JP5952667B2 - メッセージ管理装置、メッセージ管理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、利用者からみて、所望するメッセージを容易に閲覧することができる技術を提供することにある。
なお、地点情報としては、GPSなどの測位機能で取得した現在位置でも良いし、地図上で指定された地点でも良い。地点情報で定められるエリアとは、地点情報で定められる地点を基準としたエリアという意味であり、例えば平面視で当該地点を中心とする円領域や、当該地点を重心とする多角形領域などである。また、所定の数値範囲とは、例えば5件以上というように下限が定められた数値範囲や、5件以上11件未満のように下限および上限が定められた数値範囲などである。
メッセージとしては、記号、数字を含む文字情報のみならず、音声、静止画、動画などであっても良いし、これらを組み合わせたものであっても良い。メッセージの閲覧させる態様としては、例えばメッセージが投稿(送信)された順に配列させたタイムライン表示が好ましい。
また、特定されたメッセージの数が前記数値範囲よりも上回る場合、前記指示部(125)は、前記特定部(123)に対して、前記エリアを縮小させて、当該縮小させたエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージの特定し直しを指示する構成としても良い。この構成において、数値範囲よりも上回るメッセージを一時記憶しておき、このうち、縮小したエリアに位置情報が関連付けられたメッセージを抜き出せば、記憶部に再アクセスしないで済む。
また、上記プログラムは記録媒体に記憶させても良い。この記録媒体を用いれば、例えば上記コンピュータに上記プログラムをインストールすることができる。ここで、上記プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
まず、実施形態を含むシステムの動作概要について説明する。
図1は、この動作概要を説明するための図である。この図において、メッセージ管理装置に相当する管理サーバは、端末装置に対し通信可能であって、複数のメッセージをデータベースにすでに蓄積した状態にある(S1)。複数のメッセージのそれぞれは、本実施形態にあっては様々な場所における感想や、出来事、状況などを示す文字情報であり、その場所を示す位置情報や、そのメッセージの投稿日時情報などと関連付けられて、データベースに蓄積されている。
一方、管理サーバは、特定したメッセージの数が5件未満であれば、検索結果が増える方向に検索条件を変更して(S5)、具体的には、検索エリアを拡大して、拡大したエリア内に位置情報が関連付けられているメッセージを再度特定する(S2)。
このため、本実施形態によれば、地点情報を指定した端末装置に、当該地点情報の周辺に位置情報が関連付けられたメッセージが適切な数で閲覧可能に提供されるので、地点情報を指定した利用者からみれば、表示スペースが限られた端末装置において所望するメッセージの閲覧が容易となる。
図2は、実施形態に係るシステムの全体的な構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、システム1では、複数の端末装置20−1、20−2、20−3、…が、移動通信網Nb、ゲートウェイ15およびインターネットNaを介して管理サーバ10に接続された構成となっている。なお、以降において、端末装置20−1、20−2、20−3、…については、端末装置を特定せずに一般的に説明するので、符号における「−(ハイフン)」以下を省略して単に「20」とする。
ここで、検出可能なタッチ操作の種類には、例えばタップ、フリック、ドラッグ、ピンチ等が含まれる。このうち、タップとは、表示画面を指で軽く叩く操作である。フリックとは、画面に表示された対象物を指で軽く払う操作である。ドラッグとは、画面に表示された対象物を指で接触させた状態で移動させる操作である。ピンチとは、表示画面に二本の指を接触させた状態で広げたり狭めたりする操作である。
図5は、メッセージの登録時において、管理サーバ10およびメッセージを送信する端末装置20で構築される機能ブロックを示す図である。
この図に示されるように、メッセージの登録時において当該端末装置20では、CPU201がアプリケーションプログラムを実行することによって、操作検出部231、表示制御部232および現在位置取得部233が構築される。
表示パネル210の表示領域には、位置指定部212およびメッセージ入力部214が設けられる。位置指定部212は、表示された地図上の位置を利用者に指定させるための領域であり、メッセージ入力部214は、メッセージ本文を利用者に入力させるための領域である。
操作検出部231は、タッチパネル220の操作情報に基づいて、タッチ位置や、その移動方向、移動速度、タッチ操作の種類等を検出して出力するほか、メッセージ入力部214に入力された本文を、現在位置取得部233により演算された位置情報または位置指定部212で指定された位置情報に関連付けて、管理サーバ10に送信する。表示制御部232は、操作検出部231から出力される情報に基づいて表示領域の表示を制御する。
図6は、メッセージの特定時において管理サーバ10および地点情報を送信する端末装置20で構築される機能ブロックを示す図である。
この図に示されるように、メッセージの特定時において当該端末装置20では、メッセージの登録時と同様に、操作検出部231、表示制御部232および現在位置取得部233が構築される。ただし、表示パネル210の表示領域には、地点指定部216およびメッセージ表示部218が設けられる。このうち、地点指定部216は、利用者がメッセージを要求する際に検索エリアの基準となる地点情報を取得するために、表示された地図上の位置を利用者に指定させるための領域であり、メッセージ表示部218は、管理サーバ10から送信されたメッセージを閲覧させるための領域である。
また、メッセージの特定時において、現在位置取得部233は、当該端末装置20の現在位置を地点情報として出力し、表示制御部232は、管理サーバ10で特定されて送信されたメッセージを、投稿日時の順にメッセージ表示部218においてタイムライン表示させる。
一方、判別部124は、「No」すなわち5件未満であれば、その旨を指示部125に通知し、この通知を受け取った指示部125は、特定部123に対し、検索エリアを拡大させた状態での再検索を特定部123に指示する。
また、管理サーバ10は、ある端末装置20からメッセージを受け付けて図5の機能ブロックを構築する一方で、他の端末装置20から地点情報を受け付けて図6の機能ブロックを構築することもある。すなわち、異なる端末装置20に対して図5および図6の機能ブロックを同時に複数構築する場合もある。
図2におけるインターネットNaや、ゲートウェイ15、移動通信網Nb、また、図3におけるI/F105、図4におけるI/F204などについては、情報やメッセージ等の伝送経路に過ぎないので、図5および図6において図示を省略している。
図7は、利用者登録テーブルTB1における登録内容の一例を示す図である。
この図に示されるように、利用者登録テーブルTB1は、利用者IDと、利用者の名前情報と、プロフィール画像とを利用者毎に対応付けて記憶する。
これらのうち、利用者IDは、利用者(投稿者)を一意に識別する情報であり、数字や記号などを組み合わせたものが用いられる。利用者の名前情報は、メッセージの閲覧時において投稿者として表示させる名前を規定し、例えば実名やニックネームが用いられる。プロフィール画像情報は、利用者を示す写真画像やイラスト画像であり、利用者によって登録や、選択、編集などされたものが用いられる。
なお、プロフィール画像情報については必ず登録すべきものではなく、利用者が登録しないことを選択することも可能である。登録しないことを選択した場合には、予め用意された画像を表示するようにしても良いし、何も表示しないようにしても良い。また、プロフィール画像情報については、実体そのものではなく、実体のリンク先(参照先)であっても良い。いずれにしても、利用者ID等から、プロフィール画像情報を取得できる手段が講じられていれば良い。
図8は、メッセージ登録テーブルTB2における登録内容の一例を示す図である。この図に示されるように、メッセージ登録テーブルTB2は、投稿されたメッセージを一意に識別する投稿IDと、利用者IDと、メッセージの本文と、位置情報と、投稿日時情報とを投稿毎に対応付けて記憶する。このうち、位置情報については、地図における地点を特定する座標情報であって、本実施形態では例えば所定精度(桁数)の経度情報および緯度情報が「、」(カンマ)で区切られて登録されている。投稿日時情報は、例えば投稿されたメッセージが登録される時間情報であり、西暦年、月、日、時、分、秒がカンマ等で区切られずに登録されている。
次に、システム1の動作について説明する。
まず便宜上、メッセージの登録時の動作について説明する。ある利用者A1が端末装置20においてメッセージを位置情報に関連付けて投稿する。詳細には、当該利用者が自己の端末装置20におけるメッセージ入力部214にメッセージを入力するとともに、関連付ける位置情報を指定する操作をする。
なお、本実施形態において、位置の指定については、利用者の現在位置が指定される場合、および、表示された地図で指定される場合の2通りを想定している。操作検出部231は、利用者の現在位置が指定されたのであれば、現在位置取得部233から取得した現在位置の情報を位置情報とし、表示された地図で指定されたのであれば、当該地図上の地点を示す情報を位置情報とする。
当該端末装置20では操作検出部231が、メッセージおよび位置情報とともに、当該メッセージを投稿した利用者Aの利用者IDを、管理サーバ10に送信する(ステップSa1)。当該メッセージを受信した管理サーバ10では、受付部121が当該メッセージを受け付けて、登録部122が、利用者ID、位置情報および投稿日時情報を1つのレコードにして、一意の投稿IDを付与してメッセージ登録テーブルTB2に登録する(Sb1)。
なお、本実施形態では、投稿日時情報としては、メッセージを受付部121が受け付けたときにRTC106から取得した時刻情報が用いられる。端末装置20が送信時にRTC206から取得した時刻情報をメッセージに添付する構成とした場合、当該メッセージに添付された当該時刻情報を用いても良いが、各端末装置20同士で時刻が同期していない状況を考慮する必要がある。
ある利用者Bが、自己の端末装置20においてある地点を指定して当該地点で定められるエリア内に位置情報が関連付けられたメッセージの閲覧を要求する。具体的には、当該端末装置20では操作検出部231が、地点情報とともに利用者IDを管理サーバ10に送信する(ステップSc21)。
なお、本実施形態において、地点の指定についても、利用者の現在位置が指定される場合、および、表示された地図で指定される場合の2通りを想定している。操作検出部231は、利用者の現在位置が指定されたのであれば、現在位置取得部233から取得した現在位置の情報を地点情報として送信し、表示された地図で指定されたのであれば、当該地図上の地点を示す情報を地点情報とする。
特定部123は、特定したメッセージの数を判別部124に通知する。
送信部127は、これらの各種情報が付帯するメッセージを、地点情報を送信した端末装置20に返信する(ステップSb25)。
検索エリアの半径が最終値に設定されていなければ(ステップSb26の判別結果が「No」であれば)、判別部124は、特定部123に対して、検索エリアの半径を次の番目に拡大させた状態での再検索を特定部123に指示する(ステップSb26)。
この後、処理手順がステップSb23に戻るので、特定部123は、検索エリアを拡大させた状態での再度検索を実行することになる(ステップSb23)。
ただし、検索エリアの半径が最終値(最大値)に設定されてもなお、特定されるメッセージの数が5件に満たない場合、すなわち、ステップSb26の判別結果が「Yes」に判別される場合もあり得る。この場合、特定部123は、当該5件未満のメッセージのそれぞれについて上記情報を付帯させて送信部127に供給する。メッセージが5件未満である場合には、該当するメッセージが0件のときも含まれるので、このときには、該当するメッセージが存在しない旨の定型のメッセージを特定部123が送信部127に供給する。
送信部127は、これらの各種情報が付帯するメッセージ、または、定型のメッセージを、地点情報を送信した端末装置20に返信する(ステップSb25)。
次に、端末装置20において、メッセージの投稿時およびメッセージの要求時における表示パネル210に表示される画面の例について説明する。
この図に示される例では、登録時において端末装置20では、現在位置取得部233によって取得された位置情報で示される地点を、画面上側の領域に表示させた地図上に重ねて示す地図アプリケーションプログラムが実行されている。詳細には、当該地図アプリケーションプログラムは、位置情報で示される地点に当該端末装置20の利用者を表象するアバターを配置させるとともに、当該アバターの視点を、位置情報で示される地点の時間的変化(軌跡)から求められる進行方向に一致するように表示させるという処理を実行している。これにより、利用者は、現在位置および進行方向を視覚的に認識することができる。なお、この表示例では、北方向が上側になるようにして方位を一定としているが、進行方向が常に上側となるような方位を変動させても良い。
利用者が、メッセージ入力部214に対し別途のソフトウェアキーボード(図示省略)によってメッセージの本文を入力した状態で、ソフトウェアボタン271をタップしたとき、入力されたメッセージ本文に、現在位置取得部233によって取得された現在位置の情報が位置情報として関連付けられて、当該利用者の利用者IDとともに管理サーバ10に送信される。
なお、位置情報については、現在位置取得部233によって取得される現在位置に限られず、表示された地図に対して指定された位置の情報を用いても良い。すなわち、地図が表示された領域を位置指定部212として機能させて、当該位置指定部212に対して指定された位置の情報を位置情報として用いても良い。表示される地図については、フリックやドラッグなどの操作によって移動し、ピンチなどの操作によって縮小、拡大される点については特に説明を要しないであろう。
この図に示される例において、端末装置20では登録時と同様に地図アプリケーションプログラムが実行されて、画面上側の領域に地図が表示されている。このように表示された地図には、表示の中心を示すクロスライン状のマークLが重ねられて表示されている。すなわち、表示された地図を移動させても、表示された地図の中心にはマークLが表示される構成となっている。このような構成において、利用者は、地点情報を地図で指定する場合、目的とする地点がマークLに合致するように、図に示されるようにフリックやドラッグ等の操作によって地図を移動させてソフトウェアボタン275をタップする。これにより、表示された地図において当該マークLのクロス点(表示された地図の中心点)を示す情報が地点情報として当該利用者の利用者IDとともに操作検出部231によって管理サーバ10に送信される。すなわち、メッセージの要求時にあっては、地図が表示された画面上側の領域が地点指定部216として機能するとともに、当該地点指定部216によって指定された地点の情報が地点情報として用いられる。
なお、地点情報については、地点指定部216によって指定された地点情報に限られず、現在位置取得部233によって取得される現在位置を用いても良い。例えば、図11において画面に表示されたソフトウェアボタン273を、利用者がタップしたとき、現在位置取得部233によって取得された現在位置の情報が地点情報として利用者IDとともに管理サーバ10に送信される。
上述したようにメッセージに付帯する情報は、利用者の名前情報、プロフィール画像、位置情報および投稿日時情報であり、これらの付帯情報が用いられてメッセージが表示される。
画面下側のメッセージ表示部218においては、管理サーバ10で返信されたメッセージが、投稿日時が古いものほど下方に向かうように(1)、(2)、(3)、…の順で配列されて表示、すなわちタイムライン表示されている。1つのメッセージの表示では、投稿者を示すプロフィール画像が画面右端に表示されるとともに、メッセージ本文を囲む吹き出しが当該プロフィール画像から発せられたように表現されているほか、投稿者のプロフィール画像の近傍には、投稿者の名前情報や、投稿日時が表示されている。
さらに、地図には、メッセージ表示部218にタイムライン表示されたメッセージの位置情報を示す地点が、メッセージを識別する符号を囲む吹き出しによって表示されている。これにより、タイムライン表示されたメッセージに関連付けられた位置情報が、地図上において具体的にどの地点に位置しているのかが示される。
タイムライン表示については、投稿日時が新しいものほど画面の下方に向かうように配列させても良いし、タイムライン表示に限られず、地点情報から近い(または遠い)順に配列させた表示であっても良い。
また、投稿されるメッセージは、都心部では多数であるのに対し、郊外では小数になると考えられる。本実施形態においては、都市部であれば検索エリアが縮小された状態となるので、端末装置20で閲覧されるメッセージを抑えることができるし、反対に、郊外であれば検索エリアが拡大された状態となるので、閲覧されるメッセージをある程度まで確保することができる。
一方、都市部であっても、この閲覧サービスの提供の開始時においては、投稿されたメッセージが少数になるが、そのような状態であっても、検索エリアを拡大されるので、閲覧されるメッセージをある程度まで確保することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の応用・変形が可能である。なお、次に述べる応用・変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
実施形態では、初期設定の検索エリアを最小にして当該検索エリア内に位置情報が関連付けられるメッセージを検索して特定し、特定された数が少ない場合に検索エリアを拡大して再検索を指示する構成であったが、本発明は、これに限られない。例えば、第1に、特定部123が、検索エリアを最大にして当該検索エリア内に位置情報が関連付けられるメッセージを検索するとともに、得たメッセージを位置情報が地点情報に近いもの順にソートし、第2に、特定部123は、エリアを最小に設定したときのメッセージを特定して、その数を判別部124に通知し、第3に、特定されたメッセージの数が数値範囲よりも下回ると判別部124によって判別された場合に、指示部125が、特定部123に対して、エリアを拡大させるとともに、拡大させたエリアでの特定し直しを指示する構成としても良い。この構成では、メッセージが検索されるのは最初の1回のみである点で実施形態と相違するが、特定されるメッセージが数値範囲内となるまで、エリアが拡大されるとともに拡大させたエリア内に位置情報が関連付けられるメッセージの特定し直しが指示される点において実施形態と同様である。
実施形態では、検索エリアを順次拡大させていたが、初期設定される検索エリアを例えば第1番目から第7番目までのセンターである第4番目の半径1キロメートルの円領域とし、この結果、検索されたメッセージが少なければ実施形態と同様に検索エリアを拡大させる一方で、検索されたメッセージが多ければ検索エリアを縮小させるように構成しても良い。
この構成において、検索されたメッセージが多い場合には、当該検索したメッセージをキャッシュ(一時記憶)しておくとともに、検索エリアを縮小するときに、キャッシュしたメッセージのうち、地点情報から近い順に規定数のメッセージを抽出すれば、メッセージ登録テーブルTB2への再アクセスを不要とすることができる。
なお、この構成では、検索されたメッセージの数が、下限の閾値と上限の閾値とで規定される数値範囲内であるか否かが判別されて、この判別結果に応じて検索エリアを拡大または縮小させることになる。
また、第1番目から第7番目までに限られないことはいまでもないが、エリアを段階的ではなく、検索結果が所定数となるように、エリアをズーミングさせる(無段階で変化させる)構成でも良い。
実施形態では、エリアの形状については、地点情報で示される地点を中心とする円としたが、端末装置20で表示される地図の形状に合わせて、所定のアスペクトレシオ、例えば縦3:横4の比を有する長方形としても良い。このときの長方形における対角線の交点を地点情報で定めても良い。また、検索エリアの形状については、円や長方形以外であっても良い。
メッセージについては、文字のみならず、音声信号や、静止画像、動画像としても良いし、これらを適宜組み合わせたものであっても良い。メッセージに、音声信号や、動画像を含ませる場合、これらを再生することがメッセージの閲覧となる。
実施形態では、位置情報および地点情報については、地図における地点を平面視で特定する情報としたので、経度、緯度のような二次元座標としたが、高度情報を選択的必須的に加えても良い。高度を加えることによって、平面視では区別できなかった2以上の地点、例えば高層階の地点と低層階の地点とを区別することができるようになる。
実施形態では、管理サーバ10がデータベース118を内包して管理する構成としていたが、管理サーバ10以外のサーバで管理する構成、すなわちクラウドコンピューティングで管理するようにしても良い。
実施形態においては、端末装置20にインストールされたアプリケーションプログラムの実行によってメッセージを利用者に閲覧させる、いわゆるネイティブ型の構成としたが、本発明は、この構成に限られない。例えば、管理サーバ10側で表示の制御・態様を記述したウェブ画面を作成して端末装置20に送信する一方、端末装置20側のブラウザがウェブ画面を表示するとともに、ウェブ画面(タッチパネル)に対する操作に応じた処理を実行するウェブ型の構成としても良い。
一方、メッセージの検索時には、送信部127が、地点指定部216およびメッセージ表示部218を含むウェブ画面を作成してブラウザ234に送信し、端末装置20側ではブラウザ234が、当該ウェブ画面を表示させることになる。
このため、ウェブ型では、送信部127が、ブラウザ234を介してメッセージ等を間接的に表示させることになる。
Claims (5)
- 利用者の端末装置で指定された地点情報を受け付ける受付部と、
複数の端末装置のそれぞれから送信されたメッセージを位置情報に関連付けて記憶する記憶部にアクセスして、前記受付部により受け付けられた地点情報で定められるエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージを特定する特定部と、
特定されたメッセージの数が所定の数値範囲内であるか否かを判別する判別部と、
特定されたメッセージの数が前記数値範囲よりも下回る場合、前記特定部に対して前記エリアを拡大させて、当該拡大させたエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージの特定し直しを指示する指示部と、
前記特定部で特定されたメッセージを、前記地点情報を指定した端末装置に閲覧可能となるように送信する送信部と、
を具備することを特徴とするメッセージ管理装置。 - 前記指示部は、
特定されたメッセージの数が前記数値範囲内になるまで、または、前記エリアが規定値に達するまで、前記特定部に対し前記エリアを順次拡大させて前記特定し直しを指示する ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ管理装置。 - 特定されたメッセージの数が前記数値範囲よりも上回る場合、前記指示部は、前記特定部に対して、前記エリアを縮小させて、当該縮小させたエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージの特定し直しを指示する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のメッセージ管理装置。 - 利用者の端末装置で指定された地点情報を受け付けるステップと、
複数の端末装置のそれぞれから送信されたメッセージを位置情報に関連付けて記憶する記憶部にアクセスして、受け付けた地点情報で定められるエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージを特定するステップと、
特定したメッセージの数が所定の数値範囲内であるか否かを判別するステップと、
特定したメッセージの数が前記数値範囲よりも下回る場合、前記エリアを拡大して、当該拡大させたエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージの特定し直しを指示するステップと、
特定したメッセージを、前記地点情報を指定した端末装置に閲覧可能となるように送信するステップと、
を具備することを特徴とするメッセージ管理方法。 - 端末装置と通信可能なコンピュータを、
利用者の端末装置で指定された地点情報を受け付ける受付部、
複数の端末装置のそれぞれから送信されたメッセージを位置情報に関連付けて記憶する記憶部にアクセスして、前記受付部により受け付けられた地点情報で定められるエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージを特定する特定部、
特定されたメッセージの数が所定の数値範囲内であるか否かを判別する判別部、
特定されたメッセージの数が前記数値範囲よりも下回る場合、前記特定部に対して前記エリアを拡大させて、当該拡大させたエリア内に前記位置情報が関連付けられているメッセージの特定し直しを指示する指示部、および、
前記特定部で特定されたメッセージを、前記地点情報を指定した端末装置に閲覧可能となるように送信する送信部、
として機能させる特徴とするプログラム。
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