JP2021193376A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが待ち時間を減らすことが可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供する。【解決手段】POIを利用できるまでの待ち時間を取得するPOI情報取得手段と、前記POIまでの移動時間を取得する移動時間取得手段と、前記待ち時間と前記移動時間との比較結果に基づいて、前記POIに関するPOI情報を生成する情報生成手段と、を備える情報処理システムが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、POI(Post Of Interest)の待ち時間を考慮した情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
特許文献1には、顧客端末からの検索依頼に対して、複数の店舗のうち、店舗の待ち時間と移動時間の合計時間が最も短い店舗を推奨店舗としてユーザに提示するシステムが開示されている。
特開2012−98981号公報
しかしながら、このシステムでは、ユーザは店舗に到着してから実際に待つ時間を把握できず、移動時間は短くても店舗での待ち時間が長くなることもある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ユーザが待ち時間を減らすことが可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、POIを利用できるまでの待ち時間を取得するPOI情報取得手段と、前記POIまでの移動時間を取得する移動時間取得手段と、前記待ち時間と前記移動時間との比較結果に基づいて、前記POIに関するPOI情報を生成する情報生成手段と、を備える情報処理システムが提供される。
また、本発明の別の態様によれば、POIを利用できるまでの待ち時間を取得するPOI情報取得手段と、前記POIまでの移動時間を取得する移動時間取得手段と、前記待ち時間と前記移動時間とに基づいて、前記POIへの推奨出発時刻を算出する出発時刻算出手段と、前記推奨出発時刻を含むPOI情報を生成する情報生成手段と、を備える情報処理システムが提供される。
ユーザは、POIでの待ち時間と移動時間との比較結果、あるいは、推奨出発時刻を把握でき、待ち時間の短縮につなげることができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図。 POI情報データベース221の構造の一例を示す図。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図。 ステップS2において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 ステップS4において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 図3の変形例であるシーケンス図。 第2の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図。 ステップS1’,S2’ において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 ステップS4’において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 ステップS4’において出力部13に表示される画面の別の例を示す図。 第3の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図。 ステップS1’’において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 ステップS4’’において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 ステップS4’’において出力部13に表示される画面の別の例を示す図。 第4の実施形態の概要を説明する図。 第4の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図。 第4の実施形態において出力部13に表示される画面の一例を示す図。 第5の実施形態において出力部13に表示される画面の一例を示す図。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
本発明の好ましい形態において、本発明に係る情報処理システムはWeb予約システムを利用する。Web予約システムとは、店舗などの施設に実際に行かなくても、Web上で予約して順番待ちをできるシステムである。本発明に係る情報処理システムの提供者がWeb予約システムを提供してもよいし、他の事業者によって提供されるWeb予約システムと連携してもよい。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、ある特定のPOIについて、現在から利用できるまでの待ち時間と、そのPOIまでの移動時間との比較結果に基づいて、POI情報を生成するものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。情報処理システムは端末装置1およびサーバ2から構成され、これらはネットワーク3を介して通信可能に接続されている。ネットワーク3は無線でもよいし有線でもよい。
端末装置1はユーザが使用するものであり、例えば携帯電話、スマートフォンもしくはタブレットなどのモバイル電子機器でもよいし、パーソナルコンピュータやカーナビゲーション装置などの据え置き型電子機器でもよい。以下では、主に端末装置1がスマートフォンである例を示す。
端末装置1は、通信部11と、操作入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
通信部11はネットワーク3を介して制御部14とサーバ2との間で情報を送受信する通信インターフェースである。
操作入力部12はユーザが端末装置1に操作を入力するための入力インターフェースであり、例えばモバイル電子機器におけるタッチパネルやマイク、据え置き型電子機器におけるキーボード、マウス、タッチパッドである。
出力部13は端末装置1から各種情報を出力する出力インターフェースである。例えば
、出力部13はユーザからの操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、種々の情報をユーザに表示するディスプレイである。あるいは、出力部13は音声を出力するスピーカであってもよい。また、出力部13は情報などをユーザに直接提示するものでなくてもよく、例えば、外部に接続されるディスプレイおよび/またはスピーカに映像信号および/または音声信号を出力したり、外部に接続される印刷装置にデータを出力したり、端末装置1内あるいは外部の記憶装置にデータを出力して記憶させたりするものであってもよい。以下では、主に出力部13がディスプレイである例を示す。
制御部14は、POI検索条件設定部141と、経路検索条件設定部142と、予約設定部143と、情報送信部144と、情報受信部145と、出力データ生成部146とを有する。これら各部は、端末装置1のプロセッサ(不図示)が所定のプログラムを実行することによって実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
POI検索条件設定部141は、ユーザからの操作入力部12に対する操作に応じて、POI検索条件を設定する。検索対象となるPOIは、飲食店、医療施設、宿泊施設、各種サロン、テーマパーク、展示会場などといった各種施設であってもよいし、施設そのものでなく特定の施設で開催されるイベントであってもよく、特に制限はないが、とりわけ利用開始までに待ち時間が発生するものを特に対象としている。なお、ここでの利用開始とは、例えば施設などに入場すること、店舗などで着席すること、実際にサービスの提供を受けることなどを言う。
経路検索条件設定部142はPOIまでの経路検索条件を設定する。経路検索条件は、例えば出発地、出発時刻、使用する交通機関などである。経路検索条件設定部142は、ユーザからの操作入力部12に対する操作に応じて経路検索の都度設定してもよいし、予め設定しておいてもよい。また、検索条件の少なくとも一部はユーザの指示なしで設定されてもよく、例えばGPS受信装置(不図示)などから取得される端末装置1の位置(現在地)を出発地としたり、現在時刻を出発時刻としたりしてもよい。
予約設定部143は、ユーザからの操作入力部12に対する操作に応じて、POIの利用予約指示を設定する。利用予約には、人数、サービスの内容、その他細かい条件を設定できてもよい。
情報送信部144は、端末装置1に設定された各種情報、例えば上記POI検索条件、経路検索条件、利用予約指示を、通信部11からネットワーク3を介してサーバ2に送信する。
情報受信部145は、サーバ2から各種情報、例えば後述するPOI情報を、ネットワーク3を介して通信部11から受信する。
出力データ生成部146は、操作入力部12に対する操作や、サーバ2からの各種情報に基づいて、出力部13が情報を出力するための出力データを生成する。出力部13がディスプレイである場合、出力データは画像データである。
一方、サーバ2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21はネットワーク3を介して制御部23と端末装置1との間で情報を送受信する通信インターフェースである。
記憶部22は、例えばハードディスクであり、POI情報データベース221を記憶している。POI情報データベース221は、例えばWeb予約システムが持つ各POIの予約情報をサーバ2が取得してサーバ2内(あるいはネットワーク3を介して接続された別個の装置内の記憶装置内)に記憶する。
図2は、POI情報データベース221の構造の一例を示す図である。図示のように、POI情報データベース221は、各POIのID、カテゴリ、名称、位置情報、待ち時間、待ち人数などを関連付けて記憶している。その他、各POIの営業時間、平均予算などが関連付けられていてもよい。待ち時間は、POIにできた行列に順番待ちした場合に、利用開始までに要する時間を示す。すなわち、待ち時間は、Web予約システムを介して当該POIを現在利用予約して順番待ちした場合に、利用開始までに要する時間を示す。待ち人数は、必ずしも人単位でなく、グループ(組)単位であってもよい。待ち時間および待ち人数は、所定時間間隔で更新されてもよいし、予約が追加あるいはキャンセルされる度にリアルタイムに更新されてもよい。
また、POI情報データベース221における待ち時間や待ち人数は、サービス内容ごとのデータであってもよい。例えば、分煙されている飲食店においては、喫煙席の待ち時間や待ち人数と、禁煙席の待ち時間や待ち人数とを別々に記憶していてもよい。医療施設においては、耳鼻科や内科といった診療科ごとに記憶していてもよい。銀行においては、引出しや投資相談といった用件ごとに記憶していてもよい。携帯ショップにおいては、機種変更や修理といった用件ごとに記憶していてもよい。
図1に戻り、制御部23は、POI情報取得部231と、移動時間取得部232と、予約部233と、情報生成部234と、情報受信部235と、情報送信部236とを有する。これら各部は、サーバ2のプロセッサ(不図示)が所定のプログラムを実行することによって実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
POI情報取得部231は、POI情報データベース221や、他のデータベース(不図示)からPOIの情報を取得する。より具体的には、POI情報取得部231は、端末装置1で設定されたPOI検索条件に合致するPOIを検索したり、あるPOIの位置情報や待ち時間を取得したりする。
移動時間取得部232は、端末装置1で設定された経路検索条件と、POI情報データベース221に基づいて、出発地からPOIまでの移動に要する時間を取得する。取得法に特に制限はないが、一例として、移動時間取得部232は、端末装置1の設定された経路検索条件と、POI情報データベース221におけるPOIの位置情報とに基づいてPOIまでの経路検索を行うことで、移動時間を取得する。別の例として、移動時間取得部232は、経路検索を行うことなく、交通機関の停留場所等の所定の場所とPOIと移動手段の組合せ毎に移動時間を記憶したデータベースを用いて移動時間を取得してもよい。
予約部233は、端末装置1からの利用予約指示に応じ、Web予約システムを利用してPOIの利用予約を行う。なお、この段階で予約部233がPOI情報データベース221の待ち時間や待ち人数を更新してもよい。
情報生成部234はPOIに関するPOI情報を生成する。本実施形態においては、POI情報は、ある特定のPOIの待ち時間と、当該POIまでの移動時間との比較結果に基づいて生成される。
図3は、第1の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、ユーザからの指示により、POI検索条件設定部141はPOI検索条件を設定する(ステップS1)。本実施形態では、ユーザがすでにPOIを決めていることを想定しており、POI検索条件は例えば店舗名などPOIの名称である。サービス内容(喫煙席か禁煙席かなど)を追加で指定してもよい。このPOI検索条件は情報送信部144によってサーバ2に送信され、その情報受信部235によって受信される。
サーバ2のPOI情報取得部231はPOI検索条件に合致するPOIを検索する(ステップS11)。この検索では、POI情報データベース221を参照してもよいし、他の手法によって検索してもよい。ここでは、1つのPOIが検索によって得られたとする。そして、POI情報取得部231は、POI情報データベース221を参照して、取得されたPOIを利用できるまでの待ち時間(以下、単にPOIの待ち時間ともいう)。を取得する(ステップS12)。この待ち時間は、現在そのPOIに利用予約したと仮定した場合の、現在から利用できるまでの時間であり、後述の「実質待ち時間」とは区別する。また、POI情報取得部231は必要に応じて待ち人数を取得してもよい。POI情報データベース221がサービスごとのデータを含む場合、サービスごとに待ち時間を取得してもよい。
取得されたPOIおよびその待ち時間を示す情報は、情報送信部236によって端末装置1に送信され、その情報受信部145によって受信される。
端末装置1の出力データ生成部146は、POIおよびその待ち時間を示す情報を出力するための出力データを生成し、その情報は出力部13から出力される(ステップS2)。
図4は、ステップS2において出力部13(ディスプレイ)に表示される画面の一例を示す図である。同図はPOIが店舗である例を示しており、当該店舗の電話番号や住所に加え、現在の待ち人数が5組、待ち時間が約30分であることが示される。さらに、現時点で利用予約した場合の「実質待ち時間」を算出するための「待ち時間算出」アイコンが表示される。「実質待ち時間」とは、POI到着後に当該POIにおいて待つ時間、言い換えると、現在から利用できるまでの時間から移動時間を除いた時間を言う。
ユーザが操作入力部12(タッチパネル)によって「待ち時間算出」アイコンを選択(タッチ)すると、経路検索条件設定部142は取得されたPOIを目的地とする経路検索条件を設定する(図3のステップS3)。出発地は、現在地であってもよいし、ユーザが任意に設定できてもよい。同様に、出発時刻は、現在時刻であってもよいし、ユーザが任意に設定できてもよい。その他、車か電車かといった移動手段などを設定してもよい。経路検索条件は情報送信部144によってサーバ2に送信され、その情報受信部235によって受信される。
サーバ2の移動時間取得部232は、経路検索条件に基づいて経路検索を行い、出発地から、ステップS11で取得されたPOI(目的地)までの移動時間を取得する(ステップS13)。移動時間は、経路検索結果における到着予定時刻と現在時刻との差である。続いて、情報生成部234は、この移動時間と、ステップS12で取得された待ち時間とを比較し、実質待ち時間を算出する(ステップS14)。実質待ち時間は下式で表される。
実質待ち時間=待ち時間−移動時間(待ち時間≧移動時間の場合)
=0(待ち時間<移動時間の場合)
図4の例では、POIの待ち時間は30分である。そして、移動時間が25分であったとすると、実質待ち時間は5分となる。
続いて、情報生成部234は、実質待ち時間に基づいて、POIに関するPOI情報を生成する(ステップS15)。POI情報は情報送信部236によって端末装置1に送信され、その情報受信部145によって受信される。
端末装置1の出力データ生成部146は、POI情報を出力するための出力データを生成し、その情報は出力部13から出力される(ステップS4)。
図5は、ステップS4において出力部13(ディスプレイ)に表示される画面の一例を示す図である。上記の数値例を用いており、POI到着後の実質待ち時間が5分であることが示される。より詳細な情報として、移動時間および待ち時間がそれぞれ25分および30分であることが示される。また、「経路確認」のリンクを設け、出発地からPOIまでの経路を確認できるようにしてもよい。さらに、当該POIのサービスごとの実質待ち時間を表示するようにしてもよい。また、利用可能時間に関する情報として、POIを利用できる時刻を表示してもよいし、現在から何分後に利用できるかを表示してもよい。
この画面を見たユーザは、現在このPOIに予約して移動すれば、POIに到着して5分後に利用を開始できることを把握できる。実質待ち時間を考慮して、ユーザはこのPOIを利用するか否かを検討できる。利用すると判断したユーザは、同画面の「今すぐ予約」アイコンを選択すればよい。このように、1つの画面内に実質待ち時間と予約用のアイコンとを配置しておくのがユーザにとって便利である。
ユーザが「今すぐ予約」アイコンを選択したことに応じて、端末装置1の予約設定部143はこのPOIの利用予約指示を設定する(図3のステップS5)。POIの利用予約指示は情報送信部144によってサーバ2に送信され、その情報受信部235によって受信される。
そして、サーバ2の予約部233はWeb予約システムを利用してPOIの利用予約を実行する(ステップS16)。なお、ステップS12で待ち時間を取得してから、ステップS16で実際に利用予約をするまでの間に、第三者が利用予約をしたり予約のキャンセルが発生したりして、待ち時間が増減していることも考えられる。よって、実際に利用予約を行って待ち時間が確定した時点で、POI情報取得部231が再度待ち時間を取得して情報生成部234がPOI情報を更新し、端末装置1に送信および出力してもよい。これにより、ユーザはより正確な実質待ち時間を知ることができる。
その後、端末装置1およびサーバ2は、ステップS13での経路検索結果を利用し、ユーザに対してPOIまでの経路案内を行う(ステップS6)。
このように、第1の実施形態では、特定のPOIの待ち時間と、そのPOIまでの移動時間との比較に基づく実質待ち時間を、POI情報として出力する。そのため、ユーザはPOI到着後の実質待ち時間を知ることができる。よって、ユーザは各POIでの実質待ち時間を考慮してPOIを利用するか否かを判断でき、ユーザが実質待ち時間の短いPOIを利用することで、店舗到着後の待ち時間を減らすことができる。
なお、図3では、実質待ち時間を含むPOI情報を端末装置1から出力した(ステップ4)後に、予約設定を行う(ステップS5)ものであった。しかしながら、以下に変形例として説明するように予約設定後に実質待ち時間を出力するようにしてもよい。
図6は、図3の変形例であるシーケンス図である。図3との相違点を中心に簡潔に説明する。端末装置1からの検索条件に基づくPOI検索で取得されたPOIの情報が端末装置1の出力部13から出力される(ステップS1,S11,S2’)。このとき、POI情報取得部231はこのPOIの待ち時間を取得しなくてもよい。
続いて、ユーザが予約設定を行うと(ステップS5)、予約部233は利用予約を行う(ステップS16)。そして、POI情報取得部231は利用予約を行って待ち時間が確定した時点での待ち時間を取得する(ステップS12)。
一方、ユーザは予約設定と前後して経路検索条件も設定する(ステップS3)。移動時間取得部232は経路検索を行ってPOIまでの移動時間を取得する(ステップS13)
。そして、情報生成部234は、移動時間と待ち時間とを比較して実質待ち時間を算出し(ステップS14)、POI情報を生成する(ステップS15)。このPOI情報が端末装置1の出力部13から出力され(ステップS4)、POIまでの案内が行われる(ステップS6)。
ユーザによっては、待ち時間に関わらず(たとえ待ち時間が長かったとしても)利用予約を行いたいと考えることもある。そのような場合には、予約設定前の実質待ち時間の出力を省略する本変形例の態様も有効である。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態は、特定のPOIについて、その実質待ち時間を出力するものであった。これに対し、以下に説明する第2の実施形態では、複数のPOIのうち、実質待ち時間が少ないPOIを優先的に出力するものである。
図7は、第2の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、POI検索条件設定部141はPOIの検索条件を設定する(ステップS1’)。本実施形態では、ユーザはまだPOIを決めていないことを想定している。よって、POI検索条件は複数のPOIがPOI検索によって取得され得るものであり、例えばカテゴリ検索用のキーワード、料金帯、営業時間、エリア、駅である。また、POI検索条件は、サービス内容(喫煙席か禁煙席かなど)を含んでいてもよい。
また、経路検索条件設定部142は経路検索条件を設定する(ステップS3’)。ただし、この時点ではどのPOIに行くか、すなわち目的地が定まっていない。よって、移動手段、出発地(例えば現在地)および出発時刻(例えば現在時刻)を設定するが、目的地の設定は不要である。
図8は、ステップS1’,S3’ において出力部13に表示される画面の一例を示す
図である。ユーザは、POI検索条件を設定するために、キーワード入力欄にフリーワードを入力することもできるし、「エリアから検索」ボタンから、予め定めたエリアのうちの1つを選択することもできるし、「駅周辺検索」ボタンから、任意の駅を入力することもできるし、「条件から検索」ボタンから、料金帯や営業時間などの条件を設定することもできる。これらの条件を組み合わせてもよい。
また、ユーザは、経路検索条件を設定するために、移動手段を設定したり、図示していないが出発地や出発時刻を設定できたりする。POI検索条件と経路検索条件の両方に関する条件として、どの移動手段を用いて、どの程度の移動時間で移動できるPOIを検索するかを設定できてもよい。各設定は、例えばプルダウンから選択する形式とすることができる。同図では、歩いて5分圏内であることがPOI検索条件に設定されるとともに、歩いて移動することが経路検索条件に設定される。「検索」ボタンが選択されることで、POI検索条件および経路検索条件が端末装置1からサーバ2に送信される。
図7に戻り、サーバ2のPOI情報取得部231はPOI検索条件に合致するPOIを検索する(ステップS11’)。POI検索条件がサービス内容を含む場合、POI情報取得部231はサービス内容も考慮してPOIを検索する。ここでは、複数のPOIが取得されるものとする。なお、POI情報取得部231は、出発地からある範囲、例えば移動時間や直線距離が所定値以下であるPOIのみを検索してもよい。そして、POI情報取得部231はPOI情報データベース221を参照して各POIの待ち時間を取得する(ステップS12’)。さらに、移動時間取得部232は、経路検索条件設定部142によって設定された検索条件に加え、取得された各POIを目的地として経路検索を行い、
各POIまでの移動時間を取得する(ステップS13’)。
続いて、情報生成部234は、各POIの待ち時間と、各POIへの移動時間とを比較して、各POIの実質待ち時間を算出する(ステップS14’)。そして、情報生成部234は、算出された実質待ち時間に基づいて、POI情報を生成する(ステップS15’)。
例えば、POI情報は、各POIと、その実質待ち時間とが関連付けられたものであってもよい。また、POI情報は、実質待ち時間が少ないPOIを所定数選択したものであってもよい。さらに、POI情報は、実質待ち時間が所定時間(例えば0分)以内であるPOIを選択したものであってもよい。上記所定数や所定時間は、予め定められていてもよいし、ユーザによりPOI検索条件として設定されてもよい。このようなPOI情報に基づいて端末装置1の出力データ生成部146は出力データを生成し、出力部13から出力する(ステップS4’)。以降の処理は第1の実施形態と同様である。
図9は、ステップS4’において出力部13に表示される画面の一例を示す図である。同図では、POI検索によって取得された10件のPOIの情報と、それぞれの実質待ち時間とが関連づけられたリストとなっている。そして、これら10件が所定の条件で並んでいる。ただし、画面には上位3件のみが表示されており、この画面をユーザが下方にスクロールすることで他の7件が順次表示されるようになっている。並び順は、実質待ち時間が少ない順であってもよいし、出発地からの移動時間が短い順であってもよいし、カテゴリごとであってもよい。
出力データ生成部146は、ユーザによる操作入力部12への操作に応じて、この画面を更新してもよい。例えば、ユーザがある条件を選択した場合、出力データ生成部146は選択された条件で各POIの並び順を更新して表示してもよい。
図10は、ステップS4’において出力部13に表示される画面の別の例を示す図である。同図では、地図上に各POIの位置およびその実質待ち時間を表示している。また、地図上に出発地や現在地を示して、各POIまでの距離が直感的に分かるようにしてもよい。
この画面もユーザ操作に応じて更新されてもよい。例えば、ユーザがあるカテゴリを選択した場合、出力データ生成部146は、そのカテゴリのPOIのみを表示し、他のPOIを非表示としてもよい。あるいは、ユーザが、実質待ち時間や移動時間などの条件を選択した場合、これらが短い順に所定数のPOIだけ表示してもよい。
なお、図9や図10では実質待ち時間を表示しているが、POIを利用できる時刻を表示してもよいし、現在から何分後に利用できるかを表示してもよい。さらに、POIまでの移動時間を表示してもよい。
このように、第2の実施形態では、複数のPOIのそれぞれについて実質待ち時間を算出する。そのため、実質待ち時間が短いPOIを優先的に出力でき、ユーザは実質待ち時間が短いPOIを選択できる。
(第3の実施形態)
次に説明する第3の実施形態は、どれくらい後(例えば何分以内)にPOIを利用したいかという利用希望時間をユーザが設定して、POI検索を行うものである。
図11は、第3の実施形態に係る情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、POI検索条件設定部141はPOIの検索条件を設定する(ステップS1’’)。本実施形態のPOI検索条件は、第2の実施形態で説明したPOI検索条件に加え、ユーザが設定する利用希望時間を含む。後の処理によって、現在時刻から利用希望時間内に利用できるPOI、言い換えると、現在時刻に利用希望時間を加えた時刻までに利用できるPOIが端末装置1に出力される。
図12は、ステップS1’’において出力部13に表示される画面の一例を示す図である。この例では、ユーザは、何分以内に着席したいかを示す利用希望時間を、操作入力部12に対する操作によって設定できる。この設定は、図示のようにプルダウンから選択する形式でもよいし、ユーザが任意に入力できてもよい。
図11に戻り、経路検索条件設定部142は経路検索条件を設定する(ステップS3’)。そして、サーバ2のPOI情報取得部231はPOI検索条件に合致するPOIを検索する(ステップS11’)。この時点では、利用希望時間を考慮せずに、第2の実施形態と同様のPOI検索が行われる。そして、POI情報取得部231は各POIの待ち時間を取得する(ステップS12’)。さらに、移動時間取得部232は、経路検索条件設定部142によって設定された経路検索条件に加え、取得された各POIを目的地として経路検索を行い、各POIまでの移動時間を取得する(ステップS13’)。
そして、情報生成部234は各POIの利用可能時刻を算出する(ステップS14a)。利用可能時刻は、現在時刻に出発したと仮定し、かつ、現時点でPOIの利用予約を行ったと仮定して、下式で表される。
利用可能時刻=現在時刻+移動時間(移動時間≧待ち時間の場合)
=現在時刻+待ち時間(待ち時間≧移動時間の場合)
すなわち、現在時刻に、移動時間および待ち時間のうち大きい方を加えた時刻が、各POIを利用できる時刻である。
また、情報生成部234は利用希望時刻を算出する(ステップS14b)。利用希望時刻は、ユーザがPOIの利用をこの時刻までに開始したいと望む時刻であり、全POIに共通して下式で表される。
利用希望時刻=現在時刻+利用希望時間
必要に応じて、情報生成部234は第2の実施形態と同様に各POIの実質待ち時間を算出してもよい。そして、情報生成部234は、利用希望時刻と、各POIの利用可能時刻とに基づいてPOI情報を生成する(ステップS15’’)。より具体的には、情報生成部234は、POI検索条件を満たすPOI、すなわち、利用希望時刻より利用可能時刻が早いPOIに関するPOI情報を生成する。以降の処理は第2の実施形態と同様である。
図13は、ステップS4’’において出力部13に表示される画面の一例を示す図である。同図では、POI検索によって取得された10件のPOIと、それぞれの利用(着席)可能時刻とが関連づけられたリストとなっている。そして、これら10件が所定の条件で並んでいる。並び順は、利用可能時刻が早い順であってもよいし、出発地からの移動時間が短い順であってもよいし、カテゴリごとであってもよい。
出力データ生成部146は、ユーザによる操作入力部12への操作に応じて、この画面を更新してもよい。例えば、ユーザがある条件を選択した場合、出力データ生成部146は選択された条件で各POIの並び順を更新して表示してもよい。
図14は、ステップS4’’において出力部13に表示される画面の別の例を示す図である。同図では、地図上に各POIの位置およびその利用可能時刻を表示している。合わせて、現在の待ち時間、移動に要する時間などを表示してもよい。また、地図上に出発地や現在地を示して、各POIまでの距離が直感的に分かるようにしてもよい。
この画面もユーザ操作に応じて更新されてもよい。例えば、ユーザがあるカテゴリを選択した場合、出力データ生成部146は、そのカテゴリのPOIのみを表示し、他のPOIを非表示としてもよい。あるいは、ユーザが、実質待ち時間や移動時間などの条件を選択した場合、これらが短い順に所定数のPOIだけ表示してもよい。
このように、第3の実施形態では、ユーザが利用希望時間を指定する。そのため、利用希望時間内に利用できるPOIを優先的に出力でき、実質待ち時間を減らすことができる。
なお、本実施形態では利用希望時間がユーザによって設定され、情報生成部234が利用希望時刻を算出したが、POIの利用希望時間に関する条件として、利用希望時刻を直接ユーザが設定してもよい。また、本実施形態では、利用希望時刻より利用可能時刻が早いPOIを出力したが、逆に利用希望時刻より利用可能時刻が遅いPOIを、利用可能時刻に近い順に出力するようにしてもよい。例えば、今から30分後までは予定が入っているが、その後にできるだけ早く食事をとりたい場合などには有用である。
また、ステップS1’では、実質待ち時間をPOI検索条件として設定してもよく、この場合の情報生成部234は、各POIの実質待ち時間が、POI検索条件として設定された実質待ち時間より短いPOIに関するPOI情報を生成する。
(第4の実施形態)
次に説明する第4の実施形態は、短い実質待ち時間でPOIを利用できるよう、待ち時間と移動時間とを考慮して推奨出発時間を算出するものである。
図15は、第4の実施形態の概要を説明する図である。現在時刻が15時、あるPOIまでの移動時間が45分、そのPOIの現時点での待ち時間が60分であるとする。すぐに出発すると、「パターン1」として示すように、そのPOIには15時45分に到着し、POIで15分待つ必要がある。つまり、実質待ち時間が15分となる。
そこで、本実施形態では、実質待ち時間が0となる推奨出発時刻を下記(1)式に基づいて算出し、その結果である15時15分を推奨出発時間としてユーザに提示する。
推奨出発時刻=現在時刻+POIの現在の待ち時間−移動時間 ・・・(1)
これにより、出発時刻を現在時刻より遅らせることができ、POIでただ単に待ち時間を消費するよりも、自宅などの現在地において出発時刻までの時間を有意義に過ごすことができる。
図16は、第4の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。図1との相違点として、サーバ2aの制御部23aは、上記の推奨出発時刻を算出する出発時刻算出部237を有する。
本実施形態は、第1〜第3の実施形態と任意に組み合わせることができる。具体的な推奨出発時刻算出手法として、例えば、第1の実施形態における図3のステップS3において、出発時刻算出部237は、出発時刻を現在時刻として経路検索を行って得られた移動時間と、POIの現在の待ち時間とを用いて、上記(1)式から推奨出発時刻を算出でき
る。この手法によれば、出発時刻を現在時刻とする経路検索を行うため、簡易に推奨出発時刻を算出できる。
別の例として、出発時刻算出部237は、経路検索条件として、経路検索条件設定部142は出発時刻を設定せず、下記(2)式に基づく到着時刻を設定する。
到着時刻=現在時刻+POIの現在の待ち時間 ・・・(2)
出発時刻算出部237はこの経路検索条件によって得られた経路における出発時刻を推奨出発時刻としてもよい。この手法によれば、移動時の実際の交通状況が考慮され、精度よく推奨出発時刻を算出できる。なお、経路検索条件における到着時刻が上記(2)式による算出結果に基づくものであればよく、(ユーザまたは出発時刻算出部237が)上記(2)式による算出結果を微調整した時刻を到着時刻としてもよい。
ステップS15において、情報生成部234は推奨出発時刻を含むPOI情報を生成する。POI情報は、推奨出発時刻に出発する場合の経路情報をさらに含んでいてもよい。
図17は、第4の実施形態において出力部13に表示される画面の一例を示す図である。本例は図15と対応しており、図17(a)では、現在(15時)出発した場合の実質待ち時間が約15分であることを示すとともに、推奨出発時刻が15時15分であることを示している。その根拠として、移動時間が約45分、現在の待ち時間が約60分であることも合わせて示している。そして、ユーザが「ご利用のタイミングに着くように出発」アイコンをタッチすると、推奨出発時刻に出発する場合の詳細な経路、例えば乗車駅、乗車時刻、降車駅、降車時刻、料金などを別画面(図17(b))で表示してもよい。
また、推奨出発時刻のほか、推奨出発時刻と現在時刻との差を算出して「今から15分後に出発してください」などと表示してもよい。さらに、POIの現在の待ち時間より移動時間の方が長い場合、推奨出発時刻が現在時刻より早くなる。この場合、すでに推奨出発時刻を経過しているので、推奨出発時刻をそのまま出力するのではなく、「今すぐ出発してください」などと表示するのが望ましい。
また、第2および第3の実施形態と組み合わせる場合、図7や図11のステップS3’において、上記のように経路検索条件を設定してもよい。この場合、複数のPOIのそれぞれについて、推奨出発時刻が算出される。よって、POIごとに図17のような画面を表示してもよいし、図9、図10、図13、図14などの画面において、POIごとに推奨出発時刻を表示してもよい。
第1〜第3の実施形態において、推奨出発時刻の算出や出力は予約実行(ステップS17)の後であってもよい。すなわち、ユーザから予約設定を受け付ける(ステップS5)前には、情報生成部234はPOIの実質待ち時間を含むPOI情報を生成し、出力部13から出力する。そして、予約設定を受け付け、予約を実行(ステップS17)後に出発時刻算出部237が推奨出発時刻を算出し、情報生成部234は推奨出発時刻を含むPOI情報を生成し、出力部13から出力する。結果として、予約の前後で出力部13から出力されるPOI情報が変更される。予約を実行して待ち時間が確定した後に推奨出発時刻を算出するため、より正確な推奨出発時刻をユーザに提示できる。
また、第1〜第3の実施形態とは独立して、出発推奨時刻を算出してもよい。この場合、まず、POI情報取得部231がPOIの位置情報および待ち時間を取得する。そして、上記の経路検索を行うことにより、出発時刻算出部237は実質待ち時間が0となる推奨出発時刻を算出できる。
このように、第4の実施形態では、現在時刻およびPOIの現在の待ち時間に基づいて、実質待ち時間が短くなる推奨出発時刻を出力できる。
なお、交通機関の運行間隔などの都合で実質待ち時間をちょうど0にできない場合などには、実質待ち時間が最小となる経路の出発時刻を推奨出発時刻としてもよい。また、出発時刻算出部237は、複数の出発時刻を、実質待ち時間が短くなる順に算出してもよい。
(第5の実施形態)
次に説明する第5の実施形態は、予約設定後に実質待ち時間が変動した場合に、その旨を端末装置1にプッシュ通知するものである。本実施形態は、第1〜第4の実施形態と組み合わせることができる。
本実施形態において、予約設定(各シーケンス図のステップS16)後、定期的に、あるいは、任意のタイミングで、POI情報取得部231はPOI情報データベース221にアクセスし、待ち時間や待ち人数を確認する。そして、何らかの要因によって実質待ち時間が変動した場合、例えば予約のキャンセルによって待ち時間や待ち人数が減少した場合、情報生成部234はその旨を示すPOI情報を生成(更新)し、そのPOI情報を情報送信部236が端末装置1に送信する。この情報は出力データ生成部146によって出力部13から出力される。
図18は、第5の実施形態において出力部13に表示される画面の一例を示す図である。同図は、メールが端末装置1にPOI情報を送信される例を示している。同図では、キャンセルが1組発生し、待ち時間が短くなったことを示している。このメールは、例えばPOIの運営関係者が定型文を準備しておき、キャンセルの組数のみを適宜に設定できるようにしてもよい。また、メールは、サーバ2(2a)から送信してもよく、その場合は本情報処理システムの提供者が送信元となってもよい。あるいは、予約を受け付けたPOI側のシステムがメールを送信してもよく、その場合はPOIの運営関係者が送信元となってもよい。また、メールとは異なる形態で端末装置1に通知を行ってもよい。
このような通知を行うタイミングとしては、予約のキャンセルの他、待ち人数の自然消化が予想より早かったり遅かったりして実質待ち時間が変化する場合に行ってもよい。あるいは、POIまでの案内(ステップS6)において、ユーザの移動が経路検索の結果に比べて早かったり遅かったりして実質待ち時間が変化する場合に行ってもよい。
さらに、予約状況が変動した場合、待ち時間の変動を考慮して、実質待ち時間の取得や推奨出発時刻の算出を再度行ってPOI情報を更新し、出力部13の表示画面を更新してもよい。
このように、第5の実施形態では、予約状況の変動を端末装置1に通知する。これにより、予約設定後も高精度な情報をユーザに提示できる。
なお、各実施形態は、Web予約システムを利用することを念頭に置いていたが、必ずしもWeb予約システムを利用しなくてもよく、POI情報データベース221を参照できればよい。現時点から待ち人数がそれほど増加しない場合などには、予約機能がなくてもある程度の精度で実質待ち時間の取得や推奨出発時刻の算出が可能である。
なお、図1や図16の情報処理システムにおいて、端末装置1内の一部をサーバ2(2a)内に設けてもよいし、サーバ2(2a)内の一部を端末装置1内に設けてもよいし、端末装置1およびサーバ2の機能を一体化したスタンドアローンの装置としてもよい。また、情報処理システムの少なくとも一部を1または2以上のコンピュータによって構成される情報処理システムとしてもよい。さらに、サーバ2内の各部を、通信可能に接続された複数の情報処理装置に分散してもよい。
上述した実施形態で説明した情報処理システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、情報処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスクなどの着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、情報処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネットなどの通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネットなどの有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
さらに、通信可能に接続された1または複数の情報処理装置によって情報処理システムを機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1以上をコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システムの少なくとも1つの手段としての機能が実現されてもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形例を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態には限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 端末装置
11 通信部
12 操作入力部
13 出力部
14 制御部
141 POI検索条件設定部
142 経路検索条件設定部
143 予約設定部
144 情報送信部
145 情報受信部
146 出力データ生成部
2,2a サーバ
21 通信部
22 記憶部
221 POI情報データベース
23 制御部
231 POI情報取得部
232 移動時間取得部
233 予約部
234 情報生成部
235 情報受信部
236 情報送信部
237 出発時刻算出部

Claims (14)

  1. POIを利用できるまでの現在の待ち時間を取得するPOI情報取得手段と、
    前記POIまでの移動時間を取得する移動時間取得手段と、
    前記POIを利用できるまでの現在の待ち時間と前記移動時間との比較結果に基づいて、前記POIに到着後の待ち時間に関する情報を含む前記POIに関するPOI情報を生成する情報生成手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記情報生成手段は、前記比較結果に基づいて、前記POIに到着後の待ち時間に関する所定の条件を満たすPOIに関する前記POI情報を生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記所定の条件を満たすPOIは、前記POIに到着後の待ち時間が少ないPOIを所定数選択したものである、または、前記POIに到着後の待ち時間が所定時間以内であるPOIを選択したものである、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記POIの利用予約を行う予約手段を備え、
    前記POI情報取得手段は、前記POIを現在利用予約した場合の前記POIを利用できるまでの現在の待ち時間を取得する、請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理システム。
  5. 前記情報生成手段は、前記予約手段が前記POIの利用予約を行った後に、前記POI情報を更新する、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報生成手段は、前記予約手段が前記POIの利用予約を行った後の、前記POIに到着後の待ち時間の変化に応じて、前記POI情報を更新する、請求項4または5に記載の情報処理システム。
  7. 前記POIを利用できるまでの現在の待ち時間と前記移動時間に基づいて、前記POIへの推奨出発時刻を算出する出発時刻算出手段をさらに備える請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記情報生成部は、前記比較結果に基づいて、前記POIの利用可能時刻に関する情報、および、前記POIに到着後の待ち時間に関する情報を含む前記POI情報を生成し、
    前記出発時刻算出手段は、前記利用可能時刻を経路探索条件の到着時刻として探索した結果による出発時刻を前記POIへの推奨出発時刻とする、請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記情報生成手段は、前記推奨出発時刻をさらに含む前記POI情報を生成する、請求項7または8に記載の情報処理システム。
  10. 前記出発時刻算出手段は、現在時刻に前記POIを利用できるまでの現在の待ち時間を加算した時刻に基づく到着時刻を設定し、前記POIまでの経路検索を行った結果に基づいて、前記推奨出発時刻を算出する、請求項7乃至9のいずれかに記載の情報処理システム。
  11. 前記出発時刻算出手段は、前記POIに到着後の待ち時間が最小となるよう、前記推奨出発時刻を算出する、請求項7乃至10のいずれかに記載の情報処理システム。
  12. コンピュータを、
    出発地に関する情報を送信する情報送信手段、
    POIを利用できるまでの現在の待ち時間と、前記出発地から前記POIまでの移動時間との比較結果に基づいて生成された、前記POIに到着後の待ち時間に関する情報を含む前記POIに関するPOI情報を受信する情報受信手段、および、
    前記POI情報を出力するための出力データを生成する出力データ生成手段として機能させる、情報処理プログラム。
  13. コンピュータを、
    POIを利用できるまでの現在の待ち時間を取得するPOI情報取得手段、
    前記POIまでの移動時間を取得する移動時間取得手段、および、
    前記POIを利用できるまでの現在の待ち時間と前記移動時間との比較結果に基づいて、前記POIに到着後の待ち時間に関する情報として機能させる、情報処理プログラム。
  14. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    POIを利用できるまでの現在の待ち時間を取得するステップと、
    前記POIまでの移動時間を取得するステップと、
    前記POIを利用できるまでの現在の待ち時間と前記移動時間との比較結果に基づいて、前記POIに到着後の待ち時間に関する情報を含む前記POIに関するPOI情報を生成するステップと、を備える情報処理方法。
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