JP2013148996A - 重症度判定装置、及び、重症度判定方法 - Google Patents

重症度判定装置、及び、重症度判定方法 Download PDF

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聡仁 廣森
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彰 内山
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康城 中田
Yutaka Tanaka
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Abstract

【課題】簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測する。
【解決手段】過去の複数の時刻における患者の疾患又は主訴、及び、生体情報を含むバイタルデータを患者ごとに保存しているバイタルデータ記億部102と、バイタルデータを対象として任意の時刻における患者の疾患又は主訴、及び、生体情報と、任意の時刻の所定時間後における患者の重症度との関係を分析することで、任意の時刻における疾患又は主訴、及び、生体情報に基づいて任意の時刻の所定時間後における重症度を判定するための判定基準を作成する分析部103と、判定対象となる患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得部101と、バイタルデータ取得部が取得したバイタルデータと、分析部で作成された判定基準とに基づいて、バイタルデータ取得部102がバイタルデータを取得した時刻の所定時間後の重症度を判定する重症度判定部104とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、重症度判定装置、及び、重症度判定方法に関する。特に、患者の症状の重さを示す重症度を判定する重症度判定装置、及び、重症度判定方法に関する。
緊急外来において傷病者又は患者に対する処置の緊急度を判定する手順の策定が進められている。緊急外来に、短時間に多数の傷病者又は患者が集中する場合、多数の傷病者に対して効果的に救急及び治療を行うために、処置の順序を決定することが必要となる。このような場合、医療従事者は十分な時間をかけて患者の詳細な生体情報を取得した上で治療を行うのではなく、短時間で簡易な計測装置により計測された生体情報に基づいて、処置の緊急度を判定するトリアージが行われる。ここで、生体情報とは、脈拍数、血中酸素濃度、呼吸数、又は、最高血圧などを意味する。
トリアージの手順の具体例に、CTAS(Canadian Triage & Acuity Scale)、及び、JTAS(Japanese Triage & Acuity Scale)がある。CTASでは、症例別に設けられた評価項目に基づき患者に対する処理の緊急度を判定する。評価項目の一部に生体情報に対する閾値が設けられ、それを基に患者の重症度を判定する。
従来、患者の症状の度合いを自動的に判別する技術として、臨床検査データベースに基づき患者の疾患、重症度、治療方法を自動決定する技術がある(例えば、特許文献1)。また、呼吸パターンを判別することで睡眠時呼吸障害を検知する技術がある(例えば、特許文献2)。
特開2001−331581号公報 特表2006−508742号公報
しかしながら、トリアージで用いられる簡易な計測装置を用いて、傷病者又は患者に対する処置の緊急度を正確に判定することは難しい。なぜなら、傷病者又は患者に対する処置の緊急度を判定するためには、多くの生体情報とそれらに基づく所定時間後の重症度の予測が必要とされるが、簡易な計測装置を用いて十分な種類及び量の生体情報を取得することができないためである。すなわち、簡易な計測装置を用いて取得できる生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測する適切な方法がないという問題がある。
よって、簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測することが課題となる。
本課題に対し、特許文献1では、診療検査データベースに基づいて治療方法を自動決定する技術が開示されているが、所定時間後の重症度を提示することには言及されていない。よって、本課題は特許文献1によっては解決されない。
本課題に対し、特許文献2では、特定の疾患に対して、その症状を判定、感知、又は、検知する技術が開示されているが、所定時間後の重症度を提示することには言及されていない。よって、本課題は特許文献2によっては解決されない。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測することができる重症度判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る重症度判定装置は、患者の症状の重さを示す重症度を判定する重症度判定装置であって、過去の複数の時刻における患者の疾患又は主訴、及び、生体情報を含むバイタルデータを患者ごとに保存しているバイタルデータ記億部と、前記バイタルデータ記億部に保存されているバイタルデータを対象として、任意の時刻における前記患者のそれぞれの疾患又は主訴、及び、生体情報と、前記任意の時刻の所定時間後における前記患者のそれぞれの重症度との関係を分析することで、前記任意の時刻における疾患又は主訴、及び、生体情報に基づいて前記任意の時刻の前記所定時間後における重症度を判定するための判定基準を作成する分析部と、判定対象となる患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得部と、前記バイタルデータ取得部が取得したバイタルデータと、前記分析部で作成された判定基準とに基づいて、前記バイタルデータ取得部がバイタルデータを取得した時刻の前記所定時間後の重症度を判定する重症度判定部とを備える。
これにより、過去の複数の患者の疾患又は主訴、年齢、及び、性別のような時刻に依存しない情報と、簡易な計測装置で測定される血中酸素濃度、及び、脈拍のような時刻に依存して変化する情報とに基づいて、所定時間後の患者の重症度(病気及び外傷が身体に与える影響の大きさの度合い)を自動的に判定することができる。つまり、簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測することができる。
また、好ましくは、前記分析部は、前記任意の時刻における疾患又は主訴及び生体情報に基づいて前記任意の時刻の所定時間後における重症度を判定するための決定木を、前記判定基準として作成する。
また、好ましくは、前記分析部は、前記疾患又は主訴、及び、生体情報のそれぞれに少なくとも1つ設定される閾値をノードの分岐条件として有し、前記任意の時刻の所定時間後の重症度を葉ノードが示す決定木を、前記判定基準として作成する。
これにより、過去の多数の傷病者及び患者において測定された生体情報に基づいて構築された決定木の各ノードの条件を判定するという方法により、新たな患者の所定時間後の重症度を予測することができる。また、当該生体情報には、簡易な計測装置により測定された生体情報も含めることができる。よって、過去の多数の傷病者又は患者の生体情報から、新たな患者の所定時間後の重症度を、容易な計算処理により予測することできる。
また、好ましくは、前記分析部は、決定木の葉ノードのそれぞれが重症度の1つを示し、かつ、決定木のノード数が最小となるように、前記ノードの分岐条件を設定する。
また、好ましくは、前記分析部は、決定木の葉ノードのそれぞれが重症度の1つを示し、かつ、決定木のノード数が所定値以下となるように、前記ノードの分岐条件を設定する。
これにより、少ない条件判定回数で新たな患者の所定時間後の重症度を判定することができる。つまり、簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を、容易な計算処理により予測することできる。
また、好ましくは、前記バイタルデータ取得部は、患者の生体情報として、年齢、性別、既往症、脈拍数、血中酸素濃度、呼吸数、最高血圧、及び、重症度の少なくとも1つを取得する。
これにより、患者に固有であり時刻により変化しない情報と、簡易な計測装置により取得される時刻依存して変化する情報とによって、患者の生体情報を取得することができる。
また、好ましくは、重症度は、病気及び外傷が身体に与える影響の大きさの度合いを示す値である。
また、好ましくは、前記分析部は、患者の血中酸素濃度が低いほど、当該患者の重症度が高いと判定するための判定基準を作成する。
これにより、重症度をよく反映する血中酸素濃度に基づいて、病気及び外傷が身体に与える影響を決定することができる。
また、好ましくは、前記バイタルデータ取得部は、取得した前記判定対象となる患者のバイタルデータを前記バイタルデータ記億部に保存する。
これにより、判定基準に患者の新たなバイタルデータを反映し、新たな判定基準を作成することができる。その後は新たな判定基準に基づいて患者の所定時間後の重症度を判定することができる。
また、本発明の一態様に係る重症度判定方法は、患者の症状の重さを示す重症度を判定する重症度判定方法であって、過去の複数の時刻における患者の疾患又は主訴、及び、生体情報を含むバイタルデータを対象として、任意の時刻における前記患者のそれぞれの疾患又は主訴、及び、生体情報と、前記任意の時刻の所定時間後における前記患者のそれぞれの重症度との関係を分析することで、前記任意の時刻における疾患又は主訴、及び、生体情報に基づいて前記任意の時刻の前記所定時間後における重症度を判定するための判定基準を作成する分析ステップと、判定対象となる患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得ステップと、前記バイタルデータ取得ステップで取得されたバイタルデータと、前記分析ステップで作成された判定基準とに基づいて、前記バイタルデータ取得ステップでバイタルデータを取得した時刻の前記所定時間後の重症度を判定する重症度判定ステップとを含む。
これにより、上記重症度判定装置と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明により、簡易な計測装置を用いて取得できる生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測することができる。その結果、医療従事者が多数の患者に対して効果的に救急及び治療を行うことができる。
図1は、実施の形態1に係る重症度判定装置の機能ブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る重症度判定装置の適用例を示す図である。 図3は、患者のバイタルデータの時間変化の一例である。 図4は、実施の形態1に係る重症度判定装置のフローチャートである。 図5Aは、実施の形態1に係る重症度判定装置により作成される決定木の一例である。 図5Bは、患者のバイタルデータの一例である。 図5Cは、患者のバイタルデータの別の一例である。 図6は、実施の形態1の変形例に係る重症度判定装置の機能ブロック図である。 図7は、バイタルデータの計測装置の外観図である。
以下、発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲だけによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態では、重症度判定装置1は医療機関等に配置され、医療機関を訪問する患者に対して、バイタルデータに基づいて所定時間後の重症度を提示するために用いられる例を示す。
図1は、本実施の形態に係る重症度判定装置1の機能ブロック図である。
図1に示されるように、重症度判定装置1は、バイタルデータ取得部101、バイタルデータ記億部102、分析部103、重症度判定部104、及び、提示部105を備える。また、重症度判定部104は判定基準104Aを備える。
バイタルデータ取得部101は、傷病者又は患者(以降、傷病者又は患者のことを総称して患者と称する)の脈拍数、血中酸素濃度、呼吸数、及び、最高血圧などを計測し、重症度判定部104及びバイタルデータ記億部102へ送信する。バイタルデータ取得部101は、患者の身体に取り付けられる簡易な計測装置(例えば、図7に示される計測装置)により実現される機能である。なお、バイタルデータ記億部102へ送信することは必須ではない。
バイタルデータ記億部102は、バイタルデータ取得部101が取得したバイタルデータを患者ごとに保存している。また、バイタルデータ記億部102は、バイタルデータ取得部101が取得した新たなバイタルデータを保存する。バイタルデータ記億部102は、メモリ又はハードディスクのような記憶装置により実現される機能である。
分析部103は、バイタルデータ記億部102に保存されているバイタルデータに基づいて、所定時間後の患者の重症度を判定するための判定基準を作成する。重症度とは、病気及び外傷が身体に与える影響の大きさの度合いを示す値である。具体的には、バイタルデータ記億部102に保存されているバイタルデータを対象として、時刻t1における複数の患者のそれぞれの疾患又は主訴及び生体情報と、時刻t1の所定時間後である時刻t2における複数の患者のそれぞれの重症度との関係を分析する。その上で、時刻t1におけるある患者の疾患又は主訴及び生体情報に基づいて当該患者の時刻t2における重症度を判定するための判定基準を作成する。この判定基準は重症度判定部104の中に判定基準104Aとして格納される。
重症度判定部104は、バイタルデータ取得部101が取得したバイタルデータと、分析部103により作成された判定基準104Aとに基づいて、患者の所定時間後の重症度を判定する。
提示部105は、重症度判定部104での判定結果を利用者(医療従事者等)に提示する。
図2は、本実施の形態に係る重症度判定装置1の適用例を示す図である。
図2に示されるように、患者211の身体にはバイタルデータ取得部101が取り付けられている。医療従事者212は、提示部105が提示する所定時間後の傷病者又は患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定し、それに従い治療を行う。さらに、サーバ(SV)201、アクセスポイント202、及び、ネットワーク203がある。サーバ201は、バイタルデータ記億部102、分析部103、及び、重症度判定部104を備える。アクセスポイント202及びネットワーク203は、バイタルデータ取得部101が取得したバイタルデータをサーバ201へ送信し、また、重症度判定部104が出力する情報を提示部105へ送信するために利用される。
バイタルデータ取得部101は、定期的に患者のバイタルデータを取得し、アクセスポイント202及びネットワーク203を経由して、サーバ201内の重症度判定部104及びバイタルデータ記億部102へバイタルデータを送信する。バイタルデータ記億部102、分析部103、及び、重症度判定部104の機能により所定時間後の当該患者の重症度が判定される。重症度判定部104は、判定された重症度をネットワーク203及びアクセスポイント202を経由して提示部105へ通知する。提示部105は医療従事者212に提示する。なお、バイタルデータをバイタルデータ記億部102へ送信することは必須ではない。
図3は、患者211の1人のバイタルデータの時間変化の一例である。図3に示されるバイタルデータは、(A)時刻依存の情報(以降、時刻依存情報と称する)と、(B)非時刻依存の情報(以降、非時刻依存情報と称する)とを含む。
(A)時刻依存の情報は、1秒ごとの脈拍(回/分)、SpO2(血中酸素濃度%)、呼吸(回/分)、最高血圧(mmHg)、最高血圧変化量(通常比%)、及び、重症度を含む。(B)非時刻依存の情報は、主訴、年齢、性別、及び、既往症を含む。
以下で、本実施の形態に係る重症度判定装置1の動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係る重症度判定装置のフローチャートである。重症度判定装置1は、まず、バイタルデータの入力を受ける(S401)。バイタルデータの時刻依存情報は、患者211に取り付けられたバイタルデータ取得部により取得される。バイタルデータの非時刻依存情報は、医療従事者等により入力される。なお、バイタルデータの非時刻依存情報は、当該患者の過去の通院履歴から取得されてもよいし、患者自身により入力されてもよい。バイタルデータを入力されたら、次に、バイタルデータの保存(S402)及び重症度の判定(S411)を行う。
バイタルデータが入力されたら、バイタルデータ記憶部は、入力されたバイタルデータを患者ごとに保存する(S402)。なお、ステップS402は必須ではない。
次に、分析部103は、バイタルデータを分析する(S403)。分析部103は、バイタルデータ記億部に保存されている複数の患者のそれぞれのバイタルデータを対象として、時刻t1におけるバイタルデータと、時刻t1の時間Δt後である時刻t2(t2=t1+Δt)における当該患者の重症度との関係を分析する。
次に、分析部103は、判定基準104Aの更新を行う(S404)。分析部103は、S403における分析結果を用いて、時刻t1における患者のバイタルデータに基づいて時刻t2における患者の重症度を判定するための判定基準104Aを作成する。判定基準104Aの作成方法の具体例を後述する。なお、判定基準104Aの具体例は決定木である。さらに、決定木のノードの分岐条件に、バイタルデータのそれぞれに設定される閾値を設定してもよい。なお、1患者につき、異なる時刻における少なくとも2回の測定結果があれば分析に利用できる。
一方、バイタルデータが入力された後、重症度判定部は、患者の重症度を判定する(S411)。重症度判定部は、バイタルデータと判定基準104Aとから、当該患者のΔt後の重症度を判定する。なお、血中酸素濃度が低いほど、重症度が高いと判定してもよい。他の判定方法を適用することも可能である。
次に、提示部は、重症度を提示する(S412)。重症度判定部の判定結果として、患者の重症度を医療従事者等に提示する。提示方法の例としては、画面表示による提示、印刷物による提示、音声による提示などがある。なお、提示する対象は、患者であってもよい。
(判定基準の作成方法の具体例)
バイタルデータから重症度の判定基準である決定木を作成する方法について図3に示されるバイタルデータと、図5Aとを用いて説明する。具体的には、非時刻依存情報と時刻t1における時刻依存情報とに基づいて、時刻t2での重症度を判定する判定基準を作成する方法について説明する。
決定木は、複数の条件の集まりであって、リーフが分類を表し、ルートからリーフに至る経路上のノードがその分類を特徴付ける条件を表す木として表現される。あるデータに対して、最初に決定木のルートノードの条件を判定し、その判定結果に基づいて順に下位のノードの条件を判定し、最終的に至るリーフノードにおいて当該データが分類される(分類結果が示される)。複数のデータの集まりから決定木を生成するアルゴリズムが従来複数提案されている。
決定木を生成するアルゴリズムの一例に貪欲法がある。貪欲法では木のルートからリーフへトップダウンで各ノードにおいて再帰的に木を分割し、一定条件を満たすときに木の分割を終了する。分割を終了するのは、(a)1つのリーフに異なる分類結果が存在しないように完全に木を分割できた場合(つまり、1つのリーフに単一の分類結果だけを含む場合)、(b)木をそれ以上分割できる属性がない場合、のいずれかの場合である。
また、ノードの分岐条件には任意の条件を設定してよいが、分類結果が最もよく分類される条件を選択すると決定木のノード数を少なくすることができる。その結果、判定時の処理量を小さくすることができる。よって、少ない処理により短時間で判定を完了するために、ノード数が最小となるように各ノードの分岐条件を設定してもよい。また、比較的少ない処理により比較的短時間で判定を完了するために、ノード数があらかじめ決められた閾値以下となるように各ノードの分岐条件を設定してもよい。
分類の度合いを示す値の一例には、情報利得、情報利得比(ID3、C4.5)及びジニ係数がある。情報利得比(ID3)による分類方法を以下に示す。
属性(脈拍、血圧、又は、主訴などの項目)をa1,a2,・・・,an、取り得る出力(重症度)の集合をD={軽,中,重}とすると、患者データ集合Cにおいて(式1)となる割合をp(c)として、データ集合Cの平均情報量は(式2)のように記述される。
Figure 2013148996
Figure 2013148996
次に、v1,v2,・・・,vmの値を有する属性aiにより分割したときの集合をCi1,Ci2,・・・,Cimとすると、属性aiで分割時の情報利得比は(式3)のように記述される。
Figure 2013148996
ここで、各属性aiの値v1,v2,・・・,vmは離散値である。連続値をとるバイタルデータのそれぞれに適当な1つ以上の閾値を設定することで離散値を生成する。例えば、属性aiがv1以上v2未満である場合に、属性aiがv1であるとみなし、属性aiがv2以上v3未満である場合に、属性aiがv2であるとみなすようにする。同様に、属性aiがvmi−1以上vm未満である場合に属性aiがvmi−1であるとみなすようにする。なお、上記において設定される閾値は、予め決定されていてもよいし、属性aiのデータの分布により決定されてもよい。また、他の方法により決定されてもよい。
次に、以下の手順により情報利得比に基づく決定木の生成を行う。
(1)根ノードを作成し、全ての患者データ集合Cを根ノードNに所属させる。
(2)もしNに所属する全てのデータが同一の分類結果Xであれば、NをXとラベル付けして終了する。
(3)各属性aiについて、(式4)により表される情報利得比を求める。
Figure 2013148996
(4)(式4)により表される情報利得比が最大となる属性aiの値v1,v2,・・・,vmについてNの子ノードNi1,Ni2,・・・,Nimを作成し、それぞれに集合Ci1,Ci2,・・・,Cimを所属させる。Nのラベルをajとする。
(5)子ノードのそれぞれに対して、(2)〜(4)の操作を再帰的に行う。
以上の手順により得られる決定木の一例を図5Aに示す。図5Aは、実施の形態1に係る重症度判定装置1により作成される決定木の一例である。図5Aに示される決定木によって、各ノードの属性とその分類値に従って決定木をたどることによって、患者データから将来の重症度を判定することができる。図5Aにおいて、ノードの分岐条件は、ノードの下に記される数値および記号により記述される。例えば、「呼吸回数(回/分)」の下に「<10」と記載されている場合は、「呼吸回数が10未満であるとき」を意味する。また、「呼吸回数(回/分)」の下に「10...20」と記載されている場合は、「呼吸回数が10以上20未満であるとき」を意味する。また、「呼吸回数(回/分)」の下に「20≦」と記載されている場合は、「呼吸回数が20以上であるとき」を意味する。
図5Aに示される決定木によって、以下のように患者の所定時間後の重症度が判定される。図5Bは患者のバイタルデータの一例である。以降、図5Bに示されるバイタルデータを、バイタルデータBと称する。まず、決定木のルートノード501により呼吸回数が判定される。バイタルデータBの呼吸回数(回/分)は11であるため、10以上20未満(図中「10...20」で示される)で示されるノード512へ進む。ノート512において、バイタルデータBの患者の所定時間後の重症度は「軽度」と判定される。
図5Cは患者のバイタルデータの一例である。以降、図5Cに示されるバイタルデータを、バイタルデータCと称する。まず、決定木のルートノード501により呼吸回数が判定される。バイタルデータCの呼吸回数(回/分)は8であるため、10未満(図中「<10」で示される)で示されるノード511へ進む。次にノード511により血圧変化量が判定される。バイタルデータCの最高血圧変化量(通常比%)は0.0であるため、10未満(図中「<10」で示される)で示されるノード521へ進む。ノード521において、バイタルデータCの患者の所定時間後の重症度は「中度」と判定される。
なお、重症度は、一例として、血中酸素濃度により定義される。すなわち、血中酸素濃度が低いほど、重症度が高いと判定する。なぜなら、重症度は、血中酸素濃度と密接な関係にあることが知られているためである。なお、重症度として他の指標を用いることも可能である。
なお、重症度以外のデータを予測する決定木を生成することも可能である。その場合は、取り得る出力の集合Dを予測したいデータに設定して同様の処理を行う。
なお、複数のΔtの値に対して同様の決定木の生成を行うことにより、現時刻の患者データから、将来の分類対象の時間変化(変化のグラフ)を予測することができる。
以上のように、本発明の一態様に係る重症度判定装置によれば、過去の複数の患者の疾患又は主訴、年齢、及び、性別のような時刻に依存しない情報と、簡易な計測装置で測定される血中酸素濃度、及び、脈拍のような時刻に依存して変化する情報とに基づいて、所定時間後の患者の重症度(病気及び外傷が身体に与える影響の大きさの度合い)を自動的に判定することができる。つまり、簡易な計測装置を用いて取得できる生体情報から患者の所定時間後の重症度を予測することできる。
また、過去の多数の傷病者及び患者において測定された生体情報に基づいて構築された決定木の各ノードの条件を判定するという方法により、新たな患者の所定時間後の重症度を予測することができる。また、当該生体情報には、簡易な計測装置により測定された生体情報も含めることができる。よって、過去の多数の傷病者又は患者の生体情報から、新たな患者の所定時間後の重症度を、容易な計算処理により予測することできる。
また、少ない条件判定回数で新たな患者の所定時間後の重症度を判定することができる。つまり、簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を、容易な計算処理により予測することできる。
また、患者に固有であり時刻により変化しない情報と、簡易な計測装置により取得される時刻依存して変化する情報とによって、患者の生体情報を取得することができる。
また、重症度をよく反映する血中酸素濃度に基づいて、病気及び外傷が身体に与える影響を決定することができる。
また、判定基準に患者の新たなバイタルデータを反映し、新たな判定基準を作成することができる。その後は新たな判定基準に基づいて患者の所定時間後の重症度を判定することができる。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1の変形例は、実施の形態1における重症度判定装置1に含まれるバイタルデータ取得部及び提示部が、他の装置(端末)上で動作する点で、実施の形態1と異なる。
実施の形態1の変形例では、重症度判定装置61と、バイタルデータ取得端末62と、重症度提示端末63とがネットワークにより接続された構成をとる。
図6は、本実施の形態の変形例に係る重症度判定装置61と、バイタルデータ取得端末62と、重症度提示端末63との機能ブロック図である。図6に示されるように、本実施の形態の変形例に係る重症度判定装置61は、バイタルデータ記億部102、分析部103、重症度判定部104、及び、NIC(Network Interface Card)部611を備える。また、重症度判定部104は判定基準104Aを備える。実施の形態1と異なる機能ブロックである、NIC部611、NIC部621、及び、NIC部631について説明する。
重症度判定装置61は、NIC部611を備える。NIC部611は、重症度判定装置61の外部の機器との通信インタフェースである。具体的には、バイタルデータ取得端末62が送信した通信データを受信し、重症度判定装置61内部で扱うことができるデータ形式に変換してバイタルデータ記億部102及び重症度判定部104に送信する。また、重症度判定部104が送信するデータを、通信用のデータ形式に変換して重症度提示端末63に送信する。なお、通信相手は上記に限定されない。
バイタルデータ取得端末62は、NIC部621を備える。NIC部621は、バイタルデータ取得端末62の外部の機器との通信インタフェースである。具体的には、バイタルデータ取得部101が送信するデータを、通信用のデータ形式に変換して重症度判定装置61に送信する。なお、通信相手は上記に限定されない。
重症度提示装置63は、NIC部631を備える。NIC部631は、重症度提示端末63の外部の機器との通信インタフェースである。具体的には、重症度判定装置61が送信した通信データを受信し、重症度提示端末63内部で扱うことができるデータ形式に変換して提示部105に送信する。なお、通信相手は上記に限定されない。
上記通信ネットワークには、公衆電話回線網、携帯電話網、公衆データ通信網、衛星通信網、メトロネットワーク、企業内ネットワーク、又は、家庭内ネットワークなどあらゆる形態の通信ネットワークを含む。
図6に示される構成において、実施の形態1と同様の方法により、患者の重症度を提示することができる。
上記の実施の形態1の変形例によれば、重症度判定装置61を複数の医療機関のそれぞれに配置することなく、患者の重症度を提示することができる。なぜなら、複数の医療機関のそれぞれに、複数のバイタルデータ取得端末62と重症度提示端末63とを配置し、それらと通信ネットワークで接続される別の場所に重症度判定装置61を配置することができるためである。このようにして、重症度判定装置61を複数の医療機関のそれぞれに配置することなく、バイタルデータ取得端末62が取得する患者のバイタルデータに基づいて、当該患者の所定時間後の重症度を重症度提示端末63が提示することができる。
また、上記の実施の形態1の変形例によれば、多くの患者のバイタルデータにより判定基準(決定木)の精度が向上する。なぜなら、1つのバイタルデータ記億部が複数の医療機関に訪問する患者のバイタルデータを保存し、分析部103は多くのバイタルデータに基づいて判定基準(決定木)を作成することができるためである。多くのバイタルデータにより作成された判定基準(決定木)は、より少ないバイタルデータにより作成された判定基準により作成されたものより一般に予測の誤差が小さくなる。
また、上記の実施の形態1の変形例によれば、1人の患者の長時間に渡るバイタルデータにより判定基準(決定木)の精度が向上する。なぜなら、重症度判定装置は、医療機関等だけでなく、通信ネットワークにより接続されるあらゆる箇所において、患者のバイタルデータを取得できるためである。分析部103は多くのバイタルデータに基づいて予測精度の高い判定基準(決定木)を作成することができる。このように、重症度判定装置61は、医療機関等だけでなく、家庭又は老人介護施設等、患者が日常生活を営む中でのバイタルデータを取得し、患者の疾患の治療に役立てられる。
また、上記の実施の形態1の変形例によれば、重症度判定装置61を利用する際の利便性が高まる。具体的には、装置ごと及び装置の機能ごとに冗長化する等の方法により耐障害性を高めることができる。また、装置を設置する場所及び装置の保守のための人員が不要であるため導入コストを低減することができる。また、装置のソフトウェアに新たな計算方法及び制御方法を適用することが容易になる。このように、実施の形態1の変形例の構成をとることで多くの点で利便性が高まる。
以上、本発明の実装方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
重症度判定装置は、簡易な計測装置により取得される生体情報から患者の所定時間後の重症度を判定し提示する。医療従事者が所定時間後の重症度が高いと判定される患者に対して緊急に処置を行うことにより、多くの傷病者及び患者に対し効果的に救急及び治療を行うことができる。
1、61 重症度判定装置
62 バイタルデータ取得端末
63 重症度提示端末
101 バイタルデータ取得部
102 バイタルデータ記億部
103 分析部
104 重症度判定部
105 判定基準
106 提示部
611、621、631 NIC部

Claims (10)

  1. 患者の症状の重さを示す重症度を判定する重症度判定装置であって、
    過去の複数の時刻における患者の疾患又は主訴、及び、生体情報を含むバイタルデータを患者ごとに保存しているバイタルデータ記億部と、
    前記バイタルデータ記億部に保存されているバイタルデータを対象として、任意の時刻における前記患者のそれぞれの疾患又は主訴、及び、生体情報と、前記任意の時刻の所定時間後における前記患者のそれぞれの重症度との関係を分析することで、前記任意の時刻における疾患又は主訴、及び、生体情報に基づいて前記任意の時刻の前記所定時間後における重症度を判定するための判定基準を作成する分析部と、
    判定対象となる患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得部と、
    前記バイタルデータ取得部が取得したバイタルデータと、前記分析部で作成された判定基準とに基づいて、前記バイタルデータ取得部がバイタルデータを取得した時刻の前記所定時間後の重症度を判定する重症度判定部と
    を備える重症度判定装置。
  2. 前記分析部は、
    前記任意の時刻における疾患又は主訴及び生体情報に基づいて前記任意の時刻の所定時間後における重症度を判定するための決定木を、前記判定基準として作成する
    請求項1に記載の重症度判定装置。
  3. 前記分析部は、
    前記疾患又は主訴、及び、生体情報のそれぞれに少なくとも1つ設定される閾値をノードの分岐条件として有し、前記任意の時刻の所定時間後の重症度を葉ノードが示す決定木を、前記判定基準として作成する
    請求項2に記載の重症度判定装置。
  4. 前記分析部は、
    決定木の葉ノードのそれぞれが重症度の1つを示し、かつ、決定木のノード数が最小となるように、前記ノードの分岐条件を設定する
    請求項3に記載の重症度判定装置。
  5. 前記分析部は、
    決定木の葉ノードのそれぞれが重症度の1つを示し、かつ、決定木のノード数が所定値以下となるように、前記ノードの分岐条件を設定する
    請求項4に記載の重症度判定装置。
  6. 前記バイタルデータ取得部は、
    患者の生体情報として、年齢、性別、既往症、脈拍数、血中酸素濃度、呼吸数、最高血圧、及び、重症度の少なくとも1つを取得する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の重症度判定装置。
  7. 重症度は、
    病気及び外傷が身体に与える影響の大きさの度合いを示す値である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の重症度判定装置。
  8. 前記分析部は、
    患者の血中酸素濃度が低いほど、当該患者の重症度が高いと判定するための判定基準を作成する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の重症度判定装置。
  9. 前記バイタルデータ取得部は、
    取得した前記判定対象となる患者のバイタルデータを前記バイタルデータ記億部に保存する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の重症度判定装置。
  10. 患者の症状の重さを示す重症度を判定する重症度判定方法であって、
    過去の複数の時刻における患者の疾患又は主訴、及び、生体情報を含むバイタルデータを対象として、任意の時刻における前記患者のそれぞれの疾患又は主訴、及び、生体情報と、前記任意の時刻の所定時間後における前記患者のそれぞれの重症度との関係を分析することで、前記任意の時刻における疾患又は主訴、及び、生体情報に基づいて前記任意の時刻の前記所定時間後における重症度を判定するための判定基準を作成する分析ステップと、
    判定対象となる患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得ステップと、
    前記バイタルデータ取得ステップで取得されたバイタルデータと、前記分析ステップで作成された判定基準とに基づいて、前記バイタルデータ取得ステップでバイタルデータを取得した時刻の前記所定時間後の重症度を判定する重症度判定ステップと
    を含む重症度判定方法。
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