JP2018055554A - 在宅医療訪問スケジューリング装置、在宅医療訪問スケジューリング方法、およびプログラム - Google Patents

在宅医療訪問スケジューリング装置、在宅医療訪問スケジューリング方法、およびプログラム Download PDF

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泰充 伊藤
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Abstract

【課題】患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定する。【解決手段】在宅医療訪問スケジューリング装置は、2以上の各患者を識別する患者識別子と2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部と、患者識別子と患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部と、2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する決定部と、決定部が決定した訪問スケジュール情報を訪問スケジュール情報格納部に蓄積する蓄積部とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、在宅医療の訪問スケジュールを決定する在宅医療訪問スケジューリング装置等に関するものである。
従来、介護サービス利用者の所在場所までの移動時間が最小の介護ヘルパーに訪問介護を割り付けることにより、業務の軽減及び訪問作業の効率化を図る、訪問介護業務表の作成システムが存在した(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−91525号公報(第1頁、第1図等)
しかし、従来技術では、患者のスケジュールと患者の住所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定することができなかった。
本第一の発明の在宅医療訪問スケジューリング装置は、2以上の各患者を識別する患者識別子と当該2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部と、患者識別子と患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部と、2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する決定部と、決定部が決定した訪問スケジュール情報を訪問スケジュール情報格納部に蓄積する蓄積部とを具備する在宅医療訪問スケジューリング装置である。
かかる構成により、患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できる。その結果、患者主体の在宅医療が可能となる。
また、本第二の発明の在宅医療訪問スケジューリング装置は、第一の発明に対して、医療報酬に関する情報である医療報酬関連情報が格納される医療報酬関連情報格納部をさらに具備し、決定部は、2以上の患者情報と医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が予め決められた条件を満たすように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する在宅医療訪問スケジューリング装置である。
かかる構成により、医療報酬に関する制約を満たすスケジュールが行える。
また、本第三の発明の在宅医療訪問スケジューリング装置は、第二の発明に対して、医療報酬関連情報は、医療報酬に関する条件に関する情報であり、決定部は、2以上の患者情報と医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が減額されないように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する在宅医療訪問スケジューリング装置である。
かかる構成により、医療報酬を大きくするという制約を満たすように(例えば、医療報酬が減額されないように)スケジュールが行える。
また、本第四の発明の在宅医療訪問スケジューリング装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、訪問スケジュール情報格納部に格納されている2以上の訪問スケジュール情報と患者情報格納部に格納されている2以上の患者情報とが、予め決められた条件を満たすか否かを判断する判断部と、判断部が予め決められた条件を満たさないと判断した場合に、警告を出力する警告出力部とをさらに具備する在宅医療訪問スケジューリング装置である。
かかる構成により、同日に同じ居所の複数の患者が医師の訪問先に割り当てられていることを警告し、訪問スケジュールの変更を促すことができる。
また、本第五の発明の在宅医療訪問スケジューリング装置は、第四の発明に対して、予め決められた条件は、医療報酬に関する条件である在宅医療訪問スケジューリング装置である。
かかる構成により、医療報酬が減額されるような訪問スケジュールの存在を警告し、その変更を促すことができる。
また、本第六の発明の在宅医療訪問スケジューリング装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、医師のスケジュールに関する医師スケジュール情報が格納される医師スケジュール情報格納部をさらに具備し、決定部は、医師スケジュール情報をも用いて、医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する在宅医療訪問スケジューリング装置である。
かかる構成により、患者のスケジュールと患者の居所と医師のスケジュールとを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できる。その結果、例えば、医師の都合も考慮した患者主体の在宅医療が可能となる。
本発明による在宅医療訪問スケジューリング装置によれば、患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できる。
実施の形態における在宅医療支援システムのブロック図 同在宅医療訪問スケジューリング装置のブロック図 同在宅医療訪問スケジューリング装置の動作を説明するフローチャート 同訪問スケジュール決定処理の一例を説明するフローチャート 同患者端末2の動作を説明するフローチャート 同医師端末3の動作を説明するフローチャート 同患者情報のデータ構造図 同医師スケジュール情報のデータ構造図 同訪問スケジュール情報のデータ構造図 同在宅医療訪問スケジューリング装置1による訪問スケジュールの出力例を示す図 同医師端末による訪問スケジュールの出力例を示す図 同患者端末による訪問スケジュールの出力例を示す図 同コンピュータシステムの外観の一例を示す図 同コンピュータシステムの内部構成の一例を示す図
以下、在宅医療訪問スケジューリング装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
本実施の形態において、患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できる在宅医療訪問スケジューリング装置について説明する。
また、本実施の形態において、医療報酬に関する制約を満たすようにスケジュールする(例えば、同日に同じ居所の複数の患者を割り当てない)在宅医療訪問スケジューリング装置について説明する。
また、本実施の形態において、医療報酬を大きくするという制約を満たすように(例えば、医療報酬が減額されないように)スケジュールする在宅医療訪問スケジューリング装置について説明する。
また、本実施の形態において、予め決められた条件を満たさない場合(例えば、同日に同じ居所の複数の患者が医師の訪問先に割り当てられている場合)、警告を出力する在宅医療訪問スケジューリング装置について説明する。
また、本実施の形態において、予め決められた条件は報酬に関する条件である在宅医療訪問スケジューリング装置について説明する。
また、本実施の形態において、医師のスケジュールも考慮してスケジュールする在宅医療支援システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における在宅医療支援システムのブロック図である。この在宅医療支援システムは、在宅医療訪問スケジューリング装置1、2以上の患者端末2、および1以上の医師端末3を備える。
在宅医療訪問スケジューリング装置1は、患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定する装置である。在宅医療訪問スケジューリング装置1は、例えば、在宅医療支援システムを管理する管理者によって操作され得る。管理者とは、例えば、医師が勤務する病院の職員であるが、医師本人でもよい。在宅医療訪問スケジューリング装置1は、通常、病院の端末であるが、例えば、この在宅医療支援システムを管理する会社のサーバ、またはインターネット上のクラウドサーバなどでもよく、そのタイプや所在は問わない。
2以上の各患者端末2(以下、単に患者端末2と記す場合がある)は、患者によって使用される端末である。患者端末2は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、有線または無線の通信回線などを介して、在宅医療訪問スケジューリング装置1と通信可能に接続される。患者端末2は、例えば、患者が携帯可能な携帯端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC等)であるが、患者の居所(自宅や介護施設等)に設置された据え置き型のPCなどでもよく、そのタイプや所在は問わない。
1以上の各医師端末3(以下、単に医師端末3と記す場合がある)は、医師によって使用される端末である。医師端末3もまた、ネットワーク、通信回線などを介して、在宅医療訪問スケジューリング装置1と通信可能に接続される。医師端末3は、例えば、医師が携帯可能な携帯端末であるが、医師の居所(病院や自宅等)に設置された据え置き型のPCなどでもよく、そのタイプや所在は問わない。
図2は、在宅医療訪問スケジューリング装置1のブロック図である。在宅医療訪問スケジューリング装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、患者情報格納部111、医師スケジュール情報格納部112、医療報酬関連情報格納部113、および訪問スケジュール情報格納部114を備える。処理部13は、決定部131、蓄積部132、および判断部133を備える。出力部14は、警告出力部141を備える。
格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する患者スケジュール情報、医師スケジュール情報、医療報酬関連情報、訪問スケジュール情報、各種の制約情報などである。また、格納部11には、患者端末2を識別する端末識別子、医師端末3を識別する端末識別子なども格納される。この種の端末識別子は、例えば、MACアドレス、IPアドレスなどであるが、各端末を識別し得る情報であれば種類は問わない。また、格納部11には、担当情報も格納される。担当情報とは、医師が担当する1以上の患者に関する情報である。担当情報は、例えば、医師識別子と2以上の患者識別子との対を、1以上、有する。なお、医師識別子、患者識別子については後述する。また、担当情報のデータ構造は問わない。
患者情報格納部111には、2以上の患者情報が格納される。患者情報とは、患者に関する情報である。2以上の各患者情報(以下、単に患者情報と記す場合がある)は、例えば、患者識別子と、居所情報と、患者スケジュール情報とを有する。患者識別子とは、患者を識別する情報である。患者識別子は、例えば、患者名(例えばAA,BB,…等)、ID(例えば1,2,…等の番号)等であるが、患者を識別し得る情報であれば何でもよい。居所情報とは、患者の居所に関する情報である。居所は、例えば、患者の自宅、患者が入所している介護等の施設である。居所情報は、例えば、住所、施設名等であるが、患者の居所を特定可能な情報であれば何でもよい。また、患者情報のデータ構造は問わない。
患者スケジュール情報とは、患者のスケジュールに関する情報である。患者スケジュール情報は、通常、患者が在宅医療を受け得る日時を特定可能な情報を含む。日時とは、日付および時刻である。日付とは、年月日である。日付は、例えば、“2016年8月1日”、“2016年8月5日”、…といった日付それ自体でもよいが、カレンダー情報を用いて日付を特定し得る情報であればよい。カレンダー情報とは、日付と曜日との対応を示す情報である。カレンダー情報を用いて日付を特定し得る情報とは、例えば、“月曜日と金曜日”のように、毎週の特定の曜日を示す情報、または、“第1週と第3週の月曜日”のように、毎月の特定の週の特定の曜日を示す情報などである。処理部13は、例えば、2016年8月のカレンダー情報と“月曜日と金曜日”とから、“2016年8月1日”、“2016年8月5日”、…といった日付を特定することができる。時刻は、通常、時分であるが、分は省略してもよいし、秒まで含んでもよい。なお、日時に関する上記事項は、後述する医師スケジュール情報や訪問スケジュール情報が有する日時についても当てはまる。在宅医療を受け得る日時を特定可能な情報とは、在宅医療を受け得る日時を示す情報でもよいし、在宅医療を受け得ない日時を特定可能な情報でもよいし、在宅医療以外の予定(例えば、家事、外出、来客等)の日時を示す情報であってもよい。
患者スケジュール情報は、例えば、患者識別子、および、日時と予定識別子との対の集合を有する。医師識別子は、医師を識別する情報(例えばaa,bb,…等)である。日時は、例えば、在宅医療を希望する日時、または在宅医療以外の予定がある日時である。日時は、開始日時を有し、通常、終了日時、または開始から終了までの時間をさらに有する。つまり、日時は、期間または時間帯と言い換えてもよく、例えば、“9時半〜10時”、“10時から1時間”等であるが、その表現形式は問わない。予定識別子とは、通常、上例のような各種の予定を識別する情報(例えば、“在宅医療希望”,“家事”,“来客”,“外出”,…等)であるが、何の予定もないことを示す予定識別子(例えば“予定なし”等)もあってよい。ただし、患者スケジュール情報のデータ構造は問わない。
医師スケジュール情報格納部112には、1以上の医師スケジュール情報が格納される。医師スケジュール情報とは、医師のスケジュールに関する情報である。医師スケジュール情報は、医師が在宅医療を行い得る日時を特定可能な情報を含む。在宅医療を行い得る日時を特定可能な情報とは、在宅医療を行い得る日時を示す情報でもよいし、在宅医療以外の医師業務(例えば、外来診察、手術等の院内医療、会議出席、出張など)を行う日時(つまり、在宅医療を行えない日時)を示す情報であってもよい。医師スケジュール情報格納部112には、在宅医療を行えない日時を基に、在宅医療を行い得る日時を取得してもよい。
1以上の各医師スケジュール情報(以下、単に医師スケジュール情報と記す場合がある)は、医師識別子、および1以上の日時を有する。医師スケジュール情報は、例えば、医師識別子、および、日時と業務識別子との対の集合を有していってもよい。医師識別子は、医師を識別する情報(例えば、aa,bb,…等)である。日時は、上述したように、開始日時を有し、通常、終了日時、または開始から終了までの時間をさらに有する。業務識別子とは、上例のような各種の医師業務を識別する情報(例えば、“在宅医療”,“外来診察”,…等)である。ただし、医師スケジュール情報のデータ構造は問わない。
医療報酬関連情報格納部113には、医療報酬関連情報が格納される。医療報酬関連情報とは、医療報酬に関する情報である。本実施の形態でいう医療報酬とは、医師が2以上の各患者の居所を訪問し、在宅医療を行ったことに対する報酬である。医療報酬関連情報は、例えば、制約情報を含む。制約情報とは、例えば、医師が患者を訪問する訪問日と患者の居所との関係に関する制約を示す情報である。制約とは、例えば、医師が同日に同じ居所の複数の患者を訪問しないこと、医師が同日に訪問する同一居所の患者の数を上限以下またはより少なくすること、などである。同じ居所とは、例えば、同じ家、同じマンション、同じ施設などである。同一居所の患者とは、例えば、同じ建物に住んでいる患者、同じ施設に入所している患者などである。
また、医療報酬関連情報は、例えば、かかる制約に反した場合における医療報酬の減額に関する情報をも含む。減額とは、医師が同日に同じ居所の複数の患者を訪問した場合における訪問費(患者一人当たりの訪問費、または当該複数の患者の人数分の訪問費の合計)を「対応情報に記載の額に減額する」等であってもよい。対応情報とは、患者数と医療報酬との対応を示す情報である。患者数とは、医師が同日に訪問する同一居所の患者の数である。制約情報は、例えば、かかる患者数の上限を示す情報でもよい。
医療報酬関連情報は、例えば、医療報酬が減額されないための条件に関する情報であることは望ましい。また、医療報酬関連情報は、例えば、医療報酬が増額されるための条件に関する情報であることは、より望ましい。ただし、医療報酬関連情報のデータ構造や内容は問わない。
なお、格納部11には、上記のような医療報酬関連情報に含まれる制約情報(以下、医療報酬に関する制約情報と記す場合がある)以外の制約情報も格納されてよい。医療報酬に関する制約情報以外の制約情報とは、例えば、人数に関する制約情報、距離に関する制約情報、経路に関する制約情報などである。
人数に関する制約情報とは、患者の人数に関する制約を示す情報である。人数に関する制約情報は、例えば、一の医師が一定期間に訪問する患者の人数に関する制約を示す情報であってもよい。一定期間とは、例えば、1時間、半日(午前中または午後)、一日などであるが、その長さは問わない。人数に関する制約は、特定の人数への制約でもよいし、上限人数または下限人数のうち1種類以上の人数を有する制約でもよい。人数に関する制約情報は、例えば、「30分に一人」、「1時間に2人まで」、「半日で4人以上」、「一日で8人以上12人以下」等であるが、これに限らない。
距離に関する制約情報とは、2以上の患者の居所間の距離に関する制約を示す情報である。居所間の距離に関する制約は、例えば、居所間の移動に要する時間(以下、移動時間と記す場合がある)に関する制約であってもよい。通常、移動時間に関する制約は上限距離を有し、移動時間に関する制約情報は上限時間を有する。距離に関する制約情報は、例えば、「居所間の距離が2km以下または未満」、「移動時間が15分以下または未満」等であるが、これに限らない。
経路に関する制約情報とは、2以上の患者の居所を巡る際の経路に関する制約を示す情報である。経路に関する制約は、例えば、経路の選択に関する制約であってもよい。経路の選択に関する制約は、例えば、「距離が最短の経路を選択する」、「移動時間が最短の経路を選択する」、「有料道路を通らない経路を選択する」、等であるが、これに限らない。
なお、格納部11には、上記のような、距離や移動時間の算出、経路の選択などのための地図情報も格納される。地図情報とは、地図に関する情報である。地図情報は、例えば、2以上の各道路の位置や方向、2以上の交差点の位置、交差点間の距離などを示す情報を有する。また、地図情報には、例えば、建物の位置(座標、住所等)、施設の名称といった情報も含まれていてよい。ただし、地図情報の種類やデータ構造は問わない。
訪問スケジュール情報格納部114には、2以上の訪問スケジュール情報が格納される。訪問スケジュール情報とは、訪問スケジュールに関する情報である。訪問スケジュールとは、一の医師が患者を訪問するスケジュールである。訪問は、同じ居所に居る2以上の患者を訪問する場合も含む。訪問スケジュール情報は、例えば、医師識別子、訪問日時、および1以上の患者識別子を有する。ただし、訪問スケジュール情報のデータ構造は問わない。
訪問スケジュール情報格納部114に格納される2以上の各訪問スケジュール情報(以下、単に訪問スケジュール情報と記す場合がある)は、通常、後述する決定部131が取得した訪問スケジュール情報である。ただし、2以上の訪問スケジュール情報の一部は、後述する受付部12によって受け付けられてもよいし、図示しない外部装置から受信されてもよいし、予め格納されていても構わない。
受付部12は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、前述した患者情報、患者スケジュール情報、医師スケジュール情報、報酬関連情報、訪問スケジュール情報などであってもよい。また、各種の情報には、例えば、出力指示、変更指示といった各種の指示も含まれる。出力指示とは、訪問スケジュール情報の出力の指示である。出力指示は、例えば、医師識別子または患者識別子のうち少なくとも1つの識別子を有していてもよい。変更指示とは、訪問スケジュール情報の変更の指示である。変更指示は、例えば、訪問スケジュール情報のIDと、新たな日時とを有する。
受け付けとは、キーボードやマウスやタッチパネルといった入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線やネットワークを介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
受付部12は、各種の情報を、例えば、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けてもよいし、患者端末2や医師端末3や図示しない外部装置から受信してもよいし、記録媒体から読み出してもよい。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、後述する決定部131、蓄積部132、および判断部133の処理などである。各種の処理には、例えば、受付部12が受け付けた変更指示に応じて、訪問スケジュール情報格納部114に格納さているスケジュール情報を変更する処理なども含まれる。また、処理部13は、フローチャートで説明する各種の判別なども行う。
決定部131は、訪問スケジュールを決定する。詳しくは、決定部131は、患者情報格納部111に格納されている2以上の患者情報を用いて、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する。訪問日時とは、一の医師が患者の居所に行く日時である。
決定部131は、患者情報格納部111に格納されている2以上の患者情報と、医療報酬関連情報格納部113に格納されている医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が予め決められた条件を満たすように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得してもよい。予め決められた条件とは、通常、医療報酬に関する条件である。医療報酬に関する条件は、医療報酬が減額されないための条件であることは望ましい。医療報酬が減額されないための条件は、例えば、医師が同日に訪問する同一居所の患者の数(患者数)に関する条件を含む。患者数に関する条件とは、具体的には、「同日に同じ居所の複数の患者を訪問しない」、「同日に訪問する同一居所の患者数が閾値以下または未満である」等の条件である。
なお、条件を満たすように訪問日時を決定することは、例えば、所定のアルゴリズムで訪問日時を決定した後、条件を満たすか否かを判断し、条件を満たさない場合に訪問日時を変更することも含む。訪問日時を変更することは、例えば、訪問日時を自動的に変更する処理を、条件を満たすまで繰り返すことでもよいし、または、新たな日時を含む変更指示を受け付けることでもよい。
決定部131は、2以上の患者情報と医療報酬関連情報とを用いて、例えば、医療報酬が減額されないように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する。医療報酬が減額されないように訪問日時を決定することは、例えば、医療報酬が減額されないための条件(患者数に関する条件等)を満たすように訪問日時を決定することである。具体的には、決定部131は、例えば、同日に同じ居所の複数の患者を訪問しないように、医師の訪問スケジュールを決定する。または、決定部131は、例えば、同日に訪問する同一居所の患者数が閾値以下または未満となるように、医師の訪問スケジュールを決定してもよい。
なお、医療報酬に関する条件は、医療報酬が増額されるための条件であることはより望ましい。決定部131は、例えば、2以上の患者情報と医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が増額されるように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得してもよい。また、決定部131は、2以上の患者情報および医療報酬関連情報に加えて、医師スケジュール情報格納部112に格納されている医師スケジュール情報をも用いて、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得してもよい。決定部131は、例えば、医師スケジュール情報が有する1以上の日時であり、医師が在宅医療以外の医療業務を行う日時を除いた期間から、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得してもよい。
また、決定部131は、例えば、2以上の患者情報に加えて、医師スケジュール情報、医療報酬関連情報、または医療報酬に関する制約情報以外の制約情報(前述した人数に関する制約情報、距離に関する制約情報、経路に関する制約情報等)のうち1以上の情報をも用いて、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得してもよい。
すなわち、決定部131は、例えば、2以上の患者情報および医師スケジュール情報を用いて、医師が在宅医療を行い得る日時であり、かつ患者が在宅医療を受け得る日時を決定し、当該医師を識別する医師識別子、当該患者を識別する患者識別子、および当該日時を有する訪問スケジュール情報を、2以上、取得してもよい。そして、かかる場合において、2以上の患者識別子に対応する2以上の居所情報が同じ居所を示す場合、決定部131は、医療報酬関連情報をも用いて、医療報酬に関する制約を満たすように、同じ居所を示す2以上の居所情報に対応する2以上の日時のうち1以上の日時を変更してもよい。
また、決定部131は、例えば、まず、格納されている2以上の患者情報の中から、人数に関する制約情報が示す制約を満たす2以上の数の患者情報を選択し、選択した2以上の患者情報および医師スケジュール情報を用いて、医師が在宅医療を行い得る日時であり、かつ患者が在宅医療を受け得る日時を決定し、当該医師を識別する医師識別子、当該患者を識別する患者識別子、および当該日時を有する訪問スケジュール情報を、2以上、取得してもよい。そして、かかる場合においても、2以上の患者識別子に対応する2以上の居所情報が同じ居所を示す場合、決定部131は、医療報酬関連情報をも用いて、医療報酬に関する制約を満たすように、2以上の日時のうち1以上の日時を変更してよい。
また、決定部131は、例えば、まず、格納されている2以上の患者情報の中から、人数に関する制約情報が示す制約を満たす2以上の数の患者情報であり、かつ距離に関する制約情報が示す制約をも満たす2以上の患者情報を選択し、選択した2以上の患者情報および医師スケジュール情報を用いて、医師が在宅医療を行い得る日時であり、かつ患者が在宅医療を受け得る日時を決定し、当該医師を識別する医師識別子、当該患者を識別する患者識別子、および当該日時を有する訪問スケジュール情報を、2以上、取得してもよい。そして、かかる場合においても、2以上の患者識別子に対応する2以上の居所情報が同じ居所を示す場合、決定部131は、医療報酬関連情報をも用いて、医療報酬に関する制約を満たすように、2以上の日時のうち1以上の日時を変更してよい。
具体的には、例えば、決定部131は、まず、医師スケジュール情報の中で、在宅医療が可能な時間帯を示す在宅医療可能時間帯情報を取得する。次に、決定部131は、例えば、取得した在宅医療可能時間帯情報が示す時間帯と、患者一人当たりの在宅医療にかかる時間の情報から、当該在宅医療可能時間帯情報の時間帯に訪問できる患者数を算出する。例えば、在宅医療可能時間帯情報が示す時間帯が2016年8月10日9時半から10時半で、患者一人当たりの在宅医療にかかる時間(以下、単位医療時間と記す場合がある)が30分の場合、当該時間帯に訪問できる患者数は、当該時間帯の長さ“60分”を単位診療時間“30分”で除すことにより、“2人”のように算出される。
次に、決定部131は、格納されている2以上の患者情報の中で、上記在宅医療可能時間帯情報が示す時間帯に対し、上記単位医療時間以上、重なる日時を、訪問医療を受け得る日時として有する患者スケジュール情報、を含む2以上の患者情報を特定する。例えば、患者識別子“AA”を有する患者情報が、日時“2016年8月10日9:00〜10:00”と予定識別子“予定なし”とを有する患者スケジュール情報を含み、また、患者識別子“BB”を有する患者情報が、日時“2016年8月10日9:30〜10:30”と予定識別子“在宅医療希望”とを有する患者スケジュール情報を含み、また、患者識別子“CC”を有する患者情報が日時“2016年8月10日午前”と予定識別子“予定なし”とを有する患者スケジュール情報を含む場合、かかる3つの患者情報が特定される。なお、患者情報の特定とは、患者情報の取得でも良いし、患者識別子の取得等でも良い。
次に、決定部131は、特定した2以上の患者情報ごとに、医師の居所(通常は病院)から当該患者の居所まで距離を算出する。距離は、例えば、医師の居所を示す座標と、当該患者情報が有する居所情報が示す居所の座標とから計算できる。次に、決定部131は、特定した2以上の患者情報の中で、距離が最も近い患者情報を、当該患者数と等しい数だけ選択する。例えば、当該医師が医師aaであり、取得した上記3つの患者情報の中で、患者識別子“AA”を有する患者情報の距離が最も短く、患者識別子“BB”を有する患者情報の距離が次に短く、患者識別子“CC”を有する患者情報の距離がその次に短い場合、距離が最も短いものから2つが選択される。
次に、決定部131は、選択した2以上の患者情報の中に、居所が同じ2つの患者情報が含まれているか否か(予め決められた制約条件を満たすか否か)を判断する。選択した2以上の患者情報の中に、居所が同じ2つの患者情報が含まれている場合、当該2つの患者情報の一方を選択外とする一方、取得した2以上の患者情報の中から、別の患者情報を選択する。例えば、上例において選択した2つの患者情報のうち、患者識別子“AA”を有する患者情報の居所が“Xアパート”であり、患者識別子“BB”を有する患者情報の居所も“Xアパート”である場合、決定部131は、当該2つの患者情報の居所が同じであると判断して、当該2つの患者情報の一方、例えば、患者識別子“BB”を有する患者情報を選択外とする一方、患者識別子“CC”を有する患者情報を新たに選択する。
次に、決定部131は、在宅医療可能時間帯情報が示す時間帯を当該患者数と等しい数に分割し、分割後の複数の時間帯を、選択された複数の患者に割り当てる。例えば、上例における2016年8月10日の9時半から10時半までの60分間は、同日9時半から10時までの30分間、および同日10時から10時半までの30分間に2分割される。そして、前者30分間の時間帯は、例えば、例えば患者AAに割り当てられ、後者30分間の時間帯は、例えば患者CCに割り当てられる。なお、決定部131が割り当てる時間帯は、例えば、2016年8月10日の午前1番目、午前2番目、…等のように、具体的な開始時刻および終了時刻を有さない目安の時間帯であってもよいし、一の時間帯に複数の患者が割り当てられても構わない。
次に、決定部131は、当該医師を識別する医師識別子、当該患者を識別する患者識別子、および当該日時を有する訪問スケジュール情報を、当該患者数と同数、取得する。これにより、上例の場合、医師識別子“aa”と患者識別子“AA”と日時“2016年8月10日の9時半から10時”とを有するスケジュール情報、および医師識別子“aa”と患者識別子“CC”と日時“2016年8月10日の10時から10時半”とを有するスケジュール情報が、取得される結果となる。
また、上記各場合において、2以上のスケジュール情報の組を、日時を変えて、複数通り、取得し得る場合、決定部131は、当該複数通りの組の中から、経路に関する制約情報が示す制約を満たすような組を取得してもよい。経路に関する制約情報が示す制約を満たすような組とは、複数通りの組に対応する複数の経路のうち、例えば最短経路に対応する組である。
具体的には、例えば、医師識別子“aa”と患者識別子“AA”と日時“2016年8月10日の9時半から10時”とを有するスケジュール情報、および医師識別子“aa”と患者識別子“CC”と日時“2016年8月10日の10時から10時半”とを有するスケジュール情報といった、2つのスケジュール情報の組が取得可能であるのに加えて、医師識別子“aa”と患者識別子“AA”と日時“2016年8月10日の9時半から10時”とを有するスケジュール情報、および医師識別子“aa”と患者識別子“DD”と日時“2016年8月10日の10時から10時半”とを有するスケジュール情報といった、別の2つのスケジュール情報の組も取得可能である場合、決定部131は、前者の組に対応する第一の経路の長さと、後者の組に対応する第二の経路の長さとを算出し、短い方の経路に対応する組を採用してもよい。第一の経路とは、医師aaの居所から患者AAの居所、さらに患者CCの居所を経て、医師aaの居所に戻る経路であり、第二の経路とは、医師aaの居所から患者AAの居所、さらに患者DDの居所を経て、医師aaの居所に戻る経路である。そして、例えば、第一の経路の長さが3kmであり、第二の経路の長さが2kmである場合、第二の経路に対応する組が採用される。
なお、上記した決定部131の処理は一例であることは言うまでもない。決定部131は、担当の患者の患者情報を用いて、医師スケジュール情報が示す医師の空きの時間帯の情報を取得し、当該空きの時間帯の情報が示す空き時間であり、患者スケジュール情報が示す訪問医療が可能な時間帯が適合する患者を、ランダムに順次に選択し、当該選択した患者の患者情報が制約条件(例えば、医療報酬に関する予め決められた条件)に合致するか否かを判断する。そして、決定部131は、当該制約条件に合致する場合に、当該医師の空きの時間帯の情報に、当該患者の患者識別子を対応付ける。かかる処理を繰り替えし、決定部131は、訪問スケジュール情報を取得する等しても良い。
また、決定部131は、こうして訪問スケジュールを決定する処理(以下、訪問スケジュール決定処理と記す場合がある)を、例えば、予め決められたタイミングで実行してもよいし、実行指示に応じて実行してもよい。前者の場合、例えば、格納部11に、訪問スケジュール決定処理を実行するタイミングを示すタイミング情報が格納される。後者の場合、受付部12は、かかる実行指示を受け付ける。また、訪問スケジュール決定処理は、例えば、新たな患者スケジュール情報または新たな医師スケジュール情報が蓄積されたことに応じて実行されてもよいし、格納されている患者スケジュール情報または格納されている医師スケジュール情報が、変更または削除されたことに応じて実行されても構わない。このように、訪問スケジュール決定処理を実行するタイミング、開始するトリガーは問わない。
蓄積部132は、決定部131が取得した訪問スケジュール情報を訪問スケジュール情報格納部114に蓄積する。ただし、取得された訪問スケジュール情報は、例えば、図示しないクラウドサーバなどに蓄積されてもよく、その蓄積先は問わない。蓄積部132は、2以上のスケジュール情報をID(例えば、1,2,…等の番号)に対応付けて蓄積する。なお、対応付けて蓄積することは、スケジュール情報がIDを有する場合も含む。
判断部133は、訪問スケジュール情報格納部114に格納されている2以上の訪問スケジュール情報と、患者情報格納部111に格納されている2以上の患者情報とが、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件は、例えば、前述したような、医療報酬が減額されないための条件である。または、予め決められた条件は、例えば、前述したような、医療報酬が増額されるための条件であってもよい。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、後述する警告などである。なお、出力部14は、例えば、医療報酬が減額されないための条件を満足したことの報知(「医療報酬の減額はありません」等)、または、医療報酬が増額されるための条件を満足したことの報知(「医療報酬が増額されます」等)を出力していてもよい。また、出力部14は、前述した患者情報、患者スケジュール情報、医師スケジュール情報、報酬関連情報、訪問スケジュール情報なども、例えば、それぞれの出力指示に応じて出力し得る。
出力とは、ディスプレイへの表示、スピーカーからの音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡し、プリンタでの印字などを含む概念である。
出力部14は、各種の情報を、通常、患者端末2や医師端末3に送信するが、例えば、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、図示しない外部装置に送信してもよいし、記録媒体に蓄積してもよい。
警告出力部141は、判断部133が予め決められた条件を満たさないと判断した場合に、警告を出力する。警告は、例えば、条件を満たさない訪問スケジュールの存在に対する警告である。警告は、具体的には、「訪問スケジュールが不正です」、「同日に訪問可能な同一居所の患者数の上限は○人です」等の情報である。警告は、条件を満たさない訪問スケジュールを特定する情報(例えば、当該訪問スケジュールの点滅等による強調表示など)を含むことは望ましい。ただし、警告は、例えば、画面の点滅、警告音の出力などでもよく、その表現形式や内容は問わない。
患者端末2の構成は、図1に示されている。患者端末2は、患者格納部20、患者受付部21、患者処理部22、患者送信部23、患者受信部24、および患者出力部25を備える。
患者格納部20は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、当該患者端末2を識別する端末識別子、当該患者端末2を使用する患者を識別する患者識別子などである。
患者受付部21は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、患者スケジュール情報である。各種の情報には、訪問スケジュール情報の出力指示なども含まれていてよい。
患者処理部22は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などである。
患者送信部23は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、患者スケジュール情報である。各種の情報には、訪問スケジュール情報の出力指示などが含まれていてよい。患者送信部23は、例えば、患者受付部21が受け付けた患者スケジュール情報を、患者格納部20に格納されている患者識別子と対に送信する。なお、対に送信することは、患者スケジュール情報が患者識別子を有する場合も含む。また、患者送信部23は、例えば、患者受付部21が受け付けた出力指示を、患者格納部20に格納されている端末識別子と対に送信する。なお、対に送信することは、出力指示が患者識別子を有する場合も含む。
患者受信部24は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、患者格納部20に格納されている患者識別子を有する訪問スケジュール情報などである。
患者出力部25は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、患者受信部24が受信した訪問スケジュール情報である。出力される訪問スケジュール情報は、受信された訪問スケジュール情報とは異なっていてもよい。例えば、出力される訪問スケジュール情報は、受信された訪問スケジュール情報を用いて構成されたスケジュール表でもよい。また、受信された訪問スケジュール情報に含まれる患者識別子は、出力される訪問スケジュール情報では、例えば患者名に変換されていてもよい。前者の場合、患者格納部20には、訪問スケジュール情報を用いてスケジュール表を構成するための表構成情報(表の画像情報やレイアウト情報等)が格納される。後者の場合、患者格納部20には、患者識別子に対応する患者名が格納される。
医師端末3の構成は、図1に示されている。医師端末3は、医師格納部30、医師受付部31、医師処理部32、医師送信部33、医師受信部34、および医師出力部35を備える。
医師格納部30は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、当該医師端末3を識別する端末識別子、当該医師端末3を使用する医師を識別する医師識別子などである。
医師受付部31は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、医師スケジュール情報である。各種の情報には、訪問スケジュール情報の出力指示なども含まれてよい。
医師処理部32は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などである。
医師送信部33は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、医師スケジュール情報である。各種の情報には、訪問スケジュール情報の出力指示などが含まれていてよい。医師送信部33は、例えば、医師受付部31が受け付けた医師スケジュール情報に、医師格納部30に格納されている医師識別子を含めて送信する。また、医師送信部33は、例えば、医師受付部31が受け付けた出力指示に、医師格納部30に格納されている端末識別子を含めて送信する。
医師受信部34は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、医師格納部30に格納されている医師識別子を有する訪問スケジュール情報などである。
医師出力部35は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、医師受信部34が受信した訪問スケジュール情報である。出力される訪問スケジュール情報は、受信された訪問スケジュール情報とは異なっていてもよい。例えば、出力される訪問スケジュール情報は、受信された訪問スケジュール情報を用いて構成された訪問スケジュール表でもよい。また、受信された訪問スケジュール情報に含まれる医師識別子、1以上の患者識別子は、出力される訪問スケジュール情報では、例えば、医師名、1以上の患者名に変換されていてもよい。前者の場合、医師格納部30には、訪問スケジュール情報を用いて訪問スケジュール表を構成するための表構成情報(表の画像情報やレイアウト情報等)が格納される。後者の場合、医師格納部30には、患者識別子と患者名との対が、2以上、格納される。
格納部11、患者情報格納部111、医師スケジュール情報格納部112、医療報酬関連情報格納部113、訪問スケジュール情報格納部114、患者格納部20、および医師格納部30は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
受付部12、患者受付部21、および医師受付部31は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部12等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
処理部13、決定部131、蓄積部132、判断部133、患者処理部22、および医師処理部32は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出力部14、警告出力部141、患者出力部25、および医師出力部35は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
出力部14の送信機能、患者送信部23、および医師送信部33は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、ネットワークカードやモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
受付部12の受信機能、患者受信部24、および医師受信部34は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送を送信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
次に、在宅医療支援システムの動作について図3〜図5のフローチャートを用いて説明する。なお、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
図3は、在宅医療訪問スケジューリング装置1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS301)処理部13は、受付部12が医師スケジュール情報を受け付けたか否かを判別する。なお、医師スケジュール情報を受け付けたことは、医師端末3から受信した場合も含む。受付部12が医師スケジュール情報を受け付けた(受信した)場合はステップS302に進み、受け付けていない(受信していない)場合はステップS303に進む。
(ステップS302)処理部13は、受付部12が受け付けた医師スケジュール情報を、受け付けた順番(1,2,…)を示すIDに対応付けて、格納部11に蓄積する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS303)処理部13は、受付部12が患者スケジュール情報を受け付けたか否かを判別する。なお、患者スケジュール情報を受け付けたことは、患者端末2から受信した場合も含む。受付部12が患者スケジュール情報を受け付けた(受信した)場合はステップS304に進み、受け付けていない(受信していない)場合はステップS305に進む。
(ステップS304)処理部13は、受付部12が受け付けた患者スケジュール情報を、対応する患者情報が有する患者識別子に対応付けて、格納部11に蓄積する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS305)処理部13は、訪問スケジュール決定処理を実行するか否かを判別する。判別は、例えば、格納部11に格納されている訪問スケジュール情報を参照して行ってもよい。または、医師スケジュール情報と、対応する2以上の患者情報との組が、1組以上、蓄積されたことに応じて、実行すると判別しても構わない。訪問スケジュール決定処理を実行する場合はステップSS306に進み、実行しない場合はステップSS307に進む。
(ステップS306)決定部131は、訪問スケジュール情報決定処理を実行する。その後、ステップS301に戻る。なお、訪問スケジュール情報決定処理については、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS307)処理部13は、受付部12が出力指示を受け付けたか否かを判別する。なお、出力指示を受け付けたことは、医師端末3から受信した場合、または患者端末2から受信した場合、のうち1以上の場合も含む。受付部12が出力指示を受け付けた(受信した)場合はステップS308に進み、受け付けていない(受信していない)場合はステップS309に進む。
(ステップS308)出力部14は、訪問スケジュール情報格納部114に格納されている1以上の訪問スケジュール情報を出力する。なお、訪問スケジュール情報を出力することは、医師端末3に送信する場合、または患者端末2に送信する場合、のうち1以上の場合も含む。
また、在宅医療訪問スケジューリング装置1の出力デバイスを介して出力される訪問スケジュール情報は、通常、訪問スケジュール情報格納部114に格納されている2以上の訪問スケジュール情報の全部または一部である。これに対して、医師端末3に送信される訪問スケジュール情報は、格納されている2以上の訪問スケジュール情報のうち、当該医師端末3を識別する端末識別子を有する1以上の訪問スケジュール情報である。他方、患者端末2に送信される訪問スケジュール情報は、格納されている2以上の訪問スケジュール情報のうち、当該患者端末2を識別する端末識別子を有する1以上の訪問スケジュール情報である。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS309)処理部13は、受付部12が変更指示を受け付けたか否かを判別する。なお、変更指示を受け付けたことは、医師端末3から受信した場合も含む。受付部12が変更指示を受け付けた(受信した)場合はステップS308に進み、受け付けていない(受信していない)場合はステップS309に進む。
(ステップS310)処理部13は、格納されている訪問スケジュール情報を変更指示に応じて変更する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS311)判断部133は、条件を満たすか否かを判断する。条件は、例えば、医療報酬が減額されないための条件であってよい。条件を満たす場合はステップS312に進み、満たさない場合はステップS301に戻る。
(ステップS312)警告出力部141は、警告を出力する。なお、警告を出力することは、変更指示の送信元の医師端末3に警告を送信する場合も含む。その後、ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、在宅医療訪問スケジューリング装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガーは問わない。
図4は、訪問スケジュール決定処理の一例を説明するフローチャートである。
(ステップS401)処理部13は、変数iに初期値1をセットする。変数iは、医師スケジュール情報格納部112に格納されている1以上の医師スケジュール情報のうち、未選択の医師スケジュール情報を順番に選択していくための変数である。
(ステップS402)処理部13は、i番目の医師スケジュール情報があるか否かを判別する。i番目の医師スケジュール情報がある場合はステップS403に進み、ない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS403)決定部131は、医師スケジュール情報格納部112からi番目の医師スケジュール情報を取得する。
(ステップS404)決定部131は、患者情報格納部111から、対応する2以上の患者スケジュール情報を取得する。対応する2以上の患者スケジュール情報とは、i番目の医師スケジュール情報が有する医師識別子に対応する2以上の患者情報が有する患者スケジュール情報である。
(ステップS405)決定部131は、医療報酬関連情報格納部113から医療報酬関連情報を取得する。
(ステップS406)決定部131は、取得した情報を用いて、医療報酬が減額されないための条件を満たすように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する。
(ステップS407)決定部131は、取得した訪問スケジュール情報を訪問スケジュール情報格納部114に蓄積する。
(ステップS408)処理部13は、変数iをインクリメントする。その後、ステップS402に戻る。
なお、図4のフローチャートに従って、例えば、ある医師の翌月の医師スケジュールを決定する場合、その医師が一人の患者を担当していて、その患者がその月に2回の在宅医療に対応する2つの患者スケジュール情報を登録していれば、決定部131は、ステップS404において、当該2つの患者スケジュール情報を取得し、ステップS406において、当該2つの患者スケジュール情報を用いて、その医師の翌月の医師スケジュールを決定する。また、その医師の担当患者が二人で、それぞれの患者が自分の患者スケジュール情報を2つずつ登録していれば、ステップS404において、2×2=4つの患者スケジュール情報が取得され、ステップS406において、当該4つの患者スケジュール情報を用いて、その医師の翌月の医師スケジュールが決定される。さらには、医師が二人いて、それぞれの医師の担当患者が二人ずつで、それぞれの患者が自分の患者スケジュール情報を2つずつ登録していれば、医師ごとに上記処理が行われ、各医師の翌月の医師スケジュールが決定される。
図5は、患者端末2の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS501)患者処理部22は、患者受付部21が患者スケジュール情報を受け付けたか否かを判別する。患者受付部21が患者スケジュール情報を受け付けた場合はステップS502に進み、受け付けていない場合はステップS503に進む。
(ステップS502)患者送信部23は、患者受付部21が受け付けた患者スケジュール情報を、患者格納部20に格納されている患者識別子と対に送信する。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS503)患者処理部22は、患者受付部21が出力指示を受け付けたか否かを判別する。患者受付部21が出力指示を受け付けた場合はステップS504に進み、受け付けていない場合はステップS505に進む。
(ステップS504)患者送信部23は、患者受付部21が受け付けた出力指示を、患者格納部20に格納されている患者識別子と対に送信する。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS505)患者処理部22は、患者受信部24が訪問スケジュール情報を受信したか否かを判別する。患者受信部24が訪問スケジュール情報を受信した場合はステップS506に進み、受信していない場合はステップS501に戻る。
(ステップS506)患者出力部25は、患者受信部24が受信した1以上の訪問スケジュール情報を出力する。その後、上位処理にリターンする。
なお、図5のフローチャートにおいて、患者端末2の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガーは問わない。
図6は、医師端末3の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS601)医師処理部32は、医師受付部31が医師スケジュール情報を受け付けたか否かを判別する。医師受付部31が医師スケジュール情報を受け付けた場合はステップS602に進み、受け付けていない場合はステップS603に進む。
(ステップS602)医師送信部33は、医師受付部31が受け付けた医師スケジュール情報を、医師格納部30に格納されている医師識別子と対に送信する。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS603)医師処理部32は、医師受付部31が出力指示を受け付けたか否かを判別する。医師受付部31が出力指示を受け付けた場合はステップS604に進み、受け付けていない場合はステップS605に進む。
(ステップS604)医師送信部33は、医師受付部31が受け付けた出力指示を、医師格納部30に格納されている医師識別子と対に送信する。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS605)医師処理部32は、医師受信部34が訪問スケジュール情報を受信したか否かを判別する。医師受信部34が訪問スケジュール情報を受信した場合はステップS606に進み、受信していない場合はステップS607に進む。
(ステップS606)医師出力部35は、医師受信部34が受信した1以上の訪問スケジュール情報を出力する。その後、上位処理にリターンする。
(ステップS607)医師処理部32は、医師受付部31が、出力された訪問スケジュール情報に対する変更指示を受け付けたか否かを判別する。医師受付部31が変更指示を受け付けた場合はステップS608に進み、受け付けていない場合はステップS601に戻る。
(ステップS608)医師処理部32は、医師受付部31が受け付けた変更指示を、医師格納部30に格納されている医師識別子と対に送信する。その後、上位処理にリターンする。
なお、図6のフローチャートにおいて、医師端末3の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガーは問わない。
以下、本実施の形態における在宅医療支援システムの具体的な動作例について説明する。ただし、本例は、本発明を何ら限定するものではなく、適宜変更され得ることはいうまでもない。また、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
本例の在宅医療支援システムは、在宅医療訪問スケジューリング装置1、3以上の患者端末2、および2以上の医師端末3を備える。在宅医療訪問スケジューリング装置1は、本システムを用いて在宅医療を行う病院の端末によって実現される。この病院には、2以上の医師が勤務しており、2以上の各医師(以下、単に医師と記す場合がある)は、3以上の患者のうち二人以上を担当する。例えば、医師aaは、患者AA、患者BB、…を担当し、医師bbは、患者AA、患者CC、…を担当している。
例えば、在宅医療訪問スケジューリング装置1がクリニック側のPCで、患者端末2は、患者やその家族等が保有しているスマホやタブレットであってもよい。患者スケジュールは、例えば、初診後のヒアリングの際に、患者側からクリニック側に伝えられ、クリニック側のスタッフによって在宅医療訪問スケジューリング装置1に入力されてもよい。または、患者が自分のスマホ等からでも、患者スケジュールを登録したり、スケジューリング装置1で決定された訪問スケジュールを閲覧できたりする。同様に、医師端末3は、医師のタブレット等であってもよく、医師は、出先から医師スケジュールを登録したり変更したり、自分が担当する分の訪問スケジュールを閲覧したりできる。
在宅医療訪問スケジューリング装置1を構成する格納部11には、かかる医師と患者との対応を示す担当情報が格納されている。担当情報は、医師識別子と2以上の患者識別子との対の集合で構成される。医師識別子と2以上の患者識別子との対の集合とは、例えば、医師識別子“aa”と2つの患者識別子“AA”および“BB”との対、医師識別子“bb”と2つの患者識別子“BB”および“CC”の対、…などである。また、格納部11には、訪問スケジュール決定処理の実行タイミングを示すタイミング情報なども格納されている。
また、患者情報格納部111には、2以上の患者情報がID(1,2,…)に対応付けて格納されている。図7は、患者情報のデータ構造図である。患者情報は、患者識別子と、居所情報と、患者スケジュール情報とを有する。患者スケジュール情報は、日時と予定識別子との対の集合で構成される。
例えば、ID“1”に対応する患者情報(以下、患者情報1と記す場合がある)は、患者識別子“AA”と、居所情報“大阪市中央区…Xアパート101号”と、次のような患者スケジュール情報とを有する。この患者スケジュール情報は、日時“2016年8月10日10:00〜12:00”と予定識別子“家事”との対、日時“2016年8月10日午後”と予定識別子“外出”との対、日時“2016年8月11日15時から1時間”と予定識別子“来客”との対、…で構成される。
また、ID“2”に対応する患者情報(患者情報2)は、患者識別子“BB”と、居所情報“大阪市中央区…Xアパート203号”と、次のような患者スケジュール情報とを有する。この患者スケジュール情報は、日時“2016年8月10日午前”と予定識別子“外出”との対、日時“2016年8月10日15:00〜16:00”と予定識別子“在宅医療希望”との対、…で構成される。
また、ID“3”に対応する患者情報(患者情報3)は、患者識別子“CC”と、居所情報“Y施設”と、次のような患者スケジュール情報とを有する。この患者スケジュール情報は、日時“2016年8月10日11時から1時間と予定識別子“来客”との対、日時“2016年8月11日13:00〜15:00”と予定識別子“家事”との対、…で構成される。
また、医師スケジュール情報格納部112には、2以上の医師情報がID(1,2,…)に対応付けて格納されている。図8は、医師スケジュール情報のデータ構造図である。医師スケジュール情報は、医師識別子、および日時と業務識別子との対の集合を有する。
例えば、ID“1”に対応する医師スケジュール情報(以下、医師スケジュール情報1と記す場合がある)は、医師識別子“aa”、日時“2016年8月10日9:30〜12:00”と業務識別子“在宅医療”との対、日時“2016年8月10日午後”と予定識別子“外来診察”との対、日時“2016年8月11日午前”と予定識別子“外来診察”との対、日時“2016年8月11日13:00〜14:00”と予定識別子“会議”との対、および日時“2016年8月11日14:00〜17:00”と予定識別子“在宅医療”との対、…などを有する。
また、ID“2”に対応する医師スケジュール情報(医師スケジュール情報2)は、医師識別子“bb”、および日時“2016年8月10日午前”と業務識別子“外来診察”との対、日時“2016年8月10日午後”と予定識別子“在宅医療”との対、…などを有する。
なお、例えば、別の医師ccが、自分の医師端末3(以下、医師端末3cと記す場合がある)の入力デバイスを介して医師スケジュール情報を入力すると、医師端末3cを構成する医師受付部31は、当該医師スケジュール情報を受け付け、医師送信部33は、当該医師スケジュール情報を、医師格納部30に格納されている医師識別子“cc”と対に送信する。在宅医療訪問スケジューリング装置1において、受付部12が当該医師スケジュール情報を受信し、処理部13は、当該医師スケジュール情報をID(例えば“3”)に対応付けて、医師スケジュール情報格納部112に蓄積する。
また、例えば、患者AAが、自分の患者端末2(以下、患者端末2Aと記す場合がある)の入力デバイスを介して新たな患者スケジュール情報を入力すると、患者端末2Aを構成する患者受付部21が当該患者スケジュール情報を受け付け、患者送信部23は、当該患者スケジュール情報を、患者格納部20に格納されている患者識別子“AA”と対に送信する。在宅医療訪問スケジューリング装置1において、受付部12が当該患者スケジュール情報を受信し、処理部13は、当該患者スケジュール情報を患者識別子“AA”に対応付けて、患者情報格納部111に蓄積する。
また、医療報酬関連情報格納部113には、“医師が同日に同じ居所の複数の患者を訪問した場合における医療報酬の減額”に関する医療報酬関連情報が格納されている。
いま、在宅医療訪問スケジューリング装置1において、処理部13が、格納部11に格納されているタイミング情報を用いて、訪問スケジュール決定処理を実行すると判別したとする。決定部131は、例えば、以下のような訪問スケジュール情報決定処理を実行する。
すなわち、処理部13は、医師スケジュール情報格納部112から1番目の医師スケジュール情報を取得する。1番目の医師スケジュール情報とは、図8の例では、医師スケジュール情報1である。
また、決定部131は、格納部11に格納されている担当情報を用いて、患者情報格納部111から、対応する2以上の患者スケジュール情報を取得する。対応する2以上の患者スケジュール情報とは、医師識別子“aa”と対になる患者識別子“AA”,“BB”,…に対応する患者情報1,患者情報2,…が有する2以上の患者スケジュール情報である。図7の例では、日時“2016年8月10日10:00〜12:00”と予定識別子“家事”との対、日時“2016年8月10日午後”と予定識別子“外出”との対、および日時“2016年8月11日15時から1時間”と予定識別子“来客”との対、…で構成された患者スケジュール情報と、日時“2016年8月10日11時から1時間と予定識別子“来客”との対、および日時“2016年8月11日13:00〜15:00”と予定識別子“家事”との対、…で構成された患者スケジュール情報とが、患者情報格納部111から取得される。
さらに、決定部131は、医療報酬関連情報格納部113から上記医療報酬関連情報を取得する。そして、決定部131は、取得した情報を用いて、医療報酬が減額されないための条件“同日に同じ居所の複数の患者を訪問しない”を満たすように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する。
具体的には、医師スケジュール情報1が、日時“2016年8月10日9:30〜12:00”と業務識別子“在宅医療”との対、および日時“2016年8月11日14:00〜17:00”と予定識別子“在宅医療”との対を有することから、決定部131は、例えば、まず、患者AAを訪問する日時の候補として、医師aaおよび患者AAの2種類のスケジュールのいずれでも在宅医療が可能である日時“2016年8月10日9:30〜10:00”および“2016年8月11日14:00〜15:00”を取得する。また、決定部131は、患者BBを訪問する日時の候補として、医師aaおよび患者BBの2種類のスケジュールのいずれでも在宅医療が可能である日時“2016年8月11日15:00〜16:00”を取得する。
次に、決定部131は、可能な日時の組み合わせとして、患者AAを訪問する日時“2016年8月10日9:30〜10:00”と患者BBを訪問する日時“2016年8月11日15:00〜15:30”の組と、患者AAを訪問する日時“2016年8月11日14:30〜15:00”と患者BBを訪問する日時“2016年8月11日15:00〜15:30”の組との、2つの組を取得する。次に、決定部131は、患者識別子“AA”に対応する居所情報と、患者識別子“BB”に対応する居所情報とを比較する。その結果、両者が、部屋番号のみ相違し、建物名まで一致することから、決定部131は、患者AAの居所と患者BBの居所とを同一と見なし得るため、上記要件を満たすように、取得した2つの組のうち、日付が同じである後者の組は採用せず、日付が異なる前者の組を採用する。
そして、決定部131は、医師識別子“aa”と患者識別子“AA”と日時“2016年8月10日9:30〜10:00”とを有する第一の訪問スケジュール情報、および、医師識別子“aa”と患者識別子“BB”と日時“2016年8月11日15:00〜15:30”とを有する第二の訪問スケジュール情報を取得する。蓄積部132は、取得された第一の訪問スケジュール情報をID“1”に対応付けて訪問スケジュール情報格納部114に蓄積し、また、取得された第二の訪問スケジュール情報をID“2”に対応付けて訪問スケジュール情報格納部114に蓄積する。
次に、処理部13は、医師スケジュール情報格納部112から2番目の医師スケジュール情報(医師スケジュール情報2)を取得し、また、患者情報格納部111から、対応する患者スケジュール情報(患者識別子“BB”に対応するスケジュール情報、および患者識別子“CC”に対応するスケジュール情報)を取得する。そして、処理部13は、取得した情報を用いて、医師識別子“bb”と患者識別子“BB”と日時“2016年8月11日15:30〜16:00”との対を有する第三の訪問スケジュール情報、および患者識別子“BB”と日時“2016年8月11日16:30〜17:00”との対を有する第四の訪問スケジュール情報を取得する。なお、この場合、患者BBの居所と患者CCの居所とは異なるため、上記条件は考慮されない。ただし、決定部131は、患者BBの居所と患者CCの居所との間の距離または時間に関する情報(例えば時間“30分”)を保持しており、2つの日時の間に30分の間隔を確保している。蓄積部132は、取得された第三の訪問スケジュール情報を、ID“3”に対応付けて訪問スケジュール情報格納部114に蓄積し、取得された第四の訪問スケジュール情報を、ID“4”に対応付けて訪問スケジュール情報格納部114に蓄積する。
こうして、訪問スケジュール情報格納部114には、図9に示すような4以上の訪問スケジュール情報が格納される結果となる。図9は、訪問スケジュール情報のデータ構造図である。訪問スケジュール情報は、医師識別子、患者識別子、および訪問日時を有する。ID“1”に対応付いた訪問スケジュール情報(訪問スケジュール情報1)が上記第一の訪問スケジュール情報であり、ID“2”に対応付いた訪問スケジュール情報(訪問スケジュール情報2)が上記第二の訪問スケジュール情報であり、ID“3”に対応付いた訪問スケジュール情報(訪問スケジュール情報3)が上記第三の訪問スケジュール情報であり、ID“4”に対応付いた訪問スケジュール情報(訪問スケジュール情報4)が上記第四の訪問スケジュール情報である。
なお、図7〜図9において、患者スケジュール情報、医師スケジュール情報、訪問スケジュール情報に含まれる日時を構成する日付は、特定の日付(“2016年8月10日”等)に限らず、例えば、週の特定の曜日(“毎週水曜日”等)や、月の特定の週と当該週の特定の曜日(“毎月第1週の水曜日”等)で表現されていてもよい。その場合、例えば、格納部11にカレンダー情報が格納されており、処理部13は、週の特定の曜日や、月の特定の週と当該週の特定の曜日を、カレンダー情報を用いて特定の日付に変換してもよい。
また、2以上の患者が、例えば、訪問医療を受ける曜日ごと又は週および曜日ごとにグループ分けされていて、患者情報格納部111に格納されている2以上の各患者情報が、かかるグループ(毎週月曜日のグループ、毎月第1・第3週のグループ、毎月第2・第4週のグループ、…等)を識別するグループ識別子をさらに有し、決定部131は、同じグループ識別子を有する2以上の患者情報を用いて、当該グループ識別子で識別されるグループの訪問スケジュール情報を決定してもよい。これにより、決定部131は、訪問スケジュール情報を効率よく決定できる。
その後、在宅医療訪問スケジューリング装置1において、受付部12がキーボード等の入力デバイスを介して出力指示を受け付けると、出力部14は、訪問スケジュール情報格納部114に格納されている訪問スケジュール情報1〜4をディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。格納部11には、医師識別子と医師名との対の集合、および患者識別子と患者名との対の集合が格納されており、在宅医療訪問スケジューリング装置1のディスプレイには、例えば図10に示すような訪問スケジュール画面が表示される。
図10は、在宅医療訪問スケジューリング装置1による訪問スケジュール画面の例を示す図である。この訪問スケジュール画面には、訪問スケジュール情報1〜4に対応する訪問スケジュール1〜4が表示される。訪問スケジュール1は、医師識別子“aa”に対応する医師名“佐々木”と、患者識別子“AA”に対応する患者名“山田”と、日時“2016年8月10日9:30〜10:00”とを有する。訪問スケジュール2は、医師識別子“aa”に対応する医師名“佐々木”と、患者識別子“BB”に対応する患者名“佐藤”と、日時“2016年8月11日15:00〜15:30”とを有する。訪問スケジュール3は、医師識別子“bb”に対応する医師名“高岡”と、患者識別子“BB”に対応する患者名“佐藤”と、日時“2016年8月11日15:30〜16:00”とを有する。訪問スケジュール4は、医師識別子“bb”に対応する医師名“高岡”と、患者識別子“CC”に対応する患者名“竹原”と、日時“2016年8月11日16:30〜17:00”とを有する。
この後、在宅医療訪問スケジューリング装置1において、受付部12が、いずれかの訪問スケジュールに対する変更指示を受け付けると、処理部13は、対応する訪問スケジュール情報を変更する。判断部133は、変更後の訪問スケジュール情報が条件を満たすか否かを判断し、満たさない場合、警告出力部141は、警告を出力する。なお、同様の変更および警告は、医師端末3からでも行える。
また、例えば医師端末3aにおいて、医師受付部31が出力指示を受け付けると、医師送信部33は、当該出力指示を、医師格納部30に格納されている医師識別子“aa”と対に送信する。在宅医療訪問スケジューリング装置1において、受付部12が出力指示を医師識別子“aa”と対に受信し、出力部14は、格納されている訪問スケジュール情報1〜4のうち、医師識別子“aa”を有する訪問スケジュール情報1および2を送信する。医師端末3aにおいて、医師受信部34が訪問スケジュール情報1および2を受信し、医師出力部35は、訪問スケジュール情報1および2をディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、医師端末3aのディスプレイには、例えば図11に示すような訪問スケジュール画面が表示される。
図11は、医師端末3aによる訪問スケジュール画面の例を示す図である。この訪問スケジュール画面には、訪問スケジュール情報1および2に対応する訪問スケジュール(医師名:佐々木)1および2が表示される。訪問スケジュール(医師名:佐々木)1は、患者識別子“AA”に対応する患者名“山田”と、日時“2016年8月10日9:30〜10:00”とを有する。訪問スケジュール2(医師名:佐々木)は、患者識別子“BB”に対応する患者名“佐藤”と、日時“2016年8月11日15:00〜15:30”とを有する。
また、例えば患者端末2Bにおいて、患者受付部21が出力指示を受け付けると、患者送信部23は、当該出力指示を、患者格納部20に格納されている患者識別子“BB”と対に送信する。在宅医療訪問スケジューリング装置1において、受付部12が出力指示を患者識別子“BB”と対に受信し、出力部14は、格納されている訪問スケジュール情報1〜4のうち、患者識別子“BB”を有する訪問スケジュール情報2および3を送信する。患者端末2Bにおいて、患者受信部24が訪問スケジュール情報2および3を受信し、患者出力部25は、訪問スケジュール情報2および3をディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、患者端末2Bのディスプレイには、例えば図12に示すような訪問スケジュール画面が表示される。
図12は、患者端末2Bによる訪問スケジュール画面の例を示す図である。この訪問スケジュール画面には、訪問スケジュール情報2および3に対応する訪問スケジュール(患者名:佐藤)1および2が表示される。訪問スケジュール1は、医師識別子“aa”に対応する医師名“佐々木”と、日時“2016年8月10日9:30〜10:00”とを有する。訪問スケジュール(患者名:佐藤)2は、医師識別子“bb”に対応する医師名“高岡”と、日時“2016年8月11日15:30〜16:00”とを有する。
以上、本実施の形態によれば、記録媒体は、2以上の各患者を識別する患者識別子と当該2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部114と、患者識別子と当該患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と当該患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部111とを具備しており、在宅医療訪問スケジューリング装置1は、2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得して、訪問スケジュール情報格納部114に蓄積することにより、患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できる。その結果、患者主体の在宅医療が可能となる。
また、記録媒体は、医療報酬に関する情報である医療報酬関連情報が格納される医療報酬関連情報格納部113をさらに具備し、上記在宅医療訪問スケジューリング装置1は、2以上の患者情報と医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が予め決められた条件を満たすように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得することにより、医療報酬に関する制約を満たすスケジュールが行える。
また、上記医療報酬関連情報は、医療報酬に関する条件に関する情報であり、上記在宅医療訪問スケジューリング装置1は、2以上の患者情報と医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が減額されないように、訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得することにより、医療報酬を大きくするという制約を満たすように(例えば、医療報酬が減額されないように)スケジュールが行える。
また、上記在宅医療訪問スケジューリング装置1は、訪問スケジュール情報格納部114に格納されている2以上の訪問スケジュール情報と患者情報格納部111に格納されている2以上の患者情報とが、予め決められた条件を満たすか否かを判断し、予め決められた条件を満たさないと判断した場合に、警告を出力することにより、同日に同じ居所の複数の患者が医師の訪問先に割り当てられていることを警告し、訪問スケジュールの変更を促すことができる。
また、予め決められた条件は、医療報酬に関する条件であることにより、医療報酬が減額されるような訪問スケジュールの存在を警告し、その変更を促すことができる。
また、記録媒体は、医師のスケジュールに関する医師スケジュール情報が格納される医師スケジュール情報格納部112をさらに具備し、上記在宅医療訪問スケジューリング装置1は、医師スケジュール情報をも用いて、医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得することにより、患者のスケジュールと患者の居所と医師のスケジュールとを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できる。その結果、例えば、医師の都合も考慮した患者主体の在宅医療が可能となる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。
つまり、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、2以上の各患者を識別する患者識別子と当該2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部114と、患者識別子と当該患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と当該患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部111とを具備しており、このプログラムは、コンピュータを、2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する決定部131と、決定部131が決定した訪問スケジュール情報を訪問スケジュール情報格納部114に蓄積する蓄積部132として機能させるためのプログラムである。
図13は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、在宅医療訪問スケジューリング装置1を実現するコンピュータシステム900の外観の一例を示す図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図13において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図14は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図14において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、在宅医療訪問スケジューリング装置1の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD−ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、在宅医療訪問スケジューリング装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、据え置き型のPCであるが、在宅医療訪問スケジューリング装置1は、例えば、タブレット端末やスマートフォンやノートPCといった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902及びマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、ハードディスク914はフラッシュメモリに、それぞれ置き換えられることが望ましい。患者端末2、医師端末3もまた、かかる携帯端末で実現される。ただし、以上は例示であり、在宅医療訪問スケジューリング装置1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(患者送信部23、患者受信部24など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる在宅医療訪問スケジューリング装置等は、患者のスケジュールと患者の居所とを考慮して、医師の訪問スケジュールを決定できるという効果を有し、在宅医療訪問スケジューリング装置等として有用である。
1 在宅医療訪問スケジューリング装置
2 患者端末
3 医師端末
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
20 患者格納部
21 患者受付部
22 患者処理部
23 患者送信部
24 患者受信部
25 患者出力部
30 医師格納部
31 医師受付部
32 医師処理部
33 医師送信部
34 医師受信部
35 医師出力部
111 患者情報格納部
112 医師スケジュール情報格納部
113 医療報酬関連情報格納部
114 訪問スケジュール情報格納部
131 決定部
132 蓄積部
133 判断部
141 警告出力部

Claims (8)

  1. 2以上の各患者を識別する患者識別子と当該2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部と、
    患者識別子と当該患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と当該患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部と、
    前記2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する決定部と、
    前記決定部が決定した訪問スケジュール情報を前記訪問スケジュール情報格納部に蓄積する蓄積部とを具備する在宅医療訪問スケジューリング装置。
  2. 医療報酬に関する情報である医療報酬関連情報が格納される医療報酬関連情報格納部をさらに具備し、
    前記決定部は、
    前記2以上の患者情報と前記医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が予め決められた条件を満たすように、前記訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する請求項1記載の在宅医療訪問スケジューリング装置。
  3. 前記医療報酬関連情報は、
    医療報酬に関する条件に関する情報であり、
    前記決定部は、
    前記2以上の患者情報と前記医療報酬関連情報とを用いて、医療報酬が減額されないように、前記訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する請求項2記載の在宅医療訪問スケジューリング装置。
  4. 前記訪問スケジュール情報格納部に格納されている2以上の訪問スケジュール情報と前記患者情報格納部に格納されている2以上の患者情報とが、予め決められた条件を満たすか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が予め決められた条件を満たさないと判断した場合に、警告を出力する警告出力部とをさらに具備する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の在宅医療訪問スケジューリング装置。
  5. 前記予め決められた条件は、医療報酬に関する条件である請求項4記載の在宅医療訪問スケジューリング装置。
  6. 医師のスケジュールに関する医師スケジュール情報が格納される医師スケジュール情報格納部をさらに具備し、
    前記決定部は、
    前記医師スケジュール情報をも用いて、前記医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の在宅医療訪問スケジューリング装置。
  7. 記録媒体は、
    2以上の各患者を識別する患者識別子と当該2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部と、
    患者識別子と当該患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と当該患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部とを具備しており、
    決定部および蓄積部によって行われる在宅医療訪問スケジューリング方法であって、
    前記決定部が、前記2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する決定ステップと、
    前記蓄積部が、前記決定部が決定した訪問スケジュール情報を前記訪問スケジュール情報格納部に蓄積する蓄積ステップとを含む在宅医療訪問スケジューリング方法。
  8. コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
    2以上の各患者を識別する患者識別子と当該2以上の各患者に対する在宅医療の訪問日時とを含む2以上の訪問スケジュール情報が格納される訪問スケジュール情報格納部と、
    患者識別子と当該患者識別子で識別される患者の居所に関する居所情報と当該患者のスケジュールに関する患者スケジュール情報とを有する2以上の患者情報が格納される患者情報格納部とを具備しており、
    前記コンピュータを、
    前記2以上の患者情報を用いて、一の医師が2以上の患者の居所に行く訪問日時を決定し、訪問スケジュール情報を取得する決定部と、
    前記決定部が決定した訪問スケジュール情報を前記訪問スケジュール情報格納部に蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラム。
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CN113488198A (zh) * 2021-06-18 2021-10-08 广州医科大学附属第一医院(广州呼吸中心) 一种便携式术后访视终端及其控制方法

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