JP2009157704A - データ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】病院等の特定現場から外出している任意の位置の対象者に最適なタイミングで帰還指示を通知することができるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】特定現場での診察への対象者の待機順序を対象記憶部110が記憶し、その記憶された対象者ごとに予測される診察の予定時刻を予定取得部120が取得する。一方、特定現場から外出した対象者ごとに現在位置を位置検出部130が検出し、その検出された現在位置と特定現場との位置関係から対象者ごとに帰還の移動時間を時間検出部140が検出する。そして、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で、帰還指示部150が対応する対象者に特定現場への帰還指示を通知する。このため、特定現場から外出している対象者の現在位置ごとに最適なタイミングで帰還指示を通知することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院などの特定現場での診察などの現場処理への対象者が外出したときに適切なタイミングで帰還指示を通知することに利用されるデータ処理装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、に関する。
現在、病院などの特定現場では、患者などの対象者が診察などの現場処理に待機することがある。ただし、待機が長時間となるときには、対象者の外出を許可している特定現場もある。
このような特定現場では、例えば、待機状態を管理している管理者が、外出する対象者から無線通信端末である携帯電話端末の電話番号を取得しておく。そして、その対象者の現場処理まで待機人数が数人となったときに、管理者が携帯電話端末に電話して帰還を指示する。
また、上述のような作業をデータ処理装置で実行して診察の予想時間を患者に通知するシステムや、診察時間を患者が外部から確認できるようにしたシステムなどが提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2002−073804号公報 特開2006−120103号公報 特開2003−157320号公報 特開2005−339309号公報
しかし、従来のシステムは、例えば、待機している対象者の人数に対応して現場処理の開始時間を予想し、その開始時間を外出している対象者に通知するようなことしか実行していない。
このため、対象者は適切なタイミングで特定現場に帰還することが困難であった。特に、対象者が特定現場の近隣に位置している場合と遠出している場合では、当然ながら帰還指示を通知する適切なタイミングは大幅に相違する。
また、特定現場が病院で対象者が患者などの場合、その対象者ごとに帰還の移動時間が大幅に相違することが予想される。例えば、対象者が、老人の場合、脚部を怪我している場合、車椅子の利用者の場合、等では、帰還の移動時間が大幅に相違する。
さらに、上述のように対象者が特定の患者などの場合、帰還指示を通知したときの対象者の現在位置から特定現場までの移動経路によっても、その帰還の移動時間は大幅に相違する。
例えば、移動経路が坂道の場合、移動経路に階段がある場合、などでは、老人や、脚部を怪我している患者、車椅子の利用者、等は、健常者よりも移動に時間を必要とする。
しかし、従来のシステムでは、上述のような各種要因を考慮することなく、一様に帰還指示を通知している。このため、例えば、対象者が健常者の場合は無用に早期に帰還することになり、特定の患者の場合は帰還が間に合わないようなこととなる。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、特定現場から外出している対象者が近隣に位置している場合や遠出している場合などでも最適なタイミングで帰還指示を通知することができるデータ処理装置、そのデータ処理装置のためのコンピュータプログラムおよび方法、を提供するものである。
本発明のデータ処理装置は、特定現場での現場処理への対象者の待機順序を記憶する対象記憶手段と、記憶された対象者ごとに予測される現場処理の予定時刻を取得する予定取得手段と、特定現場から外出した対象者ごとに現在位置を検出する位置検出手段と、検出された現在位置と特定現場との位置関係から対象者ごとに帰還の移動時間を検出する時間検出手段と、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で対応する対象者に特定現場への帰還指示を通知する帰還指示手段と、を有する。
本発明のコンピュータプログラムは、特定現場での現場処理への対象者の待機順序を記憶する対象記憶処理と、記憶された対象者ごとに予測される現場処理の予定時刻を取得する予定取得処理と、特定現場から外出した対象者ごとに現在位置を検出する位置検出処理と、検出された現在位置と特定現場との位置関係から対象者ごとに帰還の移動時間を検出する時間検出処理と、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で対応する対象者に特定現場への帰還指示を通知する帰還指示処理と、をデータ処理装置に実行させる。
本発明のデータ処理方法は、特定現場での現場処理への対象者の待機順序を記憶する対象記憶工程と、記憶された対象者ごとに予測される現場処理の予定時刻を取得する予定取得工程と、特定現場から外出した対象者ごとに現在位置を検出する位置検出工程と、検出された現在位置と特定現場との位置関係から対象者ごとに帰還の移動時間を検出する時間検出工程と、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で対応する対象者に特定現場への帰還指示を通知する帰還指示工程と、を有する。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
また、本発明のデータ処理方法は、複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のデータ処理方法は、複数の工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
また、本発明で云うデータ処理装置は、コンピュータプログラムを読み取って対応するデータ処理を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定のデータ処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作をデータ処理装置に実行させることは、各種デバイスをデータ処理装置に動作制御させることなども意味している。
例えば、データ処理装置に各種データを記憶させることは、データ処理装置に固定されているHDD(Hard Disc Drive)等の情報記憶媒体にCPUが各種データを格納すること、データ処理装置に交換自在に装填されているCD−R(Compact Disc-Recordable)等の情報記憶媒体にCPUがCDドライブで各種データを格納すること、等でよい。
本発明のデータ処理装置では、特定現場での現場処理への対象者の待機順序を対象記憶手段が記憶し、その記憶された対象者ごとに予測される現場処理の予定時刻を予定取得手段が取得する。一方、特定現場から外出した対象者ごとに現在位置を位置検出手段が検出し、その検出された現在位置と特定現場との位置関係から対象者ごとに帰還の移動時間を時間検出手段が検出する。そして、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で、帰還指示手段が対応する対象者に特定現場への帰還指示を通知する。このため、特定現場から外出している対象者が近隣に位置している場合や遠出している場合などでも、その少なくとも対象者の現在位置ごとに最適なタイミングで帰還指示を通知することができる。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のデータ処理装置100は、図1に示すように、特定現場である病院施設HBでの現場処理である診察への対象者である患者PHの待機順序を記憶する対象記憶部110と、記憶された患者PHごとに予測される診察の予定時刻を取得する予定取得部120と、病院施設HBから外出した患者PHごとに現在位置を検出する位置検出部130と、検出された現在位置と病院施設HBとの位置関係から患者PHごとに帰還の移動時間を検出する時間検出部140と、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で対応する患者PHに病院施設HBへの帰還指示を通知する帰還指示部150と、を有する。
より具体的には、本実施の形態のデータ処理システム1000は、図2に示すように、病院施設HBに設置されているデータ処理装置100と、患者PHが個々に携帯している無線通信端末である携帯電話端末200と、を有する。
データ処理装置100は、例えば、インターネットなどの通信ネットワーク210に接続されており、この通信ネットワーク210で携帯電話端末200と電子メールなどをデータ通信する。
さらに、携帯電話端末200は、その電話会社の既存サービスにより現在位置が検出される。このため、位置検出部130は、上述の既存サービスを利用することにより、病院施設HBから外出した患者PHの現在位置を携帯電話端末200で検出する。
詳細には後述するが、対象記憶部110は、患者PHごとに移動速度に関連する対象属性データも記憶する。また、時間検出部140は、検出された現在位置から病院施設HBまでの複数の移動経路を移動速度に関連する経路属性データとともに検出する。
そして、時間検出部140は、検出した複数の移動経路ごとに対象属性データと経路属性データとに対応して移動時間を算出し、最短の移動時間を選定する。帰還指示部150は、患者PHが携帯する携帯電話端末200に帰還指示と移動経路と移動時間と予定時刻とを電子メールで無線送信する。
本実施の形態のデータ処理装置100では、いわゆるパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置からなる。このようなデータ処理装置100は、実装されているコンピュータプログラムに対応して各種の処理動作を実行することにより、上述のような各部110〜150が論理的に実現されている。
例えば、対象記憶部110は、データ処理装置100がコンピュータプログラムに対応して認識するHDD(図示せず)の記憶エリアなどに相当する。予定取得部120は、データ処理装置100がコンピュータプログラムに対応してキーボードなどの入力デバイス(図示せず)の入力操作を認識する機能などに相当する。
位置検出部130は、データ処理装置100がコンピュータプログラムに対応して電話会社のサービスデータを受信して認識する機能などに相当する。時間検出部140は、データ処理装置100がコンピュータプログラムに対応して所定の演算処理を実行する機能などに相当する。帰還指示部150は、データ処理装置100がコンピュータプログラムに対応して電話会社のサービスデータを受信して認識する機能などに相当する。
このようなコンピュータプログラムは、例えば、病院施設HBでの診察への患者PHの待機順序を記憶する対象記憶処理と、記憶された患者PHごとに予測される診察の予定時刻を取得する予定取得処理と、病院施設HBから外出した患者PHごとに現在位置を検出する位置検出処理と、検出された現在位置と病院施設HBとの位置関係から患者PHごとに帰還の移動時間を検出する時間検出処理と、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で対応する患者PHに病院施設HBへの帰還指示を通知する帰還指示処理と、をデータ処理装置100に実行させるように記述されている。
上述のような構成において、本実施の形態のデータ処理システム1000では、病院施設HBで患者PHは診察を受診する。その場合、図3に示すように、病院施設HBでは、例えば、管理者が待機する患者PHごとに患者IDなどの患者データをデータ処理装置100に入力操作する。
すると、そのデータ処理装置100では、入力操作された患者データの順番で患者PHの待機順序を記憶する(ステップS1,S2)。そこで、病院施設HBでは、患者PHの待機順序をデータ処理装置100の所定操作で表示出力させることができるので(ステップS3,S4)、患者PHを待機順序で的確に診察することができる。
そして、本実施の形態のデータ処理システム1000が適用される病院施設HBでは、待機している患者PHが外出することができる。その場合、患者PHは、携帯電話端末200を携帯しており、その電子メールのメールアドレスをデータ処理装置100に対象属性データとして登録していることが条件となる。
さらに、このデータ処理装置100では、患者PHの外出が対象属性データの一部としてデータ入力されると(ステップS1−Y)、例えば、その患者IDによりHIS(Hospital Information System)などでデータ管理されている患者PHの電子カルテから、各種データが取得された対象属性データに登録される(ステップS2)。
このように電子カルテから登録される対象属性データは、患者PHの移動速度に関連するもので、例えば、年齢、性別、患者状況、等からなる。
そして、データ処理装置100は、このような電子カルテの各種データに対応したキーワードが係数とともに事前に登録されており、上述のように電子カルテから取得する対象属性データの各々にキーワード整合で係数を付与する。
このような状態で、例えば、病院施設HBでは、診察の進捗状況により待機している患者PHを診察できる予定時刻がデータ処理装置100に入力操作される。すると、このデータ処理装置100は(ステップS5−Y)、その予定時刻が入力操作された患者PHの各種データを取得する(ステップS7)。
その取得データは、前述の対象属性データ、患者PHの現在位置、等からなる。この現在位置の取得は、前述のように携帯電話端末200を利用した携帯電話会社の既存サービスにより実行される。
そして、このように患者PHの現在位置を取得したデータ処理装置100は、その検出された現在位置と病院施設HBとの位置関係から複数の移動経路をデータ生成する(ステップS8)。
より詳細には、本実施の形態のデータ処理装置100は、例えば、病院施設HBを中心とした地図データが事前に登録されている。この地図データは、患者PHの移動が予想される範囲に対応しており、患者PHが移動できる経路が事前に登録されている。
この移動経路のデータ生成は、例えば、いわゆるナビゲーションシステムと同等なアルゴリズムで実行される。さらに、上述のように登録されている移動経路の各部には、患者PHの移動速度に関連する経路属性データも登録されている。この経路属性データは、例えば、平坦路、上り坂、下り坂、階段、エレベータ、信号、踏切、等からなり、やはり個々に係数が設定されている。
つぎに、データ処理装置100は、上述のように検出された複数の移動経路ごとに、対象属性データと経路属性データとに対応して移動時間を算出し(ステップS9)、最短の移動時間を選定する(ステップS10)。
より具体的には、前述のように電子カルテから取得する対象属性データの係数は、例えば、年齢に関しては、「10〜40」ならば「1.0」、「40〜60」ならば「1.2」、「60〜70」ならば「1.4」、等の係数が対象属性データに設定される。また、性別に関しては、男性ならば「1.0」、女性ならば「1.2」、等からなる。
さらに、患者状況に「心臓病」があれば「平坦路=1.4、下り坂=1.2、上り坂=1.8、階段=2.0」、等の係数が対象属性データに設定される。患者状況に「杖使用」があれば「平坦路=1.6、下り坂=1.7、上り坂=1.8、階段=2.5」、「車椅子」があれば「平坦路=1.4、下り坂=1.6、上り坂=2.0、階段=×」等の係数が対象属性データに設定される。
また、経路属性データは、例えば、「平坦路=1.0、上り坂=1.2、下り坂=0.9、階段=1.5、エレベータ=200、…」等の係数が設定されている。
上述のような移動経路ごとの移動時間は、例えば、「年齢係数×性別係数×((移動距離×経路属性係数×患者状況係数)+(移動距離×経路属性係数×患者状況係数)+…)×変換係数」などとして算出される。
なお、上述の変換係数は、壮年男性の健常者の徒歩速度を時速4キロメートルとして「60/4000=0.015」などと設定されている。また、エレベータや信号などは「移動距離=1.0」などとして検出される。
このエレベータの移動距離と前述の係数と上述の変換係数とを乗算すると「1.0×200×0.015=3.0」となり、エレベータの移動時間は3分と設定されていることになる。
図4に示すように、病院施設HBと患者PHの現在位置とに高低差があり、100mの平坦路と100mの階段と100mの平坦路からなる最短の第一の移動経路R1、400mの上り坂からなる第二の移動経路R2、250mの平坦路とエレベータと250mの平坦路からなる最長の第三の移動経路R3、が検出されたとする。
例えば、患者PHの対象属性データが、「44歳 1.2」、「男性 1.0」、「杖使用 平坦路=1.6、下り坂=1.7、上り坂=1.8、階段=2.5」ならば、その移動経路R1〜R3ごとの移動時間T1〜T3は以下のように算出される。
T1=1.2×1.0×((100×1.0×1.6)+(100×1.5×2.5)+(100×1.0×1.6))×0.015=12.51≒13(分)
T2=1.2×1.0×(400×1.2×1.8)×0.015
=15.55≒16(分)
T3=1.2×1.0×((250×1.0×1.6)+(1.0×200)+(250×1.0×1.6))×0.015=18(分)
従って、この場合は第一の移動経路R1が推奨されることになる。
一方、患者PHの対象属性データが、「20歳 1.0」、「女性 1.2」、「車椅子」があれば「平坦路=1.4、下り坂=1.6、上り坂=2.0、階段=×」ならば、その移動経路R1〜R3ごとの移動時間T1〜T3は以下のように算出される。
T1=×(分)
T2=1.0×1.2×(400×1.2×2.0)×0.015
=17.28≒18(分)
T3=1.0×1.2×((250×1.0×1.4)+(1.0×200)+(250×1.0×1.4))×0.015=16.2=17(分)
従って、この場合は第三の移動経路R3が推奨されることになる。
本実施の形態のデータ処理装置100は、上述のように複数の移動経路ごとに移動時間を算出し(ステップS9)、最短の移動時間を選定する(ステップS10)と、その移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過しているかを判定する(ステップS11)。
これで超過が判定されると(ステップS11−Y)、データ処理装置100は、患者PHが携帯する携帯電話端末200に帰還指示と移動経路と移動時間と予定時刻とを電子メールで無線送信する(ステップS12)。
このとき、データ処理装置100は、図6に示すように、病院施設HBの位置、移動経路、患者PHの現在位置、等を表記した地図データを、移動経路の画像データとして電子メールに添付する。
そこで、図5に示すように、その患者PHは携帯している携帯電話端末200で電子メールを確認することにより、病院施設HBへの帰還タイミングとなったことを認識することになる。
このとき、確認指示の電子メールには、診察の予定時刻と移動時間も表記されているので、これを患者PHは参考とすることになる。さらに、この電子メールには前述のように移動経路の画像データも添付される。
そこで、患者PHが携帯電話端末200で添付ファイルを表示出力させると、図6に示すように、自身の患者PHの現在位置から病院施設HBまでの移動経路を地図データで確認することになる。
上述のような帰還指示を確認した患者PHは、その診察の予定時刻に適切なタイミングで病院施設HBに帰還することになる。このように帰還した患者PHの診察が開始されると、管理者はデータ処理装置100に診察実行を入力操作する。
すると、この入力操作を検知したデータ処理装置100は(ステップS13)、その患者PHの患者データを待機順序のフォルダから消去するので(ステップS14)、待機している患者PHの患者データが適切に管理される。
なお、本実施の形態のデータ処理装置100は、上述のように待機している患者PHの診察の予定時刻が入力されたタイミング以外にも(ステップS5−N)、定期的に予定時刻が入力操作されている患者PHの現在位置を取得して必要により帰還指示を通知する(ステップS6〜S12)。
本実施の形態のデータ処理装置100では、上述のように病院施設HBでの診察への患者PHの待機順序を記憶し、その記憶された患者PHごとに予測される診察の予定時刻を取得する。
一方、病院施設HBから外出した患者PHごとに現在位置を検出し、その検出された現在位置と病院施設HBとの位置関係から患者PHごとに帰還の移動時間を検出する。そして、検出された移動時間と現在時刻との加算結果が予定時刻を超過した時点で、対応する患者PHに病院施設HBへの帰還指示を通知する。
このため、病院施設HBから外出している患者PHが近隣に位置している場合や遠出している場合などでも、その少なくとも患者PHの現在位置ごとに最適なタイミングで帰還指示を通知することができる。
しかも、本実施の形態のデータ処理装置100は、患者PHごとに移動速度に関連する対象属性データも記憶し、検出された現在位置から病院施設HBまでの複数の移動経路を移動速度に関連する経路属性データとともに検出する。
そして、検出した複数の移動経路ごとに対象属性データと経路属性データとに対応して移動時間を算出し、最短の移動時間を選定する。このため、患者PHが老人か車椅子の利用者か、移動経路に階段があるか坂道かなど、患者PHと移動経路との各種データを考慮して最適な移動経路を選定することができる。
特に、データ処理装置100は、対象属性データを患者PHの電子カルテから取得する。このため、帰還指示を通知するために専用の対象属性データを登録する必要がなく、適切な対象属性データを簡単に設定することができる。
しかも、データ処理装置100は、対象属性データや経路属性データを係数として移動距離との簡単な演算処理で移動時間を算出する。このため、患者PHや移動経路に対応して移動時間を簡単に的確に算出することができる。
さらに、データ処理装置100は、患者PHが携帯する携帯電話端末200で現在位置を検出する。このため、広範に普及している既存のシステムを利用して簡単に患者PHの位置を検出することができる。
しかも、データ処理装置100は、患者PHが携帯する携帯電話端末200に帰還指示を無線送信する。このため、患者PHの位置を検出するシステムを利用して、患者PHに帰還指示を通知することができる。
さらに、データ処理装置100は、移動経路をデータ生成するために利用した地図データを、帰還指示の電子メールに画像データとして添付する。このため、患者PHは地図データにより最適な移動経路を簡単に確認して帰還することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではデータ処理装置100が複数の移動経路ごとに対象属性データと経路属性データとに対応して移動時間を算出し、最短の移動時間を選定することを例示した。
しかし、複数の移動経路から移動距離が最短の一つを単純に選定して移動時間を算出するのみでもよい。また、複数の移動経路を移動速度に関連する経路属性データとともに検出し、移動経路ごとに経路属性データに対応して移動時間を算出し、最短の移動時間を選定してもよい。
さらに、検出された現在位置から病院施設HBまでの移動経路を一つのみ検出し、検出した移動経路と対象属性データのみに対応して移動時間を算出してもよい。また、複数の移動経路ごとに対象属性データのみに対応して移動時間を算出し、最短の移動時間を選定してもよい。
また、上記形態では、特定現場が病院施設HB、現場処理が治療、対象者が患者PH、であることを例示した。しかし、当然ながら、本実施の形態のデータ処理装置100は、各種の特定現場での現場処理に待機する対象者への帰還指示の通知に利用することができる。
また、上記形態では患者PHが携帯する無線通信端末が携帯電話端末200からなり、既存の電話会社サービスにより携帯電話端末200の現在位置を検出することを例示した。
しかし、対象者の移動範囲が所定の構内などに限定される場合、例えば、対象者に専用のRFID(Radio Frequency Identification)カードを携帯させ、それで構内での対象者の位置を検出してもよい。
その場合、対象者への帰還指示の通知は、構内全域への音声出力で実行することができる。このようなシステムは、例えば、遊園地でのアトラクションへの順番待ちなどに利用することができる(図示せず)。なお、上述のRFIDカードや携帯電話端末200などの無線通信端末を特定現場が対象者に貸与してもよい。
さらに、上記形態ではデータ処理装置100に作業者が診察の予定時刻を入力操作することを例示した。しかし、このような予定時刻をデータ処理装置100が自動的に生成することもできる。
その場合、対象記憶部110は、患者PHごとに診察の処理時間に関連する対象属性データも記憶する。そして、データ処理装置100は、診察に待機する患者PHごとに対象属性データで処理時間を算出する待機算出手段と、算出された処理時間を累積して現在時刻に加算することで予定時刻を算出する予定算出手段とを、さらに有する(図示せず)。
この場合、データ処理装置100は、予定時刻を自動的に算出することができるので、さらに自動的に帰還指示を通知することができる。特に、診察に待機する患者PHごとに対象属性データで処理時間を算出するので、単純に人数などで予定時刻を算出する場合に比較して、より的確に予定時刻を算出することができる。
さらに、本実施の形態ではデータ処理装置100の各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
また、上記形態では通信ネットワーク210として現状のインターネットなどが利用されることを想定した。しかし、このような通信ネットワーク210として次世代のインターネットであるNGN(Next Generation Network)が利用されてもよい。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
本発明の実施の形態のデータ処理システムの論理構造を示す模式図である。 データ処理システムの物理構造を示すブロック図である。 データ処理装置によるデータ処理方法を示すフローチャートである。 データ処理装置がデータ生成する移動経路を示す模式図である。 無線通信端末である携帯電話端末に帰還通知の電子メールが表示出力された状態を示す模式的な正面図である。 携帯電話端末に移動経路の地図データが表示出力された状態を示す模式的な正面図である。
符号の説明
100 データ処理装置
110 対象記憶部
120 予定取得部
130 位置検出部
140 時間検出部
150 帰還指示部
200 携帯電話端末
210 通信ネットワーク
1000 データ処理システム
HB 病院施設
PH 患者
R1 移動経路
R2 移動経路
R3 移動経路

Claims (12)

  1. 特定現場での現場処理への対象者の待機順序を記憶する対象記憶手段と、
    記憶された前記対象者ごとに予測される前記現場処理の予定時刻を取得する予定取得手段と、
    前記特定現場から外出した前記対象者ごとに現在位置を検出する位置検出手段と、
    検出された前記現在位置と前記特定現場との位置関係から前記対象者ごとに帰還の移動時間を検出する時間検出手段と、
    検出された前記移動時間と現在時刻との加算結果が前記予定時刻を超過した時点で対応する前記対象者に前記特定現場への帰還指示を通知する帰還指示手段と、
    を有するデータ処理装置。
  2. 前記時間検出手段は、検出された前記現在位置から前記特定現場までの複数の移動経路を検出し、検出した複数の前記移動経路から移動距離が最短の一つを選定して前記移動時間を算出する請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記時間検出手段は、検出された前記現在位置から前記特定現場までの複数の移動経路を移動速度に関連する経路属性データとともに検出し、前記移動経路ごとに前記経路属性データに対応して前記移動時間を算出し、最短の前記移動時間を選定する請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記対象記憶手段は、前記対象者ごとに移動速度に関連する対象属性データも記憶し、
    前記時間検出手段は、検出された前記現在位置から前記特定現場までの移動経路を検出し、検出した前記移動経路と前記対象属性データとに対応して前記移動時間を算出する請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記対象記憶手段は、前記対象者ごとに移動速度に関連する対象属性データも記憶し、
    前記時間検出手段は、検出された前記現在位置から前記特定現場までの複数の移動経路を検出し、検出した複数の前記移動経路ごとに前記対象属性データに対応して前記移動時間を算出し、最短の前記移動時間を選定する請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記時間検出手段は、複数の前記移動経路を移動速度に関連する経路属性データとともに検出し、前記移動経路ごとに前記対象属性データと前記経路属性データとに対応して前記移動時間を算出する請求項5に記載のデータ処理装置。
  7. 前記位置検出手段は、前記対象者が携帯する無線通信端末で前記現在位置を検出する請求項1ないし6の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記帰還指示手段は、前記対象者が携帯する無線通信端末に前記帰還指示を無線送信する請求項1ないし7の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  9. 前記帰還指示手段は、前記対象者が携帯する無線通信端末に前記帰還指示と前記移動経路とを無線送信する請求項2ないし6の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  10. 前記対象記憶手段は、前記対象者ごとに前記現場処理の処理時間に関連する対象属性データも記憶し、
    前記現場処理に待機する前記対象者ごとに前記対象属性データで前記処理時間を算出する待機算出手段と、算出された前記処理時間を累積して前記現在時刻に加算することで前記予定時刻を算出する予定算出手段とを、さらに有する請求項1ないし9の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  11. 特定現場での現場処理への対象者の待機順序を記憶する対象記憶処理と、
    記憶された前記対象者ごとに予測される前記現場処理の予定時刻を取得する予定取得処理と、
    前記特定現場から外出した前記対象者ごとに現在位置を検出する位置検出処理と、
    検出された前記現在位置と前記特定現場との位置関係から前記対象者ごとに帰還の移動時間を検出する時間検出処理と、
    検出された前記移動時間と現在時刻との加算結果が前記予定時刻を超過した時点で対応する前記対象者に前記特定現場への帰還指示を通知する帰還指示処理と、
    をデータ処理装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  12. 特定現場での現場処理への対象者の待機順序を記憶する対象記憶工程と、
    記憶された前記対象者ごとに予測される前記現場処理の予定時刻を取得する予定取得工程と、
    前記特定現場から外出した前記対象者ごとに現在位置を検出する位置検出工程と、
    検出された前記現在位置と前記特定現場との位置関係から前記対象者ごとに帰還の移動時間を検出する時間検出工程と、
    検出された前記移動時間と現在時刻との加算結果が前記予定時刻を超過した時点で対応する前記対象者に前記特定現場への帰還指示を通知する帰還指示工程と、
    を有するデータ処理装置のデータ処理方法。
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