JPH11272640A - エージェント装置 - Google Patents

エージェント装置

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JPH11272640A
JPH11272640A JP10095387A JP9538798A JPH11272640A JP H11272640 A JPH11272640 A JP H11272640A JP 10095387 A JP10095387 A JP 10095387A JP 9538798 A JP9538798 A JP 9538798A JP H11272640 A JPH11272640 A JP H11272640A
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JP
Japan
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agent
vehicle
driver
data
situation
Prior art date
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Application number
JP10095387A
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English (en)
Inventor
Tomoki Kubota
智氣 窪田
Koji Hori
孝二 堀
Manabu Matsuda
松田  学
Kazuhide Adachi
和英 足立
Koji Mukai
康二 向井
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AQUEOUS Research KK
AQUEOUS RESERCH KK
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AQUEOUS Research KK
AQUEOUS RESERCH KK
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Publication date
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Priority to JP2005098223A priority patent/JP2005313885A/ja
Priority to JP2005098227A priority patent/JP2005313886A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬人化されたエージェントによる行為とエー
ジェントの形態とにより種々の情報を伝達し、且つ運転
者とのコミュニケーションをはかることが可能な車両を
提供すること。 【解決手段】 車両自体、運転者等を含む車両の状況の
判断と学習に基づいて、運転者に対して経路案内やエア
コン断続の提案等を行うエージェントを表示する。これ
により運転者は、自分固有のエージェントとのコミュニ
ケーションが可能になり、車両内での環境を快適にする
ことができる。表示されるエージェントの形態(容姿や
服装、持ち物等)は、形態決定テーブル296に従っ
て、車両の状況の判断に基づいて決定する。従って、エ
ージェントの行為と形態との両方により、良好な視認性
を保ちつつ多くの情報を運転者に提供する事が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エージェント装置
に係り、例えば、擬人化されたエージェントを相手に車
両内での会話等が可能なコミュニケーション機能を備え
たエージェント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来車両内において、運転者による走行
環境を向上させるようにしたものとして、ラジオやカセ
ットテーププレーヤが搭載されている。また、車両に搭
載したアマチュア無線機や携帯電話等の無線通信機器を
使用して、車両外の知人等との会話を楽しむことで、走
行環境を向上させるようにした車両もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の車
両におけるラジオ等では運転者に対して一方向の情報提
示にすぎず、双方向の会話等をすることができなかっ
た。一方、携帯電話等による場合には会話をすることが
できるが、コール待ち、ダイヤル等によって通話相手を
捜さなければならなかった。たとえ、通話相手が見つか
ったとしても、車両の状況といった運転者の一方的な都
合にあわせた、適切な会話をしてくれるわけではなかっ
た。また、上述のように、従来の車両には、車両の状態
・運転者の状態等に応じて行為を行う、擬人化されたエ
ージェントが存在しないため、車両が愛着のわかないた
だの乗り物としての道具でしか役割を持たない場合もあ
った。
【0004】なお、運転者に対する情報の伝達を、人間
の表情や動作などにより行うようにした技術が特開平9
−102098号公報において提示されている。しか
し、この公報に記載された技術は、過去の運転者の応答
等の履歴や性別、年齢等のユーザ情報などに基づいて表
示が変わるわけではなく、同一の状況が生じた場合には
常に同一の表示がされるものである。すなわち、限られ
たセンサ出力に対して常に同一の表示を行うものであ
り、視認性が向上された従来の計器類の範疇に入るべき
ものである。また、車両においては、運転者が認知すべ
き情報は車内車外を含め多種多様に存在し、かつ安全性
等からこれらの情報は一見して確実に把握する必要があ
る。しかし、人間の表情や動作により良好な視認性で種
々の情報を伝達するには、情報量に限界がある。
【0005】本発明は、擬人化されたエージェントによ
る行為とエージェントの形態とにより種々の情報を伝達
し、且つ運転者とのコミュニケーションをはかることが
可能な車両を提供することを第1の目的とする。また、
本発明は、現在の車両・運転者の状況だけでなく、過去
の履歴等に基づく学習結果から擬人化されたエージェン
トの形態及び行為が決定され、運転者とのコミュニケー
ションをはかることができる車両を提供することを第2
の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
では、車両の各種状況を判断する状況判断手段と、前記
状況判断手段により判断された所定の状況から、擬人化
されたエージェントの形態を決定する形態決定手段と、
前記形態決定手段により決定された形態のエージェント
を車両内に出現させるエージェント出現手段と、前記状
況判断手段により判断された所定の状況から、エージェ
ントの行為を決定する行為決定手段と、この行為決定手
段で決定された行為を前記エージェント出現手段により
出現されるエージェントに行わせるエージェント制御手
段と、をエージェント装置に具備させて前記第1の目的
を達成する。
【0007】ここで、状況判断手段は、現在または過去
の状況を判断し、車両の現在位置を検出する現在位置現
在検出手段を含め、車両各部の状況を検出する車載セン
サを含め、又は、車両外部の環境を検出するセンサを含
めるようにしてもよい。また、エージェント出現手段
は、複数のエージェントの中から選択されたエージェン
トを出現させるようにしてもよい。さらに、エージェン
ト出現手段は、画像表示手段と、画像表示手段に対し特
定のエージェントを画像表示するエージェント表示手段
を含むようにしてもよい。また、音声出力装置と、該音
声出力装置に対し、特定のエージェントの音声を出力す
るエージェント音声出力手段を含むようにし、音声出力
手段は、複数のエージェント音声の中から選択された音
声を出力するようにしてもよい。
【0008】形態決定手段により決定される形態は、エ
ージェントが画像により出現される場合には、ウサギと
亀等のエージェントのキャラクターそのものを含むこと
ができる。更に、同一のキャラクターにおける、髪型や
顔の表情及び体型等のいわゆる顔かたち、エージェント
と一体的に表現される服装や持ち物、急加速時に頭が後
方へ傾いた状態等のエージェントの形勢(姿勢)を含む
ことができる。
【0009】請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載したエージェント装置において、前記状況判断手段
による所定の状況を記憶することで学習する学習手段を
備え、前記形態決定手段は、この学習手段による学習結
果を含めて前記エージェントの形態を決定する、ことに
より前記第2の目的を達成する。ここで、学習手段は、
前記状況手段が同一の状況を検出する回数により予め定
められた学習結果を出力するようにしてもよい。また、
学習手段は、さらに、運転者の指示内容、応答内容、及
び応答時間の少なくとも一つを学習対象として記憶する
記憶手段を備えてもよく、さらに運転者の操作を入力す
るスイッチを備え、前記記憶手段は該スイッチ入力の時
刻や時間帯及び場所を記憶するようにしてもよい。さら
に学習手段は、前記エージェント制御手段により実行さ
れた行為に対応した運転者の操作があったか否かを判別
する判別手段を備えてもよい。
【0010】請求項3に記載した発明では、請求項1に
記載したエージェント装置において、前記状況判断手段
による所定の状況を記憶することで学習する学習手段を
備え、前記行為決定手段は、この学習手段による学習結
果を含めて前記エージェントの行為を決定することによ
り前記第2の目的を達成する。請求項4に記載した発明
では、請求項1から請求項3に記載したエージェント装
置において、前記エージェント出現手段が、画像表示手
段と、この画像表示手段にエージェントを画像表示する
エージェント表示手段を含み、前記形態決定手段は、前
記エージェントの前記形態として、エージェントの容姿
を決定する。請求項5に記載した発明では、請求項1か
ら請求項4に記載したエージェント装置において、前記
エージェント出現手段が、画像表示手段と、この画像表
示手段にエージェントを画像表示するエージェント表示
手段を含み、前記形態決定手段は、前記エージェントの
前記形態として、エージェントとともに前記画像形成装
置に表示されるの前記エージェントの持ち物を決定す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエージェント装置
における好適な実施の形態について、図1から図15を
参照して詳細に説明する。 (1)実施形態の概要 本実施形態のエージェント装置では、擬人化されたエー
ジェントを画像(平面的画像、ホログラフィ等の立体的
画像等)により車両内に出現させる。そして、車両自
体、運転者、同乗者、対向車等を含む車両の状況の判断
と学習(状況の学習だけでなく運転者の応答や反応等も
含む)をし、各時点での車両状況とそれまでの学習結果
に基づいて、エージェントが運転者や車両に対して様々
なバリエーションをもった対応(行為=行動と音声)を
する。これにより運転者は、自分固有のエージェントと
車両内でつき合う(コミュニケーションする)ことが可
能になり、車両内での環境を快適にすることができる。
出現させるエージェントの形態としての容姿、服装、持
ち物、姿勢等は、車両状況(車種、天候、時間帯等)や
運転者の応答等の学習結果を含めた判断により決定され
る。このように、エージェントの容姿等を、車両の状況
に応じて変化させることで、エージェント自体の行為
(行動や音声)とともに、より多くの情報を良好な視認
性で運転者に提供する。ここで、本実施形態において擬
人化されたエージェントとは、特定の人間、生物、漫画
のキャラクター等との同一性があり、その同一性のある
生物が、同一性・連続性を保つようなある傾向の出力
(動作、音声により応答)を行うものである。また、同
一性・連続性は特有の個性を持つ人格として表現され、
電子機器内の一種の疑似生命体としてもとらえることが
できる。車両内に出現させる本実施形態のエージェント
は、人間と同様に判断する疑似人格化(仮想人格化)さ
れた主体である。従って、同一の車両状況であっても、
過去の学習内容に応じてコミュニケーションの内容は異
なる。ときには、車両の相応には関係ない範囲での判断
ミスも有り、この判断ミスによる不要な(ドジな)応答
をすることもある。そして運転者の応答により、判断ミ
スか否かを判定し、学習する。
【0012】(2)実施形態の詳細 図1は、本実施形態におけるエージェント装置の構成を
示すブロック図である。本実施形態では、コミュニケー
ション機能全体を制御する全体処理部1を備えている。
この全体処理部は、設定した目的地までの経路を探索し
て音声や画像表示により案内するナビゲーション処理部
10、エージェント処理部11、ナビゲーション処理部
10とエージェント処理部11に対するI/F部12、
エージェント画像や地図画像等の画像出力や入力画像を
処理する画像処理部13、エージェント音声や経路案内
音声等の音声出力や入力される音声を制御する音声制御
部14、及び車両や運転者に関する各種状況の検出デー
タを処理する状況情報処理部15を有している。
【0013】ナビゲーション処理部10とエージェント
処理部11は、データ処理及び各部の動作の制御を行う
CPU(中央処理装置)と、このCPUにデータバスや
制御バス等のバスラインで接続されたROM、RAM、
タイマ等を備えている。両処理部10、11はネットワ
ーク接続されており、互いの処理データを取得すること
ができるようになっている。ROMはCPUで制御を行
うための各種データやプログラムが予め格納されたリー
ドオンリーメモリであり、RAMはCPUがワーキング
メモリとして使用するランダムアクセスメモリである。
【0014】本実施形態のナビゲーション処理部10と
エージェント処理部11は、CPUがROMに格納され
た各種プログラムを読み込んで各種処理を実行するよう
になっている。なお、CPUは、記録媒体駆動装置23
にセットされた外部の記録媒体からコンピュータプログ
ラムを読み込んで、エージェントデータ記憶装置29や
ナビゲーションデータ記憶装置、図示しないハードディ
スク等のその他の記憶装置に格納(インストール)し、
この記憶装置から必要なプログラム等をRAMに読み込
んで(ロードして)実行するようにしてもよい。また、
必要なプログラム等を記録媒体駆動装置23からRAM
に直接読み込んで実行するようにしてもよい。エージェ
ント処理部11は、車両の状況から、車両内に出現させ
るエージェントの形態と行為とを決定し、車両の状況や
運転者による過去の応対等を学習して適切な会話や制御
を運転者に応じて行うようになっている。
【0015】ナビゲーション処理部10には、現在位置
検出装置21とナビゲーションデータ記憶装置30が接
続され、エージェント処理部11にはエージェントデー
タ記憶装置29が接続され、I/F部12には入力装置
22と記憶媒体駆動装置23と通信制御装置24が接続
され、画像処理部13には表示装置27と撮像装置28
が接続され、音声制御部14には音声処理装置25とマ
イク26が接続され、状況情報処理部15には状況セン
サ部40が接続されている。
【0016】現在位置検出装置21は、車両の絶対位置
(緯度、経度による)を検出するためのものであり、人
工衛星を利用して車両の位置を測定するGPS(Global
Positioning System)受信装置211と、方位センサ2
12と、舵角センサ213と、距離センサ214と、路
上に配置されたビーコンからの位置情報を受信するビー
コン受信装置215等が使用される。GPS受信装置2
11とビーコン受信装置215は単独で位置測定が可能
であるが、GPS受信装置211やビーコン受信装置2
15による受信が不可能な場所では、方位センサ212
と距離センサ214の双方を用いた推測航法によって現
在位置を検出するようになっている。方位センサ212
は、例えば、地磁気を検出して車両の方位を求める地磁
気センサ、車両の回転角速度を検出しその角速度を積分
して車両の方位を求めるガスレートジャイロや光ファイ
バジャイロ等のジャイロ、左右の車輪センサを配置しそ
の出力パルス差(移動距離の差)により車両の旋回を検
出することで方位の変位量を算出するようにした車輪セ
ンサ、等が使用される。舵角センサ213は、ステアリ
ングの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転抵
抗ボリューム等を用いてステアリングの角度αを検出す
る。距離センサ214は、例えば、車輪の回転数を検出
して計数し、または加速度を検出して2回積分するもの
等の各種の方法が使用される。
【0017】入力装置22は、車両の状況としての、ユ
ーザに関する情報(性別、年齢、職業、生年月日等)を
入力するためのものである。なお、これらユーザに関す
る情報は、入力装置22からユーザが入力する場合に限
らず、例えば、プロ野球が好きか否か、好きな球団名等
に関する各種問い合わせをエージェントが適宜ユーザに
行い、ユーザの回答内容から取得するようにしてもよ
い。入力装置22は、本実施形態によるエージェントの
その他全ての問い合わせ等に対して運転者が応答するた
めの1つの手段でもある。入力装置22は、ナビゲーシ
ョン処理における走行開始時の現在地(出発地点)や目
的地(到達地点)、情報提供局へ渋滞情報等の情報の請
求を発信したい車両の所定の走行環境(発信条件)、車
内で使用される携帯電話のタイプ(型式)などを入力す
るためのものでもある。入力装置22には、タッチパネ
ル(スイッチとして機能)、キーボード、マウス、ライ
トペン、ジョイスティック、赤外線等によるリモコン、
音声認識装置などの各種の装置が使用可能である。ま
た、赤外線等を利用したリモコンと、リモコンから送信
される各種信号を受信する受信部を備えてもよい。リモ
コンには、画面上に表示されたカーソルの移動操作等を
行うジョイスティックの他、メニュー指定キー(ボタ
ン)、テンキー等の各種キーが配置される。
【0018】記録媒体駆動装置23は、ナビゲーション
処理部10やエージェント処理部11が各種処理を行う
ためのコンピュータプログラムを外部の記録媒体から読
み込むのに使用される駆動装置である。記録媒体に記録
されているコンピュータプログラムには、各種のプログ
ラムやデータ等が含まれる。ここで、記録媒体とは、コ
ンピュータプログラムが記録される記録媒体をいい、具
体的には、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気
テープ等の磁気記録媒体、メモリチップやICカード等
の半導体記録媒体、CD−ROMやMO、PD(相変化
書換型光ディスク)等の光学的に情報が読み取られる記
録媒体、紙カードや紙テープ、文字認識装置を使用して
プログラムを読み込むための印刷物等の用紙(および、
紙に相当する機能を持った媒体)を用いた記録媒体、そ
の他各種方法でコンピュータプログラムが記録される記
録媒体が含まれる。
【0019】記録媒体駆動装置23は、これらの各種記
録媒体からコンピュータプログラムを読み込む他に、記
録媒体がフロッピーディスクやICカード等のように書
き込み可能な記録媒体である場合には、ナビゲーション
処理部10やエージェント処理部11のRAMや記憶装
置29、30のデータ等をその記録媒体に書き込むこと
が可能である。例えば、ICカードにエージェント機能
に関する学習内容(学習項目データ、応答データ)やユ
ーザ情報等を記憶させ、他の車両を運転する場合でもこ
の記憶させたICカードを使用することで、運転者の自
分の好みに合わせて(過去の応対の状況に応じて)学習
された同一のエージェントとコミュニケーションするこ
とが可能になる。これにより、車両毎のエージェントで
はなく、運転者に固有な学習内容のエージェントを車両
内に出現させることが可能になる。
【0020】通信制御装置24は、各種無線通信機器か
らなる携帯電話が接続されるようになっている。通信制
御装置24は、電話回線による通話の他、道路の混雑状
況や交通規制等の交通情報に関するデータなどを提供す
る情報提供局との通信や、車内での通信カラオケのため
に使用するカラオケデータを提供する情報提供局との通
信を行うことができるようになっている。また、通信制
御装置24を介して、エージェント機能に関する学習デ
ータや、ユーザ情報を送受信することも可能である。
【0021】音声出力装置25は、車内に配置された複
数のスピーカで構成され、音声制御部14で制御された
音声、例えば、音声による経路案内を行う場合の案内音
声や、エージェントの行動や性格にあわせた音声や音が
出力されるようになっている。この音声出力装置25
は、オーディオ用のスピーカと兼用するようにしてもよ
い。なお、音声制御部14は、運転者のチューニング指
示の入力に応じて、音声出力装置25から出力する音声
の音色やアクセント等を制御することが可能である。マ
イク26は、音声制御部14における音声認識の対象と
なる音声、例えば、ナビゲーション処理における目的地
等の入力音声や、エージェントとの運転者の会話(応答
等)等を入出力する音声入力手段として機能する。この
マイク26は、通信カラオケ等のカラオケを行う際のマ
イクと兼用するようにしてもよく、また、運転者の音声
を的確に収集するために指向性のある専用のマイクを使
用するようにしてもよい。音声出力装置25とマイク2
6とでハンズフリーユニットを形成させて、24に接続
される携帯電話を介さずに、電話通信における通話を行
えるようにしてもよい。
【0022】表示装置27には、ナビゲーション処理部
10の処理による経路案内用の道路地図や各種画像情報
が表示されたり、エージェント処理部11によるエージ
ェントの各種行動(動画)が表示されたりするようにな
っている。また、撮像装置28で撮像された車両内外の
画像も画像処理部13で処理された後に表示されるよう
になっている。表示装置27は、液晶表示装置、CRT
等の各種表示装置が使用される。なお、この表示装置2
7は、例えばタッチパネル等の、前記入力装置22とし
ての機能を兼ね備えたものとすることができる。
【0023】撮像装置28は、画像を撮像するためのC
CD(電荷結合素子)を備えたカメラで構成されてお
り、運転者を撮像する車内カメラの他、車両前方、後
方、右側方、左側方を撮像する各車外カメラが配置され
ている。撮像装置28の各カメラにより撮像された画像
は、画像処理部13に供給され、画像認識等の処理が行
われ、各認識結果をエージェント処理部11によるプロ
グラム番号の決定にも使用するようになっている。
【0024】エージェントデータ記憶装置29は、本実
施形態によるエージェント機能を実現するために必要な
各種データ(プログラムを含む)が格納される記憶装置
である。このエージェントデータ記憶装置29には、例
えば、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−R
OM、光ディスク、磁気テープ、ICカード、光カード
等の各種記録媒体と、その駆動装置が使用される。この
場合、例えば、学習項目データ292と応答データを持
ち運びが容易なICカードやフロッピーディスクで構成
し、その他のデータをハードディスクで構成するという
ように、複数種類の異なる記録媒体と駆動装置で構成
し、駆動装置としてそれらの駆動装置を用いるようにし
てもよい。
【0025】エージェントデータ記憶装置29には、エ
ージェントプログラム290、プログラム選択テーブル
291、学習項目データ292、応答データ293、図
4に例示したエージェントの容姿や行動を画像表示する
ための画像データ294、形態決定テーブル296、習
熟度データ297、その他のエージェントのための処理
に必要な各種のデータが格納されている。
【0026】エージェントプログラム290には、エー
ジェント機能を実現するためのエージェント処理プログ
ラムや、エージェントと運転者とがコミュニケーション
する場合の細かな行動を表示装置27に画像表示し、ま
たその行動に対応した会話を音声出力装置25から出力
するためのコミュニケーションプログラムがプログラム
番号順に格納されている。このエージェントプログラム
290には、各プログラム番号の音声に対して複数種類
の音声データが格納されており、運転者は前記エージェ
ントの音声を入力装置22等から選択することができる
ようになっている。エージェントの音声としては、男性
の音声、女性の音声、子供の音声、機械的な音声、動物
的な音声、特定の声優や俳優の音声、特定のキャラクタ
ーの音声等があり、これらの中から適宜運転者が選択す
る。なお、このエージェントの音声の選択は、適時変更
することが可能である。
【0027】プログラム選択テーブル291は、エージ
ェントプログラム290に格納されているコミュニケー
ションプログラムを選択するためのテーブルである。図
2はプログラム選択テーブル291を表したものであ
り、図3はプログラム選択テーブル291で選択される
各プログラム番号に対応した、エージェントの行為(行
動と発声)内容を表したものである。この図2、図3で
示されているプログラム番号は、エージェントプログラ
ム290に格納されている各コミュニケーションプログ
ラムの番号と一致している。
【0028】図4は、図2、図3のプログラム番号00
001〜00002により表示装置27に表示されるエ
ージェントの「かしこまってお辞儀」行動についての数
画面を表したものである。この図4に示されるように、
エージェントEは、口元を引き締めると共に手を膝に当
てながら、お辞儀をすることでかしこまったお辞儀であ
ることが表現されている。この行動と共にエージェント
Eが話す言葉(発声)は、車両状況や学習状況、エージ
ェントの性格等によって変えられる。
【0029】エンジンの冷却水温度が低い場合には、エ
ンジンの調子に合わせて行動「眠そうに…」が選択され
る。眠そうな表現として、瞼が下がった表情にしたり、
あくびや伸びをした後に所定の行動(お辞儀等)をした
り、最初に目をこすったり、動きや発声を通常よりもゆ
っくりさせたりすることで表すことができる。これらの
眠そうな表現は、常に同一にするのではなく、行動回数
等を学習することで適宜表現を変更する。例えば、3回
に1回は目をこすり(A行動)、10回に1回はあくび
をするようにし(B行動)、それ以外では瞼を下がった
表情(C行動)にする。これらの変化は、行動Bや行動
Cの付加プログラムを行動Aの基本プログラムに組み合
わせることで実現される。そして、どの行動を組み合わ
せるかについては、基本となる行動Aのプログラム実行
回数を学習項目として計数しておき、回数に応じて付加
プログラムを組み合わせるようにする。また、行動「元
気よく」を表現する場合には、音声の抑揚を大きくした
り、エージェントEを走りながら画面に登場させたりす
ることで表現する。
【0030】図2に表示された各項目は、各プログラム
番号を選択するための選択条件を表したもので、状態セ
ンサ40により検出される車両や運転者の各種状況から
決定される項目(時間、起動場所、冷却水温、シフトポ
ジション位置、アクセル開度等)と、学習項目データ2
92や応答データ293に格納されている学習内容から
決定される項目(今日のIG ON回数、前回終了時か
らの経過時間、通算起動回数等)とがある。プログラム
選択テーブル291中で、これら全項目を満足するプロ
グラムは必ず一義的に決定するようになっている。な
お、テーブル中で「○」印は、そのプログラム番号が選
択されるために満たす必要がある項目を示し、「−」
印、「無印」はそのプログラムの選択には考慮されない
項目を示している。
【0031】図2、図3では、イグニッションをONに
した場合のコミュニケーション(挨拶)に関連する行為
と選択条件について記載しているが、その他各種行為
(行動と発声)を規定するプログラムを選択するための
プログラム番号と選択条件も種々規定されている。例え
ば、急ブレーキが踏まれたことを条件として、エージェ
ントが「しりもち」をついたり、「たたら」を踏んだり
する行動とったり、驚き声をだすようなプログラムも規
定されている。エージェントによる各行動の選択は急ブ
レーキに対する学習によって変化するようにし、例え
ば、最初の急ブレーキから3回目までは「しりもち」を
つき、4回目から10回目までは「たたら」を踏み、1
0回目以降は「片足を一歩前にだすだけで踏ん張る」行
動を取るようにし、エージェントが急ブレーキに対して
段階的に慣れるようにする。そして、最後の急ブレーキ
から1週間の間隔があいた場合には、1段階後退するよ
うにする。
【0032】学習項目データ292及び応答データ29
3は、運転者の運転操作や応答によってエージェントが
学習した結果のデータである。従って、学習項目データ
292と応答データ293は、各運転者毎にそのデータ
が格納・更新(学習)されるようになっている。
【0033】学習項目データ292と応答データ293
は共にエージェントの学習により格納、更新されるデー
タであり、その内容がそれぞれ図5、図6に概念的に示
されている。学習項目データ292には、図5に示され
るように、プログラム選択テーブル291(図2)にお
いてプロコミュニケーションプログラムを選択するため
の選択条件項目である通算起動回数、前回終了日時、今
日のイグニッションON回数、前5回の給油時残量、等
が格納される。また、選択条件により選択されたプログ
ラムを起動するか否か(お休みするか否か)を決定する
ためのお休み回数/日時、デフォルト値、その他のデー
タが格納される。
【0034】通算起動回数には、イグニッションを起動
した通算回数が格納され、イグニッションがONされる
毎にカウントアップされる。前回終了日時には、イグニ
ッションをOFFにする毎にその日時が格納される。今
日のイグニッションON回数には、その日におけるイグ
ニッションONの回数と、1日の終了時間が格納され
る。イグニッションがONされる毎にカウントアップさ
れるが、1日が終了するとデータが”0”に初期化され
る。1日の終了時間はデフォルト値として24:00が
格納されている、この時間はユーザ(運転者)の生活パ
ターンによって変更することが可能である。時間が変更
された場合には、変更後の時間が格納される。
【0035】前5回の給油残量には、燃料(ガソリン)
を給油する直前に検出された燃料の残量が格納され、新
たに給油される毎に各データが左側にシフトされ(最も
古い最左のデータが削除される)今回給油直前の残量が
一番右側に格納される。このデータは、後述する燃料検
出センサ415の検出値G1が、全5回分の給油残量の
平均値G2以下(G1≦G2)になった場合に、エージ
ェントEが表示装置27に現れて給油を促す行動が表示
装置27に表示され、「おなかが減ったなあ!ガソリン
がほしいな!」等の音声が音声出力装置25から出力さ
れる。
【0036】お休み回数/日時には、該当するコミュニ
ケーションプログラムが選択されたとしても実行せずに
お休みした回数等が各プログラム番号毎に格納される。
このお休み回数/日時は、例えば後述するエアコンの停
止を提案するエージェントの行為(プログラム番号00
123)のように、学習項目としてお休み項目が設定さ
れているエージェント行為について格納される。エージ
ェントの提案や会話に対する運転者の応答が、拒否(拒
絶)であった場合や無視(又は無応答)であった場合、
コミュニケーションプログラムに応じて選択的に「お休
み」が設定される。
【0037】デフォルト値には、時間、回数、温度、車
速、日時等の各項目に対する初期設定値が格納されてお
り、前記した1日の終了時間のように学習項目の中で変
更された値を初期値に戻す場合に使用される。
【0038】学習項目データ292に格納されるその他
のデータとしては、例えば、運転者やその関係者の誕生
日(これはユーザ入力項目である)、祭日とその言わ
れ、クリスマス、バレンタインデー、ホワイトデー等の
イベント日などが格納される。
【0039】図6の応答データ293には、エージェン
トの行為に対するユーザの応答の履歴が、ユーザ応答を
学習項目とする各コミュニケーションプログラム番号毎
に格納される。ユーザ応答データは、図6(A)のコミ
ュニケーションプログラム番号00123、00125
のように最新の応答日時と応答内容が所定回分(プログ
ラム番号00123は2回分)格納されるものと、プロ
グラム番号00124のように最新の応答内容のみが1
回分格納される(従って応答がある毎に更新される。)
ものと、最新の応答内容のみが所定回分格納されるもの
と、最新の日時と応答内容が一回分格納されるものと、
最新の日時だけが1回分または所定回分格納されるもの
等がある。図6(A)中に表示された記号A、B、Cは
応答内容を表すもので、同図(B)に示すように、記号
Aが無視された場合、記号Bが拒絶された場合、記号C
が受容された場合を表す。運転者の応答内容について
は、マイク26から入力される運転者の音声に対する音
声認識の結果や、入力装置22による入力結果から判断
される。なお、本実施形態では運転者の応答を無視、拒
絶、受容の3パターに分類しているが、「強く拒絶」、
「怒られた」、「喜ばれてた」を新たに加えるようにし
てもよい。この場合、新たに加えた応答により、学習項
目データ292(例えば、お休み回数等)や応答データ
293のを追加変更する。
【0040】図1に示すエージェントデータ記憶装置2
9の画像データ294には、エージェントプログラム2
90のコミュニケーションプログラムのプログラム番号
の行動に対して、複数種類のキャラクターそれぞれにつ
いての様々な顔かたち、服装、持ち物及び形勢のエージ
ェントの画像が格納されている。エージェントのキャラ
クターは、運転者の好みによって入力装置22等から選
択することができるようになっており、この選択された
エージェントのキャラクターが、各種センサ等から取得
された状況をもとに形態決定テーブル296により決定
された顔かたちや服装、持ち物、及び形勢で画像表示さ
れるようになっている。なお、このエージェントのキャ
ラクターの選択は、音声と同様に、適時変更することが
可能である。画像データ294に格納されるエージェン
トのキャラクターとしては、人間(男性、女性)的であ
る必要はなく、例えば、ひよこや犬、猫、カエル、ネズ
ミ等の動物自体や人間的に図案化(イラスト化)した動
物であってもよく、更にロボット的なもの等であっても
よい。
【0041】図7は、形態決定テーブル296を表した
ものであり、表示装置27に表示されるエージェントの
形態を決定するためのテーブルである。このテーブル左
側に示されるように、エージェントの形態は、車両内の
車両情報、使用されるナビゲーションシステムについて
のカーナビゲーション情報、車両外についての環境情
報、運転者や同乗者についてのユーザ情報、年月日・時
刻情報、といった車両の状況としての各種項目に基づい
て決定されるようになっている。これらの各項目は、状
況センサ40により検出される車両の走行状態等の各種
状況から決定される項目と、学習項目データ292や応
答データ293に格納されている学習内容から決定され
る項目とがある。そして、車両の状況が、これらの各項
目についての条件を満たすかどうかの判断により、テー
ブル中央欄に示されるように、背の高さや頭身等の容
姿、服装、持ち物、形勢(姿勢)等、エージェントの形
態の各要素が決定される。
【0042】また、この形態決定テーブル296には、
テーブル右側に示されるように、各項目の優先順位が決
定されており、この優先順位に従って、エージェントの
形態の各要素が決定される。例えば、12月24日にワ
イパーがON状態であるという車両の状態においては、
服装としては、ワイパーがONされているときの「雨が
っぱを着用」と、季節が冬の「セーターを着用」と、1
2月24日及び25日の「サンタクロースの服装」とが
服装として形態決定テーブル296の内容に含まれる
が、優先順位から、雨がっぱを着用したエージェントが
表示され、ワイパーをOFFすると、次の優先順位のサ
ンタクロースの服装となって表示される。
【0043】なお、エージェントの形態を決定する車両
の状況やエージェントの形態の各要素、及びこれらの対
応はこの表に示されているものに限定されるわけではな
く、これら以外にも、例えば、車両情報としてイグニッ
ションON時に車格を判断し、高ランクのときにはエー
ジェントはスーツを着用し低ランクのときにはTシャツ
を着用したり、燃料残に応じてエージェントの背丈を変
えたり、VSCやABSの作動信号によりVSC、AB
Sが作動したときにはエージェントがジャンプした状態
としたり、加速G、減速Gや横Gに応じてエージェント
を傾かせたり、ライトやオーディオ、エアコン、テレビ
等のON時に懐中電灯やヘッドホン等の対応する持ち物
を持たせたり、テレビやラジオの選択局を示すカードを
持たせたりしてもよい。また、ナビゲーション情報とし
て、ナビゲーション装置の使用期間に応じて、背の高さ
を変えたり横幅を変えたり、目的地が遊園地である場合
いは軽装でにこやかな表情にする等、目的地がプレイス
ポットか否かによって服装や表情を変更させたりしても
よい。
【0044】更に、環境情報として車内と車外との温度
差や湿度差が一定上の場合にはキャラクターにうちわを
持たせたり汗をかかせたり、道路の舗装状態によって、
舗装路上では下駄をはかせ、未舗装路では登山用ブーツ
をはかせてもよい。また、環境情報としては、渋滞状
況、降水量、降雪量、日照量、同乗人数等を含めること
ができる。加えて、ユーザ情報として、運転者の職業に
応じて、例えば医師には白衣等、服装をかえてもよい。
この他、ユーザ情報としては、生年月日、給料日、運転
免許取得日、血液型、年収、家族構成、国籍、母国語、
信仰している宗教、好みの音楽、好きなスポーツ、等が
上げられる。また、年月日・時刻情報として、記念日や
休日祝祭日、満月の日、車両購入日等にこれらを知らせ
るカードを持たせたり服装をさせたり、特定の月(暦上
での夏の月、特定の星座月等)にそれらを知らせるカー
ドを持たせたり、閏年等の特定の年にそれをしらせるカ
ードを持たせたり、特定の時刻(正午等)にそれを知ら
せるカードや関連する持ち物(ナイフやフォーク等)を
持たせてもよい。
【0045】習熟度データ297には、形態決定テーブ
ル296に基づきエージェントの形態を決定する場合に
参照される習熟度を求めるためのデータと、これらのデ
ータに基づいて求められた習熟度が格納されている。こ
の習熟度データ297は、エージェントプログラムのう
ちの応答プログラムについて運転者毎に格納されてお
り、学習により格納、更新される。
【0046】図8は、習熟度データ297の内容を概念
的に示す図である。この図8に示すように、習熟度デー
タ297には、前5回の応答時間、応答平均時間、応答
最短時間、応答取り消し回数、及びこれらの各値から求
められる習熟度が格納される。前5回の応答時間は、エ
ージェントとのコミュニケーションにおける転者の応答
までの時間であり、エージェントからの問い合わせてか
ら、又は、次の操作が可能になってから、音声や入力操
作による回答や次操作が行われるまでの時間である。起
動したエージェントプログラムを含めた前5回それぞれ
についての時間が格納される。また、応答平均時間は、
前5回の応答時間の平均値であり、応答最短時間は、前
5回の応答時間のうちの最小値である。応答取り消し回
数は、起動中のコミュニケーションプログラムにおける
応答や操作の取り消し回数である。
【0047】習熟度は、通算起動回数0の時(初期値)
は、例えば0となっており、所定の式により、それぞれ
各項目毎に規定されている所定値分の習熟度が加算、ま
たは、減算されるようになっている。例えば、エージェ
ントプログラムが起動される毎に習熟度が1点加算さ
れ、応答平均時間が基準時間を下回った場合に習熟度が
2点加算され、操作最短時間が基準時間を下回った場合
に習熟度が1.5点加算される。一方、応答平均時間が
基準時間よりも大きい場合に習熟度が2点減算され、操
作最短時間が基準時間よりも大きい場合に習熟度が1.
5点減算され、及び取り消し操作がされた場合には習熟
度が1点減算されて低くなるよう算出される。なお、応
答平均時間、操作最短時間に対すいる上記各基準時間に
ついては、習熟度が加算される場合と、減算される場合
とで異なる基準時間の値を使用するようにしてもよい。
例えば、操作最短時間が基準時間5秒を下回った場合に
習熟度1.5点加算され、基準時間15秒を越えた場合
に習熟度1.5点が減算されるようにする。
【0048】図9は、ナビゲーションデータ記憶装置3
0(図1)に格納されるデータファイルの内容を表した
ものである。この図9に示されるように、ナビゲーショ
ンデータ記憶装置30には経路案内等で使用される各種
データファイルとして、通信地域データファイル30
1、描画地図データファイル302、交差点データファ
イル303、ノードデータファイル304、道路データ
ファイル305、探索データファイル306、写真デー
タファイル307が格納されるようになっている。この
ナビゲーションデータ記憶装置4は、例えば、フロッピ
ーディスク、ハードディスク、CD−ROM、光ディス
ク、磁気テープ、ICカード、光カード等の各種記録媒
体と、その駆動装置が使用される。なお、ナビゲーショ
ンデータ記憶装置4は、複数種類の異なる記録媒体と駆
動装置で構成するようにしてもよい。例えば、検索デー
タファイル46を読み書き可能な記録媒体(例えば、フ
ラッシュメモリ等)で、その他のファイルをCD−RO
Mで構成し、駆動装置としてそれらの駆動装置を用いる
ようにする。
【0049】通信地域データファイル301には、通信
制御装置24に接続され又は無接続で車内において使用
される携帯電話が、車内から通信できる地域を表示装置
5に表示したり、その通信できる地域を経路探索の際に
使用するための通信地域データが、携帯電話のタイプ別
に格納されている。この携帯電話のタイプ別の各通信地
域データには、検索しやすいように番号が付されて管理
され、その通信可能な地域は、閉曲線で囲まれる内側に
より表現できるので、その閉曲線を短い線分に分割して
その屈曲点の位置データによって特定する。なお、通信
地域データは、通信可能地を大小各種の四角形エリアに
分割し、対角関係にある2点の座標データによりデータ
化するようにしてもよい。通信地域データファイル30
1に格納される内容は、携帯電話の使用可能な地域の拡
大や縮小に伴って、更新できるのが望ましく、このため
に、携帯電話と通信制御装置24を使用することによ
り、情報提供局との間で通信を行なって、通信地域デー
タファイル301の内容を最新のデータと更新できるよ
うに構成されている。なお、通信地域データファイル3
01をフロッピーディスク、ICカード等で構成し、最
新のデータと書換えを行うようにしても良い。描画地図
データファイル302には、表示装置27に描画される
描画地図データが格納されている。この描画地図データ
は、階層化された地図、例えば最上位層から日本、関東
地方、東京、神田といった階層ごとの地図データが格納
されている。各階層の地図データは、それぞれ地図コー
ドが付されている。
【0050】交差点データファイル303には、各交差
点を特定する交差点番号、交差点名、交差点の座標(緯
度と経度)、その交差点が始点や終点になっている道路
の番号、および信号の有無などが交差点データとして格
納されている。ノードデータファイル304には、各道
路における各地点の座標を指定する緯度、経度などの情
報からなるノードデータが格納されている。すなわち、
このノードデータは、道路上の一地点に関するデータで
あり、ノード間を接続するものをアークと呼ぶと、道路
は、複数のノード列のそれぞれの間をアークで接続する
ことによって表現される。道路データファイル305に
は、各道路を特定する道路番号、始点や終点となる交差
点番号、同じ始点や終点を持つ道路の番号、道路の太
さ、進入禁止等の禁止情報、後述の写真データの写真番
号などが格納されている。交差点データファイル30
3、ノードデータファイル304、道路データファイル
305にそれぞれ格納された交差点データ、ノードデー
タ、道路データからなる道路網データは、経路探索に使
用される。
【0051】探索データファイル306には、経路探索
により生成された経路を構成する交差点列データ、ノー
ド列データなどが格納されている。交差点列データは、
交差点名、交差点番号、その交差点の特徴的風景を写し
た写真番号、曲がり角、距離等の情報からなる。また、
ノード列データは、そのノードの位置を表す東経、北緯
などの情報からなる。写真データファイル307には、
各交差点や直進中に見える特徴的な風景等を撮影した写
真が、その写真番号と対応してディジタル、アナログ、
またはネガフィルムの形式で格納されている。
【0052】図10は、状況センサ部40を構成する各
種センサを表したものである。図10に示すように状況
センサ部40は、イグニッションセンサ401、車速セ
ンサ402、アクセルセンサ403、ブレーキセンサ4
04、サイドブレーキ検出センサ405、シフト位置検
出センサ406、ウィンカー検出センサ407、ワイパ
ー検出センサ408、ライト検出センサ409、シート
ベルト検出センサ410、ドア開閉検出センサ411、
同乗者検出センサ412、室内温度検出センサ413、
室外温度検出センサ414、燃料検出センサ415、水
温検出センサ416、ABS検出センサ417、エアコ
ンセンサ418、体重センサ419、前車間距離センサ
420、後車間距離センサ421、体温センサ422、
心拍数センサ423、発汗センサ424、脳波センサ4
25、アイトレーサー426、赤外線センサ427、そ
の他のセンサ(タイヤの空気圧低下検出センサ、ベルト
類のゆるみ検出センサ、窓の開閉状態センサ、クラクシ
ョンセンサ、室内湿度センサ、室外湿度センサ、油温検
出センサ、油圧検出センサ等)428等の車両状況や運
転者状況、車内状況等を検出する各種センサを備えてい
る。これら各種センサは、それぞれのセンシング目的に
応じた所定の位置に配置されている。なお、これらの各
センサは独立したセンサとして存在しない場合には、他
のセンサ検出信号から間接的にセンシングする場合を含
む。例えば、タイヤの空気圧低下検出センサは、車輪速
センサの信号の変動により間接的に空気圧の低下を検出
する。
【0053】イグニッションセンサ401は、イグニッ
ションのONとOFFを検出する。車速センサ402
は、例えば、スピードメータケーブルの回転角速度又は
回転数を検出して車速を算出するもの等、従来より公知
の車速センサを特に制限なく用いることができる。アク
セルセンサ403は、アクセルペダルの踏み込み量を検
出する。ブレーキセンサ404は、ブレーキの踏み込み
量を検出したり、踏み込み力や踏む込む速度等から急ブ
レーキがかけられたか否かを検出する。サイドブレーキ
検出センサ405は、サイドブレーキがかけられている
か否かを検出する。シフト位置検出センサ406は、シ
フトレバー位置を検出する。ウィンカー検出センサ40
7は、ウィンカの点滅させている方向を検出する。ワイ
パー検出センサ408は、ワイパーの駆動状態(速度
等)を検出する。ライト検出センサ409は、ヘッドラ
ンプ、テールランプ、フォグランプ、ルームランプ等の
各ランプの点灯状態を検出する。シートベルト検出セン
サ410は、運転者、及び同乗者(補助席、後部座席)
がシートベルトを着用しているか否かを検出する。着用
していない場合には適宜(嫌われない程度に)エージェ
ントが現れ、警告、注意、コメント等(学習により程度
を変更する)を行う。
【0054】ドア開閉検出センサ411は、ドアの開閉
状態を検出し、いわゆる半ドアの場合には、エージェン
トがその旨を知らせる。ドア開閉検出センサ411は、
運転席ドア、助手席ドア、後部運転席側ドア、後部助手
席側ドア等の、車種に応じた各ドア毎の開閉を検出でき
るようになっている。同乗者検出センサ412は、助手
席や後部座席に同乗者が乗っているか否かを検出するセ
ンサで、撮像装置28で撮像された車内の画像から検出
し、または、補助席等に配置された圧力センサや、体重
計により検出する。室内温度検出センサ413は室内の
気温を検出し、室外温度検出センサ414は車両外の気
温を検出する。燃料検出センサ415は、ガソリン、軽
油等の燃料の残量を検出する。給油時直前における過去
5回分の検出値が学習項目データ292に格納され、そ
の平均値になった場合にエージェントが給油時期である
ことを知らせる。
【0055】水温検出センサ416は、冷却水の温度を
検出する。イグニッションON直後において、この検出
温度が低い場合には、エージェントが眠そうな行為をす
る場合が多い。逆に水温が高すぎる場合にはオーバーヒ
ートする前に、エージェントが「だるそう」な行動と共
にその旨を知らせる。ABS検出センサ417は、急ブ
レーキによるタイヤのロックを防止し操縦性と車両安定
性を確保するABSが作動したか否かを検出する。エア
コンセンサ418は、エアコンの操作状態を検出する。
例えば、エアコンのON・OFF、設定温度、風量等が
検出される。体重センサ419は、運転者の体重を検出
するセンサである。この体重から、または、体重と撮像
装置28の画像から運転者を特定し、その運転者との関
係で学習したエージェントを出現させるようにする。す
なわち、特定した運転者に対してエージェントが学習し
た、学習項目データ292と応答データ293を使用す
ることで、その運転者専用のエージェントを出現させる
ようにする。前車間距離センサ420は車両前方の他車
両や障害物との距離を検出し、後車間距離センサ421
は後方の他車両や障害物との距離を検出する。
【0056】体温センサ422は、心拍数センサ42
3、発汗センサ424は、それぞれ運転者の体温、心拍
数、発汗状態を検出するセンサで、例えば、ハンドル表
面に各センサを配置し運転者の手の状態から検出する。
または、体温センサ422として、赤外線検出素子を使
用したサーモグラフィーにより運転者の各部の温度分布
を検出するようにしても良い。脳波センサ425は、運
転者の脳波を検出するセンサで、例えばα波やβ波等を
検出して運転者の覚醒状態等を調べる。アイトレーサー
426は、ユーザの視線の動きを検出し、通常運転中、
車外の目的物を捜している、車内目的物をさがしてい
る、覚醒状態等を判断する。赤外線センサ427は、ユ
ーザの手の動きや顔の動きを検出する。
【0057】次に、以上のように構成された本実施形態
の動作について説明する。図11は本実施形態のエージ
ェントによる処理のメイン動作を表したフローチャート
である。エージェント処理部11は、イグニッションが
ONされたことがイグニッションセンサ401で検出さ
れると、まず最初に初期設定を行う(ステップ11)。
初期設定としては、RAMのクリア、各処理用のワーク
エリアをRAMに設定、プログラム選択テーブル291
(図2)や形態決定テーブル296(図7)のRAMへ
のロード、フラグの0設定、等の処理が行われる。な
お、本実施形態のエージェント処理では、その処理の開
始をイグニッションONとしたが、例えばドア開閉検出
センサ411によりいずれかのドアの開閉が検出された
場合に処理を開始するようにしてもよい。
【0058】次に、エージェント処理部11は、運転者
の特定を行う(ステップ12)。すなわち、エージェン
ト処理部11は、運転者から先に挨拶がかけられたとき
にはその声を分析して運転者を特定したり、撮像した画
像を分析することで運転者を特定したり、体重センサ4
19で検出した体重から運転者を特定したり、設定され
たシート位置やルームミラーの角度から運転者を特定し
たりする。なお、特定した運転者については、後述のエ
ージェントの処理とは別個に、「○○さんですか?」等
の問い合わせをする特別のコミュニケーションプログラ
ムが起動され、運転者の確認が行われる。
【0059】運転者が特定されると、次にエージェント
処理部11は、現在の状況を把握する(ステップ1
3)。すなわち、エージェント処理部11は、状況情報
処理部15に状況センサ部40の各センサから供給され
る検出値や、撮像装置28で撮像した画像の処理結果
や、現在位置検出装置21で検出した車両の現在位置等
のデータを取得して、RAMの所定エリアに格納し、格
納したデータから車両の状態等の現在の状況の把握す
る。例えば、水温検出センサ416で検出された冷却水
の温度がt1である場合、エージェント処理部11は、
この温度t1をRAMに格納すると共に、t1が所定の
閾値t2以下であれば、車両の現在の状態として冷却水
温(図2参照)は低い状態であると把握する。現在の状
況としては、他にマイク26からの入力に基づいて音声
認識した運転者の要求、例えば、「○○○番に電話をし
てくれ。」や「この辺のレストランを表示してくれ。」
や「CDをかけてくれ。」等の要求も現在の状況として
把握される。この場合、認識した音声に含まれるワード
「CD」「かけて」等がプログラム選択テーブル291
(図2)の選択条件(横軸項目)になる。さらにエージ
ェント処理部11は、現在状況の把握として、エージェ
ントデータ記憶装置29の学習項目データ292と応答
データ293をチェックすることで、エージェントがこ
れまでに学習してきた状態(学習データ)を把握する。
【0060】エージェント処理部11は、現在の状況を
把握すると、図11により後で詳述するように、把握し
た状況に応じたエージェントの処理を行う(ステップ1
4)。ここでのエージェントの処理としては、エージェ
ントによる判断、行為(行動+発声)、制御、学習、検
査等の各種処理が含まれるが、把握した現在の状況によ
っては何も動作しない場合も含まれる。
【0061】次に、エージェント処理部11は、メイン
動作の処理を終了するか否かを判断し(ステップ1
5)、終了でない場合には(ステップ15;N)、ステ
ップ13に戻って処理を繰り返す。一方を終了する場
合、すなわち、イグニッションがOFFされたことがイ
グニッションセンサ401で検出され(ステップ1
3)、室内灯の消灯等の終了処理(ステップ14)が完
了した後(ステップ15;Y)、メイン処理の動作を終
了する。
【0062】図12は、把握した状況に応じたエージェ
ントの処理動作を表したフローチャートである。エージ
ェント処理部11は、把握済みの現在の状況(起動回
数、現在の天気、時間等)から、図2に示したプログラ
ム選択テーブル291に基づいて、現在の状態で起動可
能なコミュニケーションプログラム(の番号)があるか
否かを判断し(ステップ21)、該当プログラムが無け
れば(ステップ21;N)、メインルーチンにリターン
する。一方、起動可能なコミュニケーションプログラム
がある場合(ステップ21;Y)、そのプログラム番号
を決定する。そして、決定したプログラム番号に対する
運転者の応答履歴を応答データ293から確認し、当該
プログラム番号のコミュニケーションプログラムの起動
を、お休みすべき状態か否かを確認する(ステップ2
2)。
【0063】お休み状態ではない場合(ステップ22;
N)、エージェント処理部11は、起動するコミュニケ
ーションプログラムが、車両や車両に搭載された各種機
器等の制御を行う制御プログラムかどうか確認し(ステ
ップ23)、制御プログラムの場合(ステップ23;
Y)はそのままこのコミュニケーションプログラムを起
動し、プログラムに従った制御を行う(ステップ2
9)。
【0064】コミュニケーションプログラムが制御プロ
グラムでない場合(ステップ23;N)には、把握済み
の状況(車速、音声制御部の音声認識に対する状況、カ
ーナビゲーションシステムにおける目的地、習熟度、
等)とから、形態決定テーブル296に従って、エージ
ェントの形態を決定する(ステップ24)。続いて、コ
ミュニケーションプログラムを、選択されているエージ
ェントの形態の画像で起動することで、エージェントの
行為(行動と音声)に従った画像を表示装置27に表示
すると共に、音声出力装置25から音声出力する(ステ
ップ25)。
【0065】そして、このコミュニケーションプログラ
ムが運転者からの応答を取得する応答取得プログラムで
ない場合(ステップ26;N)には、メインのルーチン
にリターンする。また、このコミュニケーションプログ
ラムが応答取得プログラムの場合(ステップ26;Y)
には、エージェント処理部11は、コミュニケーション
プログラムの起動によるエージェント行為に対する運転
者の応答を、マイク26からの入力に基づく音声認識結
果や、入力装置22からの入力結果から取得する(ステ
ップ27)。この応答取得において、エージェント処理
部11は、マイク26からの入力に基づく音声認識結果
や入力装置22への入力結果から、起動されたコミュニ
ケーションプログラムによるエージェントの行為に対す
る運転者の応答と、エージェントの行為が出力されてか
ら運転者の応答を取得するまでの時間とを、取得する。
【0066】そして、エージェント処理部11は、今回
のコミュニケーションプログラムに関するデータを蓄積
することで、エージェントに学習をさせ(ステップ2
8)、メインルーチンにリターンする。データの蓄積と
しては、例えば、コミュニケーションプログラムの起動
がお休みである場合には(ステップ22;Y)、学習項
目データ292の該当プログラム番号の回数欄をカウン
トアップさせる。ただし、学習項目データ292のお休
み回数/日時欄に格納されている回数をKa回とし、当
該プログラム番号に対する前回までの応答データ293
の履歴から決まるお休み回数をKb回とした場合、Ka
=Kb−1であれば、今回のお休みで規定回数休んだこ
とになる。そこで、学習項目データ292及び応答デー
タ293の当該プログラム番号欄の(該当する位置に格
納されている)データをクリアする。
【0067】その他の場合(ステップ27の後、ステッ
プ29の後)には、把握済みの現在状況(ステップ1
3)の中に学習項目があれば学習項目データ292の値
を更新し、応答内容を履歴として格納すべきプログラム
番号であればステップ17で取得した応答内容を応答デ
ータ293(図6)に格納する。この応答の履歴も各プ
ログラム番号毎に規定された所定回数分のデータが既に
格納されている場合には、最も古いデータを廃棄して新
しいデータを格納する。更に、コミュニケーションプロ
グラムが応答取得プログラムであった場合(ステップ2
7の後)には、習熟度データ297(図8)を書き換え
る。このとき、ステップ27で取得した応答時間をもと
に、前5回の応答時間は最も古いデータを破棄して新し
いデータを格納し、この前5回の応答時間から応答平均
時間、応答最短時間を算出する。また、応答取り消し回
数は、応答取り消しが無かった場合には0を格納する。
そして、所定の式により習熟度を求め、この習熟度を格
納する。データの蓄積の後は、メインのルーチンへリタ
ーンする。
【0068】次に、以上説明したエージェント処理によ
る具体的な行為について、車両の状況が異なる2つの場
合について説明する。図13は、イグニッションON後
における具体的なエージェント処理の一例について、そ
の内容を概念的に表したものである。この図13(A)
に示すように、エージェント処理部11は、現在の状況
として、エージェント処理部11のタイマから検出され
たイグニッションON後経過時間T1を取得する。ま
た、各プログラム番号の応答データをチェックするうこ
とで、プログラム番号00123に対する前2回の運転
者応答がC(受容)なので、閾値T0としてのデフォル
ト値(T0=120)を学習項目データ292から読み
出す。そして、T1とT0から、イグニッションON後
経過時間T1と閾値T0との関係(T0≦T1)が「Y
es」、等の状況を最終的に把握する。
【0069】以上の把握状態において、エージェント処
理部11は、プログラム選択テーブル291からプログ
ラム番号00123のコミュニケーションプログラムを
最終的に選択し(ステップ21;Y)、お休み対象で無
いことを確認(ステップ22;N)する。更に、エージ
ェント処理部11は、プログラム番号00123のコミ
ュニケーションプログラムが制御プログラムでないこと
を確認する(ステップ23;N)。
【0070】続いて、エージェント処理部11は、現在
状況から、エージェントの形態を決定する(ステップ2
4)。即ち、エージェント処理部11は、図13(A)
に示すように、現在状況として、車速が35Km/h、
プログラム00123実行時の音声制御部14は音声認
識可能な状態、ワイパが「OFF」、季節が夏、習熟度
データ297からの運転者の習熟度が27、等を取得す
る。そして、形態決定テーブル296(図7)に基づい
て、エージェントの形態は、車速が80km/h未満で
あることから髪の毛が下にたれており、音声認識可能状
態であることから正面を向いた姿勢であり、ワイパが
「OFF」であることから他で決定された服装をしてお
り、季節が夏であることからレオタードを着用してお
り、習熟度が20以上であることから3頭身であること
が取得される。このうち、服装については、ワイパの状
態から決定される服装の優先順位は9位であり、季節か
ら決定される服装の優先順位は11位である。そして、
ワイパが[OFF」により通常、又は他で決定された服
装即ち季節により決定されるレオタードが、エージェン
トの服装として最終的に決定される。
【0071】続いて、エージェント処理部11は、プロ
グラム番号00123のコミュニケーションプログラム
を起動する(ステップ25)。これにより、図13
(B)に示すように、決定された形態のエージェントが
表示装置27に表示され、プログラムによる行為が行わ
れる。すなわち、表示装置27には、髪の毛が下にた
れ、レオタードを着用した3頭身のエージェントが正面
を向いた姿勢で現れてほほえむ連続動作の画像が複数枚
表示(または動画が表示)されると共に、音声出力装置
25からは「もうそろそろ車を停めて、少し休憩しませ
んか?」といった音声が出力される。
【0072】そして、このコミュニケーションプログラ
ムは応答取得プログラムなので(ステップ26;N)、
エージェント処理部11は、運転者の応答を取得する
(ステップ27)。応答を取得した後、エージェント処
理部11は、エージェントの学習として、図13(C)
に示すように、運転者の応答が無視であればA、拒絶で
あればB、受容であればCを、応答日時と共にプログラ
ム番号00123に対応する応答データ293に格納す
る。この場合、前々回の応答データが削除され、前回の
応答と今回の応答が応答データ293の格納内容にな
る。そして、格納した応答内容が無視Aであれば、次回
の閾値T0は10分長くした値(T0+10=130
分)が使用され、1回休むことになる。格納した応答内
容が拒絶Bであれば、次回の閾値T0は20分長くした
値(T0+30=150分)が使用され、1回休むこと
になる。なお、1回休む場合の閾値としては延長した後
の時間T0=T0+10、又はT0=T0+30が使用
される。格納した応答内容が受容Cであれば、前回使用
した閾値T0と同一の値が使用される。その後メインル
ーチンにリターンする。
【0073】続いて、把握される現在状況が異なる場合
の、エージェントの形態の違いについて、上述の図13
の場合との比較において説明する。図14は、図13と
異なる現在状況と、この状況により決定されるエージェ
ントの容姿とを示す図である。図14(A)に示すよう
に、エージェント処理部11により把握される現在の状
況のうち、イグニッションON後経過時間T1、イグニ
ッションON後経過時間T1と閾値T0との関係(T0
≦T1)が「Yes」、等の状況は、図13の場合と同
じである。
【0074】そして、これらの状況から、エージェント
処理部11は、図13の場合と同様に、プログラム選択
テーブル291からプログラム番号00123のコミュ
ニケーションプログラムを最終的に選択し(ステップ2
1;Y)、お休み対象で無いことを確認(ステップ2
2;N)する。更に、エージェント処理部11は、プロ
グラム番号00123のコミュニケーションプログラム
が制御プログラムでないことを確認する(ステップ2
3;N)。
【0075】続いて、エージェント処理部11は、現在
状況から、エージェントの形態を決定する(ステップ2
4)。即ち、エージェント処理部11は、図14(A)
に示すように、現在状況として、車速が35Km/h、
騒音が大きく音声制御部の音声認識が不可能な状態、ワ
イパが「OFF」、季節が冬、習熟度データ297から
の運転者の習熟度が18、等を取得する。従ってこの場
合は、形態決定テーブル296(図7)に基づいて、エ
ージェントの形態は、車速が80km/h未満であるこ
とから髪の毛が下にたれており、音声認識不可能状態で
あることから横を向いた姿勢であり、ワイパが「OF
F」であることから通常、又は他で決定された服装をし
ており、季節が冬であることからセーターを着用してお
り、習熟度が20未満であることから2頭身であること
が取得される。このうち、服装については、図13の場
合と同様に優先順位の高いワイパの項目により他で決定
された服装として、季節により決定されたセーターが最
終的に決定される。
【0076】続いて、エージェント処理部11は、プロ
グラム番号00123のコミュニケーションプログラム
を起動する(ステップ25)。これにより、図14
(B)に示すように、決定された形態のエージェントが
表示装置27に表示され、プログラムによる行為が行わ
れる。すなわち、表示装置27には、髪の毛が下にた
れ、セーターを着用した2頭身のエージェントが横を向
いた姿勢で現れてほほえむ連続動作の画像が複数枚表示
(または動画が表示)されると共に、音声出力装置25
からは「もうそろそ車を停めて少し休憩しませんか?」
といった音声が出力される。
【0077】そして、騒音が静まり、音声認識可能な状
態となると、再び現在状況の把握から、髪の毛が下にた
れ、セーターを着用した2頭身のエージェントが、正面
を向いて表示され、エージェント処理部11は、運転者
の応答を取得する(ステップ27)。応答を取得した
後、エージェント処理部11は、図13の場合と同様に
学習を行い、メインルーチンにリターンする。
【0078】以上説明したように本実施形態によれば、
擬人化されたエージェントの表示と音声に加えて、エー
ジェントの形態を車両の状況に基づいて決定することに
より、多くの情報を含み且つバラエティに富んだエージ
ェントを表示装置27に表示して良好な視認性を保ちつ
つ多くの情報を運転者に伝達し、運転者や状況に応じた
内容の濃いコミュ二ケーションを確立することができ
る。
【0079】本実施形態によれば、現在の車両・運転者
の状況だけでなく、過去の履歴等に基づく学習結果から
擬人化されたエージェントが状況に合わせた行為をし、
運転者とのコミュニケーションをはかることができ、車
内での運転環境を快適にすることができる。本実施形態
によれば、現在の車両・運転者の状況だけでなく、過去
の履歴等に基づく学習結果からエージェントの形態が決
定され、情報が提供されるので、車内での運転環境を快
適にすることができる。
【0080】尚、本発明のエージェント装置は、上述の
実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない限りにおいて適宜変更可能である。例えば、上
述の実施形態においては、画像データ294として、選
択可能なキャラクターそれぞれについて決定される様々
な形態全ての画像のデータが格納されているが、各キャ
ラクターの背の高さ等については、同一のデータのみを
格納し、表示時に画像処理により変形した画像を表示す
るようにしてもよい。また、画像データ294として、
選択可能なキャラクターそれぞれについて決定される様
々な形態全ての画像のデータは格納せず、数種類のみ格
納しておき、格納されている画像データのうちから、車
両の状況により決定されるべき形態と最も近い画像を選
択する近似画像選択手段を備え、この近似画像を表示す
るようにしてもよい。
【0081】本実施形態においては、各項目により決
定、変更されるエージェントの形態は、容姿、形勢、服
装、及び持ち物となっているが、キャラクターそのもの
をかえるようにしてもよい。例えば、車両情報として車
速の大きい時にはウサギ、小さい時には亀を出現させた
り、VSCやABS作動時にはVSCマンやABSマン
等の独自のキャラクターを出現させたり、冷却水の温度
が低い時には氷のキャラクター、高いときにはやかんの
キャラクターを出現させる等である。また、環境情報と
して天候(輝度等により検出)に応じて(雨の日は蛙
等)キャラクターを決定してもよい。更に、ユーザ情報
として運転者の性別に応じてキャラクターを決定(男性
の運転者には男性キャラクター、女性には女性キャラク
ター等)してもよく、一定年齢以上には老人のキャラク
ター、一定年齢以下には子供のキャラクター等、運転者
の年齢に応じてキャラクターを決定してもよい。加え
て、年月日・時刻情報として、記念日や休日祝祭日、満
月の日、車両購入日、等の特定の日、特定の月(暦上で
の夏の月、特定の星座月等)、閏年等の特定の年、また
は特定の時刻(正午等)に、それを知らせる独自のキャ
ラクターを出現させるようにしてもよい。
【0082】車両の状況の各項目により、容姿(顔かた
ち)や形勢、服装、持ち物、のいずれを決定するかは上
述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述
の実施形態においては、音声認識可能な状態により、形
勢(正面を向く)が決定されるが、例えば、音声認識可
能な状態には「どうぞ」とのプラカードや、「はい」と
「いいえ」のプラカード等の持ち物を決定してもよい。
このプラカード等を用いることにより、推奨応答例を教
示し、音声認識率を高めることができる。更に、本実施
形態では習熟度により背の高さが決定されるが、習熟度
の高い場合に眼鏡をかけたり、角帽をかぶる等としても
よい。ただし、項目と決定される容姿とは、関連が深く
運転者が連想しやすいものが好ましい。常に横向きにの
エージェントを表示し、車両が登り坂に位置するときに
は、エージェントが坂や階段を登る姿勢を決定し、車両
が下り坂に位置するときにはエージェントが坂や階段を
下る姿勢を決定してもよい。このような道路の状況等
は、計器では見落とし易く、また安全性の点から重要で
あり、車両におけるエージェントとともに背景として視
認性良好に表示することは、大きな利点となる。
【0083】本実施形態では所定の閾値を境に形態(容
姿)の同一の部分が変わるが、より細かく数段階に分け
て形態を変化させるようにしてもよい。また、スピード
があがるほど髪の毛が真横に近くなびくように表示する
等、車両の状況の各項目と容姿の変形とが直接比例する
ようにしてもよい。1つの項目について、3以上の段階
に分けて形態を変化させる場合に、服装のみについて変
化させる以外に、例えば、習熟度が上がるにつれて、紺
色のスーツ及び黒い長髪→服装をピンクのワンピースに
変える→髪の毛を茶色の長髪に変える→髪の毛を茶色の
短髪に変える→サングラスをかける、というように、服
装と持ち物等、2種類以上の形態の項目にわたって変形
していくようにしてもよい。車両の状況の2つ以上の項
目に基づいて、1つの形態が決定されてもよい。例え
ば、ユーザの趣味が草野球であり且つ日曜日の場合に、
野球のユニホームを着用する等である。
【0084】車両の状況に基づいて決定、変更される形
態としては、音声も容姿等と同様に決定、変更されるこ
ととしてもよい。車両の状況から、髪の毛の色(黒、
茶、赤、金等)や顔の色(肌色、白っぽい等)、帽子、
眼鏡等、顔と関係する部分のみについて決定、変更する
ようにしてもよい。この場合に、エージェントをアップ
で表示すると、表示装置の表示画面を多く占めている部
分の色や形等が変化するので、状況の変化が明確に運転
者に認識される。
【0085】
【発明の効果】本発明のエージェント装置によれば、擬
人化されたエージェントの行為に加えて、エージェント
の形態を車両の状況に基づいて決定することにより、多
くの情報を含み且つバラエティに富んだエージェントを
出現させて、良好な視認性を保ちつつ多くの情報を運転
者に伝達し、運転者や状況に応じた内容の濃いコミュ二
ケーションを確立することができる。
【0086】本実施形態によれば、現在の車両・運転者
の状況だけでなく、過去の履歴等に基づく学習結果から
擬人化されたエージェントが状況に合わせた行為をし、
運転者とのコミュニケーションをはかることができ、車
内での運転環境を快適にすることができる。本実施形態
によれば、現在の車両・運転者の状況だけでなく、過去
の履歴等に基づく学習結果からエージェントの形態が決
定され、情報が提供されるので、車内での運転環境を快
適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるコミュニケーショ
ン機能を実現するための構成を示すブロック図である。
【図2】同上、実施形態におるプログラム選択テーブル
の内容を概念的にあらわした説明図である。
【図3】同上、実施形態において、各プログラム番号に
対応するエージェントの行為(行動と音声)を表した説
明図である。
【図4】同上、実施形態におけるプログラム番号000
01〜00002の起動により表示装置に表示されるエ
ージェントの「かしこまってお辞儀」行動についての数
画面を表した説明図である。
【図5】同上、実施形態における学習項目データの内容
を概念的に表した説明図である。
【図6】同上、実施形態における応答データの内容を概
念的に表した説明図である。
【図7】同上、実施形態における形態決定テーブルの内
容を概念的に表した説明図である。
【図8】同上、実施形態における習熟度データの内容を
概念的に表した説明図である。
【図9】同上、実施形態におけるナビゲーションデータ
記憶装置に格納されるデータファイルの内容を概念的に
表した説明図である。
【図10】同上、実施形態における状況センサ部を構成
する各種センサを表した説明図である。
【図11】同上、実施形態においてエージェントによる
メイン動作を表したフローチャートである。
【図12】同上、実施形態によるエージェント処理の動
作を表したフローチャートである。
【図13】同上、実施形態において、イグニッションO
N後における具体的なエージェント処理の内容を概念的
に表した説明図である。
【図14】同上、実施形態において、イグニッションO
N後における具体的なエージェント処理の内容を概念的
に表した説明図である。
【図15】本発明の他の実施形態において表示されるエ
ージェントを表した図である。
【符号の説明】
1 全体処理部 10 ナビゲーション処理部 11 エージェント処理部 12 I/F部 13 画像処理部 14 音声制御部 15 状況情報処理部 21 現在位置検出装置 22 入力装置 23 記憶媒体駆動装置 24 通信制御装置 25 音声出力装置 26 マイク 27 表示装置 28 撮像装置 29 エージェントデータ記憶装置 30 ナビゲーションデータ記憶装置 40 状況センサ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 和英 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 向井 康二 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各種状況を判断する状況判断手
    段と、 前記状況判断手段により判断された所定の状況から、擬
    人化されたエージェントの形態を決定する形態決定手段
    と、 前記形態決定手段により決定された形態のエージェント
    を車両内に出現させるエージェント出現手段と、 前記状況判断手段により判断された所定の状況から、エ
    ージェントの行為を決定する行為決定手段と、 この行為決定手段で決定された行為を前記エージェント
    出現手段により出現されるエージェントに行わせるエー
    ジェント制御手段と、を具備することを特徴とするエー
    ジェント装置。
  2. 【請求項2】 前記状況判断手段による所定の状況を記
    憶することで学習する学習手段を有し、 前記形態決定手段は、この学習手段による学習結果を含
    めて前記エージェントの形態を決定することを特徴とす
    る請求項1に記載のエージェント装置。
  3. 【請求項3】 前記状況判断手段による所定の状況を記
    憶することで学習する学習手段を有し、 前記行為決定手段は、この学習手段による学習結果を含
    めて前記エージェントの行為を決定することを特徴とす
    る請求項1に記載のエージェント装置。
  4. 【請求項4】 前記エージェント出現手段が、画像表示
    手段と、この画像表示手段にエージェントを画像表示す
    るエージェント表示手段を含み、 前記形態決定手段は、前記エージェントの前記形態とし
    て、エージェントの容姿を決定することを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれかに記載のエージェ
    ント装置。
  5. 【請求項5】 前記エージェント出現手段が、画像表示
    手段と、この画像表示手段にエージェントを画像表示す
    るエージェント表示手段を含み、 前記形態決定手段は、前記エージェントの前記形態とし
    て、エージェントとともに前記画像形成装置に表示され
    るの前記エージェントの持ち物を決定することを特徴と
    する請求項1から請求項4のうちのいずれかに記載のエ
    ージェント装置。
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