JP2004178191A - 位置依存情報の検索方法 - Google Patents

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Yoshinaga Mizuno
水野喜永
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Abstract

【課題】位置依存情報の高速検索を考慮してデータベースに格納する格納方法及び当該格納方法に対応した高速な検索方法を提供する。
【解決手段】大きく分けてデータ登録/削除モジュール、データ検索モジュール、データ管理モジュールという3つの機能モジュールから構成される。
データ登録/削除モジュールは、データ登録手段101、データ削除手段102、データ登録/削除の結果のデータ数をカウントするブロック別データ数カウンター103から構成され、データ検索モジュールは、検索キー入力手段104、存在密度参照手段105、メッシュ決定手段106、データ抽出手段107、距離比較を行い検索結果を決定する検索結果決定手段108という構成である。データ管理モジュールは、位置依存情報データベース109、データの密度を監視記録するデータ密度管理手段110、地理的エリアを区画する仮想メッシュ生成手段111という構成である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、類似検索もしくは近傍検索の方法に関し、特に地理的範囲の位置に関係づけられた情報依存情報を検索キーとして入力された位置情報の示す位置から近い順に所定数k件分の位置依存情報を検索する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年GPSシステムを利用可能な携帯端末が数多く一般に発売され、測位によって得られた携帯端末の端末位置に基づいて、その位置に関連する情報を配信するサービスに対する需要が増えてきている。
【0003】
ユーザがいる現在位置を検索キーとして、その近辺の情報を検索する方法としては、検索キーとしての位置に対しての情報の属する位置との距離をデータベースに格納された情報すべてについて計算することにより、それぞれ比較して距離の近い順にk件求める直接的方法がある。
【0004】
しかしながら、このような単純な方法では、データベースに格納するデータ量が増えると加速度的に比較回数が増えることにより、その検索性能は大きく低下する。そのためデータベース内のデータ空間を分割してツリー状の構造を持つ索引を用いて高速化を図る検索方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
今後、GPSシステムを利用可能な携帯端末など測位機能を備えた端末が普及することが予想され、不特定多数のユーザが自身の端末を使って位置依存情報を登録したり、削除したりするというような状況が予測される。
【0006】
そのとき従来の検索方法では、データ分布随時変化する場合データ空間を分割したツリーの平衡状態を維持するのが困難であり、使い勝手が改善されない問題が有る。
【0007】
本発明の目的は上記従来例の問題点を改善し、データ更新のため随時変化するデータ分布に対応してデータ空間を分割したツリーの平衡状態を維持し、検索の高速性を確保する事である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係わる発明においては、所定の地理的範囲にある地理的位置と関連づけられた情報(以下、位置依存情報という)から位置情報を検索キーとして距離の近い順にk件分のデータを検索結果として抽出する検索方法において(ここでkは、検索装置で予め設定した数、利用者が単に指定した数、データベースに格納されたデータ数によって決まる数などの所定数である)、
前記位置依存情報の存在密度を検知する存在密度管理手段を備え、該存在密度管理手段に検知された前記存在密度を参照して決まるサイズの区画(以下、メッシュという)によって前記地理的範囲を分割して各メッシュにメッシュIDを設定し、前記地理的位置が属するメッシュのメッシュIDを前記位置依存情報に付与してデータベースに格納しておき、
1) 検索キーとして位置情報を入力するステップ、
2) 前記検索キーが属するメッシュを検索するステップ、
3) 前記検索キーが属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第1次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
4) 前記第1次候補データの数がkに達しない場合、前記検索キーが属するメッシュの外周に接するメッシュ(以下、外周メッシュという)群のメッシュIDを参照して前記外周メッシュに属する第2次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
5) 前記第1次候補データと前記第2次候補データとを合わせた数がkに達しない場合、外周の外周に接するメッシュに属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第3次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
6) 以下、候補データの数がkに達するまでさらに外周のメッシュに属する位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップを繰り返すステップ、
というステップで前記k件分の検索結果を抽出する方法を採用した。
【0009】
本願請求項2に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、所定の地理的範囲にある地理的位置と関連づけられた情報(以下、位置依存情報という)から位置情報を検索キーとして距離の近い順にk件分のデータを検索結果として抽出する検索方法において、
前記地理的範囲を予め設定したメッシュサイズの異なる複数のレベルで分割し、前記地理的位置に対して該複数レベル毎に決まるメッシュIDを前記位置依存情報に付与してデータベースに格納しておき、
1) 検索キーとして位置情報を入力するステップ、
2) 検索に利用するメッシュのレベルを前記検索キーが属するメッシュもしくは複数のメッシュからなる広域ブロックにおける前記位置依存情報の存在密度に応じて決めるステップ、
3) ステップ2)で決まったレベルで前記検索キーが属するメッシュを検索するステップ、
4) 前記検索キーが属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第1次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
5) 前記第1次候補データの数がkに達しない場合、前記検索キーが属するメッシュの外周に接するメッシュ(以下、外周メッシュという)群のメッシュIDを参照して前記外周メッシュに属する第2次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
6) 前記第1次候補データと前記第2次候補データとを合わせた数がkに達しない場合、外周の外周に接するメッシュに属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第3次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
7) 以下、候補データの数がkに達するまでさらに外周のメッシュに属する位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップを繰り返すステップ、
というステップで前記k件分の検索結果を抽出する方法を採用した。
【0010】
本願請求項3に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、本願請求項2に係わる発明において、データ検索に利用されるメッシュの大きさが前記地理的範囲における前記位置依存情報の存在密度に応じて、その大きさが決められることを特徴とする。
【0011】
本願請求項4に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、本願請求項1に係わる発明において、前記地理的範囲の分割をメッシュサイズの異なる複数のレベルで行い、該レベル毎に決まる複数のメッシュIDを前記位置依存情報に付与して前記データベースに格納し、前記検索に利用するメッシュのレベルは前記検索キーが属するメッシュ(レベルは予め設定する)もしくは複数のメッシュからなる広域ブロックにおける前記位置依存情報の存在密度に応じて決められるレベルであることを特徴とする。
【0012】
本願請求項5に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、請求項2に記載の位置依存情報の検索方法において、前記位置依存情報の存在密度を検知する存在密度管理手段を備え、該存在密度管理手段に検知された前記存在密度を参照して決まるサイズの区画(以下、メッシュという)によって前記地理的範囲を分割して各メッシュにメッシュIDを設定し、前記地理的位置が属するメッシュのメッシュIDを前記位置依存情報に付与してデータベースに格納することを特徴とする。
【0013】
本願請求項6に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、第1項もしくは第5項に記載の位置依存情報の検索方法において、前記存在密度管理手段は、前記データベースに追加する位置依存情報が与えられたり、前記データベースから位置依存情報が削除されたりした場合、前記存在密度を計算し記録し、該存在密度管理手段に記録された存在密度を参照して前記レベルが決定されることを特徴とする。
【0014】
本願請求項7に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、第2項、第3項、第4項、第5項もしくは第6項に記載の位置依存情報の検索方法において、前記データベースには前記複数レベルのメッシュIDを格納する複数のデータ項目が設けられており、前記位置依存情報に付与されたレベル毎の複数メッシュIDがそれぞれのデータ項目に格納されていることを特徴とする。
【0015】
本願請求項8に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、請求項1乃至請求項5に記載の位置依存情報の検索方法において、前記メッシュIDをインデックスとして、該当するメッシュに属する位置依存情報群もしくはデータID群をまとめて管理することを特徴とする。
【0016】
本願請求項9に係わる発明の位置依存情報の検索方法は、請求項1乃至請求項8に記載の位置依存情報の検索方法において、前記検索によって呼び出された候補データ(複数)がkを超えていたり、前記検索結果のデータに対する近さ順を決める場合、さらに前記候補データに対して前記検索キーとの距離を計算し、計算された距離の比較によって候補データの近さの順位を決定することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
【全体構成】
図1は、本発明による位置依存情報の検索方法を実現するシステム構成の一例を示したブロック図である。大きく分けてデータ登録/削除モジュール、データ検索モジュール、データ管理モジュールという3つの機能モジュールから構成される。
【0018】
データ登録/削除モジュールは、位置依存情報データベース108に新たに位置依存情報をアップロードするためのデータ登録手段101、登録されている位置依存情報を削除するためのデータ削除手段102、データ登録/削除の結果のデータ数をカウントするブロック別データ数カウンター103から構成され、データ管理モジュールに対して位置依存情報の登録/削除とそれに伴うデータ数の増減を予め設定した地域(ブロック)毎にカウントを行う。
【0019】
データ検索モジュールは、検索キーとしての位置情報を入力する検索キー入力手段104、検索キーの属するブロックにおけるデータ存在密度を参照する存在密度参照手段105、検索に利用するメッシュのレベルを決定するメッシュ決定手段106、メッシュ内の存在するデータを抽出するデータ抽出手段107、抽出した候補データの距離比較を行い検索結果を決定する検索結果決定手段108という構成である。
【0020】
データ管理モジュールは、位置依存情報データベース109、データが存在する地理的範囲や予め設定した地域的ブロックに存在するデータの密度を監視記録するデータ密度管理手段110、監視記録されたデータ密度を参照して地理的エリアを区画する仮想メッシュ生成手段111という構成である。ここで生成する仮想メッシュは、後で詳しく説明するような予め段階的に設定したメッシュでもよいし、監視記録されたデータ密度から所定の演算で決定される大きさのメッシュでもよい。
【0021】
図2はデータベースに新しくデータを追加するときのフローチャートである。データ入力ステップ201において、位置存生情報が入力されると、次に該当メッシュ検索ステップ202において、位置依存情報が関連づけられている位置の位置情報を参照して、その位置が属するメッシュを検索する。データ格納ステップ203において、検索されたメッシュのメッシュIDを該当データ項目に付与して位置依存情報データベース109に格納する。データ数カウントステップ204において、データが属するブロックのデータ数に1加算される。データ密度計算ステップ205において、所定のタイミングでカウント数をデータ密度管理手110に通知し、データ存在密度を計算する。
【0022】
図3はデータベースからデータを削除するときのフローチャートである。削除データ指定ステップ301において、データ管理者が削除したいデータの指定が行われる。指定データ削除ステップ302において、位置存生法データベース109から該当する位置存生情報が削除されると、次にデータ数減算ステップ303において、該当する位置依存情報が関連づけられている位置が属するブロックのデータ数に1減算する。データ密度計算ステップ304において、所定のタイミングでカウント数をデータ密度管理手110に通知し、データ存在密度を計算する。ここでステップ304や図2のステップ205における通知し存在密度を再計算するタイミングは、データを追加、削除する毎でもよいし、毎日の一定の時間帯を設定して行ってもよい。データベースの更新頻度を考慮して適切に定めればよい。
【0023】
図4は位置依存情報データベース109に格納された位置依存情報と付与されたメッシュIDを示したマトリクスである。ここではレベル1からレベル6まで6つのレベルの区画が採用されている。
【0024】
図5は、各レベルのメッシュの大きさを表している。例えばレベル1は、タテ1.6km ヨコ1.6kmのメッシュであることを示している。図6は各レベルのメッシュ同士の関係を示した概念図である。レベル1の1区画が4分割されてレベル2のタテヨコ800mのメッシュとなり、そのレベル2の1区画がさらに4分割されてレベル3に400mのメッシュとなる。図示していないが、このような分割が繰り返されて、最終的にレベル6のタテヨコ50mのメッシュが仮想的に生成される。
【0025】
図7は、本実施例の検索の大まかなフローチャートである。検索キー入力ステップ701において検索者がGPS等で測位した位置情報などの検索キーが入力される。該当ブロックのデータ存在密度参照ステップ702において、データ密度管理手段110に記録された検索キーの属するブロックのデータ密度が参照される。
【0026】
図8から図11はAブロック、Bブロック、Cブロック、Dブロックという4つのブロックのデータ格納部とデータ密度管理手段に記録されているデータ存在密度を示した概念図である。
【0027】
メッシュレベル決定ステップ703において、参照されたデータ密度と図12に示すようなレベル決定表を参照して、検索に用いるメッシュのレベルを決定する。図12において、例えばデータ存在密度が101から1000であるならば、レベル2が選択される。図13は決定したメッシュレベルを○で示したマトリクスである。Aブロックに属する検索キーの場合レベル1のメッシュが、Bブロックの場合レベル3、Cブロックの場合レベル6、Dブロックの場合レベル4という具合に利用されるメッシュのレベルが決定される。
【0028】
候補データ抽出ステップ704において、検索キーが属するメッシュ、このメッシュの外周という具合に段階的に検索結果の候補となる候補データの抽出をデータ数が所定数kに達するまで行われる。このメッシュ検索のプロセスは後で詳しく説明する。
【0029】
候補データの距離計算ステップ705では、候補データすべてに対して検索キーとなる位置との距離が計算される。次に候補データの順位決定ステップ706において、候補データと検索キーとの近さの順位が比較決定される。検索結果出力ステップ707において、決定した順位に基づいて上位k件分のデータが検索結果として出力される。
【0030】
図14、図15は、メッシュを使った候補データ抽出のプロセスを詳細に示したフローチャートである。検索キーが属するメッシュ検索ステップ1401において、入力された検索キーとしての位置情報が参照され、その位置が属するメッシュを検索する。次にメッシュに属するデータ抽出ステップ1402において、検索されたメッシュのメッシュIDに属するデータの抽出が行われる。ここでは検索対象となるメッシュのメッシュIDをキーとして、位置依存情報データベースに格納されたデータの該当するデータ項目を参照して合致するメッシュIDを持つデータを候補データとして抽出する。
【0031】
ここでは、該当するレベルのメッシュIDを格納したデータ項目を全データについて参照する方式を採用したが、本発明の実施の方法はこれに限られるものではない。例えばメッシュIDをインデックスとして、メッシュID毎にそのメッシュに属するデータのデータIDをインデクス管理し、インデクスを参照して候補データを抽出する方式であれば、全データを参照する必要がないため、より高速なデータ抽出が可能になる。図16は、メッシュID毎に管理されたデータIDを示した概念図である。メッシュIDがD6であるメッシュには、データ001、008、009が、D7には002、006のデータが管理されている。ここで検索キーがメッシュD6に属していれば、001、008、009が候補データとして1ステップで抽出可能になる。
【0032】
さて、ステップ1404では、候補データのデータ抽出数が所定の数kに達しているかの判定が行われる。ここでk件分に達する候補データがあれば、候補データ確定ステップ1405に進み、メッシュ検索が終了する。
【0033】
kに抽出数が達していない場合、図15に示したBのフローを実行する。すなわち、該当メッシュの外周メッシュを検索ステップ1501において、検索キーが属するメッシュの外周に接する外周メッシュを検索する。次に外周メッシュに属するデータを抽出ステップ1502において、検索された外周メッシュのメッシュIDに属するデータの抽出が行われる。ここでは検索対象となるメッシュのメッシュIDをキーとして、位置依存情報データベースに格納されたデータの該当するデータ項目を参照して合致するメッシュIDを持つデータを候補データとして抽出する。
【0034】
該当するレベルのメッシュIDを格納したデータ項目を全データについて参照する方式を採用したが、本発明の実施の方法はこれに限られるものではない。例えばメッシュIDをインデックスとして、メッシュID毎にそのメッシュに属するデータのデータIDをインデクス管理し、インデクスを参照して候補データを抽出する方式でもよい。
【0035】
さて、ステップ1503では、候補データのデータ抽出数が所定の数kに達しているかの判定が行われる。ここでk件分に達する候補データがあれば、候補データ確定ステップ1504に進み、メッシュ検索が終了する。
【0036】
kに抽出数が達していない場合、ステップ1501に戻って、さらに外側の外周メッシュの検索を実行する。
【0037】
図17は、A1、A2・・・・・、B1、B2・・・・、C1、・・・、D1、・・・という具合に区画されたメッシュを示した概念図である。ここで検索キーがD6に属する場合の上記図14、図15で示したフローで候補データを抽出するために参照するメッシュの検索順番の一例を示したのが、図18である。図18では時計回りに中心から外側へメッシュを辿っているが、本発明はこれに限られるものではなく、反時計回りでも所定のアルゴリズムで決まる順番でもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明による位置依存情報の検索方法を利用することにより、随時変化するデータ分布に対応してツリー(メッシュ)の大きさを選択し、検索対象となるメッシュの平衡状態を維持する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置依存情報の検索方法を実現するシステム構成
【図2】データを追加するときのフローチャート
【図3】データを削除するときのフローチャート
【図4】位置依存情報と付与されたメッシュIDを示したマトリクス
【図5】各レベルのメッシュの大きさ
【図6】各レベルのメッシュ同士の関係を示した概念図
【図7】検索の大まかなフローチャート
【図8】Aブロックのデータ格納部とデータ存在密度を示した概念図
【図9】Bブロックのデータ格納部とデータ存在密度を示した概念図
【図10】Cブロックのデータ格納部とデータ存在密度を示した概念図
【図11】Dブロックのデータ格納部とデータ存在密度を示した概念図
【図12】レベル決定表
【図13】決定したメッシュレベルを示したマトリクス
【図14】メッシュを使った候補データ抽出のプロセスを詳細に示したフローチャート
【図15】メッシュを使った候補データ抽出のプロセスを詳細に示したフローチャート
【図16】メッシュID毎に管理されたデータIDを示した概念図
【図17】区画されたメッシュを示した概念図
【図18】参照するメッシュの検索順番の一例
【符号の説明】
101 データ登録手段
103 ブロック別データ数カウンター
105 存在密度参照手段
106 メッシュ決定手段
107 データ抽出手段

Claims (9)

  1. 所定の地理的範囲にある地理的位置と関連づけられた情報(以下、位置依存情報という)から位置情報を検索キーとして距離の近い順にk件分のデータを検索結果として抽出する検索方法において、
    前記位置依存情報の存在密度を検知する存在密度管理手段を備え、該存在密度管理手段に検知された前記存在密度を参照して決まるサイズの区画(以下、メッシュという)によって前記地理的範囲を分割して各メッシュにメッシュIDを設定し、前記地理的位置が属するメッシュのメッシュIDを前記位置依存情報に付与してデータベースに格納しておき、
    1) 検索キーとして位置情報を入力するステップ、
    2) 前記検索キーが属するメッシュを検索するステップ、
    3) 前記検索キーが属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第1次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
    4) 前記第1次候補データの数がkに達しない場合、前記検索キーが属するメッシュの外周に接するメッシュ(以下、外周メッシュという)群のメッシュIDを参照して前記外周メッシュに属する第2次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
    5) 前記第1次候補データと前記第2次候補データとを合わせた数がkに達しない場合、外周の外周に接するメッシュに属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第3次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
    6) 以下、候補データの数がkに達するまでさらに外周のメッシュに属する位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップを繰り返すステップ、
    というステップで前記k件分の検索結果を抽出することを特徴とする位置依存情報の検索方法。
  2. 所定の地理的範囲にある地理的位置と関連づけられた情報(以下、位置依存情報という)から位置情報を検索キーとして距離の近い順にk件分のデータを検索結果として抽出する検索方法において、
    前記地理的範囲を予め設定したメッシュサイズの異なる複数のレベルで分割し、前記地理的位置に対して該複数レベル毎に決まるメッシュIDを前記位置依存情報に付与してデータベースに格納しておき、
    1) 検索キーとして位置情報を入力するステップ、
    2) 検索に利用するメッシュのレベルを前記検索キーが属するメッシュもしくは複数のメッシュからなる広域ブロックにおける前記位置依存情報の存在密度に応じて決めるステップ、
    3) ステップ2)で決まったレベルで前記検索キーが属するメッシュを検索するステップ、
    4) 前記検索キーが属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第1次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
    5) 前記第1次候補データの数がkに達しない場合、前記検索キーが属するメッシュの外周に接するメッシュ(以下、外周メッシュという)群のメッシュIDを参照して前記外周メッシュに属する第2次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
    6) 前記第1次候補データと前記第2次候補データとを合わせた数がkに達しない場合、外周の外周に接するメッシュに属するメッシュのメッシュIDを参照して、該メッシュに属する第3次候補データとしての位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップ、
    7) 以下、候補データの数がkに達するまでさらに外周のメッシュに属する位置依存情報群もしくはデータID群を呼び出すステップを繰り返すステップ、
    というステップで前記k件分の検索結果を抽出することを特徴とする位置依存情報の検索方法。
  3. 予め設定された各レベルの前記メッシュのサイズは、前記地理的範囲における前記位置依存情報の存在密度に応じて、その大きさが決められることを特徴とする特許請求範囲第2項に記載の位置依存情報の検索方法。
  4. 前記地理的範囲の分割をメッシュサイズの異なる複数のレベルで行い、該レベル毎に決まる複数のメッシュIDを前記位置依存情報に付与して前記データベースに格納し、前記検索に利用するメッシュのレベルは前記検索キーが属するメッシュ(レベルは予め設定する)もしくは複数のメッシュからなる広域ブロックにおける前記位置依存情報の存在密度に応じて決められるレベルであることを特徴とする特許請求範囲第1項に記載の位置依存情報の検索方法。
  5. 前記位置依存情報の存在密度を検知する存在密度管理手段を備え、該存在密度管理手段に検知された前記存在密度を参照して決まるサイズの区画(以下、メッシュという)によって前記地理的範囲を分割して各メッシュにメッシュIDを設定し、前記地理的位置が属するメッシュのメッシュIDを前記位置依存情報に付与してデータベースに格納することを特徴とする特許請求範囲第2項に記載の位置依存情報の検索方法。
  6. 前記存在密度管理手段は、前記データベースに追加する位置依存情報が与えられたり、前記データベースから位置依存情報が削除されたりした場合、前記存在密度を計算し記録し、該存在密度管理手段に記録された存在密度を参照して前記レベルが決定されることを特徴とする特許請求範囲第1項もしくは第5項に記載の位置依存情報の検索方法。
  7. 前記データベースには前記複数レベルのメッシュIDを格納する複数のデータ項目が設けられており、前記位置依存情報に付与されたレベル毎の複数メッシュIDがそれぞれのデータ項目に格納されていることを特徴とする特許請求範囲第2項、第3項、第4項、第5項もしくは第6項に記載の位置依存情報の検索方法。
  8. 前記メッシュIDをインデックスとして、該当するメッシュに属する位置依存情報群もしくはデータID群をまとめて管理することを特徴とする特許請求範囲第1項乃至第7項に記載の位置依存情報の検索方法。
  9. 前記検索によって呼び出された候補データ(複数)がkを超えていたり、前記検索結果のデータに対する近さ順を決める場合、さらに前記候補データに対して前記検索キーとの距離を計算し、計算された距離の比較によって候補データの近さの順位を決定することを特徴とする特許請求範囲第1項乃至第8項に記載の位置依存情報の検索方法。
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