JP2001014332A - 情報サービスシステム - Google Patents

情報サービスシステム

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JP2001014332A JP18556799A JP18556799A JP2001014332A JP 2001014332 A JP2001014332 A JP 2001014332A JP 18556799 A JP18556799 A JP 18556799A JP 18556799 A JP18556799 A JP 18556799A JP 2001014332 A JP2001014332 A JP 2001014332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ端末とセンタとを備える検索サービス
システムにおいて、ユーザ端末における検索条件の設定
を簡潔にし、また、リアルタイム性も確保しつつ、検索
要求に対する情報を低コストで利用者へ提供する。 【解決手段】 ユーザ端末20から送信されるプロファ
イル情報によってセンタ10のプロファイルデータベー
ス16aを更新し、情報データベース16を構築する。
さらに、検索に用いられるプロファイル情報は、ユーザ
の発話情報に加え、適切な検索を可能とするユーザを取
り巻く環境・状況情報及びユーザの要求・状態情報を含
めて生成される。センタ10は、このようなプロファイ
ル情報に基づき情報データベース16を検索して、ユー
ザ端末20への情報提供を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の検索サービ
スに係る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機能を用いた情報サービスシ
ステムが知られている。例えば、ユーザがユーザ端末を
操作しセンタとの間にデータ通信可能状態を確立して所
定情報の検索を要求すると、センタ側の情報データベー
スが検索され、検索要求に対する情報がユーザ端末へ配
信されるという具合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報サービスシステムには、次のような問題
点があった。 所望の情報を検索するために例えばキーワードを検索
条件としてユーザ端末からセンタへ情報検索を要求する
ことが考えられるが、本当に望んでいる情報を検索する
ためには、多くのキーワードを入力する必要があり、検
索条件の設定が困難であった。
【0004】センタでは、情報データベースの構築に
多大な労力を必要とするため、情報料が比較的高くなっ
てしまう。 センタの情報データベースに短時間で変化する動的な
情報が多くなればなるほど、リアルタイムに情報データ
ベースを更新していくことが難しい。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、検索条件の設定を簡潔にし、
また、リアルタイム性も確保しつつ、検索要求に対する
情報を低コストで利用者へ提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
目的を達成するためになされた請求項1に記載の情報サ
ービスシステムは、複数のユーザ端末と、当該ユーザ端
末とデータ通信可能なセンタとを備える。本システムに
おけるユーザ端末は、固定的に設置されて使用されるも
のであってもよいが、特にモバイル機器として使用され
ることを想定している。例えば車両に搭載され、周知の
ナビゲーション機能を有効利用するための情報検索機器
として使用されるという具合である。そこで以下では、
本システムのユーザ端末が車両に搭載された場合を例に
挙げて適宜説明を行う。
【0007】ユーザ端末では、入力手段にてユーザから
の情報が入力される。入力手段は、ユーザからの情報を
音声にて入力する手段であることが考えられる。例えば
対話データベースに基づくユーザ端末からの問いかけに
応じたユーザの発話情報、例えば「レストランが近くに
ないか」といった情報が入力されるという具合である。
また、入力手段をユーザ端末のキーボード装置として構
成すれば、ユーザが当該キーボード装置を用いて情報を
入力することも考えられる。
【0008】状況検出手段は、ユーザが置かれている状
況の情報を検出する。ユーザ端末がナビゲーション装置
と共に車両に搭載されている場合には、ユーザが置かれ
ている状況情報として、例えば日時、現在地、目的地、
車外温度、車内温度、天候、オーディオ環境、騒音環境
などを検出する。
【0009】そして、端末側情報生成手段は、入力手段
にて入力された情報、及び状況検出手段にて検出された
状況情報を少なくとも含む端末側情報を生成する。ここ
で「少なくとも」としたのは、さらに、ユーザの個人情
報、車両の情報などを含む情報を端末側情報として生成
することも考えられるためである。
【0010】端末側情報が生成されると、記憶送信手段
は、生成された端末側情報を記憶手段に記憶すると共に
センタへ送信する。センタでは、複数のユーザ端末から
送信される端末側情報に基づく情報が、データベース構
築手段によって、情報データベースに追加される。つま
り、複数のユーザ端末から送信される情報は情報データ
ベースとしてセンタに蓄積される。なお、情報データベ
ースは、送信された端末側情報に基づく情報だけで構築
してもよいが、既存の情報データベースに追加して構築
していくのが現実的である。
【0011】センタの検索手段は、ユーザ端末から端末
側情報が送信されると、情報データベースに基づき、そ
の送信された端末側情報に応じた情報を検索する。検索
手段によって検索された情報は、配信手段により配信情
報としてユーザ端末へ配信される。
【0012】すると、ユーザ端末の処理実行手段は、セ
ンタからの配信情報に基づき所定の処理を実行する。な
お、センタの検索手段が「送信された端末側情報に応じ
た情報を検索する」というのは具体的には、例えば請求
項2に示すように、端末側情報に検索要求が含まれる場
合、当該端末側情報に含まれる情報を利用して、当該検
索要求に対する情報を検索することが考えられる。この
場合、ユーザ端末の処理実行手段は、配信情報としてセ
ンタから配信された情報を報知する報知処理を実行す
る。例えば、端末側情報に「レストラン」の検索要求が
あった場合、端末側情報に現在地、目的地などの情報が
含まれていれば、現在地に近く、かつ、目的地への経路
上にあるレストランの情報を検索するという具合であ
る。
【0013】またこのとき、請求項3に示すように、セ
ンタの検索手段は、検索要求に対する適切な情報を、端
末側情報に含まれる情報から推定して検索するようにし
てもよい。例えば端末側情報にユーザの発話情報が含ま
れている場合、その発話内容が「何か食べたい」「暑
い」などであれば、冷たいものを食べることのできる
店、あるいは、涼しげな雰囲気の店などを検索するとい
う具合である。
【0014】つまり、本発明の情報サービスシステムで
は、センタの備える情報データベースを構築する情報ソ
ースが、複数のユーザ端末となっている。言い換えれ
ば、ユーザ端末から送信される端末側情報に基づいてセ
ンタの情報データベースが構築される。したがって、情
報データベースが半自動的に構築されることになり、構
築に要する労力が削減される。また、通常、センタ側は
情報データベースを構築するにあたり、情報ソースに対
して情報料を支払う。そのため、センタからの情報に対
して、ユーザは情報料を支払うことになる。本発明で
は、ユーザ自身が情報ソースとなり情報提供を行うた
め、センタから獲得した情報に対してユーザが支払う情
報料を安価に設定できる。
【0015】また、ユーザ端末の情報送信期間を短くす
れば、あるいは、ユーザ端末の数が多くなれば、リアル
タイムに近い情報データベースの更新が可能となる。す
なわち、本発明の情報サービスシステムによれば、上述
した及びの問題点を解決することができる。
【0016】さらに、端末側情報は、入力手段にて入力
された情報だけでなく、状況検出手段にて検出された状
況情報を少なくとも含むものである。そして、センタで
はこの端末側情報に応じた情報の検索が行われるため、
適切な情報の検索ができる。すなわち、検索要求に対し
て、検索要求に合致した情報、あるいは、検索要求に合
致すると推定される情報を提供することができる。これ
によって、例えば検索条件として多くのキーワードを入
力する必要もなくなる。したがって、本発明の情報サー
ビスシステムによれば、上述したの問題点を解決する
ことができる。
【0017】ところでセンタでは、上述したように各ユ
ーザ端末から送信される端末側情報に基づく情報を情報
データベースに追加していく。端末側情報に基づく情報
とは、端末側情報としてユーザ端末から送信された情報
そのものであってもよいし、送信された情報を加工した
ものであってもよい。あるいは、その両方を含むもので
あってもよい。
【0018】送信された情報を加工して記録する構成と
して、端末側情報を編集した情報を、端末側情報に基づ
く情報として情報データベースに追加するようデータベ
ース構築手段を構成することが考えられる(請求項
4)。例えばユーザ端末が車両に搭載されている場合、
各ユーザ端末からの目的地についての情報を編集すれ
ば、その目的地までの経路の渋滞予測を行うことがで
き、この渋滞予測情報を情報データベースに追加する。
また例えば、端末側情報を編集し、統計的推論規則を抽
出することが考えられる。具体的には、「土曜の午後に
はXXカフェは混んでいる」や「平日朝7時から10時
にはZZ交差点付近は渋滞する」といったものが考えら
れる。このようにすれば、個々のユーザ端末からの情報
だけでなく、それら情報を総合してはじめて得られる情
報までもがユーザ端末にて享受できる点で有利である。
【0019】なお、上述したように本情報サービスシス
テムでは、各ユーザ端末からの端末側情報に基づき構築
された情報データベースを用いて、センタがユーザの検
索要求に対する情報を検索する。したがって、請求項5
に示すように、端末側情報は、検索要求に対する適切な
情報を推定するための所定の項目に対応する情報で構成
するようにするとよい。例えば所定の項目として、日
時、現在地、目的地、車外温度、車内温度、天候、交通
状況、オーディオ環境、騒音環境、ユーザ要求、ユーザ
状態、ユーザ指名、ユーザの好きな料理、ユーザの趣
味、お気に入りの店、といった項目を設定することが考
えられる。このような項目を設定するのは、検索要求が
ユーザを取り巻く環境や状態に依存するからである。こ
のようにすれば、各ユーザ端末がまちまちの情報を端末
側情報として送信する場合に比べ、検索要求に対する適
切な情報を正確に推定することができる。また、情報デ
ータベースを充実させることができる。なお、これら項
目に対応する情報が全て既知であるとは限らないため、
未知である場合、その項目に対応する情報は「なし」と
して生成する。
【0020】また、上述したように端末側情報に様々な
項目が存在する場合、端末側情報の検索・編集が容易と
なるような単位で端末側情報を取り扱うとよい。例えば
請求項6に示すように、所定項目中の特定項目に対応す
る情報が記載されたプロファイルの単位で、端末側情報
を記憶及び送受信することが考えられる。
【0021】例えば、日時、現在地、目的地、車外温
度、車内温度、天候、交通状況、オーディオ環境、騒音
環境の項目に対応する情報が記述される環境・状況プロ
ファイル、ユーザ要求、ユーザ状態の項目に対応する情
報が記述される要求・状態プロファイル、ユーザ指名、
ユーザの好きな料理、ユーザの趣味、お気に入りの店の
項目に対応する情報が記述されるユーザプロファイルを
用意し、これらプロファイルの単位で端末側情報を管理
することが考えられる。このように特定項目に対応する
情報が記載されたプロファイルの単位で端末側情報を記
憶しておけば、例えば店に関する情報を検索する場合、
「お気に入りの店」の項目に対応する情報が記載された
ユーザプロファイルを検索することで対応でき、検索が
容易になるという点で有利である。
【0022】なお、上述した端末側情報として、どのよ
うな情報をどのような単位で管理するかについての具体
例は、実施例中に詳述する。ところで、このように所定
の項目に対応する情報にて端末側情報が構成されること
を前提とすれば、請求項7に示すように、ユーザ端末の
端末側情報生成手段は、記憶手段に記憶された過去の端
末側情報に基づき、端末側情報の項目に対応する未知の
情報を推定して、端末側情報を生成するようにしてもよ
い。過去の端末側情報を記憶しておけば、同様の状況下
で生成された過去の端末側情報を検索することによっ
て、未知の情報をある程度推定することができる。これ
によって、ユーザの入力操作を増やすことなく、端末側
情報を充実させることができる。
【0023】ただし、ユーザ端末という閉じた環境で
は、端末側情報の中の未知の情報を推定する場合に限界
がある。例えば天候情報などは過去の端末側情報を参照
して推定しても信頼性が低い。そこで、請求項8に示す
構成を採用することが考えられる。すなわち、その構成
は、センタの検索手段が、送信された端末側情報の項目
に対応する未知の情報を検索し、ユーザ端末の処理実行
手段が、検索手段によって検索された未知の情報であっ
て、配信情報としてセンタから配信される情報を、記憶
手段に記憶した端末側情報に追加する情報更新処理を実
行することを特徴とするものである。
【0024】上述したように端末側情報生成手段が端末
側情報を生成する際、未知の項目を推定するには限界が
ある。そのため、この構成では未知の項目に対応する情
報をセンタ側で検索する。例えば目的地の天候情報が未
知である場合、その目的地の近くにある別のユーザ端末
から近い過去の時点で送信された情報を検索するという
具合である。このようにすれば、たとえユーザが入力手
段を介して天候情報を入力しなくても、天候の情報があ
る程度の信頼性を持って確定できる。
【0025】なお、天候の情報が未知である場合は、場
所及び時刻によって情報データベースを検索すること
で、その項目に対応する情報を検索することができる。
しかし、ある特定の検索条件で検索できない未知の情報
もある。そこで、請求項9に示すように、センタの検索
手段は、情報データベースに記憶された過去の端末側情
報の中から、送信された端末側情報に類似するものを選
択し、選択した端末側情報に基づき、送信された端末側
情報の中の未知の情報を検索するようにしてもよい。こ
のとき、送信された端末側情報に類似する過去の端末側
情報として、複数の端末側情報を選択してもよい。この
ように類似する端末側情報を選択すれば、特定の検索条
件で検索することが困難な未知の情報を推定することが
できる。
【0026】ここで、情報データベースに記憶された過
去の端末側情報の中から、送信された端末側情報に類似
するものを選択する際、プロファイルの単位でその類似
度を計算し、当該計算した類似度に基づき端末側情報を
選択することが考えられる(請求項10)。プロファイ
ルの単位で情報を管理すれば、このような類似判断が適
切に行えるという点でも有利である。
【0027】このように端末側情報の中の未知の情報を
センタ側で推定するようにすれば、ユーザが入力する情
報量を少なくでき、また、項目によってはある程度正確
な推定が可能となるため、ユーザにとって大変便利であ
る。ところで、例えば検索要求に対する適切な情報を検
索するにあたって、端末側情報の中で重要となる情報と
そうでない情報とが存在する。例えばレストランを検索
する場合、ユーザの好みの料理や現在地などの情報は重
要な情報であるが、ユーザの氏名などの情報は必要でな
い。そして、このような重要な情報が未知である場合、
あるいは、既知であっても信頼性が低い場合などは、結
局、検索要求に対する適切な情報が検索できない可能性
が高くなる。
【0028】そこで、請求項11に示すように、さら
に、優先度設定手段と、問合せ手段とを備えるようにユ
ーザ端末を構成することが考えられる。優先度設定手段
は、入力手段にて入力された情報に基づき、端末側情報
の各項目に優先度を設定する。例えば入力手段を介して
ユーザからの情報が音声にて入力されるとき、ユーザの
発話内容で各項目の優先度を変えることが考えられる。
例えばユーザの発話内容が「食事」に関連する場合、上
述したようにユーザの好みの料理や現在地などの項目の
優先度を相対的に高くする。発話内容によってどの項目
の優先度を高くするかについては、予め発話内容と優先
度を高くする項目との対応関係を記憶しておけばよい。
【0029】そして、問合せ手段は、優先度設定手段に
て相対的に高い優先度が設定された項目に対応する情報
が所定条件を満たしていない場合、当該情報の入力をユ
ーザに促す。ここで所定条件を満たしていない場合とい
うのは、その項目情報が未知であるとき、動的に変化す
る情報であるにもかかわらず記載された時刻がかなり以
前であるとき、あるいは、その情報の信頼性が低いとき
などが該当する。
【0030】このような構成を採用すれば、検索条件と
して重要な項目に対応する情報の信頼性が高くなり、検
索要求に対する適切な情報を検索できる可能性が高くな
る。この場合、ユーザの入力操作回数は増えるものの、
推定された情報であっても信頼性の高いものなどについ
てはユーザの入力操作が不要であるため、従来のシステ
ムと比較すれば、ユーザの入力操作回数を十分減少させ
ることができる。
【0031】なお、情報サービスシステムのユーザ端末
が車両に搭載されて用いられることを前提とすれば、セ
ンタの検索手段は、送信された端末側情報に車両位置の
情報が含まれている場合、当該車両位置周辺の風景情報
を検索し、配信手段は、風景情報を配信情報としてユー
ザ端末へ配信するよう構成し、ユーザ端末の処理実行手
段が、配信情報としての風景情報に基づき、車両周辺の
走行環境を推定する構造物推定処理を実行するようにし
てもよい(請求項12)。
【0032】車両前方の走行環境をレーダやカメラで取
得する技術が提案・実現されているが、現状の認識技術
では人や車などとそれ以外の物体を判別することが困難
である。したがって、センタから風景情報を配信するこ
とによって、この風景情報に基づいて車両周辺の環境を
適切に推定することが可能となる。なお、風景情報に
は、風景を構成するオブジェクト間の関係情報や、3次
元データで示される風景構造の情報を用いることが考え
られる。
【0033】このような風景情報は、ユーザ端末から画
像情報としてセンタへ送信され、センタにて編集された
情報とするとよい(請求項13)。このようにすれば、
風景画像などを取得するカメラなどを設置する必要がな
い。その結果、通常、カメラなどが設置されることのな
い過疎地域の情報収集も、ユーザ端末を搭載した車両が
その地域にあれば可能となる。また、密集地域では、建
物などの建造あるいは取り壊しによって風景が比較的短
時間のうちに変化していくが、各ユーザ端末からの画像
情報を収集すれば、風景情報をリアルタイムに更新する
ことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は、実施
例の情報サービスシステムを示す機能ブロック図であ
る。図1は、センタ10の構成を示すものであり、一
方、図2はユーザ端末20の構成を示すものである。セ
ンタ10及びユーザ端末20は、CPU、ROM、RA
M、I/Oなどを備えたコンピュータシステムとして実
現される。
【0035】本実施例の情報サービスシステムにおい
て、ユーザ端末20は、車両に搭載され、図示しないナ
ビゲーション装置と接続され情報検索のために用いられ
る。センタ10とユーザ端末20とは無線回線網を含む
情報通信網(不図示)で接続され、ユーザ端末20は、
いわゆるモバイルの環境でセンタ10とデータ通信可能
になっている。
【0036】最初に図1に基づいてセンタ10を説明す
る。センタ10は、通信ブロック11と、プロファイル
記憶・編集ブロック12と、プロファイル選択ブロック
13と、情報検索ブロック14と、配信プロファイル生
成ブロック15と、情報データベース16とを備えてい
る。情報データベース16は、プロファイルデータベー
ス16a及びコンテンツデータベース16bを備えてい
る。プロファイルデータベース16aは、各ユーザ端末
20から送信されるプロファイル情報にて構築されるデ
ータベースであり、各ユーザ端末20が情報ソースとな
っている。一方、コンテンツデータベース16bは、セ
ンタ10側で用意された構築済みのデータベースであ
る。情報ソースはユーザ側と無関係である。コンテンツ
データベース16には、例えばレストラン、観光地、遊
園地などの各種情報が記憶されている。
【0037】通信ブロック11は、複数のユーザ端末2
0とデータ通信を行うためのインターフェース装置であ
る。センタ10は、この通信ブロック11を介して、ユ
ーザ端末20との間にデータ通信可能状態が確立される
と、そのユーザ端末20との間でデータ通信を行う。な
お、図1及び図2では、通信ブロック11を介して3台
のユーザ端末20がセンタ10とデータ通信可能な状態
となっている。ユーザ端末20は、3台に制限されるも
のではない。通信ブロック11は、各ユーザ端末20か
らの検索要求及びプロファイルの単位で送信されてくる
プロファイル情報を受信する。また、検索結果、情報、
制御データを各ユーザ端末20へ配信する。
【0038】プロファイル記憶・編集ブロック12は、
各ユーザ端末20からのプロファイル情報を、プロファ
イルデータベース16aへ追加記憶する。プロファイル
情報の記憶は、特定項目に対応する情報が記述されたプ
ロファイルの単位で実行される。プロファイルについて
は後述する。また、送信されてくるプロファイル情報を
編集し、プロファイル情報から新たな情報を抽出し、当
該情報もプロファイルデータベース16aへ記憶する。
【0039】プロファイル選択ブロック13は、送信さ
れてきたプロファイルに類似する過去のプロファイルを
選択する。この選択は、プロファイルの類似度を計算す
ることで行われる。この類似度は、プロファイル間に後
述する「距離」を定義し、この距離が小さいか大きいか
で判断する。
【0040】情報検索ブロック14は、プロファイルデ
ータベース16aを用い検索要求に対する情報を検索し
たり、プロファイル選択ブロック13にて選択されたプ
ロファイルに基づいて、送信されたプロファイル情報の
中の未知の情報を推定したりする。また、コンテンツデ
ータベース16bを用い検索要求に対応する情報を検索
することも可能である。
【0041】配信プロファイル生成ブロック15は、情
報検索ブロック14にて検索された情報を、配信プロフ
ァイルとして生成する。上述した通信ブロック11から
は、この配信プロファイルの形式で、検索結果、情報、
制御データがユーザ端末20へ配信されることになる。
【0042】次に図2に基づいてユーザ端末20を説明
する。なお、3台のユーザ端末20は同様の構成である
ため、1台のユーザ端末20の構成のみを図2に示し
た。ユーザ端末20は、音声認識辞書設定ブロック21
と、ユーザインターフェース22と、プロファイル生成
・更新ブロック23と、環境・状況推定ブロック23a
と、要求・状態推定ブロック23bと、位置・時刻特定
ブロック23cと、個人情報記憶ブロック23dと、プ
ロファイル記憶ブロック24と、不足情報検出ブロック
25と、検索要求生成ブロック26と、情報検索ブロッ
ク27と、プロファイルデータベース27aと、ローカ
ルコンテンツデータベース27bと、セキュリティチェ
ックブロック28と、通信ブロック29と、新規情報取
得ブロック30と、状況検出ブロック31とを備えてい
る。
【0043】ユーザインタフェース22は、ユーザの発
話情報を入力する音声入力装置、及び検索した情報など
をユーザへ報知する音声合成装置及び表示装置を備えて
いる。なお、この表示装置は、ナビゲーション装置の地
図データを表示するものと共通化してもよい。
【0044】そして、ユーザインタフェース22には、
ユーザの発話内容を正しく認識するために、音声認識辞
書設定ブロック21から話題に応じた音声認識辞書が設
定される。プロファイル生成・更新ブロック23は、各
種プロファイルの生成及び更新を行う。
【0045】ここで本実施例で用いられるプロファイル
について説明する。本実施例では、ユーザの環境・状況
に関する情報を記述する環境・状況プロファイル、ユー
ザの要求・状態に関する情報を記述する要求・状態プロ
ファイル、ユーザの個人情報を記述するユーザプロファ
イル、ユーザ端末20が搭載される車両の状況を記述す
る車両状況プロファイルの4つのプロファイルを設定し
ている。
【0046】そして、環境・状況プロファイル、要求・
状態プロファイル、及びユーザプロファイルに記載され
た情報が「端末側情報」に相当する。すなわち、この3
つのプロファイルがユーザ端末20からセンタ10へ送
信されることになる。このようなプロファイルを用いる
のは、ユーザが望む情報が、ユーザを取り巻く環境・状
況、ユーザの要求・状態、個人の特徴と深くかかわって
いるためである。
【0047】まず環境・状況プロファイルについて説明
する。環境・状況プロファイルには、次に示す項目に対
応する情報が記述される。 (1)時間情報 (2)現在地 (3)目的地 (4)経由地の数 (5)経由地1、経由地2、・・・ (6)車外温度 (7)車内温度 (8)エアコン設定温度 (9)自車位置の座標 (10)自車位置の住所 (11)自車位置の所属地方 (12)自車位置の道路区分 (13)自車位置の道路状態 (14)自車位置の交通環境 (15)自車位置の地理環境 (16)周囲状況 (17)現在地の天候 (18)目的地の天候 (19)交通状況 (20)車両周辺状況 (21)運転状態 (22)移動目的 (23)話題 (24)乗員構成 (25)オーディオ環境 (26)会話状況 (27)騒音環境 以下、各項目についての説明を加える。
【0048】(1)時間情報 時間情報としては、季節、日時、時間帯の情報が記述さ
れる。季節は、春、夏、秋、冬の区分で記述してもよい
し、あるいはさらに細かい区分で記述してもよい。例え
ば夏という区分をさらに初夏、盛夏として記述するとい
う具合である。
【0049】日時は、何月何日何時何分何秒という形式
で記述される。また、時間帯は、早朝、朝、昼、夕方、
夜、深夜の区分で記述される。 (2)現在地 (3)目的地 (5)経由地 現在地、目的地、経由地は、それぞれ住所の形式で記述
する。なお、経由地が複数ある場合、経由地は複数記述
される。
【0050】(4)経由地の数 経由地が複数ある場合に経由地の数が記述される。 (6)車外温度 (7)車内温度 (8)エアコン設定
温度 車外温度、車内温度、エアコン設定温度は、温度情報と
して記述される。エアコン設定温度は、オートエアコン
の目標車内温度である。
【0051】(9)自車位置の座標 (10)自車位置の
住所 (11)自車位置の所属地方 自車位置の座標、自車位置の住所、自車位置の所属地方
は、自車位置関連情報として記述される。自車位置の座
標は、ナビゲーション装置の地図データベースにおけ
る、基準区画番号、X座標、Y座標で記述される。自車
位置の住所は、都道府県、市町村まで記述される。自車
位置の所属地方は、北海道、東北、関東、甲信越、東
海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の区分で記述
される。
【0052】(12)自車位置の道路区分 (13)自車位
置の道路状態 (14)自車位置の交通環境 (15)自車
位置の地理環境 (16)周囲状況 自車位置の道路区分、自車位置の道路状態、自車位置の
交通環境、自車位置の地理環境、周囲状況が、自車位置
環境の情報として記述される。
【0053】自車位置の道路区分は、高速道路、有料道
路、国道、県道、市町村道、その他の区分で記述され
る。自車位置の道路状態は、ドライ、ウェット、積雪、
凍結の区分で記述される。また、場合によって、冠水、
高潮、落石、崩落の区分、急勾配、長大トンネル、長大
橋梁、連続カーブの区分が記述される。
【0054】自車位置の交通環境としては、交通規制情
報及び交通状況が記載される。交通規制情報は、速度制
限、駐車禁止、駐停車禁止、一方通行、転回禁止、はみ
出し禁止、追い越し禁止、高さ制限、幅制限、重量制限
の区分で記述される。また、交通状況は、順調、混雑、
渋滞の区分で記述される。
【0055】自車位置の地理環境は、自宅付近、街中、
駅前、自宅周辺、目的地周辺、経由地周辺の区分で記述
される。周囲状況は、高速道路、一般道路、目的地、経
由地の大区分が記述されると共に、次のような小区分が
記述される。
【0056】高速道路の場合には、インター入り口、自
車合流、自車分岐、SA、PA、合流あり、分岐あり、料金
所の区分、及び、左側車線、左から2番目の車線、・・
・、追い越し車線の区分が記述される。一般道路の場合
には、左側車線、追い越し車線、交差点、信号、横断歩
道、陸橋、ロータリーの区分が記述される。
【0057】目的地の場合には、入り口、出口、駐車場
といった区分と、ガソリンスタンド、コンビニ、ファー
ストフード、駅、郵便局、銀行、SA、PAといった区
分が記述される。経由地の場合には、ガソリンスタン
ド、コンビニ、ファーストフード、駅、郵便局、銀行、
SA、PAといった区分が記述される。
【0058】(17)現在地の天候 (18)目的地の天候 これら天候情報は、晴れ、曇り、小雨、雨、大雨、小
雪、雪、大雪、雷、台風、強風、濃霧、その他の区分で
記述される。 (19)交通状況 交通状況は、空いている、混んでいる、平均の区分で記
述される。
【0059】(20)車両周辺状況 車両周辺状況は、自車との相対関係、自車との相対位
置、移動方向・移動速度、前方の物体の種別が記述され
る。自車との相対関係は、先行、追従、並走、追越、被
追越、前方を横切る、停止の区分で記述される。
【0060】自車との相対位置は、右、左、前方、後
方、その他の区分と、座標値が記述される。物体の種別
は、大型車、小型車、バイク、自転車、歩行者、動物、
落下物、その他の区分で記述される。
【0061】なお、車両周辺に複数台の車両が存在すれ
ば、そのぞれ複数の区分が記述されることもある。 (21)運転状態 運転状態は、まず大区分に、運転中、停車中、駐車中の
区分が記述される。
【0062】さらに小区分としてそれぞれ以下の記述が
なされる。運転中である場合、走行速度が、快適な走
行、速度オーバー、渋滞、一時停止の区分で記述され
る。速度オーバーは、例えば、一般道は80km/h以上、高
速道は120km/h以上で判定する。また、走行状態が、振
動あり、振動無し、Gの大中小、その他の区分で記述さ
れる。
【0063】停車中である場合、発車前、路側帯停車、
その他の区分が記述される。駐車中である場合、エンジ
ン回転中、エンジン停止、給油中、その他の区分が記述
される。 (22)移動目的 移動目的は、行楽、買い物、ドライブ、食事、移動、通
勤、通学、スポーツ、送り迎え、病院、その他の区分で
記述される。
【0064】(23)話題 話題は、目的地、食事、現在地付近、時間、家族、知人
・友人、音楽、ナビ、ドライブ、買い物、ゴルフ、スキ
ー、その他の区分で記述される。 (24)乗員構成 乗員構成、すなわち、どの座席にどの様な人が座ってい
るかという詳細な情報は、下記の[]内のように記述さ
れる。
【0065】[SEAT#ID ,PSTYPE,PATYPE,PTYPE ,PR
OFILE#ID]SEAT#ID は、座席(シート)の分類を表すデ
ータであり、SEAT#ID =0が運転席を示し、SEAT#ID =1が
助手席を示し、SEAT#ID =2が後部座席を示す。なお、SE
AT#ID =0の乗員は、ユーザプロファイルに記述されてい
るユーザを示している。
【0066】PSTYPEは、乗員の性別を表すデータであ
り、PSTYPE=0が荷物や動物などの人間以外を示し、PSTY
PE=1が男性を示し、PSTYPE=2が女性を示す。PATYPEは、
乗員の年齢の分類を表すデータであり、PATYPE=0が乳幼
児を示し、PATYPE=1が小学生を示し、PATYPE=2が中学生
を示し、PATYPE=3が高校生を示し、PATYPE=4が若者を示
し、PATYPE=5が一般を示し、PATYPE=6が老人を示す。な
お、例えば19〜29歳を若者、30〜64歳を一般、
65歳以上を老人として分類することが考えられる。
【0067】PTYPE は、乗員のタイプを表すデータであ
り、PTYPE =0が運転者(ドライバ)を示し、PTYPE =1が
運転者の配偶者を示し、PTYPE =2が運転者の子供を示
し、PTYPE =3が運転者の親を示し、PTYPE =4が運転者の
他の家族を示し、PTYPE =5が家族以外の親しい人を示
し、PTYPE =6が運転者の知人を示し、PTYPE =7がその他
の人を示す。
【0068】そして更に、PROFILE#IDは、乗員の氏名或
いは名前を表すデータである。よって、例えば、[SEAT
#ID ,PSTYPE,PATYPE,PTYPE ,PROFILE#ID]=[2,1
,2 ,2 ,○○太郎]の場合には、後部座席に男子小
学生であって、運転者の子供である○○太郎が座ってい
ることを表す。
【0069】(25)オーディオ環境 オーディオ環境は、12ビットのデータとして記述され
る。 bit-0:カセット bit-1:CD bit-2:MD bit-3:DVD bit-4:FM放送 bit-5:AM放送 bit-6:道路交通センターの放送 bit-7:TV bit-8:ビデオ bit-9:電話 bit-10:reserved bit-11:reserved 上述のように各ビットが割り当てられており、それぞれ
のビットがセットされているかリセットされているかに
よってオーディオ環境が記述される。
【0070】(26)会話状況 会話状況は、5ビットのデータとして記述される。 bit-0:ドライバーとエージェント間の対話 bit-1:ドライバーと助手席間の会話 bit-2:ドライバーと後部座席間の対話 bit-3:ドライバーの電話 bit-4:その他の会話 上述のように各ビットが割り当てられており、それぞれ
のビットがセットされているかリセットされているかに
よって会話状況が記述される。
【0071】(27)騒音環境 騒音環境は、車内騒音と、車外騒音がそれぞれ、大、
中、小の区分で記述される。以上が環境・状況プロファ
イルの項目及び対応する項目値であった。以下に記述例
を示す。
【0072】 記述例: 日時 : 1998年10月18日11時05分30秒 日の属性: 日曜、休日 季節 : 秋 時刻 : 昼前 現在地 : 刈谷市 目的地 : 岡崎市 経由地1: 知立市 経由地2: 安城市 車外温度: 32.5 車内温度: 34.0 設定温度: 24.5 自車位置の座標: 基準区画番号=17、X=200.0、Y=30.0 自車位置の住所: 愛知県刈谷市相生町 自車位置の地方: 中部 自車位置の道路区分: 一般道路 自車位置の道路状態: 順調 自車位置の交通環境: 速度制限 自車位置の地理環境: 自宅付近、街中、駅前 自車位置の周囲状況: 一般道路|左側車線、交差点、信号 現在地の天候 : 晴れ 目的地の天候 : 雨 交通状況 : 空いている 車両周辺状況 : 追従車あり 運転状態 : 運転中|快適な走行 移動目的 : 行楽、ショッピング 話題 : 食事 乗員構成 :[0,1,5,0,太郎] [2,2,5,1,花子] [1,2,1,2,エリ] [2,2,0,2,ユリ] オーディオ環境 : FM放送、TV(ビット4と7が「1」) 会話状況 : ドライバーとエージェント間の対話、その他の会話 (ビット0と4が「1」) 騒音環境 : 車内騒音小、車外騒音中 続いて要求・状態プロファイルについて説明する。
【0073】 要求・状態プロファイルには、次に示す項目に対応する
情報が記述される。 (1)日付 (2)時刻 (3)ユーザ識別名 (4)現在要求 (5)予測要求 (6)現在状態 (7)予測状態 (8)移動目的 (9)運転状態 (10)騒音状況 以下、各項目についての説明を加える。
【0074】(1)日付 日付は、yyyy年mm月dd日の形式で記述される。 (2)時刻 時刻は、tt時mm分ss秒で形式で記述される。
【0075】(3)ユーザ識別名 ユーザ識別名としては、個人名、番号、パスワードなど
で記述される。 (4)現在要求 特願平10−162457号及び特願平10−1848
40号で開示したメカニズムに基づき、ユーザの現在時
刻における要求を推定した結果を記述する。
【0076】例えば、ルート探索、ルートガイド、食
事、休む、宿泊、駐車場、ショッピング、遊ぶ、歌う、
踊る、写真を撮る、ビデオを撮る、メール読み上げ、天
候情報、スキー、海水浴、ジョギング、ゴルフ、TVを見
る、公園、遊園地、テーマパーク、ボーリング、インタ
ーネット、電話をかける、窓をあける、エアコンをつけ
る、音楽を聴く、その他の区分で記述される。
【0077】(5)予測要求 特願平10−184840号に開示したメカニズムに基
づき、ユーザの未来時刻における要求を予測した結果を
記述する。 (6)現在状態 (7)予測状態 例えば、平常、元気はつらつ、快適、ドライブを楽しん
でいる、空腹、食事中、音楽鑑賞中、TVその他鑑賞中、
満腹、疲労、帰りたい、遊びたい、早く目的地に着きた
い、休憩中、いらいらしている、あせっている、怒って
いる、気が沈んでいる、落ち込んでいる、眠いの区別で
記述される。
【0078】要求と状態とを記述するのは、ユーザの状
態から要求が発生することが多く、状態を情報として持
つことにより、要求の推定が容易になるからである。例
えば、帰りたい、遊びたいという状態は、そのまま要求
として捉えることもできるが、怒っている、空腹、いら
いらしている、などはそのまま要求として捉えることが
できない点で要求と状態とを別に情報として持つのであ
る。また、現在要求、現在状態の情報が分かれば、予測
要求、予測状態を推定することも可能である。この予測
要求、予測状態は、未来のどの時点を予測した情報であ
るかを明示するために、日時を記載するようにする。
【0079】(8)移動目的 移動目的は、行楽、ショッピング、食事、旅行、無目
的、所用、通勤、業務、憂晴し、その他の区分で記述さ
れる。以上が要求・状態プロファイルの項目及び対応す
る項目値であった。以下に記述例を示す。 記述例 日付 :yyyy/mm/dd 時刻 :hh:mm:ss ユーザ識別 : 愛知太郎 現在要求 : 食事の準備 予測要求 : 公園(19981018-14:00),買い物(1
9981018-15:00) 現在状態 : 空腹の準備 予測状態 : 空腹(19981018-12:00) 移動目的 : 行楽, ショッピング, 食事 運転状態 : 快適 続いてユーザプロファイルについて説明する。
【0080】ユーザプロファイルには、次に示す項目に
対応する情報が記述される。 (1)氏名 (2)年令 (3)住所 (4)家族 (5)職業 (6)役職 (7)好きな料理 (8)趣味 趣味には、スポーツ、音楽などの分類だけでなく、スポ
ーツの種類、音楽のジャンルまでが記載される。以下に
その記述例を示す。
【0081】 氏名 :平成太郎 年令 :34 住所 :○○市○○町○丁目○番地 家族 :妻、娘1人、息子1人 職業 :会社員 役職 :主任 好きな料理:中華料理、和食 趣味 :旅行、ドライブ、スポーツ(テニス、ジョ
ギング、スキー)、音楽(歌謡曲、フォーク、クラシッ
ク) 続いて車両状況プロファイルについて説明する。
【0082】車両状況プロファイルには、次に示す項目
に対応する情報が記述される。 (1)走行状態 (2)イグニッション (3)車室内イルミネーション (4)ライト (5)エアコン (6)AT Position (7)バッテリー (8)燃料 (9)ブレーキ (10)走行距離 (11)速度、回転数 (12)オイル交換時期 (13)車検時期 (14)定期点検時期 (15)窓の開閉状態 (16)シートベルト (17)トランクの開閉 走行状態は、走行中、停車中の区分で記述される。ま
た、イグニッション、車室内イルミネーション、ライ
ト、エアコンの情報はオン・オフの情報で記述される。
【0083】以上、本実施例で用いられるプロファイル
の項目名とその項目に対応する情報である項目値につい
て説明した。上述した各プロファイルは、ヘッダと、項
目レジスタ群とで構成される。ヘッダとは、記憶時及び
送受信時に、どの種類のプロファイルかを特定するため
のものである。
【0084】一方、項目レジスタは、下記の要素で構成
される。 (1)更新時刻 (2)状態フラグ、信頼性ランク (3)パーミッション (4)項目名 (5)項目値 (6)情報ソース(発信元) このうち、項目名および項目値に関しては、上述の通り
である。この項目名、項目値の他に、更新時刻、状態フ
ラグ及び信頼性ランク情報、パーミッション、情報ソー
ス(発信元)の情報が各項目毎に割り当てられている。
【0085】更新時刻とは、内容を更新した時刻を記述
する。状態フラグとは、項目値が既知であるか否かを判
断するためのフラグである。フラグ=0ならば項目値が
未知であることを示し、フラグ=1ならば項目値が検索
されていることを示し、フラグ=2であれば項目値が既
知であることを示す。
【0086】信頼性ランクとは、既知となっている情報
の信憑性をランクで示すものであり、この信頼性のラン
クは、動的な情報であれば時間と共に変化する。本実施
例では、センタ側で計算する。パーミッションは、セン
ターへプライバシー情報を誤って送信しないようにする
ための情報であり、主にユーザプロファイルの項目に対
して設定される。このパーミッション情報は1ビットの
データで記述され、ビット=0であれば送信不可、ビッ
ト=1であれば送信許可となっている。
【0087】例えば、ユーザプロファイル中で下記のよ
うに記述されているとする。 好きな食べ物:1: ステーキ、中華料理 家族構成 :0: 妻、長女、長男 目的地 :1: 愛知青少年公園 この場合、家族構成はセンターに送信されない。
【0088】情報ソースとしては、情報を提供者、発信
元などが記述される。以上、各種プロファイルのデータ
構造について詳述した。ここで図2に示したユーザ端末
20のプロファイル生成・更新ブロック23の説明に戻
る。
【0089】プロファイル生成・更新ブロック23で
は、上述した4つのプロファイルを生成する。しかし、
上述したプロファイルの各項目値が全て既知となってい
るわけではない。そこで、プロファイル生成・更新ブロ
ック23は、プロファイルデータベース27aに記憶さ
れた過去のプロファイルを参照して未知の項目値を可能
な限り推定する。このとき、環境・状況プロファイルの
項目値を推定するのが環境・状況推定ブロック23aで
あり、要求・状態プロファイルの項目値を推定するのが
要求・状態推定ブロック23bである。また、位置・時
刻特定ブロック23cは、図示しないナビゲーション装
置からの情報によって車両位置、及び時刻を特定する。
さらに、個人情報記憶ブロック23dにはユーザの個人
情報が予め記憶されており、これを基にして上述したユ
ーザプロファイルが生成される。また、プロファイル生
成・更新ブロック23には、車両に搭載された各種セン
サ等からの情報が状況検出ブロック31を介して入力さ
れるようになっている。この情報に基づいて環境・状況
プロファイル及び車両状況プロファイルが生成される。
【0090】また、プロファイル生成・更新ブロック2
3には、センタ10から送信される情報が新規情報取得
ブロック30から入力されるようになっており、この情
報に基づいてプロファイルを更新する。プロファイル記
憶ブロック24は、生成又は更新されたプロファイルを
プロファイルデータベース27aに記憶する。これによ
って、過去に記述されたプロファイル情報がユーザ端末
20内で再利用できる。
【0091】不足情報検出ブロック25は、プロファイ
ルの未知の項目の中で、検索要求を生成するのに必要な
項目を不足情報として検出する。不足情報があれば、ユ
ーザインタフェース22を介してユーザへの問合せが行
われ、プロファイル生成・更新ブロック23が、ユーザ
インタフェース22を介して入力されたユーザの発話情
報に基づいて、不足情報を確定してプロファイルの更新
を行う。
【0092】検索要求生成ブロック26は、プロファイ
ル情報に基づいて検索要求を生成する。検索要求生成ブ
ロック26は、センタ10へ送信する検索要求と、ユー
ザ端末20内での検索に用いる検索要求の両方を生成可
能となっている。情報検索ブロック27は、検索要求生
成ブロック26にて生成された検索要求に基づき、プロ
ファイルデータベース27a及びローカルコンテンツデ
ータベース27bを用いて検索要求に対する情報の検索
を行う。
【0093】セキュリティチェックブロック28は、上
述したプロファイルのパーミションを参照して送信不可
となっているデータを選別する。通信ブロック29は、
セキュリティチェックブロック28からのプロファイル
情報及び検索要求生成ブロック26からの検索要求をセ
ンタ10へ送信する。また、通信ブロック29は、セン
タ10からの検索結果、情報、制御データを受信する。
受信した情報は、新規情報取得ブロック30によって、
編集され、ユーザインタフェース22、プロファイル生
成・更新ブロック23、ローカルコンテンツデータベー
ス27bへ送信される。例えば検索結果は、ユーザイン
タフェース22へ送信され報知される。また、受信した
情報によってローカルコンテンツデータベース27bが
更新される。
【0094】次に、本実施例の情報サービスシステムの
動作を説明する。最初にセンタ10にて実行されるセン
タ側処理を、図3のフローチャートに基づき説明する。
まずステップS100において、検索要求、プロファイ
ルを受信する。この処理は、ユーザ端末20の通信ブロ
ック29から送信された情報を、センタ10の通信ブロ
ック11を介して受信するものである。なお、検索要求
は必ずしも存在しない。したがって、ここでは少なくと
もプロファイルを受信する。受信するプロファイルは、
上述した環境・状況プロファイル、要求・状態プロファ
イル、及びユーザプロファイルの3つのプロファイルで
ある。
【0095】続くS110では、受信したプロファイル
を記憶する。各プロファイルは、ユーザ名、日時、場所
のヘッダを付けて記憶される。また、次のS120で
は、プロファイル情報を1次情報とした場合に、受信し
たプロファイル情報を編集し、プロファイル情報に基づ
く2次情報を抽出する。そして、このような2次情報も
プロファイルデータベース16aに追加される。
【0096】このように複数ユーザのプロファイルを編
集することにより、より完全な事象データベースを自動
的に構築することができる。例えば、多くのユーザから
ドライブの目的地情報(1次情報)を受信してセンター
で編集することにより、混雑(2次情報)を予測するこ
とができる。このように特定の情報を編集すれば、既存
の天気情報で対応できない局所的な天候、交通状況、道
路状態などの情報をリアルタイムに抽出できる。例えば
局所的な天候情報を2次情報として抽出する場合、環境
・状況プロファイルに記述された場所、時間、現在地の
天候、などについての情報を編集する。このとき、天候
情報にソース情報を含めるようにしてもよい。ソース情
報は、天候情報が、センサ出力に基づく情報であるの
か、それともユーザの主観に基づく情報であるのかを区
別するものである。例えば、ソース情報が「1」であれ
ば人間の評価に基づく情報、ソース情報が「0」であれ
ばセンサ出力に基づく情報として取り決めておけば、ユ
ーザの主観がどれくらい含まれる情報であるかというこ
とまで分かる。同様に、交通状況であれば、環境・状況
プロファイルに記述された、場所、時間、交通状況など
の情報を編集する。道路状況であれば、環境・状況プロ
ファイルに記述された、場所、時間、道路状況などの情
報を編集する。
【0097】なお、2次情報として、統計的推論規則な
どを抽出することも考えられる。例えば、「土曜の午後
にはXXカフェは混んでいる」、「平日朝7時から10
時にはZZ交差点付近は渋滞する」、「yyyスカイラ
インのxxx地点の道路状態は滑り易い」などの情報が
抽出されるという具合である。
【0098】また、各情報には信頼性のランク付けを行
う。ランク付けは、情報提供者の信頼性、及び情報の元
になったデータの信頼性を総合的に判断して行う。例え
ば情報提供者の信頼性は、過去の時点で送信されたユー
ザプロファイルのユーザIDに基づき、情報の提供実績
回数が多いか否かで判断する。データの信頼性は、ある
場所に関する天候情報などを知りたい場合、その場所に
近い場所のデータであるか、あるいは、知りたい時刻に
近い時刻のデータであるかなどから判断する。
【0099】ところで、センタ10にはユーザ端末20
からの情報が蓄積されていくが、センタ10の記憶容量
に応じて蓄積期間が予め設定されているものとし、古く
なった情報は順に削除される。なお、S110及びS1
20の処理が、上述したプロファイル記憶・編集ブロッ
ク12における処理に相当する。
【0100】続くS130では、検索要求があるか否か
を判断する。つまり、プロファイル情報と共に検索要求
を受信したか否かを判断する。ここで検索要求があると
判断された場合(S130:YES)、S140へ移行
する。一方、検索要求がないと判断された場合(S13
0:NO)、S200へ移行する。
【0101】S140では、検索要求に対する情報の検
索を行う。この検索処理は、プロファイルとして送信さ
れた情報を利用し、プロファイルデータベース16aを
用いて行われる。プロファイルデータベース16aを用
いた検索には、時間による検索、場所による検索、天候
情報の検索、要求による検索などが考えられる。
【0102】時間による検索では、さらに、特定メンバ
ー(例えば知人など)のプロファイルに決めて検索した
り、検索対象を決めて検索することが考えられる。例え
ば複数台の車を使ってドライブにいく場合に、ある友人
が今どの地点を走行しているのかを検索することが考え
られる。また、時間的にどこのレストランが混雑してい
るのかを検索することができる。
【0103】場所による検索では、時間と組み合わせて
検索することが考えられる。例えば現在時刻の天候、渋
滞、道路状況などを検索するという具合である。天候に
よる検索では、例えば現在時刻の目的地近辺の天候情報
を含むプロファイルを検索したり、場所を特定し、過去
数年間の同時期のプロファイル群を検索したりするとい
う具合である。後者のような検索を行えば、例えば8月
中旬の北海道xxxは天気が崩れやすいといった統計情
報が得られる。
【0104】要求による検索では、人気のあるレストラ
ンや行楽地、施設などを検索する。音声認識を用いた検
索技術については、特願平10−162457号、特願
平10−184840号、特願平11−20349号に
開示した。S150では、検索要求に対応する該当情報
がプロファイルデータベースにあったか否かを判断す
る。ここで該当する情報があれば、S160にてその情
報を獲得し、S180へ移行する。一方、該当する情報
がなければ、S170にてその情報を推定して獲得し、
S180へ移行する。該当する情報がない場合とは、例
えば検索要求がキーワードで構成されるような場合であ
って、直接的に対応する情報が検索できない場合をい
う。この場合は、単語列を推定することによって、検索
要求に対する最適な情報を推定して獲得する。この方法
は、特願平11−20349号に開示した。
【0105】S180では、検索サービスを利用するか
否かを判断する。ここでいう検索サービスの対象となる
データベースは、上述したコンテンツデータベース16
bである。コンテンツデータベース16bは、情報ソー
スをユーザ端末20とするものではないため、プロファ
イルデータベース16aと比べて情報料が高く設定され
るのが一般的である。そこで本実施例では、予めユーザ
毎にこの検索サービスを利用するか否かの設定をしてお
く。例えば検索サービスの利用契約をしたユーザIDを
記憶しておくという具合である。ここで検索サービスを
利用する場合(S180:YES)、S190にてコン
テンツデータベース16bを用いた検索を行い、検索要
求に対する情報があれば獲得する。そして、S200へ
移行する。一方、検索サービスを利用しない場合(S1
80:NO)、S190の検索処理を実行せず、S20
0へ移行する。
【0106】S130で否定判断された場合、S180
で否定判断された場合、又はS190から移行するS2
00では、送信されたプロファイル中の未知の項目値を
特定するため類似するプロファイルを選択する。類似す
るプロファイルの選択は、プロファイル間の距離を定義
することにより実行する。
【0107】2つの異なるプロファイルPm、Pn間の距
離Lを次の式で定義する。 L(Pm、Pn)=Σ wi・d(s(i),Aim,Ain) なお、各変数は以下のようになっている。
【0108】 Aij : Pjのs(i)番目の項目の項目値 d(s,a,b) :s番目の項目について項目値a,b間の距離を定義する関数。 s(i) :Pj中のレジスタから選択されたi番目のレジスタの識別番号 。
【0109】 活性化されたレジスタの番号 N :活性化されたレジスタの数 wi :荷重係数 また、上述した和記号Σは、n=1〜Nまでの和を示す
ものとする。
【0110】つまり、この距離は、活性化されたレジス
タの項目値の距離の和として定義されるものである。活
性化については後述する。最初に、自分のプロファイル
を検索する場合を考える。ユーザプロファイルには静的
な情報が記述されているが、環境・状況プロファイルや
要求・状態プロファイルには、場所や時間に依存する情
報が記述される。そこで、センタ10側に蓄積された自
分の過去の類似状況に対応したプロファイルを検索する
ことが考えられる。
【0111】例えばドライブ開始時に過去のプロファイ
ルを検索する際には、ユーザ名が一致することを前提と
して、曜日の近さ、休日かどうか、年中行事や個人のメ
モリアルデーの日付が一致するかどうか、日付の近さ、
時間帯の近さ、現在地の近さ、目的地の近さ、ドライブ
目的の類似性などを用いて距離Lを計算し、Lが最も小
さいプロファイルを上位3個程度選択するという具合で
ある。これをもとにして未知情報の推定を行う。
【0112】例えば曜日の近さを距離として数学的に記
述することを考えると、日曜から土曜までを0から6の
数字に対応させ次の式で2つの曜日y1、y2の間の距離DY
を計算するようにすればよい。 DY=min(ADY,7-ADY)、ADY=|y1-y2| なお、日曜日は休日として平日との行動パターンが違っ
ている可能性が高いため、「日曜と火曜、水曜、木曜
の間の距離はDY=10」といった補正を加えてもよい。ま
た、曜日感覚については個人の生活形態が大きく影響す
るので、現在の曜日y1と検索対象の曜日y2との間の距離
関係をすべてマトリクス形式で定義することも考えられ
る。
【0113】このような距離を計算するために、休日、
年中行事・メモリアルデーなどの情報をユーザプロファ
イルに記述するようにしてもよい。例えば休日といった
場合、個人の生活様式に整合した休日は、勤務先の休
み、長期連休、暦の上での休日、記念日、休暇の区分で
記述する。また、年中行事・メモリアルデーとしては、
日付の決まっている年中行事(クリスマス、祇園祭、正
月、など)やメモリアルデー(結婚記念日、子供の誕生
日、など)の区分で記述する。年中行事やメモリアルデ
ーに関する距離計算では、当日から1週間前までは小さ
い距離に設定し、行事が終了してからは次の年の日付ま
での日数を距離とすることが考えられる。
【0114】上述したような距離計算において、日付に
関しては、特に行事の影響を受けない場合は、単純に日
付の絶対差を日数で計算する。また、時間帯に関して
は、特にスケジュールの影響を受けない場合は、単純に
時刻の差を時間数で計算する。現在地に関しては、特に
目的地やレジャーポイント、知っている場所(自宅、勤
務先、公園、デパートなど)の影響を受けなければ、単
純に物理的距離を距離とする。目的地に関しても同様で
ある。ドライブ目的に関して、所定の分類を用意してお
き、同一の分類における異なる目的(レジャーにおける
お花見と公園など)は比較的近く、異なる分類に属する
目的(通勤とスキーなど)は距離を大きく定義する。
【0115】次に、他人のプロファイルを検索すること
を考える。上述した自分のプロファイルの検索結果の適
正度があまり高くない(Lが非常に大きく、ある一定の
しきい値を超える)場合は、他人のプロファイルを検索
することが考えられる。ただし、この場合、ユーザ名の
違い(自分と他人の違い)を上記の距離計算に組み入れ
る。
【0116】続くS210では、未知情報を推定する。
例えば目的地の天候が未知の情報である場合、次のよう
にして天候情報を推定する。上述したように天候情報
は、快晴、晴れ、曇り、小雨、雨、大雨、・・・という
区別で記述されるが、最初に天気の良さを示す「1」〜
「10」までの自然数(天候レベル)に変換する。ここ
では数字が大きくなるほど天気が良いことを示す。例え
ば「快晴」であれば「10」、強風や大雨であれば
「1」という具合である。
【0117】そして、目的地A1の天候が知りたい場
合、類似したプロファイルを選択した結果、次の情報が
記述されたプロファイルが検索されたとする。 ユーザR1 :K1地点、 晴れ、15:20 ユーザR2 :K2地点、 快晴、13:20 ユーザR3 :K3地点、 曇り、15:50 また、センタ10側で収集された情報として 気象台お天気情報:○○市全域、晴れ、14:30 が存在するとする。
【0118】このとき、次に示す3つの式にて、現在時
刻の目的地A1の天候情報を推定する。1つ目の式の左
辺Lが目的地の天候レベルを示す。 L=AINT(RL) RL = (1/P)Σ f(t-tn)・Cn・E(A1,Kn)・Ln P = Σ f(t-tn)・Cn・E(A1,Kn) t :現在時刻 tn :ユーザRnから情報を得た時刻。
【0119】AINT(X):Xの最も近い整数 N :情報提供のあったユーザの数 f(x) :時間xについての単調減少関数。F(0)=1,f
(∞)=0であり、提供データの新鮮度に対応する。
【0120】Cn :ユーザRnの提供する情報の信憑
性。1から0の値を取る。n=0は気象台に相当し、C0=
1。 E(a,b) :a地点の情報をb地点の情報で代用する場合
の確信度。 Ln :ユーザRnからの天気情報のレベル値。
【0121】上述した和記号Σは、n=0〜Nの和を示
すものとする。続くS220では、配信プロファイルを
記述する。配信プロファイルには、上述した検索結果、
推定した未知情報、プロファイル情報の編集によって得
られた新しい情報(2次情報)、制御データが記述され
る。制御データとは、新しい情報に基づく報知を行うた
めのデータであることが考えられる。
【0122】次のS230では、配信プロファイルを生
成する。ここではS220にて記述された配信プロファ
イルにヘッダ情報など送信のためのデータを付け加えた
プロファイルを生成する。なお、上述したS140,S
190,S210の処理が情報検索ブロック14におけ
る処理に相当し、S200の処理がプロファイル選択ブ
ロック13における処理に相当する。また、S220及
びS230の処理が、配信プロファイル生成ブロック1
5における処理に相当する。
【0123】続くS240では、配信情報をプロファイ
ルデータベース16aへ追加する。配信情報は、検索結
果、推定した未知情報などである。これら検索結果や推
定した未知情報をプロファイルデータベース16aへ追
加することによって、情報データベース16を充実させ
ることができる。
【0124】そして次のS250では、配信プロファイ
ルをユーザ端末20へ配信する。この処理は、通信ブロ
ック11における処理に相当する。続いてユーザ端末2
0にて実行される端末側処理を、図4及び図5のフロー
チャートに基づき説明する。
【0125】まずステップS300において、プロファ
イルの初期設定を行う。上述したように各プロファイル
には、特定項目に対応する項目値が記述される。ここで
は、このような情報を記述するための空のプロファイル
を用意する。具体的には、各プロファイルを記述するた
めの領域をメモリ上に確保する。
【0126】続くS310では、音声認識辞書の設定を
行う。後述するようにユーザ端末20では、未知の情報
の中で検索に必要なものについてはユーザへ問い合わせ
る処理を行う。そこで、この問合せ処理に対応してユー
ザが発話するだろうと予測される内容を認識し易い辞書
を設定する。音声認識辞書は、図2に示した音声認識辞
書設定ブロック21に記憶されている。
【0127】次のS320では、ユーザ入力を受け付け
る。この処理は、ユーザインタフェース22を介してユ
ーザの発話情報を取り込むものである。続くS330で
は、個人情報の記憶を参照する。上述したようにユーザ
端末20の個人情報記憶ブロック23dには、予め個人
情報が記憶されている。そこで、この個人情報を読み出
す。なお、個人情報が複数ある場合、例えば処理開始以
前に暗証番号や氏名を入力させて特定する。
【0128】また、続くS340では、環境・状況の推
定を行う。この処理は、環境・状況プロファイルの未知
の項目を推定するものであり、環境・状況推定ブロック
23aにおける処理に相当する。同様に、次のS350
では、要求・状態の推定を行う。この処理は、要求・状
態プロファイルの未知の項目を推定するものであり、要
求・状態推定ブロック23bにおける処理に相当する。
【0129】例えば環境・状況から要求・状態を推定で
きる。具体的な手法については、特願平10−1624
57号及び特願平10−184840号に開示した。例
えば、平日の朝であれば、「通勤、急いでいる」という
状態が推定できる。また、休日の昼であれば、「ショッ
ピング」、「行楽」という要求が推定できる。同様に、
平日、仕事帰りの深夜であれば「疲れている、早く帰り
たい」、長期連休、家族で泊りがけのドライブであれば
「うれしい、楽しみ、忘れ物はないか、天気は」などと
いった要求・状態が推定できる。
【0130】続くS360では、位置・時刻の特定を行
う。この処理は、ナビゲーション装置の機能を用いて、
車両位置及び現在時刻を特定するものである。これは、
位置・時刻特定ブロック23cにおける処理に相当す
る。次のS370では、ユーザ端末20のプロファイル
データベース27aを参照する。ここでは、プロファイ
ルデータベース27aに記憶された過去のプロファイル
情報に基づいて、さらにユーザの置かれている環境・状
況、ユーザの要求・状態などを推定する。
【0131】例えば過去の履歴からユーザ名、現在地
名、目的地名、時間などからもっとも近いプロファイル
を選択し、そのプロファイルの項目値を転写する。そし
て、次のS380では、プロファイルを更新(生成)す
る。この処理が、図2中のプロファイル生成・更新ブロ
ック23における処理に相当する。続いてS390で
は、ユーザ端末20のプロファイルデータベース27a
に、生成又は更新したプロファイルを記憶する。この処
理は、図2中のプロファイル記憶ブロック24における
処理に相当する。
【0132】続くS400では、ユーザの発話内容に応
じて、各プロファイルの項目レジスタの活性化レベルを
決定する。活性化とは、特定の項目を重要必須項目とし
て設定することを意味する。活性化する項目レジスタと
そのレベルは、予め用意されているテーブルに基づいて
決定する。したがって、このテーブルには、話題内容
と、活性化する項目レジスタ及びその活性化レベルとが
対応させて記述されている。話題内容とは、一例として
「食事」、「交通」、「行楽」などといった単位で記述
される。そして、話題内容「食事」に対しては、環境・
状況プロファイルの時間情報、現在地、目的地、経由地
といった項目が活性化する項目として記述されている。
活性化レベルは、活性化する項目に対してレベル1〜3
の3段階で記述される。レベル1は話題に直接的に対応
する項目を示し、レベル2は話題の展開に必要な項目を
示し、レベル3はドライブの支援に必要な項目を示す。
【0133】次のS410では、実際にプロファイルの
項目レジスタに対し、活性化を行い、活性化する項目レ
ジスタに対しレベル1〜3を設定する。そして、続くS
420では、レベル1が設定された項目に対応する項目
値の中で所定条件を満たさないものを、不足情報として
検出する。所定条件を満たさないものとは、項目値が未
知である、きわめて情報が古い、確信度が極めて低い、
といったものが該当する。
【0134】なお、S400〜S420までの処理が不
足情報検出ブロック25における処理に相当する。次の
S430では、検索処理を実行するか否かを判断する。
検索処理を実行するか否かの設定は、システム設定メニ
ューにおいて予め切り替え可能となっている。ここで検
索処理を実行しない場合(S430:NO)、S440
にて表示・音声出力を行い、S310からの処理を繰り
返す。表示・音声出力は、さらにユーザ入力を促すよう
な問いかけを行うものとすることが考えられる。その結
果、プロファイル情報が補完される。一方、検索処理を
実行する場合(S430:YES)、図5中のS450
へ移行する。
【0135】図5のS450では、生成・更新したプロ
ファイルに検索要求があるか否かを判断する。検索要求
とは、ユーザからの明示的な検索の要求である。上述し
た図4中のS320において、例えばユーザが「レスト
ランを探してほしい」や「目的地までの交通状況が知り
たい」といった発話をした場合、検索要求と見なされ
る。ここで検索要求がないと判断された場合(S45
0:NO)、S530へ移行する。一方、検索要求があ
ると判断された場合(S450:YES)、S460へ
移行する。
【0136】S460では、不足情報があるか否かを判
断する。この判断処理は、S420の検出結果に基づい
て行われる。つまり、S420で不足情報が検出された
場合に肯定判断される。不足情報がある場合(S46
0:YES)、S500にてユーザインタフェース22
を介した不足情報の問合せを行い、その後、図4中のS
310からの処理を繰り返す。一方、不足情報がない場
合(S460:NO)、S470へ移行する。
【0137】S470では、プロファイルデータベース
27aを用い、検索要求に対応する情報を検索する。ま
た、S480では、ローカルコンテンツデータベース2
7bの検索を行うための検索要求を生成する。そして、
次のS490では、ローカルコンテンツデータベース2
7bを用い、検索要求に対応する情報を検索する。
【0138】つまり、S470〜S490の処理はユー
ザ端末20内での検索処理である。S510では、通信
検索を行うか否かを判断する。すなわちセンタ10側で
の検索を行うか否かを判断する。通信検索を行うか否か
の設定は、システム設定メニューにおいて予め切り替え
可能となっている。ここで通信検索を行う場合(S51
0:YES)、S520へ移行する。一方、通信検索を
行わない場合(S510:NO)、S580へ移行す
る。
【0139】S520では、通信検索に用いる検索要求
を生成する。そして、S520から移行する又はS45
0で否定判断された場合に移行するS530では、セキ
ュリティチェックを行う。このセキュリティチェック
は、各項目レジスタのパーミッションが「0」として設
定された送信不可情報を選別し、送信対象から外す処理
である。なお、このS530の処理が、ユーザ端末20
のセキュリティチェックブロック28における処理であ
る。
【0140】S540では、S520で生成された検索
要求、及びプロファイルを送信する。送信されるプロフ
ァイルは、上述したように、環境・状況プロファイル、
要求・状態プロファイル、及びユーザプロファイルの3
つのプロファイルである。このS540の送信処理に対
応する処理が、図3中のS100の受信処理である。
【0141】S550では、センタ10からの応答があ
ったか否かを判断する。図3中のS250の配信処理が
あると、ここで肯定判断される。ここで応答があった場
合(S550:YES)、S560にてプロファイルを
受信し、続いてS570にて情報を取得し、S580へ
移行する。一方、応答がない場合(S550:NO)、
S560及びS570の処理を実行せず、S580へ移
行する。なお、S540及びS560の処理が通信ブロ
ック29における処理に相当し、S570の処理が新規
情報取得ブロック30における処理に相当する(図2参
照)。
【0142】S580では、表示・音声出力を行う。こ
の処理は、S570にて取得した情報に基づき、ユーザ
へ情報の報知を行うものである。例えば「○○レストラ
ンが1km先左側にあります。」という具合に検索結果
の報知を行うことが考えられる。
【0143】S590では、終了するか否かを判断す
る。ここでユーザからの終了指示がなければ(S59
0:NO)、図4中のS310へ移行する。一方、ユー
ザからの終了指示があれば、S600へ移行する。S6
00では受信した情報に基づきプロファイルを更新し
て、その後、本端末側処理を終了する。このS600の
処理は、プロファイル生成・更新ブロック23における
処理に相当する。
【0144】なお、本実施例におけるセンタ10のプロ
ファイル記憶・編集ブロック12が「データベース構築
手段」に相当し、プロファイル選択ブロック13及び情
報検索ブロック14が「検索手段」に相当し、配信プロ
ファイル生成ブロック15及び通信ブロック11が「配
信手段」に相当する。
【0145】そして、図3中のS110及びS120の
処理がデータベース構築手段としての処理に相当し、S
130〜S210の処理が検索手段としての処理に相当
し、S220,S230及びS250の処理が配信手段
としての処理に相当する。また、本実施例におけるユー
ザ端末20のユーザインタフェース22が「入力手段」
及び「問合せ手段」に相当し、状況検出ブロック31が
「状況検出手段」に相当し、プロファイル生成・更新ブ
ロック23が「端末側情報生成手段」に相当し、プロフ
ァイル記憶ブロック24及び通信ブロック29が「記憶
送信手段」に相当し、不足情報検出ブロック25が「優
先度設定手段」に相当する。
【0146】そして、図4中のS320の処理が入力手
段としての処理に相当し、S500の処理が問合せ手段
としての処理に相当する。また、S330〜S380の
処理が端末側情報生成手段としての処理に相当し、S3
90及びS540の処理が記憶送信手段としての処理に
相当し、S580の処理が処理実行手段としての処理に
相当する。さらにS410及びS420の処理が優先度
設定手段としての処理に相当する。
【0147】次に、本実施例の情報サービスシステムが
発揮する効果を説明する。なお、ここでの説明に対する
理解を容易にするために、従来の問題点を最初に説明す
る。従来よりユーザ端末を用い、センタにアクセスして
情報検索を行うシステムが提案され実現されている。し
かしながら、次に示すような問題点があった。
【0148】所望の情報を検索するために例えばキー
ワードを検索条件としてユーザ端末からセンタへ検索を
要求することが考えられるが、本当に望んでいる情報を
検索するためには、多くのキーワードを入力する必要が
あり、検索条件の設定が困難であった。
【0149】センタでは、情報データベースの構築に
多大な労力を必要とするため、情報料が比較的高くなっ
てしまう。 センタの情報データベースに短時間で変化する動的な
情報が多くなればなるほど、リアルタイムに情報データ
ベースを更新していくことが難しい。
【0150】これに対して、本実施例の情報サービスシ
ステムでは、センタ10の備える情報データベース16
を構築する情報ソースが、複数のユーザ端末20となっ
ている。言い換えれば、ユーザ端末20から送信される
プロファイル情報によってセンタ10の情報データベー
ス16が構築される。詳しくは、情報データベース16
のプロファイルデータベース16aが追加されていく。
したがって、情報データベース16が半自動的に構築さ
れることになり、構築に要する労力が削減される。ま
た、ユーザ自身が情報提供する。その結果、獲得した情
報に対してユーザが支払う情報料は、極めて安価とな
る。
【0151】また、ユーザ端末20の情報送信期間を短
くすれば、あるいは、ユーザ端末20の数が多くなれ
ば、リアルタイムに近い情報データベース16の更新が
可能となる。すなわち、本実施形態の情報サービスシス
テムによれば、上述した及びの問題点を解決するこ
とができる。
【0152】さらに、検索に用いられるプロファイル情
報は、ユーザ端末20のユーザインタフェース22を介
して入力されるユーザの発話情報だけでなく、状況検出
ブロック31を介して入力される状況情報を含むもので
ある。そして、センタ10ではこのプロファイル情報を
用いて情報の検索を行う。したがって、検索要求に対し
て、検索要求に合致した情報、あるいは、検索要求に合
致すると推定される情報を提供することができる。これ
によって、例えば検索条件として多くのキーワードを入
力する必要がなくなる。したがって、本実施例の情報サ
ービスシステムによれば、上述したの問題点を解決す
ることができる。
【0153】また、本実施例の情報サービスシステムで
は、センタ10のプロファイル記憶・編集ブロック12
がプロファイル情報を編集し、その編集結果に基づく情
報をもプロファイルデータベース16aに追加する(図
3中のS120)。これによって、ユーザはユーザ端末
20を介し、より幅広い情報を享受できる点で有利であ
る。
【0154】さらにまた、本実施例の情報サービスシス
テムでは、ユーザ端末20のプロファイル生成・更新ブ
ロック23が4つのプロファイル、すなわち環境・状況
プロファイル、要求・状態プロファイル、ユーザプロフ
ァイル、及び車両状況プロファイルを生成する(図4中
のS380)。そして、センタ10へは、環境・状況プ
ロファイル、要求・状態プロファイル、ユーザプロファ
イルを送信する(図5中のS540)。これによって、
ユーザ端末20がまちまちの情報を送信する場合に比
べ、ある項目についてプロファイルの単位で編集するこ
とができる(図3中のS120)。また、予め定められ
た所定の項目に対応する項目値をプロファイルに記述す
るようにしたため、情報データベース16のプロファイ
ルデータベース16aを充実させることができる。
【0155】また、本実施例の情報サービスシステムの
ユーザ端末20は、プロファイルデータベース27aに
記憶された過去のプロファイルを参照して(図4中のS
370)プロファイルを生成する(S380)。また、
環境・状況推定ブロック23a、要求・状態推定ブロッ
ク23b、位置・時刻特定ブロック23c、個人情報記
憶ブロック23dからの情報に基づき(S330〜S3
60)、プロファイルを生成する(S380)。つま
り、過去のプロファイルを記憶しておき、同様の状況に
あるプロファイルを検索することによって、未知の情報
を推定する。これによって、ユーザの入力操作を増やす
ことなく、プロファイル情報を充実させることができ
る。
【0156】ただし、ユーザ端末20という閉じた環境
では、プロファイルの中の未知の情報を推定する場合に
限界がある。例えば天候情報などは過去のプロファイル
を参照して推定しても信頼性が低い。そこで、本実施例
の情報サービスシステムでは、センタ10のプロファイ
ル選択ブロック13が情報データベース16のプロファ
イルデータベース16aに記憶された過去のプロファイ
ルの中で、ユーザ端末20から送信されたプロファイル
に類似するものを選択する(図3中のS200)。そし
て、情報検索ブロック14が、選択されたプロファイル
に基づき、未知の情報を推定する(S210)。これに
よって、ユーザ入力のさらなる減少を実現した。
【0157】なお、類似する過去のプロファイルを選択
するにあたり、プロファイル間の距離を定義して、距離
の小さなプロファイルを選択する。このような距離の計
算を実現するという観点からも、本実施例で開示するプ
ロファイルの単位でのデータ管理が有効である。
【0158】このようにプロファイル中の未知の情報を
センタ10側で推定するようにすれば、ユーザが入力す
る情報量を少なくでき、また、項目によってはある程度
正確な推定が可能となるため、ユーザにとって大変便利
である。さらにまた、本実施例の情報サービスシステム
では、話題内容に応じてプロファイルの項目レジスタを
活性化し、レベル1〜3のレベルを設定する(図4中の
S400,S410)。そして、検索条件として重要な
項目である、レベル1が設定された項目を不足情報とし
て検出する(S420)。そして、不足情報がある場合
には(S460:YES)、情報の問合せを行い(S5
00)ユーザからの入力を促す。これによって、検索条
件として重要な項目に対応する情報の信頼性が高くな
り、検索要求に対する適切な情報を検索できる可能性が
高くなる。
【0159】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。 (1)上記実施例で示した以外の情報をプロファイルの
項目として採用してもよい。また、ユーザが定義した新
しい項目をプロファイルの項目に追加できるようにして
もよい。その場合、項目の追加されたプロファイルがあ
るユーザ端末20からセンタ10に送信された場合、追
加項目に対する問合せ処理を行う制御データを含めた情
報を他のユーザ端末20へ配信し、他のユーザ端末20
からも同様の情報を集める構成とすることが考えられ
る。
【0160】上述した項目以外の情報としては、建物や
景観、道路環境に関する3次元情報、自動車におけるセ
ンシング情報(道路特性)、ビデオカメラや車載カメラ
などで獲得した映像情報などをプロファイル項目として
採用することが考えられる。その場合、例えば特願平9
−292962号に開示される映像データベースと同様
に、地図または3次元仮想世界にマッピングされた情報
または事象としてセンタ10上でデータベース化され、
ユーザ間で相互に交換されようにする。
【0161】このようにすれば、次に示す環境理解支援
を行うことができる。たとえば、カメラなどで車両前方
を撮像して前方の構造物を認識する技術が提案されてい
る。しかし、現状の認識技術では人や車などの対象物と
それ以外の物体を明確に判別することはかなり困難であ
る。そこで、あらかじめ背景となる固定的な環境(ビ
ル、道路、山など)の3次元構造を自己位置に合わせて
情報として保持すれば、非常に効率よく対象物を信号処
理で認識することができる。したがって、センタ10か
ら上述したような風景情報を配信してもらうようにすれ
ば、システムの環境理解動作を支援することができる。
【0162】ここでセンタ10の風景情報データベース
は、各ユーザ端末20にて取得された画像情報に基づき
構築するようにしてもよい。このようにすれば、風景画
像などを取得するカメラなどを設置する必要がない。そ
の結果、通常、カメラなどが設置されることのない過疎
地域の情報収集も、ユーザ端末20を搭載した車両がそ
の地域にあれば可能となる。また、密集地域では、建物
などの建造あるいは取り壊しによって風景が比較的短時
間のうちに変化していくが、各ユーザ端末20からの画
像情報を収集すれば、風景情報をリアルタイムに更新し
ていくことができる。
【0163】このような環境理解支援を実現するにあた
って、センタ10とユーザ端末20の間では、次に示す
ような情報をやり取りすることが考えられる。例えばセ
ンタ10からユーザ端末20へ送信する情報としては、
風景情報、移動体の構造や経路、また、対象物を特定す
る統計的規則などが考えられる。
【0164】風景情報は、風景を構成するオブジェクト
間の関係記述であったり、3次元の風景構造の情報であ
る。また、移動体の構造や経路の情報は、例えば道路上
を直進するトラックや自動車の情報や、停留所に発着す
るバスの情報、踏み切りで目の前を横切る電車の情報で
あることが考えられる。
【0165】また、対象物を特定する統計的規則は、
「車は道路や駐車場に存在する」や「人は歩道に多く存
在し、特に駅前や繁華街、観光地には多い」などであ
る。一方、ユーザ端末20からセンタ10へ送信する情
報として、対象領域を特定する情報、風景情報を修正す
る情報などが考えられる。
【0166】風景情報を修正する情報には、単に構造デ
ータベースを修正する情報のみならず、ユーザからの教
示も含めた情報であってもよい。例えば「新しいビルが
建った」、「道路ができた」、「民家が2階建てになっ
た」、「横断歩道ができた」、「道路が広くなった」、
「信号がついた」、「木が大きくなって視界を妨げてい
る」、「壁ができた」、「工事中で片側車線になってい
る」、「イベントで仮設ステージができている」といっ
た情報である。 (2)また、上記実施例のシステムを用いて車両位置管
理を行うことも考えられる。つまり、車両IDをセンタ
10へ送信する構成とし、プロファイル中の現在時刻、
場所、車両IDを検索条件とすると、所望の車両がどこ
にいるかを検索することができる。この場合、定期的に
プロファイルをセンターに発信する必要がある。 (3)さらにまた、位置情報をセンタ10へ送信する構
成を用いれば、盗難防止に応用できる。 (4)また、センタ10でユーザ状態を管理することに
よって、ユーザに生じた緊急事態をセンタ10側で把握
することもできる。 (5)さらにまた、上記実施例のように検索要求に対す
る情報だけでなく、通知・警告・宣伝に係る情報をセン
タ10から配信するようにしてもよい。例えば「kk公園
内の屋内プールは今日はスポーツ大会のため一般開放し
ていない。」、「llトンネルは事故のため通行止めにな
っている」、「aa交差点前は工事中で渋滞している」、
「ssグリーンロードのcc公園前にはおいしいお好み焼き
屋がある」、「yyスカイラインのbb地点にはトイレがあ
る」、「UUスーパーKK店は本日10時から12時まで朝市を
開催する」といった情報をユーザ端末20へ送信するこ
とが考えられる。 (6)また、上記実施例ではユーザ端末20の音声認識
辞書設定ブロック21に各種話題に応じた音声認識辞書
を予め記憶しておく構成であったが、これに対して、セ
ンタ10から各種話題や環境・状況に応じた音声認識辞
書と意味ネットワークを配信するようにしてもよい。こ
れによって、誤認識を低減し、音声対話を円滑化するす
ることができる。 (7)上記実施例では、ユーザからの情報入力がある毎
にユーザ端末20からセンタ10へプロファイルを配信
する構成であったが、一定時間間隔で送信する構成とし
てもよい。また、プロファイルで記述する環境・状況、
要求・状態に変化があったときに送信する構成としても
よい。さらに、予め決められた場所、時刻において送信
する構成としてもよい。また、センタ10から要求があ
ったときに送信する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のセンタの概略構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図2】本実施例のユーザ端末の概略構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】センタにて実行されるセンタ側処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】ユーザ端末にて実行される端末側処理の前半部
分を示すフローチャートである。
【図5】ユーザ端末にて実行される端末側処理の後半部
分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…センタ 11…通信ブロック 12…プロファイル記憶・編集ブロック 13…プロファイル選択ブロック 14…情報検索ブロック 15…配信プロファイル生成ブロック 16…情報データベース 16a…プロファイルデータベース 16b…コンテンツデータベース 20…ユーザ端末 21…音声認識辞書設定ブロック 22…ユーザインタフェース 23…プロファイル生成・更新ブロック 23a…環境・状況推定ブロック 23b…要求・状態推定ブロック 23c…位置・時刻特定ブロック 24d…個人情報記憶ブロック 24…プロファイル記憶ブロック 25…不足情報検出ブロック 26…検索要求生成ブロック 27…情報検索ブロック 27a…プロファイルデータベース 27b…ローカルコンテンツデータベース 28…セキュリティチェックブロック 29…通信ブロック 30…新規情報取得ブロック
フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 NR02 PP02 PP07 PP24 PQ05 PR06 PR08 5B089 GA01 GA21 GA25 JA33 JB01 JB03 JB16 KA03 KC44 KE10 LB04 LB10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のユーザ端末と、当該ユーザ端末とデ
    ータ通信可能なセンタとを備える情報サービスシステム
    であって、 前記センタは、 前記ユーザ端末から送信される端末側情報に基づく情報
    を情報データベースに追加するデータベース構築手段
    と、 前記データベース構築手段にて構築された情報データベ
    ースに基づき、前記ユーザ端末から送信される端末側情
    報に応じた情報を検索する検索手段と、 該検索手段にて検索された情報を配信情報として配信す
    る配信手段とを備えており、 一方、前記ユーザ端末は、 ユーザからの情報を入力する入力手段と、 前記ユーザが置かれている状況の情報を検出する状況検
    出手段と、 前記入力手段にて入力された情報及び前記状況検出手段
    にて検出された状況情報を少なくとも含む前記端末側情
    報を生成する端末側情報生成手段と、 該端末側情報生成手段にて生成された端末側情報を記憶
    手段に記憶すると共に、前記センタへ送信する記憶送信
    手段と、 前記センタから配信された配信情報に基づき所定の処理
    を実行する処理実行手段とを備えていることを特徴とす
    る情報サービスシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報サービスシステムに
    おいて、 前記センタの検索手段は、前記端末側情報に検索要求が
    含まれる場合、当該端末側情報に含まれる情報を利用し
    て、当該検索要求に対する情報を検索し、 前記ユーザ端末の処理実行手段は、前記配信情報として
    前記センタから配信された前記検索要求に対する情報を
    報知する報知処理を実行することを特徴とする情報サー
    ビスシステム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の情報サービスシステムに
    おいて、 前記センタの検索手段は、前記検索要求に対する適切な
    情報を、前記端末側情報に含まれる情報から推定して検
    索することを特徴とする情報サービスシステム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の情報サー
    ビスシステムにおいて、 前記データベース構築手段は、前記端末側情報を編集し
    た情報を、前記端末側情報に基づく情報として前記情報
    データベースに追加することを特徴とする情報サービス
    システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の情報サー
    ビスシステムにおいて、 前記端末側情報は、前記検索要求に対する適切な情報を
    推定するための所定の項目に対応する情報で構成されて
    いることを特徴とする情報サービスシステム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の情報サービスシステムに
    おいて、 前記端末側情報は、前記所定項目中の特定項目に対応す
    る情報が記載されたプロファイルの単位で記憶及び送受
    信されることを特徴とする情報サービスシステム。
  7. 【請求項7】請求項5又は6に記載の情報サービスシス
    テムにおいて、 前記ユーザ端末の端末側情報生成手段は、前記記憶手段
    に記憶された過去の端末側情報に基づき前記端末側情報
    の項目に対応する未知の情報を推定し、前記端末側情報
    を生成することを特徴とする情報サービスシステム。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれかに記載の情報サー
    ビスシステムにおいて、 前記センタの検索手段は、前記送信された端末側情報の
    項目に対応する未知の情報を検索し、 前記ユーザ端末の処理実行手段は、前記検索手段によっ
    て検索された前記未知の情報であって、前記配信情報と
    して前記センタから配信される情報を、前記記憶手段に
    記憶した端末側情報に追加する情報更新処理を実行する
    ことを特徴とする情報サービスシステム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の情報サービスシステムに
    おいて、 前記センタの検索手段は、前記情報データベースに記憶
    された過去の端末側情報の中から前記送信された端末側
    情報に類似するものを選択し、当該選択した端末側情報
    に基づき、前記送信された端末側情報の中の未知の情報
    を検索することを特徴とする情報サービスシステム。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の情報サービスシステム
    において、 前記センタの検索手段は、前記情報データベースに記憶
    された過去の端末側情報の中から前記送信された端末側
    情報に類似するものを選択する際、前記プロファイルの
    単位でその類似度を計算し、当該計算した類似度に基づ
    き前記端末側情報を選択することを特徴とする情報サー
    ビスシステム。
  11. 【請求項11】請求項5〜10のいずれかに記載の情報
    サービスシステムにおいて、 前記ユーザ端末は、さらに、 前記入力手段にて入力された情報に基づき、前記端末側
    情報の所定の項目に優先度を設定する優先度設定手段
    と、 該優先度設定手段にて相対的に高い優先度が設定された
    項目に対応する情報が所定条件を満たしていない場合に
    は、当該情報の入力をユーザに促す問合せ手段とを備え
    ていることを特徴とする情報サービスシステム。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の情報
    サービスシステムにおいて、 前記ユーザ端末が車両に搭載されて用いられることを前
    提として、 前記センタの検索手段は、前記送信された端末側情報に
    車両位置の情報が含まれている場合、当該車両位置周辺
    の風景情報を検索し、 前記配信手段は、前記風景情報を配信情報として前記ユ
    ーザ端末へ配信するよう構成されており、 前記ユーザ端末の処理実行手段は、前記配信情報として
    の前記風景情報に基づき、車両周辺の構造物を推定する
    構造物推定処理を実行することを特徴とする情報サービ
    スシステム。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の情報サービスシステ
    ムにおいて、 前記風景情報は、前記各ユーザ端末から画像情報として
    前記センタへ送信され、前記センタにて編集された情報
    であることを特徴とする情報サービスシステム。
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