JP2016157363A - 情報提供装置、情報提供システム、プログラム及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置、情報提供システム、プログラム及び情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの提供を受けるユーザの行動に基づいて得られる優先順位などの情報をサービスの提供者に通知する。
【解決手段】情報提供装置1は、サービスの利用に関する複数のユーザへの事前通知を当該複数のユーザのそれぞれが確認したか否かを判定する第1の判定手段11と、前記複数のユーザのそれぞれの行動状態を当該ユーザの位置を用いて判定する第2の判定手段12と、第1の判定手段11及び第2の判定手段12による判定結果に基づいて前記複数のユーザに付与された優先順位を含む順番情報を前記サービスの提供者に対して通知する通知手段13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サービスの提供者がユーザを呼び出すための技術に関する。
医療、娯楽などのサービスの提供に際しては、サービスの提供を受けるために待機しているユーザをサービスの提供者が呼び出す行為が行われる場合がある。例えば、医療サービスにおいて、1人の医師が複数の患者を診察する場合には、待機している患者が順番に呼び出される。
ユーザに同じ場所での待機を強いると、サービスに対する満足度を低下させるおそれがある。そこで、待機時間が長くなることがあるサービスにおいては、ユーザが所持する通信端末を用いて、ユーザにサービスの利用に関する情報(順番、予定時刻など)を適宜通知するといった付加的なサービスが提供される場合がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−143648号公報 特開2004−086252号公報
しかし、サービスの利用に関する情報をユーザに通知したとしても、ユーザが当該情報を確実に確認し、サービスの提供者が期待するとおりの行動をユーザが取るとは限らない。例えば、ユーザが何らかの理由で情報の通知に気付かなかった場合には、ユーザが通知された情報に沿った行動を取らない(取れない)おそれが増加する。このようなユーザが予定された時刻に所定の場所に来なかった場合、サービスを提供する効率が低下したり、他のユーザが必要以上に待機したりすることになる。
例えば、特許文献1に記載の技術においては、病院の予約に関する通知情報が患者の携帯型端末装置に順次送信される(段落0059〜0064、図12など参照)。したがって、ある患者が通知情報に気付かずに所定の応答を行わなかった場合、所定の時間をおいて通知情報を再送信する処理などが必要になり(段落0064参照)、以降の処理が停滞する。
そこで、本発明は、サービスの提供を受けるユーザの行動に基づいて得られる優先順位などの情報をサービスの提供者に通知することを目的の一つとする。
本発明は、一の態様において、サービスの利用に関する複数のユーザへの事前通知を当該複数のユーザのそれぞれが確認したか否かを判定する第1の判定手段と、前記複数のユーザのそれぞれの行動状態を当該ユーザの位置を用いて判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段による判定結果に基づいて前記複数のユーザに付与された優先順位を含む順番情報を前記サービスの提供者に対して通知する通知手段とを備える情報提供装置を提供する。
本発明によれば、サービスの提供を受けるユーザの行動に基づいて得られる優先順位などの情報をサービスの提供者に通知することが可能である。
情報提供装置1の構成を示すブロック図 情報提供システム10の構成を示すブロック図 情報提供サーバ100の構成を示すブロック図 呼び出し端末300の構成を示すブロック図 携帯端末500の構成を示すブロック図 予約情報テーブルを例示する図 端末情報テーブルを例示する図 施設情報テーブルを例示する図 患者位置テーブルを例示する図 事前通知テーブルを例示する図 呼び出しテーブルを例示する図 優先順位テーブルを例示する図 事前通知の表示例を示す図 情報提供サーバ100が実行する処理を例示するフローチャート 情報提供サーバ100が実行する処理を例示するフローチャート 順番情報の表示例を示す図 情報提供装置1aの構成を示すブロック図
[発明の要旨]
図1は、本発明に係る情報提供装置1の主要な機能的構成を示すブロック図である。情報提供装置1は、各種サービス(医療、金融、行政、娯楽など)の提供を受けるユーザに関する情報を当該サービスの提供者に通知するためのコンピュータ装置である。
情報提供装置1が通知する情報は、複数のユーザに対して提供するサービスの順番の決定に資する情報である。サービスの提供者は、情報提供装置1から通知された情報を参照し、各ユーザにどのような順番でサービスを提供するか判断することができる。以下においては、この情報のことを「順番情報」という。
順番情報は、例えば、ユーザの識別情報(名称、IDなど)や呼び出しの優先順位を含む。また、ユーザがサービスの利用に当たって予約を行う場合であれば、順番情報には予約日時が含まれてもよい。そのほか、順番情報は、後述する事前通知の確認結果やユーザの位置情報を含み得る。
なお、ここでいうサービスの提供者は、1人であるとは限らない。例えば、ここでいうサービスは、同一の組織に属する複数の従事者によって提供されてもよい。具体的には、例えば、病院などの医療施設における医療サービスにおいて、診察室でユーザ(患者)を診察する医師と、ユーザを呼び出して診察室に向かうよう促す看護師とが共同でサービスを提供する場合を挙げることができる。
図1に示すように、情報提供装置1は、第1の判定手段11と、第2の判定手段12と、通知手段13とを含んで構成される。情報提供装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置が所定のプログラムを実行することによって、図1に示す構成を実現することができる。
第1の判定手段11は、事前通知をユーザが確認したか否かを判定する手段である。ここにおいて、事前通知とは、サービスの利用に関する情報を事前に通知することをいい、当該サービスの提供者から各ユーザに対して行われるものである。事前通知は、例えば、ユーザがサービスの提供を受けるために向かうべき場所や時刻を通知するものである。
第1の判定手段11は、例えば、ユーザが所持している通信端末において事前通知を表示するとともに、ユーザがこれを確認したことを示す所定の操作を行った場合に、ユーザが事前通知を確認したと判定する。この場合、第1の判定手段11は、ユーザが所持している通信端末から所定の操作が行われたことを示すデータを取得する。
第2の判定手段12は、ユーザの行動状態を判定する手段である。ここにおいて、ユーザの行動状態とは、より詳細にはユーザが取っている行動に関する状態をいい、ユーザの位置、動作(動き)などに基づいて決定される。例えば、ユーザの行動状態は、「停止中」、「移動中」といった種別に分類することができる。
また、ユーザの行動状態は、ユーザがいる場所に応じて分類することも可能である。例えば、第2の判定手段12は、ユーザが所定の場所にいる場合において、当該ユーザの動作が所定の条件を満たすときには、当該ユーザの行動状態を「所定の場所に滞在している状態」であると判定してもよい。
第2の判定手段12は、例えば、ユーザが所持している通信端末から取得した情報に基づいてユーザの行動状態を判定することができる。この場合、通信端末からは、当該端末の位置(すなわちユーザの位置)を示す位置情報や、センサ(振動センサ、加速度センサなど)から出力された情報が供給される。
通知手段13は、順番情報を通知する手段である。通知手段13は、例えば、サービスの提供者に用いられる通信端末に順番情報を送信することにより、ユーザの識別情報や優先順位を含む順番情報をサービスの提供者に通知する。優先順位は、例えば、第1の判定手段11及び第2の判定手段12の判定結果に基づいて各ユーザに付与される。例えば、事前通知をユーザが確認していない場合、当該ユーザの優先順位は、(事前通知を確認した)他のユーザの優先順位よりも低くなる。
情報提供装置1は、以上の構成を有することにより、ユーザの行動(事前通知を確認したか否か、ユーザがいかなる行動状態であるかなど)に基づいて得られた順番情報をサービスの提供者に通知することが可能である。サービスの提供者は、順番情報を参照することにより、サービスが提供される場所により早く到着する可能性が高いユーザを優先したり、そうでないユーザを後回しにしたりすることが可能であり、サービスをより効率的に提供することが可能になる。また、サービスの提供を受けるユーザにとっても、サービスが提供される場所に予定どおりに到着する可能性が低いユーザのことを無駄に待機しなくて済むようになる。
[実施形態]
(1)装置構成
図2は、本発明の一実施形態に係る情報提供システム10の全体構成を示すブロック図である。情報提供システム10は、情報提供サーバ100と、情報管理サーバ200と、呼び出し端末300と、受付端末400と、複数の携帯端末500とを備え、これらを通信回線600によって互いに接続した構成である。通信回線600は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネットによって構成されるネットワークである。
本実施形態の情報提供システム10は、医療サービスを提供するためのシステムであり、病院などの医療施設に設けられるものである。ここでいう医療サービスは、診察、検査、治療といった医療行為を含む。ただし、以下においては、説明の便宜上、このような医療行為を総称して単に「診察」という。また、ここでいう医療サービスは、医療行為に付随する(医療行為以外の)行為を含む。
また、本実施形態における医療施設は、1又は複数の診察室を少なくとも有する。診察室は、診療科(外科、内科など)によって異なっていてもよい。また、本実施形態における医療施設は、診察室以外の場所として、待合室、駐車場、受付、薬局などを有する。
なお、情報提供システム10におけるユーザには、サービスの提供を受ける者(患者)とサービスの提供者(医療従事者)の双方が含まれる。ただし、以下においては、特に断りのない限り、ユーザとはサービスの提供を受ける者を意味するものとする。
情報提供サーバ100は、順番情報を提供するためのサーバ装置である。情報提供サーバ100は、順番情報を生成及び更新し、必要に応じて呼び出し端末300に送信する。情報提供サーバ100は、本発明に係る情報提供装置の一例に相当する。
情報管理サーバ200は、各種情報を管理するためのサーバ装置である。情報管理サーバ200は、診察情報や施設情報を管理する。ここにおいて、診察情報は、診察を受けるために医療施設を訪れるユーザに関する情報であり、診察の受付及び予約に関する情報と、ユーザの個人情報とを含む。なお、情報管理サーバ200は、必ずしも情報提供サーバ100と別の装置でなくてもよく、情報提供サーバ100と一体に構成されてもよい。
呼び出し端末300は、ユーザの呼び出しのために用いられる通信端末である。呼び出し端末300は、例えば、マイクロホンやスピーカが接続されたパーソナルコンピュータであるが、後述する構成を有するものであればいかなる端末装置であってもよい。呼び出し端末300は、本発明に係る表示装置の一例に相当する。
ここにおいて、呼び出しとは、サービスの提供(診察)を受けるために待機しているユーザをサービスの提供場所(診察室)に招き入れる提供者側の行為をいう。呼び出しは、例えば、待合室においてユーザの名称(又はID)を告知することによって行われるが、携帯端末500を用いて行われてもよい。
受付端末400は、受付手続を行うために用いられる通信端末である。ここにおいて、受付手続とは、ユーザによる診察の申し出を受理する手続きをいう。受付手続においては、例えば、サービスの提供者からユーザに携帯端末500が貸与される。受付端末400は、呼び出し端末300と同様に、その具体的な装置は特に限定されない。また、受付端末400は、呼び出し端末300と同一の装置として構成されてもよい。
携帯端末500は、ユーザに所持される通信端末である。携帯端末500は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、ページャなどの無線通信端末である。携帯端末500は、上述したように受付手続時にユーザに貸与されてもよいが、ユーザの所有物で代用されてもよい。
図3は、情報提供サーバ100のハードウェア構成を示すブロック図である。情報提供サーバ100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130とを少なくとも備える。
制御部110は、情報提供サーバ100の各部の動作を制御する手段である。また、制御部110は、順番情報の生成、更新及び通知に関する処理を実行する。制御部110は、CPUなどの演算処理装置と主記憶装置とを備え、プログラムを実行することにより様々な機能を実現することができる。例えば、制御部110は、上述した第1の判定手段11、第2の判定手段12及び通知手段13に相当する機能を実現することができる。なお、制御部110は、複数の演算処理装置によって処理を分散的又は並列的に実行してもよい。
記憶部120は、データを記憶する手段である。記憶部120は、磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体を備え、制御部110に用いられるデータを記憶する。記憶部120は、順番情報のほか、後述する各種テーブルを記憶することができる。
通信部130は、他の装置とデータを送受信する手段である。通信部130は、NIC(Network Interface Controller)などを備え、情報管理サーバ200や呼び出し端末300と通信回線600を介してデータをやり取りする。
なお、情報管理サーバ200は、情報提供サーバ100と共通のハードウェア構成(図3参照)を備える。ただし、情報管理サーバ200は、記憶するデータや実行する処理が情報提供サーバ100と異なる。
図4は、呼び出し端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。呼び出し端末300は、制御部310と、記憶部320と、通信部330と、入力部340と、出力部350とを備える。なお、制御部310、記憶部320及び通信部330の基本的な構成は、それぞれ、上述した制御部110、記憶部120及び通信部130の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する(ただし、各部の性能や取り扱うデータは異なり得る。)。
入力部340は、ユーザ(ここでは医療従事者)から与えられる情報を受け付ける手段である。入力部340は、例えば、マウスやキーボードを含む。また、入力部340は、マイクロホンを備え、音声入力を受け付けてもよい。
出力部350は、ユーザ(ここでは医療従事者)に情報を供給する手段である。出力部350は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置を含む。なお、表示装置は、例えばタッチスクリーンディスプレイのように、入力部340に相当する機能を兼ね備えてもよい。また、出力部350は、スピーカを備えてもよい。
なお、受付端末400は、呼び出し端末300と共通のハードウェア構成(図4参照)を備える。ただし、受付端末400は、記憶するデータや実行する処理が呼び出し端末300と異なる。また、受付端末400は、診察券に記録された情報を読み取る手段(バーコードリーダ、磁気カードリーダなど)を備えてもよい。
図5は、携帯端末500のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末500は、制御部510と、記憶部520と、通信部530と、入力部540と、出力部550と、センサ部560と、測位部570とを備える。なお、制御部510、記憶部520、通信部530、入力部540及び出力部550の基本的な構成は、それぞれ、上述した制御部310、記憶部320、通信部330、入力部340及び出力部350の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する(ただし、各部の性能や取り扱うデータは異なり得る。)。
センサ部560は、ユーザ又は携帯端末500の動きを検出する手段である。センサ部560は、1又は複数のセンサを備える。センサ部560は、例えば、携帯端末500の変位、速度及び加速度の少なくともいずれかを測定する振動センサを含む。また、センサ部560は、加速度センサやジャイロセンサを含んでもよい。さらに、センサ部560は、携帯端末500と有線又は無線で通信可能な携帯端末500とは独立したセンサ(ウェアラブルセンサなど)を含んで構成されてもよい。以下においては、センサ部560から出力されたデータのことを「センサ情報」という。
測位部570は、携帯端末500の位置を測定する手段である。測位部570による測位は、例えば、GPS(Global Positioning System)などの全地球航法衛星システム(GNSS)を用いたものである。あるいは、測位部570は、無線LANのアクセスポイントを用いた測位方式を用いてもよいし、複数の測位方式を組み合わせて用いてもよい。
測位部570は、測定した位置を表す位置情報を制御部510に供給する。ここでいう位置情報は、例えば、緯度及び経度によって位置を表す。なお、本実施形態においては、携帯端末500がユーザに常時携帯されることを想定している。そのため、位置情報は、携帯端末500の位置を表すとともにユーザの位置を表しているといえる。
(2)データ構成
図6〜12は、情報提供サーバ100又は情報管理サーバ200に記憶されるデータをテーブル形式で例示する図である。本実施形態において、予約情報テーブル、端末情報テーブル及び施設情報テーブルは、情報管理サーバ200に記憶される。また、患者位置テーブル、事前通知テーブル、呼び出しテーブル及び優先順位テーブルは、情報提供サーバ100に記憶される。
図6は、予約情報テーブルを例示する図である。予約情報テーブルは、予約情報を記録するテーブルであり、“予約コード”、“患者コード”、“携帯端末ID”、“診療科コード”、“医師コード”、“予約日時”、“診察場所コード”及び“来院フラグ”を含む。
“予約コード”は、予約情報を識別するために付与されるコードである。“患者コード”は、患者(ユーザ)を識別するために付与されるコードである。“携帯端末ID”は、患者に割り当てられた携帯端末500を識別するIDである。“診療科コード”は、患者が受診する診療科にあらかじめ割り当てられたコードである。“医師コード”は、患者を診察する医師(担当医師)にあらかじめ割り当てられたコードである。“予約日時”は、患者が診察を予約した日時を示す文字列である。“診察場所コード”は、患者が受診する場所にあらかじめ割り当てられたコードであり、診察場所に対応する特定の位置に対応付けられている。“来院フラグ”は、患者が来院したか否かを示すフラグであり、受付手続を済ませることによって「0(オフ)」から「1(オン)」に切り替わる。
図7は、端末情報テーブルを例示する図である。端末情報テーブルは、携帯端末500とそのアドレス情報とを対応付けるテーブルであり、“携帯端末ID”と“アドレス情報”とを含む。このうち、“携帯端末ID”は、予約情報テーブル(図6)に記述されたものと同一のデータである。“アドレス情報”は、携帯端末500にデータを送信する場合の宛先を示すデータである。“アドレス情報”は、ここではIP(Internet Protocol)アドレスで示されているが、携帯端末500への通知方法に応じて異なってもよい。例えば、“アドレス情報”は、電話番号やメールアドレスで示されてもよい。
図8は、施設情報テーブルを例示する図である。施設情報テーブルは、“施設コード”、“施設名”、“位置情報”及び“標準滞在時間”を含む。“施設コード”は、施設のそれぞれにあらかじめ割り当てられたコードである。また、“施設名”は、施設の名称を示す文字列である。“位置情報”は、施設の場所に対応する位置情報である。なお、“位置情報”のフィールドには、施設の範囲(広さ)や形状を示すように複数の位置情報が記述されていてもよい。“標準滞在時間”は、当該施設におけるユーザの標準的な滞在時間を示す値であり、統計調査などによってあらかじめ決められている。
例えば、図8の第1行のレコードは、“位置情報”が「139,40」である「駐車場」には「0001」という“施設コード”が割り当てられており、標準的にはユーザが「15分」程度滞在することを示している。なお、図8(及び以降の図)に例示した位置情報は、便宜的に付与された値であり、実際の緯度及び経度を表すものではない。
また、施設情報テーブルに記録される施設は、医療施設の一部を構成するものに限定されない。例えば、ここでいう施設は、医療施設の周囲にある商店や公共施設であってもよい。このようにすれば、ユーザは、医療施設外でも時間を潰すことが可能である。
図9は、患者位置テーブルを例示する図である。患者位置テーブルには、各ユーザの最新の位置情報及び動作状態が記述される。患者位置テーブルは、“患者コード”、“携帯端末ID”、“位置情報”、“動作状態”、“状態変更日時”及び“更新日時”を含む。
“患者コード”及び“携帯端末ID”は、いずれも、予約情報テーブル(図6)に記述されたものと同一のデータである。“位置情報”は、携帯端末500から送信されて記録されるデータである。“動作状態”は、センサ情報に基づいて判定されたユーザの動作(動き)の状態を示すデータである。本実施形態において、センサ情報に基づいて判定されるユーザの動作状態は、「1(第1の動作状態)」又は「2(第2の動作状態)」のいずれかである。
ここにおいて、第1の動作状態とは、第2の動作状態と比べて動きがある状態のことをいう。具体的には、第1の動作状態は、センサ情報が表すユーザの動きが所定の範囲を超える場合に相当する。一方、第2の動作状態は、センサ情報が表すユーザの動きが所定の範囲以下である場合に相当する。つまり、第1の動作状態は、第2の動作状態よりも動的な状態であり、第2の動作状態は、第1の動作状態よりも静的な状態であるといえる。
“状態変更日時”は、“動作状態”の値が最後に変更された日時を示すデータである。“状態変更日時”及び“動作状態”の値によって、ユーザが同一の動作状態を継続している時間が特定可能である。“更新日時”は、“位置情報”又は“動作状態”の値が最後に変更された日時を示すデータである。
なお、以下においては、説明の便宜上、患者位置テーブルに記述された位置情報が示すユーザの位置を当該ユーザの「現在位置」という。つまり、ここでいう現在位置とは、必ずしも当該ユーザが現在いる位置ではなく、システム上に記録されている最新の位置のことである。
図10は、事前通知テーブルを例示する図である。事前通知テーブルは、“事前通知ID”、“予約コード”、“携帯端末ID”、“送信日時”、“送信フラグ”、“確認フラグ”、“確認位置”及び“動作状態”を含む。
“事前通知ID”は、事前通知を識別するために付与されるIDである。“予約コード”及び“携帯端末ID”は、予約情報テーブル(図6)に記述されたものと同一のデータであり、事前通知の対象であるユーザ及び携帯端末500の特定に用いられる。“送信日時”は、事前通知が送信されるべき日時(又は送信された日時)を示すデータである。“送信フラグ”は、事前通知が送信されたか否かを示す「1(送信済み)」又は「0(未送信)」のフラグである。“確認フラグ”は、ユーザが事前通知を確認したか否かを示すフラグであり、「1(確認済み)」又は「0(未確認)」を示す。“確認位置” 及び“動作状態”は、それぞれ、ユーザが事前通知を確認した位置とその位置における動作状態を表すデータである。なお、“確認位置” 及び“動作状態”には、ユーザが事前通知を確認していない場合には、患者位置テーブルに記録された最新の位置情報及び動作状態が記録されてもよい。
図11は、呼び出しテーブルを例示する図である。呼び出しテーブルは、“患者コード”、“携帯端末ID”、“予約コード”、“診療科コード”、“医師コード”、“予約日時”、“診察場所コード”、“送信フラグ”、“確認フラグ”、“標準滞在時間”、“所要移動時間”及び“更新日時”を含む。
“患者コード”、“携帯端末ID”、“予約コード”、“診療科コード”、“医師コード”、“予約日時”及び“診察場所コード”は、予約情報テーブル(図6)に記述されたものと同一のデータである。“送信フラグ”及び“確認フラグ”は、事前通知テーブル(図10)に記述されたものと同一のデータであり、“携帯端末ID”又は“予約コード”によって予約情報と関連付けられている。
“標準滞在時間”は、ユーザの現在位置が所定の施設である場合に、当該施設に設定された“標準滞在時間”を示すデータである。情報提供サーバ100は、施設情報テーブルを参照することにより、ユーザの現在位置が所定の施設に対応するか否かを判断するとともに、当該施設に設定された“標準滞在時間”を読み出して呼び出しテーブルに記録する。
“所要移動時間”は、ユーザの現在位置から診察場所に移動するための標準的な所要時間を示すデータである。情報提供サーバ100は、ユーザの現在位置から“診察場所コード”に対応する位置までの距離に基づいて所要時間を特定する。“更新日時”は、“送信フラグ”、“確認フラグ”又は“所要移動時間”が最後に更新された時刻を示すデータである。
図12は、優先順位テーブルを例示する図である。優先順位テーブルは、“優先順位”、“優先度数”、“患者コード”、“携帯端末ID”及び“医師コード”を含む。なお、“患者コード”、“携帯端末ID”及び“医師コード”は、予約情報テーブル(図6)に記述されたものと同一のデータである。
“優先順位”は、“患者コード”によって特定されるユーザを呼び出す優先順位を表す値である。“優先順位”は、“優先度数”に基づいて決定される。なお、情報提供サーバ100は、優先順位を医師毎(すなわち医師コード毎)に算出する。“優先度数”は、ユーザによる行動に応じて付与される値を示し、所定のアルゴリズムに従って算出される。
なお、図6〜12に示すデータの構成は、あくまでも一例である。したがって、情報提供サーバ100及び情報管理サーバ200は、これらの図とは異なる形式のテーブルによってデータを管理してもよい。また、図6〜12に例示されたフィールドのデータは、情報提供サーバ100と情報管理サーバ200のいずれに記憶されていてもよいし、双方に記憶されていてもよい。
(3)動作
本実施形態において、医師による診察を希望するユーザは、はじめに診察日時を予約する。情報管理サーバ200は、ユーザからの予約を受け付けると予約情報を生成し、これを予約情報テーブル(図6)に記録する。このとき、情報管理サーバ200は、他の予約情報と重複しない予約コードを予約情報に割り当てる。また、このときユーザは、予約情報テーブルの生成に必要な情報を医療施設に提供する。
その後、ユーザは、予約日時が近づくと、医療施設を訪問する。ユーザは、医療施設に到着したら受付手続を済ませる。受付手続は、例えば、ユーザが受付において診察券を提示することによって行われる。医療従事者は、受付端末400を用いて予約情報を参照することが可能である。受付端末400は、例えば、診察券を機械的に読み取ることによってユーザの予約情報を照合する。医療従事者は、当該ユーザの予約が確認できたら、携帯端末500を貸与する。あるいは、医療従事者は、ユーザ個人の携帯端末500に携帯端末IDを割り当てる作業を行う。
受付端末400は、受付手続が終了したら予約情報を更新する。具体的には、受付端末400は、該当するレコードの来院フラグを「0」から「1」に書き換える。情報提供サーバ100は、優先順位の算出に際しては、来院フラグが「1」である予約情報のみを対象とする。
一方、ユーザは、受付手続の終了後は、携帯端末500を携帯していれば所定の場所に留まり続ける必要はなく、医療施設内(及びその周囲)を自由に移動してよい。携帯端末500は、ユーザに携帯されている間、現在位置を表す位置情報を繰り返し(望ましくは定期的に)情報提供サーバ100に送信する。例えば、携帯端末500は、1分間隔で位置情報を送信する。
また、携帯端末500は、センサ情報を位置情報とともに情報提供サーバ100に送信する。携帯端末500は、特定の時点におけるセンサの出力値だけでなく、一定の期間(例えば、数秒〜数十秒)における出力値(すなわち出力値の履歴)を送信してもよい。
情報提供サーバ100は、携帯端末500から位置情報及びセンサ情報を受信すると、患者位置テーブルを更新する。例えば、情報提供サーバ100は、センサ情報が表すユーザの変位を所定の閾値と比較し、変位が閾値以上であれば「第1の動作状態(例えば移動中)」、閾値未満であれば「第2の動作状態(例えば停止中)」と判断する。なお、ユーザの動作状態(移動又は停止)の具体的な判断手法は、特に限定されず、周知のいずれの手法が用いられてもよい。
また、情報提供サーバ100は、所定のタイミング(例えば、予約日時の30分前)で事前通知を携帯端末500に送信する。情報提供サーバ100は、事前通知を送信したら、事前通知テーブルに送信日時と送信フラグの値を書き込む。なお、情報提供サーバ100は、順番待ちしているユーザの人数が所定の閾値(例えば、5人)以下になったタイミングで事前通知を携帯端末500に送信してもよい。
図13は、事前通知の表示例を示す図である。携帯端末500は、このような画面を表示し、ユーザに所定の場所(目的地)への移動を促す。この例において、携帯端末500は、予約情報に従い、予約日時、診療科、担当医師及び診察場所を表示する。また、携帯端末500は、ボタンB1を表示する。
ユーザがボタンB1を選択する操作(画面のタップ、所定のボタンの押下など)を行うと、携帯端末500は、ユーザが事前通知を確認したことを情報提供サーバ100に通知する。この通知のことを、以下においては「確認通知」という。携帯端末500は、所定のデータ(以下「確認情報」という。)を情報提供サーバ100に送信することで確認通知を実現する。このとき、携帯端末500は、位置情報及びセンサ情報を確認情報とともに送信する。情報提供サーバ100は、これらのデータを受信すると、事前通知テーブル、呼び出しテーブル及び優先順位テーブルを更新する。
図14、15は、情報提供サーバ100が実行する処理を例示するフローチャートである。図14は、事前通知テーブル及び呼び出しテーブルの書き込みに関する処理を示すフローチャートである。また、図15は、優先順位テーブルの書き込み(特に、優先順位の判定方法)に関する処理を示すフローチャートである。以下においては、図14に示す処理を「第1の処理」といい、図15に示す処理を「第2の処理」という。
第1の処理において、情報提供サーバ100は、事前通知を送信すべきユーザが存在するか否かを判断する(ステップSA1)。情報提供サーバ100は、例えば、予約情報(特に予約日時)を参照することによってこの判断を実行可能である。情報提供サーバ100は、所定の時間間隔でステップSA1の判断を繰り返し実行する。
事前通知を送信すべきユーザが存在する場合(ステップSA1:YES)、情報提供サーバ100は、当該ユーザに割り当てられた携帯端末500に事前通知を送信する(ステップSA2)。携帯端末500は、事前通知を受信したら、受信通知を情報提供サーバ100に送信する。なお、受信通知の送信に際して、携帯端末500は、上述した確認通知の場合と異なり、ユーザによる事前通知の確認を要しない。
情報提供サーバ100は、受信通知を受信したか否かを判断する(ステップSA3)。情報提供サーバ100は、受信通知を受信したら(ステップSA3:YES)、事前通知テーブルを更新する(ステップSA5)。このとき、情報提供サーバ100は、送信フラグの値として「1」を書き込む。一方、受信通知を受信できない場合(ステップSA1:NO)、情報提供サーバ100は、送信フラグの値として「0」を書き込むことによって事前通知テーブルを更新し(ステップSA4)、事前通知を再度送信する(ステップSA2)。情報提供サーバ100は、携帯端末500が事前通知を受信するまでステップSA2〜SA4の処理を繰り返す。
情報提供サーバ100は、受信通知を受信したら、さらに確認通知を受信したか否かを判断する(ステップSA6)。情報提供サーバ100は、確認通知を受信したら(ステップSA6:YES)、確認フラグの値として「1」を書き込むことによって事前通知テーブルを更新する(ステップSA7)。
また、情報提供サーバ100は、所定時間の経過後にも確認通知が携帯端末500から送信されなかった場合には(ステップSA6:NO)、確認フラグの値として「0」を書き込むことによって事前通知テーブルを更新する(ステップSA4)。この場合、情報提供サーバ100は、事前通知を再度送信し(ステップSA2)、ユーザに確認を促す。ただし、情報提供サーバ100は、事前通知を複数回送信しなくてもよい。
確認フラグの値が「1」になったら、情報提供サーバ100は、ユーザの行動状態を判定する。情報提供サーバ100は、携帯端末500から確認情報とともに送信された位置情報及びセンサ情報を用いて行動状態を判定する。具体的には、情報提供サーバ100は、センサ情報に基づいてユーザの動作状態、すなわち動きの程度を判断する(ステップSA8)。
情報提供サーバ100は、ユーザの動作状態が第2の動作状態であれば(ステップSA8:YES)、ユーザが所定の施設にいるか否かを位置情報に基づいて判断する(ステップSA9)。情報提供サーバ100は、動作状態が第2の動作状態、すなわちユーザの動きが所定の範囲以下である場合において、さらに位置情報が所定の施設に対応するとき(ステップSA9:YES)、当該ユーザが当該施設に滞在していると判定する。
一方、位置情報があらかじめ登録されたいずれの施設にも対応しない場合(ステップSA9:NO)、情報提供サーバ100は、ユーザが移動中であると判定する。すなわち、情報提供サーバ100は、センサ情報によってユーザが第2の動作状態(換言すれば、動きが少ない状態)であると判断された場合であっても、ユーザの現在位置が特定の施設に該当しなければ、当該ユーザが移動中(移動の途中)であると判定する。
ユーザがいずれかの施設に滞在している場合、情報提供サーバ100は、施設情報テーブルを参照して当該施設の標準滞在時間を特定し、呼び出しテーブルに書き込む(ステップSA10)。また、情報提供サーバ100は、ユーザの現在位置から目的地(診察場所)までの所要移動時間を算出し、呼び出しテーブルに書き込む(ステップSA11)。
一方、ユーザの動作状態が第1の動作状態の場合(ステップSA8:NO)、情報提供サーバ100は、ユーザが移動中であるとみなし、ステップSA10の処理をスキップする。すなわち、このとき情報提供サーバ100は、呼び出しテーブルに標準滞在時間を書き込まずに、所要移動時間のみを書き込む(ステップSA11)。情報提供サーバ100は、このようにして呼び出しテーブルに必要なデータを書き込むことができる。
次に、第2の処理(図15参照)においては、情報提供サーバ100は、確認フラグの値を参照し、確認通知を受信したか否かを判断する(ステップSB1)。情報提供サーバ100は、確認フラグが「0」であれば(ステップSB1:NO)、優先度数に「−10」を加算する(ステップSB2)。一方、情報提供サーバ100は、確認フラグが「1」であれば(ステップSB1:YES)、優先度数に値を加算しない。
次に、情報提供サーバ100は、ユーザの行動状態を判断する。すなわち、情報提供サーバ100は、ユーザが施設に滞在している状態であるか否かを判断する(ステップSB3)。情報提供サーバ100は、ユーザが施設に滞在している状態であれば(ステップSB3:YES)、標準滞在時間の逆数を優先度数に加算する(ステップSB4)。例えば、標準滞在時間が「25(分)」であれば、情報提供サーバ100は、優先度数に「0.04(=1/25)」を加算する。さらに、情報提供サーバ100は、所要移動時間の逆数を優先度数に加算する(ステップSB5)。
一方、ユーザの行動状態が移動中の状態であれば(ステップSB3:NO)、情報提供サーバ100は、ステップSB4の処理をスキップしてステップSB5の処理を実行する。
最後に、情報提供サーバ100は、行動状態に応じて求められた優先度数を優先順位テーブルに書き込み、優先順位を設定する(ステップSB6)。例えば、図11に示した呼び出しテーブルに記述されたユーザの優先順位を図15に示したフローチャートに従って算出すると、図12に示した値になる。一例として、患者コードが「0002」であるユーザについて、情報提供サーバ100は、確認フラグが「0」であるため、優先度数に「−10」を加算する。さらに、情報提供サーバ100は、所要移動時間が「20(分)」であるため、優先度数に「0.05」を加算する。この結果、当該ユーザの優先度数は、「−9.95」になる。
図16は、順番情報の表示例を示す図である。呼び出し端末300は、優先順位テーブルに書き込まれたデータに基づき、それぞれのユーザの優先順位を表示する。また、呼び出し端末300は、ボタンB2、B3を表示する。なお、図16に示す例は、図12に示した優先順位テーブルに書き込まれたデータに従って記載されている。
医療従事者は、呼び出し端末300に表示されたユーザのいずれかを選択するとともにボタンB2を選択する。すると、呼び出し端末300は、例えば、選択されたユーザを合成音声によって呼び出す。あるいは、呼び出し端末300は、待合室に設置された電光掲示板に患者コード等を表示させてもよい。また、呼び出し端末300は、医療従事者によってボタンB3が選択されると、事前通知を確認していないユーザに対して事前通知を再度送信する。
この例において、優先順位が最も高いユーザは、患者コードが「0010」のユーザである。呼び出しテーブルを参照すると、このユーザは、予約日時は最も遅いものの、目的地に最も早く着く可能性が高いユーザである。したがって、このユーザを最初に呼び出すと、各ユーザの待ち時間の合計が最も少なくなる可能性が高いといえる。
また、患者コードが「0001」のユーザと「0002」のユーザとを比較した場合、標準滞在時間と所要移動時間とに鑑みると、後者の方が目的地に早く着く可能性もある。しかしながら、このユーザは、確認フラグが「0」であるため、事前通知に気付いてない可能性が高い。そうであるとすると、これらのユーザを比較した場合、患者コードが「0001」のユーザを先に呼び出した方が待ち時間が少なくなる可能性が高い。
なお、医療従事者は、呼び出し端末300に表示された優先順位に必ずしも従わなくてもよい。医療従事者は、優先順位に加え、各ユーザの予約日時や現在位置を総合的に参酌し、呼び出すユーザを自らの判断で決定することが可能である。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限らず、以下の変形例に示す形態でも実施可能である。また、本発明は、複数の変形例を組み合わせてもよい。
(1)変形例1
情報提供装置1は、優先順位を判定する手段をさらに含んでもよい。あるいは、情報提供装置1は、優先順位を判定する手段を備える他の装置から優先順位を受信し、受信した優先情報を用いて順番情報を生成してもよい。
図17は、情報提供装置1aの機能的構成を示すブロック図である。情報提供装置1aは、図1に示す情報提供装置と比較すると、第3の判定手段14を含む点において相違し、その他の点で共通の構成を有する。ここにおいて、第3の判定手段14は、優先順位を判定する手段に相当する。
(2)変形例2
本発明のサービスの提供に際し、予約は必須ではない。例えば、本発明は、ユーザがサービスの提供を予約した順番にではなく、ユーザによるサービスの提供の申し出を受理した順番で事前通知等の処理を実行してもよい。このようにすれば、予約を要しないサービスに対しても本発明が適用可能である。
(3)変形例3
上述したように、本発明は、医療サービス以外のサービスにも適用可能である。例えば、本発明は、娯楽施設のアトラクションにおける順番待ちに対しても利用可能である。また、本発明は、行政サービス(官公庁に対する申請など)、金融サービス(預金の管理、融資など)における順番待ちに対しても利用可能である。
(4)変形例4
本発明の行動状態は、上述した実施形態に例示されたものに限定されない。例えば、情報提供サーバ100は、位置情報の推移に基づき、ユーザの行動状態を目的地に接近している状態と目的地から離れている状態とに分類してもよい。あるいは、情報提供サーバ100は、位置情報の時間変化に基づいてユーザの移動速度を推測し、移動の緩急によって行動状態を区別してもよい。
(5)変形例5
上述した情報提供装置1の機能は、複数の装置の協働によって実現されてもよい。例えば、第1の判定手段11、第2の判定手段12及び通知手段13は、互いに異なる装置によっても実現可能である。
(6)変形例6
本発明は、情報提供装置及び情報提供システムのほか、順番情報を提供する方法、本発明に係る情報提供装置をコンピュータに実現させるためのプログラムなどの形態でも提供され得る。また、本発明に係るプログラムは、記録媒体に記録された形態で提供されてもよいし、ネットワークを介して情報提供装置にダウンロードされる形態で提供されてもよい。
1、1a 情報提供装置
11 第1の判定手段
12 第2の判定手段
13 通知手段
14 第3の判定手段
100 情報提供サーバ
200 情報管理サーバ
300 呼び出し端末
400 受付端末
500 携帯端末
600 通信回線
110、310、510 制御部
120、320、520 記憶部
130、330、530 通信部
340、540 入力部
350、550 出力部
560 センサ部
570 測位部

Claims (8)

  1. サービスの利用に関する複数のユーザへの事前通知を当該複数のユーザのそれぞれが確認したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記複数のユーザのそれぞれの行動状態を当該ユーザの位置を用いて判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段及び前記第2の判定手段による判定結果に基づいて前記複数のユーザに付与された優先順位を含む順番情報を前記サービスの提供者に対して通知する通知手段と
    を備える情報提供装置。
  2. 前記第2の判定手段は、
    前記複数のユーザの位置と、センサによって検知された当該複数のユーザの動きを表すデータとを用いて前記行動状態を判定する
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記第2の判定手段は、
    あるユーザの前記データにより表される動きが所定の範囲以下であり、かつ当該ユーザの位置が所定の施設に対応する場合に、当該ユーザの前記行動状態を当該施設に滞在している状態であると判定する
    請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記施設に応じて設定された滞在時間と、前記ユーザの位置から目的地までの所要時間とを用いて前記優先順位を判定する第3の判定手段を備える
    請求項3に記載の情報提供装置。
  5. 前記第3の判定手段は、
    前記第1の判定手段により前記事前通知を確認していないと判定されたユーザの前記優先順位を下げる
    請求項4に記載の情報提供装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の情報提供装置と、
    前記通知手段により通知された順番情報を表示する表示装置と
    を備える情報提供システム。
  7. コンピュータに、
    サービスの利用に関する複数のユーザへの事前通知を当該複数のユーザのそれぞれが確認したか否かを判定する第1のステップと、
    前記複数のユーザの行動状態を当該複数のユーザの位置を用いて判定する第2のステップと、
    前記第1のステップ及び前記第2のステップにおける判定結果に基づいて前記複数のユーザに付与された優先順位を含む順番情報を前記サービスの提供者に対して通知する第3のステップと
    を実行させるためのプログラム。
  8. サービスの利用に関する複数のユーザへの事前通知を当該複数のユーザのそれぞれが確認したか否かを判定し、
    前記複数のユーザの行動状態を当該複数のユーザの位置を用いて判定し、
    前記事前通知及び前記行動状態の判定結果に基づいて前記複数のユーザに付与された優先順位を含む順番情報を前記サービスの提供者に対して通知する
    情報提供方法。
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