JP6744922B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの位置を示す位置情報を用いて情報処理を行う情報処理装置等に関する。
近年の情報処理装置(例:携帯端末)には、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを利用して、ユーザの位置(現在位置)を示す情報(位置情報)を取得する機能が設けられていることが一般的である。また、当該位置情報を利用した様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、位置情報を用いて、携帯端末のユーザの生活時間帯を特定することを目的とした技術が開示されている。具体的には、特許文献1の技術では、位置情報および当該位置情報の取得時刻を用いて、ユーザが所定のエリア(例:自宅エリア)に滞在した時間と、当該ユーザが所定のエリア間を移動した時間とが算出される。なお、所定のエリアとは、所定の施設(例:自宅)を含むエリアである。
日本国公開特許公報「特開2014−2672号公報(2014年1月9日公開)」
特許文献1の技術では、(i)ユーザが所定のエリア内に入ったことを判定する場合、および、(ii)当該ユーザが当該所定のエリア外へと出たことを判定する場合のいずれにおいても、当該所定のエリアの広さ(サイズ)は同一に設定されている。つまり、特許文献1の技術は、ユーザが所定の施設(所定のエリア内の特定の位置)へ向かう場合と、当該所定の施設から離れる場合とで、ユーザの移動パターンが同様であることを前提としている。
しかしながら、後述するように、上記移動パターンは必ずしも同様ではないと考えられる。この点を踏まえると、ユーザが所定の施設を訪問したか否かの判定(以下、訪問判定)を高精度に行うためには、上記移動パターンの相違(つまり、実態に即したユーザの行動パターン)を考慮することが好ましいと言える。本発明の一態様は、従来よりも高精度な訪問判定を行うことを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザの位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、上記ユーザが施設を訪問したか否かを判定する訪問判定部と、を備えており、上記訪問判定部は、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が、あらかじめ設定された訪問開始圏に含まれた後に、あらかじめ設定された訪問終了圏に含まれないように変化した場合に、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定し、上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏とは異なる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、ユーザの位置を示す位置情報を取得する位置情報取得工程と、上記ユーザが施設を訪問したか否かを判定する訪問判定工程と、を含んでおり、上記訪問判定工程は、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が、あらかじめ設定された訪問開始圏に含まれた後に、あらかじめ設定された訪問終了圏に含まれないように変化した場合に、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定する工程をさらに含んでおり、上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏とは異なる。
本発明の一態様に係る情報処理装置によれば、従来よりも高精度な訪問判定を行うことが可能となるという効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法によっても、同様の効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る携帯端末の要部の構成を示す機能ブロック図である。 (a)〜(d)はそれぞれ、図1の携帯端末における訪問判定の処理の概要を示す図である。 施設データベースの一例を示す図である。 ジャンルコード対応テーブルの一例を示す図である。 訪問履歴の一例を示す図である。 図1の携帯端末の表示部に表示された画面の一例を示す図である。 図1の携帯端末における訪問判定の処理の流れを例示する図である。 本発明の実施形態2に係る携帯端末における訪問開始エリアおよび訪問終了エリアの一例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図7に基づいて詳細に説明する。まず、図1を参照し、本実施形態の携帯端末1(情報処理装置)の概要について述べる。図1は、携帯端末1の要部の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態では、携帯端末1として、スマートフォン(携帯電話機)を例示して説明する。
但し、本発明の一態様に係る情報処理装置は、携帯電話機に限定されない。当該情報処理装置は、ノートPC(Personal Computer)、タブレットPC、または携帯型テレビ等の、可搬型の任意の情報処理装置(携帯端末)であってもよい。さらに、後述するように、本発明の一態様に係る情報処理装置は、上記携帯端末と接続可能なサーバであってもよい。
(携帯端末1の概要)
携帯端末1は、制御部10、タッチパネル50、GPS受信部60、タイマ61、および記憶部90を備えている。タッチパネル50は、入力部50aと表示部50bとが重畳され一体化された部材である。但し、本発明の一態様に係る情報処理装置において、入力部50aと表示部50bとは別体として設けられてもよい。
入力部50aは、ユーザの入力操作を受け付ける。一例として、入力部50aは、物体(例:ユーザの指)の接触を検出することで、ユーザの入力操作(タッチ操作)を受け付ける。表示部50bは、例えば液晶ディスプレイであってよい。表示部50bは、各種情報を画像として表示する。表示部50bは、各種情報を視覚的にユーザに報知する報知部としての役割を担う(後述の図6を参照)。
但し、本発明の一態様に係る情報処理装置は、表示部50bを必ずしも有している必要はない。例えば、表示部50bは、当該情報処理装置とは別体の部材として設けられていてもよい。当該情報処理装置が表示部50bと通信可能であれば、後述する表示制御部16によって、表示部50bの動作を制御できる。
GPS受信部60は、人工衛星等から電波として送信されるGPS信号を受信し、携帯端末1を携帯しているユーザの位置(現在位置)を示す位置情報を取得する。GPS受信部60は、取得した位置情報を制御部10(より具体的には、後述する施設ID取得部11)に与える。
タイマ61は、現在時刻を計時する。また、タイマ61は、所定の時刻からの時間の経過を計時することもできる。タイマ61は、専用のデバイスとして携帯端末1に設けられてもよい。あるいは、携帯端末1のセンサマイコン内のタイマ機能が、タイマ61として用いられてもよい。タイマ61は、自身の計時結果を制御部10(より具体的には、後述する訪問判定部14)に与える。
制御部10は、携帯端末1の各部を統括的に制御する。制御部10の機能は、記憶部90に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することで実現されてよい。制御部10の具体的な動作については、後述する。
記憶部90は、制御部10が実行する各種のプログラム、およびプログラムによって使用されるデータを格納する。本実施形態では、記憶部90に、後述する施設データベース91、ジャンルコード対応テーブル92、および訪問履歴93が格納されている場合を例示して説明する。
但し、施設データベース91、ジャンルコード対応テーブル92、および訪問履歴93の少なくともいずれかは、公知の通信技術(例:無線LAN技術)によって携帯端末1と接続可能なサーバ(例:クラウドサーバ)に格納されていてもよい。
また、制御部10の少なくとも一部の機能(例:訪問判定部14の機能)を、当該サーバに付与してもよい。つまり、当該サーバを、本発明の一態様に係る情報処理装置として用いることもできる。
なお、上記情報処理装置としてのサーバは、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、複数のサーバを適用する場合には、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
(携帯端末1における訪問判定の処理の概要)
図2は、携帯端末1における訪問判定の処理の概要を示す図である。制御部10の具体的な動作(訪問判定の処理の具体的な流れ)についての説明に先立ち、図2を参照して当該処理の概要について述べる。以下、ユーザCが施設P(後述する訪問対象候補施設)に向かい、その後当該施設Pから離れる場合を考える。
図2の(a)には、ユーザCが施設Pへの訪問を開始した場合が示されている。具体的には、図2の(a)には、ユーザCが以下に述べる訪問開始エリアD1(訪問開始圏)の内部へと入った場合が示されている。図2の(a)に示されるように、訪問開始エリアD1は、施設Pを中心とする半径r1(以下、r1を訪問開始半径とも称する)の円形のエリアである。なお、r1の値はあらかじめ設定されている。つまり、訪問開始エリアD1はあらかじめ設定されている。
後述するように、携帯端末1は、ユーザCが訪問開始エリアD1の内部へと入った場合に、ユーザCが施設Pへの訪問を開始したと判定する。つまり、携帯端末1は、d≦r1という条件(以下、開始条件)が満たされた場合に、訪問判定を開始する。ここで、dは、ユーザCと施設Pとの間の距離である。以下、ユーザCが訪問開始エリアD1の内部へと入った時刻を、訪問開始時刻t1とも称する。
図2の(b)には、図2の(a)の状態(訪問開始)の後に、ユーザCが施設Pへの訪問を継続している場合が示されている。具体的には、図2の(b)には、ユーザCが以下に述べる訪問終了エリアD2(訪問終了圏とも称する)の内部に位置している場合が示されている。図2の(b)に示されるように、訪問終了エリアD2は、施設Pを中心とする半径r2(以下、r2を訪問終了半径とも称する)の円形のエリアである。なお、r2の値についても、上述のr1と同様にあらかじめ設定されている。つまり、訪問終了エリアD2は、上述の訪問開始エリアD1と同様に、あらかじめ設定されている。
但し、後述するように、r2はr1とは異なる値に設定されている。つまり、訪問終了エリアD2は、訪問開始エリアD1とは異なるエリアとして設定されている。本実施形態では、後述の図4にも示されるように、r2がr1よりも大きい値に設定されている。つまり、訪問終了エリアD2が訪問開始エリアD1よりも広く設定されている。なお、本実施形態における各エリアの「広さ」(サイズ)とは、各エリアの面積を意味する。
携帯端末1は、上述の開始条件が満たされた後に、ユーザCが訪問終了エリアD2の内部に位置している場合には、ユーザCが施設Pを訪問中であると判定する。すなわち、携帯端末1は、d≦r2という条件が満たされている場合に(つまり、後述する終了条件が満たされるまでは)、ユーザCが施設Pを訪問中であると判定する。
図2の(c)には、図2の(b)の状態(訪問中)の後に、ユーザCが施設Pへの訪問を終了した場合が示されている。具体的には、図2の(c)には、ユーザCが訪問終了エリアD2の外部へと出た場合が示されている。
携帯端末1は、ユーザCが訪問終了エリアD2の外部へと出た場合に、ユーザCが施設Pへの訪問を終了したと判定する。つまり、携帯端末1は、d>r2という条件(以下、終了条件)が満たされた場合に、ユーザCが施設Pへの訪問を終了したと判定する。以下、ユーザCが訪問終了エリアD2の外部へと出た時刻を、訪問終了時刻t2とも称する。上述のように、開始条件および終了条件は、空間(距離)に関する判定条件である。以下、開始条件および終了条件を、総称的に空間条件とも称する。
図2の(d)には、訪問判定における、時間に関する判定条件(以下、時間条件とも称する)を例示する図である。携帯端末1は、訪問終了時刻t2と訪問開始時刻t1との差を、滞在時間tsとして算出する。つまり、携帯端末1は、ts=t2−t1として、滞在時間tsを算出する。
そして、携帯端末1は、ts≧Tthという条件(時間条件)が満たされた場合に、ユーザCが施設Pへの訪問を行ったと判定する。なお、Tthは滞在時間閾値とも称される。なお、Tthの値についても、上述のr1およびr2と同様にあらかじめ設定されている。
以上のように、携帯端末1は、空間条件(開始条件および終了条件)と時間条件との両方を用いて、訪問判定を行う。ここで、空間条件とは、「ユーザCが訪問開始エリアD1に入った後に、訪問終了エリアD2から出るように移動したか否か」を示す条件であると表現できる。また、時間条件とは、「空間条件が満たされた時間が、所定の時間範囲内であるか否か」を示す条件であると表現できる。
(制御部10)
上述の図1に示されるように、制御部10は、施設ID取得部11(位置情報取得部)、距離算出部12、施設ジャンル判定部13(判定条件設定部)、訪問判定部14、記録制御部15、および表示制御部16を備えている。以下、各部の具体的な動作について説明する。また、図3〜図5を参照し、施設データベース91、ジャンルコード対応テーブル92、および訪問履歴93の具体例についても述べる。
施設ID取得部11は、GPS受信部60から位置情報(ユーザの位置を示す情報)を取得する。なお、本実施形態では、施設ID取得部11に位置情報取得部の機能を併有させた場合を例示しているが、施設ID取得部11と位置情報取得部とは別体の機能部として設けられてもよい。
一例として、位置情報は、緯度(以下、記号「LAT」を用いて表す)および経度(以下、記号「LON」を用いて表す)によって表されてよい。つまり、位置情報は、緯度および経度によって規定される二次元座標上の点の位置を示す座標であってよい。以下、位置情報が、座標c(LATc,LONc)を示す場合を例示して説明する。
また、施設ID取得部11は、記憶部90から施設データベース91を取得する。図3は、施設データベース91の一例を示す図である。図3に示されるように、施設データベース91は、それぞれの施設ID(施設識別情報)に対応付けられた各種情報(例:当該施設の名称(施設名)、施設ジャンルコード(施設ジャンル識別情報)、および当該施設の座標(位置))を示す表である。
なお、施設IDとは、各施設を識別するための識別情報である。施設IDは、施設ごとに異なる番号(値)が割り当てられている。また、施設ジャンルコードとは、各施設の種類(施設ジャンルとも称する)を識別するための識別情報(分類コード)である。施設ジャンルコードは、施設ジャンルごとに異なる番号が割り当てられている(後述の図4を参照)。
施設データベース91は、携帯端末1の製造者によってあらかじめ設定されていてもよい。あるいは、携帯端末1の製造者とは別の事業者によって提供されているPOI(Point of Interest)データベースを、施設データベース91として利用することもできる。
続いて、施設ID取得部11は、位置情報と施設データベース91とを照合し、ユーザの近傍の施設を検索する。そして、施設ID取得部11は、検出した(検索結果としてヒットした)施設の施設ID等を取得する。以下、施設ID取得部11が検出した施設を、訪問対象候補施設とも称する。本実施形態では、上述の図2の施設P(1つの施設)が訪問対象候補施設であるとして説明を行う。
例えば、施設ID取得部11が、施設Pとして、座標p1(LAT1,LON1)の施設(つまり、A1ホテル)を検出した場合を考える。この場合、施設ID取得部11は、施設データベース91を参照し、(i)施設Pの施設ID「0001」、および、(ii)当該施設ID「0001」に対応付けられた施設名「A1ホテル」および施設ジャンルコード「01」を取得する。
一例として、施設ID取得部11は、座標cから所定の範囲内に位置する施設を検索してよい。例えば、施設ID取得部11は、座標cを中心とする半径rmの円形のエリアを、検索エリア(施設の検索対象とするエリア)としてよい。rmの値は、任意であってよい。例えば、rmの値として、訪問開始半径r1の複数の設定値のうちの最大値を用いてもよい。一例として、後述の図4のように訪問開始半径r1の複数の値が設定されている場合には、rm=50mと設定できる。
あるいは、施設ID取得部11は、座標cから所定範囲内の緯度・経度に含まれるエリア(矩形のエリア)を、検索エリアとしてもよい。但し、いずれの場合であっても、検索時間の増加を避けるためには、検索エリアはある程度狭く設定されることが好ましい。
距離算出部12は、座標c(位置情報)と、座標p1(施設Pの位置を示す情報)(以下、施設位置情報とも称する)とを、施設ID取得部11から取得する。そして、距離算出部12は、座標cと座標p1とを用いて、上述の距離dを算出する。一例として、距離算出部12は、
d=sqrt{(LATc−LAT1)^2+(LONc−LON1)^2}
として、距離dを算出してよい。
施設ジャンル判定部13は、施設Pの施設ジャンルコードを施設ID取得部11から取得する。例えば、施設ジャンル判定部13は、施設P(A1ホテル)の施設ID「0001」に対応付けられた施設ジャンルコード「01」を取得する。
また、施設ジャンル判定部13は、記憶部90からジャンルコード対応テーブル92を取得する。以下に述べるように、ジャンルコード対応テーブル92は、施設ジャンルコード(換言すれば施設ジャンル)に対応付けられた判定パラメータ(上述の訪問判定における閾値)を示す表である。
図4は、ジャンルコード対応テーブル92の一例を示す図である。図4に示されるように、ジャンルコード対応テーブル92では、施設ジャンルコードのそれぞれが表す施設ジャンルが示されている。例えば、図4では、施設ジャンルコード「01」は、施設ジャンル「ホテル」を表すことが示されている。
加えて、ジャンルコード対応テーブル92では、施設ジャンルコードのそれぞれに、上述のr1(訪問開始半径)、r2(訪問終了半径)、Tth(滞在時間閾値)、および後述のTn(再判定可能時間閾値)が対応付けられている。つまり、携帯端末1では、施設ジャンルごとに、r1、r2、Tth、およびTnが設定されている。
一例として、施設ジャンル「ホテル」(施設ジャンルコード「01」)に対しては、r1=10m、r2=15m、Tth=00:30(30分)、Tn=12:00(12時間)という値が設定されている。他方、施設ジャンル「遊園地」(施設ジャンルコード「02」)に対しては、r1=50m、r2=65m、Tth=01:00(1時間)、Tn=12:00(12時間)という値が設定されている。
なお、本発明の一態様に係る情報処理装置では、全ての施設ジャンル(換言すれば、全ての施設)に対して、同一の値のr1、r2、Tth、およびTnが設定されていてもよい。但し、訪問判定の精度を向上するためには、施設ジャンルに応じた訪問判定を行うことが好ましい。このため、r1、r2、Tth、およびTnの少なくともいずれかは、施設ジャンルに応じて異なる値が設定されることが好ましい。
施設ジャンル判定部13は、施設Pの施設ジャンルコードとジャンルコード対応テーブル92とを照合し、当該施設Pの施設ジャンルを判定する。例えば、施設P(A1ホテル)の施設ジャンルコードが「01」である場合、施設ジャンル判定部13は、施設Pの施設ジャンルを「ホテル」(施設ジャンルコード「01」に対応する施設ジャンル)と判定する。
そして、施設ジャンル判定部13は、判定した施設ジャンルに対して設定されたr1、r2、Tth、Tnの値を、ジャンルコード対応テーブル92から取得する。このように、施設ジャンル判定部13は、施設ジャンルに応じた判定パラメータを設定(選択)できる。すなわち、施設ジャンル判定部13は、施設ジャンルに応じて、訪問開始エリアD1・訪問終了エリアD2のサイズ、および、滞在時間閾値の大きさを設定できる。このように、施設ジャンル判定部13は、施設ジャンルに応じて上述の空間条件および時間条件の判定基準を設定できる。
訪問判定部14は、(i)距離算出部12から上述の距離dを、(ii)タイマ61から現在時刻tを、それぞれ取得する。訪問判定部14は、施設ジャンル判定部13が設定した判定パラメータを用いて、ユーザが施設Pを訪問したか否かを判定する。つまり、訪問判定部14は、上記判定パラメータを用いて、上述の図2において説明した訪問判定を行う。訪問判定部14における判定処理の具体例については後述する。また、訪問判定部14は、当該判定結果を示す判定結果情報を、記録制御部15に与える。
記録制御部15は、制御部10から記憶部90へとデータを記録する処理を制御する。一例として、記録制御部15は、訪問判定部14が「ユーザが施設Pを訪問した」と判定した場合(つまり、判定結果情報において、ユーザが施設Pを訪問したことが示されている場合)に、当該訪問の記録を訪問履歴として、訪問履歴93に書き込む(つまり、訪問履歴93を更新する)。記録制御部15によれば、訪問履歴93を自動的に更新できるので、ユーザの利便性を向上させることができる。なお、記録制御部15の処理の一例についても後述する。
図5は、訪問履歴93の一例を示す図である。図5に示されるように、訪問履歴93には、それぞれの訪問を示す履歴情報(訪問日時、訪問施設、滞在時間、および訪問回数)が記録されている。なお、記録制御部15は、同一施設への訪問を新たに判定するたびに、当該施設の訪問回数を1回カウントアップ(計上)する(例えば、図5の訪問施設「A1ホテル」等を参照)。
また、図5の「訪問回数」の項目中の記号「−」は、当該訪問が、訪問回数の計上から除外されたことを示す。一例として、ユーザが一定の経路を鉄道によって往復する場合には、往路と復路のそれぞれにおいて、同一の駅を訪問することが考えられる。そこで、訪問判定部14において、復路における駅の訪問を、訪問判定の対象から除外してもよい。当該除外を行うための具体的な判定処理については、後述する。
表示制御部16は、表示部50bの動作を制御する。一例として、表示制御部16は、訪問履歴の少なくとも一部(以下、表示用履歴93a)を、画像として表示部50bに表示させてもよい。例えば、表示制御部16は、訪問履歴93に含まれる本日分の履歴情報を、表示用履歴93aとして表示部50bに表示させてもよい。図5には、本日の日付が「2016/9/30」である場合の表示用履歴93aが示されている。
図6は、表示部50bに表示された画面の一例を示す図である。具体的には、図6には、表示用履歴93aが画像IMG1〜IMG3として表示された状態が示されている。なお、画像IMG1〜IMG3は、総称的に画像IMGと称されてもよい。表示制御部16は、訪問履歴93中の各履歴情報に基づいて、画像IMG(画像IMG1〜画像IMG3)を生成する。
図6において、画像IMG1は、表示用履歴93a中の「2016/9/30 8:15」の「品川駅」への訪問履歴を示す。また、画像IMG2は、表示用履歴93a中の「2016/9/30 10:45」の「新大阪駅」への訪問履歴を示す。また、画像IMG3は、表示用履歴93a中の「2016/9/30 10:50」の「A1ホテル」への訪問履歴を示す。
なお、図6に示されるように、例えばIMG1には、品川駅への訪問回数が「28回目」であり、かつ、前回訪問した日から本日(今回の訪問)までの経過日数が「13日ぶり」であることが示されている。このように、表示制御部16は、(i)所定の施設の訪問回数を示す情報、および、(ii)所定の施設を前回訪問した日から本日までの経過日数を示す情報を、画像IMGに含めてもよい。
以上のように、表示部50bに訪問履歴の少なくとも一部を画像IMGとして表示させることにより、ユーザに訪問履歴の内容を視覚的に報知できる。つまり、ユーザに訪問履歴の内容を容易に確認させることができる。
なお、表示制御部16は、ユーザの入力操作に応じて、表示部50bに表示させる画像を変更してもよい。例えば、表示制御部16は、上記入力操作に応じて、本日よりも前の日付分の履歴情報を、表示用履歴93aの一部として表示部50bに表示させてもよい。あるいは、表示制御部16は、上記入力操作に応じて、表示用履歴93aの表示を表示部50bに終了させてもよい。
(携帯端末1における訪問判定の処理の流れ)
図7は、携帯端末1における訪問判定の処理S1〜S15の流れを例示するフローチャートである。以下、当該処理の流れについて簡単に述べる。まず、施設ID取得部11は、GPS受信部60から位置情報(ユーザの現在位置を示す情報)を取得する(S1,位置情報取得工程)。
続いて、施設ID取得部11は、位置情報と施設データベース91とを照合することにより、ユーザの近傍の施設を検索し、施設P(訪問対象候補施設)を検出する(S2)。そして、施設ID取得部11は、施設データベース91を参照し、施設Pの施設ID等を取得する(S3)。
距離算出部12は、S1において取得された位置情報と、S2において取得された施設Pの位置を示す情報(施設位置情報)とを用いて、距離d(ユーザと施設Pとの距離)を算出する(S4)。施設ジャンル判定部13は、施設Pの施設ジャンルコードとジャンルコード対応テーブル92とを照合し、当該施設Pの施設ジャンルを判定する(S5)。
続いて、施設ジャンル判定部13は、判定した施設ジャンルに対して設定されたr1、r2、Tthの値を、ジャンルコード対応テーブル92から取得する(S6)。つまり、施設ジャンル判定部13は、施設ジャンルに応じたr1、r2、Tthの値を設定する。なお、S6において、施設ジャンル判定部13は、ジャンルコード対応テーブル92から、Tnの値をさらに取得してもよい。
訪問判定部14は、(i)距離算出部12から距離dを、(ii)タイマ61から現在時刻tを、それぞれ取得する。そして、訪問判定部14は、施設ジャンル判定部13が設定したr1を用いて、d≦r1であるか否か(上述の開始条件が満たされているか否か)を判定する(S7,訪問判定工程)。つまり、訪問判定部14は、位置情報によって示されるユーザCの位置が、訪問開始エリアD1に含まれているか否かを判定する。
d≦r1である場合(S7でYES)、訪問判定部14は、現在時刻t(つまり、開始条件が満たされた時刻)を訪問開始時刻t1として設定する。この訪問開始時刻t1は、位置情報によって示されるユーザCの位置が、訪問開始エリアD1に含まれた時刻であると表現できる。そして、訪問判定部14は、訪問開始時刻t1を記憶部90に記録する(S8)。他方、d>r1である場合(S7でNO)には、S1に戻る。
S8に続いて、施設ID取得部11は、位置情報を再び取得する(S9,位置情報取得工程)。そして、距離算出部12は、S9において取得された位置情報と、S2において取得された施設位置情報とを用いて、距離dを再び算出する(S10)。
訪問判定部14は、(i)距離算出部12から距離dを、(ii)タイマ61から現在時刻tを、それぞれ再び取得する。そして、訪問判定部14は、施設ジャンル判定部13が設定したr2を用いて、d>r2であるか否か(上述の終了条件が満たされているか否か)を判定する(S11,訪問判定工程)。
つまり、訪問判定部14は、位置情報によって示されたユーザCの位置が、上述の訪問開始エリアD1に含まれた後に、訪問終了エリアD2に含まれないように変化(推移)したか否かを判定する。すなわち、訪問判定部14は、上述の空間条件が満たされたか否かを判定する。
d>r2である場合(S11でYES)、訪問判定部14は、現在時刻t(つまり、終了条件が満たされた時刻)を訪問終了時刻t2として設定する。この訪問終了時刻t2は、位置情報によって示されるユーザCの位置が、訪問終了エリアD2に含まれなくなった時刻であると表現できる。そして、訪問判定部14は、訪問終了時刻t2を記憶部90に記録する(S12)。他方、d≦r2である場合(S7でNO)には、S9に戻る。
S12に続いて、訪問判定部14は、滞在時間tsを、ts=t2−t1として算出する(S13)。そして、訪問判定部14は、施設ジャンル判定部13が設定したTthを用いて、ts≧Tthであるか否か(上述の時間条件が満たされているか否か)を判定する(S14,訪問判定工程)。
ts≧Tthである場合(S14でYES)、訪問判定部14は、ユーザが施設Pを訪問したと判定する。続いて、記録制御部15は、当該訪問の記録を示す履歴情報を、訪問履歴93に書き込む(S15)。他方、ts<Tthである場合(S13でNO)には、S1に戻る。
S15において、記録制御部15は、(i)訪問履歴93中の「訪問日時」の項目に、訪問開始時刻t1が示す日時を、(ii)訪問履歴93中の「滞在時間」の項目に、滞在時間tsが示す日時を、それぞれ書き込む。さらに、記録制御部15は、訪問履歴93中の「訪問施設」の項目に、施設Pの施設名称を書き込む。また、記録制御部15は、訪問履歴93中の「訪問施設」の項目に、施設Pの施設名称に替えて(あるいは加えて)、施設Pの施設IDを書き込んでもよい。
なお、本実施形態では、空間条件および時間条件の両方を用いて、訪問判定を行う場合を例示したが、当該訪問判定において時間条件を除外することもできる。この場合には、携帯端末1は、空間条件が満たされた場合に、ユーザが施設Pを訪問したと判定してよい。但し、訪問判定の精度を向上させる観点からは、時間条件をさらに用いた訪問判定を行うことがより好ましい。
(携帯端末1の効果)
ところで、上述のように、ユーザが施設Pから離れる場合と、当該施設Pに向かう場合とで、ユーザの移動パターンは必ずしも同様ではないと考えられる。例えば、以下のパターン1またはパターン2が考えられる。
(パターン1):ユーザが施設Pを離れる場合に、当該施設Pに向かう場合に比べて、速やかに移動するパターン。一例として、ユーザが所定の目的(例:スポーツ観戦)を果たすために施設P(スタジアム)を訪問するケースを考える。このようなケースでは、ユーザが目的を果たした後には、当該ユーザは施設Pから離れることに関心を寄せると考えられる。それゆえ、パターン1によるユーザの移動が想定される。
(パターン2):ユーザが施設Pに向かう場合に、当該施設Pを離れる場合に比べて、速やかに移動するパターン。施設Pのジャンルまたはユーザの目的次第では、ユーザが目的を果たすために、当該ユーザが施設Pに速やかに到着することに関心を寄せることも考えられる。このようなケースでは、パターン2によるユーザの移動が想定される。
上述のように、訪問判定を従来よりも高精度に行うためには、ユーザの移動パターンの相違を考慮することが好ましい。つまり、実態に即したユーザの行動パターンを考慮した上で、訪問判定を行うことが好ましい。この点を踏まえ、本実施形態の携帯端末1では、訪問終了エリアD2が訪問開始エリアD1とは異なるエリアとして設定されている。例えば、本実施形態では、上述のパターン1を考慮して、訪問終了エリアD2が訪問開始エリアD1よりも広く設定されている。
但し、上述のパターン2を考慮することが好ましい場合には、訪問終了エリアD2を訪問開始エリアD1よりも狭く設定してもよい。つまり、r2<r1として設定してもよい。すなわち、本実施形態では、ジャンルコード対応テーブル92において、r2≠r1として設定されていればよい。このように、携帯端末1では、訪問終了エリアD2と訪問開始エリアD1とが異なるエリアとして設定されていればよい。この点については、後述する各実施形態においても同様である。
以上のように、携帯端末1では、訪問開始エリアD1と訪問終了エリアD2とを異なるエリアとして設定することで、ユーザの移動パターンの相違を考慮している。つまり、携帯端末1によれば、実態に即したユーザの行動パターンを考慮した上で、訪問判定を行うことができる。それゆえ、従来よりも高精度な訪問判定を行うことが可能となる。
また、一般的に、施設Pのジャンルに応じて、ユーザの移動パターンは異なると考えられる。そこで、上述のように、携帯端末1では、施設Pのジャンルに応じて、訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2のサイズ(より具体的には、上述の訪問開始半径r1および訪問終了半径r2の値)を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、施設Pのジャンルに応じて、訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2を設定(変更)できる。それゆえ、施設Pのジャンルに応じて、好適なサイズの訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2を用いて、訪問判定を行うことができる。その結果、訪問判定の精度をさらに向上させることが可能となる。
また、携帯端末1では、滞在時間閾値Tthを用いて、訪問判定を行うこともできる。つまり、空間条件(訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2のサイズに関する判定条件)に加えて、時間条件(時間に関する判定条件)をさらに用いて、訪問判定を行うことができる。
一例として、ユーザが移動中に施設Pを一時的に通り過ぎたにすぎない場合には、上述の滞在時間tsは比較的小さい。このように、滞在時間tsが比較的小さい場合には、ユーザが施設Pの訪問を意図している可能性が低いと考えられる。
それゆえ、滞在時間閾値Tthを適切に設定することにより、ts<Tthである場合(すなわち、ユーザが施設Pへの訪問を意図している可能性が低いと考えられる場合)には、ユーザが訪問Pを訪問していないと判定できる。つまり、訪問判定における誤判定の可能性を低減できる。それゆえ、訪問判定の精度をさらに向上させることが可能となる。
また、一般的に、ユーザの滞在時間も、施設Pのジャンルに応じて異なると考えられる。そこで、携帯端末1では、滞在時間閾値Tthについても、施設Pのジャンルに応じて設定されることが好ましい。当該構成によれば、施設Pのジャンルに応じた滞在時間閾値Tthを用いて訪問判定を行うことができるので、訪問判定の精度をより一層向上させることが可能となる。
また、滞在時間tsが過大である場合には、ユーザは一時的な訪問以外の目的(例:勤務)で、施設Pに滞在しているとも考えられる。そこで、このような長時間の滞在については、施設Pへの訪問として取り扱わないことが好ましいとも考えられる。
この点を踏まえ、上述の滞在時間閾値Tthよりも大きい第2滞在時間閾値Tth2をさらに設定してもよい。この場合、携帯端末1において、上述の時間条件は、Tth≦ts<Tth2として設定されてよい。つまり、滞在時間tsが第2滞在時間閾値Tth2以上となる場合(滞在時間tsが過大となる場合)には、訪問判定部14は、ユーザが施設Pを訪問していないと判定してよい。なお、第2滞在時間閾値Tth2についても、施設Pのジャンルに応じて設定されることが好ましい。
なお、本実施形態では、判定パラメータが施設のジャンルごとに設定されている場合を例示したが、当該判定パラメータは施設ごとに設定されてもよい。この場合、施設IDと判定パラメータとの対応関係を示すテーブルをあらかじめ準備しておけばよい。当該構成によれば、同一ジャンルの施設(例:遊園地)であっても、異なる施設に対して個別の判定条件を用いて訪問判定を行うことができる。この点については、後述する各実施形態においても同様である。
(再判定可能時間閾値Tnについて)
ところで、所定の時間範囲内(例:12時間以内または24時間以内)に、ユーザが繰り返し同一施設を訪問する場合も考えられる。例えば、上述のように、ユーザが一定の経路を鉄道によって往復する場合には、往路と復路のそれぞれにおいて同一の駅を訪問することが考えられる。このような場合を考慮すると、所定の時間範囲内の同一施設への複数回の訪問のそれぞれを、個別の訪問(1回の訪問)として取り扱わないことが好ましいとも考えられる。
そこで、上述の図4の再判定可能時間閾値Tnを用いることで、施設の訪問判定の終了から所定の時間範囲内において、同施設に対する訪問判定を訪問判定部14に行わせないようにしてもよい。例えば、訪問判定部14が、施設Pについて訪問判定を終了し、当該訪問判定時における訪問終了時刻がt2であった場合を考える。その後、訪問判定部14が、当該施設Pについて訪問判定を開始し、訪問開始時刻がt1aであったとする。
この場合、訪問判定部14は、Tn≦t1a−t2である場合には、当該施設Pについて訪問判定を中止してもよい。つまり、訪問判定部14は、施設Pについての前回の訪問判定の終了から、再判定可能時間閾値Tnより長い時間の経過が生じるまでは、当該施設Pを訪問判定の対象から除外してもよい。当該構成によれば、所定の時間範囲内(再判定可能時間閾値Tn内)に同一施設への複数回の訪問があった場合にも、2回目以降の訪問を個別の訪問として取り扱わないことができる。
〔変形例〕
施設ID取得部11において、複数の訪問対象候補施設が検出された場合においても、訪問判定部14に上述の訪問判定を行わせてもよい。以下、施設Pおよび施設Qの2つの施設が、訪問対象候補施設として検出された場合を考える。以降、説明の便宜上、施設Qの訪問開始エリアおよび訪問終了エリアをそれぞれ、訪問開始エリアDQ1および訪問終了エリアDQ2と称する。
訪問判定の処理の煩雑化を避ける観点からは、施設Pの訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2と、施設Qの訪問開始エリアDQ1および訪問終了エリアDQ2とは、互いに重なり合わないように設定されることが好ましい。
但し、施設Pの訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2の少なくとも一方と、施設Qの訪問開始エリアDQ1および訪問終了エリアDQ2の少なくとも一方とは、部分的に重なっていてもよい。一例として、訪問終了エリアD2が、訪問開始エリアDQ1と部分的に重なり合っている場合を考える。このような場合、訪問判定部14に、例えば以下の2通りの処理のいずれかを行わせてもよい。
(1):ユーザが訪問開始エリアDQ1の内部に入った場合には、当該ユーザが訪問終了エリアD2に留まっている場合であっても、訪問判定部14に施設Pに対する訪問判定を中止させ、施設Qに対する訪問判定を開始させる。なお、この場合には、施設Pに対する訪問終了時刻は、施設Qに対する訪問開始時刻と一致する。
(2):ユーザが訪問終了エリアD2に留まっている場合には、当該ユーザが訪問開始エリアDQ1の内部に入った場合であっても、訪問判定部14に施設Pに対する訪問判定を継続させ、施設Qに対する訪問判定を行わせない。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
上述のように、実施形態1では、円形の訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2を例示して説明を行った。但し、携帯端末1において、各エリアの形状は円形に限定されない。本実施形態では、当該形状の別の例について述べる。
図8は、本実施形態における訪問開始エリアD3(訪問開始圏)および訪問終了エリアD4(訪問終了圏)の一例を示す図である。図8に示されるように、訪問開始エリアD3および訪問終了エリアD4はそれぞれ、矩形の領域である。なお、図8において、X軸は緯度を示す軸であり、Y軸は経度を示す軸である。また、図8のXY座標の原点は、施設Pの位置に設定されている。
図8に示されるように、訪問開始エリアD3は、(X1,Y1)、(−X1,Y1)、(−X1,−Y1)、(X1,−Y1)の4点を頂点とする長方形である。また、訪問終了エリアD4は、(X2,Y2)、(−X2,Y2)、(−X2,−Y2)、(X2,−Y2)の4点を頂点とする長方形である。なお、X1、X2、Y1、およびY2は、いずれも正の値である。
X1およびY1はそれぞれ、訪問開始緯度および訪問開始経度と称されてもよい。また、X2およびY2はそれぞれ、訪問終了緯度および訪問終了経度と称されてもよい。本実施形態では、ジャンルコード対応テーブル92において、施設ジャンルコードのそれぞれに(施設ジャンルごとに)、X1、X2、Y1、およびY2が設定されている。
図8の訪問開始エリアD3およびD4によれば、本実施形態における開始条件(つまり、ユーザCが訪問開始エリアD3の内部へと入ったことを示す条件)は、
d≦sqrt{(X1^2+Y1^2)}
として表される。
また、本実施形態における終了条件(つまり、ユーザCが訪問終了エリアD4の外部へと出たことを示す条件)は、
d>sqrt{(X2^2+Y2^2)}
として表される。
このように、矩形の訪問開始エリアD3および訪問終了エリアD4を使用した場合であっても、上述の実施形態1と同様に施設Pの訪問判定を行うことができる。それゆえ、実施形態1と同様の効果を奏する。
なお、建物(例:ビル)の形状は、二次元マップにおいて略矩形状として表されることが比較的多い。この点を踏まえると、施設Pの種類によっては、実施形態1の訪問開始エリアD1および訪問終了エリアD2(円形のエリア)に比べて、本実施形態の訪問開始エリアD3および訪問終了エリアD4(矩形のエリア)を採用することが好ましい場合も考えられる。
また、訪問開始エリアD3および訪問終了エリアD4によれば、XY座標(直交座標)上での演算のみを行えばよい。つまり、実施形態1とは異なり、半径を用いた演算を行うことが不要となる。半径を用いた演算(例:円座標上での演算)は比較的煩雑となる場合があるため、本実施形態によれば、制御部10の処理を簡単化することもできる。
以上のことから、携帯端末1の使用態様に応じて、円形の訪問開始エリアおよび訪問終了エリアを使用してもよいし、矩形の訪問開始エリアおよび訪問終了エリアを使用してもよい。
なお、携帯端末1において、訪問開始エリアおよび訪問終了エリアの形状は、上述のものに限定されない。各エリアの形状は、例えば楕円状であってもよいし、多角形(例:三角形または五角形)であってもよい。訪問開始エリアおよび訪問終了エリアは、異なるエリアとして設定されていれば、任意の形状を採用できる。各エリアの形状は、マップ上において施設Pの座標を包含する閉領域を規定できるものであればよい。この点については、後述する実施形態3においても同様である。
〔実施形態3〕
上述の各実施形態では、緯度および経度によって規定される二次元的な(平面的な)訪問開始エリアおよび訪問終了エリアを例示して説明を行った。但し、携帯端末1において、訪問開始エリアおよび訪問終了エリアは、三次元的な(立体的な)エリアとして設定されてもよい。つまり、緯度および経度に加えて、高さをさらに考慮して、訪問開始エリアおよび訪問終了エリアを規定してもよい。なお、本実施形態における各エリアの「広さ」(サイズ)とは、各エリアの体積を意味する。
一例として、施設Pが高層ビル内の最上階のレストランである場合を考える。この場合、訪問開始エリアは、施設Pを中心とする半径(訪問開始半径)r3の球であってよい。また、訪問終了エリアは、施設Pを中心とする半径(訪問終了半径)r4の球であってよい。この場合、ジャンルコード対応テーブル92において、施設ジャンルコードのそれぞれに(施設ジャンルごとに)、r3およびr4が設定されていればよい。
上述のように、訪問開始エリアおよび訪問終了エリアは、異なるエリアとして設定されていればよい。すなわち、r3≠r4として設定されていればよい。r3<r4とした場合には、訪問開始エリアを訪問終了エリアよりも狭く設定できる。他方、r3>r4とした場合には、訪問開始エリアを訪問終了エリアよりも広く設定できる。
また、上述のように、三次元的な訪問開始エリアおよび訪問終了エリアを用いる場合であっても、各エリアの形状は特に限定されない。例えば、各エリアの形状は、回転楕円体、円柱、多面体(例:直方体)、錐体または錐台等の任意の立体形状であってもよい。
なお、三次元的な訪問開始エリアおよび訪問終了エリアを用いて訪問判定を行う場合には、上述の位置情報および施設位置情報は、三次元空間上の位置を示す情報(例:三次元空間座標)である必要がある。三次元空間座標系としては、例えば直交座標系、円筒座標系、球座標系等の任意の座標系を利用できる。
一例として、GPS受信部60が三次元測位の機能を備えている場合には、施設ID取得部11は、GPS受信部60から位置情報を三次元空間座標として取得できる。この場合、施設データベース91に記録されている施設位置情報は、各施設の位置を示す三次元空間座標として記録されていればよい。
但し、GPS受信部60が三次元測位の機能を備えていない場合(二次元測位の機能のみを備えている場合)であっても、施設ID取得部11に、高さ方向の座標を推定させることもできる。
例えば、携帯端末1に圧力センサ(気圧計)が設けられている場合には、施設ID取得部11は、当該圧力センサの測定値(圧力Ps)に基づいて、ユーザの現在位置の高さ(標高)hを推定(算出)できる。例えば、施設ID取得部11において、圧力Psと高さhとの関係を示す所定の式(換算式)をあらかじめ規定しておけば、当該換算式を用いて、圧力Psから高さhを算出できる。
また、施設Pの種類によっては、高さを示す情報(例:ビルのフロア数を示す情報)が、施設Pの管理者から、例えば無線信号として提供されている場合がある。このような場合には、施設ID取得部11は、当該高さを示す情報を取得することで、ユーザの現在位置の高さを特定してもよい。
〔変形例〕
なお、携帯端末1における訪問判定において、「ユーザが訪問を行った」と判定される対象となる施設(以下、訪問対象施設)は、ユーザが訪問を行ったことを自覚できる施設であることが好ましい。例えば、ユーザが一時的に通過する施設(例:移動経路中の店舗)が、訪問対象施設として判定されないように、訪問判定部14の判定条件が設定されることが好ましい。
また、ユーザのプライバシーを考慮すると、一部の施設については、訪問対象施設から除外することが好ましいとも考えられる。このため、所定の施設ジャンルコードまたは施設IDが割り当てられている施設については、訪問対象施設から除外してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central ProcessingUnit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(携帯端末1)は、ユーザ(C)の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部(施設ID取得部11)と、上記ユーザが施設(P)を訪問したか否かを判定する訪問判定部(14)と、を備えており、上記訪問判定部は、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が、あらかじめ設定された訪問開始圏(訪問開始エリアD1)に含まれた後に、あらかじめ設定された訪問終了圏(訪問終了エリアD2)に含まれないように変化した場合に、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定し、上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏とは異なる。
上述のように、ユーザが施設を訪問したか否かの判定(訪問判定)を従来よりも高精度に行うためには、ユーザが施設から離れる場合と、当該施設に向かう場合とにおける、ユーザの移動パターンの相違を考慮することが好ましい。
この点を踏まえ、本発明の一態様に係る情報処理装置では、上記の構成のように、訪問開始圏と訪問終了圏とが異なる圏(エリア)として設定されている。このため、上記移動パターンの相違を考慮して、訪問判定部において訪問判定を行うことができる。それゆえ、従来よりも高精度な訪問判定を行うことが可能となる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が上記訪問開始圏に含まれた時刻を訪問開始時刻(t1)、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が上記訪問終了圏に含まれなくなった時刻を訪問終了時刻(t2)、上記訪問終了時刻と上記訪問開始時刻との差を滞在時間(ts)として、上記訪問判定部は、上記滞在時間があらかじめ設定された滞在時間閾値(Tth)よりも短い場合には、上記ユーザが上記施設を訪問していないと判定することが好ましい。
上述のように、滞在時間が比較的短い場合には、ユーザは施設への訪問を意図している可能性が低いと考えられる。上記の構成によれば、滞在時間が滞在時間閾値よりも短い場合(すなわち、ユーザが施設への訪問を意図している可能性が低いと考えられる場合)には、ユーザが上記施設を訪問していないと判定できる。それゆえ、訪問判定の精度をさらに向上させることが可能となる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様2において、上記訪問開始圏、上記訪問終了圏、および上記滞在時間閾値の少なくともいずれかを、上記施設ごとに設定する判定条件設定部(施設ジャンル判定部13)をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、訪問開始圏、訪問終了圏、および滞在時間閾値の少なくともいずれかを、施設に応じて設定できる。つまり、施設に応じた訪問判定を行うことができる。それゆえ、訪問判定の精度をさらに向上させることが可能となる。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1から3のいずれか1つにおいて、上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏よりも広くてもよい。
上述のように、ユーザの移動パターンの一例として、ユーザが施設を離れる場合に、当該施設に向かう場合に比べて、速やかに移動するパターン(つまり、上述のパターン1)が考えられる。上記の構成によれば、当該移動パターンを考慮して訪問判定を行うことが可能となる。
本発明の態様5に係る情報処理装置は、上記態様1から3のいずれか1つにおいて、上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏よりも狭くてもよい。
上述のように、ユーザの移動パターンの別の例として、ユーザが施設に向かう場合に、当該施設を離れる場合に比べて、速やかに移動するパターン(つまり、上述のパターン2)が考えられる。上記の構成によれば、当該移動パターンを考慮して訪問判定を行うことが可能となる。
本発明の態様6に係る情報処理装置は、上記態様1から5のいずれか1つにおいて、上記ユーザが上記施設を訪問した履歴を訪問履歴(93)として、上記訪問判定部が、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定した場合に、上記訪問履歴を更新する記録制御部(15)をさらに備えていることが好ましい。上記の構成によれば、訪問履歴を自動的に更新できるので、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本発明の態様7に係る情報処理装置は、上記態様6において、上記訪問履歴の少なくとも一部を画像(IMG)として表示部(50b)に表示させる表示制御部(16)をさらに備えていることが好ましい。上記の構成によれば、表示部によってユーザに訪問履歴の内容を視覚的に報知できる。つまり、ユーザに訪問履歴の内容を容易に確認させることが可能となる。
本発明の態様8に係る情報処理装置の制御方法は、ユーザの位置を示す位置情報を取得する位置情報取得工程と、上記ユーザが施設を訪問したか否かを判定する訪問判定工程と、を含んでおり、上記訪問判定工程は、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が、あらかじめ設定された訪問開始圏に含まれた後に、あらかじめ設定された訪問終了圏に含まれないように変化した場合に、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定する工程をさらに含んでおり、上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏とは異なる。上記の構成によれば、本発明の一態様に係る情報処理装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
1 携帯端末(情報処理装置)
11 施設ID取得部(位置情報取得部)
13 施設ジャンル判定部(判定条件設定部)
14 訪問判定部
15 記録制御部
16 表示制御部
50b 表示部
93 訪問履歴
C ユーザ
IMG,IMG1,IMG2,IMG3 画像
P 施設
D1,D3 訪問開始エリア(訪問開始圏)
D2,D4 訪問終了エリア(訪問終了圏)
t1 訪問開始時刻
t2 訪問終了時刻
ts 滞在時間
Tth 滞在時間閾値

Claims (9)

  1. ユーザの位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    上記ユーザが施設を訪問したか否かを判定する訪問判定部と、を備えており、
    上記訪問判定部は、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が、あらかじめ設定された訪問開始圏に含まれた後に、あらかじめ設定された訪問終了圏に含まれないように変化した場合に、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定し、
    上記訪問開始圏および上記訪問終了圏は、上記施設を中心とするエリアであり、
    上記訪問開始圏の面積は、上記訪問終了圏の面積とは異なることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が上記訪問開始圏に含まれた時刻を訪問開始時刻、
    上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が上記訪問終了圏に含まれなくなった時刻を訪問終了時刻、
    上記訪問終了時刻と上記訪問開始時刻との差を滞在時間として、
    上記訪問判定部は、上記滞在時間があらかじめ設定された滞在時間閾値よりも短い場合には、上記ユーザが上記施設を訪問していないと判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記訪問開始圏、上記訪問終了圏、および上記滞在時間閾値の少なくともいずれかを、上記施設ごとに設定する判定条件設定部をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏よりも広いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 上記訪問開始圏は、上記訪問終了圏よりも狭いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 上記ユーザが上記施設を訪問した履歴を訪問履歴として、
    上記訪問判定部が、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定した場合に、上記訪問履歴を更新する記録制御部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 上記訪問履歴の少なくとも一部を画像として表示部に表示させる表示制御部をさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. ユーザの位置を示す位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    上記ユーザが施設を訪問したか否かを判定する訪問判定工程と、を含んでおり、
    上記訪問判定工程は、上記位置情報によって示される上記ユーザの位置が、あらかじめ設定された訪問開始圏に含まれた後に、あらかじめ設定された訪問終了圏に含まれないように変化した場合に、上記ユーザが上記施設を訪問したと判定する工程をさらに含んでおり、
    上記訪問開始圏および上記訪問終了圏は、上記施設を中心とするエリアであり、
    上記訪問開始圏の面積は、上記訪問終了圏の面積とは異なることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記位置情報取得部および上記訪問判定部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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