JP3869704B2 - 走査光学系 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザープリンター等の走査光学装置に用いられる走査光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザープリンター等に用いられる走査光学系は、半導体レーザー等の光源から発したレーザー光をポリゴンミラーにより偏向、走査させ、fθレンズ等の走査レンズを介して感光体ドラム等の被走査面上にスポットとして結像させる。被走査面上のスポットは、ポリゴンミラーの回転に伴って走査し、この際レーザー光をオンオフ変調することにより被走査面上に静電潜像を形成する。なお、この明細書では、被走査面上でスポットが走査する方向を主走査方向、これに直交する方向を副走査方向と定義し、各光学素子の形状、パワーの方向性は、被走査面上での方向を基準に説明することとする。また、ポリゴンミラーの回転軸に対して垂直で、走査レンズの光軸を含む平面を主走査平面と定義する。
【0003】
カラープリンター等に利用されるタンデム方式の走査光学系は、複数の感光体ドラム上に光束を同時に走査させる。このようなタンデム方式の走査光学系において、複数の光束を単一のポリゴンミラーにより同時に偏向させる場合がある。このように構成することにより、共用化による部品点数の削減が可能となり、かつ、配置スペースを小さくできる。この場合、各光束の副走査方向の断面内でのポリゴンミラーへの入射角度をそれぞれ異ならせることにより、複数の光束をポリゴンミラーの反射面上でほぼ同一の位置に入射させることができるので、ポリゴンミラーを薄くし、そのコストを抑えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにポリゴンミラーに対する副走査方向の入射角度が有限の値を持つ場合には、被走査面上ではビームスポットの軌跡である走査線が湾曲するという問題が生じる。また、この湾曲の発生量がポリゴンミラーに対する入射角度によって異なるため、複数の光束がポリゴンミラーに対して異なる入射角度で入射する場合には、複数の光束により同時に形成される走査線の間隔が主走査方向の位置によって変化するという問題もある。走査線の湾曲はボウ(Bow)、走査線間の間隔の変化はディファレンシャルボウ(Differential Bow)と呼ばれ、共に描画精度を悪化させるため、特に高精細のシステムにおいては両者を低く抑える必要がある。
【0005】
従来の走査光学系では、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することが困難であった。
【0006】
この発明は、上記の従来技術の問題点に鑑み、ポリゴンミラーに入射する光束が副走査方向の断面内で有限の入射角度を持つ場合にも、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することができる走査光学系を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる走査光学系は、上記の目的を達成させるため、結像光学系を構成する走査レンズの一面に、主走査方向の断面形状が走査レンズの光軸からの主走査方向の距離の関数として、副走査方向の曲率が光軸からの主走査方向の距離の関数として、それぞれ独立に定義されるアナモフィック非球面を採用し、走査レンズと共に結像光学系を構成する像面湾曲補正用の補正レンズの一面に、副走査方向の断面の傾き(本明細書では、非球面の面中心に立てた法線と副走査方向とに平行な平面と、非球面との交線の当該平面内での傾きをいうものとする)が主走査方向の位置により変化し、副走査方向に対して垂直で面中心を含む平面に関して、非対称な形状を有する非球面を採用したことを特徴とする。なお、面中心は、面設計時に設定される原点であり、主走査方向については、被走査面上で走査範囲の中心に達する光束が非球面と交差する位置である。
【0008】
すなわち、この発明の走査光学系は、複数の光束を発生する光源部と、光源部から発する光束を副走査方向に収束させるアナモフィック光学素子と、アナモフィック光学素子により収束された光束を反射、偏向させるポリゴンミラーと、ポリゴンミラーにより反射された光束を被走査面上で主走査方向に走査するスポットとして収束させる結像光学系とを備え、結像光学系を構成する走査レンズと補正レンズとに上記のような非球面を設けると共に、ポリゴンミラーに近い位置に走査レンズを、複数の光束に対して共通に1つだけ配置し、被走査面に近い位置に補正レンズを、ほぼ同一の角度でポリゴンミラーに入射する光束毎に複数配置したことを特徴とする。
【0009】
光源部は、光源部から発する複数の光束がポリゴンミラーに対して副走査方向の断面内で絶対値が等しく符号が異なる入射角度で入射するように設定され、複数の補正レンズは、ポリンゴンミラーから各感光体ドラムまでの反射面を展開して考えた場合、走査レンズ系の光軸の延長線に対して対称に配置されている。すなわち、同一設計の補正レンズを、走査レンズ系の光軸の延長線に対して等距離の位置に、180°回転させて配置することができる。
【0010】
また、光源部から発する複数の光束のうち、内側の光束のポリゴンミラーに対する副走査方向の断面内での入射角度を±β in 、外側の光束のポリゴンミラーに対する副走査方向の断面内での入射角度を±β out として、β out /β in で定義される副走査入射角度比をΔβ、内側の光束が走査レンズのアナモフィック非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±a 1 、走査範囲の端部でなす副走査方向の断面内での角度を±a 2 、外側の光束が走査レンズのアナモフィック非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±b 1 、走査範囲の端部での副走査方向の断面内での角度を±b 2 として、 ( b 2 −b 1 ) / ( a 2 −a 1 ) で定義される副走査断面傾き変化比をΔ dx/dz として、以下の条件 ( 1 ) 、
0.95 ×Δβ≦Δ dx/dz ≦ 1.05 ×Δβ … ( 1 )
を満たす。
【0011】
あるいは、内側の光束が補正レンズの非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±a 1 ’、走査範囲の端部でなす副走査方向の断面内での角度を±a 2 ’、外側の光束が補正レンズの非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±b 1 ’、走査範囲の端部での副走査方向の断面内での角度を±b 2 ’として、 ( b 2 ’−b 1 ’ ) / ( a 2 ’−a 1 ’ ) で定義される副走査断面傾き変化比をΔ dx ’ /dz ’として、以下の条件 ( 2 ) 、
0.9 ×Δβ≦ Δ dx ’ /dz ’ ≦ 1.1 ×Δβ … ( 2 )
を満たす。
【0012】
走査レンズと補正レンズとに上記のような非球面を設けることにより、結像光学系の副走査方向のパワーを主走査方向のパワー分布とは独立して配分することができるので、副走査方向の収差として現れるボウ、およびディファレンシャルボウを補正することが可能となる。また、走査線の湾曲は2つの非球面により十分に補正されるため、他の面にはトーリック面等を設けることなく回転対称な面のみで構成することができる。
【0013】
走査レンズのアナモフィック非球面は、副走査方向の断面形状を円弧にすることができる。また、アナモフィック非球面の副走査方向の断面形状の曲率は、光軸からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって減少するように設定することが望ましい。
【0014】
一方、補正レンズの非球面は、面中心を原点として含んで走査レンズの光軸と直交する基準平面からのサグ量が主走査方向・副走査方向それぞれの面中心からの距離に関する二次元多項式で表現される二次元多項式非球面とすることができる。この二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きは、面中心からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって増加するよう設定することが望ましい。このような二次元多項式非球面を用いることにより、波面のねじれによるビーム径の拡大を防ぐことができる。
【0015】
また、共通の走査レンズのアナモフィック非球面の形状は、走査レンズの光軸を通る主走査方向の境界線を境に対称であり、独立した補正レンズの非球面の形状は、面中心を通る副走査方向の境界線を境に対称であることが望ましい。
【0016】
走査レンズは、ポリゴン側から順に配置されたプラスチックレンズとガラスレンズとの2枚のレンズで構成され、あるいは、1枚のプラスチックレンズのみで構成されることが望ましい。像面湾曲補正レンズは、複数の光束のそれぞれに対して1枚のプラスチックレンズのみで構成されることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる走査光学系の実施形態を説明する。図1は、実施形態にかかる走査光学系を利用したタンデム走査光学系を示す説明図であり、(A)はポリゴンミラーより光源部側の副走査方向の断面内での説明図、(B)は光源部をポリゴンミラー側から見たときの半導体レーザーの配置を示す説明図、(C)はポリゴンミラーより被走査面である感光体ドラム側の副走査方向の断面内での説明図である。
【0019】
図1(A)に示すタンデム走査光学系の光源部10は、8個の半導体レーザー11、11…と、これらの半導体レーザーから発する発散光を平行光にする8個のコリメートレンズ12、12…とを備えている。半導体レーザー11は、図1(B)に示すように、図中の横方向となる主走査方向に2列、縦方向となる副走査方向に4段並んで配置されている。レーザー光L1とL5、L2とL6、L3とL7、L4とL8は、それぞれ同一の感光体ドラム61〜64に入射するものであり、ポリゴンミラー20に対する入射角度がそれぞれ互いに僅かに異なるように設定されている。なお、同一の感光体ドラムに向かう2本のレーザー光の角度差は僅かであるため、以下の説明ではこれらの角度差を無視することとする。
【0020】
コリメートレンズ12により平行光とされた8本のレーザー光L1〜L8は、図示せぬプリズムによりその中心軸が副走査方向に一列に並ぶよう配列され、副走査方向にのみパワーを持つ単一のシリンドリカルレンズ13により副走査方向に関して収束光となり、かつ、シリンドリカルレンズ13が持つプリズム作用により偏向されてポリゴンミラー20の近傍でほぼ同一位置に線像を形成する。すなわち、光源部10から発する8本の光束は、副走査方向の断面内での入射角度がそれぞれ異なり、ポリゴンミラー20の反射面上で交差する。これにより、ポリゴンミラー20の副走査方向の高さを小さく抑えることができる。内側の4本の光束L2,L6,L3,L7のポリゴンミラーに対する入射角度は±βin、外側の4本の光束L1,L5,L4,L8の入射角度は±βoutである。すなわち、対をなす2本ずつの光束が、ポリゴンミラー20に対して副走査方向の断面内で絶対値が等しく符号が異なる入射角度で入射するように設定されている。
【0021】
光源部10から発した8本の光束L1〜L8は、回転軸20a回りに回転するポリゴンミラー20により同時に偏向される。偏向された8本の光束L1〜L8は、副走査方向に関しては所定の角度で異なる方向に進み、第1レンズ31と第2レンズ32とから構成される走査レンズ30に入射する。走査レンズ30から射出した光束は、2本ずつそれぞれ一対のミラー40,41により反射され、各光束毎の光路に配置された補正レンズ51〜54を介して、それぞれ異なる感光体ドラム61〜64上に収束して各ドラム上に2つのビームスポットを形成する。ポリゴンミラー20を回転軸20a回りに回転させることにより、4本の感光体ドラム61〜64上にそれぞれ2本の走査線を同時に形成することができる。
【0022】
なお、シリンドリカルレンズ13は、光源部から発する光束を副走査方向に収束させるアナモフィック光学素子としての機能を有しており、走査レンズ30及び補正レンズ51〜54は、ポリゴンミラー20により反射された光束を被走査面上で主走査方向に走査するスポットとして収束させる結像光学系としての機能を有している。
【0023】
結像光学系を構成する走査レンズ30の一面(第1レンズ31の被走査面側の面、あるいは、第2レンズ32の被走査面側の面)には、主走査方向の断面形状が走査レンズ30の光軸Axからの主走査方向の距離の関数として、副走査方向の断面形状の曲率が光軸Axからの主走査方向の距離の関数として、それぞれ独立に定義されるアナモフィック非球面が採用されている。このアナモフィック非球面は、副走査方向の断面形状が円弧であり、その副走査方向の断面形状の曲率は、光軸からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって減少するように設定されている。アナモフィック非球面の形状は、光軸を通る主走査方向の境界線を境に対称である。
【0024】
また、補正レンズ51〜54の一面には、副走査方向の断面の傾きが主走査方向の位置により変化し、副走査方向に対して垂直で面中心を含む平面に関して非対称な形状を有する非球面が採用されている。補正レンズ51〜54に採用される非球面は、面中心を原点として含んで走査レンズの光軸と直交する基準平面からのサグ量が主走査方向・副走査方向それぞれの面中心からの距離に関する二次元多項式で表現される二次元多項式非球面であり、その形状は、面中心を通る副走査方向の境界線を境に対称である。二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きは、面中心からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって増加するよう設定されている。
【0025】
外側の光束L1,L5,L4,L8が入射する補正レンズ51,54は、同一設計のレンズであり、これを光軸(反射面を展開して考えたときの走査レンズ30の光軸)を中心に180°回転させて配置している。また、内側の光束L2,L6,L3,L7が入射する補正レンズ52,53も、同一設計のレンズであり、これを光軸を中心に180°回転させて配置している。ただし、外側の光束と内側の光束とでは光軸に対する角度が異なるため、補正レンズ51,54と補正レンズ52,53とは異なる設計である。すなわち、補正レンズとしては、2種類のレンズを2個ずつ用意すればよい。なお、補正レンズの設計が異なるのは二次元多項式非球面のみであり、他方の面は4つの補正レンズでいずれも共通である。
【0026】
上記の実施形態のように光源部が8本の光束を発する場合、内側の光束L2,L6,,L3,L7のポリゴンミラー20に対する副走査方向の断面内で入射角度を±βin、外側の光束L1,L5,L4,L8のポリゴンミラー20に対する副走査方向の断面内での入射角度を±βoutとして、βout/βinで定義される副走査入射角度比をΔβ、内側の光束L2,L6,L3,L7が走査レンズ30のアナモフィック非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±a1、走査範囲の端部でなす副走査方向の断面内での角度を±a2、外側の光束L1,L5,L4,L8が走査レンズ30のアナモフィック非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±b1、走査範囲の端部での副走査方向の断面内での角度を±b2として、(b2−b1)/(a2−a1)で定義される副走査断面傾き変化比をΔdx/dzとして、以下の条件(1) を満たす。
0.95×Δβ≦Δdx/dz ≦ 1.05×Δβ …(1)
【0027】
副走査入射角度比Δβは、図2(A)に示すように、内側光束L2のポリゴンミラーに対する入射角度βinに対する外側光束L1の入射角度βoutの比率として定義される。また、副走査断面傾き変化比Δdx/dzは、図2(B)に示すように、破線で示す外側光束L1がアナモフィック非球面の中心および周辺でなす副走査方向の断面内での角度をそれぞれb1,b2、同様に実線で示す内側光束L2が中心および周辺でなす角度をそれぞれa1,a2として、(b2−b1)/(a2−a1)で定義される。
【0028】
また、内側の光束L2,L6,L3,L7が補正レンズ52,53の二次元多項式非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±a1'、走査範囲の端部でなす副走査方向の断面内での角度を±a2'、外側の光束L1,L5,L4,L8が補正レンズ51,54の二次元多項式非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±b1'、走査範囲の端部での副走査方向の断面内での角度を±b2'として、(b2'−b1')/(a2'−a1')で定義される副走査断面傾き変化比をΔdx'/dz'として、以下の条件(2) を満たす。
0.9×Δβ≦ Δdx'/dz' ≦ 1.1×Δβ …(2)
【0029】
走査線の湾曲量(ボウの発生量)は、ポリゴンミラー20に対する副走査方向の入射角度に比例するため、これを補正するための2つの非球面の副走査断面傾き変化比も入射角度比と同様に入射角度に比例して定めるのが効果的である。条件(1),(2)を満たすように各非球面の傾き変化比を設定することにより、ポリゴンミラー20への入射角度に応じて発生する走査線の湾曲を良好に補正することができる。
なお、上記の実施形態では、描画の高速化のため1本の感光体ドラムに対して2本のビームを入射させる構成について説明したが、1本の感光体ドラムに1本のビームを入射させるよう構成することもできる。
【0030】
次に、図1に示したタンデム走査光学系の具体的な実施例を4例説明する。なお、以下の実施例では、ミラー40,41を省略し、光路を展開して説明する。
【0031】
【実施例1】
図3〜図5は、実施例1の走査光学系を示し、図3は主走査方向の説明図、図4は外側の光束L1の光路を示す副走査方向の説明図、図5は内側の光束L2の光路を示す副走査方向の説明図である。実施例1の走査光学系は、走査レンズ30が第1レンズ31と第2レンズ32との2枚構成であり、第1レンズ31がプラスチック、第2レンズ32がガラス、そして、補正レンズ51−54がプラスチックにより形成されている。
【0032】
表1は、実施例1の走査光学系におけるシリンドリカルレンズ13より感光体ドラム61〜64側の構成を示す。表中の記号ryは主走査方向の曲率半径(単位:mm)、rzは副走査方向の曲率半径(回転対称面の場合には省略、単位:mm)、dは面間の光軸上の距離(単位:mm)、nは設計波長780nmでの屈折率、DECZは反射面を展開して考えたときの走査レンズ30の光軸を基準にした各面の副走査方向への偏心(単位:mm)である。入射角度は、各光束の中心軸がポリゴンミラー20に入射する際に反射面の法線に対してなす副走査方向の角度(主走査方向に対して垂直な平面に投影した際の角度)である。
【0033】
【表1】
【0034】
第1面はシリンドリカル面、第2面、第3面は平面、第4面は回転対称非球面、第5面はアナモフィック非球面、第6面は平面、第7面は球面、第8面、第11面は二次元多項式非球面、第9面、第12面は球面である。
【0035】
回転対称非球面は、光軸からの距離がhとなる非球面上の座標点の非球面の光軸上での接平面からの距離(サグ量)をX(h)、非球面の光軸上での曲率(1/r)をC、円錐係数をκ、4次、6次の非球面係数をA4,A6として、以下の式で表される。表1における回転対称非球面の曲率半径は、光軸上の曲率半径であり、円錐係数、非球面係数は表2に示される。
【0036】
【数1】
【0037】
【表2】
【0038】
アナモフィック非球面は、面上で光軸を通る主走査方向の曲線を想定した際に、光軸からの主走査方向の距離がyとなる上記曲線上の座標点での光軸上の接線からの距離(サグ量)をX(y)、当該座標点でこの曲線に接する副走査方向の円弧の曲率をCz(y)として、以下の式で定義される。
【0039】
【数2】
【0040】
式中、Cは主走査方向の曲率、κは円錐係数、AMmは主走査方向の曲率を定義するn次の非球面係数、Cz0は光軸上での副走査方向の曲率(=1/rz)、ASnは副走査方向の曲率を定義するn次の非球面係数である。第5面を定義する各係数の値は、表3に示されている。
【0041】
【表3】
【0042】
二次元多項式非球面は、面中心で接する平面上での主走査方向の距離y、副走査方向の距離zの点(y,z)におけるサグ量X(y,z)として、以下の二次元多項式により表される。ここで、Cは面中心における主走査方向の曲率(1/ry)、κは円錐係数、hは面中心からの距離(=(y2+z2)1/2)、Bmnは係数(mは主走査方向,nは副走査方向に関する次数)である。この二次元多項式は、回転非対称な光学曲面を表す一般式である。Bmnのnが奇数の場合の値を0以外の値にすると、面形状は副走査方向に対して垂直で面中心を含む平面に関して非対称となる。
【0043】
【数3】
【0044】
外側光束用の補正レンズ51に形成された二次元多項式非球面を定義する係数の値を表4、内側光束用の補正レンズ52に形成された二次元多項式非球面を定義する係数の値を表5に示す。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
図6〜図10は、実施例1の走査光学系の収差を示す。図6(A)は外側の光学系の光束L1に対する走査線湾曲(ボウ)、図6(B)は内側の光学系の光束L2に対するボウ、図6(C)は同一の感光体ドラム61に入射する外側の2本ずつの光束L1とL5のボウの差(ディファレンシャルボウ)、図6(D)は同一の感光体ドラム62に入射する内側の2本ずつの光束L2とL6のボウの差(ディファレンシャルボウ)を示す。図7はfθ特性、図8は像面湾曲(M:主走査方向、S:副走査方向)、図9はFナンバーの変化(M:主走査方向、S:副走査方向)、図10は波面収差を示し、各図とも(A)は外側の光束L1が通る光学系の収差、(B)は内側の光束L2が通る光学系の収差を示す。各グラフとも縦軸は主走査方向の走査位置(単位:mm)、横軸は収差量を示し、図6〜図8の横軸の単位はmm、図9の横軸の単位は%、図10の横軸の単位は波長である。
【0048】
図11、図12は、実施例1の走査光学系の波面収差図であり、図11は外側の光束L1、図12は内側の光束L2が通る光学系の収差を示している。各図とも、(A)は感光体ドラム61,62上での主走査方向の座標y=108mm、(B)はy=0mm、(C)はy=-108mmにおける収差を示している。各図とも、収差量を示す縦軸の端点は原点から±0.2λの距離に位置する。
【0049】
図6〜図10に示されるように、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することができ、かつ、図11、図12に示されるように波面のねじれを小さく抑えることができる。
【0050】
【実施例2】
図13〜図15は、実施例2の走査光学系を示し、図13は主走査方向の説明図、図14は外側の光束L1の光路を示す副走査方向の説明図、図15は内側の光束L2の光路を示す副走査方向の説明図である。実施例2の走査光学系は、走査レンズ30が第1レンズ31と第2レンズ32との2枚構成であり、第1レンズ31、第2レンズ32、そして、補正レンズ51−54の全てがプラスチックにより形成されている。表6は、実施例2の走査光学系におけるシリンドリカルレンズ13より感光体ドラム61〜64側の構成を示す。
【0051】
【表6】
【0052】
第1面はシリンドリカル面、第2面、第3面は平面、第4面は回転対称非球面、第5面は球面、第6面は平面、第7面はアナモフィック非球面、第8面、第11面は二次元多項式非球面、第9面、第12面は球面である。第4面の係数は表7、第7面の係数は表8、第8面の係数は表9、第11面の係数は表10にそれぞれ示される。
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】
図16〜図20は、実施例2の走査光学系の収差を示す。図16(A)は外側の光学系の光束L1に対するボウ、図16(B)は内側の光学系の光束L2に対するボウ、図16(C)はディファレンシャルボウを示す。図17はfθ特性、図18は像面湾曲、図19はFナンバーの変化、図20は波面収差を示し、各図とも(A)は外側の光束L1が通る光学系の収差、(B)は内側の光束L2が通る光学系の収差を示す。
【0058】
図21、図22は、実施例2の走査光学系の波面収差図であり、図21は外側の光束L1、図22は内側の光束L2が通る光学系の収差を示している。各図とも、(A)は感光体ドラム61,62上での主走査方向の座標y=108mm、(B)はy=0mm、(C)はy=-108mmにおける収差を示している。
【0059】
図16〜図20に示されるように、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することができ、かつ、図21、図22に示されるように波面のねじれを小さく抑えることができる。
【0060】
【実施例3】
図23〜図25は、実施例3の走査光学系を示し、図23は主走査方向の説明図、図24は外側の光束L1の光路を示す副走査方向の説明図、図25は内側の光束L2の光路を示す副走査方向の説明図である。実施例3の走査光学系は、走査レンズ30が1枚構成であり、この走査レンズと補正レンズ51−54とが共にプラスチックにより形成されている。表11は、実施例3の走査光学系におけるシリンドリカルレンズ13より感光体ドラム61〜64側の構成を示す。
【0061】
【表11】
【0062】
第1面はシリンドリカル面、第2面、第3面は平面、第4面は球面、第5面はアナモフィック非球面、第6面、第9面は二次元多項式非球面、第7面、第10面は球面である。第5面の係数は表12、第6面の係数は表13、第9面の係数は表14にそれぞれ示される。
【0063】
【表12】
【0064】
【表13】
【0065】
【表14】
【0066】
図26〜図30は、実施例3の走査光学系の収差を示す。図26(A)は外側の光学系の光束L1に対するボウ、図26(B)は内側の光学系の光束L2に対するボウ、図26(C)はディファレンシャルボウを示す。図27はfθ特性、図28は像面湾曲、図29はFナンバーの変化、図30は波面収差を示し、各図とも(A)は外側の光束L1が通る光学系の収差、(B)は内側の光束L2が通る光学系の収差を示す。
【0067】
図31、図32は、実施例3の走査光学系の波面収差図であり、図31は外側の光束L1、図32は内側の光束L2が通る光学系の収差を示している。各図とも、(A)は感光体ドラム61,62上での主走査方向の座標y=108mm、(B)はy=0mm、(C)はy=-108mmにおける収差を示している。
【0068】
図26〜図30に示されるように、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することができ、かつ、図31、図32に示されるように波面のねじれを小さく抑えることができる。
【0069】
【実施例4】
図33〜図35は、実施例4の走査光学系を示し、図33は主走査方向の説明図、図34は外側の光束L1の光路を示す副走査方向の説明図、図35は内側の光束L2の光路を示す副走査方向の説明図である。実施例4の走査光学系は、走査レンズ30が第1レンズ31と第2レンズ32との2枚構成であり、第1レンズ31がプラスチック、第2レンズ32がガラス、そして、補正レンズ51−54がプラスチックにより形成されている。表15は、実施例4の走査光学系におけるシリンドリカルレンズ13より感光体ドラム61〜64側の構成を示す。
【0070】
【表15】
【0071】
第1面はシリンドリカル面、第2面、第3面は平面、第4面は回転対称非球面、第5面はアナモフィック非球面、第6面は平面、第7面、第8面、第11面は球面、、第9面、第12面は二次元多項式非球面である。第4面の係数は表16、第5面の係数は表17、第9面の係数は表18、第12面の係数は表19にそれぞれ示される。
【0072】
【表16】
【0073】
【表17】
【0074】
【表18】
【0075】
【表19】
【0076】
図36〜図40は、実施例4の走査光学系の収差を示す。図36(A)は外側の光学系の光束L1に対するボウ、図36(B)は内側の光学系の光束L2に対するボウ、図36(C)はディファレンシャルボウを示す。図37はfθ特性、図38は像面湾曲、図39はFナンバーの変化、図40は波面収差を示し、各図とも(A)は外側の光束L1が通る光学系の収差、(B)は内側の光束L2が通る光学系の収差を示す。
【0077】
図41、図42は、実施例4の走査光学系の波面収差図であり、図41は外側の光束L1、図42は内側の光束L2が通る光学系の収差を示している。各図とも、(A)は感光体ドラム61,62上での主走査方向の座標y=108mm、(B)はy=0mm、(C)はy=-108mmにおける収差を示している。
【0078】
図36〜図40に示されるように、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することができ、かつ、図41、図42に示されるように波面のねじれを小さく抑えることができる。
【0079】
図43は、実施例1の構成で、補正レンズ51〜54の二次元多項式非球面をトーリック面で置き換えた場合の波面収差を示すグラフであり、(A)は外側光束L1が到達する感光体ドラム61上での主走査方向の座標Y=108mmにおける収差、(B)は外側光束L1が到達する感光体ドラム61上での主走査方向の座標Y=-108mmにおける収差を示す。
【0080】
二次元多項式非球面を利用しない場合には、図43に示すように波面のねじれが大きくなり、結果的にレーザー光束を所定の径に絞ることができずに印刷品質が低下する。各実施例の構成では、図43と比較すると波面のねじれが小さく抑えられており、良好な印刷品質を保つことができる。
【0081】
次に、走査レンズ30のアナモフィック非球面の副走査方向の断面形状の曲率と、補正レンズ51〜54の二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きが各実施例でどのようになっているかについて図面に基づいて説明する。
【0082】
図44は、走査レンズ30のアナモフィック非球面の副走査方向の断面形状の曲率を、横軸に面上の主走査方向の座標をとって示したグラフであり、(A)〜(D)が実施例1〜4に該当する。各グラフに示されるように、アナモフィック非球面の副走査方向の断面形状の曲率は、いずれの実施例においても、光軸からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって減少している。
【0083】
図45は、補正レンズ51〜54の二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きを、横軸に面上の主走査方向の座標をとって示したグラフであり、(A)〜(D)が実施例1〜4に該当する。グラフ中の実線は外側光束L1,L4が透過する補正レンズ51,54の値、破線は内側光束L2,L3が透過する補正レンズ52,53の値を示している。各グラフに示されるように、二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きは、いずれの実施例においても、面中心からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって増加している。
【0084】
次に、前述した条件(1),(2)と上記の各実施例との関係について説明する。いずれの実施例においても、内側の光束L2のポリゴンミラー20に対する副走査方向の断面内での入射角度βin=0.923°,外側の光束L1の入射角度βout=2.759°であり、副走査入射角度比Δβ=2.99となる。一方、走査レンズ30のアナモフィック非球面に対する入射光束の副走査断面傾き変化比Δdx/dzは、表20に示すように求められる。条件(1)の上限1.05×Δβの値は3.140であり、いずれの実施例も条件(1)を満たしている。
【0085】
【表20】
【0086】
また、補正レンズ51〜54の二次元多項式非球面に対する入射光束の副走査断面傾き変化比Δdx'/dz'は、表21に示すように求められる。条件(2)の下限0.9×Δβは2.691、上限1.1×Δβは3.289であり、いずれの実施例も条件(2)を満たしている。
【0087】
【表21】
【0088】
さらに、図46は、この発明の他の実施形態を示す走査光学系の副走査方向の説明図である。この走査光学系は、ポリゴンミラー20の異なる反射面を用いて双方向に走査する対向入射(双方向走査)タイプである。図示せぬ光源部は、ポリゴンミラー20の異なる反射面にそれぞれ複数の光束を入射させるようにを2組設けられる。各光源部から発したそれぞれ2本の光束は、ポリゴンミラー20に対して副走査方向の断面内で絶対値が等しく符号が異なる入射角度で入射する。走査レンズ30a,30bは、各反射面により反射された2本の光束についてそれぞれ1組ずつ、合計2組設けられ、補正レンズ51〜54は、ほぼ同一の角度でポリゴンミラー20に入射する光束毎に、すなわち、この例では光束1本毎に配置されている。
【0089】
ポリゴンミラー20の一方の反射面により反射、偏向された光束L1,L2は、走査レンズ30aを透過し、L1はミラー42aで反射されて補正レンズ51を介して感光体ドラム61に入射し、L2は一対のミラー43a,44aで反射され、補正レンズ52を介して感光体ドラム62に入射する。
他方、ポリゴンミラー20の他の面で反射される光束L3,L4は、走査レンズ30bを透過し、L3は一対のミラー43b,44bで反射され、補正レンズ53を介して感光体ドラム63に入射し、L4はミラー42bで反射されて補正レンズ54を介して感光体ドラム64に入射する。
【0090】
図46のような配置では、ポリゴンミラー20に対する入射角度の絶対値が全ての光束で同一となるため、補正レンズ51−54として全て同一形状のレンズを用いることができる。このため、補正レンズを成形する場合には、その金型数を前記の実施形態より削減することができる。また、製造時に発生する形状誤差も同一であることが期待できるため、各感光体ドラム上に形成される走査線のボウの相対差を前期の実施形態より小さくすることができる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、走査レンズにアナモフィック非球面、補正レンズに二次元多項式非球面を採用することにより、fθ特性、像面湾曲等の走査光学系に要求される基本的な性能を満たしつつ、ボウ、ディファレンシャルボウを同時に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の走査光学系の概要を示す副走査方向の断面内の説明図である。
【図2】 この発明の走査光学系の特性を規定するための条件の説明図である。
【図3】 実施例1の走査光学系の主走査方向の説明図である。
【図4】 実施例1の走査光学系の外側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図5】 実施例1の走査光学系の内側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図6】 実施例1の走査光学系のボウ、ディファレンシャルボウを示すグラフである。
【図7】 実施例1の走査光学系のfθ特性を示すグラフである。
【図8】 実施例1の走査光学系の像面湾曲を示すグラフである。
【図9】 実施例1の走査光学系のFナンバーの変化を示すグラフである。
【図10】 実施例1の走査光学系の波面収差を示すグラフである。
【図11】 実施例1の走査光学系の外側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図12】 実施例1の走査光学系の内側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図13】 実施例2の走査光学系の主走査方向の説明図である。
【図14】 実施例2の走査光学系の外側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図15】 実施例2の走査光学系の内側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図16】 実施例2の走査光学系のボウ、ディファレンシャルボウを示すグラフである。
【図17】 実施例2の走査光学系のfθ特性を示すグラフである。
【図18】 実施例2の走査光学系の像面湾曲を示すグラフである。
【図19】 実施例2の走査光学系のFナンバーの変化を示すグラフである。
【図20】 実施例2の走査光学系の波面収差を示すグラフである。
【図21】 実施例2の走査光学系の外側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図22】 実施例2の走査光学系の内側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図23】 実施例3の走査光学系の主走査方向の説明図である。
【図24】 実施例3の走査光学系の外側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図25】 実施例3の走査光学系の内側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図26】 実施例3の走査光学系のボウ、ディファレンシャルボウを示すグラフである。
【図27】 実施例3の走査光学系のfθ特性を示すグラフである。
【図28】 実施例3の走査光学系の像面湾曲を示すグラフである。
【図29】 実施例3の走査光学系のFナンバーの変化を示すグラフである。
【図30】 実施例3の走査光学系の波面収差を示すグラフである。
【図31】 実施例3の走査光学系の外側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図32】 実施例3の走査光学系の内側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図33】 実施例4の走査光学系の主走査方向の説明図である。
【図34】 実施例4の走査光学系の外側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図35】 実施例4の走査光学系の内側の光束の光路を示す副走査方向の説明図である。
【図36】 実施例4の走査光学系のボウ、ディファレンシャルボウを示すグラフである。
【図37】 実施例4の走査光学系のfθ特性を示すグラフである。
【図38】 実施例4の走査光学系の像面湾曲を示すグラフである。
【図39】 実施例4の走査光学系のFナンバーの変化を示すグラフである。
【図40】 実施例4の走査光学系の波面収差を示すグラフである。
【図41】 実施例4の走査光学系の外側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図42】 実施例4の走査光学系の内側の光束の波面収差を示すグラフである。
【図43】 実施例1の二次元多項式非球面をトーリック面に置き換えた場合の波面収差を示すグラフである。
【図44】 各実施例のアナモフィック非球面の副走査方向の断面形状の曲率を、横軸に面上の主走査方向の座標をとって示したグラフである。
【図45】 各実施例の二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きを、横軸に面上の主走査方向の座標をとって示したグラフである。
【図46】 この発明の他の実施形態の走査光学系の概要を示す副走査方向の断面内の説明図である。
【符号の説明】
10 光源部
11 半導体レーザー
12 コリメートレンズ
13 シリンドリカルレンズ
20 ポリゴンミラー
30 走査レンズ
51〜54 補正レンズ
61〜64 感光体ドラム
Claims (10)
- 複数の光束を発生する光源部と、
前記光源部から発する光束を副走査方向に収束させるアナモフィック光学素子と、
該アナモフィック光学素子により収束された光束を反射、偏向させるポリゴンミラーと、
該ポリゴンミラーにより反射された光束を被走査面上で主走査方向に走査するスポットとして収束させる結像光学系とを備え、
前記結像光学系は、単数または複数の単レンズから構成される走査レンズと、該走査レンズより前記被走査面側に配置された像面湾曲補正用の補正レンズとを備え、
前記走査レンズの1つのレンズ面は、主走査方向の断面形状が当該走査レンズの光軸からの主走査方向の距離の関数として、副走査方向の曲率が前記光軸からの主走査方向の距離の関数として、それぞれ独立に定義されるアナモフィック非球面であり、前記補正レンズの1つの面は、副走査方向の断面の傾きが主走査方向の位置により変化し、副走査方向に対して垂直で面中心を含む平面に関して非対称な形状を有する非球面であり、
前記光源部は、該光源部から発する複数の光束が前記ポリゴンミラーに対して副走査方向の断面内で絶対値が等しく符号が異なる入射角度で入射するよう設定され、前記走査レンズは、前記複数の光束に対して共通に単数配置され、前記補正レンズは、ほぼ同一の角度で前記ポリゴンミラーに入射する光束毎に複数配置され、該複数の補正レンズは、前記走査レンズの光軸の延長線に対して対称に配置されており、
前記光源部から発する複数の光束のうち、内側の光束の前記ポリゴンミラーに対する副走査方向の断面内での入射角度を±βin、外側の光束の前記ポリゴンミラーに対する副走査方向の断面内での入射角度を±βoutとして、βout/βinで定義される副走査入射角度比をΔβ、内側の光束が前記走査レンズのアナモフィック非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±a1、走査範囲の端部でなす副走査方向の断面内での角度を±a2、外側の光束が前記走査レンズのアナモフィック非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±b1、走査範囲の端部での副走査方向の断面内での角度を±b2として、(b2−b1)/(a2−a1)で定義される副走査断面傾き変化比をΔdx/dzとして、以下の条件(1)、
0.95×Δβ≦Δdx/dz ≦ 1.05×Δβ …(1)
を満たすことを特徴とする走査光学系。 - 複数の光束を発生する光源部と、
前記光源部から発する光束を副走査方向に収束させるアナモフィック光学素子と、
該アナモフィック光学素子により収束された光束を反射、偏向させるポリゴンミラーと、
該ポリゴンミラーにより反射された光束を被走査面上で主走査方向に走査するスポットとして収束させる結像光学系とを備え、
前記結像光学系は、単数または複数の単レンズから構成される走査レンズと、該走査レンズより前記被走査面側に配置された像面湾曲補正用の補正レンズとを備え、
前記走査レンズの1つのレンズ面は、主走査方向の断面形状が当該走査レンズの光軸からの主走査方向の距離の関数として、副走査方向の曲率が前記光軸からの主走査方向の距離の関数として、それぞれ独立に定義されるアナモフィック非球面であり、前記補正レンズの1つの面は、副走査方向の断面の傾きが主走査方向の位置により変化し、副走査方向に対して垂直で面中心を含む平面に関して非対称な形状を有する非球面であり、
前記光源部は、該光源部から発する複数の光束が前記ポリゴンミラーに対して副走査方向の断面内で絶対値が等しく符号が異なる入射角度で入射するよう設定され、前記走査レンズは、前記複数の光束に対して共通に単数配置され、前記補正レンズは、ほぼ同一の角度で前記ポリゴンミラーに入射する光束毎に複数配置され、該複数の補正レンズは、前記走査レンズの光軸の延長線に対して対称に配置されており、
前記光源部から発する複数の光束のうち、内側の光束の前記ポリゴンミラーに対する副走査方向の断面内での入射角度を±βin、外側の光束の前記ポリゴンミラーに対する副走査方向の断面内での入射角度を±βoutとして、βout/βinで定義される副走査入射角度比をΔβ、内側の光束が前記補正レンズの非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±a1’、走査範囲の端部でなす副走査方向の断面内での角度を±a2’、外側の光束が前記補正レンズの非球面に対して走査範囲の中心でなす副走査方向の断面内での角度を±b1’、走査範囲の端部での副走査方向の断面内での角度を±b2’として、(b2’−b1’)/(a2’−a1’)で定義される副走査断面傾き変化比をΔdx’/dz’として、以下の条件(2)、
0.9×Δβ≦ Δdx’/dz’ ≦ 1.1×Δβ…(2)
を満たすことを特徴とする走査光学系。 - 前記走査レンズのアナモフィック非球面は、副走査方向の断面形状が円弧であることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学系。
- 前記アナモフィック非球面の副走査方向の断面形状の曲率は、光軸からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって減少することを特徴とする請求項3に記載の走査光学系。
- 前記補正レンズの非球面は、前記面中心を原点として含んで走査レンズの光軸と直交する基準平面からのサグ量が主走査方向・副走査方向それぞれの前記面中心からの距離に関する二次元多項式で表現される二次元多項式非球面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の走査光学系。
- 前記二次元多項式非球面の副走査方向の断面の傾きは、前記面中心からの主走査方向の距離が大きくなるにしたがって増加することを特徴とする請求項5に記載の走査光学系。
- 前記走査レンズのアナモフィック非球面の形状は、光軸を通る主走査方向の境界線を境に対称であり、前記補正レンズの非球面の形状は、前記面中心を通る副走査方向の境界線を境に対称であることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学系。
- 前記走査レンズは、ポリゴン側から順に配置されたプラスチックレンズとガラスレンズとの2枚のレンズで構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の走査光学系。
- 前記走査レンズは、1枚のプラスチックレンズのみで構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の走査光学系。
- 前記像面湾曲補正レンズは、複数の光束のそれぞれに対して1枚のプラスチックレンズのみで構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の走査光学系。
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