JPH11351901A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

Info

Publication number
JPH11351901A
JPH11351901A JP10162457A JP16245798A JPH11351901A JP H11351901 A JPH11351901 A JP H11351901A JP 10162457 A JP10162457 A JP 10162457A JP 16245798 A JP16245798 A JP 16245798A JP H11351901 A JPH11351901 A JP H11351901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation content
user
data
personal information
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10162457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3890747B2 (ja
Inventor
Mikio Sasaki
美樹男 笹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP16245798A priority Critical patent/JP3890747B2/ja
Publication of JPH11351901A publication Critical patent/JPH11351901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3890747B2 publication Critical patent/JP3890747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の要望に即した機器動作を実現可能な
制御装置を提供する。 【解決手段】 使用者と音声にて対話しつつ車両に搭載
された様々な機器を制御する制御装置は、使用者が置か
れている状況(車両周囲の環境,車外状況,車内状況な
ど)と、使用者の要求と、使用者の個人情報と、使用者
の発話キーワード(ユーザ発話)と、機器の動作内容と
の、各項目について適宜内容を記述した複数の対話デー
タL14,L15,…からなる対話データベースを備えている。
そして、検出した使用者の実状況と、推定した使用者の
要求と、現在の使用者の個人情報と、マイクを介し入力
した使用者の発話キーワードとにマッチする対話データ
を、上記対話データベースから検索し、その対話データ
の「動作内容」の項目に記述されている内容に従い、ス
ピーカからの発話を行うと共に情報検索用機器などの他
の機器を動作させる。このため、使用者の要望に即した
機器動作が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の発話やキ
ー操作入力など、使用者の意図が反映された入力情報に
応じて、情報検索用機器や音声出力用機器などの所定の
機器を動作させる制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車用のナビゲーション
装置として、使用者が、音声コマンドとして予め定めら
れた言葉を発話することにより、その音声コマンドに対
応した動作を行うものが実用化されている。
【0003】例えば、この種の装置では、使用者が「現
在地」といった音声コマンドを発話すると、当該装置の
中枢を成すマイクロコンピュータからなる制御部が、C
D−ROMドライブなどの情報検索用機器に現在地付近
の地名や施設などを検索させると共に、その検索結果に
基づき、スピーカなどからなる音声出力用機器から「○
○付近です」といった案内用の音声を出力させるように
している。
【0004】また例えば、使用者が「地図検索」といっ
た音声コマンドを発話した後に、地名を発話すると、当
該装置の制御部が、情報検索用機器に上記発話された地
名の周辺地図を検索させると共に、その検索結果に基づ
き、CRTなどからなる表示用機器に上記発話された地
名の周辺地図を表示させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、1つの音声コマンドに対して、情報検索
用機器の動作内容(即ち、何を検索するのかという検索
内容)や音声出力用機器の動作内容(即ち、音声による
発話内容)などが1つに定められている。よって、使用
者は、本当に望んでいる機器動作(検索内容や発話内容
など)を得るために、より多くの音声コマンドを発話し
なければならなかったり、また、所望の機器動作を得る
ことができない場合が多かった。
【0006】例えば、従来装置において、仮に「レスト
ラン,検索」といった使用者の発話キーワードに対し、
現在地付近のレストランを検索して該検索結果を音声に
より案内する、といった制御動作を行うようにプログラ
ミングしたとする。ところが、この例の場合、車両が高
速道路を走行している際に、使用者が食事をしたくなっ
て「レストラン,検索」と発話しても、一般道路からで
しか行くことのできないレストランが案内されて、意味
の無い情報提供となってしまう。
【0007】尚、こうした問題は、使用者が、自分の意
図を発話によって入力する場合に限らず、キー操作入力
などによって自分の意図を入力する場合についても同様
である。本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので
あり、使用者からのより少ない入力情報で、その使用者
の要望に即した機器動作を実現可能な制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
制御装置は、図1に例示するように、使用者から該使用
者の意図が反映された情報を入力する入力手段M1を備
えており、その入力手段M1によって入力された情報
(以下、入力情報ともいう)に応じて、所定の機器M3
を動作させるものである。
【0009】尚、機器M3としては、所定のデータベー
スから情報を検索する情報検索用機器,音声を出力する
音声出力用機器,無線或いは有線による通信用機器,空
調機器,テレビやテープレコーダといったオーディオ機
器,CRTや液晶といった表示用機器,及び照明機器な
ど、様々なものが考えられる。そして、当該制御装置が
動作させる機器M3は、1つであっても良いし、複数個
及び複数種類であっても良い。
【0010】また、入力手段M1が入力する情報として
は、使用者が発話した音声のキーワードや、使用者のキ
ー操作或いはスイッチ操作による情報など、様々なもの
が考えられる。また更に、入力手段M1が入力する情報
としては、無入力(つまり、使用者が意図的に情報を入
力しないこと)を含むようにしても良い。
【0011】ここで特に、本発明の制御装置は、使用者
が置かれている状況を検出する状況検出手段M5と、動
作内容設定用データ記憶手段M7とを備えており、動作
内容設定用データ記憶手段M7には、入力手段M1によ
り入力される情報と、状況検出手段M5により検出され
る状況とから、機器M3の動作内容を設定するための動
作内容設定用データD1が記憶されている。
【0012】そして、設定手段M9が、入力手段M1に
より入力された情報と、状況検出手段M5により検出さ
れた状況とに対応する動作内容を、前記動作内容設定用
データD1から検索し、該当する動作内容があれば、そ
の動作内容を、前記機器M3の動作内容として設定す
る。すると、機器制御手段M11が、前記設定手段M9
により設定された動作内容に従って機器M3を動作させ
る。尚、本発明において、機器M3の動作内容として
は、無動作(つまり、機器M3を動作させないこと)と
いう内容も含む。
【0013】このような本発明の制御装置によれば、入
力手段M1により入力された使用者からの入力情報だけ
ではなく、使用者が置かれている状況に応じて、機器M
3の動作内容を変えることができる。つまり、使用者か
らの入力情報が同じであっても、使用者が置かれている
状況に応じて、機器M3の動作内容を最適なものにする
ことができる。よって、使用者からのより少ない入力情
報で、その使用者の要望に即した機器動作を実現するこ
とができる。
【0014】次に、請求項2に記載の制御装置は、図1
に例示するように、請求項1に記載の制御装置に対し
て、要求推定手段M13を追加して備えており、この要
求推定手段M13は、入力手段M1により入力された情
報と、状況検出手段M5により検出された状況と、機器
制御手段M11による機器M3の動作内容との、少なく
とも1つに基づいて、使用者の要求を推定する。
【0015】そして更に、動作内容設定用データ記憶手
段M7には、入力手段M1により入力される情報と、状
況検出手段M5により検出される状況と、要求推定手段
M13により推定される要求とのうちで、要求推定手段
M13により推定される要求を含む少なくとも2つ以上
の項目から、機器M3の動作内容を設定するための第2
の動作内容設定用データD2が記憶されている。
【0016】そして、設定手段M9は、入力手段M1に
より入力された情報と、状況検出手段M5により検出さ
れた状況と、要求推定手段M13により推定された要求
とのうちで、要求推定手段M13により推定された要求
を含む少なくとも2つ以上の項目に対応する動作内容
を、前記第2の動作内容設定用データD2から検索し、
該当する動作内容があれば、その動作内容を、機器M3
の動作内容として設定する。
【0017】つまり、請求項2に記載の制御装置では、
使用者からの入力情報と、状況検出手段M5により検出
された状況と、機器制御手段M11による機器M3の動
作内容との、少なくとも1つに基づき使用者の要求を推
定し、その推定した使用者の要求をパラメータの1つと
して、機器M3の動作内容を設定するようにしている。
【0018】よって、このような請求項2に記載の制御
装置によれば、使用者の要望に、より即した機器動作を
実現することができる。尚、動作内容設定用データD1
と第2の動作内容設定用データD2は、設定手段M9が
各データD1,D2から同時に異なる動作内容を捜し出
さないように、予め排他的に設定しておけば良い。ま
た、各データD1,D2に検索の優先順位を設けてお
き、設定手段M9は、その優先順位に従い、各データD
1,D2の1つずつから動作内容を検索して、該当する
動作内容があった時点で、その動作内容を機器M3の動
作内容として設定するようにしても良い。
【0019】次に、請求項3に記載の制御装置は、図1
に例示するように、請求項2に記載の制御装置に対し
て、使用者の個人情報を記憶する個人情報記憶手段M1
5を追加して備えている。そして更に、動作内容設定用
データ記憶手段M7には、入力手段M1により入力され
る情報と、状況検出手段M5により検出される状況と、
要求推定手段M13により推定される要求と、個人情報
記憶手段M15に記憶される個人情報とのうちで、個人
情報記憶手段M15に記憶される個人情報を含む少なく
とも2つ以上の項目から、機器M3の動作内容を設定す
るための第3の動作内容設定用データD3が記憶されて
いる。
【0020】そして、設定手段M9は、入力手段M1に
より入力された情報と、状況検出手段M5により検出さ
れた状況と、要求推定手段M13により推定された要求
と、個人情報記憶手段M15に記憶された個人情報との
うちで、個人情報記憶手段M15に記憶された個人情報
を含む少なくとも2つ以上の項目に対応する動作内容
を、前記第3の動作内容設定用データD3から検索し、
該当する動作内容があれば、その動作内容を、機器M3
の動作内容として設定する。
【0021】このような請求項3に記載の制御装置によ
れば、当該装置を実際に使用する使用者の個人情報を、
個人情報記憶手段M15に記憶しておくことにより、そ
の使用者の個人情報がパラメータの1つとなって、機器
M3の動作内容が設定されることとなる。よって、この
制御装置によれば、使用者に特有の要望に即した機器動
作を実現することができ、有利である。
【0022】尚、動作内容設定用データD1と第2の動
作内容設定用データD2と第3の動作内容設定用データ
D3は、設定手段M9が各データD1,D2,D3から
同時に異なる動作内容を捜し出さないように、予め排他
的に設定しておけば良い。また、各データD1,D2,
D3に検索の優先順位を設けておき、設定手段M9は、
その優先順位に従い、各データD1,D2,D3の1つ
ずつから動作内容を検索して、該当する動作内容があっ
た時点で、その動作内容を機器M3の動作内容として設
定するようにしても良い。
【0023】次に、請求項4に記載の制御装置は、図1
に例示するように、請求項3に記載の制御装置に対し
て、変更手段M17を追加して備えている。そして、変
更手段M17は、前記第3の動作内容設定用データD3
を、個人情報記憶手段M15に記憶された個人情報に応
じて変更する。
【0024】このような請求項4に記載の制御装置によ
れば、当該装置を実際に使用する使用者毎に、機器M3
の動作内容を変えることができ、使用者に特有の要望に
一層即した機器動作を実現することができる。次に、請
求項5に記載の制御装置は、図1に例示するように、請
求項4に記載の制御装置において、個人情報記憶手段M
15には、複数人分の個人情報が記憶されるようになっ
ていると共に、その個人情報記憶手段M15に記憶され
ている複数人分の個人情報の中から、現在の使用者の個
人情報を特定する識別手段M19を備えている。
【0025】そして、変更手段M17は、前記第3の動
作内容設定用データD3を、識別手段M19により特定
された個人情報に応じて変更し、設定手段M9は、前記
第3の動作内容設定用データD3から動作内容を検索す
る際に、前記識別手段M19により特定された個人情報
を用いる。
【0026】この請求項5に記載の制御装置によれば、
個人情報記憶手段M15に個人情報が記憶された複数人
のうちの何れの人が、当該装置を使用しても、請求項4
に記載の制御装置による効果を得ることができる。次
に、請求項6に記載の制御装置では、図1に例示するよ
うに、請求項1〜請求項5に記載の制御装置において、
動作内容設定用データ記憶手段M7には、状況検出手段
M5により検出される状況のみから、機器M3の動作内
容を設定するための第4の動作内容設定用データD4が
記憶されている。
【0027】そして、設定手段M9は、状況検出手段M
5により検出された状況に対応する動作内容を、前記第
4の動作内容設定用データD4から検索し、該当する動
作内容があれば、その動作内容を、機器M3の動作内容
として設定する。つまり、請求項6に記載の制御装置で
は、状況検出手段M5により検出された状況のみから
も、機器M3の動作内容が設定されるようにしている。
【0028】このような請求項6に記載の制御装置によ
れば、使用者が置かれている状況が特定の状況になった
場合に、使用者からの入力情報などの他の要因に拘ら
ず、機器M3を所定の動作内容にて動作させることがで
き、有利である。例えば、機器M3として、音声を出力
する音声出力用機器を備える場合には、特定の状況に
て、使用者に対し音声による警告などを行うことができ
る。
【0029】尚、第4の動作内容設定用データD4と他
の動作内容設定用データ(D1,D2,D3)は、設定
手段M9が各データから同時に異なる動作内容を捜し出
さないように、予め排他的に設定しておけば良い。ま
た、第4の動作内容設定用データD4と他の動作内容設
定用データ(D1,D2,D3)とに検索の優先順位を
設けておくようにしても良い。
【0030】次に、請求項7に記載の制御装置では、請
求項1〜請求項6に記載の制御装置において、入力手段
M1が、前記情報(使用者の意図が反映された情報)と
して、使用者が発話したキーワードを入力する。そし
て、機器M3は、音声を出力するための音声出力用機器
と、他の機器とからなる。
【0031】このような請求項7に記載の制御装置によ
れば、動作内容設定用データ記憶手段M7に記憶させて
おく各動作内容設定用データD1〜D4の設定内容によ
り、使用者と音声にて対話しながら音声出力用機器以外
の他の機器を動作させる、対話型の機器制御装置を容易
に構成することができる。特に、前記他の機器を、所定
のデータベースから情報を検索する情報検索用機器とす
れば、使用者の望む情報を的確に提供することのできる
対話型の情報提供装置となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を用いて説明する。まず図2は、実施形態の制
御装置1の構成を表すブロック図である。尚、本実施形
態の制御装置1は、自動車(車両)に搭載されて、使用
者としての車両の乗員(主に、運転者)と音声にて対話
しながら、その車両に搭載された様々な機器を制御する
ものである。
【0033】図2に示すように、本実施形態の制御装置
1は、使用者が各種の指令やデータなどを外部操作によ
って入力するための入力装置3と、音声を入力するため
のマイクロフォン5と、音声を出力するためのスピーカ
7と、車両の現在位置(現在地)の検出や経路案内など
を行う周知のナビゲーション装置9と、画像を表示する
ための表示装置11と、車内の空調を制御するエアコン
装置13と、カセットテープレコーダ,CD(コンパク
トディスク)プレーヤ,MD(ミニディスク)プレー
ヤ,ラジオ,及びテレビなどからなるオーディオ装置1
5と、周知のVICS(Vehicle Information and Comm
unication System)の放送端末や、インターネットとの
接続窓口であるインターネット放送端末との間で無線に
よりデータ通信を行う通信装置17と、車速や加減速状
態などの車両運転状態,車両内外の温度,及び雨滴の有
無などを検出するための各種センサ19と、車両のドア
ロック,窓ガラス(パワーウィンドウ),エンジン,及
びブレーキ装置などを制御する他の制御装置(図示省
略)とに接続されている。
【0034】尚、ナビゲーション装置9は、車両の現在
位置を検出するための周知のGPS装置や、地図デー
タ,地名データ,施設名データなどの経路案内用データ
を記憶したCD−ROM、そのCD−ROMからデータ
を読み出すためのCD−ROMドライブ、及び、使用者
が指令を入力するための操作キーなどを備えている。そ
して、ナビゲーション装置9は、例えば、使用者から操
作キーを介して、目的地と目的地までの経路案内を指示
する指令とが入力されると、車両の現在位置と目的地へ
至るのに最適な経路とを含む道路地図を、表示装置11
に表示させて経路案内を行う。また、表示装置11に
は、ナビゲーション装置9によって経路案内用の道路地
図が表示されるだけでなく、情報検索用メニューなどの
様々な画像が表示され、更に、オーディオ装置15がテ
レビのモードに設定されると、そのオーディオ装置15
に備えられたテレビチューナにより受信されたテレビの
受信画像が表示される。
【0035】そして、制御装置1は、CPU,ROM,
及びRAMなどからなるマイクロコンピュータを中心に
構成されたシステム制御部21と、システム制御部21
に入力装置3からの指令やデータを入力するインタフェ
ース(I/F)23と、マイクロフォン5から入力され
た音声信号をデジタルデータに変換してシステム制御部
21に入力する音声入力部25と、システム制御部21
から出力されたテキストデータをアナログの音声信号に
変換してスピーカ7に出力し、スピーカ7を鳴動させる
音声合成部27と、上記ナビゲーション装置9,表示装
置11,エアコン装置13,オーディオ装置15,通信
装置17,各種センサ19,及び他の制御装置とシステ
ム制御部21とをデータ通信可能に接続する機器制御イ
ンタフェース(機器制御I/F)29とを備えている。
【0036】また、制御装置1には、通信装置17によ
りインターネットから所望の情報を検索及び取得するた
めに、インターネットのアドレス(インターネットアド
レス)を記憶するインターネットアドレスデータベース
31と、検索制御部33とが備えられている。そして、
システム制御部21が、検索制御部33へ検索内容(コ
ンテンツ)を表す検索キーワードを出力すると、検索制
御部33は、機器制御I/F29を介し通信装置17を
動作させて、インターネット放送端末から上記検索キー
ワードに対応した情報を検索し、その検索結果をシステ
ム制御部21へ入力させる。また、インターネットアド
レスデータベース31には、検索制御部33によって過
去に用いられたインターネットアドレスが、システム制
御部21からの指令によって記憶され、検索制御部33
は、システム制御部21から過去に入力した検索キーワ
ードと同じ検索キーワードを受けると、インターネット
アドレスデータベース31内のインターネットアドレス
を再利用する。
【0037】尚、本実施形態では、スピーカ7,ナビゲ
ーション装置9,そのナビゲーション装置9に備えられ
たCD−ROMドライブ(図示省略),表示装置11,
エアコン装置13,オーディオ装置15,通信装置1
7,及び他の制御装置(図示省略)が、機器M3に相当
しており、以下、これらを総称して、機器M3という。
また、これらの機器M3のうちで、スピーカ7が音声出
力用機器に相当し、それ以外が他の機器に相当してい
る。
【0038】そして更に、制御装置1には、スピーカ7
から出力する発話(以下、エージェント発話ともいう)
の内容(即ち、スピーカ7の動作内容)とスピーカ7以
外の上記他の機器の動作内容とを設定するためのデータ
を記憶する手段として、対話データベースを記憶する対
話データ記憶部35と、使用者の複数人分の個人情報
(以下、ユーザプロファイルともいう)を記憶するユー
ザプロファイル記憶部37とを備えている。尚、この対
話データ記憶部35及びユーザプロファイル記憶部37
と、前述したインターネットアドレスデータベース31
は、データの読み出しと書き込みとが可能な不揮発性メ
モリによって構成されている。
【0039】ここで、対話データ記憶部35に記憶され
る対話データベースと、ユーザプロファイル記憶部37
に記憶されるユーザプロファイルとについて説明する。
まず、ユーザプロファイル記憶部37に記憶される個人
情報としてのユーザプロファイルは、例えば以下の(P
−1)〜(P−11)などの各項目について、使用者に
固有の情報が記述されるものである。
【0040】(P−1):その人の分類(一般,社長,
若者,性別など)。 (P−2):氏名、或いは更に、その人を識別するため
の氏名以外の他の識別情報(パスワード,識別番号な
ど)。 (P−3):生年月日(誕生日)。
【0041】(P−4):出身地。 (P−5):住所。 (P−6):職業。 (P−7):役職。
【0042】(P−8):趣味。 (P−9):趣味の目的で、よく行くところ。 (P−10):買物の目的で、よく行くところ。 (P−11):家族構成,家族の氏名,及び家族の生年
月日。
【0043】尚、このユーザプロファイルは、使用者が
入力装置3を操作して上記各項目の内容を入力すること
により、ユーザプロファイル記憶部37にシステム制御
部21の書き込み動作によって記憶される。次に、対話
データ記憶部35に記憶される対話データベースは、そ
の一例を図4〜図8に示すように、表形式のデータ構造
を有している。そして、図4〜図8において、横方向の
各ラインL1〜L23 が、1組の対話データになっており、
こうした対話データの複数から対話データベースが構成
されている。尚、図4〜図8では、各ラインL1〜L23 が
2段に亘って表されている。
【0044】即ち、対話データベースを構成する各対話
データは、その対話データの分類の項目と、使用者が置
かれている状況を表す複数の項目(本実施形態では、季
節,時間帯或いは日時,目的地,現在地,車両周囲の環
境,車外状況,車内状況)と、使用者の要求の項目と、
使用者の状態の項目と、使用者の個人情報の項目と、マ
イクロフォン5及び音声入力部25を介して入力される
使用者の発話(以下、ユーザ発話ともいう)の項目と、
当該制御装置1が機器M3を動作させる際の動作内容
(エージェント発話の内容及びスピーカ7以外の他の機
器の動作内容)の項目と、推定される使用者の要求であ
る推定要求の項目と、推定される使用者の状態である推
定状態の項目と、推定される使用者の他の要求である推
定関連要求の項目との各々について、対応する内容を記
述するためのデータ領域を有している。そして、各対話
データは、上記各項目のデータ領域に、対応する内容を
記述したものである。尚、記述とは、予め確保されたデ
ータ領域に、対応する内容を表すデータがセットされる
ことを意味している。
【0045】ここで、こうした対話データベースの各項
目について、具体的に説明する。 (C−1):分類 「分類」の項目には、その対話データが、使用者との対
話においてどの様な話題に関するものかを表す内容が予
め記述され、特に、後述する「動作内容」の項目に記述
されるエージェント発話の分類を表す内容が記述されて
いる。
【0046】そして、この「分類」の項目に記述される
内容としては、例えば、図4〜図8に例示するように、
挨拶,労い,家族,食事,駐車場,経路案内,検索,買
物,趣味,機器操作などがあり、更に図示はされていな
いが、その他にも、導入,スポーツ,目的地,質問,確
認,あいずち,一時停止,終了などがある。
【0047】(C−2):季節 「季節」の項目には、春,夏,秋,冬といった四季の何
れかや、初夏や盛夏など、四季を更に細分化した内容が
予め記述されている。 (C−3):時間帯或いは日時 「時間帯或いは日時」の項目には、朝,昼,夜,早朝,
深夜などや、何時から何時まで、といった具体的な時間
帯の内容、或いは、何年何月何日何時何分、といった詳
細な日時などが記述される。
【0048】そして、この「時間帯或いは日時」の項目
は、予め内容が記述されているものと、システム制御部
21が内容を逐次記述するものとがある。例えば、図4
に例示するラインL1〜L3,L7の対話データと、図6に例
示するラインL15 ,L16 の対話データとにおいて、「時
間帯或いは日時」の項目には、時間帯を表す内容が予め
記述されている。また、図5に例示するラインL11 の対
話データにおいて、「時間帯或いは日時」の項目におけ
る<>内には、システム制御部21により現在の日時が逐
次更新されて記述される。
【0049】(C−4):目的地 「目的地」の項目には、システム制御部21により、使
用者の意図する目的地が記述される。尚、システム制御
部21は、ナビゲーション装置9から使用者によって設
定された目的地を読み出したり、それまでの使用者との
対話内容によって、「目的地」の項目に記述すべき内容
を取得する。
【0050】そして、この「目的地」の項目は、内容が
記述されるものと記述されないものとがある。例えば、
図5に例示するラインL12 ,L13 の対話データにおい
て、「目的地」の項目における<>内には、システム制御
部21により、それまでの使用者との対話内容に応じた
目的地が記述される。また、図4〜図8に例示する上記
ラインL12 ,L13 以外の対話データにおいて、「目的
地」の項目には、内容が記述されないようになってい
る。
【0051】(C−5):現在地 「現在地」の項目には、システム制御部21により、車
両の現在地が記述される。尚、システム制御部21は、
ナビゲーション装置9から車両の現在地を読み出して、
「現在地」の項目に記述すべき内容を取得する。
【0052】そして、この「現在地」の項目は、「目的
地」の項目と同様に、内容が記述されるものと記述され
ないものとがある。例えば、図5に例示するラインL11
〜L13 の対話データにおいて、「現在地」の項目におけ
る<>内には、システム制御部21により、車両の現在地
が記述される。また、図4〜図8に例示する上記ライン
L11 〜L13 以外の対話データにおいて、「現在地」の項
目には、内容が記述されないようになっている。
【0053】(C−6):環境 「環境」の項目には、車両周囲の環境を表す内容が、予
め記述されている。具体的には、道路環境を表す内容
(高速道路,一般道路,国道,県道など)、道路状態を
表す内容(路面凍結,路面が滑り易いなど)、交通環境
を表す内容(速度制限,一方通行,進入禁止など)、及
び、地理環境を表す内容(海が近い,山の中,街中,駅
前など)が、予め記述されている。
【0054】(C−7):車外状況 「車外状況」の項目には、車外の状況を表す内容が、予
め記述されている。具体的には、現在地の天候を表す内
容(晴れ,曇り,小雨,雨,大雨,雪,雷,台風な
ど)、目的地の天候を表す内容(晴れ,曇り,小雨,
雨,大雨,雪,雷,台風など)、交通状況を表す内容
(渋滞,やや渋滞,すいている,事故発生など)、及
び、車両周辺状況を表す内容(追い越し車両あり,追従
車両あり、先行車両ありなど)が、予め記述されてい
る。尚、車両周辺状況を表す内容としては、追い越し車
両や追従車両の種別(トラック,乗用車,バイクなど)
を付加して記述しておくこともできる。
【0055】(C−8):車内状況 「車内状況」の項目には、車内の状況を表す内容が、予
め記述されている。具体的には、運転状態を表す内容
(渋滞した道路での走行,快適な走行,振動あり,速度
オーバーなど)、乗車状態を表す内容(1人,2人,大
勢(3人以上),家族連れ,或いは更に、どの座席にど
の様な人が座っているかという詳細な内容など)、車室
内温度を表す内容、移動目的を表す内容(家族とのドラ
イブ,友人とのドライブ,恋人とのデートなど)、及
び、オーディオ環境を表す内容などが、予め記述されて
いる。
【0056】(C−9):要求 「要求」の項目には、使用者が持つと考えられる要求を
表す内容が、予め記述されている。具体的には、食事,
飲み物,買物,ドライブ,休憩,遊び,公園,遊園地,
テーマパーク,ボーリング,テニス,プール,ジョギン
グ,海水浴,スキー,ゴルフ,ゴルフ場予約,経路案
内,駐車場,エアコン設定温度を下げる,エアコン設定
温度を上げる,エアコン操作不要など、といった内容が
記述されている。
【0057】(C−10):状態 「状態」の項目には、使用者がなると考えられる精神的
状態または肉体的状態を表す内容が、予め記述されてい
る。具体的には、空腹,空腹の前,移動の準備(移動し
ようとしている状態),快調,平常,暑い,喉が乾い
た,元気はつらつ,ドライブを楽しんでいる,食事中,
音楽鑑賞中,テレビ鑑賞中,満腹,疲労,帰りたい,遊
びたい,早く目的地に着きたい,休憩中,いらいらして
いる,怒っている,気が沈んでいる(落ち込んでいる)
など、といった内容が記述されている。
【0058】(C−11):個人情報 「個人情報」の項目には、前述したユーザプロファイル
の各項目(P−1〜P−11)のうちで、その対話デー
タにおける他の項目(特に「分類」,「要求」,「ユー
ザ発話」,「動作内容」)の記述内容に関連した項目の
内容が記述される。
【0059】そして、この「個人情報」の項目として
は、予め固定の内容が記述されているものと、ユーザプ
ロファイル記憶部37に実際に記憶されたユーザプロフ
ァイルに応じてシステム制御部21により記述内容が変
更されるものとがある。例えば、図4に例示するライン
L8の対話データにおいて、「個人情報」の項目には、ユ
ーザプロファイルの(P−11:家族構成)の項目に対
応した内容(この例では、子供有り)が予め記述されて
いる。また、図6に例示するラインL17の対話データに
おいて、「個人情報」の項目には、ユーザプロファイル
の(P−8:趣味)の項目に対応した内容(この例で
は、スキーが趣味)が予め記述されている。
【0060】これに対して、例えば、図6に例示するラ
インL16 の対話データにおいて、「個人情報」の項目に
おける[]内には、システム制御部21により、ユーザプ
ロファイルの(P−10:買物の目的で、よく行くとこ
ろ)の項目に記述された内容(この例では、Aデパー
ト)が記述される。また、図6に例示するラインL18 の
対話データにおいて、「個人情報」の項目における[]内
には、システム制御部21により、ユーザプロファイル
の(P−9:趣味の目的で、よく行くところ)の項目に
記述された内容(この例では、Dゴルフ場)が記述され
る。
【0061】つまり、上記ラインL16 ,L18 の「個人情
報」の項目には、予め、ユーザプロファイルの各項目の
うちで何れの項目に記述された内容を[]内に記述するの
かを示す指示データがセットされており、システム制御
部21は、上記指示データに基づいて、「個人情報」の
項目における[]内に、ユーザプロファイルの内容を記述
するようになっている。よって、上記ラインL16 ,L18
の「個人情報」の項目の記述内容は、ユーザプロファイ
ル記憶部37に実際に記憶されたユーザプロファイルに
応じて変更されることとなる。
【0062】尚、上記ラインL18 の対話データにおける
「個人情報」の項目には、予め、ゴルフが趣味、という
内容も記述されている。 (C−12):ユーザ発話 「ユーザ発話」の項目には、マイクロフォン5及び音声
入力部25を介して入力されると予想される使用者の発
話中のキーワードが、予め記述されている。そして、本
実施形態では、この「ユーザ発話」の項目に記述される
キーワード群が、当該制御装置1の認識語彙となってい
る。
【0063】但し、図5に例示するラインL11 の対話デ
ータにおける「ユーザ発話」の項目にて、<<>>内に記述
されたキーワードは、地名を表す固有名詞が入力される
ことを想定した変数データであり、〔〕内に記述された
キーワードは、料理の種類を表す言葉が入力されること
を想定した変数データである。また、図6に例示するラ
インL17 の対話データにおける「ユーザ発話」の項目に
て、<<>>内に記述されたキーワードは、山の名前を表す
固有名詞が入力されることを想定した変数データであ
る。
【0064】(C−13):動作内容 「動作内容」の項目には、当該制御装置1が機器M3を
動作させる際の動作内容(スピーカ7から出力すべきエ
ージェント発話の内容及びスピーカ7以外の他の機器の
動作内容)が、予め記述されており、特に、その対話デ
ータにて、上記(C−1)〜(C−12)の各項目に記
述した内容に対応する機器M3の動作内容が、記述され
ている。
【0065】例えば、図5に例示するラインL9の対話デ
ータにおいて、「動作内容」の項目には、ナビゲーショ
ン装置9に備えられたCD−ROMドライブ或いは通信
装置17に、現在地から最寄りのレストランを検索させ
ると共に、その検索結果に基づいて、スピーカ7から
「お食事ですね。この近くならば<a>,<b>,<c>など
<X1 >件のお店があります。どこで食べますか。」とい
うエージェント発話を出力させる、といった機器M3の
動作内容が予め記述されている。尚、通信装置17に
は、インターネット放送端末と通信させてインターネッ
トから必要な情報を検索させる。
【0066】また例えば、図5に例示するラインL10 の
対話データにおいて、「動作内容」の項目には、上記C
D−ROMドライブ或いは通信装置17に、現在地から
近い2つのパーキングエリア(或いはサービスエリア)
を検索させると共に、その検索結果に基づいて、スピー
カ7から「<d>パーキングエリアまであと<X2 >分、次
の<e>パーキングエリアならばあと<X3 >分です。」と
いうエージェント発話を出力させる、といった機器M3
の動作内容が予め記述されている。
【0067】また更に、例えば、図7に例示するライン
L19 の対話データにおいて、「動作内容」の項目には、
スピーカ7から「室内温度が40℃を越えています。エア
コン設定温度を下げます。」というエージェント発話を
出力させると共に、エアコン装置13に車室内の温度を
下げさせる、といった機器M3の動作内容が予め記述さ
れている。
【0068】尚、図5及び図6において、「動作内容」
の項目に記載された<>内の文字のうち、aからkまでの
アルファベットと、○○レストラン及びC山スキー場と
は、検索動作によって得られた固有名詞(具体的には、
a,b,c,f,及び○○レストランは、検索されたレ
ストラン名、d,eは検索されたパーキングエリア名、
gは検索された駐車場名、h,iは検索された道路名、
j,kは検索されたショッピングセンタ名)であり、X
1 からX5 までのXで始まる記号は、検索動作によって
得られた数や時間などの数値(具体的には、X1 は検索
されたレストランa,b,cなどの総件数を表す数値、
X2 ,X3 は検索されたパーキングエリアd,eまでの
所要時間を表す数値、X4 ,X5 は検索されたレストラ
ンfの予約可能時刻を表す数値)である。
【0069】一方更に、「動作内容」の項目としては、
「個人情報」の項目と同様に、ユーザプロファイル記憶
部37に実際に記憶されたユーザプロファイルに応じて
システム制御部21により記述内容が変更されるものが
ある。■例えば、図6に例示するラインL16 の対話デー
タにおいて、「動作内容」の項目における[]内には、シ
ステム制御部21により、ユーザプロファイルの(P−
10:買物の目的で、よく行くところ)の項目に記述さ
れた内容(この例では、Aデパート)が記述される。ま
た、図6に例示するラインL18 の対話データにおいて、
「動作内容」の項目における[]内には、システム制御部
21により、ユーザプロファイルの(P−9:趣味の目
的で、よく行くところ)の項目に記述された内容(この
例では、Dゴルフ場)が記述される。
【0070】つまり、上記ラインL16 ,L18 の「動作内
容」の項目には、予め、ユーザプロファイルの各項目の
うちで何れの項目に記述された内容を[]内に記述するの
かを示す指示データがセットされており、システム制御
部21は、上記指示データに基づいて、「動作内容」の
項目における[]内に、ユーザプロファイルの内容を記述
するようになっている。よって、上記ラインL16 ,L18
の「動作内容」の項目の記述内容(この例の場合、エー
ジェント発話の内容)は、ユーザプロファイル記憶部3
7に実際に記憶されたユーザプロファイルに応じて変更
されることとなる。
【0071】具体的に説明すると、図6に例示するライ
ンL16 の「動作内容」の項目が示す機器M3の動作内容
としては、上記のように[]内に記述されたAデパートで
今日行われているバーゲンの対象商品を、通信装置17
にインターネットから検索させると共に、その検索結果
に基づいて、スピーカ7から「Aデパートですね。今日
は○○(例えば電器用品)のバーゲンをやってます。」
というエージェント発話を出力させる、といったものと
なる。また、図6に例示するラインL18 の「動作内容」
の項目が示す機器M3の動作内容としては、上記のよう
に[]内に記述された内容(Dゴルフ場)に基づき、スピ
ーカ7から「Dゴルフ場ですね。予約状況を調べます
か。」というエージェント発話を出力させる、といった
ものとなる。
【0072】(C−14):推定要求 「推定要求」の項目には、使用者の置かれている実際の
状況が、その対話データにおける状況の項目(C−2〜
C−8)に記述した状況になると共に、使用者が、その
対話データにおける「ユーザ発話」の項目(C−12)
に記述されたキーワードを発話し、更に、その対話デー
タにおける「動作内容」の項目(C−13)に記述した
機器動作が実際に行われたと仮定した場合に、使用者が
持つと常識的に考えられる要求の内容が、予め記述され
ている。
【0073】そして、この「推定要求」の項目に記述さ
れる内容のバリエーション(種類)は、前述した「要
求」の項目に記述される内容と同様である。 (C−15):推定状態 「推定状態」の項目には、「推定要求」の項目と同様
に、使用者の置かれている実際の状況が、その対話デー
タにおける状況の項目(C−2〜C−8)に記述した状
況になると共に、使用者が、その対話データにおける
「ユーザ発話」の項目(C−12)に記述されたキーワ
ードを発話し、更に、その対話データにおける「動作内
容」の項目(C−13)に記述した機器動作が実際に行
われたと仮定した場合に、使用者がなると常識的に考え
られる状態の内容が、予め記述されている。
【0074】そして、この「推定状態」の項目に記述さ
れる内容のバリエーションは、前述した「状態」の項目
に記述される内容と同様である。 (C−16):推定関連要求 「推定関連要求」の項目には、上記「推定要求」の項目
と同様の仮定に基づいて、使用者が持つと常識的に考え
られる要求のうち、その対話データにおける「推定要
求」の項目に記述した内容とは別の要求の内容が、予め
記述されている。
【0075】そして、この「推定関連要求」の項目に記
述される内容のバリエーションは、前述した「要求」の
項目に記述される内容と同様である。尚、本実施形態に
おいて、図4〜図8に示すように、「分類」と「動作内
容」との2つの項目については、全ての対話データに内
容が記述されているが、その他の項目については、内容
が記述されない場合もある。つまり、図4〜図8におけ
る空欄の部分は、内容が記述されていないことを示して
いる。そして、「分類」と「動作内容」以外の何れの項
目に内容を記述するかは、「動作内容」の項目に記述す
る内容に応じて決定すれば良い。但し、「分類」と「動
作内容」以外の項目のうち、少なくとも1つ以上の項目
には、該当する内容が記述されている。
【0076】次に、以上のように構成された本実施形態
の制御装置1において、システム制御部21で実行され
る処理について、図3を用い説明する。図3に示すよう
に、車両のイグニッションスイッチ(図示省略)がオン
されるなどして当該制御装置1に電源が供給されると、
システム制御部21は、まずステップ(以下、「S」と
記す)110にて、入力装置3及びI/F23とマイク
ロフォン5及び音声入力部25との何れかを介して、キ
ー入力或いは音声として入力される現在の使用者(ユー
ザ)からの識別情報(例えば、氏名,パスワード,識別
番号,カード番号など)を読み込む。尚、識別情報とし
ては、IDカードの情報を読み込むようにしても良い。
【0077】そして、続くS120にて、ユーザプロフ
ァイル記憶部37に記憶されている複数人分のユーザプ
ロファイルの中から、前述した項目(P−2)に記述さ
れている内容(氏名や他の識別情報)と上記S110で
読み込んだ識別情報とが一致しているユーザプロファイ
ルを特定し、その特定したユーザプロファイルを、現在
の使用者のユーザプロファイルとして、RAM内に予め
設定されているバッファ領域に記憶する。
【0078】そして更に、続くS130にて、上記バッ
ファ領域に記憶したユーザプロファイルを用いて、対話
データ記憶部35内の対話データベースの内容設定を行
う。つまり、対話データベースを構成する各対話データ
のうち、前述した指示データがセットされている対話デ
ータについて、その指示データに基づき、上記バッファ
領域内のユーザプロファイルの内容を記述する。そし
て、このS130の処理により、図6に例示するライン
L16 ,L18 の対話データにおける「個人情報」と「動作
内容」との各項目の[]内に、現在の使用者に固有の内容
が記述されることとなる。
【0079】また更に、このS130では、入力装置3
及びI/F23を介して入力される使用者からの指令に
応じて、対話データベースの「動作内容」の項目に記述
されたエージェント発話の内容を、口調が異なるものに
切り替える。つまり、本実施形態の制御装置1では、当
該装置1の発話上の性格(口調)を、使用者からの指令
に応じて、例えば、一般人,社長,若者,友人,女の子
など、といった具合に変えることができるようになって
いる。尚、図4〜図8に例示するエージェント発話の内
容は、使用者が“一般人”を指定した場合の標準形であ
る。
【0080】次に、システム制御部21は、S140に
て、後述するS220以降の処理により対話データベー
スから使用者が置かれている実際の状況に適合した対話
データを検索するために、自己に内蔵されている時計の
データに基づき、現在の日時(年,月,日,時刻)や四
季及び時間帯など、対話データベースの「季節」及び
「時間帯或いは日時」の項目に対応した実際の状況を検
出し、その検出結果を上記バッファ領域に記憶する。
【0081】また、システム制御部21は、このS14
0にて、前述したように、対話データベースを構成する
各対話データのうちで、「時間帯或いは日時」の項目に
内容を記述する必要がある対話データ(本実施形態で
は、図5に例示するラインL11の対話データ)につい
て、その「時間帯或いは日時」の項目に現在の日時を記
述する。
【0082】そして、続くS150にて、車両の現在地
をナビゲーション装置9から読み出すと共に、使用者が
意図している目的地をナビゲーション装置9から読み出
すか或いはそれまでの使用者との対話内容により把握
し、このように検出した現在地と目的地とを上記バッフ
ァ領域に記憶する。
【0083】また、システム制御部21は、このS15
0にて、前述したように、対話データベースを構成する
各対話データのうちで、「目的地」の項目に内容を記述
する必要がある対話データ(本実施形態では、図5に例
示するラインL12 ,L13 の対話データ)について、その
「目的地」の項目に実際の目的地を記述する。また更
に、システム制御部21は、このS150にて、前述し
たように、対話データベースを構成する各対話データの
うちで、「現在地」の項目に内容を記述する必要がある
対話データ(本実施形態では、図5に例示するラインL1
1 〜L13 の対話データ)について、その「現在地」の項
目に実際の現在地を記述する。
【0084】次に、システム制御部21は、続くS16
0にて、通信装置17を介したインターネット検索など
により、下記の〜の分類にて、現在地と目的地付近
での季節行事やイベントを確認し、その結果を上記バッ
ファ領域に記憶する。 :正月やクリスマスなど、全国共通の季節行事。
【0085】:祭りなど、ローカルだが毎年開催され
るイベント。 :ローカル且つ特別のスケジュールで開催されるイベ
ント。 そして、続くS170にて、対話データベースを構成す
る各対話データのうちで「分類」の項目の記述内容が
“挨拶”である対話データ(具体的には、図4に例示す
るラインL1〜L6の対話データ)の中から、上記S140
及びS150の処理によって上記バッファ領域に記憶さ
れた検出結果(季節,時間帯や日時,目的地,現在地)
と、後述するS200の処理により検出されて上記バッ
ファ領域に記憶された実際の状況の検出結果(車両周囲
の環境,車外状況,車内状況)とに最も適合する対話デ
ータを検索する。そして更に、その検索した対話データ
の「動作内容」の項目に記述されたエージェント発話の
内容のテキストデータを音声合成部27に出力して、ス
ピーカ7から「おはようございます」や「こんにちわ」
といった挨拶のための発話(エージェント発話)を出力
させる。
【0086】例えば、上記S140で検出された現在の
時刻が、4時から11時までの間であれば、図4に例示
するラインL1の対話データが検索されて、スピーカ7か
ら「おはようございます」という発話が行われることと
なる。また、上記S140で検出された現在の時刻が、
11時から18時までの間であれば、図4に例示するラ
インL2の対話データが検索されて、スピーカ7から「こ
んにちわ」という発話が行われることとなる。
【0087】尚、このS170の挨拶発話のための処理
は、当該制御装置1に電源が投入された直後の1回目だ
けか、或いは更に、使用者との対話を進めて行く上で所
定の条件が成立した場合にだけ行われる。次に、システ
ム制御部21は、S180にて、マイクロフォン5及び
音声入力部25を介して音声信号が入力されない無音状
態が、予め定められた一定時間以上に亘って継続したか
否かを判定し、上記一定時間以内に音声信号が入力され
た場合(S180:NO)には、S190に進んで、上
記入力された音声信号から使用者が発話したキーワード
(発話キーワード)を抽出すると共に、その抽出したキ
ーワードを上記バッファ領域に記憶する、音声入力処理
を行う。そして、その後、S200に進む。
【0088】また、上記S180で無音状態が一定時間
以上に亘って継続したと判定した場合(S180:YE
S)には、上記バッファ領域に、『無音(或いは、無応
答)』という内容を記憶し、その後、S200に進む。
そして、S200では、使用者が置かれている実際の状
況(実状況)のうちで、上記S140及びS150で検
出した項目以外の実状況(即ち、時間的及び空間的以外
の実状況であり、車両周囲の環境,車外状況,及び車内
状況の各実状況)を検出するための処理を行い、その検
出結果を上記バッファ領域に記憶する。
【0089】ここで、S200の処理では、対話データ
ベースの「環境」,「車外状況」,「車内状況」の各項
目に記述される内容ついて、実状況を検出する。例え
ば、車両周囲の「環境」のうちで、現在走行中の道路が
高速道路,一般道路,国道,県道などの何れであるかと
いった道路環境の実状況と、現在走行中の道路の速度制
限や、現在走行中の道路が一方通行であるとか進入禁止
であるといった交通環境の実状況と、車両の現在位置が
海の近くであるとか山の中であるといった地理環境の実
状況との各々は、VICS情報(VICSの放送端末か
らの情報)を通信装置17で受信したり、ナビゲーショ
ン装置9からの情報(現在位置及び地図データ)に基づ
き検出する。そして、車両周囲の「環境」のうちで、現
在走行中の道路が凍結しているとか滑り易いといった道
路状態の実状況は、ブレーキ装置を制御している他の制
御装置からの情報に基づき検出する。
【0090】また、「車外状況」のうちで、現在地及び
目的地の天候(晴れ,曇り,小雨,雨,大雨,雪,雷,
台風など)の実状況と、現在走行中の道路が渋滞してい
るとか、すいているといった交通状況の実状況との各々
は、VICS情報を通信装置17で受信することにより
検出する。尚、現在地の天候が雨であることは、各種セ
ンサ19のうちの雨滴センサの信号から検出することも
できる。そして、「車外状況」のうちで、追従車両の有
無とか先行車両の有無といった車両周辺状況の実状況
は、各種センサ19のうちの超音波センサからの信号や
カメラによって検出する。
【0091】一方、「車内状況」のうちで、室内温度の
実状況は、各種センサ19のうちの温度センサからの信
号によって検出する。また、「車内状況」のうちで、車
両の乗員数(1人,2人,3人以上)といった乗車状態
の実状況は、例えば、シートの座面に加わる圧力を検知
する圧力センサからの信号によって検出する。
【0092】そして、「車内状況」のうちで、運転状態
(渋滞した道路での走行,快適な走行,振動ありなど)
や、乗車状態(家族連れ,どの座席にどの様な人が座っ
ているかという詳細な内容)、或いは更に、移動目的
(家族とのドライブ,友人とのドライブ,恋人とのデー
トなど)といった、ナビゲーション装置9,通信装置1
7,各種センサ19,及び他の制御装置などからの情報
により自動的に検出できない実状況については、使用者
に対してスピーカ7からの発話や表示装置11に表示さ
せるメッセージにより問い合わせて、使用者から音声や
キー入力によって教示してもらうことで検出する。
【0093】次に、システム制御部21は、S210に
て、使用者の現在の要求と状態とを推定するための処理
を行う。ここで、S210の処理では、対話データベー
スの中から、後述するS270及びS280の前回の処
理によって機器M3を動作させるのに用いられた対話デ
ータを読み出し、その読み出した対話データの「推定要
求」と「推定関連要求」との両項目に記述されている内
容を、使用者が現在持っていると推定される要求として
上記バッファ領域に記憶し、更に、上記読み出した対話
データの「推定状態」の項目に記述されている内容を、
使用者が現在なっていると推定される状態として上記バ
ッファ領域に記憶する。
【0094】このため、S210の処理を終えた時点に
おいて、RAM内の上記バッファ領域には、現在の使用
者のユーザプロファイル(個人情報)と、使用者が発話
したキーワード(但し、無音或いは無応答という内容も
含む)と、使用者が置かれている実状況を表す内容と、
使用者の要求及び状態を推定した内容とが記憶されるこ
ととなる。
【0095】そこで、システム制御部21は、続くS2
20にて、対話データベースをアクセスして各対話デー
タを読み出し、その各対話データについて、「季節」,
「時間帯或いは日時」,「目的地」,「現在地」,「環
境」,「車外状況」,「車内状況」,「要求」,「状
態」,「個人情報」,及び「ユーザ発話」の各項目に記
述された内容と、上記バッファ領域に記憶されている内
容とのマッチングを調査する。
【0096】具体的には、使用者が実際に発話したキー
ワードと、対話データの「ユーザ発話」の項目に記述さ
れているキーワードとのマッチング、使用者の要求を推
定した内容と、対話データの「要求」の項目に記述され
ている内容とのマッチング、使用者の状態を推定した内
容と、対話データの「状態」の項目に記述されている内
容とのマッチング、使用者が置かれている実状況を表す
各内容と、対話データの「季節」,「時間帯或いは日
時」,「目的地」,「現在地」,「環境」,「車外状
況」,「車内状況」の各項目に記述されている内容との
マッチング、及び、現在の使用者のユーザプロファイル
と、対話データの「個人情報」の項目に記述されている
内容とのマッチング、の各々について調査する。
【0097】また、このS220では、特に、対話デー
タベース中の対話データのうちで、「要求」と「ユーザ
発話」の項目に内容が記述されている対話データを優先
的に読み出す。そして、マッチングを調査するための処
理としては、読み出した対話データの上記各項目につい
て、上記バッファ領域に記憶されている内容と一致する
ものに対し所定値(例えば1点)ずつ点数を付け、その
合計点数を、マッチングの度合を表す評価値とする。但
し、対話データの各項目のうちの特定の項目について、
点数を変えておくようにしても良い。
【0098】そして更に、S220の処理では、各対話
データのうちで、算出した評価値が最も大きいものから
順にN個(例えば8個)の対話データについて、そのラ
イン番号(即ち、図4〜図8に示すラインL の番号)
を、RAM内に予め設定された上記バッファ領域とは異
なる特定領域に記憶する。
【0099】そして、続くS230にて、上記S220
で算出した最大の評価値(即ち、上記特定領域にライン
番号が記憶されたN個の対話データのうちで、算出され
た評価値が最大である対話データの評価値)が、予め設
定された閾値よりも大きいか否かを判定し、その閾値よ
りも大きくなければ、前述したS190或いはS200
の処理によって検出すべき内容(使用者の発話キーワー
ド或いは実状況の内容)が不足していると判断して、S
240に移行する。
【0100】そして、このS240にて、不足している
検出内容を使用者に問い合わせる発話をスピーカ7から
出力して、その後、S180に戻る。すると、S180
〜S220の処理が再び行われることとなるが、このよ
うにS240の処理による使用者への問い合わせが行わ
れた場合には、S220では、上記特定領域にライン番
号が記憶されたN個の対話データについてのみ、評価値
が計算される。
【0101】また、上記S230にて、上記S220で
算出した最大の評価値が閾値よりも大きいと判定した場
合には、S250に進む。このS250では、上記特定
領域にライン番号が記憶されたN個の対話データのうち
で、算出された評価値が最大である対話データが複数個
あるか否かを判定し、複数個ある場合には、その複数個
の対話データから1つの対話データを絞り込む必要があ
ると判断して、S260に移行する。
【0102】そして、このS260にて、上記複数個の
対話データから1つの対話データを絞り込むための内容
を、使用者に問い合わせる発話をスピーカ7から出力し
て、その後、S180に戻る。すると、この場合にも、
S180〜S220の処理が再び行われることとなる
が、このようにS260の処理による使用者への問い合
わせが行われた場合にも、S220では、上記特定領域
にライン番号が記憶されたN個の対話データについての
み、評価値が計算される。
【0103】一方、上記S250で否定判定された場
合、即ち、上記特定領域にライン番号が記憶されたN個
の対話データのうちで、評価値が最大である対話データ
が1つである場合には、S270に進んで、評価値が最
大となった対話データを読み出し、その対話データの
「動作内容」の項目に記述されている内容を、機器M3
の動作内容としてRAM内に設定する。そして、続くS
280にて、上記S270で設定された動作内容に従っ
て、機器M3を動作させる。
【0104】つまり、S220〜S280の処理では、
対話データベースを構成する各対話データのうちで、
「季節」,「時間帯或いは日時」,「目的地」,「現在
地」,「環境」,「車外状況」,「車内状況」,「要
求」,「状態」,「個人情報」,及び「ユーザ発話」の
各項目に記述された内容が上記バッファ領域に記憶され
ている内容(使用者が置かれている実状況を表す内容、
使用者の要求と状態を推定した内容、現在の使用者のユ
ーザプロファイル、及び、使用者が発話したキーワー
ド)に最も適合した対話データを検索して選択し、その
選択した対話データの「動作内容」に記述されている内
容に従って、スピーカ7を始めとする機器M3を動作さ
せるようにしている。
【0105】そして、その後、S290に進んで、使用
者との対話が終了したか否かを判定する。尚、この判定
では、例えば、使用者からの「うるさい」とか「さよな
ら」といった発話キーワードが入力された場合に、対話
が終了したと判定する。そして、対話が終了していない
と判定した場合には、S140へ戻るが、対話が終了し
たと判定した場合には、当該図3の処理を終了する。
【0106】次に、以上のような制御装置1の作用につ
いて、具体例を挙げて説明する。まず、車両が一般道路
を走行している際に、使用者が“めし”や“ご飯”とい
ったキーワードを発話すると、S220〜S280の処
理により、図5に例示するラインL9の対話データが選択
されて、その対話データ(L9)の「動作内容」の項目に
記述された内容が機器M3の動作内容として設定され
る。その結果、ナビゲーション装置9のCD−ROMド
ライブ或いは通信装置17により、現在地から最寄りの
レストランが検索されて、スピーカ7から「お食事です
ね。この近くならば<a>,<b>,<c>など<X1 >件のお
店があります。どこで食べますか。」というエージェン
ト発話が出力される。
【0107】これに対し、車両が高速道路を走行してい
る際に、使用者が“めし”や“ご飯”といったキーワー
ドを発話すると、S220〜S280の処理により、図
5に例示するラインL10 の対話データが選択されて、そ
の対話データ(L10 )の「動作内容」の項目に記述され
た内容が機器M3の動作内容として設定される。その結
果、ナビゲーション装置9のCD−ROMドライブ或い
は通信装置17により、現在地から近い2つのパーキン
グエリアが検索されて、スピーカ7から「<d>パーキン
グエリアまであと<X2 >分、次の<e>パーキングエリア
ならばあと<X3>分です。」というエージェント発話が
出力される。
【0108】このように、本実施形態の制御装置1で
は、マイクロフォン5及び音声入力部25を介して入力
される使用者の発話キーワードだけでなく、使用者が置
かれている実際の状況に応じて、機器M3の動作内容を
変えることができる。よって、使用者の発話内容が同じ
であっても、使用者が置かれている状況に応じて、機器
M3の動作内容を最適なものにすることができ、使用者
からのより少ない入力情報で、その使用者の要望に即し
た機器動作(この例の場合は、情報提供動作)を実現す
ることができる。
【0109】一方、例えば車両が愛知県・刈谷市の一般
道路を走行している際に、使用者が“岡崎”,“め
し”,“インド料理”という3つのキーワードを発話す
ると、S220〜S280の処理により、図5に例示す
るラインL11 の対話データが選択されて、その対話デー
タ(L11 )の「動作内容」の項目に記述された内容が機
器M3の動作内容として設定される。その結果、通信装
置17により、インターネットなどから、愛知県・岡崎
市にあるインド料理のレストランfと、そのレストラン
fの予約可能時刻とが検索されて、スピーカ7から「<
X4 >時<X5 >分に、<f>が予約できます。」というエ
ージェント発話が出力される。尚、上記ラインL11 の対
話データにおいて、「現在地」の項目には、それまでの
S150の処理により<刈谷>が記述されている。
【0110】そして、こうして上記ラインL11 の対話デ
ータが選択された場合には、次のS210の処理によ
り、ラインL11 の対話データの「推定要求」と「推定関
連要求」との両項目に記述されている内容(食事,行
楽,駐車場,休憩,飲み物)が、使用者の推定される要
求として上記バッファ領域に記憶されると共に、ライン
L11 の対話データの「推定状態」の項目に記述されてい
る内容(空腹の前)が、使用者の推定される状態として
上記バッファ領域に記憶される。
【0111】このため、上記ラインL11 の対話データに
応じたエージェント発話が行われた後に、使用者が特に
応答しなければ、次のS220〜S280の処理によ
り、図5に例示するラインL12 の対話データ(即ち、
「環境」の項目に“一般道路”が記述され、「要求」の
項目に“食事”と“駐車場”とが記述された対話デー
タ)が選択されて、その対話データ(L12 )の「動作内
容」の項目に記述された内容が機器M3の動作内容とし
て設定される。その結果、通信装置17により、VIC
S情報などから、上記レストランfの近くにある駐車場
gが検索されて、スピーカ7から「駐車場は<g>が空い
ています。」というエージェント発話が出力される。
尚、上記ラインL12 の対話データにおいて、「目的地」
と「現在地」との各項目には、直前のS150の処理に
より、夫々<岡崎のレストランf>と<刈谷>とが記述され
ている。
【0112】また更に、こうして上記ラインL12 の対話
データが選択された場合には、次のS210の処理によ
り、ラインL12 の対話データの「推定要求」の項目に記
述されている内容(経路案内)が、使用者の推定される
要求として上記バッファ領域に記憶されると共に、ライ
ンL12 の対話データの「推定状態」の項目に記述されて
いる内容(移動の準備)が、使用者の推定される状態と
して上記バッファ領域に記憶される。
【0113】このため、上記ラインL12 の対話データに
応じたエージェント発話が行われた後に、使用者が特に
応答しなければ、次のS220〜S280の処理によ
り、図5に例示するラインL13 の対話データ(即ち、
「環境」の項目に“一般道路”が記述され、「要求」の
項目に“経路案内”が記述された対話データ)が選択さ
れて、その対話データ(L13 )の「動作内容」の項目に
記述された内容が機器M3の動作内容として設定され
る。その結果、通信装置17により、VICS情報など
から、現在地(愛知県・刈谷市)から目的地(愛知県・
岡崎市)へ行くための主要な道路h,iと、その道路
h,iの渋滞状況とが検索されて、スピーカ7から「<
h>は混雑していますので<i>で行くことをお勧めしま
す。」といったエージェント発話が出力される。尚、上
記ラインL13 の対話データにおいて、「目的地」と「現
在地」との各項目には、直前のS150の処理により、
夫々<岡崎>と<刈谷>とが記述されている。
【0114】一方、前述したラインL9の対話データが選
択された場合には、次のS210の処理により、ライン
L9の対話データの「推定要求」と「推定関連要求」との
両項目に記述されている内容(食事,駐車場,休憩,飲
み物)が、使用者の推定される要求として上記バッファ
領域に記憶されると共に、ラインL9の対話データの「推
定状態」の項目に記述されている内容(空腹)が、使用
者の推定される状態として上記バッファ領域に記憶され
る。
【0115】このため、例えば、上記ラインL9の対話デ
ータに応じたエージェント発話が行われた後に、使用者
が“どこかいいところ”というキーワードを発話し、し
かも、その際に家族連れで乗車しているのであれば、次
のS220〜S280の処理により、図6に例示するラ
インL14 の対話データ(即ち、「環境」の項目に“一般
道路”が記述され、「車内状況」の項目に“家族連れ”
が記述され、「要求」の項目に“食事”が記述され、
「状態」の項目に“空腹”が記述され、「ユーザ発話」
の項目に“どこかいいところ”が記述された対話デー
タ)が選択されて、その対話データ(L14 )の「動作内
容」の項目に記述された内容が機器M3の動作内容とし
て設定される。その結果、通信装置17により、インタ
ーネットなどから、現在地から最寄りのファミリーレス
トランが検索されて、スピーカ7から「○○レストラン
でどうですか。」というエージェント発話が出力され
る。
【0116】また、例えば、車内に人が乗っていると共
に、車室内の温度が30℃以上であり、しかも、S210
の処理によって推定された使用者の要求が“エアコン操
作不要”でない場合には、S220〜S280の処理に
より、図7に例示するラインL20 の対話データが選択さ
れて、その対話データ(L20 )の「動作内容」の項目に
記述された内容が機器M3の動作内容として設定され
る。その結果、スピーカ7から「暑いですね。エアコン
設定温度を下げますか。」という問いかけのエージェン
ト発話が出力される。
【0117】そして、こうして上記ラインL20 の対話デ
ータが選択された場合には、次のS210の処理によ
り、ラインL20 の対話データの「推定要求」の項目に記
述されている内容(エアコン設定温度を下げる)が、使
用者の推定される要求として上記バッファ領域に記憶さ
れると共に、ラインL20 の対話データの「推定状態」の
項目に記述されている内容(暑い,喉が乾いた)が、使
用者の推定される状態として上記バッファ領域に記憶さ
れる。
【0118】このため、上記ラインL20 の対話データに
応じたエージェント発話が行われた後に、使用者が“は
い”や“うん”或いは“下げる”というキーワードを発
話するか、無応答であると、S220〜S280の処理
により、図8に例示するラインL22 の対話データが選択
されて、その対話データ(L22 )の「動作内容」の項目
に記述された内容が機器M3の動作内容として設定され
る。その結果、スピーカ7から「わかりました。エアコ
ン設定温度を下げます。」というエージェント発話が出
力されると共に、エアコン装置13が車室内の温度を下
げるように動作することとなる。
【0119】これに対して、上記ラインL20 の対話デー
タに応じたエージェント発話が行われた後に、使用者が
“いいえ”や“いや”或いは“下げない”や“このま
ま”というキーワードを発話すると、S220〜S28
0の処理により、図8に例示するラインL23 の対話デー
タが選択されて、その対話データ(L23 )の「動作内
容」の項目に記述された内容が機器M3の動作内容とし
て設定される。その結果、スピーカ7から「このままに
しておきます。」というエージェント発話が出力される
と共に、エアコン装置13が車室内の温度を維持するよ
うに動作することとなる。
【0120】また、例えば、車室内の温度が20℃以上で
ある場合に、使用者が“あつい”や“あついなあ”とい
うキーワードを発話すると、S220〜S280の処理
により、図7に例示するラインL21 の対話データが選択
されて、その対話データ(L21 )の「動作内容」の項目
に記述された内容が機器M3の動作内容として設定され
る。その結果、前述したラインL20 の対話データが選択
された場合と同様に、スピーカ7から「暑いですね。エ
アコン設定温度を下げますか。」という問いかけのエー
ジェント発話が出力される。
【0121】そして、こうして上記ラインL21 の対話デ
ータが選択された場合には、次のS210の処理によ
り、ラインL21 の対話データの「推定要求」と「推定関
連要求」との両項目に記述されている内容(エアコン設
定温度を下げる,何か飲みたい,休みたい)が、使用者
の推定される要求として上記バッファ領域に記憶される
と共に、ラインL21 の対話データの「推定状態」の項目
に記述されている内容(暑い,喉が乾いた)が、使用者
の推定される状態として上記バッファ領域に記憶され
る。
【0122】このため、上記ラインL21 の対話データに
応じたエージェント発話が行われた後に、使用者が“は
い”や“うん”といったキーワードを発話すれば、S2
20〜S280の処理により、前述したラインL22 の対
話データが選択され、逆に、使用者が“いいえ”や“い
や”といったキーワードを発話すれば、S220〜S2
80の処理により、前述したラインL23 の対話データが
選択されることとなる。
【0123】つまり、本実施形態の制御装置1では、S
210の処理により、使用者からの実際の発話キーワー
ドと、使用者の実状況と、機器M3を実際に動作させた
動作内容との少なくとも1つに基づいて、使用者の要求
が推定されることとなる。そして、S220〜S280
の処理により、S210の処理で推定された要求を「要
求」の項目の記述内容として持つ対話データが選択さ
れ、その選択された対話データの「動作内容」の項目に
記述された動作内容に基づいて、機器動作が行われる。
尚、S210の処理にて、使用者からの実際の発話キー
ワードと、使用者の実状況と、機器M3の動作内容との
うちで、何れの内容に基づき使用者の要求が推定される
かは、前回のS280の処理により機器M3を動作させ
るのに用いられた対話データの記述状態による。
【0124】よって、本実施形態の制御装置1によれ
ば、使用者の要望に、より即した機器動作(上記例の場
合は、情報提供動作とエアコン装置13の動作)を実現
することができる。次に、例えば、9時から21時まで
の時間帯に家族連れで一般道路を走行している際に、使
用者が“買物”や“ショッピング”といったキーワード
を発話すると、S220〜S280の処理により、図6
に例示するラインL15 の対話データが選択されて、その
対話データ(L15 )の「動作内容」の項目に記述された
内容が機器M3の動作内容として設定される。その結
果、ナビゲーション装置9のCD−ROMドライブ或い
は通信装置17により、現在地から最寄りのショッピン
グセンタj,kが検索されて、スピーカ7から「お買物
でしたら、<j>と<k>が近くにあります。」というエー
ジェント発話が出力される。
【0125】そして、こうして上記ラインL15 の対話デ
ータが選択された場合には、次のS210の処理によ
り、ラインL15 の対話データの「推定要求」と「推定関
連要求」との両項目に記述されている内容(買物,駐車
場)が、使用者の推定される要求として上記バッファ領
域に記憶されると共に、ラインL15 の対話データの「推
定状態」の項目に記述されている内容(移動の準備)
が、使用者の推定される状態として上記バッファ領域に
記憶される。
【0126】このため、上記ラインL15 の対話データに
応じたエージェント発話が行われた後に、使用者が“い
つものところ”というキーワードを発話し、しかも、そ
の使用者のユーザプロファイルの項目(P−10:買物
の目的で、よく行くところ)に記述されている内容が
“Aデパート”であれば、次のS220〜S280の処
理により、図6に例示するラインL16 の対話データが選
択される。
【0127】即ち、「時間帯或いは日時」の項目に“9
時から21時”が記述され、「環境」の項目に“一般道
路”が記述され、「車内状況」の項目に“家族連れ”が
記述され、「要求」の項目に“買物”が記述され、「状
態」の項目に“移動の準備”が記述され、「個人情報」
の項目に“Aデパートによく行く”が記述され、「ユー
ザ発話」の項目に“いつものところ”が記述された対話
データ(L16 )が選択されて、その対話データ(L16 )
の「動作内容」の項目に記述された内容が機器M3の動
作内容として設定される。その結果、通信装置17によ
り、インターネットなどから、Aデパートで今日行われ
ているバーゲンの対象商品が検索されて、スピーカ7か
ら「Aデパートですね。今日は○○(例えば電器用品)
のバーゲンをやってます。」というエージェント発話が
出力される。尚、上記ラインL16の対話データにおい
て、「個人情報」と「動作内容」との各項目における[]
内には、S130の処理により、現在の使用者に固有の
“Aデパート”が記述されている。
【0128】一方、例えば、使用者が冬の季節に“C
山”,“スキー”という2つのキーワードを発話し、し
かも、その使用者のユーザプロファイルの項目(P−
8:趣味)に記述されている内容が“スキー”であれ
ば、S220〜S280の処理により、図6に例示する
ラインL17 の対話データが選択されて、その対話データ
(L17 )の「動作内容」の項目に記述された内容が機器
M3の動作内容として設定される。その結果、スピーカ
7から「C山スキー場へのルートガイドを開始しま
す。」というエージェント発話が出力されて、ナビゲー
ション装置9による現在地からC山スキー場への経路案
内動作が開始される。
【0129】また、例えば、使用者が“ゴルフ”,“い
つもの”という2つのキーワードを発話し、しかも、そ
の使用者のユーザプロファイルの項目(P−8:趣味)
に記述されている内容が“ゴルフ”であると共に、同ユ
ーザプロファイルの項目(P−9:趣味の目的で、よく
行くところ)に記述されている内容が“Dゴルフ場”で
あれば、S220〜S280の処理により、図6に例示
するラインL18 の対話データが選択されて、その対話デ
ータ(L18 )の「動作内容」の項目に記述された内容が
機器M3の動作内容として設定される。その結果、スピ
ーカ7から「Dゴルフ場ですね。予約状況を調べます
か。」というエージェント発話が出力される。尚、上記
ラインL18 の対話データにおいて、「個人情報」と「動
作内容」との各項目における[]内には、S130の処理
により、現在の使用者に固有の“Dゴルフ場”が記述さ
れている。
【0130】このように、本実施形態の制御装置1で
は、使用者に固有の情報であるユーザプロファイルが、
対話データを選択する際のパラメータの1つとなり、そ
の使用者のユーザプロファイルに応じた機器M3の動作
内容が設定される。よって、使用者に特有の要望に即し
た機器動作を実現することができる。
【0131】しかも、ユーザプロファイル記憶部37に
は複数人分のユーザプロファイルが記憶されると共に、
S110〜S130の処理により、現在の使用者のユー
ザプロファイルを特定して、その特定したユーザプロフ
ァイルに応じて、対話データベースの内容(「個人情
報」と「動作内容」の項目の記述内容)を自動的に変更
するようにしている。そして、上記特定したユーザプロ
ファイルに適合する対話データを選択して、その対話デ
ータの「動作内容」の項目に記述された内容に従い、機
器M3の動作内容を設定するようにしている。
【0132】よって、ユーザプロファイル記憶部37に
ユーザプロファイルが記憶された複数人のうちの何れの
人が、当該制御装置1を使用しても、その人毎に機器M
3の動作内容を変えることができ、その使用者に特有の
要望に一層即した機器動作を実現することができる。次
に、例えば、車内に人が乗っており、しかも、車室内の
温度が上昇して40℃以上になると、S220〜S280
の処理により、図7に例示するラインL19 の対話データ
が選択されて、その対話データ(L19 )の「動作内容」
の項目に記述された内容が機器M3の動作内容として設
定される。その結果、スピーカ7から「室内温度が40℃
を越えています。エアコン設定温度を下げます。」とい
うエージェント発話が出力されると共に、エアコン装置
13が車室内の温度を下げるように動作することとな
る。
【0133】つまり、本実施形態の制御装置1では、検
出した使用者の実状況のみからも、対話データが選択さ
れて、機器M3の動作内容が設定される。よって、使用
者が置かれている状況が特定の状況になった場合に、使
用者の発話などの他の要因に拘らず、機器M3を所定の
動作内容にて動作させることができ、有利である。
【0134】以上詳述したように、本実施形態の制御装
置1によれば、使用者の状況と要求に応じて、発話内容
やエアコン装置13などの機器の動作を最適なものにす
ることができ、しかも、使用者に有益な情報を的確に提
供することができる。また、使用者と親しみのある対話
を行って、使用者に親近感を持たせることもできる。
【0135】尚、本実施形態では、S180及びS19
0の処理が、入力手段M1に相当し、S140,S15
0,及びS200の処理が、状況検出手段M5に相当
し、S220〜S270の処理が、設定手段M9に相当
し、S280の処理が、機器制御手段M11に相当して
いる。そして、S210の処理が、要求推定手段M13
に相当し、S110及びS120の処理が、識別手段M
19に相当し、S130の処理が、変更手段M17に相
当している。
【0136】また、本実施形態では、対話データ記憶部
35が、動作内容設定用データ記憶手段M7に相当し、
ユーザプロファイル記憶部37が、個人情報記憶手段M
15に相当している。そして、図4〜図8に例示した対
話データのうちで、ラインL9〜L11 ,L15 ,L21 の対話
データが、動作内容設定用データD1に相当し、ライン
L12 〜L14 ,L20 ,L22 ,L23 の対話データが、第2の
動作内容設定用データD2に相当し、ラインL16 〜L18
の対話データが、第3の動作内容設定用データD3に相
当し、ラインL19 の対話データが、第4の動作内容設定
用データD4に相当している。
【0137】次に、他の具体例について説明する。ま
ず、本実施形態の制御装置1では、VICS情報や、対
話による使用者からの教示、或いはセンサからの信号に
より、天候の実状況を把握している(S200)。尚、
使用者から教示を受ける場合には、例えば、「今、晴れ
てますか。」といった問い合わせのエージェント発話を
行って、使用者から「そうだ」とか「いや、雨だ」とい
った返事をもらえば良い。
【0138】よって、例えば天候が晴れの場合には、
「今日は、ゴルフには絶好の天気ですね。」といったエ
ージェント発話を行って、使用者に親しみのある対話を
することができる。また、本実施形態の制御装置1で
は、自己に内蔵されている時計のデータに基づいて、現
在の日時や四季及び時間帯を把握しているため(S14
0)、例えば、季節が秋の場合には、「嵐山の紅葉は今
が見頃じゃないですか。」といったエージェント発話を
行ったり、時間帯が昼の場合には、「そろそろお昼ご飯
の時間ですね。次のサービスエリアは10km先で
す。」といったエージェント発話を行って、使用者に親
しみのある対話をすることができる。
【0139】一方、制御装置1が把握する車内状況のう
ちの乗車状態であって、どの座席にどの様な人が座って
いるかという詳細な内容は、下記の[]内のように記述
することができる。 [SEAT_ID ,PSTYPE,PATYPE,PTYPE ,PROFILE_ID] 尚、SEAT_ID は、座席(シート)の分類を表すデータで
あり、SEAT_ID =0が運転席を示し、SEAT_ID =1が助手席
を示し、SEAT_ID =2が後部座席右を示し、SEAT_ID =3が
後部座席中央を示し、SEAT_ID =4が後部座席左を示す。
【0140】また、PSTYPEは、乗員の性別を表すデータ
であり、PSTYPE=0が荷物や動物などの人間以外を示し、
PSTYPE=1が男性を示し、PSTYPE=2が女性を示す。また更
に、PATYPEは、乗員の年齢の分類を表すデータであり、
PATYPE=0が乳児を示し、PATYPE=1が幼児を示し、PATYPE
=2が小学生を示し、PATYPE=3が中学生を示し、PATYPE=4
が高校生を示し、PATYPE=5が若者を示し、PATYPE=6が一
般人を示し、PATYPE=7が老人を示す。
【0141】そして、PTYPE は、乗員のタイプを表すデ
ータであり、PTYPE =0が運転者(ドライバ)を示し、PT
YPE =1が運転者の配偶者を示し、PTYPE =2が運転者の子
供を示し、PTYPE =3が運転者の親を示し、PTYPE =4が運
転者の他の家族を示し、PTYPE =5が家族以外の親しい人
を示し、PTYPE =6が運転者の知人を示し、PTYPE =7がそ
の他の人を示す。
【0142】そして更に、PROFILE_IDは、乗員の氏名或
いは名前を表すデータである。よって、例えば、[SEAT
_ID ,PSTYPE,PATYPE,PTYPE ,PROFILE_ID]=[2,1
,2 ,2 ,○○太郎]の場合には、後部座席右に男子
小学生であって、運転者の子供である○○太郎が座って
いることを表す。
【0143】そして、このような状況を制御装置1が把
握することにより、例えば下記の(1)〜(3)のよう
なエージェント発話とそれに対応する動作とを行うこと
ができる。 (1)車両が走行状態から停車した時に、「停車しまし
た。太郎君、車外に出るときは後ろを確認してドアを開
けて下さい。」といった警告のエージェント発話を行
う。
【0144】(2)車両が停車状態から発進する時に、
「発進します。後部座席右はチャイルドロックをかけま
す。」といったエージェント発話を行うと共に、他の制
御装置に後部右側ドアのチャイルドロックをかけさせ
る。 (3)使用者が“太郎”,“テレビ電話”という2つの
キーワードを発話した時に、「太郎君にテレビ電話のカ
メラをあわせます。話す相手は誰ですか。」といった問
い合わせのエージェント発話を行った後に、他の制御装
置にテレビ電話のカメラの位置姿勢や焦点を太郎へ向け
て調節させる。
【0145】また、例えば、[SEAT_ID ,PSTYPE,PATY
PE,PTYPE ,PROFILE_ID]=[2 ,2 ,6 ,1 ,○○花
子],[SEAT_ID ,PSTYPE,PATYPE,PTYPE ,PROFILE_
ID]=[2 ,2 ,0 ,2 ,○○さやか]の場合には、後
部座席右に運転者の妻である○○花子が座っており、し
かも、その花子が自分の子供で女の乳児である○○さや
かを抱いていることを表す。
【0146】そして、このような状況を制御装置1が把
握することにより、例えば、車両の運転状況に応じて、
「300メートル先から右方向に急カーブです。花子さ
ん、さやかちゃんをしっかりと抱いて下さい。」といっ
た警告のエージェント発話を行うことができる。
【0147】一方また、制御装置1が把握する車内状況
のうちのオーディオ環境の内容は、例えば、以下に説明
する12ビットのデータ(以下、AUDIO_ENV と記す)に
よって記述することができる。即ち、AUDIO_ENV の最下
位ビットを0ビット目とした場合、例えば、0ビット目
はカセットのオン/オフを示し、1ビット目はCDプレ
ーヤのオン/オフを示し、2ビット目はMDプレーヤの
オン/オフを示し、3ビット目はDVDのオン/オフを
示し、4ビット目はラジオのFM放送を受信しているか
否かを示し、5ビット目はラジオのAM放送を受信して
いるか否かを示し、6ビット目は道路交通センタの放送
を受信しているか否かを示し、7ビット目はテレビのオ
ン/オフを示し、8ビット目はビデオのオン/オフを示
し、9ビット目は電話のオン/オフを示し、10ビット
目と11ビット目は不使用か予備のビットである。
【0148】よって、例えば、AUDIO_ENV =[1000 000
1 0100]の場合には、カセットとテレビと電話とがオン
になっていることを表す。尚、この例では、[]内の最
も左側のビットが、0ビット目である。そして、このよ
うな状況を制御装置1が把握することにより、例えば下
記のようなエージェント発話とそれに対応する動作とを
行うことができる。
【0149】まず、上記のようにカセットとテレビと電
話とがオンになっている時に、「電話中です。カセット
とテレビの音量を下げてください。」といったエージェ
ント発話を行う。更に、車両が高速道路のトンネルに入
ったことを検出すると、「トンネルに入りました。道路
交通センタの放送をお伝えします。」といったエージェ
ント発話を行った後に、他のオーディオ(この場合、カ
セットとテレビ)の音量を下げる。尚、これにより、AU
DIO_ENV =[1000 0011 0100]となる。
【0150】そして、これと同時に、車両のヘッドライ
トが点灯されていない場合には、「ヘッドライトを点灯
させます。」といったエージェント発話を行った後に、
ヘッドライトを点灯させる。以上、本発明の一実施形態
について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、種々の形態を採り得ることは言うま
でもない。
【0151】例えば、上記実施形態の制御装置1は、車
両に搭載されるものであったが、本発明は、室内に備え
付けの各種機器を制御する装置に対しても、同様に適用
することができる。また、上記実施形態の制御装置1
は、使用者の意図が反映された情報として、使用者の発
話キーワードを入力するものであったが、使用者のキー
操作による情報を入力するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御装置の構成を例示するブロック
図である。
【図2】 実施形態の制御装置の構成を表すブロック図
である。
【図3】 実施形態の制御装置で実行される処理を表す
フローチャートである。
【図4】 対話データベースの一例を説明する図のうち
の、その1である。
【図5】 対話データベースの一例を説明する図のうち
の、その2である。
【図6】 対話データベースの一例を説明する図のうち
の、その3である。
【図7】 対話データベースの一例を説明する図のうち
の、その4である。
【図8】 対話データベースの一例を説明する図のうち
の、その5である。
【符号の説明】
1…制御装置 3…入力装置 5…マイクロフォン
7…スピーカ 9…ナビゲーション装置 11…表示装置 13…
エアコン装置 15…オーディオ装置 17…通信装置 19…各
種センサ 21…システム制御部 23…インタフェース(I/
F) 25…音声入力部 27…音声合成部 29…機器制御インタフェース(機器制御I/F) 31…インターネットアドレスデータベース 33…
検索制御部 35…対話データ記憶部 L1〜L23 …対話データ 37…ユーザプロファイル記憶部 M1…入力手段 M3…機器 M5…状況検出手段 M7…動作内容設定用データ記憶手段 D1…動作内
容設定用データ D2…第2の動作内容設定用データ D3…第3の動
作内容設定用データ D4…第4の動作内容設定用データ M9…設定手段 M11…機器制御手段 M13…要求推定手段 M15…個人情報記憶手段 M17…変更手段 M
19…識別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10L 3/00 561 G10L 3/00 561G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者から該使用者の意図が反映された
    情報を入力する入力手段を備え、該入力手段により入力
    された情報に応じて、所定の機器を動作させる制御装置
    であって、 使用者が置かれている状況を検出する状況検出手段と、 前記入力手段により入力される情報と、前記状況検出手
    段により検出される状況とから、前記機器の動作内容を
    設定するための動作内容設定用データを記憶した動作内
    容設定用データ記憶手段と、 前記入力手段により入力された情報と、前記状況検出手
    段により検出された状況とに対応する動作内容を、前記
    動作内容設定用データから検索し、該当する動作内容が
    あれば、その動作内容を、前記機器の動作内容として設
    定する設定手段と、 該設定手段により設定された動作内容に従い、前記機器
    を動作させる機器制御手段と、 を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御装置において、 前記入力手段により入力された情報と、前記状況検出手
    段により検出された状況と、前記機器制御手段による前
    記機器の動作内容との、少なくとも1つに基づき、使用
    者の要求を推定する要求推定手段を備えると共に、 前記動作内容設定用データ記憶手段には、前記入力手段
    により入力される情報と、前記状況検出手段により検出
    される状況と、前記要求推定手段により推定される要求
    とのうちで、前記推定される要求を含む少なくとも2つ
    以上の項目から、前記機器の動作内容を設定するための
    第2の動作内容設定用データが記憶されており、 前記設定手段は、前記入力手段により入力された情報
    と、前記状況検出手段により検出された状況と、前記要
    求推定手段により推定された要求とのうちで、前記推定
    された要求を含む少なくとも2つ以上の項目に対応する
    動作内容を、前記第2の動作内容設定用データから検索
    し、該当する動作内容があれば、その動作内容を、前記
    機器の動作内容として設定すること、 を特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の制御装置において、 使用者の個人情報を記憶する個人情報記憶手段を備える
    と共に、 前記動作内容設定用データ記憶手段には、前記入力手段
    により入力される情報と、前記状況検出手段により検出
    される状況と、前記要求推定手段により推定される要求
    と、前記個人情報記憶手段に記憶される個人情報とのう
    ちで、前記個人情報を含む少なくとも2つ以上の項目か
    ら、前記機器の動作内容を設定するための第3の動作内
    容設定用データが記憶されており、 前記設定手段は、前記入力手段により入力された情報
    と、前記状況検出手段により検出された状況と、前記要
    求推定手段により推定された要求と、前記個人情報記憶
    手段に記憶された個人情報とのうちで、前記個人情報記
    憶手段に記憶された個人情報を含む少なくとも2つ以上
    の項目に対応する動作内容を、前記第3の動作内容設定
    用データから検索し、該当する動作内容があれば、その
    動作内容を、前記機器の動作内容として設定すること、 を特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の制御装置において、 前記第3の動作内容設定用データを、前記個人情報記憶
    手段に記憶された個人情報に応じて変更する変更手段を
    備えていること、 を特徴とする制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の制御装置において、 前記個人情報記憶手段には、複数人分の個人情報が記憶
    されると共に、 前記個人情報記憶手段に記憶されている複数人分の個人
    情報の中から、現在の使用者の個人情報を特定する識別
    手段を備え、 更に、前記変更手段は、前記第3の動作内容設定用デー
    タを、前記識別手段により特定された個人情報に応じて
    変更し、 前記設定手段は、前記第3の動作内容設定用データから
    動作内容を検索する際に、前記識別手段により特定され
    た個人情報を用いること、 を特徴とする制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5に記載の制御装
    置において、 前記動作内容設定用データ記憶手段には、前記状況検出
    手段により検出される状況のみから、前記機器の動作内
    容を設定するための第4の動作内容設定用データが記憶
    されており、 前記設定手段は、前記状況検出手段により検出された状
    況に対応する動作内容を、前記第4の動作内容設定用デ
    ータから検索し、該当する動作内容があれば、その動作
    内容を、前記機器の動作内容として設定すること、 を特徴とする制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6に記載の制御装
    置において、 前記入力手段は、前記情報として、使用者が発話したキ
    ーワードを入力し、 前記機器は、音声を出力するための音声出力用機器と、
    他の機器とからなること、 を特徴とする制御装置。
JP16245798A 1998-06-10 1998-06-10 制御装置 Expired - Fee Related JP3890747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16245798A JP3890747B2 (ja) 1998-06-10 1998-06-10 制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16245798A JP3890747B2 (ja) 1998-06-10 1998-06-10 制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11351901A true JPH11351901A (ja) 1999-12-24
JP3890747B2 JP3890747B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=15754986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16245798A Expired - Fee Related JP3890747B2 (ja) 1998-06-10 1998-06-10 制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3890747B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001273065A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Honda Motor Co Ltd エージェント装置
JP2002259806A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Michio Kushima 店舗情報提供方法、当該方法が実行可能なサーバ及びプログラム
US6883703B2 (en) 2001-02-28 2005-04-26 Ricoh Company, Ltd. Message system, message creating method and message creating program
WO2005047822A1 (ja) 2003-11-14 2005-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ナビゲーション装置
JP2005283531A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Equos Research Co Ltd 車載装置及びデータ作成装置
US6957207B2 (en) 2000-09-20 2005-10-18 Denso Corporation User information inferring system
JP2006154926A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Denso Corp キャラクタ表示を利用した電子機器操作システム及び電子機器
US7668824B2 (en) 2004-03-01 2010-02-23 Denso Corporation Interface device, inferring system, and visual expression method
JP2010078851A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Nissan Motor Co Ltd 音声入力装置及び音声入力方法
JP2018179547A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社日立システムズ 安全走行支援システム、安全走行支援方法、並びに安全走行支援プログラム
JP2019043479A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 株式会社デンソー 車両制御装置
WO2019073618A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 シャープ株式会社 サーバおよび電気機器
CN114312797A (zh) * 2020-10-09 2022-04-12 丰田自动车株式会社 智能体装置、智能体方法以及记录介质

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11370391B1 (en) * 2021-03-10 2022-06-28 State Farm Mutual Automobile Insurance Company Autonomous vehicle authorized use determination

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001273065A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Honda Motor Co Ltd エージェント装置
US6957207B2 (en) 2000-09-20 2005-10-18 Denso Corporation User information inferring system
US7549573B2 (en) 2001-02-28 2009-06-23 Ricoh Company, Ltd. Message system, message creating method and message creating program
JP2002259806A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Michio Kushima 店舗情報提供方法、当該方法が実行可能なサーバ及びプログラム
US6883703B2 (en) 2001-02-28 2005-04-26 Ricoh Company, Ltd. Message system, message creating method and message creating program
US7097096B2 (en) 2001-02-28 2006-08-29 Ricoh Company, Ltd. Message system, message creating method and message creating program
WO2005047822A1 (ja) 2003-11-14 2005-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ナビゲーション装置
US7668824B2 (en) 2004-03-01 2010-02-23 Denso Corporation Interface device, inferring system, and visual expression method
JP2005283531A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Equos Research Co Ltd 車載装置及びデータ作成装置
JP2006154926A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Denso Corp キャラクタ表示を利用した電子機器操作システム及び電子機器
JP2010078851A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Nissan Motor Co Ltd 音声入力装置及び音声入力方法
JP2018179547A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社日立システムズ 安全走行支援システム、安全走行支援方法、並びに安全走行支援プログラム
JP2019043479A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 株式会社デンソー 車両制御装置
WO2019073618A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 シャープ株式会社 サーバおよび電気機器
JPWO2019073618A1 (ja) * 2017-10-12 2020-11-19 シャープ株式会社 サーバおよび電気機器
CN114312797A (zh) * 2020-10-09 2022-04-12 丰田自动车株式会社 智能体装置、智能体方法以及记录介质
JP2022063121A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 トヨタ自動車株式会社 エージェント装置、エージェント方法及びエージェントプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3890747B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4353212B2 (ja) 単語列認識装置
JP5972372B2 (ja) 車載情報装置
US6556970B1 (en) Apparatus for determining appropriate series of words carrying information to be recognized
US6249720B1 (en) Device mounted in vehicle
JP3890747B2 (ja) 制御装置
JP3788111B2 (ja) 情報サービスシステム
JP4156080B2 (ja) 要求推定装置
JP4569523B2 (ja) ナビゲーション装置
US6208932B1 (en) Navigation apparatus
US7079925B2 (en) Agent apparatus
JP6173477B2 (ja) ナビゲーション用サーバ、ナビゲーションシステムおよびナビゲーション方法
JP2001289661A (ja) ナビゲーション装置
WO2014057540A1 (ja) ナビゲーション装置およびナビゲーション用サーバ
JP2001056225A (ja) エージェント装置
JP2001034292A (ja) 単語列認識装置
JP2007133728A (ja) エージェント装置、エージェント機能付車載用ナビゲーション装置、エージェント出力方法
JP2007108134A (ja) コンテンツデータ再生装置
JP2000020888A (ja) エージェント装置
JP2000222689A (ja) 車両制御装置
JP2008203217A (ja) 車載型世話実行装置、方法及びプログラム
KR101755308B1 (ko) 음성 인식 모듈, 그를 가지는 단말기 및 차량
JP4580230B2 (ja) ナビゲーション装置
CN113734187A (zh) 用于与车辆用户进行信息交互的方法、装置及车机
JP3677833B2 (ja) ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車
JP2000203465A (ja) 情報記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees