JP6173477B2 - ナビゲーション用サーバ、ナビゲーションシステムおよびナビゲーション方法 - Google Patents

ナビゲーション用サーバ、ナビゲーションシステムおよびナビゲーション方法 Download PDF

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Description

この発明は、ユーザが発話した音声を認識して、訪れた地点に対する評価を登録することが可能なナビゲーション用サーバ、ナビゲーションシステムおよびナビゲーション方法に関するものである。
通常、運転中など、通行中の道(または道の周辺状況)に対し、良い印象・悪い印象を感じる場合があり、その情報を残すことができれば便利である。しかし、ユーザ自身が通行した道路やその周辺環境を記憶しておくことは困難であり、逐一カーナビ等で地点登録するのも面倒である。
また、一般に、車載用などのナビゲーション装置は、予め地図データとともに格納されている施設情報を持ち、所定の施設までの道案内および地図上の図形や文字によって施設の存在提示を行なうことができる。一方、それら施設情報に加えて、ユーザが任意の地点を登録する地点登録機能を持つものもあり、同様に任意地点についての道案内および登録の存在提示を行なうことができるが、逐一カーナビ等で地点登録するのは面倒であり、気軽に地点の印象を残したいというような用途では使いづらい、という問題があった。
このような問題に対して、移動体に搭載された情報記録装置において、該装置を搭載した移動体内の音声から音声認識技術を用いて搭乗者の発話内容を解析し、対象事物に対してコメントを記録する技術が知られている。例えば、特許文献1には、発話中の対象事物を示す語句と、対象事物を形容する語句により、対象事物に対するコメントを残すことが記載されている。
特開2011−179917号公報
しかし、実際には、移動体内で搭乗者が発話してコメントを残す際には、対象事物を指し示す語句を省略して発話する場合や、特定の事物に対してではなく周辺環境等の総合的な印象を発話する場合もある。そのような場合には、特許文献1のような従来の技術では、期待どおりにコメントを残すことができない。
また、特許文献1のような従来の装置では、コメントの利用は施設検索時に限られており、コメントを利用するためには、ユーザが検索可能な地点である必要があるので、ユーザが意図的に場所を指定する手間が生じることや、自車(移動体)の現在位置とその場所との位置関係を容易に把握することができない、という課題があった。また、コメントとしては、発話の内容をテキストデータに変換したもの、または、音声データそのものを、そのまま記録するようにしているため、内容を瞬時に確認することが難しい、という課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザが発話した音声を常時認識して、訪れた地点に対する評価を自動的に登録し、安全かつ効果的にユーザに提示することができるナビゲーション用サーバ、ナビゲーションシステムおよびナビゲーション方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、地図データと移動体の位置とに基づいて、移動体に搭載されたナビゲーション装置に移動経路の道案内および地図データの表示を行わせるナビゲーション用サーバにおいて、ユーザの発話した音声データを常時認識して抽出された所定のキーワードをナビゲーション装置から取得するとともに、予め複数のキーワードと当該各キーワードに対する評価とを対応付けた評価情報対応表を参照して取得した所定のキーワードに対応する評価情報を取得する評価情報取得部と、評価情報取得部によって取得された評価情報と、ナビゲーション装置から取得した、当該評価情報に対応する所定のキーワードが発話されたときの移動体の現在位置とを自動的に組み合わせて、位置付き評価情報を作成する位置付き評価情報作成部と、位置付き評価情報作成部によって作成された位置付き評価情報を記憶する位置付き評価情報記憶部と、位置付き評価情報記憶部に記憶されている所定の位置付き評価情報を地図データに付加するとともに、当該位置付き評価情報を付加した地図データをナビゲーション装置に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、常時音声認識している発話をナビゲーション用サーバが評価情報に変換し、位置情報にマッピングすることにより、位置付き評価情報を作成し、地図データに付加して表示させるようにしたので、位置付き評価情報を常に自動的に、かつ、安全に蓄積して、ユーザに効果的に提示することができる。
実施の形態1によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 キーワードと評価情報とを対応付けた評価情報対応表の一例である。 実施の形態2によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1によるナビゲーションシステムの登録時(a)と利用時(b)の動作の具体例を示す説明図である。 実施の形態1によるナビゲーションシステムの別の例を示すブロック図である。 実施の形態1によるナビゲーションシステムのさらに別の例を示すブロック図である。 実施の形態2によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態2によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2によるナビゲーションシステムの別の例を示すブロック図である。 実施の形態2によるナビゲーションシステムのさらに別の例を示すブロック図である。 実施の形態3によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態3によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3によるナビゲーションシステムの別の例を示すブロック図である。 実施の形態3によるナビゲーションシステムのさらに別の例を示すブロック図である。 実施の形態4によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態4によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4によるナビゲーションシステムの登録時(a)と利用時(b)の動作の具体例を示す説明図である。 実施の形態5によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態5によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態6によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態6によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態6によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態7によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態7によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態7によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態8によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態8によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態8によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態9によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態9によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態10によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態10によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態11によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 キーワードと評価情報とを対応付けた評価情報対応表の別の例である。 実施の形態11によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態11によるナビゲーションシステムの別の例を示すブロック図である。 実施の形態12によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。 実施の形態12によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態13におけるナビゲーションシステムの概要を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
この発明は、地図データと自車(移動体)の位置とに基づいて、移動経路の道案内および車載ディスプレイ(表示部)に地図データの表示を行うナビゲーションシステムにおいて、ユーザ(搭乗者)の発話内容を常に認識して得られる認識結果から、評価情報を特定し、その位置情報と評価情報に基づいて自動的に地点に紐づく評価情報を蓄積し、その情報をユーザ(搭乗者)へ提示するものである。
図1は、この発明の実施の形態1によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。このナビゲーションシステムは、音取得部1、発声区間検出部2、音声認識部3、音声認識辞書4、現在位置取得部7、および、ディスプレイ(表示部)10を備えた車載装置(表示装置)100と、評価情報取得部5、評価情報対応表6、位置付き評価情報作成部8、位置付き評価情報記憶部9、表示制御部11、および、地図データ記憶部12を備えたナビゲーション用サーバ101とにより構成されており、車載装置(表示装置)100とナビゲーション用サーバ101とが連携して、ナビゲーション機能や表示制御機能など、各種機能の処理を行う。
なお、図示は省略したが、この車載装置100は、キーやタッチパネル等による入力信号を取得するキー入力部と、スピーカ等を介して、音声、効果音を吹鳴可能な音声出力部も備えている。
また、車載装置100およびナビゲーション用サーバ101はともに、お互いの情報を送受信するための通信部(送信部、受信部)を備えているが、これについても図示および説明を省略する。
車載装置100における音取得部1は、マイク等により集音された音をA/D変換して、例えばPCM(Pulse Code Modulation)形式で取得するものであり、ユーザの発話した音声や、自車(移動体)の周辺の音等を音信号として取得する。
発声区間検出部2は、音取得部1により取得された音信号を受け取り、この音信号から車両の同乗者などのユーザが発話した内容に該当する音声の発声区間を検出し、当該区間の音声データとして抽出する。
音声認識部3は、音声認識辞書4を有し、発声区間検出部2により抽出された音声データと音声認識辞書4を照合して音声認識処理を行い、所定のキーワードを抽出する。ここで、認識処理としては、例えばHMM(Hidden Markov Model)法のような一般的な方法を用いて行えばよい。また、音声認識部3は、ネットワーク上の音声認識サーバを使用してもよい。
音声認識辞書4は、後述する評価情報取得部5での取得処理で使用されるキーワードを認識可能なように構成されており、音声認識部3は、当該キーワードを認識結果(以下、「認識キーワード」と呼ぶ)として出力する。
ところで、カーナビゲーションシステム等に搭載されている音声認識機能においては、搭乗者(ユーザ)が発話等の開始をシステムに対して明示(指示)するのが一般的である。そのために、音声認識開始を指示するボタン等(以下、「音声認識開始指示部」と呼ぶ)が、タッチパネルに表示されたりハンドルに設置されたりしている。そして、搭乗者(ユーザ)により音声認識開始指示部が押下された後に、発話された音声を認識する。すなわち、音声認識開始指示部が音声認識開始信号を出力し、音声認識部が当該信号を受けると、当該信号を受けた後に音取得部により取得された音信号から、発声区間検出部により搭乗者(ユーザ)の発話内容に該当する音声の発声区間を検出し、上述した認識処理を行う。
しかし、この実施の形態1における音声認識部3は、上述したようなユーザによる音声認識開始指示がなくても、常に、ユーザの発話内容を認識する。すなわち、音声認識部3は、音声認識開始信号を受けなくても、音取得部1により取得された音信号を受け取ると、この音信号から発声区間検出部2によりユーザの発話内容に該当する音声の発声区間を検出し、抽出された該発声区間の音声データと音声認識辞書4を照合して音声認識処理を行い、音声認識結果に含まれるキーワードを出力する処理を繰り返し行う。なお、以下の実施の形態においても同様である。
現在位置取得部7は、位置センサにより、自車(移動体)の現在位置を取得する。位置情報としては、緯度、経度等を取得する。位置センサとしては、カーナビゲーションシステムや携帯電話に搭載されているような一般的なGPS(Global Positioning System)受信機やジャイロスコープ等を利用すればよい。
ディスプレイ(表示部)10は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイなど、後述する表示制御部11からの指示を受けて、ユーザに情報を提示するものであり、地図、道路、建物等のデータや自車位置、経路探索、経路案内結果を表示するとともに、位置付き評価情報を提示する。なお、表示一体型のタッチパネルであって、例えばLCDとタッチセンサから構成されていてもよい。
一方、ナビゲーション用サーバ101における評価情報取得部5は、予め複数のキーワードと当該各キーワードに対する評価とを対応付けた評価情報対応表6を参照して、音声認識部3によって抽出された認識キーワードに対応する評価情報を取得する。図2に、評価情報対応表6の定義例を示す。
図2に示すように、評価“良”には「綺麗」「広い」「走りやすい」・・・というキーワードが対応しており、評価“悪”には「汚い」「狭い」「走りづらい」・・・というキーワードが対応している。例えば、ユーザの発話を認識し、その結果に「綺麗」というキーワードが含まれている場合、評価情報取得部5は、評価情報対応表6を参照し、対応する“良”という評価情報を取得する。これにより、当該発話は“良”という評価を行なったことに相当する。なお、ここでは、評価情報としては“良”と“悪”の2種類であるものとして説明する。
位置付き評価情報作成部8は、評価情報取得部5によって取得された評価情報と、車載装置100から受信した現在位置取得部7によって取得された自車(移動体)の現在位置情報とを組み合わせることにより、位置付き評価情報を作成して、位置付き評価情報記憶部9に送る。
すなわち、位置付き評価情報記憶部9には、位置付き評価情報作成部8で作成されて送られてきた位置付き評価情報が記憶、蓄積されている。
表示制御部11は、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている所定の位置付き評価情報を、後述する地図データ記憶部12に記憶されている地図データに付加することにより、新たに評価情報付き地図データを作成して、ディスプレイ(表示画面)に表示する。なお、地図の表示範囲は、一般的なカーナビゲーション装置と同様、自車(移動体)位置付近を表示してもよく、ユーザが指定した任意の地点周辺を表示してもよく、縮尺を任意に変更できるものとしてもよい。
地図データ記憶部12は、例えばDVD−ROMやハードディスク、SDカードなどの媒体に、例えば道路データ、交差点データ、施設データ等の地図データが記憶されている記憶部である。なお、ここでは、ナビゲーション用サーバ101がこの地図データ記憶部12を備えているものとして説明するが、地図データ記憶部12の代わりに、ネットワーク上に存在し、通信ネットワークを介して道路データなどの地図データ情報を取得できる地図データ取得部(図示せず)を用いるようにしてもよい。以下の実施の形態についても同様である。
次に、前述のように構成された実施の形態1によるナビゲーションシステムの動作について説明する。動作を分かりやすく示すため、位置付き評価情報の登録時と利用時の処理を分けて記載する。
図3は、実施の形態1によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。また、図4は、実施の形態1によるナビゲーションシステムの位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。ただし、これら2つの処理は常時並行して動作するため、利用者が意識して区別することはない。以下の実施の形態についても同様である。
まず、車載装置100における動作について説明する。
車載装置100では、音取得部1がマイクから入力された音を取得し、A/D変換して、例えばPCM形式の音信号として取得する。次に、音取得部1で取得された音信号から発声区間検出部2により発声区間を検出し、音声データを抽出する。そして、音声認識部3が、発声区間検出部2により抽出された音声データを、音声認識辞書4を用いて認識し、認識結果に含まれるキーワードを抽出する。
また、現在位置取得部7が、位置センサの情報を基に、現在の自車(移動体)の位置情報を取得する。
次に、ナビゲーション用サーバ101における登録時の動作について、図3を参照しながら説明する。
ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100において音声認識された認識結果およびそれに含まれるキーワードを取得する(ステップST1)。ここで、認識結果にキーワードが含まれていない場合(ステップST2のNOの場合)は、ステップST1に戻って処理を繰り返す。
認識結果にキーワードが含まれている場合(ステップST2のYESの場合)は、評価情報取得部5が評価情報対応表6を参照し、当該キーワードに対応する評価情報を取得する(ステップST3)。
また、ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100の現在位置取得部7が位置センサの情報を基に取得した現在の自車(移動体)の位置情報を受信部(図示せず)介して受信して取得する(ステップST4)。
そして、位置付き評価情報作成部8は、ステップST3において取得し評価情報と、ステップST4において取得した現在位置情報を組合せ、位置付き評価情報を作成し(ステップST5)、位置付き評価情報記憶部9に送ることにより、位置付き評価情報が位置付き評価情報記憶部9に記憶される(ステップST6)。すなわち、ステップST3において取得された評価情報とともにその評価が行なわれた地点を紐付けて、記憶しておく。
なお、前述のように、車載装置100はユーザの発話を常時認識するようにしているので、ユーザの次の発話に備えるため、ステップST1の認識結果およびキーワード取得の処理を再開するようにして、登録時の一連の処理が繰り返される。
次に、利用時の動作について説明する。図4は、実施の形態1のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。
表示制御部11は、予め地図データ記憶部12に記憶されている地図データと、図3のステップST7において位置付き評価情報記憶部9に記憶された位置付き評価情報に基づいて、すなわち、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている所定の位置付き評価情報を、地図データ記憶部12に記憶されている地図データに付加することにより、評価情報付き地図を車載装置100のディスプレイ(表示部)10の表示画面に表示させる(ステップST11)。
ここで、具体例を挙げて説明する。図5は、実施の形態1によるナビゲーションシステムの登録時(a)と利用時(b)の動作の具体例を示す説明図である。図5(a)は、車載装置100のディスプレイ(表示部)10の表示画面13に表示された地図上に、自車(移動体)の位置を示す自車マーク14が表示されている状態において、自車(移動体)の走行軌跡である複数の軌跡マーク15と、各地点におけるユーザの発話内容である吹き出し16が示されている。なお、表示画面13の中央下部の斜線部は、海である。
ここでは、説明のため、図5(a)において登録された評価情報を、数日後に利用する状況(図5(b))を想定することとする。
まず初めに、登録時の動作について、図5(a)を参照しながら具体的に説明する。車載装置100の起動と同時に音取得部1により、音入力が開始される。例えば、ユーザが通りかかった海を見て「海だ、綺麗」と発話したとすると、発声区間検出部2により該発声区間の音声データが得られる。次に、音声認識部3が、該音声区間の音声データを認識し、音声認識辞書4を参照して、「海だ、綺麗」という認識結果とともに、キーワード「綺麗」を抽出する。
ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100からこの認識結果およびキーワード「綺麗」を取得する(ステップST1、ステップST2のYESの場合)。そして、評価情報取得部5は、図2に示すような評価情報対応表6を参照し、キーワード「綺麗」に対応する評価情報“良”を取得する(ステップST3)。
また、該発話が行なわれた地点を車載装置100の現在位置取得部7より取得し(ステップST4)、位置付き評価情報作成部8が該現在位置情報と評価情報“良”を組み合わせて、例えば、「東経135.12°,北緯34.41°=“良”」のような位置付き評価情報を作成し(ステップST5)、当該位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST6)。
その後、例えば、ユーザがカーブの多い道を通過する際に、「この道、走りづらいな」などと発話した場合は、同様の方法で位置付き評価情報を新たに作成し、位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST1〜ST6)。この際、認識結果に含まれるキーワードは「走りづらい」であるため、評価情報は“悪”となる。
次に、利用時の動作について、図5(b)を参照しながら具体的に説明する。例えば、数日後、前述のとおり、評価情報が登録された地点付近を再度通過することとする。すると、既に登録された位置付き評価情報が登録された地点を含む地図(図5(b))が画面上に表示された際、例えば、位置付き評価情報が登録された地点を中心とした一定面積の評価情報の種類に応じた色等を付与した領域(17,18)を地図上に重畳表示するよう指示を行う(ステップST11)。なお、キー入力部による目的地へのルート設定時に参照できるようにしてもよい。
この結果、例えば図5(b)に示すように、自車(移動体)14が左右の分岐点より手前にいる時に、ユーザは、評価情報“良”を示す領域17が右の方の道に表示されていることを確認し、「右の道が良さそうだな」という心証を得て、分岐路において迷うことなく右の道を選択することができる。また、それより先には評価情報“悪”を示す領域18が表示されているので、次の分岐路においては、そこを避けた道を選択することができ、快適な運転を行うことができる。
このようにすることにより、また通りたい道、もう通りたくない道などの情報を、ユーザが意識的に操作することなく残しておくことができ、ルート選択時等に同じ失敗を繰り返すことを防ぐ等、ユーザにとって快適な運転をサポートすることができる。
また、図6に示すように、車載装置100の現在位置取得部7が取得した現在位置情報が表示制御部11にも入力されるようにしてもよい。この場合、位置付き評価情報の利用時に、表示制御部11は、車載装置100から取得した現在位置と、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている位置付き評価情報に基づいて、当該位置付き評価情報が登録されている地点、地域、または、その近辺(例えば、半径50m以内等、ある閾値を定めてもよく、ユーザが指定できるようにしてもよい)をユーザが通過する時、または、設定ルート等により通過することが分かっている(通過が予定されている)場合にのみ、位置付き評価情報を付加した地図データをディスプレイに表示するようにすることができる。
このようにすることにより、不要な情報までも提示され、ユーザに不快感を与えることを防ぐことができる。
なお、提示の際、前述の音声出力部(図示せず)により、音声、効果音で位置付き評価情報の内容や位置に応じて吹鳴することで、ユーザによりわかりやすく注意喚起を促すようにしてもよい。
また、この実施の形態1においては、評価情報に応じた色等(色や模様など)を付けた領域を地図上に重畳表示することとしたが、評価情報に応じた地図上への表示方法については、他の方法を取ってもよく、図形、アイコンなどの画像、文字などによりユーザに提示するようにしてもよい。また、位置付き評価情報が登録された地点を含む都道府県や市区町村や番地等の地域に対して、評価情報に応じた領域を割り当てるようにしてもよい。
また、図7に示すように、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている位置付き評価情報の件数を分析する位置付き評価情報分析部19をさらに備えるようにしてもよい。この場合、位置付き評価情報の利用時に、表示制御部11は、その位置付き評価情報分析部19による分析結果に基づいて、すなわち、その分析結果である同地点・同地域に登録された位置付き評価情報の件数を考慮して、提示方法を変えて位置付き評価情報を付加した地図データを表示するようにすることができる。
例えば、件数が多いほど、色を濃くする、または、文字を大きくする等によりユーザが気づきやすいよう、目立つように提示する。また、同地点・同地域に異なる位置付き評価情報が登録されている場合は、当該位置付き評価情報の件数が最多のものを提示する、または、件数に応じて中間的な表現により提示するようにしてもよい。
これにより、評価が集中している地点(利用価値の高そうな地点)を、ユーザに着目しやすくさせることができる。
以上のように、この実施の形態1のナビゲーション用サーバによれば、ユーザの発話内容を常に認識して得られる認識結果と位置センサにより得られる位置情報から、その地点・地域に対する評価情報を自動的に取得し、登録するようにしたので、ユーザの特別な操作を必要とせず、自動的に、かつ、安全に、当該地点・地域の印象(評価)を残すことができる。また利用時には、その評価情報を地図データに付加して表示させることにより、ユーザが各地点の印象を意識して覚えておくことなどの手間を必要とせず、もう一度通過したい地点に再度立ち寄ることや、二度と通過したくない地点を避けることなどが可能になり、ユーザの快適な移動をサポートすることができる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態2のナビゲーションシステムは、実施の形態1のナビゲーションシステムと比べると、車載装置100が音取得部1、発声区間検出部2、現在位置取得部7、および、ディスプレイ(表示部)10を備え、ナビゲーション用サーバ101が、音声認識部3、音声認識辞書4、評価情報取得部5、評価情報対応表6、位置付き評価情報作成部8、位置付き評価情報記憶部9、表示制御部11、および、地図データ記憶部12を備えている。
まず、車載装置100における動作について説明する。
車載装置100では、音取得部1がマイクから入力された音を取得し、A/D変換して、例えばPCM形式の音信号として取得する。次に、音取得部1で取得された音信号から発声区間検出部2により発声区間を検出し、音声データを抽出する。
また、現在位置取得部7が、位置センサの情報を基に、現在の自車(移動体)の位置情報を取得する。
次に、前述のように構成された実施の形態2によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図9は、実施の形態2のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。利用時の動作については、実施の形態1における図4と同じであるため、図示および説明を省略する。
ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100において抽出された音声データを受信部(図示せず)を介して取得する(ステップST21)。そして、音声認識部3が、取得した音声データを音声認識辞書4を用いて認識し、認識結果に含まれるキーワードを検出する(ステップST22)。ここで、認識結果にキーワードが含まれていない場合(ステップST23のNOの場合)は、ステップST21に戻って前述のステップST21〜ST22の処理を再度実行する。
認識結果にキーワードが含まれている場合(ステップST23のYESの場合)は、評価情報取得部5が評価情報対応表6を参照し、当該キーワードに対応する評価情報を取得する(ステップST24)。
また、ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100の現在位置取得部7が位置センサの情報を基に取得した現在の自車(移動体)の位置情報を受信部(図示せず)介して受信して取得する(ステップST25)。
そして、位置付き評価情報作成部8は、ステップST24において取得し評価情報と、ステップST25において取得した現在位置情報を組合せ、位置付き評価情報を作成し(ステップST26)、位置付き評価情報記憶部9に送ることにより、位置付き評価情報が位置付き評価情報記憶部9に記憶される(ステップST27)。すなわち、ステップST24において取得された評価情報とともにその評価が行なわれた地点を紐付けて、記憶しておく。
なお、実施の形態1と同様、車載装置100はユーザの発話を常時認識するようにしているので、ユーザの次の発話に備えるため、ステップST21の音声データ取得の処理を再開するようにして、登録時の一連の処理が繰り返される。
また、図10に示すように、車載装置100の現在位置取得部7が取得した現在位置情報が表示制御部11にも入力されるようにしてもよい。この場合、位置付き評価情報の利用時に、表示制御部11は、車載装置100から取得した現在位置と、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている位置付き評価情報に基づいて、当該位置付き評価情報が登録されている地点、地域、または、その近辺(例えば、半径50m以内等、ある閾値を定めてもよく、ユーザが指定できるようにしてもよい)をユーザが通過する時、または、設定ルート等により通過することが分かっている(通過が予定されている)場合にのみ、位置付き評価情報を付加した地図データをディスプレイに表示するようにすることができる。
このようにすることにより、不要な情報までも提示され、ユーザに不快感を与えることを防ぐことができる。
なお、提示の際、前述の音声出力部(図示せず)により、音声、効果音で位置付き評価情報の内容や位置に応じて吹鳴することで、ユーザによりわかりやすく注意喚起を促すようにしてもよい。
また、この実施の形態2においても、評価情報に応じた色等(色や模様など)を付けた領域を地図上に重畳表示することとしたが、評価情報に応じた地図上への表示方法については、他の方法を取ってもよく、図形、アイコンなどの画像、文字などによりユーザに提示するようにしてもよい。また、位置付き評価情報が登録された地点を含む都道府県や市区町村や番地等の地域に対して、評価情報に応じた領域を割り当てるようにしてもよい。
また、図11に示すように、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている位置付き評価情報の件数を分析する位置付き評価情報分析部19をさらに備えるようにしてもよい。この場合、位置付き評価情報の利用時に、表示制御部11は、その位置付き評価情報分析部19による分析結果に基づいて、すなわち、その分析結果である同地点・同地域に登録された位置付き評価情報の件数を考慮して、提示方法を変えて位置付き評価情報を付加した地図データを表示するようにすることができる。
例えば、件数が多いほど、色を濃くする、または、文字を大きくする等によりユーザが気づきやすいよう、目立つように提示する。また、同地点・同地域に異なる位置付き評価情報が登録されている場合は、当該位置付き評価情報の件数が最多のものを提示する、または、件数に応じて中間的な表現により提示するようにしてもよい。
これにより、評価が集中している地点(利用価値の高そうな地点)を、ユーザに着目しやすくさせることができる。
以上のように、この実施の形態2のナビゲーション用サーバによれば、実施の形態1と同様に、ユーザの発話内容を常に認識して得られる認識結果と位置センサにより得られる位置情報から、その地点・地域に対する評価情報を自動的に取得し、登録するようにしたので、ユーザの特別な操作を必要とせず、自動的に、かつ、安全に、当該地点・地域の印象(評価)を残すことができる。また利用時には、その評価情報を地図データに付加して表示させることにより、ユーザが各地点の印象を意識して覚えておくことなどの手間を必要とせず、もう一度通過したい地点に再度立ち寄ることや、二度と通過したくない地点を避けることなどが可能になり、ユーザの快適な移動をサポートすることができる。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜2で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態3のナビゲーションシステムは、実施の形態1,2のナビゲーションシステムと比べると、車載装置100が音取得部1、現在位置取得部7、および、ディスプレイ(表示部)10を備え、ナビゲーション用サーバ101が、発声区間検出部2、音声認識部3、音声認識辞書4、評価情報取得部5、評価情報対応表6、位置付き評価情報作成部8、位置付き評価情報記憶部9、表示制御部11、および、地図データ記憶部12を備えている。
次に、前述のように構成された実施の形態3によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図13は、実施の形態3のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。利用時の動作については、実施の形態1における図4と同じであるため、図示および説明を省略する。
ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100において取得された音信号を受信部(図示せず)を介して取得する(ステップST31)。そして、取得された音信号から発声区間検出部2により発声区間を検出し、音声データを抽出する(ステップST32)。
次に、音声認識部3が、取得した音声データを音声認識辞書4を用いて認識し、認識結果に含まれるキーワードを検出する(ステップST33)。ここで、認識結果にキーワードが含まれていない場合(ステップST34のNOの場合)は、ステップST31に戻って前述のステップST31〜ST33の処理を再度実行する。
認識結果にキーワードが含まれている場合(ステップST34のYESの場合)は、評価情報取得部5が評価情報対応表6を参照し、当該キーワードに対応する評価情報を取得する(ステップST35)。
また、ナビゲーション用サーバ101は、車載装置100の現在位置取得部7が位置センサの情報を基に取得した現在の自車(移動体)の位置情報を受信部(図示せず)介して受信して取得する(ステップST36)。
そして、位置付き評価情報作成部8は、ステップST35において取得し評価情報と、ステップST36において取得した現在位置情報を組合せ、位置付き評価情報を作成し(ステップST37)、位置付き評価情報記憶部9に送ることにより、位置付き評価情報が位置付き評価情報記憶部9に記憶される(ステップST38)。すなわち、ステップST35において取得された評価情報とともにその評価が行なわれた地点を紐付けて、記憶しておく。
なお、実施の形態1,2と同様、車載装置100はユーザの発話を常時認識するようにしているので、ユーザの次の発話に備えるため、ステップST31の音信号取得の処理を再開するようにして、登録時の一連の処理が繰り返される。
また、図14に示すように、車載装置100の現在位置取得部7が取得した現在位置情報が表示制御部11にも入力されるようにしてもよい。この場合、位置付き評価情報の利用時に、表示制御部11は、車載装置100から取得した現在位置と、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている位置付き評価情報に基づいて、当該位置付き評価情報が登録されている地点、地域、または、その近辺(例えば、半径50m以内等、ある閾値を定めてもよく、ユーザが指定できるようにしてもよい)をユーザが通過する時、または、設定ルート等により通過することが分かっている(通過が予定されている)場合にのみ、位置付き評価情報を付加した地図データをディスプレイに表示するようにすることができる。
このようにすることにより、不要な情報までも提示され、ユーザに不快感を与えることを防ぐことができる。
なお、提示の際、前述の音声出力部(図示せず)により、音声、効果音で位置付き評価情報の内容や位置に応じて吹鳴することで、ユーザによりわかりやすく注意喚起を促すようにしてもよい。
また、この実施の形態3においても、評価情報に応じた色等(色や模様など)を付けた領域を地図上に重畳表示することとしたが、評価情報に応じた地図上への表示方法については、他の方法を取ってもよく、図形、アイコンなどの画像、文字などによりユーザに提示するようにしてもよい。また、位置付き評価情報が登録された地点を含む都道府県や市区町村や番地等の地域に対して、評価情報に応じた領域を割り当てるようにしてもよい。
また、図15に示すように、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている位置付き評価情報の件数を分析する位置付き評価情報分析部19をさらに備えるようにしてもよい。この場合、位置付き評価情報の利用時に、表示制御部11は、その位置付き評価情報分析部19による分析結果に基づいて、すなわち、その分析結果である同地点・同地域に登録された位置付き評価情報の件数を考慮して、提示方法を変えて位置付き評価情報を付加した地図データを表示するようにすることができる。
例えば、件数が多いほど、色を濃くする、または、文字を大きくする等によりユーザが気づきやすいよう、目立つように提示する。また、同地点・同地域に異なる位置付き評価情報が登録されている場合は、当該位置付き評価情報の件数が最多のものを提示する、または、件数に応じて中間的な表現により提示するようにしてもよい。
これにより、評価が集中している地点(利用価値の高そうな地点)を、ユーザに着目しやすくさせることができる。
以上のように、この実施の形態3のナビゲーション用サーバによれば、実施の形態1,2と同様に、ユーザの発話内容を常に認識して得られる認識結果と位置センサにより得られる位置情報から、その地点・地域に対する評価情報を自動的に取得し、登録するようにしたので、ユーザの特別な操作を必要とせず、自動的に、かつ、安全に、当該地点・地域の印象(評価)を残すことができる。また利用時には、その評価情報を地図データに付加して表示させることにより、ユーザが各地点の印象を意識して覚えておくことなどの手間を必要とせず、もう一度通過したい地点に再度立ち寄ることや、二度と通過したくない地点を避けることなどが可能になり、ユーザの快適な移動をサポートすることができる。
実施の形態4.
図16は、この発明の実施の形態4によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜3で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態4のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が移動軌跡取得部31をさらに備えている。そして、ユーザが発話中に移動した範囲の軌跡に対して位置付き評価情報を割り当てるようにした。
移動軌跡取得部31は、現在位置取得部7により得られる現在位置情報に基づき、発声区間検出部2により得られる発声区間に対する移動軌跡を取得する。すなわち、発声区間検出部2により検出された発声区間に対する現在位置取得部7により取得された現在位置を、ユーザの発話中に自車(移動体)が移動した移動軌跡として取得する。
位置付き評価情報作成部8は、評価情報取得部5によって取得された評価情報を、移動軌跡取得部31によって取得された移動軌跡と組み合わせて、すなわち、発声中に移動した軌跡の全ての連続地点(以下、「移動範囲」と呼ぶ)に対する評価情報として登録されるよう、位置付き評価情報を作成する。
次に、前述のように構成された実施の形態4によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図17は、実施の形態4のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。利用時の動作については、実施の形態1における図4と同じであるため、図示および説明を省略する。
登録時の動作について、図17を参照しながら説明する。現在位置取得部7による現在の自車(移動体)の位置情報取得までの処理(ステップST41〜ST46)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST36と同じであるため、説明を省略する。そして、この実施の形態4では、移動軌跡取得部31が、発声区間中の自車(移動体)の現在位置情報に基づき、移動軌跡を取得する(ステップST47)。次に、位置付き評価情報作成部8は移動軌跡取得部31により得られた発声区間中の移動範囲に対して位置付き評価情報を作成する(ステップST48)。そして、作成された位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST49)。すなわち、ステップST45において取得された評価情報とともにその評価が行われた移動範囲を紐付けて、記憶しておく。
ここで、具体例を挙げて説明する。図18は、実施の形態4によるナビゲーションシステムの登録時(a)と利用時(b)の動作の具体例を示す説明図である。図18(a)は、実施の形態1における図5(a)と同様に、車載装置100のディスプレイ(表示部)10の表示画面13に表示された地図上に、自車(移動体)の位置を示す自車マーク14が表示されている状態において、自車(移動体)の走行軌跡である複数の軌跡マーク15と、ユーザの発話内容である吹き出し16が示されている。ただし、実施の形態1においては、ユーザの発話内容に対する評価情報が、その発話した地点に対して紐づけられて登録されるものであったが、この実施の形態4では、ユーザの発話内容に対する評価情報が、その発話の発声区間中の移動軌跡32(複数の軌跡マーク15からなる走行軌跡)に対して紐づけられて登録される。
この結果、利用時、例えば数日後に再度同じ場所を通過するような場合には、既に登録された位置付き評価情報が登録された移動軌跡を含む地図(図18(b))が画面上に表示された際に、例えば、位置付き評価情報が登録された移動軌跡32に対応する一定面積の評価情報の種類に応じた色等を付した領域(17,18)を地図上に重畳表示する。
これにより、ユーザの発話時間長や評価対象となるキーワードの発話のタイミングの誤差、評価対象となる地点と実際に評価(認識)した地点の位置的な誤差などを吸収して表示することとなるので、評価情報の信頼性を上げることができ、ユーザにとってより有用な情報を提示することができる。
なお、移動範囲の大きさに応じて、一地点あたりの重みを変えるようにしてもよい。例えば、10地点分の面積を発声中に移動した場合は、各地点の位置付き評価情報は1/10件分として登録する。長い発声や高速に移動した場合に対しても、一回の発声に対して、一つの評価に相当する位置付き評価情報を登録できるため、発声時間長や発声中の移動距離に依存せず各位置付き評価情報間で公平性を保つことができ、ユーザの使いやすさを向上することができる。
以上のように、この実施の形態4のナビゲーション用サーバによれば、ユーザの発話内容を常に認識して得られる認識結果と、位置センサにより得られる位置情報をユーザの発話中の移動軌跡として取得した移動軌跡から、その移動軌跡に対する評価情報を自動的に取得し、登録するようにしたので、ユーザの特別な操作を必要とせず、当該移動軌跡(範囲のある地域)に対する印象を残すことができる。これにより、ピンポイントの地点に対する印象(評価)よりも位置的な誤差を吸収することもできる。また利用時には、各移動軌跡の印象を意識して覚えておくことなどの手間を必要とせず、もう一度通過したい地域に再度立ち寄ることや、二度と通過したくない地域を避けることなどが可能になり、ユーザの快適な移動をサポートできる。
実施の形態5.
図19は、この発明の実施の形態5によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜4で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態5のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が日時情報取得部41をさらに備えている。そして、位置付き評価情報に日時情報を付加して記憶することとし、利用日時に適した位置付き評価情報をユーザに提示するようにした。
日時情報取得部41は、ナビゲーション用サーバ101内の時計等から現在の日時情報(時刻、日、月、年などの情報)を取得するものである。
そして、位置付き評価情報作成部8は、日時情報取得部41により取得された現在の日時情報を付加して、位置付き評価情報を作成する。
また、表示制御部11は、日時情報取得部41により取得された現在の日時が、位置付き評価情報に付加された日時情報と一致する位置付き評価情報のみを付加した地図データをディスプレイに表示する。
次に、前述のように構成された実施の形態5によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図20は、実施の形態5のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。また、図21は、実施の形態5のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。
まず、登録時の動作について、図20を参照しながら説明する。現在位置取得部7による現在の自車(移動体)の位置情報取得までの処理(ステップST51〜ST56)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST36と同じであるため、説明を省略する。そして、この実施の形態5では、日時情報取得部41が、現在日時情報を取得し、位置付き評価情報作成部8が、現在位置情報と評価情報に基づき位置付き評価情報を作成する際、現在日時情報を付加して位置付き評価情報を作成する(ステップST57)。そして、作成された位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST58)。
次に、利用時の動作について、図21を参照しながら説明する。表示制御部11は、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている日時情報が付加された位置付き評価情報および地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づき、現在の時刻、時間帯、日、月、年および期間の少なくとも一つと一致する位置付き評価情報のみを付加した地図を、ディスプレイ等の画面に表示する(ステップST61)。
以上のように、この実施の形態5のナビゲーション用サーバによれば、例えば、夜に夜景が綺麗な場所や、冬の朝晩に道路が凍結している場所など、季節や時間帯等に依存する評価情報について、適切なタイミングで適切な情報のみを提供することができる。
実施の形態6.
図22は、この発明の実施の形態6によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜5で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態6のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が気候情報取得部51をさらに備えている。そして、位置付き評価情報に気候情報を付加して記憶することとし、利用時の気候に適した位置付き評価情報をユーザに提示するようにした。
気候情報取得部51は、気候センサにより、現在の気候情報として、天気、照度、温度、湿度の少なくとも一つを取得するものである。気候センサには、一般的な車両に設置されているような雨センサや照度センサ、温度計、湿度計等を利用すればよい。
そして、位置付き評価情報作成部8は、気候情報取得部51により取得された現在の気候情報を付加して、位置付き評価情報を作成する。
また、表示制御部11は、気候情報取得部51により取得された現在の気候が、位置付き評価情報に付加された気候情報と一致する位置付き評価情報のみを付加した地図データをディスプレイに表示する。
次に、前述のように構成された実施の形態6によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図23は、実施の形態6のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。また、図24は、実施の形態6のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。
まず、登録時の動作について、図23を参照しながら説明する。現在位置取得部7による現在の自車(移動体)の位置情報取得までの処理(ステップST71〜ST76)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST36と同じであるため、説明を省略する。そして、この実施の形態6では、気候情報取得部51が、現在の気候情報を取得し、位置付き評価情報作成部8が、現在位置情報と評価情報に基づき位置付き評価情報を作成する際、現在の気候情報を付加して位置付き評価情報を作成する(ステップST77)。そして、作成された位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST78)。
次に、利用時の動作について、図24を参照しながら説明する。表示制御部11は、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている気候情報が付加された位置付き評価情報および地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づいて、現在の天気、照度、温度、湿度の少なくとも1つと一致する位置付き評価情報のみを付加した地図をディスプレイ等の画面に表示する(ステップST81)。
以上のように、この実施の形態6のナビゲーション用サーバによれば、天候や気温等の気象条件に依存する評価情報について、適切なタイミングで適切な情報のみを提供することができる。
実施の形態7.
図25は、この発明の実施の形態7によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜6で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態7のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が利用形態取得部61をさらに備えている。そして、位置付き評価情報に利用形態情報を付加して記憶することとし、利用形態に適した位置付き評価情報をユーザに提示するようにした。
利用形態検出部62は、自身(移動体)の利用形態を検出する。例えば、車速信号が入力されているか否かにより、現在の移動体の利用形態が車両(自動車)であるか否かを検出する。
そして、利用形態取得部61は、利用形態検出部62から受け取った車速信号有無等により、現在の移動体の利用形態が車両(自動車)であるか否かを判別して、利用形態を取得する。
この実施の形態7では、移動体が車両であるものとして説明しているので、利用形態種別としては「自動車」になるが、移動体が人であり、音取得部1、現在位置取得部7およびディスプレイ10を備えた携帯情報端末を持ち歩いている場合には、利用形態種別としては「徒歩」になる。ここでは、利用形態種別としては、「自動車」と「徒歩」の2種類であるものとして説明する。なお、利用形態が「自動車」とは、車載装置100を自動車に搭載して(または持ち込んで)利用している状態を示しており、利用形態が「徒歩」とは、歩いている人が手に携帯して利用している状態を示すものである。この場合、例えば、車速信号が入力されている場合は利用形態種別を「自動車」とし、車速信号が入力されていない場合は利用形態種別を「徒歩」とすることなどが考えられる。また、キーやタッチパネル操作等によりユーザが利用開始時に利用形態を設定するようにして判別してもよい。
なお、この実施の形態7では、利用形態種別としては「自動車」と「徒歩」の2種類であるものとして説明するが、その他、利用形態種別としては「二輪車」、「電車」、「飛行機」などでもよく、利用時(移動時)の形態を示すものであれば何でもよい。
そして、位置付き評価情報作成部8は、利用形態取得部61により取得された移動体の利用形態を付加して、位置付き評価情報を作成する。
また、表示制御部11は、利用形態取得部61により取得された移動体の利用形態が、位置付き評価情報に付加された利用形態と一致する位置付き評価情報のみを付加した地図データをディスプレイに表示する。
次に、前述のように構成された実施の形態7によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図26は、実施の形態7のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。また、図27は、実施の形態7のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。
まず、登録時の動作について、図26を参照しながら説明する。現在位置取得部7による現在の自身(移動体)の位置情報取得までの処理(ステップST91〜ST96)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST36と同じであるため、説明を省略する。そして、この実施の形態7では、利用形態検出部62が、車速信号入力の有無等を検出し、利用形態取得部61が、利用形態検出部62から受け取った車速信号入力の有無等により現在の移動体の利用形態を判別して取得する(ステップST97)。次に、位置付き評価情報作成部8は、現在位置情報と評価情報に基づき位置付き評価情報を作成する際、現在の利用形態種別を付加して作成する(ステップST98)。そして、作成された位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST99)。
次に、利用時の動作について、図27を参照しながら説明する。表示制御部11は、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている利用形態種別が付加された位置付き評価情報および地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づいて、現在の利用形態と一致する位置付き評価情報のみに限定した評価情報付き地図をディスプレイ等の画面に表示する(ステップST101)。
以上のように、この実施の形態7のナビゲーション用サーバによれば、例えば、歩行時に通るのであれば問題ないが、車であれば道幅が狭く運転しづらい等、利用形態に依存する情報を区別してユーザに提供することができる。
実施の形態8.
図28は、この発明の実施の形態8によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜7で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態8のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、車載装置100が操作履歴記憶部71とユーザ情報記憶部72をさらに備え、ナビゲーション用サーバ101がユーザ属性分析部73をさらに備えている。
操作履歴記憶部71は、ユーザによるキー入力部からのキー入力などの操作履歴を記憶する記憶部であり、例えば、ユーザによる目的地設定履歴や使用頻度の高い機能に関する情報等の操作履歴を記憶している。
ユーザ情報記憶部72は、ユーザが予め設定したユーザ情報を記憶するものであり、例えば、ユーザの性別や年齢、趣味等である。ここでは、少なくともユーザの性別および年齢を含むユーザ情報を記憶するものとする。
ユーザ属性分析部73は、操作履歴記憶部71に記憶されたユーザの操作履歴およびユーザ情報記憶部72に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザ属性を分析する。例えば、目的地設定履歴から頻繁に外食をしているユーザを「外食好き」というようなユーザ属性としても良く、ジャンル別の目的地設定回数をカウントする等、複数の情報を組み合わせてベクトルデータとして扱ってもよい。
そして、位置付き評価情報作成部8は、ユーザ属性分析部73によって分析されたユーザ属性を付加して、位置付き評価情報を作成する。
また、表示制御部11は、ユーザ属性分析部73によって分析されたユーザ属性が、位置付き評価情報に付加されたユーザ属性と一致する位置付き評価情報に限定して、ユーザに適した位置付き評価情報を提示する。
次に、前述のように構成された実施の形態8によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図29は、実施の形態8のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。また、図30は、実施の形態8のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。
まず、登録時の動作について、図29を参照しながら説明する。現在位置取得部7による現在の自車(移動体)の位置情報取得までの処理(ステップST111〜ST116)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST36と同じであるため、説明を省略する。そして、この実施の形態8では、ユーザ属性分析部73が、ユーザ情報記憶部72に記憶されたユーザ情報と、操作履歴記憶部71に記憶された操作履歴に基づいて、ユーザ属性を分析する(ステップST117)。
次に、位置付き評価情報作成部8は、ユーザ属性分析部73により分析されたユーザ属性を付与して位置付き評価情報を作成する(ステップST118)。そして、位置付き評価情報作成部8により作成されたユーザ属性が付与された位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶(蓄積)する(ステップST119)。
次に、利用時の動作について、図30を参照しながら説明する。表示制御部11は、位置付き評価情報記憶部9に記憶されているユーザ属性が付加された位置付き評価情報、ユーザ属性分析部73により分析された該ユーザのユーザ属性および地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づいて、ユーザ属性が一致または類似したユーザ属性の位置付き評価情報のみに限定した、すなわち、ユーザ属性に応じた評価情報付き地図を、ディスプレイ等の画面に表示する(ステップST121)。
以上のように、この実施の形態8のナビゲーション用サーバによれば、個々のユーザの趣向や属性に沿った情報を提供することができる。これにより、不要な情報も含まれた情報が表示されてわかりにくくなる、という不具合を避けることができ、ユーザにとってより役に立ちそうな情報だけを選んで表示することができる。
実施の形態9.
図31は、この発明の実施の形態9によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜8で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態9のナビゲーションシステムは、実施の形態5〜8のナビゲーションシステムと同様に、ナビゲーション用サーバ101が日時情報取得部41、気候情報取得部51、利用形態取得部61、ユーザ属性分析部73などに相当する、様々な情報を取得または判別する条件情報取得部81を備えるとともに、条件指定部82をさらに備えている。
条件情報取得部81は、実施の形態5〜8で説明したのと同様の日時情報取得部41、気候情報取得部51、利用形態取得部61、ユーザ属性分析部73のうちの少なくとも1つを備えるものである。すなわち、条件情報取得部81は、現在の日時情報、気候情報、移動体の利用形態、ユーザ属性のうちの少なくとも1つを取得する。
条件指定部82は、位置付き評価情報の利用時において、ユーザによるキー入力部からの操作等により、評価情報の種類、認識キーワード、時刻、時間帯、日、月、年、期間、気候、利用形態種別、ユーザ属性、評価情報件数等を指定できるようにするものである。ここでは、現在の日時情報、気候情報、移動体の利用形態、ユーザ属性、または、評価情報の種類(“良”または“悪”)のうちの少なくとも1つの条件が指定されるものとして説明する。
そして、位置付き評価情報作成部8は、条件情報取得部81により取得された条件(日時情報、気候情報、利用形態種別、ユーザ属性のうちの少なくとも1つ)を付加して、位置付き評価情報を作成する。
また、表示制御部11は、条件指定部82により指定された条件に合致する位置付き評価情報に限定して、すなわち、条件指定部82により指定された条件が、前記位置付き評価情報に付加された条件と一致する位置付き評価情報のみを付加した地図データを、ディスプレイ等の表示画面に表示する。
次に、前述のように構成された実施の形態9によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図32は、実施の形態9のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。登録時の動作については、実施の形態5〜8で説明したものと同様のため、説明を省略する。
利用時の動作について、図32を参照しながら説明する。まず、条件指定部82により、ユーザの入力操作から条件指定を受け付ける(ステップST131)。これは例えば、自分が外出を予定している日や時間帯を入力したり、天候が雨であっても良い評価の場所を探したい場合に雨と入力したり、利用形態が「自動車」についての評価のみ提示して欲しい場合に利用形態を「自動車」と入力するなど、自由に任意に条件を入力することができる。
そして、表示制御部11は、位置付き評価情報記憶部9に記憶されている条件情報が付加された位置付き評価情報および地図データ記憶部12に記憶されている地図データに基づいて、ステップST131で入力された指定条件に合致する位置付き評価情報のみに限定した評価情報付き地図をディスプレイ等の画面に表示する(ステップST132)。
以上のように、この実施の形態9のナビゲーション用サーバによれば、近辺を通過予定の日時や天候などを各種条件として指定することにより、特定の日時や天候等の条件に応じて、それらの条件付きで記憶されている位置付き評価情報のみを予め調べることができる。また、登録済みのユーザ情報等から、趣味の近いユーザや特定の属性のユーザといった条件に応じて、それらの条件付きで記憶されている位置付き評価情報のみを得ることができる。また、評価情報が“良”のものだけを検索した場合などには、指定条件として評価情報“良”を指定することにより、良い評価情報だけを限定して表示させることもできる。
実施の形態10.
図33は、この発明の実施の形態10によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜9で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態10のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が移動速度取得部91をさらに備えている。
移動速度取得部91は、自車(移動体)の速度センサ92に基づき、移動体の速度を取得する。速度センサ92は車両の車速センサを用いてもよく、GPS速度計で用いられているようにGPSデータの時間情報と位置情報から速度を算出し、取得してもよい。
そして、表示制御部11は、移動速度取得部91によって取得された移動体の速度が所定値より大きい場合には、ユーザの運転状況が走行中であって、様々な情報が付加された地図を表示して本来の道案内のための地図をわかりにくくしてしまうことは危険であると判断し、位置付き評価情報を付加しない地図データを表示する。なお、移動体の速度が所定値以下の場合には、ユーザの運転状況が停車中であると判断し、位置付き評価情報を付加した地図データを表示する。
次に、前述のように構成された実施の形態10によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図34は、実施の形態10のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の利用時の動作を示すフローチャートである。登録時の動作については、実施の形態3における図13と同じであるため、説明を省略する。
利用時の動作について、図34を参照しながら説明する。移動速度取得部91は、速度センサ92から得られる信号から移動速度を取得する(ステップST141)。表示制御部11は、移動速度取得部91から得られる移動速度が所定値(例えば、時速10km)以下かどうかを判定する(ステップST142)。
そして、移動速度が所定値以下であれば(ステップST142のYESの場合)、実施の形態1における図4に示すステップST11と同様に、表示制御部11は予め地図データ記憶部12に記憶されている地図データとステップST37において作成された位置付き評価情報記憶部に基づいて、評価情報付き地図をディスプレイ等の画面に表示する(ステップST143)。一方、移動速度が所定値より大きい場合(ステップST142のNOの場合)には、様々な情報が付加された地図を表示して本来の道案内のための地図をわかりにくくしてしまうことは危険であると判断し、位置付き評価情報が付加されていない通常の地図を表示するのみとする(ステップST144)。
なお、この実施の形態10では、移動体の速度が所定値より大きい場合には、位置付き評価情報を付加しない地図データを表示するものとして説明したが、位置付き評価情報を薄い色で表示したり、件数が多いものだけ表示するなど、位置付き評価情報を目立たない提示方法により付加して地図データを表示するようにしてもよい。このように、あまり目立たないように位置付き評価情報を提示するのであれば、運転状況が走行中であっても、ユーザにとって邪魔になることはなく、安全性が保たれると考えられる。
以上のように、この実施の形態10のナビゲーション用サーバによれば、移動体の速度が所定値より大きいか否かに応じて、すなわち、ユーザの運転状況が走行中か停車中か等に応じて、提示方法を変えるようにし、運転状況が走行中の場合にはユーザにとって邪魔にならないように位置付き評価情報を付加しない、または、目立たない提示方法により付加して提示するようにしたので、より安全性を保つことができる。
実施の形態11.
図35は、この発明の実施の形態11によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜10で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態11のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が車両走行状態判別部121をさらに備えている。
車両走行状態判別部121は、加速度センサ122や操舵角センサ123等の各種センサから得られる信号から、急ブレーキ、急ハンドル等の車両走行状態を判別する。
評価情報対応表6は、例えば図36に示すように、あるキーワードについては、“良”という評価情報にも“悪”という評価情報にもなり得るものが含まれている。
例えば、「おおっ」という感動詞が発話された場合、これは図36に示す評価情報対応表6に含まれているキーワードであり、かつ、この対応表からは“良”なのか“悪”なのか判別できない場合に、車両走行状態が急ブレーキ状態であれば“悪”、急ブレーキ状態でなければ“良”という評価情報が対応するように定義しておき、評価情報取得部5が、評価情報対応表6を参照することにより、所定のキーワードに対応し、かつ、車両走行状態に基づいた評価情報を取得するようにした。
次に、前述のように構成された実施の形態11によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図37は、実施の形態11のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。利用時の動作については、実施の形態1における図4と同じであるため、説明を省略する。
登録時の動作について、図37を参照しながら説明する。音声認識部3により所定のキーワードを抽出して、認識結果にキーワードが含まれているか否かを判定するまでの処理(ステップST151〜ST154)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST34と同じであるため、説明を省略する。そして、認識結果にキーワードが含まれていた場合(ステップST154のYESの場合)、車両走行状態判別部121は、加速度センサ122やハンドル操舵角センサ123等の信号により、車両走行状態を判別する(ステップST155)。
そして、評価情報取得部5は、評価情報対応表6を参照することにより、所定のキーワードに対応し、かつ、車両走行状態判別部121により判別された車両走行状態に基づいて、評価情報を取得する(ステップST156)。その後の位置情報取得から位置付き評価情報の記憶までの処理(ステップST157〜ST159)についても、実施の形態3における図13のステップST36〜ST38と同じであるため、説明を省略する。
これにより、突然の事態により、急ブレーキや急ハンドルを切った場合やクラクションを鳴らした場合などに、自動的に位置付き評価情報を残すことができる。また、同じ発話内容であっても、突然の事態による評価(“良”または“悪”)を区別して評価することができる。また、認識結果の評価情報へのマッピング精度を向上することができる。
なお、突然の事態すぎて万一ユーザが直接評価に結び付くようなキーワードを発話できなかった場合であって、そのキーワードだけでは評価が“良”であるか“悪”であるか確定できないような場合であっても、車両走行状態に基づいて評価することが可能となる。
また、図38に示すように、環境音識別部131をさらに備え、音取得部1によって取得した音信号のうち、急ブレーキ音やクラクション音、タイヤのスリップ音、衝突音などの自車(移動体)の周辺の音(環境音)を識別できるようにしてもよい。そして、その識別された環境音に基づいて、車両走行状態判別部121が車両走行状態を判別する。この場合にも同様に、評価情報取得部5は、評価情報対応表6を参照することにより、所定のキーワードに対応し、かつ、車両走行状態に基づいた評価情報を取得する。なお、環境音識別処理には、環境音に特化したモデルによる一般的なHMM法を用いればよい。
これにより、突然の事態により、自車が急ブレーキや急ハンドルを切った場合やクラクションを鳴らした場合だけでなく、周辺を走行する車両が急ブレーキや急ハンドルを切った場合やクラクションを鳴らした場合などにも、その音が取得すれば自動的に位置付き評価情報を残すことができる。また、同じ発話内容であっても、突然の事態による評価(“良”または“悪”)を区別して評価することができる。また、認識結果の評価情報へのマッピング精度を向上することができる。
実施の形態12.
図39は、この発明の実施の形態12によるナビゲーションシステムの一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜11で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態12のナビゲーションシステムは、実施の形態3のナビゲーションシステムと比べると、ナビゲーション用サーバ101が発話様態分析部111をさらに備えている。
発話様態分析部111は、発声区間検出部2により検出された発声区間内の音声データを分析し、発話された音声の音量または強弱・長短・高低等の韻律情報のうちの少なくとも1つを分析し、その音量や韻律情報が所定値以上であるか、または、該ユーザの平均的な音量や韻律情報に対して所定値以上大きく(または、高く)なっているか、という情報を得る。これにより、音声の音量が大きくなった場合や、音程が高くなるなどの韻律情報の変化があった場合には、普通に発話した時よりもより強い感情を伴って発話されたと判断することができる。
位置付き評価情報作成部8は、現在位置情報と評価情報を組み合わせて位置付き評価情報を作成する際に、発話様態分析部111により得られた音量または韻律情報に基づいて、重み付けを行って位置付き評価情報を作成する。例えば、発話音量が所定値以上であれば、2件分の位置付き評価情報として扱う等、位置付き評価情報に重みを付けるようにする。なお、重み付けについては、ここでは2件分の評価情報として扱う例を挙げたが、1.5件分や3件分にしてもよいし、例えば発話音量の場合には、第1の所定値以上であれば2件分、第2の所定値以上であれば3件分として扱う等、任意に決定すればよい。
次に、前述のように構成された実施の形態12によるナビゲーションシステムの動作について説明する。図40は、実施の形態12のナビゲーション用サーバ101における位置付き評価情報の登録時の動作を示すフローチャートである。利用時の動作については、実施の形態1における図4と同じであるため、説明を省略する。
登録時の動作について、図40を参照しながら説明する。評価情報取得部5による評価情報取得までの処理(ステップST161〜ST165)については、実施の形態3における図13のステップST31〜ST35と同じであるため、説明を省略する。そして、発話様態分析部111は、発声区間検出部2により検出された発声区間内の音声データを分析し、発話された音声の音量または韻律情報のうちの少なくとも1つを分析する(ステップST166)。次に、現在位置取得部7は、位置センサの情報を基に現在の自車(移動体)の位置情報を取得する(ステップST167)。
位置付き評価情報作成部8は、ステップST167において現在位置取得部7により取得された現在位置情報を組合せ、位置付き評価情報を作成する際に、ステップST166において発話様態分析部111により分析された音声の音量または韻律情報に基づいて、重み付けを行って位置付き評価情報を作成する(ステップST168)。そして、作成された位置付き評価情報を位置付き評価情報記憶部9に記憶する(ステップST169)。すなわち、ステップST165において取得された評価情報に発話様態に応じた重み付けを行うとともにその評価が行なわれた地点を紐付けて、記憶しておく。
以上のように、この実施の形態12のナビゲーション用サーバによれば、発話したユーザの音量や韻律情報を考慮したことにより、ユーザが発話をした際により強い感情を伴って発話されたと考えられる場合には2件分の評価として記憶するなど、ユーザが発話をした際の感情に応じた評価を行うことができる。
なお、上記の実施の形態4〜12のナビゲーション用サーバは、実施の形態3のナビゲーション用サーバに、さらに構成を追加したものとして説明したが、実施の形態1または実施の形態2のナビゲーション用サーバに、それらの構成を追加したものであってもよいことは、言うまでもない。
実施の形態13.
以上の実施の形態1〜12では、車両に持ち込みまたは搭載された車載装置が、ナビゲーション用サーバと連携してナビゲーション機能や表示制御機能の処理を実行するものとして説明したが、この発明をスマートフォン、タブレットPC、携帯電話等の携帯情報端末等にインストールされるナビゲーション機能や表示制御機能のアプリケーション等に適用したり、携帯情報端末等とナビゲーション用サーバとが連携してナビゲーション機能や表示制御機能のアプリケーションを実行する場合にも適用することができる。
図41は、この発明の実施の形態13におけるナビゲーションシステムの概要を示す図である。このナビゲーションシステムは、車載装置100が、スマートフォンなどの携帯情報端末102およびナビゲーション用サーバ101と連携してナビゲーション処理や表示制御を行ったり、スマートフォンなどの携帯情報端末102およびナビゲーション用サーバ101の少なくとも一方がナビゲーション処理や表示制御を行い、車載装置100にルート案内や地図情報を表示させる等、様々な形態をとることができる。以下、当該ナビゲーションシステムの構成態様について説明する。
この実施の形態13におけるナビゲーションシステムでは、携帯情報端末102がナビゲーション用サーバ101と連携してナビゲーション処理および表示制御を行い、その結果を車載装置100に提示させることによりユーザに提供する場合について説明する。
この構成において、車載装置100が携帯情報端末102を経由してナビゲーション用サーバ101と通信する場合が考えられ、携帯情報端末102のアプリケーションが、ナビゲーション用サーバ101と連携してナビゲーション処理および表示制御を行う。
すなわち、携帯情報端末102のアプリケーションにより、ユーザにより入力された目的地に基づいたルート検索結果や立ち寄り地ジャンルに基づく検索結果等を地図情報とともに出力装置(表示装置)である車載装置100に提示させる。
このように構成しても、実施の形態1〜12と同様な効果を得ることができる。
なお、以上の実施の形態では、この発明におけるナビゲーションシステムを車両等の移動体において適用するものとして説明したが、このナビゲーションシステムは車両用に限らず、人、車両、鉄道、船舶または航空機等を含む様々な移動体用のナビゲーションシステムに適用することができる。また、車両等の移動体に搭載するナビゲーションシステムに限らず、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話等にインストールされるナビゲーションシステム等、どのような形態のものにも適用することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明のナビゲーションシステムは、人、車両、鉄道、船舶または航空機等を含む様々な移動体用のナビゲーションシステムに適用することができる。
1 音取得部、2 発声区間検出部、3 音声認識部、4 音声認識辞書、5 評価情報取得部、6 評価情報対応表、7 現在位置取得部、8 位置付き評価情報作成部、9 位置付き評価情報記憶部、10 ディスプレイ(表示部)、11 表示制御部、12 地図データ記憶部、13 表示画面、14 自車マーク、15 軌跡マーク、16 吹き出し、17 評価情報“良”を示す領域、18 評価情報“悪”を示す領域、19 位置付き評価情報分析部、31 移動軌跡取得部、32 移動軌跡、41 日時情報取得部、51 気候情報取得部、61 利用形態取得部、62 利用形態検出部、71 操作履歴記憶部、72 ユーザ情報記憶部、73 ユーザ属性分析部、81 条件情報取得部、82 条件指定部、91 移動速度取得部、92 速度センサ、100 車載装置(表示装置)、101 ナビゲーション用サーバ、102 携帯情報端末、111 発話様態分析部、121 車両走行状態判別部、122 加速度センサ、123 操舵角センサ、131 環境音識別部。

Claims (7)

  1. 地図データと移動体の位置とに基づいて、前記移動体に搭載されたナビゲーション装置に移動経路の道案内および地図データの表示を行わせるナビゲーション用サーバにおいて、
    ユーザの発話した音声データを常時認識して抽出された所定のキーワードを前記ナビゲーション装置から取得するとともに、予め複数のキーワードと当該各キーワードに対する評価とを対応付けた評価情報対応表を参照して前記取得した所定のキーワードに対応する評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記評価情報取得部によって取得された前記評価情報と、前記ナビゲーション装置から取得した、当該評価情報に対応する所定のキーワードが発話されたときの前記移動体の現在位置とを自動的に組み合わせて、位置付き評価情報を作成する位置付き評価情報作成部と、
    前記位置付き評価情報作成部によって作成された位置付き評価情報を記憶する位置付き評価情報記憶部と、
    前記位置付き評価情報記憶部に記憶されている所定の位置付き評価情報を前記地図データに付加するとともに、当該位置付き評価情報を付加した地図データを前記ナビゲーション装置に表示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とするナビゲーション用サーバ。
  2. 地図データと移動体の位置とに基づいて、前記移動体に搭載されたナビゲーション装置に移動経路の道案内および地図データの表示を行わせるナビゲーション用サーバにおいて、
    ユーザの発話した音声データを常時認識して、所定のキーワードを抽出する音声認識部と、
    予め複数のキーワードと当該各キーワードに対する評価とを対応付けた評価情報対応表を参照して、前記音声認識部によって抽出された前記所定のキーワードに対応する評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記評価情報取得部によって取得された前記評価情報と、前記ナビゲーション装置から取得した、当該評価情報に対応する所定のキーワードが発話されたときの前記移動体の現在位置とを自動的に組み合わせて、位置付き評価情報を作成する位置付き評価情報作成部と、
    前記位置付き評価情報作成部によって作成された位置付き評価情報を記憶する位置付き評価情報記憶部と、
    前記位置付き評価情報記憶部に記憶されている所定の位置付き評価情報を前記地図データに付加するとともに、当該位置付き評価情報を付加した地図データを前記ナビゲーション装置に表示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とするナビゲーション用サーバ。
  3. 前記ユーザの発話した音声の発声区間を検出して音声データを抽出する発声区間検出部をさらに備え、
    前記音声認識部は、前記発声区間検出部により抽出された音声データを認識する
    ことを特徴とする請求項2記載のナビゲーション用サーバ。
  4. 前記表示制御部は、前記移動体の現在位置と、前記位置付き評価情報記憶部に記憶されている位置付き評価情報に基づいて、当該位置付き評価情報が登録されている地点、地域またはその近辺を通過する時、または、通過することが予定されている場合にのみ、前記位置付き評価情報を付加した地図データを前記ナビゲーション装置に表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション用サーバ。
  5. 前記位置付き評価情報記憶部に記憶されている位置付き評価情報の件数を分析する位置付き評価情報分析部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記位置付き評価情報分析部による分析結果に基づいて、前記位置付き評価情報を付加した地図データを前記ナビゲーション装置に表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション用サーバ。
  6. 地図データと移動体の位置とに基づいて、前記移動体に搭載されたナビゲーション装置に移動経路の道案内および地図データの表示を行わせるナビゲーション用サーバと、前記ナビゲーション装置とを備えたナビゲーションシステムにおいて、
    前記ナビゲーション装置は、
    ユーザの発話した音声データを常時認識して所定のキーワードを抽出する音声認識部と、
    前記移動体の現在位置を取得する現在位置取得部と、を備え、
    前記ナビゲーション用サーバは、
    前記音声認識部によって抽出された所定のキーワードを前記ナビゲーション装置から取得するとともに、予め複数のキーワードと当該各キーワードに対する評価とを対応付けた評価情報対応表を参照して前記取得した所定のキーワードに対応する評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記現在位置取得部によって取得された移動体の現在位置を前記ナビゲーション装置から取得するとともに、前記評価情報取得部によって取得された評価情報と、当該評価情報に対応する所定のキーワードが発話されたときの前記移動体の現在位置とを自動的に組み合わせて、位置付き評価情報を作成する位置付き評価情報作成部と、
    前記位置付き評価情報作成部によって作成された位置付き評価情報を記憶する位置付き評価情報記憶部と、
    前記位置付き評価情報記憶部に記憶されている所定の位置付き評価情報を前記地図データに付加するとともに、当該位置付き評価情報を付加した地図データを前記ナビゲーション装置に表示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とするナビゲーションシステム。
  7. ナビゲーションサーバにより、地図データと移動体の位置とに基づいて、前記移動体に搭載されたナビゲーション装置に移動経路の道案内および地図データの表示を行わせるナビゲーション方法であって、
    ユーザの発話した音声データを常時認識して、所定のキーワードを抽出する音声認識ステップと、
    予め複数のキーワードと当該各キーワードに対する評価とを対応付けた評価情報対応表を参照して、前記所定のキーワードに対応する評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
    前記評価情報取得ステップによって取得された評価情報と、当該評価情報に対応する所定のキーワードが発話されたときの前記移動体の現在位置とを自動的に組み合わせて、位置付き評価情報を作成する位置付き評価情報作成ステップと、
    前記位置付き評価情報作成ステップによって作成された位置付き評価情報を記憶する位置付き評価情報記憶ステップと、
    前記位置付き評価情報記憶ステップにより記憶されている所定の位置付き評価情報を前記地図データに付加するとともに、当該位置付き評価情報を付加した地図データを前記ナビゲーション装置に表示させる表示制御ステップと、を備える
    ことを特徴とするナビゲーション方法。
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