JP3623311B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置、更に詳しくは内視鏡先端に内蔵される固体撮像素子の基板部分に特徴のある固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被写体を撮像する固体撮像素子は、セラミック等の基板に搭載され、基板上の配線パターンにワイヤボンディングされ接続されている。実装された後に固体撮像素子の動作を確認するために検査部を設けようとすると、基板が大型化してしまう。そこで検査終了後、余分な検査部を切断することが考えられるが、固い基板上に設けられているため、切断できないことから大型化してしまい、装置自体も大型化する。
【0003】
そのため、検査部を切断できるように、特開昭63−167322号公報では、基板を可撓性基板としており、固体撮像素子搭載後の形状が小型化された固体撮像素子が開示されている。
【0004】
また、この特開昭63−167322号公報には、固体撮像素子搭載部、信号線接続用導体ランド、検査部が同一基板上に配線された固体撮像素子が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭63−167322号公報では、固体撮像素子搭載部から配線を延設し信号線接続用導体ランドを経て、検査用ランドが設けられている。
【0006】
すなわち、従来の固体撮像装置においては、図23(a)に示すように、固体撮像素子301を実装した基板302上には、信号線接続用導体ランド303が設けられており、この信号線接続用導体ランド303に信号線(図示せず)を接続させることで、図示していない外部のビデオプロセッサと接続させる構造となっている。なお、図23(b)は、図23(a)の固体撮像装置の側面を示している。
【0007】
上記基板302はセラミック等の剛性基板であり、電子部品305及び上記信号線接続用導体ランド303が設けられており、基板302上においてボンディングワイヤ306を介して、電子部品305と固体撮像素子301とが、また電子部品305と基板302のパターンとが、さらには固体撮像素子301と信号線接続用導体ランド303とが接続されている。なお、絶縁のために、ボンディングワイヤ306には配線部封止樹脂308が施されている。
【0008】
そして、上記信号線接続用導体ランド303は、配線パターン309により検査用ランド310へ接続されており、図示しない検査用機器の端子と接続できるようになっており、これらの部分を含めた基板302の長さは、Lとなっている。
【0009】
このように従来の固体撮像装置の場合、検査用ランド310は信号線接続用導体ランド303を経ているために、信号線接続用導体ランド303の設定位置で検査用ランド310の位置が限定され、複雑で大型化する可能性があり、また、この形状の状態で検査を行うため、検査時の取り回しが面倒となるといった問題がある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、実装後の検査が簡略化でき、小型化をはかることのできる固体撮像装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による固体撮像装置は、第1の回路パターンを備えた剛性基板と固体撮像素子を備え、前記剛性基板からはみ出す突出部を有する可撓性基板と前記固体撮像素子の検査用端子として前記突出部に設けられた検査用パッドと、前記可撓性基板に設けられ、前記検査用パッドに接続された第2の回路パターンと、導電性を備え、前記第2の回路パターンに接続されたスルーホールと、前記固体撮像素子に設けた端子と、前記第1の回路パターンと前記スルーホールを導通させるバンプ接合部、および前記端子と前記スルーホールを導通させるボンディングワイヤからなる接続手段とを具備したことを特徴とする
【0012】
本発明の固体撮像装置では、前記固体撮像素子と前記可撓性基板、及び前記可撓性基板と前記剛性基板とを各々電気的に接続することで、実装後の検査を簡略化し、小型化をはかることを可能とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0014】
図1ないし図6は本発明の一実施の形態に係わり、図1は内視鏡先端部の構成を示す構成図、図2は図1の撮像部に装着する前の固体撮像素子を実装した可撓性基板の構成を示す構成図、図3は図2の可撓性基板を搭載する前の剛性基板の構成を示す構成図、図4は図2の可撓性基板を搭載した後の剛性基板の構成を示す構成図、図5は図2の可撓性基板の第1の変形例の形状を示す図、図6は図2の可撓性基板の第2の変形例の形状を示す図である。
【0015】
図1に示すように、内視鏡1の先端部の内部には、図示しない観察部位に照明光を照射するライトガイド2に併設された、観察部位からの光を入射する対物光学系3と、対物光学系3により観察部位の像を撮像する撮像部4とを組合せた本実施の形態の固体撮像装置5が設けられている。
【0016】
上記対物光学系3は、複数のレンズから成るレンズ群6とこれらレンズ群6をを支持するためのレンズ枠7とから成り、内視鏡1の先端構成部材8に設けられた取り付け穴9に挿入され、固定ねじ10により固定されている。
【0017】
また、上記レンズ枠7の後端には、スペーサ11を介してフィルタ12が装着され、フィルタ12にはプリズム13が接合されている。
【0018】
上記プリズム13は、対物光学系3からの入射光を略直角に屈折させるようになっており、屈折された光軸方向には固体撮像素子14が設けられ、内視鏡の先端部1の軸心と略平行に位置している。
【0019】
固体撮像素子14を実装した、後述する可撓性基板15を搭載する剛性基板16上には、信号線接続用導体ランド17が設けられており、この信号線接続用導体ランド17に信号線18を接続させることで、図示していない外部のビデオプロセッサと接続させる構造となっている。
【0020】
図2(a)は、撮像部3に装着する前の固体撮像素子14を実装した可撓性基板15を示しており、図2(b)は、その側面を示している。
【0021】
図2(a)に示すように、上記可撓性基板15は、ポリイミド樹脂等の可撓性を有する材質であり、可撓性基板15上の突出部21には、動作検査用の検査用パッド22と電気的に接続させる配線パターン23と固体撮像素子14と接続させる第1の導体パッド24が配設され、また、固体撮像素子14を搭載するベアチップ搭載部25が設けられている。
【0022】
さらに、可撓性基板15には、図2(b)に示すように、第1の導体パッド24と同位置の可撓性基板15の裏面に、スルーホール26により導通させた第2の導体パッド27が設けてある。
【0023】
図3(a)は、上記可撓性基板15を搭載する前の剛性基板16を示しており、図3(b)は、その側面を示している。
【0024】
図3に示すように、剛性基板16上には、電子部品搭載用ランド31と、図示しないビデオプロセッサ等の周辺機器に接続のための前記信号線18を接続させる信号線接続用導体ランド17とが設けられ、さらに、可撓性基板15と電気的に接続させるバンプランド33が設けられている。
【0025】
これら電子部品搭載用ランド31、バンプランド33、信号線接続用導体ランド17は、剛性基板16内部に設けた内部配線34により接続されている。
【0026】
図4(a)は、可撓性基板15を搭載した後の剛性基板16を示しており、図4(b)は、その側面を示している。
【0027】
可撓性基板15と剛性基板16の接続においては、図4(a)に示すように、電子部品搭載用ランド31に電子部品41を実装し、ベアチップ搭載部25上に固体撮像素子14を搭載し、図4(b)に示すように、剛性基板16上のバンプランド33にバンプ42を装着させ、可撓性基板15の第2の導体パッド27と位置合せを行う。
【0028】
固体撮像素子14と第1の導体パッド24をボンディングワイヤ43によりワイヤボンディングさせる。それと同時にバンプ42は圧着され、第2の導体パッド27とバンプランド33はバンプ接合され電気的に導通する。
【0029】
ここで、絶縁のためにボンディングワイヤ43には配線部封止樹脂44を施し、他方は固定用封止樹脂45により封止する。
【0030】
そして、可撓性基板15の検査用パッド22を用いて動作チェック等の検査終了後、剛性基板16の端面に合せた切断線で可撓性基板15の突出部21を切断する。こうすることで可撓性基板15と剛性基板16とからなる基板全体の長さはL’となる。
【0031】
このように本実施の形態では、動作チェックは、検査用パッド22の位置が任意に設定でき、さらに、ワイヤボンディングとバンプ接合を同時に行えるので作業が簡便化することができる。
【0032】
また、動作チェック後、突出部21を切断するので、図23に示した従来の基板長さ(L)と比べて突出部21だけ短くできるので、固体撮像装置を小型に構成することができる。
【0033】
なお、可撓性基板15は、図2に示した形状に限らず、検査機器の形状に合せた、例えば図5に示す形状の第1の変形例としての可撓性基板15aでも、図6に示す形状の第2の変形例としての可撓性基板15bでもよい。
【0034】
[付記]
(付記項1−1) 固体撮像素子と可撓性基板と剛性基板とからなる固体撮像装置において、
前記可撓性基板の一部に前記剛性基板より突出した突出部を設け、前記突出部に前記固体撮像素子の検査用パッドを設けるとともに、前記可撓性基板及び前記剛性基板の双方に回路パターンを設け、
前記固体撮像素子と前記可撓性基板、及び前記可撓性基板と前記剛性基板とを各々電気的に接続した
ことを特徴とする固体撮像装置。
【0035】
(付記項1−2) 前記固体撮像素子の動作検査を行った後に、前記可撓性基板の前記突出部を切断可能とした
ことを特徴とする付記項1−1に記載の固体撮像装置。
【0036】
ところで、体腔内を観察する内視鏡の挿入部の先端構成部にSID等の固体撮像素子を組込んだ内視鏡は、例えば特公平7−22571号公報に示されるように公知である。
【0037】
この内視鏡は、先端構成部の中心軸と略平行になる様に固体撮像素子が設けられ、この固体撮像素子を挟んで一側に対物光学系が設けられ、光軸をプリズムによって略直角に屈曲させて、前記固体撮像素子に導く構造となっている。
【0038】
先端には、他の内蔵物も存在するために、特公平7−22571号公報では、固体撮像素子のイメージエリアの一部を使うために、対物光学系の光軸とイメージエリア中心軸を偏心させていることを示している。
【0039】
ところが、前述のように、従来は、対物系の光軸とイメージエリア中心を偏心させる構造を採るため、組立て時には、プリズムとイメージエリアの位置合せ用の位置合せ調整板を使用して作業を行う必要があり、そのため、作業時間を複雑にし、工数増加につながるといった問題がある。
【0040】
そこで、プリズムとイメージエリアとの位置合せを容易に行うことのできる固体撮像装置の実施の形態について説明する。
【0041】
図7ないし図13はプリズムとイメージエリアとの位置合せを容易に行うことのできる固体撮像装置の一実施の形態に係わり、図7は内視鏡先端部の構成を示す構成図、図8は図7の固体撮像素子のイメージエリアを説明する説明図、図9は図7のA−A線断面を示す断面図、図10は図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第1の説明図、図11は図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第2の説明図、図12は図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第3の説明図、図13は図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第4の説明図である。
【0042】
図7に示すように、内視鏡先端部51は、円筒状先端筒52とこの前端に嵌着された先端構成部材53によって構成されている。そして、この円筒状先端筒52の内部には固体撮像装置54が設けられている。
【0043】
固体撮像装置54には、対物光学系55を構成するレンズ群55aを支持するためのレンズ枠55bが設けられ、このレンズ枠55bは前記先端構成部材53に設けられた取り付け穴56に挿入され、固定ねじ57によって固定されている。さらに、前記レンズ枠55bの後端部にはスペーサ58を介してフィルタ59が装着され、このフィルタ59には光学素子としてのプリズム60が接合状態で設けられ、前記対物光学系55からの光軸を略直角に屈折するようになっている。
【0044】
前記プリズム60によって屈折された光軸方向には、後述するSID等の固体撮像素子61が設けられ、この固体撮像素子61は内視鏡先端部51の軸心と略平行に位置している。
【0045】
この固体撮像素子61について詳述すると、セラミック製の基板62に、固体撮像素子61、カラーフィルタアレイ63の順に接合されている。そして、図8に示すように、前記基板62の上下両端には等間隔に多数のリード64が並設され、これら各リード64は複数のボンディングワイヤ65を介して、固体撮像素子61のボンディングパッド66にボンディングされている。各々のボンディングワイヤ65は、前記カラーフィルタアレイ63を固体撮像素子61に装着させるための接着剤によって絶縁されている。
【0046】
また、固体撮像素子61上のリード67は、リード64に各々接続されており、図7に戻り、基板62上の電子部品68へは、ボンディングワイヤ69を介して電気的に接続されている。基板62では、電子部品68が基板62後方の信号線接続導体ランド70を介してケーブル71に電気的に接続されている。図7のA−A線断面である図9に示すように、固体撮像素子61のカラーフィルタアレイ63は接着剤72によって前記プリズム60に固着されている。
【0047】
なお、使用イメージエリア74は、イメージエリア73の一部のみを使用しているため、イメージエリア73全体を使用したものに比べれば解像力が下回るが、固体撮像素子を使用した内視鏡の解像力はイメージガイドファイバを使用した内視鏡の解像力よりもはるかに高くできるので、イメージエリア73の一部のみを使用しただけでも実用上充分な解像力を得ることができる。
【0048】
この実施の形態においては、前記固体撮像素子61のイメージエリア73を縦横比が3:4とし、垂直480画素、水平640画素としたものである。このように構成することによって、固体撮像素子61を民生用のTVカメラにも使用できるので、量産効果により固体撮像素子61を安価に生産することができる。
【0049】
また、民生用に使用するには、この実施の形態の医療用パッケージとは別にしてもよく、この場合は、固体撮像素子61が民生用と共通になるだけでも量産効果は大きい。
【0050】
さらに、前記イメージエリア73のうち使用イメージエリア74を直径400画素で、図9に示すように左上にイメージエリア73の中心より偏心させている。この結果、プリズム60を固体撮像素子61の中心に対して図9に示すように左側に偏心させることができ、円筒状先端筒52内の右側スペース(鉗子挿通口75が内蔵されている部分)を広くとることができ、その分だけ内視鏡先端部51を細径化できる。
【0051】
ここで、プリズム60の先端部60aと固体撮像素子61の先端部61aの位置合せ等は、固体撮像素子61もしくは基板62の接合時等に、別部品から成る位置合せ調整板(図示せず)を用いて行う。
【0052】
すなわち、図10に示すように、まず、プリズム60とカラーフィルターアレイ63の接着剤72による接合時、プリズム60の先端部60aとカラーフィルターアレイ63の先端部63aの面位置合せを行う。さらに、カラーフィルターアレイ63と固体撮像素子61の接合時にも、固体撮像素子61の先端部61aとカラーフィルターアレイ63の先端部63aを面合せを行い、固体撮像素子61と基板62の接合時にも、固体撮像素子61の先端部61aと基板62の先端部62aの面合せを行う。
【0053】
このように面合わせした構造を採用することにより、図11に示す従来のような固体撮像装置の先端面のB部分が短縮でき、内視鏡先端の硬質長を短くすることができる。
【0054】
なお、先端側だけでなく、図12に示すように、プリズム60とカラーフィルターアレイ63の接着剤72による接合時、プリズム60の側端部60bとカラーフィルターアレイ63の側端部63bの面位置合せを行い、さらに、カラーフィルターアレイ63と固体撮像素子61の接合時にも、固体撮像素子61の側端部61bとカラーフィルターアレイ63の側端部63bを面合せを行い、固体撮像素子61と基板62の接合時にも、固体撮像素子61の側端部61bと基板62の側端部62bの面合せを行ってもよい。すなわち、面合わせは一方向のみでなく、多方向に採用してもかまわない。
【0055】
図12に示したように側端側も面合わせし図13のように組込むことで、図9に対して鉗子挿通口75の部分のスペースが広くなり、鉗子挿通口75を中心方向に寄せられることができ、先端外径の細径化ができる。
【0056】
以上のように本実施の形態では、固体撮像素子61の使用イメージエリア74をイメージエリア73の一部としているので、プリズム60と固体撮像素子61もしくは基板63との位置合せが容易となり作業時間が短縮される。
【0057】
また、プリズム60と固体撮像素子61もしくは基板63のそれぞれの端部を面合わせしているので、細径化できる。
【0058】
[付記]
(付記項2−1) 内視鏡先端に設けられ、プリズムを含む対物光学系と固体撮像素子とを有する固体撮像装置において、
前記プリズムの端面と前記固体撮像素子の端面の少くとも一辺を合せた
ことを特徴とする固体撮像装置。
【0059】
(付記項2−2) 前記固体撮像素子を搭載する基板端面と前記プリズムの端面の少くとも一面を合せた
ことを特徴とする付記項2−1に記載の固体撮像装置。
【0060】
一方、電子内視鏡先端に内蔵される撮像装置は小型化が重要視されている。さらに、高密度実装化が進められている。
【0061】
一般的には、撮像素子の電気信号を送信させるために、素子に接続させるフレキシブル基板を用い、配線パターンを設けさせ、限られたスペース内に電子部品を実装したりケーブルを配線したりするために、折り曲げたりしている。
【0062】
しかし、高密度化を狙うため、フレキシブル基板が大型化。特に、撮像装置の長さが長くなる。また、基板上の回路配線を折り曲げるため、断線のおそれがある。
【0063】
そこで、撮像装置の長さを短縮細径化させ、基板上の配線を断線させることのない固体撮像装置の実施の形態について説明する。
【0064】
図14ないし図16は撮像装置の長さを短縮細径化させ、基板上の配線の断線を防止することのできる固体撮像装置の一実施の形態に係わり、図14は固体撮像装置の構成を示す構成図、図15は図14の固体撮像素子のイメージエリアを説明する説明図、図16は図14のTABテープの構成を示す構成図である。
【0065】
図14(a)に示すように、内視鏡先端部内に設けられる固体撮像装置101には、対物光学系を構成する図示しないレンズ群を支持するためのレンズ枠102が設けられている。さらに、前記レンズ枠102の後端部にはフィルタ103が装着され、このフィルタ103には光学素子としてのプリズム104が接合状態で設けられ、対物光学系からの光軸を略直角に屈折するようになっている。そして、前記プリズム103によって屈折された光軸方向には、固体撮像素子105が設けられている。
【0066】
固体撮像素子105には、図15に示すように、左側を内視鏡先端かつ撮像装置先端とするとき、先端側にイメージエリア105aが設けられ、後端側にバンプランド106を配設されている。
【0067】
図14(a)に戻り、固体撮像素子105上のバンプランド106には、バンプ107を介して、フレキシブルな回路基板から成るTABテープ108の接続用端子109が接合させられており、フィルタ103とプリズム104を接合させたレンズ系を固体撮像素子105に接合させた構造になっている。
【0068】
TABテープ108上には、図16に示すように、電子部品110を配設させるための配線パターン111が施され、その裏面には、配線パターン111と電気的に接続されている信号線接続用導体ランド112が配設されている。
【0069】
また、バンプランド106と電気的に接続させるための接続用端子113が設けられ、配線パターン111を介して電子部品110に接続されている。
【0070】
固体撮像装置へ組み込むためにTABテープ108には、折り曲げ線114が設けてあり、それにより、TABテープ108は、折り曲げ部115、116及び平面部117から構成される。
【0071】
再び、図14(a)に戻り、バンプ接合されたTABテープ108を、接続用端子113の部分でプリズム104側へ折り曲げ、TABテープ108上の基板底部折り曲げ線118(図16参照)にて電子部品110の搭載面がプリズム104の斜面と略平行になるように、平面部117が配置される。
【0072】
このとき、TABテープ108上の電子部品110は、プリズム104とTABテープ108の間に設定される。
【0073】
図14(a)のC−C線断面である図14(b)に示すように、TABテープ108上の折り曲げ線114に沿ってTABテープ108を折り曲げ、プリズム104の側面に折り曲げ部115、116を配置させる。
【0074】
位置決め終了後、各構成部材を固定するために、接着剤119をプリズム104の斜面とTABテープ108の平面部117間の空間及びプリズム104の側面と折り曲げ部115、116との空間に、それぞれ塗布して固定させる。
【0075】
なお、接着剤119には、紫外線で硬化する紫外線硬化型の樹脂を用いる。
【0076】
接着剤119の硬化後、TABテープ108の裏面側の信号線接続用導体ランド112に信号線120を接続する。
【0077】
このように本実施の形態の構造では、固体撮像素子105上にTABテープ108を直接バンプ107を介して接続するため,従来、固体撮像素子を支持・固定するために必要な基板が不要となることから小型化され細径化ができる。
【0078】
また、バンプ107と接続用端子113との接続後の接続用端子113の折り曲げは、一般的に行われている配線パターンを設けたフレキシブル基板を撮像装置をなるべく小型化させるための折り返し作業等によるパターンへのダメージに対しては、軽減されパターン断線が防止される。
【0079】
[付記]
(付記項3−1) 内視鏡の先端に設けられ、プリズムを含む対物光学系と固体撮像素子を内蔵する固体撮像装置において、
前記固体撮像素子上の受光部後方にボンディングパッド列を配設させ、駆動用電子部品を実装したフレキシブル基板上の配線を前記パッド列に電気接続し、
前記フレキシブル基板を前記固体撮像素子上の受光部側へ折り曲げるとともに、前記プリズム側面へ前記フレキシブル基板の余剰部分を折り曲げ接着させ、
信号線を前記フレキシブル基板後方の上方に接続させた
ことを特徴とする固体撮像装置。
【0080】
(付記項3−2) 前記フレキシブル基板上の前記電子部品は、前記プリズムと前記フレキシブル基板との間に配設される
ことを特徴とする付記項3−1に記載の固体撮像装置。
【0081】
さて、上述した各実施の形態の固体撮像装置は、例えば内視鏡の先端部内に配置される。
【0082】
すなわち、図17に示すように、内視鏡151の先端部には固体撮像装置152があり、内視鏡151の挿入部153及びユニバーサルケーブル154内を挿通する信号線155によって後方のシステムに接続されている。
【0083】
信号線155には、放射される電磁波を妨害させるために、第1のシールド156を被せる。
【0084】
ユニバーサルケーブル154内には、例えば電気メス使用による患者の感電を防止させるために内視鏡内の電位を等しくさせるようにグランド線157が配設されており、ユニバーサルケーブル154の基端に設けられるコネクタ部154aには、グランド線157が接続された端子158が設けられている。
【0085】
図17の第1の電気結線図である図18に示すように、通常使用時においては、固体撮像装置152内の固体撮像素子160の信号は、信号線155の中の芯線161を経由してビデオプロセッサ162内の回路基板163に接続されている。
【0086】
信号線155の中には、多数の芯線161が存在しており、種々の駆動周波数を持つ信号が各芯線161に流れており、信号線から放射されるノイズによる干渉が考えられるため、第2のシールド164を各芯線161に被せ同軸ケーブルとしている。つまり、芯線161と第2のシールド164により同軸線165を構成し、多数合せて信号線155を形成している。ここで、各同軸線165で第2のシールド164によりシールドされているものの、漏れるノイズもあるため、さらに第3のシールド166により被われている。
【0087】
なお、第2のシールド164と第3のシールド166には、ノイズが乗っているため、システムの信号系に影響を及ぼさないようにグランド167に接続し、ノイズを逃がしている。
【0088】
また、第2のシールド164、第3のシールド166でも抑えきれないノイズもあるため、上述したように、信号線155外周に第1のシールド156を被せており、切り換え部168を介してグランド167に接続させ、ノイズの放射を抑えている。
【0089】
なお、図17の第2の電気結線図である図19に示すように、電気メス使用時には、切り換え部168をOPENにする。
【0090】
次に、ここで、切り換え部168の開閉構造について説明する。
【0091】
図20に示すように、切り換え部168の開閉動作を端子158で行わせる。詳細には、端子158は、中心線周囲に開口部171を設け、端子頭部172にはねじが切られており、コネクタ部154aに埋設させている。
【0092】
開口部171には、絶縁部材173を嵌挿させられ、開口部171に挿入させる接触棒174の接触棒頭部175に端子頭部172と同方向にねじが切られている。例えば、端子頭部172には右ねじ、接触棒頭部175には右ねじが切られている。
【0093】
接触面190と端子158の間には弾性部材176が介在している。
【0094】
また、接触棒174の抜け止めのために固定用カバー177を設け、これには、接触部178を組み込み、接触部178にはグランド線157を接続させる。
【0095】
開口部171へ挿通させた接触棒174を押し上げるように固定用カバー177を端子158に固定させるようになっている。
【0096】
端子頭部172に接続させる、電気メス側のコネクト部分では、図21に示すように、口金180の口金内開口部181には端子頭部172と同方向のねじを切る。口金内開口部181内に口金内突起部182を設け突起内開口部183に接触棒頭部175と同方向のねじを切る。さらに、口金180は電気メス接続コード184と電気的に接続させて構成される。
【0097】
そして、図22に示すように、電気メス使用時に、口金180を端子頭部172に取り付ける。取り付けは、口金内開口部181のねじ部と同方向の端子頭部172のねじ部を螺合させる。螺合させていくと、突起内開口部183のねじ部が接触棒頭部175と螺合される。
【0098】
口金内開口部181のねじ部と方向なので、ねじ込まれていくと突起内開口部183のねじ部により接触棒頭部175のねじ部がかみ合っていき、口金180は下方へ、接触棒174は上方へと動く。
【0099】
この動きにより、図22に示すごとく、接触面190と接触面191にはクリアランス192が発生し、電気的に非導通となる。
【0100】
このように図18の状態では、信号線155からの放射ノイズがグランド167に逃がされるため不要輻射ノイズは低減される。
【0101】
さらに、図19に示した電気メス使用時には、スコープGNDに対して外表面は浮くことになるので感電を防止させる回路となり安全である。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の固体撮像装置によれば、固体撮像素子と可撓性基板、及び可撓性基板と剛性基板とを各々電気的に接続するので、実装後の検査を簡略化し、小型化をはかることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る内視鏡先端部の構成を示す構成図
【図2】図1の撮像部に装着する前の固体撮像素子を実装した可撓性基板の構成を示す構成図
【図3】図2の可撓性基板を搭載する前の剛性基板の構成を示す構成図
【図4】図2の可撓性基板を搭載した後の剛性基板の構成を示す構成図
【図5】図2の可撓性基板の第1の変形例の形状を示す図
【図6】図2の可撓性基板の第2の変形例の形状を示す図
【図7】プリズムとイメージエリアとの位置合せを容易に行うことのできる固体撮像装置の一実施の形態に係る内視鏡先端部の構成を示す構成図
【図8】図7の固体撮像素子のイメージエリアを説明する説明図
【図9】図7のA−A線断面を示す断面図
【図10】図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第1の説明図
【図11】図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第2の説明図
【図12】図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第3の説明図
【図13】図7のプリズムの先端部と固体撮像素子の先端部の位置合せ等を説明する第4の説明図
【図14】撮像装置の長さを短縮細径化させ基板上の配線の断線を防止することのできる固体撮像装置の一実施の形態に係る固体撮像装置の構成を示す構成図
【図15】図14の固体撮像素子のイメージエリアを説明する説明図
【図16】図14のTABテープの構成を示す構成図
【図17】各実施の形態の固体撮像装置を備えた内視鏡装置の構成を示す構成図
【図18】図17の内視鏡装置の通常使用時の電気結線を示す第1の電気結線図
【図19】図17の内視鏡装置の電気メス使用時の電気結線を示す第2の電気結線図
【図20】図17の端子の構成を示す構成図
【図21】図19の端子が接続される電気メス側のコネクト部分の構成を示す構成図
【図22】図19の端子と図20のコネクト部分の接続を説明する説明図
【図23】従来の固体撮像素子を実装した基板の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…内視鏡
2…ライトガイド
3…対物光学系
4…撮像部
5…固体撮像装置
6…レンズ群
7…レンズ枠
8…先端構成部材
9…取り付け穴
10…固定ねじ
11…スペーサ
12…フィルタ
13…プリズム
14…固体撮像素子
15…可撓性基板
16…剛性基板
17…信号線接続用導体ランド
18…信号線
21…突出部
22…検査用パッド
23…配線パターン
24…第1の導体パッド
25…ベアチップ搭載部
26…スルーホール
27…第2の導体パッド
31…電子部品搭載用ランド
32…信号線接続用導体ランド
33…バンプランド
34…内部配線
41…電子部品
42…バンプ
43…ボンディングワイヤ
44…配線部封止樹脂
45…固定用封止樹脂

Claims (1)

  1. 第1の回路パターンを備えた剛性基板と
    固体撮像素子を備え、前記剛性基板からはみ出す突出部を有する可撓性基板と
    前記固体撮像素子の検査用端子として前記突出部に設けられた検査用パッドと、
    前記可撓性基板に設けられ、前記検査用パッドに接続された第2の回路パターンと、
    導電性を備え、前記第2の回路パターンに接続されたスルーホールと、
    前記固体撮像素子に設けた端子と、
    前記第1の回路パターンと前記スルーホールを導通させるバンプ接合部、および前記端子と前記スルーホールを導通させるボンディングワイヤからなる接続手段と、
    を具備したことを特徴とする固体撮像装置。
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