JP2011179917A - 情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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一夫 村田
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Ryohei Nakajima
亮平 中島
Ryo Oda
亮 小田
Daichi Miyoshi
大智 三好
Teppei Hamada
鉄平 浜田
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Abstract

【課題】煩雑な操作をおこなうことなく訪問地の印象を記録すること。
【解決手段】情報記録装置100は、所定の地物に対するコメントを記録する。位置情報取得部101は、自装置が搭載された移動体の現在位置情報を取得する。位置判断部102は、所定の地物から所定範囲内に移動体が位置するか否かを判断する。音声解析部103は、移動体が所定の地物から所定範囲内に位置する場合、移動体の搭乗者の発話の内容を継続的に解析する。関連性判断部104は、音声解析部103による解析結果に基づいて、発話の内容が所定の地物に関するものか否かを判断する。記録部105は、発話の内容が所定の地物に関するものであると判断された場合、所定の地物と発話の内容とを関連付けて記録する。
【選択図】図1

Description

この発明は、所定の地物に対するコメントを記録する情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体に限られない。
従来、移動体に搭載されたナビゲーション装置において、特定の地物に訪問した際、その地物に対するコメントを記録する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照)。下記特許文献1には、特定地点(特定地物)へ訪問した場合、音声ガイダンスによってその地物の印象を問い合わせ、回答したユーザの印象情報に基づいて、訪問地を地点登録リストに登録するナビゲーション装置が示されている。
特開2008−128908号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ナビゲーション装置からの問い合わせがなければ、地物の印象を登録することができないという問題点が一例として挙げられる。上述した従来技術では、ナビゲーション装置から問い合わせをおこなうことにより、地点登録にかかるユーザの操作負担を軽減しているが、たとえば、ユーザが登録したいと思う地物に対して問い合わせがおこなわれなかったり、問い合わせのタイミングが適切でなく、ユーザの実際の印象と異なる印象情報が登録されてしまったりする可能性がある。
また、上述した従来技術では、あらかじめ定められた地物に対する印象を登録できるのみであり、ユーザ自身が印象深いと感じた地点を特定して地物に対する印象を登録することができないという問題点が一例として挙げられる。たとえば、富士山など広い範囲から眺めることが可能な地物の場合、周辺の各地点における眺望は季節や時間帯などによって変化する。上述した従来技術では、異なる地点や季節、時間帯などにおける地物の印象の変化を反映することができない。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる情報記録装置は、所定の地物に対するコメントを記録する情報記録装置であって、自装置が搭載された移動体の現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記所定の地物から所定範囲内に前記移動体が位置するか否かを判断する位置判断手段と、前記移動体が前記所定の地物から前記所定範囲内に位置する場合、前記移動体の搭乗者の発話の内容を継続的に解析する音声解析手段と、前記音声解析手段による解析結果に基づいて、前記発話の内容が前記所定の地物に関するものか否かを判断する関連性判断手段と、前記関連性判断手段によって前記発話の内容が前記所定の地物に関するものであると判断された場合、前記所定の地物と前記発話の内容とを関連付けて記録する記録手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる情報記録方法は、所定の地物に対するコメントを記録する情報記録装置における情報記録方法であって、前記情報記録装置が搭載された移動体の現在位置情報を取得する位置情報取得工程と、前記所定の地物から所定範囲内に前記移動体が位置するか否かを判断する位置判断工程と、前記移動体が前記所定の地物から前記所定範囲内に位置する場合、前記移動体の搭乗者の発話の内容を継続的に解析する音声解析工程と、前記音声解析工程での解析結果に基づいて、前記発話の内容が前記所定の地物に関するものか否かを判断する関連性判断工程と、前記関連性判断工程で前記発話の内容が前記所定の地物に関するものであると判断された場合、前記所定の地物と前記発話の内容とを関連付けて記録する記録工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる情報記録プログラムは、請求項9に記載の情報記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる記録媒体は、請求項10に記載の情報記録プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
実施の形態にかかる情報記録装置の機能的構成を示すブロック図である。 情報記録装置による情報記録処理の手順を示すフローチャートである。 実施例にかかる情報提供システム300のシステム構成を示す説明図である。 ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ナビゲーション装置によるコメント記録処理の手順を示すフローチャートである。 ナビゲーション装置における音声認識処理の手順を示すフローチャートである。 ナビゲーション装置によるコメント提示処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報記録装置、情報記録方法、情報記録プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる情報記録装置の機能的構成を示すブロック図である。実施の形態にかかる情報記録装置100は、車両などの移動体に搭載されており、自装置が搭載された移動体が訪れた、または近傍を通過した所定の地物(以下、「対象地物」という)に対するコメントを記録する。コメントとは、たとえば、対象地物を訪れた感想や対象地物を形容する形容詞、対象地物を訪れた際に起きた出来事、対象地物の近隣の施設などの情報である。
情報記録装置100は、位置情報取得部101、位置判断部102、音声解析部103、関連性判断部104、記録部105、検索部106、提示部107、送信部108、受信部109によって構成される。
位置情報取得部101は、自装置が搭載された移動体の現在位置情報を取得する。位置情報取得部101は、たとえば、GPS衛星から受信したGPS情報や移動体に設けられている各種センサの出力値などを用いて、移動体の現在位置を算出する。
位置判断部102は、対象地物から所定範囲内に移動体が位置するか否かを判断する。所定範囲とは、たとえば、対象地物の代表地点から所定距離以内の範囲や、移動体内部から対象地点が見える範囲などである。所定範囲は、対象地物ごとに異なっていてもよい。また、対象地物は複数あってもよい。
音声解析部103は、移動体が対象地物から所定範囲内に位置する場合、移動体の搭乗者の発話の内容を継続的に解析する。音声解析部103は、たとえば、マイクなどで移動体内部の音声を取得し、音声認識技術を用いて搭乗者の発話の内容を解析する。音声解析部103は、移動体が対象地物から所定範囲内に位置する間は継続的に搭乗者の発話の内容を解析し、所定範囲内に位置しなくなった場合には、発話の内容の解析を停止する。
また、音声解析部103は、搭乗者の発話の音量を解析してもよい。これは、搭乗者の発話の音量が大きいほど、発話の内容に対応する感情が大きいと判断できるためである。音声解析部103によって解析された音量に関する情報は、後述する記録部105に発話の内容と関連付けて記録される。
関連性判断部104は、音声解析部103による解析結果に基づいて、発話の内容が対象地物に関するものか否かを判断する。関連性判断部104は、たとえば、搭乗者の発話に、対象地物を示す語句と、対象地物を形容する語句と、が含まれるか否かに基づいて判断をおこなう。対象地物を示す語句とは、たとえば、対象地物の名称、略称、俗称、指示語などである。また、対象地物を形容する語句とは、たとえば「きれい」「すごい」「大きい」などの形容詞などである。対象地物を形容する語句は、対象地物ごとに候補が選定されていてもよい。なお、関連性判断部104は、対象地物を形容する語句ではなく、対象地物に対する動作を示す語句に基づいて判断をおこなってもよい。対象地物に対する動詞を示す語句とは、たとえば、対象地物を主語または目的語としたときの「行く」「泊まる」「食べる」などの動作や状態を示す動詞である。すなわち、関連性判断部104は、対象地物に対する形容詞及び動詞を含む用言に基づいて判断をおこなってもよい。
記録部105は、関連性判断部104によって発話の内容が対象地物に関するものであると判断された場合、対象地物と発話の内容とを関連付けて記録する。すなわち、記録部105は、搭乗者が対象地物に関する発話をおこなった場合は、当該発話の内容を対象地物に関連付けて記録する。記録部105は、たとえば、発話の内容をテキストデータに変換し、当該テキストデータを対象地物と関連付けて記録する。また、記録部105は、たとえば発話の内容として発話の音声データを記録してもよい。
また、記録部105は、対象地物および発話の内容と関連付けて、当該発話がされた地点の位置情報を記録するようにしてもよい。これにより、たとえば対象地物を形容する語句が「きれい」である場合、いずれの位置から対象地物を見れば「きれい」であるのかを特定することができる。
また、記録部105は、発話がおこなわれた日時情報を発話の内容と関連付けて記録してもよい。この場合、後述する提示部107は、提示する発話の内容を、日時情報に基づいて決定する。具体的には、提示部107は、たとえば現在日時に最も近い日時にされた発話を優先的に提示したり、現在日時と同じ時間帯や季節にされた発話を優先的に提示したりする。
検索部106は、対象地物を検索する。検索部106は、たとえばユーザから対象地物の指定を受け付け、指定された対象地物を検索する。対象地物の指定は、たとえば対象地物の名称やジャンル、対象地物が位置するエリア(住所、緯度経度)などを指定することによっておこなう。
提示部107は、検索部106によって対象地物が検索された場合、対象地物に関連付けられた発話の内容を提示する。提示部107は、たとえば、前述のように発話がされた日時情報に基づいて、提示する発話の内容の優先順位を決定してもよい。また、発話の内容に音量に関する情報が関連付けられている場合、提示部107は、音量に関する情報に基づいて、提示する発話の内容の優先順位を決定してもよい。具体的には提示部107は、たとえば音量が大きい発話ほど優先的に提示する。
送信部108は、記録部105において対象地物と関連付けられている発話の内容を、情報提供サーバへ送信する。情報提供サーバは、情報記録装置100を含め、各地を移動する移動体に搭載された情報記録装置から、それぞれの搭乗者による発話の内容を受信し、たとえば対象地物ごとに、各情報記録装置の搭乗者の発話の内容を記録する。
受信部109は、他の移動体の搭乗者による対象地物に関する発話の内容を、情報提供サーバから受信する。受信部109は、たとえば、ユーザから対象地物の指定を受け付け、指定された対象地物に関する他の移動体の搭乗者による発話の内容の送信要求を、情報提供サーバに送信する。そして、受信部109は、送信要求に応じて情報提供サーバから送信された他の移動体の搭乗者による発話の内容を受信する。受信部109によって受信された他の移動体の搭乗者による発話の内容は、たとえば、提示部107を介して搭乗者に提示される。
つぎに、情報記録装置100による情報記録処理について説明する。図2は、情報記録装置による情報記録処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、情報記録装置100は、まず、位置情報取得部101によって、移動体の現在位置情報を取得する(ステップS201)。つぎに、情報記録装置100は、位置判断部102によって、移動体の現在位置が対象地物から所定範囲内に位置するか否かを判断する(ステップS202)。
移動体の現在位置が対象地物から所定範囲内に位置しない場合(ステップS202:No)、情報記録装置100は、ステップS201に戻り、以降の処理をくり返す。一方、移動体の現在位置が対象地物から所定範囲内に位置する場合(ステップS202:Yes)、情報記録装置100は、音声解析部103によって、移動体の搭乗者の発話の内容を解析する(ステップS203)。
つづいて、情報記録装置100は、関連性判断部104によって、搭乗者の発話の内容が対象地物に関するものか否かを判断する(ステップS204)。搭乗者の発話の内容が対象地物に関するものである場合(ステップS204:Yes)、記録部105は、発話の内容を対象地物と関連付けて記録する(ステップS205)。一方、搭乗者の発話の内容が対象地物に関するものではない場合は(ステップS204:No)、ステップS206に移行する。
情報記録装置100は、移動体の現在位置が対象地物から所定範囲内に位置しなくなるまで(ステップS206:No)、ステップS203に戻り、以降の処理をくり返す。そして、移動体の現在位置が対象地物から所定範囲内に位置しなくなると(ステップS206:Yes)、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報記録装置100は、自装置が搭載された移動体が対象地物から所定範囲内に位置する場合、搭乗者によって対象地物に関する発話がおこなわれたか否かを判断し、対象地物に関する発話がおこなわれた場合は、当該発話の内容を記録する。これにより、ユーザは、煩雑な操作をおこなうことなく対象地物に関する発話の内容を記録することができる。また、発話の内容を記録することによって、ユーザは、対象地物の印象や次回以降の訪問時に有益な情報などを参照することができる。
また、情報記録装置100は、搭乗者の発話に、対象地物を示す語句と対象地物を形容する語句とが含まれるか否かによって、対象地物に関する発話がおこなわれたかを判断する。これにより、搭乗者の発話が対象地物に関するものであるか否かの判断精度を向上させることができる。
また、情報記録装置100は、発話がされた地点の位置情報を、発話の内容と関連付けて記録する。これにより、発話の内容がどの地点における対象地物の印象であるかを特定することができる。また、記録された発話の内容を参照する際、参照時における移動体の位置に基づいて、提示する発話の内容を決定することができる。
また、情報記録装置100は、発話の内容として発話の音声データを記録する。音声データを参照することによって、ユーザは、発話がおこなわれた際の状況をより詳細に把握することができる。
また、情報記録装置100は、対象地物の検索がおこなわれた場合、対象地物に関連付けられた発話の内容を提示する。これにより、ユーザは、たとえば目的地点を決定する際や対象地物に向かう際に有益な情報を得ることができる。このとき、発話がおこなわれた日時情報に基づいて提示する発話の内容を決定することとすれば、参照時における日時に近い時間に発話された内容を決定することができる。また、発話の音量に関する情報に基づいて発話の内容を決定することとすれば、より重要な情報を優先的に提示できる可能性が高くなる。
さらに、情報記録装置100において、他の移動体の搭乗者による対象地物に関する発話の内容を情報提供サーバから受信することとすれば、自装置が搭載された移動体が行ったことがない地物に関する印象や感想の情報などを得ることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、実施の形態にかかる情報記録装置100を、車両に搭載されたナビゲーション装置310として、本発明を適用した一例について説明する。
図3は、実施例にかかる情報提供システム300のシステム構成を示す説明図である。情報提供システム300は、車両311に搭載されたナビゲーション装置310、情報提供サーバ320、ネットワーク330によって構成される。
ナビゲーション装置310は、車両311に搭載され、ユーザから指定された目的地点までの経路探索や、目的地点までの経路誘導などをおこなう。ナビゲーション装置310は、後述するように磁気ディスクなどの記録部405(図4参照)を搭載しており、この記録媒体に記録された地図データを用いて経路探索や経路誘導などをおこなう。
また、ナビゲーション装置310の記録部405には、車両311が訪れた地物や近隣を通過した地物(対象地物)に対するコメントのデータ(コメント情報)が記録される。対象地物の一例としては、たとえば、観光地や歴史的建造物、景勝地などが挙げられる。対象地物に対するコメントとは、たとえば、対象地物を訪れた感想や対象地物を形容する形容詞、対象地物を訪れた際に起きた出来事、対象地物の近隣の施設などの情報である。ナビゲーション装置310は、自装置が搭載された車両311の搭乗者(すなわち、ナビゲーション装置310のユーザ)のコメント情報のみならず、後述する情報提供サーバ320から他の車両の搭乗者のコメント情報を受信して、記録部405に記録してもよい。
情報提供サーバ320は、ナビゲーション装置310に対して、各地の地物に関するコメントのデータ(コメント情報)を提供する。具体的には、情報提供サーバ320は、各地を走行する車両311のナビゲーション装置310から、各地の地物に関するコメント情報を受信する。情報提供サーバ320は、ナビゲーション装置310から受信したコメント情報を、地物ごとに記録する。また、情報提供サーバ320は、ナビゲーション装置310から所定の地物に関するコメント情報の送信要求を受信すると、送信要求をおこなったナビゲーション装置310に対して、他のナビゲーション装置310から受信したコメント情報を送信する。
ナビゲーション装置310のユーザは、情報提供サーバ320から情報の提供を受けることにより、他のナビゲーション装置310のユーザの対象地物に対するコメントを参照することができる。なお、他のナビゲーション装置310のユーザによるコメントを参照できる地物は、ナビゲーション装置310のユーザが自ら訪れた場所のみならず、訪問を検討している地物などであってもよい。
なお、本実施例においては、情報提供サーバ320を設けることとしたが、ナビゲーション装置310において記録している情報のみを用いて処理をおこなってもよい。
(各構成部のハードウェア構成)
つぎに、情報提供システム300の各構成部のハードウェア構成について説明する。図4は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置310は、CPU401、ROM402、RAM403、各種データを記録/再生する記録再生部404、各種データを記録する記録部405、音声I/F(インターフェース)406、マイク407、スピーカ408、入力デバイス409、映像I/F410、ディスプレイ411、カメラ412、通信I/F413、GPSユニット414を備えている。各構成部401〜414は、バス420によってそれぞれ接続されている。
CPU401は、ナビゲーション装置310の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラム、経路誘導プログラム、施設検索プログラムなどの各種プログラムソフトを記録している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU401は、RAM403をワークエリアとして使用しながら、ROM402に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置310の全体の制御を司る。
記録再生部404は、CPU401の制御に従って記録部405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。記録部405は、記録再生部404の制御で書き込まれたデータを記録する。記録再生部404としては、たとえば、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブ、記録部405としては、たとえば、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、フラッシュメモリ、MO、SSD(Solid State Disk)、メモリカードなどを用いることができる。
記録部405に記録される情報の一例としては、たとえば地図データ(地図データベース)が挙げられる。地図データは、経路誘導プログラムによる経路誘導処理や施設検索プログラムによる施設検索処理などに用いられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データや、道路の形状をあらわす道路形状データなどによって構成されている。
また、記録部405に記録される情報の他の例としては、各地の地物に対するコメント情報が挙げられる。地物に関するコメント情報は、ナビゲーション装置310のユーザが当該地物を訪れた際に記録したコメントを示すデータであってもよいし、他のナビゲーション装置310のユーザが当該地物を訪れた際に記録したコメントを示すデータを、情報提供サーバ320を介して受信したものであってもよい。それぞれの地物に対するコメント情報は、たとえば、地図データ中の当該地物に関する情報と関連付けて保存される。
図4の説明に戻り、音声I/F406は、音声入力用のマイク407および音声出力用のスピーカ408に接続される。音声I/F406は、再生が指示された音声データをD/A変換して、スピーカ408から音声として出力させる。なお、スピーカ408は、ナビゲーション装置310から着脱可能であってもよいし、ナビゲーション装置310の本体から離れた場所にあってもよい。マイク407は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、ユーザの発話などを集音し、音声I/F406に出力する。マイク407に集音された音声は、音声I/F406内でA/D変換される。
入力デバイス409は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、およびタッチパネルなどによって構成される。入力デバイス409は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F410は、ディスプレイ411およびカメラ412に接続される。映像I/F410は、具体的には、たとえば、ディスプレイ411を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ411を制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ411には、地図データやアイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。また、ディスプレイ411の表面にはセンサが設けられており、物体の接近および接触を検知することによって入力デバイス409(タッチパネル)として利用される。また、ディスプレイ411は、車両311内に複数(たとえば、ダッシュボード付近と後部座席側など)設けられていてもよく、それぞれのディスプレイ411で異なる情報を出力できるようにしてもよい。
カメラ412は、ナビゲーション装置310が搭載された車両311の内部あるいは外部の映像を撮影する。カメラ412で撮影する映像は静止画あるいは動画のどちらでもよい。カメラ412によって撮影された映像は、映像I/F410を介して記録部405などに記録される。
通信I/F413は、無線通信を用いてネットワークに接続され、ネットワークを介したデータの送受信を可能とする。通信I/F413を用いることにより、ナビゲーション装置310は、たとえば地物に関するコメント情報や渋滞情報などを送受信することが可能となる。通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。
GPSユニット414は、GPS衛星からの電波を受信し、ナビゲーション装置310が搭載された車両311の現在地点を示す情報を出力する。また、GPSユニット414は、速度センサ、加速度センサ、角速度センサなどの各種センサを備える。GPSユニット414の出力情報は、CPU401によるナビゲーション装置310の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
また、情報提供サーバ320は、上述したナビゲーション装置310の構成のうち、少なくともCPU401、ROM402、RAM403、記録再生部404、記録部405、通信I/F413を備えていればよい。
図1に示した情報記録装置100の各構成部は、図4におけるROM402、RAM403、記録部405などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行し、各部を制御することによってその機能を実現する。
(情報提供システム300による情報提供)
つぎに、情報提供システム300による情報提供の概要について説明する。上述のように、情報提供システム300において、ナビゲーション装置310は、対象地物に対するコメント情報を記録する。また、情報提供サーバ320は、ナビゲーション装置310に対して、各地の地物に関する情報を提供する。ナビゲーション装置310のユーザは、情報提供サーバ320からコメント情報の提供を受けることにより、他のナビゲーション装置310のユーザの対象地物に対するコメントを参照することができる。
これらのコメント情報は、たとえば、ナビゲーション装置310における施設検索時に参考情報として提示されたり、対象地物の周辺を車両311が通りかかった際に参考情報として提示される。これにより、ナビゲーション装置310のユーザは、施設検索によって検索された施設(対象地物)の印象を参照したり、車両311の走行中に周辺に位置する注目すべき地物の情報を参照することができる。
図5は、ナビゲーション装置によるコメント記録処理の手順を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置310は、自装置を搭載した車両311が走行を開始するまで待機する(ステップS501:Noのループ)。車両311が走行を開始すると(ステップS501:Yes)、ナビゲーション装置310は、GPSユニット414からの出力値などを用いて、車両311の現在位置情報を算出する(ステップS502)。
つぎに、ナビゲーション装置310は、車両311の現在位置が対象地物の周辺領域内にあるか否かを判断する(ステップS503)。周辺領域とは、対象地物の代表地点から所定距離以内の範囲や、移動体内部から対象地点が見える範囲などである。周辺領域の範囲は、対象地物ごとに異なっていてもよい。また、異なる対象地物の周辺領域が重複していてもよい。すなわち、1つの地点が複数の対象地物の周辺領域となっていてもよい。周辺領域の範囲を示すデータは、たとえば、地図データ内の各地物に関するデータに関連付けられている。
車両311の現在位置が対象地点の周辺領域内にない場合(ステップS503:No)、ナビゲーション装置310は、ステップS511に移行する。
一方、車両311の現在位置が対象地点の周辺領域内にある場合(ステップS503:Yes)、ナビゲーション装置310は、マイク407をオンにして、車両311の搭乗者の発話を受け付ける(ステップS504)。ナビゲーション装置310は、搭乗者によって発話がおこなわれると(ステップS505:Yes)、マイク407で集音した音声(発話)の内容を音声認識し(ステップS506)、発話の内容が対象地物に関するものであるか否かを判断する(ステップS507)。なお、ステップS506およびS507の処理の詳細は後述する。
発話の内容が対象地物に関するものである場合(ステップS507:Yes)、ナビゲーション装置310は、対象地物に関するコメントとして発話の内容を記録する(ステップS508)。具体的には、ナビゲーション装置310は、たとえば、地図データ内に含まれる対象地物に関する情報と発話の内容とを関連付けてコメント情報として記録する。
このとき、ナビゲーション装置310は、コメント情報とともに、当該コメントが発話された地点の位置情報を記録してもよい。位置情報を記録することによって、たとえば、遠方からでも視認可能な地物について、よりきれいに見られる地点の情報を記録したり、安全に車両311を駐車できる場所の情報などを記録することができる。
同様に、コメント情報とともに、当該コメントが発話された日時(季節、曜日、時間帯など)情報を記録してもよい。日時情報を記録することにより、コメント情報を参照する際に、参照時における日時と条件が近いコメント情報を優先して提示することができる。
さらに、コメント情報とともに、当該コメントが発話された際の音量情報(搭乗者の声の大きさの情報)を記録してもよい。コメントを発話する際、一般には、感嘆の度合いや重要度が高いほど発話音量が大きくなると考えられる。音量情報を記録することにより、コメント情報を参照する際に、より重要なコメント情報を優先して提示することができる。
また、記録する発話の内容は、たとえば、テキストデータなど発話内容を文字に変換したデータであってもよいし、搭乗者の発話を録音した音声データであってもよい。
また、ナビゲーション装置310は、当該発話の内容を対象地物に関するコメントとして情報提供サーバ320に送信する(ステップS509)。ナビゲーション装置310からコメントを受信した情報提供サーバ320は、受信したコメントを対象地物ごとに記録する。なお、情報提供サーバ320に対してコメントを送付するか否かは、任意に設定できてもよい。
一方、ステップS507において、発話の内容が対象地物に関するものでない場合(ステップS507:No)、ナビゲーション装置310は、ステップS510に移行する。また、ステップS505において、搭乗者による発話がおこなわれない場合も(ステップS505:No)、ステップS510に移行する。
つづいて、ナビゲーション装置310は、車両311の現在位置が対象地物の周辺領域から出たか否かを判断する(ステップS510)。周辺領域から出ていない場合(ステップS510:No)、ナビゲーション装置310は、ステップS504に戻り、以降の処理をくり返す。
一方、周辺領域から出た場合(ステップS510:Yes)、ナビゲーション装置310は、車両311が走行を終了したか否かを判断する(ステップS511)。車両311が走行を終了するまで(ステップS511:No)、ナビゲーション装置310は、ステップS502に戻り、以降の処理をくり返す。そして、車両311が走行を終了すると(ステップS511:Yes)、本フローチャートによる処理を終了する。
つづいて、図5におけるステップS506およびS507の処理、すなわち、ナビゲーション装置310における音声認識処理の詳細について説明する。図6は、ナビゲーション装置における音声認識処理の手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置310は、まず、マイク407を介して、搭乗者の発話音声を集音する(ステップS601)。
つぎに、ナビゲーション装置310は、発話音声から構文を構成する単語列を抽出する(ステップS602)。つづいて、ナビゲーション装置310は、それぞれの単語の意味を照合して、発話の構文解析をおこなう(ステップS603)。構文解析の結果、ステップS601で集音した発話音声で構文が成立する場合は(ステップS604:Yes)、ステップS605に移行する。
一方、構文が成立しない場合は(ステップS604:No)、ステップS601に戻り、再度発話音声の集音をおこなう。2番目以降に集音された発話音声は、それまで集音された発話音声に含まれる単語列とともに構文解析される。これは、ユーザが途切れ途切れに話した場合など、1つの文が連続する音声として発話されないことがあるためである。なお、所定回数以上の集音をくり返しても構文が成立しない場合は、それまで集音した音声から抽出した単語列をクリアしてあらたに集音を開始したり、1番始めに集音した音声の単語列をクリアして2番目以降に集音した音声の単語列によって構文解析をし直してもよい。
ステップS604で構文が成立した場合、ナビゲーション装置310は、構文中の体言がエリア語彙辞書に含まれる語か否かを判断する(ステップS605)。エリア語彙辞書とは、対象地物をあらわす語彙が登録された辞書であり、対象地物の正式名称や略称、俗称、代名詞などが登録される。たとえば、対象地物が「東京タワー」の場合、固有名詞(正式名称)である「東京タワー」や、略称や俗称である「タワー」「塔」、代名詞「あれ」「あの」などが、対象地物を示す語句として登録されている。
構文中の体言がエリア語彙辞書に含まれる語の場合(ステップS605:Yes)、ナビゲーション装置310は、構文中の用言が感情語彙辞書に含まれる語か否かを判断する(ステップS606)。感情語彙辞書とは、対象地物を形容する語句や感情を示す語句が登録された辞書である。具体的には、たとえば、「大きい」「きれい」「すごい」などの語句が挙げられる。なお、感情語彙辞書は、対象地物ごとに語句が登録されていてもよい。なお、ステップS606において、ナビゲーション装置310は、構文中の用言が動作語彙辞書に含まれる語か否かを判断してもよい。動作語彙辞書とは、対象地物に対する動作を示す語句が登録された辞書である。具体的には、たとえば「行く」「泊まる」「食べる」などの語句が挙げられる。
構文中の用言が感情語彙辞書に含まれる語の場合(ステップS606:Yes)、ナビゲーション装置310は、搭乗者の発話が対象地物に関する構文であると判断して(ステップS607)、本フローチャートの処理を終了する。一方、構文中の体言がエリア語彙辞書に含まれる語ではない場合や(ステップS605:No)、構文中の用言が感情語彙辞書に含まれる語ではない場合は(ステップS606:No)、搭乗者の発話が対象地物に関する構文ではないと判断して(ステップS608)、本フローチャートの処理を終了する。
つぎに、記録したコメント情報を利用する際の処理について説明する。図7は、ナビゲーション装置によるコメント提示処理の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートでは、コメント情報を利用形態の一例として、施設検索時に当該施設に対するコメントを提示する場合の処理を示している。
図7のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置310は、まず、ユーザから施設検索の指示があるまで待機する(ステップS701:Noのループ)。施設検索の指示があると(ステップS701:Yes)、ナビゲーション装置310は、検索条件の入力を受け付け(ステップS702)、検索条件に適合する施設を検索する(ステップS703)。
つぎに、ナビゲーション装置310は、自装置の記録部405に、ステップS703で検索した施設(以下、「検索施設」という)に関するコメント情報が記録されているか否かを判断する(ステップS704)。検索施設のコメント情報が記録されている場合(ステップS704:Yes)、ナビゲーション装置310は、検索施設のコメント情報を読み出す(ステップS705)。一方、コメント情報が記録されていない場合は(ステップS704:No)、ステップS706に移行する。
つづいて、ナビゲーション装置310は、検索施設のコメント情報を情報提供サーバ320から受信するか否かを判断する(ステップS706)、情報提供サーバ320からコメント情報を受信するか否かは、あらかじめユーザに設定させておいてもよいし、その都度ユーザに確認してもよい。
コメント情報を受信する場合(ステップS706:Yes)、ナビゲーション装置310は、情報提供サーバ320から検索施設のコメント情報を受信する(ステップS707)。ナビゲーション装置310は、たとえば、検索施設の名称や住所などの情報を含むコメント送信要求を情報提供サーバ320に送信し、当該送信要求に対応して情報提供サーバ320から送信されたコメント情報を受信する。
一方、情報提供サーバ320からコメント情報を受信しない場合は(ステップS706:No)、ステップS708に移行する。
そして、ナビゲーション装置310は、ステップS705で読み出したコメント情報およびステップS707で受信したコメント情報(いずれかのみを取得した場合は、取得した方のコメント情報)を提示して(ステップS708)、本フローチャートによる処理を終了する。なお、ステップS705およびステップS707のいずれにおいてもコメント情報を取得しなかった場合は、ステップS708の処理をおこなわずに本フローチャートの処理を終了する。
なお、ステップS708でコメント情報を提示する際、コメント情報とともに当該コメントが発話された地点の位置情報が記録されている場合は、車両311の現在位置に近い地点において発話されたコメントを優先的に提示してもよい。
また、ステップS708において、たとえば、コメント情報とともに当該コメントが発話された日時情報が記録されている場合は、発話からの経過時間が最も短いコメント情報を提示したり、コメント提示時との日時属性(たとえば、季節や時間帯、曜日など)が類似するコメント情報を優先的に提示してもよい。
さらに、ステップS708において、たとえば、コメント情報とともに当該コメントが発話された際の音量情報が記録されている場合は、より大きい音量で発話されたコメント情報を提示してもよい。
この他、たとえば、車両311の走行中に周辺の地物に対するコメントを提示する場合、ステップS701〜S703の処理に代えて、周辺に地物があるか否かを判断する処理、すなわち周辺にある所定の地物から所定範囲に位置するか否かを判断する処理をおこない、当該所定の地物を検索施設と読み替えて以降の処理をおこなえばよい。
以上説明したように、実施例にかかるナビゲーション装置310は、自装置が搭載された車両311が対象地物の周辺領域内に位置する場合、搭乗者によって対象地物に関する発話がおこなわれたか否かを判断し、対象地物に関する発話がおこなわれた場合は、当該発話の内容を記録する。これにより、ユーザは、煩雑な操作をおこなうことなく対象地物に関する発話の内容を記録することができる。また、発話の内容を記録することによって、ユーザは、対象地物の印象や次回以降の訪問時に有益な情報などを参照することができる。
また、ナビゲーション装置310は、搭乗者の発話に、対象地物を示す語句(エリア語彙辞書に含まれる語)と対象地物を形容する語句(感情語彙辞書に含まれる語)とが含まれるか否かによって、対象地物に関する発話がおこなわれたかを判断する。これにより、搭乗者の発話が対象地物に関するものであるか否かの判断精度を向上させることができる。
また、ナビゲーション装置310は、発話がされた地点の位置情報を、発話の内容と関連付けて記録する。これにより、発話の内容がどの地点における対象地物の印象であるかを特定することができる。また、記録された発話の内容を参照する際、参照時における車両311の位置に基づいて、提示する発話の内容を決定することができる。
また、ナビゲーション装置310は、発話の内容として発話の音声データを記録する。音声データを参照することによって、ユーザは、発話がおこなわれた際の状況をより詳細に把握することができる。
また、ナビゲーション装置310は、対象地物の検索がおこなわれた場合、対象地物に関連付けられた発話の内容を提示する。これにより、ユーザは、たとえば目的地点を決定する際や対象地物に向かう際に有益な情報を得ることができる。このとき、発話がおこなわれた日時情報に基づいて提示する発話の内容を決定することとすれば、参照時における日時に近い時間に発話された内容を決定することができる。また、発話の音量に関する情報に基づいて発話の内容を決定することとすれば、より重要な情報を優先的に提示できる可能性が高くなる。
さらに、ナビゲーション装置310において、他の車両311の搭乗者による対象地物に関する発話の内容を情報提供サーバ320から受信することとすれば、自装置が搭載された車両311が行ったことがない地物に関する印象や感想の情報などを得ることができる。
なお、本実施の形態で説明した情報記録方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 情報記録装置
101 位置情報取得部
102 位置判断部
103 音声解析部
104 関連性判断部
105 記録部
106 検索部
107 提示部
108 送信部
109 受信部

Claims (11)

  1. 所定の地物に対するコメントを記録する情報記録装置であって、
    自装置が搭載された移動体の現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記所定の地物から所定範囲内に前記移動体が位置するか否かを判断する位置判断手段と、
    前記移動体が前記所定の地物から前記所定範囲内に位置する場合、前記移動体の搭乗者の発話の内容を継続的に解析する音声解析手段と、
    前記音声解析手段による解析結果に基づいて、前記発話の内容が前記所定の地物に関するものか否かを判断する関連性判断手段と、
    前記関連性判断手段によって前記発話の内容が前記所定の地物に関するものであると判断された場合、前記所定の地物と前記発話の内容とを関連付けて記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記関連性判断手段は、前記搭乗者の発話に、前記所定の地物を示す語句と、前記所定の地物を形容する語句と、が含まれるか否かに基づいて前記判断をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 前記記録手段はさらに、前記発話がされた地点の位置情報を、前記所定の地物および前記発話の内容と関連付けて記録することを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録装置。
  4. 前記記録手段は、前記発話の内容として前記発話の音声データを記録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  5. 前記所定の地物を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって前記所定の地物が検索された場合、前記所定の地物に関連付けられた前記発話の内容を提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  6. 前記記録手段は、前記発話がおこなわれた日時情報を前記発話の内容と関連付けて記録し、
    前記提示手段は、提示する前記発話の内容を、前記日時情報に基づいて決定することを特徴とする請求項5に記載の情報記録装置。
  7. 前記音声解析手段は、前記搭乗者の発話の音量を解析し、
    前記記録手段は、前記発話の音量に関する情報を前記発話の内容と関連付けて記録し、
    提示手段は、提示する前記発話の内容を、前記音量に関する情報に基づいて決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  8. 前記記録手段において前記所定の地物と関連付けられている前記発話の内容を、情報提供サーバへ送信する送信手段と、
    他の移動体の搭乗者による前記所定の地物に関する発話の内容を、前記情報提供サーバから受信する受信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報記録装置。
  9. 所定の地物に対するコメントを記録する情報記録装置における情報記録方法であって、
    前記情報記録装置が搭載された移動体の現在位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記所定の地物から所定範囲内に前記移動体が位置するか否かを判断する位置判断工程と、
    前記移動体が前記所定の地物から前記所定範囲内に位置する場合、前記移動体の搭乗者の発話の内容を継続的に解析する音声解析工程と、
    前記音声解析工程での解析結果に基づいて、前記発話の内容が前記所定の地物に関するものか否かを判断する関連性判断工程と、
    前記関連性判断工程で前記発話の内容が前記所定の地物に関するものであると判断された場合、前記所定の地物と前記発話の内容とを関連付けて記録する記録工程と、
    を含んだことを特徴とする情報記録方法。
  10. 請求項9に記載の情報記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報記録プログラム。
  11. 請求項10に記載の情報記録プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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