JP2016143232A - 位置情報管理装置及び位置情報管理方法 - Google Patents
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しかし、このようなOD調査に提供する情報に、車両が自宅を出発する往路や、車両が自宅に戻る復路についての情報が含まれると、この自宅の情報、から車両(移動体)の利用者個人が特定されてしまい、個人情報の流出につながりかねない。
このため、利用者によって、自宅等が存在するエリアが予め設定され、このエリアに含まれる位置情報を送信しない構成とした装置も知られている(特許文献1)。
また、特許文献2のシステムでは、建物を特定するため、複数の道路及び交差点を含む地図情報が必要であり、この地図情報を管理・維持する膨大な手間やコストがかかり、容易に実施できないという問題があった。
移動体が移動する地域を複数のエリアに区画し、前記移動体の位置を記録した位置情報に基づいて前記移動体が位置するエリアを判定し、前記移動体の移動に伴う前記移動体が位置するエリアの遷移を表す移動履歴情報を生成する履歴生成部と、
前記移動履歴情報から前記エリア毎の訪問頻度を求め、前記訪問頻度が所定条件を満たす前記エリアを特定エリアとして特定するエリア特定部と、
前記位置情報から前記特定エリア内の位置を示す位置情報を削除する削除部と、
を有する。
前記エリア特定部が、前記車両の乗車頻度を求め、
前記乗車頻度が閾値以上の場合、前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアと前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアとを特定エリアとし、
前記乗車頻度が閾値未満の場合、前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアを特定エリアとせずに、前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアを特定エリアとしても良い。
移動体が移動する地域を複数のエリアに区画し、前記移動体の位置を記録した位置情報に基づいて前記移動体が位置するエリアを判定し、前記移動体の移動に伴う前記移動体が位置するエリアの遷移を表す移動履歴情報を生成するステップと、
前記移動履歴情報から前記エリア毎の訪問頻度を求め、前記訪問頻度が所定条件を満た
す前記エリアを特定エリアとして特定するステップと、
前記位置情報から前記特定エリア内の位置を示す位置情報を削除するステップと、
をコンピュータが実行する。
前記車両の乗車頻度を求め、
前記乗車頻度が閾値以上の場合、前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアと前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアとを特定エリアとし、
前記乗車頻度が閾値未満の場合、前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアを特定エリアとせずに、前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアを特定エリアとしても良い。
、又はコンピュータに実行させるプログラムとして提供することができる。また、プログラムを保持する記録媒体を提供するようにしてもよい。
図1は、本実施形態1に係る位置情報管理装置の機能ブロック図である。本実施形態1の位置情報管理装置は、移動体の位置情報を取得して記憶し、要求に応じて提供するといった位置情報の管理を行う装置であり、位置情報取得部11や、履歴生成部12、エリア特定部13、削除部14、位置情報提供部15を有する。本実施形態1において、移動体は、ユーザと共に移動するものであり、例えば、ユーザが運転する車両や、ユーザが携帯する装置である。即ち、ユーザと共に移動する移動体の位置は、ユーザの位置も示すことになる。このため、本実施形態1に係る位置情報管理装置は、位置情報を他者へ提供する場合、後述のようにユーザの自宅や勤務先といった個人が特定されるエリアの位置情報を削除可能とする。
取得可能なセンサであり、移動体の位置情報を複数のGPS衛星から受信した信号に基づき、所定周期で連続的に位置情報を取得して位置情報記憶部に記憶させる。また、位置情報取得部11は、GPSだけでなく、加速度センサによる自律航法によって位置情報を取得しても良い。これに限らず、位置情報取得部11は、ビーコン信号に基づいて位置を取得するものや、所定位置に設けられた複数の無線局から受信した電波強度に基づいて位置を取得するものでも良い。
れた地域メッシュを用いている。図2は、地域メッシュの説明図である。地域メッシュは、第1次メッシュ(「第1次地域区画」とも呼ぶ)、第2次メッシュ(「第2次地域区画」、「統合地域メッシュ」とも呼ぶ)及び第3次メッシュ(「第3次地域区画」、「基準地域メッシュ」とも呼ぶ)といった標準地域メッシュ、並びに2分の1地域メッシュ、4分の1地域メッシュ及び8分の1地域メッシュといった分割地域メッシュの各段階の大きさのメッシュで構成され、各メッシュを示すメッシュコードによって特定される。
メッシュコードは、南西の領域を1、南東の領域を2、北西の領域を3、北東の領域を4として何れかを4分の1地域メッシュコードの後に連結した形式で表される。
そして、図1に示す削除部14は、上記のようにエリア特定部13で特定した特定エリア内の位置を示す位置情報を削除する。これによりユーザの自宅や勤務先等を示す位置情報が削除することができる。なお、この特定エリア以外の位置情報を解析すると、位置情報を削除したエリア、即ちユーザの自宅や勤務先等が存在するエリアが推測できる可能性があるが、特定エリア内の位置情報を削除していれば、この特定エリア内の何処にユーザが住んでいるかや勤務しているか等を推測できないため、匿名性が保たれる。但し、特定エリアの人口密度が低く、例えば特定エリア内の世帯数が1件のみのような場合には、特定エリアが推測できると、ユーザの住所も推定できてしまう。このため、エリア毎の世帯数を予め記憶部に記憶させておき、削除部14は、特定エリアの世帯数が所定値未満の場合、位置情報記憶部に記憶した位置情報を全て削除し、当該移動体の位置情報を提供しないこととしても良い。また、削除部14は、特定エリアの世帯数が所定値未満の場合、特定エリアに隣接するエリア(メッシュ)を加える、即ち特定エリアを広げ、特定エリア内の世帯数が所定数以上となるまで特定エリアを広げ、広げた後の特定エリア内の位置を示す位置情報を削除しても良い。なお、削除部14による位置情報の削除は、位置情報記憶部から完全に位置情報を削除することに限らず、例えば位置情報記憶部に記憶されている位置情報は削除せずに、特定エリア以外の位置を示す位置情報を抽出して他の装置へ提供する位置情報とすることで、位置情報記憶部に記憶されている元情報と比べ、他の装置へ提供する位置情報から特定エリア内の位置を示す位置情報を除くことであっても良い
位置情報提供部15は、他の装置へ位置情報を提供する。位置情報提供部15は、例えば、インターネット等のネットワークを介して定期的に他の装置へ位置情報を送信しても良いし、要求に応じて他の装置へ位置情報を送信しても良い。
図5は、コンピュータ(情報処理装置)の一例を示す装置構成図である。位置情報管理装置1は、例えば図5に示すようなコンピュータである。図5に示すコンピュータ100
0は、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置1002、補助記憶装
置(外部記憶装置)1003、通信IF(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス1007を備えている。CPU1001は、プログラムを実行することにより本実施の形態に係る処理等を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。主記憶装置は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、位置情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、eMMC(embedded
Multi-Media Card)、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002や補助記憶装置
1003は、位置情報を記憶する位置情報記憶部や移動履歴を記憶する記憶部としても機能する。通信IF1004は、他のコンピュータとの間でデータを送受信する。位置情報管理装置1は、通信IF1004を介してネットワークに接続される。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカード等である。入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル、加速度センサ等である。ドライブ装置1006は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、記憶媒体にデータを書き込んだりする。そして、以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素はそれぞれ複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、ドライブ装置1006)を設けないようにしてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。また、ドライブ装置1006で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、フラッシュメモリのような可搬性の補助記憶装置1003、通信IF1004などを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001がプログラムを実行することにより、図5に示すようなコンピュータを図1に示した位置情報管理装置1として働かせる。
次に、位置情報管理装置1がプログラムに従って実行する位置情報管理方法の詳細について説明する。位置情報管理装置1は、ユーザの移動に伴って移動履歴を記憶し、移動履歴に基づいて自宅エリア及び勤務先エリア等を推定する。
プS30)。ここで履歴生成部12は、当該位置に到着した時刻を到着日時とし、当該位置から移動した時刻を出発日時として記憶する。
実施形態2では、車両を移動体とし、訪問頻度や到着時刻のばらつきに応じてエリアを特定している。なお、この他の構成は、前述の実施形態1と同じであるので、同一の要素に同符号を付すなどして、再度の説明を省略する。
本実施形態の位置情報管理装置は、自動車(乗用車、トラック、自動二輪車等)、原動機付き自転車、軽車両等の車両に搭載される装置(車載装置)である。
差(出発日時−到着日時)をそのエリア(メッシュ)に滞在した時間としてメッシュコード毎に集計し、訪問日数で除して算出する。第二の滞在時間T2は、出発日時と到着日時との差(出発日時−到着日時)をそのエリア(メッシュ)に滞在した時間としてメッシュコード毎に集計し、観測日数で除して算出する。
)であり、到着する時刻のばらつきを示す値でもあり、到着する時刻のばらつきが大きければ大きな値をとり、到着する時刻のばらつきが小さければ小さな値をとる。例えば、1日を所定数の時間帯(本例では1時間刻みで24の時間帯)に区切り、時間帯毎に隣接しない他のエリアを出発して当該エリアに到着した回数をカウントし、頻度分布を求めた。即ち、エリア内の移動や隣接エリア間で行き来した場合を除外して頻度分布を求めた。なお、頻度分布を計算する際、各時間帯の値にシュードカウントを加えても良い。例えば、引っ越しや転勤によって自宅や勤務先が変わったことを素早くエリアの特定に反映できるようにするためには、観測期間を短く設定し、この短い観測期間内のデータから推定が行えるようにする必要がある。しかし、観測期間を短く設定すると、出現頻度の低い事象の出現頻度が、ほぼゼロになってしまい、推定結果に正しく反映されず、所謂ゼロ頻度問題が生じてしまう。そこで、シュードカウントを各時間帯の値に加えて、この出現頻度の低い事象の出現頻度を補正し、ゼロ頻度問題を回避するようにしている。なお、シュードカウントの値は、観測期間の長さや推定に用いる特徴量のレンジ(幅)、ばらつき等に応じて変化させても良く、予め観測期間や特徴量と対応するシュードカウントの値とを求めて、関係式やデータテーブルとして保持しておき、推定処理時に観測期間や特徴量に応じたシュードカウントの値を用いるようにしても良い。
定等に利用できる。
実施形態3では、ユーザが携帯する装置(位置情報管理装置1)を移動体とし、位置情報管理装置1の位置情報、即ちユーザの位置情報に基づいて訪問頻度を求め、エリアを特定している。なお、この他の構成は、前述の実施形態1と同じであるので、同一の要素に同符号を付すなどして、再度の説明を省略する。
ゲーム機といったユーザ端末(モバイル装置)1であり、位置情報取得部11や、履歴生成部12、エリア特定部13を有する。
取得可能なセンサであり、ユーザに携帯され、ユーザと共に移動するユーザ端末1の位置情報をユーザの位置を示す位置情報として取得する。また、位置情報取得部11は、GPSだけでなく、加速度センサによる自律航法によって位置を取得しても良い。
上離れていた場合に移動したものとし、所定距離以上離れていなかった場合に移動していないもの(滞在している)として、移動した毎に出発時間や到着時間を求める。例えば、前回の位置情報と比較して10m以上離れた位置の位置情報を検出した場合に移動したものとし、今回検出した位置への到着時間と前回検出した位置の出発時間を記憶する。この比較に用いる具体的な位置情報(緯度及び経度等)は、前記メッシュコードと共に履歴情報として記憶しても良いし、メモリ内に所定期間保持するようにしても良い。
も訪問した日数は1とカウントする。観測日数は、特徴量を算出するためにデータを取得する日数であり、図17に示すように起点となる日から有効なデータを有する日を所定の日数分遡ってデータを取得するものである。図17の例では、7月25日にエリア属性の判定を行う場合、当日のデータはまだ整っていないため、7月25日を起点に所定日数(例えば6日間)遡ってデータを取得する。このとき祝日や長期休暇期間は普段と異なる行動をとることが多く、有効なデータとならない可能性があるため除外する。なお、長期休暇期間とは、年末年始やゴールデンウィーク等であり、任意に設定する。また、ユーザ端末1が通常通り使用されなかった日、例えばユーザに携帯されなかった日や電源が切れてしまった日を除外する。図17の例では、7月21日が祝日のため除外対象とし、7月24日が電源の切れた日のため除外対象とし、7月17日まで遡って観測日数6日分のデータを取得する。即ち、7月17日から7月23日までの訪問日数が5日のエリアは、訪問日数(5日)/観測日数(6日)=訪問頻度(0.833・・・)となる。
平均移動回数は、各エリア(メッシュ)内で移動した回数をメッシュコード毎に集計し、訪問日数で除して算出する。
)であり、出発する時刻のばらつきを示す値でもあり、出発する時刻のばらつきが大きければ大きな値をとり、出発する時刻のばらつきが小さければ小さな値をとる。例えば、1日を所定数の時間帯(本例では1時間刻みで24の時間帯)に区切り、時間帯毎にそのエリアから隣接しない他のエリアへ出発した回数をカウントし、頻度分布を求めた。即ち、エリア内の移動や隣接エリア間で行き来した場合を除外して頻度分布を求めた。なお、頻度分布を計算する際、各時間帯の値にシュードカウントを加えても良い。
)であり、到着する時刻のばらつきを示す値でもあり、到着する時刻のばらつきが大きければ大きな値をとり、到着する時刻のばらつきが小さければ小さな値をとる。例えば、1日を所定数の時間帯(本例では1時間刻みで24の時間帯)に区切り、時間帯毎に隣接しない他のエリアを出発して当該エリアに到着した回数をカウントし、頻度分布を求めた。即ち、エリア内の移動や隣接エリア間で行き来した場合を除外して頻度分布を求めた。なお、頻度分布を計算する際、各時間帯の値にシュードカウントを加えても良い。例えば、引っ越しや転勤によって自宅や勤務先が変わったことを素早く特定結果に反映できるようにするためには、観測期間を短く設定し、この短い観測期間内のデータから特定が行えるようにする必要がある。しかし、観測期間を短く設定すると、出現頻度の低い事象の出現頻度が、ほぼゼロになってしまい、特定結果に正しく反映されず、所謂ゼロ頻度問題が生じてしまう。そこで、シュードカウントを各時間帯の値に加えて、この出現頻度の低い事象の出現頻度を補正し、ゼロ頻度問題を回避するようにしている。なお、シュードカウントの値は、観測期間の長さや特定に用いる特徴量のレンジ(幅)、ばらつき等に応じて変化させても良く、予め観測期間や特徴量と対応するシュードカウントの値とを求めて、関係式やデータテーブルとして保持しておき、特定処理時に観測期間や特徴量に応じたシュードカウントの値を用いるようにしても良い。なお、到着時刻情報量の算出例としては、前述の図12と同様である。
隣接するエリアがあれば、それらは例えば勤務先が複数のエリアに跨って存在する場合のように同じ属性を有する一つのエリアとしてマージし、このエリアの特徴量についてもマージする。マージしたエリアのメッシュコードは、マージした複数のエリアのうち、訪問頻度の順位が最も高いエリアのメッシュコードとする。訪問頻度をマージする場合、訪問日(到着日)毎に集合和をとり、この集合和を合計して観測日数で割って訪問頻度を求める。平均滞在時間をマージする場合、訪問日数で割る前の値を合計した後、訪問日数で割って平均滞在時間を求める。平均移動回数をマージする場合、履歴情報に戻り、観測日毎にマージしたエリア内での移動回数をカウントして合計した後、訪問日数で割って平均移動回数を求める。出発時刻情報量をマージする場合、履歴情報に戻り、マージしたエリアを出発する出発時刻を求め、1日を所定数の時間帯に区切り、時間帯毎にそのマージしたエリアから他のエリアへ出発した回数をカウントし、前述のように図12の式(1)を用いて頻度分布を求める。到着時刻情報量をマージする場合、履歴情報に戻り、マージしたエリアに到着した到着時刻を求め、1日を所定数の時間帯に区切り、時間帯毎に他のエリアからマージしたエリアへ到着した回数をカウントし、前述のように式1を用いて頻度分布を求める。
一般的なライフスタイルでは、前述のように自宅エリアの訪問頻度が最も高くなる。しかし、例えば鉄道や病院、警察、消防の業務に携わり、勤務先で仮眠をとるようなライフスタイルの場合、自宅エリアの訪問頻度が低くなることもある。このため到着時刻情報量を用いて自宅エリアの特定を行っても良い。
することや、出発時刻情報量に対する到着時刻情報量の割合(到着時刻情報量/出発時刻情報量)が閾値以上のエリアを抽出することとしても良い。
前述のように、通常は自宅エリアと勤務先エリアの訪問頻度が突出して高くなるが、最寄駅や乗換駅等も訪問頻度が高くなることがある。また、これらの駅にショッピングモールが併設されていたりすると、平均移動回数も高くなることがある。しかし、これらは通過点であって、自宅エリアや勤務先エリアとは、滞在時間が異なっている。このため平均滞在時間を用いて自宅エリアや勤務先エリアの特定を行っても良い。
本発明は上述の処理を実行するコンピュータプログラムを含む。さらに、当該プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に属する。当該プログラムが記録された記録媒体については、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、特定処理が可能となる。
2 ネットワーク
11 位置情報取得部
12 履歴生成部
13 エリア特定部
Claims (12)
- 移動体が移動する地域を複数のエリアに区画し、前記移動体の位置を記録した位置情報に基づいて前記移動体が位置するエリアを判定し、前記移動体の移動に伴う前記移動体が位置するエリアの遷移を表す移動履歴情報を生成する履歴生成部と、
前記移動履歴情報から前記エリア毎の訪問頻度を求め、前記訪問頻度が所定条件を満たす前記エリアを特定エリアとして特定するエリア特定部と、
前記位置情報から前記特定エリア内の位置を示す位置情報を削除する削除部と、
を有する位置情報管理装置。 - 前記エリア特定部が、前記エリアのうち、前記訪問頻度が高い順に所定数のエリアを前記所定条件を満たしたエリアとして前記特定エリアに特定する請求項1に記載の位置情報管理装置。
- 前記移動体が車両であり、前記エリア特定部が、前記移動履歴情報から前記エリア毎に到着時刻のばらつきを求め、前記訪問頻度が閾値以上であって前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリア、又は前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアと前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアとを特定エリアとする請求項1に記載の位置情報管理装置。
- 前記エリア特定部が、前記車両の乗車頻度を求め、
前記乗車頻度が閾値以上の場合、前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアと前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアとを特定エリアとし、
前記乗車頻度が閾値未満の場合、前記到着時刻のばらつきが最も小さい前記エリアを特定エリアとせずに、前記到着時刻のばらつきが最も大きい前記エリアを特定エリアとする請求項3に記載の位置情報管理装置。 - 前記エリア特定部が、前記移動履歴情報に基づいて、前記エリア毎の滞在時間を求め、前記訪問頻度が閾値以上であることに加えて、前記滞在時間が閾値以上の場合に、前記特定エリアを特定する処理を行う請求項3又は4に記載の位置情報管理装置。
- 前記エリア特定部が、前記滞在時間を求める際、前記特定の為の位置情報を取得する期間を観測期間とし、前記観測期間中に前記エリアを訪れた日の1日あたりの滞在時間を第一の滞在時間として求め、前記観測期間の1日あたりの滞在時間を第二の滞在時間として求め、前記第一の滞在時間及び第二の滞在時間にそれぞれ閾値を設け、前記第一の滞在時間及び第二の滞在時間がそれぞれの閾値以上の場合に前記特定を行う請求項5に記載の位置情報管理装置。
- 前記移動体がユーザであり、前記エリア特定部が、前記ユーザの移動に係る前記履歴情報に基づいて前記エリア毎の訪問頻度を求め、前記訪問頻度の最も高い前記エリアと、前記訪問頻度が閾値以上の前記エリアのうち、前記エリア内での移動量が最も多い前記エリアとを前記特定エリアとする請求項1に記載の位置情報管理装置。
- 前記エリア特定部が、前記履歴情報に基づいて前記エリア毎の到着時刻のばらつきを求め、前記到着時刻のばらつきが閾値以上のエリアについて前記特定エリアを特定する処理を行う請求項7に記載の位置情報管理装置。
- 前記エリア特定部が、前記履歴情報に基づいて前記エリア毎の滞在時間を求め、前記滞在時間が閾値以上のエリアについて前記特定を行う請求項7又は8に記載の位置情報管理装置。
- 前記エリア特定部が、前記特定エリアを特定する処理を周期的に行う際、前記訪問頻度が全てのエリアについて閾値未満の場合には、前記特定エリアを更新せずに、前回の処理で求めた前記特定エリアを維持する請求項1から9の何れか1項に記載の位置情報管理装置。
- 移動体が移動する地域を複数のエリアに区画し、前記移動体の位置を記録した位置情報に基づいて前記移動体が位置するエリアを判定し、前記移動体の移動に伴う前記移動体が位置するエリアの遷移を表す移動履歴情報を生成するステップと、
前記移動履歴情報から前記エリア毎の訪問頻度を求め、前記訪問頻度が所定条件を満たす前記エリアを特定エリアとして特定するステップと、
前記位置情報から前記特定エリア内の位置を示す位置情報を削除するステップと、
をコンピュータが実行する位置情報管理方法。 - 移動体が移動する地域を複数のエリアに区画し、前記移動体の位置を記録した位置情報に基づいて前記移動体が位置するエリアを判定し、前記移動体の移動に伴う前記移動体が位置するエリアの遷移を表す移動履歴情報を生成するステップと、
前記移動履歴情報から前記エリア毎の訪問頻度を求め、前記訪問頻度が所定条件を満たす前記エリアを特定エリアとして特定するステップと、
前記位置情報から前記特定エリア内の位置を示す位置情報を削除するステップと、
をコンピュータに実行させるための位置情報管理プログラム。
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