JP2018179547A - 安全走行支援システム、安全走行支援方法、並びに安全走行支援プログラム - Google Patents

安全走行支援システム、安全走行支援方法、並びに安全走行支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】病気持ち搭乗者の緊急処置を適切に図れ、搭乗者の健康維持や例えば、安全面や燃費面から見て、運転改善が図れる技術を提供すること。【解決手段】画像データ、位置情報、インターネット情報、を含む入力情報及び搭乗者の健康に関する健康維持情報、健康異常語句情報、を管理する管理手段と、位置情報を元に出発地点から目的地点までの走行路を示す走行路情報を生成する走路誘導機能手段と、画像データ及び音声データを受けて、搭乗者の健康状態・精神状態を推測する状態推測手段と、を備え、走路誘導機能手段にて生成した走行路情報を出力装置に提供し、視える形で表示可能とし、併せて、状態推測手段にて、搭乗者に異常が発生したと判定したとき、その旨を出力装置に提供し、報知可能とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車を運転する際、運転者、同乗者を含む搭乗者に対して、安全走行や健康状態に係る支援情報(サービス)を提供するための安全走行支援システム及び安全走行支援方法、並びに安全走行支援プログラムに関する。
更に詳しくは、例えば、周知の「推定航続可能距離情報」、「給油拠点検索情報」、「渋滞情報」、「搭乗者の健康情報」、などの情報を連携させ、常時、一定の冗長性を持たせた搭乗者の安全を確保する上で有効な情報を含むドライブ支援サービスが可能な安全走行支援システムに関する。
最近、車で外出する場合、出発地から目的地に向かう走行路を表示して誘導するナビゲーション機能だけでなく、ICT技術、ITSサービス、及びGPS位置情報、などを活かして、出発地から目的地までの最短距離の選出、運転中の燃料の残量やガソリンスタンドなどの検索、或いは、目的地までの途中にある各イベント、史跡場所、などを通知する機能、また、運転者(ドライバ)の安全走行を可能とする以外にも、いろいろ有効な情報を提供する仕組みのサービスシステムが提案されている。
このサービスシステムは、例えば、ICT技術、スマートフォン端末やGPS位置情報検索システム、などを主としたものであり、所謂、ドライブ走行支援機能を有するシステムである。
ドライブ走行に関する技術として、例えば、特開平8−292057号公報(特許文献1)、特開2009−115743号公報(特許文献2)、特開2000−46571号公報(特許文献3)、特開2004−132873号公報(特許文献4)、特開2005−285082号公報(特許文献5)、特開2004−219270号公報(特許文献6)、などがある。
例えば、引用文献1には、「 自車の現在位置を検出し、表示装置に自車の現在位置を含む地域の道路地図を表示し、前記道路地図上に自車の目的地を登録し、外部から特定の属性を持つ地点の選択指令が与えられたときに前記道路地図上の該当する特定の属性を持つ地点それぞれを割り出し、外部の交通情報放送を受信して得られる任意の交差点から隣接する他の任意の交差点までの道路ごとの所要時間を参照して、前記表示装置の道路地図上で自車の現在位置から前記特定の属性を持つ地点それぞれまでの最短時間経路と所要時間とを割り出し、割り出された特定の属性を持つ地点それぞれの地点名と、現在位置に対してその地点が存在する方向と、現在位置からその地点までの所要時間とを前記表示装置に対比表示することを特徴とする車両用経路誘導方法」により、「カーナビゲーションシステムの利用途を拡大させる」との記載がある。
特開平8−292057号公報 特開2009−115743号公報 特開2000−46571号公報 特開2004−132873号公報 特開2005−285082号公報 特開2004−219270号公報
特許文献1では、出発地から目的地まで走行する際に、運転中における走行支援、例えば、各走路部位の位置を含む走路(運転軌跡の走路地図)を運転者に対して視える形で提示すること、運転者の運転実績(ブレーキ、空ふかし、他)を視える形で運転者へ提示すること、また、運転者や同乗者(以下、搭乗者)の健康や精神状態に関する情報、例えば、車酔う、腰痛、服薬、など、を含む健康異常が発生した場合、その旨や緊急時の対応処置、などを運転者に対して通知(通報)することなどを考慮した支援サービスを行うことについては想定されていない。そのため、単なるナビゲーションの用途を広げるという効果に留まる。
そこで、本発明では、例えば、一般的なナビゲーションの用途に留まらず、各走路部位の位置を含む走路支援(出発地から到着地までの各走路部位位置、休憩位置、立ち寄り希望地、などを含む走路地図など)を運転者に対して視える形で提示することができ、また、搭乗者に健康・精神状態などに異常が発生したような場合、その旨の通知(通報)や運転速度、緊急避難(最寄の駐車場に停止)誘導、及び緊急処置を適切に図れ、搭乗者の健康・精神状態などの支援を考慮した技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の安全走行支援システムは、
入力装置及び出力装置に接続され、当該入力装置からの入力情報を元に所定の処理を実行し、当該処理の結果を当該出力装置へ出力するサーバを含む安全走行支援システムであって、
前記入力装置は、車に搭乗する搭乗者を撮影し、監視する車載カメラ、車の各地点の位置を示す位置情報を収集するGPS装置、ネット上の情報を収集するインターネット、搭乗者が発生する音を収集する車内センサ、を含み、
前記出力装置は、安全走行支援情報を受信し、表示する機能を有するナビゲーション装置、携帯端末装置、座席振動装置の何れか1つ以上を含み、
前記サーバは、
前記車載カメラの画像データ、前記GPS装置の位置情報、前記インターネットの情報、を含む入力情報及び搭乗者の健康に関する(健康維持情報、健康異常語句)情報、を管理する管理手段と、
前記GPS装置の位置情報を元に出発地点から目的地点までの各部走路位置情報を含む示す走路情報を生成する走路情報生成手段、及び/又は前記車載カメラの画像データ及び前記車内センサの音声データを受けて、搭乗者の健康状態及び/又は精神状態を推測する状態推測手段と、
を備え、
前記走路情報生成手段にて生成した走路情報を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて視える形で表示可能とし、及び/又は前記状態推測手段にて、前記管理手段の健康異常語句情報を参照して搭乗者に異常が発生したと判定したとき、その旨を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて報知可能とする
ことを特徴とする。
本発明によれば、運転中における支援、例えば、運転走路(出発地、目的地、休憩地、立ち寄り予定地、緊急地、など)の各部位位置情報を含む走路地図(運転軌跡経路や運転予定経路)などの走行支援や搭乗者の健康状態や精神状態に関する異常通知や対応処置方法などの健康支援を適切に、かつ、迅速に行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1はナビゲーションシステムの外部環境を示す図。 図2は本発明の安全走行支援システムの構成例を示すブロック図。 図3は走行支援管理DBの走路における各部位位置情報を含む走路情報テーブルを示す図。 図4は車両機器の運行状態情報テーブルを示す図。 図5は位置情報管理DBの位置情報管理テーブルを示す図。 図6は健康状態・精神状態DBの搭乗者情報テーブルを示す図。 図7は音声データDBの音声取得情報格納テーブルを示す図。 図8は撮像データDBの撮像データ格納テーブルを示す図。 図9は健康状態・精神状態DBの健康異常語句テーブルイメージを示す図。 図10は本人申告情報テーブルを示す図。 図11は本人症状申告情報テーブルを示す図。 図12は走行判断情報テーブルを示す図。 図13は処置判断情報テーブルを示す図。 図14は健康状態管理DBの健康状態管理情報テーブルを示す図。 図15は搭乗者DBの搭乗者情報テーブルを示す図。 図16は安全走行支援システムの準備処理フローを示すフローチャート。 図17は安全走行支援システムのサーバにおける処理手順を示すフローチャート。 図18は出発地(出発地点)から到達地(目的地点)、休憩地(休憩地点)、立ち寄り希望地(立ち寄り希望地点)、緊急地(緊急発生地点)の各走路部位位置情報を含む走路支援情報の一例を示すイメージ図。 図19は車両機器の運転状況を示すイメージ図。 図20はイベント判定重値テーブルを示す図。 図21は立ち寄り場所情報管理テーブルを示す図。 図22は始点−終点位置情報管理DBの走行情報管理テーブルを示す図。 図23は走行時の各地点を示す模式図。 図24は走行変更時の各地点を示す模式図。 図25は走行路位置情報格納テーブルのイメージを示す図。 図26は走路決定パラメータのイメージを示す図。 図27はイベント総合判定DBの立ち寄り場所管理テーブルを示す図。 図28は動体認識センサの機能を説明するフローチャート。 図29は車内音声検知センサの機能を説明するフローチャート。 図30は安全誘導・安全走行支援プログラムの処理概要を示すフローチャート。 図31は安全誘導・安全走行支援プログラムの処理概要を示すフローチャート。 図32はセンサ検知値判断基準テーブルを示す図。 図33は処置記号分類のイメージを示す図。 図34は危険レベル検知カウント格納テーブルを示す図。 図35は運転走行状況検知センサの機能を説明するフローチャート。 図36はセンサの危険判定基準のイメージを示す図。 図37は安全誘導・安全走行プログラムの概要処理を示すフローチャート。
本発明の実施形態を説明するに際して、更に、本発明に至る背景を説明すれば、以下のとおりにある。
メーカにおいては、ドライブの快適性、安全走行、燃費改善などにナノセンサ技術を活かしたOBD−II制御基板とスマホ等と連携させてテレマティクスデータ活用技術構築に取り組みされている。
しかし、搭乗者の健康状態や精神状態などの健康管理までは至らず、従来の車両誘導手段としては、色々な技術が提案されているが、殆どは、上述した引用文献に記載されたように、目的地までの最短距離誘導や、開催イベントなどの情報提供に留まり、走行中における各部位位置情報を含む走路を視覚的に表示する走行支援情報や搭乗者の健康に関する健康支援情報を搭乗者に提供する技術がない。
従って、上述した引用文献の共通点は、
(1)位置情報や地図情報などを利用した、目的地までの走行居距離の短縮(最短距離コースの設定)
(2)各メーカ車に搭載の各種制御基板(例えば、OBD-II制御基板等)を利用した、効率的な燃費とその為の走行
(3)走行中に搭乗者が目的に応じた情報を基に、スマートフォンなどの機器を操作走行中に制御し、位置情報や地図情報などと連携して、途中寄道、施設立ち寄りなどの変化に対する走行コースの修正
等に留まる。
また、それ以外に、以下の様な課題がある。
走行車には、運転手以外に、子供、お年寄り、高齢者(介護)、または、退院した妊婦、その他など様々な搭乗員が存在する。これらの搭乗者の安全性を第一に走行するのは当然であるが、搭乗者に発生する症状への対応も重要な課題の要素である。
例えば、お年寄りが走行中に高・低血圧症状にならないか?或いは、介護者が長時間狭い車内で腰の痛み等を訴えていないか、或いは、定期的な服用薬があり、服薬時刻なっていないか、などの、症状に対して、運転手は気を使いながら走行する必要があるが、上述した引用文献においては、この課題に対応した有効な手段が提供されていない。この環境で車を走行させた場合、運転手への負担が増え、場合によっては、事故誘発の危険性が存在している。
また、運転者にとって、運転中は、当然ながら、運転に集中し走行しており、日頃、燃費の節約を意識しながらも、自分の運転状態を常時意識できているわけではなく、例えば、燃費については、「渋滞の影響による燃費が悪い」、或いは、「山道走行したために燃費が悪い」などの周辺影響に依存した燃費実体との認識が強い。
走行において、例えば、必要以上にブレーキペダルを踏んだり、いきなりのアクセル踏込み、又は、よけられる水溜まり(くぼみ)をそのまま通過し、車体に「走行負荷」が発生する、等の、運転工夫可能な課題要素も多いが、運手者が把握できるような仕組みがなく、運転者への運転改善に活かせないという課題もある。
本発明は、上述したような課題に鑑みなされたものであり、目的地まで走行する際に、従来のナビゲーションシステムやGPSなどで車を誘導する仕組みに加えて、入力情報を元に、安全走行支援、例えば、各部位位置情報を含む走路を示す走行支援情報(走路地図)を作成する仕組み、また、走行中、搭乗者に健康異常が発生した場合、その旨の通知や健康状態に応じた適切な処置が可能な健康支援を通知する仕組みを備えたシステムを提供するものである。
ここで、健康状態に応じた適切な処置が可能な健康支援を通知する仕組みとは、例えば、走行中に(1)子供が急に酔ったり、(2)高齢者や障害者等が長時間同じ姿勢での走行が困難な場合、
上記(1)に対しては、対応のため、音声センサなどで走行中の搭乗者の音声を検知し、その中から「気分が悪くなった」「トイレに行きたい」などの異常用語・会話を識別し、必要な処置の対応がとれる仕組みであり、
上記(2)に対しては、走行前から判っている健康状態をDB管理し、定期的に休憩をとるような走行(速度制御や最寄に駐車場へ直行、など)を設定し、応急処置がとれる仕組みである。
これにより、目的地までのナビゲーションや目的地までの最短距離でのナビゲーションや走行中の燃料切れ防止に加え、例えば、病院から自宅までの走行時や持病持ちの搭乗者と一緒にイベント地までの走行する場合に、該当者はシステムから所望の通知を受けることにより、適切な処方を受けながら安心して走行できる。
その結果、走行中の体調不良などを気にせず、楽しくドライブできる。
また、走行時に各種搭載センサから運転実績データ(運転状況など)を採取し、運転者へ自分の運転走行をフィードバックし、視覚的に確認できるようにすることにより、安全で且つ燃費のよい走行等を意識させることが可能である。
つまり、運転者の走行状態のデータを採取し、その実態を運転者へ見せることができれば、運転者は、空ふかし、急アクセル踏み込み等の改善意識が芽生え、走行の安全性と燃費改善につなげることが可能である。
また、走行中に監視カメラや、音声センサなどで健康異常を検知し、必要な処置を取りえる仕組みを提供しているため、運転者は搭乗者に気遣うことなく、運転に集中できるメリットがある。
以下、その一実施例について説明する。
図1は、ナビゲーションシステムの外部環境を示す図である。車でドライブする場合、ドライブ走行を支援するシステムとして、ナビゲーションシステムが普及している。
ナビゲーションシステムは、周知のとおり、車に搭載したナビゲーション装置をクラウドやインターネット、などに接続し、走行時に一般的に必要とされる情報、例えば、車を目的地に誘導するナビ情報、つまり、車の位置を示す位置情報、道路情報、地図情報、などを収集し、ディスプレイ上に表示するものである。
係るナビゲーションシステムを利用することにより、ナビゲーション機能にて、効率的なドライブ走行が可能である。
図2は、本発明の安全走行支援システム3の構成例を示すブロック図である。
まず、安全走行支援システム3の概要について説明する。
<システム概要>
安全走行支援システム3は、入力装置1からの入力情報を元に所定の処理を実行し、その結果を出力装置2に出力し、ナビゲーションシステムにおけるナビゲーションを支援するシステムであり、運転者の安全誘導や安全走行を支援する機能及び/又は搭乗者(運転者や同乗者)の健康を支援する機能を有する。
例えば、安全走行支援システム3は、
入力装置であるGPS装置12で収集したGPS位置情報や車両機器(車両に関する情報を計測する機器)15から得られる車両状況情報などの入力情報を元に出発地から目的地(到達地)および走路中における各地(休憩地、立ち寄り希望地、緊急地、など)の走路各部位の位置情報を含む走路を示す走路支援情報を生成し、
当該走路支援情報を出力装置であるナビゲーション装置21や携帯端末装置22の表示部に出力(走路を示す情報から各走路部位の位置情報が運転者にて確認できるように)し、
これにより、安全誘導や安全走行を支援するシステムである。
また、併せて、例えば、入力装置である車載機器の車載カメラ11や車内センサ14などで常時、運転者(ドライバ)や同乗者を監視(モニタ)して得られた画像データ、音声データ、などの入力情報を元に搭乗者の変化や様子を把握、診断し、
その結果(運転者の健康状態)を出力装置におけるナビゲーション装置21や携帯端末装置22に出力(通報又は通知)し、
これにより、搭乗者の健康を支援するシステムである。
車両機器15より得られる車両状況情報としては、例えば、以下のような情報である。
<車両機器より得られる情報>
(1)ガソリン残量 xxL
(2)推定航続可能距離 xxkm
(3)A→B地点移動距離 xxkm
(4)A→B地点移動時間 xxh
などである。
また、インターネット13から得られる情報としては、例えば、以下のような情報である。
<InterNetから得られる情報>
(1)ガソリンステーションなどお店の情報
(2)クレジットや銀行などのカード情報
(3)道路や鉄道の運行(渋滞)や工事などの情報
(4)観光地や天気などの行楽情報
(5)自動車メーカの車両スペック情報
などである。
車載カメラ11から得られる情報としては、例えば、以下のような情報である。
<車載カメラから得られる情報>
(1)乗車人員情報: 人数 xx人
(2)健康、精神状態 顔色、熱、イライラ度、退屈度
などである。
また、安全走行支援システム3は、搭乗者を監視するために、車に搭載する車内センサ14、例えば、音声感知センサ(車内音声検知センサとも称する)、動体認識センサ、画像認識センサ、などの監視センサ、を備えている。
走行中は、車載カメラ11や各監視センサによって、搭乗者の搭乗状態を監視し、何等かの異常を検知した時は速やかにナビゲーション装置21やスマホ端末などの携帯端末装置22を介して運転者へ通知する。
例えば、車載カメラ11の画像データから搭乗者の表情や顔色などを、安全走行支援システム3の「健康状態・精神状態推測プログラム」にて判断し、その結果、搭乗者に「尿意」と判断した場合には、「尿意」アラートを「メインプログラム」へ伝達する。
そして、前回の休憩からの時間経過や近辺の施設状況の情報などと連動し、これらの情報を総括判定し、運転者へ「トイレ休憩をしましょう。近くに○○施設があります。△△分で到着できます。」旨のアナウンス(表示及び/又は音声メッセージ)を行なう。
このように運転者への負荷を無くす手段を設けるこれにより、運転者は、運転以外に気を取られることがなく、走行だけに注力することができる。
また、搭乗者に薬の服用者がいる場合には、服用時刻の通知を行ったり、服用時刻間近に、自動的に有効な休憩場を検索し、運転者に「約△△分先に(xxkm先に)◇施設があり休憩して下さい!」などのメッセージを促すとよい。
そのため、安全走行支援システム3は、例えば、血圧測定センサ(生体健康維持センサ)情報や、車内での搭乗者の会話(トイレに行きたい。気分が悪い、など)音から、異常を識別・判断する機能を有する。
その一方法として、例えば、先願(特願2016−8620号)に記載された服薬用支援システムの処方DBなどと連動させ、上記課題を解決する手段を実現するとよい。
<システム構成>
次に、安全走行支援システム3の一構成例について説明する。
安全走行支援システム3は、例えば、サーバ(計算機)30から構成されている。
サーバ30は、入力装置1から提供される入力情報を元に所定の処理を実行し、その結果を出力装置2に通知(表示及び/又は報知)するものである。
入力装置1は、安全走行支援システム3へ提供する入力情報を入力する手段であるが、安全走行支援システム3が運転者の安全誘導や安全走行を支援するシステムとして動作する場合には、例えば、GPS装置12、インターネット13、車両機器15、携帯端末装置16、などを含む。携帯端末装置16は、後述する出力装置2の携帯端末21と兼用する。
GPS装置12は、例えば、周知のGPS位置情報検索システムや全国eネット、全国ガソリンスタンド検索システムなどのツールにて、走行中における車の走行位置を示す位置情報を収集し、出力する装置である。
インターネット13は、ドライブ時に必要とされる情報、例えば、ガソリンステーションなどの店舗情報、クレジットや銀行などのカード情報、走路方向における道路や鉄道の運行(渋滞)や工事などの情報、観光地や天気などの行楽情報、自動車メーカの車両スペック情報、立ち寄り場所、休憩場所、緊急発生場所やそれらの周辺に関する情報を収集(入手)し、安全走行支援システムに送信する機能を有する装置である。
携帯端末装置16は、キーボードなどの入力部を含み、当該入力部により入力した搭乗者に関する各情報、例えば、住所、性別、年齢、出発地点(出発地)、最終地点(目的地)立ち寄り希望場所、搭乗者の投薬を含む健康情報などを入力し、安全走行支援システム3に送信する機能を有する装置である。搭乗者に関する各情報は、予め、安全走行支援システム3側に登録しておく。
車両機器15は、車両に設置され、車両自身に関する各種情報、例えば、走行中におけるガソリン残量、推定航続可能距離、A→B地点移動距離、移動時間、運転状況情報(例えば、アクセル踏込結果、ブレーキ踏、アイドリング状態、サスペンション上下振動、走行時車体ゆれ、他)を自動収集し、安全走行支援システム3に送信する機能を有する装置である。例えば、燃料消費管理装置も車両機器15の一つである。
燃料消費管理装置は、各メーカ、車種ごとに公開されている公開燃費データを基に、実際に燃料を補給したときの補給量と走行距離から消費を算出する。この算出した消費から走行実績と燃費消費を表示部に表示することにより、運転者へ燃費意識を促すことができる。
燃料消費管理装置には、各種センサを有し、例えば、
(1)エンジン回転数情報
(2)エコモード走行時間(又は走行率)
(3)エンジン音高低音検知による急加速運転発生時間(又は率)
(4)ブレーキペダル急踏込回数(又は時間、又は率)
(5)タイヤサスペンションの上下変動発生時間(又は発生率)
(6)アクセルペダル急踏込回数
などを検知する各センサを有し、また、当該検知した結果を記録する記録手段と、これらの検知結果を運転者へ見せるための表示手段を有する。
安全走行支援システム3が搭乗者(運転者や同乗者)の健康を支援するシステムとして動作する場合には、入力装置1は、例えば、車載カメラ11、車内センサ14、携帯端末装置22、などを含む。
車載カメラ11は、車内に搭載されたカメラであり、搭乗者を撮影し、搭乗者の画像データを出力する。
この画像データにより、乗車人員(搭乗者)の数、年齢、などを把握すると共に、搭乗者の表情や顔色、などから健康や精神状態、などを把握することができる。
健康や精神状態は、画像データから搭乗者の顔つき、顔色、仕草、表情、などの変化を診断することにより、搭乗者の健康異常の様子を判断することが可能である。
車載カメラ11の代用として、例えば、動体認識センサや画像認識センサを用いてもよい。
動体認識センサは、例えば、デジタルカメラに搭載されているように、人の顔にピントを合わせ、また、顔の移動に合わせて、追いかけフォーカスが可能な機能を有し、適当な時間間隔で搭乗者をフォーカスするセンサであり、安全走行支援システム3にて、搭乗者ごとに、顔つき、顔色などの変化を画像データで診断し異常がないか判断するために利用される。
ここで、車載カメラ11として動体認識センサを利用した場合における、顔つき、顔色などの変化を画像データで診断する流れは、例えば、以下のとおりである。
という流れである。
車内センサ14は、例えば、音声検知センサであり、搭乗者の会話(音声)を検知し、音声データを出力する。この音声データから搭乗者の会話内容を判断することにより、搭乗者の健康や精神状態、などの様子を把握することができる。
音声の検知から、搭乗者の異常を検知、処置までの流れは、例えば、以下のとおりである。
という流れである。
携帯端末装置22は、上述したような情報の他、搭乗者の健康を支援するための各情報、例えば、服用薬、処置方法、処置対象者、処置実施者、などを入力し、安全走行支援システム3に送信する機能を有する装置である。
以上述べた入力装置1の入力情報は、安全走行支援システム3へ送信され、当該安全走行支援システムにて、後述する制御プログラムの何れかのプログラムにより処理される。
安全走行支援システム3は、後述する制御プログラム群や入力装置1からの入力情報(カメラ撮像データ、GPS位置情報、センサデータなど)を記憶装置33に格納し、また、当該制御プログラム群により、個々の処理を実行し、その結果を出力装置2へ出力(送信)する機能を有する。
制御プログラム群は、例えば、安全誘導・安全走行支援プログラム3311、健康状態・精神状態推測プログラム3312、を含み、個々のプログラムで必要な処理を行ない、それらの結果は、出力装置2へ出力される。
安全誘導・安全走行支援プログラム3311は、例えば、GPS装置12にて収集した位置情報、インターネット13にて収集したインターネット情報を元に出発地点から目的地点までの各部位位置情報を含み、走路を視覚的に示す支援情報(走路地図)を作成し(図18参照)、当該支援情報を、安全誘導・安全走行支援として、通信装置31を介して出力装置2におけるナビゲーション装置21や携帯端末装置22の表示部へ出力するプログラムである。その一例を図35に示し、その詳細は後述する。
車両機器情報収集プログラム3313は、車両機器15から車両に関する各種情報、例えば、走行中におけるガソリン残量、推定航続可能距離、A→B地点移動距離、移動時間、運転状況情報(例えば、アクセル踏込結果、ブレーキ踏、アイドリング状態、サスペンション上下振動、走行時車体ゆれ、他)を自動収集し、その状態を判定するプログラムである。
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、
入力装置1の車載カメラ(監視カメラ)11で撮影された人物画像データから一人を特定し、
ひとつ前の画像と顔の位置とのずれを計算(補正計算)し、
特定した人物情報と、ひとつ前の画像情報とで顔色情報等を比較し、その色変化などから、健康状態・精神状態を判断し、
併せて、車内センサ(車内音声検知センサ)14にて収集した音声情報を文字情報などに変換し、予め構築している健康支援管理DB3322の音声異常キーワードテーブル(図4D参照)を曖昧検索し、健康上、異常がないかを識別し、
その結果をアラート情報としてメインプログラムへ通報する、プログラムである。
また、健康状態・精神状態推測プログラム3312は、
画像データで同一人物を特定し、
ひとつ前の画像と顔色情報などを比較し、一人物の撮影位置が極端に位置変動(例えば、前回は正座姿勢であったが、今回はうずくまっている姿勢であるなどの変化)を判断し、
併せて、車内音声検知センサにて収集した音声情報を文字情報に変換し、予め構築している健康支援管理DB3322の音声異常キーワードテーブルを曖昧検索し、精神状態に異常がないか識別し、
その結果をアラート情報としてメインプログラムへ通報する、プログラムである。その一例を図30、図31に示し、その詳細は後述する。
つまり、健康状態・精神状態推測プログラム3312は、演算装置32と連動して動作し、搭乗者の健康状態や精神状態を判断し、その結果を通知する情報、例えば、「尿意」、「睡魔」や、「暴言」語句が多い場合や「過敏な車内の動き」などを検知した場合、「イライラ感」、「退屈感」などのアラート情報を「メインプログラム」へ通報するプログラムであり、以下のような処理機能を有する。
(1)画像データで同一人物を特定する。
(2)ひとつ前の画像と顔色情報を比較する。
(3)ひとつ前の画像と顔の位置とのずれを計算する。
(4)車内音声感知センサに取集した音声情報を文字情報に変換する。
(5)予め構築している健康支援管理DB3322の音声異常キーワードテーブル(図示せず)を曖昧検索する。
例えば、健康状態・精神状態推測プログラム3312は、車載カメラ11にて撮影した搭乗者の表情や顔色情報を基に「尿意」と判定した場合は、「尿意」をキーワードにして、該当するDBを検索し、前回の休憩からの時間経過や近辺の施設状況の情報などから、総括判定し、当該総括判定結果を搭乗者健康支援サービスとして、通信装置31を介して出力装置2へ出力する。例えば、出力装置2のナビゲーション装置21や携帯端末装置22のスピーカを介して「運転者及び同乗者」へ「トイレ休憩をしましょう。近くに○○施設があります。△△分で到着できます。」などのアナウンスを行う。
出力装置2は、安全走行支援システム3にて処理された結果を受信し、表示、通知(例えば、スピーカから放音、座席を振動するなどして報知)する機能を有する出力手段群である。
例えば、車に設置されたナビゲーション装置21や運転者や同乗者(搭乗者)が携帯する携帯端末装置(スマートホン端末等)22であり、また、振動装置(シート振動装置)23などである。
振動装置23は、車の座席に装着され座席(シートを振動させる装置であり、走行中に搭乗者の異常を検知した際に、運転者の座席(シート)などを振動させ、運転者や助手席の同乗者などの搭乗者に対して、異常通知を行うための手段である。
振動の発動は、搭乗者の無音時間帯や、不動作状態などを検知センサで判断した場合、安全走行支援システム3の処理に基づく振動指示により行われ、当該発動指示に従って動作する。
出力装置2のナビゲーション装置21や携帯端末装置22は、安全走行支援システム3から提供される情報を表示部に表示し、また、音声情報をスピーカから放音する機能を有する。
音声を車内に放音する手段は、ナビゲーション装置21や携帯端末装置22のスピーカを利用しても、独自に音声通知可能な手段を別途用意してもよい。
ナビゲーション装置21や携帯端末装置22は、周知のカーナビのような走行に必要な情報を始め、制御プログラム群にて扱う各種の情報を入力する入力手段としても利用される。
サーバ30は、通信装置31、記憶装置33、演算装置(プロセッサ)32、を有する。
演算装置32は、入力装置1からの情報やデータを収集し、振分け、記憶、チェック、判定、通知、及び出力装置2の動作制御を司り、記憶装置33に格納されたプログラムに従って出力装置2の動作を制御する。
例えば、演算装置(プロセッサ)32は、制御プログラム(安全誘導・安全走行支援プログラム3311、健康状態・精神状態推測プログラム3312)に基づき、入力装置1における車載カメラ11にて搭乗者を撮影した画像データ、車内センサにて感知した音声データ、GPS装置12にて収集した位置情報、インターネット13にて収集したインターネット情報、入力部から入力した搭乗者の健康に関する各種の入力情報、などを管理する機能を有する入力情報管理部321と、
前記GPS装置12にて収集した位置情報を元に出発地点から目的地点までの各部位位置情報を含み、走路を視覚的に示す支援情報(走路地図)を生成する機能を有する支援情報(走路地図)作成部322と、
前記車載カメラ11の画像データ及び前記車内センサの音声データを含む入力情報を元に、搭乗者の健康状態・精神状態を推測し、当該推測した健康状態・精神状態を判定する機能を有する健康状態・精神推測・判定部323と、
前記走路を視覚的に示す支援情報(走路地図)及び前記状態推測・判定結果情報を搭乗者健康支援情報として出力装置2(ナビゲーション装置21や携帯端末装置22)へ送信する機能を有する支援情報送信部324を備え、
前記走行部位位置情報を含む走路誘導情報を出力装置2にて視える形で表示可能とし、併せて、状態推測結果情報を出力装置2にて報知可能とする。
通信装置31は、入力装置1や出力装置2との間で情報やデータを送受する装置である。
記憶装置33は、制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部331、入力装置1からの入力情報、或いは安全走行支援システム3の処理に必要とされる情報を格納する情報記憶部332を有する。
情報記憶部332は、後述する各種のプログラムにおける各諸条件を定義したテーブルや各種の情報を記憶する管理DBを含み、管理DBは、例えば、以下のような走行支援管理DB3321、健康支援管理DB3322、を有する。
走行支援管理DB3321は、例えば、図3に示すような出発地、休憩地、目的地、立ち寄り希望地、緊急地、現在地、などの各部位の位置情報や周辺情報などを記憶する走路情報テーブル(図3参照)、車両機器の運行状態情報を記憶する運行状態情報テーブル(図4参照)、を有する。
出発地点から目的地点までの各部位位置情報を元に走路を視覚的に示す支援情報(走路地図)を作成することができる。作成した支援情報(走路地図)は、走行支援管理DB3321に登録しておく。
また、走行支援管理DB3321は、例えば、図19に示すような車両機器の運行状態情報を記憶するDB(記憶部)、始点−終点位置情報(図22参照)を管理するDB(記憶部)、走行時の走行路位置情報を格納するテーブル(図25参照)、立ち寄り場所管理テーブル(図21参照)、センサ検知値判断基準テーブル(図32参照)、を含むDB(記憶部)、危険レベル検知カウント格納テーブル(図34参照)、走路決定パラメータ(図26参照)、立ち寄り場所情報管理テーブル(図27参照)、処置記号分類(図33参照)、を記憶するDB(記憶部)を有する。
立ち寄り場所情報管理テーブルは、図21に示すように重み値、イベント名、Webアドレス、イベント詳細情報、などの各情報を含む。重み値は、例えば、図20に示すようなイベント判定重値テーブルを参照して決定される。
健康支援管理DB3322は、例えば、搭乗者の基本情報(搭乗者名、住所、性別、年齢、立ち寄り希望)や搭乗者の健康維持のための健康情報(含投薬、病名、治療中の病院、処置方法、等)、を記憶する搭乗者情報テーブル(図15参照)、音声取得情報を格納する音声データテーブル(図7参照)、撮像データ格納テーブル(図8参照)、を格納するDB(記憶部)を有する。
各テーブルは、走行支援管理DB3321や健康支援管理DB3322とは別のDBに登録してもよい。
また、健康支援管理DB3322は、図示してないが、搭乗者に健康・精神異常が発生した場合、その旨を通知するメッセージや健康・精神異常の状態に応じた対処メッセージ(音声データ)などを登録する登録部を有する。
図3は、走行支援管理DBの走路における各部位位置情報を含む走路情報テーブルの一例を示す図であり、走路情報テーブルは、出発地(目的地、休憩地、立ち寄り希望地、緊急地、現在地)、各部位位置情報、周辺情報、などを記憶する。
図4は、車両機器の運行状態情報テーブルの一例を示す図であり、アクセル踏み結果、ブレーキ踏、アイドリング状態、サスペンション上下振動、走行時車体傾斜ゆれ、他の各項目に対する計測データを記憶する。
図5は、位置情報管理テーブルの一例を示す図であり、位置情報管理テーブルは、地点名(出発地、最終地点、走行途中地点情報、休憩もしくは、立ち寄り地情報)に対する、GPS情報(x、y、z)を有する。
図6は、搭乗者情報テーブルの一例を示す図であり、搭乗者情報テーブルは、搭乗者名、住所、立ち寄り希望地、健康情報、などを有する。
図7は、音声取得情報格納テーブルの一例を示す図であり、音声取得情報格納テーブルは、情報採取時間、発声者名、音声取得データ、異常キーワード抽出文字(健康異常文字1、2、・・n)を有する。健康異常文字とは、だるい、下痢しそう、まだつかないの、熱がある、寒い、などである。
図8は、撮像データ格納テーブルの一例を示す図であり、撮像データ格納テーブルは、撮像データ採取時間、撮像者名、撮像データ、2、・・n、を有する。
図9は、健康異常語句DBのイメージを示し、健康キーワード語句テーブルの一例を示す図であり、健康キーワード語句テーブルは、標準キーワード句、区分(健康異常)、本人症状レベルと処置に関する情報を有する。
標準キーワード句としては、例えば、気分悪い、下痢しそう、吐きそう、寒い、だるい、腰が痛い、トイレ行きたい、熱がある、イライラする、めまいがする、鼓動がはやい、まだつかないの、などである。本人症状申告レベル(1:症状軽い、2:やや重い、3:重い)における走行判断や処置判断は、数値で表現してある。走行判断の1:速度ダウン、2:走行維持、3:速度アップを示し、処置判断の1:次の駐車ポイントまで進む、2:最寄りの立ち寄りポイント検索、3:医療機関、薬局、スーパー等を検索、4:その場で一時停止、5:緊急コール119、を示す。
図14は、健康状態管理DBの一例を示す図であり、健康状態管理DBは、休憩地点、休憩予定、休憩取得、搭乗者別の処置予定、処置結果、などの情報を格納する。
図15は、搭乗者DBの一例を示す図であり、搭乗者DBは、搭乗者名、立ち寄り希望場所、処置有無、健康処置1〜n、音声識別情報、画像識別情報、などを格納する。
次に、安全走行支援システム3の準備処理について説明する。
図16は、安全走行支援システム3における準備処理を説明するフローチャートである。
ステップS331〜S334:
運転手、あるいは、搭乗者は、スマホなどの入出力端末装置16,22から入力画面を呼び出し、(1)最終目的地、(2)搭乗者名、(3)途中立ち寄りたい場所や立ち寄りたいイベントなどの情報を入力する。
また、搭乗者に病気治療中などで、医師の治療指示(服薬、屈伸体操、など)がある場合で、も目的地までの走行途中でこれらの処置施す必要がある場合に、(4)処置の内容及び、処置する時間などを登録しておく。
入力した情報は、図15に示す搭乗者DBの搭乗者名、立寄希望場所、処置有無の各欄に、処置の有無、健康処置1〜n欄に処置の内容と、処置の時間などが登録される。
本例では、例えば、搭乗者Aの場合、健康処置があり、処置内容は服薬で服薬時間は、10:00と、15:00の2回である。又、Bの場合は、走行途中でYYイベント会場に立ち寄りを希望しており、健康処置として、腰痛のため、定期的に(10:00と13:00と、16:00)休憩するようにしている。又、その他の情報として、搭乗者DBには、搭乗者の走行途中における安全監視のための本人識別情報として本人の音声wavデータを音声識別情報(wav)欄に、本人の顔認識の為の画像データを画像識別情報(row)に格納しておく。
最終目的地情報は、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)の内の最終地点におけるGPS情報の欄に格納しておく。
ステップS335〜S336:
本システムは、先に記載のスマホなどの入出力端末装置16,22、を経由し、GPS検索システム12へアクセスし、目的地や立ち寄り地点の位置情報を収集する。
本システムは、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)の最終地点の情報欄に格納されている、地点名、及び、住所欄の情報を元にして、最終地点のGPS位置情報を採取する。
採取したGPS位置情報は、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)の最終地点の情報欄のGPS情報の欄に格納する。
本システムは、図15の搭乗者DBの立寄希望場所の欄を検索し、立ち寄り場所が登録されている場合、順次取り出して、先に記載のスマホなどの入出力端末装置を経由し、GPS検索システム12へアクセスし、立ち寄り地点の位置情報を収集する。収集した、情報は、図21の立ち寄り場所情報管理テーブルの該当するイベント欄のGPS情報の欄に順次格納される。
ステップS337:
本システムの走行路情報の採取は、先に記載のスマホなどの入出力端末装置16,22、を経由し、地図情報検索システム12へアクセスし、2拠点間の走路情報を採取する。
例えば、自宅から最終目的地の実家までの走路情報を採取するために、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)内の出発地点情報(GPS情報)と、最終地点情報(GPS情報)により、自宅から、実家までの道路情報及び、GPS情報を採取する。また、他の立ち寄り地点までの道路情報も同様な手段で採取する。
図23は、出発地点及び、最終目的地点、および、途中立ち寄り地点、のすべてを含めるマトリクステーブル上に配置した走路イメージ図である。
更に詳しくは、(出発地点)S、(立ち寄り地点)t2、(立ち寄り地点)t1、(立ち寄り地点)t3、(立ち寄り地点)t4、(目的地)Eが与えられた場合の、走行路確定に到るまでの途中を記載したイメージ図である。
上記ステップS337で採取したGPS位置情報は、一旦このマトリクステーブル上(メモリーもしくは一次ワークエリア)に配置される。
本システムは、地図情報検索システム及び、GPS位置情報検索システムへアクセスして、各2拠点間の走行路情報を得る。例えば、S地点からt1地点、S地点からt2地点、S地点からt3地点、S地点からt4地点、S点から目的地のE地点について、それぞれの走路情報、GPS情報を採取する。
本例では、S地点からt1地点においては、破線001で示す座標S2→R2→-Q2→P2→O2→N3→M3→L3→K3→J3(t1地点)を通る走路が採取されたことを示している。
同様に、S地点からt2地点においては、破線002で示す、座標S2→S3→S4→S5→S6→S7→S8→R8→Q8→R9→S10→R11→R12→R13(t2地点)という走路情報が採取されたことを示している。
その他のすべての2拠点間の走路情報を採取し、マトリクステーブル上(メモリーもしくは一次ワークエリア)に重ねあわせて行くことで、すべての地点を繋ぐ走路が出来上がる。
破線003はS点からE地点の走路情報、004はt1地点からt3地点の走路情報、005は、t1地点からE地点の走路情報、006は、t4地点からt3地点の走路情報、・・を示す。
走路の決定について説明する。
走路の決定は、全ての走行路情報を元にして、最適な走路を設定する。その方法は、2拠点間の走行距離を求め、距離の長さに応じた距離指数を算出しておく。
図17は、安全走行支援システム3のサーバ30における走行中処理フローを示すフローチャートである。
図17のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
ステップS3211:
安全走行支援(走行支援・健康支援)処理を開始する。
ステップS3212:
サーバ30の演算装置32は、入力装置1より運転者の安全走行に役立つ情報や搭乗者の健康に関する各種の入力情報を収集する。
入力情報は、例えば、安全走行に役立つ情報として、GPS装置の位置情報(出発地、立ち寄り希望地、休憩地、到達地、緊急発生地、それらの周辺地)・インターネットの情報(含各地の周辺情報)・車両機器の車両情報(ガソリン残量を含む運転状況情報)である。
搭乗者の健康に関する情報として、例えば、車載カメラの画像データ・車内センサの音声データである。
ステップS3213:
演算装置32は、入力情報を安全走行に役立つ情報と搭乗者の健康に関する情報とを振分けする。
ステップS32131:
演算装置32は、ステップS3213にて振分けされた安全走行に役立つ情報を収集し、記憶装置33の走行支援管理DB3321に登録する。
ステップS32132:
演算装置32は、安全走行に役立つ情報を元に誘導者毎の各走路部位の位置情報、走路部位位置の周辺情報(薬局、病院、コンビニ、スタンド、飲食店、など)を含む安全走行支援情報、例えば、走路地図を作成する。安全走行支援情報(走路地図)は、走行支援管理DB3321に登録するとよい。
これにより、後日、過去の走路状況を知り得ることができ、今後の走路に役に立てる、つまり、参考にすることも可能である。
ステップS32133:
演算装置32は、安全走行支援情報(走路地図)を出力装置(ナビゲーション装置や携帯端末装置)に送信し、表示部に表示し、搭乗者の運転者に通知する。
これにより、出力装置側では、例えば、ナビゲーション装置の表示部にて、目的地までの走路部位位置、例えば、出発地、目的地、休憩地、立ち寄り地、緊急発生地や周辺の各種情報を含む走路を表示することができ、この表示により、安全走行支援が可能になる。
ステップS3212〜S32133は、演算装置32は、運転中(走行中)繰返し実施する。
ステップS32134:
演算装置32は、搭乗者の健康に関する情報を収集し、記憶装置33の健康支援管理DB3322に登録する。健康支援管理DB3322には、搭乗者情報(出発地、目的地、立ち寄り地や搭乗者名、住所、性別、年齢、健康維持情報/含病名、治療方法、投薬、などの情報)を、予め、システム側にて入力情報を登録しておくとよい。
ステップS32135:
演算装置32は、車載カメラの画像データ・車内センサの音声データのデータチェック・判定、つまり、搭乗者の健康状態に異変が発生したか否か健康状態・精神状態異変の有無判定を行う。健康状態・精神状態異変の有無判定は、画像データの顔色や音声データ、例えば、「気分悪い」、「下痢しそう」、「吐きそう」、「寒い」、「だるい」、「膝が痛い」、「トイレに行きたい」、「まだつかないの?」、「熱がある」、などの態度、状態や発声の内容などで判定することが可能である。これらには、健康・精神異常の程度を示す重み付けをするとよい。
ステップS32136:
演算装置32は、ステップS32135にて、健康状態・精神状態異変が無い場合は、この判定を繰返し実施する。健康状態・精神状態異変が有る場合は、ステップS32137へ進む。
ステップS32137:
演算装置32は、健康異常・精神異常発生を示す健康支援情報及び/又は健康異常発生地(走路部位位置)の周辺情報(薬局、休憩場所、コンビニなどの各種情報)を出力装置(ナビゲーション装置、携帯端末装置、振動装置)側へ送信し、異常発生を搭乗者側へ通知(表示・報知)する。
これにより、搭乗者の健康異常の発生だけでなく、健康支援、例えば、その応急処置や休憩地の確保を早めに行うことができ、健康異常発生地(走路部位位置)の周辺情報により、病院や必要な応急処置品などを迅速に把握することが可能である。
ステップS3214:
演算装置32は、安全走行支援(走行支援・健康支援)処理を終了する。
〔緊急時における予定外の走行路変更〕
上述したように一度確定した走行路に対して、走行中に、急病などで、走路変更が生じた場合は、安全走行支援システム3にて、緊急立ち寄りの位置情報を収集し、その結果を安全走行支援情報(走路地図)に反映する(図18参照)。
図18において、緊急Pは、当初予定になかった走路であり、緊急なため、走路に追加したものであることを示している。
図19は、運転状況イメージを示す図であり、例えば、燃料消費管理装置が走行時採取した走行状態の「視えるか」のイメージを示す図である。
ここで、現在の車の燃費算出の元となっているJC08モード測定法の基礎データと、燃料消費管理装置で採取した走行状態情報とを比べ、走行方向に無理な問題が無いかを判断する。
走行状態情報としては、例えば、アクセル踏み結果、ブレーキ踏、アイドリング状態、サスペンション上下振動、走行時車体傾向ゆれアクセル踏み結果、ブレーキ踏、アイドリング状態、サスペンション振動、走行時車体傾斜ゆれ、他、などを含む。
JC08モード測定法は、平均速度=24.4km/h、最高速度=81.6km/h、所要時間=1204秒、走行距離8.172kmという特徴があり、このデータを基に走行方向がどのように変化するかを、ナビゲーション装置やスマホ端末などの出力装置側に表示させることにより、運転者への有効な運転走行を支援することが可能である。
また、燃料残量を把握する手段としては、車種ごとに公開されている燃費データを基に実際の燃料補給時の走行距離から算出した消費(km/l)から走行実績と燃料消費を表示し、運転者へ燃費意識を促すことも可能である。
図20は、イベント判定重値テーブルを示す図である。
搭乗者のイベント立ち寄り個所が非常に多く、全て立ち寄れないようなケースの場合、イベント毎の開催条件を図20で指定した判断重みに従って選出する。
図26は、距離の長さに応じて算出した距離指数を示す走路決定パラメータイメージ図である。
この走路決定パラメータイメージによれば、S地点とT1地点間の距離指数は12であり、S地点とT2地点間の指数は11である。このことから、S地点の距離はT2までの距離のほうが短い事となる。
これらの距離指数を用いて、クリティカルパスの手法で、最短の走路を導き出した場合、S地点→t2地点→t1地点→t4地点→t3地点→E(目的地)の走路が導き出される。この導きだされた走路を走行順に示したものが、図25に示す走行路位置情報格納テーブルイメージである。
ここで、200は、s、s1、s2、・・・s40、s41、・・・s46、・・・s53 と出発〜最終目的地までの各走行点を結んでいる事を示している。
走路が導き出された走路に従った位置情報は、図22の始点−終点位置情報管理DB(開始−終点まで走行情報管理)内の、走行地点位置情報(GPS)項目内に順次格納される。
図18は、出発地点1から目標到達地点5まで決められた走路(走行コース)における各走路部位位置情報を示すイメージ図である。
目的地までの決定した走路には、搭乗者の希望条件(希望地1、2)や休憩地1(立ち寄り地点やイベント開催場所など)を反映している。
図中の、P1、P2・・・Pn5は、走行途中に走行位置を確認するポイント地点(位置情報)を示しており、本例では、1:出発地点、2:立ち寄り希望1地点、3:休憩予定地点、4:立ち寄り希望2地点、5:最終地点、を示している。
これらの管理情報は、走行支援管理DB3321における位置情報管理テーブル、始点−終点位置情報管理テーブル、立ち寄り位置情報管理テーブルに管理されている。
始点−終点位置情報管理テーブルには、図18で示した、目的地までの走路部位位置情報イメージのP1、P2、・・・Pn5までの位置情報が格納されており、走行途中に実施する走行位置確認に使用している。
ここで、搭乗者が走行路に問題無いと判断した場合の「OK」などの承認行為を行った場合は、周知手段により算出した走行路情報を走行支援情報管理DB3321に格納する。
〔走行中〕
次に、走行中における安全走行支援システム3の処理について説明する。
車が走行を開始すると、安全走行支援システム3は、図30,図31に示すような走行中処理を実行する。
図29は、入力装置1のセンサ(動体認識センサ)と、健康状態・精神状態推測プログラム3312、の連動により、搭乗員の健康状態を検知する機能を示したイメージフローである。図29に基づくフローチャートの動作は以下のとおりである。
ステップO001:
車内音声検知センサは、車内に設置された音声認識センサの音声レコーダであり、適当な時間の音声情報を記録できる記憶装置(図示せず)を有する。
ステップO002:
車内音声検知センサは、前記ステップO001で記録した音声情報を記憶装置から、一定時間分の音声情報を取り出し、文字情報へ変換し、変換した文字列情報は、一次記憶エリアに格納する。
ステップO003:
車内音声検知センサは、前記記憶装置の一次記憶エリアを先頭から検索し、単語となり得るキーワードの長さとキーワードを取り出す。
ステップO004:
車内音声検知センサは、単語となり得るキーワードが見つかったかどうかの判断を行い、見つからなければ、ステップO006にて、一次記憶エリアをキーワードの長さだけ進め、一次記憶エリアの末尾に到達するまで検索を繰り返す。
ステップO005:
車内音声検知センサは、単語となり得るキーワードが見つかった場合に、健康支援管理DBの標準キーワード句欄(図4D参照)を曖昧検索する。
ステップO007:
車内音声検知センサは、健康異常に関するキーワードと合致するかどうかを判断する。
ステップO008:
車内音声検知センサは、健康支援管理DBの標準キーワード句欄を曖昧検索時に該当キーワードが見つからずテーブルの末尾に到達したかの判断を行っている。
ステップO009:
車内音声検知センサは、単語が、健康異常に関するキーワードの場合の処理として、一次記憶エリアに格納されている、音声情報(音声取得データ)を音声データDB(音声取得情報格納DB)の音声取得データ欄1001(図7参照)に格納する。
併せて、音声が記録された時間を情報採取時間欄に格納し、また、健康異常に関するキーワードを異常キーワード抽出欄1002に格納する。
ステップO010:
車内音声検知センサは、一次記憶エリアに格納した音声情報が搭乗者の誰なのかを判断するために、搭乗者DB(図15参照)に予め格納されている、音声識別情報001を順次取り出し、一次記憶エリアに格納した音声情報と比較して、合致した音声から、搭乗者を見つけ出す。
ステップO011:
車内音声検知センサは、前記ステップO010で特定した搭乗者名を、音声データDB(音声取得情報格納DB)の音発声者名エリア1003に順次追加格納する。
ステップO012:
車内音声検知センサは、音声データDB(音声取得情報格納DB)の健康異常文字1〜n1002に健康異常に関するキーワードの文字変換した文字情報を、格納する。
例えば、音声データDB(音声取得情報格納DB)のbさんの場合、異常キーワードの抽出で「下痢しそう」と「寒い」のキーワードが抽出されたことを示している。
ステップO013:
車内音声検知センサは、健康異常に関するキーワードが抽出された場合に、健康処置を行うために、健康状態・精神状態推測プログラム3312へ健康異常の音声を検知したことを通知する。
図28は、入力装置1のセンサ(車内に設置した各音声検知センサ)と、健康状態・精神状態推測プログラム3312、の連動により、搭乗員の健康状態を検知する機能を示したイメージフローである。
図28に基づくフローチャートの動作は以下のとおりである。
ステップdt001:
動体認識センサは、車内に搭乗者がいるかどうか車内をフォーカスし、人物の存在を確認する。
ステップdt002:
動体認識センサは、車内に搭乗者がいる場合、搭乗者1人ずつ順にフォーカスする。
ステップdt003:
動体認識センサは、フォーカスした搭乗者の氏名を特定する。例えば、搭乗者DBに格納されている、画像識別情報(row)002を順次検索し、フォーカスした、搭乗者の画像データと、特徴を比較し搭乗者の特定を行い、搭乗者DBの搭乗者名003を特定する。
ステップdt004:
動体認識センサは、フォーカスした搭乗者に対して画像撮影を行う。撮影したデータは記憶装置の一次ワークエリア(図示せず)に一旦格納する。
ステップdt005:
動体認識センサは、前記記載の記憶装置の一次ワークエリア(図示せず)から、撮影データを取り出し、予め決めておく確認ポイント(例えば、顔いろ、口元、こめ髪、眉間、目先、などの表情変化を確認する。
これは、搭乗者DBの画像識別情報(row)002に予め格納されている、搭乗者の画像データを取り出し、前記記載のdt004で撮影した画像と特徴を比較して行う。
ステップdt006:
動体認識センサは、前記ステップdt004による表情の特徴比較を行った結果の判断であり、表情に異常なしと判断した場合は、ステップdt009へ進み、次の搭乗者へフォーカス対象を切り替え、先頭から繰り返す。
ここで、表情に異常ありと判断した場合は、ステップdt007に進み、前記記憶装置の一次ワークエリア(図示せず)から、画像を取り出し、撮像データ格納テーブル(図8参照)の撮像データ採取時間2001、撮像者名2002、撮像データ1〜n2003に、画像データを格納する。
ステップdt008:
動体認識センサは、健康状態・精神状態推測プログラム3312へ、健康異常の搭乗者を検知したことを通知する。
ステップdt009:
動体認識センサは、次の搭乗者へフォーカスを切り替え、初めから繰り返す。
図30〜図31は、健康状態・精神状態推測プログラム3312の処理の概要を示すフローチャートである。図30に基づくフローチャートの動作は以下のとおりである。
ステップAN5001:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、入力装置1の各センサからのセンサ情報を受け付け、次いで、当該センサ情報から健康異常有無を判定する。
健康異常を感知するセンサには、音声検知センサ及び、動体認識センサがあり、それぞれの動きについては、図28のフローdt1、図29のフローO01で示す通りである。
ステップAN5002:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、走行中に定期的にGPS位置情報検索システム12へアクセスし、現在の走行位置情報を採取する。
採取した走行位置情報は、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)内の、走行途中地点情報欄に最新位置情報001を格納する。
最新位置情報を格納する前には、位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)内の、走行途中地点情報欄の、前回取得位置情報002へ最新位置情報001を格納する。
ステップAN5003:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、図22の始点−終点位置情報管理DB(開始-終点まで走行情報管理)内の、通過フラグ欄から、‘未’となっているものを検索し、走行地点位置情報(GPS)欄に格納されているGPS情報を取り出し、ステップAN5002で収集した現在のGPS情報と比較する。
その結果、ステップAN5002で収集した現在のGPS情報>取り出したGPS情報の関係にある場合、始点−終点位置情報管理DBから取り出した通過地点は既に通過しているということを示す。
よって、この場合は、始点−終点位置情報管理DB内の、通過フラグ欄から、‘未’を通過へ書き換える。
ここで、ステップAN5002で収集した現在のGPS情報<取り出したGPS情報の場合は、まだその地点を通過していないと判断し、現在地点情報を、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)の前回取得位置情報エリアに退避し、適当な時間だけ待って、ステップAN5001に戻り、前記した処理を繰り返す。
ステップAN5002で収集した現在のGPS情報=取り出したGPS情報の場合は、ステップAN5004へ進む。
ステップAN5004:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、始点−終点位置情報管理DB内の走行地点補足欄を検索し、現時点から一番近い走路地点にある‘立ち寄り地点’もしくは、‘休憩地点’地点を探す。
始点−終点位置情報管理DBによれば、走行連番欄内の、走行実項目18に格納されている、走行地点補足欄の‘休憩地点’が該当する。
次に、探し出した、‘立ち寄り地点’もしくは、‘休憩地点’の位置情報を走行地点位置情報(GPS)欄から取り出す。
始点−終点位置情報管理DBによると、走行予欄17に格納されている、走行地点位置情報(GPS)情報欄の‘99999’が取り出される。
ステップAN5005:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、
前記ステップAN5004で取り出した、走行地点位置情報(GPS)情報‘99999’と、位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)の最新位置情報エリアのGPS情報とを比較し、現在地点が、立ち寄り地点/休憩地点であるかを判断する。
もし、立ち寄り地点であった場合は、到着地点がイベント/観光などを目的とした地点であり、ステップAN5020へ進み、休憩地点であった場合は、ステップAN5006へ進む。
ステップAN5006:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、到着した地点が休憩地点であり、この地点で健康処置を行う登場の有無を確認する。
まず、図14の健康状態管理DBの休憩地点欄に格納されている、地点位置情報を、随時検索し、そして、現在位置情報と同じ位置情報が格納されたテーブルを見つけ出す。
健康状態管理DBによれば、地点2の x2,y2,z2、の位置情報が見つかった事を示しており、Bさんの処置予定欄の‘処置有’が該当する。
ステップAN5007:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、前記ステップAN5006で見つかった、Bさんへ健康処置を行うように通知をおこなう。
Bさんへ健康処置を通知する際の処置内容は、搭乗者DBの搭乗者名欄を検索し、Bさんの健康処置が13:00に‘腰痛3時間毎’であることを見つけ、処置を通知する。
ステップAN5008:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、前記ステップAN5007における健康処置該当者(この場合はBさん)からの健康処置結果の申告を待つ。
もし、適当な時間待っても本人から申告が無い場合は、申告を催促する通知を送り、問診を行う。
ステップAN5009:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、健康処置を行った該当者が申告した処置結果(処置実績結果)を受ける。
本人申告は、入力装置16などから行う。図10は、本人申告の申告パターンのイメージ図である。
この申告事例については、予め妥当な申告内容を設けておけばよく、このケースの限りではない。
ステップAN5010:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、本人が申告した健康処置実施結果の申告内容を判断する。
ここで、健康処置実施結果の本人申告が、図10において、「2:車から降りて休憩し処置を実施」であれば、予定通り、腰痛3時間毎の休憩が行われた事を示し、‘問題ない’と判断する。
本人申告が、図10において、「3:車から降りて休憩し、処置を忘れた」、あるいは、「4:車から下りず、処置せず」であった場合は、処置が実施されていない事を示しており、問題ありと判断する。
ステップAN5011:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、健康処置未実施の本人に対して、現在の症状確認のために、携帯端末装置22、などを使用して再度問診通知を行う(通知イメージは図示せず)。
次に、健康処置未実施の本人は、健康状態・精神状態推測プログラム3312からの問診に対して、携帯端末装置16などから症状を申告する。
ステップAN5012:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、健康処置未実施の本人からの申告内容を基にして、症状の重さを判断する。
まず、健康状態・精神状態推測プログラム3312は、今回の処置が「腰痛3時間毎休憩」であることから、この処置をキーの基準として、図9健康異常語句DBイメージを曖昧検索し、標準キーワード句欄を曖昧検索し、「腰が痛い」を見つけ出す。
次に、もし本人が、図11の本人症状申告に従って、「1:軽い」と症状を申告した場合、健康状態・精神状態推測プログラム3312は、図9健康異常語句DBイメージから、「本人症状申告レベルの症状軽い場合」と、標準キーワード句欄の「腰が痛い」行の交差点で示している処置0001を行う。
図12は、(1)走行判断における、運転手への走行速度変更を促す指示ケースのイメージ図である。図13は、(2)処置判断における、本人の申告の内容に応じた今後の処置の処置イメージ図である。
この場合は、運転手への走行変更は、「1:速度ダウン」であり、3311安全誘導・安全走行プログラムが支援する処置は「1:次の駐車ポイントまで進む」となる。
もし本人が、図11の本人症状申告に従って「3:重い」症状を申告した場合であれば、運転手への走行変更は、「3:速度アップ」であり、3311安全誘導・安全走行プログラムが支援する処置は「3:医療機関、薬局、スーパー等を検索」と判断する。
その結果、従来の走行路についても、処置の為の立ち寄り地点を設けるための走路の変更処理が生じる。
ステップAN5013:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、前記ステップAN5013で生じた走行路の変更時の対応を行う。
ここで、前記ステップAN5012において、「3:医療機関、薬局、スーパー等を検索」となった場合、安全誘導・安全走行プログラム3311は、インターネット13に対して「医療機関」、「薬局」、「スーパー」などをキーワードにしての処置可能な場所を検索する。
例えば、図23に示す走行において、S→t2→k1→t1→t4→k2まで予定通り、走行し、k2地点で処置を行うために前記ステップAN5012において「医療機関」、「薬局」、「スーパー」などをキーワードにしての処置可能な場所を検索したとする。
その検索の結果、図22の搭乗者DBに示す走行に対して、薬局が座標K16地点に見つかった場合、安全誘導・安全走行プログラム3311は、薬局の座標K16地点を通過するような走路の見直し処理を行う。
ステップAN5014:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、前記ステップAN5013において薬局の座標K16地点を通過するような走路の判断と走路の見直しを行う。
例えば、まず、図22の搭乗者DBに示す、薬局が座標K16地点とした場合、健康状態・精神状態推測プログラム33312は、図16におけるステップS337と同様な走路確定処理を行う。
この場合、出発地点は、走行中の現時点(図23に示す走行)の(K2)となり、最終目的地点は当初のEである。
これらにより、前記ステップS337の説明で記載と同様に、クリティカルパスなどで走行路を見つけ出し、図23に示す走行と同じマトリクスの一次ワークエリア(図示さず)に結果が格納される。
図23に示す走行と同じマトリクスの一次ワークエリア(図示さず)には、k2→薬局、薬局→t3(座標:J15-J16-K16-K17-K18-K19-K20-K21-K22) ,t3→E(最終目的地:座標、K22-J22-I23-H23-G23-F23-E23-D23-C23)の走路情報が格納される。
次に、立ち寄り拠点に要する所要時間等を確認する。
図21の立ち寄り場所情報管理テーブル(イベントの総括判定DB)に登録されている、立ち寄り地点t3の開催時間0001などを参照し、薬局立ち寄り後であっても、イベント開催に問題がなければ、図23に示す走行と同じマトリクスの一次ワークエリア(図示さず)の内容を、図23に示す走行上に反映する。
もし、イベント開催時間内に間に合わない場合は、t3イベントをスキップし、薬局地点から、最終目的地Eまでの走路を再算出する。
図24は、予定のt3地点への立ち寄りを中止し、薬局から目的地Eまでの走路へ変更した走行(変更)時のイメージ図である。
ステップAN5015:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、走路変更に伴って、始点−終点位置情報管理DBに格納されている、現地点から目的地までの走路順を、図23の-走行(変更)の変更順に従って書き換える。
始点−終点位置情報管理DBにおいて、001は、当初決定された走行順路であり、002は変更後の走行中路である。
003で示す、次の走行路番号を従来41から、N+1へ変更することで、走行順が新規走路となる。
ステップAN5016:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、中止となる立ち寄りイベント、休憩地点の変更などを通知し、ナビへ変更走路を表示する。
ステップAN5017:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、中止となる立ち寄りイベント、休憩地点の変更をアナウンスする
ステップAN5018:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、ステップAN5012で健康処置があるが、問題ないレベルなので、その旨を通知し、健康管理DBに次の休憩地点で処置するフラグをセットする。
ステップAN5019:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、予定通り、休憩もしくは立ち寄り場所に到着し問題ない場合には、始点−終点位置情報管理DBを検索し、休憩地点のセット通過フラグ‘未’を‘通過’へ変更する。
又、地点補足欄が、‘休憩地点’、もしくは‘立ち寄り地点’となっている位置情報を検索し、図5の位置情報管理DB(位置情報管理テーブル)の休憩もしくは、立ち寄り地点情報003に次に休憩もしくは立ち寄りする位置情報をセットする。
ステップAN5020:
健康状態・精神状態推測プログラム3312は、立ち寄り地点に到着した事を搭乗者へ通知するために、ナビゲーションなどの出力装置へイベント通知情報等を送り、ナビゲーションなどの出力装置は受け取った情報を、音声出力や、ナビ画面への表示等で搭乗者へ知らせる。
其の後は、先頭始まり(s1)へ戻り、同ように処理を繰り返す。
図35は、運転走行状況検知センサの検知とプログラム3311への異常時通知に関する処理の概要フローチャートである。図22に基づくフローチャートの動作は以下のとおりである。
ステップssn001:
運転走行状況検知センサは、運転中か否かを判定し、運転中の場合(y)は、ステップssn002へ進み、運転中でない場合(n)は、処理を終わる。
ステップssn002:
運転走行状況検知センサは、各設置したセンサごとの運転操作状況のデータ収集を行う。
データ収集は、例えば、アクセル操作に関する検知センサの場合、アクセルの吹き込地点に流す電圧を基底として、吹き込みの深さを増すにつれて、電圧差が生じるような仕組みと、アクセル踏込の深さとそれに要する時間値を検知できる仕組みを設けておき、短時間で、電圧差異が大きく生じた場合、急アクセルが踏まれた場合と判断する。
センサが検知した電圧差異値、および所要時間値は、維持、記憶装置の一次ワークエリアなどに蓄積されるような手段を講じておく。
ステップssn003:
運転走行状況検知センサは、収集した収集データ(収集時間、収集データ値、センサ名など)をセンサごとに設けた一次記憶エリアへ順次格納する。
ステップssn004:
運転走行状況検知センサは、収集データの値を、センサ危険レベル基準となる該当センサの基準値(図32参照)と比較し、危険レベル1,2,3を設定する。
図36は、センサの危険度判断基準イメージを示し、センサの基準値としては、危険レベル名、各センサ1、・・nの測定値範囲を含む。
ステップssn005〜ssn007:
運転走行状況検知センサは、危険レベル1,2,3の判定を行う。
ここで、危険レベル1,2,3である場合(y)は、ステップssn008へ進み、危険レベル1,2,3である場合(n)は、ステップssn009へ進む。
ステップssn008:
運転走行状況検知センサは、プログラム3311へ検知結果(検知時間、危険レベル、センサ名)を送る。
ステップssn009:
全センサの危険レベル設定が完了の場合(y)は、ステップssn001へ戻り、完了していない場合(n)は、センサの数だけ繰り返し、ステップssn004へ戻る。
図37は、安全誘導・安全走行プログラムの概要処理を示すフローチャートである。図37に基づくフローチャートの動作は以下のとおりである。
ステップUT001:
安全誘導・安全走行プログラム3311は、図35のステップssn008における検知結果を受ける。
ステップUT002:
安全誘導・安全走行プログラム3311は、センサ1であるか否かを判定する。
ステップUT003〜UT005:
安全誘導・安全走行プログラム3311は、センサ1の情報を受け、危険レベル1を判定し、危険レベル1以上の場合には、順次危険レベル2、危険レベル3を判定する。
ステップUT006〜UT009:
安全誘導・安全走行プログラム3311は、ステップUT003〜UT005にて危険レベル1、2、3の場合(y)、図34に示すセンサ1、2、3の危険1、2、3エリアにそれぞれ+1をカウントし、次のステップUT1(UT009)へ進み、センサ2、・・センサnへと同様な処理を実行する。
ステップUT010:
安全誘導・安全走行プログラム3311は、危険レベル検知カウント格納テーブル(図34参照)の危険1,2,3のカウントとセンサ検知値判断基準テーブル(図32参照)の危険1,2,3の基準値を比較する。ステップUT010にて基準値を超えていない場合(n)は、処理を終了する。基準値を超えている場合(y)は、次のステップUT011へ進む。
図34は、危険レベル検知カウント格納テーブルの一例を示す図である。当該テーブルは、図示の如く、発生時間帯、センサ1、・・・センサnの危険レベル検知回数格納、危険度1、2、3などを有する。
図32は、センサ検知値判断基準テーブルの一例を示す図である。当該テーブルは、図示の如く、危険レベル、発生頻度、センサ1、2、・・n毎の処置記号、などを有する。
図33は、処理記号分類のイメージを示す図である。
ステップUT011:
基準値を超えたことを安全誘導・安全走行プログラム3311へ通知する。
以上、述べた実施例によれば、
(1)安全に目的地まで、走行できる。
(2)病気療養中の搭乗者などに配慮し、有効な休憩などを運転手へ通知できること。
(3)運転実態を把握し、運転者へ運転状況をフィードバックし、効率的な運転に向けた情報提供ができる。
(4)利用者の肉体的、精神的負担を軽減するため、ドライブに関する情報提供をオペレーションフリーでシステム側が自動で状況判断し、利用者に提供(表示、音声、振動など)できる。
(5)従来の公知技術の、ICT技術や、GPS位置情報技術や、地図情報検索技術、或いは、ナノセンサ技術などと連動し、有効な手段を講じて各搭乗者の健康、精神状態(顔色、熱、イライラ度、退屈度など)を判断できる。
(6)運転に集中できる
(7)給油など運転以外のオペレーションを無くす
○交通事故の予防
○利用者本人のストレス解消
○同乗者のストレス解消
○争いの防止
(8)燃料切れによる渋滞発生などの公共インフラへの悪影響防止
○レスキュー費用と時間の軽減
○他者への迷惑や争いの防止
が実現できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、各機能を実現するプログラム、テーブル等の情報は、メモリーや、ハードディスク、SSD(Solid State Draive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 入力装置
11 車載カメラ
12 GPS装置
13 インターネット
14 車内センサ
15 車両機器
16、22 携帯端末装置
2 出力装置
21 ナビゲーション装置
23 振動装置
3 安全走行支援システム
30 サーバ
31 通信装置
32 演算装置
321 入力情報管理部
322 支援情報(走路支援情報/健康支援情報)作成部
323 健康状態・精神状態推測・判定部
324 支援情報送信部
33 記憶装置
331 制御プログラム記憶部
332 情報記憶部

Claims (13)

  1. 入力装置及び出力装置に接続され、当該入力装置からの入力情報を元に所定の処理を実行し、当該処理の結果を当該出力装置へ出力するサーバを含む安全走行支援システムであって、
    前記入力装置は、車に搭乗する搭乗者を撮影し、監視する車載カメラ、車の各地点の位置を示す位置情報を収集するGPS装置、ネット上の情報を収集するインターネット、搭乗者が発生する音を収集する車内センサ、を含み、
    前記出力装置は、安全走行支援情報を受信し、表示する機能を有するナビゲーション装置、携帯端末装置、座席振動装置の何れか1つ以上を含み、
    前記サーバは、
    前記車載カメラの画像データ、前記GPS装置の位置情報、前記インターネットの情報、を含む入力情報及び搭乗者の健康に関する(健康維持情報、健康異常語句)情報、を収集し管理する管理手段と、
    前記車載カメラの画像データ及び前記車内センサの音声データを受けて、搭乗者の健康・精神状態を推測し判定する状態推測手段と、
    前記GPS装置の位置情報を元に出発地点から目的地点までの各部走路位置情報を含む示す走路支援情報を生成し、及び/又は前記状態推測手段による推測・判定結果、搭乗者に異常が発生した場合、当該異常に応じた健康支援情報を出力する支援情報作成手段と、
    を備え、
    前記支援情報作成手段にて生成した走路支援情報、及び/又は健康支援情報を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて視える形で表示可能、及び/又は搭乗者に異常が発生した旨を報知可能とする、
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  2. 請求項1に記載された安全走行支援システムにおいて、
    前記状態推測手段は、健康状態・精神状態推測プログラムであり、
    画像データで同一人物を撮影する機能と、ひとつ前の画像と顔色情報を比較する機能と、ひとつ前の画像と顔の位置とのずれを計算する機能と、車内音声感知センサにて取集した音声情報を文字情報に変換する機能と、予め構築している音声異常キーワードを登録した記憶部を曖昧検索する機能と、前記音声異常キーワードに対応するアラート情報を前記出力装置へ通報する機能、を含む、
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  3. 請求項1に記載された安全走行支援システムにおいて、
    前記状態推測手段は、健康状態・精神状態推測プログラムであり、
    画像データで同一人物を撮影する機能と、ひとつ前の画像と顔色情報を比較する機能と、ひとつ前の画像と顔の位置とのずれを計算する機能と、車内音声感知センサにて取集した音声情報を文字情報に変換する機能と、予め構築している音声異常キーワードを登録した記憶部を曖昧検索する機能と、「イライラ感」「退屈感」を示すアラート情報を前記出力装置へ通報する機能、を含む、
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  4. 請求項1に記載された安全走行支援システムにおいて、
    前記GPS装置の位置情報は、現在位置、出発地点、最終地点、立ち寄り及び休憩地点を含む行き先地点、緊急発生地点の各位置情報を含み、
    前記インターネットの情報は、給油所、行楽・イベントの各情報を含み、
    前記健康異常語句情報は、標準キーワード句、走行時の処置、走行先、の各情報を含み
    前記健康維持情報は、休憩の実施有無、休憩時間帯、健康維持に従った処置、の各情報を含む、
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  5. 請求項4に記載された安全走行支援システムにおいて、さらに、
    目的地までの走行において、前記健康維持情報に従って、搭乗者の健康維持を確認しながら、健康維持のための処置が必要な場合が発生した場合には、前記出力装置を介して搭乗者に対して「休憩」や「薬の処方」を促す通知を行う機能を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載された安全走行支援システム。
  6. 請求項1に記載された安全走行支援システムにおいて、
    前記車内センサは、健康状態を阻害しているか否かを監視するセンサを有し、当該センサは、搭乗者の顔色を検知する人物フォーカスセンサ、搭乗者の会話を検知する音声センサ、を含み、
    当該センサのセンサ出力にて、搭乗者が健康状態を阻害していると判定した場合には、前記出力装置を介して搭乗者に対して、処置を促す機能を有する
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  7. 請求項1に記載された安全走行支援システムにおいて、
    前記車内センサは、車の走行状態を監視する走行状態監視センサを有し、
    当該走行状態監視センサのセンサ出力を、運転者の運転実態が視えるようにして、走行改善と燃料節約を可能とする機能を有する
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  8. 請求項7に記載された安全走行支援システムにおいて、
    走行状態監視センサは、アクセル踏み感知、ブレーキ踏感知、アイドリング状態感知、サスペンション上下振動感知、の何れか1つ以上を監視するセンサである、
    ことを特徴とする安全走行支援システム。
  9. 車に搭乗する搭乗者により操作される入力装置及び出力装置にネットワークを介して接続され、入力装置からの入力情報を取得し、当該入力情報から支援情報を生成し、当該支援情報を出力装置に送信するサーバを備えた安全走行支援システムであって、
    前記サーバは、
    前記入力装置の入力情報を取得し、記憶装置に登録する手段と、
    前記入力情報を元に各走路部位位置情報を含む車の走路を示す走行支援情報、及び/又は搭乗者の健康・精神状態を示す健康支援情報を生成する支援情報作成手段と、
    前記支援情報を前記出力装置の出力部に送信・表示及び/又は通知する支援情報通知手段と、
    を備えた安全走行支援システム。
  10. 前記入力装置は、車に搭載されたGPS装置、インターネット、車載カメラ、車内音声感知センサ、を含み、
    前記入力情報は、前記GPS装置から得られる出発地から目的地、立ち寄り予定地、休憩地、緊急発生地、の各走路部位位置情報、前記インターネットから得られる各走路部位位置の周辺情報、及び/又は前記車載カメラ、車内音声感知センサから得られる搭乗者の画像データ、音声データであり、
    前記出力装置は、前記走路支援情報を表示する表示部、及び/又は健康支援情報を受信し、搭乗者に通知するスピーカ部、を含むナビゲーション装置、又は携帯端末装置である、
    請求項9に記載された安全走行支援システム。
  11. 入力装置及び出力装置に接続され、当該入力装置からの入力情報を元に所定の処理を実行し、当該処理の結果を当該出力装置へ出力するサーバを含む安全走行支援システムにおける安全走行支援方法であって、
    前記入力装置は、車に搭乗する搭乗者を撮影し、監視する車載カメラ、車の各地点の位置を示す位置情報を収集するGPS装置、ネットを介してネット情報を収集するインターネット、搭乗者が発生する音を収集する車内センサ、を含み、
    前記出力装置は、車を目的地まで誘導する情報を受信して表示する機能を有するナビゲーション装置、通信機能を有する携帯端末装置、座席を振動する座席振動装置の何れか1つ以上を含み、
    前記サーバは、
    前記車載カメラにて搭乗者を撮影した画像データ、前記GPS装置にて収集した車の位置を示す位置情報、前記インターネットにて収集したインターネット情報、を含む入力情報及び搭乗者の健康に関する健康維持情報、健康異常語句情報、を管理するステップと、
    前記GPS装置にて収集した位置情報を元に出発地点から目的地点までの走行路を視覚的に示す走行部位位置情報を生成する走路誘導機能ステップと、
    前記車載カメラの画像データ及び前記車内センサの音声データを受けて、搭乗者の健康状態及び/又は精神状態を推測する状態推測ステップと、
    を備え、
    前記走路誘導機能手段にて生成した走行部位位置情報を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて視える形で表示可能とし、
    併せて、前記状態推測手段にて、前記管理手段の健康異常語句情報を参照して搭乗者に異常が発生したと推測判定したとき、その旨を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて報知可能とする
    ことを特徴とする安全走行支援方法。
  12. 入力装置からの入力情報を基に出力装置に提供する安全走行支援情報を生成する機能を実行する計算機に実行させるプログラムであって、前記計算機に、
    前記入力装置の車載カメラにて搭乗者を撮影した画像データ、GPS装置にて収集した車の位置を示す位置情報、インターネットにて収集したインターネット情報、を含む入力情報及び搭乗者の健康に関する健康維持情報、健康異常語句情報、を管理する機能と、
    前記GPS装置にて収集した位置情報を元に出発地点から目的地点までの走行路を視覚的に示す走行部位位置情報を生成する走路誘導機能と、
    前記車載カメラの画像データ及び前記車内センサの音声データを受けて、搭乗者の健康状態・精神状態を推測する状態推測機能と、
    を実行させ、
    前記走路誘導機能にて生成した走行部位位置情報を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて視える形で表示可能とし、
    併せて、前記状態推測機能にて、前記管理機能の健康異常語句情報を参照して搭乗者に異常が発生したと推測判定したとき、その旨を前記出力装置に提供し、当該出力装置にて報知可能とする安全走行支援プログラム。
  13. 計算機を請求項1〜10のいずれか一項に記載の安全走行支援システムとして機能させる安全走行支援プログラム。

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