JP2000125161A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000125161A
JP2000125161A JP10295642A JP29564298A JP2000125161A JP 2000125161 A JP2000125161 A JP 2000125161A JP 10295642 A JP10295642 A JP 10295642A JP 29564298 A JP29564298 A JP 29564298A JP 2000125161 A JP2000125161 A JP 2000125161A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像不良の発生を防止すると共に、小型化及び
短縮化を図る。 【解決手段】固体撮像装置40は回路基板42に接続さ
れる。回路基板42の基端側には、信号ケーブル27の
各信号線43を接続するための接続部が形成される。回
路基板42の表面側には同軸線の内部導体が接続され、
回路基板42の裏面側には同軸線の外部導体が接続され
る。また、回路基板42の両面を利用して接続を行って
いる。これにより、作業性に優れた確実な接続が可能と
なると共に、接続部分の専有面積を小さくすることがで
き、小型化及び短縮化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の先端部に
内蔵されるものに好適な撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像素子を利用して被写体像
を電子的に撮像する種々の装置が開発されている。例え
ば、CCD(電荷結合素子)を用いた撮像装置は電子式
内視鏡装置等にも利用されている。
【0003】このように従来の撮像装置を内視鏡装置に
応用したものとして、特開平6−148530号公報に
て開示されたものがある。この提案によれば、内視鏡先
端部に設けた対物光学系の光軸を屈曲させて水平に設け
た固体撮像素子の受光部に導くようになっている。固体
撮像素子は電気部品を実装した回路基板に接続される。
回路基板にはスルーホールが形成され、このスルーホー
ルを利用して固体撮像素子から延出したリード及び信号
ケーブルを挿通することにより電気的接続を行ってい
る。
【0004】信号ケーブルはビデオプロセッサに接続さ
れ、撮像装置で撮像した画像信号を信号ケーブルを介し
てビデオプロセッサに伝送することによって、被写体の
観察画像の表示を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
撮像装置においては、回路基板に設けられたスルーホー
ルランドに信号ケーブルの各信号線を半田付け等によっ
て接続するようになっている。この信号ケーブルは、複
数の信号線、つまり同軸線や単純線が撚り合わされて形
成された撚線の外側に、横巻きテープ、総合シールド及
び樹脂製の外皮が被覆されることで構成されている。
【0006】そして、これらの複数の信号線は、回路基
板面上のスルーホールランドに配置接続される。単純線
の導体又は同軸線の内部導体が同軸線の外部導体に隣接
して配置されている場合には、信号線が回路基板上に形
成されたランドに対して斜めに接続されたり、信号線の
ストリップ長が長いときには、同軸線の外部導体と単純
線の導体又は同軸線の内部導体とが接触して画像不良が
生じてしまうという問題点があった。
【0007】また、電子内視鏡の挿入部先端部には先端
部を湾曲させるための湾曲部が設けられている。従来の
撮像装置をこの挿入部先端部に配設した場合には、湾曲
部の湾曲操作によって信号ケーブルが押し引きされて、
回路基板に接続された信号線が動き、単純線の導体及び
/又は同軸線の内部導体と外部導体との接触等が生じ
て、観察画像が不良となることがあるという問題点もあ
った。
【0008】これらの画像不良を防止するためには、信
号線同士の間隔を広くする必要がある。このため、回路
基板が大きくなり、装置が大型化してしまう。従って、
電子内視鏡の先端部が太径化し、先端硬質長が長くなっ
てしまう。
【0009】更に、同軸線の外部導体がホツレたり、単
純線や同軸線の内部導体を覆う絶縁体が損傷することに
より、各信号線が同軸線の外部導体と接触して画像不良
が生じることもあるという問題点もあった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、信号ケーブルを構成する少なくとも同軸線
の1本の内部導体と外部導体とを回路基板の相互に異な
る面に接続することで、画像不良の発生を防止すると共
に、小型化及び短縮化を図ることができる撮像装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、対物光学系と、この対物光学系より結像される光学
像を電気信号に変換する固体撮像装置と、この固体撮像
装置からの電気信号を伝送する配線及び前記電気信号を
処理する電気回路部品が設けられる回路基板と、内部導
体と外部導体とからなる同軸線によって構成され、前記
回路基板に接続される信号ケーブルと、前記信号ケーブ
ルのうち少なくとも1本の同軸線の内部導体と外部導体
とを回路基板の相互に異なる面に配置接続したことを特
徴とするものである。
【0012】本発明においては、回路基板に接続される
信号ケーブルは、内部導体と外部導体とからなる同軸線
によって構成される。これらの内部導体と外部導体と
は、回路基板の相互に異なる面に配置接続される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1乃至図7は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態
に係る撮像装置が配設された電子内視鏡の先端部の断面
図であり、図2は図1の撮像装置が組込まれる電子内視
鏡システムの概略図、図3及び図4は図1中の信号線を
示す斜視図、図5は図1中の信号ケーブルを示す断面
図、図6は図1のX−X線で切断して示す断面図、図7
は図6のA方向から見た上面図である。
【0014】本実施の形態は撮像装置を電子内視鏡に適
用した例である。
【0015】先ず、図2を参照して内視鏡システムの概
略を説明する。
【0016】図2において、内視鏡システムは、電子内
視鏡1と、電子内視鏡1に照明光を供給する光源装置2
と、電子内視鏡1からの画像信号を処理するビデオプロ
セッサ3と、ビデオプロセッサ3からの映像信号をモニ
タ表示するモニタ4を有しており、ビデオプロセッサ3
にはVTRデッキ5、ビデオプリンタ6、ビデオディス
ク7等の周辺機器も接続されている。
【0017】電子内視鏡1は、先端側に細長で体腔内に
挿入することが可能な可撓性を有する挿入部8が形成さ
れ、手元(基端)側に操作部9が形成されている。挿入
部8は、体腔内に挿入することが可能な細長で可撓性を
有する可撓管10と、可撓管10の先端側に形成された
複数の湾曲駒から成る湾曲部11と硬質の先端部12と
によって構成されている。操作部9に配設された図示し
ない上下左右の湾曲操作ノブを操作することによって、
湾曲部11を湾曲させることが可能になっている。
【0018】この操作部9からユニバーサルコード14
が延設されて、コネクタ装置13を介してビデオプロセ
ッサ3に接続されている。光源装置2にはコネクタ装置
13が接続されるコネクタ受け15が設けられている。
ユニバーサルコード14はコネクタ装置13及びコネク
タ受け15を介して光源装置2に接続され、光源装置2
の光源ランプ16からの照明光を内部に挿通された図示
しないライトガイドファイバーを介して電子内視鏡1の
先端部12に導くようになっている。
【0019】また、ユニバーサルコード14は、ビデオ
プロセッサ3からの電源電圧及び駆動信号等を電子内視
鏡1に供給すると共に、電子内視鏡1からの映像信号を
ビデオプロセッサ3に供給するようになっている。
【0020】図1において、先端部12は、湾曲部11
に取り付けられる筒状部材21、この筒状部材21の先
端に設けられる略円柱状の先端構成部材22を備えてい
る。先端構成部材22の先端部には先端カバー23が被
嵌され接着剤により固定されている。先端カバー23の
後端側には、先端構成部材22及び筒状部材21を覆う
ゴムチューブ24が設けられている。
【0021】挿入部8内には、手元側から先端部12ま
でライトガイドファイバー25、鉗子チャンネル26及
び信号ケーブル27が挿通されている。
【0022】前記先端構成部材22内には照明用透孔2
8が形成されており、この照明用透孔28に挿入固定さ
れた照明レンズ枠29には光源装置2による照明光を被
観察部へ照射するための複数の照明レンズ30が固定さ
れている。この照明レンズ30にはライトガイドファイ
バー25の先端部が当接している。
【0023】また、先端構成部材22内には鉗子用透孔
31も形成されている。この鉗子用透孔31には鉗子用
パイプ32が挿入固定されており、鉗子用パイプ32は
挿入部8内に配設された鉗子チャンネル26を介して操
作部9に形成された鉗子の挿入口17に連通されてい
る。挿入口17から挿入された鉗子は鉗子チャンネル2
6、鉗子用パイプ32を介して先端部12より突出され
るようになっている。
【0024】また、先端カバー23には図示しないノズ
ルも取付けられており、このノズルに連通するよう先端
構成部材22に形成された連通孔に送気・送水チャンネ
ルが接続されている。
【0025】また、先端構成部材22内には対物レンズ
枠36が嵌合するように挿入固定され、対物レンズ枠3
6内には複数の対物レンズより構成される対物レンズ光
学系37が固定されている。
【0026】対物レンズ光学系37の基端側の対物レン
ズ38後端下側には、対物レンズ光学系37の光軸に平
行に固体撮像装置40の受光部41が配設されている。
対物レンズ38には挿入部8の長手方向軸と略平行の光
軸を略直角に曲げるプリズム39が接着固定されてお
り、挿入部8の長手方向軸と略平行に配設した固体撮像
装置40の受光部41に光学像を導いている。
【0027】固体撮像装置40は固体撮像装置40と略
平行に配置された回路基板42の先端側に接続固定され
ており、回路基板42の基端側には複数の信号線43を
接続するための信号線ランド部が形成されている。複数
の信号線43としては、例えば固体撮像装置の駆動電源
であるVdd、クロック信号であるφP、φS、φA
B、出力信号であるVoutを伝送する信号線やGND
線等があり、これらの信号線43は信号線ランド部にお
いて接続される。複数の信号線43は、同軸線及び/又
は単純線を撚り束ねることで構成され、信号ケーブル2
7としてコネクタ装置13まで延出されている。
【0028】回路基板42上には複数の電子部品44が
設けられると共に、信号線43や固体撮像装置40から
入出力された信号を電子部品44に接続するための図示
しない配線パターンも設けられている。
【0029】照明光で照らされた対象物は、対物レンズ
光学系37を介して固体撮像装置40の受光部41に結
像し、固体撮像装置40によって光電変換される。光電
変換された信号は、固体撮像装置40の後端側に接続さ
れた信号線43(信号ケーブル27)を介してビデオプ
ロセッサ3に供給される。
【0030】図3及び図4は複数の信号線43を示して
いる。図3は同軸線51を示し、図4は単純線57を示
している。
【0031】同軸線51は、芯線54と芯線54を覆う
外部導体55を有している。芯線54は内部導体52と
内部導体52を覆う内部絶縁被覆53によって構成され
る。外部導体55は外部絶縁被覆56によって被覆され
る。単純線57は、導体58と導体58を覆う絶縁被覆
59とによって構成される。
【0032】図5は信号ケーブル27を示している。
【0033】信号ケーブル27内には複数の信号線43
が設けられる。図5は信号線43として2本の同軸線5
1-1,51-2及び2本の単純線57-1,57-2を設けた
例を示している。これらの信号線51-1,51-2,57
-1,57-2は絶縁テープ60内に寄り束ねられ、更に、
絶縁テープ60は、総合シールド61及び外皮62で覆
われるようになっている。
【0034】本実施の形態においては、図1に示すよう
に、信号線43は回路基板42の両面において接続する
ようになっている。図6は図1のX−X線で切断して、
信号線43の接続部分を具体的に示している。
【0035】図6に示すように、回路基板42には上面
及び下面に信号線接続用の複数のランド65が設けられ
る。更に、回路基板42の下面には、外部導体接続用の
複数のランド66が設けられるようになっている。な
お、ランド65,66は、回路基板42上下の略線対称
な位置に設けられる。
【0036】例えば、単純線57-1の導体58-1(Vd
d)、同軸線51の芯線54-1,54-2の内部導体52
-1(φVout)及び内部導体52-2(φP)は、上面
に設けたランド65に接続される。また、下面に設けた
ランド65には、単純線57-2の導体58-2がGND線
として接続され、ランド66には外部導体55-1(φA
B),55-2(φS)が接続固定されるようになってい
る。
【0037】回路基板42への各信号線43の電気的な
接続の終了後において、図1に示すように、固体撮像装
置40及び回路基板42と信号ケーブル27との接続部
は、シールド枠 45により覆われて、シールド枠45
の内部が絶縁性の充填剤46により封止されるようにな
っている。更に、シールド枠45は絶縁カバー47によ
って被覆される。シールド枠45より基端側に延出する
ように形成した絶縁カバー47の基端部において、信号
ケーブル27の外皮62を覆うケーブル保護部材48が
保持固定される。ケーブル保護部材48は、信号ケーブ
ル27を挿入部8内に配設される他の内蔵物からダメー
ジを受けたり、他の内蔵物にダメージを与えたりするこ
とを軽減するものである。
【0038】このように構成された実施の形態の作用に
ついて図6,7を参照して説明する。
【0039】回路基板42には両面にランド65,66
が形成されている。信号ケーブル27を構成する複数の
信号線43(同軸線51及び単純線57)のうち、同軸
線51-1,51-2の芯線54-1,54-2の内部導体52
-1,52-2と外部導体55-1,55-2とを回路基板42
の異なる面のランドに夫々接続する。また、例えばGN
D線として用いた単純線57-2の導体58-2についても
外部導体55-1,55-2の接続面と同一面に接続し、他
の例えば、Vdd用単純線57-1の導体58-1は内部導
体52-1,52-2と同一面に接続する。
【0040】従って、回路基板42の信号線接続部分近
傍において、複数の同軸線51-1,51-2の内部導体5
2-1,52-2と、複数の同軸線51-1,51-2の外部導
体55-1,55-2とが接触することを防止することがで
きる。これにより、画像不良の発生を防止することがで
きる。
【0041】また、回路基板42の複数の面を信号線接
続部として使用しているので、回路基板42を小型化す
ることができる。これにより、撮像装置49を小型化す
ることができ、長さも短縮することができる。よって、
この撮像装置が配設される電子内視鏡1の先端部12を
細径化することができる。当然、先端部12の先端硬質
長も短縮することができる。
【0042】また、図6に示すように、芯線54-1,5
4-2相互間に単純線57-2を配置接続する。これによ
り、外部導体55-1、55-2の接触を防止することがで
きるので画像不良の発生を防止することができる。
【0043】また、図6及び図7に示すように、1本の
同軸線の内部導体と外部導体とを回路基板42を対称軸
として、線対称な位置のランドに接続する。つまり、内
部導体及び外部導体のうちの一方を回路基板の表面に、
他方を裏面の線対称の位置に配置接続する。
【0044】例えば、芯線54-1については、内部導体
52-1を回路基板42の表面のランド65に接続し、外
部導体55-1を裏面の線対称の位置のランド66に配置
接続する。これにより、信号線同士の交差をなくし、外
部導体55-1と55-2との接触を防止することができ
る。また、信号線同士の交差による摩擦もなくなり断線
を防止することができ、画像不良の発生を防止すること
ができる。
【0045】また、内部導体52と外部導体55とに相
互に異なる信号を伝送することで、信号線の本数を半分
に削減することができる。これにより、信号ケーブル2
7を細くすることができ、挿入部及び先端部を一層細径
化することができる。
【0046】また、信号ケーブル27を構成する信号線
43を、全て同軸線とすることで信号線の数を削減する
ことができ、信号ケーブル27を細径化できる。
【0047】このように、本実施の形態においては、回
路基板の両面において各信号線との電気的な接続を行っ
ているので、装置を小型化することができる。また、表
面と裏面とで内部導体と外部導体とを分けて接続してい
るので、これらの接触の防止が容易である。更に、信号
線同士が交差することもなく、接触を防止することがで
きるので、断線が発生することを防止することもでき
る。
【0048】図8及び図9は本発明の第2の実施の形態
に係り、図8は第2の実施の形態に採用される回路基板
71を示す側面図、図9は図8の背面図である。
【0049】本実施の形態は、回路基板42に代えて回
路基板71を採用している。回路基板71は、ランド7
2,73を設ける位置が回路基板42と異なる。回路基
板71の表面側には、基端端部側において複数のランド
72が形成される。一方、回路基板71の裏面側には、
基端端部側に複数のランド73が形成されると共に、先
端端部側においても複数のランド74が形成される。ラ
ンド74はある同軸線51の内部導体52及び単純線5
7の導体58接続用である。
【0050】そして、表面側のランド72は、もう一方
の内部導体52及び単純線57の導体58が接続され、
裏面側のランド73には、外部導体55が接続される。
【0051】この時、先端側のランド74に接続される
内部導体52及び導体58は、夫々内部絶縁被覆53及
び絶縁被覆59によって被覆されている。従って、ラン
ド74に接続する同軸線51及び単純線57を外部導体
55等を接続するランド73上を通過するように配線し
てもよい。
【0052】このように構成された実施の形態において
は、単純線57の導体58及び/又は同軸線51の芯線
54の内部導体52は、外部導体55よりも先端側で回
路基板71のランド74に接続されている。
【0053】絶縁体が被覆された単純線57及び/又は
芯線54を回路基板71の先端側に設けたランド74に
接続することにより、回路基板71の基端側に設けたラ
ンド73に接続される外部導体55は、同一面上に接続
される内部導体52と導体58と接触することはない。
【0054】これにより、画像不良の発生を防止しなが
ら、ランドを回路基板71の基端側端部に配置するだけ
でなく、先端側等の任意の位置に配置することができ、
設計の自由度が増大すると共に、回路基板を一層小型化
することができる。
【0055】図10は本発明の第3の実施の形態に係
り、回路基板42をランド部で切断して示す断面図であ
る。
【0056】本実施の形態においては、図10に示すよ
うに、回路基板42の表面及び裏面に配列されたランド
65,66のいずれにおいても、同軸線51の内部導体
52と外部導体55とを交互に配置接続する。
【0057】このように構成された実施の形態において
は、絶縁体が被覆された内部導体52と導体が露出した
外部導体55とを交互に配置することで、外部導体55
同士の接触を防止することができる。これにより、画像
不良の発生を防止することができる。
【0058】図11は本発明の第4の実施の形態に係る
撮像装置を示す断面図である。図11は対物レンズ光学
系から固体撮像装置までを示している。固体撮像装置を
取り付ける回路基板及び各種配線等は適宜設計可能であ
る。
【0059】本実施の形態を図1の電子内視鏡装置の先
端部12に適用して説明する。この場合には、プリズム
75及び光学絞り76以外の構成は図1と同様でよい。
【0060】対物レンズ光学系37からの光学像はプリ
ズム75によって屈曲されて固体撮像装置40の受光部
41に導かれる。このため、固体撮像装置40の受光部
41とプリズム75との位置合わせを高精度に行う必要
があり、組み立て作業が困難であり、画像の片側がボケ
る等の画像不良が生じていた。
【0061】また、一般的には、対物レンズ枠内に光学
絞りとしての遮光用マスクが介装されるようになってい
るが、この遮光用マスクが光学部41の直前ではなく、
複数枚先の対物レンズ上に配置されることでフレア等の
画像不良が発生することがあった。
【0062】本実施の形態はこれらの問題を解決するた
めのものである。即ち、プリズム75は、対物レンズ光
学系37の最基端側の対物レンズ38に一面が当接さ
れ、この面に垂直な底面が固体撮像装置40の受光部4
1に臨んでおり、挿入部の長手方向軸と略平行の光軸を
略直角に曲げて、受光部41に導くようになっている。
【0063】本実施の形態においては、プリズム75の
底面と受光部41との間には遮光用の光学絞り76が設
けられている。光学絞り76は、遮光を行う板状部材で
あり、両端に段部77,78が形成されている。
【0064】段部77は光学絞り76の先端側の上下に
形成されて、その後端面は所定の位置関係、例えば面一
に形成される。段部78は光学絞り76の後端側の上方
に形成されて、段部77との間の間隔がプリズム75底
面の前後方向の長さに対応した長さとなるように形成さ
れる。
【0065】プリズム75の底面が光学絞り76の板状
部分に当接するように、光学絞り76の段部77,78
による凹部にプリズム75の底面側を嵌合させる。更
に、光学絞り76の下方に設けた段部77に固体撮像装
置40の前面を当接させて受光部41を光学絞り76に
当接させる。
【0066】このように構成された実施の形態において
は、プリズム75と固体撮像装置40との間に遮光用の
光学絞り76を介在させる。光学絞り76に設けた段部
77に固体撮像装置40の前面を当接させると共に、段
部77,78による凹部にプリズム75を嵌合させる。
【0067】これにより、プリズム75及び/又は固体
撮像装置40はプリズム75を介して相互に位置合わせ
が行われる。従って、プリズム75と固体撮像装置40
との位置合わせ作業が極めて容易で且つ正確となり、片
ボケ等の画像不良の発生を防止することができる。ま
た、固体撮像装置40の受光部41直前の対物レンズで
あるプリズム75との間に光学絞り76を介在させるこ
とにより、フレア等の画像不良の発生を防ぐことができ
る。
【0068】このように、本実施の形態においては、組
み立て作業を容易にすると共に、正確な位置合わせを可
能にして、片ボケ等の画像不良の発生を防止することが
でき、また、フレア等の画像不良の発生も防止すること
ができる。
【0069】また、光学絞り76に形成される段部7
7,78はプリズム75底面部を内嵌する形状に形成し
てもよい。例えば、プリズム75底面部形状が四角形で
あれば、四角形状の段部を形成すればよい。これによ
り、プリズム75と、受光部41の位置合わせが行われ
る。
【0070】図12は本発明の第5の実施の形態に係
り、対物レンズ光学系から固体撮像装置までを示す断面
図である。図12において図11と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0071】本実施の形態はプリズム81及び光学絞り
82のみが図11のプリズム75及び光学絞り76と異
なる。
【0072】プリズム81は前面が対物レンズ38に当
接し、底面が光学絞り82を介して受光部41に臨んで
いる。光学絞り82は、外形が固体撮像装置40の外形
と略同一に形成されると共に、後端上方に段部83が形
成される。
【0073】本実施の形態においては、光学絞り82
は、前端面及び後端面を固体撮像装置40の前端面及び
後端面と面一に設けるようになっている。段部83の前
端面は固体撮像装置40に対して所定の位置関係を有し
ており、プリズム81の後端部を段部83に当接させた
状態で、プリズム81の底面を光学絞り82に取り付け
ることにより、プリズム81と固体撮像装置40との位
置合わせが可能となっている。
【0074】このように構成された実施の形態において
は、光学絞り82と固体撮像装置40は外形を揃えるこ
とで位置合わせが行われる。また、光学絞り82とプリ
ズム81は段部83によって位置合わせが行われる。
【0075】従って、プリズム81と固体撮像装置40
とは光学絞り82を介して位置合わせが行われるので、
位置合わせ作業が正確且つ容易となり、片ボケ等の画像
不良を防止することができる。
【0076】このように、本実施の形態においては第4
の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、
位置合わせ手段である段部83は、前後のいずれか一方
のみに設ければよいので、部品加工が容易となる。
【0077】なお、光学絞り82の外形をプリズム81
に一致させ、段部83を固体撮像装置40側に形成して
もよいことは明らかである。
【0078】図13及び図14は本発明の第6の実施の
形態に係り、図13は第6の実施の形態に係る撮像装置
を示す断面図であり、図14はボンディングされた固体
撮像装置を示す断面図である。
【0079】本実施の形態は対物レンズ光学系の光軸と
垂直な面に受光部を有する固体撮像装置を有するものに
適用したものである。
【0080】本実施の形態における撮像装置は、対物レ
ンズ光学系とこの対物レンズ光学系の光軸上に配置され
た撮像部とによって構成される。対物レンズ光学系は複
数の対物レンズと、これら対物レンズを所定の位置に固
定配置するための対物レンズ枠とによって構成される。
【0081】図13は対物レンズ光学系の光軸上に配置
される固体撮像部85を示している。光軸方向(紙面上
下方向)に対して垂直に固体撮像装置86の受光部87
が設けられている。受光部87の前面には保護ガラス9
1が透明樹脂100によって一体的に接着固定されてい
る。
【0082】固体撮像装置86の両端部には複数の信号
入出力部となる端子を備えた接続部が列状に設けられて
おり、これらの接続部にはリードを接続するための複数
の突起電極88が設けられている。
【0083】固体撮像装置86の両端部に設けた突起電
極88には、夫々複数のリード89,90が接続されて
いる。固体撮像装置86へのリード89,90のボンデ
ィングは、例えばTAB(TAPE AUTOMATED BONDING)方
式によって行われる。
【0084】固体撮像装置86にTABテープ93のリ
ード89,90をボンディングした後に、TABテープ
93を所定の位置で切断することにより、図14の状態
となる。TABテープ93の保持部材92は、絶縁部
材、例えばポリイミドテープによって形成され、リード
90を一括統合保持する。保持部材92にはリード90
が保持されている面とは反対側の面に、所定のランド及
び配線パターンが形成される。また、保持部材92には
前記ランドに接続されるスルーホールも形成されてい
る。
【0085】図13に示すように、リード89、90は
固体撮像装置86端部に沿うように略直角に屈曲され
る。固体撮像装置86の後方には電子部品である信号処
理用IC96等を配設した回路基板95が設けられる。
【0086】回路基板95は、セラミック等の硬質材料
で形成され、側面に電気的な接続を行うための接続部を
有している。後方に屈曲させたリード89,90は、回
路基板95の側面の接続部に電気的に接続すると共に、
更に後方に伸長させた後、相互に向き合う方向に屈曲さ
せ、保持部材92を介在させて対向させる。
【0087】即ち、本実施の形態においては、リード8
9,90は、回路基板95の後方投影面内において屈曲
され、リード90を一括統合保持する保持部材92上
に、もう一方のリード89が積層されるように配設され
る。
【0088】図13に示すように、リード89及び保持
部材92に形成されたランドに複数の信号線98が接続
されている。複数の信号線98は信号ケーブル97とし
て束ねられて図示しないビデオプロセッサ等に接続され
るようになっている。
【0089】なお、図13の固体撮像部85は、図示し
ない固体撮像装置枠内に保護ガラス91が嵌合固定され
るように取り付けられる。固体撮像装置枠から電装部全
体を覆うように、封止剤、シールド枠及び絶縁カバーに
て被覆されるようになっている。上述したように、この
ような撮像部と対物レンズ光学系とを組み合わせること
で撮像装置が完成されるようになっている。
【0090】このように構成された実施の形態において
は、リード89,90は、固体撮像装置86の後方投影
面内に屈曲配置され、このリード89,90によって囲
まれた部位に回路基板95が配置される。また、リード
90、保持部材92及びリード89が積層された部分
も、固体撮像装置86の後方投影面内に収まり、更に、
この積層部分において、信号線98との電気的な接続が
行われる。
【0091】従って、図示しない対物レンズ光学系の光
軸に垂直方向については、固体撮像部85は、略々固体
撮像装置86の後方投影面と略々同一外形以下に形成す
ることができる。これにより、装置の小型化が可能であ
る。
【0092】また、回路基板の後方投影面内に屈曲配置
したリードに信号線98を配置接続することで、撮像装
置の長さを短縮することができる。また、屈曲配置した
リード89、90相互間には絶縁部材である保持部材9
2を配置しているので、リード同士のショートを防止す
ることができ、画像不良が発生することを防止すること
ができる。
【0093】図15乃至図17は本発明の第7の実施の
形態に係り、図15は第7の実施の形態に係る撮像装置
を示す断面図であり、図16はボンディングされた固体
撮像装置を示す断面図であり、図17は信号線接続後の
状態を示す断面図である。図15乃至図17において図
13及び図14と同一の構成要素には同一符号を付して
説明を省略する。
【0094】図15に示す固体撮像部101は、図16
のリード89、90を固体撮像装置86の後方投影面内
に屈曲させて形成される。本実施の形態においては、図
16に示すように、リード89,90を夫々一括統合保
持する保持部材94,99が設けられている。保持部材
94,99は、第6の実施の形態と同様に、絶縁部材で
ある。
【0095】図15に示すように、回路基板95より後
方に延出されるリード89、90は、回路基板95の後
方投影面内へ屈曲配置される。そして、図15の破線に
て示すように、保持部材94,99を除去する。図17
に示すように、取り除いた部位より露出したリード8
9、90に、複数の信号線98が接続される。
【0096】このように構成された実施の形態において
も、リード89、90は、固体撮像装置86の後方投影
面内に屈曲配置される。本実施の形態においては、リー
ド89,90は夫々保持部材94,99によって一括統
合保持される。従って、リード89、90がばらけるこ
となく、回路基板95の後方投影面内への屈曲配置が容
易であり、撮像装置の組立作業が簡単になる。
【0097】また、リード89,90が接触することな
く、回路基板95の後方に配置することで、保持部材9
4,99を除去することができ、光軸方向の長さを短縮
して装置を小型化することができる。
【0098】このように、本実施の形態においては、第
6の実施の形態と同様の効果が得られると共に、装置を
一層小型化することができるという利点がある。
【0099】なお、リードは受光部87の片側にのみに
配置される固体撮像装置であってもよい。
【0100】図18乃至図20は本発明の第8の実施の
形態に係り、図18は第8の実施の形態に係る撮像装置
を示す説明図であり、図19は撮像装置を示す側面図で
あり、図20は図19のA−A線で切断して示す断面図
である。
【0101】本実施の形態はプリズム後方の空間を活用
することにより、装置を小型化するようにしたものであ
る。
【0102】図18において、対物レンズ光学系104
の構成は、図1の対物レンズ光学系37と同様であり、
対物レンズ枠105内に複数の対物レンズが設けられて
いる。最基端側の対物レンズ106後端には、対物レン
ズ光学系104の光軸を略直角下方に屈曲させて、略々
水平に配置した固体撮像装置108に光学像を導くプリ
ズム107が取り付けられている。
【0103】本実施の形態においては、固体撮像装置1
08から電気信号を取り出す配線及び電気信号を処理す
る電気回路部品が搭載された可撓性回路基板109が採
用される。可撓性回路基板109は、固体撮像装置10
8の側方に延出されている。
【0104】可撓性回路基板109は、信号線110及
び電子部品111が接続配置された後に、プリズム10
7に沿うように折り曲げられて、信号線110及び電子
部品111がプリズム107後方に配置されるようにな
っている。
【0105】図19はこの状態を示している。図19に
示すように、可撓性回路基板109を対物レンズ光学系
104の長軸方向に垂直な方向に折り曲げることによ
り、電子部品111及び信号線110は固体撮像装置1
08及びプリズム107上方の空き空間に配置される。
【0106】これにより、プリズム107の基端側スペ
ースを有効活用し、撮像装置を小型化、短縮することが
できる。
【0107】図20は図19のA−A線にて切断した断
面を示している。図20に示すように、プリズム107
は可撓性回路基板109によって覆われる。可撓性回路
基板109のプリズム107近傍部分によって、低反射
部112が形成される。これにより、プリズム107の
側面での光線反射が低減され、フレアの発生が防止され
る。
【0108】このように、本実施の形態においては、電
子部品及び信号線をプリズム近傍の空きスペースに配置
することができるので、装置を一層小型化することがで
きる。また、可撓性回路基板によって、プリズムの光線
反射を低減して、フレアの発生を防止することができ
る。
【0109】なお、図18においては、可撓性回路基板
109を固体撮像装置108の一側方のみに延出させた
が、固体撮像装置108の両側方に延出してもよい。図
21はこの例を示す説明図である。
【0110】図21に示すように、固体撮像装置108
の側方両側に可撓性回路基板113が構成されている。
可撓性回路基板113は、電子部品111が搭載される
と共に、信号線110が接続されている。この場合で
も、可撓性回路基板113を固体撮像装置108及び図
示しないプリズムを覆うように折り曲げることによっ
て、電子部品111及び信号線110をプリズムの空き
スペースに配置することができることは明らかである。
【0111】ところで、固体撮像装置と回路基板との配
置方法としては種々考えられる。例えば、図22に示す
ように、固体撮像装置121の両側に回路基板122を
設ける例が考えられる。
【0112】図23及び図24は図22の例における撮
像装置についてTABテープを使用した組立方法を説明
するための説明図である。
【0113】固体撮像装置121の上面には受光部12
3が設けられている。この受光部123の両側に列状に
図示しない複数の突起電極が形成される。この突起電極
にTABテープから突出したインナーリード124が接
続される。
【0114】この状態で、インナーリード124をカッ
トし固体撮像装置121をTABテープから切り離し、
インナーリード124に回路基板122を半田等で接続
固定する。次に、図24に示すように、回路基板122
を把持し固体撮像装置121の基端側に双方が平行にな
るように折り曲げる。
【0115】この作業方法は、折り曲げたインナーリー
ド124に回路基板122を半田接続するよりも容易で
あり、組立作業を簡単にすることができる。
【0116】次に、回路基板122上に信号ケーブル等
を接続することにより撮像装置が組み立てられる。
【0117】なお、回路基板122同士を平行にするの
ではなく、図25に示すように、回路基板122同士を
V字型に折り曲げてもよい。この場合には、装置の長さ
を図24の例よりも短縮することができる。
【0118】また、図26乃至図28は、固体撮像装置
の背面側に回路基板を配置した例である。図26は撮像
装置を示す側面図であり、図27は図26の回路基板部
分を上方から見た断面図であり、図28は図26の回路
基板部分を後方から見た側面図である。
【0119】固体撮像装置131の前面には受光部13
2が形成され、受光部132の両側に列状に突起電極1
33が形成されている。突起電極133にはTABテー
プから突出したインナーリード134が接続される。イ
ンナーリード134と固体撮像装置131との間にはT
ABテープの絶縁部材であるポリイミドテープ136が
配置される。ポリイミドテープ136は絶縁部材であ
り、インナーリード134と固体撮像装置131の絶縁
が保たれる。固体撮像装置131の基端側には回路基板
135が配置される。
【0120】回路基板135は、上下方向側面に第1の
接続端子137が形成され、左右方向側面には傾斜面1
45が形成されて、この傾斜面145に第2の接続端子
140が設けられる。
【0121】固体撮像装置131からのインナーリード
134は、回路基板135側面の第1の接続端子137
に接続される。一方、信号ケーブル138の信号線のう
ち同軸線の内部導体139は、回路基板135の傾斜面
145に設けた第2の接続端子140に接続される。
【0122】回路基板135には略々中央に固体撮像装
置131のGNDと接続されたスルーホール141が形
成されており信号線のうち同軸線の外部導体142は、
このスルーホール141に接続される。なお、スルーホ
ール141は、回路基板135上にICチップ等の電子
部品が実装される場合には、電子部品のGNDとも接続
される。
【0123】このように、信号線を回路基板135に設
けた傾斜面145において接続し、外部導体については
略々中央に設けたスルーホール141を利用して接続し
ており、信号線の接続部を小型化することができる。
【0124】なお、第2の接続端子140を傾斜面14
5ではなく、板状回路基板の側面に設けてもよいことは
明らかである。
【0125】ところで、撮像装置を構成する対物レンズ
光学系と固体撮像装置の位置に応じたピント調整作業が
必要である。図29の例を採用すると、このピント調整
作業を省略することが可能である。
【0126】図29において、対物レンズ枠151の先
端側には対物レンズ光学系を構成する複数の対物レンズ
154が設けられている。基端側の対物レンズ154の
結像位置に固体撮像装置152の受光部153を配置す
るようになっている。図29の例では、固体撮像装置1
52は対物レンズ枠151に内嵌するように配設され
る。
【0127】即ち、図29の例では、固体撮像装置15
2と対物レンズ光学系との位置関係が1つの対物レンズ
枠151によって決定される。従って、撮像装置を組立
てるときのピント調整作業を省くことができ、組立工数
を削減して、装置を安価に構成することができる。
【0128】ところで、固体撮像装置と信号ケーブルと
の電子内視鏡内における配置方法としては種々の例が考
えられる。図30乃至図32はこの配置方法の一例を示
しており、図30は信号ケーブルが接続された固体撮像
装置を示す側面図、図31は電子内視鏡の断面を示す断
面図であり、図32は電子内視鏡の内部の構成を示す説
明図である。
【0129】図30において、対物レンズ光学系37の
構成は図1と同様である。基端側の対物レンズ38には
赤外線カットフィルター等の特定波長を除去するフィル
ターを兼ねたプリズム39が取り付けられている。プリ
ズム39の底面は固体撮像装置40の受光部に固定され
ている。
【0130】固体撮像装置40は外部リード162によ
って回路基板161に接続される。外部リード162
は、固体撮像装置40と回路基板161との間に信号線
165を配線するためのスペースを確保可能な長さにな
っている。
【0131】信号線165を撚り束ねた信号ケーブル1
63の外皮端部166は、プリズム39の周辺、図31
では回路基板161の裏面に配置されている。即ち、外
皮端部166が回路基板161の後端側でなく、先端側
のプリズム39周辺に配置されるので、装置の長さを短
縮することができる。
【0132】また、図32に示すように、湾曲部を湾曲
操作するための湾曲操作ワイヤ167は、筒状部材に取
り付けた接続部位168に接続される。図32の例で
は、この接続部位168はプリズム39の基端側に配設
される。
【0133】このように、プリズム39後方のスペース
を有効に利用して、先端部を細径化する。また、信号ケ
ーブル163の外皮端部166をプリズム39周辺に配
置することで撮像装置の長さを短縮する。更に、固体撮
像装置40と回路基板161との間のスペースに信号線
165を配線することで、回路基板161先端部で折り
返す信号線165の屈曲Rを大きくすることができ、信
号線165の断線を防止することができる。
【0134】なお、信号ケーブル163が配置される場
所は図31の破線で示す位置でもよいことは明らかであ
る。
【0135】ところで、内視鏡先端部に設ける撮像装置
の外形を変形させることによって、装置の小型化を図る
こともできる。図33はこの例を示す説明図である。
【0136】図33に示すように、内視鏡先端部の内周
171に沿うように左右非対称に撮像装置172の外形
を形成する。例えば、撮像装置172の外形の左右一方
の一部分を他方へ傾斜するようにシールド枠を異形状に
形成することで、先端部を細径化することができる。
【0137】ところで、対物レンズ枠と固体撮像装置枠
との結合位置を考慮することにより、撮像装置の細径化
が可能である。図34はこの例を示す断面図である。
【0138】図34において、対物レンズ光学系183
は、複数の対物レンズよって構成される。複数の対物レ
ンズのうち最も外径が小さい対物レンズ184を境に、
先端側に配置される複数の対物レンズは対物レンズ枠1
81内に保持される。最基端側の対物レンズ185には
固体撮像装置187の受光部186が取り付けられてい
る。対物レンズ184よりも基端側に配設された複数の
対物レンズから固体撮像装置187までが固体撮像装置
枠182内に固定される。対物レンズ枠181内に固体
撮像装置枠182が内嵌され、双方を前後移動調整する
ことでピント調整が行われる。
【0139】このように、最も小さい対物レンズ184
が配置された部位にて、対物レンズ光学系が保持される
枠同士、つまり対物レンズ枠181と固体撮像装置枠1
82とを嵌挿させてピント調整を行うことで、撮像装置
を小型化することができる。対物レンズ光学系を保持す
る対物レンズ枠が複数個必要な場合でも、最も外径が小
さい対物レンズが保持される対物レンズ枠部分にてピン
ト調整を行うようにすれば同様に撮像装置を小型化する
ことができる。
【0140】図35は撮像装置におけるリード及びケー
ブル接続例を示す側面図である。
【0141】固体撮像装置191と略平行に回路基板1
92が配置される。回路基板192の側面には、固体撮
像装置191からの外部リード193との接続部である
リード接続ランド194と、信号ケーブル195との接
続部であるケーブル接続ランド197が形成されてい
る。リード接続ランド194に固体撮像装置191の外
部リード193が接続固定された後、信号ケーブル19
5の信号線198はケーブル接続ランド197及び回路
基板192より基端側に延出された外部リード199に
接続される。
【0142】このように、外部リード199に信号線1
98を直接接続することにより、回路基板192に設け
るケーブル接続ランド197の個数を削減することがで
き、回路基板を安価にそして小型化することができるの
で、安価で小型化された撮像装置を提供することができ
る。また、固体撮像装置191と回路基板192とを略
平行に配置することで撮像装置を短縮化することができ
る。
【0143】また、図36乃至図38は固体撮像装置の
リードの配置方法を説明するための背面図である。
【0144】固体撮像装置201の裏面に外部リード2
02が設けられる。図36に示すように、外部リード2
02は固体撮像装置201背面上側に3個設けられ、下
側に4個設けられる。
【0145】また、図37の例では、固体撮像装置20
1の背面に設けた外部リード203,204は、相互に
大きさが異なる。即ち、固体撮像装置201の背面上側
の外部リード203の大きさはXであり、背面下側の外
部リード204の大きさはY(X>Y)である。
【0146】また、図38の例では、固体撮像装置20
1の背面に設けた外部リード205,206は、相互に
ピッチが異なる。即ち、固体撮像装置201の背面上側
の外部リード205のピッチはP1 であり、背面下側の
外部リード206のピッチはP2 (P1 >P2 )であ
る。
【0147】このように、外部リードの取付個数、大き
さ又はピッチを上下非対称にすることにより、撮像装置
の組立時及び固体撮像装置の検査時において、固体撮像
装置の位置関係、例えば上下関係を誤ることなく組立
て、検査することができるので固体撮像装置の破損を防
ぐことができる。
【0148】また、外部リードの太さを非対称に設けて
もよい。図39はこの場合の例を示す側面図である。
【0149】固体撮像装置の外部リードの太さを非対称
に設ける場合には、図39に示すように、太い外部リー
ド213を基端側に設けて回路基板212との接続を行
う。電子内視鏡は湾曲部を湾曲動作させると、信号ケー
ブルも押し引きされる。これにより信号線214が接続
された回路基板212にストレスが加えられ、ひいては
固体撮像装置211の外部リードにストレスが加えられ
る。しかし、基端側の外部リード213を太くしたこと
でストレスに強くなり、固体撮像装置の破損を防ぐこと
ができる。この場合には、外部リードを太くする代わり
に、固体撮像装置により強固に接続された外部リードを
基端側に配置してもよい。また、直接信号線が外部リー
ドに接続される場合は、その外部リードを他の外部リー
ドよりも太く、強固に固定すればよい。
【0150】また、図40は小型化のためにリードの延
出方向を考慮した例を示す側面図である。
【0151】図40に示すように、固体撮像装置222
の外部リード223をプリズム221の基端側に延出さ
せ、延出した部位にて信号ケーブル225の信号線22
4を接続する。これにより、プリズム221の基端側の
スペースを有効活用することができるので、撮像装置を
小型化し、短縮化することができる。
【0152】図41は信号線の断線を防止するようした
例を示す断面図である。
【0153】図41において、撮像装置は、電装部が絶
縁性の封止剤231にて覆われ、更に、絶縁を行うため
に絶縁部材である熱収縮チューブ232によって被覆さ
れている。熱収縮チューブ232は固体撮像装置枠23
3から固体撮像装置枠233と略同一外形となる保護チ
ューブ234にまで渡って被覆されている。保護チュー
ブ234の基端側は少なくとも湾曲部基端部よりも基端
側に延出されている。
【0154】信号ケーブル235に固体撮像装置枠23
3と略同一外形となる保護チューブ234を設けること
により、熱収縮チューブ232の両端が確実に固体撮像
装置枠233と保護チューブ234に密着した状態で収
縮硬化することができる。このため、保護チューブ23
4及び保護チューブ234内の信号ケーブル235の抜
けを確実に防止することができる。
【0155】なお、保護チューブ234に代えて、固体
撮像装置枠233と略同一外形となる部材を設けても良
い。また、熱収縮チューブ232の両端を確実に収縮さ
せることで熱収縮チューブ232内に封止剤231を確
実に充填することができる。よって、熱収縮チューブ2
32端での封止剤231の引けが防止され、信号ケーブ
ル235の動きが抑制されるので信号線の断線を防ぐこ
とができる。
【0156】[付記] (1) 対物光学系と、この対物光学系より結像される
光学像を電気信号に変換する固体撮像装置と、この固体
撮像装置からの電気信号を伝送する配線及び前記電気信
号を処理する電気回路部品が設けられる回路基板と、内
部導体と外部導体とからなる同軸線によって構成され、
前記回路基板に接続される信号ケーブルと、前記信号ケ
ーブルのうち少なくとも1本の同軸線の内部導体と外部
導体とを回路基板の相互に異なる面に配置接続したこと
を特徴とする撮像装置。
【0157】(2) 前記少なくとも1本の同軸線の内
部導体と外部導体とは、一方が前記回路基板の表面に配
置接続され、他方が前記回路基板の裏面に配置接続され
ることを特徴とする付記項1に記載の撮像装置。
【0158】(3) 前記固体撮像装置は、前記対物光
学系の光軸に対して略々平行に配置された受光部を有
し、前記対物光学系の光軸を前記受光部に結像させるた
めに前記対物光学系の光軸を略々直角に屈曲させる光学
素子を具備したことを特徴とする付記項1又は2のいず
れか一方に記載の撮像装置。
【0159】(4) 対物光学系と、この対物光学系の
結像位置に配置された固体撮像装置と、この固体撮像装
置の前面に配設される光学絞りと、この固体撮像装置か
ら電気信号を伝送する配線およびこの電気信号を処理す
る電気回路部品が設けられる回路基板と、前記固体撮像
装置及び回路基板に接続される信号線とを具備した撮像
装置において、前記光学絞りに対物光学系および/また
は固体撮像装置との位置合わせ手段を設けたことを特徴
とする撮像装置。
【0160】(5) 前記対物光学系には、光軸を略直
角に曲げ挿入部の長手方向軸に平行に配設した固体撮像
装置に結像されるよう光学像を導く光学素子が配設され
たことを特徴とする付記項4に記載の撮像装置。
【0161】(6) 前記光学絞りに設けられた段部に
より、対物光学系と固体撮像装置の双方が位置合わせさ
れることを特徴とする付記項4又は5のいずれか一方に
記載の撮像装置。
【0162】(7) 前記光学絞りの外形は、前記光学
素子および/または固体撮像装置の外形と略同形状であ
ることを特徴とする付記項5又は6のいずれか一方に記
載の撮像装置。
【0163】(付記項4〜7の背景) (従来技術)従来は特開平5−130972に示されて
いるように、対物レンズ枠内に、遮光用マスクが介装さ
れる技術が示されていた。
【0164】(解決しようとする課題)従来は、光学絞
りである遮光用マスクが対物レンズ枠内で対物レンズも
しくは、対物レンズ同士の間隔を所定の距離に保つ間隔
管等に挟まれるように配置されていた。そして、対物光
学系の光軸と略平行に配設された固体撮像装置に光学像
を導くために対物光学系の基端側レンズには、光学素子
であるプリズムが配設されていた。この時、対物光学系
と、プリズムとの位置合わせ作業が非常に困難であっ
た。また、固体撮像装置の受光部と、プリズムとの位置
合わせ作業も非常に困難であり、正確に組み立てること
が難しく、画像の片側がボケる等の画像不良が生じてい
た。
【0165】また、遮光用の光学絞りは固体撮像装置と
の間に複数枚の対物レンズを配置していたため、フレア
等の画像不良が発生しやすい撮像装置であった。
【0166】(目的)遮光用の光学絞りに、対物光学系
と固体撮像装置との位置合わせ手段を設けることで、組
立性が良く、片ボケ、フレア等の画像不良の発生を防ぐ
撮像装置を提供することである。
【0167】(課題を解決するための手段及び作用)対
物光学系の光軸を略直角に曲げ、この対物光学系の光軸
に略平行に配設された固体撮像装置の受光部に光学像を
導くために、対物光学系の基端側対物レンズに配設され
る光学素子であるプリズムと固体撮像装置との間に遮光
用の光学絞りを介在させ、この光学絞りにプリズムおよ
び/または固体撮像装置との位置合わせ手段である段差
を設ける。そして、この光学絞りの段部にプリズムおよ
び/または固体撮像装置を突き当てることにより双方が
位置合わせされる。これにより、組立が行いやすく、片
ボケ等の画像不良の発生を防止することができる。ま
た、固体撮像装置の受光部直前の対物レンズであるプリ
ズムとの間に光学絞りを介在させることにより、フレア
等の画像不良の発生を防止することができる。
【0168】(8) 固体撮像素子チップと、複数の外
部入出力リードと、前記固体撮像素子チップと前記外部
入出力リードとを接続する突起電極と、前記固体撮像素
子チップの後方に設けられ、電子部品を搭載した前記固
体撮像素子チップと略平行に設けられた回路基板と、前
記外部入出力リード及び/または回路基板と接続される
信号線とを有する撮像装置において前記外部入出力リー
ドに接続された突起電極とは異なる面に複数の外部入出
力リードを一括統合保持する絶縁性の保持手段を、回路
基板より後方に設けたことを特徴とする撮像装置。
【0169】(9) 複数の外部入出力リードを回路基
板の後方投影面内の屈曲配置した部位で信号線と接続し
たことを特徴とする付記項8に記載の撮像装置。
【0170】(10) 保持手段がポリイミドテープで
あることを特徴とする付記項8又は9のいずれか一方に
記載の撮像装置。
【0171】(付記項8〜10の背景) (従来技術)従来は特開平5−115435に示すよう
に固体撮像素子の後方に光軸と略平行に延出されるよう
に配置された基板基端部に信号線が半田付け等で接続さ
れる技術が示されていた。
【0172】(解決しようとする課題)従来は固体撮像
素子の後方に延出された基板基端部に信号線が半田等で
接続されていたために撮像装置が長く、大型化してい
た。また、固体撮像素子の後方に回路基板を積層構造で
配置する場合、信号線を接続するスペース及びランドを
確保する必用が生じるため回路基板が大きくなり、撮像
装置が大型化していた。
【0173】(目的)回路基板の後方投影面内へ屈曲配
置した外部入出力リードに信号線を接続したことで小型
化した撮像装置を提供することである。
【0174】(課題を解決するための手段及び作用)保
持手段に一括統合保持された外部入出力リードは、固体
撮像素子後方に配置された回路基板の側面に接続され、
この回路基板の後方投影面内に屈曲配置した部位に信号
線が接続したことで、撮像装置の大きさは固体撮像素子
の投影面と略同一外形以下に形成することができるので
小型化することができる。また、回路基板の後方投影面
内に屈曲配置した外部入出力リードに信号線が配置接続
することで、撮像装置の長さを短縮することができる。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信
号ケーブルを構成する少なくとも同軸線の1本の内部導
体と外部導体とを回路基板の相互に異なる面に接続する
ことで、画像不良の発生を防止すると共に、小型化及び
短縮化を図ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る撮像装置が配設された
電子内視鏡の先端部の断面図。
【図2】図1の撮像装置が組込まれる電子内視鏡システ
ムの概略図。
【図3】図1中の信号線を示す斜視図。
【図4】図1中の信号線を示す斜視図。
【図5】図5は図1中の信号ケーブルを示す断面図。
【図6】図1のX−X線で切断して示す断面図。
【図7】図6のA方向から見た上面図。
【図8】第2の実施の形態に採用される回路基板71を
示す側面図。
【図9】図8の背面図。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置を
示す断面図。
【図12】本発明の第5の実施の形態を示す断面図。
【図13】第6の実施の形態に係る撮像装置を示す断面
図。
【図14】ボンディングされた固体撮像装置を示す断面
図。
【図15】第7の実施の形態に係る撮像装置を示す断面
図。
【図16】ボンディングされた固体撮像装置を示す断面
図。
【図17】信号線接続後の状態を示す断面図。
【図18】第8の実施の形態に係る撮像装置を示す説明
図。
【図19】撮像装置を示す側面図。
【図20】図19のA−A線で切断して示す断面図。
【図21】第3の実施の形態の変形例を示す説明図。
【図22】固体撮像装置と回路基板との配置方法を説明
するための説明図。
【図23】図22の例における撮像装置についてTAB
テープを使用した組立方法を説明するための説明図。
【図24】図22の例における撮像装置についてTAB
テープを使用した組立方法を説明するための説明図。
【図25】図24の他の例を示す説明図。
【図26】撮像装置を示す側面図。
【図27】図26の回路基板部分を上方から見た断面
図。
【図28】図26の回路基板部分を後方から見た側面
図。
【図29】ピント調整作業を省略した例を示す断面図。
【図30】信号ケーブルが接続された固体撮像装置を示
す側面図。
【図31】電子内視鏡の断面を示す断面図。
【図32】電子内視鏡の内部の構成を示す説明図。
【図33】装置の小型化を図った例を示す説明図。
【図34】撮像装置の細径化を可能にする例を示す断面
図。
【図35】撮像装置におけるリード及びケーブル接続例
を示す側面図。
【図36】固体撮像装置のリードの配置方法を説明する
ための背面図。
【図37】固体撮像装置のリードの配置方法を説明する
ための背面図。
【図38】固体撮像装置のリードの配置方法を説明する
ための背面図。
【図39】固体撮像装置のリードの配置方法を説明する
ための背面図。
【図40】小型化のためにリードの延出方向を考慮した
例を示す側面図。
【図41】信号線の断線を防止するようした例を示す断
面図。
【符号の説明】
12…先端部、27…信号ケーブル、36…対物レンズ
枠、37…対物レンズ光学系、39…プリズム、40…
固体撮像装置、42…回路基板、43…信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M Fターム(参考) 4C061 AA00 BB02 CC06 DD03 FF40 FF45 FF47 JJ06 JJ19 LL02 NN01 NN03 PP07 PP11 SS01 UU03 5C022 AA09 AC42 AC70 AC75 AC78 5C024 AA01 BA03 CA33 EA04 EA06 FA11 GA11 GA51 5C054 AA01 CA04 CC07 CF01 HA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系と、この対物光学系より結像
    される光学像を電気信号に変換する固体撮像装置と、 この固体撮像装置からの電気信号を伝送する配線及び前
    記電気信号を処理する電気回路部品が設けられる回路基
    板と、 内部導体と外部導体とからなる同軸線によって構成さ
    れ、前記回路基板に接続される信号ケーブルと、 前記信号ケーブルのうち少なくとも1本の同軸線の内部
    導体と外部導体とを回路基板の相互に異なる面に配置接
    続したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1本の同軸線の内部導体
    と外部導体とは、一方が前記回路基板の表面に配置接続
    され、他方が前記回路基板の裏面に配置接続されること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像装置は、前記対物光学系の
    光軸に対して略々平行に配置された受光部を有し、 前記対物光学系の光軸を前記受光部に結像させるために
    前記対物光学系の光軸を略々直角に屈曲させる光学素子
    を具備したことを特徴とする請求項1又は2のいずれか
    一方に記載の撮像装置。
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