JP2001056225A - エージェント装置 - Google Patents

エージェント装置

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JP2001056225A
JP2001056225A JP23093699A JP23093699A JP2001056225A JP 2001056225 A JP2001056225 A JP 2001056225A JP 23093699 A JP23093699 A JP 23093699A JP 23093699 A JP23093699 A JP 23093699A JP 2001056225 A JP2001056225 A JP 2001056225A
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真吾 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得られた情報に応じて異なるエージェントと
コミュニケーションをとることが可能なエージェント装
置を提供する。 【解決手段】 パソコンに詳しいエージェント、飲食店
に詳しいエージェントというように各エージェントの得
意分野と、優しい等のエージェントの性格と共に決めて
おき、必要なデータ(最新モデルのパソコン情報等のデ
ータ)を各エージェント毎に担当分野データベースに格
納しておく。そして、FM多重放送や特定の情報提供業
者から1日に数回送信される天気予報、交通情報等の通
信情報を受信し、担当分野に分類して担当分野データベ
ースに格納する。通信情報に対する担当分野は、その通
信情報を受信したチャンネル毎にあらかじめ決められて
おり、各チャンネルには担当のエージェントが割り当て
られている。そして、新たな通信情報を受信した場合、
分類される担当分野のエージェントが必要に応じて出現
し、通信情報の案内や解説等が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエージェント装置に
係り、例えば、複数のエージェントが存在するエージェ
ント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エージェントを車両内に出現させ、車両
の状況を判断してユーザとのコミュニケーション又は積
極的に行うエージェント装置が特開平11−37766
号公報で提案されている。このエージェント装置によれ
ば、例えば、お昼時にお腹が鳴る音を検出した場合に
「食堂の案内をしましょうか?」といったように、エー
ジェントが処理可能な行為の提案をするようになってい
る。そして、車両内に出現させるエージェントについて
は、その容姿や音声をユーザの好みに応じて選択するこ
とが可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエージェント装
置により車両内に出現するエージェントの容姿や音声を
選択することが可能であるが、これらを一度決定すると
同一容姿等のエージェントが出現するのみであった。例
えば、エージェントの容姿として女性秘書を選択した場
合には、そのエージェント一人がユーザとのコミュニケ
ーションを行うため、顧客のところに出かける場合であ
っても、野球観戦に出かける場合であっても同一容姿の
エージェントとコミュニケーションをとる必要があり、
走行目的等の状況に応じた複数のエージェントとコミュ
ニケーションをとることができなかった。このため、従
来のエージェント装置において、新たに取得した情報に
応じてコミュニケーションを行うようにしたとしても、
すべて同一のエージェントとのコミュニケーションが行
われることになる。また、従来のエージェントは、容姿
等を変更したり成長したりすることでその外観が変化し
ていてたが、ユーザ毎に記憶保存されるエージェントの
学習データは1つのみであり、この1つの学習データを
使用してコミュニケーションが行われていた。このため
同一ユーザとコミュニケーションをとるエージェント
は、あくまでも同一(擬似)人格のエージェントであ
り、異なる擬似人格を有する複数のエージェントとのコ
ミュニケーションを行うことはできなかった。更に、従
来のエージェント装置では、実質的に1人のエージェン
トが対応していたため、趣味や職業等によるユーザの指
向がエージェント出現に反映されていなかった。
【0004】そこで、本発明はこのような従来の課題を
解決するためになされたもので、得られた情報に応じて
異なるエージェントとコミュニケーションをとることが
可能なエージェント装置を提供することを第1の目的と
する。また、本発明は、異なる擬似人格を有する実質的
に複数のエージェントとコミュニケーションが可能なエ
ージェント装置を提供することを第2の目的とする。更
に、ユーザの指向により適合した(気の合う)エージェ
ントを自動的に選択してユーザに推薦することが可能な
エージェント装置を提供することを第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
では、擬人化された複数のエージェントの中から少なく
とも1のエージェントを車両内に出現させるエージェン
ト出現手段と、車両の状況を判断する状況判断手段と、
この状況判断手段により判断された所定状況をエージェ
ントの学習結果として記憶する学習結果記憶手段と、前
記各エージェント毎に決められた担当分野の情報が、各
エージェントに対応して格納される担当分野情報データ
ベースと、情報を通信により取得する情報取得手段と、
この情報取得手段により取得された情報の担当分野を判
別して前記担当分野情報データベースに格納する情報判
別手段と、前記学習結果記憶手段に記憶された学習結果
と、前記状況判断手段により判断された状況と、前記担
当分野情報データベースに格納された担当分野の情報か
ら、エージェントの行為を決定する行為決定手段と、こ
の行為決定手段で決定された行為を前記エージェント出
現手段により出現されるエージェントに行わせるエージ
ェント制御手段と、をエージェント装置に具備させて前
記第1の目的を達成する。請求項2に記載の発明では、
請求項1記載のエージェント装置において、前記情報取
得手段により新たな情報が取得された場合に、前記エー
ジェント出現手段は、前記情報判別手段により判別され
た担当分野エージェントを出現させ、前記行為決定手段
は、このエージェント出現手段により出現したエージェ
ントの行為として、前記取得した新たな情報を知らせる
行為を決定する。請求項3記載の発明では、請求項に記
載のエージェント装置において、前記学習結果記憶手段
は、前記状況判断手段により判断された所定状況を、車
両内に出現しているエージェントの学習結果として、各
エージェント毎に記憶し、前記行為決定手段は、各エー
ジェントの行為を決定する際に、該当するエージェント
に対応して記憶された学習結果を使用することにより前
記第1及び第2の目的を達成する。請求項4記載の発明
では、請求項1記載のエージェント装置において、擬人
化された複数のエージェントの中から1のエージェント
を指定する指定手段を備え、前記エージェント出現手段
は、前記指定手段により指定されたエージェントを指定
エージェントとして車両内に出現させ、前記学習結果記
憶手段は、前記状況判断手段により判断された所定状況
を、前記指定エージェントの学習結果として、各エージ
ェント毎に記憶し、前記行為決定手段は、前記指定手段
で指定されたエージェントの行為を決定する際に、該エ
ージェントに対応して記憶された学習結果を使用するこ
とにより前記第1及び第2の目的を達成する。請求項5
記載の発明では、請求項3又は請求項4記載のエージェ
ント装置において、ユーザを認識するユーザ認識手段
と、前記学習結果記憶手段は、前記ユーザ認識手段によ
り認識されたユーザと、各エージェントとの対応毎に学
習結果を記憶する。請求項6記載の発明では、擬人化さ
れた複数のエージェントの中から少なくとも1のエージ
ェントを車両内に出現させるエージェント出現手段と、
車両の状況を判断する状況判断手段と、この状況判断手
段により判断された所定状況をエージェントの学習結果
として記憶する学習結果記憶手段と、前記各エージェン
ト毎に決められた担当分野の情報が、各エージェントに
対応して格納される担当分野情報データベースと、前記
学習結果記憶手段に記憶された学習結果と、前記状況判
断手段により判断された状況と、前記担当分野情報デー
タベースに格納された担当担当分野の情報から、エージ
ェントの行為を決定する行為決定手段と、この行為決定
手段で決定された行為を前記エージェント出現手段によ
り出現されるエージェントに行わせるエージェント制御
手段と、ユーザの指向を取得する指向取得手段と、前記
複数のエージェントのなかから、前記指向取得手段で取
得したユーザの指向に合う担当分野のエージェントを選
択してユーザに推薦するエージェント推薦手段と、をエ
ージェント装置に具備させて前記第1及び第3の目的を
達成する。請求項7記載の発明では、請求項6記載のエ
ージェント装置において、目的地までの経路案内を行う
ナビゲーション手段を備え、前記指向取得手段は、前記
ナビゲーション手段において目的地を設定する過程でユ
ーザが選択した内容から指向を取得する。請求項8記載
の発明では、請求項7記載のエージェント装置におい
て、ユーザに関する個人情報が格納された個人情報格納
手段を備え、前記指向取得手段は、前記個人情報格納手
段に格納されたユーザの個人情報から指向を取得する。
請求項9記載の発明では、請求項6、請求項7又は請求
項8に記載のエージェント装置において、情報を通信に
より取得する情報取得手段と、この情報取得手段により
取得された情報の担当分野を判別して前記担当分野情報
データベースに格納する情報判別手段とを具備させる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の目的地設定装置及
びエージェント装置における好適な実施の形態につい
て、図1から図12を参照して詳細に説明する。 (1)実施形態の概要 本実施形態のエージェント装置では、複数のエージェン
トに対して、おのおの異なる擬似人格を持つようにす
る。そのため、パソコンや秋葉原に詳しいエージェン
ト、飲食店に詳しいエージェントというように各エージ
ェントの得意分野(担当分野)と、優しい、気短、おっ
とりしている等のエージェントの性格と共に決めてお
き、必要なデータ(最新モデルのパソコン情報や、秋葉
原のマップ情報等のデータ)を各エージェント毎に担当
分野データベースに格納しておく。そして、FM多重放
送や特定の情報提供業者から1日に数回送信される天気
予報、交通情報等の通信情報を受信し、担当分野に分類
して担当分野データベースに格納する。通信情報に対す
る担当分野は、その通信情報を受信したチャンネル毎に
(特定のチャンネル以外の場合にはその内容毎にいずれ
かのチャンネルに)あらかじめ決められており、各チャ
ンネルには担当のエージェントが割り当てられている。
そして、新たな通信情報を受信した場合、分類される担
当分野のエージェントが必要に応じて出現し、通信情報
の案内や解説等が行われる。
【0007】また、ユーザは自分の好みや指向にあった
エージェントを、各エージェントの性格や得意分野から
指定しすることができ、指定したエージェントにナビゲ
ーションのアシスト等をしてもらうことができる。指定
されたエージェントは自分の得意分野について詳しい案
内や説明を行いながら経路案内等におけるユーザとのコ
ミュニケーションを行う。ユーザによるエージェントの
指定が行われない場合、走行目的(デート、買い物
等)、目的地、ユーザ情報等からユーザの指向が判断さ
れ、ユーザの指向に適したエージェントが推薦される。
【0008】各エージェントの擬似人格を決定する1つ
の要素である学習結果について、各エージェントと各ユ
ーザとの対応毎に学習結果が記憶(保存)され、該当す
るエージェントの行為を決定する場合に、このエージェ
ントとユーザとの対応毎の学習結果を使用することで異
なる疑似人格を持った複数のエージェントが実現され
る。
【0009】本実施形態のエージェント装置では、車両
内の各種センサ等からの出力に基づいて車両の各種状況
を判断し(状況判断手段)、この判断状況や、ユーザと
エージェントとに対応する学習結果や、受信情報や担当
分野等の担当分野情報に基づいてエージェントの行為を
決定し(行為決定手段)、この行為をエージェントに行
わせる(エージェント制御手段)。
【0010】なお、本実施形態におけるエージェント
は、擬人化されたエージェントであり、その画像(平面
的画像、ホログラフィ等の立体的画像等)が画像表示装
置によって車両内に出現される。このエージェントの処
理としては、車両自体、搭乗者、対向車等を含む車両の
状況判断と学習(状況の学習だけでなく運転者の応答や
反応等も含む)をし、各時点での車両状況とそれまでの
学習結果に基づいて、エージェントが運転者や車両に対
して様々なバリエーションをもった対応(行為=行動と
音声)をする。これにより運転者は、複数のエージェン
トを車両内に自由に呼びだしてつき合う(コミュニケー
ションする)ことが可能になり、車両内での環境を快適
にすることができる。ここで、本実施形態において擬人
化されたエージェントとは、特定の人間、生物、漫画の
キャラクター等との同一性があり、その同一性のある生
物が、同一性・連続性を保つようなある傾向の出力(動
作、音声により応答)を行うものである。また、同一性
・連続性は特有の個性を持つ人格として表現され、電子
機器内の一種の疑似生命体としてもとらえることができ
る。車両内に出現させる本実施形態のエージェントは、
人間と同様に判断する疑似人格化(仮想人格化)された
主体である。従って、同一の車両状況であっても、過去
の学習内容に応じてコミュニケーションの内容は異な
る。ときには、車両の相応には関係ない範囲での判断ミ
スも有り、この判断ミスによる不要な(ドジな)応答を
することもある。そして運転者の応答により、判断ミス
か否かを判定し、学習する。
【0011】(2)実施形態の詳細 図1は、本実施形態におけるエージェント装置の構成を
示すブロック図である。本実施形態では、エージェント
によるコミュニケーション機能全体を制御する全体処理
部1を備えている。この全体処理部1は、設定した目的
地までの経路を探索して音声や画像表示によって経路案
内等をするナビゲーション処理部10、エージェント処
理部11、ナビゲーション処理部10とエージェント処
理部11に対するI/F部12、エージェント画像や地
図画像等の画像出力や入力画像を処理する画像処理部1
3、エージェントの音声や経路案内用の音声等の音声を
出力したり、入力される音声を音声認識辞書を使用して
認識したりする音声制御部14、車両や運転者に関する
各種状況の検出データを処理する状況情報処理部15、
及び天気予報や交通情報等の各種情報を提供するセンタ
から提供される情報を処理する情報提供チャンネル処理
部16、その他図示しない時計等の各部を有している。
【0012】エージェント処理部11は、所定容姿のエ
ージェントを車両内に出現させる。また、車両の状況や
運転者(ユーザ)による過去の応対等を学習して適切な
会話や制御を行うようになっている。そして本実施形態
のエージェント装置では、車両の状況や車内、車外の状
況を判断し、判断結果に対応した処理を、ユーザが指定
したエージェントや、担当分野のエージェントが行うよ
うになっている。
【0013】ナビゲーション処理部10とエージェント
処理部11は、データ処理及び各部の動作の制御を行う
CPU(中央処理装置)と、このCPUにデータバスや
制御バス等のバスラインで接続されたROM、RAM、
タイマ等を備えている。両処理部10、11はネットワ
ーク接続されており、互いの処理データを取得すること
ができるようになっている。例えば、エージェント処理
部11は、ナビゲーション処理部10で特定した車両の
現在位置のデータや、ナビゲーション処理部10で探索
した目的地までの走行経路や、ナビゲーションデータ記
憶装置31に格納されたナビゲーション用のデータ等を
取得できる。ROMはCPUで制御を行うための各種デ
ータやプログラムが予め格納されたリードオンリーメモ
リであり、RAMはCPUがワーキングメモリとして使
用するランダムアクセスメモリである。
【0014】本実施形態のナビゲーション処理部10と
エージェント処理部11は、CPUがROMに格納され
た各種プログラムを読み込んで各種処理を実行するよう
になっている。なお、CPUは、記憶媒体駆動装置23
にセットされた外部の記憶媒体からコンピュータプログ
ラムを読み込んで、エージェントデータ記憶装置29b
やナビゲーションデータ記憶装置31、図示しないハー
ドディスク等のその他の記憶装置に格納(インストー
ル)し、この記憶装置から必要なプログラム等をRAM
に読み込んで(ロードして)実行するようにしてもよ
い。また、必要なプログラム等を記録媒体駆動装置23
からRAMに直接読み込んで実行するようにしてもよ
い。
【0015】ナビゲーション処理部10には、現在位置
検出装置21とナビゲーションデータ記憶装置31が接
続され、エージェント処理部11にはエージェントデー
タベース29のエージェントデータ記憶装置29bが接
続されている。I/F部12には入力装置22と記憶媒
体駆動装置23と通信制御装置24と、図示しないその
他の装置(窓開閉装置、エアコン風量調節装置、オーデ
ィオ音量調節装置、ヘッドランプオン・オフ装置、ワイ
パー駆動制御装置等)が接続されている。画像処理部1
3には表示装置27と撮像装置28が接続されている。
音声制御部14は、音声合成部141と音声認識部14
2を備えており、音声合成部141には音声出力装置2
5が接続され、音声認識部142には、運転者からの音
声を取り込む音声取り込み手段として機能するマイク2
6が接続されている。状況情報処理部15には状況セン
サ部40が接続されている。
【0016】情報提供チャンネル処理部16には、エー
ジェントデータベース29の情報提供チャンネル記憶部
29aと情報提供チャンネル通信部30が接続されてい
る。この情報提供チャンネル処理部16は、情報提供チ
ャンネル通信部30を制御することで、情報センタから
送信される各種通信情報を受信するようになっている。
すなわち、情報センタは、FM多重放送などを利用して
天気予報、ニュース、スポーツ、その他街の情報等の各
種通信情報を1日に何回か定期的に送信するようになっ
ており、情報提供チャンネル処理部16は情報が送信さ
れる時間を監視して、該当時間になると情報提供チャン
ネル通信部30を制御して通信情報を受信するようにな
っている。また、特定の情報チャンネルに対する情報受
信については、送信要求を情報センタ等に送信すること
で送られてくる情報を受信する。情報提供チャンネル処
理部16は、受信したチャンネルや、内容から通信情報
を分類して担当分野を決めるとともに、受信したことを
ユーザに知らせる必要がある通信情報である場合には、
その通信情報を情報提供チャンネル記憶部29aに格納
するようになっている。また情報提供チャンネル処理部
16は、受信した通信情報のうち、天気予報やニュース
等のトピックス的に受信する通信情報を除き、担当分野
のエージェントが自己の担当分野としてコミュニケーシ
ョンに使用可能な情報、例えば、パソコンの新規モデル
情報や、秋葉原の新規店舗情報等の各種担当分野情報を
エージェント処理部11に供給するようになっている。
なお本実施形態では、情報提供チャンネル通信部30を
独立して設けているが、通信制御装置24に情報提供チ
ャンネル通信部30の機能をもたせるようにしてもよ
い。
【0017】現在位置検出装置21は、車両の絶対位置
(緯度、経度による)を検出するためのものであり、人
工衛星を利用して車両の位置を測定するGPS(Global
Positioning System)受信装置211と、方位センサ2
12と、舵角センサ213と、距離センサ214と、路
上に配置されたビーコンからの位置情報を受信するビー
コン受信装置215等の各種現在位置検索手段が使用さ
れる。GPS受信装置211とビーコン受信装置215
は単独で位置測定が可能であるが、GPS受信装置21
1やビーコン受信装置215による受信が不可能な所で
は、方位センサ212と距離センサ214の双方を用い
た推測航法によって現在位置を検出するようになってい
る。なお、より正確な現在位置を検出するために、所定
の基地局から送信される測位誤差に対する補正信号を受
信し、現在位置を補正するD−GPS(ディファレンシ
ャルGPS)を使用するようにしてもよい。方位センサ
212は、例えば、地磁気を検出して車両の方位を求め
る地磁気センサ、車両の回転角速度を検出しその角速度
を積分して車両の方位を求めるガスレートジャイロや光
ファイバジャイロ等のジャイロ、左右の車輪センサを配
置しその出力パルス差(移動距離の差)により車両の旋
回を検出することで方位の変位量を算出するようにした
車輪センサ、等が使用される。舵角センサ213は、ス
テアリングの回転部に取り付けた光学的な回転センサや
回転抵抗ボリューム等を用いてステアリングの角度αを
検出する。距離センサ214は、例えば、車輪の回転数
を検出して計数し、または加速度を検出して2回積分す
るもの等の各種の方法が使用される。
【0018】入力装置22は、複数存在するエージェン
トの中から1のエージェントをユーザが指定したり(指
定手段)、エージェント処理を行う上で使用されるユー
ザ情報(ユーザの指名、年齢、性別、職業、趣味、希望
する情報提供チャンネル等)を入力したり、各ユーザが
各エージェントに独自の名前をする場合にその名前の読
みを入力したりするためのものである。なお、これらユ
ーザに関する情報は、入力装置22からユーザが入力す
る場合に限らず、ユーザとのコミュニケーションが無い
時間が一定時間以上経過した場合等に、未入力の項目に
ついて例えば、プロ野球が好きか否か、好きな球団名等
に関する各種問い合わせをエージェントがユーザに行
い、ユーザの回答内容から取得するようにしてもよい。
この入力装置22は、エージェントによる動作や制御
(窓の開閉やエアコンのオンオフ等)の確認や、その他
のすべての問い合わせ等に対して運転者が応答するため
の1つの手段でもある。また、入力装置22は、ナビゲ
ーション処理における走行開始時の現在地(出発地点)
や目的地(到達地点)、情報提供局へ渋滞情報等の情報
の請求を発信したい車両の所定の走行環境(発信条
件)、車内で使用される携帯電話のタイプ(型式)など
を入力するためのものでもある。
【0019】入力装置22には、タッチパネル(スイッ
チとして機能)、キーボード、マウス、ライトペン、ジ
ョイスティック、赤外線等によるリモコンや音声認識装
置などの各種の装置が使用可能である。音声認識開始の
要求以外の情報を入力するものについては、音声認識装
置を用いることもできる。また、赤外線等を利用したリ
モコンと、リモコンから送信される各種信号を受信する
受信部を備えてもよい。
【0020】記憶媒体駆動装置23は、ナビゲーション
処理部10やエージェント処理部11が各種処理を行う
ためのコンピュータプログラムを外部の記憶媒体から読
み込むのに使用される駆動装置である。記憶媒体に記録
されているコンピュータプログラムには、各種のプログ
ラムやデータ等が含まれる。ここで、記憶媒体とは、コ
ンピュータプログラムが記録される記憶媒体をいい、具
体的には、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気
テープ等の磁気記憶媒体、メモリチップやICカード等
の半導体記憶媒体、CD−ROMやMO、PD(相変化
書換型光ディスク)、DVD(ディジタル・ビデオ・デ
ィスク)等の光学的に情報が読み取られる記憶媒体、紙
カードや紙テープ、文字認識装置を使用してプログラム
を読み込むための印刷物等の用紙(および、紙に相当す
る機能を持った媒体)を用いた記憶媒体、その他各種方
法でコンピュータプログラムが記録される記憶媒体が含
まれる。
【0021】記憶媒体駆動装置23は、これらの各種記
憶媒体からコンピュータプログラムを読み込む他に、記
憶媒体がフロッピーディスクやICカード等のように書
き込み可能な記憶媒体である場合には、ナビゲーション
処理部10やエージェント処理部11のRAMや記憶装
置29b、31のデータ等をその記憶媒体に書き込むこ
とが可能である。例えば、そのユーザに対応している全
エージェント、又は特定のエージェントの、エージェン
ト機能に関する学習内容(学習項目データ、応答デー
タ)や、ユーザ情報等をICカードに記憶させ、他の車
両を運転する場合でもこの記憶させたICカードを使用
することで、自分の好みに合わせて命名され、過去の応
対の状況に応じて学習された同一のエージェントとコミ
ュニケーションすることが可能になる。これにより、車
両毎のエージェントではなく、運転者に固有な名前と、
学習内容のエージェントを車両内に出現させることが可
能になる。
【0022】通信制御装置24は、各種無線通信機器か
らなる携帯電話が接続されるようになっている。通信制
御装置24は、電話回線による通話の他、道路の混雑状
況や交通規制等の交通情報に関するデータなどを提供す
る情報提供局との通信や、車内での通信カラオケのため
に使用するカラオケデータを提供する情報提供局との通
信を行うことができるようになっている。また、通信制
御装置24を介して、エージェント機能に関する学習デ
ータやユーザ情報等を送受信することも可能である。ま
た通信制御装置24は、ATISセンターから送信され
る渋滞等の各種情報を受信したり、また、道路周辺に配
置されたビーコンから送信される渋滞等のVICS情報
をビーコンレシーバーで受信したりすることができるよ
うになっている。
【0023】音声出力装置25は、車内に配置された複
数のスピーカで構成され、音声制御部14の音声合成部
141により合成された音声が出力される。例えば、音
声による経路案内を行う場合の案内音声や、エージェン
トによる運転者への問い合わせの音声、エージェントの
動作に伴う音等が音声合成部141で合成され、音声出
力装置25から出力されるようになっている。この音声
出力装置25は、全部又は一部をオーディオ用のスピー
カと兼用するようにしてもよい。なお、音声制御部14
は、運転者のチューニング指示の入力に応じて、音声出
力装置25から出力する音声の音色やアクセント等を制
御することが可能である。音声出力装置25は、音声制
御部14の音声認識部142で認識した音声についての
認識内向をユーザに確認(コールバック)するために合
成された音声も出力するようになっている。
【0024】マイク26は、音声制御部14の音声認識
部142における音声認識の対象となる音声を入力する
音声入力手段として機能する。マイク26には、例え
ば、ナビゲーション処理における目的地等の入力音声
や、エージェントとの運転者の会話等(エージェントか
らの問い合わせに対する回答や、コールバックに対する
応答等を含む)が入力される。このマイク26は、通信
カラオケ等のカラオケを行う際のマイクと兼用するよう
にしてもよく、また、運転者の音声を的確に収集するた
めに指向性のある専用のマイクを使用するようにしても
よい。音声出力装置25とマイク26とでハンズフリー
ユニットを形成させて、携帯電話を介さずに、電話通信
における通話を行えるようにしてもよい。
【0025】表示装置27には、ナビゲーション処理部
10の処理による経路案内用の道路地図や各種画像情報
が表示されたり、エージェント処理部11によるエージ
ェントの容姿や、その容姿のエージェントによる各種行
動(動画)が表示されたりするようになっている。ま
た、撮像装置28で撮像された車両内外の画像も画像処
理部13で処理された後に表示されるようになってい
る。表示装置27は、液晶表示装置、CRT等の各種表
示装置が使用される。この表示装置27は、例えばタッ
チパネル等の、前記入力装置22としての機能を兼ね備
えたものとすることができる。
【0026】撮像装置28は、画像を撮像するためのC
CD(電荷結合素子)を備えたカメラで構成されてお
り、運転者を撮像する車内カメラの他、車両前方、後
方、右側方、左側方を撮像する各車外カメラが配置され
ている。撮像装置28の各カメラにより撮像された画像
は、画像処理部13に供給され、画像認識等の処理が行
われ、各認識結果をエージェント処理部11によるプロ
グラム番号の決定にも使用するようになっている。撮像
装置28で撮像された画像は、車両内外の状況が特定状
況にある可能性があるか否かを判断する可能性判断に使
用することができ、この場合には、状況を検出するセン
サとしても機能することになる。
【0027】エージェントデータベース29は、情報提
供チャンネル記憶部29aと、エージェントデータ記憶
装置29を備えている。情報提供チャンネル記憶部29
aは、情報提供チャンネル通信部30によって受信され
情報提供チャンネル処理部16によって各々のチャンネ
ル毎に分類される、天気予報、ニュース、スポーツ、そ
の他街の情報等の各種情報が格納される記憶装置であ
る。この記憶媒体としては、前述した各種記憶媒体を使
用可能であるが、本実施形態ではRAMが使用されてい
る。この情報提供チャンネル記憶部29aには、情報提
供チャンネル処理部16で分類された情報(各チャンネ
ルの情報)のうち、登録済みの全ユーザのうちのいずれ
かのユーザによって選択されているチャンネルの情報の
みが格納されるようになっている。情報提供チャンネル
記憶部29aに格納されている各種通信情報は、記憶容
量を越ると、情報提供チャンネル処理部16によって古
い情報から消去されるようになっている。また、情報の
有効性の期日が予め設定されている天気予報やニュース
等の短期間情報については、設定されている期間、期日
を経過した時点で情報提供チャンネル16によって消去
される。
【0028】エージェントデータ記憶装置29bは、本
実施形態によるエージェント機能を実現するために必要
な各種データやプログラムが格納される記憶装置であ
る。このエージェントデータ記憶装置29bには、例え
ば、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−RO
M、光ディスク、磁気テープ、ICカード、光カード、
DVD等の各種記憶媒体と、その駆動装置が使用され
る。この場合、例えば、学習項目データ292、応答デ
ータ293、及びユーザ情報298を持ち運びが容易な
ICカードやフロッピーディスクで構成し、その他のデ
ータをハードディスクで構成するというように、複数種
類の異なる記憶媒体と駆動装置で構成し、駆動装置とし
てそれらの駆動装置を用いるようにしてもよい。
【0029】エージェントデータ記憶装置29bには、
エージェントプログラム290、プログラム選択テーブ
ル291、学習項目データ292、応答データ293、
エージェントの容姿や行動を静止画像や動画像で画像表
示するための画像データ294、エージェントリストデ
ータ296、担当分野情報297、運転者を特定するた
めのユーザ情報298、その他エージェントのための処
理に必要な各種のデータが格納されている。
【0030】エージェントプログラム290には、エー
ジェント機能を実現するためのエージェント処理プログ
ラムや、エージェントと運転者とがコミュニケーション
する場合の細かな行動を表示装置27に画像表示するた
めの画像データと、エージェントの行動に対応した会話
を音声合成部141で合成して音声出力装置25から出
力するための音声データとからなるコミュニケーション
プログラムがプログラム番号順に格納されている。コミ
ュニケーションプログラムは、全エージェントに共通す
る共通プログラムと、各エージェントの担当分野に応じ
た担当分野プログラムとがあり、両者が格納されてい
る。各エージェントは担当分野が決められており、それ
ぞれ別の擬似人格を有しているため、予めその容姿と音
声が決められているが、ユーザは各エージェントの容姿
と、音声を自由に入力装置22から変更することができ
るようになっている。エージェントの容姿の変更は、所
定の操作により本実施形態装置27に選択可能なエージ
ェントの各容姿をリスト表示し、その中から1の容姿を
選択する。エージェントの音声としては、男性の音声、
女性の音声、子供の音声、機械的な音声、動物的な音
声、特定の声優や俳優の音声、特定のキャラクタの音声
等があり、これらの中から適宜運転者が選択する。
【0031】プログラム選択テーブル291は、エージ
ェントプログラム290に格納されているコミュニケー
ションプログラムを選択するためのテーブルである。こ
のプログラム選択テーブル291からコミュニケーショ
ンプログラムを選択する選択条件には、状態センサ40
や現在位置検出装置21、撮像装置28により検出され
る車両や運転者の各種状況から決定される項目(時間、
起動場所、冷却水温、シフトポジション位置、アクセル
開度等)と、学習項目データ292や応答データ293
及びユーザ情報298に格納されている学習内容から決
定される項目(今日のIG ON回数、前回終了時から
の経過時間、通算起動回数等)などがある。プログラム
選択テーブル291中で、これら全項目を満足するプロ
グラムは必ず一義的に決定するようになっている。
【0032】学習項目データ292、応答データ293
は、運転者の運転操作や応答によってエージェントが学
習した結果を格納するデータである。従って、学習項目
データ292と応答データ293は、各運転者と各エー
ジェントとの組み合わせ毎に別々に格納・更新(学習)
されるようになっている。すなわち、学習項目データ2
92と応答データ293は、それぞれ存在するエージェ
ント数×登録ユーザ数だけ存在することになる。
【0033】学習項目データ292には、プログラム選
択テーブル291の選択条件を決定する通算起動回数、
前回終了日時、今日のイグニッションON回数、前5回
の給油時残量等が格納され、選択条件により選択された
プログラムを起動するか否か(お休みするか否か)を決
定するためのお休み回数/日時、デフォルト値、その他
のデータが格納される。通算起動回数には、イグニッシ
ョンを起動した通算回数が格納され、イグニッションが
ONされる毎にカウントアップされる。前回終了日時に
は、イグニッションをOFFにする毎にその日時が格納
される。今日のイグニッションON回数には、その日に
おけるイグニッションONの回数と、1日の終了時間が
格納される。イグニッションがONされる毎にカウント
アップされるが、1日が終了するとデータが”0”に初
期化される。1日の終了時間はデフォルト値として2
4:00が格納されている、この時間はユーザ(運転
者)の生活パターンによって変更することが可能であ
る。時間が変更された場合には、変更後の時間が格納さ
れる。前5回の給油残量には、燃料(ガソリン)を給油
する直前に検出された燃料の残量が格納され、新たに給
油される毎に各データが左側にシフトされ(最も古い最
左のデータが削除される)今回給油直前の残量が一番右
側に格納される。このデータは、後述する燃料検出セン
サ415の検出値G1が、全5回分の給油残量の平均値
G2以下(G1≦G2)になった場合に、エージェント
Eが表示装置27に現れて給油を促す行動が表示装置2
7に表示され、「おなかが減ったなあ!ガソリンがほし
いな!」等の音声が音声出力装置25から出力される。
お休み回数/日時には、該当するコミュニケーションプ
ログラムが選択されたとしても実行せずにお休みした回
数等が各プログラム番号毎に格納される。このお休み回
数/日時は、例えば後述するエアコンの停止を提案する
エージェントの行為(プログラム番号00123)のよ
うに、学習項目としてお休み項目が設定されているエー
ジェント行為について格納される。エージェントの提案
や会話に対する運転者の応答が、拒否(拒絶)であった
場合や無視(又は無応答)であった場合、コミュニケー
ションプログラムに応じて選択的に「お休み」が設定さ
れる。デフォルト値には、時間、回数、温度、車速、日
時等の各項目に対する初期設定値が格納されており、前
記した1日の終了時間のように学習項目の中で変更され
た値を初期値に戻す場合に使用される。学習項目データ
292に格納されるその他のデータとしては、例えば、
運転者やその関係者の誕生日(これはユーザ入力項目で
ある)、祭日とその言われ、クリスマス、バレンタイン
デー、ホワイトデー等のイベント日などが格納される。
各イベント日に応じた特別メニューのコミュニケーショ
ンプログラムも用意されており、例えば、クリスマスイ
ブにはサンタクロースに変装したエージェントが現れ
る。
【0034】応答データ293には、エージェントの行
為に対するユーザの応答の履歴が、各コミュニケーショ
ンプログラム番号毎に格納される。ユーザ応答データ
は、最新の応答日時と応答内容が所定回分格納されるも
のと、最新の応答内容のみが1回分格納される(従って
応答がある毎に更新される。)ものと、最新の応答内容
のみが所定回分格納されるものと、最新の日時と応答内
容が一回分格納されるものと、最新の日時だけが1回分
または所定回分格納されるもの等がある。応答データ2
93としては、応答内容を区別するデータが各応答毎に
格納され、例えば、記号Aが無視された場合、記号Bが
拒絶された場合、記号Cが受容された場合を表す。運転
者の応答内容については、マイク26から入力される運
転者の音声に対する音声認識の結果や、入力装置による
入力結果から判断される。なお、本実施形態では運転者
の応答を無視、拒絶、受容の3パターに分類している
が、「強く拒絶」、「怒られた」、「喜ばれてた」を新
たに加えるようにしてもよい。この場合、新たに加えた
応答により、学習項目データ292(例えば、お休み回
数等)や応答データ293のを追加変更する。
【0035】画像データ294には、各エージェントの
容姿と、各容姿のエージェントが様々な表情や動作を表
すための各種画像データが格納されている。ユーザは、
これら各エージェントを選択し、自由に名前を付ける
(設定する)ことができるようになっている。格納され
る容姿としては、人間(男性、女性)的な容姿である必
要はなく、例えば、ひよこや犬、猫、カエル、ネズミ等
の動物自体の容姿や人間的に図案化(イラスト化)した
動物の容姿であってもよく、更にロボット的な容姿や、
特定のキャラクタの容姿等であっても良く、これら各容
姿に対応して名前を付けることが可能である。またエー
ジェントの年齢としても一定である必要がなく、エージ
ェントの学習機能として、最初は子供の容姿とし、時間
の経過と共に成長していき容姿が変化していく(大人の
容姿に変化し、更に老人の容姿に変化していく)ように
してもよい。画像データ294には、これら各種エージ
ェントの容姿の画像が格納されており、運転者の好みに
よって入力装置22等から選択することができるように
なっている。
【0036】エージェントリストデータ296は、車両
内に出現可能なエージェントの擬似人格を決定するため
のデータが格納されている。図2は、エージェントリス
トデータ296の内容を表したものである。この図2に
示されるように、エージェントの名前、年齢、性別、職
業、趣味、服装、性格(案内の得意分野)が、各エージ
ェント毎に決められている。そして、車両内に出現する
場合、エージェントの容姿、声、態度はエージェントリ
ストデータで決められた年齢、性別、趣味、服装、性格
が反映される。服装については、基本的に毎日変更され
るようになっている。各エージェントの性格は、そのエ
ージェントに対して決められている担当分野を含めて決
められている。例えば図2に示されているように、エー
ジェント「雄一」はレコード店、レコード関係が担当分
野として決められており、「英子」は報復店、雑貨店、
ファーストフードが担当分野としてきめられており、
「大地」は安い洋服店、飲食店が担当分野として決めら
れている。なお、各エージェントの担当分野は、複数で
も単数でもよく、また特に担当分野を持たないエージェ
ントが存在してもよい。また、各担当分野は、複数のエ
ージェントが担当するようにしてもい。
【0037】担当分野情報297には、例えば、レコー
ド店、洋服店、雑貨屋、ディスカウント店等の店舗情報
や、パソコン、たばこ、カー用品等の物品情報、秋葉
原、新宿、神田等の場所情報や、ファーストフード、洋
食、和食等の飲食情報や、ゴルフ、野球、サッカー等の
スポーツ情報や、飯山温泉、草津温泉、湯河原温泉等の
温泉情報、その他雑学情報など各種情報が、担当分野毎
に分類されて格納されている。この担当分野情報297
の各種情報は予め格納されていると共に、情報提供チャ
ンネル通信部30で受信し、情報提供チャンネル処理部
16で担当分野に分類された通信情報が、エージェント
処理部11によって各担当分野の情報に追加、更新され
るようになっている。各エージェントは、この担当分野
情報297に格納されている情報を使用して、自分が担
当している分野に関連したコミュニケーションをとるこ
とになる。例えば、京都の神社仏閣を担当分野とするエ
ージェントは、車両が清水寺から所定距離に到達した場
合や目的地として清水寺が設定された場合等に、担当分
野情報297格納されている清水寺の歴史や宗派等の情
報を使用してユーザに説明する。
【0038】ユーザ情報298には、ユーザに関する各
種情報が格納されている。図3はユーザ情報298の格
納内容を表したものである。この図3に示されるよう
に、ユーザ情報としては、各ユーザの名前(表記)、性
別、年齢、職業、趣味、表示を希望する情報提供チャン
ネルが各ユーザ毎に付けられたユーザ番号毎に格納され
ている。また図示しないが、その他のユーザ情報とし
て、住所、生年月日、性格、好きなスポーツ、好きなチ
ーム、好きな食べ物、宗教、ユーザの身長、体重、運転
席(シート)の固定位置(前後位置、背もたれの角
度)、ルームミラーの角度、視線の高さ、顔写真をデジ
タル化したデータ、音声の特徴パラメータ等のユーザ情
報が各ユーザ毎(ユーザ番号毎)に格納されている。図
3に示された名前から情報提供チャンネルまでの各ユー
ザ情報は、ユーザ登録設定処理において表示装置27の
表示画面に従って入力装置22や音声入力(マイク26
と音声認識部142を使用)によって入力される。一
方、図示しないその他のユーザ情報は、その他のユーザ
項目としてユーザ登録設定処理で表示画面に従って入力
装置22等から入力するようにしてもよいが、ユーザが
この方法による入力をしなかった場合には、いずれかの
エージェントがユーザとの会話のなかで未入力項目に対
する質問をすることで順次取得して、ユーザ情報298
に格納するようになっている。ユーザ情報は、エージェ
ントがユーザと取るコミュニケーションの内容を判断す
る場合に使用される他、本実施形態のエージェントの紹
介処理におけるユーザの指向を判断する場合に使用され
る。また、その他のデータのうちのユーザの身長から音
声の特徴パラメータまでのデータ群は運転者を特定する
ためにも使用される。
【0039】エージェント処理部11は、これら学習項
目データ292、応答データ293、担当分野情報29
7、ユーザ情報298、及び状況センサ部40で検出さ
れる車両の各種状況に対応するプログラム番号をプログ
ラム選択テーブル291から選択し、そのプログラム番
号に対応するエージェントプログラム290を選択して
実行することで、エージェントは一般的なコミュニケー
ションや得意分野についてのコミュニケーションを運転
者と行うようになっている。例えば、エンジンの冷却水
温度が低い場合には、エンジンの調子に合わせてエージ
ェントが「眠そうに…」行動する。眠そうな表現とし
て、瞼が下がった表情の画像にしたり、あくびや伸びを
した後に所定の行動(お辞儀等)をしたり、最初に目を
こすったり、動きや発声を通常よりもゆっくりさせたり
することで表すことができる。これらの眠そうな表現
は、常に同一にするのではなく、行動回数等を学習する
ことで適宜表現を変更する。例えば、3回に1回は目を
こすり(A行動)、10回に1回はあくびをするように
し(B行動)、それ以外では瞼を下がった表情(C行
動)にする。これらの変化は、行動Bや行動Cの付加プ
ログラムを行動Aの基本プログラムに組み合わせること
で実現される。そして、どの行動を組み合わせるかにつ
いては、基本となる行動Aのプログラム実行回数を学習
項目として計数しておき、回数に応じて付加プログラム
を組み合わせるようにする。また、急ブレーキが踏まれ
たことを条件として、エージェントが「しりもち」をつ
いたり、「たたら」を踏んだりする行動をとったり、驚
き声をだすようなプログラムも規定されている。エージ
ェントによる各行動の選択は急ブレーキに対する学習に
よって変化するようにし、例えば、最初の急ブレーキか
ら3回目まで「しりもち」をつき、4回目から10回目
までは「たたら」を踏み、10回目以降は「片足を一歩
前にだすだけで踏ん張る」行動を取るようにし、エージ
ェントが急ブレーキに対して段階的に慣れるようにす
る。そして、最後の急ブレーキから1週間の間隔があい
た場合には、1段階後退するようにする。
【0040】図4は、ナビゲーションデータ記憶装置3
1(図1)に格納されるデータファイルの内容を表した
ものである。図4に示されるように、ナビゲーションデ
ータ記憶装置31には経路案内等で使用される各種デー
タファイルとして、通信地域データファイル301、描
画地図データファイル302、交差点データファイル3
03、ノードデータファイル304、道路データファイ
ル305、探索データファイル306、写真データファ
イル307が格納されるようになっている。このナビゲ
ーションデータ記憶装置31は、例えば、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、CD−ROM、光ディスク、
磁気テープ、ICカード、光カード等の各種記憶媒体
と、その駆動装置が使用される。なお、ナビゲーション
データ記憶装置31は、複数種類の異なる記憶媒体と駆
動装置で構成するようにしてもよい。例えば、検索デー
タファイル46を読み書き可能な記憶媒体(例えば、フ
ラッシュメモリ等)で、その他のファイルをCD−RO
Mで構成し、駆動装置としてそれらの駆動装置を用いる
ようにする。
【0041】通信地域データファイル301には、通信
制御装置24に接続される携帯電話や、接続せずに車内
で使用される携帯電話が、車両位置において通信できる
地域を表示装置27に表示したり、その通信できる地域
を経路探索の際に使用するための通信地域データが、携
帯電話のタイプ別に格納されている。この携帯電話のタ
イプ別の各通信地域データには、検索しやすいように番
号が付されて管理され、その通信可能な地域は、閉曲線
で囲まれる内側により表現できるので、その閉曲線を短
い線分に分割してその屈曲点の位置データによって特定
する。なお、通信地域データは、通信可能地を大小各種
の四角形エリアに分割し、対角関係にある2点の座標デ
ータによりデータ化するようにしてもよい。通信地域デ
ータファイル301に格納される内容は、携帯電話の使
用可能な地域の拡大や縮小に伴って、更新できるのが望
ましく、このために、携帯電話と通信制御装置24を使
用することにより、情報提供局との間で通信を行なっ
て、通信地域データファイル301の内容を最新のデー
タと更新できるように構成されている。なお、通信地域
データファイル301をフロッピーディスク、ICカー
ド等で構成し、最新のデータと書換えを行うようにして
も良い。描画地図データファイル302には、表示装置
27に描画される描画地図データが格納されている。こ
の描画地図データは、階層化された地図、例えば最上位
層から日本、関東地方、東京、神田といった階層ごとの
地図データが格納されている。各階層の地図データは、
それぞれ地図コードが付されている。
【0042】交差点データファイル303には、各交差
点を特定する交差点番号、交差点名、交差点の座標(緯
度と経度)、その交差点が始点や終点になっている道路
の番号、および信号の有無などが交差点データとして格
納されている。ノードデータファイル304には、各道
路における各地点の座標を指定する緯度、経度などの情
報からなるノードデータが格納されている。すなわち、
このノードデータは、道路上の一地点に関するデータで
あり、ノード間を接続するものをアークと呼ぶと、複数
のノード列のそれぞれの間をアークで接続することによ
って道路が表現される。道路データファイル305に
は、各道路を特定する道路番号、始点や終点となる交差
点番号、同じ始点や終点を持つ道路の番号、道路の太
さ、進入禁止等の禁止情報、後述の写真データの写真番
号などが格納されている。交差点データファイル30
3、ノードデータファイル304、道路データファイル
305にそれぞれ格納された交差点データ、ノードデー
タ、道路データからなる道路網データは、経路探索に使
用される。
【0043】探索データファイル306には、経路探索
により生成された経路を構成する交差点列データ、ノー
ド列データなどが格納されている。交差点列データは、
交差点名、交差点番号、その交差点の特徴的風景を写し
た写真番号、曲がり角、距離等の情報からなる。また、
ノード列データは、そのノードの位置を表す東経、北緯
などの情報からなる。写真データファイル307には、
各交差点や直進中に見える特徴的な風景等を撮影した写
真が、その写真番号と対応してディジタル、アナログ、
またはネガフィルムの形式で格納されている。
【0044】図5は、状況センサ部40を構成する各種
センサを表したものである。図5に示すように状況セン
サ部40は、イグニッションセンサ401、車速センサ
402、アクセルセンサ403、ブレーキセンサ40
4、サイドブレーキ検出センサ405、シフト位置検出
センサ406、ウィンカー検出センサ407、ワイパー
検出センサ408、ライト検出センサ409、シートベ
ルト検出センサ410、ドア開閉検出センサ411、同
乗者検出センサ412、室内温度検出センサ413、室
外温度検出センサ414、燃料検出センサ415、水温
検出センサ416、ABS検出センサ417、エアコン
センサ418、体重センサ419、前車間距離センサ4
20、後車間距離センサ421、体温センサ422、心
拍数センサ423、発汗センサ424、脳波センサ42
5、アイトレーサー426、赤外線センサ427、傾斜
センサ428、車輪速センサ429、その他のセンサ
(タイヤの空気圧低下検出センサ、ベルト類のゆるみ検
出センサ、窓の開閉状態センサ、クラクションセンサ、
室内湿度センサ、室外湿度センサ、油温検出センサ、油
圧検出センサ、操舵角センサ等)430等の車両状況や
運転者状況、車内状況等を検出する各種センサを備えて
いる。これら各種センサは、それぞれのセンシング目的
に応じた所定の位置に配置されている。なお、これらの
各センサは独立したセンサとして存在しない場合には、
他のセンサ検出信号から間接的にセンシングする場合を
含む。例えば、タイヤの空気圧低下検出センサは、車速
センサの信号の変動により間接的に空気圧の低下を検出
する。
【0045】イグニッションセンサ401は、イグニッ
ションのONとOFFを検出する。車速センサ402
は、例えば、スピードメータケーブルの回転角速度又は
回転数を検出して車速を算出するもの等、従来より公知
の車速センサを特に制限なく用いることができる。アク
セルセンサ403は、アクセルペダルの踏み込み量を検
出する。ブレーキセンサ404は、ブレーキの踏み込み
量を検出したり、踏み込み力や踏む込む速度等から急ブ
レーキがかけられたか否かを検出する。サイドブレーキ
検出センサ405は、サイドブレーキがかけられている
か否かを検出する。シフト位置検出センサ406は、シ
フトレバー位置を検出する。ウィンカー検出センサ40
7は、ウィンカの点滅させている方向を検出する。ワイ
パー検出センサ408は、ワイパーの駆動状態(速度
等)を検出する。ライト検出センサ409は、ヘッドラ
ンプ、テールランプ、フォグランプ、ルームランプ等の
各ランプの点灯状態を検出する。シートベルト検出セン
サ410は、運転者、及び同乗者(補助席、後部座席)
がシートベルトを着用しているか否かを検出する。着用
していない場合には適宜(嫌われない程度に学習しなが
ら)エージェントが現れ、警告、注意、コメント等(学
習により程度を変更する)を行う。
【0046】ドア開閉検出センサ411は、ドアの開閉
状態を検出し、いわゆる半ドアの状態が検出された場合
にはエージェントがその旨を知らせるようになってい
る。ドア開閉検出センサ411は、運転席ドア、助手席
ドア、後部運転席側ドア、後部助手席側ドア、ハッチバ
ック車のハッチ、ワゴン車の後部ドア等、車種に応じた
各ドア毎の開閉を検出できるようになっている。また、
車両後部のトランク、車両前部のボンネット、サンルー
フ等の開閉部にも開閉状態を検出するドア開閉検出セン
サ411を配置するようにしてもよい。同乗者検出セン
サ412は、助手席や後部座席に同乗者が乗っているか
否かを検出するセンサで、撮像装置28で撮像された車
内の画像から検出し、または、補助席等に配置された圧
力センサや、体重計により検出する。室内温度検出セン
サ413は室内の気温を検出し、室外温度検出センサ4
14は車両外の気温を検出する。燃料検出センサ415
は、ガソリン、軽油等の燃料の残量を検出する。給油時
直前における過去5回分の検出値が学習項目データ29
2に格納され、その平均値になった場合にエージェント
が給油時期であることを知らせる。
【0047】水温検出センサ416は、冷却水の温度を
検出する。イグニッションON直後において、この検出
温度が低い場合には、エージェントが眠そうな行為をす
る場合が多い。逆に水温が高すぎる場合にはオーバーヒ
ートする前に、エージェントが「だるそう」な行動と共
にその旨を知らせる。ABS検出センサ417は、急ブ
レーキによるタイヤのロックを防止し操縦性と車両安定
性を確保するABSが作動したか否かを検出する。エア
コンセンサ418は、エアコンの操作状態を検出する。
例えば、エアコンのON・OFF、設定温度、風量等が
検出される。体重センサ419は、運転者の体重を検出
するセンサである。この体重から、または、体重と撮像
装置28の画像から運転者を特定し、その運転者との関
係で学習したエージェントを出現させるようにする。す
なわち、特定した運転者に対してエージェントが学習し
た、学習項目データ292と応答データ293を使用す
ることで、その運転者専用のエージェントを出現させる
ようにする。前車間距離センサ420は車両前方の他車
両や障害物との距離を検出し、後車間距離センサ421
は後方の他車両や障害物との距離を検出する。
【0048】体温センサ422、心拍数センサ423、
発汗センサ424は、それぞれ運転者の体温、心拍数、
発汗状態を検出するセンサで、例えば、ハンドル表面に
各センサを配置し運転者の手の状態から検出する。また
は、体温センサ422として、赤外線検出素子を使用し
たサーモグラフィーにより運転者の各部の温度分布を検
出するようにしても良い。脳波センサ425は、運転者
の脳波を検出するセンサで、例えばα波やβ波等を検出
して運転者の覚醒状態等を調べる。アイトレーサー42
6は、ユーザの視線の動きを検出し、通常運転中、車外
の目的物を捜している、車内目的物をさがしている、覚
醒状態等を判断する。赤外線センサ427は、ユーザの
手の動きや顔の動きを検出する。
【0049】傾斜センサ428は、車両全体の姿勢角度
を検出するセンサで、車両の進行方向の姿勢角度を検出
する進行方向傾斜センサと、進行方向と直交方向の姿勢
角度を検出する直交方向傾斜センサとを備えており、両
センサは別々に傾斜角度を検出するようになっている。
進行方向傾斜センサで検出される姿勢角は、上り坂を走
行中である可能性判断や、下り坂を走行中である可能性
判断等に使用される。
【0050】車輪速センサ429は、4個の車輪のそれ
ぞれに取り付けられており、各車輪の車輪速度(回転速
度)を個別に検出するようになっている。車輪速センサ
429は、一定ピッチの歯を有して車輪と共に回転し、
一定ピッチの歯が配設されたロータと、静止位置取り付
けられた電磁ピックアップとを備えている。電磁ピック
アップは、ロータの歯と対向配置されており、歯の通過
を電磁的に検知するようになっており、このピックアッ
プで検知される出力電圧の変化の時間間隔や、単位時間
の変化数から車輪の回転速度が検出される。なお、車輪
速センサ429としては、電磁ピックアップ以外に、磁
気抵抗素子ピックアップ等を使用することで車輪速を検
出するようにしてもよい。また、車輪速センサ429の
検知信号から車速を算出するようにしてもよく、この場
合の車輪速センサは車速センサ402として機能する。
【0051】次に、以上のように構成された本実施形態
の動作について説明する。図6はエージェントによるメ
インの処理を表したフローチャート、図7はユーザ登録
設定処理を表したフローチャート、図8〜図10は処理
の各段階における表示装置27の表示画面を表したもの
である。エージェント処理部11は、イグニッションが
ONされたことがイグニッションセンサ401で検出さ
れると、まず最初に初期設定を行う(図6;ステップ1
0)。初期設定としては、RAMのクリア、各処理用の
ワークエリアをRAMに設定、プログラム選択テーブル
291のRAMへのロード等の初期設定処理が行われ
る。なお、本実施形態のエージェント処理では、その処
理の開始をイグニッションONとしたが、例えばドア開
閉検出センサ411によりいずれかのドアの開閉が検出
された場合に処理を開始するようにしてもよい。
【0052】次に、エージェント処理部11は、主とし
てユーザ情報298に格納された各種データに基づいて
ユーザ(運転者)の特定(認識)を行う(ステップ1
1)。すなわち、エージェント処理部11は、ユーザか
ら先に挨拶がかけられたときにはその声を分析してユー
ザを特定したり、撮像した画像を分析することでユーザ
を特定したり、状況センサ部40の体重センサで検出し
た体重からユーザを特定したり、設定されたシート位置
やルームミラーの角度からユーザを特定したりする。そ
してエージェント処理部11は、図8(a)のユーザの
認識画面に示されるように、登録済みの全ユーザの名前
を、ユーザ情報298から読み出して画面表示するとと
もに、特定したユーザ名を点滅させる。
【0053】なお、特定した運転者については、後述の
エージェントの処理とは別個に、運転者の確認を行うた
めの特別のコミュニケーションプログラムが起動され、
ユーザ認識を担当するエージェントエージェントを表示
装置27(ユーザの認識画面)に表示するとともに、こ
のエージェントの音声によって例えば、「○○さんです
か?」等の問い合わせが行われ、音声認識部142によ
る音声認識プログラムが自動起動されてユーザの音声に
よる回答分析等によりユーザの最終確認が行われるよう
にしてもよい。
【0054】図8(a)に示したユーザの認識画面を表
示した後、エージェント処理部11は、音声認識及び入
力装置22の操作内容からユーザの応答として新規登録
キーが表示画面で選択(タッチパネルの該当個所の押
下、入力装置22により選択)または、「新規登録」と
音声で発声されたか否かを確認する(ステップ12)。
【0055】ユーザによって新規登録が選択されると
(ステップ12;Y)、エージェント処理部11は新規
ユーザの登録設定処理を行う(ステップ13)。図7
は、エージェント処理部11によるユーザ登録処理動作
を表したフローチャートであり、図10は処理の各段階
における表示装置27の表示画面を表したものである。
エージェント処理部11は、まず最初に表示装置27に
ユーザ登録画面(図10(a))を表示し、ユーザの名
前を取得する(ステップ131)。このユーザ登録画面
においてユーザは、自己の指名の読みを入力し、変換キ
ーを選択(押下)することで仮名漢字変換する。変換さ
れた漢字は画面の上部(名前を入力)右側に表示され
る。名前の入力が終了するとユーザは登録キーを選択す
ることで、名前の設定登録を行う。
【0056】ユーザ登録画面で名前の入力後に登録キー
が選択されるとエージェント処理部11は、図10
(b)に示されるように、表示装置27に年齢選択画面
を表示し、ユーザの年齢を取得する(ステップ13
2)。この年齢選択画面に表示されたテンキー(0〜9
のキー)とその左側に配置された10代キー(10+、
20+、〜60+のキー)を使用して、ユーザは自己の
年齢を入力する。年齢の入力は、例えば、36歳の場
合、3と6の順にテンキーを指定してもよく、30+キ
ーを指定した後にテンキーで6を指定してもよい。選択
された年齢には上部に「36歳」と表示され、確認した
後にユーザは登録キーを選択することで年齢の選択を行
う。
【0057】次にエージェント処理部11は、図10
(c)に示されるように性別表示画面を表示装置27に
表示し、ユーザの性別を取得する(ステップ133)。
ユーザは性別表示画面に表示された男キーまたは女キー
を選択した後に登録キーを選択することで性別の選択を
行う。その後エージェント処理部11は、図10(d)
に示されるように趣味選択画面を表示装置27に表示
し、ユーザの趣味を取得する(ステップ134)。この
趣味選択画面では、複数項目の選択が可能になってお
り、ユーザは表示画面のタッチパネル上にふれると該当
項目が反転表示するようになっている。ユーザは、自己
の趣味に該当する項目箇所をすべて反転表示させた後
に、登録キーを選択することで趣味の登録を行う。
【0058】さらにエージェント処理部11は、図10
(e)に示されるように、職業選択画面を表示装置27
に表示し、ユーザの職業を取得する(ステップ13
5)。ユーザは、この職業選択画面に表示された各種職
業のなかから該当する職業を選択した後に登録キーを選
択することで職業の選択を行う。次に、エージェント処
理部11は、図10(f)に示されるように情報チャン
ネル選択画面を表示装置27を表示し、ユーザの情報チ
ャンネルを取得する(ステップ136)。この情報チャ
ンネル選択画面では、複数項目の選択が可能になってお
り、ユーザは表示画面のタッチパネル上にふれることで
該当項目を反転表示させ、その後登録キーにふれること
で提供を希望する情報提供チャンネルを選択する。
【0059】以上の各画面表示とユーザの選択が終了す
るとエージェント処理部11は、ステップ131からス
テップ136で取得したユーザの名前等の各情報を、図
3に例示する表のように、エージェントデータ記憶装置
29bのユーザ情報298に格納し(ステップ13
7)、図6のエージェント処理にリターンする。なお、
図3のユーザ情報には特に表示されていないが、ユーザ
の名前情報としては、「エクォス 太郎」等のユーザ氏
名の表記に対する付属情報として、エージェントがユー
ザの名前を呼ぶ場合に必要とされる表音情報、例えば、
「えくぉす たろう」といった読み情報が格納されてい
る。この表音情報は図10(a)のユーザ登録画面図に
おいて、ユーザ名(表記)を入力した後に表示される読
み入力画面からユーザが設定し、この設定にしたがって
エージェント処理部11が取得する。エージェント処理
部11は取得した表音表示に従って、音声合成すること
でユーザ名のエージェントに発声させることになる。
【0060】ユーザの認識が行われ新規登録でない場合
(ステップ12;Y)、及びユーザ登録設定処理が終了
した後、エージェント処理部11は、車両の現在状況を
把握する(ステップ14)。即ちエージェント処理部1
1は、状況センサ部40の各センサから状況情報処理部
15に供給される検出値や、撮像装置28で撮像した画
像の処理結果や、現在位置検出装置21で検出した車両
の現在位置、全体処理部が有している時計から現在の日
時等のデータを取得して、RAMの所定エリアに格納
し、格納したデータから現在状況の把握を行う。例え
ば、水温検出センサ416で検出された冷却水の温度が
t1である場合、エージェント処理部11は、この温度
t1をRAMに格納すると共に、t1が所定の閾値t2
以下であれば、車両の現在の状態として冷却水温は低い
状態であると把握する。またエージェント処理部11
は、情報提供チャンネル通信部30による各情報提供チ
ャンネルの情報受信状況や、受信した情報の上方提供チ
ャンネル処理部16による分類結果を現在状況として把
握する。
【0061】エージェント処理部11は、現在の状況を
把握すると、把握した状況からイグニッションキー(I
G)がオフされたか否かを確認し(ステップ15)、オ
フされた場合(;Y)処理を終了する。一方、イグニッ
ションキーがオフされていなければ(ステップ15;
N)、エージェント処理部11は、表示装置27に図8
(b)に例示するエージェントシステム選択画面でユー
ザが選択するキーを監視し、「目的地を探す」キーが選
択された場合(ステップ16;Y)、図8(c)に例示
するエージェントの指名画面を表示する。このエージェ
ントの指名画面は、出現されるエージェントをユーザー
の意志によって指名するための画面である。このエージ
ェントの指名画面では、図2に示すエージェントリスト
データ296に格納されているエージェントの名前、年
齢、職業、趣味、性格、担当分野(得意分野)等のエー
ジェントプロフィール(エージェント情報)が表示さ
れ、ユーザによって「次→」キーが選択された場合に
は、次のエージェントについてのエージェントプロフィ
ールが表示される。エージェント指名画面に表示される
エージェントの表示順は、認識されたユーザがよく出現
させている(よく選択している)エージェントから順番
に表示する。このエージェントの指名画面により、ユー
ザは自分の好みに合った(フィーリングの合う)エージ
ェントを指名することができる。
【0062】なお、このエージェントの指名画面におい
て表示されるエージェントの順番として、ユーザ意志に
より選択された回数順にエージェントを表示する以外
に、エージェントリストデータ296に格納されている
エージェントの順番に表示するようにしてもよい。ま
た、ステップ11で認識し又はステップ13で登録され
たユーザに関して格納されたユーザ情報298(エージ
ェント処理部11が認識している運転者に対するユーザ
情報)と、エージェントリストデータ296とで共通す
る項目数が最も多いエージェントから順番に表示するよ
うにしてもよい。その際、各項目毎に重み付けをするよ
うにしてもよい。例えば、趣味が一致する場合には1趣
味当たり3点、職業が一致する場合には1点、性別が一
致する場合には0.3点、年齢が一致する場合には0.
5点というように、各項目毎に点数差を設けるようにし
てもよい。
【0063】図8(c)に例示するエージェントの指名
画面において、ユーザが「指名しない」キーを選択した
場合(ステップ17;N)、エージェント処理部11
は、図8(d)に例示するように、ユーザに車を使用す
る目的を選択してもらうための目的選択画面を表示装置
27に表示する(ステップ18)。この目的選択画面に
は、図8(d)に例示されるように「ドライブ」「食
事」「買い物」「旅行」等の使用目的が記載されてお
り、ユーザは該当する項目に触れることで反転表示(図
面に示すように太枠表示でもよい)させた後に登録キー
を選択することで、車の使用目的を選択する。エージェ
ント処理部11は、この目的選択画面でユーザが選択し
た使用目的を取得し、ナビゲーション処理部10を介し
てナビゲーションデータ記憶装置31の所定エリアに格
納する。
【0064】目的の選択が終了すると、次にエージェン
ト処理部11は、図8(e)に例示するように目的地選
択画面を表示装置27に表示する(ステップ19)。こ
の目的地選択画面には、図8(d)の目的地選択画面で
ユーザが選択した走行目的に対応した更に詳細な目的を
表示する。図8(e)には、図8(d)の目的選択画面
で「ドライブ」が選択された場合の画面で、ドライブの
更に詳細な目的として、「海」「川」「公園」等が表示
される。また、図8(d)の目的選択画面で「買い物」
が選択された場合には、「デパート」「スーパー」「コ
ンビニ」「本」「ハンバーガー」等の選択キーが表示さ
れる。この目的地選択画面においてユーザは1つ以上の
項目を選択することができ、選択された目的地はナビゲ
ーション処理部10を介してナビゲーションデータ記憶
装置31に格納される。
【0065】次にエージェント処理部11は、図8
(f)に例示するように、目的地設定画面を表示装置2
7に表示する(ステップ20)。この目的地設定画面で
は、目的地選択画面で選択された目的、目的地選択画面
で選択された目的地、エージェントデータ記憶装置29
bに格納されているユーザ情報などから、該当する店、
施設、場所などの名称、住所、電話番号などを表示す
る。図8(f)には、例えば、目的「ドライブ」、目的
地「公園」が選択され、現在地が都内の所定地点で、さ
らにユーザが26歳の男性であとした場合の、目的地設
定画面であり、「26歳の男性が都内からドライブする
場合に適した公園」といった条件を満たす公園として
「明治公園」「日比谷公園」「北の丸公園」等の各目的
地名が表示されている。ユーザは、この目的地設定画面
に表示された項目を選択(該当項目に触れた後に登録キ
ーを選択)することができ、選択された目的地がナビゲ
ーション処理部10を介してナビゲーションデータ記憶
装置31に格納され、ナビゲーション及びエージェント
による案内先の目的地として設定される。
【0066】次にエージェント処理部11は、目的地選
択画面で選択された目的(ステップ18)、目的地選択
画面で選択された目的地(ステップ19)、目的地設定
画面で設定された目的地(ステップ20)、及びエージ
ェントデータ記憶装置29bに格納されているユーザ情
報298をユーザの指向として取得し、このユーザの指
向を検索条件として、目的地まで案内するのに最適なエ
ージェントを、エージェントリストデータ296から選
択して推薦する(ステップ21)。推薦するエージェン
トを選択する際には、エージェントリストデータのうち
の、エージェントに設定された趣味と、案内の得意分野
が優先され、最も多くの項目が一致しているエージェン
トが選択される。なお、得意分野の一致項目数が同一の
エージェントが複数存在する場合には、趣味の一致数が
多いエージェントを選択するが、逆に得意分野の一致数
が多いエージェントを選択するようにしてもよい。この
ように、ユーザが特に希望するエージェントを指名しな
い場合(ステップ17;N)に、エージェント処理部1
1がユーザに関する情報や走行目的等の車両走行に関す
る情報等から、ユーザの指向に合致した適切なエージェ
ントを選択してユーザに推薦してくれるので、複数のエ
ージェントの中から各エージェントのプロフィールを確
認することなく、走行目的や好みといった指向に合った
エージェントによる走行案内を受けたりコミュニケーシ
ョンを行ったりすることができる。また、本実施形態に
よるエージェント装置になれていないユーザであっても
ユーザの指向に合ったエージェントが紹介されるので、
エージェントとのコミュニケーションをする際の抵抗感
を少なくすることができる。エージェント処理部11に
よるエージェントの推薦は、図9(g)に例示されるよ
うに、ユーザ情報やユーザの選択項目に従って選択した
エージェントの容姿を表す画像と当該エージェントのプ
ロフィールを表すエージェント推薦画面を一定時間表示
装置27に表示することで行われる。なお、エージェン
トの推薦画面を表示する一定時間として、本実施形態で
は10秒間が設定されているが、5秒、7秒等の他の時
間n秒でもよく、また、ユーザが時間設定、変更できる
ようにしてもよい。
【0067】一方、図8(c)に例示するエージェント
の指名画面において、ユーザが「決定キー」を選択した
場合(ステップ17;Y)、エージェント処理部111
は、目的地選択(ステップ22)、目的地選択(ステッ
プ23)、及び目的地設定(ステップ24)を行う。こ
れらステップ22〜ステップ23においてエージェント
処理部11は、図8(d)の目的選択画面、(e)の目
的地選択画面、(f)の目的地設定画面の各画面に、図
8(c)のエージェントの指名画面で選択されたエージ
ェントを併せて表示すると共に、必要に応じてエージェ
ントがその画面においてユーザがすべき操作説明をする
ようにし、それ以外はステップ18〜ステップ20と同
様に処理を行う。
【0068】次にエージェント処理部11は、ステップ
20の目的地設定がされた場合にはステップ21のエー
ジェント推薦画面を一定時間表示した後に、ステップ2
1の目的地設定がされた場合にはその後直ちに、図9
(h)に例示するエージェント設定画面を表示装置に表
示して、目的地と指名(ステップ17)又は推薦(ステ
ップ21)されたエージェントとをユーザに伝える(ス
テップ25)。その際、エージェント設定画面と共に、
又はエージェント設定画面に代えて、指名又は推薦され
たエージェントが音声により目的地とエージェントを伝
えるようにしてもよい。このエージェント設定画面にお
いて、目的地の名称部分(図9(h)の例示では「北の
丸公園」)には、ステップ20又はステップ24で設定
された目的地の名称を表示し、エージェントの指名欄
(図9(h)の例示では「*****」で表示)にはス
テップ21でエージェント処理部11がユーザに推薦し
たエージェントの氏名、又はステップ17でユーザが決
定したエージェントの氏名を表示する。このエージェン
ト設定画面において、ユーザが「いいえ」キーを選択し
た場合(ステップ25;N)、エージェント処理部11
はステップ17に戻り、エージェント指名からやり直
す。
【0069】一方、ユーザが「はい」キーを選択した場
合(ステップ25;Y)、エージェント処理部11は、
設定されたエージェントによる音声と画像による案内を
開始する(ステップ26)。すなわち、エージェント処
理部11は、定されたエージェントを車両内に出現さ
せ、ステップ20で設定した目的地の情報や、又はまで
の経路周辺場合の情報を音声で案内する。また、ユーザ
が指定した走行目的やエージェントの得意分野(担当分
野)に応じたアシストや、ユーザとのコミュニケーショ
ンを、把握した車両や車両外の状況等に応じたエージェ
ントの処理として行われる。このエージェントによる案
内やコミュニケーションの過程において、情報提供チャ
ンネル通信部30や通信制御装置24等の通信システム
を使用することで、各種情報の更新ができ、交通情報、
お店のセール情報なども適宜ユーザに提供することがで
きる。そしてエージェント処理部11は、ユーザとのコ
ミュニケーション等において得られる所定のデータや、
案内終了時、目的地到着時に走行データ、時間などをエ
ージェントの学習のための情報として学習項目データ2
92や応答データ293に格納し(ステップ27)、ス
テップ14に戻る。これら学習のためのデータは、各ユ
ーザとエージェントとの対応毎に、学習項目データ29
2や応答データ293に格納されることにより蓄積され
る。
【0070】一方、ステップ16において、図8(b)
に例示するエージェントシステム選択画面で「情報提供
チャンネル」キーが選択された場合(ステップ16;
N)、エージェント処理部11は、ユーザ意志による情
報提供処理を行う。すなわち、エージェント処理部11
は、指定可能な全情報チャンネルのうち、ユーザ登録設
定処理13の情報チャンネル選択(ステップ136)で
選択された情報チャンネルをユーザ情報298から読み
出して、チャンネル選択画面を表示装置27に表示する
(ステップ28)。図9(i)は、チャンネル選択画面
を例示したもので、この例示ではユーザが選択した情報
チャンネルに対応して「天気予報」キー、「ニュース」
キー、「交通情報」キーが画面表示されている。このチ
ャンネル選択画面に表示された各情報チャンネルキーの
なかからユーザは、所定キーを反転表示させた後に登録
キーを選択することで現在知りたい情報チャンネルを選
択する(ステップ29)。エージェント処理部1111
は、この選択されたチャンネルを取得し、該当チャンネ
ルを担当するエージェントを出現させると共に、情報チ
ャンネル通信部(RAM)29aに格納されている該当
チャンネルの情報を担当エージェントの音声により提供
する(ステップ30)。その際、画像情報や文字情報が
情報チャンネル通信部(RAM)29aに格納されてい
る場合には、音声による情報の提供に加えて表示装置に
画像情報や文字情報を表示する。例えば、野球の試合結
果に関する情報チャンネルの場合には、野球担当のエー
ジェントが試合結果を音声で伝える他に、セリーグ、パ
リーグの各対戦結果(対戦球団名と得点、勝利投手、負
け投手等)を表示する。
【0071】選択された情報についての提供が終了した
後、エージェント処理部11は、情報提供を終了するか
否かについて、表示画面及び/又は音声によりユーザに
確認し情報提供の継続が選択された場合には(ステップ
31;N)、ステップ28に戻って再度チャンネル選択
画面を表示し、次に選択されたチャンネルの情報を引き
続き提供する。一方、情報提供の終了が選択された場合
(ステップ31;Y)、エージェント処理部11はユー
ザ意志による情報提供処理を終了し、ステップ14に戻
って処理を継続する。以上の、ユーザ意志による情報提
供処理では、情報提供チャンネル通信部30と情報提供
チャンネル処理部16によって、所定のセンタ等から定
期的に各チャンネル毎の新情報を受信し更新するように
なっているので、常に最新の情報をユーザに提供するこ
とができる。
【0072】次に、情報提供チャンネル通信部30によ
る通信情報受信処理について説明する。この通信情報受
信処理は、ユーザ意志による情報提供希望に基づく処理
(ステップ16;N、ステップ28〜ステップ31)と
は別に行われ、定期的に情報チャンネルの情報を受信
し、受信した情報チャンネルがユーザにより選択されて
いる場合に自動的に新着情報としてユーザに案内を行う
処理である。図11はこの通信情報受信処理における動
作を表したフローチャートである。情報提供チャンネル
処理部16は、情報センタから情報が送信される時間
(情報受信時間)になったか否かを監視している(ステ
ップ51)。情報提供チャンネル処理部16は、情報受
信時間になると(ステップ51;Y)情報センタからF
M多重放送等を利用して送信される各情報チャンネルの
通信情報(新着情報)を情報提供チャンネル通信部30
を介して受信する(ステップ52)。
【0073】そして、情報提供チャンネル処理部16
は、受信した通信情報の分類と、格納を行う(ステップ
53)。すなわち、情報提供チャンネル処理部16は、
受信した情報チャンネルや、情報内容から通信情報を分
類して担当分野を決めるとともに、必要な情報を情報提
供チャンネル記憶部29の各チャンネル毎のエリアに格
納するようになっている。必要な情報か否かについて
は、情報提供チャンネル処理部16は、全ユーザ情報を
確認し、図10(f)で例示した情報チャンネル選択画
面において、いずれかのユーザによって選択されている
情報チャンネルに対応する通信情報が必要な情報として
格納される。また情報提供チャンネル処理部16は、受
信した通信情報のうち、天気予報やニュース等のトピッ
クス的に受信する通信情報を除き、担当分野のエージェ
ントが自己の担当分野としてコミュニケーションに使用
可能な情報、例えば、パソコンの新規モデル情報や、秋
葉原の新規店舗情報等の各種担当分野情報をエージェン
ト処理部11に供給し、エージェント処理部11は供給
された情報をエージェントデータ記憶装置の所定エリア
に格納する。また、情報提供チャンネル処理部16は、
受信した通信情報(新着情報)を情報提供チャンネル通
信部(RAM)29aに格納する際に、各情報チャンネ
ル毎の記憶容量の確認と、格納済み情報の保存有効期限
の確認を行う。すなわち、情報提供チャンネル処理部1
6は、新着情報を格納した場合に該当情報チャンネルの
記憶容量を越える場合、その表示チャンネル用エリアに
格納されてる古い情報から消去する。また、情報の有効
性の期日が予め設定されている天気予報やニュース等の
短期間情報については、設定されている期間、期日を経
過した時点で消去する。
【0074】情報提供チャンネル処理部16による通信
情報の分類と格納処理の後、エージェント処理部11
は、現在のユーザ(ステップ11で認識したユーザ、又
はステップ13で新規登録されたユーザ)についてのユ
ーザ情報298を確認し、当該ユーザが選択した情報チ
ャンネルの新着情報があるか否かを判断する(ステップ
54)。ユーザが選択した情報チャンネルの新着情報が
ある場合(ステップ54;Y)、エージェント処理部1
1は、図12(a)に例示する新着情報画面(ユーザ選
択)を表示装置27に表示する。この新着情報画面に示
されるようにエージェント処理部11は、ユーザが選択
した情報チャンネルをユーザ情報298から読み出して
対応するチャンネルキーを表示すると共に、新着情報が
あるチャンネルキーを点滅表示することで、どの情報チ
ャンネルの新着情報かユーザが確認し易くなっている。
図12(a)の例示では、ユーザが天気予報、トレンド
情報、及び交通情報の各情報チャンネルを選択している
状態で、新着情報として「交通情報」キーが点滅表示さ
れている。そしてエージェント処理部11は、この新着
情報画面(ユーザ選択)中に、新着情報を担当するエー
ジェントを出現させ、新着情報があることを音声で紹介
する。例えば、図12(a)に示した例では、交通情報
を担当するエージェントが画面に現れ、「新しい交通情
報を受信しましたが、確認しますか?」と音声で紹介す
る。
【0075】一方、ユーザが選択した情報チャンネルに
ついての新着情報が無い場合(ステップ54;N)、エ
ージェント処理部11はユーザ情報298に格納されて
いるユーザの趣味に関連する新着情報があるかいなかを
確認する(ステップ54)。ユーザの趣味に関連する新
着情報も存在しない場合にはメインルーチンにリターン
し(ステップ56;N)、存在する場合には(ステップ
56;Y)、図12(b)に例示する新着画面(お奨
め)を表示装置27に表示する(ステップ57)。この
新着画面(お奨め)では、ユーザが選択した表示チャン
ネルの他に、ユーザ趣味に一致した「お奨め情報」キー
を表示すると共に、新着情報であることを示すために点
滅表示させる。図12(b)の例示では、ユーザの趣味
「ゴルフ」に合致する情報としてマスターズに関する情
報が提供可能になっている。この新着情報画面(お奨
め)においても、担当するエージェントを画面に出現さ
せて、「○○に関するお奨め情報を受信しましたが、確
認しますか?」と音声で紹介するようにしてもよい。
【0076】なお、エージェント処理部11は、他のエ
ージェントが経路案内中で、かつ、交差点等の進路変更
地点についての音声による案内を出力中である場合、及
び/又は、進路変更地点についての音声案内地点から手
前所定距離以内である場合、その案内が終了するまでの
間、新着情報画面(ユーザ選択、又はお奨め)の表示と
音声による紹介を中断しておき、案内終了後に表示と紹
介を行うようにしてもよい。このように、経路案内を優
先させることで、進路案内の認識率の低下を防ぐことが
できる。
【0077】ユーザは、表示装置27に表示された新着
情報画面(ユーザ選択、又はお奨め)に表示された各情
報チャンネルキーのなかから、所定キーを反転表示させ
た後に登録キーを選択することで現在知りたい情報チャ
ンネルを選択する(ステップ58)。なお、ユーザは新
着情報やお奨め情報以外の情報チャンネルキーを選択す
ることも可能である。情報チャンネルキー、ユーザの音
声により選択することも可能であり、エージェント処理
部11はマイク26で集音した音声を音声認識部142
で認識し、認識結果の確認をするコールバックを画面に
表示されているエージェント(新着情報を担当するエー
ジェント)が行うことでエージェントとのコミュニケー
ションが行われる。なお、新着情報として点滅している
情報チャンネル以外の情報チャンネルがユーザの音声で
選択された場合にも、そのチャンネルの担当としてすで
に表示されているエージェントが引き続きコールバック
をし、OKであれば(ユーザが承認の音声「OK」「Y
ES」「はい」「そう」「いい」等を発声した場合)、
選択された情報チャンネルを担当する別のエージェント
が交代で現れて対応する。エージェント処理部11は、
この選択されたチャンネルを取得し、該当チャンネルを
担当するエージェントを表示すると共に、情報チャンネ
ル通信部(RAM)29aに格納されている該当チャン
ネルの情報を担当エージェントの音声により提供する
(ステップ59)。その際、画像情報や文字情報が情報
チャンネル通信部(RAM)29aに格納されている場
合には、音声による情報の提供に加えて表示装置に画像
情報や文字情報を表示する。例えば、交通情報であれば
受信した文字情報「環状8号線○○方面、事故により5
kmの渋滞」を表示する。
【0078】このように、予め選択した情報チャンネル
について新着情報を受信した場合に自動的に新着情報の
告知が行われるので、ユーザは新着情報があるか否かを
意識したり、確認するための特別な操作をしたりする必
要がなくなる。また、各情報チャンネルを担当するエー
ジェントが新着情報の紹介をしてくれるので、色々な個
性を持ったエージェントとのコミュニケーションをとる
ことができ、より親しみが増すシステムとなる。また、
ユーザが選択した情報でなくても、ユーザの指向(趣
味)に合致したお奨め情報に関連する新着情報を紹介す
るので、ユーザの知りたい情報を適切に提供することが
できる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエージェ
ント装置によれば、得られた情報に応じて異なるエージ
ェントとコミュニケーションをとることが可能になる。
また、異なる擬似人格を有する実質的に複数のエージェ
ントとコミュニケーションが可能になる。更に、ユーザ
の指向により適合した(気の合う)エージェントを自動
的に選択してユーザに推薦することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのエージェント装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーションデータ記憶装置に格納されるエ
ージェントリストデータの格納内容を概念的に表した説
明図である。
【図3】ナビゲーションデータ記憶装置に格納されるユ
ーザ情報の格納内容を概念的に表した説明図である。
【図4】ナビゲーションデータ記憶装置に格納されるデ
ータファイルの内容を概念的に表した説明図である。
【図5】状況センサ部を構成する各種センサを表した説
明図である。
【図6】本実施形態によるエージェント処理の内容を表
したフローチャートである。
【図7】ユーザ登録設定処理を表したフローチャートで
ある。
【図8】エージェント処理の各段階における表示画面の
一部を表した説明図である。
【図9】エージェント処理の各段階における表示画面の
他の一部を表した説明図である。
【図10】エージェント処理の各段階における表示画面
の残りの一部を表した説明図である。
【図11】本実施形態による通信情報受信処理の内容を
表したフローチャートである。
【図12】通信情報受信処理において表示される新着情
報画面を表した説明図である。
【符号の説明】
1 全体処理部 10 ナビゲーション処理部 11 エージェント処理部 12 I/F部 13 画像処理部 14 音声制御部 15 状況情報処理部 16 情報提供チャンネル処理部 21 現在位置検出装置 22 入力装置 23 記憶媒体駆動装置 24 通信制御装置 25 音声出力装置 26 マイク 27 表示装置 28 撮像装置 29a 情報提供チャンネル通信部(RAM) 29b エージェントデータ記憶装置 296 エージェントリストデータ 297 担当分野情報 298 ユーザ情報 30 情報提供チャンネル通信部 31 ナビゲーションデータ記憶装置 40 状況センサ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB05 AB07 AB13 AC02 AC09 AC18 AC19 AC20 AD04 5B075 ND20 PQ02 PQ60 PR08 QS20 UU14 UU16 UU40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬人化された複数のエージェントの中か
    ら少なくとも1のエージェントを車両内に出現させるエ
    ージェント出現手段と、 車両の状況を判断する状況判断手段と、 この状況判断手段により判断された所定状況をエージェ
    ントの学習結果として記憶する学習結果記憶手段と、 前記各エージェント毎に決められた担当分野の情報が、
    各エージェントに対応して格納される担当分野情報デー
    タベースと、 情報を通信により取得する情報取得手段と、 この情報取得手段により取得された情報の担当分野を判
    別して前記担当分野情報データベースに格納する情報判
    別手段と、 前記学習結果記憶手段に記憶された学習結果と、前記状
    況判断手段により判断された状況と、前記担当分野情報
    データベースに格納された担当分野の情報から、エージ
    ェントの行為を決定する行為決定手段と、 この行為決定手段で決定された行為を前記エージェント
    出現手段により出現されるエージェントに行わせるエー
    ジェント制御手段と、を具備することを特徴とするエー
    ジェント装置。
  2. 【請求項2】 前記情報取得手段により新たな情報が取
    得された場合に、 前記エージェント出現手段は、前記情報判別手段により
    判別された担当分野エージェントを出現させ、 前記行為決定手段は、このエージェント出現手段により
    出現したエージェントの行為として、前記取得した新た
    な情報を知らせる行為を決定することを特徴とする請求
    項1に記載のエージェント装置。
  3. 【請求項3】 前記学習結果記憶手段は、前記状況判断
    手段により判断された所定状況を、車両内に出現してい
    るエージェントの学習結果として、各エージェント毎に
    記憶し、 前記行為決定手段は、各エージェントの行為を決定する
    際に、該当するエージェントに対応して記憶された学習
    結果を使用することを特徴とする請求項1に記載のエー
    ジェント装置。
  4. 【請求項4】 擬人化された複数のエージェントの中か
    ら1のエージェントを指定する指定手段を備え、 前記エージェント出現手段は、前記指定手段により指定
    されたエージェントを指定エージェントとして車両内に
    出現させ、 前記学習結果記憶手段は、前記状況判断手段により判断
    された所定状況を、前記指定エージェントの学習結果と
    して、各エージェント毎に記憶し、 前記行為決定手段は、前記指定手段で指定されたエージ
    ェントの行為を決定する際に、該エージェントに対応し
    て記憶された学習結果を使用することを特徴とする請求
    項1に記載のエージェント装置。
  5. 【請求項5】 ユーザを認識するユーザ認識手段と、 前記学習結果記憶手段は、前記ユーザ認識手段により認
    識されたユーザと、各エージェントとの対応毎に学習結
    果を記憶することを特徴とする請求項3又は請求項4に
    記載のエージェント装置。
  6. 【請求項6】 擬人化された複数のエージェントの中か
    ら少なくとも1のエージェントを車両内に出現させるエ
    ージェント出現手段と、 車両の状況を判断する状況判断手段と、 この状況判断手段により判断された所定状況をエージェ
    ントの学習結果として記憶する学習結果記憶手段と、 前記各エージェント毎に決められた担当分野の情報が、
    各エージェントに対応して格納される担当分野情報デー
    タベースと、 前記学習結果記憶手段に記憶された学習結果と、前記状
    況判断手段により判断された状況と、前記担当分野情報
    データベースに格納された担当担当分野の情報から、エ
    ージェントの行為を決定する行為決定手段と、 この行為決定手段で決定された行為を前記エージェント
    出現手段により出現されるエージェントに行わせるエー
    ジェント制御手段と、 ユーザの指向を取得する指向取得手段と、 前記複数のエージェントのなかから、前記指向取得手段
    で取得したユーザの指向に合う担当分野のエージェント
    を選択してユーザに推薦するエージェント推薦手段と、
    を具備することを特徴とするエージェント装置。
  7. 【請求項7】 目的地までの経路案内を行うナビゲーシ
    ョン手段を備え、 前記指向取得手段は、前記ナビゲーション手段において
    目的地を設定する過程でユーザが選択した内容から指向
    を取得することを特徴とする請求項6に記載のエージェ
    ント装置。
  8. 【請求項8】 ユーザに関する個人情報が格納された個
    人情報格納手段を備え、 前記指向取得手段は、前記個人情報格納手段に格納され
    たユーザの個人情報から指向を取得することを特徴とす
    る請求項7に記載のエージェント装置。
  9. 【請求項9】 情報を通信により取得する情報取得手段
    と、 この情報取得手段により取得された情報の担当分野を判
    別して前記担当分野情報データベースに格納する情報判
    別手段と、を具備することを特徴とする請求項6、請求
    項7又は請求項8に記載のエージェント装置。
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