JPH06225838A - 熱蔵庫 - Google Patents

熱蔵庫

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JPH06225838A
JPH06225838A JP22733592A JP22733592A JPH06225838A JP H06225838 A JPH06225838 A JP H06225838A JP 22733592 A JP22733592 A JP 22733592A JP 22733592 A JP22733592 A JP 22733592A JP H06225838 A JPH06225838 A JP H06225838A
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JP
Japan
Prior art keywords
side wall
food
wall sections
heat storage
sections
Prior art date
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Pending
Application number
JP22733592A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kamata
光男 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hotsuto & Kuule Kk
Original Assignee
Hotsuto & Kuule Kk
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Filing date
Publication date
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  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁当などの調理済みの保管食品を庫内の全般
で均一に加熱し、調理時の高温状態のまま、長時間、風
味を落とすことなく保管する。 【構成】 調理済みの食品を高温度で保管するための熱
蔵庫において、扉及び該熱蔵庫を形成する各壁部が断熱
材を充填した断熱壁によってなり、該熱蔵庫内の底部に
は、熱蔵庫内の保管食品を加熱するための、セラミック
ヒーターに送風機を取付けた加熱装置を設置し、両側壁
部の内側には該側壁部の内面から所定距離離してそれぞ
れ複数本の棚受柱を立設し、該棚受柱には保管食品を載
置するための棚を設けた熱蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理済みの食品を、調
理時の高温状態のまま、長時間、風味を落とすことなく
保管することのできる熱蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】外食弁当などの外食産業にあっては、一
般に、冷めた調理済みの食品を、販売時に電子レンジ等
を使って再加熱して販売する方法が行われている。しか
し、近年、外食産業の普及・発達と共に、調理済みの食
品を温蔵庫などに入れて保管する方法や、さらに食品の
鮮度を保つため、高温度の熱蔵庫内で保管する方法など
が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の方法のうち、一度、冷却した食品を販売時に再加
熱する方法にあっては、保管可能時間が短く、さらに販
売時に、加熱するまでの間、客に待たせるという不便さ
があり、また、温蔵庫を使用する方法では、一般に63
℃以下で保管されるため、30分ぐらい経つと雑菌が繁
殖し始め、長時間の保管はできないという問題があっ
た。
【0004】これらの問題を解決するため、熱蔵庫を使
用し、60〜80℃の高温度で保管する方法が試みられ
ているが、熱蔵庫内に詰め込まれた保管食品によって庫
内を循環する加熱空気の通路がふさがれ、保管場所によ
り保管温度に大きな差異を生じて、食品を一様に保管す
ることができないという問題があった。
【0005】本発明者は、熱蔵庫内の加熱空気の循環を
円滑に行うことにより、上記した従来の問題を解決し、
食品を長時間、一定の温度で保管できることを見出し本
発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によれ
ば、調理済みの食品を高温度で保管するための熱蔵庫に
おいて、扉及び該熱蔵庫を形成する各壁部が断熱材を充
填した断熱壁によってなり、該熱蔵庫内の底部には、熱
蔵庫内の保管食品を加熱するための、セラミックヒータ
ーに送風機を取付けた加熱装置を設置し、両側壁部の内
側には側壁部の内面から所定距離離してそれぞれ複数本
の棚受柱を立設し、該棚受柱には保管食品を載置するた
めの棚を設けた熱蔵庫が提供される。
【0007】
【作用】本発明の熱蔵庫においては、熱蔵庫内の側壁部
の内面から所定距離離して立設された棚受柱により、保
管食品により高温空気の通路をふさぐことを防止してい
るため、セラミックヒーターによって加熱された高温空
気を熱蔵庫内全域に、均一に循環させることができる。
その結果、熱蔵庫内の各場所における温度差は10℃以
内と小さく、さらにセラミックヒーターの加熱による、
殺菌性能及び被加熱物を乾燥させることが少ないなどの
作用・効果も加味されて、調理済み食品を長時間、風味
を落とすことなく加熱保管することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づき更に詳
細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限られるも
のではない。図1は本発明の熱蔵庫内の一例を示す正面
概要図、図2は本発明の熱蔵庫の一例を示す横断面概要
図である。
【0009】本発明の熱蔵庫1は、扉2及び熱蔵庫を形
成する各壁部の内部に断熱材3を充填し、該熱蔵庫の各
壁部を形成する断熱壁によって形成され、該熱蔵庫内の
底部には、セラミックヒーターに送風機を取付けた加熱
装置4を設置し、各側壁部5の内側には、扉2及び背面
壁部11の内面より所定距離、例えば10cm離して各
2本以上の棚受柱6を立設し、該棚受柱6には、保管食
品の大きさ及び数量に合わせ、保管食品を載せるための
複数段の網棚7を載置した構造である。なお、上記棚受
柱6には網棚受け12を取り付けるための孔を多数設け
てあり、保管食品の大きさ及び数量にあわせて、網棚の
取付位置を自由に変えることができる。
【0010】このような構造の熱蔵庫に保管食品8を挿
入すると、該保管食品8は棚受柱6に当たって停止し、
側壁部5の内面には到達しないので、棚受柱6を介して
保管食品8と側壁部5の内面との間には空間部9を設け
ることができる。
【0011】次に、加熱装置4を稼働して高温空気を両
側壁部5の下方部に送出すると、該高温空気は側壁部の
下方部から、上記、保管食品8と側壁部5の内面との空
間部9を通って上昇する。この間、一部の高温空気は、
保管食品を載せた各網棚7の間から内部に送入される
が、残部は上部壁部10の内面に当たり、矢印13のよ
うに庫内を下降して各網棚7の間から内部に送入され、
保管食品8を温める。このように本発明の熱蔵庫は、熱
蔵庫の加熱空気の循環が円滑に行われるので、庫内の保
管場所による温度差は10℃以内と小さく、調理済み食
品を均一に加熱・保管することができる。
【0012】棚受柱6は、隣接する棚受柱6の間から保
管食品8が抜け出して側壁部5の内面に到達しない範囲
の距離間隔で設置する。従って、大型の保管食品では棚
受柱6は少なくてもよく、小型の保管食品では本数を増
やす必要がある。特に小型のものを保管する場合には、
棚受柱6の内面に防護金網を設けて防護する。また、保
管食品を載せるための網棚7は、加熱空気が通り抜け易
い構造であればよく、設置枚数は保管食品の大きさ及び
数量によって決定する。
【0013】なお、上記では、加熱空気を側壁部の一方
から送出する方法で説明したが、熱蔵庫が特に大型の場
合には、加熱空気は両方の側壁部の下方部から送出する
ようにしてもよい。本発明の加熱装置は炭化珪素質等に
よるセラミックヒーターを使用して63〜78℃の高温
度で食品を保管する。
【0014】このように、セラミックヒーターによる加
熱によれば、単位面積当りの発熱量(W/cm2)は金
属質のヒーターに比べて大きくとることができるのでヒ
ーターは小型となり、そのため送風機も小型でよく、従
って風量が少く、保管食品の乾燥量を少なくすることが
でき、また、むらなく加熱され、さらに、菌類の繁殖を
防ぐので、前記の構造上の効果と相まって、食品を長時
間、風味を落とすことなく保管することができる。
【0015】なお、熱蔵庫の底部にはキャスターを設
け、移動を容易にすることができる。また、前面の扉に
は、例えば外側は透明アクリル樹脂板、内側は耐熱性の
透明ポリカーボネート樹脂板を使用した覗窓を設けるこ
とにより、庫内の観察を容易に行うことができる。ま
た、該扉のパッキング材には、例えば、シリコンゴムの
ような耐熱性材料を使用することが好ましい。
【0016】以下、本発明の具体的な実施結果を説明す
る。熱蔵庫の本体は、幅700mm、奥行600mm、
高さ1500mmの鋼板製で、前面は観音開きの扉2と
し、扉及び各壁部には、ポリスチレン断熱材を中心とし
て、その両側にアルミニウム・エンボスとポリプロピレ
ン・フィルムを重ね合わせた厚さ50mmの断熱層3を
充填し、庫内の底部には、1200Wのセラミックヒー
ターに1方向に送風口を設けた送風機を組合わせた加熱
装置4設置し、両側壁部5の内側には、扉2及び背面壁
部11より100mm離れた所に15mm角のアルミニ
ウム製棚受柱6を各2本を立設し、該棚受柱6には、7
mmφの鉄棒で外枠を作り、3.5mmφの鉄棒で22
5mm×3mm角の格子状の網状体を作り、耐熱性及び
滑り性に優れたフッソ樹脂でコーティングして作製され
た網棚7を4段取り付けて熱蔵庫1を作製した。
【0017】この熱蔵庫1の網棚7の上に、幅145m
m、奥行230mm、厚さ30mmの調理済みの弁当箱
8を100個挿入した後、セラミックヒーターをオンに
して、加熱装置から一方の側壁部5の内側に向けて高温
空気を送出し、測定点、A点の温度が63℃に達したと
ころで温度を一定に保持し、そのままの状態で12時間
保管し、A、B、C、D、E、F、G、Hの各測定点に
ついて、0.5時間ごとに測温した。その結果を表1に
示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1の結果より、各測温点の温度差は4.
5℃以下であり、この熱蔵庫内の保管状態のすぐれてい
ることが分かる。また、この試験後、取り出した弁当を
調味したところ、保管前の状態と風味はほとんど変わっ
ていなかった。上記、測温点は、背面壁部11の内面か
ら250mm内側の線上で、両側壁部5の内面から各2
00mm内側のポイントにある保管食品上の位置を、図
1に示すように、上段よりA、B、C、D、E、F、
G、Hとした。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱蔵庫に
よれば、庫内の側壁部の内側に立設された棚受柱によっ
て、保管食品により高温空気の通路をふさぐことがない
ので、セラミックヒーターによって加熱された高温空気
を庫内全域に、均一に循環させることができ、庫内の各
場所における温度差は10℃以内と小さく、さらにセラ
ミックヒーターの加熱による、殺菌性能及び被加熱物を
乾燥させることが少ないなどの効果も加わって、調理済
み食品を長時間、風味を落とすことなく加熱保管するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱蔵庫内の一例を示す正面概要図であ
る。
【図2】本発明の熱蔵庫の一例を示す横断面概要図であ
る。
【符号の説明】
4 加熱装置 5 側壁部 6 棚受柱 7 網棚 8 保管食品 9 空間部 10 上部壁部 11 背面壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理済みの食品を高温度で保管するため
    の熱蔵庫において、扉及び該熱蔵庫を形成する各壁部が
    断熱材を充填した断熱壁によってなり、該熱蔵庫内の底
    部には、熱蔵庫内の保管食品を加熱するための、セラミ
    ックヒーターに送風機を取付けた加熱装置を設置し、両
    側壁部の内側には該側壁部の内面から所定距離離してそ
    れぞれ複数本の棚受柱を立設し、該棚受柱には保管食品
    を載置するための棚を設けたことを特徴とする熱蔵庫。
JP22733592A 1992-08-26 1992-08-26 熱蔵庫 Pending JPH06225838A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004065499A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Sanyo Electric Co Ltd 配膳カート
JP2016220744A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 昭和飛行機工業株式会社 飲食物収納用の筐体
CN110279318A (zh) * 2019-08-02 2019-09-27 广东智源机器人科技有限公司 一种保温柜

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3127797B2 (ja) * 1995-09-21 2001-01-29 住友金属鉱山株式会社 コンデンサ内蔵ガラスセラミック基板

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950207