JP2013206070A - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの嗜好の変化要因を特定することのできる情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】ユーザの行動履歴情報133を管理するデータベース130と、第1の嗜好から第2の嗜好へ嗜好が変化した1以上のユーザに係る嗜好変化時の行動履歴情報133に基づき、第1の嗜好から第2の嗜好への嗜好変化時の行動を特定する嗜好変化要因分析部117とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明に係るいくつかの態様は、情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
近年、例えばGPS(Global Positioning System)から位置情報を取得する機能等を有する携帯端末が普及しており、この機能を利用して、様々なサービスが考えられている。例えば特許文献1には、例えばGPS等の地理的位置システムがユーザの位置情報を提供し、それに基づいてユーザの行動を提案すること等が開示されている。
特表2012−503822号公報
ところで、ユーザの行動や嗜好は、歳を重ねるにつれて変化していく。例えば、自動車が好きで自動車販売店や自動車部品販売店を頻繁に訪れていたユーザが、結婚をきっかけに、スーパーマーケットや玩具店等を訪れるようになり、自動車関連の店へはあまり足を運ばなくなる場合などである。このような嗜好の変化が生じる際には、ユーザに何らかのきっかけ(先述の例であれば結婚)があることが多い。この点、特許文献1では、ユーザの位置に応じて行動を提案することは開示されているものの、ユーザの行動又は嗜好が変化する際のきっかけ(要因)については何ら考慮されていない。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの嗜好の変化要因を特定することのできる情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る情報処理装置は、ユーザの行動履歴情報を管理する管理手段と、第1の嗜好から第2の嗜好へ嗜好が変化した1以上のユーザに係る嗜好変化時の前記行動履歴情報に基づき、前記第1の嗜好から前記第2の嗜好への嗜好変化時の行動を特定する演算手段とを備える。
本発明に係る情報処理方法は、情報処理装置が、ユーザの行動履歴情報を管理するステップと、第1の嗜好から第2の嗜好へ嗜好が変化した1以上のユーザに係る嗜好変化時の前記行動履歴情報に基づき、前記第1の嗜好から前記第2の嗜好への嗜好変化時の行動を特定するステップとを行う。
尚、本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、ユーザの嗜好の変化要因を特定することのできる情報処理装置及び情報処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態における情報処理サーバを含む通信システムの構成を示す図である。 ユーザ嗜好情報の具体例を説明するための図である。 図1に示した情報処理サーバ、及び携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。 図3に示した情報処理サーバのソフトウェア機能構成を説明するための機能ブロック図である。 施設情報の具体例を説明するための図である。 行動履歴情報の具体例を説明するための図である。 図1に示した情報処理サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の説明及び参照する図面の記載において、同一又は類似の構成には、それぞれ同一又は類似の符号が付されている。
(実施形態)
図1乃至図7は、実施形態を説明するための図である。以下、これらの図を参照しながら、以下の流れに沿って本実施形態を説明する。まず「1」で実施形態全体の概要を示す。その上で、「2」でシステム構成を、「3」で処理の流れを説明する。最後に、「4」以降で、本実施形態に係る効果等を説明する。
(1 概要)
(1.1 システム概要)
図1は、情報処理装置である情報処理サーバ100を含む通信システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、情報処理サーバ100、携帯端末200(携帯端末200A乃至200Cを総称して携帯端末200という。)、及び基地局300を含む。情報処理サーバ100及び基地局300は、それぞれ公衆網Nに接続されている。尚、公衆網Nは、情報処理サーバ100及び携帯端末200が相互に通信できればどのような方式のネットワークでもよく、例えばインターネットの他、携帯電話網等であることが考えられる。
ここで、通信システム1は、携帯端末200を使用(保有)する1以上のユーザたちの行動履歴や嗜好の変化に基づき、嗜好の変化のきっかけ(要因)となる行動を特定することのできるシステムである。
情報処理サーバ100は、ユーザが保有する携帯端末200から、例えば5分間隔等で位置情報(緯度経度情報)を受信することにより、ユーザの行動履歴情報133をデータベース(DB)130上で管理する。また、情報処理サーバ100は施設情報131を管理していることから、施設Pの位置情報と行動履歴情報133とを照合することにより、ユーザがどのような施設Pに立ち寄っているかを分析することができる。そして、ユーザが頻繁に立ち寄っている施設Pのジャンル(例えば、自動車販売店や自動車部品販売店、レース場等の自動車関連施設や、ゴルフ用品販売店やゴルフ練習場、ゴルフ場等のゴルフ関連施設等)に基づき、ユーザの嗜好(先述の例であれば「自動車」や「ゴルフ」等)を判別することもできる。このようなユーザの嗜好は、経時的にユーザ嗜好情報135として情報処理サーバ100が管理する。
情報処理サーバ100は、ユーザ嗜好情報135及び行動履歴情報133を分析し、ある嗜好Aから嗜好Bに嗜好が変化する場合に、多くのユーザが行動する行動パターンを、行動履歴情報133を参照して特定する。この行動パターンが、ユーザの嗜好の変化の要因であると推測することができる。そしてこのユーザ嗜好の変化の要因が特定できれば、嗜好Aを持つと考えられるユーザが、当該嗜好変化の要因となる行動を取れば、そのユーザは、嗜好Bへと嗜好が移る蓋然性の高いユーザであるものと推測できる。そこで、情報処理サーバ100自身若しくはその管理者、或いは他の情報処理サーバは、このようなユーザに対して嗜好Bに係る広告等の情報を提供すれば、ユーザから効果的な反応を得ることができると考えられる。この推測の概要は、図2を参照しながら「1.2」でも説明する。
ユーザが保有する携帯端末200は、一定時間毎に自装置の位置(すなわちユーザの位置)に係る位置情報(緯度経度情報)を情報処理サーバ100へ送信する。この位置情報により、ユーザが施設Pに立ち寄ったかどうかを情報処理サーバ100は判別することが可能となる。尚、以下の説明において「施設」とは、ビル等の建造物(建物)のみならず、建物内に入居する各店舗やオフィス等の他、公園等の屋外施設や、屋外の任意の地点(例えば、公園内の「○○広場」や、待ち合わせに使用される「○○像前」、バス停等)も含む概念をいうものとする。
携帯端末200は、図示しないユーザが持ち運び自在な可搬性の情報処理装置であり、携帯端末200の具体例としては、例えば携帯電話(いわゆるスマートフォンであるか、フィーチャーフォンであるかは問わない。)、ノートPC(Personal Computer)、PDA(Personal Data Assistance)等が考えられ、通常、表示部及び入力部を備えている。
また、携帯端末200は、衛星S1乃至S4(以下、衛星S1乃至S4を総称して「衛星S」ともいう。)から発信されている時刻や軌道に関する情報が重畳された電波を受信することにより、自装置の現在位置に対応する緯度経度に関する位置情報を生成することのできるGPS(Global Positioning System)に対応している。携帯端末200は、位置情報を例えば5分間隔等で断続的に取得し、情報処理サーバ100へと送信する。
尚、本実施形態では、ユーザの行動履歴情報133として、位置情報に基づくユーザの移動について着目した場合を例に説明するが、これに限るものではない。例えば、ウェブサイトの検索履歴や商品の購入履歴等の情報を、携帯端末200や、図示しない検索サーバや商品販売サーバ、クレジットカード等の決済情報管理サーバ等から取得して、それらを行動履歴情報133とすることも考えられる(組み合わせて行動履歴情報133として用いることも考えられる)。このような検索履歴や商品購入履歴を用いる場合であっても、特定の位置に紐づいた情報(例えばレストラン「○○○」を検索した場合や、「京都への旅行案内」を購入した場合等の情報)を用いることで、組み合わせて用いる際の整合性を担保できる他、ユーザの具体的行動としての特定性が上がるためにユーザの嗜好の変化要因を特定しやすくなる。
また、本実施形態では、ユーザの行動履歴情報133を元にユーザ嗜好情報135を生成する場合を例に説明するが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ嗜好情報135を、行動履歴情報133とは別に生成した情報として、記憶媒体から読み込んだり、他の装置から入力を受けたりすることも考えられる。
(1.2 ユーザの嗜好変化に係る要因の特定方法)
上述の通り、情報処理サーバ100は、携帯端末200を保有するユーザの行動履歴情報133に基づき、ユーザ嗜好情報135において、携帯端末200を保有する各ユーザの経時的な嗜好の変化を管理している。更に、情報処理サーバ100は、ユーザ嗜好情報135における経時的な嗜好の変化と、嗜好変化時期のユーザの行動履歴情報133とに基づいて、嗜好の変化のきっかけとなる行動を統計的に特定する機能を有する。以下、嗜好の変化のきっかけとなる行動を情報処理サーバ100が特定する際の処理の概要を、図2を参照しながら説明する。
図2は、ユーザの嗜好A及び嗜好Bに係る、時間に対するユーザの興味の度合いの変化を示す図である。図2の例において、ユーザは当初嗜好Aに最も興味を抱いていたが、時間の経過に応じて嗜好Aに対する興味が薄れている。一方で、嗜好Bについては、当初全く興味を持っていなかったが、嗜好Aへの興味が薄れるのと同時に、ユーザの興味が高まっている。
ここで、ユーザの嗜好Aや嗜好Bに対する興味の度合いは、例えば、一定期間の間にユーザが嗜好Aに関係する施設Pを訪れる回数や滞在時間等に応じて算出することが可能であり、ユーザ嗜好情報135として管理される。この他、ウェブサイトの検索履歴や商品の購入履歴等の情報を用いてユーザの嗜好を推定する場合には、施設Pに関連する情報の検索回数や施設Pに関連する商品の購入回数等に応じて、ユーザの興味の度合いを算出することも考えられる。
情報処理サーバ100は、嗜好Aから嗜好Bへとユーザの嗜好が変化する変化要因を調べる際には、嗜好Aへの興味の度合いが薄れ始めると共に嗜好Bへの興味が高まりはじめる期間を決定した上で(図2中、矢印で示した期間)、当該期間にユーザがとった行動を、行動履歴情報133を参照して調べる。
このような調査を、嗜好Aから嗜好Bへと興味が移った1以上のユーザに対して行うことで、情報処理サーバ100は、嗜好Aから嗜好Bへの嗜好変化を発生させる要因を、統計的に特定することが可能となる。
尚、本実施形態では、2つの嗜好間での嗜好の変化(嗜好Aから嗜好Bへの変化)に対する分析を例に説明するが、これに限られるものではない。例えば、嗜好Aから嗜好Bへ嗜好が変化し、更にその後嗜好Bから嗜好Cへと嗜好が変化する場合(つまり、嗜好A→嗜好B→嗜好C)等、3以上の嗜好の変化が発生するユーザに対して、その変化要因を調べるようにしても良い。
(2 システム概要)
(2.1 装置構成)
以下、図3を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1の装置構成を説明する。図3は、本実施形態に係る通信システム1の装置構成を示すブロック図である。前述の通り、通信システム1は情報処理サーバ100及び携帯端末200を含む。以下、これらの構成を説明する。
まず、情報処理サーバ100について説明する。情報処理サーバ100は前述の通り、携帯端末200を保有するユーザの行動履歴情報133に基づき、ユーザ嗜好情報135において、携帯端末200を保有する各ユーザの経時的な嗜好の変化を管理している。更に、情報処理サーバ100は、ユーザ嗜好情報135における経時的な嗜好の変化と、嗜好変化時期のユーザの行動履歴情報133とに基づいて、嗜好の変化のきっかけとなる行動を統計的に特定する機能を有する。このような機能を実装するために、情報処理サーバ100は、制御部110、通信部120、及びDB130を有する。尚、情報処理サーバ100の機能は、1台の情報処理装置として実装することも可能であるし、2以上の情報処理装置(2サーバも含む)を組合せた情報処理システムとして実装することもできる。
制御部110は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)111及びメモリ113を含む。制御部110では、メモリ113にプログラム(ソフトウェア)を記憶し、CPU111上で当該プログラムを実行することにより、情報処理サーバ100上の各種処理を実行する。例えば、どのようなジャンル又は性質の施設Pを、いつの時期にユーザが訪れているか否かといったユーザの嗜好及びその経時的変化を分析したり、そのきっかけとなる行動を、行動履歴情報133及びユーザ嗜好情報135を用いて統計的に特定したりといった処理を制御部110が制御する。制御部110での機能処理については、図4を参照しながら後述する。
通信部120は、携帯端末200等の各種情報処理装置と公衆網Nを介して通信するための通信インタフェースである。通信部120は、例えば、携帯端末200からの位置情報を受信する。
DB130は、施設情報131、行動履歴情報133、及びユーザ嗜好情報135を管理する。施設情報131は、施設P毎の位置情報(領域を示しても良い)や、施設Pのジャンル(訪れたユーザがどのような嗜好を持つ施設であるか)等の情報が含まれる。施設情報131の具体例は、図5を参照しながら「2.3」で説明する。
行動履歴情報133は、ユーザ毎(ユーザが保有する携帯端末200毎)の行動履歴を管理する。本実施形態では、携帯端末200から定期的に送信される位置情報の履歴を、行動履歴情報133が管理する。行動履歴情報133の具体例は、図6を参照しながら「2.4」で説明する。
ユーザ嗜好情報135は、それぞれのユーザの嗜好の推移を経時的に管理する。本実施形態のユーザ嗜好情報135は、図2に例を示して説明した通り、様々な嗜好毎(図2の例であれば、「嗜好A」「嗜好B」)に、ユーザの興味の度合いに係る時間推移を管理している。
次に、携帯端末200の構成を説明する。携帯端末200は、図3に示すように、主制御部210、無線通信部220、入力部230、表示部240、及びセンサ250を含む。
主制御部210は、携帯端末200における各種処理を制御し、CPU211及びメモリ213(揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含む。)を含む。主制御部210では、メモリ213の記憶領域に各種アプリケーション等のプログラムを格納したり、CPU211が当該アプリケーション等のプログラムを実行したりすることにより、携帯端末200における各種機能を実現できる。より具体的には、主制御部210は、GPS受信機253により取得できる位置情報の送信等の処理を制御する。
無線通信部220は、公衆網Nを介して他の情報処理装置との間でデータを送受信(通信)できる。より具体的には、例えば無線通信部220は、情報処理サーバ100へ現在位置情報を送信する。
入力部230は、携帯端末200に対するユーザからの各種入力を受け付けるモジュールであり、入力キーやタッチパネル等を含む。この他、入力部230は、ユーザからの音声を受け付けて入力情報として主制御部210へ出力する機能を有しても良い。
表示部240は、各種情報を表示してユーザへ提示するための、例えばディスプレイ装置である。
センサ250は、携帯端末200のユーザの移動状態に応じて変化する検出信号等を出力し、例えば、加速度センサ251やGPS受信機253を含む。具体的には、センサ250から出力される検出信号には、加速度センサ251から出力される加速度を示す加速度情報や、GPS受信機253から出力される携帯端末200の現在位置を示す位置情報(緯度経度情報)等が含まれる。尚、位置情報は、高度に係る情報を含んでも良い。
(2.2 ソフトウェアの機能)
次に、図4を参照しながら、情報処理サーバ100のソフトウェアの機能構成を説明する。図4は、情報処理サーバ100の制御部110上で動作するソフトウェアの構成を模式的に示す機能ブロック図である。制御部110で動作するソフトウェアは、データ入力部114、位置情報受信部115、ユーザ嗜好分析部116、嗜好変化要因分析部117、及びデータ出力部119を含む。
データ入力部114は、例えば施設情報131等の情報の入力を受けるための入力モジュールである。ここで、データ入力部114へのデータの入力方法は種々考えることができるが、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)やUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の各種記憶媒体から読み込むことや、オペレータがキーボードやマウス等の図示しない各種入力装置から入力すること、通信部120を介して、他の情報処理装置からの入力を受けること等が考えられる。
位置情報受信部115は、ユーザが保有する携帯端末200から送信される位置情報を受信して、当該情報をDB130の行動履歴情報133として管理する。尚、本実施形態では、位置情報受信部115が各携帯端末200から位置情報を受信し、当該位置情報に基づいてユーザが施設Pへ行ったか否かを判別しているが、これに限られるものではない。例えば、別の位置情報を管理する情報処理装置が位置情報の履歴(プローブ情報)を管理しておき、この位置情報の履歴の入力をデータ入力部114が受けるように実装することも考えられる。
ユーザ嗜好分析部116は、行動履歴情報133に基づき、ユーザの嗜好を経時的に分析する。例えば、ユーザがゴルフ関連施設に週に何度も足を運んでいるようであれば嗜好「ゴルフ」への興味の度合いを高め、玩具屋や保育園等の子供関連施設を頻繁に訪れているようであれば嗜好「子供」への興味の度合いが高いものと考えられる。このようにユーザ嗜好分析部116は、ユーザの行動履歴からユーザの嗜好を分析してユーザ嗜好情報135を生成する。
嗜好変化要因分析部117は、ユーザの嗜好が変化している際に、その変化の際に多くのユーザに現れる行動を統計的に分析する。図2を参照しながら「1.2」で説明したように、嗜好Aから嗜好Bへと嗜好が変化した各ユーザの行動履歴情報133を抽出した上で、これらのユーザの多くが共通に取っている行動(例えば、結婚式場への来訪や転居等)があれば、その行動を、嗜好Aから嗜好Bへの嗜好変化要因として嗜好変化要因分析部117は特定する。
予測部118は、行動履歴情報133及びユーザ嗜好情報135を参照して、嗜好Aから嗜好Bへと嗜好が変化する可能性の高いユーザを予測する。その手法としては、ユーザ嗜好情報135において現在嗜好Aを持つユーザの中から、嗜好変化要因分析部117での分析の結果得られた嗜好Aから嗜好Bへの嗜好変化要因となる行動をとったユーザを特定することにより、嗜好Bへと嗜好が変化するユーザを推定することが考えられる。
データ出力部119は、嗜好変化の分析結果に係る種々の情報を出力可能である。例えば、嗜好Aから嗜好Bへの嗜好変化要因となる行動の情報を出力しても良いし、予測部118での演算(予測)の結果得られる、近いうちに嗜好が変化する可能性の高いユーザを出力するようにしても良い。或いは、それらのユーザへ向けて、嗜好Bに係る広告などの情報を出力するようにしても良い。
データ出力部119によるデータの出力方法としては、例えばDVDやUSBメモリ等の各種記憶媒体へ書き込んだり、通信部120を介して他の情報処理装置へ送信したりすることが考えられる。特に、近い将来に嗜好が変化する可能性の高いユーザの情報を出力する場合には、例えばAPI(Application Programming Interface)を用いて他の情報処理装置へこれらのユーザの情報を提供することで、他の情報処理装置は、当該ユーザへ各種ダイレクトメールや広告配信などを行うことが可能となる。
(2.3 施設情報)
以下、本実施形態における施設情報131の具体例を説明する。
図5は、DB130が管理する施設情報131の具体例を示す図である。図5の例において、施設情報131は、各施設Pに対して一意に割り当てられる施設IDと各施設Pの名称、住所、及び施設座標(緯度経度。施設Pの領域を示す情報を有しても良い。)等の情報と、施設がどのような嗜好を示す施設であるかの情報(ジャンル)とを管理する。
前述の通り、ユーザ嗜好分析部116は、ユーザが多く訪問している施設Pのジャンルに応じて、ユーザの嗜好を分析する。
(2.4 行動履歴情報)
以下、本実施形態における行動履歴情報133の具体例を説明する。
図5に示す通り、携帯端末200が送信する位置情報に基づいて、位置情報受信部115がDB130に格納する行動履歴情報133には、端末ID、座標情報(緯度経度情報)、及び測位時刻の情報が含まれる。この行動履歴情報133のうち、特定の携帯端末200の端末IDの情報のみを抽出し、さらにその座標情報を、施設情報131に含まれる各施設Pの施設座標と照合することで、情報処理サーバ100は、当該携帯端末200を持つユーザがどのような施設Pを訪れているのかを知ることができる。
尚、上述の通り、行動履歴情報133には、ウェブサイトの検索履歴や商品の購入履歴等の情報を代替若しくは組み合わせて用いることも考えられる。
(3 処理の流れ)
以下、図7を参照しながら、情報処理サーバ100による、嗜好変化要因特定に係る処理の流れを説明する。ここでは、嗜好Aから嗜好Bへの嗜好変化要因を分析する場合を例に説明するが、他の嗜好変化についても分析が必要である場合には、図7の処理を繰り返せば良い。
尚、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して若しくは並列に実行することができ、また、各処理ステップ間に他のステップを追加しても良い。更に、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステップに分けて実行することもでき、便宜上複数に分けて記載されているステップを1ステップとして実行することもできる。
嗜好変化要因分析部117は、まず、ユーザ嗜好情報135に基づき、嗜好Aから嗜好Bへと嗜好が変化した全てのユーザと、各々の嗜好変化時期とを特定する(S701)。そして嗜好変化要因分析部117は、対象となる全てのユーザの嗜好変化時期に係る行動履歴情報133を抽出した上で、各ユーザの行動を特定する(S703)。
その上で、嗜好変化要因分析部117は、嗜好変化時期に係るユーザの行動を統計的に分析し、多くのユーザが嗜好変化時期に持つ行動パターンを、嗜好変化要因として特定する(S705)。特定された嗜好変化要因は、上述の通りそのままデータ出力部119が出力しても良いし、或いは、近い将来嗜好が変化する可能性の高いユーザを特定(予測)に用いても良い。嗜好が変化する可能性の高いユーザを特定する場合には、それらのユーザに対して何らかの情報を付与したり、それらのユーザの情報を出力したりしても良い。
(4 本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態の情報処理サーバ100は、ユーザの嗜好の変化時の行動を統計的に分析することにより、嗜好の変化要因を特定することができる。また、当該嗜好の変化要因の特定により、嗜好の変化の蓋然性の高いユーザを予測することが可能となるため、その予測に応じて、ユーザへの好適な情報提供なども可能となる。
(5 付記事項)
尚、前述の各実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりしてもよい。また、本発明の構成は前述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
1・・・通信システム、100・・・情報処理サーバ、110・・・制御部、111・・・CPU、113・・・メモリ、114・・・データ入力部、115・・・位置情報受信部、116・・・ユーザ嗜好分析部、117・・・嗜好変化要因分析部、118・・・予測部、119・・・データ出力部、120・・・通信部、130・・・データベース、131・・・施設情報、133・・・行動履歴情報、135・・・ユーザ嗜好情報、200・・・携帯端末、210・・・主制御部、211・・・CPU、213・・・メモリ、220・・・無線通信部、230・・・入力部、240・・・表示部、250・・・センサ、251・・・加速度センサ、253・・・GPS受信機、P・・・施設、N・・・公衆網、S1乃至S4・・・衛星

Claims (4)

  1. ユーザの行動履歴情報を管理する管理手段と、
    第1の嗜好から第2の嗜好へ嗜好が変化した1以上のユーザに係る嗜好変化時の前記行動履歴情報に基づき、前記第1の嗜好から前記第2の嗜好への嗜好変化時の行動を特定する演算手段と
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記演算手段が特定した行動が、第1の嗜好を持つユーザに現れた場合に、当該ユーザを第2の嗜好への変化の蓋然性の高いユーザと予測する予測手段
    を更に備える、請求項1記載の情報処理装置。
  3. ユーザの嗜好を、前記行動履歴情報に基づき経時的に推定する推定手段
    を更に備える、請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置が、
    ユーザの行動履歴情報を管理するステップと、
    第1の嗜好から第2の嗜好へ嗜好が変化した1以上のユーザに係る嗜好変化時の前記行動履歴情報に基づき、前記第1の嗜好から前記第2の嗜好への嗜好変化時の行動を特定するステップと
    を行う、情報処理方法。
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