JP3863822B2 - 配膳カート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院や老人ホーム等において給食の加熱及び配膳を行うための配膳カートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院の入院患者用食事は、それぞれの患者の病状に合わせて多彩なメニューを用意する必要があるが、従来は、それぞれの病院内に厨房を設け、そこで病院自らが調理して提供するか、あるいは、調理を外部の調理会社に依頼して提供するようにしていた。
【0003】
しかし、そのように、それぞれの病院毎に調理を行うには、設備的及び人的に無駄が大きく非効率的である。そこで、それを解決するため、特許第2644187号公報(A47B 31/02)には、図8に示すような給食システムが提案されている。
【0004】
調理センター41では、複数の病院からの注文に応じて種々の料理が調理され、クックチル処理が施された後、食器と共にパックされる。それらパックされた料理は、クールワゴン44に収納された状態で配送用冷蔵冷凍車43に載せられて、それぞれの病院42に配送される。
【0005】
クールワゴン44が納品されたら、病院42では、クールワゴン44を引き続き冷蔵状態に保持しながら給食時刻まで待つ。そして、給食時刻が近づいたら、各患者に対応するメニューに従って、クールワゴン44から料理を取り出して、それぞれの患者毎にトレー47の上に配置し、それぞれ配膳カート45の所定の区画室46に収納する。
【0006】
配膳カート45では、上下方向に多段に配列された区画室46の中に、トレー47の上の各料理48に対応した位置に加熱装置49が設けられていて、それぞれの加熱装置がタイマにより所定時間通電され、それぞれの料理48が最適な状態に加熱される。その状態で各病室に運んで行き、それぞれの患者に提供される。このようにすれば、それぞれの患者に合った料理を、設備的及び人的な無駄を削減しながら効率的に提供できる。ただ、上記給食システムでは、給食前にクールワゴン44から料理を取り出し、トレー47の上に配置し、配膳カート45の所定の区画室46に収納するというような面倒な作業が必要になる。
【0007】
そのような作業が不要になる配膳カートとして、本出願人は、先に、特願2002-20931として、配膳カートに冷却ユニットを設け、区画室内に料理を載せたトレーを収納したまま配送し、配送中及び待機中は、上記冷却ユニットから冷気供給ダクトを介して上下方向に多段に配列された各区画室内に冷気を供給して冷蔵状態を保ち、所定の時間になったら加熱調理を行うようにした配膳カートを提案した。そのような配膳カートを用いれば、給食前にクールワゴンから料理を取り出し、配膳カートの所定の区画室に収納し直すというような面倒な作業が不要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記いずれの配膳カートも、多数の区画室が上下方向に多段に配列されているため、加熱調理を行う際に、上下の区画室間で温度差ができてしまい、調理した料理の温度が不均一になってしまうという問題点があった。すなわち、各区画室内で食材の加熱が開始されると、各区画室内の空気の温度が上昇し、高温になった空気は上方に移動しようとし、上方にある区画室の温度が高くなる。例えば、下方の区画室が60℃程度のとき、上方の区画室では、70℃を超えることもある。その結果、加熱調理した料理の温度も区画室毎に不均一になる。
【0009】
本発明は、そのような問題点を解決すること、すなわち、多数の区画室が上下方向に多段に配列されている配膳カートにおいて、加熱調理を行う際に、上下の区画室間の温度差が小さくなるようにして、調理した料理の温度ができるだけ均一になるようにすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の配膳カートは、食材を盛り付けた複数の食器を載置したトレーを内部に収納し、前記食材を加熱するための加熱装置を有する複数の区画室を上下方向に多段に配列し、前記各区画室間に空気を流通させるファンを設け、前記食材の加熱中に前記ファンを運転するようにした配膳カートであって、加熱空間と冷蔵保持空間とに仕切られた複数の区画室が左右に分けて上下方向に多段に配列され、左右の区画室列の間に、前記冷蔵保持空間に冷気を供給する冷気供給ダクトを上下方向に設け、該冷気供給ダクトから前記加熱空間に冷気を供給する経路を形成し、該経路中に前記ファンを設けたことを特徴とする。このようにすると、加熱調理を行う際に、上下の区画室間の温度差が小さくなって、調理した料理の温度が均一化される上、一つのファンを、配送中や待機中に加熱空間にある食材を冷却するためと、加熱調理中に各区画室間に空気を流通させるための両方に兼用できる。
【0011】
また、請求項2に記載の配膳カートは、食材を盛り付けた複数の食器を載置したトレーを内部に収納し、前記食材を加熱するための加熱装置を有する複数の区画室を上下方向に多段に配列し、前記各区画室間に空気を流通させるファンを設け、前記食材の加熱中に前記ファンを運転するようにした配膳カートであって、
加熱空間と冷蔵保持空間とに仕切られた複数の区画室が左右に分けて上下方向に多段に配列され、左右の区画室列の間に、前記冷蔵保持空間に冷気を供給する冷気供給ダクトを上下方向に設け、該冷気供給ダクトの前後に隣接して各冷蔵保持空間から冷気を回収する冷気回収ダクトを設け、該冷気回収ダクトから前記加熱空間に冷気を供給する経路を形成し、該経路中に前記ファンを設けたことを特徴とする。このようにしても、加熱調理を行う際に、上下の区画室間の温度差が小さくなって、調理した料理の温度が均一化される上、一つのファンを、配送中や待機中に加熱空間にある食材を冷却するためと、加熱調理中に 各区画室間に空気を流通させるための両方に兼用できる。さらに、加熱調理中に各区画室間に流通させる空気は、各冷蔵保持空間の冷却をしてから回収したものであるので、各冷蔵保持空間の冷却に影響を与えずにすむ。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の配膳カートの一例を示す図であり、図2は、その水平断面図である。図1,図2において、1はコントロールユニット収納部、2はコントロールパネル、3,4は扉、5は加熱プレート、6は区画室、7は仕切板、8は冷却ユニット、9は蒸発器、10は冷却ファン、11は冷気供給ダクト、12は加熱空間送風ファン、13は吸気ダクト、14はパワーアシスト車輪、15はキャスター、16はハンドル、17はトレー、18は加熱用食器、19は非加熱用食器、20は冷気回収ダクトである。
【0013】
配膳カートの庫室は、前後左右にそれぞれ二分されており、また、上下方向は加熱プレート5により区切られていて、多数の区画室6が多段に形成されている。各区画室6には、それぞれに食材を盛り付けた食器を載せたトレー17が収納されるようにしている。トレー17上の食器は、浜底面に銀ペーストよりなる導電層が設けられた加熱用食器18とそのような導電層のない非加熱用食器19とが左右に分けられており、非加熱用食器19が内側になるようにしている。観音開きの扉3,4は、カートの前面と後面に設けられていて、前後からトレー17を出し入れできるようにしている。
【0014】
各区画室6の底面を構成する加熱プレート5は、内部所定位置に複数の誘導加熱コイルが埋め込まれている。そして、各区画室6に収納されるトレー17は、加熱プレート5の後端縁の周壁と扉3,4により前後方向の位置が決められ、加熱プレート5の左右両側縁の周壁により左右方向の位置が決められて、加熱プレート5の誘導加熱コイルに対して常に一定の位置に載置される。また、トレー17の上の各加熱用食器18は、位置決め手段により常に所定の位置になるように載せられており、結局、それぞれの加熱用食器18は、常に、各誘導加熱コイルに対応した位置に配置され、誘導加熱コイルに高周波電流が流されると導電層に渦電流が流れて熱が発生し、食器が加熱される。
【0015】
さらに、各区画室6内には、区画室6を左右に二分して外側部分の加熱空間6aと内側部分の冷蔵保持空間6bに分けられるように仕切板7が設けられており、その加熱空間6aに加熱用食器18が置かれ、冷蔵保持空間6bに非加熱用食器19が置かれるようにしている。そして、加熱空間6a内で各誘導加熱コイルにより加熱用食器18が加熱される間、冷蔵保持空間6bには、配膳カートの底部に設けられた冷却ユニット8の蒸発器9で冷却された冷気が、冷却ファン10により冷気供給ダクト11を介して供給される。冷気供給ダクト11から冷蔵保持空間6bに供給された冷気は、冷気回収ダクト20を介して吸気ダクト13に戻り、再び蒸発器9により冷却されて冷気供給ダクト11に送られる。そのように冷気が循環して非加熱用食器19が冷却される。その結果、区画室6の中では、非加熱用食器19の食材を冷蔵しながら、加熱用食器18の食材の加熱が可能になる。
【0016】
また、加熱空間6aでは、食材の加熱中、上下の区画室間の温度差が小さくなるように、冷気供給ダクト11に送られてきた冷気の一部を、上方から下方へ各区画室を順に通して、上方の区画室の加熱空間6aに集中して熱がこもらないようにする。
【0017】
図3は、冷却ユニットの断面図である。図3において、符号8〜13は、図1のものに対応しており、21は本体ベース、22は圧縮機、23は凝縮器、24は凝縮器ファン、25はドレンタンク、26は断熱箱体、27はシール材、28は吊り金具、29は引っ掛け板、30は締め付けボルト、31は冷気回収口、32は冷気供給口、33は蒸発器整流板である。
【0018】
冷却ユニット8の左右両側上縁部から水平方向に突出させて引っ掛け板28,28を延設している。一方、本体ベース21の下面には、引っ掛け板28,28を左右両側から前後方向へスライド可能な状態で支持し、本体ベース下面と冷却ユニット上面との間に間隔を空けて冷却ユニット8を支持する断面クランク状の吊り金具29,29を設けている。
【0019】
冷却ユニット8を本体ベース21に取り付ける際には、まず、両側の吊り金具28,28と引っ掛け板29,29を合わせ、床面をスライドさせながら冷却ユニット8を配膳カート側に押し込む。そして、本体ベース21と冷却ユニット8との間に冷気の漏れを防止するためのシール材27を介在させ、締め付けボルト30により締め付けることにより、シール材27を圧縮させながら冷却ユニット8を本体ベース21の床下に固定支持する。
【0020】
シール材27は、図4に平面図を示すように、冷気回収口31と冷気供給口32の部分を切り取って、冷気回収口31と冷気供給口32の周囲全体を囲うように設けられ、固定板34のボルト孔35に通した締め付けボルト30によって締め付けられた後は、冷気回収口31と冷気供給口32の周囲から冷気が漏れ出すのを防止する。
【0021】
そのような冷却ユニット8を取り付ける本体ベース21の内部には冷気回収ダクト20と冷気回収口31とを接続するダクトが設けられており、図3に矢印で示すように、そのダクトを通して各区画室を冷却した後の冷気を冷気回収口31で回収し、蒸発器9で冷却した後、再び冷却ファン10により冷気供給口32から冷気供給ダクト11に送り込む。
【0022】
図5は、冷蔵保持空間への冷気の流れを説明するための一部切欠図である。図5に示すように、冷気供給ダクト11と各区画室との間の壁には、冷気吐出口36が設けられており、また、冷気回収ダクト20と各区画室との間の壁には、冷気吸込口37が設けられている。そして、冷却ファン10により冷気供給ダクト11に送り込まれた冷気は、図5に矢印で示すように、冷気吐出口36を通して各区画室の冷蔵保持空間内に流入し、それらの内部を冷却した後、冷気吸込口37を通して冷気回収ダクト20内に吸い込まれる。
【0023】
一方、食材の加熱中、冷気供給ダクト11の冷気の一部を各区画室の加熱空間6aに流すため、図6に示すように、最上部の区画室天井の上に断熱隔壁38で冷気回収ダクト20と連通させる形で囲ってダクトを形成し、その中に、冷気回収ダクト20の冷気を吸い込ませる。そして、その冷気を加熱空間送風ファン12により最上部の区画室の加熱空間6aに送り込み、扉3と加熱プレート5との間の隙間等を通して順次下の区画室の加熱空間6aにも流していく。その結果、各区画室の加熱空間6a内の空気の温度が高くなっても、上方の区画室の加熱空間6aに集中しなくなって、各加熱空間6a内の温度が均一化される。例えば、加熱空間送風ファン12を運転しないで加熱すると区画室間で最大十数℃の温度差があったところ、加熱空間送風ファン12を運転して加熱した場合は、数℃の温度差に収まった。
【0024】
また、図7に示すように、最上部の区画室天井の上に、冷気供給ダクト11から冷気を吐出させる吐出口39,39を設け、それを断熱隔壁38で囲ってダクトを形成し、冷気供給ダクト11から吐出口39,39を通して吐出させた冷気を、図6のものと同様に、加熱空間送風ファン12により最上部の区画室の加熱空間6aに送り込むようにしてもよい。その冷気は、扉3と加熱プレート5との間の隙間等を通して順次下の区画室の加熱空間6aに流れていく。
【0025】
なお、図6の場合も、図7の場合も、各加熱空間6aに冷気を流すため、加熱空間6a内の温度が低くなりすぎる可能性がある。そのような場合は、加熱空間送風ファン12の運転を間欠的に行ったり、回転速度を下げたりして温度が低くなりすぎないように調整すればよい。
【0026】
ところで、この配膳カートは、冷却又は冷凍された食材を加熱空間又は冷蔵保持空間に保管しておき、所定の時刻になったら加熱空間にある食材を加熱して料理を提供することを想定している。そのため、配送中や待機中には、冷蔵保持空間に保管している食材だけでなく、加熱空間にある食材をも冷却して保存する必要がある。そこで、上記加熱空間送風ファン12を利用して、配送中や待機中も、加熱空間に冷気を供給して内部を冷却できるようにしている。
【0027】
その際、加熱空間への冷気は、冷気回収ダクト20から供給することもできるし、冷気供給ダクト11から供給することもできる。すなわち、図6に示したように、最上部の区画室天井の上に断熱隔壁38で冷気回収ダクト20と連通させる形で囲ってダクトを形成した場合は、冷気回収ダクト20から供給することになり、図7に示したように、冷気供給ダクト11から冷気を吐出させる吐出口39,39を設け、それを断熱隔壁38で囲ってダクトを形成した場合は、冷気供給ダクト11から供給することになる。
【0028】
図6に示したように、最上部の区画室天井の上に断熱隔壁38で冷気回収ダクト20と連通させる形で囲ってダクトを形成した場合、冷気は、蒸発器9→冷却ファン10→冷気供給ダクト11→冷蔵保持空間6b→冷気回収ダクト20→加熱空間6aというように流れることになる。その結果、加熱空間6aの冷却は弱くなるが、蒸発器9で冷却した冷気を、全量冷蔵保持空間6bに流すことができ、冷蔵保持空間6bを十分に冷却することができる。
【0029】
また、図7に示したように、冷気供給ダクト11から冷気を吐出させる吐出口39,39を設け、それを断熱隔壁38で囲ってダクトを形成した場合、冷気は、蒸発器9→冷却ファン10→冷気供給ダクト11→加熱空間6a・冷蔵保持空間6b→冷気回収ダクト20というように流れることになる。その結果、蒸発器9で冷却した冷気を、冷蔵保持空間6bと加熱空間6aとに分流することになって、その分冷蔵保持空間6bの冷却は弱くなるが、加熱空間6aを十分に冷却することができる。
【0030】
なお、上記実施形態では、加熱中、冷気回収ダクト20又は冷気供給ダクト11から冷気を一部取り出し、それを各区画室の加熱空間6aに流すようにしたがそれに限定されず、外気等、それ以外の空気を流すようにしてもよい。また、ファンの取付位置も適宜選択できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の配膳カートは、食材を盛り付けた複数の食器を載置したトレーを内部に収納し、前記食材を加熱するための加熱装置を有する複数の区画室を上下方向に多段に配列し、前記各区画室間に空気を流通させるファンを設け、前記食材の加熱中に前記ファンを運転するようにし、加熱空間と冷蔵保持空間とに仕切られた複数の区画室が左右に分けて上下方向に多段に配列され、左右の区画室列の間に、前記冷蔵保持空間に冷気を供給する冷気供給ダクトを上下方向に設け、該冷気供給ダクトから前記加熱空間に冷気を供給する経路を形成し、該経路中に前記ファンを設けた。その結果、加熱調理を行う際に、上下の区画室間の温度差が小さくなって、調理した料理の温度が均一化される上、一つのファンを、配送中や待機中に加熱空間にある食材を冷却するためと、加熱調理中に各区画室間に空気を流通させるための両方に兼用できる。
【0032】
また、請求項2に記載の配膳カートは、食材を盛り付けた複数の食器を載置したトレーを内部に収納し、前記食材を加熱するための加熱装置を有する複数の区画室を上下方向に多段に配列し、前記各区画室間に空気を流通させるファンを設け、前記食材の加熱中に前記ファンを運転するようにし、加熱空間と冷蔵保持空間とに仕切られた複数の区画室が左右に分けて上下方向に多段に配列され、左右の区画室列の間に、前記冷蔵保持空間に冷気を供給する冷気供給ダクトを上下方向に設け、該冷気供給ダクトの前後に隣接して各冷蔵保持空間から冷気を回収する冷気回収ダクトを設け、該冷気回収ダクトから前記加熱空間に冷気を供給する経路を形成し、該経路中に前記ファンを設けた。その結果、加熱調理を行う際に、上下の区画室間の温度差が小さくなって、調理した料理の温度が均一化される上、一つのファンを、配送中や待機中に加熱空間にある食材を冷却するためと、加熱調理中に各区画室間に空気を流通させるための両方に兼用できる。さらに、加熱調理中に各区画室間に流通させる空気は、各冷蔵保持空間の冷却をしてから回収したものであるので、各冷蔵保持空間の冷却に影響を与えずにすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配膳カートの一例を示す図である。
【図2】 図1の配膳カートの水平断面図である。
【図3】 冷却ユニットの断面図である。
【図4】 冷却ユニットの平面図である。
【図5】 冷蔵保持空間への冷気の流れを説明するための一部切欠図である。
【図6】 冷気回収ダクトから加熱空間に冷気を供給する場合を示す図である。
【図7】 冷気供給ダクトから加熱空間に冷気を供給する場合を示す図である。
【図8】 従来の給食システムを示す図である。
【符号の説明】
5…加熱プレート
6…区画室
7…仕切板
8…冷却ユニット
9…蒸発器
10…冷却ファン
11…冷気供給ダクト
12…加熱空間送風ファン
17…トレー
18…加熱用食器
19…非加熱用食器
20…冷気回収ダクト
21…本体ベース
22…圧縮機
23…凝縮器

Claims (2)

  1. 食材を盛り付けた複数の食器を載置したトレーを内部に収納し、前記食材を加熱するための加熱装置を有する複数の区画室を上下方向に多段に配列し、前記各区画室間に空気を流通させるファンを設け、前記食材の加熱中に前記ファンを運転するようにした配膳カートであって、
    加熱空間と冷蔵保持空間とに仕切られた複数の区画室が左右に分けて上下方向に多段に配列され、左右の区画室列の間に、前記冷蔵保持空間に冷気を供給する冷気供給ダクトを上下方向に設け、該冷気供給ダクトから前記加熱空間に冷気を供給する経路を形成し、該経路中に前記ファンを設けたことを特徴とする配膳カート。
  2. 食材を盛り付けた複数の食器を載置したトレーを内部に収納し、前記食材を加熱するための加熱装置を有する複数の区画室を上下方向に多段に配列し、前記各区画室間に空気を流通させるファンを設け、前記食材の加熱中に前記ファンを運転するようにした配膳カートであって、
    加熱空間と冷蔵保持空間とに仕切られた複数の区画室が左右に分けて上下方向に多段に配列され、左右の区画室列の間に、前記冷蔵保持空間に冷気を供給する冷気供給ダクトを上下方向に設け、該冷気供給ダクトの前後に隣接して各冷蔵保持空間から冷気を回収する冷気回収ダクトを設け、該冷気回収ダクトから前記加熱空間に冷気を供給する経路を形成し、該経路中に前記ファンを設けたことを特徴とする配膳カート。
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