JP2002259806A - 店舗情報提供方法、当該方法が実行可能なサーバ及びプログラム - Google Patents

店舗情報提供方法、当該方法が実行可能なサーバ及びプログラム

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JP2002259806A
JP2002259806A JP2001055679A JP2001055679A JP2002259806A JP 2002259806 A JP2002259806 A JP 2002259806A JP 2001055679 A JP2001055679 A JP 2001055679A JP 2001055679 A JP2001055679 A JP 2001055679A JP 2002259806 A JP2002259806 A JP 2002259806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去のユーザの購買履歴情報だけでなく、接
続時取得情報(位置、時間、目的など)を加味して、予
め用意された複数の店舗情報の中から、そのユーザの今
の目的にマッチした店舗情報を提供可能な店舗情報提供
方法、当該方法が実行可能なサーバ及び評価プログラム
を提供する。 【解決手段】 実際にユーザが訪れることが可能な店舗
情報のみを端末の位置情報から割り出して、その位置情
報に応じた店舗情報を提供したり、当該位置情報をユー
ザの要求する店舗を探し出すための時間/位置/目的/
動作属性のデフォルト値として、ターゲットとなる店舗
情報を絞り込むようにすることが可能な店舗情報を提供
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
等の通信回線を利用してユーザに対して対話的なレスポ
ンスを段階的に繰り返すことによって、サーバ内に予め
登録された店舗情報を提供する店舗情報提供方法、当該
方法が実行可能なサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からヨーロッパなどのホテルにおい
ては、接客係としてのコンシェルジュというポストが用
意されており、このコンシェルジュは、お客の要求に応
じて野球や映画のチケットを入手したり、ホテル外のレ
ストランを予約したりといった接客サービスを行う。こ
のようなコンシェルジュは、日本においては馴染みが薄
いが、ヨーロッパのホテルが、自前で多種類のレストラ
ンやショッピングセンターなどを備えていないことか
ら、ヨーロッパのホテルにおいては必ずといってよいほ
ど存在するものである。
【0003】一方、近年インターネット等の普及によっ
て膨大な情報がタイムリーに入手可能となったが、他方
でこのような大量の情報の中から個々のユーザにとって
必要となる情報を効率的に入手する方法が模索されてい
る。このような課題からなされた発明としては、特開平
9−204445号公報が知られており、このもので
は、前述したような大量の情報から、消費者が商品を購
入する際に役に立つ情報を提供するために、当該消費者
の商品の購買履歴情報を把握する必要があるとの観点か
ら、前記消費者の商品購入情報を累積的に記憶し、この
記憶した情報にマッチする情報を検索し絞り込みするよ
うにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術では、その消費者の過去の購買履歴情報からマッチす
る情報を検索して提供可能としているから、ある程度の
情報の絞込みが行うことができるものの、インターネッ
ト等の普及によって得ることができる情報が増えつづけ
ている現在においては、従来技術のような絞込みでは不
充分であって、絞り込んだ結果得られる情報が大量過ぎ
て、その消費者が確認できないといった問題が生じてい
た。
【0005】また、消費者たるユーザに提供する情報が
店舗情報の場合には、従来技術のように購買履歴情報に
マッチする情報を検索したのであれば、ユーザが訪れる
ことができないような遠方の店舗を紹介してしまうとい
った無駄な情報の提供もおこなわれかねないものであっ
た。
【0006】さらに、前述した従来技術のものでは、過
去の購買履歴情報に対してマッチする商品情報を提供す
るものであるから、前記店舗がレストランなどの飲食店
である場合には、そのレストランの商品である、食べ物
ジャンル(例えば、中華、フランス料理、メキシコ料理
など)の紹介にとどまってしまい、ユーザにとってこの
ような飲食店を決める際に情報として必要な店の雰囲気
等の情報を加味できないといった問題がある。しかも、
食べ物の場合には、商品を購入する場合と異なり、その
時の気分で何を食べたいかを決定することが多い。
【0007】加えて、店舗が飲食店である場合には、ユ
ーザの性格などによっては前に訪れて気に入った店に頻
繁に行くとは限らず、過去の履歴情報から単純に情報を
提供すれば、そのユーザにマッチした情報を提供できる
というものでもない。
【0008】以上のように、従来のユーザに対して必要
な情報を提供する方法の改良の余地はかなりあり、後述
するこの発明の目的の最も大きいところでは、ホテルの
コンシェルジュの役割と同じような情報提供方法を、携
帯電話機等の端末とインターネットを介して接続される
サーバに担わせることである。
【0009】本発明者は、第1の発明の目的として、上
記従来技術のように過去のユーザの購買履歴情報だけで
なく、接続時取得情報(位置、時間、目的など)を加味
して、予め用意された複数の店舗情報の中から、そのユ
ーザの今の目的にマッチした店舗情報を提供可能な店舗
情報提供方法、当該方法が実行可能なサーバ及び評価プ
ログラムを提供することにある。そして、前記接続時取
得情報には、デフォルト値を設定し、ユーザが複数の店
舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む全ての回答が
得られない場合には、そのデフォルト値を適用してユー
ザ側からの回答/入力を簡素化するようにして、ユーザ
側に扱いやすい店舗情報提供方法、当該方法が実行可能
なサーバ及びプログラムを提供することにある。
【0010】また、第2の発明の目的としては、前記端
末を音声入力可能な携帯電話機に特化し、音声入力及び
出力による対話形式でまるで、前述したようなホテルの
コンシェルジュに相談しているような環境で、段階的に
ユーザにマッチする店舗情報を予め用意された複数の店
舗情報の中から絞り込んで行き、その結果得られた店舗
情報を提供可能な店舗情報提供方法、当該方法が実行可
能なサーバ及びプログラムを提供することにある。
【0011】そして、第3の発明の目的としては、上述
したような実際のコンシェルジュに相談しているような
環境を実現するために、上記対話形式の絞込みのための
質疑に注意を払った店舗情報を提供する店舗情報提供方
法、当該方法が実行可能なサーバ及びプログラムを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明では、従来のように単にユーザの嗜好情報
に基づいた店舗情報を提供するのではなく、実際にユー
ザが訪れることが可能な店舗情報のみを端末の位置情報
から割り出して、その位置情報に応じた店舗情報を提供
したり、当該位置情報をユーザの要求する店舗を探し出
すための時間/位置/目的/動作属性のデフォルト値と
して、ターゲットとなる店舗情報を絞り込むようにする
ことが可能な店舗情報を提供する店舗情報提供方法、当
該方法が実行可能なサーバ及びプログラムを提供する。
【0013】そして、前記店舗情報を絞り込む場合の前
記ユーザと前記サーバとの通信内容は周知の音声入力を
利用して対話形式とし、前記サーバ側からの前記店舗情
報の絞り込みのための確認情報を前記デフォルト値等を
利用した類推的な付加疑問形式のフレーズとすることに
より、機械的なやりとりでなく暖かみのある自然な対話
形式となるような、店舗情報を提供する店舗情報提供方
法、当該方法が実行可能なサーバ及びプログラムを提供
する。
【0014】そして、究極的なこの発明での提供する店
舗情報提供方法では、時間/位置/目的/動作属性との
4つの属性によって、膨大な店舗情報数の中からそのユ
ーザの欲している店舗情報に絞り込んで行くことにあ
り、その4つの属性に絞り込む課程で、端末から得られ
る位置情報や時間情報などの接続時取得情報としての初
期値及び予め定められたデフォルト値(例えば、「今
夜」であれば18時とかの通常の会話で常識的に感じ取
ることができる情報を、デフォルト値として予め複数用
意しておく)に基づいて、まるでコンシェルジェがお客
の要望を推察しながらより適した情報を聞きだそうとす
るかのごとく、前記初期値及びデフォルト値を用いてそ
のユーザの要望を推察した確認情報を生成してそのユー
ザに投げかける対話を繰り返しながら、前記4つの属性
にユーザの要望を収束させることにより、そのユーザに
適した店舗情報を提供する店舗情報提供方法を提供す
る。
【0015】つまり、対話をしながら絞り込むといった
作業を、前記接続時取得情報及びデフォルト値を用いる
ことにより対話形式でユーザとしも心地よく聞き出して
もらえることになる。すなわち、相手が人間であれば当
然簡単に推察できるような無駄な対話を前記接続時取得
情報及びデフォルト値を用いることにより可能ならしめ
ることができる。
【0016】また、この店舗情報提供方法により紹介し
た店舗情報に対するアンケート情報を、次回サーバに接
続した時に直ぐにユーザに提供することにより、より直
感的なその店舗に対する評価を得ることができ、この評
価した情報をそのユーザの嗜好情報に反映させることに
より、その後のそのユーザの要望が対話回数をより少な
くして絞り込むことが可能ならしめるものである。
【0017】このように、次回サーバに接続した時に直
ぐにユーザに前記アンケート情報を提供するのは、予想
もしない話題がいきなり提供された場合に行われる回答
がより直感的なものであり真実な情報である可能性が高
いといった人間心理に基づいたものである。
【0018】より具体的には次のようなものを提供す
る。
【0019】(1)通信回線を通じてユーザが位置情報
送信機能(GPS機能等)を有する端末でサーバから店
舗情報を提供することが可能な店舗情報提供方法であっ
て、
【0020】前記店舗情報は、前記ユーザの過去の店舗
情報利用履歴としての嗜好情報と、当該ユーザの端末か
ら受信したその時点での位置情報と、に応じて前記サー
バ内で決定されることを特徴とする店舗情報提供方法。
【0021】この(1)の発明によれば、従来のように
嗜好情報だけに基づいて店舗情報を絞り込むのではな
く、今、ユーザが存在する位置を考慮して当該ユーザが
存在する位置に近い店舗情報を提供することができるか
ら、ユーザが訪れることが実質的に不可能な店舗情報を
提供してしまうなどの従来の問題を解消することができ
る。
【0022】(2)ユーザが位置情報送信機能(GPS
機能等)を有する端末とサーバとを通信回線で接続し
て、当該サーバ内に記憶された複数の店舗情報の中から
前記端末を通じて前記ユーザの要求情報にマッチした店
舗情報を絞り込み可能な店舗情報提供方法であって、
a)前記サーバは、前記端末から受信した位置情報と時
間情報などの前記サーバが前記端末との接続時に得られ
る接続時取得情報を初期値として、当該初期値に対応し
た推論的な確認情報を前記端末に送信する段階と、b)
前記確認情報に対する前記ユーザの前記端末を通じての
応答情報を受信し、当該応答情報及び予め前記サーバ内
に記憶されたそのユーザの嗜好情報とに応じて前記複数
の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階と、
c)絞り込みした店舗情報を前記端末に送信する段階
と、を含む店舗情報提供方法。
【0023】この(2)の発明によれば、接続時取得情
報を初期値として前記ユーザが欲している情報の方向性
を予測しながら、複数の店舗情報からそのユーザの要求
にマッチする店舗情報を絞り込むようにしているから、
複数の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込むため
に必要な全ての項目についてのユーザ側からの入力操作
回数を減らして、扱いやすい店舗情報提供方法を提供す
ることができる。そして、ユーザが要求情報として提供
していないが、前記接続時取得情報及び/又は前記嗜好
情報から前記店舗情報を絞り込むに不足している情報を
補い、その補った情報で確認情報を生成して前記ユーザ
に送信するようにしているから、その確認情報を暖かみ
のある所謂癒し的な要素を含むものとすることができ
る。
【0024】(3) 前記(1)又は(2)の店舗情報
提供方法において、前記店舗情報の提供は、そのユーザ
の嗜好情報だけではなく、当該ユーザの嗜好情報と類似
した嗜好情報を有する他のユーザが過去に訪れた店舗情
報に応じて提供されることを特徴とする店舗情報提供方
法。
【0025】「ユーザの嗜好情報と類似した嗜好情報を
有する」とは、過去にそのユーザが訪れてその店舗に対
して得た印象や評価が、同じ店舗を訪れた他のユーザの
印象や評価と類似していた場合には、前記ユーザと前記
他のユーザとの嗜好が類似していると判断する。そし
て、そのユーザが訪れていないが、他のユーザが訪れた
ことのある店舗に対する評価は、そのユーザであっても
略同じであろうとの推察して、そのユーザの要求情報に
応じた店舗の候補を絞り込む情報をして使用する。
【0026】この(3)の発明によれば、店舗情報の提
供を欲するユーザの嗜好情報だけでなく、そのユーザと
嗜好が類似する他のユーザの嗜好情報を考慮し、当該他
のユーザの嗜好情報として記憶されているそのユーザが
訪れたことのない店舗情報を提供できるから、予めサー
バ内に記憶された複数のユーザの嗜好情報を数珠繋ぎ的
にして、より広い範囲でよりそのユーザにマッチした新
たな店舗の開拓する楽しみをそのユーザに提供すること
ができる。この場合、ユーザに提供される店舗情報は、
他のユーザの嗜好情報から抽出された店舗情報を優先し
てユーザに提供するようにすることによって、そのユー
ザの新規店舗に寄与できるとともに、店舗側に対して
は、新たな顧客獲得を行うことができるメリットがあ
る。従来の場合には、店舗情報として予め用意されるの
は、主にその店舗から得たアンケート情報や調査人が訪
れてその調査人の価値判断で形成された情報であり、そ
の店の雰囲気や飲食店であればその料理の味付けなど
を、そのユーザの価値観で評価した情報でなかったた
め、実際に訪れてみるとそのユーザの感じ方が異なるこ
とが多かったが、この発明によれば、価値観の類似する
他のユーザの判断を反映させてそのユーザの要求により
マッチした店舗情報に絞り込むことが可能となるといっ
た格別の効果が期待できる。
【0027】(4) 前記(2)の発明において、b−
1)上記b)の段階で絞り込んだ店舗情報の数が、所定
の店舗情報数より大の場合には、前記複数の店舗情報か
ら当該所定の店舗情報数に絞り込むための情報を入手す
るため、時間,位置,目的,動作のいずれかの不足して
いる情報に基づいた確認情報を生成し、前記携帯電話に
送信する段階と、b−2)前記確認情報に対して得られ
た前記ユーザの応答情報に基づいて再度の前記複数の店
舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階とを有
し、当該絞り込んだ店舗情報の数が、所定の店舗情報数
より少なくなるまで前記(b−1)及び(b−2)の段
階を繰り返して行うことを特徴とする店舗情報提供方
法。
【0028】この(4)の発明によれば、所望の店舗情
報を見つけるために最も効率的な確認情報を生成するた
めに、時間,位置,目的,動作のいずれかの不足してい
る情報に基づいた確認情報を生成するようにしており、
又、前記時間,位置,目的,動作の中で、前記端末と前
記サーバが接続したことによって得られる初期値を利用
して推論的な確認情報を生成して送信するから、前記確
認情報を受信したユーザは、単に「何時に行くのですか
?」といった確認情報ではなく、「今からでしたら、6
時ごろで宜しいですか?」とか、携帯電話の位置情報が
初期値として「渋谷」であり、絞り込みに利用する情報
として位置情報が不足して居る場合には、前記確認情報
として「渋谷近辺で宜しいですか?」といった具合の付
加疑問形式の確認情報を提供することができる。
【0029】このようにユーザが具体的にデータを提供
していない、時間,位置,目的,動作をサーバ側で推察
して前記確認情報を生成するようにすることにより、ユ
ーザ側としては、前記確認情報をホテルのコンシェルジ
ェ等の人間が実際に応対しているかのごとく、暖かみの
ある所謂癒し的な確認情報であると受け止められる可能
性が心理的に高まる可能性がある。
【0030】(5) ユーザが位置情報送信機能(GP
S等)を有する携帯電話とサーバとを通信回線で接続し
て、当該サーバから該サーバ内に記憶された複数の店舗
情報の中から店舗情報を絞り込み可能な店舗情報提供方
法であって、a’)前記サーバは、前記携帯電話から受
信した位置情報と時間情報などの前記携帯電話との接続
時に得られた接続時取得情報と、前記ユーザにより音声
入力された要求情報とに応じて、当該要求情報にマッチ
する店舗情報に絞り込むにあたり、その要求情報の中で
時間,位置,目的,動作のいずれかの不足している情報
を入手するために前記携帯電話に送信される音声情報と
しての確認情報であって、当該確認情報が前記接続時取
得情報に基づいて付加疑問形式として形成され前記端末
に送信する段階と、b)前記確認情報に対する前記ユー
ザの前記携帯電話を通じての応答情報を音声情報として
受信し、当該応答情報及び予め前記サーバ内に記憶され
たそのユーザの嗜好情報とに応じて前記複数の店舗情報
からマッチする店舗情報を絞り込む段階と、c)絞り込
んだ前記店舗情報を前記携帯電話に送信する段階と、を
含む店舗情報提供方法。
【0031】上記(5)の発明によれば、前記ユーザか
らの要求情報を時間,位置,目的,動作との4つの属性
に分解して、その分解した属性の中の不足しているいず
れかの情報を得るべく、確認情報を形成するようにして
いるから、極めて効率的な対話方式の絞込みを行うこと
ができる。そして、前記確認情報は1フレーズの音声情
報として生成されることが、その確認情報を前記携帯電
話を介して聞き取るユーザにとって分かり易く好ましい
ものである。
【0032】そして、この発明では、周知の音声認識シ
ステムを採用して、音声入力によって前記サーバとの間
の通信を行えるようにしたから、携帯電話のようにキー
入力に対して慣れが必要であり、他人の電話番号を入力
する時に平仮名な漢字入力にさえ手間取るような不慣れ
な人に対しても容易に利用することができるようにな
る。
【0033】(6) 上記(5)の店舗情報提供方法に
おいて、前記時間,位置に関する情報の何れかには、デ
フォルト値が設定されており、前記要求情報に前記時
間,位置に関する情報が含まれていない場合には、前記
位置として前記携帯電話の位置情報が、前記時間として
「今」が設定され、このデフォルト値が設定された場合
には、前記確認情報内にそのデフォルト値として設定さ
れた場所及び/又は時間を含む付加疑問形式のフレーズ
が形成されることを特徴とする店舗情報提供方法。
【0034】(7) 上記(5)及び(6)の店舗情報
提供方法において、前記(b)及び(c)の段階の間に
は、前記サーバ内に予め記憶された店舗情報提供最大数
と絞り込まれた前記店舗情報の数とを比較する段階と、
前記比較した結果が、前記サーバ内に予め記憶された店
舗情報最大数以下に至らない場合には、再度の確認情報
を送信して前記(b)の絞込み段階と、を前記店舗情報
最大数以下なるまで繰り返すことを特徴とする店舗情報
提供方法。
【0035】この(7)の発明によれば、そのユーザが
前記携帯電話の限られたスペック(表示画面の制限され
た大きさなど)でユーザが確認して苦にならない程度の
店舗情報数まで随時絞り込むことが可能となる。
【0036】(8) 前記(1)から(7)のいずれか
に記載の店舗情報提供方法において、前記サーバは、前
記ユーザの端末又は携帯電話との次回の接続時に、前回
送信した店舗情報についてのアンケート情報を送信し、
当該アンケート情報に対する回答情報を受信すると、こ
の受信した回答情報に基づいて前記嗜好情報を更新する
ことを特徴とする店舗情報提供方法。
【0037】この(8)の発明では、前記嗜好情報を適
宜に更新することによって、ユーザに対してよりマッチ
した店舗情報の提供を可能ならしめることができる。ま
た、このように、アンケート情報を提供することによ
り、実際に提供した店舗情報に基づいてそのユーザが実
際に店舗を訪れた否かを確認することが可能となる。
【0038】(9) 上記(5)から(8)のいずれか
に記載の店舗情報提供方法において、前記付加疑問形式
の確認情報に対する前記応答情報が、前記確認情報に対
するYES又はNOに関係する回答を含まない場合に
は、前記確認情報に前記ユーザが同意しYESであると
判定して、その判定結果を店舗情報の絞り込みに利用す
ることを特徴とする店舗情報提供方法。
【0039】この(9)の発明には、心理学的な側面を
考慮した発明であって、通常の会話で省略されるよう
な、例えば「食事をしますか?」に対して「ラーメンが
食べたい」といった回答になった場合にその応答者は既
に食事をすることに同意しているといったようなスムー
ズで自然な会話をサーバとユーザ間で成り立たせること
ができるものである。
【0040】(10) 上記(5)から(8)のいずれ
かに記載の店舗情報提供方法において、前記付加疑問形
式の前記確認情報は、第1候補の店舗情報を含む付加疑
問形式のフレーズと、第2候補の店舗情報又はサーバ側
で推薦する店舗情報を含む伺い形式のフレーズとの2種
類のフレーズで形成し、伺い形式のフレーズへの応答が
前記応答情報に含まれていない場合には、少なくとも第
2候補の店舗情報がNOであると判定することを特徴と
する店舗情報提供方法。
【0041】この(10)の発明によれば、前記(9)
発明と同様に、スムーズで自然な会話をサーバとユーザ
間で成り立たせることができるものである。
【0042】なお、以下の(11)から(20)及び
(21)から(30)は、上記(1)から(10)の発
明を、物の発明としてのサーバ及び記憶媒体に記憶され
たプログラムに適用した場合した発明であって、それぞ
れの発明は既に述べた(1)から(10)の発明と同様
の効果が期待できるものである。
【0043】(11) 通信回線を通じてユーザが位置
情報送信機能を有する端末でサーバから店舗情報を提供
することが可能な店舗情報提供方法が実行可能なサーバ
であって、前記店舗情報は、前記ユーザの過去の店舗情
報利用履歴としての嗜好情報と、当該ユーザの端末から
受信したその時点での位置情報に応じて前記サーバ内で
決定されることを特徴とする店舗情報提供方法が実行可
能なサーバ。
【0044】(12) ユーザが位置情報送信機能を有
する端末とサーバとを通信回線で接続して、当該サーバ
内に記憶された複数の店舗情報の中から前記端末を通じ
て前記ユーザの要求情報にマッチした店舗情報を提供す
ることが可能な店舗情報提供方法が実行可能なサーバで
あって、a)前記サーバは、前記端末から受信した位置
情報と時間情報などの前記サーバが前記端末との接続時
に得られる接続時取得情報を初期値として、当該初期値
に対応した推論的な確認情報を前記端末に送信する段階
と、b)前記確認情報に対する前記ユーザの前記端末を
通じての応答情報を受信し、当該応答情報及び予め前記
サーバ内に記憶されたそのユーザの嗜好情報とに応じて
前記複数の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む
段階と、c)絞り込みした店舗情報を前記端末に送信す
る段階と、の制御内容を少なくとも含む店舗情報提供方
法が実行可能なサーバ。
【0045】(13) 上記(11)又は(12)に記
載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバにおいて、前
記店舗情報の提供は、そのユーザの嗜好情報だけではな
く、当該ユーザの嗜好情報と類似した嗜好情報を有する
他のユーザが過去に訪れた店舗情報に応じて提供される
制御内容を含むことを特徴とする店舗情報提供方法が実
行可能なサーバ。
【0046】(14) 上記(12)又は(13)に記
載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバにおいて、b
−1)前記b)の段階で絞り込んだ店舗情報の数が、所
定の店舗情報数より大の場合には、前記複数の店舗情報
から当該所定の店舗情報数に絞り込むための情報を入手
するため、時間,位置,目的,動作のいずれかの不足し
ている情報に基づいた確認情報を生成し、前記携帯電話
に送信する段階と、b−2)前記確認情報に対して得ら
れた前記ユーザの応答情報に基づいて再度の前記複数の
店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階と、を
有し、当該絞り込んだ店舗情報の数が、所定の店舗情報
数より少なくなるまで前記(b−1)及び(b−2)の
段階を繰り返して行う制御内容を含むことを特徴とする
店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
【0047】(15) ユーザが位置情報送信機能を有
する携帯電話とサーバとを通信回線で接続して、当該サ
ーバから該サーバ内に記憶された複数の店舗情報の中か
ら店舗情報を得ることが可能な店舗情報提供方法が実行
可能なサーバであって、a’)前記サーバは、前記携帯
電話から受信した位置情報と時間情報などの前記携帯電
話との接続時に得られた接続時取得情報と、前記ユーザ
により音声入力された要求情報とに応じて、当該要求情
報にマッチする店舗情報を絞り込むにあたり、その要求
情報の中で時間,位置,目的,動作のいずれかの不足し
ている情報を入手するために前記携帯電話に送信される
音声情報としての確認情報であって、当該確認情報が前
記接続時取得情報に基づいて付加疑問形式として形成さ
れ前記端末に送信する段階と、b)前記確認情報に対す
る前記ユーザの前記携帯電話を通じての応答情報を音声
情報として受信し、当該応答情報及び予め前記サーバ内
に記憶されたそのユーザの嗜好情報とに応じて前記複数
の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階と、
c)絞り込んだ前記店舗情報を前記携帯電話に送信する
段階と、の制御内容を少なくとも含む店舗情報提供方法
が実行可能なサーバ。
【0048】(16) 上記(15)に記載の店舗情報
提供方法が実行可能なサーバにおいて、前記時間,位置
に関する情報の何れかには、デフォルト値が設定されて
おり、前記要求情報に前記時間,位置に関する情報が含
まれていない場合には、前記位置として前記携帯電話の
位置情報が、前記時間として「今」が設定され、このデ
フォルト値が設定された場合には、前記確認情報内にそ
のデフォルト値として設定された場所及び/又は時間を
含む付加疑問形式のフレーズが形成される制御内容を含
むことを特徴とする店舗情報提供方法が実行可能なサー
バ。
【0049】(17) 上記(15)又は(16)に記
載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバにおいて、前
記(b)及び(c)の段階の間には、前記サーバ内に予
め記憶された店舗情報提供最大数と絞り込まれた前記店
舗情報の数とを比較する段階と、前記比較した結果が、
前記サーバ内に予め記憶された店舗情報最大数以下に至
らない場合には、再度の確認情報を送信して前記(b)
の絞込み段階と、を前記店舗情報最大数以下なるまで繰
り返す制御内容を含むことを特徴とする店舗情報提供方
法が実行可能なサーバ。
【0050】(18) 上記(11)から(17)のい
ずれかに記載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバに
おいて、前記サーバは、前記ユーザの端末又は携帯電話
との次回の接続時に、前回送信した店舗情報についての
アンケート情報を送信し、当該アンケート情報に対する
回答情報を受信すると、この受信した回答情報に基づい
て前記嗜好情報を更新する制御内容を含むことを特徴と
する店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
【0051】(19) 上記(15)から(18)のい
ずれかに記載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバに
おいて、前記付加疑問形式の確認情報に対する前記応答
情報が、前記確認情報に対するYES又はNOに関係す
る回答を含まない場合には、前記確認情報に前記ユーザ
が同意しYESであると判定して、その判定結果を店舗
情報の絞り込みに利用する制御内容を含むことを特徴と
する店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
【0052】(20) 上記(15)から(18)のい
ずれかに記載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバに
おいて、前記付加疑問形式の前記確認情報は、第1候補
の店舗情報を含む付加疑問形式のフレーズと、第2候補
の店舗情報又はサーバ側で推薦する店舗情報を含む伺い
形式のフレーズとの2種類のフレーズで形成し、伺い形
式のフレーズへの応答が前記応答情報に含まれていない
場合には、少なくとも第2候補の店舗情報がNOである
と判定する制御内容を含むことを特徴とする店舗情報提
供方法が実行可能なサーバ。
【0053】(21) 通信回線を通じてユーザが位置
情報送信機能を有する端末でサーバから店舗情報を提供
することが可能な店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒
体に記憶されたプログラムであって、前記店舗情報は、
前記ユーザの過去の店舗情報利用履歴としての嗜好情報
と、当該ユーザの端末から受信したその時点での位置情
報に応じて前記サーバ内で決定されることを特徴とする
店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶されたプ
ログラム。
【0054】(22) ユーザが位置情報送信機能を有
する端末とサーバとを通信回線で接続して、当該サーバ
内に記憶された複数の店舗情報の中から前記端末を通じ
て前記ユーザの要求情報に基づいて、そのユーザの嗜好
情報にマッチした店舗情報を絞り込み提供することが可
能な店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶され
たプログラムであって、a)前記サーバは、前記端末か
ら受信した位置情報と時間情報などの前記サーバが前記
端末との接続時に得られる接続時取得情報を初期値とし
て、当該初期値及び/又は前記嗜好情報に対応した推論
的な確認情報を前記端末に送信する段階と、b)前記確
認情報に対する前記ユーザの前記端末を通じての応答情
報を受信し、当該応答情報及び予め前記サーバ内に記憶
されたそのユーザの嗜好情報とに応じて前記複数の店舗
情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階と、c)絞
り込みした店舗情報を前記端末に送信する段階と、を含
む店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶された
プログラム。
【0055】(23) 上記(21)又は(22)に記
載の店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶され
たプログラムにおいて、前記店舗情報の提供は、そのユ
ーザの嗜好情報だけではなく、当該ユーザの嗜好情報と
類似した嗜好情報を有する他のユーザが過去に訪れた店
舗情報に応じて提供されることを特徴とする店舗情報提
供方法が実行可能な記憶媒体に記憶されたプログラム。
【0056】(24) 上記(22)又は(23)記載
の店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶された
プログラムにおいて、b−1)前記b)の段階で絞り込
んだ店舗情報の数が、所定の店舗情報数より大の場合に
は、前記複数の店舗情報から当該所定の店舗情報数に絞
り込むための情報を入手するため、時間,位置,目的,
動作のいずれかの不足している情報に基づいた確認情報
を生成し、前記携帯電話に送信する段階と、b−2)前
記確認情報に対して得られた前記ユーザの応答情報に基
づいて再度の前記複数の店舗情報からマッチする店舗情
報を絞り込む段階と、を有し、当該絞り込んだ店舗情報
の数が、所定の店舗情報数より少なくなるまで前記(b
−1)及び(b−2)の段階を繰り返して行うことを特
徴とする店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶
されたプログラム。
【0057】(25) ユーザが位置情報送信機能を有
する携帯電話とサーバとを通信回線で接続して、当該サ
ーバから該サーバ内に記憶された複数の店舗情報の中か
ら店舗情報を絞り込み可能な店舗情報提供方法が実行可
能な記憶媒体に記憶されたプログラムであって、a’)
前記サーバは、前記携帯電話から受信した位置情報と時
間情報などの前記端末との接続時に得られた接続時取得
情報と、前記ユーザにより音声入力された要求情報とに
応じて、当該要求情報にマッチする店舗情報に絞り込む
にあたり、その要求情報の中で時間,位置,目的,動作
のいずれかの不足している情報を入手するために前記携
帯電話に送信される音声での確認情報であって、当該確
認情報が前記接続時取得情報に基づいて付加疑問形式と
して形成され前記端末に送信する段階と、b)前記確認
情報に対する前記ユーザの前記端末を通じての応答情報
を音声情報として受信し、当該応答情報及び予め前記サ
ーバ内に記憶されたそのユーザの嗜好情報とに応じて前
記複数の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段
階と、c)絞り込んだ前記店舗情報を前記端末に送信す
る段階と、を含む店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒
体に記憶されたプログラム。
【0058】(26) 上記(25)に記載の店舗情報
提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶されたプログラム
において、前記時間,位置に関する情報の何れかには、
デフォルト値が設定されており、前記要求情報に前記時
間,位置に関する情報が含まれていない場合には、前記
位置として前記携帯電話の位置情報が、前記時間として
「今」が設定され、このデフォルト値が設定された場合
には、前記確認情報内にそのデフォルト値として設定さ
れた場所及び/又は時間を含む付加疑問形式のフレーズ
が形成されることを特徴とする店舗情報提供方法が実行
可能な記憶媒体に記憶されたプログラム。
【0059】(27) 上記(25)又は(26)に記
載の店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶され
たプログラムにおいて、前記(b)及び(c)の段階の
間には、前記サーバ内に予め記憶された店舗情報提供最
大数と絞り込まれた前記店舗情報の数とを比較する段階
と、前記比較した結果が、前記サーバ内に予め記憶され
た店舗情報最大数以下に至らない場合には、再度の確認
情報を送信して前記(b)の絞込み段階と、を前記店舗
情報最大数以下なるまで繰り返すことを特徴とする店舗
情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶されたプログ
ラム。
【0060】(28) 上記(21)から(27)のい
ずれに記載の店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に
記憶されたプログラムにおいて、前記サーバは、前記ユ
ーザの端末又は携帯電話との次回の接続時に、前回送信
した店舗情報についてのアンケート情報を送信し、当該
アンケート情報に対する回答情報を受信すると、この受
信した回答情報に基づいて前記嗜好情報を更新すること
を特徴とする店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に
記憶されたプログラム。
【0061】(29) 上記(25)から(28)のい
ずれかの請求項に記載の店舗情報提供方法が実行可能な
記憶媒体に記憶されたプログラムにおいて、前記付加疑
問形式の確認情報に対する前記応答情報が、確認情報に
対するYES又はNOに関係する回答を含まない場合に
は、前記確認情報に前記ユーザが同意しYESであると
判定して、その判定結果を店舗情報の絞り込みに利用す
ることを特徴とする店舗情報提供方法が実行可能な記憶
媒体に記憶されたプログラム。
【0062】(30) 上記(25)から(28)のい
ずれかの請求項に記載の店舗情報提供方法が実行可能な
記憶媒体に記憶されたプログラムにおいて、前記付加疑
問形式の確認情報は、第1候補の店舗情報を含む付加疑
問形式のフレーズと、第2候補の店舗情報又はサーバ側
で推薦する店舗情報を含む伺い形式のフレーズと2種類
のフレーズで形成し、伺い形式のフレーズへの応答が前
記応答情報に含まれていない場合には、少なくとも第2
候補の店舗情報がNOであると判定することを特徴とす
る店舗情報提供方法が実行可能な記憶媒体に記憶された
プログラム。
【0063】(用語の定義)前記「端末」とは、携帯電
話の他、携帯端末や設置型のコンピューターなどサーバ
に接続して適宜に当該サーバから店舗情報の提供を受け
ることができるものであれば何でも適用することができ
る。
【0064】なお、上記「位置情報送信機能を有する端
末」とは、通常の電話機に備わっている機能であって、
交換機コードや市外局番がサーバ側から認識できて、そ
の端末としての電話機の位置情報をサーバ側で認識でき
る機能を有して入れば良く、最近では、一部の携帯電話
に機能として装備されている人工衛星を利用したGPS
機能を有する「位置情報送信機能を有する端末」に相当
する。
【0065】「確認情報に対するYES又はNOに関係
する回答を含まない場合には、前記確認情報に前記ユー
ザが同意しYESであると判定」とは、店舗情報の評価
を時間属性,位置属性,目的属性,動作属性の
4つの属性でユーザの要望にマッチする店舗情報を評価
する場合に、「18:00に、六本木でいいですか?」
との確認情報に対して、「渋谷にしてくれ」との応答情
報を受信したと想定すると、時間属性としての「1
8:00」に関係する回答を含まないからYESと判定
し、位置属性としての「六本木」に対しては、「渋
谷」という「YES又はNOに関係する回答」を含むか
らNOと判定するという意味である。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る店舗情報提供
方法が実行可能な店舗情報提供システムに好適な実施の
形態について、図を参照しながら説明する。
【0067】図1は本発明に係るユーザの要求に合った
店舗情報を提供する方法が実行可能なサービス提供サー
バを適用したネットワークシステム1の構成を示すブロ
ック図である。この図1に示すネットワークシステム1
において、パケット網/PDC(Personal Digital Cel
lular)網2に対して、図示しない基地局を介して不特
定多数のユーザの所有する端末としての携帯電話4が接
続されるようになされている。各携帯電話4は、パケッ
ト網/PDC網2やインターネット網6などの通信回線
を介して互いに音声データや文字データの授受を例えば
TDMA(TimeDivision Multiple Access)と呼ばれる
時分割多重接続方式で行うことができる。
【0068】前記携帯電話4は、互いに音声データや文
字データ或いは画像データ等の授受を行なうことに加え
て、パケット網/PDC網2を介してパケット通信によ
って情報センタ5にアクセスすることができる。情報セ
ンタ5は、携帯電話4からの要求に応じて、インターネ
ット網6に接続されているサーバ3A、3B又は専用線
によって接続されているサーバ7から種々の情報を取得
し、これを要求元の携帯電話4に受け渡す。これによ
り、携帯電話4を所持する前記ユーザは、外出先等、そ
の居場所に拘わらず、所望の情報をサーバ3A、3B又
は7から取得することができる。
【0069】この発明における通信回線とは、上記パケ
ット網/PDC網2、前記基地局、前記情報センタ5、
前記インターネット網6などがこれに相当する。
【0070】また、この発明における端末とは、上記携
帯電話4に限らずインターネット網6又はパケット網/
PDC網2などを通じてサーバ3A、3B、7に接続可
能な端末であれば何でも適用することが可能であるが、
持ち運びが容易な携帯電話4がより好ましく、更には携
帯電話4にGPS機能が搭載されたものであれば更に後
述するような位置情報を正確に得ることができることか
らより好適である。勿論、GPS機能の搭載されていな
い携帯電話4にも適用できるのは言うまでもない。
【0071】さらに、この発明における店舗情報を提供
可能なサーバは、サーバ3(サーバ3A,3B)又は専
用線によって接続されているサーバ7のいずれであって
も採用可能である。しかしなが、説明の便宜上、この実
施の形態での「店舗情報の提供」サーバをサーバ3Aと
して以下に説明する。
【0072】図2はユーザが所持する端末としての携帯
電話4の構成を示すブロック図である。この図2に示さ
れるように、携帯電話4においては、データバスBUS
にCPU11、メモリ12、前記基地局との間で信号の
送受信を行う送受信部(RF)15、送受信手段15に
おいて受信したRF(Radio Frequency) 信号をベース
バンド信号に変換すると共に送信しようとするベースバ
ンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理手段1
6、マイクロホン17及びスピーカ18とのインターフ
ェイスである音声処理手段13、液晶表示パネル等で構
成された表示部14及びキーボードやジョグダイヤル等
でなる入力手段19が接続されている。
【0073】CPU11はメモリ12に格納されている
動作プログラムに従って種々の動作を実行するようにな
されており、当該動作に応じて各回路部を制御する。C
PU11の各種処理内容は必要に応じて表示部14に表
示される。
【0074】入力手段19は、ユーザが所望の通話先の
電話番号を入力すると、当該電話番号を表すデータをC
PU11に供給する。CPU11はユーザが入力した電
話番号で表される通話先に対して、送受信手段15を介
して接続要求を送信する。このときパケット網/PDC
網2は通話先の応答に応じて回線を接続する。回線が接
続されると、送受信手段15は、アンテナを介して受信
した通話先からのRF信号をベースバンド処理手段16
に供給し、ここでRF信号をベースバンド信号に変換す
る。ベースバンド処理手段16は当該変換されてなるベ
ースバンド信号を入出力部13に供給することにより、
受信された通話先からの音声信号をスピーカ18から音
声として出力する。
【0075】また、ユーザがマイクロホン17を介して
音声を入力すると、入出力部13はマイクロホン27か
ら供給される入力音声信号をベースバンド処理手段16
に供給し、ここでベースバンド信号をRF信号に変換す
る。そしてベースバンド処理手段16は当該変換されて
なるRF信号を送受信手段15を介してパケット網/P
DC網2に送信することにより、当該RF信号を、パケ
ット網/PDC網2に回線接続された通話先に対して送
信する。かくして携帯電話4を使用するユーザは、通話
先である他のユーザとの間で携帯電話を介した会話を行
うことができる。
【0076】また、CPU11は、ユーザが入力手段1
9を操作することにより入力される種々の情報(文字情
報や特定の選択情報等)をパケットデータに変換した
後、これをベースバンド処理手段16及び送受信手段1
5を介してパケット網/PDC網2に送信する。パケッ
ト網/PDC網2は、このパケットデータを情報センタ
5に送る。また、情報センタ5からパケット網/PDC
網2を介して送信されるパケットデータ化された情報
が、重畳されたRF信号を、送受信手段15及びベース
バンド処理手段16を介して取り込み、表示部14の表
示画面14Aに表示する。
【0077】また、この実施の形態の携帯電話4はGP
S部20を有しており、このGPS部20によって携帯
電話4の位置情報を適宜送信して、サーバ3A側でこの
位置情報を接続時取得情報として利用して近場の店舗を
紹介するなどのサービスを受けることができる。このよ
うなGPS機能は、現在の携帯電話4において標準装備
されているものも存在する。
【0078】かくして携帯電話4を使用するユーザは、
通話先である情報センタ5との間で、サーバ3(3A,
3B)やサーバ7によって提供される種々のサービスの
提供を受けることができる。当該種々のサービスの一つ
が、本発明における店舗情報提供サービスである。
【0079】図3はサーバ3の構成を示すブロック図で
ある。
【0080】この図3に示されるように、本システム
は、検索部51、知識データ部57、データ入力部58
を有しており、検索部51は更に、情報評価部52、情
報解析部53、情報入力部54、リアルタイム情報解析
部55、リアルタイム情報入力部56で構成されてい
る。なお、これらの各部は複数のサーバの複合体で構成
されていてもよい。
【0081】検索部51を詳述すると、本システムで
は、前記携帯端末4による音声入力情報の処理機能を含
む情報入力部54としてのCTI(Computer telephone
integration)と、前記情報入力部54により入力され
た音声情報を言語情報に変換処理された言語情報を、名
詞や動詞に分解してその意味を解析する情報解析部53
と、当該情報解析部32で意味解析された情報を後述す
る社会情報,環境情報,個人情報とに基づいて時間,位
置,目的,動作の4つの属性でゴールへ絞り込んで行く
情報評価部52と、を主な構成としている。
【0082】また、図3において、リアルタイム情報解
析部55は、前記携帯電話4とサーバ3との接続時に得
られた接続時取得情報としての位置情報や時間情報をリ
アルタイムで解析して前記情報評価部52に受け渡す処
理を担うものである。
【0083】さらに、図3において、符号57は、前記
個人データベースの初期構築等を支援するための知識編
集的な機能を有する知識データ部である。
【0084】なお、前記情報評価部52eで行われる、
時間,位置,目的,動作の4つの条件でユーザが要求し
ているターゲットとしてのゴールを推論する所謂エキス
パートシステムである。このようなエキスパートシステ
ムは、医療診断や教育システム、或いは設計支援システ
ムに適用されたものが既に存在するが、前述したように
ユーザが欲している店舗情報を時間,位置,目的,動作
の4つの条件から推論して絞り込んで行く点について
は、新規なものであって、この発明の一つの特徴となっ
ている。すなわち、上記情報評価部52で行われる複数
のユーザごとに形成された知識データ部57に記憶され
た複数の店舗情報から、当該ユーザが欲する店舗情報を
絞り込むといったゴールを目指す評価は、従来の予め用
意された複数の店舗情報から単純に検索するシステムと
は異なるものである。
【0085】なお、情報評価部52には、ユーザの携帯
電話4から入力された音声情報に基づいて、そのユーザ
の前記知識データ部57の個人情報(個人知識)や他の
ユーザと共用する知識データベースの社会情報(社会知
識)、環境情報(環境知識)とを参照しつつ、携帯端末
4を通じてユーザとの対話を繰り返しながらゴールとし
ての店舗情報を提供するための店舗情報提供方法が実行
可能な評価プログラムが図示しない情報評価部52内の
メモリ内に記憶されている。
【0086】次に、上述した情報入力部54及び情報解
析部53、情報評価部52、リアルタイム情報解析部5
5、知識データ部57のそれぞれの機能について更に詳
しく説明する。
【0087】前記情報入力部54は、その情報入力部5
4に入力された音声データを音声認識用辞書及び翻訳辞
書を参照して言語データに随時変更して、前記情報解析
部53に転送する。
【0088】そして、情報解析部53に転送された言語
データ(日本語データ)は、当該言語データを名詞と動
詞等に分解し、日本語辞書を参照しつつ意味オブジェク
トとして前記情報評価部52に転送する。この言語デー
タから意味オブジェクトへの変換は、例えば、言語デー
タとして「今夜、レストランで食事をしたいので、お店
を探してほしい」というものであった場合には、言語の
「今夜」を「18時以降」といったような変換を行うも
のである。つまり、一般的な検索システムでは、「太
陽」→「地球」、「地球」→「大地」「海」「森」や、
「緑」→「森」、「赤」→「りんご」「太陽」、「青」
→「空」、「海」、「地球」などの一般常識や一般的関
連語などの意味的な関連語は検索の対象とならないが、
このシステムではそのような意味的な関連語をもユーザ
の欲している情報を絞り込むための情報として利用でき
るようにしている。
【0089】次に、情報評価部52では、情報解析部5
3から転送された意味オブジェクトと、リアルタイム情
報解析部55により与えられた位置オブジェクトと時間
オブジェクトとに基づいて、知識データ部57を参照し
つつユーザの欲している店舗情報の絞り込み評価を行
う。
【0090】前記知識データ部57は、ユーザが会員登
録する際のアンケート等からデータ入力部58によって
入力された情報を基にして初期実装が行われる。この初
期実装された個人データベースは、後の店舗情報提供サ
ービスの利用に応じて適宜に追加更新され、最終的に
は、ユーザが携帯電話4でサーバ3に接続した段階で、
その位置情報や時間情報からユーザが何を欲しているか
を推論して、いきなり「○○;様、朝食でしょうか?
本日の朝食は△レストランがおすめです」といった具合
に店舗情報を提供できる、ホテルのコンシェルジェのよ
うな高品位なサービスを提供できるような個人データベ
ースを構築することを目指している。
【0091】前記知識データ部57では、そのユーザの
氏名、年齢、職業、性別、嗜好品、好物、得意などの項
目の知識が記憶されている。このような知識は、このユ
ーザが本発明の店舗情報提供方法のサービスを受けるた
めに会員登録する際に入手すると良く、この会員登録の
際に、そのユーザに対してログインIDや音声パスワー
ドを同時にサーバ3内に登録する。また、そのユーザの
人種や各商品の好みなどの第一階層より深みのある情報
も記憶されており、このような情報は、上記表層知識の
ように会員入会時のアンケートで一部入手可能である
が、この店舗情報提供サービスにより紹介された店舗情
報の利用結果を次回のサービス利用の冒頭でサーバ3側
から端末4へアンケート情報を提供し、このアンケート
情報の回答情報に応じて適宜追記又は更新するようにし
て随時蓄積されるようにしている。さらには、この店舗
情報提供サービスを利用した履歴が随時知識として蓄積
されるようになっている。
【0092】次に、図4、図5及び図6に基づいて、こ
の発明に係わる店舗情報提供方法を用いてユーザの要求
情報に応じて当該要求情報にマッチした店舗情報を提供
するシステムについて説明する。
【0093】図4は、店舗情報提供方法のシステムの流
れを示すフローチャートである。
【0094】図5及び図6は、店舗情報提供方法のシス
テムによって店舗情報提供サービスを受けるユーザの携
帯電話の画面に表示される画像の一例である。
【0095】まずユーザは、郵送での手続き又はオンラ
イン上での操作手続きによって、本サービスを提供する
サーバ3の運営会社(管理者)に対して予め会員登録を
行う。この会員登録によって、そのユーザはサーバ3の
店舗情報提供サービスを利用する際に必要となるログイ
ンID及び音声パスワードを得ることができる。
【0096】ユーザが本サービスのURLを入力して、
携帯電話4を介してサーバ3に接続し、本サービスを提
供するホームページにアクセスすると(図5のS20
1)、サーバ3は個人認証画面を送信する(図4のS1
00、図5のS202)。ユーザが、携帯電話4により
前記ログインID又は音声パスワードを送信すると、こ
のログインIDと音声パスワードが真性なものか否かを
サーバ3側が認証処理を行う(図4のS101)。ユー
ザの認証に成功して、当該認証処理の結果が真性なログ
インIDと音声パスワードであることが確認されたこと
を条件に、そのユーザはサーバ3による店舗情報提供サ
ービスの提供を受けることができるようになる。このと
き、サーバ3側は、携帯端末4から送信されるログイン
IDによって、個人データベース34内のどの個人情報
に対応するユーザであるかを認知することができるよう
に対応関係がつけられている。一方、ユーザの認証に失
敗した場合には、本サブルーチンを直ちに終了する。
【0097】このユーザ認証を詳述すると、ユーザは、
携帯電話4を用いて前記サーバ3と接続すべく、所定の
URLに接続する操作を行い、サーバ3が携帯電話4の
接続を確認すると、前記ログインIDとしての携帯電話
4の電話番号が自動的に受信される(発信者番号通知)
か、或いは携帯電話4の入力手段19により前記ログイ
ンIDのキー入力がサーバ3側で確認されると、次に音
声にて生年月日と音声パスワードの入力を促す。
【0098】なお、携帯電話によっては、WEBのアク
セスにおいて、携帯電話自身の製造番号がWEB上のア
プリケーションで読取れるために、パスワードを入力し
なくても認証が可能である。
【0099】この実施の形態では、音声パスワードの他
に生年月日をも要求して真性な利用であるかを認証でき
るようにしているのは、より不正使用を防止する目的に
たったものであり、音声パスワード又は生年月日のいず
れか一方のみで認証をおこなうようにすることもできる
のは言うまでもない。
【0100】例えば、この生年月日と音声パスワードの
入力が完了し、サーバ3側で前記ログインIDと音声パ
スワードとの認証が終了すると、サーバ3側からの呼び
かけ応答メッージが送信されてサービスが開始される。
この「呼びかけ応答メッセージ」には、例えば図5のS
203に示すように、そのユーザの名前を含むように形
成し、その携帯電話4が接続された時間や季節によって
変化するフレーズを追加して、親密度の高まるような演
出を行うことが好ましい。また、この時、同時に日時の
行事や記念日や予定を予め登録された個人情報から抽出
して適宜にユーザの携帯端末4に送信する(図4のステ
ップS102)。
【0101】なお、この接続された段階で、前にこの店
舗情報提供サービスを受けた履歴が残っていた場合に
は、すかさずその店舗情報に基づいて店舗を利用した感
想を聞き、店舗の評価結果情報の収集を行うようにす
る。接続した冒頭で、このように前回提供された店舗情
報に基づいて店舗を利用した評価情報を収集するのは、
人間の心理学的な側面に立って出来るだけ真実の評価結
果を得るための配慮である。
【0102】この「呼びかけ応答メッセージ」は、個人
履歴から記念日等を伝え、前回の利用結果をシステムに
フィードバックするようにしている。例えば、「こんに
ちは、○○○○さん。」と表示することによって、更に
は、季節、時間、日時によって挨拶文を変更することに
よって、ユーザに親近感を与えることができる。
【0103】また、現在の日時と本日の記念日などをチ
ェックして行事や記念日や予定を予め登録された個人情
報から抽出し、例えば、「今日は、誕生部おめでとうご
ざいます。」と表示することによって、ユーザが希望す
るメニューを連想させて誘導することができる。例え
ば、誕生日だということを再認識させることで、このシ
ステムにおいてユーザとしては定食屋を探す予定だった
が、誘導によって、ユーザの好きな焼肉屋に行こうと、
ユーザに思わせることができる。つまり、誕生日という
一種の記念日を多少は盛大に行おうと、ユーザは高価な
レストランを選択することも考えられるので、ユーザを
誘導することができる。
【0104】また、店舗評価情報の収集としての「先日
のAレストランはいかがでしたか?」の評価質問に対し
て、「大変よかった」と回答情報を得た場合には、図3
の個人情報を記憶する知識データ部57に、履歴情報と
してAレストランの期待値80%であると記憶する。こ
の80%というのは、「大変よかった」との回答情報に
基づいたものである。もし、過去の店舗情報の入手履歴
が存在しなかったり、予め定められた所定期間を前の利
用から経過していた場合には、前記評価情報の入手の効
果が期待できないから、店舗評価情報の収集(受信)行
程は省略されるようにしている。「予め定められた所定
期間」とは、数ヶ月とか数年とかの前の利用した店の評
価自体を覚えている可能性が低いような期間であり、こ
の期間はサーバ3に有するタイマーの設定を変更するこ
とにより適宜変更することができる。
【0105】このように過去の結果を聞くことで、顧客
のこの店に対する評価を蓄積するのである。もし、ユー
ザが「全然良くなかった」という項目を選択すれば、今
後の検索においては、検索結果に表示しないようにする
ことで、ユーザが欲しくない情報ということで除去する
ことができる。なお、他の評価項目としては、「ちょっ
とよかった」「あまりよくなかった」等がある。
【0106】このようにして、店舗評価情報の受信を行
い(図4のステップS103)、更に、この評価内容に
応じて、次のステップを決定する(図4のステップS1
04)。
【0107】評価内容は各項目に対する期待度という形
で処理され、この期待度によって検索指定画面を送信す
る(図4のステップS106)。ユーザの携帯電話に送
信された画面の一例としては、図5のステップS204
に示されるものがあり、最初にどういう内容の画面を送
信するかは、知識データ部57、リアルタイム情報解析
部55等のデータを基に構成される。なお、評価内容が
悪い場合には、その店舗に対するクレーム等を受け付け
るアンケート画面を送信して(図4のステップS10
5)、ユーザの意見を聞くこともできる。
【0108】図5のS204で表示される画面では、
「現時刻は、19:00です。」と表示することによっ
て、現在の環境情報をユーザに提示し、ユーザの目的に
叶った選択肢を提供していく。例えば、「雨が降ってい
ますよ。」と表示することで、ユーザは、現在いる場所
の近くの店を探したいと思うはずであり、その場合に
は、「今夜は、新宿付近のフランスレストランで食事を
したいですか?」と質問することにより、ユーザの目的
に叶う検索項目を提示する。この検索項目でユーザが納
得して「はい」という項目を選択すれば、図5のステッ
プS206に示すような検索結果を送信する(図4のス
テップS110)。
【0109】一方で、最初の検索結果にユーザが納得せ
ずに「いいえ」という項目を選択して、図4のステップ
S107においてサーバの検索指示に従わなかった場合
には、図5のステップS205に示すような検索項目変
更画面を送信する(図4のステップS108)。
【0110】図5のステップS205において示される
検索項目としては、「時間指定」「場所指定」「目的指
定」「行動指定」「他条件」という項目があり、これら
の項目を変更することで、検索データを構成する。これ
らの項目の選択方法としては、リスト形式で一覧から選
ばせる方法があるが、よりユーザの希望に沿った検索条
件を構成するためにもテキストボックス形式にするのが
好ましい。こうして、ユーザの希望に沿う検索条件を構
成していき、検索項目変更画面の入力が完了して、ユー
ザが確認ボタンを押せば、サーバにおいて変更情報が認
識されて(図4のステップS109)、検索結果を送信
することとなる(図4のステップS110)。
【0111】ステップS110において検索結果が送信
されて、図5のS206に示す検索結果が表示される。
例えば、検索の結果ヒットした情報が10件あるとし
て、これらの住所や店の写真やメニューリストや地図等
を確認することができる(図4のステップS112)。
【0112】一方で、ステップS110において検索結
果が送信されて、検索結果に対してユーザが絞り込み検
索をかけたいと希望した場合には(図4のステップS1
11)、ステップS108に処理を戻して検索項目の再
入力を促す。
【0113】前述したように、この店舗情報提供方法に
おいては、前記店舗情報の検索を時間指定,場所指
定,目的指定,行動指定の4つの情報で検索する。
すなわち、携帯電話4とサーバ3とが接続された段階で
は、ユーザの○○○○さんの要求情報として、時間指
定は、接続された時間、位置指定は、新宿(勤務地所
在地)/接続された場所、が上記属性の値として一
旦規定されており、ユーザの要求情報を受信した段階
で、時間指定は、今日の夜(19:00以降)、位
置指定は、新宿近辺、目的指定は、レストランで食
事、動作指定は、お店を探す、と解析されており、接
続時点で得られた情報は後に得られた情報に基づいて随
時更新されるようにしている。
【0114】次に、前記〜の検索条件を基に、情報
解析部53及びリアルタイム情報解析部55は確認情報
を生成し、この確認情報に対する応答情報により前記
〜の属性の曖昧な部分を随時更新して最終的に十分に
絞り込むことができるだけの評価情報を得るべきユーザ
を誘導するようにしている。つまり、前記〜の条件
の不確かな部分は、例えば前記の条件に対しては「今
夜とは何時ですか?」といった内容ではなくて、「今
夜」を「19:00」と推論した推論的且つ付加疑問形
式のフレーズの確認情報を生成するようにして、より人
間との対話に近い対話となるように配慮している。な
お、現段階で判明又は類推される〜の条件に基づい
て、「時間は、今夜の19:00から、場所は新宿近辺
ですか?」といった確認情報をユーザに提供する。ここ
での「19:00」や「新宿近辺」は推論した情報であ
り、ユーザ自身が指定したものではないが、この確認情
報を提示した結果、ユーザから否定されなければYES
(間違っていない)と結果処理部52bが判定する。
【0115】この確認情報に対して、予め定められた所
定時間(5秒以内)に応答情報が送信されない場合に
は、追加条件が無い、4つの条件のユーザとのすり合わ
せが終了したと理解して、次の情報検索(評価)処理に
移行する。つまり、上述する評価導入対話は、サーバ3
側からの確認情報に対する応答情報がなくなるまで、繰
り返しここなわれターゲットとなるゴールの定義をゴー
ル更新部52aにおいて随時変更する。
【0116】ここで、〜の全ての条件に対して、確
認情報に対する所定期間内での応答がないことを、ユー
ザの確認了解が取れたと理解して、店舗情報の絞り込み
のための評価処理を評価処理部52eにおいて行う。こ
の評価処理は、前記個人データベース34と前記〜
の条件のユーザの要求情報に基づいて前記評価プログラ
ムによって最適な店舗情報に絞り込む作業である。も
し、絞り込んだ結果の情報が、例えば、予めサーバ4側
が設定した端末4に送信する店舗情報最大数10件より
多い場合は、その旨をユーザに通知して再度の絞込みを
行うか、或いは、期待度の上位10の店舗情報を送信す
るようにしている。
【0117】しかも、この実施の形態では、前記確認情
報に対しするユーザからの応答情報が所定時間の間に得
られないことにより、ユーザの確認了解が取れたと理解
して、店舗情報の絞り込みのための評価処理を行うこと
としているが、これに限らず、常に前記〜の条件で
の店舗情報の評価を実施して、その評価結果が前記店舗
情報最大数10件以下になった場合には、確認情報への
応答に関係なく、ユーザに対して、「今の条件に合致す
る店舗情報は○件です」との評価候補伝達を自動的に行
うようにすることが好ましい。
【0118】このような絞り込みによって得られた店舗
情報の提供方式を、この実施の形態では、メールにて提
供する方式を採用している。
【0119】すなわち、上記時間指定、位置指定、
目的指定、動作指定、で評価した結果が50件の店
舗情報であった場合には(図6のステップS207)、
まず、「50件のお店があります。どうしますか?」と
の質問を行う。これに対して、「メールする」との回答
であった場合には、その抽出された50件の店舗情報を
提供するメールにて配信するようにする。
【0120】しかし、更なる絞り込みをユーザが要求し
てきた場合には、予め、「最寄りは、銀座線外苑駅『△
△△』、次は、赤坂見附駅の『○○』があります。」と
いったように、候補を掲げるのが好ましい。
【0121】また、「50件のお店があります。どうし
ますか?」との質問に対して、「雰囲気が良いところが
いいな」との回答があった場合には、情報解析部53は
質問に対して全く異なる回答であることから、更なる絞
り込みを要求していると理解し、過去の雰囲気が良いと
判断した店舗を探し、この店舗をこのユーザと同じよう
に「雰囲気が良い」と評価した他のユーザがいないかど
うかを探しだし、上記50件の中からその他のユーザが
「雰囲気」が良いと判定した店舗を探し出し、この探し
出した店舗情報をユーザの端末4に配信する。つまり、
前述したように、評価結果情報の収集によって得られた
そのユーザの履歴情報や、他の複数のユーザの評価結果
情報の収集によって得られた履歴情報を使ってベクトル
が近似した店舗を探し出してユーザに提供するようにし
ている。このように、同じ趣味や嗜好傾向のある他のユ
ーザとの関係によってユーザに店舗情報を提供するよう
にしているから、従来のように店舗が自らの店舗を評価
したり、数人のレポータが情報を収集して集めた情報よ
りも、個々のユーザの感性と一致した評価の店舗情報を
提供することができるようになる。これは、「雰囲気が
良い」との評価が人それぞれで異なる点に着目したもの
である。
【0122】勿論、過去にユーザが訪れて、「雰囲気が
良い」と評価した店舗が上記50件の中に存在する場合
はその店舗情報を提供するようにしても良いが、「でも
また違うお店を教えてほしいな」との応答情報から行っ
たことのない店舗を探している可能性が高いこと、又、
店舗を紹介してその紹介料金を徴収してサーバ4の維持
料を賄うためには、新しい店舗をどんどん紹介する関係
から、優先度をそのユーザの訪れたことのない店舗に誘
導するようにするシステムを構築することが好ましい。
【0123】なお、前記の目的指定において、動作を
行う目的が家族と食事がしたいとか、デートで食事がし
ないとかの情報が入ってきた場合には、そのユーザの嗜
好情報が役に立たない可能性があり、この時には、特に
他のユーザの情報が有用になるのは勿論である。
【0124】ユーザからの「メールで送ってください」
又は所定期間の間に応答がない場合には、その店舗情報
で良いと判断して店舗情報を提供する。これで、一応の
店舗情報の紹介フローは一旦終了するが、このシステム
で重要な点は、如何に真実の評価情報を収集するかであ
り、この評価情報の収集の仕方に工夫を凝らしており、
まず第1の工夫としては、次回の接続の時に今回紹介し
た店舗情報としての候補情報の期待値をユーザに回答さ
せるようにすることである。この人間心理に基づいた問
い合わせ方については既に説明したとおりである。
【0125】そして第2の工夫としては、その問いかけ
方に特徴があり、その問いかけ方の特徴について次に説
明する。
【0126】すなわち、1)情報収集のための質問内容
は、ユーザが一言で答えられるような質問とする。2)
情報収集のための質問内容は、最終候補の店舗情報を提
示した内容によって、質問内容を変える。この2)つい
ての質問例は、ユーザが雰囲気で候補を選んだ場合に
は、「先日の『Aレストラン』の雰囲気は如何でしたか
?」、料理で候補を選んだ場合には、「先日の『Bレス
トラン』の料理は満足されましたか?」、楽しいところ
で候補を選んだ場合には、「先日の『△△』では楽しめ
ましたか?」といった具合の質問にする。そして、この
質問に対しての回答内容によって、その店舗の期待値を
設定して、前記個人情報の履歴情報として記憶するよう
にする。
【0127】最後に、本発明において音声認識を利用し
た場合の、営業支援サービスと購買心理との関係を、そ
の販売過程ごとに表したものを表1に示す。一般的に、
営業支援サービスは、お店が顧客に対して行うサービス
であり、本発明においては、サーバがこれを担ってい
る。また、購買心理は、サーバが行う営業支援サービス
に対してユーザがどのような心理状態になるのかという
一般的を示したものである。このような営業支援サービ
スと購買心理を駆使することにより、ユーザの誘導を行
うこともできる。
【0128】
【表1】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、ユーザ
の要求情報に応じてマッチした店舗情報を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の店舗情報提供方法が実行可能なサー
バを適用した通信回線網の一例の構成を示す概略図であ
る。
【図2】 本発明の一例である実施の形態に係わるユー
ザ端末としての携帯電話の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 本発明の一例である実施の形態に係わる店舗
情報提供方法が実行可能なサーバの構成を示すブロック
図である。
【図4】 店舗情報提供方法のシステムの流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】 店舗情報提供方法のシステムによって店舗情
報提供サービスを受けるユーザの携帯電話の画面に表示
される画像の一例である。
【図6】 店舗情報提供方法のシステムによって店舗情
報提供サービスを受けるユーザの携帯電話の画面に表示
される画像の一例である。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム 2 パケット網/PDC網 3(3A、3B) サーバ 4 携帯電話 5 情報センタ 6 インターネット網 11 CPU 12 メモリ 13 入出力部 14 表示部 15 送受信手段 16 ベースバンド処理手段 17 マイクロホン部 18 スピーカ 19 入力手段 20 GPS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109M

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を通じてユーザが位置情報送信
    機能を有する端末でサーバから店舗情報を提供すること
    が可能な店舗情報提供方法であって、 前記店舗情報は、前記ユーザの過去の店舗情報利用履歴
    としての嗜好情報と、当該ユーザの端末から受信したそ
    の時点での位置情報と、に応じて前記サーバ内で決定さ
    れることを特徴とする店舗情報提供方法。
  2. 【請求項2】 ユーザが位置情報送信機能を有する端末
    とサーバとを通信回線で接続して、前記サーバ内に記憶
    された複数の店舗情報の中から前記端末を通じて前記ユ
    ーザの要求情報にマッチした店舗情報を絞り込み提供す
    ることが可能な店舗情報提供方法であって、 a)前記サーバは、前記端末から受信した位置情報と時
    間情報などの前記サーバが前記端末との接続時に得られ
    る接続時取得情報を初期値として、当該初期値に対応し
    た推論的な確認情報を前記端末に送信する段階と、 b)前記確認情報に対する前記ユーザの前記端末を通じ
    ての応答情報を受信し、当該応答情報及び予め前記サー
    バ内に記憶されたそのユーザの嗜好情報とに応じて前記
    複数の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階
    と、 c)絞り込みした店舗情報を前記端末に送信する段階
    と、を含む店舗情報提供方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の店舗情報提供方
    法において、前記店舗情報の提供は、そのユーザの嗜好
    情報だけではなく、前記ユーザの嗜好情報と類似した嗜
    好情報を有する他のユーザが過去に訪れた店舗情報に応
    じて提供されることを特徴とする店舗情報提供方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の店舗情報提供方
    法において、 b−1) 前記b)の段階で絞り込んだ店舗情報の数
    が、所定の店舗情報数より大の場合には、前記複数の店
    舗情報から当該所定の店舗情報数に絞り込むための情報
    を入手するため、時間,位置,目的,動作のいずれかの
    不足している情報に基づいた確認情報を生成し、前記携
    帯電話に送信する段階と、 b−2)前記確認情報に対して得られた前記ユーザの応
    答情報に基づいて再度の前記複数の店舗情報からマッチ
    する店舗情報を絞り込む段階とを有し、 当該絞り込んだ店舗情報の数が、所定の店舗情報数より
    少なくなるまで前記(b−1)及び(b−2)の段階を
    繰り返して行うことを特徴とする店舗情報提供方法。
  5. 【請求項5】 ユーザが位置情報送信機能を有する携帯
    電話とサーバとを通信回線で接続して、当該サーバから
    該サーバ内に記憶された複数の店舗情報の中から店舗情
    報を得ることが可能な店舗情報提供方法であって、 a’)前記サーバは、前記携帯電話から受信した位置情
    報と時間情報などの前記携帯電話との接続時に得られた
    接続時取得情報と、前記ユーザにより音声入力された要
    求情報とに応じて、当該要求情報にマッチする店舗情報
    を絞り込むにあたり、その要求情報の中で時間,位置,
    目的,動作のいずれかの不足している情報を入手するた
    めに前記携帯電話に送信される音声情報としての確認情
    報であって、当該確認情報が前記接続時取得情報に基づ
    いて付加疑問形式として形成され前記端末に送信する段
    階と、 b)前記確認情報に対する前記ユーザの前記携帯電話を
    通じての応答情報を音声情報として受信し、当該応答情
    報及び予め前記サーバ内に記憶されたそのユーザの嗜好
    情報とに応じて前記複数の店舗情報からマッチする店舗
    情報を絞り込む段階と、 c)絞り込んだ前記店舗情報を前記携帯電話に送信する
    段階と、を含む店舗情報提供方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の店舗情報提供方法にお
    いて、前記時間,位置に関する情報の何れかには、デフ
    ォルト値が設定されており、前記要求情報に前記時間,
    位置に関する情報が含まれていない場合には、前記位置
    として前記携帯電話の位置情報が、前記時間として
    「今」が設定され、このデフォルト値が設定された場合
    には、前記確認情報内にそのデフォルト値として設定さ
    れた場所及び/又は時間を含む付加疑問形式のフレーズ
    が形成されることを特徴とする店舗情報提供方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の店舗情報提供方
    法において、前記(b)及び(c)の段階の間には、前
    記サーバ内に予め記憶された店舗情報提供最大数と絞り
    込まれた前記店舗情報の数とを比較する段階と、 前記比較した結果が、前記サーバ内に予め記憶された店
    舗情報最大数以下に至らない場合には、再度の確認情報
    を送信して前記(b)の絞込み段階と、を前記店舗情報
    最大数以下なるまで繰り返すことを特徴とする店舗情報
    提供方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかの請求項に記
    載の店舗情報提供方法において、前記サーバは、前記ユ
    ーザの端末又は携帯電話との次回の接続時に、前回送信
    した店舗情報についてのアンケート情報を送信し、当該
    アンケート情報に対する回答情報を受信すると、この受
    信した回答情報に基づいて前記嗜好情報を更新すること
    を特徴とする店舗情報提供方法。
  9. 【請求項9】 請求項5から8のいずれかの請求項に記
    載の店舗情報提供方法において、前記付加疑問形式の確
    認情報に対する前記応答情報が、前記確認情報に対する
    YES又はNOに関係する回答を含まない場合には、前
    記確認情報に前記ユーザが同意しYESであると判定し
    て、その判定結果を店舗情報の絞り込みに利用すること
    を特徴とする店舗情報提供方法。
  10. 【請求項10】 請求項5から8のいずれかの請求項に
    記載の店舗情報提供方法において、前記付加疑問形式の
    前記確認情報は、第1候補の店舗情報を含む付加疑問形
    式のフレーズと、第2候補の店舗情報又はサーバ側で推
    薦する店舗情報を含む伺い形式のフレーズとの2種類の
    フレーズで形成し、伺い形式のフレーズへの応答が前記
    応答情報に含まれていない場合には、少なくとも第2候
    補の店舗情報がNOであると判定することを特徴とする
    店舗情報提供方法。
  11. 【請求項11】 通信回線を通じてユーザが位置情報送
    信機能を有する端末でサーバから店舗情報を提供するこ
    とが可能な店舗情報提供方法が実行可能なサーバであっ
    て、 前記店舗情報は、前記ユーザの過去の店舗情報利用履歴
    としての嗜好情報と、当該ユーザの端末から受信したそ
    の時点での位置情報と、に応じて前記サーバ内で決定さ
    れることを特徴とする店舗情報提供方法が実行可能なサ
    ーバ。
  12. 【請求項12】 ユーザが位置情報送信機能を有する端
    末とサーバとを通信回線で接続して、当該サーバ内に記
    憶された複数の店舗情報の中から前記端末を通じて前記
    ユーザの要求情報にマッチした店舗情報を絞り込み提供
    することが可能な店舗情報提供方法が実行可能なサーバ
    であって、 a)前記サーバは、前記端末から受信した位置情報と時
    間情報などの前記サーバが前記端末との接続時に得られ
    る接続時取得情報を初期値として、当該初期値に対応し
    た推論的な確認情報を前記端末に送信する段階と、 b)前記確認情報に対する前記ユーザの前記端末を通じ
    ての応答情報を受信し、当該応答情報及び予め前記サー
    バ内に記憶されたそのユーザの嗜好情報とに応じて前記
    複数の店舗情報からマッチする店舗情報を絞り込む段階
    と、 c)絞り込みした店舗情報を前記端末に送信する段階
    と、の制御内容を少なくとも含む店舗情報提供方法が実
    行可能なサーバ。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12に記載の店舗情報
    提供方法が実行可能なサーバにおいて、前記店舗情報の
    提供は、そのユーザの嗜好情報だけではなく、当該ユー
    ザの嗜好情報と類似した嗜好情報を有する他のユーザが
    過去に訪れた店舗情報に応じて提供される制御内容を含
    むことを特徴とする店舗情報提供方法が実行可能なサー
    バ。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載の店舗情報
    提供方法が実行可能なサーバにおいて、 b−1) 前記b)の段階で絞り込んだ店舗情報の数
    が、所定の店舗情報数より大の場合には、前記複数の店
    舗情報から当該所定の店舗情報数に絞り込むための情報
    を入手するため、時間,位置,目的,動作のいずれかの
    不足している情報に基づいた確認情報を生成し、前記携
    帯電話に送信する段階と、 b−2)前記確認情報に対して得られた前記ユーザの応
    答情報に基づいて再度の前記複数の店舗情報からマッチ
    する店舗情報を絞り込む段階と、を有し、 当該絞り込んだ店舗情報の数が、所定の店舗情報数より
    少なくなるまで前記(b−1)及び(b−2)の段階を
    繰り返して行う制御内容を含むことを特徴とする店舗情
    報提供方法が実行可能なサーバ。
  15. 【請求項15】 ユーザが位置情報送信機能を有する携
    帯電話とサーバとを通信回線で接続して、当該サーバか
    ら該サーバ内に記憶された複数の店舗情報の中から店舗
    情報を得ることが可能な店舗情報提供方法が実行可能な
    サーバであって、 a’)前記サーバは、前記携帯電話から受信した位置情
    報と時間情報などの前記携帯電話との接続時に得られた
    接続時取得情報と、前記ユーザにより音声入力された要
    求情報とに応じて、当該要求情報にマッチする店舗情報
    に絞り込むにあたり、その要求情報の中で時間,位置,
    目的,動作のいずれかの不足している情報を入手するた
    めに前記携帯電話に送信される音声情報としての確認情
    報であって、当該確認情報が前記接続時取得情報に基づ
    いて付加疑問形式として形成され前記端末に送信する段
    階と、 b)前記確認情報に対する前記ユーザの前記携帯電話を
    通じての応答情報を音声情報として受信し、当該応答情
    報及び予め前記サーバ内に記憶されたそのユーザの嗜好
    情報とに応じて前記複数の店舗情報からマッチする店舗
    情報を絞り込む段階と、 c)絞り込んだ前記店舗情報を前記携帯電話に送信する
    段階と、の制御内容を少なくとも含む店舗情報提供方法
    が実行可能なサーバ。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の店舗情報提供方法
    が実行可能なサーバにおいて、前記時間,位置に関する
    情報の何れかには、デフォルト値が設定されており、前
    記要求情報に前記時間,位置に関する情報が含まれてい
    ない場合には、前記位置として前記携帯電話の位置情報
    が、前記時間として「今」が設定され、このデフォルト
    値が設定された場合には、前記確認情報内にそのデフォ
    ルト値として設定された場所及び/又は時間を含む付加
    疑問形式のフレーズが形成される制御内容を含むことを
    特徴とする店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16に記載の店舗情報
    提供方法が実行可能なサーバにおいて、前記(b)及び
    (c)の段階の間には、前記サーバ内に予め記憶された
    店舗情報提供最大数と絞り込まれた前記店舗情報の数と
    を比較する段階と、 前記比較した結果が、前記サーバ内に予め記憶された店
    舗情報最大数以下に至らない場合には、再度の確認情報
    を送信して前記(b)の絞込み段階と、を前記店舗情報
    最大数以下なるまで繰り返す制御内容を含むことを特徴
    とする店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
  18. 【請求項18】 請求項11から17のいずれかの請求
    項に記載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバにおい
    て、前記サーバは、前記ユーザの端末又は携帯電話との
    次回の接続時に、前回送信した店舗情報についてのアン
    ケート情報を送信し、当該アンケート情報に対する回答
    情報を受信すると、この受信した回答情報に基づいて前
    記嗜好情報を更新する制御内容を含むことを特徴とする
    店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
  19. 【請求項19】 請求項15から18のいずれかの請求
    項に記載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバにおい
    て、前記付加疑問形式の前記確認情報に対する前記応答
    情報が、確認情報に対するYES又はNOに関係する回
    答を含まない場合には、前記確認情報に前記ユーザが同
    意しYESであると判定して、その判定結果を店舗情報
    の絞り込みに利用する制御内容を含むことを特徴とする
    店舗情報提供方法が実行可能なサーバ。
  20. 【請求項20】 請求項15から18のいずれかの請求
    項に記載の店舗情報提供方法が実行可能なサーバにおい
    て、前記付加疑問形式の前記確認情報は、第1候補の店
    舗情報を含む付加疑問形式のフレーズと、第2候補の店
    舗情報又はサーバ側で推薦する店舗情報を含む伺い形式
    とのフレーズと2種類のフレーズで形成し、伺い形式の
    フレーズへの応答が前記応答情報に含まれていない場合
    には、少なくとも第2候補の店舗情報がNOであると判
    定する制御内容を含むことを特徴とする店舗情報提供方
    法が実行可能なサーバ。
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