JP2010049374A - 展示案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】来館者の要望に柔軟に対応できる展示案内システムを提供する。
【解決手段】展示品データベース12には、各展示品について、展示位置情報、カテゴリ情報、および鑑賞時間情報が格納されている。ユーザI/F部21は、来館者が希望する鑑賞終了時刻を表す終了時刻情報、および来館者の興味を表す興味情報を取得する。制御部25は、終了時刻情報および興味情報を利用して1または複数の展示品を選択し、選択した展示品に来館者を案内するための案内プランを作成する。展示案内装置20は、案内プランに従って来館者を案内する。
【選択図】図1

Description

本発明は、展示案内システムに係わり、例えば、美術館、博物館等において展示品を紹介するサービスに適用可能である。
従来より、美術館、博物館等において展示品を紹介するシステムが提案されている。例えば、特許文献1に記載の展示会案内システムにおいては、展示会に来場する希望者は、自分の個人端末を用いて、来場者データベースに自身の興味分野等の情報を、ネットワークを会して登録する。来場者データベースは、個人データを受け取ると、来場者を識別するための個人識別IDを生成して個人端末へ送出する。実際に会場へ入場する際に個人識別IDを会場端末から入力すると、来場者データベースから事前登録された情報が検索され、来場者が望む情報を得られる展示コーナーの案内や適切な説明者の情報、また見学順路情報などが会場端末に表示される。
特開2001−273324号公報
従来技術においても、来館者が興味を持っている展示品を選択的に案内することは可能であった。しかし、従来技術においては、来館者が想定する滞在時間を考慮した案内はできなかった。また、来館者の持っている様々な要望に対して木目細かく対応することもできなかった。すなわち、来館者の要望に対して柔軟に対応することが難しかった。
本発明の課題は、来館者の要望に柔軟に対応できる展示案内システムを提供することである。
実施形態の展示案内システムは、各展示品について、展示位置を表す展示位置情報、属するカテゴリを表すカテゴリ情報、および来館者が鑑賞するために割り当てられている時間を表す滞在時間情報を保持する展示品データベースと、来館者が希望する鑑賞終了時刻を表す終了時刻情報、および前記来館者の興味を表す興味情報を取得する取得手段と、前記終了時刻情報および興味情報を利用して前記展示品データベースにアクセスすることにより、1または複数の展示品を選択し、選択した展示品を案内する順序および選択した各展示品を鑑賞するための滞在時間を指示する案内プランを作成する案内プラン作成手段と、前記案内プランに従って前記来館者を案内する案内手段、を備える。
この構成によれば、来館者が希望する鑑賞終了時刻までの間に、来館者が興味を持っている展示品が効率よく案内される。
上記構成のシステムにおいて、前記案内プラン作成手段は、前記終了時刻情報が表す鑑賞終了時刻までの残存時間に応じて前記案内プランを更新するようにしてもよい。この場合、前記案内手段は、更新された案内プランに従って前記来館者を案内する。この構成によれば、案内プランに対して実際の行動が遅延した場合に、残存時間に応じて案内プランが更新される。
開示の展示案内システムは、来館者の要望に柔軟に対応できる。
図1は、実施形態の展示案内システムの構成を示す図である。実施形態の展示案内システム1は、展示情報管理サーバ10および展示案内装置20を備える。展示情報管理サーバ10および展示案内装置20は、相互に情報を送受信することができる。この実施例では、展示情報管理サーバ10および展示案内装置20は、LAN50を利用して相互に情報を送受信する。LAN50は、アクセスポイント51を備え、展示案内装置20は無線リンクを介して最寄のアクセスポイント51に収容される。なお、展示情報管理サーバ10とアクセスポイント51との間は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
展示情報管理サーバ10は、1または複数のコンピュータにより実現される。複数のコンピュータにより実現される場合には、各コンピュータは相互に接続される。展示情報管理サーバ10は、演算部11、展示品データベース12、基本情報データベース13、来館者データベース14を備える。演算部11は、プロセッサおよびメモリを備え、与えられたプログラムを実行することにより、展示案内装置20との間で必要な情報を送受信する。また、演算部11は、展示品データベース12、基本情報データベース13、来館者データベース14へのデータ蓄積および更新を実行する。
展示品データベース12には、図2に示すように、各展示品について、展示位置情報、カテゴリ情報、推薦レベル情報、滞在時間情報、紹介データが格納されている。展示位置情報は、展示品が展示されている位置座標データである。カテゴリ情報は、各展示品が属するカテゴリを表す。図2に示す例では、展示品の作者、展示品が作成された時代に基づいて各展示品のカテゴリが定義されている。なお、定義されるカテゴリは、特に限定されるものではなく、例えば、展示会の開催者が任意に決めることができる。一例としては、作者の師弟関係、対象の種類(風景画、人物画、静物画...)などを定義することができる。なお、各展示品は、複数のカテゴリに属することが可能である。
推薦レベル情報は、各展示品の推薦レベルを表す。推薦レベルは、例えば、展示会の開催者が決める。或いは、推薦レベルは、来館者の支持に応じて決めるようにしてもよい。この場合、たとえば、より多くの来館者が鑑賞した展示品の推薦レベルを高くしてもよいし、来館者の鑑賞時間が長い展示品の推薦レベルを高くするようにしてもよい。
滞在時間情報は、過去に来館した来館者が展示品を鑑賞するためにその展示品の近傍位置に滞在した時間の平均値を表している。なお、各展示品についての各来館者の鑑賞時間は、展示案内装置20により検出される。そして、滞在時間情報は、その検出結果に従って更新される。紹介データは、各展示品を紹介する音声データおよび/または画像データである。なお、紹介データとして、必要に応じて、複数のバージョン(例えば、簡易紹介/詳細説明)が用意される。また、展示品データベース12には、紹介データの格納場所のアドレスのみが登録されるようにしてもよい。
なお、展示情報管理サーバ10は、休憩場所の位置、出入り口の位置なども合わせて管理する。これらの位置情報は、展示品データベース12内に格納されてもよいし、別のデータベースを用いて管理してもよい。
基本情報データベース13には、展示案内に係わる基本情報が格納される。この実施例では、来館者の移動する速度の推定値を表す移動速度データが格納されている。移動速度データは、例えば、成人、老人、子供、車椅子に対して定義されている。移動速度データとしては、例えば、「成人:60m/分」「老人:40m/分」等が定義されている。
来館者データベース14には、各来館者の個人情報が蓄積される。個人情報としては、来館者の氏名(または、会員IDなど)と共に、来館者の興味を表す興味情報が格納され
る。興味情報としては、例えば、興味のある展示品、好きな作者、好きな画風などが登録される。これらの情報は、来館者により入力される。なお、これらの情報は、来館時に入力するようにしてもよいし、事前に入力するようにしてもよい。また、興味情報として、来館者の来館履歴を格納してもよい。来館履歴は、例えば、来館者が過去に鑑賞した展示品を表す。
展示案内装置20は、この実施例では、自ら移動することができるロボットであり、ユーザI/F部21、通信部22、位置検出部23、来館者情報管理部24、制御部25、ロボット位置検出部26、センサ部27、経路制御部28、モータ制御部29、車輪30を備える。
ユーザI/F部21は、来館者の入力を受け付けると共に、来館者に対して情報を出力する。ユーザI/F部21は、例えば、画像情報を提供する表示装置である。この場合、表示装置は、来館者の入力を受け付けるためのタッチパネル機能を備えていることが好ましい。また、ユーザI/F部21は、表示装置に加えて或いは表示装置の代わりに、音声情報を提供するスピーカを備えるようにしてもよい。さらに、ユーザI/F部21は、来館者の音声入力を受け付けるための音声認識機能を備えてもよいし、キーボードを備えるようにしてもよい。なお、ユーザI/F部21は、来館者との対話により来館者から情報を取得する対話機能を備えていることが好ましい。
通信部22は、無線リンクを介して展示情報管理サーバ10との間で情報を送信および受信する。なお、通信プロトコルは特に限定されるものではない。位置検出部23は、展示案内装置20の位置を検出する。展示案内装置20の位置は、例えば、室内GPS機能により検出される。あるいは、カメラを用いて撮影した画像を解析することにより展示案内装置20の位置を検出するようにしてもよい。
来館者情報管理部24は、来館者の個人情報を管理する。来館者の個人情報は、たとえば、ユーザI/F部21を介して入力される。また、展示情報管理サーバ10が備えるデータベース12〜14から読み出した情報を一時的に保持することができる。来館者情報管理部24により管理される個人情報は、例えば、来館者の氏名(または、会員ID)、年齢、来館者が興味を持っている展示内容、以前に来館したときに鑑賞した展示品などである。これらの情報は、ユーザI/F部21を介して入力されるようにしてもよい。さらに、来館者が来館した時刻、来館者が希望する鑑賞終了時刻、各展示品についての滞在時間、来館者の疲労度、現在位置(座標または展示品名)なども合わせて管理される。
制御部25は、展示案内装置20の各機能ユニットを制御すると共に、来館者を案内するための案内プランを作成する。制御部25は、案内プランを作成するために、経路管理部、展示品選択部、順路生成部、時間計測部、時間管理部を備える。経路管理部は、館内の経路を表す経路情報を管理する。展示品選択部は、来館者が希望する鑑賞終了時刻および来館者の興味を表す興味情報に基づいて、全展示品の中からその来館者を案内すべき1または複数の展示品を選択する。順路生成部は、展示情報管理サーバ10が備えるデータベース12〜14に格納されている情報を利用して、選択された展示品を順番に案内するための順路を決定する。時間計測部は、時刻を計時する。時間管理部は、鑑賞終了時刻までの残存時間を計算する。
ロボット位置検出部26は、位置検出部23とは異なる方法で展示案内装置20の位置を検出する。すなわち、ロボット位置検出部26は、例えば、館内の床に配置されている多数の識別チップを検知することにより、展示案内装置20の位置を検出する。或いは、ロボット位置検出部26は、予め決められた待機位置から車輪30の累積回転数をカウントし、そのカウント値に基づいて展示案内装置20の位置を検出するようにしてもよい。
なお、展示案内装置20は、位置検出部23またはロボット位置検出部26のいずれか一方のみを備える構成であってもよい。
センサ部27は、車輪30の回転数および車輪30の角度などを検出する。経路制御部28は、センサ部27の出力を参照し、制御部25によって決定された順路に沿って展示案内装置20を走行させるように、モータ制御部29に指示を与える。モータ制御部29は、経路制御部28から受け取る指示に従って、走行用モータおよび操舵用モータを駆動する。
図3は、実施形態の展示案内方法を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、来館者が来館して実施形態の展示案内サービスを受ける旨の要求を入力したときに実行される。展示案内サービスを受ける旨の要求は、展示情報管理サーバ10または展示案内装置20に入力される。
ステップS1では、来館情報を取得する。来館情報は、例えば、ユーザI/F部21を利用して来館者により入力される。来館情報は、この実施例では、来館者の氏名(または会員ID)、年齢、興味情報、希望する鑑賞終了時刻等である。興味情報は、上述したように、好きな作者、好きな画風、興味のある展示品などが入力される。来館情報は、来館者情報管理部24に書き込まれる。
ステップS2では、入力された来館情報を展示情報管理サーバ10に送信し、来館者データベース14に格納されている情報と照合する。これにより、来館者が過去に来館したことがあるか否かをチェックする。そして、過去に来館したことがある来館者であれば、先の来館時に収集した情報を来館者データベース14から読み出す。この場合、例えば、この来館者が過去のどのような展示品を鑑賞したのかが確認される。また、来館者の年齢に基づいて、基本データベース13から移動速度データが読み出される。
ステップS3では、来館者を案内すべき案内プランを作成する。案内プランは、この実施例では、以下のようにして作成される。
(1)入力された興味情報を利用して展示品データベース12のカテゴリ情報をサーチし、来館者が興味を持っていると推定される展示品を選択する。たとえば、興味情報として「作者=AAA」が入力された場合には、展示品001、002が選択される。また、興味情報として「作者=AAA」「1980年代」が入力された場合は、展示品001、002、004が選択される。そして、選択した展示品に対して優先順位が設定される。例えば、「作者=AAA」「1980年代」が入力されて展示品001、002、004が選択された場合は、2つの条件を満たしている展示品001に対して最も高い優先順位が与えられる。また、展示品の優先順位は、展示品データベース12に登録されている推薦レベル情報を考慮するようにしてもよい。
(2)現在時刻および鑑賞終了時刻から「総滞在時間」を算出する。
(3)優先順位の高い展示品から順番に、個々の展示品に対して設定されている「滞在時間」を累積的に加算してゆく。「滞在時間」は、展示品データベース12から読み出される。この処理は、加算結果が「滞在時間」に達したときに終了する。この実施例では、優先順位の高いN個の展示品についての「滞在時間」を加算したときに、その累積加算値が「総滞在時間」に達したものとする。
(4)上記(3)で得られたN個の展示品を、予め決められている館内の経路に沿って並べ替える。
(5)上記(4)で並べ替えられた展示品間の移動時間をそれぞれ算出する。展示品間の移動時間は、各展示品の位置および来館者の移動速度データに基づいて算出される。各
展示品の位置は、展示品データベース12に格納されている。また、来館者の移動速度データは、来館者の年齢に基づいて基本データベース13から読み出される。
(6)上記(3)で得られる「滞在時間の加算結果」に上記(5)で得られる各「移動時間」を加算した結果が「総滞在時間」以内に納まるように、上述したN個の展示品の中から優先順位の低い展示品を除外してゆく。
(7)上記(6)により得られるM個の展示品を館内の経路に沿って順番に鑑賞する順路を設定する。
このように、ステップS3では、鑑賞終了時刻および興味情報に基づいて展示品が選択され、選択した展示品を案内する順路を示す案内プランが作成される。このとき、選択された各展示品に対して割り当てる時間(すなわち、展示品ごとの滞在時間)は、展示品データベース12に登録されている「滞在時間」が使用される。ただし、この滞在時間はデフォルト値であり、来館者の興味情報等によってその長さを変えるようにしてもよい。例えば、来館者が興味を持っている作者の展示品に対してはデフォルト値よりも長い時間を割り当て、来館者の興味が比較的低い展示品に対してはデフォルト値よりも短い時間を割り当てるようにしてもよい。
ステップS4では、案内情報に従って、来館者を最初の展示品に案内する。すなわち、展示案内装置20は、最初の展示品の展示位置まで移動する。展示品の展示位置は、展示品データベース12から取得する。また、展示案内装置20の移動速度は、来館者の年齢に応じて基本情報データベース13から抽出された値である。
ステップS5では、展示品についての説明を行う。展示品を説明するための画像データ及び/又は音声データは、展示品データベース12から取得する。このとき、デフォルト値よりも長い滞在時間が割り当てられている場合には、より詳細な説明を行ったり、あるいは、例えば「しばらくごゆっくり鑑賞下さい。」等のメッセージを出力してもよい。また、来館者に対して展示品に興味を持ったか否か、および他に希望があるか等の質問をする。この質問に対する来館者の応答は、来館者データベース14に蓄積されると共に、必要に応じて案内プランを修正するために使用される。
ステップS6では、ステップS3において選択したすべての展示品について説明が終了しているか否かをチェックする。そして、すべての展示品についての説明が終了していなければ、ステップS7に進む。
ステップS7〜S8では、案内プランを変更する必要があるか否かをチェックする。具体的には、まず、来館者が滞在可能な「残り時間」を計算する。この「残り時間」は、現在時刻と鑑賞終了時刻との差分により算出される。また、これから案内しようとする各展示品のために想定している「想定案内時間」を計算する。この「想定案内時間」は、案内しようとする各展示品の「滞在時間」およびそれら展示品間の移動時間に基づいて算出される。そして、「残り時間」と「想定案内時間」とを比較する。このとき、「残り時間」が「想定案内時間」以上であれば、案内プランを修正する必要がないと判断し、ステップS4に戻る。一方、「残り時間」が「想定案内時間」よりも短い場合は、案内プランを修正する必要があると判断し、ステップS11へ進む。
このように、実施形態の展示案内方法では、1つの展示品についての説明が終わるごとに、作成した案内プランを変更する必要があるか否かのチェックが行われる。そして、案内プランを修正する必要がなければ、選択されたすべての展示品についての説明が終了するまで、ステップS4〜S8が繰り返し実行される。
ステップS11〜S13では、案内プランを修正する。具体的には、例えば、来館者が来館時に入力した興味情報に基づいて、優先順位の低い展示品についての滞在時間(すなわち、説明時間)を短くしたり、或いは優先順位の低い展示品を案内対象から除外する。優先順位の低い展示品を案内対象から除外した場合には、展示品間の移動時間が再計算される。これにより、「想定案内時間」が「残り時間」以下になるように、案内プランが修正される。
ステップS14では、案内プランを変更した旨を来館者に通知し、来館者の応答を受け付ける。このとき、来館者に疲労度を問い合わせるようにしてもよい。このとき、来館者が案内プランの変更に同意すれば、ステップS4に進み、修正された案内プランに従って案内を継続する。
一方、来館者が案内プランに同意しない場合は、ステップS15において、その来館者に対して鑑賞を希望する展示品を問い合わせる。また、来館者の疲労度も合わせて確認するようにしてもよい。そして、来館者が鑑賞を希望する展示品を含む案内プランを作成する。このとき、来館者の疲労度が高ければ、休憩所で休憩する時間も含めて案内プランが作成される。そして、新たな案内プランに含まれる各展示品についての滞在時間の合計時間を計算する。なお、案内プランが休憩を含む場合には、所定の休憩時間(例えば、5分)も加算される。
ステップS16では、ステップS15で得られる合計時間に、展示品間の移動時間が加算される。案内プランが休憩を含む場合には、展示品と休憩所との間の移動時間も加算される。これらの計算においては、来館者の移動速度データが参照される。そして、ステップS17において、新たな案内プランに要する時間が「残り時間」よりも短くなるかチェックする。新たな案内プランに要する時間が「残り時間」よりも長ければ、ステップS15に戻って、さらに別の案内プランを作成する。新たな案内プランに要する時間が「残り時間」以下であれば、ステップS14に戻って来館者の承認を求める。
なお、選択したすべての展示品についての説明が終了した場合には(ステップS6:Yes)、ステップS21において、来館者を出口に誘導する。すなわち、展示案内装置20は、出口に移動する。このとき、展示案内装置20は案内中に収集した情報を展示情報管理サーバ20に送信し、展示情報管理サーバ20は受信した情報に従ってデータベース12〜14を更新する。例えば、来館者が各展示品を鑑賞した時間を計測した場合には、その計測時間に従って、展示品データベース12の「滞在時間」が更新される。また、展示情報関しサーバ10は、各展示品の滞在時間に基づいて来館者の興味を分析し、その来館者の個人情報として来館者データベース14に格納するようにしてもよい。
このように、実施形態の展示案内方法においては、来館者の滞在予定時間および興味に応じて案内プランを作成し、その案内プランに従って来館者を展示品に案内する。したがって、来館者は、自分の興味に係わる展示品を効率よく鑑賞することができる。
また、案内プランに対して遅延が生じた場合には、来館者が特に鑑賞したいと思っている展示品を優先して案内するように修正された案内プランが提案される。すなわち、案内プランは、実際の進行状況に応じて柔軟に修正される。したがって、来館者は、特に鑑賞したいと思っている展示品を見逃すことなく、滞在予定時間内に効率よく必要は展示品を鑑賞することができる。
なお、展示案内装置20は、来館者が各展示品に対してどの程度の興味も持ったのかをモニタすることもできる。この場合、展示案内装置20は、I/F部21を利用して来館者と対話することにより、来館者の興味度をモニタするようにしてもよい。また、I/F
部20は、展示品の説明を停止する指示を受け付ける機能、あるいは展示品の説明の途中で次の展示品を鑑賞したい旨の指示を受け付ける機能を備えているものとする。この場合は、来館者の興味度を間接的にモニタすることができる。
上述の実施例では、図3に示すフローチャートの処理は、基本的には、展示案内装置20により実行されるが、これに限定されるものではない。すなわち、展示情報管理サーバ10が一部の処理を実行するようにしてもよい。例えば、展示情報管理サーバ10が来館者の入力に応じて案内プランを作成し、展示案内装置20がその案内プランに従って来館者を案内するようにしてもよい。
また、上述の実施例では、展示案内装置20は、自ら移動するための機能を備えているが、この機能は必須ではない。すなわち、展示案内装置20は、携帯端末装置などの来館者が持ち運べる機器であってもよい。この場合、展示案内装置20は、図1に示す基本システムを備えていればよく、付加システムを備える必要はない。また、展示案内装置20は、例えば、館内の経路を表す地図情報を表示しながら来館者を案内する。
さらに、展示案内装置20は、展示会の開催者が用意する専用端末であってもよいし、来館者の携帯端末であってもよい。後者の場合、例えば、図3に示すフローチャートの処理を記述したプログラムが来館者の携帯端末にダウンロードされる。
図4は、実施形態の展示案内装置20に係わるハードウェア構成を示す図である。図4において、CPU101は、メモリ103を利用して展示案内プログラムを実行する。記憶装置102は、例えばハードディスクであり、展示案内プログラムを格納する。なお、記憶装置102は、外部記録装置であってもよい。メモリ103は、例えば半導体メモリであり、RAM領域およびROM領域を含んで構成される。
読み取り装置104は、CPU101の指示に従って可搬型記録媒体105にアクセスする。可搬性記録媒体105は、例えば、半導体デバイス(PCカード等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体、光学的作用により情報が入出力される媒体を含むものとする。通信インタフェース106は、CPU101の指示に従って、ネットワークを介してデータを送受信する。入出力装置107は、この実施例では、表示装置、ユーザからの指示を受け付けるデバイス等に相当する。
実施形態に係わる展示案内プログラムは、例えば、下記の形態で提供される。
(1)記憶装置102に予めインストールされている。
(2)可搬型記録媒体105により提供される。
(3)展示情報管理サーバ10または他のプログラムサーバ110からダウンロードする。
そして、上記構成のコンピュータで展示案内プログラムを実行することにより、実施形態に係わる展示案内装置が実現される。
上述の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
各展示品について、展示位置を表す展示位置情報、属するカテゴリを表すカテゴリ情報、および来館者が鑑賞するために割り当てられている時間を表す滞在時間情報を保持する展示品データベースと、
来館者が希望する鑑賞終了時刻を表す終了時刻情報、および前記来館者の興味を表す興味情報を取得する取得手段と、
前記終了時刻情報および興味情報を利用して前記展示品データベースにアクセスすることにより、1または複数の展示品を選択し、選択した展示品を案内する順序および選択し
た各展示品を鑑賞するための滞在時間を指示する案内プランを作成する案内プラン作成手段と、
前記案内プランに従って前記来館者を案内する案内手段、
を備える展示案内システム。
(付記2)
付記1に記載の展示案内システムであって、
各展示品についての来館者の滞在時間を検出する検出手段をさらに備え、
前記展示品データベースは、前記検出手段による検出結果に応じて前記滞在時間情報を更新する
ことを特徴とする展示案内システム。
(付記3)
付記1に記載の展示案内システムであって、
前記展示品データベースは、各展示品についてさらに推薦レベルを表す推薦レベル情報を保持し、
前記案内プラン作成手段は、前記推薦レベル情報に応じて前記案内プランを作成する
ことを特徴とする展示案内システム。
(付記4)
付記1に記載の展示案内システムであって、
前記案内プラン作成手段は、前記終了時刻情報が表す鑑賞終了時刻までの残存時間に応じて前記案内プランを更新し、
前記案内手段は、更新された案内プランに従って前記来館者を案内する
ことを特徴とする展示案内システム。
(付記5)
付記1に記載の展示案内システムであって、
来館者と対話する対話手段をさらに備え、
前記案内プラン作成手段は、前記対話手段が取得した来館者の要望に応じて前記案内プランを更新し、
前記案内手段は、更新された案内プランに従って前記来館者を案内する
ことを特徴とする展示案内システム。
(付記6)
付記1に記載の展示案内システムであって、
来館者の移動速度を推定する推定手段をさらに備え、
前記案内プラン作成手段は、前記推定手段により推定された移動速度に応じて前記案内プランを作成する
ことを特徴とする展示案内システム。
(付記7)
付記1に記載の展示案内システムにおいて使用される展示案内装置であって、
前記展示案内装置の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段により検出される位置および前記案内プランに従って前記展示案内装置を移動させる移動手段、
を備える展示案内装置。
(付記8)
付記1に記載の展示案内システムにおいて使用される展示案内装置であって、
前記展示案内装置の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段により検出される位置を利用して前記案内プランに係わる画像データまたは音声データの少なくとも一方を出力する出力手段、
を備える展示案内装置。
(付記9)
来館者が希望する鑑賞終了時刻を表す終了時刻情報、および前記来館者の興味を表す興味情報を取得し、
前記終了時刻情報および興味情報を利用して、各展示品について展示位置を表す展示位置情報、属するカテゴリを表すカテゴリ情報、および来館者が鑑賞するために割り当てられている時間を表す滞在時間情報を保持する展示品データベースにアクセスすることにより、1または複数の展示品を選択し、
選択した展示品を案内する順序および選択した各展示品を鑑賞するための滞在時間を指示する案内プランを作成し、
前記案内プランに従って来館者を案内する
ことを特徴とする展示案内方法。
実施形態の展示案内システムの構成を示す図である。 展示品データベースの実施例である。 実施形態の展示案内方法を示すフローチャートである。 展示案内装置の要部のハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
1 展示案内システム
10 展示情報管理サーバ
11 演算部
12 展示品データベース
13 基本情報データベース
14 来館者データベース
20 展示案内装置
21 ユーザI/F部
22 通信部
23 位置検出部
24 来館者情報管理部
25 制御部

Claims (3)

  1. 各展示品について、展示位置を表す展示位置情報、属するカテゴリを表すカテゴリ情報、および来館者が鑑賞するために割り当てられている時間を表す滞在時間情報を保持する展示品データベースと、
    来館者が希望する鑑賞終了時刻を表す終了時刻情報、および前記来館者の興味を表す興味情報を取得する取得手段と、
    前記終了時刻情報および興味情報を利用して前記展示品データベースにアクセスすることにより、1または複数の展示品を選択し、選択した展示品を案内する順序および選択した各展示品を鑑賞するための滞在時間を指示する案内プランを作成する案内プラン作成手段と、
    前記案内プランに従って前記来館者を案内する案内手段、
    を備える展示案内システム。
  2. 請求項1に記載の展示案内システムであって、
    前記案内プラン作成手段は、前記終了時刻情報が表す鑑賞終了時刻までの残存時間に応じて前記案内プランを更新し、
    前記案内手段は、更新された案内プランに従って前記来館者を案内する
    ことを特徴とする展示案内システム。
  3. 請求項1に記載の展示案内システムにおいて使用される展示案内装置であって、
    前記展示案内装置の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出される位置および前記案内プランに従って前記展示案内装置を移動させる移動手段、
    を備える展示案内装置。
JP2008211316A 2008-08-20 2008-08-20 展示案内システム Withdrawn JP2010049374A (ja)

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