JP6570607B2 - 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、例えば、スマートフォンなどの端末装置のアプリケーションプログラムや、コンテンツ配信サーバなどの情報処理装置によるウェブサービスにおいて、所謂「ジオフェンス」と呼ばれる仮想的な地理領域を地図上に設定する技術が知られている。かかるジオフェンスを設定することで、例えば、携帯端末がジオフェンス内に進入したときに、進入した携帯端末に対して、ユーザに有益な情報を送信するなどの所定のサービスを行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特表2017−513397号公報
ところで、上記したジオフェンスは複数設定される場合がある。かかる場合、例えば、アプリケーションプログラムは、ユーザの位置情報に基づき、複数のジオフェンスの中から周辺に所在するジオフェンスの情報を取得する処理を行い、かかるジオフェンスについて端末装置が進入したときに所定のサービスを行う。
しかしながら、上記のように構成すると、ユーザが移動するたびにジオフェンスの情報を取得することとなるため、取得処理の回数が増加し、処理負荷が増大するおそれがあった。このように、従来技術には、ジオフェンスたる仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減するという点で改善の余地があった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減することができる情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理プログラムは、判定手順と、生成手順とをコンピュータに実行させる。前記判定手順は、端末装置が進入したときに所定処理が行われる仮想的な地理領域である複数の第1地理領域を包括する第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したか否かを判定する。前記生成手順は、前記判定手順によって前記第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したと判定された場合、新たな第2地理領域を生成する。
実施形態の一態様によれば、仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減することができる。
図1は、第1実施形態に係る情報処理の概要を示す説明図である。 図2は、情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、配信サーバの構成例を示す図である。 図4は、端末装置の構成例を示す図である。 図5は、地理領域情報の一例を示す図である。 図6Aは、第1実施形態に係る情報処理を説明する図である。 図6Bは、第1実施形態に係る情報処理を説明する図である。 図6Cは、第1実施形態に係る情報処理を説明する図である。 図7は、端末装置における情報処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第2実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図9は、コンテキスト情報の一例を示す図である。 図10は、決定情報の一例を示す図である。 図11は、生成情報の一例を示す図である。 図12は、第3実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図13は、ユーザ属性情報の一例を示す図である。 図14は、第3実施形態に係る地理領域情報の一例を示す図である。 図15は、第4実施形態に係る地理領域情報の一例を示す図である。 図16は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法が限定されるものではない。
(第1実施形態)
〔1.情報処理の概要〕
まず、第1実施形態に係る情報処理の概要について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る情報処理の概要を示す説明図である。
図1においては、実施形態に係る端末装置10が、実施形態に係る情報処理プログラムであるアプリケーションプログラム(以下「アプリ」と記載する場合がある)を実行し、配信サーバ50(図2参照)などと協働して行う情報処理の概要について説明する。
また、以下では、端末装置10を、ここでは「スマートフォン」と呼ばれる携帯端末として説明する。端末装置10は、位置情報取得機能を有し、当該端末装置10のOS(Operating System)は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して、自身の位置情報を取得することができる。
かかる端末装置10は、端末装置10を利用するユーザUによって所持されて移動するものとする。以下では、図面左側に示す、端末装置10を所持するユーザUが、図面右側に白抜きで示すユーザUの位置まで移動する際に行われる処理を、本実施形態に係る情報処理の一例として説明する。
図1に示すように、本実施形態にあっては、地図上において、第1地理領域A1が予め複数設定されている。かかる第1地理領域A1は、所謂「ジオフェンス」と呼ばれる仮想的な地理領域であって、仮想的な境界線で囲まれた領域である。
なお、図1では、理解の便宜のため、第1地理領域A1を小円で示すが、実際の大きさは半径数m〜数kmなど任意に設定可能である。また、第1地理領域A1の形状は、図示の円形状に限られず、楕円形状や多角形状などその他の形状であってもよい。また、図1では、第1地理領域A1の数を10個示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではない。以下では、10個の第1地理領域A1を区別して説明する場合、符号の末尾にアルファベットa〜jを付して説明することがある。
例えば、第1地理領域A1a〜A1jは、配信サーバ50(図2参照)により設定されており、第1地理領域A1a〜A1jに関する情報は、予め配信サーバ50から端末装置10へ送信される。
図示は省略するが、例えば、第1地理領域A1a〜A1jのうち第1地理領域A1aに、端末装置10が進入すると、かかる端末装置10に対して所定処理が行われる。所定処理としては、例えば、端末装置10に対して、進入した第1地理領域A1a内、あるいは、第1地理領域A1a付近に所在する店舗に関する広告コンテンツが配信サーバ50(図2参照)から配信される処理などである。
ところで、上記したように、端末装置10にあっては、位置情報取得機能を用いて、自身が第1地理領域A1に進入したか否かの判定処理を行うが、かかる判定処理の対象にできる第1地理領域A1の数には限りがある。
そのため、従来技術に係る端末装置10のアプリは、自身の位置情報に基づき、複数の第1地理領域A1の中から周辺に所在する所定数の第1地理領域A1を決定する。そして、従来技術では、決定された所定数の第1地理領域A1の情報を取得する処理を行い、かかる第1地理領域A1について端末装置10が進入したか否かの判定処理を行っていた。
しかしながら、上記のように構成すると、ユーザUが移動するたびに、所定数の第1地理領域A1を決定して情報を取得することとなるため、決定や取得の処理の回数が増加し、処理負荷が増大するおそれがあった。
そこで、本実施形態に係る情報処理プログラム(アプリ)にあっては、第1地理領域A1などの仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減することができる構成とした。かかる構成について、以下に詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る端末装置10のアプリは、例えば、自身の位置情報に基づき、複数の第1地理領域A1の中から周辺に所在する所定数の第1地理領域A1を決定する。例えば、端末装置10のアプリは、近くに所在する第1地理領域A1から順に所定数選択して決定することができる。
なお、ここでの所定数は、任意に設定可能であるが、例えば、端末装置10が仮想的な地理領域に進入したか否かの判定処理の対象にできる地理領域の上限数未満に設定される。また、図1に示す例では、端末装置10のアプリは、周辺に所在する第1地理領域A1として、第1地理領域A1a〜A1eを決定したものとする。
そして、端末装置10のアプリは、決定した複数の第1地理領域A1a〜A1eを包括する第2地理領域(包括ジオフェンス)A2aを生成する(ステップS1)。なお、第2地理領域A2aの形状は、図示の円形状に限られず、楕円形状や多角形状などその他の形状であってもよい。また、図1では、第2地理領域A2aの数を1個としたが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2個以上であってもよい。
そして、端末装置10にあっては、端末装置10自身が第1地理領域A1a〜A1eに進入したか否かの判定処理を行うとともに、端末装置10自身が第2地理領域A2aの外へ移動したか否かの判定処理も行う。
端末装置10は、端末装置10が第2地理領域A2aの外へ移動したと判定されるまでは、先に決定した第1地理領域A1a〜A1eについての進入判定処理を行う。言い換えると、端末装置10を所持するユーザUの移動が第2地理領域A2a内であれば、端末装置10は、新たな第1地理領域A1を決定したり、新たな第1地理領域A1の情報を取得したりする処理を行わず、第1地理領域A1a〜A1eについての進入判定処理を行う。
そして、例えば、ユーザUが図面右側に白抜きで示すユーザUの位置まで移動して、端末装置10が第2地理領域A2aの外へ移動したと判定された場合、新たな第2地理領域A2bを生成する(ステップS2)。
具体的には、第2地理領域A2aの生成のときと同様である。すなわち、例えば、端末装置10は、複数の第1地理領域A1の中から周辺に所在する所定数の第1地理領域A1を決定する。図1に示す例では、端末装置10は、例えば、周辺に所在する第1地理領域A1として、第1地理領域A1f〜A1jを決定したものとする。
端末装置10は、決定した複数の第1地理領域A1f〜A1jを包括する第2地理領域A2bを生成する。そして、端末装置10にあっては、端末装置10自身が第1地理領域A1f〜A1jに進入したか否かの判定処理を行うとともに、端末装置10自身が第2地理領域A2bの外へ移動したか否かの判定処理も行う。
このように、本実施形態にあっては、複数の第1地理領域A1を包括する第2地理領域A2aを生成し、かかる第2地理領域A2aの外へ端末装置10が移動したか否かを判定する。そして、第2地理領域A2aの外へ端末装置10が移動したと判定された場合、新たな第2地理領域A2bを生成するようにした。
これにより、本実施形態にあっては、端末装置10が第2地理領域A2aの外へ移動したと判定されるまでは、新たな第1地理領域A1の決定処理等を行わないため、仮想的な地理領域に関する情報取得の処理を減らすことが可能となり、よって仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減することができる。
なお、本明細書では、第2地理領域A2a,A2bを特に区別せずに説明する場合には「第2地理領域A2」と記載する場合がある。
〔2.情報処理システム1〕
図2は、情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と、配信サーバ50とを備える。
端末装置10と、配信サーバ50とは、ネットワークNを介して無線または有線で互いに通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。
端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップ型PC等により実現される。
端末装置10は、例えば、ユーザU(図1参照)による操作にしたがって、配信サーバ50からウェブページや広告コンテンツの情報を取得し、取得した情報に基づいてウェブページや広告コンテンツを表示することができる。
配信サーバ50は、端末装置10にウェブページを配信するウェブサーバやサービスサーバ等である。配信サーバ50は、例えば、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、交通情報提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページを端末装置10に配信することができる。
また、配信サーバ50は、入稿された広告コンテンツを配信するサーバとしても機能することができる。例えば、配信サーバ50は、端末装置10のアプリなどから広告コンテンツの取得要求を受け付けると、かかる取得要求に応じた広告コンテンツを端末装置10へ配信することができる。
具体的には、図1に示した例では、配信サーバ50は、第1地理領域A1に進入した端末装置10のアプリから広告コンテンツの取得要求を受け付けると、第1地理領域A1内に所在する店舗に関する広告コンテンツを端末装置10へ配信する。なお、配信サーバ50は、単体の処理装置である必要はなく、クラウドシステム等の複数の処理装置が協調して動作することで実現されてもよい。
以下、配信サーバ50および端末装置10の構成について具体的に説明する。
〔3.配信サーバ50〕
図3は、配信サーバ50の構成例を示す図である。図3に示すように、配信サーバ50は、通信部51と、制御部60と、記憶部70とを備える。
〔3.1.通信部51〕
通信部51は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置10などとの間で情報の送受信を行う。例えば、通信部51は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
〔3.2.記憶部70〕
記憶部70は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部70には、コンテンツ情報71と、広告情報72と、地理領域情報73とが記憶される。
コンテンツ情報71は、コンテンツの一例であるウェブページの情報であるが、これに限定されるものではない。ウェブページの情報には、例えば、ウェブページを形成するHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像などが含まれる。
広告情報72は、例えば入稿された広告コンテンツや広告コンテンツに対して設定されるランディングページのURL等、広告に関する各種の情報である。また、広告コンテンツの情報には、例えば、第1地理領域A1内の店舗におけるセール情報やクーポン情報などが含まれるものとする。
地理領域情報73は、上記した第1地理領域A1に関する情報である。地理領域情報73には、第1地理領域A1が設定される場所の情報(例えば緯度や経度)や、第1地理領域A1の大きさ(例えば半径)などが含まれるが、これらに限られない。なお、地理領域情報73に含まれる第1地理領域A1に関する情報は、端末装置10へ送信され、端末装置10に記憶される。
〔3.3.制御部60〕
制御部60は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部60は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部60は、受付部61と、配信部62とを備える。
〔3.3.1.受付部61〕
受付部61は、端末装置10からウェブページの取得要求や広告コンテンツの取得要求を受け付ける。
また、受付部61は、例えば店舗の管理者などの広告主や広告代理店などから、仮想的な地理領域を用いた広告依頼を受け付けることができる。すなわち、受付部61は、例えば広告主などから、広告コンテンツの入稿および第1地理領域A1の場所や大きさの設定等を受け付けることができる。受付部61は、受け付けられた広告コンテンツおよび第1地理領域A1の情報を記憶部70に記憶させる。
〔3.3.2.配信部62〕
配信部62は、受付部61によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合、ウェブページを端末装置10へ配信する。例えば、配信部62は、記憶部70のコンテンツ情報71から、取得要求対象のウェブページの情報を取得し、取得したウェブページの情報を端末装置10へ配信する。
配信部62は、端末装置10が第1地理領域A1(図1参照)内に進入したことを条件に、当該端末装置10に対して、進入した第1地理領域A1と対応する店舗に関する広告コンテンツ(例えばクーポン券など)を配信することができる。
なお、配信サーバ50は、ウェブページを配信するサーバと、広告コンテンツを配信するサーバとで、別々のサーバとして構成されてもよい。
〔4.端末装置10〕
図4は、端末装置10の構成例を示す図である。図4に示すように、端末装置10は、通信部11と、出力部12と、入力部13と、検知部20と、制御部30と、記憶部40とを備える。
〔4.1.通信部11〕
通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、配信サーバ50との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC等によって実現される。
〔4.2.出力部12〕
出力部12は、上記したウェブページや広告コンテンツの情報など各種の情報等を表示する表示デバイスである。例えば、出力部12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイである。また、出力部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
〔4.3.入力部13〕
入力部13は、ユーザUから各種操作を受け付ける入力デバイスである。入力部13は、例えば、文字や数字などを入力するためのボタン等を有する。また、出力部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、出力部12の一部が入力部13として機能する。
〔4.4.検知部20〕
検知部20は、端末装置10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部20は、測位センサ21を備える。測位センサ21は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいて端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度)を取得する。検知部20は、取得された現在位置を示す現在位置情報を制御部30へ出力する。
〔4.5.記憶部40〕
記憶部40は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、記憶部40には、本願に係る情報処理プログラムの一例であるアプリケーションプログラムを含む各種プログラムが記憶される。また、記憶部40には、配信サーバ50から送信される各種情報、例えば、図1に示した第1地理領域A1を示す情報等が地理領域情報41として記憶される。
〔4.5.1.地理領域情報41〕
地理領域情報41は、第1地理領域A1に関する情報である。なお、地理領域情報41は、上記したように、配信サーバ50から配信されて記憶部40に記憶される。図5は、地理領域情報41の一例を示す図である。
図5に示すように、地理領域情報41には、「地理領域ID」、「場所」および「大きさ」のそれぞれの情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「地理領域ID」は、配信サーバ50において設定された第1地理領域A1毎に割り当てられる識別情報である。「場所」は、地図上で第1地理領域A1が設定される場所の情報であり、例えば緯度、経度を示す情報である。「大きさ」は、第1地理領域A1の大きさを示す情報であり、例えば第1地理領域A1が円形である場合は、半径または直径などを示す情報である。
図5に示す例では、地理領域情報41の地理領域ID「S−A1a」は、場所が「La」であり、大きさが「半径Ba」であることを示している。なお、図5に示す例では、「場所」や「大きさ」は、「La」、「半径Ba」といった抽象的な符号を図示するが、それぞれ具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な符号を図示する場合がある。
なお、上記では、第1地理領域A1の情報について配信サーバ50で設定され、設定された第1地理領域A1の情報が端末装置10へ送信されるため、第1地理領域A1の情報は、配信サーバ50および端末装置10の両方に記憶されるが、これに限定されるものではない。すなわち、第1地理領域A1の情報は、配信サーバ50および端末装置10のいずれか一方に記憶されるようにしてもよい。
〔4.6.制御部30〕
図4の説明に戻ると、制御部30は、コントローラであり、例えば、CPU、ROM、RAM、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御部30は、例えば、CPU等によって、端末装置10の内部の記憶装置に記憶されているOSをはじめとする各種のプログラム(情報処理プログラムの一例)が、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部30は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、取得部31と、決定部32と、生成部33と、判定部34と、処理部35とを備える。
〔4.6.1.取得部31〕
取得部31は、第1地理領域A1の情報を記憶部40から取得する。また、取得部31は、検知部20の測位センサ21によって得られた現在位置情報を取得する。そして、取得部31は、取得された第1地理領域A1の情報を決定部32へ、現在位置情報を決定部32および判定部34へ通知する。
〔4.6.2.決定部32〕
決定部32は、第1地理領域A1の情報等に基づいて、複数の第1地理領域A1の中から、第2地理領域A2に包括されるべき第1地理領域A1を決定する。例えば、決定部32は、現在位置情報に基づき、複数の第1地理領域A1の中から、周辺に所在する所定数の第1地理領域A1を、第2地理領域A2に包括されるべき第1地理領域A1として決定する。
なお、以下では、理解の便宜のため、図6A〜6Cを参照しつつ、決定部32等の処理について説明を行う。図6A〜6Cは、本実施形態に係る情報処理を説明する図である。具体的には、図6A〜6Cに示すユーザUに着目すると分かるように、図6A〜6Cは、端末装置10を所持するユーザUが、図6A,B,Cの順で図面左側から右側へ向けて移動している様子を模式的に示している。
図6Aは、決定部32が、第1地理領域A1を最初に決定する場合を示し、ここでは、周辺に所在する第1地理領域A1として、第1地理領域A1a〜A1eを選択して決定するものとする。
なお、決定部32は、後述するように図6Cに示す場合にも、第1地理領域A1を決定するが、図6Cに示す例では、周辺に所在する第1地理領域A1として、第1地理領域A1d〜A1hを選択して決定するものとする。
〔4.6.3.生成部33〕
図4の説明を続けると、生成部33は、決定部32によって決定された複数の第1地理領域A1を包括する第2地理領域A2を生成する。具体的に、図6Aに示す例では、生成部33は、決定部32によって決定された複数の第1地理領域A1a〜A1eを包括する第2地理領域A2aを生成する。
例えば、生成部33は、端末装置10から、第1地理領域A1a〜A1eのうち最も遠い第1地理領域(ここでは第1地理領域A1e)の中心点までの距離r1に、第1地理領域A1eの半径r2を加算した値を半径とすることで、第1地理領域A1a〜A1eを包括する第2地理領域A2aを生成することができる。なお、第2地理領域A2aの大きさは、任意に変更可能であり、図示の例に限定されるものではない。
生成部33は、第1地理領域A1a〜A1eおよび第2地理領域A2aの情報を判定部34へ通知する。
なお、図6Cに示す例では、生成部33は、決定部32によって決定された複数の第1地理領域A1d〜A1hを包括する第2地理領域A2bを新たに生成する。かかる場合、生成部33は、複数の第1地理領域A1d〜A1hおよび第2地理領域A2bの情報を判定部34へ通知することとなる。
〔4.6.4.判定部34〕
判定部34は、端末装置10が第1地理領域A1へ進入したか否かを判定する。例えば、この端末装置10が第1地理領域A1へ進入したか否かを判定する処理は、端末装置10のアプリとOSとにより行われる。
詳しくは、端末装置10のアプリは、第1地理領域A1の情報をOSへ通知する。OSは、第1地理領域A1の情報と現在位置情報とに基づいて、端末装置10の第1地理領域A1への進入を検知する。OSは、例えば、図6Bに示すように、端末装置10の第1地理領域A1dへの進入を検知すると、検知結果をアプリへ通知する。
OSから通知を受けたアプリは、端末装置10が第1地理領域A1dへ進入したと判定し、かかる判定結果を処理部35へ通知する。なお、判定結果の通知を受けた処理部35によって、第1地理領域A1dに対応する広告コンテンツが配信サーバ50から端末装置10へ配信される。図6Bでは、広告コンテンツとして「○○ショップ 全商品10%OFF」の情報が端末装置10へ配信された例を示している。
さらに、判定部34は、第2地理領域A2aの外へ端末装置10が移動したか否かの判定処理も行う。かかる判定処理も、例えば、端末装置10のアプリとOSとにより行われる。
詳しくは、端末装置10のアプリは、第2地理領域A2aの情報をOSへ通知する。OSは、第2地理領域A2aの情報と現在位置情報とに基づいて、第2地理領域A2aの外へ端末装置10が移動したことを検知する。OSは、例えば、図6Cに示すように、端末装置10の第2地理領域A2aの外への移動を検知すると、検知結果をアプリへ通知する。
OSから通知を受けたアプリは、端末装置10が第2地理領域A2aの外へ移動したと判定し、かかる判定結果を決定部32および生成部33へ通知する。通知を受けた決定部32は、上記したように、周辺に所在する第1地理領域A1として、第1地理領域A1d〜A1hを選択して決定する。
また、上記したように、生成部33は、先に生成された第2地理領域A2aに代え、決定部32によって決定された第1地理領域A1d〜A1hを包括する第2地理領域A2bを新たに生成する。そして、判定部34は、第1地理領域A1d〜A1hおよび第2地理領域A2bについて、上記した判定処理を行うこととなる。
このように、本実施形態にあっては、端末装置10が第2地理領域A2aの外へ移動したと判定されるまでは、新たな第1地理領域A1の決定や新たな第2地理領域A2bを生成する処理を行わず、仮想的な地理領域に関する情報取得の処理等を可能な限り減らすようにした。これにより、本実施形態にあっては、仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減することができる。
〔4.6.5.処理部35〕
処理部35は、第1地理領域A1に端末装置10が進入したときに所定処理を行う。例えば、処理部35は、広告コンテンツを取得する処理などを行う。詳しくは、処理部35は、決定部32によって決定された第1地理領域A1に端末装置10が進入したことを示す判定結果が判定部34から通知されると、第1地理領域A1に対応する広告コンテンツの取得要求を配信サーバ50に対して行う。
これに伴い、端末装置10には、進入した第1地理領域A1と対応する店舗に関する広告コンテンツが配信され、処理部35は、かかる広告コンテンツを出力部12を介して表示させて出力させる(図6B参照)。
なお、上記では、端末装置10が第1地理領域A1に進入したときの所定処理として、広告コンテンツを取得する処理を例に挙げたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、ユーザUが所定の場所へ到達したことを知りたいような場合、所定の場所を第1地理領域A1に設定し、ユーザUが第1地理領域A1に到達(進入)したときに通知する処理など、その他の処理を所定処理としてもよい。また、予め設定された複数の処理の中から、ユーザUが所望する処理を選択するようにしてもよい。
〔5.端末装置10の処理フロー〕
次に、端末装置10における情報処理の手順について説明する。図7は、端末装置10における情報処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、端末装置10の制御部30は、複数の第1地理領域A1の情報および現在位置情報を取得する(ステップS1)。制御部30は、複数の第1地理領域A1の中から、現在位置情報に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1を決定する(ステップS2)。
次いで、制御部30は、決定された第1地理領域A1を包括する第2地理領域A2を生成する(ステップS12)。次いで、制御部30は、端末装置10の第1地理領域A1への進入通知があったか否かを判定する(ステップS13)。
制御部30は、端末装置10の第1地理領域A1への進入通知があったと判定された場合(ステップS13,Yes)、例えば、第1地理領域A1に対応する広告コンテンツの取得処理など所定処理を実行する(ステップS14)。他方、制御部30は、端末装置10の第1地理領域A1への進入通知があったと判定されない場合(ステップS13,No)、ステップS14の処理をスキップする。
次いで、制御部30は、端末装置10が第2地理領域A2の外への移動通知があったか否かを判定する(ステップS15)。制御部30は、端末装置10が第2地理領域A2の外への移動通知があったと判定されない場合(ステップS15,No)、ステップS13の処理へ戻る。
他方、制御部30は、端末装置10の第2地理領域A2の外への移動通知があったと判定された場合(ステップS15,Yes)、複数の第1地理領域A1の中から、現在位置情報に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1を再度決定する(ステップS16)。そして、制御部30は、ステップS16の処理で決定された第1地理領域A1を包括する、新たな第2地理領域A2を生成する(ステップS17)。
なお、上記では、本実施形態に係る情報処理が、端末装置10(例えばアプリ)によって行われるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば配信サーバ50によって行われるようにしてもよい。
(第2実施形態)
〔6.第2実施形態に係る端末装置10〕
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態にあっては、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数や、第2地理領域A2の大きさを、各種情報に基づいて可変とするようにした。
第2実施形態においては、各種情報として、端末装置10を利用するユーザUのコンテキスト情報を用いるようにした。なお、ユーザUのコンテキスト情報は、例えば、ユーザUが利用する端末装置10の移動状態を示す移動状態情報やユーザUが置かれた環境の情報を示す環境情報など、ユーザUを取り巻く状況を示す情報を含むものとする。
図8は、第2実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。なお、以下においては、上記した第1実施形態と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係る検知部20は、加速度センサ22と、気温センサ23と、気圧センサ24とをさらに備える。
加速度センサ22は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動速度、移動方向、および、加速度などの端末装置10の物理的な動きを検知する。気温センサ23および気圧センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温や気圧を検知する。
なお、上記した端末装置10の検知部20が備える各種のセンサは、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、第2実施形態にあっては、加速度センサ22等に加えて、あるいは代えて、例えばジャイロセンサやカメラセンサ、マイクセンサなどその他の種類のセンサを備えていてもよい。
そして、各センサによって検知された移動速度などを示す情報は、制御部30へ出力される。制御部30の取得部31は、各センサからの情報を取得し、取得された情報を、記憶部40にコンテキスト情報42として記憶させる。
また、取得部31は、測位センサ21から現在位置情報を取得するとともに、通信部11を介して、地図提供サイトや天気予報サイト、交通情報提供サイトなどにアクセスして、現在位置情報に対応する情報をそれぞれのサイトから取得してもよい。そして、取得部31は、取得した各サイトから情報をコンテキスト情報42として記憶部40に記憶させてもよい。
記憶部40には、上記したコンテキスト情報42に加え、決定情報45、および、生成情報46がさらに記憶される。
〔6.1.コンテキスト情報42〕
コンテキスト情報42は、ユーザUのコンテキスト情報である。図9は、コンテキスト情報42の一例を示す図である。
図9に示すように、コンテキスト情報42には、「コンテキストID」、「移動速度」、「現在地特性」、「天候」、「気温」、「気圧」、「混雑度」、「生活パターン」および「現在時刻」のそれぞれの情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「コンテキストID」は、コンテキスト情報を識別するための識別情報である。「移動速度」は、ユーザUが利用する端末装置10の移動速度を示す情報であり、加速度センサ22から取得される情報である。
「現在地特性」は、ユーザUがいる場所の特性を示す情報である。現在地特性の情報は、ユーザUの現在位置情報と地図提供サイトから取得される情報とに基づいて、例えば「繁華街」、「市街地」および「郊外」などと推定される情報である。
「天候」は、ユーザUがいる場所の天候を示す情報である。天候の情報は、例えばユーザUの現在位置情報と天気予報サイトから取得される情報とに基づいて推定される情報である。「気温」および「気圧」は、ユーザUがいる場所の気温や気圧を示す情報であり、気温センサ23および気圧センサ24から取得される情報である。
「混雑度」は、ユーザUがいる場所の混雑度合いを示す情報であり、例えば、車の渋滞度合いや人ごみの度合いを示す情報である。例えば、混雑度の情報は、ユーザUの現在位置情報と交通情報提供サイトから取得される情報とに基づいて推定される情報である。
「生活パターン」は、ユーザUの生活における状態に関する情報である。例えば、生活パターンの情報は、ユーザUの現在位置情報と、蓄積されるユーザUの行動履歴情報とに基づいて、「通勤中」や「自宅にいる」など推定される情報である。「現在時刻」は、現在の時刻を示す情報である。
図9では、コンテキストID「C1」は、移動速度が「○○km/h」、現在地特性が「繁華街」、天候が「晴」、気温が「△△℃」、気圧が「□□hPa」、現在時刻「9:00」であることを示している。なお、コンテキスト情報42の内容は、上記に限定されるものではない。
〔6.2.決定情報45〕
決定情報45は、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を決定するための条件に関する情報である。従って、決定情報45は、決定部32が第1地理領域A1を決定する処理を行う際に用いられる情報である。
図10は、決定情報45の一例を示す図である。図10に示すように、決定情報45には、「決定ID」、「条件内容」および「第1地理領域の数」のそれぞれの情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「決定ID」は、第1地理領域A1の数を決定する条件毎に割り当てられる識別情報である。「条件内容」は、第1地理領域A1の数を決定する条件の内容を示す情報である。「第1地理領域の数」は、例えば、コンテキスト情報42の内容が「条件内容」に示す条件を満たした場合に、決定する第1地理領域A1の数を示す情報である。
図10では、決定ID「D1」は、条件内容が「E1」、第1地理領域A1の数が「5」であることを示している。
ここで、決定情報45の「条件内容」と「第1地理領域の数」との関係について具体的に説明する。例えば、決定情報45の条件内容が「移動速度が5km/h以下」のとき、第1地理領域A1の数は「15」と比較的多い数に設定される。これは、ユーザUの移動速度が5km/h以下であって、ユーザUが歩いていると推定される場合、ユーザUは周辺の店舗などに寄り道し易い状況といえる。
そこで、本実施形態にあっては、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を多く設定することで、ユーザUに対し、例えば広告コンテンツが配信され易くすることができる。
また、例えば、決定情報45の条件内容が「移動速度が30km/h以上」のとき、第1地理領域A1の数は「5」と比較的少ない数に設定される。これは、ユーザUの移動速度が30km/h以上であって、ユーザUが車や電車等で移動していると推定される場合、ユーザUは周辺の店舗などに寄り道し難い状況であり、ユーザUにとって広告コンテンツの必要性が比較的低い状況といえる。
そこで、本実施形態にあっては、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を少なく設定することで、ユーザUに対し、例えば広告コンテンツが不要に配信されることを抑制することができる。
また、例えば、決定情報45の条件内容が「現在地特性が繁華街」のとき、第1地理領域A1の数は「15」と比較的多い数に設定される。他方、例えば、条件内容が「現在地特性が郊外」のとき、第1地理領域A1の数は「5」と比較的少ない数に設定される。
これも上記と同様に、ユーザUが周辺の店舗などに寄り道し易い状況か否かによって、第1地理領域A1の数を変えることで、例えば、ユーザUに対して広告コンテンツが適切に配信されるようにすることができる。
なお、詳細な説明は省略するが、決定情報45にあっては、コンテキスト情報42のうちその他の情報についても、同様に、ユーザUを取り巻く状況に応じて、第1地理領域A1の数が適切に設定される。
このように、第2実施形態において、決定部32は、端末装置10を利用するユーザUのコンテキスト情報に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を決定するようにした。
〔6.3.生成情報46〕
図8の説明に戻ると、生成情報46は、第2地理領域A2の大きさを決定するための条件に関する情報である。従って、生成情報46は、生成部33が第2地理領域A2を生成する処理を行う際に用いられる情報である。
図11は、生成情報46の一例を示す図である。図11に示すように、生成情報46には、「生成ID」、「条件内容」および「第2地理領域の大きさ」のそれぞれの情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「生成ID」は、第2地理領域A2の大きさを決定する条件毎に割り当てられる識別情報である。「条件内容」は、第2地理領域A2の大きさを決定する条件の内容を示す情報である。「第2地理領域の大きさ」は、例えば、コンテキスト情報42の内容が「条件内容」に示す条件を満たした場合に、決定する第2地理領域A2の大きさを示す情報である。
図11では、生成ID「G1」は、条件内容が「H1」、第2地理領域A2の大きさが「半径500m」であることを示している。
ここで、生成情報46の「条件内容」と「第2地理領域の大きさ」との関係について具体的に説明する。例えば、生成情報46の条件内容が「移動速度が5km/h以下」のとき、第2地理領域A2の大きさは「半径200m」と比較的短い値に設定される。
すなわち、ユーザUの移動速度から、ユーザUが歩いていると推定される場合、第2地理領域A2を小さくすることで、包括される第1地理領域A1の更新頻度を上げるようにした。第2地理領域A2が小さいと、ユーザUの端末装置10は、第2地理領域A2の外へすぐに移動することとなるため、第1地理領域A1の更新の頻度も上がる。これにより、歩いているユーザUに対し、例えば周囲に所在する店舗の広告コンテンツを適切に配信し易くすることができる。
また、例えば、生成情報46の条件内容が「移動速度が30km/h以上」のとき、第2地理領域A2の大きさは「半径5km」と比較的長い値に設定される。すなわち、ユーザUの移動速度から、ユーザUが車等で移動していると推定される場合、例えば、ユーザUにとって広告コンテンツの必要性が比較的低い状況といえる。
そこで、第2地理領域A2を大きくすることで、包括される第1地理領域A1の更新頻度を下げるようにした。第2地理領域A2が大きいと、ユーザUの端末装置10は、第2地理領域A2の外へ到達し難くなるため、第1地理領域A1の更新の頻度も下がる。これにより、端末装置10において、地理領域に関する処理負荷を軽減することができる。
なお、例えば、生成部33は、移動速度が30km/h以上でユーザUが車等で移動していると推定される場合、ユーザUにとって広告コンテンツの必要性が比較的低い状況といえることから、第2地理領域A2の生成を行わない、言い換えると、生成を禁止するようにしてもよい。これにより、端末装置10において、地理領域に関する処理負荷を軽減することができる。
また、例えば、生成情報46の条件内容が「現在地特性が繁華街」のとき、第2地理領域A2の大きさは「半径500m」と比較的短い値に設定される。他方、例えば、条件内容が「現在地特性が郊外」のとき、第2地理領域A2の大きさは「半径5km」と比較的長い値に設定される。これも上記と同様に、ユーザUが周辺の店舗などに寄り道し易い状況か否かによって、第2地理領域A2の大きさを変えることで、例えば、ユーザUに対して広告コンテンツが適切に配信されたり、地理領域に関する処理負荷を軽減したりすることができる。
なお、詳細な説明は省略するが、生成情報46にあっては、コンテキスト情報42のうちその他の情報についても、同様に、ユーザUを取り巻く状況に応じて、第2地理領域A2の大きさが適切に設定される。
このように、第2実施形態にあっては、生成部33は、端末装置10を利用するユーザUのコンテキスト情報に基づく大きさの第2地理領域A2を生成するようにした。
(第3実施形態)
〔7.第3実施形態に係る端末装置10〕
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態にあっては、複数の第1地理領域A1に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数や、第2地理領域A2の大きさを変えるようにした。
図12は、第3実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図12に示すように、第3実施形態に係る記憶部40には、上記したコンテキスト情報42に加え、ユーザ属性情報43がさらに記憶される。
〔7.1.ユーザ属性情報43〕
ユーザ属性情報43は、端末装置10を利用するユーザUの属性情報である。図13は、ユーザ属性情報43の一例を示す図である。
図13に示すように、ユーザ属性情報43には、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」および「興味」のそれぞれの情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「ユーザID」は、ユーザUを識別するための識別情報である。「年齢」は、ユーザの年齢を示す情報であり、「性別」は、ユーザUの性別を示す情報である。また、「自宅」、「勤務地」および「興味」はそれぞれ、ユーザUの自宅の位置情報、勤務地の位置情報、および、ユーザUにとって関心のある対象を示す情報である。
図13では、ユーザID「U1」は、年齢が「20代」、性別が「男」、自宅が「Lc1」、勤務地が「Lc2」、興味が「映画」であることを示している。なお、ユーザ属性情報43は、上記に限定されるものではなく、例えば、ユーザUの家族構成、収入、ライフスタイル等の情報を含んでいてもよい。
〔7.2.地理領域情報41〕
図14は、第3実施形態に係る地理領域情報41の一例を示す図である。図14に示すように、第3実施形態に係る地理領域情報41には、「地理領域ID」、「場所」、「大きさ」に加え、「関連度」の情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「関連度」は、第1地理領域A1とユーザUのコンテキスト情報やユーザ属性との関連性の高さを示す情報である。詳しくは、「関連度」は、複数の第1地理領域A1に対し、例えば、コンテキスト情報42やユーザ属性情報43などに含まれる各種の情報の一部または全部の情報に基づいてそれぞれ重み付けがなされ、かかる重み付けの結果を示す情報である。
図14に示す例では、地理領域情報41の地理領域ID「S−A1a」は、場所が「La」、大きさが「半径Ba」、関連度が「K1」であることを示している。
例えば、「関連度」は、処理部35により、コンテキスト情報の移動速度、現在地特性、天候、混雑度や生活パターン、ユーザ属性情報の年齢、性別、自宅、勤務地、興味などの各々を所定の基準で数値化した変数と、第1地理領域A1の情報とを用いて、回帰分析することで得ることができる。処理部35は、得られた各第1地理領域A1の関連度を示す情報を、地理領域情報41に記憶させる。
そして、第3実施形態に係る決定部32は、例えば、関連度の平均値が比較的高い場合、決定する第1地理領域A1の数を多くし、逆に、関連度の平均値が比較的低い場合、決定する第1地理領域A1の数を少なくするなどしてもよい。なお、上記した第1地理領域A1の数の決定手法は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
このように、第3実施形態においては、複数の第1地理領域A1に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を決定してもよい。
これにより、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数が、関連度に応じて変わることから、例えば、ユーザUに適した店舗の広告コンテンツを配信できる第1地理領域A1を適切な数だけ、第2地理領域A2に含まれるようにすることができる。
また、第3実施形態に係る生成部33は、例えば、関連度が所定値以上の第1地理領域A1を包括できる大きさに設定して第2地理領域A2を生成してもよい。なお、上記した第2地理領域A2の大きさの設定手法は、あくまでも例示であって限定されるものではなく、例えば、関連度が最も高い第1地理領域A1を包括できる大きさに設定するなど、その他の手法を用いてもよい。
このように、第3実施形態にあっては、生成部33は、複数の第1地理領域A1に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づく大きさの第2地理領域A2を生成するようにした。
これにより、例えば関連度が比較的高い第1地理領域A1を第2地理領域A2で包括できることから、例えば、ユーザUに適した店舗の広告コンテンツを配信できる第1地理領域A1を第2地理領域A2に確実に含まれるようにすることができる。
(第4実施形態)
〔8.第4実施形態の概要〕
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態にあっては、複数の第1地理領域A1に対して予めタグ情報を対応付けておく。そして、決定部32は、複数の第1地理領域A1の中から、かかるタグ情報とユーザUに関する情報とに基づいて、第1地理領域A1を決定するようにした。
〔8.1.地理領域情報41〕
図15は、第4実施形態に係る地理領域情報41の一例を示す図である。図15に示すように、第4実施形態に係る地理領域情報41には、「地理領域ID」、「場所」、「大きさ」に加え、「タグ情報」の情報が含まれ、これらの情報は互いに関連付けられている。
「タグ情報」は、例えば第1地理領域A1の特性を示す情報である。例えば、タグ情報としては、「男性向け、紳士服店」や「60代以上向け、スポーツジム」など、ユーザ属性情報に含まれる「性別」や「年齢」などに対応する情報が含まれる。
図15に示す例では、地理領域情報41の地理領域ID「S−A1a」は、場所が「La」、大きさが「半径Ba」、タグ情報が「M1」であることを示している。
そして、第4実施形態に係る決定部32にあっては、複数の第1地理領域A1のうち、タグ情報がユーザ属性情報と一致している第1地理領域A1を決定するようにする。すなわち、決定部32は、例えば、図13に示すユーザ属性情報43の場合、複数の第1地理領域A1の中から、タグ情報が「男性向け、紳士服店」の第1地理領域A1を決定することとなる。
また、「タグ情報」は、例えば「営業時間11時から22時までの店舗」など、時間に関する情報が含まれていてもよい。本実施形態にあっては、コンテキスト情報42に現在時刻の情報が記憶されている(図9参照)。
そして、第4実施形態に係る決定部32にあっては、複数の第1地理領域A1のうち、タグ情報がコンテキスト情報と一致している第1地理領域A1を決定するようにする。すなわち、決定部32は、例えば、図9に示すコンテキスト情報42の場合、現在時刻は「9:00」であり、タグ情報とは一致しないことから、当該第1地理領域A1を、包括される第1地理領域A1として決定しないこととなる。
また、「タグ情報」は、例えば「駅ビル20階の店舗」など、地図上における高さ方向(鉛直方向たるZ軸方向)の情報が含まれていてもよい。本実施形態に係る端末装置10にあっては、気圧センサ24を備えているため、気圧センサ24によって検知される気圧がコンテキスト情報42として記憶されている(図9参照)。
従って、決定部32は、例えば、コンテキスト情報42に含まれる気圧の情報が、ビルの高層階(ここでは20階)を示すような場合、複数の第1地理領域A1の中から、タグ情報が「駅ビル20階の店舗」の第1地理領域A1を決定することとなる。
このように、第4実施形態にあっては、決定部32が、複数の第1地理領域A1の中から、ユーザUに関する情報(ここではユーザ属性情報43やコンテキスト情報42)に基づいて、第1地理領域A1を決定するようにした。
これにより、第4実施形態にあっては、包括される第1地理領域A1を、ユーザUの属性情報やコンテキスト情報に適した第1地理領域A1に決定することが可能となる。
なお、上記した第1〜第4実施形態については、適宜に組み合わせることができる。
〔9.効果〕
情報処理プログラムは、判定手順と、生成手順とをコンピュータに実行させる。判定手順は、端末装置10が進入したときに所定処理が行われる仮想的な地理領域である複数の第1地理領域A1を包括する第2地理領域A2の外へ端末装置10が移動したか否かを判定する。生成手順は、判定手順によって第2地理領域A2の外へ端末装置10が移動したと判定された場合、新たな第2地理領域A2を生成する。
これにより、端末装置10が第2地理領域A2の外へ移動したと判定されるまでは、新たな第1地理領域A1の決定処理等を行わないため、仮想的な地理領域に関する情報取得の処理を減らすことが可能となり、よって仮想的な地理領域に関する処理負荷を軽減することができる。
また、生成手順は、端末装置10を利用するユーザUのコンテキスト情報42に基づく大きさの第2地理領域A2を生成する。
このように、コンテキスト情報42に基づいて第2地理領域A2の大きさを変えることで、例えば、ユーザUに対して所定処理の一例である広告コンテンツが適切に配信されたり、地理領域に関する処理負荷を軽減したりすることができる。
また、情報処理プログラムは、端末装置10を利用するユーザUのコンテキスト情報42に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を決定する決定手順をコンピュータにさらに実行させる。
これにより、ユーザUに対して所定処理の一例である広告コンテンツが配信され易くしたり、広告コンテンツが不要に配信されることを抑制したりすることができる。
また、生成手順は、複数の第1地理領域A1に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づく大きさの第2地理領域A2を生成する。
これにより、例えば、関連度が比較的高い第1地理領域A1を第2地理領域A2で包括できることから、例えば、ユーザUに適した店舗の広告コンテンツを配信できる第1地理領域A1を第2地理領域A2に確実に含まれるようにすることができる。
また、情報処理プログラムは、複数の第1地理領域A1に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数を決定する決定手順をコンピュータにさらに実行させる。
これにより、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1の数が、関連度に応じて変わることから、例えば、ユーザUに適した店舗の広告コンテンツを配信できる第1地理領域A1を適切な数だけ、第2地理領域A2に含まれるようにすることができる。
また、情報処理プログラムは、複数の第1地理領域A1の中から、端末装置10を利用するユーザUに関する情報に基づいて、第2地理領域A2に包括される第1地理領域A1を決定する決定手順をコンピュータにさらに実行させる。
これにより、包括される第1地理領域A1を、ユーザUに関する情報の一例であるユーザUの属性情報やコンテキスト情報に適した第1地理領域A1に決定することが可能となる。
〔10.ハードウェア構成〕
上述した実施形態における端末装置10は、例えば図16に示すような構成のコンピュータ100がプログラムを実行することによって実現される。
図16は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、通信インターフェイス(I/F)105、入出力インターフェイス(I/F)106、およびメディアインターフェイス(I/F)107を備える。
CPU101は、ROM103またはHDD104に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM103は、コンピュータ100の起動時にCPU101によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD104は、CPU101によって実行されるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス105は、通信部11に対応し、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU101へ送り、CPU101が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU101は、入出力インターフェイス106を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU101は、入出力インターフェイス106を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU101は、生成したデータを、入出力インターフェイス106を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス107は、記録媒体108に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM102を介してCPU101に提供する。CPU101は、当該プログラムを、メディアインターフェイス107を介して記録媒体108からRAM102上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体108は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ100が端末装置10として機能する場合、コンピュータ100のCPU101は、RAM102上にロードされたプログラムを実行することにより、図4に示す取得部31、決定部32、生成部33、判定部34および処理部35の各機能を実現する。
コンピュータ100のCPU101は、これらのプログラムを、記録媒体108から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔11.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、決定部32は、決定手段や決定回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
30 制御部
31 取得部
32 決定部
33 生成部
34 判定部
35 処理部
50 配信サーバ

Claims (8)

  1. 端末装置が進入したときに所定処理が行われる仮想的な地理領域である複数の第1地理領域を包括する第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したか、または前記端末装置の移動が前記第2地理領域内であるかを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって前記端末装置の移動が前記第2地理領域内であると判定された場合、新たな第1地理領域に関する処理を行わず、前記第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したと判定された場合、前記端末装置を利用するユーザがいる場所の特性を示す現在地特性に基づいて新たな第2地理領域を生成する生成手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記生成手順は、
    前記端末装置を利用するユーザのコンテキスト情報に基づく大きさの前記第2地理領域を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記端末装置を利用するユーザのコンテキスト情報に基づいて、前記第2地理領域に包括される前記第1地理領域の数を決定する決定手順
    を前記コンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記生成手順は、
    複数の前記第1地理領域に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づく大きさの前記第2地理領域を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  5. 複数の第1地理領域に対してそれぞれ重み付けし、重み付けの結果に基づいて、前記第2地理領域に包括される前記第1地理領域の数を決定する決定手順
    を前記コンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  6. 複数の第1地理領域の中から、前記端末装置を利用するユーザに関する情報に基づいて、前記第2地理領域に包括される前記第1地理領域を決定する決定手順
    を前記コンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
  7. 端末装置が進入したときに所定処理が行われる仮想的な地理領域である複数の第1地理領域を包括する第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したか、または前記端末装置の移動が前記第2地理領域内であるかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記端末装置の移動が前記第2地理領域内であると判定された場合、新たな第1地理領域に関する処理を行わず、前記第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したと判定された場合、前記端末装置を利用するユーザがいる場所の特性を示す現在地特性に基づいて新たな第2地理領域を生成する生成部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    端末装置が進入したときに所定処理が行われる仮想的な地理領域である複数の第1地理領域を包括する第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したか、または前記端末装置の移動が前記第2地理領域内であるかを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって前記端末装置の移動が前記第2地理領域内であると判定された場合、新たな第1地理領域に関する処理を行わず、前記第2地理領域の外へ前記端末装置が移動したと判定された場合、前記端末装置を利用するユーザがいる場所の特性を示す現在地特性に基づいて新たな第2地理領域を生成する生成工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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