JP4165269B2 - 信頼度情報表示システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信頼度情報表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に配設されるナビゲーション装置においては、道路地図データに基づいて、設定された出発地から目的地までの最適な経路を探索して、表示手段に表示するようになっている。
【0003】
さらに、POI(Point of Interest)としてのレストラン、遊園地、百貨店等の施設や名所、景勝地等の地点を検索するための検索機能を有するナビゲーション装置も提供されている。この場合、該ナビゲーション装置はPOIに関する種々の情報をPOIデータとして記憶手段に格納し、車両の運転者等の操作者が、所定の地域における名所、景勝地等の地点やレストラン、遊園地、百貨店等の施設を検索すると、該当する施設や地点がナビゲーション装置の表示画面に表示されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。なお、前記施設や地点に関する詳細な情報、例えば、開店時間、所在地、電話番号等を表示画面に表示するナビゲーション装置も提供されている。
【0004】
これにより、操作者は、目的地までの適切な経路を把握することができるとともに、所望の施設や地点の情報を容易に把握することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−2555号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、POIデータの信頼度が不明であり、信頼度の高い情報と信頼度の低い情報とを識別することができなかった。そのため、操作者は、ナビゲーション装置が表示する情報に対して不信感を持ってしまい、POIとしての施設や地点の情報を十分に活用することができなかった。
【0007】
例えば、レストランのような施設の場合、営業している曜日や時間帯、メニュー、価格等の事項は変更されることが多く、これらの事項が施設の情報としてナビゲーション装置に表示されても、操作者はどの程度信頼することができるものであるかを判断することができなかった。また、コンビニエンスストアのような商業施設やガソリンスタンドのような施設の場合、店名が変更されたり、廃業したりすることもあり、これらの施設を示すマークがナビゲーション装置の地図画面に表示されていても、操作者は施設が実際に存在するのか否かを判断することができなかった。
【0008】
もっとも、常に最新のPOIデータを利用することができるように、ナビゲーション装置をネットワークを介してサーバにアクセスし、該サーバの記憶手段に格納されたPOIデータを検索することも考えられる。この場合、POIデータが単数又は極めて少数のサーバの記憶手段に格納されているので、容易にPOIデータを更新することができ、多数のナビゲーション装置においても、サーバにアクセスするだけで、最新のPOIデータを利用することができる。しかし、膨大なPOIデータのすべてを確実に更新することは事実上困難であり、また、更新されたとしても、サーバの記憶手段に格納されたPOIデータのすべてが必ずしも信頼度の高いものであるとは限らない。
【0009】
本発明は、前記従来の問題点を解決して、POIデータに関する信頼度情報を表示することによって、表示されるPOIデータの信頼度を把握することができるようにして、POIデータを有効に活用することができる信頼度情報表示システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の信頼度情報表示システムにおいては、POIデータを格納するPOIデータ格納部と、当該POIの性質に基づいて、前記POIデータの信頼度情報を格納する信頼度情報格納部と、前記POIデータを信頼度情報と関連付けて表示させる処理を実行する信頼度情報処理部と、前記POIデータを信頼度情報とともに表示する表示装置とを有する。
【0011】
本発明の他の信頼度情報表示システムにおいては、さらに、前記表示装置及び送受信部を備える情報端末と、前記POIデータ格納部、信頼度情報格納部、信頼度情報処理部及び送受信部を備えるサーバとから成る。
【0012】
本発明の更に他の信頼度情報表示システムにおいては、さらに、前記信頼度情報処理部は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータを選別する。
【0013】
本発明の更に他の信頼度情報表示システムにおいては、さらに、前記信頼度情報処理部は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータをリスト表示させる。
【0014】
本発明の更に他の信頼度情報表示システムにおいては、さらに、前記信頼度情報処理部は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータの表示の態様を変化させる。
【0015】
本発明の更に他の信頼度情報表示システムにおいては、POI検索条件をサーバに送信し、POIデータ及び信頼度情報を前記サーバから受信し、前記POIデータを信頼度情報とともに表示する情報端末と、前記POI検索条件を前記情報端末から受信し、前記POI検索条件に基づいて検索を行い、検索されたPOIデータを当該POIの性質に基づいた信頼度情報と関連付けて表示させる処理を実行し、前記POIデータ及び信頼度情報を前記情報端末に送信するサーバとを有する。
【0016】
本発明の更に他の信頼度情報表示システムにおいては、さらに、前記サーバは、信頼度情報が所定値以上のPOIデータを前記情報端末に送信する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図2は本発明の実施の形態における信頼度情報表示システムの構成を示す概念図である。
【0019】
図において、11はサーバとしての情報提供サーバであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備えるコンピュータの中に構成される。なお、該コンピュータは単一のコンピュータではなく、複数のコンピュータが有機的に結合された、いわゆる、分散型サーバであってもよい。また、前記コンピュータの中に他のシステムが構築されていてもよい。さらに、前記情報提供サーバ11は、他のコンピュータの中に構築されたシステムの1つであってもよい。
【0020】
そして、12a及び12bは、操作者によって操作される第1の情報端末及び第2の情報端末としての情報端末である。なお、第1の情報端末12a及び第2の情報端末12bを統括的に説明する場合には、情報端末12として説明する。該情報端末12は、実際には多数であるが、本実施の形態においては、説明の都合上、第1の情報端末12a及び第2の情報端末12bで代表する。また、前記操作者は、例えば、乗用車、トラック、バス、オートバイ等の車両の運転者、同乗者等であるが、歩行者であっても、公共交通機関の利用者であっても、いかなる者であってもよい。
【0021】
なお、前記情報端末12は、CPU、MPU等の演算手装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶装置、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、CRT等の表示装置、キーボード、ジョイスティック、十字キー、押しボタン、リモートコントローラ、タッチパネル等の入力装置、前記表示装置を制御する表示制御装置、及び、通信インターフェイス等の送受信部を備える。前記情報端末12は、例えば、乗用車、トラック、バス、オートバイ等の車両に搭載されるナビゲーション装置であるが、据置電話機、携帯電話機、PHS(Personal Handy−Phone System)電話機、携帯情報端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、デジタルテレビ等いかなるものであってもよい。
【0022】
さらに、前記情報端末12は、図示されない現在位置検出装置を有するものであってもよい。該現在位置検出装置は、前記情報端末12が、例えば、ナビゲーション装置である場合、一般的には、GPS(Global Positioning System)、地磁気センサ、距離センサ、ステアリングセンサ、ビーコンセンサ、ジャイロセンサ等によって現在位置を検出する。また、前記情報端末12が、例えば、携帯電話機、携帯情報端末等である場合、一般的には、該携帯電話機、携帯情報端末等が在圏する基地局との通信に基づいて、該基地局の位置を現在位置として検出する。
【0023】
ここで、前記情報提供サーバ11及び情報端末12はネットワーク27を介して互いに通信可能に接続される。なお、該ネットワーク27は、有線又は無線の公衆通信回線網、専用通信回線網、携帯電話回線網、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(WideArea Network)、衛星通信回線網等いかなる通信回線網であってもよく、これらを適宜組み合わせたものであってもよい。また、放送衛星によるCS放送やBS放送を利用して通信してもよく、地上波デジタルテレビ放送を利用して通信してもよく、FM多重放送を利用して通信してもよく、また、道路脇に設置されている光ビーコンや電波ビーコンを利用して通信してもよい。
【0024】
そして、本実施の形態における情報表示システムは前記情報提供サーバ11及び情報端末12によって構成される。なお、前記操作者は、あらかじめ前記情報表示システムに登録され、登録IDを所有する者である。また、前記情報端末12も、それぞれ、登録されている。
【0025】
なお、前記情報提供サーバ11は、前記情報端末12から送信された出発地情報及び目的地情報等の情報に基づいて目的地までの経路、道路、施設等に関する詳細情報等の情報を前記情報端末12に提供するための情報提供部13、前記情報端末12と情報のやり取りをする送受信部14、前記情報を逐次、前記情報端末12毎に格納する端末情報格納部15、及び、前記情報端末12を登録ID等に基づいて特定するための端末特定部16を有する。
【0026】
そして、前記情報提供部13は、地図情報格納部としての地図データベース17、POIデータ格納部としてのPOIデータベース18、道路データベース19、道路交通情報格納部としての交通情報データベース20、信頼度情報格納部としての信頼度情報データベース21を有する。なお、本実施の形態において、POI(Point of Interest)とは、通常のナビゲーション装置のナビゲーション処理において出発地、目的地、通過点等となる施設や地点であって、例えば、宿泊施設、給油施設、商業施設、娯楽施設、飲食施設、駐車施設、交通施設、宗教施設、公共施設等の施設や、名所旧跡、観光スポット、景勝地、広場、交差点、公共建造物、モニュメント等の地点である。そして、POIデータとは、前記POIに関する各種情報である。
【0027】
ここで、前記地図データベース17は、地図を描画するためのノード、リンク、座標、施設名称等の地図データを格納する。また、前記道路データベース19は、道路の探索コスト、道路の種別等を含む道路データ、交差点データ等の経路を探索するためのデータを格納する。前記道路データには、データが格納されている道路の数に加え、それぞれの道路に関するデータが道路データとして、識別するための番号を付与されて格納されている。そして、それぞれの前記道路データには、道路種別、それぞれの道路の長さとしての距離、それぞれの道路を走行するのに要する時間としての旅行時間等が格納されている。さらに、前記道路種別には、国道、県道、主要地方道、一般道、高速道路等の行政道路属性が含まれる。
【0028】
また、前記道路データには、道路自体について、幅員、勾(こう)配、カント、高度、バンク、路面の状態、中央分離帯があるか否か、道路の車線数、該車線数の減少する地点、幅員の狭くなる地点等のデータが含まれることが望ましい。そして、高速道路や幹線道路の場合、対向方向の車線のそれぞれが別個の道路データとして格納され、2条化道路として処理される。例えば、片側2車線以上の幹線道路の場合、2条化道路として処理され、上り方向の車線と下り方向の車線は、それぞれ、独立した道路として道路データに格納される。さらに、コーナについては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等のデータが含まれることが望ましい。また、踏切、高速道路出入口ランプウェイ、高速道路の料金所、降坂路、登坂路等の道路属性が含まれていてもよい。
【0029】
そして、前記POIデータベース18は、出発地、目的地、通過点等となるPOIとしての施設や地点を検索するためのPOIデータが格納される。該POIデータには、施設データ、タウンページデータ、イベントデータ等も含まれる。。さらに、前記POIデータには、旅館、ホテル等の宿泊施設、ガソリンスタンド等の給油施設、デパート、スーパーマーケット、ショッピングセンタ、ホームセンタ、コンビニエンスストア、ショッピングモール等の商業施設、パチンコ、ゲームセンタ、映画館、テーマパーク、遊園地等の娯楽施設、レストラン、食堂等の飲食施設、駐車場、パーキングスペース、パーキングタワー等の駐車施設、鉄道の駅、バスターミナル、タクシー乗り場等の交通施設、神社、寺院、墓地等の宗教施設、税務署、市役所、学校、病院等の公共施設等の各種施設に関する位置情報、営業日時情報、祭事開催情報等の各種情報が含まれることが望ましい。また、各地における名所旧跡、神社仏閣、政府機関、観光スポット、高層建築、公園、博物館、飛行場、駅、学校、工場等の情報がPOIデータに含まれていてもよい。
【0030】
なお、前記POIデータには、施設や地域に関する詳細情報が含まれていてもよい。例えば、前記施設がレストラン、食堂等の飲食店である場合、前記詳細情報は、営業する曜日、営業時間、電話番号、メニュー、値段、味、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無等であり、前記施設がコンビニエンスストア、百貨店、ホームセンタ、スーパーマーケット等の商業施設である場合、前記詳細情報は、営業する曜日、営業時間、電話番号、品揃(ぞろ)え、値段、バーゲンセール(特売)の期間、バーゲンセールの対象商品、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無、催し物やイベントの種類及び期間等であり、前記施設がテーマパーク、ゲームセンタ、映画館、劇場等の娯楽施設である場合、前記詳細情報は、営業する曜日、営業時間、電話番号、施設の内容、値段、サービスの良否、施設の雰囲気、駐車場の有無、催し物やイベントの種類及び期間等である。
【0031】
また、前記交通情報データベース20は、例えば、VICS(R)(Vehicle Information & Communication System)と称される道路交通情報通信システムにおいては、警察、日本道路公団等の交通管制システムの情報を収集して作成した道路の渋滞等に関する情報や交通規制情報等の道路交通情報を格納する。さらに、前記交通情報データベース20は、祭り、パレード、花火大会等のイベントの開催予定場所、予定日時等のイベント予定情報、例えば、駅周辺や大型商業施設周辺の道路には週末を除く毎日の特定時刻に渋滞が発生するとか、海水浴場周辺の道路には夏季休暇時期に渋滞が発生する等の統計的渋滞情報、気象庁が作成する天気予報等の気象情報等も格納することが望ましい。また、前記交通情報データベース20は、あらかじめ登録された情報提供者等から提供された情報を格納することもできる。該情報は、例えば、道路の渋滞等に関する渋滞情報、警察による交通取り締まりに関する交通取締情報、道路工事、建築工事等による交通規制情報等の道路交通情報に関する詳細情報である。これら詳細情報は、渋滞情報の場合、渋滞の実際の長さ、渋滞の原因、渋滞解消の見込まれる時刻等であり、交通取締情報の場合、速度違反取締、駐車違反取締等の取締の種類、場所、曜日、時間帯等であり、交通規制情報の場合、道路工事、建築工事等の継続期間、通行止め、片側交互通行、車線規制等の交通規制の種類、交通規制の時間帯等である。
【0032】
そして、前記信頼度情報データベース21は、POIデータベース18に格納されている各種のPOIデータの信頼度を示す信頼度情報を格納する。この場合、信頼度は、例えば、高、中、低の3段階評価であってもよいし、5段階評価や10段階評価であってもよい。ここでは、前記信頼度をパーセンテージで表すものとして説明する。例えば、完全に信頼することができる場合を100〔%〕とし、全く信頼することができない場合を0〔%〕とするように信頼度情報を表すものとする。
【0033】
また、該信頼度情報は、各POIデータに対して付与されるようになっているが、POIデータとしてのPOIに関する情報の各項目毎に付与されるとともに、各POIに関する情報の総体に対しても付与されることが望ましい。例えば、POIがレストラン、食堂等の飲食店であり、前記POIデータベース18に営業する曜日、営業時間、電話番号、メニュー、値段、味、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無等の詳細情報が格納されている場合、営業する曜日、営業時間、電話番号、メニュー、値段、味、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無等の項目のそれぞれに対して信頼度情報が付与されるとともに、前記飲食店に関する情報が総体的にどの程度信頼することができるものであるかを示す信頼度情報も付与されることが望ましい。なお、前記信頼度情報は、POIデータベース18に格納されているすべてのPOIに関するすべての情報に対して付与されることが望ましいが、信頼度情報が付与されないPOIや情報もあり得る。その場合には、信頼度情報に代えて、信頼度不明情報が付与されるようにすることが望ましい。
【0034】
なお、前記信頼度情報データベース21は、POIデータベース18と一体的に構成されることもできる。この場合、例えば、POIに関する情報のそれぞれに信頼度情報を包含させるようにしてもよいし、前記情報のそれぞれに対する信頼度情報のテーブルを作成しておくこともできる。
【0035】
前記信頼度情報は、任意の観点から、任意の基準に基づいて作成することができる。例えば、POIに関する情報の情報源の観点から信頼度情報を作成することができる。この場合、官公庁が情報源である情報は、一般的に信頼度が高いと考えることができる。また、前記情報提供サーバ11を運営する者が、POIデータベース18を構築するために自ら確認して収集した情報は信頼度が高いと考えられる。そして、前記情報提供サーバ11を運営する者が依頼した情報収集事業者から取得した情報も信頼度が高いと考えられる。
【0036】
また、POIに関する情報の更新日時の観点から信頼度情報を作成することができる。一般に更新日時が新しいほど信頼度が高いと考えられるが、特に、飲食店のメニュー、値段等のように、頻繁に変更される情報については、更新日時が信頼度を決めるための重要な基準であると考えられる。
【0037】
さらに、POI自体の性質の観点から信頼度情報を作成することができる。例えば、歴史的建造物、名所旧跡等に関する情報は信頼度が高いと考えることができる。また、公園、博物館、飛行場、駅等の公共施設に関する情報も信頼度が高いと考えることができる。
【0038】
さらに、POIに関する情報の収集システムの観点から信頼度情報を作成することができる。例えば、ガソリンスタンドにおけるガソリン販売価格の場合、契約しているモニターからの情報に基づいて、毎日更新するシステムが構築されている場合には信頼度が高いと考えることができる。また、駐車場の空き情報の場合、駐車場の管理用コンピュータシステムからリアルタイムで空き情報を収集することができる場合には信頼度が高いと考えることができる。
【0039】
そして、信頼度の決定又は更新は、人手によって行われてもよいし、コンピュータシステムによって自動的に行われてもよい。コンピュータシステムによって自動的に行われる場合には、前述されたような観点から所定の基準に基づいて、あらかじめ定められたアルゴリズムに従って信頼度を決定する。この場合、信頼度の決定又は更新のために専用のコンピュータシステムを構築してもよいし、情報提供サーバ11の後述される信頼度情報処理部25が信頼度の決定又は更新を行うようにしてもよい。
【0040】
なお、前記地図データベース17、POIデータベース18、道路データベース19、交通情報データベース20、信頼度情報データベース21等が格納される情報提供サーバ11の記憶手段は、前記情報提供サーバ11の内部記憶媒体であってもよいし、外部記憶媒体であってもよい。この場合、該内部記憶媒体及び外部記憶媒体は、磁気テープ、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、CD−R/RW、MD、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/RW、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等いかなる種類のものであってもよい。
【0041】
また、前記情報提供部13は、前記地図情報に基づいて地図を描画する地図作成部22、前記POIデータベース18に格納された情報に基づいてPOIに関する情報を検索するPOI検索部23、及び、前記道路データベース19、交通情報データベース20等に格納された情報に基づいて現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索部24を有する。
【0042】
さらに、前記情報提供部13は、前記情報端末12から受信した検索条件に基づいてPOI検索部23が検索したPOIデータを信頼度情報と関連付けて表示させる処理を実行する信頼度情報処理部25、及び、前記情報端末12からの要求に対応して、該情報端末12に送信するための情報を編集したり作成したりする送信情報作成部26を有する。
【0043】
そして、前記情報提供部13は、図示されない目的地設定部、到着予測時刻算出部、比較部、詳細情報抽出部等を有するとともに、POIを検索する検索用プログラム、経路探索用プログラム等の各種プログラムを格納する。
【0044】
この場合、前記目的地設定部は、目的地、通過地点、登録地点等の位置情報がスケジュール、カレンダー、住所録、電話帳、登録地点表、メモ等に登録されているときに、前記位置情報に基づいて目的地設定を行う。また、前記到着予測時刻算出部は、経路探索部24によって探索された経路の情報、例えば、道路区間毎の所要時間データの和に基づいて、前記目的地に到着するであろう時刻、すなわち、到着予測時刻を算出する。なお、前記到着予測時刻算出部は、一定時間毎に到着予測時刻を更新するものであってもよい。この際、交通情報データベース20に格納された最新の渋滞情報、交通規制情報なども加味して、到着予測時刻を算出し直すようにしてもよい。そして、前記比較部は、前記到着予測時刻と到着希望時刻とを比較する。
【0045】
さらに、前記詳細情報抽出部は、前記情報端末12から受信した情報に基づいて、地図データベース17、POIデータベース18、交通情報データベース20等に格納されている施設データ、タウンページデータ、イベントデータ、道路交通情報、イベント予定情報、統計的渋滞情報、気象情報等の各種情報及び該情報に関する詳細情報を抽出する。
【0046】
一方、前記情報端末12は、前記情報提供サーバ11と前記POIに関する情報、信頼度情報、その他の情報の送受信を行う送受信部及び表示制御装置を有する。ここで、該表示制御装置は、表示装置に前記情報提供サーバ11から送信された前記POIに関する情報、信頼度情報及び地図を表示させ、該地図上に前記情報端末の現在位置、目的地、周辺施設等を表示させる。さらに、前記到着希望時刻、到着予測時刻、目的地の名称、住所等の情報、POIに関する情報、タウンページデータ、イベントデータ、道路交通情報、イベント予定情報、統計的渋滞情報、気象情報等の各種情報及び該情報に関する詳細情報も表示させることが望ましい。
【0047】
ここで、本実施の形態においては、情報提供サーバ11が、地図データベース17、POIデータベース18、信頼度情報データベース21等のデータベース及びPOI検索部23、経路探索部24、信頼度情報処理部25等の手段を有し、情報端末12からの要求に応じて経路探索や、POI検索等を行い、その結果を前記情報端末12に送信するようになっているので、該情報端末12の構成を簡素化することができる。そのため、前記情報端末12を小型軽量化することが可能となり、製造コストを低くすることができる。
【0048】
なお、前記情報端末12が前記地図データベース17等のデータベース及び経路探索部24等の手段を有し経路探索等を行うようにすることもできる。この場合、前記情報提供サーバ11の構成を簡素化することができ、運営コストを低くすることができる。
【0049】
さらに、POIデータベース18、道路データベース19、交通情報データベース20、信頼度情報データベース21、POI検索部23、信頼度情報処理部25、目的地設定部、到着予測時刻算出部、比較部等も、情報提供サーバ11ではなく、情報端末12が有するようにすることもできる。
【0050】
次に、前記構成の信頼度情報表示システムの動作について説明する。
【0051】
ここでは、情報提供サーバ11が、地図データベース17、POIデータベース18、交通情報データベース20、信頼度情報データベース21等のデータベース及びPOI検索部23、経路探索部24、信頼度情報処理部25等の手段を有し、情報端末12からの要求に応じて経路探索や、POI検索を行い、POIに関する情報に信頼度情報を付与して情報端末12に送信するようになっている場合について説明する。この場合、前記情報端末12は車両に搭載されるナビゲーション装置であると想定する。
【0052】
図1は本発明の実施の形態における情報表示の方法を示すフローチャート、図3は本発明の実施の形態における情報端末の表示画面を示す第1の図、図4は本発明の実施の形態における情報端末の表示画面を示す第2の図、図5は本発明の実施の形態における情報端末の表示画面を示す第3の図である。
【0053】
まず、操作者は、情報端末12を操作して、該情報端末12に格納されているPOI検索画面用のプログラムを起動させ、検索条件入力画面を前記情報端末12の表示装置に表示させる。なお、前記POI検索画面用のプログラムが前記情報端末12に格納されていない場合、前記操作者は、前記情報端末12からネットワーク27を介して情報提供サーバ11にアクセスし、該情報提供サーバ11に格納されているPOI検索画面用のプログラムを起動させ、検索条件入力画面を取得して、前記情報端末12の表示装置に表示させる。
【0054】
続いて、前記操作者は、検索条件入力画面に、所望のPOIを検索するための検索条件を入力する。ここで、前記操作者は、例えば、車両の現在位置から半径20〔km〕の範囲内に位置し、駐車場を備え、1人当たり5千円の予算で夕食を取ることができるパスタの美味しいイタリア料理店を探しているものとする。そこで、前記操作者は、検索条件として、現在位置からの距離が20〔km〕以下であること、イタリア料理店であること、駐車場を備えていること、1人当たりの予算が5千円以下であること、お勧めメニューにパスタが含まれていること等を入力する。この場合、すべての検索条件をand条件として入力し、すべての検索条件を満たすPOIを候補として表示させるようにしてもよい。また、検索条件を1つずつ入力し、該検索条件を満たす候補としてのPOIの数を表示させながら、徐々に条件を付加して候補の数を絞り込んでゆく、いわゆる絞込検索を行ってもよい。ここでは、すべての検索条件をand条件として入力する場合について説明する。
【0055】
そして、検索条件入力画面に所望のPOIを検索するためのすべての検索条件を入力した後、前記操作者は、情報端末12を操作して、入力された検索条件をネットワーク27を介して情報提供サーバ11に送信する。すると、該情報提供サーバ11の送受信部14が前記情報端末12から送信された所望のPOIを検索するための検索条件を受信する。このとき、端末特定部16は、前記情報端末12から受信した信号に含まれるIDキーを抽出し、前記情報端末12に対応する登録IDを特定する。ここでは、前記操作者は、あらかじめ前記情報表示システムに登録され、登録IDを所有し、前記情報端末12も、それぞれ、登録されているとする。
【0056】
続いて、POI検索部23は、受信した前記検索条件を取得すると、POIデータベース18にアクセスして、前記検索条件を満たすPOIを検索する。ここでは、検索結果として、前記検索条件を満たすPOIが取得されたものとする。すなわち、車両の現在位置から半径20〔km〕の範囲内に位置し、駐車場を備え、1人当たり5千円の予算で夕食を取ることができるパスタの美味しいイタリア料理店として複数のレストランが候補として得られたものとする。そして、前記POI検索部23は、検索結果を信頼度情報処理部25に送信する。
【0057】
続いて、該信頼度情報処理部25は、信頼度情報データベース21にアクセスして、前記検索結果に対応する信頼度情報を検索して取得する。すなわち、検索された複数の候補に関する情報に対して付与された信頼度情報を取得する。ここで、信頼度情報がPOIに関する情報の総体に対して付与されている場合、例えば、候補としてのレストランに関する情報は総体的には80〔%〕の信頼度を備えている、というように付与されている場合には、前記信頼度情報をそのまま採用することができる。また、信頼度情報がPOIに関する情報の各項目毎に付与されているがPOIに関する情報の総体に対して付与されていない場合、例えば、レストランの位置座標、営業する曜日、営業時間、電話番号、メニュー、値段、味、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無等の事項のそれぞれは何〔%〕の信頼度を備えている、というように付与されているが、レストランに関する情報が総体的には何〔%〕の信頼度を備えているかが不明である場合には、前記信頼度情報処理部25が、POIに関する情報の総体に対しての信頼度を算出する。
【0058】
続いて、前記信頼度情報処理部25は、信頼度情報が結合された検索結果の後処理として、POIデータを信頼度情報と関連付けて表示させる処理を実行する。この場合、前記信頼度情報処理部25は、検索結果として情報端末12に送信する候補の選別を行う。検索結果として得られた候補の数が多数である場合、すべての候補に関する情報を情報端末12に送信すると、データ量が多くなり通信時間や通信費用がかかってしまう。また、情報端末12の表示装置に信頼度の低い情報を含む多量の情報を表示すると、一種の情報洪水となり、操作者は真に必要とする情報を選択することができなくなってしまう。そこで、前記信頼度情報処理部25は、信頼度情報に基づいて、検索結果として情報端末12に送信する候補の選別を行う。
【0059】
この場合、主として情報端末12に送信するデータ量を制限するという観点から、高い信頼度を備える候補から順に選択し、選択された候補を送信するデータ量の総計が所定値となるまで選択するようにしてもよい。また、主として情報洪水を防止する観点から、所定値以上の信頼度を備える候補だけを選択したり、高い信頼度を備える候補から順に所定数のものだけを選択するようにしてもよい。ここでは、前記信頼度情報処理部25が50〔%〕以上の信頼度を備える候補だけを選択するようにして、情報端末12に送信する候補の選別を行うものとする。
【0060】
続いて、前記信頼度情報処理部25は、前記検索結果の後処理として情報端末12に送信するための情報の編集を行う。例えば、選別された候補を信頼度の高い順に並べてリスト表示させるように編集することができる。また、候補の名称とともに信頼度を並べてリスト表示させるように編集することができる。さらに、信頼度によって表示の態様(色、濃淡、明るさ等)を変更して表示させるように編集することができる。また、情報端末12が音源やスピーカを有する場合には、信頼度によって音の態様(音色、大小、高低等)を変更して音を発生させるように編集することができる。この場合、リスト表示された候補にカーソルを当てることによって選択すると、音が発生されるようにする。なお、リスト表示における表示項目を適宜選択することもできる。例えば、レストランの名称、住所、電話番号、営業する曜日、営業時間、メニュー、値段等の事項のすべてを表示項目としてもよいし、いくつかを表示項目から削除するようにしてもよい。
【0061】
また、選別された候補をリスト表示せずに地図上に表示させるように編集することもできる。この場合、選別された候補を示すマークや文字を地図上の所在地に対応する場所に表示させる。そして、信頼度によってマークや文字の大きさを変更して表示させるように編集することができる。例えば、高い信頼度を備える候補を大きく表示し、低い信頼度を備える候補を小さく表示する。また、信頼度によってマークや文字の表示の態様(色、濃淡、明るさ等)を変更して表示させるように編集することができる。例えば、高い信頼度を備える候補を視認性が高くなるように明るく表示し、低い信頼度を備える候補を視認性が低くなるように暗く表示する。
【0062】
そして、前記信頼度情報処理部25によって後処理が行われると、信頼度情報が結合された後処理済みの検索結果は、送信情報作成部26に送信され、前記情報端末12に送信するための送信情報が作成される。続いて、該送信情報は、送受信部14に送信され、該送受信部14からネットワーク27を介して、前記情報端末12に送信される。続いて、前記後処理済みの検索結果を受信した情報端末12の表示制御装置は、選別された候補を表示装置に、図3に示されるように、検索結果表示画面30として表示させる。ここで、該検索結果表示画面30には、選別された候補を信頼度の高い順に並べてリスト表示させた例が示されている。この場合、候補名称欄31には、例えば、車両の現在位置から半径20〔km〕の範囲内に位置し、駐車場を備え、1人当たり5千円の予算で夕食を取ることができるパスタの美味しいイタリア料理店として複数のレストランの名称が、信頼度の高い順に並べられている。ここで、情報端末12の表示装置が小さく、検索結果表示画面30の大きさに制約があり、すべての候補の名称を一度に表示することができない場合には、例えば、スクロール表示によって表示させるようにしてもよい。
【0063】
また、詳細情報欄32には、それぞれの候補に関する詳細情報として、レストランの電話番号が表示されている。なお、前記詳細情報欄32に表示される情報は、住所、営業する曜日、営業時間、メニュー、値段等の事項であってもよい。ここで、情報端末12の表示装置が小さく、検索結果表示画面30の大きさに制約がある場合には、前記詳細情報欄32に多数の事項を一度に表示することができないので、例えば、プルダウンメニュー式の表示によって表示させるようにしてもよい。
【0064】
さらに、信頼度情報表示欄33には、矢印が表示され、候補名称欄31の上位に位置するものほど信頼度が高いことを示している。なお、図3に示されるように、選別された候補を信頼度の高い順に並べてリスト表示させる場合には、前記信頼度情報表示欄33を省略することもできる。このように、選別された候補を信頼度の高い順に並べてリスト表示されているので、操作者はどの候補に関する情報に付与された信頼度が高いかを感覚的に、かつ、容易に把握することができる。この場合、信頼度情報はリストにおける候補の位置として表示されていると言える。
【0065】
また、前記後処理済みの検索結果が候補の名称とともに信頼度を並べてリスト表示させるように編集されたものである場合には、図4に示されるように表示される。この場合、候補名称欄31には、図3に示されたものと同様のレストランの名称が並べられているが、信頼度の高い順ではなく、例えば、50音順、車両の現在位置に近い順等の順で並べられている。そして、信頼度情報表示欄33には、それぞれの候補に関する情報に付与された信頼度の数値が表示されている。この場合、信頼度情報は数値として表示されているので、操作者はそれぞれの候補に関する情報に付与された信頼度を把握することができる。なお、その他の点については、図3に示されたものと同様であるので、説明を省略する。
【0066】
さらに、前記後処理済みの検索結果が選別された候補を示すマークを地図上の所在地に対応する場所に表示させるように編集されたものである場合には、図5に示されるように表示される。この場合、高い信頼度を備える候補を示すマークを大きく表示し、低い信頼度を備える候補を示すマークを小さく表示する例が示されている。図5において、地図画面34には、道路35、車両の現在位置を示す自車位置マーク36、ガソリンスタンド、郵便局等のランドマーク37が表示されている。そして、前記地図画面34における所在地に対応する場所には、選別された候補としてのレストランを示す候補マーク38a〜38dが表示されている。この場合、候補マーク38a〜38dの大きさから、候補マーク38aに対応する候補に関する情報に付与された信頼度が最も高く、候補マーク38b、候補マーク38c及び候補マーク38dの順に信頼度が低くなっていくことが分かる。なお、前記候補マーク38a〜38dの側に候補の名称等の情報を表示することもできる。また、例えば、カーソルを当てたりすることによって、前記候補マーク38a〜38dのいずれかを選択すると、選択された候補に関する情報がポップアップウィンドウのようにして表示されるようにすることもできる。これにより、操作者はそれぞれの候補に関する情報に付与された信頼度を感覚的に、かつ、容易に把握することができる。この場合、信頼度情報は候補を示すマークの大きさとして表示されていると言える。
【0067】
このように、検索結果としての候補が、それぞれの候補に関する情報に付与された信頼度を示す信頼度情報とともに表示されるので、操作者は、信頼度情報に基づいて適切な候補をPOIとして選択することができる。例えば、車両の現在位置から半径20〔km〕の範囲内に位置し、駐車場を備え、1人当たり5千円の予算で夕食を取ることができるパスタの美味しいイタリア料理店の中から1軒をPOIとして選択することができる。
【0068】
さらに、選択したPOIまでの経路を探索して地図に表示するようにしてもよい。この場合、通常、経路の目的地を前記POIの所在地とし、車両の現在位置を出発地として経路探索を行う。そして、前記情報端末12が記憶装置に道路情報等を格納し、経路探索部24を有している場合、前記情報端末12は前記POIまでの経路を探索して表示装置に表示する。一方、前記情報端末12が道路情報等を格納しておらず、経路探索部24を有していない場合、前記情報端末12は、ネットワーク27を介して情報提供サーバ11に、経路探索の要求を送信する。すると、情報提供サーバ11の経路探索部24は、道路データベース19にアクセスして、前記POIまでの経路を探索する。そして、探索された経路が送信情報作成部26においてデータ変換された後、送受信部14から前記情報端末12に送信され、該情報端末12の表示装置に表示される。
【0069】
ところで、該情報端末12が記憶装置にPOIデータベース18及び信頼度情報データベース21を格納し、また、POI検索部23、信頼度情報処理部25及び送信情報作成部26を有するものであってもよい。この場合には、情報提供サーバ11にアクセスすることなく、前記情報端末12によってPOI検索が行われ、検索結果としての候補が、それぞれの候補に関する情報に付与された信頼度を示す信頼度情報とともに表示される。なお、前記記憶手段は、情報端末12の内部記憶媒体であってもよいし、外部記憶媒体であってもよい。この場合、該内部記憶媒体及び外部記憶媒体は、磁気テープ、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、CD−R/RW、MD、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/RW、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等いかなる種類のものであってもよい。
【0070】
ここで、前記POIデータベース18及び信頼度情報データベース21に格納されている情報は、常時更新されることが望ましい。そこで、前記POIデータベース18及び信頼度情報データベース21は、CD−ROM、CD−R/RW、MD、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/RW、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等の着脱可能な外部記憶媒体に格納され、情報が更新される毎に、更新された情報が格納された外部記憶媒体に交換することが望ましい。
【0071】
また、前記POIデータベース18及び信頼度情報データベース21を格納する記憶媒体が、ハードディスク、DVD−RAM、MO等のように書換可能なものであって、情報が更新される毎に、更新された部分を書き換えることが望ましい。この場合、例えば、情報提供サーバ11から更新された情報を情報端末12に送信することによって、更新された部分を書き換えることもできる。
【0072】
さらに、前記情報端末12は、記憶装置に地図データベース17、道路データベース19及び交通情報データベース20を格納し、また、地図作成部22及び経路探索部24を有するものであってもよい。
【0073】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 情報端末12は、POI検索条件を取得する。
ステップS2 情報端末12は、POI検索条件を情報提供サーバ11に送信する。
ステップS3 情報提供サーバ11は、POI検索条件を受信する。
ステップS4 情報提供サーバ11は、POIデータベース18アクセスして、受信した条件でPOIを検索する。
ステップS5 情報提供サーバ11は、信頼度情報が付与された検索結果を取得する。
ステップS6 情報提供サーバ11は、検索結果の後処理を行う。
ステップS7 情報提供サーバ11は、後処理済みの検索結果を送信する。
ステップS8 情報端末12は、後処理済みの検索結果を受信する。
ステップS9 情報端末12は、POI情報及び信頼度情報を表示する。
【0074】
このように、本実施の形態においては、信頼度情報がPOIに関する情報、すなわち、POIデータに対して付与され、POI検索を行うと、検索結果としてのPOIの候補が、それぞれのPOIデータに対して付与された信頼度を示す信頼度情報とともに表示されるようになっている。そのため、操作者は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータの信頼度を把握することができ、適切なPOIの候補を選択することができる。したがって、POIデータを有効に活用することができる。
【0075】
また、前記信頼度情報が感覚的に、かつ、容易に把握できる形態で表示されるので、操作者は、POIデータの信頼度を感覚的に、かつ、容易に把握することができる。
【0076】
さらに、信頼度情報に基づいて選別されたPOIの候補だけが表示されるので、操作者は、信頼度の高いPOIの候補だけを見ることができ、無意味なノイズとなる信頼度の低いPOIの候補を見る必要がないので、情報洪水に悩まされることがない。
【0077】
さらに、信頼度情報に基づいて選別されたPOIの候補だけが情報提供サーバ11から情報端末12に送信されるので、送信するデータ量を少なくすることができ、通信時間を短くし、通信費用を抑制することができる。
【0078】
なお、操作者は、信頼度情報を必要としない場合には、情報端末12を操作して信頼度情報を利用しないように設定することができる。この場合、POI検索が行われる場合にも、信頼度情報処理部25が動作を行わないので、信頼度情報が表示されることがない。また、POIの候補が信頼度情報に基づいて選別されることもない。
【0079】
さらに、POI検索が行われた場合以外でも、信頼度情報が表示されるようにすることもできる。例えば、探索された経路を表示する画面、車両の現在位置を表示する画面、任意の地域を表示する画面等において、情報端末12の表示装置の地図が表示される画面において、地図上に宿泊施設、給油施設、商業施設、娯楽施設、飲食施設、駐車施設等の各種の施設を示すマークが表示される場合、該マークの表示の態様を、該当する施設に関する情報の備える信頼度に応じて変更することができる。例えば、高い信頼度を備える施設を視認性が高くなるようにマークを明るく表示し、低い信頼度を備える施設を視認性が低くなるようにマークを暗く表示する。これにより、操作者は、例えば、マークが暗く表示されている給油施設は、廃業して存在しない可能性があることを感覚的に理解することができ、ランドマークとして当てにすることなく、地図情報を的確に把握することができる。
【0080】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0081】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、POIデータに関する信頼度情報が表示されるので、表示されるPOIデータの信頼度を把握することができ、、POIデータを有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報表示の方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態における信頼度情報表示システムの構成を示す概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における情報端末の表示画面を示す第1の図である。
【図4】本発明の実施の形態における情報端末の表示画面を示す第2の図である。
【図5】本発明の実施の形態における情報端末の表示画面を示す第3の図である。
【符号の説明】
11 情報提供サーバ
12、12a、12b 情報端末
14 送受信部
18 POIデータベース
21 信頼度情報データベース
25 信頼度情報処理部

Claims (7)

  1. (a)POIデータを格納するPOIデータ格納部と、
    (b)当該POIの性質に基づいて、前記POIデータの信頼度情報を格納する信頼度情報格納部と、
    (c)前記POIデータを信頼度情報と関連付けて表示させる処理を実行する信頼度情報処理部と、
    (d)前記POIデータを信頼度情報とともに表示する表示装置とを有することを特徴とする信頼度情報表示システム。
  2. (a)前記表示装置及び送受信部を備える情報端末と、
    (b)前記POIデータ格納部、信頼度情報格納部、信頼度情報処理部及び送受信部を備えるサーバとから成る請求項1に記載の信頼度情報表示システム。
  3. 前記信頼度情報処理部は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータを選別する請求項1又は2に記載の信頼度情報表示システム。
  4. 前記信頼度情報処理部は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータをリスト表示させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の信頼度情報表示システム。
  5. 前記信頼度情報処理部は、前記信頼度情報に基づいてPOIデータの表示の態様を変化させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の信頼度情報表示システム。
  6. (a)POI検索条件をサーバに送信し、POIデータ及び信頼度情報を前記サーバから受信し、前記POIデータを信頼度情報とともに表示する情報端末と、
    (b)前記POI検索条件を前記情報端末から受信し、前記POI検索条件に基づいて検索を行い、検索されたPOIデータを当該POIの性質に基づいた信頼度情報と関連付けて表示させる処理を実行し、前記POIデータ及び信頼度情報を前記情報端末に送信するサーバとを有することを特徴とする信頼度情報表示システム。
  7. 前記サーバは、信頼度情報が所定値以上のPOIデータを前記情報端末に送信する請求項6に記載の信頼度情報表示システム。
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