JP4458717B2 - 配膳カート - Google Patents

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祐介 小松原
徳太郎 間瀬
文夫 水野
繁實 岡本
進 渡辺
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護 一鐵
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院や老人ホーム等において給食の加熱及び配膳を行うのに用いる配膳カートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院の入院患者用食事は、それぞれの患者の病状に合わせて多彩なメニューを用意する必要があるが、従来は、それぞれの病院内に厨房を設け、そこで病院自らが調理して提供するか、あるいは、調理を外部の調理会社に依頼して提供するようにしていた。
【0003】
しかし、そのように、それぞれの病院毎に調理を行うのでは、設備的及び人的に無駄が大きく非効率的である。そこで、それを解決するため、特許第2644187号公報(A47B 31/02)には、図6に示すような給食システムが提案されている。
【0004】
調理センター21では、複数の病院からの注文に応じて種々の料理が調理され、クックチル処理が施された後、食器と共にパックされる。それらパックされた料理は、クールワゴン24に収納された状態で配送用冷蔵冷凍車23に載せられて、それぞれの病院22に配送される。
【0005】
クールワゴン24が納品されたら、病院22では、クールワゴン24を引き続き冷蔵状態に保持しながら給食時刻まで待つ。そして、給食時刻が近づいたら、各患者に対応するメニューに従って、クールワゴン24から料理を取り出して、それぞれの患者毎にトレー27の上に配置し、それぞれ配膳カート25の所定の区画室26に収納する。
【0006】
配膳カート25では、それぞれの区画室26の中に、トレー27の上の各料理28に対応した位置に遠赤外線ヒータ29が設けられていて、それぞれのヒータがタイマにより所定時間通電され、それぞれの料理28が最適な状態に加熱される。その状態で各病室に運んで行き、それぞれの患者に提供される。
【0007】
このようにすれば、それぞれの患者に合った料理を、設備的及び人的な無駄を削減しながら効率的に提供できる。しかし、料理の加熱を遠赤外線ヒータ29で行うのでは、料理をある程度温めることはできても、調理を行うことはできず、できたての料理を提供できない。
【0008】
そこで、本出願人は、先に、特願2001-18228として、誘導加熱を利用した配膳カートを提案した。その配膳カートは、各被給食者に対応するように複数の区画室を設け、各区画室の底部に誘導加熱コイルを埋設する。また、用いる食器の底部には導電層を設ける。そして、その食器に食材を盛り付け、それらをトレーに載せて上記区画室に収納する。その際、トレーを区画室内の所定の位置に保持するとともに、トレーの上面に位置決め部材を設けて、常に誘導加熱コイルに対向する位置に食器が配置されるようにする。
【0009】
各区画室の底部に埋設された誘導加熱コイルは、主菜,副菜,御飯,汁物等、それぞれが調理を分担する料理に対応した発熱量が得られるように互いに異なる大きさのものが用いられる。そして、所定の時刻になったらそれらの誘導加熱コイルを一斉にオンにして前記導電層を発熱させて食器内の食材の調理を行い、それぞれの料理が同時にできあがるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのような配膳カートでは、各区画室の底部に埋設された誘導加熱コイルは、調理する料理に対応して大きさを調整する必要があって、その分用いるコイルの種類が多くなってコスト高になるという問題点があった。また、トレー上の位置毎に調理する料理の種類や量、及び用いる食器が限定され、バラエティーに富んだメニューを提供できないという問題点もあった。
【0011】
本発明は、そのような問題点を解決すること、すなわち、同一仕様の誘導加熱コイルを用いながら個別の料理を最適に加熱できるようにすることを目的とするものである。また、調理する料理の種類や量、及び使用する食器の選択の幅を広げられるようにすることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の配膳カートは、底部に導電層が設けられ、それぞれ異なる食材が盛り付けられた複数の食器が所定の位置に載せられたトレーを収納する複数の区画室と、前記食器の位置に対応するように各区画室の底部に埋設した複数の誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルを制御する制御装置とを有する配膳カートであって、前記複数の誘導加熱コイルは、同一仕様のものが用いられ、前記制御装置は、特定の区画室内における食材の温度を検知し、該検知温度に基づいて、前記特定の区画室内、及び、他の区画室内の各誘導加熱コイルを個別に制御することを特徴とする。このようにすると、同一仕様の誘導加熱コイルを用いながら個別の料理を最適に加熱できるようになる。また、調理する料理の種類や量、及び使用する食器の選択の幅を広げられる。しかも、検知対象を最小限に抑えながら最適な制御が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、配膳カートを示す図であり、図2は、その水平断面図である。図1,図2において、1はコントロールユニット収納部、2はコントロールパネル、3はヒンジ、4は扉、5は棚板、6はトレー、7はキャスター、8はハンドル、9は側壁、10は中仕切、11は通気溝、12はルーバである。
【0016】
扉4は、側壁9に接する位置まで大きく回転でき、トレー6の出し入れをし易くしている。観音開きの扉4,4は、カートの前面と後面に設けられていて、前後からトレー6を出し入れできるようにしている。
【0017】
配膳カートの庫室は、中仕切10により左右に二分されており、また、縦方向は棚板5により区切られていて、複数の区画室が形成されている。各区画室には、それぞれに食材を盛り付けた食器を載せたトレー6が収納されるようにしている。図3に、トレーを取り出した状態の配膳カートの水平断面を示し、また、図4に、棚板の斜視図を示すように、棚板5の左右両側縁と後端縁には、上方に延びる周壁13が設けられており、内部には、同一仕様、すなわち、サイズ,性能が同じである誘導加熱コイル14が複数埋め込まれている。なお、誘導加熱コイル14の仕様は、最大熱量が必要とされる料理に十分対応できるように選定される。
【0018】
そして、各区画室に収納されるトレー6は、棚板5の後端縁の突条13と扉4により前後方向の位置が決められ、棚板5の左右両側縁の周壁13により左右方向の位置が決められて、棚板5の誘導加熱コイル14に対して常に一定の位置に載置される。トレー6の上には食器が所定の位置に載せられており、結局、それぞれの食器は、常に、各誘導加熱コイル14に対応した位置に配置される。
【0019】
一方、庫室の上のコントロールユニット収納部1には、誘導加熱コイル14のオンオフを制御するコントロールユニット(図示せず)が収納されており、コントロールユニットは、コントロールパネル2により操作される。また、加熱する食材を盛り付ける食器には、底に銀ペーストよりなる導電層が設けられており、誘導加熱コイルによりその銀ペーストに渦電流を誘起させて発熱させ、その熱で食器及びその中の食材を加熱する。
【0020】
調理センターで調理した各種料理を個人別にトレーに配置し、それらを配膳カートに収納して冷蔵車に積み込んで冷却しながら病院まで配送する。病院では、食事の時間になるまで冷蔵室及び冷蔵機能を有したカート等に収納し、そこで冷却しながら保管しておき、時間になったら、誘導加熱コイルをオンにして料理を加熱する。加熱が完了した後、カートごと病室まで運んで配膳を行う。
【0021】
この配膳カートでは、冷蔵車の中、及び、冷蔵室の中では、配膳カートの中に冷蔵車や冷蔵室の冷気を直接取り込むことにより中の食材を冷却する。そのため、扉4は、庫室の周壁との間にパッキングを介在させずに当接させ、扉4を閉じた状態でも外部から庫室内に空気が流入できるようにしている。また、側壁9の内側に各区画室を縦に連通させる通気溝11を設け、さらに、中仕切10を中空にし、かつ、その壁にルーバ12を設けて、各区画室内に冷蔵庫の冷気が流れ易くしている。
【0022】
図5は、配膳カート内の制御システム図である。コントロールパネル2は、各種表示ランプ加熱時間を設定するための入力装置、設定時間を表示する表示器、及び、各種表示ランプ等を具えている。コントロールユニット15は、プログラムにより動作するタイマを内蔵しており、所定の時刻になったらドライブ回路16〜19を制御して、前記誘導加熱コイル14による加熱を開始させる。
【0023】
ドライブ回路16〜19は、それぞれ、各区画室内の誘導加熱コイル14を位置別に分担する。例えば、ドライブ回路16は、主菜用の誘導加熱コイル14aを分担し、ドライブ回路17は、副菜用の誘導加熱コイル14bを分担し、ドライブ回路18は、御飯用の誘導加熱コイル14cを分担し、ドライブ回路19は、汁物用の誘導加熱コイル14dを分担する。
【0024】
そして、それぞれのドライブ回路16〜19は、コントロールユニット15により制御され、その時々のメニュー,量、及び、調理,再加熱,保温,非加熱等加熱のモードに応じて最適な加熱が行えるように、各区画室の誘導加熱コイル14a,14b,14c,14dを作動させる。
【0025】
各誘導加熱コイル14a,14b,14c,14dの加熱の強さは、それぞれの誘導加熱コイルを繰り返しオンオフさせ、その内のオフ期間の長さを変化させることにより調整することができる。そのように、誘導加熱コイルを繰り返しオンオフさせても、加熱に用いる食器は磁器製であるため熱容量が大きく、オン期間に蓄積した熱によりオフ期間にも温度を維持することができる。むしろ、温度の急激な上昇を防止して料理の焦げ付きを防止できる。
【0026】
そして、各料理が同時にできあがるように、各誘導加熱コイルの加熱開始のタイミングを調整し、さらに、各誘導加熱コイルのオン期間ができるだけ重ならないようにずらすことによりカート全体の最大電流値を抑えるようにする。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
すなわち、本発明の配膳カートは、誘導加熱コイルとして、全て同一仕様のものを用い、制御装置は、特定の区画室内における食材の温度を検知し、該検知温度に基づいて、前記特定の区画室内、及び、他の区画室内の各誘導加熱コイルを個別に制御するようにした。その結果、同一仕様の誘導加熱コイルを用いてカートの製造コストを抑えながら、個別の料理を最適に加熱できるようになる。また、調理する料理の種類や量、及び使用する食器の選択の幅を広げることができる。しかも、検知対象を最小限に抑えながら最適な制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配膳カートを示す図である。
【図2】配膳カートの水平断面図である。
【図3】トレーを取り出した状態の配膳カートの水平断面図である。
【図4】棚板の斜視図である。
【図5】配膳カート内の制御システム図である。
【図6】従来の給食システムを示す図である。
【符号の説明】
1…コントロールユニット収納部
2…コントロールパネル
3…ヒンジ
4…扉
5…棚板
6…トレー
9…側壁
10…中仕切
11…通気溝
12…ルーバ
13…突条
14…誘導加熱コイル

Claims (1)

  1. 底部に導電層が設けられ、それぞれ異なる食材が盛り付けられた複数の食器が所定の位置に載せられたトレーを収納する複数の区画室と、前記食器の位置に対応するように各区画室の底部に埋設した複数の誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルを制御する制御装置とを有する配膳カートであって、
    前記複数の誘導加熱コイルは、同一仕様のものが用いられ、前記制御装置は、特定の区画室内における食材の温度を検知し、該検知温度に基づいて、前記特定の区画室内、及び、他の区画室内の各誘導加熱コイルを個別に制御することを特徴とする配膳カート。
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