるいはその周辺到着出発時
刻および医療機関M到着時刻等を含む運行情報を作成す
る(ステップS44)。
【0086】続いて、管制センタ45は、作成したバス
運行情報および他の運行情報を一体化して通信ネットワ
ーク2を介して通信機器1に送信する(ステップS4
5)。
【0087】例えば、通信機器1として、端末1cある
いは1dを用いた場合に、その端末1cあるいは1dの
モニタに表示された複数の輸送手段(デマンドバス5
A、路線バス5B、他の輸送手段5C(タクシー、自家
用車)の医療機関到着時刻情報(診療予約時間をPM
3:00とした場合)の一例を図10に示す。
【0088】この結果、患者は、通信機器1を介して音
声出力、印字出力あるいは画像表示出力された複数の運
行情報を受け取ることにより、診療予約時間に間に合う
ために最適な輸送手段を上記複数の運行情報を参照して
選択することができる。
【0089】そして、例えば、デマンドバス5Aを通信
機器1を用いて選択した場合には、その選択情報を通信
ネットワーク2を介して運行管理システム40に送信す
ることにより、第1実施形態で述べたように、デマンド
バス5Aの走行予約も同時に行なうことができる。
【0090】なお、上記第1実施形態およびその変形例
においては、バス予約システムあるいは管理システム
は、バス予約完了情報あるいはバス運行情報を通信ネッ
トワークを介して一旦診療予約システムに送信し、診療
予約システムから診療予約完了情報と共に通信機器に送
信するようにしたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、バス予約システムあるいは運行管理システム
は、バス予約完了情報あるいはバス運行情報を直接通信
ネットワークを介して通信機器に送信し、診療予約シス
テムは診療予約完了情報のみを通信ネットワークを介し
て通信機器に送信するように構成してもよい。
【0091】(第2の実施の形態)図12は、本発明の
第2の実施の形態に係わる連携予約システムの概略構成
を示すブロック図である。
【0092】図12によれば、連携予約システムは、医
療機関M1に設置され通信ネットワーク2を介して情報
通信可能な診療事前予約処理用の診療予約システム50
と、例えば、上記医療機関M1付近の停留所を交通ルー
トに有する複数のバス51にそれぞれ搭載され、通信ネ
ットワーク2を介して情報通信可能な車載処理ユニット
52とを備えている。
【0093】診療予約システム50は、医療機関M1の
全ての診療科の診療予約を行ない、その診療予約情報を
一括して管理するものである。すなわち、診療予約シス
テム50は、図12に示すように、自診療予約システム
50と通信ネットワーク2との間の情報通信が支障なく
行なわれるためのインタフェース処理を行なう通信部6
0と、診療予約処理用のメモリ内蔵型コンピュータ61
と、各診療科の診療予約情報記憶・一括管理用のデータ
ベース62とを備えており、これら各構成要素60〜6
2は、バス等のイントラネットワーク(以下、バスとす
る)63により通信可能に相互接続されている。
【0094】また、車載処理ユニット52は、自車載処
理ユニット52が搭載された自バス51に乗車した乗客
の中に医療機関M1に通院途中の患者が存在した場合、
その患者が所有する患者識別用情報(患者ID)、医療
機関識別用情報(医療機関ID)、診療科名識別情報
(診療科名ID)およびバス利用可能金額SM等が予め
記憶領域(メモリ)に例えば磁気的に記憶された患者所
有の診療カードC(後掲図13参照)における上記記憶
内容を読取り、読取った記憶内容に基づいて自動的に医
療機関M1の診療予約を事前に行なうとともに、医療機
関M1までのバス利用課金を自動的に行なう機能を有し
ている。
【0095】すなわち、車載処理ユニット52は、自車
載処理ユニット52と通信ネットワーク2との間の情報
通信が支障なく行なわれるためのインタフェース処理を
行なう通信部70と、3つのGPS衛星Sから送信され
たGPS信号を受信して自バス51の走行位置を求める
GPS受信部71と、例えば自バス51の入口に設置さ
れたカード読み書き処理用のカード読み書き部72とを
備えている。
【0096】このカード読み書き部72は、診療カード
Cを挿入・返却可能なカード挿入返却口を有しており、
後述する車載用コントローラ74と協調して、バス51
の入口から乗車した患者が自ら所有する診療カードCを
カード挿入返却口に挿入した際に、診療カードCの記憶
領域に書き込まれた患者ID、医療機関ID、診療科名
IDおよびバス利用可能金額SMを読取って後述するコ
ントローラに送信する処理、コントローラから送信され
た利用金額に基づいて診療カードCの記憶領域に記憶さ
れたバス利用可能金額SMを書き換える処理、コントロ
ーラから送信された診療予約情報を診療カードCの印字
領域に印字出力処理およびカード挿入返却口に挿入され
た診療カードCを返却する処理をそれぞれ行なうように
なっている。
【0097】そして、車載処理ユニット52は、自バス
51の各停留所間の料金情報を表す料金データベースD
Bが予め記憶されたメモリ73と、GPS受信ユニット
71により得られた自バス51の現在位置情報、カード
読み書き部72により読取られた患者ID、医療機関I
D、診療科名IDおよび利用可能金額SMに基づいて、
通信部70およびカード読み書き部72とともに後掲図
14に示す診療予約用情報送信処理、診療予約情報書き
込み処理およびバス運賃自動課金処理を行なう車載用コ
ントローラ74と、自バス51の入口に、例えばカード
読み書き部72に近接して設けられており、画面(パネ
ル)上に表示されたグラフィカルなボタン(PB)やコ
マンド等を例えば指で触れることにより、対応するメニ
ューやコマンドが選択されたことを表すデータ(選択デ
ータ)を車載用コントローラ74に送信するためのタッ
チパネル方式の表示入力部75とを備えている。
【0098】図13は、患者が有する診療カードCの内
部メモリにある情報を模式的に示す図である。
【0099】図13によれば、診療カードCは、例えば
プラスチック性であり、所定の形状(例えばクレジット
カードの形状)を有するカードジャケット(筐体)80
と、このカードジャケット80内に配設され、上記患者
ID、医療機関ID、診療科名IDおよび利用可能金額
SM等の情報を例えば磁気的に記憶可能な記憶領域{メ
モリ(ICメモリ等)}81と、カードジャケット80
のカード表面およびカード裏面の内の少なくとも一方側
(例えば裏面側)に形成された印字領域82とを備えて
いる。
【0100】この診療カードCのメモリ81に記憶され
た利用可能金額情報SMは、診療カードCに対する利用
可能金額情報チャージ用のチャージ機を用いて診療カー
ドC内に書き込まれる。
【0101】すなわち、チャージ機は、現金投入口およ
びカード挿入・返却口を有しており、患者が診療カード
Cをカード挿入・返却口に挿入してt現金投入口から所
望の金額を投入することにより、その投入金額情報を診
療カードCのメモリ81に書き込む(メモリ81に金額
情報が記憶されている場合には、その金額情報に加算す
る)ようになっている。
【0102】上述したように、診療カードCのメモリ8
1に記憶された患者ID、医療機関ID、診療科名ID
および利用可能金額SM等の情報は、カード読み書き部
72により読取り可能になっており、また、メモリ81
に対して情報をカード読み書き部72により書き込み可
能になっている。
【0103】また、メモリ73には、グラフィカルな診
療受付ボタン(PB)を有する診療受付用画面が記憶さ
れており、車載用コントローラ74は、バス51走行開
始時において、メモリ73に記憶された診療受付用画面
を読み出して表示入力部75に表示するようになってい
る。
【0104】次に、本実施形態に係わる連携予約システ
ムの具体的な動作・処理について、図14および図15
を用いて詳細に説明する。
【0105】今、患者は医療機関M1に通院しており、
その医療機関M1への通院のためバス51を利用してい
るものとする。このとき、患者の所有する診療カードC
には、医療機関IDとして、医療機関M1を識別するI
Dが記憶されている。
【0106】患者は、所定の停留所に停車したバス51
に乗車し、表示入力部75に表示された診療受付用画面
上の診療受付ボタンを選択し、バス51の入口に設置さ
れたカード読み書き部72のカード挿入返却口に自己の
診療カードCを挿入する。
【0107】このとき、バス51の車載処理ユニット5
2の車載用コントローラ74は、診療受付ボタンが選択
されたか否か判断しており(ステップS50)、選択さ
れていないと判断された場合には(ステップS50→N
O)、後述するステップS59の処理に移行する。
【0108】一方、ステップS50により選択されたと
判断された場合には、車載用コントローラ74はカード
読み書き部72に対して読み出し指令を送り、カード読
み書き部72は、送られた読み出し指令に応じて、診療
カードCのメモリ81に記憶された患者ID、医療機関
ID、診療科名IDおよび利用可能金額SMを読み出
し、読み出した情報を車載用コントローラ74に送信す
る(ステップS51)。
【0109】一方、GPS受信部71は、少なくとも1
つのGPS衛星Sから送信されたGPS信号を受信して
自バス51の走行位置を周期的に求め、求めた走行位置
を周期的に車載用コントローラ74に送信している。
【0110】車載用コントローラ74は、カード読み書
き部72から送信された情報(患者ID、医療機関I
D、診療科名IDおよび利用可能金額SM)およびGP
S受信部71から送信された走行位置を受信し(ステッ
プS52)、受信した医療機関IDおよび診療科名ID
に対応する医療機関および診療科名の内の少なくとも一
方が複数であるか否か判断する(ステップS53)。
【0111】ステップS53の判断の結果、医療機関お
よび診療科名の何れも複数でない場合には(ステップS
53→NO)、車載用コントローラ74は、後述するス
テップS55の処理に移行する。
【0112】ステップS53の判断の結果が複数であれ
ば(ステップS53→YES)、車載用コントローラ7
4は、対応する複数の医療機関および診療科名の内の少
なくとも一方がグラフィカルなボタン(PB)で表され
た選択画面を作成して表示入力部75に表示する(ステ
ップS54)。
【0113】例えば、診療科名が複数の場合において
は、各診療科名がグラフィカルなPBとして表された選
択画面が表示入力部75に表示され、患者は、この表示
入力部75に表示された複数の診療科名PBの中から、
診療を希望する診療科名PBを選択する。この結果、選
択された診療科名に対応する診療科名IDが車載用コン
トローラ74に送信され、車載用コントローラ74に受
信される。
【0114】次いで、車載用コントローラ74は、受信
した情報における利用可能金額SM以外の診療情報{患
者ID、医療機関ID、診療科名(科目)ID}および
カード読み書き部72からの情報送信時においてGPS
受信部71から送信された自バス51の走行位置情報を
通信部10および通信ネットワーク2を介して診療予約
システム50に送信する(ステップS55)。
【0115】診療予約システム50のコンピュータ61
は、車載処理ユニット51から通信ネットワーク2を介
して送信され通信部60を介して受信された診療情報
(患者ID、医療機関ID、診療科名ID)および走行
位置情報を受信し(ステップS70)、バス51の走行
位置情報に基づいて、医療機関M1(その医療機関M1
付近の停留所)に到着するバス51の到着時刻を予測す
る(ステップS71)。
【0116】そして、コンピュータ61は、予測したバ
ス到着時刻から所定時間(例えば、停留所から医療機関
M1までの徒歩時間を十分に考慮した時間)経過後の時
刻を診療予約時刻として設定し(ステップS72)、診
療情報の診療科名IDに対応する診療科における上記ス
テップS72で設定した診療予約時刻からの所定の時間
範囲を患者IDに対応する患者の診療予約時間として設
定し(ステップS73)、患者ID、診療科名IDおよ
びステップS73で設定した診療予約時間をまとめて診
療予約情報としてデータベース62に記憶する(ステッ
プS74)。
【0117】次いで、コンピュータ61は、データベー
ス62に記憶した診療予約情報を通信部60を介してバ
ス51の車載処理ユニット52に送信する(ステップS
75)。
【0118】車載処理ユニット52の車載用コントロー
ラ74は、診療予約システム50から送信された患者I
D、診療科名IDおよび診療予約時間を含む診療予約情
報を通信部70を介して受信し(ステップS56)、受
信した診療予約情報に基づいて、診療予約時間において
診療科名IDに対応する診療科での診療予約が自動的に
受け付けられたことを表す文字情報、すなわち、診療予
約時間における診療科名IDに対応する診療科での診療
が予約されたことを表す文字情報(診療予約確認用文字
情報)を作成し(ステップS57)、作成した診療予約
確認用文字情報をカード読み書き部72の処理を介して
カード挿入返却口に挿入された診療カードCの印字領域
82に印字出力する(ステップS58)。
【0119】ステップS58の診療予約確認用文字情報
の印字出力処理と同時並列的に、車載処理用コントロー
ラ74は、自バス51の位置、すなわち患者が乗車した
停留所位置から医療機関M1に対応する停留所までの料
金(運賃)を含む連携予約システム利用料金を、メモリ
73に記憶された料金DBを参照して求め(ステップS
59)、ステップS52の処理により受信された利用可
能金額SMから利用料金を差し引き(ステップS6
0)、差し引き後の残金額を利用可能金額SMとしてカ
ード読み書き部72の処理を介して診療カードCのメモ
リ82に書き込む(ステップS61)。
【0120】そして、車載処理ユニット74およびカー
ド読み書き部72は、ステップS61終了後、すなわち
診療予約確認用文字情報が印字出力され、かつ医療機関
M1までの運賃清算後の利用可能金額が書き込まれた診
療カードCを診療カード挿入返却口から排出して患者に
返却し(ステップS62)、以下ステップS50の処理
に戻り、次の患者の診療カードCの挿入操作および診療
受付ボタン選択操作に応じて、上述したステップS50
〜ステップS62の処理を行なう。
【0121】この結果、患者は、バス51に乗車して、
診療受付ボタン操作、車載処理ユニット52のカード挿
入返却口に診療カードCを挿入する操作および必要に応
じて医療機関および診療科名の内の少なくとも1つを選
択する操作のみを行なうだけで、バス51の医療機関M
1に対する到着時刻に対応する診療予約時間に対して、
診療カードCの記憶内容に基づく診療科の診療予約を自
動的に行なうことができる。
【0122】すなわち、本実施形態では、患者は、バス
51に乗車して車載処理ユニット52のカード挿入返却
口に診療カードCを挿入する操作や医療機関および診療
科名の選択操作を行なうだけで、医療機関M1の診療事
前予約という新たなサービスを自動的に受けることがで
きるという、いわゆるワンストップサービスを実現する
ことができるため、患者は、バス51が医療機関M1に
到着後に診療科において診療予約受付を行なう必要がな
くなり、医療機関M1内の予約受付作業に伴う待ち時間
が解消され、さらに、医療機関においては、予め患者の
カルテを用意すること等の上記診療に対する事前準備を
行なうことができ、経営を効率化することができる。
【0123】また、本実施形態においては、患者は、自
らの診療予約が完了されたことを、診療カードCの裏面
に印字された診療予約確認用文字を見ることにより容易
に確認することができる。
【0124】さらに、本実施形態では、患者は、バス5
1に乗車して車載処理ユニット52のカード挿入返却口
に診療カードCを挿入する操作等を行なうだけで、医療
機関M1までのバス運賃を含む上記連携予約システム利
用料金を自動的に清算することができ、非常に面倒な運
賃清算処理を行なう必要がなくなるため、運賃清算処理
に伴う煩わしさおよび余分な時間が解消され、さらに快
適に医療機関M1への通院を行なうことができる。
【0125】そして、例えば、バス51内に、上述した
チャージ機を設けることにより、患者は、医療機関M1
およびバス51の利用により減少したカードC内の利用
可能金額を再度チャージすることができるため、患者の
利便性がさらに向上する。
【0126】なお、本実施形態ではバス5に乗車した患
者は、診療カードC挿入操作とともに診療受付ボタン選
択操作を行なったが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、診療カードC挿入操作のみを行ない、その挿入
操作に応じて自動的に診療カードC内の記憶情報が読み
出されるように構成することも可能である。
【0127】また、本実施形態においては、診療カード
Cを、そのカードCに予め投入金額に応じた利用可能金
額が書き込まれた、いわゆるプリペイドタイプの診療カ
ードとして構成したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0128】例えば、図16に示すように、患者IDに
対応する患者の銀行口座を有する金融機関のホストシス
テム83と車載処理ユニット52とを通信ネットワーク
2を介して通信可能に接続しておき、車載処理ユニット
52の車載用コントローラ74が患者IDおよび医療機
関M1までの運賃を含む連携予約システム利用料金デー
タを金融機関のホストシステム83に送信する。
【0129】このとき、金融機関のホストシステム83
は、メモリ内蔵型コンピュータ84、通信ネットワーク
2に対するインタフェース用の通信部85、その利用者
ID毎に銀行口座を管理するデータベース86およびバ
ス等のイントラネットワーク(以下、バスとする)87
を備えており、コンピュータ84は、送信されてきた患
者IDおよび連携予約システム利用料金データに応じ
て、その患者ID(利用者ID)に対応する銀行口座か
ら利用料金データに対応する金額を自動的に引き落とす
ようになっており、オンライン決済が可能になる。
【0130】さらに、本実施形態では患者ID等の診療
情報を記憶する媒体をカードとしたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、カード以外の他の診療情報を
記憶可能な媒体も使用可能である。
【0131】ところで、第1および第2実施形態におい
ては、患者が医療機関に通院する輸送手段として、バス
を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
他の公共交通であるタクシー、電車等の輸送手段(輸送
用車両)に対しても本発明を適用可能である。
【0132】また、第1実施形態においては、患者は、
医療機関から離れた自宅等の場所から通信機器を用いて
医療機関の予約を行なったが、本発明はこれに限定され
るものではなく、他の方法でも予約することが可能であ
る。
【0133】例えば、診療カードC1を用いる予約方法
・システムとして、初診の際に患者に発行された磁気カ
ードやICカード等の診療カードC1の記憶領域には、
予め、患者識別用情報(患者ID)および対応する患者
の個人情報{個人データ:名前、住所、連絡先情報(T
EL等)、過去の診療科目(科目ID)・診療時間等)
に加えて、対応する患者の自宅に近いバス停を表す情報
(最寄バス停ID)が記憶されているものとする。
【0134】このとき、診療予約システム3Aのデータ
ベース12には、各患者の個人情報がその患者ID毎に
分類されて記憶されている。
【0135】また、診療予約システム3Aは、患者が操
作して次回(再来時)の診療およびデマンドバスの予約
を同時に、すなわちワンストップで行なうための再来予
約機90を備えている。
【0136】この再来予約機90は、例えば金融機関の
ATMに類似した外形を有しており、その前面(患者操
作面)には、図17に示すように、患者がその画面(パ
ネル)上に表示されたグラフィカルなボタン(PB)や
コマンド等を例えば指で触れることにより、対応するメ
ニューやコマンドが選択されたことを表すデータ(選択
データ)を入力できるタッチパネル91と、診療カード
C1を挿入・返却可能なカード挿入返却口92とが設け
られている。
【0137】また、再来予約機90は、診療予約および
デマンドバス予約受付処理用のコントローラ93と、こ
のコントローラ93に上記予約受付処理を実行させるた
めのプログラムや診療予約用画面等のGUI用画面デー
タ等を記憶するメモリ94と、コントローラ74と協調
して動作し、カード挿入返却口92に挿入された診療カ
ードC1の記憶領域に書き込まれた患者ID、患者個人
データおよび最寄バス停IDを読取ってコントローラ7
4に送信する処理、コントローラ74から送信された診
療予約情報をカードC1の記憶領域に書き込む処理、診
療予約情報を診療カードC1の印字領域に印字出力処理
およびカード挿入返却口に挿入された診療カードC1を
返却する処理をそれぞれ実行可能なカード読み書き部9
5とを備えており、タッチパネル91、コントローラ9
3、メモリ94およびカード読み書き部95は、互いに
通信可能にバス13に接続されている。
【0138】すなわち、本変形例によれば、患者は、診
療終了後において、次回の診療を予約する際に、携帯す
る診療カードC1を再来予約機90のカード挿入返却口
92に挿入する。
【0139】このとき、カード読み書き部95は、カー
ド挿入返却口92に挿入された診療カードC1の記憶領
域を参照し、記憶領域に記憶された患者ID、個人デー
タおよび最寄バス停IDを読み出し、患者個人データ確
認画面としてタッチパネル91に表示する(図18;ス
テップS80)。
【0140】コントローラ93は、患者個人データ確認
画面が所定時間(例えば、5から10秒間)表示された
後、あるいは患者個人データ確認画面上に表示された
“次へ”のPBが患者に触れられた際に、メモリ94か
ら診療予約用画面を読み出してタッチパネル91に表示
する(ステップS81)。
【0141】図19は、タッチパネル91に表示された
診療予約用画面IAを示す図であり、この診療予約用画
面IAには、第1実施形態の診療予約用画面Iと同様
に、診療予約日時入力エリアB1、診療科名入力エリア
B2、“送信”PB3および“取り消し”PB4が表示
されており、さらに、患者が指で触れることにより文字
/数値データを入力可能なキーボードイメージ(ソフト
ウエアキーボード)SKが表示されている。
【0142】このとき、患者は、ソフトウエアキーボー
ドSKを操作して、診療予約日時入力エリアB1に対し
て診療予約日時および診療科名入力エリアB2に対して
診療科名をそれぞれ入力し、“送信”PB3をクリック
する。
【0143】このとき、コントローラ93は、タッチパ
ネル91を介して患者から入力された診療予約情報(診
療日時情報および診療科名情報)を患者IDおよび最寄
バス停IDと対応付け、対応付けた患者ID、最寄バス
停IDおよび診療予約情報をコンピュータ11に送信す
る(ステップS82)。
【0144】コンピュータ11は、図4に示すステップ
S2〜ステップS4の処理を実行する。なお、図4のス
テップS1〜ステップS4における“通信機器”は本変
形例では再来予約機90のコントローラ93である。
【0145】例えば、ステップS3において予約が不可
な場合には、コンピュータ11から送信された再予約を
促す情報に応じて、コントローラ93は、診療予約日時
入力エリアB1および診療科名入力エリアB2に入力さ
れたデータを消去して、再予約を促す内容のメッセージ
をタッチパネル11に表示する。
【0146】次いで、コンピュータ11は、確定された
診療予約情報における診療予約日時情報および最寄バス
停IDを通信ネットワーク2を介してバス予約システム
4に送信する(ステップS6A)。
【0147】バス予約システム4のコンピュータ16
は、診療予約システム3Aのコンピュータ11から通信
ネットワーク2を介して送信された診療予約日時情報お
よび最寄バス停IDを通信部15を介して受信し(ステ
ップS20A)、受信した診療予約日時情報に対応する
診療予約日の診療予約時間に基づいて、その診療予約時
間から所定時間前(例えば5分程度)にバス5を医療機
関Mへ到達させるためには、バス5を上記最寄バス停I
Dに対応する最寄バス停留所に何時何分頃に到着させれ
ばよいか、すなわち、患者を診療予約日の診療予約時間
に対して所定時間前に医療機関Mに到着させるために必
要なバス5の最寄バス停留所到着時刻を、その最寄バス
停留所位置と医療機関Mとの距離およびバス5の平均走
行速度等に基づいて算出する(ステップS21A)。
【0148】次いで、コンピュータ16は、ステップS
22に類似した処理を実行して、算出された最寄バス停
留所到着時刻において最寄バス停留所に到着可能なバス
5をピックアップする(ステップS22A)。
【0149】このとき、コンピュータ16は、ピックア
ップしたバスが複数か否か判断し(ステップS23
A)、ピックアップしたバスが単一の場合には(ステッ
プS23A→NO)、直接ステップS83の処理に移行
し、ピックアップしたバスが複数の場合には(ステップ
S23A→YES)、ピックアップした複数のバス5そ
れぞれの運行予約情報に影響を与える度合いが最も低い
バス5aを抽出する(ステップS25A)。
【0150】次いで、コンピュータ16は、ピックアッ
プしたバス5aの最寄バス停留所、その最寄バス停留所
におけるバス到着時刻を含むバス配車用情報を再来予約
機90のコントローラ93に送信する(ステップS8
3)。
【0151】コントローラ93は、送信されてきたバス
配車情報に基づいて、バスの利用を促すメッセージ、例
えば、「X時Y分(バス到着時刻)にデマンドバスを最
寄バス停留所(その名称○○停留所)に配車しましょう
か」とバス利用情報(バス利用→“YES”PB10、
バス利用無し→“NO”PB11)入力エリアB3と
を、診療予約用画面IA上に表示する(ステップS8
4;図20参照)。
【0152】ここで、患者は、デマンドバスを利用する
場合には、“YES”PB10を選択してクリックし、
デマンドバスを利用しない場合には、“NO”PB11
を選択してクリックする。
【0153】例えば、患者から“NO”PB11がクリ
ックされた場合には、コントローラ93は、診療予約処
理を終了する。
【0154】一方、患者から“YES”PB10がクリ
ックされた場合には、コントローラ93は、デマンドバ
ス利用情報を通信ネットワーク2を介してバス予約シス
テム4のコンピュータ16に送信する(ステップS8
5)。
【0155】コンピュータ16は、送信されてきたデマ
ンドバス利用情報に応じて、ステップS24の処理と同
様に、ステップS23Aの処理、あるいはステップS2
5Aの処理により選択抽出されたバス5aの診療予約日
における運行予約情報を、上記バス5aが最寄バス停留
所到着時刻において最寄バス停留所に到着し医療機関M
まで走行するように更新し(ステップS86)、最寄停
留所、その最寄停留所におけるバス到着時刻およびバス
予約のお礼等を含むバス予約完了情報を通信部15およ
び通信ネットワーク2を介して診療予約システム3Aへ
送信する(ステップS87)。
【0156】このとき、診療予約システム3Aのコンピ
ュータ11は、通信ネットワーク2を介して送信され通
信部10を介して受信されたバス予約完了情報に応じ
て、上述した診療予約確定情報に対応する診療予約日、
診療予約時間範囲、診療科名およびそのお礼等を含む診
療予約完了情報を、バス予約完了情報と一体化して再来
予約機90のコントローラ93に送信する(ステップS
88)。
【0157】コントローラ93は、送信されてきた診療
予約完了情報およびバス予約完了情報に基づく完了メッ
セージをタッチパネル91に表示出力する(ステップS
89)。
【0158】この結果、患者は、タッチパネル91を介
して表示出力された診療予約完了情報およびバス予約完
了情報(バス予約を行なう場合)を視認することによ
り、再来時の診療予約内容(診療日時、診療予約内容)
および最寄バス停留所におけるバス到着時刻を含むバス
予約内容を確認することができる。
【0159】すなわち、本変形例によれば、患者は、自
ら個人データを入力することなく、再来時の診療予約お
よび医療機関Mへのデマンドバス予約を同時かつ簡単に
行うことができ、診療予約およびバス予約手順を簡略化
して患者の利便性を高めることができる。
【0160】そして、本変形例において用いられた診療
カードC1をカード発行機関から発行されたものとし、
医療機関M、カード発行機関、患者指定(口座を有す
る)金融機関および患者間において、診療費(入院費も
含む)および通院交通費(バスの運賃)の自動引き落と
しによる支払契約を締結することにより、患者が実際に
診療費および通院交通費を支払うことなく、対応する料
金をその患者指定の金融機関の口座から自動引き落とし
することができる。
【0161】例えば、図21に示すように、カード発行
機関のホストシステム100は、金融機関のホストシス
テム83と同様に、メモリ内蔵型コンピュータ101、
通信ネットワーク2に対するインタフェース用の通信部
102、カード利用者の個人データ登録・管理用のデー
タベース103およびバス等のイントラネットワーク
(以下、バスとする)104を備えており、このデータ
ベース103には、カード発行機関から患者に対して診
療カードC1が発行された際に、発行カードC1のカー
ドIDおよび患者(利用者)の個人データ(名前、患者
ID、住所、連絡先情報、指定金融機関およびその患者
の口座番号等)がカードID毎に分類された状態で登録
される。
【0162】一方、金融機関のホストシステム83Aの
データベース86Aには、利用者IDおよびカードID
毎、ならびに事業者のID(バス予約システム4の事業
者、医療機関Mの事業者)それぞれの口座が管理されて
いる。
【0163】このとき、例えば、所定期間内において、
患者が診療カードC1を用いて診療予約・デマンドバス
予約を行ない、予約されたデマンドバスを利用して医療
機関Mに通院して診療を受けた際に、診療予約システム
3Aのデータベース12には、患者の所定期間内の診療
情報(診療日時、個人負担診療費用等)が記憶される。
【0164】そして、上記契約に基づく所定期間経過後
において、診療予約システム3Aのコンピュータ11
は、所定期間内の個人負担診療費の請求をその患者ID
を含む請求データとしてカード発行機関のホストシステ
ム100に通信ネットワーク2を介して送信する。
【0165】カード発行機関のホストシステム100
は、送信されてきた請求データにおける患者IDに対応
する患者(利用者)の個人データをデータベース103
から読出し、読み出した個人データにおける指定金融機
関のホストシステム83Aに対して請求データを通信ネ
ットワーク2を介して送信する。
【0166】ホストシステム83Aのコンピュータ84
Aは、送信されてきた請求データに応じてデータベース
86Aを参照し、そのカードIDに対応する口座から請
求データに対応する金額(個人負担診療費)を自動的に
引き落として医療機関Mの口座に振り込む。
【0167】同様に、契約に基づく所定期間経過後にお
いて、バス予約システム4のコンピュータ16は、所定
期間内のバス利用運賃の請求をその患者IDを含む請求
データとしてカード発行機関のホストシステム100に
通信ネットワーク2を介して送信する。
【0168】カード発行機関のホストシステム100
は、送信されてきた請求データにおける患者IDに対応
する患者(利用者)の個人データをデータベース103
から読出し、読み出した個人データにおける指定金融機
関のホストシステム83Aに対して請求データを通信ネ
ットワーク2を介して送信する。
【0169】ホストシステム83Aのコンピュータ84
Aは、送信されてきた請求データに応じてデータベース
86Aを参照し、そのカードIDに対応する口座から請
求データに対応する金額(バス利用運賃)を自動的に引
き落としてバス事業者の口座に振り込む。
【0170】この結果、患者は、自ら支払い行為を行な
うことなく、自らの診療費および通院交通費(デマンド
バス利用運賃)を自動引き落としにより、医療機関Mお
よびバス事業者にそれぞれ支払うことができるため、患
者にとっての利便性がさらに向上する。
【0171】なお、診療費および通院交通費(デマンド
バス利用運賃)については、第2実施形態で述べたよう
に、診療カードC1に予め支払った金額に対応する利用
可能金額情報を予め書き込んでおき、その利用可能金額
により診療費および通院交通費を支払うようにしてもよ
い。
【0172】また、上述した診療カードC1を用いる予
約方法・システムとしては、実際にカードC1を用いず
に、そのカードIDおよび通信機器1としての電話(プ
ッシュホン電話)1aを利用して診療予約・デマンドバ
ス利用予約を行なうことができる。
【0173】例えば、患者は、プッシュホン電話1aに
より診療予約システム3のコンピュータ11と通話する
と、予約システム3のコンピュータ11は、カードID
の入力を促すための自動音声ガイダンスをプッシュホン
電話1aに返送する(図22;ステップS100)。
【0174】患者は、自動音声ガイダンスによりカード
IDの入力を促されると、プッシュホン電話1aを操作
して自己のカードIDを入力・送信する。
【0175】コンピュータ11は、入力・送信されてき
たカードIDがデータベース12に記憶されているか否
か認証し(ステップS101)、この認証の結果、記憶
されていれば、診療予約日時および診療科目コード(科
目ID)の入力を促すための自動音声ガイダンスを送信
して、診療予約日時および診療科目コードの入力を促す
(ステップS102)。
【0176】このとき、患者は、自動音声ガイダンスに
従ってプッシュホン電話1aを操作し、診療予約日時、
診療科目IDをそれぞれ入力・送信する。
【0177】コンピュータ11は、入力・送信されてき
た診療予約情報(診療予約日時、診療科目ID)を受信
し、データベース12を参照してその情報に対応する患
者の個人データに基づいてその最寄バス停IDを読出
し、診療予約情報および読み出した患者ID・最寄バス
停IDに基づいて前掲図18に示すステップS3〜S4
およびステップS6Aの処理を実行する(ステップS1
03)。
【0178】このとき、バス予約システム4のコンピュ
ータ16は、図18に示すステップS20A〜S23A
およびS25Aの処理を実行する。
【0179】次いで、コントローラ16および診療予約
システム3のコンピュータ11は、ステップS83の処
理として、バス配車情報に基づくバスの利用を促すガイ
ダンス、例えば、「X時Y分(バス到着時刻)にデマン
ドバスを最寄バス停留所(その名称○○停留所)に配車
しましょうか。予約する場合は「1と♯」、予約しない
場合は「2と♯」を押してください」等の音声ガイダン
スをプッシュホン電話1aに返送する(ステップS10
4)。
【0180】患者は、ガイダンスに従って、デマンドバ
スを利用する場合には、「1♯」を押し、デマンドバス
を利用しない場合には、「2♯」を押す。
【0181】このとき、プッシュホン電話1aによりデ
マンドバス利用を表す「1♯」が入力・送信された場合
には、コンピュータ11は、デマンドバス利用情報をコ
ンピュータ16に送信し(ステップS105)、図18
に示すコンピュータ16のステップS86〜S87の処
理が行われる。
【0182】そして、診療予約システム3Aのコンピュ
ータ11は、通信ネットワーク2を介して送信され通信
部10を介して受信されたバス予約完了情報に応じて、
上述した診療予約確定情報に対応する診療予約日、診療
予約時間範囲、診療科名およびそのお礼等を含む診療予
約完了情報を、バス予約完了情報と一体化し、一体化し
た診療予約・バス予約完了情報に基づく音声情報をプッ
シュホン電話1aに返送する(ステップS106)。
【0183】この結果、患者は、プッシュホン電話1a
を介して音声出力された診療予約・バス予約完了情報
(バス予約を行なう場合)を聞くことにより、再来時の
診療予約内容(診療日時、診療予約内容)および最寄バ
ス停留所におけるバス到着時刻を含むバス予約内容を確
認することができる。
【0184】すなわち、本変形例においても、患者は、
自ら個人データを入力することなく、再来時の診療予約
および医療機関Mへのデマンドバス予約を同時かつ簡単
に行なうことができ、診療予約およびバス予約手順を簡
略化して患者の利便性を高めることができる。
【0185】一方、第1、第2実施形態においては、患
者が医療機関に通院する輸送手段として、バスを中心に
記載したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
他の公共交通であるタクシー、電車や、自家用車等の輸
送手段(輸送用車両)に対しても本発明を適用可能であ
る。
【0186】一方、第1および第2実施形態において
は、本発明に係わる連携予約システムの具体例として、
病院等の医療機関に対して事前に診療を予約するシステ
ムについて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0187】すなわち、例えば百貨店、小売店等にバス
を含む公共交通等の輸送用車両を利用して出向いて商品
を購入する際に、その商品の購入を予約する場合や、遊
園地、演劇場等の施設にバスを含む公共交通等の輸送用
車両を利用して出向いて施設利用・入場サービスを受け
る際に、その施設利用・入場を予約する場合等、各種の
施設に公共交通等の輸送用車両を利用して出向き、その
施設に関する各種サービスを受ける際に、本発明を適用
可能である。
【0188】第2実施形態において、本発明の連携予約
システムを医療機関以外の他の施設に対する予約を行な
う際に適用する場合においては、診療カード゛ではな
く、個人認証用IDや利用内容等を含む目的施設利用情
報を記憶する他の記憶カード(例えばICカード等)を
用いることができる。
【0189】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わる輸送
手段と連携する予約システムおよび予約方法によれば、
目的施設の利用者は、目的施設に対する予約処理のみを
行なうことにより、その目的施設に対する送迎用バス等
の輸送手段の予約という新たなサービスを自動的に受け
ることができるという、いわゆるワンストップサービス
を実現することができ、利用者に対する利便性を非常に
向上させることができる。
【0190】また、本発明に係わる輸送手段と連携する
予約システムおよび予約方法によれば、目的施設の利用
者は、輸送手段に乗るだけで、目的施設の予約という新
たなサービスを自動的に受けることができるという、い
わゆるワンストップサービスを実現することができ、利
用者に対する利便性を非常に向上させることができる。
【0191】すなわち、本発明の輸送手段と連携する予
約システムおよび予約方法によれば、利用者は、輸送手
段が目的施設到着後にその目的施設において予約受付を
行なう必要がなくなり、目的施設内の予約受付作業に伴
う待ち時間が解消され、さらに、目的施設においては、
予め利用者の施設利用に対する事前準備を行なうことが
でき、経営を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る輸送手段と連
携する予約システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す端末のモニタに表示された診療予約
画面を示す図。
【図3】図2に示す診療予約画面に重畳表示されるバス
利用位置情報入力エリアを示す図。
【図4】図1に示す通信機器および診療予約システムの
コンピュータの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図5】図1に示すバス予約システムのコンピュータの
処理の一例を示す概略フローチャート。
【図6】端末のモニタに表示された診療予約完了情報お
よびバス予約完了情報の一例を示す図。
【図7】第1実施形態の変形例に係わる運行管理システ
ムの概略構成を示す図。
【図8】図7に示す運行管理システムのコンピュータの
処理の一例を示す概略フローチャート。
【図9】第1実施形態の他の変形例に係わる運行管理シ
ステムの概略構成を示す図。
【図10】図9に示す管制センタの処理の一例を示す概
略フローチャート。
【図11】図9に示す端末のモニタに表示された情報の
一例を示す図。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る輸送手段と
連携する予約システムの概略構成を示すブロック図。
【図13】第2の実施の形態に係わる診療カードの概略
構成を示す図。
【図14】図12に示す車載処理ユニットの車載用コン
トローラの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図15】図12に示す診療予約システムのコンピュー
タの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図16】第2実施形態の変形例に係わる輸送手段と連
携する予約システムの概略構成を示すブロック図。
【図17】第1実施形態の変形例に係わる輸送手段と連
携する予約システムの概略構成を示すブロック図。
【図18】図17に示す予約システムの処理の一例を示
す概略フローチャート。
【図19】図17に示すタッチパネルに表示された診療
予約用画面を示す図。
【図20】ステップS84の処理後のタッチパネルに表
示された診療予約用画面を示す図。
【図21】図17に示す第1実施形態の変形例に係わる
輸送手段と連携する予約システムにおける診療費用・バ
ス利用料金の支払い処理の一例を説明するためのブロッ
ク図。
【図22】第1実施形態の変形例に係わる輸送手段と連
携する予約システムにおける診療予約システムのコンピ
ュータの処理の一例を示す概略フローチャート。
【符号の説明】
1 通信機器 1a 電話 1b ファックス 1c 端末 1d 携帯情報端末 2 通信ネットワーク 3、50 診療予約システム 4 バス予約システム 5、51 バス 6、52 車載処理ユニット 10、15、20、31、60、70、41 通信部 11、16、32、61、42 コンピュータ 12、17、33、43 データベース 13、18、34、44、63 バス 21、71 GPS受信部 22 情報出力部 23、74 車載用コントローラ 30、40 運行管理システム 72 カード読み書き部 73 メモリ 75 表示入力部 DB 料金データベース M、M1 医療機関

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送迎用バス等の輸送手段と連携して利用
    者側から目的施設の利用をネットワークを通じて予約可
    能な輸送手段と連携する予約システムであって、 前記利用者が利用できる通信端末から前記ネットワーク
    を介して送信されてきた当該利用者の前記目的施設の予
    約日時を含む目的施設予約リクエスト受信して当該目的
    施設予約リクエストの受付処理を前記目的施設側で行な
    う受付処理手段と、受付処理された前記目的施設予約リ
    クエストに基づく予約確定情報を前記利用者の通信端末
    へ返信する予約確定情報返信手段と、前記予約確定情報
    にあわせて前記予約日時に対応する交通情報を前記ネッ
    トワークを通じて前記利用者へ提供する交通情報提供手
    段とを備えたことを特徴とする輸送手段と連携する予約
    システム。
  2. 【請求項2】 前記交通情報は、前記予約日の予約時間
    よりも前に前記目的施設付近を走行する複数の輸送手段
    を含んでいるとともに、前記交通情報提供手段により提
    供された前記複数の輸送手段の内の何れか1つを前記利
    用者側から選択して前記ネットワークを通じて送信する
    選択送信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    輸送手段と連携する予約システム。
  3. 【請求項3】 送迎用バス等の輸送手段と連携して利用
    者側から目的施設の利用をネットワークを通じて予約可
    能な輸送手段と連携する予約システムであって、 前記利用者が利用できる通信端末から前記ネットワーク
    を通じて送信されてきた少なくとも当該利用者の前記目
    的施設の予約日時を含む目的施設予約リクエストを受信
    して当該目的施設予約リクエストの受付処理を行なう受
    付処理手段と、受付処理された前記目的施設予約リクエ
    ストに基づく予約確定情報を前記ネットワークを通じて
    前記利用者の通信端末へ返信する予約確定情報返信手段
    と、前記利用者の前記輸送手段の利用位置を含む輸送手
    段利用情報および前記目的施設予約リクエストにおける
    前記目的施設予約日の予約時間に基づいて、前記輸送手
    段の利用位置から前記目的施設への前記輸送手段の走行
    を予約する予約手段とを備えたことを特徴とする輸送手
    段と連携する予約システム。
  4. 【請求項4】 前記利用者の前記輸送手段の利用位置を
    含む輸送手段利用情報は前記目的施設予約リクエストと
    共に前記通信端末から送信されており、 前記予約手段は、前記利用者を当該予約時間よりも前に
    前記目的施設へ到着させることが可能な輸送手段の利用
    位置到着時刻を算出する算出手段と、前記目的施設利用
    日における算出された到着時刻に前記輸送手段利用位置
    へ前記輸送手段を到着させて前記目的施設へ走行させる
    ための運行予約情報を作成する運行予約情報作成手段
    と、作成された運行予約情報を前記ネットワークを通じ
    て前記利用者の通信端末へ送信する運行予約情報送信手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の輸送手段
    と連携する予約システム。
  5. 【請求項5】 前記通信端末は、前記予約確定情報返信
    手段から前記ネットワークを通じて送信された予約確定
    情報および前記運行予約情報送信手段から前記ネットワ
    ークを通じて送信された運行予約情報を受信して前記利
    用者に認識可能な形態で出力する出力手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の輸送手段と連携する予約シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記利用者には、予め当該利用者の識別
    情報を含む個人情報および前記輸送手段における前記利
    用者の最寄の停留所を表す情報が記憶された記憶媒体が
    発行されており、 前記通信端末は、前記目的施設に設置されており、前記
    目的施設の予約日時を含む目的施設予約リクエストを入
    力可能かつ前記記憶媒体の記憶情報を読出し可能な予約
    機を含み、 この予約機は、前記利用者の記憶媒体から読み出した前
    記最寄の停留所を表す情報を前記輸送手段利用情報とし
    て、前記利用者から入力された当該利用者の前記目的施
    設の予約日時を含む目的施設予約リクエストとともに前
    記通信ネットワークを介して送信する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の輸送手段と連携する予約シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記利用者には、予め当該利用者の識別
    情報を含む個人情報および前記輸送手段における前記利
    用者の最寄の停留所を表す情報が記憶された記憶媒体が
    発行されており、 前記利用者の最寄の停留所を表す情報を前記輸送手段利
    用情報として前記利用者の個人情報と共に前記識別情報
    毎に記憶する個人情報記憶手段を備えるとともに、 前記通信端末は、前記目的施設の予約日時を含む目的施
    設予約リクエストを入力可能なプッシュホン電話を含
    み、このプッシュホン電話は、前記利用者の操作により
    当該利用者の前記目的施設の予約日時を含む目的施設予
    約リクエストを前記通信ネットワークを介して送信する
    手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の輸送手段
    と連携する予約システム。
  8. 【請求項8】 前記記憶媒体に記憶された個人情報は、
    前記利用者の指定金融機関の口座番号を含んでおり、前
    記指定金融機関は、各利用者の口座番号を当該各利用者
    の識別情報とともに管理している一方、前記利用者の所
    定期間内の前記予約システムを利用した予約に基づく前
    記目的施設の利用および前記輸送手段の利用情報に基づ
    いて、前記利用者の目的施設利用料金および前記輸送手
    段利用料金請求データを前記利用者の識別情報に加えて
    前記金融機関に送信する手段を備え、 前記金融機関は、送信されてきた利用者識別情報に対応
    する口座から前記請求データに対応する目的施設利用料
    金および前記輸送手段利用料金を自動的に引き落とす手
    段を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の輸
    送手段と連携する予約システム。
  9. 【請求項9】 送迎用バス等の複数の輸送手段それぞれ
    の交通ルート情報および各交通ルート上の停止位置の時
    刻情報を管理する管理手段を有し、前記輸送手段と連携
    して利用者側から目的施設の利用をネットワークを通じ
    て予約可能な輸送手段と連携する予約システムであっ
    て、 前記利用者の通信端末から前記ネットワークを介して送
    信されてきた、少なくとも当該利用者の前記目的施設の
    予約日時を含む目的施設予約リクエストおよび前記目的
    施設への出発位置情報を受信して当該目的施設予約リク
    エストの受付処理を行なう受付処理手段と、受付処理さ
    れた目的施設予約リクエストに基づく予約確定情報を前
    記ネットワークを通じて前記利用者の通信端末へ返信す
    る予約確定情報返信手段と、前記目的施設予約リクエス
    トおよび出発位置情報に基づいて、前記利用者を当該予
    約時間よりも前に前記目的施設へ到着させることが可能
    な時刻に前記目的施設出発位置付近に停止する輸送手段
    を、前記管理部に管理された各輸送手段の交通ルート情
    報および各停止位置時刻情報に基づいて抽出する抽出手
    段と、抽出された輸送手段の識別情報、前記目的施設出
    発位置付近の停止位置識別情報およびその停止位置での
    抽出輸送手段の停止時刻を含む輸送手段運行情報を作成
    する運行情報作成手段と、作成された輸送手段運行情報
    を前記ネットワークを通じて前記利用者の通信端末へ送
    信する輸送手段運行情報送信手段とを備えたことを特徴
    とする輸送手段と連携する予約システム。
  10. 【請求項10】 前記通信端末は、前記予約確定情報返
    信手段から前記ネットワークを通じて送信された予約確
    定情報および前記輸送手段運行情報送信手段から前記ネ
    ットワークを通じて送信された輸送手段運行情報を受信
    して前記利用者に認識可能な形態で出力する出力手段を
    備えたことを特徴とする請求項8記載の輸送手段と連携
    する予約システム。
  11. 【請求項11】 目的施設利用証明用として少なくとも
    利用者の識別情報および目的施設の識別情報が予め記憶
    された媒体を所持する利用者側から、バス等の輸送手段
    と連携して目的施設の利用をネットワークを通じて予約
    可能な輸送手段と連携する予約システムであって、 前記輸送手段に搭載され自輸送手段の走行位置を求めて
    前記ネットワークを通じて送信する走行位置送信手段
    と、前記輸送手段に搭載され当該輸送手段に乗った利用
    者の媒体に記憶された前記利用者の識別情報および前記
    目的施設の識別情報を読み出して前記ネットワークを通
    じて送信する読み出し手段と、前記目的施設に設置され
    前記ネットワークを通じて送信されてきた走行位置、利
    用者識別情報および利用施設識別情報に基づいて、前記
    利用施設識別情報に対応する目的施設に到着する前記輸
    送手段の到着時刻を予測し、予測された輸送手段到着時
    刻に基づいて、前記利用者識別情報に対応する利用者の
    前記目的施設利用の予約を行なう目的施設予約手段とを
    備えたことを特徴とする輸送手段と連携する予約システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記目的施設予約手段により予約され
    た前記利用者の前記目的施設利用予約情報を前記ネット
    ワークを通じて送信する利用予約情報送信手段と、この
    利用予約情報送信手段から前記ネットワークを通じて送
    信された目的施設利用予約情報を前記媒体に外部から認
    識可能に書き込む書き込み手段とを備えたことを特徴と
    する請求項11記載の輸送手段と連携する予約システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記媒体には前記利用者の前記輸送手
    段利用可能金額が予め記憶されているとともに、前記輸
    送手段に搭載されており、前記走行位置送信手段により
    求められた自輸送手段の走行位置に基づいて前記利用者
    の前記輸送手段に対する乗り込み位置および前記目的施
    設間の料金情報を求める手段と、前記輸送手段に搭載さ
    れており、求められた料金情報を前記媒体から差し引い
    て料金清算を行なう料金精算手段とを備えたことを特徴
    とする請求項11又は12記載の輸送手段と連携する予
    約システム。
  14. 【請求項14】 送迎用バス等の輸送手段と連携して利
    用者側から目的施設の利用をネットワークを通じて予約
    可能な輸送手段と連携する予約方法であって、 前記利用者から前記ネットワークを通じて送信されてき
    た前記目的施設の予約日時を含む目的施設予約情報を受
    信して当該目的施設予約情報の受付処理を前記目的施設
    側で行なうステップと、受付処理された前記目的施設予
    約情報に基づく予約確定情報を前記利用者へ返信するス
    テップと、前記輸送手段に関連し且つ前記予約日時に対
    応する交通情報を前記ネットワークを通じて前記利用者
    へ提供するステップとを備えたことを特徴とする輸送手
    段と連携する予約方法。
  15. 【請求項15】 目的施設利用証明用として少なくとも
    利用者の識別情報および目的施設の識別情報が予め記憶
    された媒体を所持する利用者側から、バス等の輸送手段
    と連携して目的施設の利用をネットワークを通じて予約
    可能な輸送手段と連携する予約方法であって、 前記輸送手段の走行位置を求めて前記ネットワークを通
    じて送信するステップと、前記輸送手段に乗った利用者
    の媒体に記憶された前記利用者の識別情報および前記目
    的施設の識別情報を読み出して前記ネットワークを通じ
    て送信するステップと、前記ネットワークを通じて送信
    されてきた走行位置、利用者識別情報および利用施設識
    別情報に基づいて、前記利用施設識別情報に対応する目
    的施設に到着する前記輸送手段の到着時刻を予測し、予
    測された輸送手段到着時刻に基づいて、前記利用者識別
    情報に対応する利用者の前記目的施設利用の予約を行な
    うステップとを備えたことを特徴とする輸送手段と連携
    する予約方法。
  16. 【請求項16】 前記予約を行なうステップは、前記目
    的施設利用の予約が完了後、前記利用者識別情報に基づ
    いて所定の料金を課金決済するステップを備えたことを
    特徴とする請求項15記載の輸送手段と連携する予約方
    法。
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