JP3863583B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子と、この固体撮像素子に接続された回路基板と、この回路基板に複合ケーブルを接続して構成される撮像装置に関し、特に、回路基板と複合ケーブルの各電線との接続に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、例えば体腔内臓器を観察したり、必要に応じて処置具チャンネル内に処置具を挿通して各種治療・処置のできる内視鏡が広く利用されている。
【0003】
上述のように用いられる内視鏡には挿入部の先端部にCCDなどの固体撮像素子を配設し、対物光学系を通してこのCCDに結像した光学像を電気信号に光電変換し、この電気信号を信号ケーブルを通して信号処理装置に伝送して映像信号に変換し、この映像信号をモニタ画面に映し出して観察を行うようにした電子内視鏡(以下、内視鏡と略記する)がある。
【0004】
前記内視鏡内のCCDと外部装置である信号処理装置とは、CCDへの駆動電源の供給や、映像信号の伝送、あるいはクロック信号の伝送などのため、通常、複数本のケーブルを束ねた複合ケーブルで接続されている。この複合ケーブルには信号系ラインとしてノイズ対策のために同軸ケーブルを用い、電源ラインとして主に単線を使用していた。
【0005】
このため、CCD及びこのCCDに電気的に接続されるハイブリッドIC(以下HICと略記)やFPCなどの回路基板に対して、前記複合ケーブルの各線を接続するとき、複数のケーブルを1本、1本にばらして、基板に設けられている電極に接続するようにしていた。
【0006】
しかし、複合ケーブル内に配設されている線が同軸線の場合、芯線とシールド線とをそれぞれ別な箇所に半田付けできるように、前記同軸線の被覆を除去する作業が必要である。そして、この同軸線の被覆の除去及び接続作業は、手間がかかるばかりでなく、基板に接続のためにある程度の接続長が必要になるので、撮像装置の小径化、短縮化の妨げになっていた。
【0007】
すなわち、内視鏡に用いる撮像装置は、内視鏡の挿入部先端に設けられるため、撮像装置を短かく構成すればするほど、内視鏡の先端部の硬質部長を短くして挿入性を向上させることができるので、前記撮像装置の小径化及び短縮化は内視鏡の挿入性の向上の上からも望まれていた。
【0008】
このため、特開平5−161602号公報には撮像装置の短縮化を図るため、基板の一方の面にGND電極を設け、他方の面に信号用電極を設けると共に、この両電極をつなぐスルーホールを設けた回路基板を垂直に設置して、前記スルーホールにケーブルを挿通して信号用芯線とシールド線とをそれぞれ基板の信号用電極とGND電極とに接続するようにしたものが示されている。この公報の技術を用れば、回路基板の厚み分だけでケーブルを回路基板へ接続することができるので、撮像装置の短縮化が図れるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開平5−161602号公報に示された技術で、複合ケーブルを基板に接続しようとした場合、まず、複合ケーブルを1本、1本の電線にばらす作業と、この1本、1本の電線を基板のスルーホールに挿通して電極部に接続する作業が残ると共に、回路基板に接続された1本、1本の電線を補強するため、1本、1本にばらされたこれら電線を一括して接着剤などで固めていた。このため、回路基板の後方側に接着剤による硬質部が形成されてしまうので、撮像装置の大幅な短縮化を図ることが難しくなっていた。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複合ケーブル内の各線と基板の電極部との接続作業を容易に行え、且つ、硬質部長を短縮化する撮像装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による撮像装置は、固体撮像素子と電気的に接続される回路基板と、この回路基板の電極部に電気的に接続される複数の電線を内設する複合ケーブルと、を少なくとも有する撮像装置であって、前記複合ケーブルの先端部において露出した前記複数の電線部分に配設可能な配列ブロックであって、前記複数の電線を一括して嵌装し、当該複数の電線の配列状態を保持可能な固定部と、前記複合ケーブルの先端外周部を剥いで形成したストリップ面に当接可能な、前記固定部の後端側に形成されたブロック後端面と、当該複数の電線の先端面に対して面を一致可能となすブロック先端面と、を有した配列ブロックを備え、前記配列ブロックを先端部に配設した前記複合ケーブルにおける前記複数の電線の先端面を、電極部を設けた回路基板の平面部に対向させ、前記複合ケーブルにおける各電線の導電部と前記回路基板の電極部とをそれぞれ接続可能とする、または、前記配列ブロックの先端面側に設けられた、前記複合ケーブルにおける各電線の導電部と接続された導電パターンと前記回路基板の電極部とを一括して接続可能とすることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、複合ケーブルの回路基板への接続作業が容易になると共に、硬質部長が短くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図6は本発明の第1実施形態に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図、図2は内視鏡の先端部の構成を説明する断面図、図3は複合ケーブルと配列手段とを示す説明図、図4は先端部に配列手段を配設した複合ケーブルを示す説明図、図5は図4の配列手段に配設した導電部に対応するHIC基板に設けた電極配置図、図6は複合ケーブルとHIC基板との接続状態を説明する断面図である。
【0014】
図1に示すように電子内視鏡(以下、内視鏡と略記する)1は、細長な挿入部2と、この挿入部2の手元側にあって術者が把持する操作部3と、この操作部3の側部から延出してライトガイドケーブルや信号系ケーブルや電気系ケーブルなどを内蔵する可撓性のユニバーサルコード4とで主に構成されている。
【0015】
前記挿入部2は、CCDなどの固体撮像素子を内蔵した先端部5と、複数の湾曲駒を連接して上下・左右方向に湾曲自在な湾曲部6と、細長で可撓性を有する可撓管部7とを順次連接して構成されている。
【0016】
前記ユニバーサルコード4の手元側端部にはコネクタ部8が設けられており、このコネクタ部8には光源装置に接続されるライトガイドコネクタ9やCCDで光電変換した被写体像の電気信号を信号処理装置や制御装置に伝送するための電気接点部10や先端部5のノズルに空気などを送るための送気口金11などが設けられている。
【0017】
前記操作部3には湾曲部6を上下・左右方向に湾曲させる湾曲操作ノブ12や体腔内に鉗子などの処置具を挿通するための処置具挿入口13や信号処理装置や制御装置あるいは送気・送水・送ガス手段などの周辺機器の操作を行う複数の押釦スイッチ14,14...が設けられている。
【0018】
図2に示すように前記内視鏡1の挿入部2の先端側に位置する先端部5を構成する先端カバー15には観察窓16,照明レンズ(不図示),送気・送水ノズル17及び鉗子開口18が設けられている。そして、この先端カバー15の後方には、前記観察窓16,送気・送水ノズル17及び鉗子開口18にそれぞれ対応するように撮像装置20,送気・送水孔21,鉗子挿通孔22などを設けた先端部5を構成する先端ブロック23が配設されている。
【0019】
前記先端ブロック23に設けられている送気・送水孔21の後端部には送気・送水パイプ24が設けられており、この送気・送水パイプ24に送気・送水チューブ25が連通している。また、前記鉗子挿通孔22の後端部には鉗子挿通パイプ26が設けられており、この鉗子挿通パイプ26に鉗子挿通チューブ27が連通している。
【0020】
前記先端ブロック23に設けられている撮像装置20は、複数の光学レンズを備えて構成された対物光学ユニット28と、この対物光学ユニット28の後方に配置されたCCDユニット30などで構成されている。
【0021】
このCCDユニット30には、前記対物光学ユニット28に入射した光を受光するCCD31と、このCCD31で光電変換された電荷を電気信号に処理するIC32やチップコンデンサ33を実装したハイブリットIC基板(以下、HIC基板と略記)34と、電気信号を外部装置である信号処理装置に伝送する例えば複数の電線を内設する複合ケーブル35とで主に構成されている。
【0022】
前記CCD31の受光面側にはカバーガラス36が貼られている。このカバーガラス36の外周部にはCCD保持枠37の内周部が嵌合し、接着などにより一体的に固定されている。
【0023】
前記CCD31は、撮像部を有するCCDチップ31a,セラミックパッケージ31b,カラーフィルタ31c,ボンディングワイヤ31d,封止樹脂31e,電極31f及び信号用電極31gなどで構成されている。
【0024】
前記セラミックパッケージ31bの先端側で、ボンディングワイヤ31dが接続された電極は、セラミックパッケージ31b内部の配線を介して電極31fに電気的に接続されている。
【0025】
前記HIC基板34には前記IC32及びチップコンデンサ33を実装した凹部34dが設けられており、前記セラミックパッケージ31b同様、このHIC基板34の両面に電極部を設けている。
【0026】
なお、前記HIC基板34の先端側面に設けられている電極は前記CCD31の電極31fに接続されている。一方、前記HIC基板34の手元側平面に設けられている電極は、後述するように異方性導電シート38を介して複合ケーブル35の先端面に接続されている。また、前記CCD31及びHIC基板34を覆うように、前記CCD保持枠37の外周部後端側にはシールド枠39が配設されている。そして、前記シールド枠39及び前記CCD保持枠37の外周部先端側は熱収縮チューブ40によって被覆されている。さらに、前記複合ケーブル35の先端部は、前記熱収縮チューブ40の後端部によって締めつけられるように被覆されている。
【0027】
そして、前記CCD保持枠37の先端面から複合ケーブル35の後端までがCCDユニット30であり、前記CCD保持枠37の先端面から熱収縮チューブ40の後端までが撮像装置20の硬質部である。符号41は後述する配列手段となる絶縁性ブロックである。
【0028】
ここで、複合ケーブル35とHIC基板34との接続について説明する。
まず、複合ケーブル35について説明する。
【0029】
図3に示すようにHIC基板34の手元側平面に設けた電極に接続される複合ケーブル35は、7本の同軸ケーブル42をひとまとめにして構成された七芯複合ケーブル35であり、これらひとまとめにした7本の同軸ケーブル42の外周に総合シールド43を被覆すると共に、この総合シールド43に総合被覆44を被覆して構成されている。
【0030】
一方、前記同軸ケーブル42は、中心位置に配設される内部導体45と、この内部導体45を覆うように配設される内部絶縁体46と、この内部絶縁体46を覆うように配設されて信号伝送のためにインピーダンスマッチングをとる外部導体47と、この外部導体47を覆うように配設されて前記同軸ケーブル42の外周部となる外部絶縁体48とで構成されている。
【0031】
なお、前記七芯複合ケーブル35の先端部分は、配列手段である絶縁性ブロック41を一体的な構成にするため、この絶縁性ブロック41の幅寸法に対応させて総合被覆44及び総合シールド43をストリップして、7本の同軸ケーブル42を1本、1本ばらばらの状態にしている。
【0032】
また、前記外部導体47,内部導体45及び総合シールド43はすずめっき・銅合金線であり、前記内部導体45は外径φ0.03mmの7本より線、外径0.09mm,前記外部導体47は素線径φ0.05mmの横巻き、前記総合シールド43は素線径φ0.08mmの横巻きで形成されている。
【0033】
一方、前記外部絶縁体48,内部絶縁体46及び総合被覆44はPFA製であり、前記内部絶縁体46は厚さ0.05mm、外径φ0.19mm,前記外部絶縁体48は厚さ0.04mm、外径φ0.37mm、前記総合被覆44は厚さ0.1mm、外径φ1.67mmで形成されている。これら部材及び寸法は前記記述に限定されるものではなく、適宜選択、設定することも可能である。
【0034】
同図に示すように絶縁性ブロック41は、セラミック等の絶縁部材で形成され、先端側の平面部には前記同軸ケーブル42の外径寸法に略一致する内径で形成されたケーブル固定孔49が、前記七芯複合ケーブル35に内設されている7本の同軸ケーブル42の配列状態を保持するように7つ形成されている。
【0035】
なお、前記絶縁性ブロック41の後端側には総合シールド43の内径寸法に略一致する内径の凹部41a(図6参照)が形成された筒状部材である。また、前記絶縁性ブロック41の外径寸法は、前記七芯複合ケーブル35の外径寸法に略一致して形成されている。
【0036】
前記絶縁性ブロック41を前記七芯複合ケーブル35の先端部に一体的に固定するため、総合被覆44と総合シールド43とがストリップされて、1本、1本ばらばらの状態になっている同軸ケーブル42を、1本づつ対向するケーブル固定孔49に挿通していく。
【0037】
そして、7本の同軸ケーブル42を全てケーブル固定孔49に挿通したところで、絶縁性ブロック41の後端面を七芯複合ケーブル35のストリップ面に当接させるように、前記絶縁性ブロック41を押し込んで固定する。
【0038】
このとき、前記絶縁性ブロック41に形成した各ケーブル固定孔49及び凹部41aの内周面と、前記同軸ケーブル42の外周面及び七芯複合ケーブル35のストリップ面とに接着剤が塗布されているので、七芯複合ケーブル35の先端部に絶縁性ブロック41がこの接着剤によって一体的に固定される。
【0039】
この七芯複合ケーブル35の先端部に絶縁性ブロック41が接着固定された後、前記絶縁性ブロック41の先端面より同軸ケーブル42の先端部分が突出している場合にはこの突出している先端部分を切断すると共に、図4に示すように同軸ケーブル42の先端面と絶縁性ブロック41の先端面とが一致するように研磨処理して、絶縁性ブロック41を先端部に一体的に配設した七芯複合ケーブル35が形成される。
【0040】
次に、HIC基板34について説明する。
図5に示すように前記七芯複合ケーブル35の先端部に一体的に配設された絶縁性ブロック41の先端面に配置された導体が接続されるHIC基板34の手元側平面には、前記七芯複合ケーブル35の7本の同軸ケーブル42の各内部導体45にそれぞれ対応する信号用電極部51と、前記七芯複合ケーブル35の7本の同軸ケーブル42の各外部導体47に一括して接触するGND用電極51とが凸出して設けられている。なお、前記GND用電極51は信号用電極部51を囲むように設けられている。
【0041】
上述のように構成されている先端部に絶縁性ブロック41を配設した七芯複合ケーブル35とHIC基板34との接続について説明する。
図6に示すようにHIC基板34に七芯複合ケーブル35を接続する際、まず、前記HIC基板34と前記七芯複合ケーブル35とを対向させて位置合わせを行なう。次に、前記七芯複合ケーブル35の先端面に異方性導電シート38を配設する。そして、前記七芯複合ケーブル35の先端部に配設した絶縁性ブロック41の先端面をHIC基板34の平面に圧着し、HIC基板34の各信号用電極部51と七芯複合ケーブル35の各同軸ケーブル42の内部導体45及びHIC基板34のGND用電極51と七芯複合ケーブル35の各同軸ケーブル42の外部導体47とを一括して電気的に接続する。そして、この接続部周辺に補強のため例えばエポキシ系の接着剤53を塗布して固めておく。
【0042】
なお、異方性導電シート38は50μmピッチまで対応可能であり、圧着条件は165℃〜180℃で圧力10〜20kg/cm2 で20〜30秒行なうとよい。
【0043】
このように、複合ケーブルの先端部分に、ケーブル内の同軸ケーブルの配列形態を保持して各同軸ケーブルを配設した絶縁性ブロックを一体的に設けると共に、HIC基板に前記複合ケーブルの先端部分に配設した絶縁性ブロックに配設した導電部に対向する電極部を設けたことにより、前記絶縁性ブロックの先端面とHIC基板の平面とを対向させて、この絶縁性ブロックの先端面とHIC基板の平面との間に異方性導電シートを配設して圧着することにより、複合ケーブルの導電部とHIC基板の電極部とを一括して電気的に接続することができる。このことにより、電線を引き回すなどの作業を無くして容易にHIC基板と複合ケーブルとの接続が行えて作業性が向上すると共に、HIC基板と複合ケーブルとの接続部の信頼性が大幅に向上する。
【0044】
また、異方性導電シートを配設して圧着することにより、複合ケーブルの導電部とHIC基板の電極部との間に硬質部が新たに形成されないので硬質部長を大幅に短縮することができる。
【0045】
図7ないし図11は本発明の第2実施形態に係り、図7は接着剤で固められた複合ケーブルの先端面を示す説明図、図8は端面加工された複合ケーブル先端部と配列手段とを示す説明図、図9は先端部に配列手段を配設した複合ケーブルを示す説明図、図10はHIC基板に設けた電極の配置図、図11は複合ケーブルとHIC基板との接続状態を説明する断面図である。
【0046】
複合ケーブルについて説明する。
図7に示すように本実施形態の複合ケーブルは、同軸ケーブル42を5本ひとまとめにした五芯複合ケーブル54であり、これら5本の同軸ケーブル42の外周に総合シールド43を被覆すると共に、この総合シールド43に総合被覆44を被覆して構成されている。
【0047】
前記五芯複合ケーブル54の各同軸ケーブル42の隙間には接着剤53が充填されており、先端面から約2mm程度の硬化部を形成して、この接着剤53で硬化した硬化部を先端面から約1mmの位置で切断したものが図に示した五芯複合ケーブル54である。図に示すように先端面は、平面に形成され、この平面上に5本の同軸ケーブル42が同心円上に配置されている。
【0048】
図8に示すようにこの五芯複合ケーブル54の先端部分を所望の形状にするべく、各同軸ケーブル42の内部導体45の中心部が残るように、前記接着剤53で硬化された五芯複合ケーブル54の先端面から1mmの範囲の外周部を切削して、この五芯複合ケーブル54の先端面に約1mmの円柱凸部55を形成している。
【0049】
次に、前記五芯複合ケーブル54の先端面に形成した円柱凸部55に係入する配列手段である管状部材について説明する。
図8に示すように前記五芯複合ケーブル54の先端面に形成した円柱凸部55が嵌入する管状部材56は、前記円柱凸部55の外径寸法と略同径内径に形成した透孔56aを有する円管である。前記管状部材56の透孔56a及び先端面56bの内周面には後述する導電パターンが設けられている。
【0050】
前記管状部材56に形成される導電パターンは、前記管状部材56の透孔56aが円柱凸部55に嵌入したとき、前記五芯複合ケーブル54の各同軸ケーブル42の内部導体45にそれぞれ接続するように設けた信号用導電パターン57と、各同軸ケーブル42の外部導体47にそれぞれ接続するように設けたGND用導電パターン58とである。
【0051】
このGND用導電パターン58は、隣り合う同軸ケーブル42の外部導体47どおしを接続することができるように、内周面において幅広に設けられている。そして、前記管状部材56の先端面56bにおいてはGND用導電パターン58が内周面側に幅広に配置され、信号用導電パターン57が外周面側に幅広に配置されている。
【0052】
図9に示すように管状部材56を五芯複合ケーブル54の円柱凸部55に嵌合させることにより、前記管状部材56の導電パターンである信号用導電パターン57と内部導体45及びGND用導電パターン58と外部導体47とがそれぞれ接続される。このとき、五芯複合ケーブル54の先端面が、管状部材56の先端面より突出しないように構成されている。
【0053】
次いで、前記管状部材56を嵌入した五芯複合ケーブル54の導電パターンが接続されるHIC基板について説明する。
図10に示すようにHIC基板59の電極部は、前記管状部材56に設けた各導電パターンに対応するように、全てのGND用導電パターン58がGND用導電部61に、各信号用導電パターン57が各信号用導電部60に接続されるように同軸ケーブル42の数量に一致して形成されている。
【0054】
その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0055】
上述のように構成した先端部に管状部材56を配設した五芯複合ケーブル54とHIC基板59との接続について説明する。
【0056】
図11に示すように五芯複合ケーブル54とHIC基板59とを対向させて位置合わせを行なって導電パターン57,58と電極部60,61とを対向させる。そして、前記HIC基板59の電極部60,61と前記五芯複合ケーブル54先端部に設けられている管状部材55の導電パターン57,58とをバンプ62を介して電気的に接続する。そして、前記導電パターン57,58と電極部60,61との接続後、前記第1実施形態同様、周辺部を補強のため接着剤53等で固めておく。
【0057】
このように、複合ケーブルの先端部に接着剤を充填して硬化させて、先端部を所望の形状に加工すると共に、この加工された先端部に導電パターンを設けた管状部材を配設することにより、複合ケーブルに内設されている同軸ケーブルの導電部と管状部材の導電パターンとの接続部及び複合ケーブルに設けた管状部材の導電パターンとHIC基板に設けた導電部との接続部を共に大きく形成することができるので、作業性が大幅に向上するばかりでなく、信頼性も大幅に向上する。
【0058】
また、五芯複合ケーブルの先端面が管状部材の先端面より後方に位置するように設定しているので、円柱凸部の先端面の導電部がHIC基板に設けたGND用導電部に接触する心配が無いので、円柱凸部の先端面を加工する際、先端面を特にきれいに切削、研磨する必要がないので加工工数が減少して安価になる。
その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。
【0059】
図12ないし図17は本発明の第3実施形態に係り、図12は複合ケーブルを示す図、図13は外部絶縁体を除去した同軸ケーブルを2列に並べて接着剤で固めた状態を示す図、図14は所望の形状に形成した複合ケーブルの先端部と配列手段とを示す説明図、図15は先端部に配列手段を配設した複合ケーブルを示す説明図、図16は配列手段を配設した複合ケーブルが接続されるHIC基板の電極配置図、図17は複合ケーブルとHIC基板との接続状態を説明する断面図である。
【0060】
複合ケーブルについて説明する。
図12に示すように本実施形態の複合ケーブルは、同軸ケーブル42を6本ひとまとめにして構成した六芯複合ケーブル63であり、前記6本の同軸ケーブル42をひとまとめにした外周を総合シールド43で覆い、この総合シールド43の外周を総合被覆44で被覆している。
【0061】
そして、前記六芯複合ケーブル63の先端部は、先端面から数mmの範囲の総合被覆44及び総合シールド43がストリップされている。このため、6本の同軸ケーブル42が1本,1本ばらばらな状態になっている。
【0062】
図13に示すように1本,1本ばらばらになっている6本の同軸ケーブル42の外部絶縁体48を全て前記数mmの範囲でストリップした後、これら6本の同軸ケーブル42を所望の形態である例えば上下3本づつ2列に整列させて、断面形状が長方形形状になるように接着剤53で固める。
【0063】
前記六芯複合ケーブル63の6本の同軸ケーブル42を上下3本づつ2列で断面形状を長方形形状に硬化させた後、この硬化した先端外周部分に長方形形状の金属枠64を嵌め込んでいく。このとき、前記金属枠64が六芯複合ケーブル63のストリップ面に突き当たるまで押し込んで固定することにより、前記六芯複合ケーブル63の同軸ケーブル42の全ての外部導体47と総合シールド43とが金属枠64に対して導通する
なお、接着剤53を塗布して6本の同軸ケーブル42をひとまとめにしたときの断面形状が長方形形状になるように硬化させるとき、6本の同軸ケーブル42を型に配置して接着剤を充填して硬化させるとよい。
【0064】
図14に示すように上下2列に並んでいる各内部導体45の略中心部を通るように、上側3本の同軸ケーブル42及び下側3本の同軸ケーブル42を端面側から内部導体45の略中心まで切削して、前記金属枠64の前面に直方体凸部69を形成する。
【0065】
次に、前記六芯複合ケーブル64の先端面に形成した直方体凸部69に係入する配列手段である管状部材について説明する。
【0066】
図14に示すように前記六芯複合ケーブル63の先端面に形成された直方体凸部69に係入する樹脂枠65は、前記直方体凸部69の外形形状と略同形の角穴65aを有する角管である。
【0067】
前記樹脂枠65の角穴65aの内周面及び先端面65bには前記六芯複合ケーブル63の内部導体45に接続する信号用導電パターン66が設けられている。この樹脂枠65の長さは前記直方体凸部69の長さよりもやや長めに形成されている。また、前記樹脂枠65は、絶縁性の樹脂部材で形成されているが、絶縁性のセラミックで形成するようにしてもよい。
【0068】
図15に示すように前記六芯複合ケーブル63の先端面に形成されている直方体凸部69に樹脂枠65を嵌合させることにより、六芯複合ケーブル63の同軸ケーブル42の内部導体45部分が全て樹脂枠65の角穴65aの内周面の信号用導電パターン66に接続されて、先端面65bに設けた信号用導電パターン66に引き出される。一方、前記六芯複合ケーブル63の外部導体47及び総合シールド43は全て金属枠64に導通する。
【0069】
なお、前記金属枠64はGNDになるので、前記シールド枠39とこの金属枠64を導電性の接着剤や導電性の樹脂で導通をとるようにしておく。また、前記接着剤53は絶縁性のものでもよく、このときは外部導体47を露出させた後、金属枠64を取り付ける。さらに、前記外部絶縁体48を内部絶縁体46と異なる別な材質で形成し、外部絶縁体48をストリップすることなく、薬品で外部絶縁体48だけを溶かす構成にしてもよい。
【0070】
次いで、前記樹脂枠65を嵌入した六芯複合ケーブル63の導電パターンが接続されるHIC基板について説明する。
図16のようにHIC基板67には前記樹脂枠65の先端面65aに設けられている信号用導電パターン66に対向するように信号用導電部68が6本の同軸ケーブル42に対応するように設けられている。
【0071】
上述のように構成した先端部に樹脂枠65を配設した六芯複合ケーブル63とHIC基板67との接続について説明する。
【0072】
図17に示すようにHIC基板67と六芯複合ケーブル63とを対向させて位置合わせを行なって導電パターン66と電極部68とを対向させる。そして、前記HIC基板67の電極部68と前記六芯複合ケーブル63先端部に設けられている樹脂枠65の導電パターン66とをバンプ62を介して電気的に接続する。そして、前記導電パターン66と電極部68との接続後、前記第1実施形態同様、周辺部を補強のため接着剤53等で固めておく。
【0073】
このように、複合ケーブルの先端面から数mmの範囲の総合シールド及び総合被覆をストリップして、1本、1本がばらばらになっている同軸ケーブルを接着剤を塗布して所望の形態に硬化させたうえで、先端部を所望の形状に加工すると共に、この加工された先端部に導電パターンを設けた樹脂枠を配設することにより、複合ケーブルに内設されている同軸ケーブルの導電部と樹脂枠の導電パターンとの接続部及び複合ケーブルに配設した樹脂枠の導電パターンとHIC基板に設けた導電部との接続部を共に1種類で構成することができる。このことにより、樹脂枠の導電パターン及びHIC基板の電極部の構成がより簡素化されて加工工数及び組立工数が軽減されて作業性が向上すると共に、接続の信頼性が向上する。
【0074】
なお、導電パターンと電極部との接続を前記第2実施形態同様、バンプを介して行っているが、前記第1実施形態同様に異方性導電シートを用いて接続するようにしてもよい。また、信号用導電パターンを直方体凸部の外周面まで引き出して電極部に半田付けで接続固定してもよい。
【0075】
図18ないし図20は前記第3実施形態の変形例に係り、図18は六芯複合ケーブルの外部絶縁体を除去した同軸ケーブルを1列に並べて接着剤で固めた状態を示す図、図19は内視鏡のCCDユニット内の接続状態を説明する断面図、図20は図19のA部詳細図である。
【0076】
図18に示すように本実施形態の六芯複合ケーブル63は、先端面から数mmの範囲の総合シールド43及び総合被覆44がストリップされているため、6本の同軸ケーブル42が1本,1本ばらばらの状態になっている。そして、これら6本の各同軸ケーブル42は、先端部側の外部絶縁体48及び外部導体47の長さを揃えてストリップした後、このストリップした先端部を揃えて配列手段として用いる接着剤53で同軸ケーブル42を横一列に並べて略直方体になるように固めて先端接続部72を形成している。すなわち、前記先端接続部72は、同軸ケーブル42の外径寸法よりやや厚みのある板状に形成されている。
【0077】
この板状に形成した先端接続部72の内部に配設されている内部導体45及び外部導体47に対応する位置には信号用溝70及びGND用溝71が加工されている。この信号用溝70及びGND用溝71はレーザー加工によって行われ、所定の位置に向けてレーザー光を出射することによってこれらの溝が加工されていく。すなわち、板状に硬化した接着剤にレーザー光を出射する際、出力を適宜調整することによって接着剤53と内部絶縁体46とだけを加工したり、接着剤53と外部絶縁体48とだけを加工して、それぞれ内部導体45及び外部導体47までレーザー光が到達しないようにして加工している。
【0078】
このため、信号用溝70は各内部導体45に対応するように形成され、GND用溝71は各外部導体47を横一列全てにつながっている。なお、前記信号用溝70及びGND用溝71の溝空間内には導電性接着剤が充填して導電パターン74,75を形成している。
【0079】
前記先端接続部72の接続について説明する。
図19及び図20に示すようにCCD31の電極31fはセラミックパッケージ31bの裏面に設けられ、信号用電極31gは側面に設けられている。一方、HIC基板34のチップコンデンサ33及びIC32が実装されていない手元側平面には電極34c、側面には信号用電極34a、GND用電極34bがそれぞれ設けられている。
【0080】
このため、HIC基板34の側面部に配置されている電極は、先端側に信号用の信号用電極34aが、手元側にGND用のGND用電極34bがそれぞれ分かれて配置される。そして、前記六芯複合ケーブル63の先端部に設けた先端接続部72は、前記CCD31と前記HIC基板34とを接続して形成した側面部に接続される。このとき、前記先端接続部72の信号用溝70がCCDチップ31aの信号用電極31gに、先端接続部72のGND用溝71が信号用導電パターン34bにそれぞれ接続する。
【0081】
このように、複合ケーブルに設けた先端接続部の導電パターンと、CCDとHIC基板とを接続したとき側面部に形成される電極部とを接続することにより、硬質部長を長くすることなく複合ケーブルとHIC基板との接続を行なうことができる。
その他の作用及び効果は上述の実施形態と同様である。
【0082】
なお、上述の実施形態と複合ケーブルの芯数との関係は、これに限定されるものではなく、複合ケーブルの芯数と実施形態とを自由に組み合わせることができる。また、複合ケーブルに内設される芯数及び内設される電線の種類も上述の芯数及び同軸ケーブルに限定されるものではない。
【0083】
[付記]
1.固体撮像素子と電気的に接続される回路基板と、この回路基板の電極部に電気的に接続される複数の単純線や同軸線などの電線をひとまとめにした複合ケーブルとを少なくとも有する撮像装置であって、
前記複合ケーブルの先端部に、このケーブル内に配設されている複数の電線を所望の形態に配列する配列手段を設け、
この配列手段を先端部に配設した複合ケーブルの先端面を、電極部を設けた回路基板の平面部に対向させ、前記複合ケーブルの各電線の導電部と前記回路基板の電極部とをそれぞれ直接的、または前記配列手段の先端面に設けた導電パターンを介して間接的に一括して接続する撮像装置。
【0084】
2.前記配列手段によって、前記複合ケーブルに配設されている電線配列状態を所望の配列形状に保持するため、前記複合ケーブルの先端部を配列手段の形状に合わせて加工する付記1記載の撮像装置。
【0085】
3.前記配列手段によって、前記複合ケーブル先端部の電線配列状態を、複合ケーブル内に配設されていた元の配列状態のままに保持する付記2記載の撮像装置。
【0086】
4.前記配列手段は、平面部に前記複合ケーブル内の複数の電線をそれぞれ配設する透孔を形成した筒状部材であり、前記複合ケーブル先端部近傍において1本、1本ばらばらにした複数の各電線が前記平面部の透孔に配設される付記3記載の撮像装置。
【0087】
5.前記複合ケーブルの先端部に配設した筒状の配列手段先端面と、前記回路基板の電極部との間に異方性導電部材を配設した付記4記載の撮像装置。
【0088】
6.前記配列手段によって、前記複合ケーブル先端部の電線配列状態を、所望の配列状態に保持するため、前記複合ケーブルの先端面を接着剤で硬化させて、前記配列手段と一体になる凸部を加工する付記1記載の撮像装置。
【0089】
7.前記複合ケーブルの接着剤で硬化した先端部の外周面を切削し、この先端部に、複合ケーブルと同心で、各電線の導電部が切削して形成された外周面に露出する凸部が円柱状の円柱凸部である付記6記載の撮像装置。
【0090】
8.前記配列手段は、前記複合ケーブルの先端部に設けた円柱凸部が嵌入する透孔を設けた管状部材であり、前記透孔の内周面に前記円柱凸部の外周面に露出した導電部に接続する導電パターンを設けると共に、この導電パターンを配設手段の先端面に設けた付記7記載の撮像装置。
【0091】
9.前記複合ケーブルの先端部に配設した管状の配列手段先端面と、前記回路基板の電極部とをバンプを介して電気的に接続した付記8記載の撮像装置。
【0092】
10.前記配列手段によって、前記複合ケーブル先端部の電線配列状態を、所望の配列状態に保持するため、前記複合ケーブルの先端部近傍において1本、1本ばらばらにした複数の電線に接着剤を塗布して所望の形状に硬化させた付記1記載の撮像装置。
【0093】
11.前記複合ケーブルに配設されている複数の電線を2列に並べて配置して接着剤を塗布して角柱凸部を形成した付記10記載の撮像装置。
【0094】
12.前記複合ケーブルに配設されている複数の電線を2列に並べて配置して角柱凸部を形成するとき、各電線の外部導体を露出させる付記11記載の撮像装置。
【0095】
13.前記複合ケーブルの先端部に形成した角柱凸部に嵌入することにより、各電線の外部導体に導通する金属枠を設けた付記11記載の撮像装置。
【0096】
14.前記複合ケーブルに配設されている複数の電線を1列に並べて配置して接着剤を塗布して角柱凸部を形成した付記10記載の撮像装置。
【0097】
15.前記接着剤を硬化させて形成した角柱凸部の内部に配置されている導体に到達する溝を形成した付記14記載の撮像装置。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複合ケーブル内の各線と基板の電極部との接続作業を容易に行え、且つ、硬質部長を短縮化する撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本発明の第1実施形態に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図
【図2】内視鏡の先端部の構成を説明する断面図
【図3】複合ケーブルと配列手段とを示す説明図
【図4】先端部に配列手段を配設した複合ケーブルを示す説明図
【図5】図4の配列手段に配設した導電部に対応するHIC基板に設けた電極配置図
【図6】複合ケーブルとHIC基板との接続状態を説明する断面図
【図7】図7ないし図11は本発明の第2実施形態に係り、図7は接着剤で固められた複合ケーブルの先端面を示す説明図
【図8】端面加工された複合ケーブル先端部と配列手段とを示す説明図
【図9】先端部に配列手段を配設した複合ケーブルを示す説明図
【図10】HIC基板に設けた電極の配置図
【図11】複合ケーブルとHIC基板との接続状態を説明する断面図
【図12】図12ないし図17は本発明の第3実施形態に係り、図12は複合ケーブルを示す図
【図13】外部絶縁体を除去した同軸ケーブルを2列に並べて接着剤で固めた状態を示す図
【図14】所望の形状に形成した複合ケーブルの先端部と配列手段とを示す説明図
【図15】先端部に配列手段を配設した複合ケーブルを示す説明図
【図16】配列手段を配設した複合ケーブルが接続されるHIC基板の電極配置図
【図17】複合ケーブルとHIC基板との接続状態を説明する断面図
【図18】図18ないし図20は前記第3実施形態の変形例に係り、図18は六芯複合ケーブルの外部絶縁体を除去した同軸ケーブルを1列に並べて接着剤で固めた状態を示す図
【図19】内視鏡のCCDユニット内の接続状態を説明する断面図
【図20】図19のA部詳細図
【符号の説明】
1…電子内視鏡
20…撮像装置
34…HIC基板
35…複合ケーブル
41…配列手段
Claims (1)
- 固体撮像素子と電気的に接続される回路基板と、この回路基板の電極部に電気的に接続される複数の電線を内設する複合ケーブルと、を少なくとも有する撮像装置であって、
前記複合ケーブルの先端部において露出した前記複数の電線部分に配設可能な配列ブロックであって、前記複数の電線を一括して嵌装し、当該複数の電線の配列状態を保持可能な固定部と、前記複合ケーブルの先端外周部を剥いで形成したストリップ面に当接可能な、前記固定部の後端側に形成されたブロック後端面と、当該複数の電線の先端面に対して面を一致可能となすブロック先端面と、を有した配列ブロックを備え、前記配列ブロックを先端部に配設した前記複合ケーブルにおける前記複数の電線の先端面を、電極部を設けた回路基板の平面部に対向させ、前記複合ケーブルにおける各電線の導電部と前記回路基板の電極部とをそれぞれ接続可能とする、または、前記配列ブロックの先端面側に設けられた、前記複合ケーブルにおける各電線の導電部と接続された導電パターンと前記回路基板の電極部とを一括して接続可能とすることを特徴とする撮像装置。
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