JP2014025849A - 重要領域決定装置及び方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の重要な領域が、どの方向にあるか、どの位の範囲に広がっているか、また、所望の地域に関連する文書などを収集する。
【解決手段】 本発明は、予め地図を、緯度方向及び経度方向にメッシュに区切り、緯度ID,経度IDを付与し、スコアを付与してメッシュ重み記憶手段に格納しておき、探索するレイヤを決定し、決定されたレイヤLに基づいて、入力された地図上の1つの地点が属するメッシュを含むL×Lのメッシュを候補領域として選出し、選出された各候補領域内のメッシュに基づいて、メッシュ重み記憶手段を参照して該候補領域のスコアを算出し、各候補領域のスコアが最大の候補領域を当該レイヤLの代表領域として選出する処理を、第1のレイヤ(L1)から、代表領域のスコアが前回のスコアより減少したか、または、所定のレイヤ(LN)に達するまで繰り返し、レイヤ毎の代表領域のスコアを比較して、スコアが最大となる代表領域を重要領域として出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重要領域決定装置及び方法及びプログラムに係り、特に、参照すべき地図上の範囲を決定するための重要領域決定装置及び方法及びプログラムに関する。
PCやスマートフォンなどの端末上で表示する地図ソフトウェアにおいては、デフォルトでは、予め定められた縮尺で地図が表示される。例えば、地図上のある地点を検索し、表示させる場合は、前記地点を中心とする、予め定められた縮尺の地図が表示される。また、端末の現在地を入力とした場合は、現在地を中心とする、予め定められた縮尺の地図が表示される場合もある。
縮尺の地図の表示方法としては、表示する地域に応じて、自動的に適切な縮尺で地図を表示する技術がある(例えば、特許文献1参照)。当該技術は、例えば、道路の幅員、高速道路や一般道路などの道路種別、移動速度に応じて予め決めておく縮尺を用いて、表示する地域を変更する際に、前記縮尺で地図を表示することができる。
特許第3991140号公報
従来の技術では、固定された縮尺での表示であるため、必ずしも視認性が高いとはいえず、利用者が手動で適切な縮尺に変更する必要があった。また、原則的には、利用者が指定した地点や端末の現在地を中心とする表示であるため、特に、利用者が始めて訪れる場所で地図を表示する際、店舗や観光地などが多いエリアが現在地から見てどの方向にあるのかを、短時間で判断するのは困難であった。さらに、商業地域や観光に適した地域がどの範囲まで広がっているのかも認識できないため、徒歩で散策可能な街であるか、あるいは、自動車等で移動すべき街であるかなど、範囲に関する情報を表示された地図から効率的に理解することは困難であった。
前述の特許文献1の技術を用いれば、表示する地域に応じた適切な縮尺を自動的に選択することが可能になるが、表示範囲については考慮しないため、端末の現在地が画面の中心になるように表示することにより、重要な地域が画面の表示範囲の外側に出てしまうことがあるなど、上記同様の課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、所望の重要な領域が、どの方向にあるか、どの位の範囲に広がっているか、また、所望の地域に関連する文書などを収集することが可能な重要領域決定装置及び方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、参照すべき地図上の範囲を決定する重要領域決定装置であって、
予め地図を一定サイズの矩形領域(メッシュ)に区切り、該メッシュ毎にスコアを付与して格納するメッシュ重み記憶手段と、
探索する地図上の1つの地点が入力される入力手段と、
探索するレイヤを決定する探索レイヤ決定手段と、
前記探索レイヤ決定手段で決定された前記レイヤLに基づいて、前記地点が属するメッシュを含むL×Lのメッシュを候補領域として選出するレイヤ内候補領域決定手段と、
前記レイヤ内候補領域決定手段で決定された各候補領域に含まれるメッシュに基づいて、前記メッシュ重み記憶手段を参照して、該候補領域のスコアを算出し、各候補領域のスコアが最大の候補領域を当該レイヤLの代表領域として選出するレイヤ代表領域選出手段と、
レイヤ毎の代表領域のスコアを比較して、スコアが最大となる代表領域を重要領域として出力する重要領域選出手段と、を有する。
また、本発明の前記探索レイヤ決定手段は、
第1のレイヤ(L=1)から順にレイヤを決定し、予め定められたレイヤNに達したか否かを判定し、達していない場合は、探索したい候補領域のサイズに応じて次のレイヤ(L=L+1)を決定する手段を含み、
前記重要領域選出手段は、
第L−1のレイヤの代表領域のスコアを記憶手段に格納しておき、該第Lのレイヤの代表領域のスコアと、第L−1のレイヤの代表領域のスコアを比較して、該第Lのレイヤの代表領域のスコアが該第L−1のレイヤの代表領域のスコアを下回った場合に、該第L−1のレイヤの代表領域を前記重要領域とする手段を含む。
また、本発明の前記レイヤ代表領域選出手段は、
選出された前記レイヤLの代表領域を上位レイヤL+1の候補領域選定のための制約条件として記憶手段に格納する手段を含み、
前記探索レイヤ決定手段は、
前記記憶手段の前記制約条件を参照し、前記レイヤ代表領域選出手段で選出されたレイヤLの代表領域を包含する(L+1)×(L+1)のサイズのメッシュのみをレイヤL+1における前記候補領域として選出する手段を含む。
また、本発明の前記メッシュ重み記憶手段は、
メッシュ毎に市街地または観光地、前記メッシュ内の地域に関連する文書数、該メッシュ内の人口、該メッシュ内の店舗数、該メッシュを過去に訪問した人々の満足度、海、河川についてスコアを格納する。
上記のように、本発明によれば、地図を表示するアプリケーションにおいて、利用者がある地点を入力すると当該地点に対する重要な地域(例えば、メッシュスコアをメッシュ内の店舗数とした場合は、店舗数が多い地域)が選出されるため、現在地から見てどの方向に重要な地域があるのかを、効率的に認識することが可能である。
また、店舗や観光地などが多い重要な領域が、どのあたりまで広がっているのかを、瞬時に認識することが可能である。
また、店舗や観光地などが離散した地域を除外し、密集した地域に含まれる店舗や観光地、前記知識に関連する文書などを、効率的に選別及び収集することが可能である。
また、上位レイヤにおける探索の範囲を、下位レイヤにおけるレイヤ代表領域を包含する領域に限定することで、高速に重要知識を決定することが可能である。
本発明の一実施の形態における重要領域決定装置の構成図である。 本発明の一実施の形態におけるメッシュと重みを示す図(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるメッシュと重みを示す図(その2)である。 本発明の一実施の形態における候補領域の例である。 本発明の一実施の形態における重要領域決定装置の処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における重要領域選定の例である。 本発明の一実施の形態における下位レイヤ(n−1)での探索結果を次のレイヤ(n)の探索の制約とする例である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における重要領域決定装置の構成を示す。
同図に示す重要領域決定装置は、メッシュ重み記憶部110、座標入力部120、探索レイヤ決定部130、レイヤ内候補領域決定部140、レイヤ代表領域選出部150、重要領域選出部160で構成される。なお、図示しないが、探索レイヤ決定部130、重要領域選出部160は、処理したデータを格納するためのメモリまたはバッファを有するものとする。
メッシュ重み記憶部110は、予めメッシュと呼ぶ一定サイズの矩形領域に区切った地図において、各メッシュの重み(スコア)を格納しておく記憶部である。図2および図3を用いて、メッシュとメッシュの重みについて説明する。例えば、緯度方向、経度方向それぞれ250mごとに区切り、図2および図3の破線で示すメッシュに分割する。緯度方向に1,2,3,・・・と緯度IDを付与し、経度方向に1,2,3,・・・と経度IDを付与し、それらの組み合わせによりメッシュの位置を表現する。
各メッシュに対しては、予めメッシュスコアを付与しておく。図2は、市街地に1、それ以外の地域に0というメッシュスコアを付与した場合の例である。図2(a)において、緯度ID=4、経度ID=5で示されるメッシュ310が商業地内のメッシュである場合、同図(b)のように1というスコアを付与する。以後、メッシュ310であれば「メッシュ4−5」のように、『緯度ID-経度ID』の形式でメッシュの位置を表現することにする。図3は、各メッシュ内に存在する店舗数をメッシュスコアとした場合の例である。黒点で表した店舗が、地図上に同図(a)のように分布している場合、メッシュ3−5の(図中のメッシュ410)の範囲内には1店舗が存在することから、同図(b)のようにメッシュスコア1を付与する。その他のメッシュについても、同様に店舗数をメッシュスコアとして付与する。
メッシュスコアは、各メッシュ内の地域に関連する文書の数や、各メッシュ内の人口、各メッシュ内の地域を過去に訪問した人々の満足度など、様々な指標に応じて決定してもよい。また、本発明を、徒歩のみで散策する利用者に対して重要地域を推薦する用途に適用する場合に、海や河川など、徒歩で移動できない領域を含むメッシュに対して負値のメッシュスコアを与えてもよい。
座標入力部120は、利用者から入力される座標を受け付ける入力部である。座標は、緯度経度を与えて入力したり、端末画面上に表示される地図インタフェースを用いて、任意の地点をポインティングすることで入力したり、GPS(Global Positioning System)等の技術により修得する端末の現在値を入力したりする方法など、地図上の1地点を特定できる方法であればいずれの方法でもよい。さらに座標入力部120は、入力された座標が指し示す地図上の地点が属するメッシュを特定する。
探索レイヤ決定部130は、候補領域の中から重要領域を探索するにあたり、探索するレイヤを決定する処理部である。レイヤを低くすることは地図上でズームインすることに相当し、レイヤを低くするほど、候補領域のサイズが小さくなる。第1のレイヤにおける候補領域のサイズは、1×1のメッシュとなり、第2のレイヤでは、2×2のメッシュのサイズが候補領域のサイズとなる。決定したレイヤはメモリ(図示せず)に格納する。
レイヤ内候補領域決定部140は、探索レイヤ決定部130が決めたレイヤに基づき、候補領域を選出する。例えば、第2のレイヤにおける候補領域は2×2のメッシュのサイズであり、座標入力部120が受け付けた座標が属するメッシュを含む、前記2×2のメッシュの領域4個が、レイヤ内候補領域となる。図4において、座標入力部120が受け付けた座標が×印のあるメッシュ3−5に属する場合、実線で示した4個の領域が、第2のレイヤにおける候補領域となる。一般化すると、第Lのレイヤにおける最大のレイヤ内候補領域数は、L2で表される。
レイヤ代表領域選出部150は、前記候補領域のそれぞれに対するスコアを算出し、前記スコアが最大となる候補領域を、レイヤ代表領域として選出する。候補領域内のメッシュあたりの平均メッシュ重みを、前記候補領域のスコアとする。例えば、図4で示した4個の候補領域のうち、メッシュ2−4,メッシュ2−5,メッシュ3−4,メッシュ3−5からなる候補領域Aに対するスコアを、図3に例示したメッシュ重みを用いて算出すると、各メッシュの重みがそれぞれ1,1,3,1であることから、それらの平均値「1.5」(平均メッシュ重み)が、前記候補領域Aのスコアとなる。同様に他の候補領域B,C,Dについてスコアを計算すると、それぞれ約0.5,1,0.25となり、スコアが最大となる候補領域Aが、第2レイヤにおけるレイヤ代表領域となる。
重要領域選出部160は、各レイヤにおいて算出するレイヤ代表領域のスコア同士を比較し、スコアが最大となるレイヤ代表領域を選出して出力する処理部である。選出したレイヤ代表領域はバッファ(図示せず)に格納する。
<処理の流れ>
図5は、本発明の一実施の形態における重要領域決定装置の処理のフローチャートである。
座標入力部120が受け付けた座標が属するメッシュを特定し、前記メッシュの位置情報(例:メッシュ3−5)をレイヤ内候補領域決定部140に送出する(ステップ101)。
探索レイヤ決定部130が、探索するレイヤを決定し、内部のメモリ(図示せず)に格納するとともに、レイヤ内候補領域決定部140に送出する(ステップ102)。探索するレイヤは、第1のレイヤから開始し、第2、第3、・・・と徐々に変化させる。
レイヤ内候補領域決定部140は、探索レイヤ決定部130が決定したレイヤ、および、座標入力部120が判定した前記メッシュの位置情報をもとに、探索すべき候補領域を決定する。第1のレイヤに対しては、候補領域は1個のみとなる。候補領域は、領域の左下(南西)端のメッシュの位置情報と、右上(北東)端のメッシュの位置情報を組み合わせて表現する。第1のレイヤの場合は、1×1のサイズの領域「3−5/3−5」のみが候補領域となる。選定した候補領域を表す「3−5/3−5」を、レイヤ代表選出部150に送出する(ステップ103)。
レイヤ代表領域選出部150が、前記候補領域のスコアを算出する。第1のレイヤにおける候補領域「3−5/3−5」について、メッシュ重み記憶部110を参照し、該当メッシュの重みを取得し、平均値を算出する(ステップ104)。候補領域「3−5/3−5」のスコアは、図3に示すメッシュ重みを利用した場合、「1」となる。
同じくレイヤ代表領域選出部150が、各候補領域のスコアに基づき、スコアが最大となる候補領域を、レイヤ代表領域として選出する。第1のレイヤの場合は、候補領域が1個のみのため、該当の候補領域が必然的にレイヤ代表領域として選出される。選出したレイヤ代表領域「3−5/3−5」、およびそのスコア「1」を、重要領域選出部160に送出する(ステップ105)。
重要領域選出部160が、レイヤ代表領域のスコアに基づき、重要領域を選出し、出力する。選出は、レイヤ代表領域のスコアが、下位レイヤのレイヤ代表領域のスコアと比較することで行う。下位レイヤとは、レイヤの番号が若いレイヤを意味する。このため、第1のレイヤを処理する時点では、重要領域の選出は行わず、レイヤ代表領域「3−5/3−5」、およびそのスコア「1」を、当該重要領域選出部160のバッファ(図示せず)内に保持するのみとし、ステップ107に進む(ステップ106)。
探索レイヤ決定部130が、メモリ(図示せず)に格納されている予め定めたレイヤに達したか否かを判定する。前述のように、第Lのレイヤにおける候補領域のサイズは、L2で表されるため、探索したい候補領域のサイズに応じて、上限のレイヤ番号を決定すればよい。既定のレイヤに到達していない場合は、ステップ102に戻る。到達した場合は、ステップ108に進む(ステップ107)。
ステップ107において既定のレイヤに達していないと判定された場合は、探索レイヤ決定部130が、次に探索すべきレイヤを決定する。第1のレイヤの探索が終了すれば、続いて第2のレイヤを探索する(ステップ102)。
以後、同様にして、第2のレイヤに対して、上記の処理を行う。
第2のレイヤの探索において、レイヤ代表領域の選定処理を実施することで、第2のレイヤにおけるレイヤ代表領域「2−4/3−5」(図4における候補領域1)、およびそのスコア「1.5」が得られる(ステップ105)。重要領域選出部160が、前記レイヤ代表領域のスコアを、バッファ(図示せず)内に保持していた下位レイヤの代表領域のスコアと比較し、上位レイヤのレイヤ代表領域のスコアが下位レイヤのレイヤ代表領域のスコアを下回る場合は、前記下位レイヤのレイヤ代表領域を重要領域として選出する(ステップ106)。第2のレイヤのレイヤ代表領域のスコアは1.5、第1の前記スコアは1であり、第2のレイヤのレイヤ代表領域のスコアが大きいため、ステップ107に進み、第3のレイヤの処理へと移る。
以下同様に、第3、第4、・・・と上位レイヤの処理を行い、第Lのレイヤのレイヤ代表領域のスコアが第L-1のレイヤのレイヤ代表領域のスコアを下回った時点で、第L-1のレイヤのレイヤ代表領域を重要領域として選定し、処理を終える。
既定のレイヤまで到達しても、下位レイヤのレイヤ代表領域のスコアを下回ることがなかった場合(ステップ107, Yes)は、ステップ108に進む。
重要領域選出部160が、最上位レイヤのレイヤ代表領域を重要領域として選出する(ステップ108)
図6は、本発明の一実施の形態における重要領域選定の例を示す。
予め、地図をメッシュに区切っておき、メッシュ毎にメッシュスコアを付与しメッシュ重み記憶部110に格納しておく。メッシュスコアは、例えば、メッシュ内の店舗数やジオタグ付きのツイート数でもよいし、商業地域には「1」、住宅地には「0」を与えてもよい。
座標入力部120により、地図上の検索中心点が指定されると、その地点を含む1×1メッシュ(レイヤ1)、2×2(4通り)(レイヤ2)、3×3メッシュ(9通り)(レイヤ3)、4×4(16通り)(レイヤ4)…と順に候補となる範囲を広げながら平均メッシュの値(スコア)を算出し、同一レイヤのスコアが最大となる領域をレイヤ代表領域とする。図6の例では、レイヤ4までの探索を行っているが、スコアがレイヤ3のスコアより減少しているため、レイヤ3の左下の領域aが重要領域として表示されることになる。
なお、本実施の形態では、レイヤ代表領域のスコアが、下位レイヤの前記スコアから減少に転じたところで処理を終えたが、既定のレイヤまでの全てのレイヤにおけるレイヤ代表領域選出した上で、スコアが最大となるレイヤ代表領域を重要領域に選定する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、ステップ103において、第Lのレイヤにおける候補領域を選定する際、入力した座標が属するメッシュを含む、すべてのL×Lのメッシュを候補領域としたが、図7に示すように、下位レイヤ(n−1)にて選出されたレイヤ代表領域(b)を上位レイヤ(n)の候補領域選定における制約条件として用い、前記下位レイヤのレイヤ代表領域を包含するL×Lのサイズのメッシュのみを候補領域としてもよい。これにより、下位レイヤにおいてスコアが高いエリア、すなわち大きなメッシュ重みを持つメッシュが含まれるエリアのみに限定した探索が行えるため、計算量を削減し、効率的に重要領域を選出することも可能となる。
また、地図を表示するアプリケーションにおける表示範囲の決定以外の用途にも適用することが可能である。例えば、リストアップされた観光スポットの候補から、短い移動距離で効率的に多くの観光スポットを訪問するルートを決定する用途において、観光スポットの密集地域から遠く離れた観光スポットを表示の対象から除外し、効率的な観光ルート作成を支援することができる。この場合は、メッシュ内の観光スポット数をメッシュ重みとして用い、選択された重要領域内の観光スポットのみをリスト表示すればよい。
同様に、現在地付近の地域に関連する文書を収集する用途においても、例えば飲食店が密集した地域のみをクリックするなどして選択することで、収集する文書数をむやみに増やすことなく、重要な地域に関する文書のみを効率的に収集することも可能である。
なお、図1に示す重要領域決定装置の各構成要素の動作をプログラムとして構築し、重要領域決定装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
110 メッシュ重み記憶部
120 座標入力部
130 探索レイヤ決定部
140 レイヤ内候補領域決定部
150 レイヤ代表領域選出部
160 重量領域選出部
310,410 メッシュ

Claims (8)

  1. 参照すべき地図上の範囲を決定する重要領域決定装置であって、
    予め地図を、緯度方向及び経度方向に一定サイズの矩形領域(メッシュ)に区切り、緯度方向、経度方向それぞれにIDを付与し、該IDの組み合わせによりメッシュの位置を定義し、該メッシュ毎に重要地域を抽出するために有効なスコアを付与して格納するメッシュ重み記憶手段と、
    探索する地図上の1つの地点が入力される入力手段と、
    探索するレイヤを決定する探索レイヤ決定手段と、
    前記探索レイヤ決定手段で決定された前記レイヤLに基づいて、前記地点が属するメッシュを含むL×Lのメッシュを候補領域として選出するレイヤ内候補領域決定手段と、
    前記レイヤ内候補領域決定手段で決定された各候補領域に含まれるメッシュに基づいて、前記メッシュ重み記憶手段を参照して、該候補領域のスコアを算出し、各候補領域のスコアが最大の候補領域を当該レイヤLの代表領域として選出するレイヤ代表領域選出手段と、
    レイヤ毎の代表領域のスコアを比較して、スコアが最大となる代表領域を重要領域として出力する重要領域選出手段と、
    を有することを特徴とする重要領域決定装置。
  2. 前記探索レイヤ決定手段は、
    第1のレイヤ(L=1)から順にレイヤを決定し、予め定められたレイヤNに達したか否かを判定し、達していない場合は、探索したい候補領域のサイズに応じて次のレイヤ(L=L+1)を決定する手段を含み、
    前記重要領域選出手段は、
    第L−1のレイヤの代表領域のスコアを記憶手段に格納しておき、該第Lのレイヤの代表領域のスコアと、第L−1のレイヤの代表領域のスコアを比較して、該第Lのレイヤの代表領域のスコアが該第L−1のレイヤの代表領域のスコアを下回った場合に、該第L−1のレイヤの代表領域を前記重要領域とする手段を含む
    請求項1記載の重要領域決定装置。
  3. 前記レイヤ代表領域選出手段は、
    選出された前記レイヤLの代表領域を上位レイヤL+1の候補領域選定のための制約条件として記憶手段に格納する手段を含み、
    前記探索レイヤ決定手段は、
    前記記憶手段の前記制約条件を参照し、前記レイヤ代表領域選出手段で選出されたレイヤLの代表領域を包含する(L+1)×(L+1)のサイズのメッシュのみをレイヤL+1における前記候補領域として選出する手段を含む
    請求項1記載の重要領域決定装置。
  4. 前記メッシュ重み記憶手段は、
    メッシュ毎に市街地または観光地、前記メッシュ内の地域に関連する文書数、該メッシュ内の人口、該メッシュ内の店舗数、該メッシュを過去に訪問した人々の満足度、海、河川についてスコアを格納する
    請求項1記載の重要領域決定装置。
  5. 参照すべき地図上の範囲を決定する重要領域決定方法であって、
    予め地図を、緯度方向及び経度方向に一定サイズの矩形領域(メッシュ)に区切り、緯度方向、経度方向それぞれにIDを付与し、該IDの組み合わせによりメッシュの位置を定義し、該メッシュ毎に重要地域を抽出するために有効なスコアを付与して格納するメッシュ重み記憶手段と、探索レイヤ決定手段、レイヤ内候補領域決定手段、レイヤ代表領域決定手段、レイヤ代表領域選出手段、重要領域選出手段を有する装置において、
    前記探索レイヤ決定手段が、探索するレイヤを決定する探索レイヤ決定ステップと、
    前記レイヤ内候補領域決定手段が、前記探索レイヤ決定ステップで決定された前記レイヤLに基づいて、入力された地図上の1つの地点が属するメッシュを含むL×Lのメッシュを候補領域として選出するレイヤ内候補領域決定ステップと、
    前記レイヤ代表領域選出手段が、前記レイヤ内候補領域決定ステップで決定された各候補領域に含まれるメッシュに基づいて、前記メッシュ重み記憶手段を参照して、該候補領域のスコアを算出し、各候補領域のスコアが最大の候補領域を当該レイヤLの代表領域として選出するレイヤ代表領域選出ステップと、
    を、第1のレイヤ(L1)から、前記代表領域のスコアが前回のスコアより減少したか、または、所定のレイヤ(LN)に達するまで繰り返し、
    前記重要領域選出手段が、レイヤ毎の代表領域のスコアを比較して、スコアが最大となる代表領域を重要領域として出力する重要領域選出ステップと、
    を行うことを特徴とする重要領域決定方法。
  6. 前記探索レイヤ決定ステップにおいて、
    第1のレイヤ(L=1)から順にレイヤを決定し、予め定められたレイヤNに達したか否かを判定し、達していない場合は、探索したい候補領域のサイズに応じて次のレイヤ(L=L+1)を決定し、
    前記重要領域選出ステップにおいて、
    第L−1のレイヤの代表領域のスコアを記憶手段に格納しておき、該第Lのレイヤの代表領域のスコアと、第L−1のレイヤの代表領域のスコアを比較して、該第Lのレイヤの代表領域のスコアが該第L−1のレイヤの代表領域のスコアを下回った場合に、該第L−1のレイヤの代表領域を前記重要領域とする
    請求項5記載の重要領域決定方法。
  7. 前記レイヤ代表領域選出ステップにおいて、
    選出された前記レイヤLの代表領域を上位レイヤL+1の候補領域選定のための制約条件として記憶手段に格納し、
    前記探索レイヤ決定ステップにおいて、
    前記記憶手段の前記制約条件を参照し、前記レイヤ代表領域選出手段で選出されたレイヤLの代表領域を包含する(L+1)×(L+1)のサイズのメッシュのみをレイヤL+1における前記候補領域として選出する
    請求項5記載の重要領域決定方法。
  8. コンピュータを、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の重要領域決定装置の各手段として機能させるための重要領域決定プログラム。
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