JP2016070707A - 情報提供装置および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにとって親密度の高い場所であるか否かを、従来よりも少ない処理量で判定する。
【解決手段】情報提供装置(1)は、ユーザの現在地と、所定の範囲内に存在する過去訪問位置との距離を用いて、当該過去訪問位置に対応する重み値を求める重み値算出部(22)と、重み値を所定の閾値と比較することにより、現在地が日常空間内にあるか否かを判定する親密度判定部(23)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供する情報提供装置に関する。
従来から、ユーザの位置を特定して、その位置に対応する情報(例えば、地域の事故情報、渋滞情報、ルート案内等のユーザの行動傾向に関する情報)を提供する技術が開発されている。当該技術として、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1の情報提供装置は、ユーザの位置を示す複数の位置情報に基づいて、当該ユーザからの入力により定まる地図上の領域幅に応じて区分された特定の広さを有する領域毎に、その領域とユーザの関わり具合を、親密度として求める。そして、当該親密度に応じた情報を提供する。
特許第3559150号公報(2004年5月28日登録)
上記情報提供装置では、多数の位置情報から、各領域に対するユーザの進入と退出とを識別することで通過回数を求め、当該通過回数から親密度を求める。しかし、経緯度を用いて多数の通過回数を求める必要があるため、その計算量が膨大になる可能性があった。すなわち、親密度の算出において、高い処理能力が要求される可能性があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザの現在地が、ユーザにとって親密度の高い場所であるか否かを、従来よりも少ない処理量で判定可能な情報提供装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報提供装置は、ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供する情報提供装置であって、ユーザの現在地と、当該現在地から所定の範囲内に存在する、ユーザが過去に訪れた場所である過去訪問位置との距離を用いて、当該過去訪問位置に対して重み付けを行うことにより、当該過去訪問位置に対応する重み値を求める重み値算出手段と、上記重み値算出手段が求めた上記重み値を所定の閾値と比較することにより、上記現在地が、上記ユーザにとって親密度の高い空間である日常空間内にあるか否かを判定する親密度判定手段と、を備える。
本発明の一態様によれば、ユーザの現在地が、ユーザにとって親密度の高い場所であるか否かを、従来より少ない処理量で判定できるという効果を奏する。
実施形態1に係る情報提供装置の構成例を示すブロック図である。 位置情報履歴テーブルの一例を示す図である。 重み値テーブルの一例を示す図である。 上記情報提供装置における処理の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、上記処理の具体例を視覚的に説明するための図である。 (a)および(b)は、丸め込み処理を説明するための図である。 重み値算出方法の一例を説明するための図である。 閾値の設定の仕方を説明するための図である。 実施形態2に係る情報提供装置を説明するための図であり、(a)および(b)は、ある地点における重み値テーブルの具体例を示す図である。 実施形態3に係る情報提供装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態4に係る情報提供装置を説明するための図であり、所定の範囲および閾値を設定可能な設定画面の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態に係る情報提供装置1およびその制御方法について、図1〜図8を用いて説明する。まず、図1を用いて、情報提供装置1の構成例について説明する。情報提供装置1は、ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供するものであり、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末、カーナビゲーション装置等に実装される。特に、情報提供装置1は、「ユーザが大凡知っている」と推定される、ユーザが過去に訪れた場所である過去訪問位置を示す位置情報(過去訪問位置情報)を用いて、ユーザが現在いる位置(現在地)が、過去自分が頻繁に滞在した場所であるか、つまり現在地が「ユーザが知っている場所」であるか否かを判定する。そして、判定結果に基づいて、ユーザに提供する情報(機能またはサービス)を切り替える。なお、過去訪問位置は、当該判定を行うための対象地点であり、情報提供装置1に記憶される位置の履歴でともいえる。また、位置情報は、複数の位置情報からなる位置情報列であってもよい。
<構成>図1に示すように、情報提供装置1は、位置情報検知部11、制御部12、記憶部13および表示部14を備えている。位置情報検知部11は、ユーザの現在地を示す位置情報(現在位置情報)、または過去訪問位置情報を検知する。例えば、位置情報検知部11は、GPS(Global Positioning System)に対応しており、人工衛星から発信される電波を受信して、現在地または過去訪問位置の経緯度を測定することにより、これらの位置情報を検知する。制御部12は、情報提供装置1を統括的に制御する。記憶部13は、例えば、地図データ、位置情報履歴テーブルT1、重み値テーブルT2、制御部12が実行する各種の制御プログラム等を記憶するものであり、例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成される。表示部14は、各種画像を表示するものであり、例えばLCD(Liquid crystal display)で構成される。また、情報提供装置1は、ユーザ操作を取得可能な操作部(例えばタッチパネル)(不図示)を備えていてもよい。
次に、制御部12の詳細について説明する。制御部12は、主として、位置情報管理部21、日常空間判定処理部20および表示処理部24を備えている。
位置情報管理部21は、位置情報検知部11が検知した、現在位置情報および過去訪問位置情報を管理する。過去訪問位置情報については、例えば位置情報履歴テーブルT1に記憶する。位置情報履歴テーブルT1は、情報提供装置1が過去に取得した全ての過去訪問位置情報を管理する。図2に示すように、位置情報履歴テーブルT1には、例えば、過去訪問位置情報(過去訪問位置を示す経緯度)と、当該過去訪問位置情報を取得した時刻とが、これらの情報に付与されるID番号に対応付けられて記憶される。すなわち、位置情報履歴テーブルT1は、ある経緯度が示す場所にユーザが何度存在したかが判定可能なデータベースであればよい。なお、過去訪問位置情報は、所定の時間間隔で取得されてもよいし、滞在時間が所定の時間よりも長い場合に、当該滞在時間の任意の一時刻において取得されてもよい。現在位置情報は、例えば、現在地に関連する情報の提示要求を受け付けたときに取得される位置情報であってもよい。また例えば、現在位置情報の取得時から所定期間内の過去訪問位置情報(例えば、当該取得時から遡って半年以内に取得した過去訪問位置情報)を取得対象としてもよい。
また、位置情報管理部21による位置情報の取得(記憶)は、手動で行われてもよい。この場合、ユーザが実際に訪れた(または訪れている)場所に限らず、現在地または過去訪問位置としてユーザが指定した位置も、現在位置情報または過去訪問位置情報として取得可能である。すなわち、現在地には、ユーザが特定の場所に関連した情報の提示要求を行った地図上の特定位置が含まれ、過去訪問位置には、ユーザにとって関連がある場所である関連位置が含まれてもよい。
日常空間判定処理部20は、ユーザの現在地と過去訪問位置との距離を用いて、現在地が、ユーザにとって親密度の高い空間である日常空間(日常圏)内に存在するか否かを判定するものであり、主として、重み値算出部22(重み値算出手段)および親密度判定部23(親密度判定手段)を備えている。日常空間判定処理部20が情報提供装置1の主たる構成であり、情報提供装置1が、日常空間判定処理部20以外の構成を備えている必要は必ずしもない。例えば、日常空間判定処理部20以外の構成を、情報提供装置1と通信可能な別の装置が備えていてもよい。
重み値算出部22は、ユーザの現在地と、当該現在地から所定の範囲内に存在する過去訪問位置との距離(地点間距離)を用いて、当該過去訪問位置に対して重み付けを行うことにより、当該過去訪問位置に対応する重み値を求める。具体的には、重み値算出部22は、現在地と過去訪問位置との距離の逆数を、重み値として求める。また、重み値算出部22は、所定の範囲内に過去訪問位置が複数存在する場合には、複数の過去訪問位置のそれぞれに対して重み値を求めるとともに、当該重み値の合計値を求める。
上記所定の範囲は、現在地が日常空間内に存在するか否かを判定するために用いられる過去訪問位置情報を取得する、予め規定された範囲(指定範囲、指定領域)である。所定の範囲は、例えば、位置情報管理部21が現在位置情報を取得したときに、現在地を中心とするように地図上に規定される。本実施形態の所定の範囲の形状は矩形であるが、これに限らず、例えば円形等の他の形状であってもよい。矩形の場合には、例えば矩形の一辺の長さが、円形の場合には、例えば直径の長さが予め規定されている。
具体的には、重み値算出部22は、位置情報履歴テーブルT1を参照して、現在地を中心とするように所定の範囲を地図上に規定し、当該所定の範囲内に過去訪問位置が存在するか否かを判定する。所定の範囲内に過去訪問位置情報が存在する場合には、当該過去訪問位置を示す過去訪問位置情報を、位置情報履歴テーブルT1から読み出し、当該過去訪問位置に対する重み値と、その合計値とを求める。そして、求めた重み値および合計値を、例えば重み値テーブルT2に記憶する。図3に示すように、重み値テーブルT2には、例えば、所定の範囲内の過去訪問位置情報(経緯度)と、重み値と、合計値とが、これらの情報に付与されるID番号に対応付けられて記憶される。「地点距離」には、現在地と過去訪問位置との距離(単位:m)が、過去訪問位置情報と対応付けて記憶される。なお、重み値算出部22は、当該距離の逆数を重み値として求めるため、この場合、重み値テーブルT2に当該距離が記憶される(「地点距離」を設ける)必要はない。図7を用いて後述する算出方法で重み値が算出される場合に、「地点距離」に当該距離が記憶される。一方、所定の範囲内に過去訪問位置情報が存在しない場合には、その旨を表示部14に表示させるよう表示処理部24に通知する。
親密度判定部23は、重み値算出部22が求めた重み値を閾値(所定の閾値)と比較することにより、現在地が日常空間内にあるか否かを判定する。重み値算出部22が重み値の合計値を求めている場合には、当該合計値を閾値と比較する。本実施形態では、親密度判定部23は、重み値または合計値が閾値以上である場合には、現在地が日常空間内にある(現在地はユーザが知っている場所である)と判定する。一方、閾値未満である場合には、現在地が日常空間内にない(現在地はユーザが知らない場所である)と判定する。
表示処理部24は、表示部14の表示画面に各種画像を表示させる。表示部14には、例えば、地図、特定の場所(現在地または過去訪問位置等)に関連した情報、各種設定画面等が表示される。特に、親密度判定部23の判定結果に基づく現在地に関連する情報が表示される。また、当該判定結果自体が表示されてもよい。なお、これらの情報提示は、スピーカ(不図示)等の表示部14とは異なる部材からの出力により行われてもよい。
<処理フロー>図4および図5を用いて、情報提供装置1の処理の一例について説明する。図4に示すように、位置情報検知部11は、現在地に関連する情報の提示要求を示すユーザ操作に従って現在位置情報を検知し、位置情報管理部21に送信する。位置情報管理部21は、位置情報検知部11から現在位置情報を取得し、記憶部13に記憶する(S1)。また、現在位置情報を取得した旨を、重み値算出部22に通知する。
重み値算出部22は、上記通知を受領すると、現在地を中心とするように所定の範囲を規定し、位置情報履歴テーブルT1を参照して、所定の範囲内に存在する過去訪問位置情報を特定(抽出)する(S2)。また、重み値算出部22は、過去訪問位置情報に対してID番号を付与することにより、重み値テーブルT2を作成する。この段階では、重み値テーブルT2の「重み」および「重み合計」には値の入力がない。次に、重み値算出部22は、特定した過去訪問位置情報のうちの1つの過去訪問位置情報に対する重み値を求め、重み値テーブルT2に記憶する(S3;重み値算出ステップ)。重み値算出部22は、重み値を求めた旨を親密度判定部23に通知する。
親密度判定部23は、上記通知を受領すると、重み値テーブルT2を参照して、重み値の合計値が閾値以上であるか否かを判定する(S4;親密度判定ステップ)。なお、最初に求めた重み値の場合、当該重み値=重み値の合計値となるため、結局のところ重み値と閾値とが比較される。特定された過去訪問位置情報が1つの場合も同様である。親密度判定部23は、S4でYESと判定した場合、現在地が日常空間内にあると判定し、表示処理部24に当該判定結果を通知する(S5)。表示処理部24は、当該判定結果を受けると、現在地に関連する情報として、例えば日々のユーザの行動に紐付けられた情報等の、現在地に関連する日常的な情報を表示部14に表示させる。
一方、S4でNOの場合、親密度判定部23は、重み値テーブルT2を参照して、残りの過去訪問位置情報が存在するか否かを判定する(S6)。S6でYESの場合、次の過去訪問位置情報に対する重み値を求めるとともに、これまでに求めた重み値の合計値を求め、重み値テーブルT2に記憶する(S3)。例えば、S3でID番号「1」の過去訪問位置情報に対する重み値が求められ、S4の処理を経て、S6でYESと判定された場合、S3で次の過去訪問位置情報(ID番号「2」)に対する重み値が求められるとともに、ID番号「1」および「2」の重み値の合計値が求められる。この重み値および合計値は、ID番号「2」に対応付けて、重み値テーブルT2に記憶される。その後、S4の処理が行われる。同様に、さらにS6でYESと判定された場合には、S3でID番号「3」に対する重み値が求められ、ID番号「1」〜「3」の重み値の合計値が求められる。この重み値および合計値は、ID番号「3」に対応付けて、重み値テーブルT2に記憶された後、S4の処理が行われる。このように、S4でNOの場合には、所定の範囲内に存在する全ての過去訪問位置情報に対する重み値および合計値の算出が行われ、当該合計値と閾値との比較が行われる。そして、親密度判定部23が、残りの過去訪問位置情報が存在しないと判定した場合には(S6でNO)、現在地が非日常空間内にあると判定し、表示処理部24に当該判定結果を通知する(S7)。表示処理部24は、当該判定結果を受けると、現在地に関連する情報として、例えば出張や旅行先に関連する情報等の、現在地に関連する非日常的な情報を表示部14に表示させる。このように、S4の判定を行うことにより、当該判定結果に基づいて、現在地に関連する情報として、日常的な情報または非日常的な情報を選び分けて、ユーザに提示できる。
図3の例で、閾値が「10」に設定されている場合を考える。S2において、11個の過去訪問位置情報が抽出される。S3において、まずID番号「1」の重み値(合計値)が0.995と求められる。この値は閾値より小さいため、S4でNOとなり、ID番号「2」〜「11」があるため、S6でYESとなる。S3に戻り、ID番号「2」の重み値0.8835と、ID番号「1」および「2」の合計値1.883が求められる。この合計値も閾値より小さいため、S4でNOとなり、ID番号「3」〜「11」があるため、S6でYESとなる。この処理が、閾値以上(10以上)となるまで繰り返される。図3では、ID番号「10」までは合計値が閾値以上とならないが、ID番号「11」の合計値は10.025と求められ、閾値以上となる。そのため、ID番号「11」に対する判定の結果、S4でYESとなり、現在地が日常空間内にあると判定される(S5)。なお、図3において、所定の範囲内の過去訪問位置情報が10個である(ID番号「11」が存在していない)場合には、ID番号「10」においても閾値以上とはならないため、結果として、現在地が日常空間内にない(非日常空間内にある)と判定される(S7)。
ここで、上記S2およびS3の処理について、図5を用いて視覚的な側面から説明する。図5の(a)に示すように、S2の結果、位置情報履歴テーブルT1に記憶されている過去訪問位置情報が示す過去訪問位置のうち、表示された地図とともに表示可能な過去訪問位置Vが、ピンSにて表示されるとする。S3において、図5の(b)に示すように、重み値算出部22は、現在地P(図中の星印)が中心となるように所定の範囲A(図中の二重線で囲まれた一定領域を有する矩形)を規定し、所定の範囲A内に存在する過去訪問位置Va、Vb、Vc、Vd(図中の丸印で囲まれた地点)を、重み値の算出対象地点として特定する。そして、図5の(c)に示すように、重み値算出部22は、現在地Pと過去訪問位置Va、Vb、Vc、Vdとの距離Da、Db、Dc、Ddをそれぞれ算出する。この距離Da、Db、Dc、Ddの逆数1/Da、1/Db、1/Dc、1/Ddを、過去訪問位置Va、Vb、Vc、Vdのそれぞれに対する重み値として求める。
<重み値算出処理の変形例>図6および図7を用いて、重み値算出部22における算出処理の変形例について説明する。まず、図6を用いて、複数の過去訪問位置を、同一の過去訪問位置として丸め込む処理について説明する。なお、図6において、現在地Pおよび過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsは、所定の範囲に含まれているものとする。
上述の重み値算出処理では、所定の範囲内に複数の過去訪問位置が存在する場合、現在地と過去訪問位置との距離をそれぞれ求めることになる。図6の(a)の例では、現在地と過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsとの距離Dp、Dq、Dr、Dsがそれぞれ求められる。しかし、経緯度の差分をとることにより実際の距離を求めるのには、複雑な計算処理を必要とするため、過去訪問位置が多くなれば、その分制御部12に負荷がかかる。そこで、所定の領域内に含まれる複数の過去訪問位置情報は、同一の過去訪問位置が複数回存在するものとして丸め込められてもよい。すなわち、重み値算出部22は、所定の領域内に存在する複数の過去訪問位置を1つの過去訪問位置とみなし、当該1つの過去訪問位置に対して、所定の領域内に含まれる過去訪問位置の個数分だけ、重み付けを行ってもよい。この場合、距離の計算が1回で済み、当該1回の計算結果をキャッシュして再利用することで、上記負荷を軽減できる。なお、所定の領域は、上記丸め込みを行っても、現在地が日常空間内にあるか否かの判定結果への影響が少ない程度の広さを有するように規定されていればよく、その広さは、例えば数百m四方程度であってもよい。
具体的には、図6の(b)に示すように、所定の領域B(図中の点線で囲まれた一定領域を有する矩形)内に複数の過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsが存在している。この場合、重み値算出部22は、複数の過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsを、1つの(同一の)過去訪問位置Vre(図中の×印)であるとみなす。そして、現在地Pと過去訪問位置Vreとの距離Dreを求め、距離Dreの逆数1/Dreを、過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsの重み値として求める。なお、所定の領域B内の中心位置を過去訪問位置Vreとみなしているが、これに限らず、例えば、過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsのうちの1つを1つの過去訪問位置とみなしてもよいし、過去訪問位置Vp、Vq、Vr、Vsの平均の経緯度を求め、当該経緯度の位置を1つの過去訪問位置としてもよい。また、所定の領域Bの形状は、矩形に限らず、円形等の他の形状であってもよい。
次に、図7を用いて、距離の逆数以外の値を重み値として算出する、重み値算出処理の一例について説明する。重み値算出部22は、現在地に最も遠い過去訪問位置の重み値が限りなく0に近づき、最も近い過去訪問位置の重み値が限りなく1に近づくような計算式を用いて、重み値を求めてもよい。具体的には、重み値算出部22は、「1−(地点間距離)/(最大距離)」を重み値として求める。図7に示すように、最大距離とは、所定の範囲A内のうちの現在地Pから最も離れた位置までの距離Dmであり、地点間距離とは、現在地Pと過去訪問位置Va,Vb,Vc、Vdのそれぞれとの距離Da、Db、Dc、Ddである。図3の重み値テーブルT2において、重み値算出部22は、求めた各地点間距離を「地点距離」に記憶する。図3には、距離Dmが2000mとした場合の重み値算出結果が示されている。例えば、ID番号「1」の地点間距離は1mであるため、重み値は1−1/2000=0.9995と求められる。ID番号「4」の地点間距離は2000mであるため、重み値は1−2000/2000=0と求められる。
<閾値の設定例>図8を用いて、閾値の設定例について説明する。図8において、内側の領域Xは、閾値を「10」に設定したときの、規定される日常空間の広さを概念的に示したものであり、内側の領域Xを含む領域Yは、閾値を「5」に設定したときの、規定される日常空間の広さを概念的に示したものである。図8に示すように、閾値を大きく設定するほど、規定される日常空間の広さは狭くなる。すなわち、閾値を大きく設定するほど、重みの高い(現在地からの距離が近い)過去訪問位置が必要となるため、日常空間と判定されるエリアは狭まる。そのため、閾値を大きく設定するほど、現在地が日常空間内にあると判定されにくくなる。また、重み値の算出対象となる過去訪問位置が多くなるほど、現在地が日常空間内に存在すると判定されやすくなる。そのため、閾値の大きさは、過去訪問位置情報の取得方法(過去訪問位置情報を取得する期間等)に応じて設定されてもよい。これらの点を考慮して、閾値の大きさが設定されることが好ましい。
<効果>蓄積した過去訪問位置情報を用いることにより、現在地が「知っている場所」であるか否かの判定を精度よく行うことができる。また、日常空間判定処理部20が、所定の範囲内における現在地と過去訪問位置との距離を用いて、過去訪問位置に対して重み付けを行って上記判定を行うため、処理コストを小さくすることができる。
また、ユーザが移動した連続的な位置の情報(経路情報)を用いて上記判定を行う場合、GPSを継続して動作させる必要がある。情報提供装置1によれば、上記判定に用いる過去訪問位置情報は、離散的な値(点の情報の羅列)でよいため、当該継続動作は不要である。このため、経路情報を用いる場合よりも省電力で上記判定を行うことができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を適宜省略する。本実施形態の情報提供装置1では、閾値が複数設定されており、当該閾値には、日常空間に対するユーザの親密度の度合いを示す親密度レベルが対応付けられている。親密度判定部23は、重み値(または合計値)が複数の閾値のうちのいずれの閾値以上であるかによって、親密度レベルを特定する。
例えば、値が小さい順から第1閾値および第2閾値が設定され、当該第1および第2閾値に対応付けて、親密度レベル「否」「弱」「強」が設定される。「否」は親密度レベルが最も低く、現在地が非日常空間内にあることを指す。「強」は、親密度レベルが最も高く、現在地が日常空間内にあり、かつ、日常空間の中でもユーザにとって最も親密度が高い場所であることを指す。「弱」は、親密度レベルが「強」よりも低く、現在地が日常空間内にあるが、「強」よりも親密度が低い場所であることを指す。親密度判定部23は、第1閾値未満であれば親密度レベル「否」、第1閾値以上第2閾値未満であれば親密度レベル「弱」、第2閾値以上であれば親密度レベル「強」と判定する。
例えば、図9の(a)は、ある地点Pa(現在地)における重み値テーブルT2の一例であり、図9の(b)は、地点Paとは異なる地点Pb(現在地)における重み値テーブルT2の一例である。地点Paについては11個の過去訪問位置が特定され、地点Pbについては8個の過去訪問位置が特定されている。第1閾値を「5」、第2閾値を「10」とした場合、地点Paについては、ID番号「11」で合計値が10以上となるため、第2閾値以上であると判定され、日常空間:「強」と判定される。一方、地点Pbについては、ID番号「8」で第2閾値「10」未満であるが、第1閾値「5」以上であるため、日常空間:「弱」と判定される。
また、各親密度レベルに対応付けて、現在地に関連する情報が設定されている。例えば最も低い親密度レベルには、現在地に関連する非日常的な情報が対応付けられる。それ以外の親密度レベルについては、現在地に関連する日常的な情報が対応付けられ、かつ、レベルの高いほど、例えば現在地に関連するより詳細な情報が対応付けられる。
なお、3つ以上の閾値が設定されてもよく、閾値の個数にあわせて親密度レベルが設定されてもよい。例えば、4つの閾値(第1〜第4閾値)が設定されている場合、当該閾値に対応付けて、親密度レベル0〜4が段階的に設定されてもよい。この場合、第1閾値未満の場合には親密度レベルが0(現在地が非日常空間内にある)、第4閾値以上の場合には親密度レベルが4(現在地が最も親密度が高い場所である)等と設定される。
<効果>閾値判定の結果として親密度レベルを特定することにより、より細かい判定結果を得ることができる。また、親密度レベルに対応した、特定の場所に関する情報をユーザに提供できるので、利便性をより向上させることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図10基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を適宜省略する。本実施形態の情報提供装置1aは、過去訪問位置情報を記憶部33ではなく、サーバ2(外部の記憶装置)またはUSB(Universal Serial Bus)3(外部の記憶媒体)から取得する。記憶媒体としては、USB3の他、各種ディスク等を用いることも可能である。
具体的には、情報提供装置1aは、位置情報履歴テーブルT1が記憶されるサーバ2またはUSB3と通信可能な構成となっている。制御部32の位置情報管理部41(情報取得手段)は、サーバ2またはUSB3に、取得した過去訪問位置情報を送信する。サーバ2またはUSB3の位置情報履歴テーブルT1にて、当該過去訪問位置情報が管理される。重み値算出部22は、位置情報管理部41を介して、所定の範囲内に存在する過去訪問位置情報をサーバ2またはUSB3から抽出し、重み値テーブルT2を作成し、記憶部33に記憶する。
<効果>情報提供装置1に記憶する情報量を削減できるので、情報提供装置1の記憶スペースを広げることができる。また、複数のサーバ2と通信可能な場合、各サーバ2において、過去訪問位置情報の種別(公共機関、テーマパーク、駅等)または取得した地域毎に、過去訪問位置情報を管理することができる。そして、当該情報を取得するサーバ2を変更することで、異なる過去訪問位置情報(例えば、異なる種別の過去訪問位置情報)を用いて、現在地が日常空間内にあるか否かの判定を行うことができる。複数のUSB3を用いた場合も同様である。さらに、重み値テーブルT2をサーバ2またはUSB3にて管理してもよい。この場合、さらに上記記憶スペースを広げることができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を適宜省略する。所定の範囲および閾値は、ユーザにより設定されてもよく、本実施形態では、当該設定画面の一例について説明する。
図11の例では、表示部14には、ユーザが所定の範囲を変更可能な矩形範囲設定領域141と、閾値を変更可能な閾値設定領域142とを含む設定画面が表示されている。例えば、各領域のスライドバーの一端部Lにおいて最小値をとり、他端部Rにおいて最大値をとる。また、矩形範囲設定領域141は矩形の一辺(円形の場合はその直径)の値を設定するものである。情報提供装置1、1aは、矩形範囲設定領域141および閾値設定領域142の丸印の位置を移動させるユーザ操作をそれぞれ取得することにより、その位置にそれぞれ対応付けられた矩形の一辺の長さ、および閾値に設定する。なお、図11の設定画面の他、各値を直接入力できる構成であってもよい。
<効果>重み値の算出対象とする過去訪問位置を規定する所定の範囲を大きくするほど、現在地が日常空間内にあると判定されやすくなる。また、重み値または合計値との比較基準となる閾値を大きくするほど、現在地が日常空間内にあると判定されにくくなる。このような性質を有する所定の範囲および閾値をユーザが変更可能とすることにより、自分の行動パターンに応じて、上記判定の基準を調整できる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報提供装置1、1aの制御ブロック(特に制御部12の各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報提供装置1、1aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報提供装置(1、1a)は、ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供する情報提供装置であって、ユーザの現在地(P、地点Pa、Pb)と、当該現在地から所定の範囲(A)内に存在する、ユーザが過去に訪れた場所である過去訪問位置(V、Va〜Vd、Vp〜Vs、Vre)との距離(Da〜Dd、Dp〜Ds、Dre)を用いて、当該過去訪問位置に対して重み付けを行うことにより、当該過去訪問位置に対応する重み値を求める重み値算出手段(日常空間判定処理部20、重み値算出部22)と、上記重み値算出手段が求めた上記重み値を所定の閾値と比較することにより、上記現在地が、上記ユーザにとって親密度の高い空間である日常空間内にあるか否かを判定する親密度判定手段(日常空間判定処理部20、親密度判定部23)と、を備えている。当該構成によれば、上記距離を用いた重み値を基づいて上記判定を行うことにより、例えば経緯度を連続的に取得して当該判定を行う手法に比べ、当該判定に係る処理の負荷を軽減できる。すなわち、少ない処理量で(小さい処理コストで)上記判定処理を行うことができる。それゆえ、上記構成によれば、上記現在地が、ユーザにとって親密度の高い場所であるか否かを、従来よりも少ない処理量で判定できる。
さらに、本発明の態様2に係る情報提供装置では、態様1において、上記所定の範囲内に上記過去訪問位置が複数存在する場合に、上記重み値算出手段は、複数の上記過去訪問位置のそれぞれに対して上記重み値を求めるとともに、当該重み値の合計値を求め、上記親密度判定手段は、上記重み値算出手段が求めた上記重み値の合計値を、上記所定の閾値と比較することにより、上記現在地が上記日常空間内にあるか否かを判定してもよい。当該構成によれば、過去訪問位置が複数存在する場合には、重み値の合計値を所定の閾値と比較することにより上記判定を行う。それゆえ、過去訪問位置が複数存在する場合であっても、従来よりも少ない処理量で上記判定を行うことができる。
さらに、本発明の態様3に係る情報提供装置では、態様2において、上記重み値算出手段は、上記所定の範囲内の所定の領域(B)内に、複数の上記過去訪問位置が存在すると判定した場合に、当該複数の過去訪問位置を1つの過去訪問位置とみなし、上記1つの過去訪問位置に対して、上記所定の領域内に含まれる上記過去訪問位置の個数分だけ、重み付けを行ってもよい。当該構成によれば、複数の過去訪問位置を1つの過去訪問位置とみなすことにより、上記距離を求めるときの計算量を低減できる。それゆえ、さらに少ない処理量で上記判定を行うことができる。
さらに、本発明の態様4に係る情報提供装置では、態様1から3のいずれかにおいて、上記重み値算出手段は、上記現在地と上記過去訪問位置との距離の逆数を、上記重み値として求めてもよい。当該構成によれば、簡易な手法で、重み値を求めることができる。
さらに、本発明の態様5に係る情報提供装置では、態様1から4のいずれかにおいて、上記重み値算出手段は、上記所定の範囲内のうちの上記現在地から最も離れた位置までの距離を最大距離(Dm)とし、上記現在地と上記過去訪問位置との距離を地点間距離としたとき、1−(地点間距離)/(最大距離)を上記重み値として求めてもよい。当該構成によれば、比較的簡易な手法で重み値を求めることができるとともに、上記判定の精度を向上させることができる。
さらに、本発明の態様6に係る情報提供装置では、態様1から5のいずれかにおいて、上記所定の閾値が複数設定されており、上記所定の閾値には、上記日常空間に対する上記ユーザの親密度の度合いを示す親密度レベルが対応付けられており、上記親密度判定手段は、上記重み値が上記所定の閾値のうちのいずれの閾値以上であるかによって、上記親密度レベルを特定してもよい。当該構成によれば、親密度の度合いを、親密度判定手段の判定結果として出力できるので、ユーザは、より細かい判定結果を得ることができる。
さらに、本発明の態様7に係る情報提供装置(1a)では、態様1から6のいずれかにおいて、上記過去訪問位置を示す過去訪問位置情報を、外部の記憶装置(サーバ2)または記憶媒体(USB3)から取得する情報取得手段(位置情報管理部21)を備えてもよい。当該構成によれば、外部の記憶装置または記憶媒体に過去訪問位置情報を記憶することで、情報提供装置の記憶スペースを広げることができる。
さらに、本発明の態様8に係る情報提供装置では、態様1から7のいずれかにおいて、上記所定の範囲、および、上記所定の閾値は、ユーザにより設定されてもよい。当該構成によれば、ユーザ自身の行動パターンに応じて、上記判定の基準を調整できる。
さらに、本発明の態様9に係る情報提供装置の制御方法は、ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供する情報提供装置の制御方法であって、ユーザの現在地と、当該現在地から所定の範囲内に存在する、ユーザが過去に訪れた場所である過去訪問位置との距離を用いて、当該過去訪問位置に対して重み付けを行うことにより、当該過去訪問位置に対応する重み値を求める重み値算出ステップと、上記重み値算出ステップにて求めた上記重み値を所定の閾値と比較することにより、上記現在地が、上記ユーザにとって親密度の高い空間である日常空間内にあるか否かを判定する親密度判定ステップと、を含んでいる。当該構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報提供装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報提供装置が備える各手段として動作させることにより上記情報提供装置をコンピュータにて実現させる情報提供装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供する情報提供装置に利用でき、特に、携帯端末、カーナビゲーション装置等に好適に利用できる。
1、1a 情報提供装置、 2 サーバ(記憶装置)、 3 USB(記憶媒体)、 20 日常空間判定処理部(重み値算出手段、親密度判定手段)、 22 重み値算出部(重み値算出手段)、 23 親密度判定部(親密度判定手段)、 41 位置情報管理部(情報取得手段)、 P 現在地、 Pa、Pb 地点(現在地)、 A 所定の範囲、 B 所定の領域、 Da〜Dd、Dp〜Ds、Dre 距離(地点間距離)、 Dm 最大距離、 V、Va〜Vd、Vp〜Vs、Vre 過去訪問位置

Claims (5)

  1. ユーザに、特定の場所に関連した情報を提供する情報提供装置であって、
    ユーザの現在地と、当該現在地から所定の範囲内に存在する、ユーザが過去に訪れた場所である過去訪問位置との距離を用いて、当該過去訪問位置に対して重み付けを行うことにより、当該過去訪問位置に対応する重み値を求める重み値算出手段と、
    上記重み値算出手段が求めた上記重み値を所定の閾値と比較することにより、上記現在地が、上記ユーザにとって親密度の高い空間である日常空間内にあるか否かを判定する親密度判定手段と、を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 上記所定の範囲内に上記過去訪問位置が複数存在する場合に、
    上記重み値算出手段は、複数の上記過去訪問位置のそれぞれに対して上記重み値を求めるとともに、当該重み値の合計値を求め、
    上記親密度判定手段は、上記重み値算出手段が求めた上記重み値の合計値を、上記所定の閾値と比較することにより、上記現在地が上記日常空間内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 上記重み値算出手段は、
    上記所定の範囲内の所定の領域内に、複数の上記過去訪問位置が存在すると判定した場合に、当該複数の過去訪問位置を1つの過去訪問位置とみなし、
    上記1つの過去訪問位置に対して、上記所定の領域内に含まれる上記過去訪問位置の個数分だけ、重み付けを行うことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 上記所定の閾値が複数設定されており、
    上記所定の閾値には、上記日常空間に対する上記ユーザの親密度の度合いを示す親密度レベルが対応付けられており、
    上記親密度判定手段は、上記重み値が上記所定の閾値のうちのいずれの閾値以上であるかによって、上記親密度レベルを特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報提供装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
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