JP2000020548A - 目的地表示装置、及び行動推測装置 - Google Patents

目的地表示装置、及び行動推測装置

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JP2000020548A
JP2000020548A JP19212098A JP19212098A JP2000020548A JP 2000020548 A JP2000020548 A JP 2000020548A JP 19212098 A JP19212098 A JP 19212098A JP 19212098 A JP19212098 A JP 19212098A JP 2000020548 A JP2000020548 A JP 2000020548A
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JP19212098A
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Yoshitsugu Menju
尚嗣 毛受
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する目的地をユーザが容易に確認できる
ようにする。 【解決手段】 目的地表示装置101は、ショップに立
ち寄るユーザの行動を検出し、その行動を表す情報をパ
ーソナルコンピュータ102に送信する。また、ユーザ
からの指示に応じて、パーソナルコンピュータ102に
目的地の選定を依頼する。パーソナルコンピュータは、
その依頼を受けると、情報端末101から送られた情
報、CD−ROM105に格納されているショップデー
タ等を参照して、ユーザが所望すると推測される目的地
を選定し、その選定結果を情報端末101に送信する。
その選定結果を受信した情報端末101は、その選定結
果を表示して、目的地の情報をユーザに提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが所望する
と推測される目的地を、ユーザの過去の行動を基に選定
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】人
は、外出する場合、目的地(ここでは、出かける方面
(地域)も含む)を決めてから出かけることが多い。そ
の目的地をユーザが容易に確認できるようにしたものと
して、目的地表示装置がある。
【0003】従来の目的地表示装置は、ユーザが目的地
を特定する情報、例えば電話番号を入力すると、その目
的地を地図上に表示するようになっていた。そのため、
ユーザは単に目的地の場所を確認するようなことしかで
きず、利便性が低いという問題点があった。その問題点
により、例えば、知識のない所に行こうと考えているよ
うなユーザは、従来の目的地表示装置を有効に活用する
ことができず、書籍等で希望に合った目的地を調べた
り、或いは知人に意見を聞いたりしなければならなかっ
た。
【0004】本発明の課題は、所望する目的地をユーザ
が容易に確認できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様の目
的地表示装置は、ユーザが所望すると推測される目的地
の情報を表示することを前提とし、目的地として選定対
象とする候補地の情報を取得する候補地情報取得手段
と、過去の訪問地におけるユーザの行動を表す行動情報
を記憶する行動情報記憶手段と、候補地情報取得手段が
取得した候補地の情報、及び行動情報記憶手段に記憶さ
れている行動情報に基づいて、候補地のなかでユーザが
所望すると推測される候補地を目的地として選定する目
的地選定手段と、目的地選定手段が選定した目的地の情
報を表示する表示手段と、を具備する。
【0006】本発明の第2の態様の目的地表示装置は、
上記第1の態様の目的地表示装置の構成に加えて、ユー
ザの行動を検出する行動検出手段を更に具備し、この行
動検出手段により検出されたユーザの行動を表す行動情
報を行動情報記憶手段に記憶制御手段が記憶させる。
【0007】本発明の第3の態様の目的地表示装置は、
ユーザが所望すると推測される目的地の情報を表示する
ことを前提とし、目的地として選定対象とする候補地に
立ち寄ったユーザの行動を検出する行動検出手段と、行
動検出手段が検出したユーザの行動を表す行動情報を、
目的地を推測する行動推測装置に送信する送信手段と、
行動推測装置が送信する推測結果を受信する受信手段
と、受信手段が受信した推測結果から、行動推測装置が
推測した目的地の情報を表示する表示手段と、を具備す
る。
【0008】なお、上記各態様の構成において、表示手
段は、目的地の情報として、該目的地にユーザを到着さ
せるための地図を含めて表示させる、ことが望ましい。
本発明の行動推測装置は、上記第3の態様の目的地表示
装置から送信された行動情報を受信し、該受信した行動
情報からユーザが所望する目的地を推測することを前提
とし、目的地表示装置から送信された行動情報を受信す
る受信手段と、受信手段が受信した行動情報を記憶する
行動情報記憶手段と、行動情報記憶手段に記憶された行
動情報から、ユーザが所望する目的地を推測する推測手
段と、目的地表示装置に、推測手段が推測した目的地を
表す情報を推測結果として少なくとも送信する送信手段
と、を具備する。
【0009】上記の構成において、推測手段は、候補地
の情報を取得する候補地情報取得手段を有し、行動情報
記憶手段が記憶した行動情報、及び候補地情報取得手段
が取得した候補地の情報に基づいて、候補地のなかでユ
ーザが所望すると推測される候補地を目的地として選定
する、ことが望ましい。
【0010】本発明の第1の態様の記憶媒体は、目的地
として選定対象とする候補地の情報を取得する処理と、
ユーザの行動を表す行動情報を行動情報記憶装置に記憶
させる処理と、取得する処理により取得した候補地の情
報、及び行動情報記憶装置に記憶されている行動情報に
基づいて、候補地のなかでユーザが所望すると推測され
る候補地を目的地として選定する処理と、選定する処理
により選定された目的地の情報を表示装置に表示させる
処理と、をコンピュータに実行させる命令を含むプログ
ラムを記憶している。
【0011】本発明の第2の態様の記録媒体は、ユーザ
の行動を検出する処理と、検出する処理により検出した
ユーザの行動を表す行動情報を、目的地を推測する行動
推測装置に対して送信する処理と、行動推測装置から送
信される推測結果を受信する処理と、受信する処理によ
り受信した推測結果から、行動推測装置が推測した目的
地の情報を表示装置に表示させる処理と、をコンピュー
タに実行させる命令を含むプログラムを記憶している。
【0012】本発明の第3の態様の記録媒体は、端末装
置から送信された行動情報を受信する処理と、受信する
処理により受信した行動情報を行動情報記憶装置に記憶
させる処理と、行動情報記憶装置に記憶されている行動
情報から、ユーザが所望する目的地を推測する処理と、
端末装置に、推測する処理により推測した目的地を表す
情報を推測結果として少なくとも送信する処理と、をコ
ンピュータに実行させる命令を含むプログラムを記憶し
ている。
【0013】本発明では、目的地として選定対象とする
候補地に立ち寄ったユーザの行動を表す情報を記録し、
その情報を解析してユーザの要望に合った目的地を候補
地のなかから選定する。
【0014】人は、通常、自身が持つ考えや価値観に基
づいて行動する。そのため、人が立ち寄った候補地に
は、その人のそれら、具体的には要望や興味、或いは好
みを少なからず満たしている部分があると言える。その
ことから、候補地に立ち寄った行動を解析してその部分
を抽出し、その部分を考慮することにより、ユーザが所
望する目的地が選定されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施
の形態による目的地表示装置と行動推測装置を利用する
ためのシステムの構成例を示す図である。
【0016】本実施の形態による目的地表示装置101
は、目的地の位置やそれに関する情報を表示する他に、
ユーザの行動として、ユーザが立ち寄った目的地の候補
地、そのときの状況を検出し記録するようになってい
る。そのようなユーザの行動を記録するために、携帯性
に優れた情報端末装置(以降、情報端末と略す)に本発
明を適用させている。そのため、以降は、目的地表示装
置101を情報端末101と呼ぶことにする。
【0017】本実施の形態による行動推測装置は、その
行動推測装置の機能を実現させるためのプログラムをロ
ードすることで、パーソナルコンピュータ(以降、パソ
コンと略す)102に本発明を適用させたものである。
情報端末101とは、公衆網104、及び基地局103
を介してデータの送受信を行う。その不図示のCD−R
OMドライブ装置には、通常、目的地の候補地に関する
情報、及び地図情報がそれぞれデータベース化されて記
録されているCD−ROM105が装着されるようにな
っている。
【0018】サービス会社106は、上記CD−ROM
105に、目的地の候補地に関する情報や地図情報を記
録して配布している会社である。その候補地に関する情
報は、更新頻度が比較的に低いものだけとしている。そ
れを補充するために、候補地に関する更新頻度が高い情
報は、公衆網104を介して配信するサービスを行って
いる。なお、CD−ROM105に記録されている候補
地とは、目的地として選定対象となるという意味での候
補地である。
【0019】図2は、上記情報端末101の構成図であ
る。図2に示すように、情報端末101は、端末101
全体の制御を行う制御部201と、アンテナ202を介
して基地局103との通信を行う通信部203と、図示
しない画面上に目的地の場所をその周辺の地図とともに
表示したり、それ以外の各種の情報を表示する表示部2
04と、各種の指示やデータ入力等をユーザが行うため
の入力部205と、地図データ等が格納されるメモリ2
06と、制御部201の指示に従って、アナログのオー
ディオ信号を生成する音声処理部207と、周回衛星か
らの電波を受信して、現在(受信)位置と時間を特定す
るGPS部208とを備えて構成されている。なお、音
声処理部207が出力したオーディオ信号は、スピーカ
209、或いは図示しない端子を介してヘッドフォン等
に入力されることにより、音声に変換されて出力され
る。
【0020】次に、上記のように構成された情報端末1
01、及びパソコン102の動作について説明する。目
的地として選定する対象には、ショップや観光地、映画
館、或いは競技場といったように、様々な種類が考えら
れる。しかし、ここでは、混乱を避けるために、対象は
ショップのみに限定して説明することにする。
【0021】情報端末101の特には図示しない電源ス
イッチがオンされることで、制御部201は制御を開始
する。それ以後は、ユーザの入力部205への操作に応
じて表示部204の表示内容を随時変更しながら、ユー
ザが入力部205を介して指示した内容に従って制御を
行う。
【0022】制御部201は、例えば電源スイッチがオ
ンされると、情報端末101に搭載されている機能を表
すアイコンを複数配置したメニュー画面(図示せず)を
表示部204に表示させる。それの表示は、例えば制御
部201がメモリ206に予め格納されている各種画像
データを表示部204に送出するとともに、それらの表
示位置を指示することで行われる。
【0023】そのメニュー画面には、例えば通信に関わ
る機能を表す通信アイコン、目的地の表示に関わる機能
を表す目的地表示アイコン、その目的地の選定に関わる
機能を表す目的地選定アイコン等が配置される。制御部
201は、ユーザが入力部205への操作により選択
(クリック)したアイコンに応じて、そのアイコンに割
り当てた機能を実現させるための制御を行う。
【0024】その一方では、GPS部208に現在位置
の特定を行わせ、その特定結果を基に、パソコン102
に必要なデータの送信を依頼する。具体的には、例えば
現在位置周辺の地図データと、その範囲内に存在する候
補地に関するデータの送信を必要に応じて依頼する。そ
の候補地に関するデータについては、以降、ショップデ
ータと呼ぶことにする。なお、地図データ、及びショッ
プデータの送信依頼は、例えばそれらの送信依頼である
ことを表す識別子、及び現在位置(地域)を表すデータ
(現在位置データ)を少なくとも有する制御コマンドを
パソコン102に送信することで行われる。
【0025】図3は、そのショップデータの構成例を示
す図である。このショップデータは、更新頻度が比較的
に低いとして、CD−ROM105にデータベース化さ
れて記録されている情報である。
【0026】その1レコード(ショップ)分のショップ
データは、図3に示すように、各ショップを一意的に特
定するためのショップID、ショップ名、ショップの位
置(場所)、駐車場の有無、駐車場の位置、営業日、営
業時間、品揃え(扱っている商品等)、商品の中身(扱
っているブランド等)、及び割引率の各項目のデータか
ら構成されている。
【0027】パソコン102は、現在位置データ(情報
端末101の現在地)を基に、情報端末101に送信す
べき地図データとショップデータを特定し、その特定結
果を基にデータを送信する。ショップデータとしては、
データの送信にかかるコスト等を抑えるために、例えば
全項目のなかで予め選択されている項目の情報だけを送
信する。その項目は、例えばショップID、場所、駐車
場位置、営業日、及び営業時間の計5項目である。
【0028】情報端末101は、そのようにしてパソコ
ン102から送信される地図データ、及びショップデー
タをメモリ206に格納する。地図データは、例えばユ
ーザの指示に応じて地図を表示部204に表示させるた
めに、ショップデータは、例えばユーザの行動を記録す
るために用いられる。
【0029】ユーザの行動を記録するのは、ユーザが立
ち寄りを所望すると推測されるショップ(目的地)を選
定するためである。ユーザの行動として、ユーザが立ち
寄ったショップ、そのときの状況を基本的に記録するよ
うにしている。
【0030】ショップへの立ち寄りには、目的地として
選定したショップに立ち寄った場合と、そうでない場合
とに分けられる。このため、本実施の形態では、場合分
けして行動記録を行うようにしている。ここでは、便宜
的に、前者を選定時行動、後者を通常行動と呼ぶことに
する。記録したデータについては、行動記録データと呼
ぶことにする。
【0031】通常行動の記録は、主に、ユーザの日常的
な行動パターンを把握するために行っている。この行動
のときには、図4に示すように、行動記録データとし
て、候補地に立ち寄った年月日、その時刻、立ち寄った
ショップのID、及びそのショップ内にいた時間、の各
項目のデータを記録するようにしている。
【0032】他方の選定時行動の記録は、主に、目的地
選定後のユーザの行動を追跡することで、その目的地の
選定がユーザに及ぼした影響を確認し、目的地の選定精
度をより向上させるために行っている。この行動のとき
には、図5に示すように、目的地の選定を指示された年
月日、そのときの時刻、そのときのユーザ(情報端末1
01)の位置、入力された条件、推定された移動手段
(電車や自動車、或いは徒歩等)、目的地として選定し
たショップのID、そのショップへの立ち寄りの有無、
そのショップに立ち寄ったのであればその年月日、その
時刻、の各項目のデータを記録するようにしている。
【0033】各項目のデータを記録するに当たり、制御
部201は、以下のようにして、ユーザのショップへの
立ち寄り、その行動の種別(選定時行動か否か)、推定
された移動手段の判定を行う。
【0034】ユーザのショップへの立ち寄りは、GPS
部208が特定した位置を各ショップデータ中の場所と
比較することで基本的には判定する。しかし、GPS部
208が特定した位置にはある程度の誤差を考慮しなけ
ればならず、ショップではその面積を考慮しなければな
らない。言い換えれば、GPS部208が特定した位置
がショップデータ中の場所と完全に一致するとは限ら
ず、ショップが面している道路をユーザが単に通ってい
ても、それらが一致してしまうことが考えられる。そこ
で、本実施の形態では、ユーザがショップに立ち寄って
いると考えられる位置(範囲)に所定時間留まっていた
場合に、そこにユーザが立ち寄ったと判定するようにし
ている。
【0035】ユーザがショップに立ち寄ったと判定した
時点でショップのIDが確定する。目的地(ショップ)
の選定を行うと、少なくとも、選定を行った(ユーザが
選定を指示した)日時(年月日および時刻)、そのとき
のユーザ(情報端末101)の位置、入力された条件、
推定した移動手段、目的地(ショップ)のIDは所定期
間メモリ206に保持しておくようにしている。その保
持しておいたIDをユーザが立ち寄ったと判定したショ
ップのIDと比較し、一致するIDを保持していた場合
に、ユーザのショップへの立ち寄りが選定時行動である
と判定する。選定に関わるデータを保持させている所定
期間内に選定したショップに立ち寄ると、そのショップ
に立ち寄った行動は選定時行動であると判定する。選定
時行動と判定した場合、ユーザが立ち寄ったショップの
選定に関わるデータは行動記録データとして保持する。
その期間内に選定したショップに立ち寄らなければ、そ
れも選定時行動として、そのショップの選定に関わるデ
ータを行動記録データとして保持する。このときには、
そのショップに立ち寄らなかった旨を表すデータが付加
される。
【0036】なお、選定に関わるデータを所定期間保持
させるのは、選定した目的地(ショップ)にユーザが直
ちに向かうとは限らないためである。具体的には、週末
に出かける行き先を決める目的で平日に目的地を選定さ
せたり、目的地に向かう途中で生じた何らかの事情(長
い間会っていない友人に出会った、電車が不通となって
行けなくなった、等)によりそこに行けなくなったりす
ることがあるためである。このようなことに対処するた
めに、目的地に出かける日時を条件として入力したよう
な場合を除いて、目的地を選定してから所定期間(例え
ば1週間)が経過するまでにそこに立ち寄れば、その目
的地に立ち寄ったと判定している。
【0037】移動手段としては、通常、徒歩、電車、自
動車が考えられる。徒歩とそれ以外とでは、移動する速
度が大きく異なる。電車は、当然のことながら、自動車
とは異なり、予め定められた路線(線路)だけを通る。
このことから、移動手段は、GPS部208が特定した
位置の単位時間当たりの移動量、その位置が移動してい
く経路を基に推定している。そのようにして推測した移
動手段は、後述するように、目的地を選定するうえでの
条件として、必要に応じて考慮される。
【0038】制御部201は、上記のような判定を行う
ことで、ユーザが立ち寄ったショップ毎に行動記録デー
タを取得し記録する。そのデータ中の年月日や時刻、時
間等は、制御部201内に搭載された計時機構(タイ
マ)を利用して取得する。
【0039】行動記録データは、上記のように取得され
て、一旦はメモリ206に保持される。制御部201
は、そのメモリ206に保持された行動記録データを、
予め定められた条件が満たされたとき、或いはユーザの
指示に応じて、パソコン102に送信する。送信が完了
した行動記録データはメモリ206から消去させる。な
お、予め定められた条件が満たされたときとは、例えば
行動記録データの送信を行うと決められた時刻となった
とき、その未送信分のデータ量が定められた大きさを越
えたとき、である。
【0040】パソコン102は、情報端末101から送
られた行動記録データを、例えば特に図示しないハード
ディスク装置に格納して保存する。それらの行動記録デ
ータは、情報端末101から目的地の選定を依頼された
場合に参照する。その参照が容易に行えるように、ハー
ドディスク装置上にデータベースを構築し、そのデータ
ベースに行動記録データを格納させている。
【0041】なお、パソコン102に目的地の選定を行
わせているのは、負荷が重い処理をパソコン102に行
わせることで、情報端末101側の負荷を軽減させるた
めである。負荷を軽減させることで、情報端末101の
小型・軽量化をより容易に行えるようになる。
【0042】情報端末101からの目的地の選定の依頼
は、ユーザが上記目的地選定アイコンをクリックした
後、目的地の選定を指示することで行われる。特に詳細
な説明は省略するが、本実施の形態では、ユーザが所望
する目的地をより高精度に推測できるように、目的地を
選定させるうえでの条件を入力できるようにしている。
その条件は、例えば項目別に入力するようになってい
る。ユーザが目的地の選定を指示する前に入力した条件
もパソコン102に送られ、目的地の選定に考慮され
る。
【0043】条件を入力する項目としては、例えば、購
入しようとする商品の品種、銘柄、、商品に対する要
望、出かけようと予定している日時、目的地を選定する
区域、出かける際の交通手段、等を設けている。それら
の項目のなかで入力された条件だけが、目的地の選定に
考慮される。
【0044】ユーザは、或る一つ(1種類)の商品だけ
でなく、例えば電気製品と衣料品といったように、品種
が大きく異なる複数の商品を購入したいときもある。そ
のときには、当然のことながら、各商品に対する要望が
一致するとは限らない。このため、条件は、所望の商品
をより購入できるようにするために、言い換えれば、要
望に合った目的地をより高精度に選定できるようにする
ために、例えば商品(ショップ)毎、或いは銘柄毎に任
意に入力できるようにすることが望ましい。しかし、こ
こでは、混乱を避けるため、特に断らない限り、入力さ
れた条件は目的地に共通するユーザの要望と位置づける
ことにする。
【0045】ところで、サービス会社106は、ショッ
プの更新頻度が高い情報として、ショップで催されるイ
ベントに関する情報を配信するサービスを行っている。
ショップで催されるイベントとしては、商品を普段より
も安く売る特売日、著名人を招いてのサイン会、展示会
などがある。そのようなイベントを目当てに出かける人
も多いと考えられる。このことから、本実施の形態で
は、サービス会社106が配信するイベントに関する情
報も、目的地を選定するうえでの情報として参照するよ
うにしている。その情報は、目的地の選定をパソコン1
02が行うことから、パソコン102にダウンロード
(受信)させている。
【0046】サービス会社106が配信する情報は、そ
の全てが必ずしも目的地の設定を行ううえで必要である
とは限らない。それの全てを保持しておくことは、必要
な部分の情報の参照に時間がかかったり、それを保持さ
せる記録媒体の有効利用を阻害するので望ましくない。
そのため、本実施の形態では、特に詳細な説明は省略す
るが、パソコン102は、サービス会社106が配信す
る情報から、ショップ単位で必要な情報のみを抽出し、
その抽出した情報だけをハードディスク装置に保持する
ようにしている。その抽出した情報については、以降、
イベントデータと呼ぶことにする。
【0047】図6は、そのイベントデータの構成例を示
す図である。図6に示すように、イベントデータは、シ
ョップID、特売日、催し物の開催日(開催期間)、催
し物の内容、ショップIDで特定されるショップで流行
している(よく売れている)商品、消費者へのショップ
からのメッセージ、の各項目のデータから構成されてい
る。
【0048】パソコン102は、所定のタイミング、例
えばサービス会社106がイベントに関する情報を更新
するタイミングに合わせて、サービス会社106から更
新後の情報をダウンロードし、必要な情報の抽出を行
う。それにより得たイベントデータを、それまで保持し
ていたイベントデータの換わりにハードディスク装置に
保持させる。そのようにして、常に最新のイベントデー
タのみをハードディスク装置に保持させるように更新し
ている。
【0049】パソコン102は、上記行動記録データや
イベントデータ、及び入力された条件を基に目的地の選
定を行い、その選定結果を情報端末101に送信する。
その選定結果としては、例えば選定した目的地のショッ
プIDに加えて、その目的地についての情報をユーザに
提供できるように、そのショップIDを有するショップ
データ、イベントデータを送信する。また、その目的地
周辺の地図データを必要に応じて送信する。
【0050】選定した目的地が常にユーザの要望に合う
とは限らない。そのため、本実施の形態では、選定の過
程で目的地の候補となったそれの換わりとなりうる候補
地に関する情報も選定結果に付加して情報端末101に
送信するようにしている。その候補地に関する情報は、
その候補地にユーザが向かうことも有り得ることから、
選定結果として送信する内容と基本的に同じとしてい
る。
【0051】情報端末101は、パソコン102から選
定結果を受信すると、選定された目的地の位置(場所)
を地図上に表示する。その後は、ユーザの指示に応じ
て、目的地に関する情報を表示したり、その目的地の換
わりとなりうる候補地を表示させる。それにより、ユー
ザが自分の要望に合った目的地をより確実に探しだせる
ようにさせている。
【0052】次に、図7〜図11に示す各種フローチャ
ートを参照して、情報端末101、及びパソコン102
の動作についてより詳細に説明する。図7〜図9は情報
端末101の制御部201によって実行される処理のフ
ローチャートであり、図10、及び図11はパソコン1
02の図示しないCPUによって実行される処理のフロ
ーチャートである。
【0053】図7は、情報端末101の制御部201が
実行する全体処理のフローチャートである。始めに、情
報端末101の動作について説明する。図示しない電源
スイッチがオンされると、制御部201は、先ず、ステ
ップ101でイニシャライズを行う。そのイニシャライ
ズにより、通信部203等の各部のチェック、例えば基
地局103との通信が可能か否かのチェックや初期設定
を行い、表示部204にはメニュー画面を表示させる。
それが終了した後、ステップ102に移行する。なお、
メニュー画面の表示は、制御部201が、例えばそれの
ビットマップの画像データを表示部204に送ることで
実現される。これは、他の画像の表示においても同様で
ある。
【0054】ステップ102では、メニュー画面に配置
した通信アイコンをユーザが選択(クリック)したか否
か判定する。その通信アイコンをユーザが選択(クリッ
ク)した場合、その判定はYESとなってステップ10
3に移行する。そうでない場合には、その判定はNOと
なってステップ104に移行する。
【0055】ステップ103では、ユーザの入力部20
5を介しての指示に応じた外部との通信を実現させる通
信処理を実行する。それが終了すると、ステップ102
に戻る。なお、特に詳細な説明は省略するが、メモリ2
06に保持された行動記録データは、通信処理を実行す
ることでパソコン102に送信される。
【0056】ステップ104では、ユーザが目的地表示
アイコンを選択(クリック)したか否か判定する。ユー
ザがその目的地表示アイコンを選択(クリック)した場
合、その判定はYESとなってステップ105に移行す
る。そうでない場合には、その判定はNOとなってステ
ップ106に移行する。
【0057】ステップ105では、ユーザの入力部20
5を介しての指示に従って目的地、及びそれに関する情
報を表示させる目的地表示処理を実行する。その後、ス
テップ102に戻る。なお、目的地表示処理の詳細につ
いては後述する。
【0058】ステップ106では、ユーザが目的地選定
アイコンを選択(クリック)したか否か判定する。その
目的地選定アイコンをユーザが選択(クリック)した場
合、その判定はYESとなってステップ107に移行す
る。そうでない場合には、その判定はNOとなってステ
ップ108に移行する。
【0059】ステップ107では、ユーザの入力部20
5を介しての選定条件の入力、更には目的地の選定の指
示を実現させる選定条件入力処理を実行する。それが終
了すると、ステップ102に戻る。なお、選定条件入力
処理では、ユーザが目的地の選定の指示を行った時点で
未送信分の行動記録データが存在した場合、その行動記
録データの送信も合わせて行うようになっている。
【0060】ステップ108では、メニュー画面に配置
されたその他のアイコンのなかで選択(クリック)され
たアイコンを判定して、そのアイコンに割り当てた機能
を実現させる処理を実行する。その後、ステップ102
に戻る。
【0061】図8は、上記全体処理内でステップ105
として実行される目的地表示処理のフローチャートであ
る。次に、図8を参照して、その目的地表示処理につい
て詳細に説明する。
【0062】特に詳細な説明は省略するが、全体処理中
のステップ107の選定条件入力処理は、パソコン10
2に目的地の選定を依頼すると、その後にパソコン10
2から送られてくる選定結果をメモリ206に格納する
ようになっている。その選定結果は、ユーザがそれの消
去を指示するまで、新たな目的地の選定を指示するま
で、或いは所定期間が経過するまでの間保持させてい
る。そのメモリ206に格納されている選定結果は、目
的地表示処理を実行することでユーザに情報として提
供、即ち表示部204に表示される。
【0063】先ず、ステップ201では、メモリ206
に格納されている選定結果を参照して、選定された目的
地の全てが表示されるように縮尺率を設定し、その縮尺
率で全目的地を含む区域の地図を表示させるとともに、
その地図上に全目的地を表示させる。その目的地の表示
は、例えば、それの地図上の位置に、選定した目的地で
あるマーク、更には、その目的地の名称等を表示するこ
とで行う。目的地を複数表示させる場合には、そのなか
の一つを強調表示、例えば他と色を変えて表示させる。
詳細は後述するが、目的地に関する情報の表示、縮尺率
の変更等は、その強調表示させた目的地に応じて行われ
る。
【0064】なお、単に地図を表示させただけでは、そ
の目的地周辺の地理に詳しくないユーザにとって目的地
の位置が把握し難いということも考えられる。そのた
め、本実施の形態では、目的地にユーザが向かううえで
目印となりうるものを含めて地図を表示させている。目
印となりうるものは、地域によって異なるが、本実施の
形態では、その位置の把握が容易であり、また、交通手
段として電車が使われることも多いと考えられることか
ら、駅を目印として表示させている。
【0065】ステップ201に続くステップ202で
は、ユーザが行った入力部205への操作を解析して指
示内容を判定する。その後は判定結果に応じてステップ
203〜206のうちの何れかの処理を行う。なお、特
に図示していないが、ユーザが何の指示も行っていない
場合には、ステップ202は繰り返し実行されて、指示
待ちの状態となる。
【0066】ユーザが入力部205を操作して表示され
ている目的地のなかの何れかを指定した場合、ステップ
202でそれが判定され、続いてステップ203が実行
される。そのステップ203では、それまで強調表示さ
れていた目的地を普通の色で表示させ、ユーザが指定し
た目的地を新たに強調表示させる。その後は、ステップ
202に戻る。
【0067】ユーザが入力部205を操作して地図の縮
尺率の変更を指示した場合には、ステップ202でそれ
が判定され、続いてステップ204が実行される。その
ステップ204では、ユーザが新たに設定した縮尺率
で、現在強調表示させている目的地を中心にして地図を
再表示させる。その後は、ステップ202に戻る。
【0068】ユーザが入力部205を操作して他の候補
地の表示を指示した場合には、ステップ202でそれが
判定され、続いてステップ205が実行される。上記し
たように、本実施の形態では、選定する過程で候補に挙
がった候補地のなかで、目的地の換わりとなりうる候補
地に関わる情報を選定結果に付加させている。ステップ
205では、現在強調表示させている目的地の換わりと
なりうる他の候補地の表示をユーザが指示したとして、
その候補地を地図上に表示させる。その後、ステップ2
02に戻る。なお、そのようにして表示させた候補地の
データは、特には図示していないが、ユーザが入力部2
05を介して所定の操作を行うことで、元の表示内容に
切り替えられるようになっている。
【0069】ユーザが入力部205を操作して目的地に
関する情報の表示を指示した場合には、ステップ202
でそれが判定され、続いてステップ206が実行され
る。そのステップ206では、現在強調表示させている
目的地に関する情報、具体的にはそれのショップデー
タ、及びイベントデータを表示させる。例えば、その目
的地に関わる情報をそれまでの表示内容に換えて表示さ
せる。その後は、ステップ202に戻る。なお、そのよ
うにして表示させた目的地のデータは、特には図示して
いないが、ユーザが入力部205を介して所定の操作を
行うことで、元の表示内容に切り替えられるようになっ
ている。また、ステップ205を実行することで表示さ
れた候補地についても、そのショップデータ、イベント
データを同様に表示させるようになっている。
【0070】上記のようにして、目的地の選定結果がユ
ーザの指示内容に応じて表示される。それにより、ユー
ザがより多くの目的地の情報を容易に必要に応じて確認
できるようにさせている。
【0071】図9は、制御部201が所定の時間間隔毎
に実行するタイマインタラプト処理のフローチャートで
ある。次に、図9を参照して、そのタイマインタラプト
処理について詳細に説明する。
【0072】人がどのように行動するかを事前に知るこ
とはできない。そのため、人の行動を記録しようとすれ
ば、常にその行動を監視しなければならない。タイマイ
ンタラプト処理は、所定の時間間隔毎にその状況(ここ
ではユーザの現在地)を確認することで、ユーザの行動
内容(ここでは、どこのショップにどれだけの時間立ち
寄っていたか)を検出し記録するための処理である。
【0073】先ず、ステップ301では、GPS部20
8が算出した現在地のデータを受け取る。続くステップ
302では、その現在地(のデータ)をGPS部208
が過去に算出した現在地(のデータ)と比較することに
より、ユーザの位置が移動したか否か判定する。過去に
現在地を算出してから現在に到るまでの間にユーザが位
置を移動させていた場合、その判定はYESとなってス
テップ303に移行する。そうでない場合には、その判
定はNOとなり、それまでの状況と変わっていないとし
て一連の処理を終了する。
【0074】なお、ユーザが移動する速度が小さいよう
な場合、短い時間間隔の前後では、位置の違いが非常に
小さくなり、位置を算出するうえでの誤差があることを
考えれば、短い時間間隔の前後で位置を比較すると、実
際には位置が移動しているにも関わらず、それを検出で
きないということも有り得る。このことから、短い時間
間隔(例えばタイマインタラプト処理の実行間隔)の前
後だけでなく、或る程度長い時間間隔の前後でも位置の
比較を行うようにしている。
【0075】ステップ303では、現在地に応じた地図
データの取得を行う。そのように地図データを取得する
のは、マップ・マッチングによる測位の誤差の修正や現
在地周辺の地図の表示を行えるようにするためである。
その取得が終了すると、或いはその必要がないと、次に
ステップ304を実行して、ステップ301でGPS部
208が算出した現在地のデータを必要に応じて保持す
る。その後、ステップ305に移行する。
【0076】ステップ305では、ユーザがショップ内
に入ったか否か判定する。現在メモリ206に保持させ
ているショップデータのなかで位置がステップ301で
算出された現在地と所定の許容範囲内で一致するショッ
プデータが見つかった場合、その判定はYESとなって
ステップ306に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ307に移行する。
【0077】ステップ306では、行動記録データを残
せるように、現在地のデータ、現在の日時、及びショッ
プIDを保持させる。その後、一連の処理を終了する。
ステップ307では、ユーザがショップから出たか否か
判定する。本実施の形態では、測位の誤差等を考慮し
て、ユーザがなかに入っていたショップの位置から或る
程度離れることを、ショップから出たと判定するうえで
の条件としている。従って、その条件が満たされた場
合、判定はYESとなってステップ308に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなってステップ
309に移行する。
【0078】ステップ308では、ステップ306で保
持した時刻、及び現在時刻から、ショップに立ち寄って
いた時間を算出し、その時間が所定時間以上であった場
合に、そのショップに立ち寄った状況を行動記録データ
として記録する。立ち寄っていた時間が所定時間より短
かった場合には、行動記録データは記録しない。それに
より、測位の誤差等を考慮して、ショップ内に入ってい
る可能性がある位置(範囲)にユーザが或る時間留まっ
ていた場合にのみ、行動記録データを記録する。その行
動記録データの記録は、メモリ206に選定結果として
保持されているショップデータのなかで、ユーザが出て
きたショップのIDと一致するIDを有するショップデ
ータの有無により区別して行う。また、このときには、
ステップ306で保持したデータの消去を合わせて行
う。そのようなことを行った後、一連の処理を終了す
る。
【0079】他方のステップ309では、ユーザが用い
ている移動手段の推定を行う。その推定は、例えば移動
してきた経路、及びユーザが移動する速さに基づいて行
う。より具体的には、ユーザが道路上を移動してきたの
であれば、所定時間における速さの平均値、及び最大値
の何れか一方が、それぞれ予め設定した閾値以上であっ
た場合に、移動手段は自動車であると推定する。そうで
なかった場合には、徒歩であると推定する。ユーザが移
動してきた経路が線路上であったときには、移動手段は
電車であると推定する。そのようにして移動手段を推定
した後、一連の処理を終了する。
【0080】上記のようにして、ユーザが立ち寄ったシ
ョップ、そのときの状況が行動記録データとして記録さ
れ、ユーザの移動手段が推定される。それらは一旦メモ
リ206に保持され、その後にパソコン102に送信さ
れる。
【0081】本実施の形態では、特には図示していない
が、ユーザの行動を表す情報として、ユーザが良く行く
場所等を記録するようにしている。ユーザが良く行く場
所とは、具体的には、自宅を除けば通っている学校、或
いは勤務先(会社等)などである。それもパソコン10
2に情報として送信され、目的地の選定を行う際に考慮
される。なお、ユーザが良く行く場所(自宅も含む)
は、そこに行く頻度や留まっている時間を監視すること
で特定することができる。
【0082】次に、他方のパソコン(のCPU)102
の動作について説明する。図10は、受信処理のフロー
チャートである。パソコン102は、通常、情報端末1
01からの指示に応じて動作する状態となっている。図
10に示す受信処理は、情報端末101との間の回線が
接続された後、情報端末101から送られてくる指示に
応じて行われる処理の流れを抜粋して表したものであ
る。
【0083】なお、指示内容は、制御コマンド中の識別
子によりパソコン102に通知される。その制御コマン
ドには、指示に対応するためのデータが付加される。携
帯端末101からパソコン102へは、制御コマンド、
及びそれに付加されたデータを送信単位としてデータが
送信される。
【0084】先ず、ステップ401では、受信したデー
タ中の制御コマンドから情報端末101が行動記録デー
タの受信(格納)を指示しているか否か判定する。情報
端末101が行動記録データを送信した場合、その判定
はYESとなってステップ402に移行する。そうでな
い場合には、その判定はNOとなってステップ403に
移行する。
【0085】ステップ402では、制御コマンドに付加
されて送信された行動記録データをハードディスク装置
上に構築されたデータベースに格納する。それが終了し
た後、ステップ403に移行する。
【0086】ステップ403では、制御コマンドから地
図データの送信を要求しているか否か判定する。情報端
末101は、上記したように、ユーザの指示、或いは位
置の移動によって必要とする地図データが生じた場合、
パソコン102に地図データの送信を要求する。このた
め、そのような場合、その判定はYESとなってステッ
プ404に移行する。そうでない場合には、その判定は
NOとなってステップ405に移行する。
【0087】ステップ404では、ユーザが所望した地
域の地図データ、或いはユーザの現在位置から特定した
送信すべき地図データ、及びショップデータを情報端末
101に送信する。その後、ステップ405に移行す
る。
【0088】それら地図データ、及びショップデータ
は、サービス会社106が配布したCD−ROM105
に記録されている。そのCD−ROM105は、通常、
CD−ROM装置に装着された状態となっている。その
ため、地図データやショップデータは、CD−ROM1
05から読み出されて情報端末101に送信される。
【0089】ステップ405では、制御コマンドから目
的地の選定を依頼されたか否か判定する。ユーザが目的
地の選定を指示していた場合、その判定はYESとなっ
てステップ406に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ407に移行する。
【0090】ステップ406では、データベースに格納
されている行動記録データを参照して、ユーザが所望す
ると推測される目的地を選定する目的地選定処理を実行
する。その後、一連の処理を終了する。他方のステップ
407では、上記した以外の要求に対応するためのその
他の処理を実行する。それが終了した後、一連の処理を
終了する。
【0091】上記のように、受信処理では、指示(要
求)内容を判定して、その判定結果に応じた処理が行わ
れる。そのため、制御コマンド単位で処理を行う形とな
り、一度に複数の制御コマンドが情報端末101から送
信された場合でも、各制御コマンドに対応することがで
きるようになっている。
【0092】図11は、上記受信処理内でステップ40
6として実行される目的地選定処理のフローチャートで
ある。次に、図11を参照して、目的地選定処理につい
て詳細に説明する。
【0093】先ず、ステップ501では、ユーザの過去
の行動、即ちデータベースに格納されている行動記録デ
ータを解析して、ユーザの行動の傾向を推定する。その
後、ステップ502に移行する。
【0094】上記選定条件は、目的地の選定精度をより
向上できるように、ユーザが必要に応じて入力できるよ
うにさせた、目的地を選定するうえでの条件である。選
定条件として入力できる項目には、上記したように、商
品の品種、銘柄(ブランド名)、商品に対する要望(価
格や品揃え等)、出かけようと予定している日時、区域
(地域)、出かける際の交通手段、等がある。
【0095】目的地として選定するショップは、ユーザ
が指定した選定条件を少なくとも満たしていなければな
らない。そのために、ステップ502では、ユーザが入
力した選定条件を満たすショップを抽出する。その後
は、ステップ503に移行する。なお、ショップの抽出
は、ユーザが入力した選定条件を、ショップ単位でその
ショップデータ、更にはイベントデータと比較すること
で行われる。
【0096】ステップ503では、ステップ501で推
定したユーザの行動傾向や利便性等を基に、ステップ5
02で抽出したショップを評価して、その抽出したショ
ップのなかから目的地、更にはそれの換わりの候補地と
して推薦するショップを決定(選定)する。
【0097】ステップ503に続くステップ504で
は、目的地の選定結果を情報端末101に送信する。そ
の後、一連の処理を終了する。なお、選定結果として
は、例えば選定した目的地のショップID、そのショッ
プIDを有するショップデータ、イベントデータを送信
する。また、その目的地周辺の地図データを必要に応じ
て送信する。地図データは、現在位置から離れた地域を
選定条件で指定した場合などに送信される。
【0098】人は基本的に自身の考えや価値観等に基づ
いて行動することから、行動記録データは、ショップに
立ち寄った行動を表すだけでなく、ユーザ自身の考えや
価値観等はもとより、更には行動パターンを表している
と言える。その行動記録データを対象にした解析を行う
ことで、商品(物)の品種毎にユーザの興味や好み、要
望などはもとより、ユーザの行動パターンを推定するこ
とができる。その推定を基に目的地を推測(選定)する
ため、ユーザの所望する目的地を高い確率で選定するこ
とができる。それにより、ユーザは容易に希望に合った
目的地の情報を得られるようになる。その結果、高い利
便性も達成される。
【0099】ここで、上記目的地選定処理で行われる目
的地の選定について、具体的に説明する。例えば食べる
物はなんでも良いとしても、衣服については好みがはっ
きりしている(独自の価値観を持っている)人がいたり
する。その衣服については、ブランドや流行にこだわる
人がいれば、そうでない人もいる。このように、商品
(物)に対する価値観は、人によって様々である。同じ
人であっても、商品(物)によって価値観が異なってく
る。
【0100】一方、商品を販売しているショップへの要
望も人によって様々である。価格の安さを重要視する人
がいれば、品揃えの豊富さを重要視する人もいる。流行
に敏感な人にとっては、最新の商品を扱っていることが
重要である。このようなことから、本実施の形態では、
商品の品種に特に注目して解析を行っている。
【0101】良く立ち寄るショップでは、扱っている商
品の品種や品揃えはもとより、そこで催されるイベント
(安売りやサイン会等)のことも随時知ることができる
ので、そのようなショップのことを知るためにユーザが
目的地の選定を指示するとはあまり考えられない。この
ようなことから、ユーザが目的地の選定を指示するの
は、知らない、あまりよく覚えていない、或いは前に行
ってからかなりの時間が経過しているショップに行こう
としていることが多いと言える。それ以外には、ショッ
プで催されるイベントを目当てにしていることも考えら
れる。これらは、通常行動と選定時行動とでは、ユーザ
の意識に大きな相違がある可能性が少なくないことを意
味する。そのため、行動の種別(通常行動、或いは選定
時行動)にも特に注目している。
【0102】本実施の形態では、上述したようなことか
ら、商品の品種、行動の種別に特に注目した解析を行う
ようにしている。言い換えれば、商品の品種、行動の種
別を分類上の判定条件とし、その判定条件を基にサンプ
ル(行動記録データ)を分け、それによって得られるサ
ンプル群毎に解析を行うようにしている。
【0103】各サンプル群からは、それが有するデータ
だけでなく、ショップデータやイベントデータを参照し
つつ、予め定めた項目毎に注目して、その項目で表れた
内容別にその出現回数をカウントしてヒストグラム(以
降、便宜的に主ヒストグラムと呼ぶ)を作成する。ま
た、各内容毎に、他の項目に注目してヒストグラム(以
降、便宜的に従ヒストグラムと呼ぶ)を作成する。解析
は、ヒストグラム別にそれに出現した内容、その数に着
目するだけでなく、従ヒストグラム間を対比しても行っ
ている。
【0104】なお、ヒストグラムを作成するために注目
する項目は、行動の種別が通常行動であれば、例えばシ
ョップに立ち寄った日時、ショップID、ショップの位
置、品揃え、商品の中身、割引率、催し物の開催日か否
か、催し物の内容である。選定時行動であれば、それら
に、例えば立ち寄りの有無、選定を依頼した日時、及び
選定を依頼したときのユーザの位置を加えている(図3
〜図6参照)。
【0105】ユーザが興味を持っている、或いは何らか
の理由で度々購入しなければならない物(商品)を扱っ
ているショップには、その物(商品)の品種にもよる
が、他と比べて高い頻度で立ち寄ると考えられる。例え
ばバックや衣服は、食料品などとは異なり、購入しなく
てはならない必要性はあまり生じないと言えるが、それ
らを扱うショップに度々立ち寄るのであれば、ユーザは
それらに興味を持っていると考えることができる。この
ようなことから、ヒストグラム別の解析は、ユーザが興
味を持っている、或いは度々購入しなければならないよ
うな商品の品種を推定するといったように、そのヒスト
グラムを作成した項目に対するユーザの全体的な傾向を
推定するために行っている。
【0106】例えば食料品は安くて品揃えが豊富なショ
ップが自宅の近くにあっても、そこだけでなく、魚を専
門に扱っているショップに良く行くユーザもいる。その
ようなユーザは、食料品に対して安さよりも味にこだわ
っている部分を持っていると言える。衣服では、例えば
限られた少ないショップしか行かないとしたら、それら
のショップには何らかの共通点があり、それがユーザの
要望と一致している可能性が高いと言える。もし、それ
らのショップが或るブランドの商品を扱っていれば、そ
のブランドにこだわっている可能性が高いと考えること
ができる。他方の従ヒストグラム間を対比しての解析
は、或る物(商品)について重要視している点を推定す
るといったように、ユーザの傾向をより具体的に推定す
るために行っている。
【0107】ところで、当然のことながら、選定した目
的地にユーザが必ず行くとは限らない。その目的地とは
別のショップで用を済ませてしまうようなこともあり得
る。そのことから、選定時行動(それの行動記録データ
には、目的地への立ち寄りの有無に関わらず、その選定
結果が格納されている)と通常行動を対比して、目的地
選定後のユーザの行動を確認するための解析も行ってい
る。それにより、目的地選定がユーザに及ぼした影響の
大きさを評価し、その評価結果を目的地の選定に反映す
るようにしている。
【0108】目的地を選定した後、その目的地の換わり
となりうるショップに立ち寄り、その目的地には立ち寄
らなければ、そのショップで用を済ませたと考えること
ができる。そのショップが目的地よりも近く、且つ品揃
えも少なければ、できるだけ近くで用を早く済ましてし
まおうという心理が働いたと考えることができる。それ
が物(商品)の種類に関わらずに同様に起こっているの
であれば(ショップが閉まるまでに時間の余裕がないと
そのような行動を取る人が必然的に多くなると予想され
るので、そうでないことが前提)、ユーザはショップへ
の近さを重要視していると考えることができる。そのよ
うなユーザには、基本的に、例えば現在位置の近く、或
いは自宅から勤務先に通う経路からあまり離れていない
所にあるようなショップを目的地として選定することが
望ましいということになる。ここまでのことが、図11
中のステップ501で行われる。それにより、商品
(物)の品種毎にユーザの興味や好み、要望などはもと
より、ユーザの行動パターンなどが行動の傾向の具体的
な中身として推定される。
【0109】目的地を選定するうえでの条件を入力でき
る項目のなかで、ユーザがどの項目に条件を入力するか
を予め知ることができない。何も、或いは殆ど条件を入
力せずに目的地の選定を指示することも有り得る。その
場合には、普通、目的地として選定の対象となるショッ
プ(基本的にCD−ROM105に情報が記録されてい
る全てのショップが選定の対象である)の数が膨大なの
で、選定に要する時間が長くなったり、選定精度が低下
したりする。そのようなことはできるだけ回避しなけれ
ばならない。そこで、本実施の形態では、項目の幾つか
に、条件が入力されない省略時に考慮する条件(以降、
便宜的にデフォルト条件と呼ぶ)を設定している。
【0110】デフォルト条件は、商品の品種、出かけよ
うと予定している日時、区域(地域)、出かける際の交
通手段、等の項目に設定している。そのデフォルト条件
は、一般的なユーザを考慮して決定した常識的なもので
ある。具体的には、商品の品種には、ステップ501で
推定される、ユーザが興味を持っている、或いは度々購
入しなければならないような商品の品種を設定してい
る。出かけようと予定している日時には、現時点での日
時、交通手段には、現在の移動手段から推定される交通
手段、区域には、現在位置の近傍を各々設定している。
ステップ501に続くステップ502では、そのような
デフォルト条件も必要に応じて考慮しつつ、ユーザが入
力した条件を満たすショップを抽出している。このと
き、交通手段として自動車が入力、或いは推定された移
動手段が自動車であれば、駐車場を有する、或いは自動
車を駐車できる場所が近くにあることがショップを抽出
するうえで考慮すべき条件となる。
【0111】ステップ503では、抽出したショップの
なかから、推定したユーザの行動の傾向だけでなく、利
便性を考慮して目的地を選定する。その利便性のため
に、目的地に到着するまでに要すると予想される時間や
目的地を出てからユーザが取ると推測される行動、ユー
ザの負担等を考慮するようにしている。具体的には、ユ
ーザが交通手段として電車を利用する、或いはその可能
性が高いのであれば、電車に乗っていると予想される時
間や乗り換え回数、或いは駅からの距離である。勤務先
からの帰宅途中であれば、勤務先から見た自宅と目的地
の方向のずれやショップの営業時間などである。品種が
大きく異なるために複数の目的地を選定しなければなら
ないのであれば、それら目的地間の距離である。
【0112】推定したユーザの行動の傾向と利便性とで
は、前者を優先させている。そのために、ステップ50
2で抽出したショップのうちで前者と合うショップを更
に抽出した後、そのなかから利便性を考慮して目的地を
選定している。目的地の換わりとなりうる候補地には、
目的地に行った後に立ち寄ることも考えられる。このた
め、候補地は、更に抽出したショップのなかから、その
目的地との間の距離や交通の便等を考慮して選定してい
る。良く立ち寄るショップのことを知るために目的地の
選定をユーザが指示することはあまり考えられないこと
から、そのようなショップには、選定のうえでの優先順
位を低く設定することにより、目的地、或いは候補地と
して選定される確率を低くさせている。
【0113】上記のように、推定されるユーザの行動の
傾向だけでなく、常識的なことも考慮しつつ、ステップ
503で目的地の選定を行っている。それにより、目的
地の選定精度の向上を図っている。そのようにして行わ
れた目的地の選定結果が、ステップ504で情報端末1
01に送信され、ユーザに情報として提供される。
【0114】なお、本実施の形態では、ユーザの行動と
してショップへの立ち寄り、そのときの状況を記録して
いるが、それ以外の行動を検出し、その検出した行動を
更に考慮して目的地の選定を行うようにしても良い。具
体的には、例えば日常の行動を広く検出(監視)して、
ユーザのより詳細な行動パターンを抽出し、その行動パ
ターンも考慮して目的地の選定を行うようにしても良
い。
【0115】日常の行動を広く監視することで、特に詳
細な説明は省略するが、休日等を知ることもできる。休
日とそうでない日とでは、時間的な余裕が大きく異な
る。その時間的な余裕によって、人は行動範囲を広げる
ことができる。従って、日常の行動を広く監視した場合
には、そのような事情(ここでは時間的な余裕)に対応
することができるようになり、目的地の選定精度をより
向上させられるようになる。他の行動の検出を行って
も、その行動の種類に応じて選定精度を向上させること
ができる。その他には、季節などを考慮しても良い。時
間の経過に伴う行動パターンの変化により対応できるよ
うに、サンプル(行動記録データ)に重みづけを行って
それも考慮するようにしても良い。
【0116】また、本実施の形態では、ショップへの立
ち寄りの検出にGPS部208を用いているが、それ以
外のものを用いてショップへの立ち寄りを検出するよう
にしても良い。一例を挙げれば、ショップに情報端末1
01と通信を行う通信装置を設け、その装置と情報端末
101の間で通信可能状態となると、ショップ側ではユ
ーザがショップ内に入ったとして、その装置からその旨
を表す信号(ショップID等)を情報端末101に送信
させることにより、情報端末101がショップへの立ち
寄りを検出できるようにしても良い。そのようにした場
合には、より高精度にユーザの行動を記録することがで
きる。それにより、目的地の選定精度もより向上させる
ことができる。
【0117】また、本実施の形態では、目的地の情報を
表示する装置と、ユーザが所望する目的地を推測する装
置とを別々にしているが、当然のことながら、それらを
一つの装置として提供しても良い。その目的地としての
選定対象は、本実施の形態ではショップとしているが、
それ以外のもの、例えば映画館や観光名所、遊技場であ
っても良い。それらを全て選定対象としても良い。
【0118】本実施の形態による目的地表示装置は、情
報端末に本発明を適用したものであるが、適用の対象は
情報端末に限定されるものではない。例えばパソコン
(特にノートタイプ)に適用にしても良い。
【0119】パソコンには、様々な機能を搭載すること
ができる。必要な機能(ハードウェア)を搭載したパソ
コンでは、上記したような処理を行わせるためのプログ
ラムをロードするだけで本発明を実現(適用)させるこ
とができる。そのプログラムは、本実施の形態のような
目的地表示装置を実現させるためのもの、行動推測装置
を実現させるためのもの、及びそれらの機能を有する目
的地表示装置を実現させるためのもの、の3種類を用意
しても良いが、それらの装置のなかで実現させたいもの
をユーザに選択させて、その選択の内容に応じてプログ
ラムをロードするものであっても良い。その配布につい
ては、フロッピーディスクやCD−ROM、或いは光磁
気ディスクといった記録媒体に記録して配布しても良
く、或いは何らかの通信手段を介して配信するようにし
ても良い。
【0120】ナビゲーション装置などでは、本発明を実
現するために必要な機能(ハードウェア)が多く搭載さ
れていることから、ナビゲーション装置に本発明を適用
させても良い。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、目的地
として選定対象とする候補地に立ち寄ったユーザの行動
を表す情報を記録し、その情報を解析してユーザの要望
に合った目的地を候補地のなかから選定する。そのた
め、立ち寄った候補地から抽出されるユーザの要望や興
味、或いは好みを満たす目的地を選定することができ
る。そのようにして選定した目的地の情報を表示するこ
とにより、ユーザは所望する目的地を容易に確認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を利用するシステム例の構成図で
ある。
【図2】本実施の形態による目的地表示装置の構成図で
ある。
【図3】ショップデータの構成例を示す図である。
【図4】行動記録データの構成例を示す図である。
【図5】目的地選定後における行動記録データの構成例
を示す図である。
【図6】イベントデータの構成例を示す図である。
【図7】全体処理のフローチャートである。
【図8】目的地表示処理のフローチャートである。
【図9】タイマインタラプト処理のフローチャートであ
る。
【図10】受信処理のフローチャートである。
【図11】目的地選定処理のフローチャートである。
【符号の説明】
101 目的地表示装置 102 パーソナルコンピュータ 103 基地局 105 CD−ROM 106 サービス会社 201 制御部 203 通信部 204 表示部 205 入力部 206 メモリ 207 音声処理部 208 GPS部 209 スピーカ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC13 AC14 AC18 5B049 AA02 CC02 EE05 FF04 GG06 GG07 GG09 5B075 KK07 KK13 KK34 KK35 KK37 ND02 ND06 NK06 NR06 NR20 PP02 PP03 PP13 PP28 PQ02 PQ05 PQ32 PQ38 PR03 QS20 UU14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが所望すると推測される目的地の
    情報を表示する目的地表示装置であって、 前記目的地として選定対象とする候補地の情報を取得す
    る候補地情報取得手段と、 過去の訪問地におけるユーザの行動を表す行動情報を記
    憶する行動情報記憶手段と、 前記候補地情報取得手段が取得した候補地の情報、及び
    前記行動情報記憶手段に記憶されている行動情報に基づ
    いて、前記候補地のなかでユーザが所望すると推測され
    る候補地を前記目的地として選定する目的地選定手段
    と、 前記目的地選定手段が選定した目的地の情報を表示する
    表示手段と、 を具備したことを特徴とする目的地表示装置。
  2. 【請求項2】 ユーザの行動を検出する行動検出手段
    と、 この行動検出手段により検出されたユーザの行動を表す
    行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる記憶制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の目的地表示
    装置。
  3. 【請求項3】 ユーザが所望すると推測される目的地の
    情報を表示する目的地表示装置であって、 前記目的地として選定対象とする候補地に立ち寄ったユ
    ーザの行動を検出する行動検出手段と、 前記行動検出手段が検出したユーザの行動を表す行動情
    報を、前記目的地を推測する行動推測装置に送信する送
    信手段と、 前記行動推測装置が送信する推測結果を受信する受信手
    段と、 前記受信手段が受信した推測結果から、前記行動推測装
    置が推測した目的地の情報を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする目的地表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記目的地の情報とし
    て、該目的地にユーザを到着させるための地図を含めて
    表示させる、 ことを特徴とする請求項1、2または3記載の目的地表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の目的地表示装置から送信
    された行動情報を受信し、該受信した行動情報からユー
    ザが所望する目的地を推測する行動推測装置であって、 前記目的地表示装置から送信された行動情報を受信する
    受信手段と、 前記受信手段が受信した行動情報を記憶する行動情報記
    憶手段と、 前記行動情報記憶手段に記憶された行動情報から、ユー
    ザが所望する目的地を推測する推測手段と、 前記目的地表示装置に、前記推測手段が推測した目的地
    を表す情報を推測結果として少なくとも送信する送信手
    段と、 を具備したことを特徴とする行動推測装置。
  6. 【請求項6】 前記推測手段は、前記候補地の情報を取
    得する候補地情報取得手段を有し、 前記行動情報記憶手段が記憶した行動情報、及び前記候
    補地情報取得手段が取得した候補地の情報に基づいて、
    前記候補地のなかでユーザが所望すると推測される候補
    地を前記目的地として選定する、 ことを特徴とする請求項5記載の行動推測装置。
  7. 【請求項7】 目的地として選定対象とする候補地の情
    報を取得する処理と、 ユーザの行動を表す行動情報を行動情報記憶装置に記憶
    させる処理と、 前記取得する処理により取得した候補地の情報、及び前
    記行動情報記憶装置に記憶されている行動情報に基づい
    て、前記候補地のなかでユーザが所望すると推測される
    候補地を前記目的地として選定する処理と、 前記選定する処理により選定された目的地の情報を表示
    装置に表示させる処理と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを記
    憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 【請求項8】 ユーザの行動を検出する処理と、 前記検出する処理により検出したユーザの行動を表す行
    動情報を、目的地を推測する行動推測装置に対して送信
    する処理と、 前記行動推測装置から送信される推測結果を受信する処
    理と、 前記受信する処理により受信した推測結果から、前記行
    動推測装置が推測した目的地の情報を表示装置に表示さ
    せる処理と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを記
    憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 端末装置から送信された行動情報を受信
    する処理と、 前記受信する処理により受信した行動情報を行動情報記
    憶装置に記憶させる処理と、 前記行動情報記憶装置に記憶されている行動情報から、
    ユーザが所望する目的地を推測する処理と、 前記端末装置に、前記推測する処理により推測した目的
    地を表す情報を推測結果として少なくとも送信する処理
    と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを記
    憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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