JP2006212251A - 配膳ワゴン - Google Patents

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徳太郎 間瀬
Yusuke Komatsubara
祐介 小松原
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Abstract

【課題】 被提供者の好みに合わせて、種類/量を調整して食事を提供することができる配膳ワゴンを提供する。
【解決手段】 本発明の配膳ワゴン1は、食事を収納して移動可能とされたものであって、食事を収容した容器を収納し、開閉自在とされた下部収納部3と、下部収納部3の上方に離間して設けられ、食事を収納する開閉自在の上部収納部4と、上部収納部4と下部収納部3間に構成され、食事を収容したホテルパン13等を陳列するために少なくとも前面が開放された陳列部7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば病院や介護施設又は企業内において患者などの被提供者に厨房などで調理された食事を食堂又は個室等へ配膳する配膳ワゴンに関するものである。
従来より病院や介護施設などでは食事配膳用のワゴンを用いて栄養士が作成したメニューに基づいた食事がすでに食器に盛り付けられた状態で厨房から食堂や個室等に運ばれ、患者ごとに提供されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−210768号
そのため、各患者は、すでに決められた食事が配膳されるため、食事の種類や量を好みに応じて変更することができない。これにより、嫌いな食事が盛り付けられている場合には、食事の楽しみが減少し、更には、摂取することができないという問題がある。また、その日の体調に応じて、食事量を変更したい場合もあるが、すでに盛り付けられているため、変更することができない。そのため、少量しか摂取しない場合には、大量に残してしまうこととなり、患者にとっては、完食することの満足感が奪われるばかりでなく、無駄な提供を行うこととなる。
また、従来の配膳ワゴンでは、冷蔵保管することが可能なものもあるが、冷凍保管が不可能であった。そのため、冷凍温度域で保管を必要とする食品を提供することができず、食事のメニューが限定される問題があった。しかし、近年では、アイスクリームやシャーベットといった冷凍温度域での保管を必要とする冷菓などの提供が行われており、これに適した配膳ワゴンの開発が望まれている。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、被提供者の好みに合わせて、種類/量を調整して食事を提供することができる配膳ワゴンを提供するものである。
本発明の配膳ワゴンは、食事を収納して移動可能とされたものであって、食事を収容した容器を収納し、開閉自在とされた下部収納部と、該下部収納部の上方に離間して設けられ、食事を収納する開閉自在の上部収納部と、該上部収納部と下部収納部間に構成され、食事を収容した容器を陳列するために少なくとも一面が開放された陳列部とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記において、上部収納部内は、外部から透視可能とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記各発明において、下部収納部には温蔵庫が構成され、該温蔵庫内を加熱する加熱手段により陳列部に陳列された容器を加熱することを特徴とする。
請求項4の発明は、上記各発明において、下部収納部には庫内が冷凍温度域まで冷却可能な冷却庫が構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記発明において、冷却庫内の冷気を上部収納部に供給することを特徴とする。
本発明によれば、食事を収納して移動可能とされた配膳ワゴンにおいて、食事を収容した容器を収納し、開閉自在とされた下部収納部と、該下部収納部の上方に離間して設けられ、食事を収納する開閉自在の上部収納部と、該上部収納部と下部収納部間に構成され、食事を収容した容器を陳列するために少なくとも一面が開放された陳列部とを備えたので、下部収納部に食事を収容した容器を収納し、上部収納部にも食事を収納して移動し、下部収納部に収納された容器を出して陳列部に陳列し、食器に盛りつけて被提供者に提供することができる。
これにより、被提供者の好みに合わせて、種類/量を調整して食事を提供することができるようになる。そのため、被提供者の食欲の増進、食事の満足感を向上させることができると共に、無駄な提供を防止することができる。
また、下部収納部と上部収納部、更には、その間の陳列部という配置とすることで、食事の収納と陳列/提供をコンパクトに実現することができるようになる。
また、請求項2の発明によれば、上部収納部内は、外部から透視可能とされているので、上部収納部内の食事を被提供者にアピールすることができ、これによっても、被提供者の食欲の増進を図ることができるようになる。
また、請求項3の発明によれば、下部収納部には温蔵庫が構成され、該温蔵庫内を加熱する加熱手段により陳列部に陳列された容器を加熱するため、少なくとも移動先である提供場にて温蔵庫で食事を保温或いは、加熱することができる。
このとき、下部収納部内の加熱と共に、陳列部において容器内の食事を保温しながら陳列することができる。そのため、その食事本来の適した温度とすることで、温かく、おいしい食事を提供することができると共に、見た目にも食欲増進を図ることができるようになる。
また、請求項4の発明によれば、下部収納部には庫内が冷凍温度域まで冷却可能な冷却庫が構成されているので、同一の配膳ワゴンによってアイスクリームなどの冷菓も提供することが可能となる。
また、請求項5の発明によれば、冷却庫内の冷気を上部収納部に供給することで、上部収納部内の食事を冷蔵することが可能となる。これにより、提供先における食事の品質保持を図ることができると共に、その食事本来の適した温度とすることも可能となり、おいしい食事を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の実施例の配膳ワゴン1の斜視図、図2は図1の部分透視正面図を示している。実施例の配膳ワゴン1は病院や介護施設などにおける患者等の食事の調理を行う厨房から食堂又は各個室等の給仕現場への移動、更には当該給仕現場における食事の提供に使用されるワゴンである。本実施例において使用される配膳ワゴン1は、例えば病院の病棟ごとの各フロアに対し例えば1台、介護施設では個室集団としての1ユニットに対し例えば1台等、食事の提供対象が10〜25人程度の人数に対し好適に用いられるものとする。
配膳ワゴン1は下部収納部3が構成される本体2と、本体2の上面より上方に所定寸法だけ離間して設けられる上部収納部4と、これら本体2と上部収納部4とを連結する左右の側壁5、6とから構成される。そのため、上部収納部4と本体2上方との間には、前方及び後方に開放した陳列部7が構成される。ここで、例えば本体2の上面高さが、配膳者の略腰の高さとした場合、当該配膳者が腰をかがめた状態で容易に頭部が入る高さとなる寸法に構成することにより、陳列部7の作業スペースが好適なものとなる。
下部収納部3は、前方、即ち、食事提供時における配膳者側に開口する図示しない断熱箱体により構成されており、当該断熱箱体内は、図示しない仕切壁によって左右に3つの貯蔵庫が形成される。これら貯蔵庫は、左から順に温蔵庫8、温蔵庫9、冷却庫10とされている。各貯蔵庫8、9、10の前面開口には、それぞれ外部から内部が透視可能とされる透明板を備えた扉8A、9A、10Aが開閉自在に取り付けられている。尚、本実施例における各扉8A、9A、10Aは、一側を中心に枢支され、回動自在とされるものとしているが、これ以外にも、摺動自在とする扉であっても良いものとする。
温蔵庫8、9は、それぞれ上面に開口が形成されており、当該上面開口は、前記陳列部7側から調理済みの食事を収納したホテルパン(陳列用の容器)13、14、15、15が載置されて塞がれる。また、各温蔵庫8、9の上部には各温蔵庫を独立して加熱するためのプレート状の電気ヒータ16、16が取り付けられている。そのため、各温蔵庫8、9が当該電気ヒータ16、16によって所定温度に加熱されると共に、各温蔵庫8、9の上面に載置されたホテルパン13、14、15、15の下部は各温蔵庫8、9内に臨むので、当該ホテルパン13、14、15、15は各温蔵庫8、9内から加熱作用を受ける。尚、電気ヒータ16、16は、図示しない制御装置により温度制御がなされるものとする。また、温蔵庫8、9内の設定温度については、前記側壁6に設けられるコントロールパネル30によって設定可能とする。
一方、冷却庫10の側壁(本実施例では、温蔵庫9と冷却庫10とを仕切る仕切壁)には、冷却用送風機20を備えた冷気吐出口21が形成されており、冷却庫10の底壁には、循環用冷気吸込口22が形成されている。また、この冷却庫10の上面側部には、詳細は後述する冷却陳列室33と連通する冷気ダクト31が接続される冷気吸込口29が形成されている。
他方、本体2の下部には、図2に示す如く機械室23が形成されており、当該機械室23内には、冷却ユニットRを構成する圧縮機24、凝縮器25、図示しない凝縮器用送風機等が配設されている。また、該機械室23内には、図示しない断熱壁にて冷却室が区画形成されており、当該冷却室内には、前記圧縮機24と共に冷却ユニットRを構成する冷却器26が配設されている。そして、この冷却室には前記冷気吐出口21と連通される冷気ダクト27及び循環用冷気吸込口22と連通される冷気ダクト28が接続されている。
これにより、冷却ユニットRの圧縮機24及び送風機20が運転されることにより、冷却器26の冷却作用によって冷却された冷気は、冷却室より冷気ダクト27を介して冷却庫10に吐出される。そして、冷却庫10内を循環した冷気は、再び循環用冷気吸込口22に吸い込まれ、冷気ダクト28を介して冷却室に帰還する。これにより、冷却庫10内は所定温度に冷却される。尚、当該冷却庫10は、前記制御装置により設定温度を冷凍温度域及び冷蔵温度域に設定可能とする。設定温度については、前記コントロールパネル30によって任意に設定可能とする。
陳列部7は、前記本体2の上面に構成されると共に、上述した如きホテルパン13、14、15、15が設置される箇所が形成される。また、このホテルパン13等が設置される箇所の隣には、配膳作業や陳列を可能とするスペースが形成されている。
上部収納部4は、左右に2つの陳列室が構成されており、向かって左側には、温度調整を行わない陳列室32が構成されると共に、向かって右側には、冷蔵温度域にて冷却される冷却陳列室33が構成される。各陳列室32、33は前面に開口を有すると共に、当該開口には、それぞれ外部から内部が透視可能とされる透明板を備えた扉32A、33Aが開閉自在に取り付けられている。また、同様に各陳列室32、33は後面に開口を有すると共に、当該開口には、それぞれ外部から内部が透視可能とされる透明板を備えた扉32B、33Bが開閉自在に取り付けられている。尚、本実施例における各扉32A、33A、32B、33Bは、一側を中心に枢支され、回動自在とされるものとしているが、これ以外にも、摺動自在とする扉であっても良いものとする。また、本実施例では、後面にも扉32B、33Bが設けられているが、これに限らず、開閉不能とする透明板が嵌め込まれていても良いものとする。
冷却陳列室33は、断熱箱体にて囲繞されていると共に、側壁6側の側面には、陳列室用送風機36を備えた冷気吐出口35が形成されている。この冷気吐出口35には、側壁6内に構成される冷気ダクト31を介して冷却庫10の側部上方に形成される冷気吸込口29に接続されている。これにより、陳列室用送風機36を運転制御することで、冷却陳列室33内は所定温度に冷却される。尚、冷却陳列室33に吐出された冷気は、前記冷却器26が設けられる冷却室や冷却庫10に帰還することなく、前面又は後面開口から漏れ出るものとする。尚、当該冷却陳列室33は、前記制御装置により冷却温度を設定可能とする。設定温度については、前記コントロールパネル30によって任意に設定可能とする。
尚、図中において38は、本体2下面に取り付けられた車輪であり、これにより、当該配膳ワゴン1を任意に移動可能とする。39は、側壁6の外面に設けられた運搬用のハンドルである。40は、側壁5の陳列部7側に設けられた配膳用道具入れであり、当該道具入れ40内には、配膳に使用されるお玉やトング、しゃもじなどが収容されている。また、41は、側壁6に設けられた補助テーブルであり、当該補助テーブル41は、使用時には水平状態で固定することにより配膳時にテーブルとして使用することができ、使用していない場合や、移動時などには、図2に示す如く折り畳んだ収納状態とすることができる。また、この配膳ワゴン1は、図示しない電源用のコネクタが設けられている。そのため、食事が各貯蔵庫や収納室に収容される厨房若しくは食事の配膳が行われる移動先の給仕現場において当該コネクタに電源コードが接続されることにより、内部の機器が運転可能とされるものとする。尚、電源コードを接続することが不可能な移動時などでは、厨房等における電源供給時に貯蔵庫等を所定温度に冷却又は加熱し、予熱によって食事を保冷又は保温するものとする。
次に、本実施例の配膳ワゴン1の使用形態について説明する。本実施例の配膳ワゴン1が使用される病院や介護施設などでは、厨房などの調理施設によって一括に多数の施設の食事が調理される。調理された食事は、配膳ワゴン1の陳列室32や33、各ホテルパン13等や各貯蔵庫8、9、10に収容される。
即ち、ホテルパン13等には、加温又は保温を必要とする調理又は加工された料理、例えば、ハンバーグや煮物などの料理が盛り付けられる。また、陳列部7には、みそ汁などのスープ類が収容された寸胴やご飯が収容された電子炊飯器又は飯櫃などが載置される。下部収納部3の温蔵庫8、9には、加温又は保温を必要とする調理又は加工された料理、例えば、ハンバーグや煮物などが貯蔵される。冷却庫10には、その日の食事内容によって冷凍温度域による貯蔵を要するもの例えば、アイスクリームやシャーベットなどの冷菓がある場合には、冷却庫10内を冷凍温度域に設定し、当該冷菓を貯蔵する。また、冷凍温度域による貯蔵を要するものがない場合には、冷蔵温度域に設定し、サラダなどの生野菜やデザート類などの冷却を必要とする調理又は加工された料理を貯蔵する。
さらに、上部収納部4の陳列室32には、保存に温度調整を必要としない食事、例えばパン類などが陳列収納される。冷却陳列室33には、冷却貯蔵を要する冷菓や果物や生野菜又はジュースなどの飲料が陳列収納される。
尚、予め当該配膳ワゴン1は、厨房において電源供給が行われ、温度調節を必要とする各貯蔵庫及び陳列室は、それぞれの設定温度に冷却又は加熱されているものとする。
食事が積載された状態で、配膳ワゴン1の電源供給を一旦停止し、配膳者(配膳係りや看護婦など)により移動され、食事の給仕現場である各病院のフロアや介護施設等の食堂又は個室等に設置される。尚、当該移動中は、ホテルパン13等に収容された食事は、例えば透明な蓋などにより被覆された状態とし、移動中における不具合を回避するものとする。
食事の給仕現場では、配膳者は、当該給仕現場の電源コードを配膳ワゴン1の前記コネクタに接続し、当該配膳ワゴン1への電源供給を行う。これにより、給仕現場において、各温蔵庫8、9及びホテルパン13等の保温、更には、再加熱を行うことができると共に、冷却庫10及び冷却陳列室33において保冷を行うことができるようになる。そのため、各食事を適切な温度にて保存することが可能となる。
そして、配膳者は、ホテルパン13等の蓋を開放し、陳列部7において食器の準備を行う。配膳用道具入れ40から配膳道具を取り出し、例えば配膳ワゴン1前面に位置して各料理を食器に盛りつけ、配膳ワゴン1の後面に位置する患者等の被提供者に渡す。この場合、被提供者は、配膳ワゴン1の後面より陳列部7に陳列された料理や上部収容部4の陳列室32や冷却陳列室33内の食事を直接見て、料理の選択を行うことができる。
そして、被提供者は、選択した料理を配膳者に伝え、該配膳者は当該料理の盛りつけを行う。これにより、被提供者は、陳列された料理を見て好みに応じて摂取する食事の種類を選択することができる。
また、この配膳ワゴン1によれば、給仕現場において、各料理の盛りつけを被提供者の要望に応じて行うことから、被提供者の好みに応じた量の食事を提供することができる。例えば基準的な量よりも少ない量を希望する被提供者には、少なく盛り付けることができ、完食することの満足感を与えることができるようになる。他方、被提供者の好みに応じて、各食事の分量を変更することが可能となり、食事を摂取することの楽しみが増大し、食欲の増進、更には食事の満足感を与えることが可能となる。また、無駄な提供を防止することができる。
このとき、本実施例の配膳ワゴン1は、上述した如く給仕現場において、ホテルパン13等に収容された食事や温蔵庫8、9において貯蔵された食事を保温又は再加熱することができるため、温かい状態で被提供者に食事を提供することができる。そのため、その食事本来の適した温度とすることで、温かく、おいしい食事を提供することができると共に、見た目にも被提供者の食欲増進を図ることができるようになる。
尚、この給仕現場における食事の盛りつけは、ホテルパン13等に陳列されたものや貯蔵庫8、9、10に貯蔵されたものに限らず、陳列部7に載置されるみそ汁等のスープ類やご飯などにおいても同様に行うことができる。
また、本実施例における配膳ワゴン1では、陳列部7は、前面及び後面に開放されているため、陳列部7、即ち、本体2の上面に、食事が盛り付けられた食器を陳列することで、後面の被提供者は自ら盛り付けられた食器を選択して取り出すことが可能となる。また、場合によっては、自ら食事の盛りつけを行うことも可能となる。
更にまた、本実施例における配膳ワゴン1では、上部収納部4には、陳列室32内にパン類が陳列されていると共に、冷却陳列室33内には、デザート類などが冷却陳列されている。この場合、各陳列室32、33は、外部から透視可能とされているので、当該陳列室32、33内の食事を被提供者にアピールすることができ、これによっても、被提供者の食欲の増進を図ることができるようになる。また、これに加えて、各陳列室32、33には、後面からも開放可能とする扉32B、33Bが設けられているため、被提供者は、自らこれらの陳列室32、33内の食品を選択し、取り出すことが可能となる。これにより、利便性が向上する。
また、配膳ワゴン1には、下部収納部3に冷凍温度域まで冷却可能とする冷却庫10が設けられている。そのため、当該冷却庫10を冷凍温度域に設定し、アイスクリームやシャーベット等の冷菓を貯蔵している場合には、各給仕現場において、被提供者に適切な温度で冷菓を提供することが可能となる。
そのため、同一の配膳ワゴン1によって、他種類の食事を提供することができるため、食事の選択に幅を持たせることができ、より一層、食事を摂取することの楽しみを増大させることができ、食欲の増大を図ることができるようになる。
また、本実施例では、当該冷却庫10を冷却するための冷気を冷気ダクト31を介して上部収納部4の冷却陳列室33内を冷却する構成としているため、上部収納部4内の食事を冷蔵することが可能となる。これにより、当該上部収納部4においても給仕現場における食事の品質保持を図ることができると共に、その食事本来の適した温度とすることも可能となり、おいしい食事を提供することができる。
以上詳述した如く、本発明の配膳ワゴン1は、下部収納部3と上部収納部4、更には、その間の陳列部7という配置としていることから、食事の収納と陳列/提供をコンパクトに実現することができるようになる。
尚、本実施例では、陳列部7の後面を前面と共に開放した構成としているが、これ以外にも、当該後面に透明板を設け、閉塞しても良い。これによっても、被提供者側から陳列部7内の食事を認識することができ、食事内容の確認や、種類や量の選択を可能とすることができ、食事を摂取することの楽しみを増大させることができる。また、係る場合には、上記実施例に加えて、被提供者が陳列部7上の食事に直接手を触れることを抑制することができるため、衛生面にも配慮することが可能となる。
また、本実施例では、配膳ワゴン1への電源供給は、厨房又は給仕現場における電源コードの接続により行っているが、これに加えて、当該配膳ワゴン1にバッテリー等を搭載し、当該バッテリーにより各機器の運転を行っても良いものとする。係る場合には、移動時にも各貯蔵庫や陳列室内を適切な温度に調整することができ、より一層好適なものとなる。
また、実施例では病院や介護施設等での患者の食事提供に本発明を適用したが、それに限らず、学校や企業などで生徒や社員の食事提供に用いてもよい。
本発明の実施例の配膳ワゴンの斜視図である。 図1の部分透視正面図である。
符号の説明
1 配膳ワゴン
2 本体
3 下部収納部
4 上部収納部
5、6 側壁
7 陳列部
8、9 温蔵庫
10 冷却庫
13、14、15 ホテルパン
16 電気ヒータ
20 冷却用送風機
21 冷気吐出口
22 循環用冷気吸込口
24 圧縮機
26 冷却器
29 冷気吸込口
32 陳列室
33 冷却陳列室
35 冷気吐出口
36 陳列室用送風機

Claims (5)

  1. 食事を収納して移動可能とされた配膳ワゴンにおいて、
    食事を収容した容器を収納し、開閉自在とされた下部収納部と、
    該下部収納部の上方に離間して設けられ、食事を収納する開閉自在の上部収納部と、
    該上部収納部と前記下部収納部間に構成され、前記食事を収容した容器を陳列するために少なくとも一面が開放された陳列部とを備えたことを特徴とする配膳ワゴン。
  2. 前記上部収納部内は、外部から透視可能とされていることを特徴とする請求項1の配膳ワゴン。
  3. 前記下部収納部には温蔵庫が構成され、該温蔵庫内を加熱する加熱手段により前記陳列部に陳列された前記容器を加熱することを特徴とする請求項1又は請求項2の配膳ワゴン。
  4. 前記下部収納部には庫内が冷凍温度域まで冷却可能な冷却庫が構成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の配膳ワゴン。
  5. 前記冷却庫内の冷気を前記上部収納部に供給することを特徴とする請求項4の配膳ワゴン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969556B1 (ko) * 2008-03-28 2010-07-12 한밭대학교 산학협력단 보온과 냉장이 가능한 음식물 운반상자
CN113951713A (zh) * 2020-07-20 2022-01-21 鸿匠科技工业有限公司 具有可开合保鲜盖的送餐车

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