JP2013105457A - 日常圏設定システム、日常圏設定方法及び日常圏設定プログラム - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
【解決手段】日常圏設定システムは、携帯端末から送信される当該携帯端末の現在位置を測位した測位点と測位時刻とを対応付けて所定のデータベースに格納する格納手段と、前記測位点と前記測位時刻を前記測位点が属するメッシュ領域に対応付けた基礎データを生成する基礎データ生成手段と、前記基礎データに基づいて、各メッシュ領域における所定期間内の前記測位点の測位回数及び/又は前記携帯端末のユーザの滞在時間を算出し、当該各メッシュ領域と当該算出した測位回数及び/又は滞在時間とを対応付けたメッシュデータを生成するメッシュデータ生成手段と、前記メッシュデータに含まれる測位回数及び/又は滞在時間が所定の閾値以上であるメッシュ領域を、前記ユーザの日常圏として設定する日常圏設定手段とを備える。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施形態に係る日常圏設定システムの概略構成の一例を示すブロック図である。日常圏設定システム(日常圏設定装置)10は、ネットワークNを介して携帯移動端末装置(以下、「携帯端末」という。)20と相互に接続されている。
図1に戻り、携帯端末20について説明する。携帯端末20は、例えば、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータなどのGPSを利用して現在位置を測位した測位情報を所定時間間隔でアップロードする機能を備えた従来の端末装置を適用することができる。なお、図1では1つの携帯端末20を記載しているが、利用形態に応じて複数の携帯端末20を日常圏設定システム10と接続することができる。
次に、上記のように構成される日常圏設定システム10の動作の概要について、図5、図12、図13のフローチャートを参照しながら説明する。なお、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
次に、図12を参照しながら日別メッシュデータ生成処理の流れについて説明する。まず、日常圏設定システム10は、基礎データに基づいて、メッシュ領域上の測位点から、例えば時系列に従って、移動前測位点の第1測位点と移動後測位点の第2測位点との組を特定し、当該組を特定できた場合は(S301;YES)、第1配分条件または第2配分条件を適用するためにステップ302に進み、当該組を特定できなかった場合は(S301;NO)、第3配分条件を適用するためにステップ309へ進む。
次に、図13(A)を参照しながら集計期間別メッシュデータ生成処理の流れについて説明する(図10参照)。日常圏設定システム10は、対象集計期間の集計期間別メッシュデータが期間別メッシュDB113に存在するか否かを判断し、既に生成されている場合は(S401;YES)、ステップS402に進み、未だ生成されていない場合は(S401;NO)、ステップS403に進む。
次に、図13(B)を参照しながら日常圏設定処理の流れについて説明する(図11参照)。日常圏設定システム10は、日常圏DB114から対象となる日常圏の種類の日常圏条件を参照し(S501)、期間別メッシュDB113から該当する集計期間別メッシュデータを読み出すと、参照した日常圏条件に合致するメッシュ領域を抽出し、日常圏として設定する(S502)。
次に、以上のように設定された日常圏の利用例について説明する。日常圏の利用方法は、目的等に応じて適宜決定することができ、その内容について特に限定はないが、例えば、所定のサービス提供装置は、測位情報を受信すると、ユーザの現在位置が日常圏内であるか否かに応じて、提供情報の内容を変更したり、提供情報の提供形態を変更したりすることができる。また、測位レベルに応じた日常圏を作成した場合には、測位レベルを考慮して適切な情報提供を行うようにすることができる。また、図14に示す例では、日常圏を中心に所定距離帯別のバッファ(散歩圏、遠出圏)を設定する様子を示している。例えば、所定のサービス提供装置は、測位情報を受信すると、ユーザの現在位置から当該ユーザの日常圏(複数ある場合は最も近い日常圏)への距離を測定し、当該距離に応じて提供情報の内容や提供形態を決定することができる。
[災害情報提供サービス]
サービス提供手段305は、日常圏、及び現在位置と日常圏の間の災害情報(地震情報等)を受信した場合に、ユーザが日常圏内にいるか否かに基づいて、受信した災害情報のうちユーザに提供する内容を制御する災害情報提供手段を有する。
災害情報提供手段は、ユーザが日常圏内にいると判定された場合には、日常圏の災害情報をユーザの携帯端末に提供する。具体的には、日常圏内の避難所の場所、停電の情報および復旧情報、避難に関する情報、電車の運行情報等を提供する。
災害情報提供手段は、ユーザが日常圏外にいると判定された場合には、日常圏、及び現在位置と日常圏の間の災害情報をユーザの携帯端末に提供する。また、現在位置から日常圏までの経路を算出し、その経路についての情報を提供する。なお、経路が複数ある場合にはそれぞれの経路についての情報を提供する。例えば、電車で移動する経路と自動車で移動する経路がある場合には、電車の経路については電車の運行状況など、自動車の経路については道路の混雑状況、通行止め等の情報を提供する。また、災害の状況により自宅へ戻れないと判断される場合には、日常圏の避難所の場所の情報を提供してもよい。
サービス提供手段305は、日常圏内の情報を受信した場合に、ユーザが日常圏内にいるか否かに基づいて、受信した日常圏内の情報のうちユーザに提供する内容と、提供するタイミングを制御する帰宅時情報提供手段を有する。帰宅時情報提供手段は、ユーザが日常圏外にいると判定された場合には、受信した情報を蓄積しておき、ユーザが日常圏外から日常圏内に帰ってきたことを検出したら、ユーザが日常圏内にいなかった間に日常圏内であった出来事等の情報を提供する。このとき、ユーザが日常圏内にいなかった期間の長さに応じて、提供する情報を決定するようにしてもよい。例えば、期間が1日の場合には、いなかった間に日常圏が位置する地域で起こった大きなニュースと小さなニュースの情報を提供し、10日間いなかった時は地域の大きなニュースの情報のみを提供するようにしてもよい。また、その期間にユーザがいた場所に応じて提供する情報を決定するようにしてもよい。例えば、ユーザが日本国内にいた場合には、その期間に日常圏が位置する地域で起こったニュースの情報を提供し、国外にいた場合には、その期間に日本国内で起こったニュースの情報を提供するようにしてもよい。なお、ユーザが日常圏内にいる場合には、日常圏内の情報を受信したタイミングでユーザに提供してもよいし、提供しなくてもよい。また、日常圏内の情報の受信を行わないようにしてもよい。
サービス提供手段305は、測位情報に基づいてユーザが日常圏内から日常圏外に移動したことを検出したら、自動的に次のような制御を行う日常圏外適応制御手段を有する。
(1)日常圏外適応制御手段は、ユーザが日常圏外に移動したら、経路案内のアプリケーションを自動的に起動し、現在地から自宅までの経路案内を常に提示する。自宅の位置情報は携帯端末20から取得してもよいし、サービス提供装置30がユーザIDに対応付けて予め保持しておくようにしてもよい。また、現在地から自宅までの経路探索は、サービス提供装置30からの指示に基づいて携帯端末20が行うようにしてもよいし、ネットワーク上のルート探索システム等に実行させるようにしてもよい。
また、帰宅予定時刻を予め指定しておけば、現在位置から自宅までの所要時間に基づいてユーザが指定時刻に自宅に到着するために帰宅を開始しなければならない時刻を算出し、その時刻になったら、携帯端末20に通知を行うようにしてもよい。
具体的な利用方法としては、例えば、第1ユーザが小学生の子供で、第2ユーザがその子供の親である場合があげられる。この場合、例えば、子供が子供自身または親の日常圏外に移動したら、親の携帯端末に通知するように設定する。これにより、子供が自宅や学校、及び親の勤務地から離れた場所に移動したことを親が認知することができる。さらに、子供の現在位置が親の現在位置の一定範囲以内の場合(近くにいる場合)には、通知を行わないように設定することにより、例えば家族で旅行中などの場合には、通知が行われないようにすることができる。
具体的には、地図情報データベース内に、日常圏内外で共通に表示する共通地図レイヤと、日常圏外向けの注記(ランドマーク等を含む)を表示するための日常圏外用レイヤと、日常圏内向けの注記(詳細な建物名等を含む)を表示するための日常圏内用レイヤを保持し、ユーザが日常圏内にいるか日常圏外にいるかによって、日常圏内用レイヤと日常圏外用レイヤのどちらかを共通地図レイヤ重ねて表示するようにしてもよい。
または、地図データを河川などの地形を表示するための地形レイヤ、道路を表示するための道路レイヤ、建物を表示するための建物レイヤ等に分別して保持し、さらに、各々のレイヤについて日常圏内用と日常圏外用を保持しておき、ユーザが日常圏内にいるか日常圏外にいるかによって、それぞれのレイヤを日常圏内用または日常圏外用に切り替えて表示するようにしてもよい。
または、地図情報データベースに格納されている各レイヤについて、どのような内容(地形、道路、建物等)を表示するレイヤかを決めておき、ユーザが日常圏内にいるか日常圏外にいるかによって、それぞれのレイヤ毎に参照するデータを切り替えて表示するようにしてもよい。
事象の例としては、日常圏で雨が降る;自宅の警報装置が作動する;宅配業者が訪問する;近所のスーパーでタイムセールスが始まる等があげられる。
それぞれの事象の検出方法は、「日常圏で雨が降る」については、サービス提供装置30が各地域の降雨状況を提供するサービスを利用して、設定を行ったユーザの日常圏での降雨の有無を参照するようにしてもよいし、現在雨が降っている地域の情報を取得し、当該地域内に設定を行ったユーザがいるか否かを判断するようにしてもよい。また、降雨確率が一定値以上の場合には、雨が降ると判断するようにしてもよい。
「自宅の警報装置が作動する」については、警報装置が作動すると、警報装置からサービス提供装置30に通知するようにしてもよいし、サービス提供装置30が定期的に警報装置に問い合わせを行うようにしてもよい。
「宅配業者が訪問する」については、自宅のインターホンの呼び出しボタンが押されたら、インターホンからサービス提供装置30に通知するようにしてもよい。
「近所のスーパーでタイムセールスが始まる」については、店舗のシステムや地域の情報を発信するシステムが、サービス提供装置30にタイムセールスの情報を通知するようにしてもよい。または、サービス提供装置30が、店舗のシステムや地域の情報を発信するシステムに定期的に問い合わせを行い、タイムセールスの情報を収集するようにしてもよい。
日常圏は、定期的に、またはユーザからの指示に基づいて再設定(更新)するようにしてもよい。この場合、サービス提供装置は、例えばユーザの転居や転勤等に伴って、再設定した日常圏が過去の日常圏から変化した場合に、ユーザの過去の日常圏も履歴として保持しておく、日常圏履歴記憶手段を備える。また、この履歴情報を利用して、ユーザに過去の日常圏に関する情報を提供する、旧日常圏情報提供手段を備える。旧日常圏情報提供手段は、例えば、過去の日常圏内で新しい建物が建つなどの変化があった場合に、ユーザにその情報を通知するようにしてもよい。また、ユーザが過去の日常圏に行ったときに、行っていない間にあった変化の情報を提供するようにしてもよい。また、過去の日常圏についても、そこが日常圏であった時と同じように引き続き情報を提供するようにしてもよい。
サービス提供手段305は、あるエリア内の日常圏メッシュの密度に基づいて、提供する情報を変えるメッシュ密度別情報提供手段を備える。日常圏メッシュの密度とは、所定のエリア(市町村単位、駅周辺のエリア等)に含まれる日常圏メッシュの数を単位面積あたりに換算したものである。したがって、あるエリアにおける日常圏メッシュの密度が高いユーザは、そのエリアを主に低速度で移動していると考えられるので、店舗のセール情報や新規開店情報等を提供する。あるエリアにおける日常圏メッシュの密度が低いユーザは、そのエリアを高速度で移動している可能性が大きいので、そのエリアの店舗の情報は提供しない。なお、密度は、各々のメッシュの測位回数や滞在時間を考慮してもよい。
サービス提供手段305は、ユーザの行動範囲の広さを判定し、行動範囲が広いユーザと狭いユーザとで、提供する情報を変える行動範囲別情報提供手段を備える。行動範囲の広さは、そのユーザの全ての日常圏を囲う範囲の広さで判定する。具体的には、例えば全ての日常圏を含む最小の円や方形の面積で判定する。なお、日常圏を囲う範囲の広さの代わりに、全ての日常圏を含む最小の円の直径や、方形の対角線の長さ、各日常圏の中心点を結ぶ最小の長さなどで判定してもよい。例えば、東京と北海道に日常圏があるユーザは、移動距離が大きいため行動範囲は広いと判定することができる。一方、東京都内にのみ日常圏が存在するユーザの行動範囲は狭いと判定することができる。行動範囲の広いユーザには、日常圏から遠い地域の情報も通知し、行動範囲が狭いユーザには、近くの地域情報だけを通知するようにしてもよい。
サービス提供手段305は、ユーザが日常圏外に行く頻度を判定し、その頻度に応じて提供する情報を変える外出頻度別情報提供手段を備える。例えば、日常圏外に行く頻度が高い人は旅行などの回数が多く、逆に日常圏外に行く頻度が低い人は、旅行などの回数が少ないと考えられるので、旅行に関する情報を提供する際に、提供する情報を変えるようにしてもよい。例えば、旅行回数が多い人は交通機関の利用にも慣れていると考えられるため、チケットの取り方や乗換え案内など交通機関の利用方法に関する詳しい情報は提供せず、回数券や割引切符などの情報を提供するようにしてもよい。逆に、旅行回数が低い人には、交通機関の利用方法についての詳しい情報を提供するほか、旅行に慣れていない人のための初心者旅行情報なども提供するようにしてもよい。
サービス提供手段305は、他ユーザの日常圏との類似度を判定し、類似度の高い他ユーザの行動履歴を利用して情報提供を行う類似度判定手段を備える。類似度は、例えば日常圏に含まれる同一メッシュの多さなどによって判断してもよい。より好ましくは、それらの同一メッシュの測位時間帯等が重なるか否かも考慮して判断する。また、メッシュ自体は一致していても、例えば自宅に該当するメッシュと通勤経路上にあるメッシュのように、メッシュの種類の違いを考慮するようにしてもよい。類似度判定手段は、例えばユーザに飲食店や旅行先などの情報を提供する際、日常圏が類似する他ユーザがよく利用している飲食店や旅行先の情報を提供するようにしてもよい。また、ある日常圏(例えば勤務先)が類似する他ユーザの別の日常圏(例えば居住地)の情報に基づいて、引越し先のレコメンドを行うようにしてもよい。
サービス提供手段305は、複数ユーザの日常圏の領域間の関係の判定を行い、その結果に基づいて情報提供を行う領域間関係判定手段を備える。例えば、領域間関係判定手段は、二人のユーザの日常圏の重複部分のエリアを、二人の待ち合わせ場所に最適な場所として通知する。日常圏の重複部分がない場合には、日常圏の代表点の中間地点、または、互いの日常圏からの距離が等しい地点を待ち合わせ場所に最適な場所として通知してもよい。ここで、ある地点の日常圏からの距離は、ある地点と、日常圏の外縁を結ぶ最短距離で定義される。また、三人以上のユーザの最適な待ち合わせ場所を提示するときにも、全てのユーザの日常圏の重複エリアがある場合には、そのエリアを最適な場所として通知する。一方、全てのユーザの日常圏の重複エリアがない場合には、図18(A)に示すように、全員の日常圏(P,Q,R)からの移動距離の和が最小になる地点Xを最適な場所として通知してもよい。また、各々のユーザの移動距離の偏差が一定値以下で、かつ移動距離の和が最小になる地点を最適な場所として通知してもよい。例えば、各ユーザの日常圏(P,Q,R)が図18(B)に示すような位置関係にある場合、地点Xは、日常圏P,Qからの距離が1とすると、Rからの距離が10で全員の移動距離の和は12であり、ユーザ間の移動距離の最大偏差は10−1=9となる。一方、地点Yは、日常圏P,Q,Rからの距離が5で全員の移動距離の和は15であり地点Xよりも大きくなるが、ユーザ間の移動距離の偏差は0である。このような場合には、両方の地点を提示するようにしてもよいし、どちらか一方を優先的に提示してもよい。例えば、ユーザの移動距離の偏差が5以下であることを提示の条件とすれば、地点Yが選択される。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
Claims (14)
- 携帯端末から送信される当該携帯端末の現在位置を測位した測位点と当該測位点の測位時刻とを対応付けて所定のデータベースに格納する格納手段と、
前記所定のデータベースに格納されている前記測位点と前記測位時刻を、地図を分割して得られる複数のメッシュ領域のうちの前記測位点が属するメッシュ領域に対応付けた基礎データを生成する基礎データ生成手段と、
前記基礎データに基づいて、各メッシュ領域における所定期間内の前記測位点の測位回数及び前記携帯端末のユーザの滞在時間の少なくとも一方を算出し、当該各メッシュ領域と当該算出した測位回数及び滞在時間の少なくとも一方とを対応付けたメッシュデータを生成するメッシュデータ生成手段と、
前記メッシュデータに含まれる測位回数及び滞在時間の少なくとも一方が所定の閾値以上であるメッシュ領域を、前記ユーザの日常圏として設定する日常圏設定手段と、
備えることを特徴とする日常圏設定システム。 - 前記メッシュデータ生成手段は、
第1測位点と時間軸上当該第1測位点の次に配置される第2測位点について、当該第1測位点の第1測位時刻から当該第2測位点の第2測位時刻までの測位点間時間と前記第2測位点と前記第1測位点との間の測位点間距離とを算出し、当該測位点間時間と当該測位点間距離に基づいて決定される配分条件に従って、当該測位点間時間を前記第1測位点と前記第2測位点を結んだ結線上のメッシュ領域に滞在時間として配分する配分手段を備え、
前記配分された配分時間に基づいて、前記メッシュ領域における前記滞在時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の日常圏設定システム。 - 前記配分手段は、
前記測位点間時間が所定時間未満であること及び前記測位点間距離が所定距離未満であることの少なくとも一方が成立する場合は、前記測位点間時間より前記第1測位点から前記第2測位点への移動時間を減算して得られる移動時間減算済み時間を前記第1測位点が属する第1メッシュ領域に配分し、前記移動時間を前記結線上のメッシュ領域に略均等に配分する
ことを特徴とする請求項2に記載の日常圏設定システム。 - 前記配分手段は、
前記測位点間時間が所定の時間未満であること及び前記測位点間距離が所定の距離未満でないことの少なくとも一方が成立する場合は、前記測位点間時間より前記第1測位点から第2測位点への移動時間を減算して得られる移動時間減算済み時間を前記第1測位点が属する第1メッシュ領域に配分し、前記移動時間を前記結線上のメッシュ領域に配分しない
ことを特徴とする請求項2に記載の日常圏設定システム。 - 前記配分手段は、
前記第1測位点の第1測位時刻と前記第2測位点の第2測位時刻とが所定基準時刻にまたがる場合は、当該第1測位時刻から前記所定基準時刻までの時間を最大として第1メッシュ領域に配分し、当該第2基準時刻から前記所定基準時刻までの時間を最大として第2メッシュ領域に配分する
ことを特徴とする請求項2から4いずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 前記メッシュデータ生成手段は、
前記各メッシュ領域において前記測位点が測位された測位日数をさらに集計し、
前記日常圏設定手段は、
前記メッシュデータの前記測位回数、前記滞在時間及び前記測位日数のうちの少なくとも1つ又は2つ以上の組み合わせが所定の閾値以上であるメッシュ領域を、前記ユーザの日常圏として設定する
ことを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 前記基礎データ生成手段は、
高度情報が設定された三次元のメッシュ領域に対応付けた基礎データを生成する、請求項1から6のいずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 前記日常圏設定手段は、
前記日常圏を設定する際に、各メッシュ領域における高度情報を設定する、請求項1から6のいずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 前記メッシュデータ生成手段は、
特定の移動手段での移動時に測定された測位点と測位時刻に基づいて、移動手段別メッシュデータを生成し、
前記日常圏設定手段は、前記移動手段別メッシュデータを用いて、移動手段別の日常圏を設定する、請求項1から8のいずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 前記メッシュデータ生成手段は、
特定の時間帯に測定された測位点と測位時刻に基づいて、時間帯別メッシュデータを生成し、
前記日常圏設定手段は、前記時間帯別メッシュデータを用いて、時間帯別の日常圏を設定する、請求項1から9のいずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 前記メッシュデータ生成手段は、
平日または休日に測定された測位点と測位時刻に基づいて、平日及び休日の少なくとも一方のみの測位情報に基づくメッシュデータを生成し、
前記日常圏設定手段は、前記平日及び休日の少なくとも一方のみの測位情報に基づくメッシュデータを用いて、平日または休日の日常圏を設定する、請求項1から10のいずれか1項に記載の日常圏設定システム。 - 携帯端末とネットワークを介して通信可能に接続されたシステムにおける日常圏設定方法であって、
前記携帯端末から送信される当該携帯端末の現在位置を測位した測位点と当該測位点の測位時刻とを対応付けて所定のデータベースに格納する格納ステップと、
前記所定のデータベースに格納されている前記測位点と前記測位時刻を、地図を分割して得られる複数のメッシュ領域のうちの前記測位点が属するメッシュ領域に対応付けた基礎データを生成する基礎データ生成ステップと、
前記基礎データに基づいて、各メッシュ領域における所定期間内の前記測位点の測位回数及び前記携帯端末のユーザの滞在時間の少なくとも一方を算出し、当該各メッシュ領域と当該算出した測位回数及び滞在時間の少なくとも一方とを対応付けたメッシュデータを生成するメッシュデータ生成ステップと、
前記メッシュデータに含まれる測位回数及び滞在時間の少なくとも一方が所定の閾値以上であるメッシュ領域を、前記ユーザの日常圏として設定する日常圏設定ステップと、
備えることを特徴とする日常圏設定方法。 - 携帯端末とネットワークを介して通信可能に接続されたコンピュータに、
前記携帯端末から送信される当該携帯端末の現在位置を測位した測位点と当該測位点の測位時刻とを対応付けて所定のデータベースに格納する格納ステップと、
前記所定のデータベースに格納されている前記測位点と前記測位時刻を、地図を分割して得られる複数のメッシュ領域のうちの前記測位点が属するメッシュ領域に対応付けた基礎データを生成する基礎データ生成ステップと、
前記基礎データに基づいて、各メッシュ領域における所定期間内の前記測位点の測位回数及び前記携帯端末のユーザの滞在時間の少なくとも一方を算出し、当該各メッシュ領域と当該算出した測位回数及び滞在時間の少なくとも一方とを対応付けたメッシュデータを生成するメッシュデータ生成ステップと、
前記メッシュデータに含まれる測位回数及び滞在時間の少なくとも一方が所定の閾値以上であるメッシュ領域を、前記ユーザの日常圏として設定する日常圏設定ステップと、を実行させるためのプログラム。 - ユーザの携帯端末から取得した現在位置から、請求項1に記載の日常圏設定システムによって設定された当該ユーザの日常圏への距離を測定し、当該距離に応じて提供情報の内容や提供形態を決定するサービス提供装置。
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